JP2014190557A - ヒートポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】暖房運転中、蒸発器として機能する熱源側熱交換器の不凍液流路の不凍液中の水分の凍結を防止するヒートポンプ装置を提供する。
【解決手段】熱源側熱交換器7を蒸発器として機能させると共に負荷側熱交換器5を凝縮器として機能させて被空調空間を加熱する暖房運転中に、制御手段22が、吸入温度検出手段10で検出される冷媒の温度と蒸発温度検出手段11で検出される熱源側熱交換器7の冷媒の温度との検出温度差を所定の目標値にするように膨張弁6の開度を制御するヒートポンプ装置において、制御手段22は、蒸発温度検出手段11で検出される冷媒の温度に応じて、所定の目標値と、圧縮機4の周波数または回転数の上限値とを設定するようにした。
【選択図】 図2

Description

この発明は、蒸発器として機能する熱源側熱交換器の不凍液流路での不凍液の凍結を防止するヒートポンプ装置に関するものである。
従来この種のヒートポンプ装置においては、図7に示すように、室外機としてのヒートポンプユニット101と、圧縮機102、被空調空間に設置された室内機103に設けられた負荷側熱交換器104、膨張弁105、熱源側熱交換器106の冷媒流路106aを冷媒配管107で環状に接続したヒートポンプ回路108と、熱源側熱交換器106の不凍液流路106b、地中に設置された地中熱交換器109を不凍液配管110で環状に接続した地中熱循環回路111と、地中熱循環回路111に不凍液を循環させる地中熱循環ポンプ112と、制御手段113とを備え、制御手段113は、圧縮機102、地中熱循環ポンプ112を駆動させ、熱源側熱交換器106を蒸発器として機能させると共に、負荷側熱交換器104を凝縮器として機能させて、室内機103が設置された被空調空間を加熱する暖房運転を行うものがあった。(例えば、特許文献1参照。)
特開2006−292313号公報
ところで、この従来のヒートポンプ装置では、図7に示すように、圧縮機102の吸入側に圧縮機102へ吸入される冷媒の温度を検出する吸入温度センサ114、熱源側熱交換器106の冷媒の温度を検出する蒸発温度センサ115が設けられ、前記暖房運転を行っているとき、吸入温度センサ114で検出される冷媒温度と、蒸発温度センサ115で検出される冷媒温度とを計測し、この検出温度差(スーパーヒート量)を目標値(一定値)にするように膨張弁105の開度を制御するスーパーヒート制御と呼ばれる制御方法が採用される場合がある。
前記暖房運転の際に上記のスーパーヒート制御を行うヒートポンプユニット101の熱源側熱交換器106を、図8に示すように地中熱交換器109に対して2台並列に接続し、図中上段のヒートポンプユニット101側で暖房運転を行い、且つ図中下段のヒートポンプユニット101(ここでは、説明を簡単にするために下段側のその他の構成部品の符号については省略する)側で暖房運転を行っていない場合、図中上段のヒートポンプユニット101では、制御手段113が、吸入温度センサ114で検出された温度と蒸発温度センサ115で検出された温度との検出温度差を一定値にするように膨張弁105の開度を制御するスーパーヒート制御が行われている。
ここで、図中上段のヒートポンプユニット101側で暖房運転を行っている最中に、図中下段のヒートポンプユニット101側で暖房運転が開始されると、図中上段のヒートポンプユニット101側の地中熱循環回路111の循環流量が、下段のヒートポンプユニット101側に奪われるため、図中上段のヒートポンプユニット101側の地中熱循環回路111の循環流量が不足する。そうすると、熱源側熱交換器106での熱交換量が減り、蒸発温度センサ115で検出される熱源側熱交換器106の冷媒の温度が急激に低下していく。
この時、制御手段113は、膨張弁105の開度を絞ることで、吸入温度センサ114で検出された温度と蒸発温度センサ115で検出された温度との検出温度差を一定値にしようとするが、膨張弁105の開度を絞ると、熱源側熱交換器106の冷媒の温度がさらに低下していく。そして、熱源側熱交換器106の冷媒の温度が、例えば−15℃を下回ると、熱交換器の種類によっては、熱源側熱交換器106の不凍液流路106b側で流通する不凍液中の水分が凍結し始め、不凍液流路106b内壁に徐々に氷が張るにつれて、不凍液流路106bが閉塞されていき、地中熱循環回路111を循環する不凍液の循環流量が低下すると共に、熱源側熱交換器106での熱交換量が不足していくため、熱源側熱交換器106の冷媒の温度がさらに低下する。そうすると、また膨張弁105の開度を絞る制御が行われ、熱源側熱交換器106の冷媒の温度がよりいっそう低下するという悪循環となり、その結果、不凍液流路106b内で氷が成長していき、熱源側熱交換器106が破損するおそれがあった。
この発明は上記課題を解決するために、特に請求項1ではその構成を、圧縮機と、被空調空間に設置された室内機に設けられた負荷側熱交換器と、膨張弁と、熱源側熱交換器の冷媒流路とを冷媒配管で環状に接続したヒートポンプ回路と、前記圧縮機へ吸入される冷媒の温度を検出する吸入温度検出手段と、前記膨張弁の出口から前記熱源側熱交換器の出口までの気液混合状態の冷媒の温度を検出する蒸発温度検出手段と、前記熱源側熱交換器の冷媒を加熱する熱媒循環式の熱源部と、該熱源部の熱源と前記熱源側熱交換器の不凍液流路との間を不凍液配管で環状に接続した熱源側循環回路と、該熱源側循環回路に不凍液を循環させる熱源側循環ポンプと、これらの作動を制御する制御手段とを備え、前記熱源側熱交換器を蒸発器として機能させると共に前記負荷側熱交換器を凝縮器として機能させて前記被空調空間を加熱する暖房運転中に、前記制御手段が、前記吸入温度検出手段で検出される冷媒の温度と前記蒸発温度検出手段で検出される前記熱源側熱交換器の冷媒の温度との検出温度差を所定の目標値にするように前記膨張弁の開度を制御するヒートポンプ装置において、前記制御手段は、前記蒸発温度検出手段で検出される冷媒の温度に応じて、前記所定の目標値と、前記圧縮機の周波数または回転数の上限値とを設定するものとした。
また、請求項2では、前記制御手段は、前記蒸発温度検出手段で検出される冷媒の温度が低下するにつれて、前記所定の目標値を下げると共に、前記圧縮機の周波数または回転数の上限値を下げるものとした。
この発明の請求項1によれば、暖房運転中に、制御手段が、吸入温度検出手段で検出される冷媒の温度と蒸発温度検出手段で検出される熱源側熱交換器の冷媒の温度との検出温度差を所定の目標値にするように膨張弁の開度を制御するヒートポンプ装置において、制御手段は、蒸発温度検出手段で検出される冷媒の温度に応じて、所定の目標値と、圧縮機の周波数または回転数の上限値とを設定するようにしたことで、暖房運転中、特に、蒸発温度検出手段で検出される冷媒温度が、熱源側熱交換器の不凍液流路を流通する不凍液中の水分を凍結させるおそれのある温度に低下した際に、前記所定の目標値を設定することにより、膨張弁の開度調整を適切に行わせ、熱源側熱交換器の冷媒温度の急激な低下を抑制し、さらに、圧縮機の周波数または回転数の上限値を設定することにより、ヒートポンプ回路を循環する冷媒の循環流量が調節され熱源側熱交換器における冷媒から不凍液への熱交換量を調節することができるので、熱源側熱交換器の不凍液流路を流通する不凍液中の水分の凍結を防ぎ、熱源側熱交換器の破損を未然に防止することができるものである。
また、請求項2によれば、制御手段は、蒸発温度検出手段で検出される冷媒の温度が低下するにつれて、所定の目標値を下げるようにしたことで、吸入温度検出手段で検出される冷媒の温度と蒸発温度検出手段で検出される熱源側熱交換器の冷媒の温度との検出温度差を小さくするので、膨張弁の開度の絞りすぎを抑えて、熱源側熱交換器の冷媒温度の急激な低下を抑制し、さらに、蒸発温度検出手段で検出される冷媒の温度が低下するにつれて、圧縮機の周波数または回転数の上限値を下げるようにしたことで、ヒートポンプ回路を循環する冷媒の循環流量の上限を抑えて冷媒循環流量を低下させ、熱源側熱交換器における冷媒から不凍液への熱交換量を抑制し、熱源側熱交換器の不凍液流路を流通する不凍液中の水分の凍結を防ぎ、熱源側熱交換器の破損を未然に防止することができるものである。
この発明の一実施形態のヒートポンプ装置の概略構成図。 同一実施形態の暖房運転時の動作を示すフローチャート。 同一実施形態の熱源側熱交換器側の気液混合状態の冷媒温度と目標スーパーヒート量との関係を示す図。 同一実施形態の熱源側熱交換器側の気液混合状態の冷媒温度と圧縮機の周波数の上限値との関係を示す図。 同一実施形態の暖房運転時の動作を示すタイムチャート。 従来のヒートポンプ装置の暖房運転時の動作を示すタイムチャート。 従来のヒートポンプ装置の概略構成図。 従来のヒートポンプ装置の熱源側熱交換器を地中熱交換器に対して2台並列接続した場合の概略構成図。
次に、この発明の一実施形態のヒートポンプ装置を図1に基づき説明する。
図示のように、本実施形態のヒートポンプ装置は、大きく分けて室外機としてのヒートポンプユニット1A・1Bと、熱源部としての熱媒循環式の熱源熱交換部2と、被空調空間に設置される負荷熱交換部としての室内機3A・3Bとから構成されるものである。
4は冷媒を圧縮する作動周波数または作動回転数可変の第1圧縮機、5は室内機3A内に設けられ第1圧縮機4から吐出された高温高圧冷媒を流通させ、この高温高圧冷媒と被空調空間の空気との熱交換を行う第1凝縮器としての第1負荷側熱交換器、6は第1負荷側熱交換器5から流出する冷媒を減圧する第1膨張弁、7は第1膨張弁6からの低温低圧冷媒と熱源熱交換部2の熱源側の流体との熱交換を行う第1蒸発器としての第1熱源側熱交換器であり、第1圧縮機4と第1負荷側熱交換器5と第1膨張弁6と第1熱源側熱交換器7の冷媒流路7aとを第1冷媒配管8で環状に接続して第1ヒートポンプ回路9を形成しているものである。前記ヒートポンプユニット1A内には、第1圧縮機4と第1膨張弁6と第1熱源側熱交換器7が備えられ、第1ヒートポンプ回路9を循環する冷媒としては、二酸化炭素冷媒やHFC冷媒等の任意の冷媒を用いることができるものである。また、10は第1圧縮機4の吸入側に設けられ第1圧縮機4へ吸入される気相状態の冷媒の温度を検出する第1吸入温度検出手段としての第1吸入温度センサ、11は第1熱源側熱交換器7の冷媒の温度、つまり第1膨張弁6の出口から第1熱源側熱交換器7の出口までの気液混合状態の冷媒の温度を検出する第1蒸発温度検出手段としての第1蒸発温度センサである。
前記第1熱源側熱交換器7はプレート式熱交換器で構成され、プレート式熱交換器は複数の伝熱プレートが積層され、冷媒を流通させる冷媒流路7aと不凍液を流通させる不凍液流路7bとが各伝熱プレートを境にして交互に形成されているものである。
前記熱源熱交換部2は、第1熱源側熱交換器7のうち不凍液を流通させる不凍液流路7bと、第1熱源側熱交換器7の冷媒流路7aを流通する冷媒を加熱する熱源としての地中に設置された地中熱交換器12とを、第1不凍液配管としての第1熱交往き管13、往きヘッダー14、地中往き管15、地中戻り管16、戻りヘッダー17、第1熱交戻り管18で環状に接続する第1熱源側循環回路としての第1地中熱循環回路19と、第1地中熱循環回路19にエチレングリコールやプロピレングリコール等を添加した不凍液を循環させる回転数可変の第1熱源側循環ポンプとしての第1地中熱循環ポンプ20とを備えているものである。
ここで、前記熱源熱交換部2では、後述する暖房運転をヒートポンプユニット1A側で行う際に、地中熱交換器12によって地中から地中熱を採熱し、その熱を帯びた不凍液が第1地中熱循環ポンプ20により第1熱源側熱交換器7の不凍液流路7bに供給される。そして、第1熱源側熱交換器7にて、冷媒流路7aを流通する冷媒と不凍液流路7bを流通する不凍液とが対向して流れて熱交換が行われ、地中熱交換器12にて採熱された地中熱がヒートポンプユニット1Aの冷媒側に汲み上げられて冷媒が加熱され、第1熱源側熱交換器7は蒸発器として機能するものとなる。
前記室内機3Aには、被空調空間である室内の空調を行う第1負荷側熱交換器5と、第1負荷側熱交換器5に送風し第1負荷側熱交換器5の放熱を行って室内に供給する第1送風ファン21とが備えられ、室内機3Aが設けられた被空調空間には、第1リモコン(図示せず)が設置されており、この第1リモコンにより室内機3Aが設けられた被空調空間の暖房の指示がなされると、第1負荷側熱交換器5を凝縮器として機能させて室内を加熱する負荷運転としての暖房運転が行われるものである。暖房運転の際、第1負荷側熱交換器5では、第1圧縮機4から吐出された高温高圧冷媒と第1送風ファン21の駆動により送風される被空調空間の空気とで熱交換が行われ、第1負荷側熱交換器5にて加熱された空気は被空調空間に送られ、第1リモコンにより指示を受けた被空調空間を暖房するものである。
22は第1吸入温度センサ10、第1蒸発温度センサ11の入力や前記第1リモコンからの信号を受けて、第1圧縮機4、第1膨張弁6、第1地中熱循環ポンプ20の各アクチュエータの作動を制御するマイコンを有する第1制御手段であり、第1制御手段22は、前記暖房運転を行っているとき、第1吸入温度センサ10で検出される第1圧縮機4に吸入される冷媒の温度と、第1蒸発温度センサ11で検出される第1膨張弁6の出口から第1熱源側熱交換器7の出口までの気液混合状態の冷媒の温度とを計測し、この検出温度差(スーパーヒート量)を所定の目標値(目標スーパーヒート量)にするように第1膨張弁6の開度を制御するスーパーヒート制御を行っているものであり、また、第1蒸発温度センサ11の検出する温度が所定の目標温度になるように第1地中熱循環ポンプ20の回転数を制御して第1地中熱循環回路19を循環する不凍液の流量を調整するものである。
また、23は冷媒を圧縮する作動周波数または作動回転数可変の第2圧縮機、24は室内機3B内に設けられ第2圧縮機23から吐出された高温高圧冷媒を流通させ、この高温高圧冷媒と被空調空間の空気との熱交換を行う第2凝縮器としての第2負荷側熱交換器、25は第2負荷側熱交換器24から流出する冷媒を減圧する第2膨張弁、26は第2膨張弁25からの低温低圧冷媒と熱源熱交換部2の熱源側の流体との熱交換を行う第2蒸発器としての第2熱源側熱交換器であり、第2圧縮機23と第2負荷側熱交換器24と第2膨張弁25と第2熱源側熱交換器26の冷媒流路26aとを第2冷媒配管27で環状に接続して第2ヒートポンプ回路28を形成しているものである。前記ヒートポンプユニット1B内には、第2圧縮機23と第2膨張弁25と第2熱源側熱交換器26が備えられ、第2ヒートポンプ回路28を循環する冷媒としては、二酸化炭素冷媒やHFC冷媒等の任意の冷媒を用いることができるものである。また、29は第2圧縮機23の吸入側に設けられ第2圧縮機23へ吸入される気相状態の冷媒の温度を検出する第2吸入温度検出手段としての第2吸入温度センサ、30は第2熱源側熱交換器26の冷媒の温度、つまり第2膨張弁25の出口から第2熱源側熱交換器26の出口までの気液混合状態の冷媒の温度を検出する第2蒸発温度検出手段としての第2蒸発温度センサである。
前記第2熱源側熱交換器26はプレート式熱交換器で構成され、プレート式熱交換器は複数の伝熱プレートが積層され、冷媒を流通させる冷媒流路26aと不凍液を流通させる不凍液流路26bとが各伝熱プレートを境にして交互に形成されているものである。
また、前記熱源熱交換部2は、第2熱源側熱交換器26のうち不凍液を流通させる不凍液流路26bと、第2熱源側熱交換器26の冷媒流路26aを流通する冷媒を加熱する熱源として地中に設置された地中熱交換器12とを、第2不凍液配管としての第2熱交往き管31、往きヘッダー14、地中往き管15、地中戻り管16、戻りヘッダー17、第2熱交戻り管32で環状に接続する第2熱源側循環回路としての第2地中熱循環回路33と、第2地中熱循環回路33にエチレングリコールやプロピレングリコール等を添加した不凍液を循環させる回転数可変の第2熱源側循環ポンプとしての第2地中熱循環ポンプ34とを備えているものであり、熱源熱交換部2では、ヒートポンプユニット1Aの第1熱源側熱交換器7とヒートポンプユニット1Bの第2熱源側熱交換器26とが地中熱交換器12に対して並列に接続されているものである。
ここで、前記熱源熱交換部2では、後述する暖房運転をヒートポンプユニット1B側で行う際に、地中熱交換器12によって地中から地中熱を採熱し、その熱を帯びた不凍液が第2地中熱循環ポンプ34により第2熱源側熱交換器26の不凍液流路26bに供給される。そして、第2熱源側熱交換器26にて、冷媒流路26aを流通する冷媒と不凍液流路26bを流通する不凍液とが対向して流れて熱交換が行われ、地中熱交換器12にて採熱された地中熱がヒートポンプユニット1Bの冷媒側に汲み上げられて冷媒が加熱され、第2熱源側熱交換器26は蒸発器として機能するものとなる。
前記室内機3Bには、被空調空間である室内の空調を行う第2負荷側熱交換器24と、第2負荷側熱交換器24に送風し第2負荷側熱交換器24の放熱を行って室内に供給する第2送風ファン35とが備えられ、室内機3Bが設けられた被空調空間には、第2リモコン(図示せず)が設置されており、この第2リモコンにより室内機3Bが設けられた被空調空間の暖房の指示がなされると、第2負荷側熱交換器24を凝縮器として機能させて室内を加熱する負荷運転としての暖房運転が行われるものである。暖房運転の際、第2負荷側熱交換器24では、第2圧縮機23から吐出された高温高圧冷媒と第2送風ファン35の駆動により送風される被空調空間の空気とで熱交換が行われ、第2負荷側熱交換器24にて加熱された空気は被空調空間に送られ、第2リモコンにより指示を受けた被空調空間を暖房するものである。
36は第2吸入温度センサ29、第2蒸発温度センサ30の入力や前記第2リモコンからの信号を受けて、第2圧縮機23、第2膨張弁25、第2地中熱循環ポンプ34の各アクチュエータの作動を制御するマイコンを有する第2制御手段であり、第2制御手段36は、前記暖房運転を行っているとき、第2吸入温度センサ29で検出される第2圧縮機23に吸入される冷媒の温度と、第2蒸発温度センサ30で検出される第2膨張弁25の出口から第2熱源側熱交換器26の出口までの気液混合状態の冷媒の温度とを計測し、この検出温度差(スーパーヒート量)を所定の目標値(目標スーパーヒート量)にするように第2膨張弁25の開度を制御するスーパーヒート制御を行っているものであり、また、第2蒸発温度センサ30の検出する温度が所定の目標温度になるように第2地中熱循環ポンプ34の回転数を制御して第2地中熱循環回路33を循環する不凍液の流量を調整するものである。
次に、図1に示す一実施形態のヒートポンプ装置の暖房運転時の特徴的な動作について図2に示すフローチャートに基づき説明するが、ここでは、ヒートポンプユニット1Aが暖房運転を行っている場合を例に挙げて説明を行う。
前記第1リモコン(図示せず)により、室内機3Aによる被空調空間の暖房の指示がなされると、室内機3A内で第1送風ファン21が駆動し、前記第1制御手段22は、第1圧縮機4、第1地中熱循環ポンプ20を駆動させて暖房運転を開始させ、第1負荷側熱交換器5では、第1圧縮機4から吐出された高温高圧冷媒と第1送風ファン21の駆動により送風される被空調空間の空気とが熱交換され、第1負荷側熱交換器5にて加熱された空気が被空調空間に送風され、第1負荷側熱交換器5を凝縮器として機能させて第1リモコンにより指示を受けた被空調空間を加熱すると共に、第1熱源側熱交換器7では、第1地中熱循環ポンプ20により循環され地中熱交換器12を介して地中熱を採熱した不凍液と第1膨張弁6から吐出された低温低圧の冷媒とが熱交換され、第1熱源側熱交換器7を蒸発器として機能させて地中熱により冷媒を加熱し蒸発させるものである。
前記暖房運転中、第1制御手段22は、第1蒸発温度センサ11の検出する冷媒温度を監視し(ステップS1)、その温度に応じて、後述する設定方法に基づき、第1吸入温度センサ10で検出される第1圧縮機4に吸入される冷媒の温度と第1蒸発温度センサ11で検出される第1膨張弁6の出口から第1熱源側熱交換器7の出口までの気液混合状態の冷媒の温度との検出温度差の目標値(目標スーパーヒート量)と、第1圧縮機4の周波数の上限値とを設定するものであり(ステップS2)、その設定に基づいて、第1制御手段22は、第1吸入温度センサ10で検出される冷媒の温度と第1蒸発温度センサ11で検出される第1熱源側熱交換器7の冷媒の温度との検出温度差が、設定された目標値となるように第1膨張弁6の開度を制御すると共に、第1圧縮機4を制御するものである。
ここで、まず、前記ステップS2における第1圧縮機4に吸入される冷媒温度と第1膨張弁6の出口から第1熱源側熱交換器7の出口までの気液混合状態の冷媒温度との温度差の目標値(目標スーパーヒート量)を設定する設定方法について説明すると、図3に示すように、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒の温度に応じた複数のゾーンz1〜z3を設け、各々のゾーンz1〜z3に第1圧縮機4に吸入される冷媒温度と第1膨張弁6の出口から第1熱源側熱交換器7の出口までの気液混合状態の冷媒温度との温度差の目標値(目標スーパーヒート量)が設定されており、例えば、太線αより上の領域であるゾーンz1では目標値を10℃、太線αと太線βとで挟まれた領域であるゾーンz2では目標値を5℃、太線βより下の領域であるゾーンz3では目標値を0℃とした場合、前記暖房運転中に、第1蒸発温度センサ11で検出される温度が2℃のときは、目標値を10℃に設定し、第1蒸発温度センサ11で検出される温度が−8℃のときは、目標値を5℃に設定し、第1蒸発温度センサ11で検出される温度が−16℃のときは、目標値を0℃に設定するものである。
また、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が、図3に示した下向き矢印d1のように、ゾーンz1に含まれる冷媒温度からゾーンz1とゾーンz2の境界線である太線αを越えてゾーンz2に含まれる冷媒温度へと下がる場合、すなわち、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が2℃からゾーンz1とゾーンz2の境界である−5℃を越えて−8℃に下がった場合、目標値は、10℃から5℃に設定変更されるものであり、さらに、図3に示した下向き矢印d2のように、ゾーンz2に含まれる冷媒温度からゾーンz2とゾーンz3の境界線である太線βを越えてゾーンz3に含まれる冷媒温度へと下がる場合、すなわち、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が−8℃からゾーンz2とゾーンz3の境界である−15℃を越えて−16℃に下がった場合、目標値は、5℃から0℃に設定変更されるものである。
逆に、図3に示した上向き矢印u1のように、ゾーンz3に含まれる冷媒温度からゾーンz3とゾーンz2の境界線である太線βを越えてゾーンz2に含まれる冷媒温度へと上がる場合、すなわち、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が−16℃からゾーンz3とゾーンz2の境界である−10℃を越えて−8℃に上がった場合、目標値は、0℃から5℃に設定変更されるものであり、さらに、図3に示した上向き矢印u2のように、ゾーンz2に含まれる冷媒温度からゾーンz2とゾーンz1の境界線である太線αを越えてゾーンz1に含まれる冷媒温度へと上がる場合、すなわち、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が−8℃からゾーンz2とゾーンz1の境界である0℃を越えて2℃に上がった場合、目標値は、5℃から10℃に設定変更されるものである。
なお、前記第1制御手段22には、この図3に示した第1膨張弁6の出口から第1熱源側熱交換器7の出口までの気液混合状態の冷媒の温度と所定の目標値(目標スーパーヒート量)との関係が予め記憶されており、暖房運転中はその情報を基に、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度に応じて所定の目標値を設定するものであり、暖房運転中、第1制御手段22は、第1吸入温度センサ10で検出される冷媒温度と第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度との検出温度差が目標値になるように第1膨張弁6の開度を制御するものであるが、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が、ゾーンz3に含まれる冷媒温度の場合は、第1熱源側熱交換器7の不凍液流路7bを流通する不凍液中の水分が凍結するおそれがあるため、前記所定の目標値を0℃として、第1制御手段22は第1膨張弁6の開度を全開にして、第1膨張弁6に流入する冷媒を減圧させることなく通過させ第1熱源側熱交換器7の冷媒流路7aに流し、冷媒と不凍液との熱交換によって、第1熱源側熱交換器7の不凍液流路7bを流通する不凍液中の水分の凍結を防止する、または第1熱源側熱交換器7の不凍液流路7bを流通する不凍液中の水分が凍結したものを解かすものである。
次に、前記ステップS2における第1圧縮機4の周波数の上限値を設定する設定方法について説明すると、図4に示すように、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒の温度に応じた複数のゾーンz4〜z6を設け、各々のゾーンz4〜z6に第1圧縮機4の周波数の上限値が設定されており、例えば、太線γより上の領域であるゾーンz4では第1圧縮機4の周波数の上限値を90Hz、太線γと太線δとで挟まれた領域であるゾーンz5では第1圧縮機4の周波数の上限値を60Hz、太線δより下の領域であるゾーンz6では第1圧縮機4の周波数の上限値を35Hzとした場合、前記暖房運転中に、第1蒸発温度センサ11で検出される温度が−5℃のときは、第1圧縮機4の周波数の上限値を90Hzに設定し、第1蒸発温度センサ11で検出される温度が−10.5℃のときは、第1圧縮機4の周波数の上限値を60Hzに設定し、第1蒸発温度センサ11で検出される温度が−14℃のときは、第1圧縮機4の周波数の上限値を35Hzに設定するものである。
また、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が、図4に示した下向き矢印d3のように、ゾーンz4に含まれる冷媒温度からゾーンz4とゾーンz5の境界線である太線γを越えてゾーンz5に含まれる冷媒温度へと下がる場合、すなわち、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が−5℃からゾーンz4とゾーンz5の境界である−10℃を越えて−10.5℃に下がった場合、第1圧縮機4の周波数の上限値は、90Hzから60Hzに設定変更されるものであり、さらに、図3に示した下向き矢印d4のように、ゾーンz5に含まれる冷媒温度からゾーンz5とゾーンz6の境界線である太線δを越えてゾーンz6に含まれる冷媒温度へと下がる場合、すなわち、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が−10.5℃からゾーンz2とゾーンz3の境界である−13℃を越えて−14℃に下がった場合、第1圧縮機4の周波数の上限値は、60Hzから35Hzに設定変更されるものである。
逆に、図4に示した上向き矢印u3のように、ゾーンz6に含まれる冷媒温度からゾーンz6とゾーンz5の境界線である太線δを越えてゾーンz5に含まれる冷媒温度へと上がる場合、すなわち、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が−14℃からゾーンz6とゾーンz5の境界である−11℃を越えて−10.5℃に上がった場合、第1圧縮機4の周波数の上限値は、35Hzから60Hzに設定変更されるものであり、さらに、図4に示した上向き矢印u4のように、ゾーンz5に含まれる冷媒温度からゾーンz5とゾーンz4の境界線である太線γを越えてゾーンz4に含まれる冷媒温度へと上がる場合、すなわち、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が−10.5℃からゾーンz5とゾーンz4の境界である−8℃を越えて−5℃に上がった場合、第1圧縮機4の周波数の上限値は、60Hzから90Hzに設定変更されるものである。なお、前記第1制御手段22には、この図4に示した第1膨張弁6の出口から第1熱源側熱交換器7の出口までの気液混合状態の冷媒温度と第1圧縮機4の周波数の上限値との関係が予め記憶されており、暖房運転中はその情報を基に、第1蒸発温度センサ11で検出される第1熱源側熱交換器7の冷媒の温度に応じて第1圧縮機4の周波数の上限値を設定しているものである。
次に、本実施形態における暖房運転の動作を、先に説明した図2の制御を交えて図5のタイムチャートを用いて説明するが、ここでは、ヒートポンプユニット1Aが暖房運転を行っている最中に、ヒートポンプユニット1Bにて暖房運転が開始される場合について説明を行うものであり、図5のタイムチャートにおける暖房出力や検出冷媒温度等の各種パラメータは、ヒートポンプユニット1A側のパラメータである。また、図6は、図8に示した従来のヒートポンプ装置で、図5と同様に、従来のヒートポンプ装置における図中上段のヒートポンプユニット101が暖房運転を行っている最中に、従来のヒートポンプ装置における図中下段のヒートポンプユニット101にて暖房運転が開始される場合のタイムチャートで、図5のタイムチャートとの比較に用いるものである、なお、図5のタイムチャートにおいて、時間t0は暖房運転を開始した時間ではなく、暖房運転がある程度行われ安定した後の任意の時間とし、時間t0〜時間t8は図6のタイムチャートの時間t0〜t8と同タイミングを表しているものである。さらに、図6のタイムチャート中において、圧縮機の周波数の上限値は固定の上限値(90Hz)、吸入温度センサで検出される圧縮機に吸入される冷媒の温度と蒸発温度センサで検出される熱源側熱交換器の冷媒の温度との温度差の目標値は固定の目標値(10℃)に設定してあるものとする。
まず、図5中のヒートポンプユニット1Aにて前記暖房運転がある程度行われ安定した後の時間t0において、第1蒸発温度センサ11で第1膨張弁6の出口から第1熱源側熱交換器7の出口までの気液混合状態の冷媒の温度を検出し(ステップS1)、第1制御手段22は、第1蒸発温度センサ11で検出された冷媒温度が2℃であるので、図3に示した第1熱源側熱交換器7の冷媒の温度と所定の目標値(目標スーパーヒート量)との関係から、所定の目標値を10℃に設定すると共に、図4に示した第1膨張弁6の出口から第1熱源側熱交換器7の出口までの気液混合状態の冷媒の温度と第1圧縮機4の周波数の上限値との関係から、第1圧縮機4の周波数の上限値を90Hzに設定するものである(ステップS2)。時間t0から時間t1までは、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度は2℃なので、この期間は、所定の目標値を10℃、第1圧縮機4の周波数の上限値を90Hzに設定しているものである。
ここで、時間t1において、ヒートポンプユニット1Bにて暖房運転が開始されると、第2地中熱循環ポンプ34が駆動し、第2地中熱循環回路33にも不凍液が循環されることになり、時間t1から第1地中熱循環回路19を循環している不凍液の循環流量が減少していき、それに伴い、第1熱源側熱交換器7での熱交換量が減少するため、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度も低下していく。時間t1から時間t2の期間、第1制御手段22は、第1蒸発温度センサ11の検出する温度が所定の目標温度、ここでは2℃になるように第1地中熱循環ポンプ20の回転数を増加させる制御を行うものである。次に、時間t2において、第1制御手段22は、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が図3に示すゾーンz1とゾーンz2の境界である−5℃を越えて下がったことを検知すると、所定の目標値である目標スーパーヒート量を10℃から5℃に設定変更するものである。
そして、時間t2から時間t3の間、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度は低下していくが、この期間の検出冷媒温度は、図3に示すゾーンz2に含まれる冷媒温度なので、目標スーパーヒート量の設定は5℃のままであると共に、この期間の検出冷媒温度は、図4に示すゾーンz4に含まれる冷媒温度なので、第1圧縮機4の周波数の上限値の設定は90Hzのままである。なお、この期間、第1制御手段22は、第1蒸発温度センサ11の検出する温度が所定の目標温度になるように第1地中熱循環ポンプ20の回転数を増加させる制御を行うものである。次に、時間t3において、第1制御手段22は、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が図4に示すゾーンz4とゾーンz5の境界である−10℃を越えて下がったことを検知すると、第1圧縮機4の周波数の上限値を90Hzから60Hzに設定変更するものである。
続いて、時間t3から時間t4の間、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度は低下していくが、この期間の検出冷媒温度は、図3に示すゾーンz2に含まれる冷媒温度なので、目標スーパーヒート量の設定は5℃のままであると共に、この期間の検出冷媒温度は、図4に示すゾーンz5に含まれる冷媒温度なので、第1圧縮機4の周波数の上限値の設定は60Hzのままである。なお、この期間、第1制御手段22は、第1蒸発温度センサ11の検出する温度が所定の目標温度になるように第1地中熱循環ポンプ20の回転数を増加させる制御を行うものである。次に、時間t4において、第1制御手段22は、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が図4に示すゾーンz5とゾーンz6の境界である−13℃を越えて下がったことを検知すると、第1圧縮機4の周波数の上限値を60Hzから35Hzに設定変更するものである。
そして、時間t4から時間t5の間、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度は−14℃まで低下するが、この期間の検出冷媒温度は、図3に示すゾーンz2に含まれる冷媒温度なので、目標スーパーヒート量の設定は5℃のままであると共に、この期間の検出冷媒温度は、図4に示すゾーンz6に含まれる冷媒温度なので、第1圧縮機4の周波数の上限値の設定は35Hzのままである。なお、この期間も第1制御手段22は、第1蒸発温度センサ11の検出する温度が所定の目標温度になるように第1地中熱循環ポンプ20の回転数を増加させる制御を行うものであるが、第1地中熱循環ポンプ20の回転数増加に伴い、第1地中熱循環回路19を循環する不凍液の循環流量が減少から増加へと反転し、第1熱源側熱交換器7での熱交換量が増加するため第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が上昇し始める。次に、時間t5において、第1制御手段22は、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が図4に示すゾーンz6とゾーンz5の境界である−11℃を越えて上がったことを検知すると、第1圧縮機4の周波数の上限値を35Hzから60Hzに設定変更するものである。
続いて、時間t5から時間t6の間、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度は上昇していくが、この期間の検出冷媒温度は、図3に示すゾーンz2に含まれる冷媒温度なので、目標スーパーヒート量の設定は5℃のままであると共に、この期間の検出冷媒温度は、図4に示すゾーンz5に含まれる冷媒温度なので、第1圧縮機4の周波数の上限値の設定は60Hzのままである。なお、この期間、第1制御手段22は、第1蒸発温度センサ11の検出する温度が所定の目標温度になるように第1地中熱循環ポンプ20の回転数を増加させる制御を行い、第1地中熱循環回路19を循環する不凍液の循環流量も増加するものである。次に、時間t6において、第1制御手段22は、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が図4に示すゾーンz5とゾーンz4の境界である−8℃を越えて上がったことを検知すると、第1圧縮機4の周波数の上限値を60Hzから90Hzに設定変更するものである。
そして、時間t6から時間t7の間、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度は上昇していくが、この期間の検出冷媒温度は、図3に示すゾーンz2に含まれる冷媒温度なので、目標スーパーヒート量の設定は5℃のままであると共に、この期間の検出冷媒温度は、図4に示すゾーンz4に含まれる冷媒温度なので、第1圧縮機4の周波数の上限値の設定は90Hzのままである。なお、この期間、第1制御手段22は、第1蒸発温度センサ11の検出する温度が所定の目標温度になるように第1地中熱循環ポンプ20の回転数を増加させる制御を行うものである。次に、時間t7において、第1制御手段22は、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が図3に示すゾーンz2とゾーンz1の境界である0℃を越えて上がったことを検知すると、所定の目標値である目標スーパーヒート量を5℃から10℃に設定変更するものである。
続いて、時間t7から時間t8の間、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が上昇するが、この期間の検出冷媒温度は、図3に示すゾーンz1に含まれる冷媒温度なので、目標スーパーヒート量の設定は10℃のままであると共に、この期間の検出冷媒温度は、図4に示すゾーンz4に含まれる冷媒温度なので、第1圧縮機4の周波数の上限値の設定は90Hzのままである。なお、この期間、第1蒸発温度センサ11の検出する温度が所定の目標温度である2℃に到達するので、第1制御手段22は、第1蒸発温度センサ11の検出する温度が所定の目標温度(2℃)を維持するように、所定の目標温度に到達したときの第1地中熱循環ポンプ20の回転数(4500rpm)を維持するものであり、前記第1リモコンから暖房運転の停止指示がなされるまで暖房運転を行うものである。
なお、図5のタイムチャート中には表れていないが、前記暖房運転中に第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が、図3に示すゾーンz2とゾーンz3の境界としてマイナス域の所定温度である−15℃を越えて下がったことを検知したとき、または、−15℃を越えて下がったことを検知して予め設定された所定時間を経過したときは、第1制御手段22は、目標スーパーヒート量の設定を0℃とし、第1膨張弁6の開度を全開にして、第1負荷側熱交換器5を流出した冷媒が第1膨張弁6で減圧されることなく通過させてそのまま第1熱源側熱交換器7の冷媒流路7aに流し、暖かい冷媒と不凍液との熱交換によって、第1熱源側熱交換器7の不凍液流路7bを流通する不凍液中の水分の凍結を防止する、または第1熱源側熱交換器7の不凍液流路7bを流通する不凍液中の水分が凍結したものを解かすことができるものである。
また、図6のタイムチャートの時間t1〜時間t8にかけて、第1地中熱循環ポンプ20の回転数が増加していくのに対して、第1地中熱循環回路19を循環する不凍液の循環流量が減少していくが、この第1地中熱循環回路19を循環する不凍液の循環流量の減少の要因は、時間t1〜時間t8の期間の前半では、ヒートポンプユニット1Bの第2地中熱循環ポンプ34の駆動により第2地中熱循環回路33にも不凍液が循環されることによるもの、後半では、第1熱源側熱交換器7の不凍液流路7b内の凍結により不凍液が循環できない状態になることによるものである。そして、第1地中熱循環ポンプ20の回転数の増加については、第1地中熱循環ポンプ20付近の不凍液は凍結しておらず回転することはできるため、第1地中熱循環ポンプ20の回転数を増加させて、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度を目標温度にしようと制御するが、目標温度に達しないので回転数だけがどんどん増加していき、図6のタイムチャートでこのようなグラフとなるものである。
以上説明した暖房運転において、暖房運転中、第1吸入温度センサ10で検出される第1圧縮機4に吸入される冷媒の温度と第1蒸発温度センサ11で検出される第1膨張弁6の出口から第1熱源側熱交換器7の出口までの気液混合状態の冷媒の温度との検出温度差を所定の目標値(目標スーパーヒート量)になるように第1膨張弁6の開度を制御するものにおいて、第1制御手段22は、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒の温度に応じて、第1吸入温度センサ10で検出される第1圧縮機4に吸入される冷媒の温度と第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒の温度との検出温度差の目標値と、第1圧縮機4の周波数の上限値とを設定するようにしたことで、暖房運転中、特に、第1地中熱循環回路19の不凍液の循環流量不足により、第1蒸発温度センサ11で検出される第1膨張弁6の出口から第1熱源側熱交換器7の出口までの気液混合状態の冷媒温度が、第1熱源側熱交換器7の不凍液流路7bを流通する不凍液中の水分を凍結させるおそれのあるマイナス域の温度に低下した際に、前記目標値(目標スーパーヒート量)を設定することにより、第1膨張弁6の開度調整を適切に行わせ、第1膨張弁6の出口から第1熱源側熱交換器7の出口までの気液混合状態の冷媒の温度の急激な低下、すなわち第1熱源側熱交換器7の冷媒流路7aを流通する冷媒温度の急激な低下を抑制し、第1圧縮機4の周波数の上限値を設定することにより、第1ヒートポンプ回路9を循環する冷媒の循環流量が調節され第1熱源側熱交換器7における冷媒から不凍液への熱交換量を抑制する方向に調節することができるので、第1熱源側熱交換器7の不凍液流路7bを流通する不凍液中の水分の凍結を防ぎ、第1熱源側熱交換器7の破損を未然に防止することができ、第1熱源側熱交換器7の不凍液流路7bを流通する不凍液中の水分の凍結を防ぐことで、暖房運転が継続されるため無暖房状態となることがないものである。
また、図5のタイムチャートと図6のタイムチャートとの比較から分かるように、図5のタイムチャートの時間t1〜時間t5のように、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度がマイナス域に達し低下するにつれて、前記目標スーパーヒート量の設定を下げるようにしたことで、第1吸入温度センサ10で検出される第1圧縮機4に吸入される冷媒の温度と第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒の温度との温度差を小さくするので、第1膨張弁6の開度の絞りすぎを抑えて、第1膨張弁6の出口から第1熱源側熱交換器7の出口までの気液混合状態の冷媒の温度の急激な低下を抑制し、さらに、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が低下するにつれて、第1圧縮機4の周波数の上限値を下げるようにしたことで、第1ヒートポンプ回路9を循環する冷媒の循環流量の上限を抑えて冷媒循環流量を低下させ、第1熱源側熱交換器7における冷媒から不凍液への熱交換量を抑制し、結果として、第1熱源側熱交換器7の不凍液流路7bを流通する不凍液中の水分の凍結を防ぎ、第1熱源側熱交換器7の破損を未然に防止することができるものである。
なお、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、本実施形態では、第1蒸発温度センサ11の検出する冷媒温度に応じて、第1圧縮機4の周波数の上限値を設定するようにしたが、第1圧縮機4の周波数の代わりに第1圧縮機4の回転数を用いて、第1蒸発温度センサ11の検出する冷媒温度に応じて、第1圧縮機4の回転数の上限値を設定するようにしてもよいものである。
また、本実施形態では、第1蒸発温度センサ11の検出する冷媒温度に応じて、3つの前記目標スーパーヒート量を設定できるようにしたが、3つに限定する必要はなく、第1蒸発温度センサ11の検出する冷媒温度に応じて、目標スーパーヒート量を必要分用意すればよいものである。
また、本実施形態では、第1蒸発温度センサ11の検出する冷媒温度に応じて、3つの第1圧縮機4の周波数の上限値を設定できるようにしたが、3つに限定する必要はなく、第1蒸発温度センサ11の検出する冷媒温度に応じて、第1圧縮機4の周波数の上限値を必要分用意すればよいものである。
また、本実施形態では、ヒートポンプユニット1Aの第1制御手段22において本発明の制御を適用したが、ヒートポンプユニット1Bの第2制御手段36において本発明の制御を適用してもよいものであり、ヒートポンプユニット1Aの第1制御手段22とヒートポンプユニット1Bの第2制御手段36の両方において本発明の制御を適用してもよいものである。
また、本実施形態では、ヒートポンプユニット1Aの第1熱源側熱交換器7とヒートポンプユニット1Bの第2熱源側熱交換器26とが地中熱交換器12に対して並列に接続されているものにおいて、ヒートポンプユニット1Aが暖房運転を行っている最中に、ヒートポンプユニット1Bにて暖房運転が開始されるものを例に挙げ、第1地中熱循環回路19の循環流量が低下したことで、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が低下する場合について本発明の制御を適用したが、それに限定されず、ヒートポンプユニット1B側が無く、1台のヒートポンプユニット1Aの第1熱源側熱交換器7に対して1つの地中熱交換器12が対応しているものにおいても、第1地中熱循環回路19の循環流量が低下する場合があり、例えば、ヒートポンプ装置を施工したときの第1地中熱循環回路19のエア抜きが完全でなく、前記暖房運転時にそのエアが移動して第1地中熱循環ポンプ20でエア噛みが発生し、それにより第1地中熱循環回路19の循環流量が低下してしまう場合や、ヒートポンプ装置を施工したときに不凍液配管内に混入した石、砂利、不凍液配管の接続部に使用されたシール材等が、前記暖房運転中に第1地中熱循環ポンプ20の駆動により第1地中熱循環回路19内を移動し、第1地中熱循環回路19の適所に設けられたストレーナ(図示せず)を閉塞し、それにより第1地中熱循環回路19の循環流量が低下してしまう場合があり、その場合は、第1蒸発温度センサ11で検出される冷媒温度が低下するものであり、その時に、本発明の制御を適用しても、ヒートポンプユニット1Aの第1熱源側熱交換器7とヒートポンプユニット1Bの第2熱源側熱交換器26とが地中熱交換器12に対して並列に接続されたものと同様、第1熱源側熱交換器7の不凍液流路7bを流通する不凍液中の水分の凍結を防ぎ、第1熱源側熱交換器7の破損を未然に防止することができるという効果を発揮するものである。
また、本実施形態では、熱媒循環式の熱源部として、地中熱交換器12を介して地中から熱を採熱する熱源熱交換部2を採用したが、熱源部としては、川・湖・海の水を循環させて熱源側熱交換器7の冷媒を加熱するような熱媒循環式のものでもよく、さらに、貯湯タンクに貯湯された湯水を直接的または間接的に利用、または井戸水を直接的または間接的に利用して熱源側熱交換器7の冷媒を加熱するような熱媒循環式のものでもよいものである。
また、先に説明した本発明の一実施形態では、被空調空間としての室内を加熱する前記暖房運転のみが行えるヒートポンプ装置を示したが、ヒートポンプユニット1Aにおける第1ヒートポンプ回路9、またはヒートポンプユニット1Bにおける第2ヒートポンプ回路28に四方弁を備え、四方弁の切り換えにより、室内を加熱する暖房運転と室内を冷却する冷房運転の両方を行えるようなヒートポンプ装置において、暖房運転時に第1制御手段22または第2制御手段36が本発明の制御を適用してもよいものである。
また、本実施形態では、第1蒸発温度センサ11は、第1膨張弁6の出口から第1熱源側熱交換器7の出口までの気液混合状態の冷媒の温度を検出するものであるが、第1熱源側熱交換器7がプレート式や二重管式等の水冷媒熱交換器であると、第1熱源側熱交換器7の冷媒流路7aにおける気液混合状態の冷媒の温度を検出するのは難しいので、図1に示したように、第1蒸発温度センサ11は、第1膨張弁6の出口から第1熱源側熱交換器7の入口までの第1冷媒配管8に設けるのが取り付けも容易で好ましい。同様に、第2蒸発温度センサ30についても、第2膨張弁25の出口から第2熱源側熱交換器26の入口までの第2冷媒配管27に設けるのが取り付けも容易で好ましい。
2 熱源熱交換部
3 室内機
4 第1圧縮機
5 第1負荷側熱交換器
6 第1膨張弁
7 第1熱源側熱交換器
7a 第1熱源側熱交換器の冷媒流路
7b 第1熱源側熱交換器の不凍液流路
8 第1冷媒配管
9 第1ヒートポンプ回路
10 第1吸入温度センサ
11 第1蒸発温度センサ
12 地中熱交換器
13 第1熱交往き管
15 地中往き管
16 地中戻り管
18 第1熱交戻り管
19 第1地中熱循環回路
20 第1地中熱循環ポンプ
22 第1制御手段

Claims (2)

  1. 圧縮機と、被空調空間に設置された室内機に設けられた負荷側熱交換器と、膨張弁と、熱源側熱交換器の冷媒流路とを冷媒配管で環状に接続したヒートポンプ回路と、前記圧縮機へ吸入される冷媒の温度を検出する吸入温度検出手段と、前記膨張弁の出口から前記熱源側熱交換器の出口までの気液混合状態の冷媒の温度を検出する蒸発温度検出手段と、前記熱源側熱交換器の冷媒を加熱する熱媒循環式の熱源部と、該熱源部の熱源と前記熱源側熱交換器の不凍液流路との間を不凍液配管で環状に接続した熱源側循環回路と、該熱源側循環回路に不凍液を循環させる熱源側循環ポンプと、これらの作動を制御する制御手段とを備え、前記熱源側熱交換器を蒸発器として機能させると共に前記負荷側熱交換器を凝縮器として機能させて前記被空調空間を加熱する暖房運転中に、前記制御手段が、前記吸入温度検出手段で検出される冷媒の温度と前記蒸発温度検出手段で検出される前記熱源側熱交換器の冷媒の温度との検出温度差を所定の目標値にするように前記膨張弁の開度を制御するヒートポンプ装置において、前記制御手段は、前記蒸発温度検出手段で検出される冷媒の温度に応じて、前記所定の目標値と、前記圧縮機の周波数または回転数の上限値とを設定するようにしたことを特徴とするヒートポンプ装置。
  2. 前記制御手段は、前記蒸発温度検出手段で検出される冷媒の温度が低下するにつれて、前記所定の目標値を下げると共に、前記圧縮機の周波数または回転数の上限値を下げるようにしたことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ装置。
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