JPH10333555A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JPH10333555A
JPH10333555A JP9144319A JP14431997A JPH10333555A JP H10333555 A JPH10333555 A JP H10333555A JP 9144319 A JP9144319 A JP 9144319A JP 14431997 A JP14431997 A JP 14431997A JP H10333555 A JPH10333555 A JP H10333555A
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悟 広瀬
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眞幸 渡部
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則政 岸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、都市部等の特定地域の視認性を向
上させるとともに感覚的、概念的に違和感のない表示色
で表示させることを目的とする。 【解決手段】 記憶手段7に記憶された地図情報から所
定の地域の地図情報を選択して表示手段1で表示するに
当たり、選択された地図情報の中に予め定められた特定
の地域が含まれているときには、制御手段2がこの特定
の領域を他の選択された地図領域とは異なるカラーテー
ブルにより標高に対応した表示色で表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市部等の特定地
域の視認性を高めることができる車両用表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用表示装置としては、例え
ば、図5に示すようなカーナビゲーションシステムがあ
る。同図において、1はTFT液晶やCRT等のカラー
表示が可能な表示手段、2は各種入力に応じて表示等の
演算処理を行う制御手段としてのメイン制御部、3はG
PS信号等の自車位置検出用入力信号、4は車速信号や
ジャイロ信号、サイドブレーキ信号、シフトポジション
信号等の走行状態確認用入力信号、5は車幅灯やヘッド
ランプ(以下H/Lと云う)オン信号や環境照度の測定
結果などの表示手段画面の明るさを変化させるための表
示明るさ切替え用信号、8は地形や道路、建物等の情報
(略全国情報)が入っているCD−ROM等の記録メデ
ィア、6は記録メディア8からデータを読み出すデータ
読み出し装置である。そして、自車位置検出用信号3及
び走行状態確認用入力信号4を基に、現在の車両の緯
度、経度などの自車位置を求め、その自車位置付近の地
形や道路、建物等の情報を記録メディア8からデータ読
み出し装置6で読み出し、メイン制御部2で演算処理し
て表示手段1に表示する。視認性を考慮して、車幅灯オ
ン信号や照度センサ信号等の環境照度に対応した表示明
るさ切替え用信号5によって、表示の色の明るさを制御
している。この場合、カラーテーブルとしては複数存在
するが、一画面の描画には1つのカラーテーブルしか使
用していない。
【0003】表示手段1の表示色や明るさなどは、カラ
ーテーブルとして三原色(赤、緑、青)それぞれのFB
値が羅列されている。FB値はCRTにおける蛍光体の
輝度を制御する入力電圧又は液晶の透過率を制御する入
力電圧を5〜8ビットで正規化した整数値である。表示
手段1がCRTの場合、γ値と呼ばれている特性であ
る。一方、地形の立体表示としては図6の地図帳等の例
があり、標高値に応じて異なる色で塗分けされていて、
車両用表示装置への応用が予想される。このような表示
は、標高データがあれば立体的な地形の描画は可能であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用表示装置にあっては、例えば、標高に
応じて色が変化する地形表示の場合、ある程度の明るさ
条件で色範囲を広くとる必要があり、異なる色相を標高
に割り当てて表示している。このため、特別な意味をも
つ特定の地域とその他の部分が同じ表示色となっていた
ため、地図情報の特定地域等の認識ができずに、特に都
市部などの表示では表示色が感覚的、概念的に合わない
という問題点があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、第1に都市部等の特定地域の視認
性を向上させるとともに感覚的、概念的に違和感のない
表示色で表示させることができ、第2に都市部等の特定
地域でありながら立体的な地形表示を両立させることが
でき、第3に車両走行中はドライバーが特定地域の表示
を短時間で容易に認識することができる車両用表示装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、少なくとも道路や地形等の
地図情報を表示する車両用表示装置であって、少なくと
も地図情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶
された地図情報を表示する表示手段と、前記記憶手段に
記憶された地図情報から所定の地域の地図情報を選択す
る地図情報選択手段と、標高に対応した表示色を有する
第1のカラーテーブル及び、この第1のカラーテーブル
と異なる第2のカラーテーブルを記憶しているカラーテ
ーブル記憶手段と、前記地図情報選択手段により選択さ
れた地図情報の中に、予め定められた特定の地域がある
かどうかを判定する特定地域判定手段と、この特定地域
判定手段により特定の地域が前記地図情報にあると判定
された場合に、前記第2のカラーテーブルに対応した表
示色で前記特定地域の標高表示を前記表示手段へ行う制
御手段と、を備えたことを要旨とする。この構成によ
り、判定された特定の地域が、その特定の地域用の表示
色で、画面上に立体的に表示される。
【0007】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の車両用表示装置において、前記第2のカラーテーブル
は複数のカラーテーブルを有し、前記特定地域判定手段
によって特定地域が判定された場合、この特定地域の種
別または程度により、前記第2の複数のカラーテーブル
の中の一つに対応した表示色で、前記特定地域の標高表
示を行うことを要旨とする。この構成により、特定地域
の種別、程度で、カラーテーブルを変えたため、何の特
定地域かが判りやすい。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の車両用表示装置において、前記第1のカラー
テーブルが、標高の変化に対応する表示色の変化が第2
のカラーテーブルよりも大きいことを要旨とする。この
構成により、特定地域に標高差があっても、色の差が少
ないので、特定地域の領域をよりつかみやすい。
【0009】請求項4記載の発明は、上記請求項1,
2,3記載の車両用表示装置において、前記特定地域が
都市部の場合、該都市部の判定は、記録された地図情報
からの単位面積当りの電話番号数、建物数、地名数、道
路の幅及び本数、人口数、レストラン数、コンビニエン
スストア数、駅、県庁又は市役所との距離、又は当該都
市部の緯度、経度の少なくとも何れかで行うように構成
してなることを要旨とする。この構成により、都市部の
判定は、具体的には、記録された地図情報から得られる
人口密度等によって容易に行うことが可能となる。
【0010】請求項5記載の発明は、上記請求項1,
2,3,4記載の車両用表示装置において、前記特定地
域の表示色と前記特定地域以外の地域の表示色とは、色
相が反対色又は色相差が60度〜300度程度の範囲で
あることを要旨とする。この構成により、特定地域が確
実に認識しやすくなる。
【0011】請求項6記載の発明は、上記請求項1,
2,3,4,5記載の車両用表示装置において、前記特
定地域の表示色を、当該特定地域の画面上の表示面積に
応じて変化させることを要旨とする。この構成により、
特定地域の画面上の表示面積が、例えば小さい場合に
は、標高等に対応した表示色の変化量を小さくするか又
は固定する。
【0012】請求項7記載の発明は、上記請求項6記載
の車両用表示装置において、前記特定地域の画面上の表
示面積が、解像度又は人の眼の空間周波数特性から、解
像度×5以上又は0.238cpd×5以上の場合にの
み当該特定地域の地形の表示色を標高で変化させて表示
することを要旨とする。この構成により、具体的には、
特定地域の画面上の表示面積が、解像度×5以下等の場
合に、標高等に対応した表示色の変化量を小さくするか
又は固定する。
【0013】請求項8記載の発明は、上記請求項1記載
の車両用表示装置において、走行状態認識用信号により
車両が走行中と判定した場合には、前記地図情報選択手
段により選択された地図情報の全領域を、第1のカラー
テーブルおよび第2のカラーテーブルのどちらか一方に
対応した表示色でのみ表示することを要旨とする。この
構成により、車両走行時においても、短時間で特定地域
を認識しやすくなる。
【0014】請求項9記載の発明は、上記請求項4記載
の車両用表示装置において、前記都市部を表示する場合
に、前記単位面積当りの電話番号数、建物数、地名数、
道路の幅及び本数、人口数、レストラン数、コンビニエ
ンスストア数の数値の大小に合わせて、表示色の彩度を
変化させて表示することを要旨とする。この構成によ
り、都市部判定の際の人口密度、レストラン数密度等に
応じて表示色の鮮やかさが変化する。
【0015】請求項10記載の発明は、上記請求項1記
載の車両用表示装置において、自車位置を検出する自車
位置検出手段を有し、前記地図情報選択手段が、この自
車位置を含む所定の領域の地図情報を選択することを要
旨とする。この構成により、記録された地図情報から自
車位置付近の情報が読み出されて特定の地域が判定され
る。そして判定された自車位置を含む特定の地域が、そ
の特定の地域に概念的に合致した表示色、さらにその表
示色の中で標高に対応した色付けがされて立体的に表示
される。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、少なくと
も道路や地形等の地図情報を表示する車両用表示装置で
あって、少なくとも地図情報を記憶する記憶手段と、前
記記憶手段に記憶された地図情報を表示する表示手段
と、前記記憶手段に記憶された地図情報から所定の地域
の地図情報を選択する地図情報選択手段と、標高に対応
した表示色を有する第1のカラーテーブル及び、この第
1のカラーテーブルと異なる第2のカラーテーブルを記
憶しているカラーテーブル記憶手段と、前記地図情報選
択手段により選択された地図情報の中に、予め定められ
た特定の地域があるかどうかを判定する特定地域判定手
段と、この特定地域判定手段により特定の地域が前記地
図情報にあると判定された場合に、前記第2のカラーテ
ーブルに対応した表示色で前記特定地域の標高表示を前
記表示手段へ行う制御手段と具備させたため、特定の地
域が、その特定地域用の表示色で画面上に立体的に表示
されて、特定地域の視認性を向上させることができると
ともに、その特定地域を感覚的、概念的に違和感のない
表示色で表示させることができる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、前記第2の
カラーテーブルは複数のカラーテーブルを有し、前記特
定地域判定手段によって特定地域が判定された場合、こ
の特定地域の種別または程度により、前記第2の複数の
カラーテーブルの中の一つに対応した表示色で、前記特
定地域の標高表示を行うことで、特定領域の種別、程度
で、カラーテーブルを変えるようにしたため、何の特定
地域かをわかりやすくすることができる。
【0018】請求項3記載の発明によれば、前記第1の
カラーテーブルを、標高の変化に対応する表示色の変化
が第2のカラーテーブルよりも大きくしたので、特定地
域に標高差があっても、色の差を少なくでき、もって特
定地域の領域をよりつかみやすくすることができる。
【0019】請求項4記載の発明によれば、前記特定地
域が都市部の場合、該都市部の判定は、記録された地図
情報からの単位面積当りの電話番号数、建物数、地名
数、道路の幅及び本数、人口数、レストラン数、コンビ
ニエンスストア数、駅、県庁又は市役所との距離、又は
当該都市部の緯度、経度の少なくとも何れかで行うよう
にしたため、都市部の判定を容易に行うことができる。
【0020】請求項5記載の発明によれば、前記特定地
域の表示色と前記特定地域以外の地域の表示色とは、色
相が反対色又は色相差が60度〜300度程度の範囲と
したため、特定地域の視認性を確実に高めることができ
る。
【0021】請求項6記載の発明によれば、前記特定地
域の表示色を、当該特定地域の画面上の表示面積に応じ
て変化させるようにしたため、特定地域の画面上の表示
面積が、例えば小さい場合において、その特定地域の視
認性の低下を抑えることができる。
【0022】請求項7記載の発明によれば、前記特定地
域の画面上の表示面積が、解像度又は人の眼の空間周波
数特性から、解像度×5以上又は0.238cpd×5
以上の場合にのみ当該特定地域の地形の表示色を標高で
変化させて表示するようにしたため、具体的には、特定
地域の画面上の表示面積が、解像度×5以下等の場合
に、その表示色を標高等に対応せずに同色等にすること
で、特定地域の視認性の低下を抑えることができる。
【0023】請求項8記載の発明によれば、前記地図情
報選択手段により選択された地図情報の全領域を、第1
のカラーテーブルおよび第2のカラーテーブルのどちら
か一方に対応した表示色でのみ表示することとしたの
で、車両走行時においても、特定地域を短時間で容易に
認識することができる。
【0024】請求項9記載の発明によれば、前記都市部
を表示する場合に、前記単位面積当りの電話番号数、建
物数、地名数、道路の幅及び本数、人口数、レストラン
数、コンビニエンスストア数の数値の大小に合わせて、
表示色の彩度を変化させて表示するようにしたため、都
市部判定の際の人口密度、レストラン数密度等に応じて
表示色の鮮やかさを変化させることで、特定地域の視認
性の向上とともに表示のバリエーションが豊富になり、
表示鑑賞を楽しむことができる。
【0025】請求項10記載の発明によれば、自車位置
を検出する自車位置検出手段を有し、前記地図情報選択
手段は、この自車位置を含む所定の領域の地図情報を選
択するようにしたため、自車位置を含む特定の地域が、
その特定の地域に概念的に合致した表示色、さらにその
表示色の中で標高に対応した色付けがされて、特定地域
の視認性を向上させることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図4に基づいて説明する。本実施の形態の車両用表
示装置は、地形情報等の表示において、都市部等の特定
地域の表示色を、それ以外の部分と変えて表示すること
により、地図情報の視認性向上を目的としている。ま
ず、図1を用いて車両用表示装置の構成を説明する。な
お、図1において前記図5におけるブロックと同一ない
し均等のものは、前記と同一符号を以って示し、重複し
た説明を省略する。図1において、7は自車位置付近の
地形(標高)や道路、建物等の情報(略全国情報)及び
複数のカラーテーブル等の所要の情報が入っているCD
−ROM等の記録メディアである。メイン制御部2に自
車位置検出用信号3及び走行状態確認用信号4を入力し
て現在の自車位置を求め、さらに記録メディア7から自
車位置付近の地図情報を読み出して都市部等の特定地域
を判定する。したがって、自車位置検出用信号3及び走
行状態確認用信号4の両信号入力部、記録メディア7及
びメイン制御部2により特定地域判定手段が構成されて
いる。
【0027】記録メディア7には、特定地域領域用の標
高を表示するための表示色データとして、第2のカラー
テーブル、特定地域領域以外の標高を表示するための表
示色データとして、第1のカラーテーブルを記録してい
る。第1のカラーテーブルは、例えば、山であれば茶
色、緑地であれば緑というように、標高に応じて表示色
を変えるようにしている。また、第2のカラーテーブル
は、例えば、都市部であれば、赤というように、第1の
カラーテーブルと異なると共に、標高に応じてその赤の
表示色を変えるようにしている。この第2のカラーテー
ブルは、その特定地域の種別や程度(大都市か、中都市
か)でその基本となる表示色を、例えば、大都市では濃
い赤、中都市では中間の赤、となるようにしてもよい。
また、第1のカラーテーブルと第2のカラーテーブルで
は、標高の変化に対応する表示色の変化を同じにしても
よいし、異ならせてもよい。
【0028】次に、メイン制御部2による表示手段1へ
の表示制御作用を順に説明する。
【0029】特定地域の判定及びこの判定結果に基づく
表示手段1への表示制御作用を、図2のフローチャート
を用いて説明する。メイン制御部2に自車位置検出用信
号3及び走行状態確認用信号4を入力して現在の自車位
置を求める(ステップ101)。その自車位置付近の地
形や道路、建物等の情報を記録メディア7からデータ読
み出し装置6を介して読み込み(ステップ102)、さ
らに、これと同様にして、公園や緑地などの地目、市町
村、特殊施設や工業地帯、住宅地、都市部等の特定地域
判定用のデータを読み込む(ステップ103)。いま、
特定地域として都市部を考えたとき、都市部と判定する
ための入力情報としては、電話番号数、道路の本数及び
幅、建物数、交差点や地名等の数、人口数、レストラン
数、コンビニエンスストア数等があり、また、駅や県
庁、市役所等との距離、都市部の緯度/経度等も判定情
報である。この他に、VICS情報等で都市部などの特
定地域を判定する信号を受信する方法も考えられる。そ
して、これらの情報を基に、特定地域の判定を行う(ス
テップ104)。都市部と判定する基準としては、例え
ば、人口密度は150〜200人/ha以上、電話件数
は50〜100件/ha以上、地名数や交差点数は5〜
10以上、駅や県庁、市役所等との距離は5〜10km
以内などがある。これらは、いろいろな組み合わせが可
能であり、この判断基準値自体も外部よりの入力で変更
可能である。特定地域として都市部以外の地域を判定す
る場合の例として緑地や農村などの場合を説明すると、
緑地や農村と判定するための入力情報としては、道路
数、建物数、人口密度、標高値などがある。そして、緑
地や農村と判定する基準としては、舗装道路が0〜2本
/ha、建物数が1〜2戸/ha以下、人口密度が30
人/ha以下、標高値が50m以上500m以下などが
ある。住宅地の場合は、人口密度が200〜300人/
haである。上記のようにして、都市部、緑地や農村、
住宅地等の特定地域が判定されたとき(ステップ104
のYes)、記録メディア7から特定地域用の表示色を
記録保存している標高配色カラーテーブル(第2のカラ
ーテーブル)を読み込み(ステップ105)、特定地域
以外の地域に対しては、特定地域の表示色と異なる表示
色の標高に対応しているカラーテーブル(第1のカラー
テーブル)を読み込み(ステップ104のNo,ステッ
プ106)、表示手段1の画面に、判定された特定地域
の表示色と特定地域以外の地域の表示色に差をつけて、
地図情報を描画する(ステップ107,108)。特定
地域としての都市部の色は、感覚的、概念的に違和感の
ない青系または赤系とし、その中で標高に対する色付け
をする。また、都市部を表示する場合に、単位面積当り
の電話番号数、建物数、交差点や地名等の数、道路の本
数及び幅、人口数、レストラン数、コンビニエンススト
ア数の数値の大小に合わせて、表示色の彩度を変化させ
て表示することで、表示のバリエーションが豊富にな
り、操作や表示鑑賞が楽しめるようにすることもでき
る。人口が昼/夜で変動する場合には、これに対応した
都市部の表示も可能である。このような都市部等の特定
地域の表示色と特定地域以外の地域の表示色との差は、
例えば、色相が反対色程度又は色相差が60〜300度
程度とする。この色相の差は、2種類以上の特定地域が
混在して両方表示する場合などの条件にも使用できる。
また、均等色空間の色差でも規定することができ、おお
よそΔEuv>8〜12である。上記の色相及び彩度は、
図4に示す3次元空間で表わせ、各々の算出式は、FB
値−輝度特性及び各色のxy色度値から求めることがで
きる。この計算式を用いれば、特定地域のカラーテーブ
ルを計算で求めることが容易であり、従来のカラーテー
ブルを特定地域の概念色方向に移動して逆演算によって
求めることができる。
【0030】特定地域の画面上の表示面積が小さい場合
及び車両が走行中のときの表示手段1への表示制御作用
を、図3のフローチャートを用いて説明する。メイン制
御部2に自車位置検出用信号3及び走行状態確認用信号
4を入力して現在の自車位置を求める(ステップ20
1)。記録メディア7から、自車位置付近の地図情報及
び特定地域判定用のデータを読み込み、前記と同様にし
て特定地域の判定を実行する(ステップ202)。この
判定結果を基にカラーテーブルを読み込んで表示手段1
の画面に地図情報を描画する(ステップ207,20
8)。しかし、このとき、表示画面上での特定地域の表
示面積が小さい場合は、特定地域用の表示色の中で標高
に対応して色を変化させても、標高の認識は困難とな
り、逆にわかりにくくなる。そこで、表示画面の解像度
又は人の眼の空間周波数特性(視力0.7以上)から、
特定地域の画面上の表示面積が、解像度×5以下又は
0.238cpd以下の場合に、その表示面積は小さい
と判定し(ステップ203のNo)、カラーテーブル内
の色差をjnd尺度(マクアダム楕円の約3倍)程度に
小さくするか又は全く同じ色として(ステップ20
5)、特定地域は、標高に対応した表示色の変化量を小
さくするか又は固定する。また、車両走行中は(ステッ
プ204のNo)、ドライバーが特定地域の表示を短時
間で容易に認識できるように、上記の画面上の表示面積
によるカラーテーブルの色制限と同様な処理を行う。特
定地域の画面上の表示面積が十分に大きく(ステップ2
03のYes)、また車両が停止状態のときは(ステッ
プ204のYes)、前記と同様に、標高配色カラーテ
ーブルを読み込み(ステップ206)、特定地域の表示
色と特定地域以外の地域の表示色に差をつけ、且つ特定
地域は、その表示色の中で標高に対する色付けをして表
示手段1の画面に表示する。
【0031】上述したように、本実施の形態によれば、
判定された特定地域の表示色と特定地域以外の地域の表
示色に差をつけるとともに特定地域は、その表示色の中
で標高に対する色付けをするようにしたため、都市部な
どの特定地域でありながら、立体的な地形表示を両立さ
せることができ、特に、特定地域の視認性が向上し、感
覚的、概念的に違和感のないリアリティ感のある表示が
得られる。また、車両走行時には特定地域の表示色の変
化量を小さく又は固定することにより、短時間で特定地
域の認識が容易となる。また、画面上での表示面積によ
っても同様な処理を行い、視認性を向上させることがで
きる。また、特定地域の判断基準を外部より入力、変更
ができることにより、任意に地形表示が可能となり、各
個人の好みに対応した、操作も楽しく適応範囲の広い車
両用表示装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用表示装置の実施の形態を示
すブロック図である。
【図2】上記実施の形態において特定地域の判定及びそ
の判定結果に基づく表示手段への表示制御を説明するた
めのフローチャートである。
【図3】上記実施の形態において特定地域の表示面積が
小さい場合及び車両走行中のときの表示手段への表示制
御を説明するためのフローチャートである。
【図4】上記実施の形態において色相、彩度軸を有する
3次元色空間を示す図である。
【図5】従来の車両用表示装置のブロック図である。
【図6】従来の立体的な地形表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 表示手段 2 メイン制御部(制御手段) 7 記録メディア

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも道路や地形等の地図情報を表
    示する車両用表示装置であって、少なくとも地図情報を
    記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された地図情報を表示する表示手段
    と、 前記記憶手段に記憶された地図情報から所定の地域の地
    図情報を選択する地図情報選択手段と、 標高に対応した表示色を有する第1のカラーテーブル及
    び、この第1のカラーテーブルと異なる第2のカラーテ
    ーブルを記憶しているカラーテーブル記憶手段と、 前記地図情報選択手段により選択された地図情報の中
    に、予め定められた特定の地域があるかどうかを判定す
    る特定地域判定手段と、 この特定地域判定手段により特定の地域が前記地図情報
    にあると判定された場合に、前記第2のカラーテーブル
    に対応した表示色で前記特定地域の標高表示を前記表示
    手段へ行う制御手段と、を備えたことを特徴とする車両
    用表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用表示装置であっ
    て、 前記第2のカラーテーブルは複数のカラーテーブルを有
    し、 前記特定地域判定手段によって特定地域が判定された場
    合、この特定地域の種別または程度により、前記第2の
    複数のカラーテーブルの中の一つに対応した表示色で、
    前記特定地域の標高表示を行うことを特徴とした車両用
    表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の車両用表示装置
    であって、 前記第1のカラーテーブルは、標高の変化に対応する表
    示色の変化が第2のカラーテーブルよりも大きいことを
    特徴とする車両用表示装置。
  4. 【請求項4】 前記特定地域が都市部の場合、該都市部
    の判定は、記録された地図情報からの単位面積当りの電
    話番号数、建物数、地名数、道路の幅及び本数、人口
    数、レストラン数、コンビニエンスストア数、駅、県庁
    又は市役所との距離、又は当該都市部の緯度、経度の少
    なくとも何れかで行うように構成してなることを特徴と
    する請求項1,2,3記載の車両用表示装置。
  5. 【請求項5】 前記特定地域の表示色と前記特定地域以
    外の地域の表示色とは、色相が反対色又は色相差が60
    度〜300度程度の範囲であることを特徴とする請求項
    1,2,3,4記載の車両用表示装置。
  6. 【請求項6】 前記特定地域の表示色を、当該特定地域
    の画面上の表示面積に応じて変化させることを特徴とす
    る請求項1,2,3,4,5記載の車両用表示装置。
  7. 【請求項7】 前記特定地域の画面上の表示面積が、解
    像度又は人の眼の空間周波数特性から、解像度×5以上
    又は0.238cpd×5以上の場合にのみ当該特定地
    域の地形の表示色を標高で変化させて表示することを特
    徴とする請求項6記載の車両用表示装置。
  8. 【請求項8】 走行状態認識用信号により車両が走行中
    と判定した場合には、前記地図情報選択手段により選択
    された地図情報の全領域を、第1のカラーテーブルおよ
    び第2のカラーテーブルのどちらか一方に対応した表示
    色でのみ表示することを特徴とする請求項1記載の車両
    用表示装置。
  9. 【請求項9】 前記都市部を表示する場合に、前記単位
    面積当りの電話番号数、建物数、地名数、道路の幅及び
    本数、人口数、レストラン数、コンビニエンスストア数
    の数値の大小に合わせて、表示色の彩度を変化させて表
    示することを特徴とする請求項4記載の車両用表示装
    置。
  10. 【請求項10】 自車位置を検出する自車位置検出手段
    を有し、前記地図情報選択手段は、この自車位置を含む
    所定の領域の地図情報を選択することを特徴とする請求
    項1記載の車両用表示装置。
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