JP2014187761A - 作業機械の駆動状態報知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】周囲の作業者に対して作業装置の駆動に関する状態を伝達することのできる作業機械の駆動状態報知装置を提供する。
【解決手段】移動式クレーンの外側から視認可能な状態表示部25aにクレーン装置20の状態を表示するようにしている。これにより、エンジン音を発生させることなく、周囲の作業者がクレーン装置20の駆動開始のタイミングを計りながら作業を行うことができるので、静音性を向上させると共に作業効率を向上させることが可能となる。
【選択図】図2
【解決手段】移動式クレーンの外側から視認可能な状態表示部25aにクレーン装置20の状態を表示するようにしている。これにより、エンジン音を発生させることなく、周囲の作業者がクレーン装置20の駆動開始のタイミングを計りながら作業を行うことができるので、静音性を向上させると共に作業効率を向上させることが可能となる。
【選択図】図2
Description
本発明は、所定の作業を行う作業装置の駆動状態を周囲の作業者に対して報知するための作業機械の駆動状態報知装置に関するものである。
従来の作業機械としては、所定の作業を行う作業装置と、作業装置を駆動させる動力源としてエンジンと、を備えたものが知られている。
前記作業機械では、作業装置の駆動が可能な状態である作業待機状態においてエンジンがアイドリング運転を行っているため、周囲の作業者はエンジン音によって作業装置が作業待機状態であることを認識することができる。
一方、従来の作業機械として、所定の作業を行う作業装置と、作業装置を駆動させる動力源として電動モータと、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の作業機械として、所定の作業を行う作業装置と、作業装置を駆動させるアイドリングストップ機能を有するエンジンと、を備えたものが知られている。
電動モータで駆動する作業機械やアイドリングストップ機能を有するエンジンで駆動する作業機械では、作業装置の作業待機状態でエンジン音が発生しないため、周囲の作業者は作業装置が作業待機状態であるか否かを認識することができず、作業機械の動作と周囲の作業者との連係が必要な作業において互いにタイミングを計ることができず、作業効率が低下する。
本発明の目的とするところは、周囲の作業者に対して作業装置の駆動に関する状態を伝達することのできる作業機械の駆動状態報知装置を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために、所定の作業を行う作業装置を備えた作業機械において、周囲の作業者に対して作業装置の状態を報知する作業機械の駆動状態報知装置であって、作業装置の外側から視認可能に設けられ、作業装置の駆動に関する状態を表示する表示手段を備えている。
これにより、作業装置の駆動が可能な状態が外側から視認可能となることから、エンジン音を発生させることなく、周囲の作業者が作業機械の駆動開始のタイミングを計りながら作業を行うことが可能となる。
本発明によれば、エンジン音を発生させることなく、周囲の作業者が作業装置の駆動開始のタイミングを計りながら作業を行うことができるので、静音性を向上させると共に作業効率を向上させることが可能となる。
図1乃至図4は、本発明の一実施形態を示すものである。なお、以下の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
本発明の駆動状態報知装置を備えた作業機械の一例としての移動式クレーン1は、図1に示すように、走行体としての車両10と、作業装置としてのクレーン装置20と、を備えている。
車両10は、車輪11を有し、エンジン、または、エンジンおよび後述するモータジェネレータを動力源として走行する。また、車両10の前側および後側の左右両側には、クレーン作業時に車両10の転倒を防止するとともに、車両10を安定的に支持するためのアウトリガ12が設けられている。アウトリガ12は、幅方向外側に移動可能であるとともに、油圧式のジャッキシリンダによって下方に伸長可能である。アウトリガ12は、下端を接地させることにより車両10を地面に対して安定的に支持する。
クレーン装置20は、車両10の前後方向略中央部に水平面上を旋回可能に設けられた旋回台21と、旋回台21に対して起伏可能に設けられるとともに、伸縮可能に設けられたブーム22と、ブーム22の先端側から垂下されるワイヤロープ23と、ワイヤロープ23の巻き込みまたは繰り出しを行うためのウインチ24と、旋回台21の前側に設けられ、車両10の走行およびクレーン装置20による作業に関する操作を行うためのキャビン25と、を備えている。
キャビン25は、旋回台21に設けられ、旋回台21と共に旋回する。キャビン25の前面の下部には、クレーン装置20のクレーン作業時において玉掛け作業を行う作業者に対してクレーン装置20の駆動状態を報知するための状態表示部25aが設けられている。
状態表示部25aは、例えば、液晶ディスプレイ等の表示装置からなり、図3に示すように、クレーン装置20の駆動に関する状態を表示すると共に表示を消すことが可能である。
各ジャッキシリンダ、旋回台21を旋回させるための旋回モータ、ブーム22を起伏させるための起伏シリンダ、ブーム22を伸縮させるための伸縮シリンダおよびウインチ24を回転させるためのウインチモータ等のアクチュエータ60は、作動油によって作動する。図2に示すように、各アクチュエータ60を作動させる作動油は、油圧供給装置30によって供給される。
油圧供給装置30は、図2に示すように、油圧を生じさせるための油圧ポンプ31と、油圧ポンプ31から吐出された作動油を各アクチュエータ60に供給するための作動油回路32と、を備えている。
油圧ポンプ31は、図2に示すように、車両10に設けられ、車両10を走行させる動力を発生させると共に動力を車輪11に伝達するための動力装置40から取出された動力によって駆動する。油圧ポンプ31は、例えば、斜板式のアキシャルプランジャ油圧ポンプであり、斜板の角度を変更可能な可変容量型の油圧ポンプである。
作動油回路32には、クレーン装置20に設けられたアクチュエータ60(起伏シリンダ、伸縮シリンダ、ウインチモータ)がロータリージョイント33を介して接続されている。また、作動油回路32には、複数のコントロールバルブ(図示せず)が設けられ、各コントロールバルブによって各アクチュエータ60に流入する作動油の流量および流通方向が制御される。各コントロールバルブは、キャビン25内の操作レバーや操作ペダル等の後述する操作入力部51によって操作され、操作入力部51の操作量に応じて作動油の流量の調整が可能である。各コントロールバルブは、ソレノイド等の切換手段を有し、後述するコントローラ50からの信号によって操作が可能である。
動力装置40は、動力を発生させるための動力源ユニット41と、動力源ユニット41から出力される動力を、トルクを転換して車輪11側に伝達するためのトルクコンバータ42と、トルクコンバータ42から出力される動力の回転速度およびトルクを変更するためのトランスミッション43と、トランスミッション43から出力される動力を車輪11に伝達するプロペラシャフト44と、プロペラシャフト44に設けられた電気式のリターダ45と、を備えている。
動力源ユニット41は、主に車両走行用の動力源であるエンジン41aと、供給された電力によって電動モータとして機能するとともに、エンジン41aの動力によって、または走行中の減速時等に発電機として機能するモータジェネレータ41bと、モータジェネレータ41bで発電された電力を蓄えるとともに、モータジェネレータ41bを電動モータとして機能させる場合に電力を供給可能なバッテリ41cと、バッテリ41cの出力を制御したりモータジェネレータ41bの動作を制御したりするためのモータジェネレータ駆動制御部41dと、エンジン41aの出力軸とモータジェネレータ41bの入出力軸との連結および連結の解除を切換可能なクラッチ41eと、を備えている。
モータジェネレータ41bは、エンジン41aとトルクコンバータ42との間に設けられている。エンジン41aの動力は、クラッチ41eによってエンジン41aの出力軸とモータジェネレータ41bの入出力軸とを連結することにより、モータジェネレータ41bの入出力軸を介してトルクコンバータ42に伝達される。
モータジェネレータ駆動制御部41dは、インバータ、昇圧コンバータ、モータ制御部、ジェネレータ制御部等を有している。モータジェネレータ駆動制御部41dは、バッテリ41cの出力を制御してモータジェネレータ41bに電力を供給したり、後述するコントローラ50からの信号に応じてモータジェネレータ41bの機能を発電機または電動モータに切換えたりする。また、モータジェネレータ駆動制御部41dには、外部電源に接続するための電源ケーブル41fが接続可能に設けられている。モータジェネレータ駆動制御部41dは、モータジェネレータ41bを電動モータとして機能させる場合に、電源をバッテリ41cまたは外部電源に切換えることが可能である。外部電源は、例えば3相交流200Vや3相交流400V等の電源が用いられる。
トルクコンバータ42の出力側には、トランスミッション43に伝達される動力を取出し可能なPTO(パワーテイクオフ)機構46が設けられ、PTO機構46を介して油圧ポンプ31が連結可能である。PTO機構46は、油圧ポンプ31に対するエンジン41aの出力軸およびトルクコンバータ42の入出力軸との連結と連結の解除の切換えが可能である。
また、移動式クレーン1は、車両10の走行時やクレーン装置20による作業時における油圧供給装置30および動力装置40の制御を行うためのコントローラ50を有している。
コントローラ50は、CPU、ROM、RAM等を有している。コントローラ50は、入力側に接続された装置からの入力信号を受信すると、CPUが、入力信号に基づいてROMに記憶されたプログラムを読み出すとともに、入力信号によって検出された状態をRAMに記憶したり、出力側に接続された装置に出力信号を送信したりする。
コントローラ50には、状態表示部25aと、各アクチュエータ60と、各アクチュエータ60に対応するコントロールバルブ(図示せず)と、油圧ポンプ31と、動力源ユニット41と、操作レバーやアクセルペダル等の車両10およびクレーン装置20の操作を行うための操作入力部51と、車両10の走行およびクレーン装置20の駆動等の各種設定を行うための設定入力部52と、周囲の作業者に対してクレーン装置20が駆動中である旨の音声による報知を行うためのスピーカ53と、が接続されている。ここで、車両10とクレーン装置20との間で信号を伝達するための信号線は、ロータリージョイント33に備えられたスリップリングを介して接続されている。
コントローラ50には、アクチュエータ60の駆動状態に関する信号が入力される。コントローラ50は、アクチュエータ60の駆動状態に関する信号に基づいてコントロールバルブや表示装置に信号を出力する。また、コントローラ50には、電源ケーブル41fが接続されるモータジェネレータ駆動制御部41dの接続部に供給される電力に関する信号が入力される。コントローラ50は、接続部に供給される外部電源の電圧に基づいて外部電源の接続の有無を検出する。
以上のように構成された作業機械としての移動式クレーン1において、クレーン装置20による作業を行う場合には、エンジン41aの動力、バッテリ41cの電力および外部電源の電力のいずれかによって、油圧ポンプ31を駆動させることが可能である。このため、クレーン装置20は、エンジン41aの動力によって油圧ポンプ31を駆動させるためのエンジン作業モード、バッテリ41cの電力によって油圧ポンプ31を駆動させるためのバッテリ作業モード、または、外部電源の電力によって油圧ポンプ31を駆動させるための外部電源作業モードによって駆動される。作業者は、エンジン作業モード、バッテリ作業モードおよび外部電源作業モードのいずれかを、作業の開始前に設定入力部52を操作して設定する。
エンジン作業モードでは、トランスミッション43をニュートラルの状態とし、クラッチ41eによってエンジン41aとモータジェネレータ41bとを連結した状態で、PTO機構46によって油圧ポンプ31に対してエンジン41aの出力軸とモータジェネレータ41bの入出力軸を連結した状態とする。
エンジン作業モードにおいて、エンジン41aの回転数は、作業者の操作入力部51に対するアクセル操作によって調整され、使用者の操作入力部51に対するアクセル操作がない状態では作業アイドリング回転数で駆動される。また、エンジン作業モード時における作業の合間の待機状態では、作業アイドリング回転数で駆動するエンジン41aの動力によってモータジェネレータ41bを駆動させ、発電された電力をモータジェネレータ駆動制御部41dを介してバッテリ41cに充電する。さらに、エンジン作業モード時において、バッテリ41cは、外部電源の電力によっても充電が可能である。
バッテリ作業モードおよび外部電源作業モードでは、トランスミッション43をニュートラルの状態とし、クラッチ41eをエンジン41aとモータジェネレータ41bとの連結を解除した状態とする。また、バッテリ作業モードおよび外部電源作業モードでは、PTO機構46を油圧ポンプ31に対してモータジェネレータ41bの入出力軸を連結した状態とする。
外部電源作業モードでは、クレーン作業を行う場所に設置された電源に接続された電源ケーブル41fを、モータジェネレータ駆動制御部41dに接続する。外部電源作業モード時における作業の合間の待機状態では、外部電源の電力によってバッテリ41cを充電可能である。
クレーン装置20による作業を行う場合に、コントローラ50は、作業モードおよびクレーン装置20の駆動状態に関する情報の状態表示部25aへの表示、および、クレーン装置20の駆動状態に応じたスピーカ53からの音声の出力を制御する状態報知制御処理を行う。このときのコントローラ50の動作を図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1)
ステップS1においてCPUは、作業モードが外部電源作業モードであるか否かを判定する。外部電源作業モードであると判定した場合にはステップS2に処理を移し、外部電源作業モードでないと判定した場合にはステップS7に処理を移す。
ステップS1においてCPUは、作業モードが外部電源作業モードであるか否かを判定する。外部電源作業モードであると判定した場合にはステップS2に処理を移し、外部電源作業モードでないと判定した場合にはステップS7に処理を移す。
(ステップS2)
ステップS1において作業モードが外部電源作業モードであると判定した場合に、ステップS2においてCPUは、モータジェネレータ駆動制御部41dに電源ケーブル41fが接続されているか否かを判定する。電源ケーブル41fが接続されていると判定した場合にはステップS3に処理を移し、電源ケーブル41fが接続されていないと判定した場合にはステップS12に処理を移す。
ステップS1において作業モードが外部電源作業モードであると判定した場合に、ステップS2においてCPUは、モータジェネレータ駆動制御部41dに電源ケーブル41fが接続されているか否かを判定する。電源ケーブル41fが接続されていると判定した場合にはステップS3に処理を移し、電源ケーブル41fが接続されていないと判定した場合にはステップS12に処理を移す。
(ステップS3)
ステップS2においてモータジェネレータ駆動制御部41dに電源ケーブル41fが接続されていると判定した場合に、ステップS3においてCPUは、クレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されたか否かを判定する。クレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されたと判定した場合にはステップS4に処理を移し、クレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されていないと判定した場合にはステップS6に処理を移す。
ステップS2においてモータジェネレータ駆動制御部41dに電源ケーブル41fが接続されていると判定した場合に、ステップS3においてCPUは、クレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されたか否かを判定する。クレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されたと判定した場合にはステップS4に処理を移し、クレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されていないと判定した場合にはステップS6に処理を移す。
(ステップS4)
ステップS3においてクレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されたと判定した場合に、ステップS4においてCPUは、スピーカ53からクレーン装置20が作業中である旨の音声を出力してステップS5に処理を移す。
ステップS3においてクレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されたと判定した場合に、ステップS4においてCPUは、スピーカ53からクレーン装置20が作業中である旨の音声を出力してステップS5に処理を移す。
具体的には、例えば、スピーカ53から「クレーン作業中です」等の音声を出力する。このとき、スピーカ53から発せられる音声は、エンジン41aの音量よりも小さい音量である。
(ステップS5)
ステップS5においてCPUは、状態表示部25aに外部電源の電力によるクレーン装置20の駆動中である旨の表示をして状態報知制御処理を終了する。
ステップS5においてCPUは、状態表示部25aに外部電源の電力によるクレーン装置20の駆動中である旨の表示をして状態報知制御処理を終了する。
具体的には、例えば、状態表示部25aに「外部電源作業中」と表示する。
(ステップS6)
ステップS3においてクレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されていないと判定した場合に、ステップS6においてCPUは、状態表示部25aに外部電源の電力によるクレーン装置20の作業の待機中である旨の表示をして状態報知制御処理を終了する。
ステップS3においてクレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されていないと判定した場合に、ステップS6においてCPUは、状態表示部25aに外部電源の電力によるクレーン装置20の作業の待機中である旨の表示をして状態報知制御処理を終了する。
具体的には、例えば、状態表示部25aに「外部電源待機中」と表示する。
(ステップS7)
ステップS1において作業モードが外部電源作業モードでないと判定した場合に、ステップS7においてCPUは、作業モードがバッテリ作業モードであるか否かを判定する。作業モードがバッテリ作業モードであると判定した場合にはステップS8に処理を移し、作業モードがバッテリ作業モードでないと判定した場合にはステップS12に処理を移す。
ステップS1において作業モードが外部電源作業モードでないと判定した場合に、ステップS7においてCPUは、作業モードがバッテリ作業モードであるか否かを判定する。作業モードがバッテリ作業モードであると判定した場合にはステップS8に処理を移し、作業モードがバッテリ作業モードでないと判定した場合にはステップS12に処理を移す。
(ステップS8)
ステップS7において作業モードがバッテリ作業モードであると判定した場合に、ステップS8においてCPUは、クレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されたか否かを判定する。クレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されたと判定した場合にはステップS9に処理を移し、クレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されていないと判定した場合にはステップS11に処理を移す。
ステップS7において作業モードがバッテリ作業モードであると判定した場合に、ステップS8においてCPUは、クレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されたか否かを判定する。クレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されたと判定した場合にはステップS9に処理を移し、クレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されていないと判定した場合にはステップS11に処理を移す。
(ステップS9)
ステップS8においてクレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されたと判定した場合に、ステップS9においてCPUは、スピーカ53からクレーン装置20が作業中である旨の音声を出力してステップS10に処理を移す。
ステップS8においてクレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されたと判定した場合に、ステップS9においてCPUは、スピーカ53からクレーン装置20が作業中である旨の音声を出力してステップS10に処理を移す。
具体的には、例えば、スピーカ53から「クレーン作業中です」等の音声を出力する。このとき、スピーカ53から発せられる音声は、エンジン41aの音量よりも小さい音量である。
(ステップS10)
ステップS10においてCPUは、状態表示部25aにバッテリ41cの電力によるクレーン装置20の駆動中である旨の表示をして状態報知制御処理を終了する。
ステップS10においてCPUは、状態表示部25aにバッテリ41cの電力によるクレーン装置20の駆動中である旨の表示をして状態報知制御処理を終了する。
具体的には、例えば、状態表示部25aに「バッテリ作業中」と表示する。
(ステップS11)
ステップS8においてクレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されていないと判定した場合に、ステップS11においてCPUは、状態表示部25aにバッテリ41cの電力によるクレーン装置20の作業の待機中である旨の表示をして状態報知制御処理を終了する。
ステップS8においてクレーン装置20を駆動させる操作が操作入力部51に入力されていないと判定した場合に、ステップS11においてCPUは、状態表示部25aにバッテリ41cの電力によるクレーン装置20の作業の待機中である旨の表示をして状態報知制御処理を終了する。
具体的には、例えば、状態表示部25aに「バッテリ待機中」と表示する。
(ステップS12)
ステップS2においてモータジェネレータ駆動制御部41dに電源ケーブル41fが接続されていないと判定した場合、または、ステップS7において作業モードがバッテリ作業モードでないと判定した場合に、ステップS12においてCPUは、状態表示部25aに表示を行わずに状態報知制御処理を終了する。
ステップS2においてモータジェネレータ駆動制御部41dに電源ケーブル41fが接続されていないと判定した場合、または、ステップS7において作業モードがバッテリ作業モードでないと判定した場合に、ステップS12においてCPUは、状態表示部25aに表示を行わずに状態報知制御処理を終了する。
ここで、ステップS7において作業モードがバッテリ作業モードでないと判定した場合には、作業モードがエンジン作業モードに設定されている。エンジン作業モードでは、エンジン音が発せられるため、状態表示部25aの表示やスピーカ53からの音声の出力を行う必要がない。
このように、本実施形態の作業機械の外部電源接続装置によれば、移動式クレーン1の外側から視認可能な状態表示部25aにクレーン装置20の状態を表示するようにしている。
これにより、エンジン音を発生させることなく、周囲の作業者がクレーン装置20の駆動開始のタイミングを計りながら作業を行うことができるので、静音性を向上させると共に作業効率を向上させることが可能となる。
これにより、エンジン音を発生させることなく、周囲の作業者がクレーン装置20の駆動開始のタイミングを計りながら作業を行うことができるので、静音性を向上させると共に作業効率を向上させることが可能となる。
また、クレーン装置20の駆動中である旨を、スピーカ53から音声を発生させることで報知している。
これにより、クレーン装置20の作業に連係しない作業を行う周囲の作業者に対して、エンジン音よりも小さい音でクレーン装置20が駆動中である旨を伝えることができるので、安全性を向上させることが可能となる。
これにより、クレーン装置20の作業に連係しない作業を行う周囲の作業者に対して、エンジン音よりも小さい音でクレーン装置20が駆動中である旨を伝えることができるので、安全性を向上させることが可能となる。
また、クレーン装置20のキャビン25の前面に状態表示部25aを設けている。
これにより、クレーン作業時において玉掛け作業を行う作業者が確実に状態表示部25aの表示内容を確認することができるので、安全性および作業効率を向上させることが可能となる。
これにより、クレーン作業時において玉掛け作業を行う作業者が確実に状態表示部25aの表示内容を確認することができるので、安全性および作業効率を向上させることが可能となる。
なお、前記実施形態では、外部電源の電力によって駆動可能なクレーン装置20を備えた移動式クレーン1を作業機械として示したがこれに限られるものではない。外部電源の電力によって駆動可能な作業装置を備えたものであれば、例えば、高所作業車や掘削機等の作業機械に本発明を適用可能である。
また、前記実施形態では、クレーン装置20がエンジン41aおよびモータジェネレータ41bの一方または両方の動力によって駆動するものを示したがこれに限られるものではない。例えば、クレーン装置20は、外部電源の電力で駆動可能な電動モータの動力でのみ駆動するものでもよい。
また、前記実施形態では、モータジェネレータ41bの動力によってクレーン装置20を駆動させる場合に、状態表示部25aによってクレーン装置20の状態を報知するようにしたものを示したが、これに限られるものではない。
例えば、アイドリングストップ機能を備えたエンジンでクレーン装置20を駆動させる場合には、クレーン作業の待機中にアイドリングストップ機能によってエンジンが停止しているときに、状態表示部25aにクレーン作業の待機中である旨を表示するようにしてもよい。
例えば、アイドリングストップ機能を備えたエンジンでクレーン装置20を駆動させる場合には、クレーン作業の待機中にアイドリングストップ機能によってエンジンが停止しているときに、状態表示部25aにクレーン作業の待機中である旨を表示するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、クレーン装置20の駆動中である旨をスピーカ53から音声を発するようにしたものを示したがこれに限られるものではない。例えば、クレーン装置20の駆動中である旨を、ブザー等から発せられる警報音によって報知するようにしてもよい。このときの警報音は、エンジン41aよりも小さい音量であることが望ましい。
また、前記実施形態では、状態表示部25aをキャビン25の前面に設けるようにしたものを示したが、これに限られるものではない。クレーン作業時における玉掛け作業者が視認可能であれば、例えば、ブーム22の先端部やブーム22の先端部から垂下されるフックブロックに設けてもよい。
また、前記実施形態では、操作入力部51に対するクレーン装置20を駆動させる操作の入力によってクレーン装置20が駆動中である状態を状態表示部25aに表示している。
クレーン装置20が駆動中である状態を状態表示部25aに表示するタイミングとしては、操作入力部51が傾倒操作を行う操作レバーの場合に、実際にクレーン装置20が駆動し始める前の操作レバーの傾倒角度で状態表示部25aにクレーン装置20が駆動中である旨を表示するようにしてもよい。この場合には、実際にクレーン装置20が駆動する前に周囲の作業者にクレーン装置20が駆動することを伝えることができるので、周囲の作業者がクレーン装置20の駆動開始のタイミングを計ることが可能となる。
クレーン装置20が駆動中である状態を状態表示部25aに表示するタイミングとしては、操作入力部51が傾倒操作を行う操作レバーの場合に、実際にクレーン装置20が駆動し始める前の操作レバーの傾倒角度で状態表示部25aにクレーン装置20が駆動中である旨を表示するようにしてもよい。この場合には、実際にクレーン装置20が駆動する前に周囲の作業者にクレーン装置20が駆動することを伝えることができるので、周囲の作業者がクレーン装置20の駆動開始のタイミングを計ることが可能となる。
1…移動式クレーン、10…車両、20…クレーン装置、25…キャビン、25a…状態表示部、30…油圧供給装置、31…油圧ポンプ、40…動力装置、41…動力源ユニット、41b…モータジェネレータ、41d…モータジェネレータ駆動制御部、41f…電源ケーブル、50…コントローラ、51…操作入力部、52…設定入力部、53…スピーカ、60…アクチュエータ。
Claims (3)
- 所定の作業を行う作業装置を備えた作業機械において、周囲の作業者に対して作業装置の状態を報知する作業機械の駆動状態報知装置であって、
作業装置の外側から視認可能に設けられ、作業装置の駆動に関する状態を表示する表示手段を備えた
ことを特徴とする作業機械の駆動状態報知装置。 - 作業装置が駆動中である旨を音によって報知する駆動状態報知手段を備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の作業機械の駆動状態報知装置。 - 作業装置は、ブームを備えたクレーン装置であり、
表示手段は、クレーン装置の前側に設けられている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の作業機械の駆動状態報知装置。
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JP2013059717A Pending JP2014187761A (ja) | 2013-03-22 | 2013-03-22 | 作業機械の駆動状態報知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014187761A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017165313A (ja) * | 2016-03-17 | 2017-09-21 | 株式会社加藤製作所 | 車両型建設機械 |
Citations (5)
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JPS5746665U (ja) * | 1980-08-27 | 1982-03-15 | ||
JPH0524688U (ja) * | 1991-09-13 | 1993-03-30 | 鹿島建設株式会社 | クレーンの危険区域内進入警報装置 |
JPH05112975A (ja) * | 1991-10-23 | 1993-05-07 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 旋回式建設機械 |
JPH0748090A (ja) * | 1993-08-06 | 1995-02-21 | Tadano Ltd | 外部表示灯つき作業車 |
JP2007052719A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Adc Technology Kk | 車載用画像表示装置 |
-
2013
- 2013-03-22 JP JP2013059717A patent/JP2014187761A/ja active Pending
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