JP2014190299A - 多気筒水冷エンジンのシリンダボア間冷却装置 - Google Patents

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Hideyuki Koyama
秀行 小山
Tadashi Nakano
正 中野
Masataka Ikemachi
勝敬 池町
Yuji Shinohara
祐次 篠原
Satoshi Fujii
聡 藤井
Takahiro Yamazaki
隆寛 山▲崎▼
Manabu Miyazaki
学 宮▲崎▼
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Abstract

【課題】キリ孔の穿孔時に、キリ先が折れるのを防止することができる、多気筒水冷エンジンのシリンダボア間冷却装置を提供する。
【解決手段】シリンダボア間肉壁3にシリンダウォータージャケット4aに臨むキリ先進出隙間8が凹設され、キリ先進出隙間8の奥端面8bにキリ孔6の穿孔出口6aが形成されている、多気筒水冷エンジンのシリンダボア間冷却装置において、シリンダボア間肉壁3と平行な向きで、キリ孔6と直交する向きに見て、キリ先進出隙間8の奥端部8aがコの字形に形成され、シリンダ1・2の配列方向を前後方向として、キリ先進出隙間8の奥端部8aの前後幅寸法Wがキリ孔6の直径Dよりも長く形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、多気筒水冷エンジンのシリンダボア間冷却装置に関し、詳しくは、キリ孔の穿孔時に、キリ先が折れるのを防止することができる、多気筒水冷エンジンのシリンダボア間冷却装置に関する。
従来、多気筒水冷エンジンのシリンダボア間の冷却装置として次のものがある(例えば、特許文献1参照)。
複数のシリンダが配列され、シリンダボア間肉壁の両側にシリンダブロックのシリンダウォータージャケットが設けられ、シリンダボア間肉壁にシリンダヘッドのヘッドウォータージャケットからシリンダウォータージャケットに向けて、シリンダボア間肉壁にキリ孔が穿設され、キリ孔を通過する冷却水でシリンダボア間肉壁が冷却されるように構成され、シリンダボア間肉壁にシリンダウォータージャケットに臨むキリ先進出隙間が凹設され、キリ先進出隙間の奥端面にキリ孔の穿孔出口が形成されている、多気筒水冷エンジンのシリンダボア間冷却装置。
この種の冷却装置によれば、キリ孔を通過する冷却水でシリンダボア間肉壁が冷却され、シリンダの熱歪みを抑制することができる利点がある。
しかし、この種の従来技術では、シリンダボア間肉壁と平行な向きで、キリ孔と直交する向きに見て、キリ先進出隙間の奥端部がV字形に形成されていたため、問題がある。
特開2003−278596号公報(図1参照)
《問題点》 キリ孔の穿孔時に、キリ先が折れやすい。
シリンダボア間肉壁と平行な向きで、キリ孔と直交する向きに見て、キリ先進出隙間の奥端部がV字形に形成されていたため、キリ孔の穿孔時に、キリ先がキリ先進出隙間の対向肉壁に接触し、キリ先に折り曲げ方向の負荷がかかり、キリ先が折れやすい。
また、キリ先進出隙間の奥端部がV字形であると、応力集中によるクラックが入りやすく、鋳造時の鋳砂抜きも困難になる。
本発明の課題は、キリ孔の穿孔時に、キリ先が折れるのを防止することができる、多気筒水冷エンジンのシリンダボア間の冷却装置を提供することにある。
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図3に例示するように、複数のシリンダ(1)(2)が配列され、図1に例示するように、シリンダボア間肉壁(3)の両側にシリンダブロック(4)のシリンダウォータージャケット(4a)(4a)が設けられ、シリンダボア間肉壁(3)のシリンダヘッド側端面(5)からシリンダウォータージャケット(4a)に向け、シリンダボア間肉壁(3)にキリ孔(6)が穿設され、キリ孔(6)を通過する冷却水(7)でシリンダボア間肉壁(3)が冷却されるように構成され、
図1、図2に例示するように、シリンダボア間肉壁(3)にシリンダウォータージャケット(4a)に臨むキリ先進出隙間(8)が凹設され、図2に例示するように、キリ先進出隙間(8)の奥端面(8b)にキリ孔(6)の穿孔出口(6a)が形成されている、多気筒水冷エンジンのシリンダボア間冷却装置において、
図2に例示するように、シリンダボア間肉壁(3)と平行な向きで、キリ孔(6)と直交する向きに見て、キリ先進出隙間(8)の奥端部(8a)がコの字形に形成され、シリンダ(1)(2)の配列方向を前後方向として、キリ先進出隙間(8)の奥端部(8a)の前後幅寸法(W)がキリ孔(6)の直径(D)よりも長く形成されている、ことを特徴とする多気筒水冷エンジンのシリンダボア間冷却装置。
(請求項1に係る発明)
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 キリ孔の穿孔時に、キリ先が折れるのを防止することができる。
図2に例示するように、シリンダボア間肉壁(3)と平行な向きで、キリ孔(6)と直交する向きに見て、キリ先進出隙間(8)の奥端部(8a)がコの字形に形成され、シリンダ(1)(2)の配列方向を前後方向として、キリ先進出隙間(8)の奥端部(8a)の前後幅寸法(W)がキリ孔(6)の直径(D)よりも長く形成されているので、キリ孔(6)の穿孔時に、キリ先がキリ先進出隙間(8)の前後肉壁(8a)(8b)に接触しにくく、キリ先に折り曲げ方向の負荷がかからず、キリ先が折れるのを防止することができる。
また、キリ先進出隙間(8)の奥端部(8a)がコの字形であると、応力集中によるクラックが入りにくく、鋳造時の鋳砂抜きも容易になる。
本発明の実施形態に係る多気筒水冷エンジンのシリンダボア間冷却装置の縦断正面図である。 図1のII−II線断面拡大図である。 図1のエンジンの縦断側面図である。
図1〜図3は本発明の実施形態に係る多気筒水冷エンジンのシリンダボア間冷却装置を説明する図であり、この実施形態では、立形の直列2気筒水冷ディーゼルエンジンのシリンダボア間冷却装置について説明する。
このエンジンの概要は、次の通りである。
図3に示すように、シリンダブロック(4)の上半部に前後一対のシリンダ(1)(2)が設けられ、シリンダブロック(4)の下半部がクランクケース(9)とされ、シリンダブロック(4)の上部にシリンダヘッド(10)が組み付けられ、シリンダヘッド(10)の上部にシリンダヘッドカバー(11)が組付けられ、クランクケース(9)にクランク軸(12)が架設され、シリンダブロック(4)の前部にギヤケース(13)が組み付けられ、ギヤケース(13)の前部にエンジン冷却ファン(14)が配置され、シリンダブロック(4)の下部にオイルパン(15)が組み付けられ、シリンダブロック(4)の後部にフライホイール(16)が配置されている。
このエンジンはシリンダボア間冷却装置を備えている。
シリンダボア間冷却装置の概要は、次の通りである。
図3に示すように、複数(2本)のシリンダ(1)(2)が配列され、図1に示すように、シリンダボア間肉壁(3)の両側にシリンダブロック(4)のシリンダウォータージャケット(4a)(4a)が設けられ、シリンダボア間肉壁(3)のシリンダヘッド側端面(5)からシリンダウォータージャケット(4a)に向け、シリンダボア間肉壁(3)にキリ孔(6)が穿設され、キリ孔(6)を通過する冷却水(7)でシリンダボア間肉壁(3)が冷却されるように構成されている。
図1、図2に示すように、シリンダボア間肉壁(3)にシリンダウォータージャケット(4a)に臨むキリ先進出隙間(8)が凹設され、図2に例示するように、キリ先進出隙間(8)の奥端面(8b)にキリ孔(6)の穿孔出口(6a)が形成されている。
図2に示すように、シリンダボア間肉壁(3)と平行な向きで、キリ孔(6)と直交する向きに見て、キリ先進出隙間(8)の奥端部(8a)がコの字形に形成され、シリンダ(1)(2)の配列方向を前後方向として、キリ先進出隙間(8)の奥端部(8a)の前後幅寸法(W)がキリ孔(6)の直径(D)よりも長く形成されている。
図1に示すように、クランク軸中心軸線(12a)と平行な向きに見て、シリンダボア間肉壁(3)は上端の水平部(3a)と水平部(3a)の中央から下向きに導出された垂直部(3b)とで構成され、キリ先進出隙間(8)は水平部(3a)と垂直部(3b)との隅角部(3c)に形成されている。
図1に示すように、シリンダ中心軸線(12a)と平行な向きに見て、キリ孔(6)は、水平部(3a)の上端であるシリンダヘッド側端面(5)からキリ先進出隙間(8)に向け、水平部(3a)に45°の伏角で形成されている。
シリンダウォータージャケット(4a)の冷却水(7)は、キリ孔(6)を浮上して、シリンダヘッド(10)のシリンダヘッドウォータージャケット(10a)に流入する。
図2に示すように、この実施形態では、キリ先進出隙間(8)の奥端部(8a)の前後方向幅寸法(W)をキリ孔(6)の直径(D)で除した値の百分率(W/D)は、250%とされているが、150%以上で350%以下とするのが望ましく、200%以上で300%とするのがより望ましい。百分率(W/D)がこれらの範囲よりも小さくなると、キリ孔(6)の穿孔時に、キリ先がキリ先進出隙間(8)の前後肉壁(8a)(8b)に接触しやすくなり、これらの範囲よりも大きくなると、シリンダボア間肉壁(3)の肉厚が厚くなり、エンジンの全長が長くなるのに対し、前記範囲ではこのような問題が起こりにくい。
(1) シリンダ
(2) シリンダ
(3) シリンダボア間肉壁
(4) シリンダブロック
(4a) シリンダウォータージャケット
(5) シリンダヘッド側端面
(6) キリ孔
(6a) 穿孔出口
(7) 冷却水
(8) キリ先進出隙間
(8a) 奥端部
(8b) 奥端面
(D) キリ孔の直径
(W) キリ先進出隙間の前後幅寸法

Claims (1)

  1. 複数のシリンダ(1)(2)が配列され、シリンダボア間肉壁(3)の両側にシリンダブロック(4)のシリンダウォータージャケット(4a)(4a)が設けられ、シリンダボア間肉壁(3)のシリンダヘッド側端面(5)からシリンダウォータージャケット(4a)に向けて、シリンダボア間肉壁(3)にキリ孔(6)が穿設され、キリ孔(6)を通過する冷却水(7)でシリンダボア間肉壁(3)が冷却されるように構成され、
    シリンダボア間肉壁(3)にシリンダウォータージャケット(4a)に臨むキリ先進出隙間(8)が凹設され、キリ先進出隙間(8)の奥端面(8b)にキリ孔(6)の穿孔出口(6a)が形成されている、多気筒水冷エンジンのシリンダボア間冷却装置において、
    シリンダボア間肉壁(3)と平行な向きで、キリ孔(6)と直交する向きに見て、キリ先進出隙間(8)の奥端部(8a)がコの字形に形成され、シリンダ(1)(2)の配列方向を前後方向として、キリ先進出隙間(8)の奥端部(8a)の前後幅寸法(W)がキリ孔(6)の直径(D)よりも長く形成されている、ことを特徴とする多気筒水冷エンジンのシリンダボア間冷却装置。
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