JP2014188179A - 傾斜ステムを両面に有するシートおよびこれを用いた座席 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車用座席を製造する技術において、従来の技術のように、クッション体表面に面ファスナーを固定するためのモールドイン成形法を使用することなく、被覆シートがクッション体表面に固定できる技術を提供する。
【解決手段】両面に対称の傾斜ステムを有するシートを被覆シートの裏面に取り付け、クッション体に設けた狭い溝部に、この傾斜ステムを両面に有するシートを挿入することにより、溝部から該シートを引き抜こうとする力に対して傾斜ステムが抵抗して、クッション体の表面に被覆シートが強固に固定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車シートや事務用椅子などを構成するクッション体の表面に、布帛や皮革等からなる被覆シートを固定するのに適したシートおよびこのシートによりクッション体表面に被覆シートが固定された座席に関する。
一般に、自動車や事務用の座席や椅子は、発泡ポリウレタンからなるクッションの表面を被覆シートとなる布帛製または皮革製の表皮材で覆い、クッション体の表面に同被覆シートを固定することで構成されている。
最近、この被覆シートをクッション体の表面に固定する方法として、表面に多数の係合素子(通常は雄型係合素子)を、裏面に多数の埋設素子をそれぞれ備えた係止部材、すなわち雄型面ファスナーを成形型内の所定位置に面ファスナーの係合素子面側が成形型の内壁に接するようにセットし、該成形型内に成形用樹脂液(通常は発泡性ポリウレタン液)を注入して発泡させ、上記面ファスナーの埋設素子をクッション表面に埋設一体化し、かつ係合素子がクッション体表面に露出するように埋め込み成形する方法、いわゆるモールドイン成形法が提案されている。
そして、被覆シートの裏面には、上記面ファスナーの係合素子に係合可能な被係合素子(通常はループ状係合素子)を有する雌型面ファスナーが取り付けられ、クッション体表面に取り付けた雄型係合素子と被覆シートの裏面に取り付けた雌型係合素子の両者を係合させることにより、クッション体の表面に被せた上記被覆シートをクッション体表面に固定する方法が用いられている。
このようなモールドイン成形法では、成形の際に、該雄型面ファスナーの雄型係合素子部分に発泡性樹脂液が流入しないように、予めクッション体の成形型に設けた溝部に係合素子面を隠すように装着した後、型内に発泡性樹脂液を流し込み、所定の条件下にて発泡性樹脂液を発泡させかつ硬化させ、面ファスナーの裏面側(埋設素子面側)がクッション体に埋設され、クッション体に雄型面ファスナーがしっかりと接着した状態とした後、成形型からクッション体を取り出し、該面ファスナーの係合素子面が露出した状態のクッション体が得られることとなる。
しかしながら、該面ファスナーを成形型に取付けた状態で、成形型内に発泡性樹脂液を流し込んだ時、何らかの原因で該面ファスナーと成形型の溝部の隙間より発泡性樹脂液が浸入し、該面ファスナーの雄型係合素子部分に発泡性樹脂液が浸入してしまうことで、該面ファスナーの雄型係合素子面が発泡樹脂に覆われ、雄型係合素子が十分に露出せず、係合力が不十分となり、出来上がったクッション体が不良品となってしまうことがある。
現在知られているモールドイン成形用面ファスナーの場合、雄型係合素子部分に発泡樹脂液が流入してしまうと、流入した樹脂を簡単に除去することが難しく、ジクロロメタン等の有機溶剤を用いてブラシ等で擦り落として流入樹脂を除去するか、流れ込み量が多く除去が困難なものに関しては廃棄処分とするしかなく、除去作業・廃棄処分いずれの場合でもコストアップに繋がることに加え、除去作業や追加生産等による作業負荷及び生産時間の増大に繋がることとなる。
このようなモールドイン成形の際に、発泡樹脂液が雄型係合素子面に流入することを防止する方法として種々の方法が提案されている。たとえば、係合素子面をモールドイン成形に先立ってフィルムで覆い、成形後に該フィルムを係合素子面から剥離除去する方法が知られているが(特許文献1)、この方法の場合には、多量のフィルム屑が生じ、さらに予めフィルムで覆う作業および成形後にフィルムを除去する作業等の余計な作業が必要となり、作業効率の点で大きく劣ることとなる。さらに、係合素子面を覆うフィルムを完全に除去することが難しく、結局、フィルムの一部が係合素子面を覆うこととなり、十分な係合力が得られない場合が多い。
また係合素子面を成形型底部に密着させるために、雄型面ファスナーに磁性粉を含有する樹脂を塗布し、一方成形型底部には磁石を埋め込んでおき、磁石の力により、成形型底部に係合素子面を密着させる方法もあるが(特許文献2)、この方法でも、完全に係合素子面への樹脂液の流れ込みを阻止することはできず、さらに面ファスナーに磁性粉含有樹脂を塗布する等の作業が必要となり、作業効率の点で、さらにコストの点でも優れた方法とは言えない。
しかも、上記モールドイン成形の場合には、通常、ひとつのクッション体には複数の雄型面ファスナーが取り付けられることから、複数個の雄型面ファスナーを成形型の所定位置に予めセットする必要があり、この作業がクッション体の成形サイクルを遅くし、作業効率の点で大きく劣ることとなる。
特開昭60−179003号公報(特許請求の範囲) 実開平6−64825号公報(実用新案登録請求の範囲)
本発明は、上記の従来技術とは全く発想を変え、モールドイン成形による問題点を解消することを目的とするものであり、すなわち、モールドイン成形を使用することなく、被覆シートがクッション体表面に固定できる技術を提供するものであり、本発明により、従来のモールドイン成形による上記問題点を全て解消できることとなる。
すなわち本発明は、基体層の表面側に傾斜係合素子群(1)が、そして裏面側に傾斜係合素子群(2)が存在しているシートであって、下記構成(A)〜(C)を満足していることを特徴とする傾斜ステムを両面に有するシート(以下、傾斜ステムを両面に有するシートを略して両面傾斜ステムシートと称す)である。
(A)傾斜ステム群(1)および傾斜ステム群(2)に存在している傾斜ステムは、ともに、基体表面から突出しておりかつその突出方向が垂直方向から傾いていること、
(B)傾斜ステム群(1)と傾斜ステム群(2)には、ともに、それぞれ多数の傾斜ステムが林立しており、かつそれぞれの群に存在する傾斜ステム同士はともに同一方向に傾斜していること、
(C)傾斜ステム群(1)に存在している傾斜ステムと傾斜ステム群(2)に存在している傾斜ステムが基体を挟んで対象となる方向に傾いていること、
そして、好ましくは、上記の両面傾斜ステムシートにおいて、ステムの傾斜方向と交わる方向にステムが列をなして並んでおり、ステムの列方向端部はフラットな平面となっている場合であり、また両面傾斜ステムシートが熱可塑性樹脂から形成されており、基体層は延伸されているが、ステムは延伸されていない場合である。
また本発明は、座席用クッション体を被覆シートで覆った座席であって、被覆シート裏面に上記の両面傾斜ステムシートの傾斜ステムの傾斜方向側における傾斜ステムの先端方向側の基体層の端部が固定され、他方の基体層の端部は被覆シート裏面に固定されることなく、かつ座席用クッション体に形成された溝部の内壁(以下、単に溝部内壁と称する場合もある。)面に該ステム先端が突き刺さるあるいは接するように該傾斜ステムシートが該溝部に挿入されている乗物用座席である。
そして、好ましくは、上記の座席において、該溝部の幅が両面傾斜ステムシートを挿入する前で3mm以下である場合であり、また該溝部内壁に両面傾斜ステムシートのステム列に対応する凹凸が付けられている場合であり、また該溝部内壁に傾斜ステムシートとの摩擦抵抗を高める物質が付与されている場合であり、また該溝部内壁が硬い発泡樹脂で覆われている場合であり、さらに該溝部内壁にループ面ファスナーが取り付けられている場合である。
本発明は、被覆シートの裏面に、特殊な両面傾斜ステムシートを取り付け、これをクッション体表面に空けた狭い溝部に該両面傾斜ステムシートを挿入し、該両面傾斜ステムシートの傾斜ステムがクッション体の溝部内壁面に突き刺さるあるいは接することにより、両面傾斜ステムシートを溝部から引き抜こうする力に対しては、該両面傾斜ステムシートの傾斜ステムが引き抜き方向に対して抵抗する方向に傾斜しているため、釣り針における‘かえし’のような働きを有して引き抜き力に対して突っ張って抵抗し、クッション体溝部内から両面傾斜ステムシートが引き抜かれることを防ぐこととなる。
したがって、本発明により、従来技術のような成形金型の所定位置に予め雄型面ファスナーを固定しておく必要がないことから、クッション体成形の際に該雄型面ファスナーの表面がクッション体成形用樹脂液に覆われることを防止する必要がなく、またクッション体成形用樹脂液で雄型面ファスナーの表面が覆われる場合の対策を講じる必要もない。よって、クッション体の成形スピードが著しく向上し、生産性が向上することとなる。
本発明の両面傾斜ステムシートの一例の傾斜ステムの傾斜方向に平行な面での断面図である。 本発明の両面傾斜ステムシートの一例の斜視図である。 本発明の両面傾斜ステムシートを用いて、クッション体に被覆シートを固定した箇所のクッション体の断面図である。
以下、図1〜図3を用いて本発明を詳細に説明する。
本発明の両面傾斜ステムシートは、基体層(図1および図2に示す2)、その表面に傾斜ステム群(1)(図1及び図2に示す4)及びその裏面に傾斜ステム群(2)(図1および図2に示す5)が存在している。これらはともに同一の樹脂から形成されているのが、製造の上から、さらにステムの耐剥離の点で好ましい。
基体層の幅は、傾斜ステムの傾斜方向(図2で示すT方向)の幅で10〜60mmが好ましく、より好ましくは15〜40mm、さらに好ましくは20〜30mmである。基体層の幅が大き過ぎると製造が困難となる。逆に、細すぎても被覆シートをクッション体表面に固定する力が劣ることとなる。
また基体層2の厚さとしては、0.2〜2.0mmが好ましく、より好ましくは0.5〜1.5mmである。基体層の厚さが薄すぎる場合には強度的に問題が生じたり、クッション体の溝部に該シートを挿入する際の作業性に問題が生じたりする。また厚すぎる場合には得られる座席に異物感が感じられ易くなる。
このような基体層の表面に傾斜ステム群(1)(図1や図2に示す4)が、そして裏面に傾斜ステム群(2)(図1や図2に示す5)が存在している。
傾斜ステム(図1や図2に示す3)の形状としては、基体表面から突出しており、かつ突出方向が垂直方向から傾いており、そしてステムが、従来の面ファスナーの雄型係合素子のように、やじり型、きのこ型、かぎ型(いわゆるフック型)の膨らみや曲がりを実質的に有していない、いわゆるステム状であるのが好ましく、そして実質的に基体層からストレートに先端まで伸びる直線状となっているのが好ましく、そしてその先端部は、クッション体に突き刺さり易いように、図1や図2に示すように細くなっているのが好ましい。
同じ群に属する傾斜ステム(3)は、いずれも、基体層(2)に対してほぼ同一の方向に傾いており(図2ではT方向)、かつ、該傾き方向に対して交差する方向(図2ではZ方向)に、ステム幅(図2で示すW)の0.3〜2.5倍の間隔(図2で示すS)をおいて多数のステムが並列に並んでおり、さらにこのようなステム列が基体層上に平行に複数列(図2では3列)存在しており、そして個々のステムは、ステムの高さの中間部分とステム先端部分でほぼ同一のステム幅(図2で示すW)を有しているのが好ましい。これらのステムが同一方向に傾いていない場合、すなわち個々のステムがそれぞれ別々の方向に傾いている場合には、本発明のシートをクッション体の溝部に挿入し難くなり、またクッション体からの引き抜きを阻止する力が大きく減少する。
本発明において同じ群に属する全てのステムが全く同一方向に傾いている場合がもっとも好ましいが、ごく僅かならば同一方向に傾いていないステムが存在していてもよい。
そして、本発明では、上記ステムの傾き方向(図2に示すT方向)に対して交差する方向(図1ではZ方向)にステムが並列に並んでいることが本発明の面ファスナーにおいて製造上好ましい。
傾き方向(図2に示すT方向)に対して交差する方向とは、ステムの傾き方向(図2に示すT方向)に対して30度〜150度の範囲にある状態を言い、この角度を外れると、クッション体の溝部で引張り力に対して抵抗する力が低下する。より好ましくは、傾き方向に対して45〜135度の角度、特に好ましくは60〜120度の方向を以ってステムが並列に並んでいる場合である。
そして、このようなステム列が平行に複数列存在していることが係合力を高め、かつ、係合し易さの点で重要である。すなわち、ステム列が一列しか存在しない場合には、クッション体の溝部で引張り力に対して抵抗する力が低下する。
ステム列間隔(隣り合うステム列を構成するステムの付け根部分での距離)としては1〜8mmが好ましい。
そして、本発明の両面傾斜ステムシートでは、後述する製造方法を用いると、個々のステムは、ステムの高さの中間部分とステム先端部分でほぼ同一幅を有していることとなる。ここでいうステムの幅とは、図2に示すWのことである。本発明で、ほぼ同一幅を有しているということは、ステムの高さの中間部分での幅と先端部分の幅の比が2/3〜3/2の範囲内にあることを意味している。なお、本発明で言う幅や高さや隙間幅は、任意に選んだステムまたはステム間10本の値の平均値である。
本発明において、好ましくは、傾斜ステムの高さ(図1や2で示すH:ステムの頂部から基体層に垂線を下ろしたその長さ)が0.5〜10mmの場合である。ステムの高さが高くなり過ぎると傾斜ステムに力がかかった場合にステムが曲がったり折れたりする。逆に低すぎると、クッション体の溝部で引張り力に対して抵抗する力が低下する。より好ましくは1〜7mmの範囲である。
また、ステム幅(図2で示すW)は0.3〜3mmが好ましく、広すぎるとクッション体の溝部で引張り力に対して抵抗する力が低下する。逆に狭すぎるとステム強度が低下し、クッション体の溝部で引張り力に対して抵抗する力が低下することとなる。より好ましくは0.5〜2mmの範囲である。
さらに本発明の両面傾斜ステムシートにおいて、好ましくは、基体層上に基体層1cm当たり5〜60個の密度で傾斜ステムが表面と裏面にそれぞれ存在している場合であり、5個より少ない場合にはクッション体の溝部で引張り力に対して抵抗する力が低下し、逆に60個より多い場合には、同じくクッション体の溝部で引張り力に対して抵抗する力が低下する。より好ましくは、傾斜ステム密度が8〜40個/cmの範囲の場合である。
また、図1に示す傾斜ステムの傾き角度(θ:傾斜ステムの付け根部分の中央部から傾斜ステム先端部までを結ぶ直線と基体層のなす角度)は、25〜70度が好ましく、25度未満の場合や70度を越える場合には、クッション体の溝部で引張り力に対して抵抗する力が低下する。より好ましくは、35〜65度の範囲である。
また、本発明の両面傾斜ステムシートにおいて、傾斜ステム高さの中間部分における個々の傾斜ステムの断面積が0.25〜4mmであるのが好ましい。断面積が0.25mm未満の場合にはステムが曲がり易く、係合力が低下する。一方、4mmを越える場合には、発泡樹脂に刺さり難くなり、好ましくない。より好ましくは0.6〜2mmの範囲である。ここでいう断面とは、ステムの傾きに対して垂直な面での断面である。
基体層およびステムを構成する主素材としては、熱可塑性でかつ常温付近で弾性変形しにくい(すなわち非エラストマー系の)合成樹脂が挙げられる。かかる樹脂として、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ乳酸等のポリエステル系、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系等の熱可塑性樹脂が挙げられる。中でもポリオレフィン系、特にポリプロピレンや、ポリエチレンを少量ブレンドしたポリプロピレン樹脂が好ましく用いられる。
これら熱可塑性樹脂には、剛性を下げ、柔軟性を高め、さらに被覆シートへの取り付けの際に縫製という手段を用いても縫製箇所から傾斜ステムを両面に有するシートが破断し難いこと、そしてクッション体に設けた溝部が屈曲している場合にも、それに応じて曲げることができること等から、エラストマー系の熱可塑性樹脂が混合されているのが好ましい。エラストマー系の熱可塑性樹脂とは、特に常温付近でゴムのような弾性や屈曲性をもつものであって、かつ高温条件下では軟化して容易に成形できる材料であって、具体的にはスチレン系、塩ビ系、オレフィン系、ウレタン系、アミド系等のエラストマーが挙げられるが、特に基体層を構成する主材としてポリオレフィン系の樹脂、例えばポリプロピレンを選択した場合には、それに添加する熱可塑性エラストマーとしては、オレフィン系エラストマーが主材との均一混合性や成形性や得られる面ファスナーの強度等の点で優れている。なお、オレフィン系エラストマーとは、ポリプロピレン樹脂にエチレン−プロピレンラバーやEPDM等を添加してゴム弾性を付与したものである。基体層の主体となる非エラストマー系熱可塑性樹脂に対するこれら熱可塑性エラストマーの添加量としては5〜50重量%、特に10〜30重量%が適切である。また、ポリエステルエラストマーのように、エラストマー樹脂と非エラストマー樹脂の中間に位置する樹脂の場合には、それ単独でも使用することができる。このようなポリエステルエラストマーの代表例として、東レ(株)製のハイトレルが挙げられる。
表面と裏面に傾斜ステムを有するシートは、例えば以下に述べる方法により簡単に製造される。
すなわち、まず、図1に示すような両面傾斜ステムシートの断面形状とほぼ同一のスリットを有するノズルから、熱可塑性樹脂をテープ状に溶融押出し、冷却して、基体層表面に、基体層に対して傾斜し、かつテープ長さ方向に連続している傾斜ステム断面を有する複数の列条を、また基板裏面にも同様の傾斜ステム断面を有する複数の列条を有するテープ状物を成型する。傾斜ステム用列条の本数としては、延伸した後のテープ幅1cm当り2〜5列が好ましい。またテープ幅としては、延伸後で10〜60mmが好ましい。
次に、得られたテープ状物の表面および裏面に存在する傾斜ステム用列条に、該列条長さ方向を横切る方向に小間隔で該列条の先端から付け根付近まで切れ目を入れる。この際の切れ目の角度がテープ状物の長さ方向と直角である場合には、ステムの基体層と平行な断面でのステムの断面形状が正方形または長方形となり、直角よりずれている場合には平行四辺形となる。直角から外れるにしたがって、より鋭角な平行四辺形となる。切れ目の間隔としては、0.3〜3mm、特に0.5〜2mmの範囲が好適である。
次いで、切れ目を入れたテープ状物を長さ方向に延伸する。延伸倍率としては、延伸後のテープ状物の長さが元のテープ状物の長さの1.3〜3.5倍となる程度が採用される。この延伸により、列条に入れられた切れ目が広がり、列条が独立した多数の傾斜ステムの列となる。より好ましくは1.6〜2.5倍の延伸である。このような方法を用いることにより、基体層は延伸されているが、ステムは実質的に延伸されていない構造となる。また、ステムの傾斜方向と交わる方向にステムが列をなして並んでおり、ステムの列方向端部はフラットな平面となっている構造となる。このような構造を有していることにより、容易に高さの高いステムが得られかつクッション体の溝部内壁に突き刺さり易いステムが得られることとなる。
以上の方法により、表面および裏面に多数の独立した傾斜ステムを有する本発明のシートが得られる。
なお、本発明の両面傾斜ステムシートは、前記したように、以下の要件(A)〜(C)を満足していなければならない。
(A)傾斜ステム群(1)および傾斜ステム群(2)に存在している傾斜ステムは、ともに、基体表面から突出しておりかつその突出方向が垂直方向から傾いていること。
(B)傾斜ステム群(1)と傾斜ステム群(2)には、ともに、それぞれ多数の傾斜ステムが林立しており、かつそれぞれの領域に存在する傾斜ステム同士はともに同一方向に傾斜していること。
(C)傾斜ステム群(1)に存在している傾斜ステムと傾斜ステム群(2)に存在している傾斜ステムが基体層を挟んで対称となる方向に傾いていること。
そして、上記要件(A)を満足していない場合には、クッション体に被覆シートを固定する能力が著しく低下することとなり、また上記要件(B)を満足していない場合、すなわち各群に存在している傾斜ステムがいずれも同一方向に傾斜せず、ばらばらな方向に傾斜している場合には、これまたクッション体に被覆シートを固定する能力が著しく低下することとなり、また上記要件(C)を満足していない場合、すなわち表面側に存在する傾斜ステムと裏面側に存在する傾斜ステムが基体層を挟んで対称となる方向に傾いていない場合には、一方の面に存在する傾斜ステムはクッション体にしっかりと固定することはできるが、反対側の面に存在している傾斜ステムは引き抜き力に対して殆ど抵抗することがないため、したがって両面傾斜ステムシートはクッション体から容易に抜け出ることとなる。
なお、本発明の両面傾斜ステムシートは、片面にのみ傾斜ステムを有しているシート2枚を基体層同士貼り合わせて製造しても良い。この際、貼り合わせは、基体層を全面貼り合わせる必要はなく、部分的に貼り合わせても、あるいは単なる重ね合わせ状態でも良い。貼り合わせは、接着剤、粘着剤等で行っても、あるいは溶融させて貼り合わせても、さらにはホッチキスや縫製等で貼り合わせてもよい。
これらの要件(A)、(B)および(C)を満足する両面傾斜ステムシートの断面図が図1に記載されている。すなわち、図1の4および5の群に存在している傾斜ステムはいずれもそれぞれ垂直方向から傾き、傾斜していることが分かる。そして、図1の4の群に存在する傾斜ステムは左方向に傾斜しており、5の群に存在する傾斜ステムも左方向に傾斜している。さらに図1の4の群に存在している傾斜ステムと5の群に存在している傾斜ステムは、基体層(2)を挟んで対称となる方向、すなわち共に左方向に傾いているのが理解できる。
なお、上記要件(A)、(B)および(C)でいう、「突出方向が垂直方向から傾いている」とか、「それぞれの領域に存在する傾斜ステム同士はともに同一方向に傾斜している」とか、「基体層を挟んで対称となる方向に傾いている」とかの条件には、少量ならば、この条件を外れるようなものが存在している場合も含まれる。もちろん、傾斜ステムの全てがこの条件を満足しているのがもっとも好ましい。
次に本発明の、両面傾斜ステムシートを用いて座席用クッション体の表面に被覆シートを固定する技術について説明する。
図3は、本発明の両面傾斜ステムシートを用いて、クッション体に被覆シートを固定した箇所のクッション体の断面図であるが、この図からも分かるように、被覆シートの裏面に、本発明の両面傾斜ステムシートの傾斜ステムの傾斜方向側における傾斜ステムの先端方向側の基体層の端部を固定し、他方の基体層の端部は被覆シートに固定されることなく、被覆シートから遠ざかるようにして固定する。固定方法としては、縫製による方法、ホッチキス等による方法、接着剤による方法、熱融着による方法等が挙げられる。
被覆シートには、一般に、織物、編物等の布帛や人工皮革や天然皮革等の皮革類を表面材として、裏面側に薄い発泡ポリウレタンシート等を貼り付けたシートが用いられる。このようなシートを、クッション体全体あるいは一部を覆うような形状に縫製して、被覆シートが得られる。
一方、クッション体は、一般に座席形状を有する金型内に発泡用ポリウレタン液で代表される成形用樹脂液を流し込み発泡させて、硬化させた後、金型から取り出すことにより得られる。そして、クッション体の所定位置には、被覆シートを固定するための溝部が設けられる。溝部はクッション体の成形時に形成してもよいし、また成形後のクッション体に溝部を加熱により掘り込む、刃物で切り込む等の方法により溝部を形成してもよい。なお、本発明で溝部とは、単に切れ目を入れただけで上から見た場合に隙間が形成されていないが、切れ目を広げることによりものを挿入できるような状態のものも含む。
そして、このようにして得られたクッション体に被覆シートを被せ、被覆シートの裏面に取り付けた本発明の両面傾斜ステムシートをクッション体に設けた溝部に挿入する。溝部に両面傾斜ステムシートを挿入する際には、該シートの傾斜ステムは傾斜ステムの傾斜方向が挿入を妨げる方向ではないことから、簡単に溝部に沿って、両面傾斜ステムシートの被覆シートに固定した反対側の端部を先頭にして溝部の奥まで挿入することができる。そして、挿入した後は、溝部から両面傾斜ステムシートを引き抜こうとすると、シートの両面に存在している傾斜ステムが邪魔をして引く抜きに抵抗することとなり、被覆シートはクッション体の表面に強固に固定されることとなる。
クッション体に設ける溝部の幅としては、両面傾斜ステムシートを挿入する前で、両面傾斜ステムシートの厚さ(表面(傾斜ステム群(1)の存在する面)のステム先端部から裏面(傾斜ステム群(2)の存在する面)のステム先端部までの基体層垂直面での距離)の0.9倍以下が好ましい。具体的な厚さとしては3mm以下が好ましい。3mmを超えると溝部に挿入した両面傾斜ステムシートが溝部から抜け易くなる。より好ましくは、0.5〜2mmの範囲である。このようにして両面傾斜ステムシートは、クッション体の溝部に固定され、被覆シートがクッション体の表面に固定される。
なお、本発明において、溝部に挿入した両面傾斜ステムシートが溝部からより一層抜けなくするために、溝部内壁部分が硬い発泡樹脂で覆われるように、クッション体を成形する際にその部分に架橋密度の高いポリウレタンやハードセグメント比率の高いポリウレタン液を注入したり、硬い樹脂を溝部表面に塗布たりしても良いし、また溝部内壁に、両面傾斜ステムシートとの前記した通り摩擦抵抗を高める物質、例えば滑り止め剤やタックを高める公知の物質が採用される場合であり、ポリウレタン樹脂であれば、ポリオールの数平均分子量を低くしたものが挙げられる。さらに、溝部内壁に両面傾斜ステムシートのステム列に対応する凹凸を付けて、傾斜ステムの先端部が溝部内壁の凹部に突き刺さるように、あるいは強く当たるようにしてもよい。さらに、溝部の内壁の少なくとも一部をループ状ステムを有する面ファスナーで覆い、溝部に挿入した両面傾斜ステムシートの傾斜ステムがループ状係合素子に係合して両面傾斜ステムシートが溝部からより一層抜け出なくする方法も好ましい。この場合には溝部の内壁全面をループ状係合素子を有する面ファスナーで覆う必要はなく、内壁の一部であっても、内壁の片面であっても良い。
以下本発明を実施例により、詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、実施例中の引き抜き強度はそれぞれの実施例や比較例の形状にて、面ファスナーの幅2.5cm、長さ5cmサイズにカットし、コールド発泡ウレタン製のクッション体発泡密度0.04g/cmの溝に挿入し面直方向に引取り速度300mm/minで引き抜いたときの強力を測定したものである(以下、クラレファスニング法とする)。
実施例1
ポリプロピレン90重量%およびポリオレフィン系エラストマー10重量%からなる溶融樹脂組成物を図1に示すような形状とほぼ同一のスリット(傾斜ステム用列条の本数は相違)を有するノズルからテープ状に溶融押出し、直ちに水中に投入して冷却して、基体層表面に、基体層との角度(図1に示すθ)が45度である傾斜を有し、かつテープ長さ方向に連続している傾斜ステム断面を有する複数の列条を、また基板裏面にも同様の傾斜ステム断面を有する複数の列条を有するテープ状物を成型した。傾斜ステム用列条の本数は片面8本で、裏面も同本数である。
次に、得られたテープ状物の表面に存在する傾斜ステム用列条に、該列条長さ方向に対して直角方向に1mm間隔で該列条の先端から付け根付近まで切れ目を入れ、そして切れ目を入れたテープ状物を長さ方向に2.2倍延伸した。延伸により、列条に入れられた切れ目が広がり、列条が独立した多数の傾斜ステムの列となり、ステムの列方向端部はフラットな平面となっていた。
延伸した後のテープ幅は25mmであり、また基体層の厚さは1mm、基体層から突出する傾斜ステムの高さ(H)は3mm、傾斜ステムの素子列方向の幅(W)は1mm、傾斜ステム高さの中間部分における個々の傾斜ステムの断面積が1mm、傾斜ステム間距離は1.2mm、傾斜ステム群の傾斜ステム密度は14本/cmであった。このようにして得られた両面傾斜ステムシートは、基体層の表面側に傾斜ステム群(1)が、そして裏面側に傾斜ステム群(2)が存在しており、かつ前記した構成(A)〜(C)のいずれをも満足していた。
次に、得られたこの両面傾斜ステムシートを、編物の裏面に薄い発泡ポリウレタンシートを貼り付け、自動車用シートの形状に縫製した被覆シート裏面に、傾斜ステムの傾斜方向側における傾斜ステムの先端方向側の基体層の端部を縫製により固定し、他方の基体層の端部は被覆シート裏面に固定することなく取り付けた。
一方、自動車用シートの形状に成形した発泡ポリウレタン製のクッション体の、上記被覆シートに取り付けた両面傾斜ステムシートの場所に対応する位置には、このシートを真直ぐに奥まで挿入できる十分な深さを有する幅2mmの溝部を形成した座席用クッション体を用意し(溝部はクッション体の成形時に金型内に金属板を固定して形成した)、この座席用クッション体に前記被覆シートで覆い、被覆シート裏面に取り付けた両面傾斜ステムシートを該クッション体に設けた溝部に真直ぐに挿入した。挿入は殆ど抵抗なく行うことができた。
なお、上記発泡ポリウレタン製のクッション体をクッション体メーカーに依頼したが、従来のモールドインファスナーを金型内にセットしてクッション体を製造する場合に比べて、手間がかからず、またファスナーの係合素子面に発泡ポリウレタン液が浸入することを心配する必要がなく、極めて短時間で製造できたとの感想であった。
得られた自動車用座席はクッション体の表面に被覆シートが固定されており、さらに被覆シートをクッション体から引き抜こうとしても容易に引き抜けなかった。無理に引き抜き、その際の引き抜き強度を測定した結果2.7kg/cmであった。このことから、座席用クッション体に形成された溝部の内壁面に該ステム先端が突き刺さるあるいは接するように存在していることが予測された。
比較例1
上記実施例1において、ステムが基体層に直立している(θが90度)以外は実施例1と同一の、ステムを両面に有するシートを製造し、これを用いて実施例1と同様に自動車用座席の被覆シート裏面に取り付け、クッション体の溝部に挿入した。挿入は極めて困難で、均一に溝の深部まで挿入することが出来なかった。また挿入したシートは引張り力により溝部から容易に抜け出て、被覆シートをクッション体表面に固定するという機能は殆ど発揮できなかった。
1:両面傾斜ステムシート
2:基体層
3:傾斜ステム
4:傾斜ステム群(1)
5:傾斜ステム群(2)
6:クッション体
7:溝部
8:被覆シート

Claims (9)

  1. 基体層の表面側に傾斜ステム群(1)が、そして裏面側に傾斜ステム群(2)が存在しているシートであって、下記構成(A)〜(C)を満足していることを特徴とする傾斜ステムを両面に有するシート。
    (A)傾斜ステム群(1)および傾斜ステム群(2)に存在している傾斜ステムは、ともに、基体表面から突出しておりかつその突出方向が垂直方向から傾いていること、
    (B)傾斜ステム群(1)と傾斜ステム群(2)には、ともに、それぞれ多数の傾斜ステムが林立しており、かつそれぞれの領域に存在する傾斜ステム同士はともに同一方向に傾斜していること、
    (C)傾斜ステム群(1)に存在している傾斜ステムと傾斜ステム群(2)に存在している傾斜ステムが基体層を挟んで対称となる方向に傾いていること。
  2. ステムの傾斜方向と交わる方向にステムが列をなして並んでおり、ステムの列方向端部はフラットな平面となっている請求項1に記載のシート。
  3. 傾斜ステムを両面に有するシートが熱可塑性樹脂から形成されており、その基体層は延伸されているが、ステムは実質的に延伸されていない請求項1または2に記載のシート。
  4. 座席用クッション体を被覆シートで覆った座席であって、被覆シート裏面に、請求項1〜3のいずれかに記載のシートの傾斜ステムの傾斜方向側における傾斜ステムの先端方向側の基体層端部が固定され、他方の基体層端部は被覆シート裏面に固定されることなく、かつ座席用クッション体に形成された溝部の内壁面に該ステム先端が突き刺さるあるいは接するように該傾斜したステムを両面に有するシートが該溝部に挿入されている乗物用座席。
  5. 溝部の幅が、傾斜ステムを両面に有するシートを挿入する前で3mm以下である請求項4に記載の乗物用座席。
  6. 溝部の内壁に、傾斜ステムを両面に有するシートのステム列に対応合致する凹凸が付けられている請求項4に記載の乗物用座席。
  7. 溝部の内壁に、傾斜ステムを両面に有するシートとの摩擦抵抗を高める物質が付与されている請求項4に記載の乗物用座席。
  8. 溝部の内壁が、硬い発泡樹脂で覆われている請求項4に記載の乗物用座席。
  9. 溝部の内壁に、ループ面ファスナーが取り付けられている請求項4に記載の座席。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016060782A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 紫外線硬化型シリコーン樹脂組成物、及びそれを用いた画像表示装置

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