JP2005338748A - ナビゲーション装置及び地図表示方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】地図上においてビルや家屋などを示す建物図形のうち、地図表示領域に対応する地域内にある建物図形の数から、地図表示領域が都会地域か田舎地域かを判定する。そして、田舎地域と判定した場合には、昼間田舎用カラーパレットに従った色セットで建物図形その他の地図を構成する各図形を描画して地図画像を生成する(a)。昼間田舎用カラーパレットで各色番号に割り当てる色のセットは、たとえば暖色系の色のセットとする。一方、都会地域と判定した場合には、昼間都会用カラーパレットに従った色セットで各図形を描画して地図画像を生成する(b)。昼間田舎用カラーパレットで各色番号に割り当てる色のセットは、たとえば寒色系の色のセットとする。
【選択図】図5
Description
たとえば、前記特許文献1の技術によれば、夜間走行時に地図上で夜間を表現するために夜間に撮影した衛星写真を使用すると、都会地域では街の明かりが多いために写真の全面明かりで埋めつくされて真っ白な地図表示となってしまい、かえって視認性やリアル感に欠ける表示となってしまう。一方、山間部などでの田舎では、街の明かりが少ないために、ほぼ真っ暗な、さびしい地図表示となってしまうこととなる。
そこで、本発明は、都会地域及び田舎地域のそれぞれについて、その特性に適した表現形態による地図表示を行うことを課題とする。
または、前記地図描画手段において、前記判定手段が前記所定のレベル以上であると判定した場合に、山間部内の高度の表現を含む地図を生成し、所定レベル以上でないと判定した場合に、山間部内の高度の表現を含まない地図が生成されるよう地図の描画を行うようにしてもよい。
また、行政界毎にこのような地図の表現法を変化させるようにすれば、各行政界毎に、その地域的な特性に応じた表現に切り替えることができる。
このようにすることにより、建物が多いために、進路や現在位置の目印となる建物を識別しがたい地域では、建物を三次元形状としてリアルに表すことにより建物の識別性を高めた地図表示を行うことができるようになる。一方で、そのような識別上の問題の生じることの少ない建物の数が少ない地域では、このような建物の三次元形状の表示を行わないことにより、地図表示の煩雑化の抑制や地図表示のための処理量の低減を図ることができる。
このようにすることにより、たとえば、前記判定手段が前記所定のレベル以上でないと判定した場合に仰角をより大きく設定することにより、地形の三次元形状を反映した地図表示を行う場合に、視点の近くの丘などによって、その奥の地形が視点に対して隠されてしまうことを抑制して、奥行きのある視認性に優れた地図表現を行うことができるようになる。一方で、地形の三次元形状を反映した地図表示を行わない場合には、よりユーザの視線に近い視線を用いて表した地図表示を行うことができる。
まず、第1の実施形態について説明する。
図1に本第1実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示す。
図示するように、本ナビゲーション装置は、制御装置1、地図データを格納したDVD−ROMやハードディスク等の記録媒体21にアクセスするための記録媒体ドライブ2、GPS受信機3、角加速度センサや車速センサや走行距離計などの車両の走行状態を検知する走行状態センサ4、ユーザよりの入力を受け付けるリモコン5(リモートコントローラ)、表示装置6を備えている。
ここで、地図データは、所定の地理的区域毎に図葉と呼ばれる単位で管理されており、各図葉は地図の詳細度に応じた複数のレベルで構成されている。そして、各図葉の各レベルの地図は、1つまたは複数のユニットよりなり、各ユニットは、自身が属する図葉の地理的区域またはこれを分割した区域に対応し、対応する区域の地図を、自身が属するレベルで表現したものである。
ここで、基本地図データは、前述したユニット毎のユニットデータと、各ユニットデータと図葉や対応区域やレベルとの関係を記述したユニット管理データを含む。そして、各ユニットデータはユニット内の道路ネットワークを表す道路ユニットと、ユニット内の表示地図を規定する描画ユニットと等高線データとを有する。
また、道路ユニットは道路網を表すデータであり、ノードリストと、リンクテーブルと、他ユニットとのノードやリンクの接続、対応関係を記述した接続データとを有する。
ここで、道路ユニットでは、道路を直線であるリンクの集合として表現しており、この各リンクの端点がノードである。そして、ノードリストは、各ノードの座標や、交差点に相当するノードであるか等のノードの属性などを示すデータである。また、リンクテーブルは、各リンクの両端のノードの識別や、各リンクの距離や方位や、各リンクに与えた経路探索用のコストであるリンクコストや、リンクの属する路線の路線番号等を示すデータである。
また、地図データに含まれるカラーパレットデータは、複数のカラーパレットを有し、各カラーパレットには、カラーパレットの識別子となるパレット番号が記述される。また、各カラーパレットには、色番号と、色番号に対応づける色の実際の値(RGB値など)との対応が、前述した図形レコードで用いることのできる各色番号について記述される。
さて、このような構成において、制御装置1の現在状態算出部103は、以下の処理を繰り返し行う。
すなわち、現在状態算出部103は、走行状態センサ4やGPS受信機3の出力から推定される現在位置に対して、地図データバッファ101から読み出した前回決定した現在位置の周辺の地図とのマップマッチング処理などを施して、現在位置として最も確からしい座標と、現在の進行方向として最も確からしい方向と、現在の走行中のリンクとして最も確からしいリンクとを、それぞれ現在位置、現在進行方位、走行中リンクとして決定し、メモリ106に設定する。
そして、主制御部107は、メモリ106にセットされた現在位置や現在進行方位と、ユーザ操作などにより設定されている現在の地図の表示縮尺に応じて、地図を表示すべき地理的領域を算出して地図表示領域とし、ナビゲーション画像生成部105に地図表示領域についてのナビゲーション画像の生成を指示する処理を繰り返す。また、ユーザのスクロール操作などに応じて、前記地図表示領域を変更する処理も行う。
図3に、地図描画処理の手順について示す。
図示するように、この処理では、まず、現在が昼間であるか夜間であるかを、ナビゲーション装置に備えた時計が示す時刻や、車両のヘッドランプや車幅灯などの灯火装置の点灯状態などに応じて判定する(ステップ302)。
次に、背景ユニットを参照して判定領域内の建物図形の数を取得する(ステップ304)。ここで、判定領域は、地図表示領域としてもよいし、地図表示領域が属する所定の大きさの区域(図葉またはユニットデータに対応する区域)としてもよい。また、建物図形の数は、図形オブジェクト種別が建物図形であり、図形表示位置が判定領域内である図形レコードの数として求まる。なお、建物図形とは、前述のように、ビルや家屋や工場などを地図上で表す図形である。
次に、ステップ302で夜間と判定したかどうかを調べ(ステップ312)、昼間と判定している場合にはステップ316に進み、夜間と判定した場合には、ステップ314に進む。そして、ステップ314では、ステップ306で都会地域と判定した場合には光点描画形態として光点間引描画形態を設定し、ステップ306で田舎地域と判定した場合には光点描画形態として光点通常描画形態を設定する。ここで、この光点描画形態についても後述する。
ここで、前述した光点描画形態について説明する。
いま、図形レコードにおいて図形オブジェクト種別として建物図形が設定されている建物図形の図形形状データが示す図形形状が図4aに示すものであった場合に、図4bに示すように図形輪郭線と図形内部を高輝度色として描画するのが、光点通常描画形態である。一方、光点間引描画形態は、光点通常描画形態よりも、図形の高輝度部分が減じるように建物図を描画する形態である。この光点間引き描画形態としては、たとえば、図4cに示すように、図形輪郭線を高輝度色とし図形内部を部分的に高輝度色とする描画形態や、図4dに示すように図形輪郭線のみを高輝度色とし図形内部は低輝度色とする描画形態を用いることができる。または、この光点間引き描画形態としては、たとえば、図4e1に示す形の頂点のみに、図4e2に示すように高輝度色の点を配置し他は低輝度色とする描画形態や、図4f1に示すように図形重心などの図形内部の一点のみに、図4f2に示すように高輝度色の点を配置し他は低輝度色とする描画形態を用いることができる。
図5aは、ステップ302の判定が昼間でステップ306の判定が田舎地域であった場合の例である。
図示するように、この例では、以上の地図画像生成処理で生成した地図画像501上に、メモリ106にセットされている現在位置を表す現在位置マーク502や、メモリ106にセットされている推奨ルートを表す推奨ルート図形503が描画されたものとなっている。また、地図図形は、文字列ユニットが示す文字列504や、アイコンユニットが示すアイコン505を、背景ユニットが示す図形を背景として描画されたものとなっている。そして、この背景は、昼間田舎用カラーパレットに従った色セットで各区域図形や建物図形などが描画されたものとなっている。なお、昼間田舎用カラーパレットで各色番号に割り当てる色のセットは、たとえば暖色系の色のセットとする。すなわち、便宜上、図ではグレースケールでナビゲーション画像や地図画像を表したが、地図画像は実際にはカラー表示する。
図は便宜上グレースケールで表されているが、この場合、背景ユニットが示す図形による背景は、実際には、昼間都会用カラーパレットに従った色セットで各区域図形や建物図形などが描画されたものとなっている。ここで、昼間都会用カラーパレットで各色番号に割り当てる色のセットは、たとえば寒色系の色のセットとする。
次に、図5cは、図5aと同じ地域について、ステップ302の判定が夜間でステップ306の判定が田舎地域であった場合の例である。
図示するように、この場合、背景ユニットが示す図形による背景は、夜間田舎用カラーパレットに従った色セットで各区域図形などが描画されたものとなっている。また、この場合の地図画像において、背景中の山間部を表す図形オブジェクト種別が山間部図形である図形520は、等高線使用描画有りが設定されているために、表示色番号と等高線データに基づく描画が行われている。
次に、図5dは、図5aと同じ地域について、ステップ302の判定が夜間でステップ306の判定が都会地域であった場合の例である。
この場合、背景ユニットが示す図形による背景は、実際には、夜間都会用カラーパレットに従った色セットで各区域図形などが描画されたものとなっている。また、この場合、図形オブジェクト種別が山間部図形である図形521は、等高線使用描画無しが設定されているために、表示色番号に基づき単色で描画されている。
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上の実施形態では、地図画像の全体に対して、同じ使用カラーパレットの設定や同じ等高線使用描画の有無や同じ光点描画形態の設定を用いるようにしたが、これは、生成する地図画像に対応する領域を、たとえば、市や町といった行政界毎に複数の領域に分割し、分割した各領域に対して田舎地域/都会地域の判定を行うと共に、判定結果に応じて分割した各領域にそれぞれ使用カラーパレットや等高線使用描画の有無や光点描画形態の設定を行って、その描画を行うようにしてもよい。なお、生成する地図画像に対応する領域を行政界毎に分割する場合には、各行政界に対応する領域の識別のために、予め地図データに市や町といった行政界の領域を表す情報を含めておくようにする。
本第2実施形態は、以上の第1実施形態で示したナビゲーション装置において、さらに、三次元表現による地図画像を用いたナビゲーション画像の表示を行う場合についてのものである。
図6に、本第2実施形態において記録媒体21に記憶される地図データの構成を示す。
図示するように、本実施形態に係る地図データは、図2に示した第1実施形態に係る地図データにおいて、各ユニットデータに三次元地形データを加えると共に、背景ユニットの図形レコードのうちの、図形オブジェクト種別が建物図形である図形レコードの一部または全部に、建物の形状を三次元図形として表すための三次元図形データを追加したものである。なお、図示するように三次元図形データは、建物の三次元図形の形状を表す三次元形状データと、当該三次元図形を表示する地図上の位置を表す三次元図形表示基準座標とを含む。
ユーザ操作などによりナビゲーション画像の三次元表示が設定されると、以下の動作を行う。
すなわち、主制御部107は、メモリ106にセットされた現在位置及び現在進行方位や、ユーザの所定の地図操作などに応じて地図表示基準位置と地図表示方位を求め、これをユーザ操作などにより設定されている現在の地図の表示縮尺と共にナビゲーション画像生成部105に通知し、ナビゲーション画像の生成を指示する処理を繰り返す。
図示するように、この処理では、まず、走行距離カウンタをリセットする(ステップ702)。ここで、走行距離カウンタは、走行状態センサ4の出力を参照してリセット後の走行距離をカウントするカウンタである。
次に、判定領域の建物図形数を取得し(ステップ704)、都会地域/田舎地域の判定を行う(ステップ706)。ここで、建物図形の数は、図形オブジェクト種別が建物図形であり、図形表示位置が判定領域内である図形レコードの数として求める。また、本第2実施形態では、判定領域は、現在位置が属するユニットに対応する地理的範囲とする。また、各ユニットに対応する地理的範囲の大きさは全て同じ(たとえば、1km×1km)であるものとする。そして、求めた建物図形の数が所定のしきい値(たとえば、50)より大きければ地図を表示する地域を都会地域とし、少ない場合には現在走行中の地図を表示する地域を田舎地域と判定する。ただし、この都会地域、田舎地域の判定は、前記第1実施形態と同様に行うようにしてよい。
ここで、三次元表現の地図の生成法について説明する。
三次元表現の地図は、図8aに示すように、地図の上空に設定した視点800の位置から視線方向801に、ある視野角をもって、地図を観測した場合に得られる地図画像として生成される。図8c1に示すように、視線方向801を地図上に投影した方位は、車両走行方位などである地図表示方位802と一致しており、地図画像は、以上のように観測した場合に視野内に入る地図810を、図8bに示すように、視点から遠いほど縮小されて表されるように座標変換した地図811として得られる。なお、視野角は、図8c1、c2に示すように座標変換後の地図811が所定の縦横サイズを有する四角形の地図となるように、座標変換後の地図811の縦方向に対応する視野角θ1と、座標変換後の地図811の横方向に対応する視野角θ2それぞれについて定める。そして、これら視点800の位置、視線方向801、視野角θ1、θ2は、図8の各図中にXで示した現在位置などである地図表示基準位置が、座標変換後の地図811の下部の左右方向中央の所定の位置に位置するように定める。また、視点800の位置、視線方向801、視野角θ1、θ2は、座標変換後の地図811において、地図表示基準位置周辺の縮尺が略地図表示縮尺となるように定める。
さて、図7に戻り、このようにして視点位置、視線方向、視野角を定めたならば、次に、田舎地域/都会地域の判定結果に応じた三次元表現の地図の描画を行う。
ここで、都会地域と判定されている場合には(ステップ710)、三次元地形を考慮せず、建物図形の三次元形状を考慮した三次元表現の地図の描画を行う(ステップ712)。
すなわち、この都会地域の三次元表現の地図の描画は、地図データの三次元図形データを含んでいない各図形レコードが示す図形によって形成される二次元の地図上に、図8d1に示すように、三次元図形データを含んでいる図形レコードの当該三次元図形データが示す三次元形状821を配置して三次元観測対象地図を形成し、この三次元観測対象地図を、先に決定した視点位置800、視線方向801、視野角によって観測した地図を描画することにより行う。
すなわち、この田舎地域の三次元表現の地図の描画は、地図データの三次元図形データを含んでいない各図形レコードが示す図形によって形成される二次元の地図上の各位置に、図8d2に示すように、地図データの三次元地形データが示す当該位置の標高を与えて三次元観測対象地図822を形成し、この三次元観測対象地図を、先に決定した視点位置、視線方向、視野角によって観測した地図を描画することにより行う。ただし、田舎地域の三次元表現の地図の描画においては、図形レコードのうちの、ビルや家屋などの形状を表す建物図形の図形レコードについては、これを描画の対象から除外し、山間部や河川といった地形上の区域の形状を表す区域図形や道路形状を表す道路図形のみを描画するようにしてもよい。
さて、このようにして、三次元表現の地図の描画を行ったならば、アイコンユニットに基づいて地図表示領域内の表示位置を持つアイコンを抽出して、抽出した各アイコンを描画する(ステップ714)。また、文字列ユニットに基づいて、地図表示領域内の表示位置を持つ文字列を抽出して、抽出した各文字列を描画し(ステップ716)、地図画像を完成させる。
図9aは、ステップ706の判定が田舎地域であった場合の例である。
図示するように、このナビゲーション画像は、以上の三次元表現地図描画処理で生成した地図画像901上に、メモリ106にセットされている現在位置を表す現在位置マーク902や、メモリ106にセットされている推奨ルートを表す推奨ルート図形903が描画されたものとなっている。
次に、図9bは、ステップ706の判定が都会地域であった場合の例である。
図示するように、このナビゲーション画像は、以上の三次元表現地図描画処理で生成した地図画像901上に、メモリ106にセットされている現在位置を表す現在位置マーク902や、メモリ106にセットされている推奨ルートを表す推奨ルート図形903が描画されたものとなっている。
ここで、前述のように、本実施形態では、三次元表現の地図の描画に用いる視線方向の仰角は、地形の起伏の表現を含む地図画像を生成する田舎地域において、地形の起伏の表現を含まない地図画像を生成する都会地域よりも大きく設定している。したがって、田舎地域における地形の起伏の表現において、視点の近くの丘などによって、その奥の地形が視点に対して隠されてしまうことを抑制して、奥行きのある視認性に優れた地図表現を行うことができるようになる。
ただし、三次元表現の地図の描画に用いる視線方向の仰角は、ユーザの好みや、その用途などに応じて、地形の起伏の表現を含む地図画像を生成する田舎地域において、地形の起伏の表現を含まない地図画像を生成する都会地域よりも小さくなるように設定するようにしてもよい。
なお、以上の実施形態は、建物図形の数、すなわち、図形オブジェクト種別が建物図形である図形レコードの数に応じて都会地域/田舎地域の判定を行う代わりに、その他の、都会/田舎を判定可能な任意の情報を用いて、都会地域/田舎地域の判定を行うようにしてもよい。たとえば、図形オブジェクト種別が建物図形であって三次元図形データを持つ図形レコードの数(三次元表現可能な建物の数)や、道路密度や、地図データに各種情報が登録されている地点の数などに応じて都会地域/田舎地域の判定を行うようにしてよい。
ところで、以上の第1、第2実施形態における都会地域/田舎地域に応じた地図画像の切替は、図10に示す処理によって表示地図切替処理によって行うようにしてもよい。
すなわち、まず、しきい値Thnを予め定めた値Stdに設定する(ステップ1002)。そして、判定領域内の建物図形の数を、図形オブジェクト種別が建物図形であり、図形表示位置が判定領域内である図形レコードの数として求める(ステップ1004)。
そして、求めた建物図形の数がしきい値Thnより大きければ(ステップ1006)、都会地域と判定し(ステップ1014)、しきい値ThnをStd-OSとすることによりしきい値Thnの値を減少させ、より田舎地域と判定され難くする(ステップ1016)。そして、前記第1、第2実施形態のように都会地域に応じた地図画像の生成を行い(ステップ1012)、ステップ1004に戻る。
Claims (13)
- 地図を表示するナビゲーション装置であって、
地図上で建物を表すために用いる建物図形の形状と表示位置とのデータを含む地図データに基づいて、表示対象となった範囲の地図を描画する地図描画手段と、
前記地図描画手段が描画した地図を表示する表示手段と、
前記地図データに基づいて、前記表示対象となった地図の範囲の少なくとも一部を含む所定の区域内に表示位置を持つ前記建物図形の数または密度または面積または面積の前記区域に対する比率が所定のレベル以上であるか否かを判定する判定手段とを有し、
前記地図描画手段は、前記判定手段が前記所定のレベル以上であると判定した場合と所定レベル以上でないと判定した場合で、異なる表現形態で表現された地図が生成されるよう、前記地図データに基づいて、表示対象となった範囲の地図を描画することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1記載のナビゲーション装置であって、
前記地図描画手段は、前記判定手段が前記所定のレベル以上であると判定した場合と所定レベル以上でないと判定した場合で、異なる配色の前記地図が生成されるよう地図の描画を行うことを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1または2記載のナビゲーション装置であって、
前記地図描画手段は、前記判定手段が前記所定のレベル以上であると判定した場合に、山間部内の高度の表現を含む地図を生成し、所定レベル以上でないと判定した場合に、山間部内の高度の表現を含まない地図が生成されるよう地図の描画を行うことを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1、2または3記載のナビゲーション装置であって、
前記地図描画手段は、夜間用の地図を描画するときに、前記建物図形の少なくとも一部を高輝度色で描画し、かつ、前記判定手段が前記所定のレベル以上でないと判定した場合に前記建物図形の高輝度色で描画される部分が、前記判定手段が所定レベル以上であると判定した場合に前記建物図形の高輝度色で描画される部分よりも大きくなるように、前記建物図形の描画を行うことを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1、2、3または4記載のナビゲーション装置であって、
前記判定手段は、地図データに基づいて、前記表示対象となった地図の範囲に含まれる行政界毎に、当該行政界に対応する領域内に表示位置を持つ前記建物図形の数または密度または面積または面積の前記区域に対する比率が所定のレベル以上であるか否かを判定し、
前記地図描画手段は、前記表示対象となった地図の各行政界に対応する部分が、当該行政界について前記判定手段が前記所定のレベル以上であると判定した場合と所定レベル以上でないと判定した場合で、異なる表現形態で表現されるように、各行政界に対応する地図の部分を描画することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1記載のナビゲーション装置であって、
前記地図描画手段は、前記判定手段が前記所定のレベル以上であると判定した場合に、前記地図データに基づいて、地形が経緯度方向のみの二次元の形状を持つ地図である二次元地形表現地図を当該二次元地形表現地図上方の視点から観測した場合に得られる画像を前記表示手段が表示する地図として描画し、前記判定手段が前記所定のレベル以上でないと判定した場合に、前記地図データに基づいて、地形が経緯度標高方向の三次元の形状を持つ地図である三次元地形表現地図を当該三次元地形表現地図上方の視点から観測した場合に得られる画像を前記表示手段が表示する地図として描画することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項6記載のナビゲーション装置であって、
前記二次元地形表現地図は、前記二次元の形状を持つ地形上に配置された、建物を表す三次元形状の図形を含み、前記三次元地形表現地図は、前記建物を表す三次元の形状の図形を含まないことを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項6または7記載のナビゲーション装置であって、
前記地図描画手段は、前記判定手段が前記所定のレベル以上であると判定した場合と、前記判定手段が前記所定のレベル以上でないと判定した場合とで、前記視点からの観測の視線の方向の仰角を異ならせることを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載のナビゲーション装置であって、
前記判定手段の判定結果が頻繁に変化することを抑制する抑制手段を有することを特徴とするナビゲーション装置。 - ナビゲーション装置において地図を表示する地図表示方法であって、
地図上で建物を表すために用いる建物図形の形状と表示位置とのデータを含む地図データに基づいて、前記表示対象となった地図の範囲の少なくとも一部を含む所定の区域内に表示位置を持つ前記建物図形の数または密度または面積または面積の前記区域に対する比率が所定のレベル以上であるか否かを判定するステップと、
前記所定のレベル以上であると判定した場合と前記所定レベル以上でないと判定した場合で、異なる表現形態で表現された地図が生成されるよう、前記地図データに基づいて表示対象となった範囲の地図を描画するステップと、
描画された地図を表示するステップとを有することを特徴とする地図表示方法。 - ナビゲーション装置において、地図データに基づいて地図を表示する地図表示方法であって、
地図データに基づいて、前記地図を表示する対象となる地域が市街地であるか否かを判定するステップと、
前記地図を表示する対象となる地域が市街地であると判定した場合に、前記地図データに基づいて、地形が経緯度方向のみの二次元の形状を持つ地図である二次元地形表現地図を当該二次元地形表現地図上方の視点から観測した場合に得られる画像を前記地図として描画し、前記地図を表示する対象となる地域が市街地でないと判定した場合に、前記地図データに基づいて、地形が経緯度標高方向の三次元の形状を持つ地図である三次元地形表現地図を当該三次元地形表現地図上方の視点から観測した場合に得られる画像を前記地図として描画するステップと、
描画された地図を表示するステップとを有することを特徴とする地図表示法補。 - コンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータに、
地図上で建物を表すために用いる建物図形の形状と表示位置とのデータを含む地図データに基づいて、前記表示対象となった地図の範囲の少なくとも一部を含む所定の区域内に表示位置を持つ前記建物図形の数または密度または面積または面積の前記区域に対する比率が所定のレベル以上であるか否かを判定するステップと、
前記所定のレベル以上であると判定した場合と前記所定レベル以上でないと判定した場合で、異なる表現形態で表現された地図が生成されるよう、前記地図データに基づいて表示対象となった範囲の地図を描画するステップと、
描画された地図を表示するステップとを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - コンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータに、
地図を表示する対象となる地域を選定するステップと、
地図データに基づいて、前記地図を表示する対象となる地域が市街地であるか否かを判定するステップと、
前記地図を表示する対象となる地域が市街地であると判定した場合に、前記地図データに基づいて、地形が経緯度方向のみの二次元の形状を持つ地図である二次元地形表現地図を当該二次元地形表現地図上方の視点から観測した場合に得られる画像を前記地図として描画し、前記地図を表示する対象となる地域が市街地でないと判定した場合に、前記地図データに基づいて、地形が経緯度標高方向の三次元の形状を持つ地図である三次元地形表現地図を当該三次元地形表現地図上方の視点から観測した場合に得られる画像を前記地図として描画するステップと、
描画された地図を表示するステップとを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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