JP2010175136A - 地中熱ヒートポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】地中熱の最適な採熱により総合的に効率のよい運転を可能とする地中熱ヒートポンプ装置を提供する。
【解決手段】制御手段19は、負荷運転中に、地中熱交換器9から流出した熱媒の温度を検出する地中戻り温度検出手段14の検出する熱媒温度と所定値とを比較し、熱媒温度が所定値以上の場合は、地中熱交換器9への熱媒供給を制御する開閉手段12を制御して採熱する地中熱交換器9の本数を減少させ、地中戻り温度検出手段14の検出する熱媒温度と所定値とを比較し、熱媒温度が所定値より低い場合には、開閉手段12を制御して採熱する地中熱交換器9の本数を増加させるので、地中の温度を地中戻り温度検出手段14で監視し、常に地中の温度状態に追従した形で地中熱交換器9の本数増減制御が可能となり、採熱し過ぎることなく、また、採熱し足りないこともなく、最適な採熱ができ、総合的な地中熱ヒートポンプ装置の効率を向上させることができる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、年間を通じて温度が比較的安定している地中熱をヒートポンプを介して利用する地中熱ヒートポンプ装置に関するものである。
従来この種の地中熱ヒートポンプ装置においては、図9に示すようなものがあった。
まず、ヒートポンプユニット101は、圧縮機102と、圧縮機102から吐出された高圧冷媒を流通させ負荷側の熱媒と熱交換する凝縮器としての負荷側熱交換器103と、減圧手段としての膨張弁104と、膨張弁104からの低圧冷媒を流通させ外部の熱媒と熱交換する蒸発器としての熱源側熱交換器105とを備えているものであり、さらに、地中熱交換部106は、地盤G中に埋設され互いに並列に接続された複数の地中熱交換器107と、熱源側熱交換器105と地中熱交換器107との間を循環可能に接続する地中熱循環回路108と、地中熱循環回路108に熱媒である循環液を循環させる回転数可変の地中熱循環ポンプ109と、地中熱交換器107毎に複数(ここでは、4本)に分岐した地中熱循環回路108に各々設けられその開閉により地中熱交換器107への循環液の流通を制御する開閉弁110(110a、110b、110c、110d)とを備えているものである。
ここで、開閉弁110は負荷側の負荷に応じて複数の地中熱交換器107のうち、所定数の地中熱交換器107に循環液を循環させるように開閉制御が行われるようになっている。すなわち、当初は負荷側の負荷、例えば空調用の室内機(図示せず)の負荷の大きさにより開閉弁110a、110b、110c、110dの全てを開弁して全ての地中熱交換器107に循環液を循環させるよう制御しているような状態で、その後、負荷側の負荷が半分になった場合には、複数の地中熱交換器107のうち半分の開閉弁110、例えば開閉弁110a、110bを閉じて、且つ地中熱循環ポンプ109の回転数を制御して循環流量をそれまでの半分に調節するものがあった。(例えば、特許文献1参照。)
特開2006−292313号公報
ところで、この従来の地中熱ヒートポンプ装置は、地盤G中の温度が一定で複数の地中熱交換器107のそれぞれから採取できる採熱量が一定であるという条件の場合には、上述したように、例えば、負荷側の負荷が半分になったら開閉弁110を制御して採熱を行う地中熱交換器107を半分にして、地中熱循環ポンプ109の回転数を制御して循環流量をそれまでの半分に調節すればよいが、実際の地盤G中の温度は日射、地下水の流れ、前日の地中熱ヒートポンプ装置の運転状況等の要因により一定ではないため、必ずしも地中熱交換器107の1本当たりの採熱量は一定ではない。
そうすると、負荷側の負荷が半分になったからといって、単純に採熱を行う地中熱交換器107を半分にし、地中熱循環ポンプ109の回転数を制御して循環流量をそれまでの半分に調節してしまうと、採熱量が足りなくなる、または採熱量が過剰になる可能性があり、最適な採熱ができずに総合的な地中熱ヒートポンプ装置の効率を低下させてしまうという問題を生じるおそれがあった。
また、負荷側熱交換器103を蒸発器、熱源側熱交換器105を凝縮器として作用させ、空調用の室内機(図示せず)により被空調空間を冷房する冷房運転を行い、地中熱交換器107により地盤G中に放熱する場合においても、上述したものと同様の負荷に応じた制御をすると、放熱量が足りなくなる、または放熱量が過剰になる可能性があり、最適な採熱ができずに総合的な地中熱ヒートポンプ装置の効率を低下させてしまうという問題を生じるおそれがあった。
この発明は上記課題を解決するために、特に請求項1ではその構成を、圧縮機、負荷側熱交換器、減圧手段、熱源側熱交換器を冷媒配管で環状に接続したヒートポンプ回路と、地中に埋設され互いに並列または直列に接続された複数の地中熱交換器と、該地中熱交換器と前記熱源側熱交換器との間を循環可能に接続する地中熱循環回路と、該地中熱循環回路に熱媒を循環させる地中熱循環ポンプと、前記地中熱交換器毎への熱媒供給を制御する開閉手段と、前記地中熱交換器に流入する熱媒の温度を検出する地中往き温度検出手段、前記地中熱交換器から流出した熱媒の温度を検出する地中戻り温度検出手段と、これらの作動を制御する制御手段とを備え、前記地中熱交換器により地中熱を採熱し、前記熱源側熱交換器を蒸発器として機能させると共に、前記負荷側熱交換器を凝縮器として機能させて負荷側を加熱する負荷運転を行う地中熱ヒートポンプ装置において、前記制御手段は、前記負荷運転中に、前記地中戻り温度検出手段の検出する熱媒温度と所定値とを比較し、前記熱媒温度が前記所定値以上の場合は、前記開閉手段を制御して採熱する前記地中熱交換器の本数を減少させ、前記地中戻り温度検出手段の検出する前記熱媒温度と前記所定値とを比較し、前記熱媒温度が前記所定値より低い場合には、前記開閉手段を制御して採熱する前記地中熱交換器の本数を増加させるものとした。
また、請求項2では、前記所定値は、前記負荷運転を最大出力で行って、前記地中戻り温度検出手段の検出する熱媒温度が安定した際の前記地中戻り温度検出手段で検出した熱媒温度とするものとした。
また、請求項3では、前記負荷運転中に、前記地中往き温度検出手段の検出する熱媒温度が、前記熱媒の濃度に基づいて予め設定された下限温度より低くなった場合には、前記開閉手段を制御して採熱する前記地中熱交換器の本数を増加させるものとした。
また、請求項4では、圧縮機、負荷側熱交換器、減圧手段、熱源側熱交換器を冷媒配管で環状に接続したヒートポンプ回路と、地中に埋設され互いに並列または直列に複数接続された地中熱交換器と、該地中熱交換器と前記熱源側熱交換器との間を循環可能に接続する地中熱循環回路と、該地中熱循環回路に熱媒を循環させる地中熱循環ポンプと、前記地中熱交換器毎への熱媒供給を制御する開閉手段と、前記地中熱交換器に流入する熱媒の温度を検出する地中往き温度検出手段、前記地中熱交換器から流出した熱媒の温度を検出する地中戻り温度検出手段と、これらの作動を制御する制御手段とを備え、前記地中熱交換器により地中に放熱し、前記熱源側熱交換器を凝縮器として機能させると共に、前記負荷側熱交換器を蒸発器として機能させて負荷側を冷却する負荷運転を行う地中熱ヒートポンプ装置において、前記制御手段は、前記負荷運転中に、前記地中戻り温度検出手段の検出する熱媒温度と所定値とを比較し、前記熱媒温度が前記所定値以下の場合は、前記開閉手段を制御して地中に放熱する前記地中熱交換器の本数を減少させ、前記地中戻り温度検出手段の検出する前記熱媒温度と前記所定値とを比較し、前記熱媒温度が前記所定値より高い場合には、前記開閉手段を制御して地中に放熱する地中熱交換器の本数を増加させるものとした。
また、請求項5では、前記所定値は、前記負荷運転を最大出力で行って、前記地中戻り温度検出手段の検出する熱媒温度が安定した際の前記地中戻り温度検出手段で検出した熱媒温度とするものとした。
この発明の請求項1によれば、制御手段は、負荷運転中に、地中戻り温度検出手段の検出する熱媒温度と所定値とを比較し、熱媒温度が所定値以上の場合は、開閉手段を制御して採熱する地中熱交換器の本数を減少させ、地中戻り温度検出手段の検出する熱媒温度と所定値とを比較し、熱媒温度が所定値より低い場合には、開閉手段を制御して採熱する地中熱交換器の本数を増加させるので、地中の温度を地中戻り温度検出手段で監視して、常に地中の温度状態に追従した形で地中熱交換器本数増減制御が可能となり、採熱し過ぎることなく、また、採熱し足りないこともなく、最適な採熱ができ、総合的な地中熱ヒートポンプ装置の効率を向上させることができるものである。
また、請求項2によれば、所定値は、負荷運転を最大出力で行って、地中戻り温度検出手段の検出する熱媒温度が安定した際の地中戻り温度検出手段で検出した熱媒温度としたので、所定値としてその土地での最適な地中戻り温度を設定できると共に、所定値に基づき採熱するのに必要な最低限の地中熱交換器本数にでき、それにより最適な採熱ができ、総合的な地中熱ヒートポンプ装置の効率を向上させることができるものである。
また、請求項3によれば、負荷運転中に、地中往き温度検出手段の検出する熱媒温度が、熱媒の濃度に基づいて予め設定された下限温度より低くなった場合には、開閉手段を制御して採熱する地中熱交換器の本数を増加させることで、採熱量を増やして地中熱交換器に向かう地中往き温度を上昇させるので、熱媒の凍結を防止できると共に、熱媒温度低下による熱媒の粘度増大を抑え地中熱循環ポンプの動作負荷の増大を防止して、地中熱循環ポンプ11の消費電力の増加を防止することができ、総合的な地中熱ヒートポンプ装置の効率の低下を防止することができるものである。
また、請求項4によれば、制御手段は、負荷運転中に、地中戻り温度検出手段の検出する熱媒温度と所定値とを比較し、熱媒温度が所定値以下の場合は、開閉手段を制御して地中に放熱する地中熱交換器の本数を減少させ、地中戻り温度検出手段の検出する熱媒温度と所定値とを比較し、熱媒温度が所定値より高い場合には、開閉手段を制御して地中に放熱する地中熱交換器の本数を増加させるので、地中の温度を地中戻り温度検出手段で監視して、常に地中の温度状態に追従した形での地中熱交換器本数増減制御が可能となり、放熱し過ぎることなく、また、放熱し足りないこともなく、最適な放熱ができ、総合的な地中熱ヒートポンプ装置の効率を向上させることができるものである。
また、請求項5によれば、所定値は、負荷運転を最大出力で行って、地中戻り温度検出手段の検出する熱媒温度が安定した際の地中戻り温度検出手段で検出した熱媒温度としたので、所定値としてその土地での最適な地中戻り温度を設定できると共に、所定値に基づき放熱に必要な最低限の地中熱交換器本数にでき、それにより最適な放熱ができ、総合的な地中熱ヒートポンプ装置の効率を向上させることができるものである。
この発明の一実施形態の地中熱ヒートポンプ装置の概略構成図。 同一実施形態の負荷運転時の作動を示すフローチャート。 同一実施形態の負荷運転時の作動を示すタイムチャート。 (a)同一実施形態の負荷運転を給湯等に使用する湯水を加熱沸き上げする沸き上げ運転とした場合の概略図。 (b)同一実施形態の負荷運転を空調用の室内機で被空調空間を暖める暖房運転とした場合の概略図。 同一実施形態における地中熱交換器を直列接続とした場合の概略図。 この発明の他の実施形態の地中熱ヒートポンプ装置の概略構成図。 同他の実施形態の負荷運転時の作動を示すフローチャート。 同他の実施形態の負荷運転時の作動を示すタイムチャート。 従来の地中熱ヒートポンプ装置の概略構成図。
次に、この発明の一実施形態の地中熱ヒートポンプ装置を図1に基づき説明する。
図示のように、本実施形態の地中熱ヒートポンプ装置は、大きく分けてヒートポンプユニット1と、地中熱交換部2と、負荷熱交換部3とから構成されるものである。
前記ヒートポンプユニット1は、冷媒を圧縮する能力可変の圧縮機4と、圧縮機4から吐出された高圧冷媒を流通させこの高圧冷媒と負荷熱交換部3の負荷側の熱媒との熱交換を行う凝縮器としての負荷側熱交換器5と、負荷側熱交換器5から流出する冷媒を減圧する減圧手段としての膨張弁6と、膨張弁6からの低圧冷媒を流通させこの低圧冷媒と地中熱交換部2の熱源側の熱媒との熱交換を行う蒸発器としての熱源側熱交換器7とを備え、これらを冷媒配管で環状に接続しヒートポンプ回路8を形成しているものである。なお、ヒートポンプユニット1の冷媒としては、二酸化炭素冷媒やHFC冷媒等の任意の冷媒を用いることができるものである。
前記地中熱交換部2は、熱源側熱交換器7と、地盤G中に埋設され互いに並列に接続された複数の地中熱交換器9と、熱源側熱交換器7と地中熱交換器9との間を循環可能に接続する地中熱循環回路10と、地中熱循環回路10に熱媒である不凍液を循環させる回転数可変の地中熱循環ポンプ11と、地中熱交換器9毎に複数、ここでは4本に分岐した地中熱循環回路10に各々設けられその開閉により地中熱交換器9毎への不凍液の供給を制御する開閉手段としての開閉弁12(12a、12b、12c、12d)と、地中熱循環回路10に設けられ地中熱循環ポンプ11から吐出されて地中熱交換器9に流入する不凍液の温度を検出する地中往き温度検出手段としての地中往き温度センサ13と、地中熱循環回路10に設けられ地中熱交換器9から流出した不凍液の温度を検出する地中戻り温度検出手段としての地中戻り温度センサ14とを備えているものである。
ここで、前記地中熱交換部2では、前記地中熱交換器9によって地盤G中から地中熱が採熱され、その熱を帯びた不凍液が地中熱循環ポンプ11により熱源側熱交換器7に供給される。そして、熱源側熱交換器7にて冷媒と不凍液とが対向して流れて熱交換が行われ、地中熱交換器9にて採熱された地中熱がヒートポンプユニット1の冷媒側に汲み上げられ、熱源側熱交換器7は蒸発器として機能するものとなる。
前記負荷熱交換部3は、負荷端末15側に熱を与える前記負荷側熱交換器5と、被空調空間を加熱する床暖房パネル等の負荷端末15と、負荷側熱交換器5と負荷端末15を循環可能に接続する負荷側循環回路16と、負荷側循環回路16に加熱用循環液を循環させる負荷側循環ポンプ17と、負荷端末15毎に分岐した負荷側循環回路16に各々設けられその開閉により負荷端末15への加熱用循環液の供給を制御する熱動弁18(18a、18b)とを備えているものである。
前記負荷端末15によって加熱される被空調空間には、リモコン(図示せず)が各々設置されており、このリモコンにより被空調空間の加熱の指示がなされると、圧縮機4及び負荷側循環ポンプ17の駆動を開始させ、負荷側熱交換器5を凝縮器として機能させて負荷側を加熱する負荷運転が行われる。前記負荷運転の際、前記負荷側熱交換器5では、冷媒と加熱用循環液とが対向して流れて熱交換が行われ、負荷側熱交換器5にて加熱された加熱用循環液は、熱動弁18を介して負荷端末15に送られ、リモコンにより指示を受けた被空調空間を加熱するものである。
19は地中往き温度センサ13、地中戻り温度センサ14の入力を受けて、圧縮機4、膨張弁6、地中熱循環ポンプ11、開閉弁12等の各アクチュエータの駆動を制御するマイコンを有し制御部を構成する制御手段であり、前記負荷運転を制御するものである。
次に、図1に示す一実施形態の負荷運転時の作動について図2に示すフローチャートに基づき説明する。
前記リモコンにより負荷端末15による被空調空間の暖房の指示がなされると、前記制御手段19は圧縮機4、地中熱循環ポンプ11、負荷側循環ポンプ17の駆動を開始させると共に、開閉弁12を全て開弁し前記負荷運転としての暖房運転が開始される。負荷側熱交換器5では負荷側循環ポンプ17により循環される加熱用循環液と圧縮機4から吐出された高温高圧の冷媒とが熱交換され、加熱された加熱用循環液が負荷端末15に供給され被空調空間を加熱すると共に、熱源側熱交換器7では、地中熱循環ポンプ11により循環され地中熱交換器9を介して地中熱を採熱した不凍液と膨張弁6から吐出された低温低圧の冷媒とが熱交換され、地中熱により冷媒を加熱し蒸発させるものである。
前記暖房運転が行われ、地中往き温度センサ13の検出する不凍液の温度、または地中戻り温度センサ14の検出する不凍液の温度が安定したら、地中戻り温度センサ14で不凍液の温度を検出して、制御手段19はその時の不凍液の温度Aを記憶し(ステップS1)、所定値Xと温度Aの比較を行うものである(ステップS2)。
ここで、前記所定値Xは、地中熱ヒートポンプ装置施工後の試運転時等に設定するものであり、前記所定値Xは、圧縮機4を最大出力で駆動させて前記暖房運転を行って、地中戻り温度センサ14の検出する不凍液の温度が安定した際の地中戻り温度センサ14で検出した不凍液の温度とし、この時の温度を所定値Xとして制御手段19は記憶するものである。なお、所定値Xは制御する上で±αのヒステリシスを持つものとし、αは0以上の任意の値を使用するものとする。また、前記下限温度は地中熱循環回路10を循環する不凍液の濃度に基づいて予め設定されるものとする。
前記ステップS2で、制御手段19は前記温度Aが所定値(X+α)以上であるか否かを判断し、温度Aが所定値(X+α)以上であると判断したら、開閉弁12のうちの任意の一つを閉弁制御し、地中熱を採熱する地中熱交換器9の本数を1本減少させる(ステップS3)。この時、地中熱循環ポンプ11の回転数は、開閉弁12が開かれている地中熱交換器9に循環される地中熱交換器9の1本当たりの循環流量を一定に保つように制御されるものである。
前記ステップS3にて地中熱交換器9の本数を減少させたら、地中往き温度センサ13で検出する地中往き温度または地中戻り温度センサ14で検出する地中戻り温度が安定するまで待つか、または予め定めた所定時間待った後、地中往き温度センサ13で不凍液の温度を検出して、制御手段19はその時の不凍液の温度Bを記憶し(ステップS4)、予め設定された前記下限温度と温度Bとの比較し、温度Bが下限温度より低いか否かを判断し(ステップS5)、温度Bが下限温度より低いと判断したら、閉じている開閉弁12のうちの任意の一つを開弁制御し、地中熱を採熱する地中熱交換器9の本数を1本増加させ(ステップS6)、地中往き温度センサ13で検出する地中往き温度または地中戻り温度センサ14で検出する地中戻り温度が安定するまで待つか、または予め定めた所定時間待った後、前記ステップS1の処理に戻るものである。なお、前記ステップS5で温度Bが下限温度以上であると判断したらすぐに前記ステップS1の処理に戻るものである。
一方、前記ステップS2で、制御手段19は温度Aが所定値(X+α)より低いと判断したら、前記温度Aが所定値(X−α)以上であるか否かを判断し(ステップS7)、温度Aが所定値(X−α)以上であると判断したら、前記ステップS4の処理に進み、前記ステップS7で、温度Aが所定値(X−α)より低いと判断したら、前記ステップS6の処理に進むものである。
なお、地中熱を採熱する地中熱交換器9を最大本数(ここでは、4本)使用している状態で暖房運転を行っている場合において、前記ステップS6の処理が発生したときは、そのまま地中熱交換器9を最大本数使用する状態で暖房運転を継続し、また、地中熱を採熱する地中熱交換器9を最少本数(ここでは、1本)使用している状態で暖房運転を行っている場合において、前記ステップS3の処理が発生したときは、そのまま地中熱交換器9を最少本数使用する状態で暖房運転を継続するものとする。
次に、図2のフローチャートで示した負荷運転を図3のタイムチャートを用いて詳細に説明する。ここで、初期条件として前記所定値Xを5℃、前記下限温度を0℃、前記αを0.5とし、時間t0は、前記暖房運転が行われ、地中往き温度センサ13の検出する不凍液の温度、または地中戻り温度センサ14の検出する不凍液の温度が安定した時間とする。
まず、時間t1では、制御手段19は地中戻り温度センサ14にて不凍液の温度を検出し、検出温度、ここでは5℃を温度Aとして記憶し(前記ステップS1)、温度Aが所定値(X+α)以上であるか否かを判断し(前記ステップS2)、温度A=5℃が所定値=5.5℃より低いので、前記ステップS7に進み、ステップS7で前記温度Aが所定値(X−α)以上であるか否かを判断し、温度A=5℃が所定値=4.5℃以上なので、前記ステップS4に進み、地中往き温度センサ13にて不凍液の温度を検出し、検出温度、ここでは0℃を温度Bとして記憶し(前記ステップS4)、温度Bが予め設定された下限温度より低いか否かを判断し(前記ステップS5)、温度B=0℃は下限温度=0℃と同じなので、前記ステップS1の処理に戻るものである。
次に、時間t2では、制御手段19は地中戻り温度センサ14にて不凍液の温度を検出し、検出温度、ここでは8℃を温度Aとして記憶し(前記ステップS1)、温度Aが所定値(X+α)以上であるか否かを判断し(前記ステップS2)、温度A=8℃が所定値=5.5℃以上なので、前記ステップS3に進み、開閉弁12のうちの任意の一つ、例えば開閉弁12aを閉弁制御し、地中熱を採熱する地中熱交換器9の本数を1本減少させ、前記ステップS4に進み、地中往き温度センサ13にて不凍液の温度を検出し、検出温度、ここでは4℃を温度Bとして記憶し(前記ステップS4)、温度Bが予め設定された下限温度より低いか否かを判断し(前記ステップS5)、温度B=4℃は下限温度=0℃より大きいので、前記ステップS1の処理に戻るものである。
さらに、時間t3、t4では、それぞれ前記ステップS1→前記ステップS2→前記ステップS3→前記ステップS4→前記ステップS5の順に処理を行い前記ステップS1の処理に戻り、時間t5では、制御手段19は地中戻り温度センサ14にて不凍液の温度を検出し、検出温度、ここでは4.5℃を温度Aとして記憶し(前記ステップS1)、温度Aが所定値(X+α)以上であるか否かを判断し(前記ステップS2)、温度A=4.5℃が所定値=5.5℃より低いので、前記ステップS7に進み、前記ステップS7で前記温度Aが所定値(X−α)以上であるか否かを判断し、温度A=4.5℃が所定値=4.5℃と同じなので、前記ステップS4に進み、地中往き温度センサ13にて不凍液の温度を検出し、検出温度、ここでは−1℃を温度Bとして記憶し(前記ステップS4)、温度Bが予め設定された下限温度より低いか否かを判断し(前記ステップS5)、温度B=−1℃は下限温度=0℃より低いので、前記ステップS6の処理に進み、前記ステップS6で開閉弁12のうちの任意の一つ、例えば開閉弁12aを開弁制御し、地中熱を採熱する地中熱交換器9の本数を1本増加させ、前記ステップS1の処理に戻るものである。
同様に、時間t6では、前記ステップS1→前記ステップS2→前記ステップS7→前記ステップS4→前記ステップS5の順に処理を行い前記ステップS1の処理に戻り、時間t7では、制御手段19は地中戻り温度センサ14にて不凍液の温度を検出し、検出温度、ここでは4℃を温度Aとして記憶し(前記ステップS1)、温度Aが所定値(X+α)以上であるか否かを判断し(前記ステップS2)、温度A=4℃が所定値=5.5℃より低いので、前記ステップS7に進み、ステップS7で前記温度Aが所定値(X−α)以上であるか否かを判断し、温度A=4℃が所定値=4.5℃より低いので、前記ステップS6に進み、前記ステップS6で開閉弁12のうちの任意の一つ、例えば開閉弁12bを開弁制御し、地中熱を採熱する地中熱交換器9の本数を1本増加させ、前記ステップS1の処理に戻るものである。
以上説明した負荷運転としての暖房運転において、前記ステップS2で、暖房運転中に、地中戻り温度センサ14の検出する不凍液の温度と所定値とを比較し、検出した不凍液の温度が所定値以上の場合は、前記ステップS3で、開閉弁12を制御して採熱する地中熱交換器9の本数を減少させ、且つ地中熱循環ポンプ11の回転数を、開閉弁12が開かれている地中熱交換器9に循環される地中熱交換器9の1本当たりの循環流量を一定に保つように制御させることで、負荷に対して採熱し過ぎることなく最適な採熱ができると共に、地中熱循環ポンプ11の動作負荷を低減させ地中熱循環ポンプ11の消費電力を低下させることができ、総合的な地中熱ヒートポンプ装置の効率を向上させることができるものである。また、前記ステップS7で、地中戻り温度センサ14の検出する不凍液の温度と所定値とを比較し、検出した不凍液の温度が所定値より低い場合には、前記ステップS6で、開閉弁12を制御して採熱する地中熱交換器9の本数を増加させるようにしたことで、負荷に対して採熱量が不足することなく最適な採熱ができるものである。従って、前記ステップS2及び前記ステップS7により、地盤G中の温度を地中戻り温度センサ14で監視して、常に地盤G中の温度状態に追従した形での地中熱交換器9の本数増減制御が可能となり、採熱し過ぎることなく、また、採熱し足りないこともなく、最適な採熱ができ、総合的な地中熱ヒートポンプ装置の効率を向上させることができるものである。
また、前記所定値を、圧縮機4を最大出力で駆動させて前記暖房運転を行って、地中戻り温度センサ14の検出する不凍液の温度が安定した際の地中戻り温度センサ14で検出した不凍液の温度としたことで、所定値は必要とされる採熱量を確保できる基準となるので、所定値としてその土地での最適な地中戻り温度を設定できると共に、所定値に基づき採熱に必要な最低限の地中熱交換器9の本数にでき、それにより最適な採熱ができると共に、地中熱循環ポンプ11の回転数を、地中熱交換器9の1本当たりの循環流量を一定に保つように制御させるので、地中熱循環ポンプ11の動作負荷を低減させ地中熱循環ポンプ11の消費電力を低下させることができ、総合的な地中熱ヒートポンプ装置の効率を向上させることができるものである。
また、暖房運転中に、前記ステップS5で地中往き温度センサ13の検出する不凍液の温度が、不凍液の濃度に基づいて予め設定された下限温度より低くなった場合には、前記ステップS6で開閉弁12を制御して採熱する地中熱交換器9の本数を増加させている。ここで、不凍液の濃度に基づいて予め設定した下限温度を超えて不凍液の温度が低下すると、不凍液が凍結するおそれがあり、また、不凍液の粘度が大きくなり圧力損失が大きくなって地中熱循環ポンプ11の動作負荷が増大するため、地中熱交換器9へ循環させるのに必要な循環流速を保とうとしたら地中熱循環ポンプ11を目標回転数で回転させるための消費電力が増大し、総合的な地中熱ヒートポンプ装置の効率を低下させることになってしまう。よって、地中往き温度センサ13の検出する不凍液の温度が予め設定された下限温度より低くなった場合には、開閉弁12を制御して採熱する地中熱交換器9の本数を増加させることで、採熱量を増やして熱源側熱交換器7から地中熱交換器9に向かう地中往き温度を上昇させるので、不凍液の凍結を防止できると共に、不凍液の温度低下による粘度増大を抑え地中熱循環ポンプ11の動作負荷の増大を防止して、地中熱循環ポンプ11の消費電力の増加を防止することができ、総合的な地中熱ヒートポンプ装置の効率の低下を防止することができるものである。
なお、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、前記ステップS3にて地中熱交換器9の本数を減少させたら、地中往き温度センサ13で検出する地中往き温度または地中戻り温度センサ14で検出する地中戻り温度が安定するまで待つか、または予め定めた所定時間待った後、前記ステップS4で地中往き温度センサ13で不凍液の温度を検出して、前記ステップS5で予め設定された前記下限温度と温度Bとの比較したが、常時、地中往き温度センサ13にて検出する不凍液の温度を監視して、前記下限温度を下回った時点で、すぐに採熱する地中熱交換器9を1本増加するような制御にしてもよい。そうすることで、常に、不凍液の温度低下による粘度増大を防ぐので、地中熱循環ポンプ11の動作負荷の増大を防止することができ、総合的な地中熱ヒートポンプ装置の効率の低下を防止することができるものである。
また、本実施形態では、床暖房パネル等の負荷端末15により被空調空間である室内を加熱する暖房運転時に本発明の制御を適用したが、図4(a)に示すように、負荷端末15が給湯等に使用する湯水を貯湯する貯湯タンク20であり、負荷運転として貯湯タンク20内の湯水を沸き上げる沸き上げ運転に本発明の制御を適用してもよいものであり、また、図4(b)に示すように、負荷運転として空調用の室内機21による暖房運転に本発明の制御を適用してもよいものであり、本発明の要旨を変更しない範囲で様々な変形が可能であり、これを妨げるものではない。
また、本実施形態では、地中に埋設された複数の地中熱交換器9は互いに並列に接続されているものにおいて、地盤G中から採熱する地中熱交換器9の本数を増減させる制御を適用したが、図5に示すように複数の地中熱交換器9を互いに直列に接続し、開閉手段としての三方弁22(22a、22b、22c、22d)及びバイパス回路23(23a、23b、23c、23d)を設けたものにおいて、地中戻り温度センサ14の検出する不凍液の温度に基づき、三方弁22の切替による開閉により地中熱交換器9毎への不凍液の供給を制御して、地盤G中から採熱する地中熱交換器9の本数を増減させる制御を適用してもよいものであり、本発明の要旨を変更しない範囲で様々な変形が可能であり、これを妨げるものではない。
次に、図6に示す他の実施形態について説明するが、この実施形態は先に説明した一実施形態と同じ構成についての説明は省略し、相違点についてのみ説明すると、負荷熱交換部3が空調用の室内機21で、被空調空間を冷却するものであり、室内機21によって冷却される被空調空間には、リモコン(図示せず)が設置されており、このリモコンにより被空調空間の冷却の指示がなされると、圧縮機4の駆動を開始させ、負荷側熱交換器5を蒸発器として機能させて負荷側を冷却する負荷運転が行われる。負荷運転の際、負荷側熱交換器5では、膨張弁6から吐出された低温低圧の冷媒と被空調空間の空気とで熱交換が行われ、負荷側熱交換器5にて冷却された空気は被空調空間に送られ、リモコンにより指示を受けた被空調空間を冷却するものである。
ここで、前記負荷運転中の際、前記地中熱交換部2の熱源側熱交換器7では、圧縮機4から吐出された高温高圧の冷媒と地中熱循環ポンプ11の駆動により地中熱循環回路10を循環する不凍液とが対向して流れて熱交換が行われ、熱源側熱交換器7を凝縮器として機能させて地中熱交換部2側に熱を与え、その熱を帯びた不凍液が開閉弁12を介して地中熱交換器9に供給され、地中熱交換器9により地盤G中に放熱されるものである。
次に、図6に示す他の実施形態の負荷運転時の作動について図7に示すフローチャートに基づき説明する。
前記リモコンにより被空調空間の冷房の指示がなされると、前記制御手段19は圧縮機4、地中熱循環ポンプ11の駆動を開始させると共に、開閉弁12を全て開弁し前記負荷運転としての冷房運転が開始される。負荷側熱交換器5では被空調空間の空気と膨張弁6から吐出された低温低圧の冷媒とが熱交換され、冷却された被空調空間の空気が被空調空間に供給され被空調空間を冷却すると共に、熱源側熱交換器7では、圧縮機4から吐出された高温高圧の冷媒と地中熱循環ポンプ11により循環された不凍液とが熱交換され、その熱を帯びた不凍液が開閉弁12を介して地中熱交換器9に供給され、地中熱交換器9により地盤G中に放熱されるものである。
前記冷房運転が行われ、地中往き温度センサ13の検出する不凍液の温度、または地中戻り温度センサ14の検出する不凍液の温度が安定したら、地中戻り温度センサ14で不凍液の温度を検出して、制御手段19はその時の不凍液の温度Cを記憶し(ステップS8)、所定値Yと温度Cの比較を行うものである(ステップS9)。
ここで、前記所定値Yは、地中熱ヒートポンプ装置施工後の試運転時等に設定するものであり、前記所定値Yは、圧縮機4を最大出力で駆動させて前記冷房運転を行って、地中戻り温度センサ14の検出する不凍液の温度が安定した際の地中戻り温度センサ14で検出した不凍液の温度とし、この時の温度を所定値Yとして制御手段19は記憶するものである。なお、所定値Yは制御する上で±βのヒステリシスを持つものとし、βは0以上の任意の値を使用するものとする。
前記ステップS9で、制御手段19は前記温度Cが所定値(Y−β)以下であるか否かを判断し、温度Cが所定値(Y+β)以下であると判断したら、開閉弁12のうちの任意の一つを閉弁制御し、地盤G中に放熱する地中熱交換器9の本数を1本減少させる(ステップS10)。この時、地中熱循環ポンプ11の回転数は、開閉弁12が開かれている地中熱交換器9に循環される地中熱交換器9の1本当たりの循環流量を一定に保つように制御されるものである。
前記ステップS10にて地中熱交換器9の本数を減少させたら、地中往き温度センサ13で検出する地中往き温度または地中戻り温度センサ14で検出する地中戻り温度が安定するまで待つか、または予め定めた所定時間待った後、前記ステップS8の処理に戻るものである。
一方、前記ステップS9で、制御手段19は温度Cが所定値(Y−β)より高いと判断したら、前記温度Cが所定値(Y+β)以下であるか否かを判断し(ステップS11)、温度Cが所定値(Y+β)以下であると判断したら、前記ステップS8の処理に戻り、前記ステップS11で、温度Cが所定値(Y+β)より高いと判断したら、閉じている開閉弁12のうちの任意の一つを開弁制御し、地盤G中に放熱させる地中熱交換器9の本数を1本増加させ(ステップS12)、地中往き温度センサ13で検出する地中往き温度または地中戻り温度センサ14で検出する地中戻り温度が安定するまで待つか、または予め定めた所定時間待った後、前記ステップS8の処理に戻るものである。
なお、地盤G中に放熱する地中熱交換器9を最大本数(ここでは、4本)使用している状態で冷房運転を行っている場合において、前記ステップS12の処理が発生したときは、そのまま地中熱交換器9を最大本数使用する状態で冷房運転を継続し、また、地盤G中に放熱する地中熱交換器9を最少本数(ここでは、1本)使用している状態で冷房運転を行っている場合において、前記ステップS10の処理が発生したときは、そのまま地中熱交換器9を最少本数使用する状態で冷房運転を継続するものとする。
次に、図7のフローチャートで示した負荷運転を図8のタイムチャートを用いて詳細に説明する。ここで、初期条件として前記所定値Yを15℃、前記βを0.5とし、時間t0は、前記冷房運転が行われ、地中往き温度センサ13の検出する不凍液の温度、または地中戻り温度センサ14の検出する不凍液の温度が安定した時間とする。
まず、時間t1では、制御手段19は地中戻り温度センサ14にて不凍液の温度を検出し、検出温度、ここでは15℃を温度Cとして記憶し(前記ステップS8)、温度Cが所定値(Y−β)以下であるか否かを判断し(前記ステップS9)、温度C=15℃が所定値=14.5℃より高いので、前記ステップS11に進み、ステップS11で前記温度Cが所定値(Y+β)以下であるか否かを判断し、温度C=15℃が所定値=15.5℃以下なので、前記ステップS8の処理に戻るものである。
次に、時間t2では、制御手段19は地中戻り温度センサ14にて不凍液の温度を検出し、検出温度、ここでは12℃を温度Cとして記憶し(前記ステップS8)、温度Cが所定値(Y−β)以下であるか否かを判断し(前記ステップS9)、温度C=12℃が所定値=14.5℃以下なので、前記ステップS10に進み、開閉弁12のうちの任意の一つ、例えば開閉弁12aを閉弁制御し、地盤G中に放熱する地中熱交換器9の本数を1本減少させ、例えば、予め定めた所定時間待った後、前記ステップS8の処理に戻るものである。
さらに、時間t3、t4では、それぞれ前記ステップS8→前記ステップS9→前記ステップS10の順に処理を行い前記ステップS8の処理に戻り、時間t5では、制御手段19は地中戻り温度センサ14にて不凍液の温度を検出し、検出温度、ここでは17℃を温度Cとして記憶し(前記ステップS8)、温度Cが所定値(Y−β)以下であるか否かを判断し(前記ステップS9)、温度C=17℃が所定値=14.5℃より高いので、前記ステップS11に進み、前記ステップS11で前記温度Cが所定値(Y+β)以下であるか否かを判断し、温度C=17℃が所定値=15.5℃より高いので、前記ステップS12の処理に進み、前記ステップS12で開閉弁12のうちの任意の一つ、例えば開閉弁12aを開弁制御し、地盤G中に放熱する地中熱交換器9の本数を1本増加させ、前記ステップS8の処理に戻るものである。
同様に、時間t6では、前記ステップS8→前記ステップS9→前記ステップS11の順に処理を行い前記ステップS8の処理に戻り、時間t7では、制御手段19は地中戻り温度センサ14にて不凍液の温度を検出し、検出温度、ここでは17℃を温度Cとして記憶し(前記ステップS8)、温度Cが所定値(Y−β)以下であるか否かを判断し(前記ステップS9)、温度C=17℃が所定値=14.5℃より高いので、前記ステップS11に進み、ステップS11で前記温度Cが所定値(Y+β)以下であるか否かを判断し、温度C=17℃が所定値=15.5℃より高いので、前記ステップS12に進み、前記ステップS12で開閉弁12のうちの任意の一つ、例えば開閉弁12bを開弁制御し、地盤G中に放熱する地中熱交換器9の本数を1本増加させ、前記ステップS8の処理に戻るものである。
以上説明した負荷運転としての冷房運転において、前記ステップS9で、冷房運転中に、地中戻り温度センサ14の検出する不凍液の温度と所定値とを比較し、検出した不凍液の温度が所定値以下の場合は、前記ステップS10で、開閉弁12を制御して地盤G中に放熱する地中熱交換器9の本数を減少させ、且つ地中熱循環ポンプ11の回転数を、開閉弁12が開かれている地中熱交換器9に循環される地中熱交換器9の1本当たりの循環流量を一定に保つように制御させることで、負荷に対して地盤G中に放熱し過ぎることなく最適な放熱ができると共に、地中熱循環ポンプ11の動作負荷を低減させ地中熱循環ポンプ11の消費電力を低下させることができ、総合的な地中熱ヒートポンプ装置の効率を向上させることができるものである。また、前記ステップS11で、地中戻り温度センサ14の検出する不凍液の温度と所定値とを比較し、検出した不凍液の温度が所定値より高い場合には、前記ステップS12で、開閉弁12を制御して採熱する地中熱交換器9の本数を増加させるようにしたことで、負荷に対して放熱量が不足することなく最適な放熱ができるものである。従って、前記ステップS9及び前記ステップS11により、地盤G中の温度を地中戻り温度センサ14で監視して、常に地盤G中の温度状態に追従した形での地中熱交換器9の本数増減制御が可能となり、放熱し過ぎることなく、また、放熱し足りないこともなく、最適な放熱ができ、総合的な地中熱ヒートポンプ装置の効率を向上させることができるものである。
また、前記所定値を、圧縮機4を最大出力で駆動させて前記冷房運転を行って、地中戻り温度センサ14の検出する不凍液の温度が安定した際の地中戻り温度センサ14で検出した不凍液の温度としたことで、所定値は必要とされる放熱量を確保できる基準となるので、所定値としてその土地での最適な地中戻り温度を設定できると共に、所定値に基づき放熱に必要な最低限の地中熱交換器9の本数にでき、それにより最適な放熱ができると共に、地中熱循環ポンプ11の回転数を、地中熱交換器9の1本当たりの循環流量を一定に保つように制御させるので、地中熱循環ポンプ11の動作負荷を低減させ地中熱循環ポンプ11の消費電力を低下させることができ、総合的な地中熱ヒートポンプ装置の効率を向上させることができるものである。
なお、本実施形態では、室内機21の負荷側熱交換器5にて膨張弁6から吐出された冷媒と被空調空間の空気とで直接熱交換して被空調空間を冷却する冷房運転をするものにおいて、本発明の制御を適用したものであるが、本発明は上記の他の実施形態に限定されるものではなく、負荷熱交換部3を熱媒循環式のものとして、負荷側熱交換器5で膨張弁6から吐出された冷媒と負荷熱交換部3側の熱媒とで熱交換して、負荷熱交換部3側の熱媒を循環させて負荷端末により被空調空間である室内を冷却する冷房運転を行うものにおいても、本発明の制御を適用してもよいものであり、本発明の要旨を変更しない範囲で様々な変形が可能であり、これを妨げるものではない。
また、本実施形態では、地中に埋設された複数の地中熱交換器9は互いに並列に接続されているものにおいて、地盤G中から採熱する地中熱交換器9の本数を増減させる制御を適用したが、上述した図5に示すように複数の地中熱交換器9を互いに直列に接続し、開閉手段としての三方弁22(22a、22b、22c、22d)及びバイパス回路23(23a、23b、23c、23d)を設けたものにおいて、三方弁22の切替による開閉により地中熱交換器9毎への不凍液の供給を制御して、地盤G中に放熱する地中熱交換器9の本数を増減させる制御を適用してもよいものであり、本発明の要旨を変更しない範囲で様々な変形が可能であり、これを妨げるものではない。
4 圧縮機
5 負荷側熱交換器
6 減圧手段(膨張弁)
7 熱源側熱交換器
8 ヒートポンプ回路
9 地中熱交換器
10 地中熱循環回路
11 地中熱循環ポンプ
12 開閉手段(開閉弁)
13 地中往き温度検出手段(地中往き温度センサ)
14 地中戻り温度検出手段(地中戻り温度センサ)
19 制御手段

Claims (5)

  1. 圧縮機、負荷側熱交換器、減圧手段、熱源側熱交換器を冷媒配管で環状に接続したヒートポンプ回路と、地中に埋設され互いに並列または直列に接続された複数の地中熱交換器と、該地中熱交換器と前記熱源側熱交換器との間を循環可能に接続する地中熱循環回路と、該地中熱循環回路に熱媒を循環させる地中熱循環ポンプと、前記地中熱交換器毎への熱媒供給を制御する開閉手段と、前記地中熱交換器に流入する熱媒の温度を検出する地中往き温度検出手段、前記地中熱交換器から流出した熱媒の温度を検出する地中戻り温度検出手段と、これらの作動を制御する制御手段とを備え、前記地中熱交換器により地中熱を採熱し、前記熱源側熱交換器を蒸発器として機能させると共に、前記負荷側熱交換器を凝縮器として機能させて負荷側を加熱する負荷運転を行う地中熱ヒートポンプ装置において、前記制御手段は、前記負荷運転中に、前記地中戻り温度検出手段の検出する熱媒温度と所定値とを比較し、前記熱媒温度が前記所定値以上の場合は、前記開閉手段を制御して採熱する前記地中熱交換器の本数を減少させ、前記地中戻り温度検出手段の検出する前記熱媒温度と前記所定値とを比較し、前記熱媒温度が前記所定値より低い場合には、前記開閉手段を制御して採熱する前記地中熱交換器の本数を増加させるようにした地中熱ヒートポンプ装置。
  2. 前記所定値は、前記負荷運転を最大出力で行って、前記地中戻り温度検出手段の検出する熱媒温度が安定した際の前記地中戻り温度検出手段で検出した熱媒温度とすることを特徴とする請求項1記載の地中熱ヒートポンプ装置。
  3. 前記負荷運転中に、前記地中往き温度検出手段の検出する熱媒温度が、前記熱媒の濃度に基づいて予め設定された下限温度より低くなった場合には、前記開閉手段を制御して採熱する前記地中熱交換器の本数を増加させるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の地中熱ヒートポンプ装置。
  4. 圧縮機、負荷側熱交換器、減圧手段、熱源側熱交換器を冷媒配管で環状に接続したヒートポンプ回路と、地中に埋設され互いに並列または直列に複数接続された地中熱交換器と、該地中熱交換器と前記熱源側熱交換器との間を循環可能に接続する地中熱循環回路と、該地中熱循環回路に熱媒を循環させる地中熱循環ポンプと、前記地中熱交換器毎への熱媒供給を制御する開閉手段と、前記地中熱交換器に流入する熱媒の温度を検出する地中往き温度検出手段、前記地中熱交換器から流出した熱媒の温度を検出する地中戻り温度検出手段と、これらの作動を制御する制御手段とを備え、前記地中熱交換器により地中に放熱し、前記熱源側熱交換器を凝縮器として機能させると共に、前記負荷側熱交換器を蒸発器として機能させて負荷側を冷却する負荷運転を行う地中熱ヒートポンプ装置において、前記制御手段は、前記負荷運転中に、前記地中戻り温度検出手段の検出する熱媒温度と所定値とを比較し、前記熱媒温度が前記所定値以下の場合は、前記開閉手段を制御して地中に放熱する前記地中熱交換器の本数を減少させ、前記地中戻り温度検出手段の検出する前記熱媒温度と前記所定値とを比較し、前記熱媒温度が前記所定値より高い場合には、前記開閉手段を制御して地中に放熱する地中熱交換器の本数を増加させるようにした地中熱ヒートポンプ装置。
  5. 前記所定値は、前記負荷運転を最大出力で行って、前記地中戻り温度検出手段の検出する熱媒温度が安定した際の前記地中戻り温度検出手段で検出した熱媒温度とすることを特徴とする請求項4記載の地中熱ヒートポンプ装置。
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