JP2014190726A - 地図画像提供装置、地図画像提供方法、地図画像提供システム、および、経路案内システム - Google Patents

地図画像提供装置、地図画像提供方法、地図画像提供システム、および、経路案内システム Download PDF

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Abstract

【課題】地図データに基づいて地図表示させる場所の発展度を推定し、初期表示の際の地図画像の縮尺を決定する。
【解決手段】地図画像を提供する地図画像提供装置は、地図画像の表示に用いられる地図データを記憶する地図データ記憶部と、場所を特定するための場所特定情報に基づいて取得された場所を含む所定の範囲の地図データを解析することによって地図データの情報量を求め、求めた地図データの情報量に応じて地図画像の縮尺を決定する決定部とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、地図画像を提供する技術に関する。
地図表示させる場所の発展度に応じて、初期表示の際の地図画像の縮尺を決定可能な地図画像提供装置が知られている。例えば、特許文献1に記載された技術では、地図表示させる場所の住所が政令指定都市であるか否か、地図表示させる場所が駅周辺であるか否か、地図表示させる場所が利用者の現在位置の住所の近傍であるか否か、等の条件に基づいて、地図表示させる場所の発展度(地図の密集度)を推定し、地図画像の縮尺を決定している。
特開2003−28653号公報
特許文献1に記載された技術では、住所を用いた判定や、実際の地図画像から駅の場所等を特定しての判定を実施している。このため、特許文献1に記載された技術では、処理が煩雑になり、システムに掛かる処理負荷が増大するという課題があった。
このため、地図データに基づいて地図表示させる場所の発展度(地図の密集度)を推定し、初期表示の際の地図画像の縮尺を決定可能な地図画像提供装置が求められていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、地図画像を提供する地図画像提供装置が提供される。この地図画像提供装置は;前記地図画像の表示に用いられる地図データを記憶する地図データ記憶部と;場所を特定するための場所特定情報に基づいて取得された前記場所を含む所定の範囲の前記地図データを解析することによって前記地図データの情報量を求め、求めた前記地図データの情報量に応じて前記地図画像の縮尺を決定する決定部と、を備える。この形態の地図画像提供装置によれば、決定部は、場所特定情報によって特定された場所を含む所定の範囲の地図データを解析することで地図データの情報量を求め、求めた地図データの情報量に応じて地図画像の縮尺を決定する。発展度が高い都心部では、詳細な縮尺の地図画像にも多くの道路や建物等の情報が含まれているため、地図データの情報量は多くなる。一方、発展度が低い過疎部では、詳細な縮尺の地図画像には道路や建物等の情報が殆ど含まれていないため、地図データの情報量は少なくなる。このように、地図データの情報量と、発展度(地図の密集度)とは比例関係にあり、地図データを解析することで得られる地図データの情報量は、地図データに基づいて推定される発展度に相当する。従って、この形態の地図画像提供装置によれば、決定部は、地図データに基づいて地図表示させる場所の発展度を推定し、地図画像の縮尺を決定することができる。
(2)上記形態の地図画像提供装置において;前記決定部は;前記取得された地図データがラスタ形式である場合、前記取得された地図データに対応する画像ファイルのファイルサイズから前記情報量を求め;前記取得された地図データがベクタ形式である場合、前記取得された地図データに含まれる描画オブジェクトの数から前記情報量を求めてもよい。この形態の地図画像提供装置によれば、決定部は、取得された地図データがラスタ形式である場合は画像ファイルのファイルサイズから情報量を求める。ラスタ形式において、画像ファイルは、地図データ記憶部に記憶されているデータそのものであるため、このようにすれば、決定部における処理が簡潔であり、処理負荷が軽い。また、決定部は、取得された地図データがベクタ形式である場合は描画オブジェクトの数から情報量を求める。ベクタ形式において、描画オブジェクトは、地図データ記憶部に記憶されているデータそのものであるため、このようにすれば、決定部における処理が簡潔であり、処理負荷が軽い。また、決定部は、地図データの形式(ラスタ形式かベクタ形式か)に応じて地図データの情報量の求め方を変えるため、地図データの形式に合わせた簡便な方法を採用することができる。
(3)上記形態の地図画像提供装置において;前記決定部は、前記地図データ記憶部から、最も縮尺の小さな地図画像に対応した前記地図データを取得してもよい。この形態の地図画像提供装置によれば、決定部は、最も縮尺の小さな地図画像に対応した地図データを取得して、地図データの情報量を求める。発展度(地図の密集度)に応じた地図データの情報量の相違は、縮尺の小さな地図画像であるほど顕著である。従って、このようにすれば、決定部は、発展度に応じた地図データの情報量の相違が最も顕著に表われる地図画像に対応した地図データを用いて地図データの情報量を求めることができる。
(4)上記形態の地図画像提供装置において;前記決定部は、前記情報量が所定の閾値以上である場合は、前記地図画像の縮尺を第1の縮尺とし、前記情報量が所定の閾値より小さい場合は、前記地図画像の縮尺を、前記第1の縮尺よりも大きな第2の縮尺としてもよい。この形態の地図画像提供装置によれば、決定部は、所定の閾値を用いて、情報量が多い場合は地図画像の縮尺を第1の縮尺(詳細)とし、情報量が少ない場合は地図画像の縮尺を第2の縮尺(広域)とすることができる。
(5)上記形態の地図画像提供装置において;前記決定部は、前記情報量に演算を加えて前記縮尺を決定してもよい。この形態の地図画像提供装置によれば、決定部は、求めた地図データの情報量に演算を加えることで、地図画像の縮尺を決定することができる。この結果、決定部は、地図データの情報量に応じて、きめ細かく縮尺を決定することができる。
(6)上記形態の地図画像提供装置では、さらに;前記地図データ記憶部から、前記決定部によって決定された前記縮尺に対応し、かつ、前記場所特定情報で特定される前記場所を含む所定の範囲の地図データを取得し、取得した前記地図データを外部へ送信する制御部を備えてもよい。この形態の地図画像提供装置によれば、制御部は、決定部によって決定された縮尺に対応した地図画像を外部へ送信することができる。
(7)本発明の一形態によれば、地図画像表示システムが提供される。この地図画像表示システムは;地図画像の表示に用いられる地図データを記憶する地図データ記憶部と;場所を特定するための場所特定情報に基づいて取得された前記場所を含む所定の範囲の前記地図データを解析することによって前記地図データの情報量を求め、求めた前記地図データの情報量に応じて前記地図画像の縮尺を決定する決定部と;前記地図データ記憶部から、決定された前記縮尺に対応し、かつ、前記場所特定情報で特定される前記場所を含む所定の範囲の地図データを取得する制御部と;前記地図画像表示システムの利用者に対して、取得された前記地図データに基づいた前記地図画像を提示する案内部と、を備える。この形態によれば、利用者に対して地図画像を提示する地図画像表示システムにおいて、地図データに基づいて地図表示させる場所の発展度を推定し、初期表示の際の地図画像の縮尺を決定することができる。
(8)本発明の一形態によれば、経路案内システムが提供される。この経路案内システムは;地図画像の表示に用いられる地図データを記憶する地図データ記憶部と;出発地と、目的地とを取得する起終点取得部と;前記出発地から前記目的地までの経路を探索する経路探索部と;前記出発地と前記目的地とのいずれか一方の場所を含む所定の範囲の前記地図データを解析することによって前記地図データの情報量を求め、求めた前記地図データの情報量に応じて前記地図画像の縮尺を決定する決定部と;前記地図データ記憶部から、決定された前記縮尺に対応し、かつ、前記出発地と前記目的地とのいずれか一方の場所を含む所定の範囲の地図データを取得する制御部と;前記経路案内システムの利用者に対して、取得された前記地図データに基づいた前記地図画像を提示すると共に、探索された前記経路を案内する案内部と、を備える。この形態によれば、利用者に対して地図画像を提示して経路を案内する経路案内システムにおいて、地図データに基づいて地図表示させる場所の発展度を推定し、初期表示の際の地図画像の縮尺を決定することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、地図画像提供装置、地図画像提供方法、地図画像提供システム、地図画像提供装置の機能を含んだ経路案内装置、経路案内方法、経路案内システム、地図画像提供装置の機能を含んだ地図画像表示システム、地図画像表示方法、地図画像表示システム、これらの方法、装置またはシステムの機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
経路案内システムの概略構成を示す説明図である。 ラスタ形式とベクタ形式とを説明するための説明図である。 ラスタ形式の地図データについて説明するための説明図である。 ベクタ形式の地図データについて説明するための説明図である。 縮尺決定処理の手順を示すフローチャートである。 他の縮尺決定処理の手順を示すフローチャートである。
A.実施形態:
A−1.システムの概略構成:
図1は、経路案内システムの概略構成を示す説明図である。経路案内システム1000は、利用者に対して、出発地から目的地までの経路を案内するナビゲーションシステムである。経路案内システム1000は、本発明の一実施形態としての地図サーバ10と、携帯端末20と、経路探索サーバ30とを含んでいる。地図サーバ10と、携帯端末20と、経路探索サーバ30とは、互いにインターネットINTによって接続されている。携帯端末20は、通信キャリアBSを介して無線によってインターネットINTに接続可能である。なお、通信キャリアBSは、送受信アンテナ、無線基地局、交換局等を通じて、携帯端末20への接続サービスを提供する。
本実施形態の携帯端末20は、スマートフォンである。携帯端末20は、現在位置取得部210と、タッチパネル220と、外部記憶装置230と、CPU240と、無線通信回路260と、音声出力部270と、ROM280と、RAM290と、を備えている。
現在位置取得部210は、例えば、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)を構成する人工衛星から送信された電波を受信する装置である。なお、現在位置取得部210は、GPS以外の測位システムを用いることもできる。また、現在位置取得部210は、GPSに代えて、通信中の通信キャリアBSの位置から携帯端末20のおおよその位置を特定することとしてもよい。
タッチパネル220は、表示部と入力部とを含む。表示部は、例えば、480画素×640画素(VGA)の解像度を有する液晶ディスプレイを採用することができる。表示部は、液晶ディスプレイに限らず、有機ELディスプレイなど、種々の表示装置を採用することが可能である。入力部は、指やタッチペンによる押圧を検知し、押圧された位置を表す電気信号を主制御部241に対して出力する。本実施形態では、入力部としてタッチパネルを採用している。タッチパネルは、液晶ディスプレイの画像表示面の全体に亘って配置されている。この結果、携帯端末20の利用者(補助者)は、タッチパネル220に表示された画面に含まれるアイコンなどのGUI(Graphical User Interface)を指で押圧することで、携帯端末20の操作を行うことができる。なお、入力部としては、タッチパネルの他に、キーによる入力装置や、音声による入力装置を用いてもよい。
外部記憶装置230は、ハードディスク、フラッシュメモリ、メモリカードなどで構成される。
CPU240は、ROM280に格納されているコンピュータプログラムをRAM290に展開して実行することにより、主制御部241、案内部242として機能する。主制御部241は、携帯端末20の全体を制御する。また、主制御部241は、現在位置取得部210が受信した電波等に基づき、携帯端末20の現在位置を検出(測位)する。案内部242は、地図サーバ10から取得した地図データと、経路探索サーバ30から取得した経路情報とを用いて、周知の経路案内処理を実行する。
無線通信回路260は、通信キャリアBSとの間でデータ通信もしくは音声通信を行うための回路である。無線通信回路260は、通信キャリアBSを介してサーバ10にアクセスを行うことができる。音声出力部270は、経路案内時に音声を出力するためのスピーカや、これを駆動する回路などから構成される。
地図サーバ10は、地図画像を表示させるための地図データを提供するためのサーバである。地図サーバ10は、CPU110と、ROM120と、RAM130と、外部記憶装置140と、通信部150とを備え、それぞれはバスにより相互に接続されている。
CPU110は、ROM120に格納されているコンピュータプログラムをRAM130に展開して実行することにより、制御部111、決定部112として機能する。制御部111は、地図サーバ10の全体を制御する。また、制御部111は、携帯端末20からの要求に応じて地図データベース141から地図データを抽出し、携帯端末20へ送信する。
決定部112は、縮尺決定処理を実行する。縮尺決定処理は、制御部111が抽出、送信する地図データにおける地図画像の縮尺を決定する処理である。詳細は後述する。
外部記憶装置140は、ハードディスク、フラッシュメモリ、メモリカードなどで構成される。外部記憶装置140には、地図データベース(DB)141が記憶されている。地図データベース141には、地図画像を表示させるための地図データが格納されている。地図データには、地形や建物、道路の形状等を表すデータが含まれている。詳細は後述する。
通信部150は、インターネットINTを介して他の装置(携帯端末20、経路探索サーバ30)と通信する。
なお、地図サーバ10は、特許請求の範囲における「地図画像提供装置」に相当し、地図データベース141は、特許請求の範囲における「地図データ記憶部」に相当する。
経路探索サーバ30は、出発地から目的地までの経路を探索し、探索結果を経路情報として提供するためのサーバである。経路探索サーバ30が実行する一連の処理を「経路探索処理」とも呼ぶ。経路探索サーバ30は、CPU310と、ROM320と、RAM330と、外部記憶装置340と、通信部350とを備え、それぞれはバスにより相互に接続されている。
CPU310は、ROM320に格納されているコンピュータプログラムをRAM330に展開して実行することにより、制御部311、経路探索部312として機能する。制御部311は、経路探索サーバ30の全体を制御する。
経路探索部312は、経路探索処理を実行する。具体的には、経路探索部312は、携帯端末20から出発地、目的地、その他の条件の指定を取得する。経路探索部312は、取得した各条件に基づいて、ノード・リンクデータベース341を検索し、出発地から目的地までの複数の経路の候補を取得する。経路探索部312は、取得した複数の経路の候補について、種々の条件に基づいてリンクコストの調整を行う。経路探索部312は、リンクコストの調整の結果、総リンクコストが最も低い経路についての経路情報を生成する。経路情報は、例えば、複数の地点の座標情報を、順番を特定可能な態様で記述した情報である。経路探索部312は、生成した経路情報を携帯端末20へ送信する。
外部記憶装置340は、ハードディスク、フラッシュメモリ、メモリカードなどで構成される。外部記憶装置340には、ノード・リンクデータベース(DB)341が記憶されている。ノード・リンクデータベース341には、地図データが表す地図画像に対応した領域に存在する交通経路の経路データが格納されている。
経路データは、交通経路の地表上における配置を表すネットワークデータと、ネットワークデータに関連付けられた経路属性情報とを含む。ネットワークデータは、交通経路における要素点(ノード)を表すノードデータと、要素点間を結ぶ線分(リンク)を表すリンクデータとを含む。ノードは、例えば、交差点、分岐点、終点、始点、駅などの乗降位置を表す。リンクは、例えば、車道、歩行者道、線路等の交通経路を表す。経路属性情報は、ノードあるいはリンクに関連付けられており、ノードやリンクの属性を表す。属性とは、ノードやリンクの名称、ノードが交差点である場合は分岐状況を表す模式図や周辺画像、ノードが駅である場合は構内の案内板の画像や周辺画像や時刻表、リンクにおける人通り(車通り)の多さに関する情報等である。
なお、ノード・リンクデータベース341は、複数のデータベースによって構成されてもよい。例えば、ノード・リンクデータベース341は、歩行者経路に関する経路データが格納される歩行者経路データベースと、電車が通行する経路に関する経路データが格納される電車経路データベースと、自動車が走行する経路に関する経路データが格納される自動車経路データベースとを含んでいてもよい。
通信部350は、インターネットINTを介して他の装置(地図サーバ10、携帯端末20)と通信する。
A−2.地図データベース141の内容:
地図サーバ10が備える地図データベース141について説明する。地図データベース141に記憶される地図データの形式には、ラスタ形式(bitmap graphics)と、ベクタ形式(vector graphics)とがある。地図データベース141には、ラスタ形式の地図データとベクタ形式の地図データとの両方が混在して記憶されていてもよいし、いずれか一方の形式の地図データのみが記憶されていてもよい。
図2は、ラスタ形式とベクタ形式とを説明するための説明図である。図3は、ラスタ形式の地図データについて説明するための説明図である。図4は、ベクタ形式の地図データについて説明するための説明図である。
図2(A)に示すように、ラスタ形式の画像は、RGB等の表色系を用いて表現されたドットDTを線上に並べたもの(ラスタ)の集合である。このためラスタ形式の画像は、拡大して表示した場合、図2(A)のように、ドットの荒さが目立つ画像となる。一方、図2(B)に示すように、ベクタ形式の画像は、線の起終点の座標と、曲線の曲がり方と、線の太さおよび色と、線に囲まれた面の色等を表す数値からなる描画データを用いて、描画エンジンによって描かれる。このため、ベクタ形式の画像は、拡大して表示した場合であっても、図2(B)のように、なめらかな画像となる。
ラスタ形式の地図データは、四角いタイル状に区切られた所定の範囲(図3の破線範囲参照)の地図画像を表す画像データである。このため、ラスタ形式を用いた場合、地図データベース141には、第1の範囲に対応した画像ファイルF1、第2の範囲に対応した画像ファイルF2、第3の範囲に対応した画像ファイルF3、・・・、第nの範囲に対応した画像ファイルFn、のように、複数の画像ファイルが記憶されている(図3)。なお、上記で例示した画像ファイルF1〜Fnは、ある縮尺の地図画像に対応した画像ファイルの組である。地図データベース141には、他の様々な縮尺の地図画像に対応した画像ファイルの組(F1〜Fm、F1〜Fo、F1〜Fp等)が記憶されている。
ベクタ形式の地図データは、地図画像に含まれる線LD、面AD、文字TD、記号SD等(図4)を描画エンジンに描画させるための描画データである。このため、ベクタ形式を用いた場合、地図データベース141には、線LDを描画させるための複数の描画オブジェクト、面ADを描画させるための複数の描画オブジェクト、文字TDを描画させるための複数の描画オブジェクト、記号SDを描画させるための複数の描画オブジェクト、のように、複数の描画オブジェクトOBが記憶されている(図4)なお、描画オブジェクトOBは、1本の線や1つの面に対して1つ記憶されている。なお、図4に示す描画データはあくまで一例であり、項目の追加、変更、削除が可能である。
A−3.縮尺決定処理:
図5は、縮尺決定処理の手順を示すフローチャートである。縮尺決定処理は、地図サーバ10の制御部111が抽出、送信する地図データにおける、地図画像の縮尺を決定する処理である。縮尺決定処理は、地図サーバ10の制御部111が、他の装置(携帯端末20、経路探索サーバ30)から、地図データの取得要求を受信したことをトリガとして開始される。縮尺決定処理は、地図サーバ10の決定部112が実行する。
決定部112は、地図データの取得要求に含まれる場所特定情報を取得する(ステップS102)。本実施形態における「場所特定情報」とは、地図データに基づいて地図画像表示させる場所を特定するための情報である。場所特定情報は、例えば、緯度と経度との組み合わせによって表すことができる。緯度と経度との組み合わせを「緯度経度」とも呼ぶ。例えば、経路案内処理に用いる地図データの取得要求の場合、場所特定情報は、携帯端末20から送信される出発地の緯度経度、目的地の緯度経度、携帯端末20の現在位置の緯度経度、等とされる。また、地物(施設等)の地図画像を表示するために用いる地図データ取得要求の場合、場所特定情報は、携帯端末20から送信される地物の所在地の緯度経度とされる。
決定部112は、ステップS102で取得した場所特定情報によって特定される場所を含む所定範囲内の地図データを取得する(ステップS104)。具体的には、地図データベース141に記憶されている地図データがラスタ形式である場合、決定部112は、場所特定情報の緯度経度で特定される場所を中心とした5×5枚の画像ファイルを取得する。また、地図データベース141に記憶されている地図データがベクタ形式である場合、決定部112は、場所特定情報の緯度経度で特定される場所を中心とした500m×500mの範囲の描画データ(すなわち、描画オブジェクトの集合)を取得する。
なお、ステップS104において、決定部112は、地図データベース141に記憶されている様々な縮尺の地図画像に対応した画像ファイルまたは描画データのうち、最も縮尺の小さな地図画像(換言すれば、詳細な地図画像)に対応した画像ファイルまたは描画データを取得することが好ましい。
決定部112は、取得した地図データの種類によって処理を分岐させる(ステップS106)。
取得した地図データがラスタ形式である場合(ステップS106:ラスタ形式)、決定部112は、地図データに対応する画像ファイルの平均ファイルサイズを算出する(ステップS110)。具体的には、決定部112は、ステップS104で取得した25枚の画像ファイルのファイルサイズの合計を25で除することによって、平均ファイルサイズを算出する。なお、ステップS110で算出される平均ファイルサイズは、特許請求の範囲における「地図データの情報量」に相当する。その後、決定部112は、ステップS110で算出した平均ファイルサイズが第1の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS112)。なお、第1の閾値は、地図データベース141に記憶されている都心部や過疎部を含む様々な地域の画像ファイルを解析することによって予め定められ、ROM120に記憶されている。
平均ファイルサイズが第1の閾値以上である場合(ステップS112:YES)、決定部112は、制御部111が抽出および送信する地図データにおける地図画像の縮尺を「詳細な縮尺」と決定する(ステップS114)。一方、平均ファイルサイズが第1の閾値よりも小さい場合(ステップS112:NO)、決定部112は、制御部111が抽出および送信する地図データにおける地図画像の縮尺を「広域の縮尺」と決定する(ステップS116)。その後、決定部112は、処理を終了させる。
取得した地図データがベクタ形式である場合(ステップS106:ベクタ形式)、決定部112は、地図データに含まれる描画オブジェクトの数を算出する(ステップS120)。具体的には、決定部112は、ステップS104で取得した500×500mの範囲の描画データに含まれている描画オブジェクトの数を算出する。なお、ステップS120で算出される描画オブジェクトの数は、特許請求の範囲における「地図データの情報量」に相当する。その後、決定部112は、ステップS120で算出した描画オブジェクトの数が第2の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS122)。なお、第2の閾値は、地図データベース141に記憶されている都心部や過疎部を含む様々な地域の描画データを解析することによって予め定められ、ROM120に記憶されている。
描画オブジェクトの数が第2の閾値以上である場合(ステップS122:YES)、決定部112は、制御部111が抽出および送信する地図データにおける地図画像の縮尺を「詳細な縮尺」と決定する(ステップS124)。一方、描画オブジェクトの数が第2の閾値より少ない場合(ステップS122:NO)、決定部112は、制御部111が抽出および送信する地図データにおける地図画像の縮尺を「広域の縮尺」と決定する(ステップS126)。その後、決定部112は、処理を終了させる。
図5の処理が終了した後、地図サーバ10の制御部111は、地図データベース141から、縮尺決定処理によって決定された縮尺に対応し、かつ、地図データの取得要求に含まれる場所特定情報(ステップS102)で特定される場所を含む、所定範囲内の地図データを抽出する。そして、制御部111は、抽出した地図データを、地図データの取得要求の送信元(例えば、携帯端末20や経路探索サーバ30)へ送信する。なお、地図サーバ10のROM120には、予め、詳細な縮尺と広域の縮尺とに対応させた具体的な縮尺の値が記憶されていてもよい。
以上のように、図5の縮尺決定処理によれば、決定部112は、所定の閾値(第1の閾値、第2の閾値)を用いて、地図データの情報量(地図データがラスタ形式の場合は平均ファイルサイズ、地図データがベクタ形式の場合は描画オブジェクトの数)が多い場合は地図画像の縮尺を第1の縮尺(詳細な縮尺)とし、地図データの情報量が少ない場合は地図画像の縮尺を第2の縮尺(広域の縮尺)とすることができる。
A−3−1.縮尺決定処理の他の例:
図6は、他の縮尺決定処理の手順を示すフローチャートである。図6の縮尺決定処理は、地図データの情報量を用いた地図画像の縮尺の決定方法が図5とは異なる。以下では、図5の縮尺決定処理と異なるステップについてのみ説明する。なお、図中において、図5と同様の処理については先に説明した図5と同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
地図データに対応する画像ファイルの平均ファイルサイズを算出した後、ステップS202において決定部112は、平均ファイルサイズを用いて縮尺を決定する。具体的には、決定部112は、ステップS110で求めた平均ファイルサイズに第1の係数を乗算し、乗算結果を規定の縮尺(例えば、0.002、0.001、0.0004、0.0001、0.00004、0.00002等)に近似することによって縮尺を決定する。なお、第1の係数は、地図データベース141に記憶されている都心部や過疎部を含む様々な地域の画像ファイルを解析することによって予め定められ、ROM120に記憶されている。
地図データに含まれる描画オブジェクトの数を算出した後、ステップS204において決定部112は、描画オブジェクトの数を用いて縮尺を決定する。具体的には、決定部112は、ステップS120で求めた描画オブジェクトの数に第2の係数を乗算し、乗算結果を規定の縮尺(例えば、0.002、0.001、0.0004、0.0001、0.00004、0.00002等)に近似することによって縮尺を決定する。なお、第2の係数は、地図データベース141に記憶されている都心部や過疎部を含む様々な地域の描画データを解析することによって予め定められ、ROM120に記憶されている。
以上のように、図6の縮尺決定処理によれば、決定部112は、求めた地図データの情報量(地図データがラスタ形式の場合は平均ファイルサイズ、地図データがベクタ形式の場合は描画オブジェクトの数)に演算を加えることで、地図画像の縮尺を決定することができる。この結果、決定部112は、地図データの情報量に応じて、きめ細かく縮尺を決定することができる。
以上のように、上記実施形態(図5、図6)の縮尺決定処理によれば、決定部112は、場所特定情報によって特定された場所を含む所定の範囲(5×5枚の画像ファイルの範囲内、または、500m×500mの範囲内)の地図データ(地図データがラスタ形式の場合は画像ファイル、地図データがベクタ形式の場合は描画データ)を解析することで地図データの情報量(地図データがラスタ形式の場合は平均ファイルサイズ、地図データがベクタ形式の場合は描画オブジェクトの数)を求め、求めた地図データの情報量に応じて、地図画像の縮尺を決定する。発展度が高い都心部では、詳細な縮尺の地図画像にも多くの道路や建物等の情報が含まれているため、地図データの情報量は多くなる。一方、発展度が低い過疎部では、詳細な縮尺の地図画像には道路や建物等の情報が殆ど含まれていないため、地図データの情報量は少なくなる。このように、地図データの情報量と、発展度(地図の密集度)とは比例関係にあり、地図データを解析することで得られる地図データの情報量は、地図データに基づいて推定される発展度に相当する。従って、この形態の地図画像提供装置(地図サーバ10)によれば、決定部112は、地図データに基づいて地図表示させる場所(場所特定情報によって特定される場所)の発展度を推定し、地図画像の縮尺を決定することができる。
さらに、上記実施形態の縮尺決定処理によれば、決定部112は、ステップS104で取得された地図データがラスタ形式である場合は画像ファイルのファイルサイズから情報量を求める。図3で説明したように、ラスタ形式において、画像ファイルは、地図データ記憶部(地図データベース141)に記憶されているデータそのものであるため、このようにすれば、決定部112における処理が簡潔となり、処理負荷が軽い。また、決定部112は、ステップS104で取得された地図データがベクタ形式である場合は描画オブジェクトの数から情報量を求める。図4で説明したように、ベクタ形式において、描画オブジェクトは、地図データ記憶部に記憶されているデータそのものであるため、このようにすれば、決定部112における処理が簡潔となり、処理負荷が軽い。この結果、地図データ記憶部に記憶されている地図データの形式に関わらず、決定部112における処理負荷を軽くすることができる。また、決定部112は、地図データの形式(ラスタ形式かベクタ形式か)に応じて地図データの情報量の求め方を変える(地図データがラスタ形式の場合は平均ファイルサイズとし、地図データがベクタ形式の場合は描画オブジェクトの数とする)ため、地図データの形式に合わせた簡便な方法を採用することができる。
さらに、上記実施形態の縮尺決定処理によれば、決定部112は、最も縮尺の小さな地図画像に対応した地図データ(地図データがラスタ形式の場合は画像ファイル、地図データがベクタ形式の場合は描画データ)を取得して、地図データの情報量(地図データがラスタ形式の場合は平均ファイルサイズ、地図データがベクタ形式の場合は描画オブジェクトの数)を求める。発展度(地図の密集度)に応じた地図データの情報量の相違は、縮尺の小さな地図画像であるほど顕著である。従って、このようにすれば、決定部112は、発展度に応じた地図データの情報量の相違が最も顕著に表われる地図画像に対応した地図データを用いて地図データの情報量を求めることができる。
B.変形例:
上記実施形態において、ハードウェアによって実現されるとした構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されるとした構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。その他、以下のような変形も可能である。
・変形例1:
上記実施例では、経路案内システムの構成の一例を示した。しかし、経路案内システムの構成はあくまで一例であり、任意の態様を採用することができる。例えば、携帯端末が備えるとした機能をサーバが備えても良く、サーバが備えるとした機能を携帯端末が備えてもよい。
・変形例2:
上記実施形態では、クライアント装置として携帯端末を例示した。しかし、上記実施形態におけるクライアント装置およびその構成はあくまで一例であり、任意の態様を採用することができる。例えば、クライアント装置として形態端末以外のデバイスを採用したり、その構成要素の一部を省略したり、更なる構成要素を付加したり、構成要素の一部を変更したりする変形が可能である。
例えば、クライアント装置としては、車載用ナビゲーション装置、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、ゲーム機、等の情報処理機器を採用してもよい。また、テレビ、デジタルカメラ、プリンタ、ネットワークディスプレイ、スキャナ等の画像入出力機器を採用してもよい。
・変形例3:
上記実施形態では、地図サーバおよび経路探索サーバの構成を示した。しかし、上記実施形態における各サーバの構成はあくまで一例であり、任意の態様を採用することができる。例えば、その構成要素の一部を省略したり、更なる構成要素を付加したり、構成要素の一部を変更したりする変形が可能である。
例えば、地図サーバと経路探索サーバとは、1台の装置で実現されてもよいし、2台以上の装置で実現されてもよい。
・変形例4:
上記実施形態では、縮尺決定処理について、処理の手順の一例を挙げて説明した。上記手順はあくまで一例であり種々の変更が可能である。一部のステップを省略してもよいし、更なる他のステップを追加してもよい。また、実行されるステップの順序を変更してもよい。
例えば、ステップS104において、決定部は、地図データベースに記憶されている地図データがラスタ形式である場合、場所特定情報の緯度経度で特定される場所を中心とした5×5枚の画像ファイルを取得し、地図データベースに記憶されている地図データがベクタ形式である場合、場所特定情報の緯度経度で特定される場所を中心とした500m×500mの範囲の描画データを取得することとした。しかし、これらはあくまで例示であり、種々の変形が可能である。例えば、決定部は、地図データの取得範囲(上記例では、5×5枚の画像ファイルの範囲内、または、500m×500mの範囲内)に含まれる限りにおいて、場所特定情報の緯度経度で特定される場所を、地図データ取得範囲の中心としなくてもよい。また、決定部は、上記実施形態で例示したとは異なる範囲で地図データを取得しても良く、例えば、3×3枚の画像ファイルの範囲内、または、300m×300mの範囲内の地図データを取得しても良い。
例えば、ステップS110において、決定部は、地図データに対応する画像ファイルの平均ファイルサイズを算出し、これを地図データの情報量とした。しかし、決定部は、ステップS104で取得した画像ファイルのファイルサイズの合計(すなわち総ファイルサイズ)を地図データの情報量としてもよい。
・変形例5:
上記実施例では、本発明の一実施形態としての地図サーバと、経路探索サーバとを組み合わせた経路案内システムの例を示した。しかし、本発明の一実施形態としての地図サーバは、i)単独で「地図画像提供装置」として実施されてもよいし、ii)携帯端末と組み合わせて「地図画像表示システム」として実施されてもよいし、iii)携帯端末の機能を取り込んで「地図画像表示装置」として実施されてもよいし、iv)携帯端末および他のサービスを提供するサーバと組み合わせて「地図画像表示システム」として実施されてもよい。そうすれば、利用者に対して地図画像を提示する地図画像提供装置、地図画像表示装置、地図画像表示システムにおいて、地図データに基づいて地図表示させる場所の発展度を推定し、初期表示の際の地図画像の縮尺を決定することができる。
・本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…地図サーバ、20…携帯端末、30…経路探索サーバ、110…CPU、111…制御部、112…決定部、140…外部記憶装置、141…地図データベース、150…通信部、210…現在位置取得部、220…タッチパネル、230…外部記憶装置、240…CPU、241…主制御部、242…案内部、260…無線通信回路、270…音声出力部、310…CPU、311…制御部、312…経路探索部、340…外部記憶装置、341…ノード・リンクデータベース、350…通信部、1000…経路案内システム、F1…画像ファイル、F1…画像ファイル、F2…画像ファイル、F3…画像ファイル、Fn…画像ファイル、OB…描画オブジェクト、LD…線、AD…面、TD…文字、SD…記号、BS…通信キャリア、DT…ドット、INT…インターネット

Claims (9)

  1. 地図画像を提供する地図画像提供装置であって、
    前記地図画像の表示に用いられる地図データを記憶する地図データ記憶部と、
    場所を特定するための場所特定情報に基づいて取得された前記場所を含む所定の範囲の前記地図データを解析することによって前記地図データの情報量を求め、求めた前記地図データの情報量に応じて前記地図画像の縮尺を決定する決定部と、
    を備える、地図画像提供装置。
  2. 請求項1記載の地図画像提供装置であって、
    前記決定部は、
    前記取得された地図データがラスタ形式である場合、前記取得された地図データに対応する画像ファイルのファイルサイズから前記情報量を求め、
    前記取得された地図データがベクタ形式である場合、前記取得された地図データに含まれる描画オブジェクトの数から前記情報量を求める、地図画像提供装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の地図画像提供装置であって、
    前記決定部は、前記地図データ記憶部から、最も縮尺の小さな地図画像に対応した前記地図データを取得する、地図画像提供装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の地図画像提供装置であって、
    前記決定部は、前記情報量が所定の閾値以上である場合は、前記地図画像の縮尺を第1の縮尺とし、前記情報量が所定の閾値より小さい場合は、前記地図画像の縮尺を、前記第1の縮尺よりも大きな第2の縮尺とする、地図画像提供装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の地図画像提供装置であって、
    前記決定部は、前記情報量に演算を加えて前記縮尺を決定する、地図画像提供装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の地図画像提供装置であって、さらに、
    前記地図データ記憶部から、前記決定部によって決定された前記縮尺に対応し、かつ、前記場所特定情報で特定される前記場所を含む所定の範囲の地図データを取得し、取得した前記地図データを外部へ送信する制御部を備える、地図画像提供装置。
  7. 地図画像の提供方法であって、
    (a)場所を特定するための場所特定情報に基づいて取得された前記場所を含む所定の範囲の地図データを解析することによって前記地図データの情報量を求める工程と、
    (b)求めた前記地図データの情報量に応じて前記地図画像の縮尺を決定する工程と、
    を備える、地図画像の提供方法。
  8. 地図画像表示システムであって、
    地図画像の表示に用いられる地図データを記憶する地図データ記憶部と、
    場所を特定するための場所特定情報に基づいて取得された前記場所を含む所定の範囲の前記地図データを解析することによって前記地図データの情報量を求め、求めた前記地図データの情報量に応じて前記地図画像の縮尺を決定する決定部と、
    前記地図データ記憶部から、決定された前記縮尺に対応し、かつ、前記場所特定情報で特定される前記場所を含む所定の範囲の地図データを取得する制御部と、
    前記地図画像表示システムの利用者に対して、取得された前記地図データに基づいた前記地図画像を提示する案内部と、
    を備える、地図画像表示システム。
  9. 経路案内システムであって、
    地図画像の表示に用いられる地図データを記憶する地図データ記憶部と、
    出発地と、目的地とを取得する起終点取得部と、
    前記出発地から前記目的地までの経路を探索する経路探索部と、
    前記出発地と前記目的地とのいずれか一方の場所を含む所定の範囲の前記地図データを解析することによって前記地図データの情報量を求め、求めた前記地図データの情報量に応じて前記地図画像の縮尺を決定する決定部と、
    前記地図データ記憶部から、決定された前記縮尺に対応し、かつ、前記出発地と前記目的地とのいずれか一方の場所を含む所定の範囲の地図データを取得する制御部と、
    前記経路案内システムの利用者に対して、取得された前記地図データに基づいた前記地図画像を提示すると共に、探索された前記経路を案内する案内部と、
    を備える、経路案内システム。
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