JP2014189164A - 車両用スライドドア装置 - Google Patents

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    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/06Doors arranged at the vehicle sides slidable; foldable

Abstract

【課題】スライドドアの支持剛性を高めて質感の向上を図ることのできる車両用スライドドア装置を提供すること。
【解決手段】スライドドア装置10は、スライドドア4の内側面4aに設けられたドア側ガイドレール5Cと、このドア側ガイドレール5Cに連結される車体側連結部材7Cと、を備える。また、車体側連結部材7Cは、車体2に対して回動可能に連結された支持アーム26の先端26aに、ドア側ガイドレール5Cが形成する軌道T上を転動可能なガイドローラー16Cを設けることにより形成される。そして、スライドドア装置10は、スライドドア4の開動作に基づき支持アーム26が回動した位置において当該支持アーム26の回動を規制可能な回動規制機構33を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両用スライドドア装置に関するものである。
一般に、車両用のスライドドア装置は、車両前後方向に延びるガイドレールと、このガイドレールが形成する軌道上を転動可能なガイドローラーを有した連結部材と、を備えている。そして、これらのガイドレール及び連結部材を介して車体にスライドドアを支持することにより、そのガイドレールに沿ったスライドドアの前後移動に基づいて、車体の側面に形成された車両のドア開口部を開閉することが可能となっている。
また、従来、このようなスライドドア装置には、車体の側面に設けられた車体側ガイドレールと、スライドドアの内側面に設けられたドア側ガイドレールと、を備えたものがある。
例えば、特許文献1に記載のスライドドア装置は、スライドドアが形成する車両の窓部よりも下方となる位置、及びドア開口部の下縁に対応する位置に設けられた第1及び第2の車体側ガイドレールを備えている。そして、このスライドドア装置は、更に、これら第1及び第2の車体側ガイドレールに対応する位置に設けられた第1及び第2のドア側ガイドレールを備えている。
即ち、通常、ガイドレールは車体側に設けられる(特許文献1参照、第11図)。しかしながら、スライドドアの内側面にもガイドレールを設けることで、そのガイドレール(及び連結部材)の配置自由度を高めることができる。そして、上記の従来例では、これにより、その窓部を構成するウィンドガラスの窓枠を廃止することが可能となっている。
特開2003−335136号公報
しかしながら、上記従来技術によってもなお、そのガイドレールの配置変更によりスライドドアの支持剛性が低下する可能性を完全には払拭できていないのが実情である。そして、これがスライドドアの揺動として顕在化することによって、質感の低下を招くおそれがあることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、スライドドアの支持剛性を高めて質感の向上を図ることのできる車両用スライドドア装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両用スライドドア装置は、車体の側面に設けられた車体側ガイドレールと、スライドドアに設けられたドア側ガイドレールと、これらの各ガイドレールが形成する軌道上を転動可能なガイドローラーを有して前記各ガイドレールに連結される連結部材と、を備え、前記各ガイドレール及び各連結部材を介して前記車体に前記スライドドアを支持することにより、前記各ガイドレールに沿った前記スライドドアの前後移動に基づいて、前記車体の側面に形成されたドア開口部を開閉可能に構成されるとともに、前記ドア側ガイドレールに連結される前記連結部材は、前記車体に対して回動可能に連結された支持アームに前記ガイドローラーを設けてなるものであって、前記スライドドアの開動作に基づき前記支持アームが回動した位置において該支持アームの回動を規制可能な回動規制機構を備えることが好ましい。
即ち、ガイドレールが形成する軌道上をガイドローラーが円滑に転動するためには、そのガイドレールとガイドローラーとの間に隙間を設定する必要がある。ところが、このような隙間を設定することで、スライドドアの開動作時、当該スライドドアの車幅方向変位に基づいて支持アームが回動した後においても、その支持アームに微小な回動が生ずる可能性がある。そして、ドア側にもガイドレールが設けられた構成では、そのドア側ガイドレールに連結された連結部材の支持アームに生じた微小な回動が、スライドドアの揺動として顕在化しやすい傾向がある。
しかしながら、上記構成により支持アームの回動を規制することで、そのスライドドアの支持剛性を高めることができる。そして、これにより、スライドドアの揺動を抑えて質感の向上を図ることができる。
上記課題を解決する車両用スライドドア装置は、前記回動規制機構は、前記支持アームの回動に基づいて接離するラッチ機構とストライカとを備え、前記支持アームが回動した位置において前記ラッチ機構と前記ストライカとが係合することにより前記支持アームの回動を規制するものであることが好ましい。
上記構成によれば、そのラッチ機構とストライカとの係合関係に基づいて、スライドドアの開動作に伴い支持アームが回動した位置において、確実に支持アームの回動を規制することができる。
上記課題を解決する車両用スライドドア装置は、前記ラッチ機構は、前記ストライカに対する係合部を有して回動可能に設けられたラッチと、前記ラッチに形成された第2の係合部に係合して前記ストライカと前記ラッチとの係合状態を保持可能なポールと、前記ポールと連動して回動することにより前記ラッチに形成された第2の係合部に対する前記ポールの係合及びその解除を制御可能なレバー部材と、を備えてなることが好ましい。
上記構成によれば、そのストライカとラッチとの係合関係に基づいて、確実に支持アームの回動を規制することができる。そして、レバー部材の動作に基づいて、適切に、その係合及び係合の解除を制御することができる。
上記課題を解決する車両用スライドドア装置は、前記スライドドアの前後移動に伴い該スライドドアを車幅方向に変位させるべく前記各ガイドレールに設定された湾曲形状に基づいて、前記レバー部材を案内可能なガイド部材を備えることが好ましい。
即ち、開閉動作時、スライドドアは、各ガイドレールに設定された湾曲形状に基づいて車幅方向に変位する。従って、上記構成によれば、センサやアクチュエータ等の電気的な構成を設けることなく、適切且つ確実に、そのラッチとポールとの係合及びその解除を制御することができる。そして、これにより、高い信頼性を確保することができる。
上記課題を解決する車両用スライドドア装置は、前記回動規制機構は、前記支持アームに形成された係合部と、前記車体に設けられた係合部材と、前記係合部材を駆動して前記係合部に係合させる係合部材駆動装置と、を備えてなることが好ましい。
上記構成によれば、その係合部と係合部材との係合関係に基づいて、スライドドアの開動作に伴い支持アームが回動した位置において、確実に支持アームの回動を規制することができる。
上記課題を解決する車両用スライドドア装置は、前記係合部材駆動装置は、前記スライドドアの開動作に基づき相対移動する前記連結部材に当接して押圧される受圧部と、前記受圧部が押圧される力に基づいて前記係合部材を駆動する駆動部と、を備えてなることが好ましい。
上記構成によれば、センサやアクチュエータ等の電気的な構成を設けることなく、適切且つ確実に、その支持アームの回動を規制し及びその規制を解除することができる。そして、これにより、高い信頼性を確保することができる。
上記課題を解決する車両用スライドドア装置は、前記係合部材は、前記係合部材駆動装置に駆動されることにより、前記支持アームの係合部に対向する面から出没可能に設けられることが好ましい。
上記構成によれば、非係合時における係合部材と支持アームとの干渉を防ぐことができる。また、併せて、その意匠性の向上を図ることができる。
上記課題を解決する車両用スライドドア装置は、前記回動規制機構は、前記スライドドアが全開位置で保持されている状態において前記支持アームの回動を規制可能であることが好ましい。
即ち、スライドドアが停止した状態となる全開位置においては、そのスライドドアの揺動が目立ちやすい。従って、上記構成によれば、より顕著な効果を得ることができる。
上記課題を解決する車両用スライドドア装置は、前記ドア開口部の後方に設けられた第1の車体側ガイドレールと、前記ドア開口部の下縁に設けられた第2の車体側ガイドレールと、前記第2の車体側ガイドレールの下方に配置されるドア側ガイドレールと、を備えて前記スライドドアを支持するものであることが好ましい。
上記構成によれば、第1の車体側ガイドレールとその連結部材(第1のドア側連結部材)との連結点、第2の車体側ガイドレールとその連結部材(第2のドア側連結部材)との連結点、及びドア側ガイドレールとその連結部材(車体側連結部材)との連結点の3つの連結点によってスライドドアが支持される。
しかしながら、これら3つの連結点が形成する三角形は、スライドドアが開動作することにより縮小する。即ち、スライドドアの後方移動により下方に位置する二つの連結点が接近する。そして、これにより、スライドドアが、その第1及び第2の車体側ガイドレールに連結された各連結部材が形成する二つの連結点間を結ぶ直線周りに揺動しやすくなる。従って、このような支持構造を有するスライドドア装置に上記各構成を適用することで、より顕著な効果を得ることができる。
上記課題を解決する車両用スライドドア装置は、前記第1の車体側ガイドレールに連結される前記連結部材は、前記スライドドアが形成する窓部の下縁に対応する位置に設けられることが好ましい。
即ち、このような構成を採用することで、その窓枠を構成する部分にかかる荷重を低減することができる。そして、これにより、その廃止も含め、窓枠部分の設計自由度を大幅に高めることができる。しかしながら、スライドドアを安定的に支持するためには不利なレイアウトであるのも事実である。従って、このような支持構造を有するスライドドア装置に上記各構成を適用することで、より顕著な効果を得ることができる。
本発明によれば、スライドドアの支持剛性を高めて質感の向上を図ることができる。
車両用スライドドア装置の概略構成図。 第1の車体側ガイドレール及び第1のドア側連結部材の構成を示す断面図(図1におけるII−II断面)。 第2の車体側ガイドレール及び第2のドア側連結部材、並びにドア側ガイドレール及び車体側連結部材の構成を示す断面図(図1におけるIII−III断面)。 (a)は、第2の車体側ガイドレール及び第2のドア側連結部材、並びにドア側ガイドレール及び車体側連結部材の構成を示す断面図(図1におけるIVa−IVa断面)、(b)は、第1の車体側ガイドレール及び第1のドア側連結部材の構成を示す断面図(図1におけるIVb−IVb断面)。 第1の実施形態における回動規制機構の構成を模式的に示す平面図(非係合状態)。 第1の実施形態における回動規制機構の構成を模式的に示す平面図(移行状態)。 第1の実施形態における回動規制機構の構成を模式的に示す平面図(係合状態)。 スライドドアの開動作に基づき支持アームが回動した位置において当該支持アームに生ずる微小回動の態様を示す説明図。 第2の実施形態における回動規制機構の構成を示す平面図。 第2の実施形態における回動規制機構の構成を示す断面図(図9におけるX−X断面)。 係合部材駆動装置の駆動部を構成する駆動レバーの側面図。 係合部材駆動装置の受圧部を構成する受圧レバーの平面図。 係合部材駆動装置を構成する変換機構の側面図。 係合部材駆動装置を構成する変換機構の構成を示す断面図(図12におけるXIV−XIV断面図)。 別例の回動規制機構を模式的に示す平面図。 別例の係合部材駆動装置の概略構成図。
[第1の実施形態]
以下、車両用のスライドドア装置に関する第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両1は、車両前後方向に移動することにより車体2の側面2aに形成されたドア開口部3を開閉可能なスライドドア4を備えている。
詳述すると、この車両1には、車両前後方向に延びる複数のガイドレール5と、その延設方向に沿って相対移動可能に各ガイドレール5に連結される連結部材7と、を備えたスライドドア装置10が設けられている。そして、スライドドア4は、これらのガイドレール5(5A〜5C)及び連結部材7(7A〜7C)を介して車体2に支持されることにより、上記のように車両前後方向に移動して、その車体2の側面2aに形成されたドア開口部3を開閉することが可能となっている。
具体的には、本実施形態のスライドドア装置10は、車体2の側面2aに設けられた第1及び第2の車体側ガイドレール5A,5Bと、スライドドア4(の内側面4a)に設けられたドア側ガイドレール5Cと、を備えている。また、第1及び第2の車体側ガイドレール5A,5Bには、それぞれ、スライドドア4に設けられた第1及び第2のドア側連結部材7A,7Bが連結されている。そして、ドア側ガイドレール5Cには、車体2の側面2aに設けられた車体側連結部材7Cが連結されている。
本実施形態では、第1の車体側ガイドレール5Aは、ドア開口部3の後方、上下方向において略中央部分に設けられている(センターレール)。また、第2の車体側ガイドレール5Bは、その第1の車体側ガイドレール5Aの下方、ドア開口部3の下縁3aに設けられている(車体側ロアレール)。そして、ドア側ガイドレール5Cは、その第2の車体側ガイドレール5Bの下方に配置されるように、スライドドア4の下端部に設けられている(ドア側ロアレール)。
一方、第1の車体側ガイドレール5Aに連結される第1のドア側連結部材7Aは、スライドドア4の後端部における当該スライドドア4が形成する窓部11の下縁11aに対応する位置に設けられている。また、第2の車体側ガイドレール5Bに連結される第2のドア側連結部材7Bは、スライドドア4における前方側の下端部に設けられている。そして、ドア側ガイドレール5Cに連結される車体側連結部材7Cは、ドア開口部3の下方における当該ドア開口部3の後端部に対応する位置に設けられている。
さらに詳述すると、図2に示すように、第1の車体側ガイドレール5Aは、車体2の側面2aに形成された車両前後方向(図2中、紙面に直交する方向)に延びる溝状の凹部12内に配置されている。また、第1の車体側ガイドレール5Aに連結される第1のドア側連結部材7Aは、スライドドア4に固定されるブラケット13と、上下方向に延びる支軸L1を有して回動自在にブラケット13に支持された支持アーム14と、を備えている。そして、この支持アーム14の先端14aには、第1の車体側ガイドレール5Aが形成する軌道T上を転動可能なガイドローラー16(16A)が設けられている。
具体的には、第1の車体側ガイドレール5Aは、車幅方向(図2中、左右方向)に対向する一対の側壁部17a,17bを有している。また、ガイドローラー16Aは、上下方向に延びる支軸L2によって回転自在に支持されている。そして、第1の車体側ガイドレール5Aには、そのレール内に上記支持アーム14の先端14aを挿入可能な開口部17cが形成されている。
即ち、第1のドア側連結部材7Aは、そのガイドローラー16Aが上記両側壁部17a,17b間に挟み込まれる態様で、第1の車体側ガイドレール5Aに連結されている。また、そのガイドローラー16Aが各側壁部17a,17bの何れかに当接することにより、その側壁部17a,17b上に軌道Tが形成される。そして、第1のドア側連結部材7Aは、その軌道T上をガイドローラー16Aが転動することにより、第1の車体側ガイドレール5Aの延伸方向に沿って移動することが可能となっている。
また、図3に示すように、ドア開口部3の下縁3aには、車両前後方向(図3中、紙面に直交する方向)に延びる溝状の凹部18が形成されている。そして、第2の車体側ガイドレール5Bは、この凹部18内に配置されている。
具体的には、第2の車体側ガイドレール5Bは、車幅方向(図3中、左右方向)に対向する一対の側壁部20a,20bを備えて下向きに開口する略コ字状の端面形状(断面形状)を有している。また、この第2の車体側ガイドレール5Bに連結される第2のドア側連結部材7Bは、スライドドア4に対する固定部21aと車幅方向内側(図3中、右側)に向かって延びるアーム部21bとを備えている。更に、そのアーム部21bの先端には、上下方向に延びる支軸L3を有して回動自在に連結されたローラー保持部21cが設けられている。そして、このローラー保持部21cには、上下方向に延びる支軸L4を有して第2の車体側ガイドレール5Bが形成する軌道T上を転動可能なガイドローラー16(16B)が設けられている。
即ち、第2のドア側連結部材7Bもまた、そのローラー保持部21cに設けられたガイドローラー16Bが上記両側壁部20a,20b間に挟み込まれる態様で、第2の車体側ガイドレール5Bに連結されている。そして、その各側壁部20a,20b上に形成される軌道T上をガイドローラー16Bが転動することにより、第2の車体側ガイドレール5Bの延伸方向に沿って移動することが可能となっている。
一方、ドア側ガイドレール5Cもまた、上記第2の車体側ガイドレール5Bと同様、車幅方向に対向する一対の側壁部25a,25bを備えて下向きに開口する略コ字状の端面形状(断面形状)を有している。そして、ドア側ガイドレール5Cは、略L字型の断面形状を有したブラケット23に支持されることによりスライドドア4の内側面4aに固定されている。
また、ドア側ガイドレール5Cに連結される車体側連結部材7Cは、上下方向に延びる支軸L5を有して回動自在に車体2に支持された支持アーム26を備えている。尚、本実施形態では、車体2の側面2aには、上記第2の車体側ガイドレール5Bが配置された凹部18の下方となる位置に、その支持アーム26の回動を許容する凹部27が形成されている。そして、この支持アーム26の先端26aには、上下方向に延びる支軸L6を有して上記ドア側ガイドレール5Cが形成する軌道T上を転動可能なガイドローラー16(16C)が設けられている。
即ち、車体側連結部材7Cもまた、上記第2のドア側連結部材7Bと同様に、その支持アーム26の先端26aに設けられたガイドローラー16Cが上記両側壁部25a,25b間に挟み込まれる態様で、ドア側ガイドレール5Cに連結されている。そして、その各側壁部25a,25b上に形成される軌道T上をガイドローラー16Cが転動することにより、見かけ上、そのドア側ガイドレール5Cの延伸方向に沿って相対移動することが可能となっている。
尚、図4(a)(b)に示すように、本実施形態では、各連結部材7には、それぞれ、二つのガイドローラー16が設けられている。また、図2に示すように、本実施形態では、第1のドア側連結部材7Aを構成する支持アーム14の先端14aには、第1の車体側ガイドレール5Aの下壁部17d上を転動するロードローラー28が設けられている。更に、図3に示すように、第2のドア側連結部材7Bを構成するローラー保持部21cにも、同様のロードローラー28が設けられている。そして、本実施形態では、これらのロードローラー28によって、そのスライドドア4の荷重が支えられるようになっている。
本実施形態のスライドドア4は、このように各ガイドレール5(5A〜5C)及び連結部材7(7A〜7C)を介して車体2に支持されている。そして、本実施形態のスライドドア装置10は、各ガイドローラー16の転動を伴いつつ、各ガイドレール5(5A〜5C)と各連結部材7(7A〜7C)とが相対移動することによって、その支持するスライドドア4を車両前後方向に移動させることが可能となっている。
また、図4(a)に示すように、ドア開口部3の下縁3a(図1参照)に設けられた第2の車体側ガイドレール5Bは、その車両前方側(同図中、左側)が車幅方向内側(同図中、上側)に向かって緩やかに湾曲した形状を有している。
即ち、スライドドア4は、その第2の車体側ガイドレール5Bの湾曲形状(湾曲形状部5Ba)に従って、車両前方側に移動した全閉位置(同図中、二点鎖線に示される位置)においては、その外側面4bが車体2の側面2aと略面一となるように配置される。そして、その開動作により車両後方側に移動した場合(同図中、実線に示される位置は全開位置)には、車体2の側面2aに干渉しないように、車幅方向外側(同図中、下側)に配置されるようになっている(図1参照)。
しかしながら、図4(b)に示すように、ドア開口部3の後方に配置された第1の車体側ガイドレール5Aについては、その寸法上の制約から、上記第2の車体側ガイドレール5Bと同程度に緩やかな湾曲形状を設定することが困難である(湾曲形状部5Aa)。
また、図4(a)に示すように、スライドドア4の内側面4aに設けられたドア側ガイドレール5Cについても、本来、その車両後方側(同図中、右側)を上記第2の車体側ガイドレール5Bの湾曲形状と同様に、車幅方向外側(同図中、下側)に向かって湾曲させることが望まれる。しかしながら、こちら(湾曲形状部5Ca)についてもまた、寸法上の制約から、そのような湾曲形状を設定することが困難になっている。
この点を踏まえ、本実施形態では、上記のように、第1の車体側ガイドレール5Aに連結される第1のドア側連結部材7Aには、上下方向に延びる支軸L1によって回動自在に軸支された支持アーム14が設けられている。同様に、車体側連結部材7Cについてもまた、上下方向に延びる支軸L5によって回動自在に軸支された支持アーム26が設けられている。そして、本実施形態では、スライドドア4の開閉動作時、そのスライドドア4の移動位置に応じて、これらの支持アーム14,26が回動することにより、その第2の車体側ガイドレール5Bに設定された湾曲形状に基づくスライドドア4の車幅方向変位を許容する構成になっている。
(支持アームの回動規制機構)
次に、本実施形態のスライドドア装置に設けられた支持アームの回動規制機構について説明する。
図5〜図7に示すように、上記のように車体2の側面2aに形成された凹部27には、ベースブラケット30が設けられている。そして、車体側連結部材7Cの支持アーム26は、このベースブラケット30によって、その基端26b側が回動可能に支持されている。
また、このベースブラケット30には、上下方向(同図中、紙面に直交する方向)に延びる棒状のストライカ31が設けられている。そして、支持アーム26には、このストライカ31に係合可能なラッチ機構32が設けられている。
即ち、本実施形態では、上記のように車体側連結部材7Cの支持アーム26が回動することにより、その開閉動作に伴うスライドドア4の車幅方向変位が許容される。具体的には、図5に示されるように、スライドドア4が全閉位置にある場合、支持アーム26は、その先端26aが略車両前方側(同図中、左側)を向くように配置される。また、図6及び図7に示されるように、スライドドア4の開動作時、支持アーム26は、スライドドア4の後方移動に基づいて、その先端26aが車幅方向外側(各図中、下側)及び車両後方側(各図中、右側)に向かって移動する方向(各図中、反時計回り方向)に回動する。そして、スライドドア4の閉作動時には、当該スライドドア4の前方移動に基づいて、再び、その先端26aが略車両前方側を向くように、上記開動作時とは逆向き(各図中、時計回り方向)に回動するようになっている。
上記ストライカ31は、このような支持アーム26の回動に基づいて、当該支持アーム26に設けられたラッチ機構32がストライカ31に対して接離(接近又は離間)するように、その支持アーム26の車両後方側に設けられている。そして、本実施形態では、これらのストライカ31とラッチ機構32との係合関係に基づいて、そのスライドドア4の開動作に基づき支持アーム26が回動した位置において、当該支持アーム26の回動を規制可能な回動規制機構33が形成されている。
詳述すると、図5に示すように、本実施形態の支持アーム26には、当該支持アーム26にブラケット34を固定することにより、上下方向(同図中、紙面に直交する方向)に伸びる3本の支軸35a〜35cが形成されている。そして、本実施形態のラッチ機構32は、これらの各支軸35a〜35cによって回動可能に軸支されたラッチ36、ポール37及びコントロールレバー38を備えて構成されている。
本実施形態のラッチ機構32において、ラッチ36は、各支軸35a〜35cのうち、支持アーム26の基端26b側に設けられた支軸35aに軸支されている。また、ポール37は、支軸35bに軸支されることにより、ラッチ36に隣接して配置されている。そして、レバー部材としてのコントロールレバー38は、支持アーム26の先端26a側に設けられた支軸35cに軸支されることにより、ポール37に隣接して配置されている。
ラッチ36は、その周面に開口部を有してストライカ31に係合する溝状の係合部40を有している。また、ラッチ36の周面には、ポール37の周面に形成された係合突部41と係合可能な第2の係合部42が形成されている。更に、本実施形態では、ラッチ36及びポール37は、コイルバネ43を介して互いに連結されている。そして、そのコイルバネ43の弾性力に基づいて、ラッチ36は、図5中、反時計回り方向に付勢され、ポール37は、時計回り方向に付勢されている。
一方、コントロールレバー38は、ポール37に形成された当接部45に対向する第1レバー部38aを備えている。また、コントロールレバー38は、その支軸35cに嵌装された捩りコイルバネ46の弾性力に基づいて、その第1レバー部38aがポール37の当接部45に当接するように構成されている。そして、本実施形態では、これにより、これらのポール37及びコントロールレバー38が互いに連動して回動するようになっている。
また、本実施形態では、ドア側ガイドレール5Cの後端部分に設けられた湾曲形状部5Caには、車幅方向内側に延びるガイドフランジ47が形成されている。そして、コントロールレバー38は、このガイド部材としてのガイドフランジ47に摺接する第2レバー部38bを備えている。
即ち、本実施形態のコントロールレバー38は、その第2レバー部38bに摺接するガイドフランジ47の湾曲形状に案内されることにより回動する。そして、本実施形態では、このコントロールレバー38の回動に連動してポール37が回動することにより、そのラッチ36(に形成された第2の係合部42)とポール37(の係合突部41)との係合及びその解除が制御されるようになっている。
次に、上記のように構成された本実施形態における回動規制機構33の作用について説明する。
図6に示すように、スライドドア4の開動作に基づき支持アーム26が回動することによって、そのラッチ機構32を構成するラッチ36の周面にストライカ31が当接する。また、ラッチ36は、その周面にストライカ31が押し当てられた状態で、更に支持アーム26が回動することにより、コイルバネ43の弾性力に抗して回動する(同図中、時計回り方向)。そして、これにより、その周面に開口する溝状の係合部40内にストライカ31が配置される。
このとき、ラッチ36の周面に形成された第2の係合部42は、ポール37の周面に形成された係合突部41と対向する位置関係にある。即ち、これらの係合突部41及び第2の係合部42は、上記ラッチ36の回動により引き伸ばされたコイルバネ43の弾性力に基づきポール37が回動(同図中、時計回り方向に回動)することによって、互いが係合可能な位置関係にある。
しかしながら、コントロールレバー38については、その第2レバー部38bに摺接するガイドフランジ47によって、同図中、反時計回り方向の回動が規制された状態にある。このため、このコントロールレバー38に連動して回動するポール37もまた、上記のようなラッチ36と係合する方向には回動することができない。従って、この図6に示される段階では、ストライカ31とラッチ機構32との間の係合関係が確立していない状態となっている。
一方、図7に示すように、その後、スライドドア4が更に後方に移動することで、支持アーム26は、その先端26aに設けられたガイドローラー16(16C)がドア側ガイドレール5Cの直線形状部5Cbに対して連結された状態となる。
即ち、コントロールレバー38の第2レバー部38bに摺接するガイドフランジ47が途切れることで、ポール37は、そのコントロールレバー38の連動を伴いつつ、上記コイルバネ43の弾性力に基づいて回動することが可能になる。そして、その回動によって当該ポール37の周面に形成された係合突部41がラッチ36の周面に形成された第2の係合部42に係合することにより、そのラッチ36の回動が規制される。
つまり、ラッチ36の係合部40からストライカ31が脱離できない状態となることで、ストライカ31とラッチ機構32との間の係合関係が確立される。そして、この係合関係は、スライドドア4が全開位置で保持されている状態を含め、そのスライドドア4の閉動作によって、再びコントロールレバー38の第2レバー部38bがガイドフランジ47に摺接する状態となるまで維持される。
尚、第2レバー部38bがガイドフランジ47に摺接する状態にある場合、コントロールレバー38は、ガイドフランジ47に案内されるように、そのスライドドア4の前方移動に伴って、図7中、時計回り方向に回動する。そして、これに連動してポール37が、反時計周り方向に回動することにより、そのポール37とラッチ36との係合が解除される。
このように、本実施形態の回動規制機構33は、スライドドア4の開動作に基づき支持アーム26が回動した位置において、当該支持アーム26に設けられたラッチ機構32と車体2側に設けられたストライカ31とが係合するようになっている。そして、これにより、その支持アーム26の回動を規制することで、スライドドア4の支持剛性を高めて質感の向上を図る構成となっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)スライドドア装置10は、スライドドア4の内側面4aに設けられたドア側ガイドレール5Cと、このドア側ガイドレール5Cに連結される車体側連結部材7Cと、を備える。また、車体側連結部材7Cは、車体2に対して回動可能に連結された支持アーム26の先端26aに、ドア側ガイドレール5Cが形成する軌道T上を転動可能なガイドローラー16Cを設けることにより形成される。そして、スライドドア装置10は、スライドドア4の開動作に基づき支持アーム26が回動した位置において当該支持アーム26の回動を規制可能な回動規制機構33を備える。
即ち、ガイドレール5が形成する軌道T上をガイドローラー16が円滑に転動するためには、そのガイドレール5とガイドローラー16との間に隙間を設定する必要がある。ところが、図8に示すように、このような隙間を設定することで、スライドドア4の開動作時、当該スライドドア4の車幅方向変位に基づいて支持アーム26が回動した後においても、その支持アーム26に微小な回動が生ずる可能性がある。そして、スライドドア4側にもガイドレール5(5C)が設けられた構成では、その車体側連結部材7Cの支持アーム26に生じた微小な回動が、スライドドア4の揺動として顕在化しやすい傾向がある。
しかしながら、上記構成により支持アーム26の回動を規制することで、そのスライドドア4の支持剛性を高めることができる。そして、これにより、スライドドアの揺動を抑えて質感の向上を図ることができる。
(2)回動規制機構33は、支持アーム26の回動に基づいて接離するラッチ機構32とストライカ31とを備える。そして、支持アーム26が回動した位置においてラッチ機構32とストライカ31とが係合することにより、支持アーム26の回動を規制する。
上記構成によれば、そのラッチ機構32とストライカ31との係合関係に基づいて、スライドドア4の開動作に伴い支持アーム26が回動した位置において、確実に支持アーム26の回動を規制することができる。
(3)ラッチ機構32は、ストライカ31に対する係合部40を有して回動可能に設けられたラッチ36と、このラッチ36に形成された第2の係合部42に係合してストライカ31とラッチ36との係合状態を保持可能なポール37と、を備える。そして、ラッチ機構32は、更に、このポール37と連動して回動することによりラッチ36に形成された第2の係合部42に対するポール37(の係合突部41)の係合及びその解除を制御可能なコントロールレバー38を備える。
上記構成によれば、そのストライカ31とラッチ36との係合関係に基づいて、確実に支持アーム26の回動を規制することができる。そして、コントロールレバー38の動作に基づいて、適切に、その係合及び係合の解除を制御することができる。
(4)ドア側ガイドレール5Cの湾曲形状部5Caには、車幅方向内側に延びるガイドフランジ47が形成される。また、コントロールレバー38は、このガイドフランジ47に摺接する第2レバー部38bを備える。そして、コントロールレバー38は、その第2レバー部38bに摺接するガイドフランジ47の湾曲形状に案内されることにより回動する。
即ち、開閉動作時、スライドドア4は、各ガイドレール5に設定された湾曲形状に基づいて車幅方向に変位する。従って、上記構成によれば、センサやアクチュエータ等の電気的な構成を設けることなく、適切且つ確実に、ラッチ36とポール37との係合及びその解除を制御することができる。そして、これにより、高い信頼性を確保することができる。
(5)回動規制機構33は、スライドドア4が全開位置で保持されている状態において支持アーム26の回動を規制することが可能に構成される。即ち、スライドドア4が停止した状態となる全開位置においては、そのスライドドア4の揺動が目立ちやすい。従って、上記構成によれば、より顕著な効果を得ることができる。
(6)スライドドア装置10は、ドア開口部3の後方に設けられた第1の車体側ガイドレール5Aと、ドア開口部3の下縁3aに設けられた第2の車体側ガイドレール5Bと、第2の車体側ガイドレール5Bの下方に配置されるドア側ガイドレール5Cと、を備えてスライドドア4を車体2に支持する。
上記構成によれば、第1の車体側ガイドレール5Aと第1のドア側連結部材7Aとの連結点Pa、第2の車体側ガイドレール5Bと第2のドア側連結部材7Bとの連結点Pb、及びドア側ガイドレール5Cと車体側連結部材7Cとの連結点Pcの3つの連結点によってスライドドア4が支持される(図1参照)。しかしながら、これら3つの連結点Pa〜Pc(Pa´〜Pc´)が形成する三角形は、スライドドア4が開動作することにより縮小する。即ち、スライドドア4の後方移動によって、その下方に位置する二つの連結点Pb,Pc(Pb´,Pc´)が接近する。そして、これにより、スライドドア4が、その第1及び第2の車体側ガイドレール5A,5Bに連結された第1及び第2のドア側連結部材7A,7Bが形成する二つの連結点Pa,Pb(Pa´,Pb´)間を結ぶ直線N(N´)周りに揺動しやすくなる。従って、このような支持構造を有するスライドドア装置10に上記(1)〜(5)の構成を適用することで、より顕著な効果を得ることができる。
(7)第1の車体側ガイドレール5Aに連結される第1のドア側連結部材7Aは、スライドドア4が形成する窓部11の下縁11aに対応する位置に設けられる。即ち、このような構成を採用することで、その窓枠を構成する部分にかかる荷重を低減することができる。そして、これにより、その廃止も含め、窓枠部分の設計自由度を大幅に高めることができる。しかしながら、スライドドア4を安定的に支持するためには不利なレイアウトであるのも事実である。従って、このような支持構造を有するスライドドア装置10に上記(1)〜(5)の構成を適用することで、より顕著な効果を得ることができる。
[第2の実施形態]
以下、車両用のスライドドア装置に関する第2の実施形態を図面に従って説明する。尚、説明の便宜上、上記第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略することとする。
図9及び図10に示すように、本実施形態では、車体側連結部材7Cを構成する支持アーム26には、当該支持アーム26を上下方向に貫通する貫通孔57が形成されている。また、この支持アーム26(の基端26b)を回動可能に支持する車体2側には、軸線に沿って上下動可能な軸状の係合部材60と、この係合部材60を駆動する係合部材駆動装置61とが設けられている。そして、本実施形態では、スライドドア4の開動作に基づき支持アーム26が回動した位置において、その係合部材60を支持アーム26の貫通孔57に挿入することにより、これら係合部材60及び貫通孔57の係合関係に基づいて支持アーム26の回動を規制可能な回動規制機構63が形成されている。
詳述すると、図11に示すように、本実施形態では、凹部27の下面27aを構成するパネル部材64の下方には、その下面27aに略平行する支軸66によって回動可能に軸支された駆動レバー65が設けられている。
この駆動レバー65は、その支軸66を基端として略L字型に配置された第1レバー部65a及び第2レバー部65bを有している。また、駆動レバー65は、その第1レバー部65aが支軸66の上方に配置された状態で当該支軸66に軸支されている。更に、その第1レバー部65aの先端には、伝達部材を構成するワイヤーケーブル67の第1端部67aが接続されている。そして、第1レバー部65aに略直交する第2レバー部65bの先端には、上記係合部材60の基端部60aが連結されている。
また、パネル部材64の下方には、上下方向に延びる筒状の案内部材68が設けられており、係合部材60の先端部60bは、この案内部材68の筒内に挿通されている。そして、パネル部材64には、この案内部材68に対応する位置に、係合部材60を挿通可能な挿通孔69が形成される。
即ち、本実施形態の係合部材60は、案内部材68に案内されて上下動することにより、その先端部60bが上記パネル部材64に形成された挿通孔69を介して凹部27の下面27aから出没可能に設けられている。また、本実施形態の駆動レバー65は、その第1レバー部65aに接続されたワイヤーケーブル67に引かれることによって、係合部材60の基端部60aに連結された第2レバー部65bが持ち上がるように回動する(図11中、時計回り方向)。そして、本実施形態では、これにより、その係合部材60の先端部60bがパネル部材64の上方に突出するようになっている。
また、図12に示すように、ドア開口部3の下縁3aに設けられた第2の車体側ガイドレール5Bには(図4参照)、スライドドア4の開動作に伴って、その第2の車体側ガイドレール5Bに連結された第2のドア側連結部材7Bに押圧される受圧レバー70が設けられている。
更に、図13及び図14に示すように、第2の車体側ガイドレール5Bには、この受圧レバー70と共通の回動軸72を有して一体に回動する第1変換レバー73と、その回動軸72に略直交する支軸74を有して回動可能に設けられた第2変換レバー75と、が設けられている。そして、本実施形態では、これらの第1変換レバー73及び第2変換レバー75によって、スライドドア4の開動作時、その第2の車体側ガイドレール5B上を移動する第2のドア側連結部材7Bが受圧レバー70を押圧する力を、上記駆動レバー65に接続されたワイヤーケーブル67の引張力に変換する変換機構71が形成されている。
詳述すると、本実施形態では、下向きに開口する略コ字状の断面形状を有した第2の車体側ガイドレール5Bの上壁部20c上には、その車両前方側に設定された湾曲形状部5Baよりも後方側の位置(図4参照、直線形状部5Bb)に、略L字状の断面形状を有した支持ブラケット76が設けられている。そして、上記受圧レバー70及び第1変換レバー73の回動軸72、並びに第2変換レバー75の支軸74は、この支持ブラケット76に設けられている。
具体的には、受圧レバー70及び第1変換レバー73の回動軸72は、第2の車体側ガイドレール5Bの側方、車幅方向内側(図14中、右側)に延びる支持ブラケット76の張出し部76aを上下方向に貫通する態様で設けられている。そして、第2変換レバー75の支軸74は、第2の車体側ガイドレール5Bの上方に延びる支持ブラケット76の立設部76bに設けられている。
本実施形態の受圧レバー70は、回動軸72の下端部に固定されることにより、その先端70aが第2のドア側連結部材7Bの先端に設けられたローラー保持部21cに当接可能、詳しくは、そのガイドローラー16(16B)の支軸16a(L4)に当接可能な位置に配置されている。また、第1変換レバー73は、回動軸72の上端部に固定されることにより、支持ブラケット76の上方に配置されている。そして、第1変換レバー73の先端には、上方に向かって折り曲げられた折曲部77が形成されている。
また、第2変換レバー75は、その支軸74を基端として略L字型に配置された第1レバー部75a及び第2レバー部75bを有している。本実施形態では、第2変換レバー75は、その第1レバー部75aの先端が支軸74の下方側に配置される態様で、支軸74に軸支されている。そして、第1レバー部75aの先端には、支持ブラケット76の立設部76bに交差する方向に折り曲げられた折曲部78が形成されている。
更に、これらの第1変換レバー73及び第2変換レバー75は、図示しない弾性部材(捩りコイルバネ)の弾性力に基づいて、それぞれ、互いの折曲部77,78が当接する方向に付勢されている。そして、本実施形態では、これにより、これらの第1変換レバー73及び第2変換レバー75が連動して回動するようになっている。
また、第2変換レバー75の第2レバー部75bは、上記第1レバー部75aと略直交する方向に延設されている。そして、本実施形態では、この第2レバー部75bの先端に対して、上記駆動レバー65の第1レバー部65aに接続されたワイヤーケーブル67の第2端部67bが接続されている。
即ち、第2の車体側ガイドレール5Bに連結された第2のドア側連結部材7Bは、スライドドア4の開動作に基づいて、その第2の車体側ガイドレール5B上を移動する。そして、受圧部としての受圧レバー70は、その相対移動する第2のドア側連結部材7B、詳しくは、そのローラー保持部21cに当接して押圧されることにより回動する。
また、第1変換レバー73は、受圧レバー70と一体に回動することにより、第2変換レバー75を回動させる。更に、第2変換レバー75は、その回動によって、第2レバー部75bに接続されたワイヤーケーブル67の第2端部67bを引き下げる。そして、本実施形態の変換機構71は、これにより、上記第2のドア側連結部材7Bに受圧レバー70が押圧される力を、ワイヤーケーブル67の引張力に変換して、駆動レバー65に伝達することが可能となっている。
ここで、本実施形態では、上記受圧レバー70、並びに変換機構71を構成する第1変換レバー73及び第2変換レバー75は、第2の車体側ガイドレール5Bの前端に設定された湾曲形状部5Baよりも後方の直線形状部5Bbに設けられている。即ち、受圧レバー70が第2のドア側連結部材7Bに押圧されるとき、上記車体側連結部材7Cの支持アーム26は、既に、そのスライドドア4の開動作に基づいて回動した状態となっている。そして、本実施形態では、そのワイヤーケーブル67の引張力に基づいて、上記駆動レバー65が係合部材60を駆動することにより、当該係合部材60の先端部60bが支持アーム26に形成された貫通孔57に挿入されるようになっている。
このように、本実施形態では、駆動部としての駆動レバー65と受圧部としての受圧レバー70との間を、上記変換機構71及び伝達手段としてのワイヤーケーブル67を介して連結することにより、その車体2側に設けられた係合部材60を支持アーム26の貫通孔57に係合(挿入)させる係合部材駆動装置61が形成されている。そして、本実施形態の回動規制機構63は、その係合部としての貫通孔57と係合部材60との係合関係に基づいて、スライドドア4の開動作に基づき支持アーム26が回動した位置において当該支持アーム26の回動を規制することが可能となっている。
以上、本実施形態の回動規制機構63によっても、上記第1の実施形態における回動規制機構33と同様に、そのスライドドア4の開動作に基づき支持アーム26が回動した位置において当該支持アーム26の回動を規制することができる。そして、これにより、スライドドア4の支持剛性を高めることで、そのスライドドア4の揺動を抑えて質感の向上を図ることができる。
また、係合部材60は、スライドドア4の開閉動作に伴い第2の車体側ガイドレール5B上を相対移動する第2のドア側連結部材7Bが受圧レバー70を押圧する力に基づいて駆動される。このため、センサやアクチュエータ等の電気的な構成を設けることなく、適切且つ確実に、その支持アーム26の回動を規制し及びその規制を解除することができる。そして、これにより、高い信頼性を確保することができる。
更に、その係合部材60が、支持アーム26に形成された貫通孔57に対向する凹部27の下面27aから出没するように構成することで、非係合時における係合部材60と支持アーム26との干渉を防ぐことができる。また、併せて、その意匠性の向上を図ることができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、スライドドア装置10は、ドア開口部3の後方に設けられた第1の車体側ガイドレール5Aと、ドア開口部3の下縁3aに設けられた第2の車体側ガイドレール5Bと、第2の車体側ガイドレール5Bの下方に配置されるドア側ガイドレール5Cと、を備えてスライドドア4を支持することとした。しかし、これに限らず、ガイドレール5及び連結部材7の数及びその配置は任意に変更してもよい。即ち、ドア側ガイドレール5C及び車体側連結部材7Cを備える。そして、その車体側連結部材7Cが、車体2に対して回動可能に連結された支持アーム26の先端26aに、ドア側ガイドレール5Cが形成する軌道T上を転動可能なガイドローラー16Cを設けてなるものであればよい。例えば、第1の車体側ガイドレール5Aに連結される第1のドア側連結部材7Aが、窓部11の上縁部に対応する位置に設けられる構成であってもよい。
・更に、支持アーム26の回動を規制する「スライドドア4の開動作に基づき支持アーム26が回動した位置」については、スライドドア4の円滑な開閉動作を確保可能な範囲において、任意に設定してもよい。例えば、第1の実施形態においては、ストライカ31の位置を調整するとよい。そして、第2の実施形態においては、受圧レバー70の配置を調整するとよい。
・上記第1の実施形態では、回動規制機構33は、車体2に支持アーム26を支持するベースブラケット30に設けられたストライカ31と、支持アーム26に設けられたラッチ機構32と、を備えてなることとした。しかし、これに限らず、車体2に対してストライカ31が直接的に設けられた構成であってもよい。そして、図15に示すように、車体2側にラッチ機構32が設けられ、支持アーム26側にストライカ31が設けられた構成としてもよい。
・上記第1の実施形態では、ラッチ機構32は、ポール37と連動して回動するコントロールレバー38を備える。そして、コントロールレバー38は、ドア側ガイドレール5Cの湾曲形状部5Caに設けられたガイドフランジ47に対する摺接状態に応じて、そのポール37と連動した回動が制御されることした。しかし、これ限らず、駆動源の動力に基づいてコントロールレバー38を回動させる構成としてもよい。
・上記第2の実施形態では、車体2側には、支持アーム26に対向する凹部27の下面27aから出没する軸状の係合部材60が設けられる。そして、支持アーム26には、その係合部材60の係合部として貫通孔57が形成されることとした。しかし、これに限らず、係合部材60及びその係合部の形状は任意に変更してもよい。例えば、支持アーム26には、その係合部として突起が設けられ、係合部材60には、その突起に係合する係合凹部が形成される等の構成であってもよい。また、突起同士が係合する構成であってもよい。
・更に、例えば、係合部材60が回動することにより支持アーム26側の係合部に係合する等、その係合部材60の動作形態についてもまた、任意に変更してもよい。そして、必ずしも、その係合部材60が支持アーム26に対向する面から出没する構成でなくともよい。
・また、係合部材駆動装置61は、第2の車体側ガイドレール5B上を移動する第2のドア側連結部材7Bに当接して押圧される受圧レバー70を備える。そして、その受圧レバー70が押圧される力をワイヤーケーブル67の引張力に変換して駆動レバー65に伝達することにより、係合部材60を駆動する構成とした。しかし、これに限らず、例えば、リンクやロッド等、ワイヤーケーブル67以外の伝達部材を用いる構成であってもよい。また、受圧レバー70を設けるガイドレール5は、任意に変更してもよい。そして、駆動レバー65、受圧レバー70及び変換機構71の各構成についてもまた、任意に変更してもよい。
・更に、図16に示すように、駆動源を有して駆動レバー65を駆動する係合部材駆動装置81を備える構成であってもよい。具体的には、この係合部材駆動装置81は、駆動源となるソレノイド82と、このソレノイド82の作動を制御する制御装置83と、スライドドア4の開動作に基づき回動した支持アーム26を検知する位置センサ84と、を備える。尚、駆動源には、モータを用いてもよい。そして、その位置センサ84による検知結果に基づいて、駆動レバー65の動作が制御される構成としてもよい。このような構成としても上記第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。加えて、構成の簡素化を図ることができる。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)前記回動規制機構は、前記車体に設けられた前記ストライカと、前記支持アームに設けられることにより前記支持アームが回動した位置において前記ストライカに対して係合な前記ラッチ機構と、を備えてなること、を特徴とする車両用スライドドア装置。
(ロ)前記回動規制機構は、前記支持アームに設けられた前記ストライカと、前記車体に設けられることにより前記支持アームが回動した位置において前記ストライカに対して係合な前記ラッチ機構と、を備えてなること、を特徴とする車両用スライドドア装置。
(ハ)前記係合部駆動装置は、前記スライドドアの開動作に基づき回動した前記支持アームを検知する位置センサと、前記位置センサの検知結果に基づいて前記係合部材を駆動する駆動部と、を備えてなること、を特徴とする車両用スライドドア装置。これにより、その構成の簡素化を図ることができる。
1…車両、2…車体、2a…側面、3…ドア開口部、3a…下縁、4…スライドドア、5…ガイドレール、5A…第1の車体側ガイドレール、5B…第2の車体側ガイドレール、5C…ドア側ガイドレール、T…軌道、5Aa,5Ba,5Ca…湾曲形状部、7…連結部材、7A…第1のドア側連結部材、Pa,Pa´…連結点、7B…第2のドア側連結部材、21c…ローラー保持部、Pb,Pb´…連結点、7C…車体側連結部材、Pc,Pc´…連結点、10…スライドドア装置、11…窓部、11a…下縁、16(16A〜16C)…ガイドローラー、26…支持アーム、26a…先端、26b…基端、31…ストライカ、32…ラッチ機構、33…回動規制機構、36…ラッチ、37…ポール、38…コントロールレバー(レバー部材)、38a…第1レバー部、38b…第2レバー部、40…係合部、41…係合凸部、42…第2の係合部、47…ガイドフランジ(ガイド部材)、57…貫通孔(係合部)、27…凹部、27a…下面、60…係合部材、63…回動規制機構、65…駆動レバー(駆動部)、67…ワイヤーケーブル(伝達部材)、70…受圧レバー(受圧部)、71…変換機構、73…第1変換レバー、75…第2変換レバー、61,81…係合部材駆動装置、82…ソレノイド(駆動源)、84…位置センサ、L1〜L6…支軸。

Claims (10)

  1. 車体の側面に設けられた車体側ガイドレールと、
    スライドドアに設けられたドア側ガイドレールと、
    これらの各ガイドレールが形成する軌道上を転動可能なガイドローラーを有して前記各ガイドレールに連結される連結部材と、を備え、
    前記各ガイドレール及び各連結部材を介して前記車体に前記スライドドアを支持することにより、前記各ガイドレールに沿った前記スライドドアの前後移動に基づいて、前記車体の側面に形成されたドア開口部を開閉可能に構成されるとともに、
    前記ドア側ガイドレールに連結される前記連結部材は、前記車体に対して回動可能に連結された支持アームに前記ガイドローラーを設けてなるものであって、
    前記スライドドアの開動作に基づき前記支持アームが回動した位置において該支持アームの回動を規制可能な回動規制機構を備えた車両用スライドドア装置。
  2. 請求項1に記載の車両用スライドドア装置において、
    前記回動規制機構は、
    前記支持アームの回動に基づいて接離するラッチ機構とストライカとを備え、
    前記支持アームが回動した位置において前記ラッチ機構と前記ストライカとが係合することにより前記支持アームの回動を規制すること、
    を特徴とする車両用スライドドア装置。
  3. 請求項2に記載の車両用スライドドア装置において、
    前記ラッチ機構は、
    前記ストライカに対する係合部を有して回動可能に設けられたラッチと、
    前記ラッチに形成された第2の係合部に係合して前記ストライカと前記ラッチとの係合状態を保持可能なポールと、
    前記ポールと連動して回動することにより前記ラッチに形成された第2の係合部に対する前記ポールの係合及びその解除を制御可能なレバー部材と、
    を備えてなること、を特徴とする車両用スライドドア装置。
  4. 請求項3に記載の車両用スライドドア装置において、
    前記スライドドアの前後移動に伴い該スライドドアを車幅方向に変位させるべく前記各ガイドレールに設定された湾曲形状に基づいて、前記レバー部材を案内可能なガイド部材を備えること、を特徴とする車両用スライドドア装置。
  5. 請求項1に記載の車両用スライドドア装置において、
    前記回動規制機構は、
    前記支持アームに形成された係合部と、
    前記車体に設けられた係合部材と、
    前記係合部材を駆動して前記係合部に係合させる係合部材駆動装置と、
    を備えてなること、を特徴とする車両用スライドドア装置。
  6. 請求項5に記載の車両用スライドドア装置において、
    前記係合部材駆動装置は、
    前記スライドドアの開動作に基づき相対移動する前記連結部材に当接して押圧される受圧部と、
    前記受圧部が押圧される力に基づいて前記係合部材を駆動する駆動部と、
    を備えてなること、を特徴とする車両用スライドドア装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の車両用スライドドア装置において、
    前記係合部材は、前記係合部材駆動装置に駆動されることにより、前記支持アームの係合部に対向する面から出没可能に設けられること、
    を特徴とする車両用スライドドア装置。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか一項に記載の車両用スライドドア装置において、
    前記回動規制機構は、前記スライドドアが全開位置で保持されている状態において前記支持アームの回動を規制可能であること、を特徴とする車両用スライドドア装置。
  9. 請求項1〜請求項8の何れか一項に記載の車両用スライドドア装置において、
    前記ドア開口部の後方に設けられた第1の車体側ガイドレールと、
    前記ドア開口部の下縁に設けられた第2の車体側ガイドレールと、
    前記第2の車体側ガイドレールの下方に配置されるドア側ガイドレールと、
    を備えて前記スライドドアを支持すること、を特徴とする車両用スライドドア装置。
  10. 請求項9に記載の車両用スライドドア装置において、
    前記第1の車体側ガイドレールに連結される前記連結部材は、前記スライドドアが形成する窓部の下縁に対応する位置に設けられること、
    を特徴とする車両用スライドドア装置。
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