JP2014190732A - 光ファイバ振動センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストでありながら検知可能な範囲が広範囲である光ファイバ振動センサを提供する。
【解決手段】フェンス11に沿って所定の間隔で設置された2つ以上の中継箱12と、中継箱12のそれぞれから引き出されてフェンス11に沿って所定の範囲毎に敷設されると共に終端が終端箱13に収納されたセンサケーブル14と、センサケーブル14のそれぞれに光を出力すると共にセンサケーブル14のそれぞれからの光を入力して、センサケーブル14のそれぞれに加わる振動を感知するサニャック干渉系を用いたセンサ本体15と、中継箱12のそれぞれとセンサ本体15との間で光を伝搬する光ファイバケーブル16と、センサ本体15に電力を供給する電源17と、センサ本体15と電源17とを電気的に接続する電源ライン18と、を備えている光ファイバ振動センサ10である。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバに加わる振動によって生じる光の位相差から侵入者を検知する侵入検知センサ等に用いられるサニャック干渉型の光ファイバ振動センサに関する。
空港、港湾、及び発電所等の重要施設、又は多くの人が集まる公共施設等では、悪意を持った者等の侵入を防止するために、施設の周囲にフェンスが張り巡らされていることが多い。フェンスは侵入を抑止することには役立つものの、フェンスを越えて侵入されてしまった場合に備えて何等かの手段を講じておく必要がある。
その手段の一つとして、フェンスに侵入検知センサを設置しておき、侵入検知センサによって侵入又はその予兆が検知された場合に警備員等を現場に急行させて侵入を阻止したり侵入者を保護したりすることが考えられる。
侵入検知センサとしては、フェンスに沿って敷設された光ファイバに加わる振動によって生じる光の位相差から侵入者を検知するサニャック干渉型の光ファイバ振動センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図3に示すように、従来技術に係る光ファイバ振動センサ30は、外力が加えられると振動を生ずるフェンス31に沿って所定の間隔で設置された1つ以上の収納箱32と、1つ以上の収納箱32のそれぞれから引き出されてフェンス31に沿って所定の範囲毎に敷設されると共に終端が終端箱33に収納された1つ以上のセンサケーブル34と、1つ以上の収納箱32のそれぞれに電力を供給する電源35と、1つ以上の収納箱32のそれぞれと電源35とを電気的に接続する電源ライン36と、を備えている。
図4に示すように、収納箱32には、所定の波長(例えば、850nm帯)の光L1を発光する光源37と、干渉光L2を受光する受光器38と、光の分岐又は結合を行う第1の光カプラ39と、光を直線偏光とする偏光子40と、光の分岐又は結合を行う第2の光カプラ41と、光の位相を変調する位相変調器42と、センサケーブル34に光を出力すると共にセンサケーブル34からの光を入力するための2つの入出力ポート43、44と、光源37、受光器38、及び位相変調器42の信号を処理する信号処理ユニット45と、が収納又は搭載されている。
また、センサケーブル34は、光ファイバ46を終端箱33の内部で折り返してループ状とした光ファイバループ47を備えている。光ファイバループ47の一端は入出力ポート43に光学的に接続されており、光ファイバループ47の他端は入出力ポート44に光学的に接続されている。
この光ファイバ振動センサ30では、光源37からの光L1を偏光子40により直線偏光とし、偏光子40からの光L1を第2の光カプラ41により時計回り光LCW(CW;ClockWise)と反時計回り光LCCW(CCW;CounterClockWise)とに分岐する。
そして、第2の光カプラ41からの時計回り光LCWを入出力ポート43から光ファイバループ47の一端に出力すると共に、第2の光カプラ41からの反時計回り光LCCWの位相を位相変調器42により変調した後、その反時計回り光LCCWを入出力ポート44から光ファイバループ47の他端に出力する。
光ファイバループ47では、入出力ポート43からの時計回り光LCWと入出力ポート44からの反時計回り光LCCWとを互いに逆方向に伝搬させた後、時計回り光LCWを入出力ポート44に入力し、反時計回り光LCCWを入出力ポート43に入力する。
入出力ポート44からの時計回り光LCWと入出力ポート43からの反時計回り光LCCWとを第2の光カプラ41により干渉させて干渉光L2とし、その干渉光L2を受光器38により受光する。
このとき、光ファイバループ47に振動が加えられていた場合には、光ファイバループ47を伝搬する時計回り光LCWと反時計回り光LCCWとの間で位相差が生じるため、受光器38により受光した干渉光L2の光強度が変化することになる。
光強度の変化を信号処理ユニット45により検出することで、光ファイバループ47に振動が加えられたことを検知し、侵入又はその予兆を検知することができる。この際、信号処理ユニット45では、風等の自然現象によるフェンス31の振動を侵入又はその予兆として検知しないように所定の信号処理がなされる。
特開2010−85320号公報
しかしながら、光ファイバ振動センサ30では、所定の間隔で設置された2つ以上の収納箱32のそれぞれに電力を供給するために、2つ以上の収納箱32のそれぞれに対して1つずつ電源35を設置するか、又は1つの電源35と2つ以上の収納箱32のそれぞれとの間で長距離に亘って電源ライン36を敷設する必要があり、これがコストの上昇を招いていた。
また、1つの電源35から電源ライン36によって電力を供給することのできる範囲も限られているため、光ファイバ振動センサ30で検知可能な範囲は数百メートル程度と狭かった。
そこで、本発明の目的は、低コストでありながら検知可能な範囲が広範囲である光ファイバ振動センサを提供することにある。
この目的を達成するために創案された本発明は、外力が加えられると振動を生ずるフェンスに沿って所定の間隔で設置された2つ以上の中継箱と、前記中継箱のそれぞれから引き出されて前記フェンスに沿って所定の範囲毎に敷設されると共に終端が終端箱に収納されたセンサケーブルと、前記センサケーブルのそれぞれに光を出力すると共に前記センサケーブルのそれぞれからの光を入力して、前記センサケーブルのそれぞれに加わる振動を感知するサニャック干渉系を用いたセンサ本体と、前記中継箱のそれぞれと前記センサ本体との間で光を伝搬する光ファイバケーブルと、前記センサ本体に電力を供給する電源と、前記センサ本体と前記電源とを電気的に接続する電源ラインと、を備えている光ファイバ振動センサである。
前記センサケーブルは、光ファイバを前記終端箱の内部で折り返してループ状とした光ファイバループを備えており、前記光ファイバループは、端部同士が光カプラにより光学的に接続されており、前記光カプラは、前記中継箱に収納されると共に前記光ファイバケーブルを介して前記センサ本体に光学的に接続されていると良い。
2つ以上の前記光ファイバケーブルは、多芯光ファイバケーブルとして纏められていると良い。
前記センサ本体は、所定の波長の光を発光する1つ以上の光源と、光を受光する1つ以上の受光器と、前記光源からの光経路と前記受光器からの光経路とを結合する1つ以上の光カプラと、前記光カプラに光学的に接続された1つ以上の偏光子と、前記偏光子に光学的に接続された1つ以上の入出力ポートと、前記光源や前記受光器の信号を処理する信号処理ユニットと、を備えていると良い。
本発明によれば、低コストでありながら検知可能な範囲が広範囲である光ファイバ振動センサを提供することができる。
本発明に係る光ファイバ振動センサを示す全体図である。 本発明に係る光ファイバ振動センサを示す詳細図である。 従来技術に係る光ファイバ振動センサを示す全体図である。 従来技術に係る光ファイバ振動センサを示す詳細図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る光ファイバ振動センサ10は、外力が加えられると振動を生ずるフェンス11に沿って所定の間隔で設置された2つ以上の中継箱12と、中継箱12のそれぞれから引き出されてフェンス11に沿って所定の範囲毎に敷設されると共に終端が終端箱13に収納されたセンサケーブル14と、センサケーブル14のそれぞれに光を出力すると共にセンサケーブル14のそれぞれからの光を入力して、センサケーブル14のそれぞれに加わる振動を感知するサニャック干渉系を用いたセンサ本体15と、中継箱12のそれぞれとセンサ本体15との間で光を伝搬する光ファイバケーブル16と、センサ本体15に電力を供給する電源17と、センサ本体15と電源17とを電気的に接続する電源ライン18と、を備えていることを特徴とする。
フェンス11は、揺すられたりよじ登られたりして加えられた外力により振動を生ずる柔軟性のある構造となっており、一般的には網目状の柵として良く知られているものが挙げられる。即ち、外力が加えられても何ら変形せずに振動を伝達しないような強硬な構造物は除かれる。
中継箱12は、現実に箱型のものに限定されず、後述する光ファイバループ20の始点となる部分を指している。図では、一例として、後述する第2の光カプラ21を保護するために、これを収納する箱型のものを描いている。
終端箱13は、現実に箱型のものに限定されず、後述する光ファイバループ20の折り返し点となる部分を指している。図では、一例として、光ファイバループ20の折り返し点を保護すると共に折り返し点の曲げ径を大きく(例えば、φ60mm以上に)して曲げ損失を低減するために、折り返し点を余裕を持って収納する箱型のものを描いている。
図2に示すように、センサケーブル14は、光ファイバ19を終端箱13の内部で折り返してループ状とした光ファイバループ20を備えており、光ファイバループ20は、端部同士が光カプラ(第2の光カプラ)21により光学的に接続されており、第2の光カプラ21は、中継箱12に収納されると共に光ファイバケーブル16を介してセンサ本体15に光学的に接続されている。
光ファイバ19としてシングルモード光ファイバ(Single Mode Fiber;SMF)を用いた場合には、互いに直交すると共に伝搬定数の僅かに異なる2つの固有偏光モードが伝搬されることになるので、光ファイバ19に加えられる応力によりモード変換が発生し、このモード変換による干渉雑音が発生してしまう。
これに対して、光ファイバ19として偏波面保存光ファイバ(Polarization Maintaining Fiber;PMF)を用いた場合には、応力が加えられても偏波面が回転せず干渉雑音の発生を避けることが可能となるので、光ファイバ19としては、偏波面保存光ファイバを用いることが好ましい。
光ファイバループ20は、振動が加えられていない通常時に時計回り経路CCWと反時計回り経路CCCWとが同一の軌跡となるように、チューブ状の外皮22に包まれてセンサケーブル14とされている。外皮22は、フェンス11からの振動を効率良く光ファイバループ20に伝達するために、可撓性に優れた材料からなることが好ましい。
ここでは、便宜的に光ファイバループ20の経路を始点から折り返し点までの2つの経路に分け、時計回り光LCWが光ファイバループ20の始点から折り返し点の方向に伝搬される経路を時計回り経路CCWとし、反時計回り光LCCWが光ファイバループ20の始点から折り返し点の方向に伝搬される経路を反時計回り経路CCCWとする。
第2の光カプラ21としては、1入力2出力(又は2入力1出力)の光ファイバカプラを用いる。この光ファイバカプラを構成する光ファイバとしては、前述した理由から、偏波面保存光ファイバを用いることが好ましい。
第2の光カプラ21は、第1のポートが光ファイバケーブル16に光学的に接続されており、第2のポートが光ファイバループ20の一端に光学的に接続されており、第3のポートが光ファイバループ20の他端に光学的に接続されている。そのため、第2の光カプラ21によって光ファイバループ20が閉じられている。
センサ本体15は、所定の波長(例えば、1.3μm帯又は1.5μm帯)の光L1を発光する1つ以上の光源23と、干渉光L2を受光する1つ以上の受光器24と、光源23からの光経路と受光器24からの光経路とを結合する1つ以上の光カプラ(第1の光カプラ)25と、第1の光カプラ25に光学的に接続された1つ以上の偏光子26と、偏光子26に光学的に接続された1つ以上の入出力ポート27と、光源23や受光器24の信号を処理する信号処理ユニット28と、を備えている。
光源23としては、レーザダイオード(Laser Diode;LD)と発光ダイオード(Light Emitting Diode;LED)の特性を併せ持つスーパールミネッセントダイオード(Super Luminescent Diode;SLD)を用いることが好ましい。
スーパールミネッセントダイオードからの光L1は、単色性が弱くレーザ光のように干渉することが殆ど無いので、光ファイバループ20からの戻り光とレイリー散乱光とが干渉して発生する干渉雑音を低減することが可能となるからである。
受光器24としては、フォトダイオード(PhotoDiode;PD)等を用いることができる。
第1の光カプラ25としては、1入力2出力(又は2入力1出力)の光ファイバカプラを用いる。この光ファイバカプラを構成する光ファイバとしては、前述した理由から、偏波面保存光ファイバを用いることが好ましい。
第1の光カプラ25は、第1のポートが光源23に光学的に接続されており、第2のポートが受光器24に光学的に接続されており、第3のポートが偏光子26に光学的に接続されている。
偏光子26は、コアの複屈折率が大きな光ファイバをコイル状にしたファイバ型の偏光子であり、光源23からの光L1(通常は、円偏光又は楕円偏光)を直線偏光とするものである。
入出力ポート27は、偏光子26と光ファイバケーブル16とを光学的に接続するポートである。
これらの光源23、受光器24、第1の光カプラ25、偏光子26、及び入出力ポート27は、敷設するセンサケーブル14の数に応じて搭載されている。即ち、1つのセンサケーブル14に対して1組の受光器24、第1の光カプラ25、偏光子26、及び入出力ポート27が必要となる。
但し、センサケーブル14の数が少なく、1つの光源23からの光L1を分岐させて各センサケーブル14に出力しても光強度が十分に確保できる場合等には、構成の一部を共通化して部品数の削減を図ることができる。
信号処理ユニット28は、全ての光源23や受光器24と共通且つ電気的に接続されており、光源23の駆動や受光器24からの信号の処理及びその結果(振動波形や振動の強度等)の出力等を行うものである。
具体的な処理としては、受光器24からの信号に基づいて、光ファイバループ20を互いに逆方向に伝搬した時計回り光LCWと反時計回り光LCCWとの間の位相差を検出して、フェンス11における振動の発生を検知し、その振動が侵入によるものであると判断された場合に音や光等で警告を発する手段(図示せず)に信号を出力する処理が挙げられる。
フェンス11における振動が侵入によるものであるか否かの判断は、例えば、振動波形をフーリエ変換し、周波数特性から振動の要因を分析して判断すれば良い。これにより、風等の自然現象による振動であるのか、侵入による振動であるのかを推定することができ、侵入による振動である場合のみ警告を発し、不必要な警告を防止することが可能となる。
光ファイバケーブル16は、入出力ポート27と第2の光カプラ21との間に光学的に接続されており、中継箱12とセンサ本体15との間で光源23からの光L1や第2の光カプラ21からの干渉光L2を伝搬するものである。センサケーブル14が複数ある場合には、全ての光ファイバケーブル16を多芯光ファイバケーブルとして纏めて敷設性を向上させることが好ましい。
電源17は、センサ本体15の近傍に設置され、センサ本体15の光源23や信号処理ユニット28を駆動するために、電源ライン18を介してセンサ本体15に電力を供給するものである。
次に、光ファイバ振動センサ10の動作について説明する。
この光ファイバ振動センサ10では、光源23からの光L1を偏光子26により直線偏光とし、偏光子26からの光L1を入出力ポート27から光ファイバケーブル16に出力し、光ファイバケーブル16を介して伝搬された光L1を第2の光カプラ21により時計回り光LCWと反時計回り光LCCWとに分岐する。
そして、第2の光カプラ21からの時計回り光LCWを光ファイバループ20の一端、即ち時計回り経路CCWに出力すると共に、第2の光カプラ21からの反時計回り光LCCWを光ファイバループ20の他端、即ち反時計回り経路CCCWに出力する。
光ファイバループ20では、第2の光カプラ21からの時計回り光LCWと第2の光カプラ21からの反時計回り光LCCWとを互いに逆方向に伝搬させた後、時計回り光LCWと反時計回り光LCCWとを再び第2の光カプラ21に出力する。
第2の光カプラ21では、光ファイバループ20からの時計回り光LCWと光ファイバループ20からの反時計回り光LCCWとを干渉させて干渉光L2とし、その干渉光L2を受光器24に出力する。
このとき、光ファイバループ20に振動が加えられていた場合には、光ファイバループ20を伝搬する時計回り光LCWと反時計回り光LCCWとの間で位相差が生じるため、受光器24により受光した干渉光L2の光強度が変化することになる。
光強度の変化を信号処理ユニット28により検出することで、光ファイバループ20に振動が加えられたことを検知し、侵入又はその予兆を検知することができる。この際、信号処理ユニット28では、風等の自然現象によるフェンスの振動を侵入又はその予兆として検知しないように所定の信号処理がなされる。
これまで説明してきたように、本実施の形態に係る光ファイバ振動センサ10によれば、従来技術に係る光ファイバ振動センサ30の収納箱32に相当するセンサ本体15が1つだけしか存在せず、その1つのセンサ本体15のみに電源17からの電力を供給すれば良いので、長距離に亘って電源ライン18を敷設する必要が無く、低コスト化を図ることができる。
また、本実施の形態に係る光ファイバ振動センサ10によれば、光ファイバケーブル16を長距離に亘って敷設することになるが、光ファイバケーブル16は電源ライン18とは異なり、長距離に亘って光を伝搬しても損失がそれほど多くなる訳では無いので、少なくとも数キロメートルから数十キロメートルまでは十分に光を伝搬することができる。そのため、光ファイバ振動センサ10によって振動を検知可能な範囲を従来技術に係る光ファイバ振動センサ30に比べて大幅に広げることが可能となる。
以上の通り、本発明によれば、低コストでありながら検知可能な範囲が広範囲である光ファイバ振動センサ10を提供することができる。
10 光ファイバ振動センサ
11 フェンス
12 中継箱
13 終端箱
14 センサケーブル
15 センサ本体
16 光ファイバケーブル
17 電源
18 電源ライン
19 光ファイバ
20 光ファイバループ
21 第2の光カプラ
22 外皮
23 光源
24 受光器
25 第1の光カプラ
26 偏光子
27 入出力ポート
28 信号処理ユニット

Claims (4)

  1. 外力が加えられると振動を生ずるフェンスに沿って所定の間隔で設置された2つ以上の中継箱と、
    前記中継箱のそれぞれから引き出されて前記フェンスに沿って所定の範囲毎に敷設されると共に終端が終端箱に収納されたセンサケーブルと、
    前記センサケーブルのそれぞれに光を出力すると共に前記センサケーブルのそれぞれからの光を入力して、前記センサケーブルのそれぞれに加わる振動を感知するサニャック干渉系を用いたセンサ本体と、
    前記中継箱のそれぞれと前記センサ本体との間で光を伝搬する光ファイバケーブルと、
    前記センサ本体に電力を供給する電源と、
    前記センサ本体と前記電源とを電気的に接続する電源ラインと、
    を備えていることを特徴とする光ファイバ振動センサ。
  2. 前記センサケーブルは、光ファイバを前記終端箱の内部で折り返してループ状とした光ファイバループを備えており、
    前記光ファイバループは、端部同士が光カプラにより光学的に接続されており、
    前記光カプラは、前記中継箱に収納されると共に前記光ファイバケーブルを介して前記センサ本体に光学的に接続されている請求項1に記載の光ファイバ振動センサ。
  3. 2つ以上の前記光ファイバケーブルは、多芯光ファイバケーブルとして纏められている請求項1又は2に記載の光ファイバ振動センサ。
  4. 前記センサ本体は、
    所定の波長の光を発光する1つ以上の光源と、
    干渉光を受光する1つ以上の受光器と、
    前記光源からの光経路と前記受光器からの光経路とを結合する1つ以上の光カプラと、
    前記光カプラに光学的に接続された1つ以上の偏光子と、
    前記偏光子に光学的に接続された1つ以上の入出力ポートと、
    前記光源や前記受光器の信号を処理する信号処理ユニットと、
    を備えている請求項1から3の何れか一項に記載の光ファイバ振動センサ。
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