JP6076140B2 - 作業機械の外部電源判定装置 - Google Patents

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本発明は、外部電源の電力によって駆動可能な作業装置を備えた作業機械の外部電源判定装置に関するものである。
従来の作業機械としては、所定の作業を行う作業装置と、作業装置を駆動させるための電動機と、を備え、バッテリまたは外部電源の電力によって電動機を駆動させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−288894号公報
前記作業機械は、作業を行う場所に設置されている外部電源から電力の供給を受けて作業装置を駆動させている。作業を行う場所に設置されている外部電源は、例えば、単相100V、単相200V、3相200V、3相400V等の電源の種類があり、作業を行う場所によって外部電源の種類が異なる場合がある。
前記作業機械では、電動機を駆動可能な電力の種類が複数の電源の種類のいずれかにしか対応できないため、作業を行う場所に設置されている外部電源の種類が電動機を駆動可能な電源の種類と異なる場合には、外部電源の電力を供給した後、作業装置による作業の操作をして初めて作業不能であることが判明したり、電動機に電力を送電する電気回路や電動機自体が故障したりするおそれがある。
また、前記作業機械では、外部電源を送電するケーブルの結線方式が決まっており、決められた結線方式と異なる結線を行った場合に、作業装置による作業の操作をして初めて作業不能であることが判明したり、電動機や電動機に電力を送電する電気回路が故障したりするおそれがある。
本発明の目的とするところは、外部電源の電力による作業の開始前に、作業装置の駆動の可否を作業者に認識させることのできる作業機械の外部電源判定装置を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために、所定の作業を行う作業装置と、作業装置を駆動させる電動機と、外部電源の電力を送電するケーブルの端部を接続可能な接続部が設けられ、接続部から電動機に外部電源の電力を供給可能な電力供給回路と、を有し、ケーブルを電力供給回路の接続部に接続して外部電源の電力を電動機に供給することで作業装置を駆動可能な作業機械における、外部電源による作業装置の駆動の可否を判定する作業機械の外部電源判定装置であって、外部電源と電動機とがケーブルによって接続された状態における電力供給回路に供給された電力の電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段の検出電圧に基づいて外部電源による作業装置の駆動の可否を判定する駆動可否判定手段と、駆動可否判定手段の判定結果を報知する報知手段と、を備えている。
これにより、電力供給回路に供給された電力の電圧に基づいて、外部電源による作業装置の駆動が不能である旨が報知可能となることから、作業者が作業の操作を行う前に外部電源による作業装置の駆動が不能であることを作業者に認識させることが可能となる。
本発明によれば、作業者が作業の操作を行う前に外部電源による作業装置の駆動が不能であることを作業者に認識させることが可能となるので、作業効率の向上および故障の発生の低減を図ることができる。
本発明の一実施形態を示す移動式クレーンの側面図である。 油圧供給装置、動力装置および制御系を示す概略図である。 電源の種類に対応する結線方法、線間電圧、相電圧、結線状態および線の数を示す表である。 結線の種類を示す図である。 外部電源作業可否判定報知処理を示すフローチャートである。 クレーン装置が駆動可能である場合の表示装置の表示内容を示す図である。 クレーン装置が駆動不能な外部電源の種類の場合の表示装置の表示内容を示す図である。 クレーン装置が駆動不能な結線方法である場合の表示装置の表示内容を示す図である。 電源ケーブルが接続されていない場合の表示装置の表示内容を示す図である。
図1乃至図9は、本発明の一実施形態を示すものである。
本発明の作業機械としての移動式クレーン1は、図1に示すように、走行する車両10と、クレーン装置20と、を備えている。
車両10は、車輪11を有し、図示しないエンジン、または、エンジンおよび後述するモータジェネレータを動力源として走行する。また、車両10の前側および後側の左右両側には、クレーン作業時に車両10の転倒を防止するとともに、車両10を安定的に支持するためのアウトリガ12が設けられている。アウトリガ12は、幅方向外側に移動可能であるとともに、油圧式のジャッキシリンダ13によって下方に伸長可能である。アウトリガ12は、下端を接地させることにより車両10を地面に対して安定的に支持する。
クレーン装置20は、車両10の前後方向略中央部に水平面上を旋回可能に設けられた旋回台21と、旋回台21に対して起伏可能に設けられるとともに、伸縮可能に設けられたブーム22と、ブーム22の先端側から垂下されるワイヤロープ23と、ワイヤロープ23の巻き込みまたは繰り出しを行うためのウインチ24と、旋回台21の前側に設けられ、車両10の走行およびクレーン装置20による作業に関する操作を行うためのキャビン25と、を備えている。
旋回台21は、ボールベアリング式またはローラベアリング式の旋回サークル21aを介して車両10に対して旋回自在に設けられ、図示しない油圧式の旋回モータによって旋回する。
ブーム22は、複数のブーム部材22a,22b,22cおよび最先端側のブーム部材22dからなり、各ブーム部材22a,22b,22cの内部に先端側に隣り合うブーム部材22b,22c,22dが収納可能なテレスコープ式に構成されている。最基端側のブーム部材22aは、基端部が旋回台21のブラケット21cに揺動自在に連結されている。ブーム部材22aとブラケット21cとの間には、油圧式の起伏シリンダ22eが連結されており、起伏シリンダ22eの伸縮動作によってブーム22を起伏させる。また、最基端側のブーム部材22aの内部には、図示しない油圧式の伸縮シリンダが設けられ、伸縮シリンダの伸縮によってブーム22を伸縮させる。
フックブロック23aは、ワイヤロープ23の先端側に設けられ、ブーム22の先端部から垂下される。フックブロック23aには吊荷を係止可能であり、フックブロック23aに係止された吊荷がブーム22の先端部から吊り下げられる。
ウインチ24は、ワイヤロープ23が巻き掛けられるドラム24aを有し、ドラム24aは図示しない油圧式のウインチモータによって正逆回転可能に構成されている。
キャビン25は、旋回台21上のブラケット21cの側方に設けられ、旋回台21と共に旋回する。
各ジャッキシリンダ13、旋回モータ、起伏シリンダ22e、伸縮シリンダおよびウインチモータ等のアクチュエータ60は、作動油によって作動する。図2に示すように、各アクチュエータ60を作動させる作動油は、油圧供給装置30によって供給される。
油圧供給装置30は、図2に示すように、油圧を生じさせるための油圧ポンプ31と、油圧ポンプ31から吐出された作動油を各アクチュエータ60に供給するための作動油回路32と、を備えている。
油圧ポンプ31は、図2に示すように、車両10に設けられ、車両10を走行させる動力を発生させると共に動力を車輪11に伝達するための動力装置40から取出された動力によって駆動する。油圧ポンプ31は、例えば、斜板式のアキシャルプランジャ油圧ポンプであり、斜板の角度を変更可能な可変容量型の油圧ポンプである。
作動油回路32には、クレーン装置20に設けられたアクチュエータ60(起伏シリンダ、伸縮シリンダ、ウインチモータ)がロータリージョイント33を介して接続されている。また、作動油回路32には、複数のコントロールバルブ(図示せず)が設けられ、各コントロールバルブによって各アクチュエータ60に流入する作動油の流量および流通方向が制御される。各コントロールバルブは、キャビン25内の操作レバーや操作ペダル等の後述する操作入力部51によって操作され、操作入力部51の操作量に応じて作動油の流量の調整が可能である。各コントロールバルブは、ソレノイド等の切換手段を有し、後述するコントローラ50からの信号によって操作が可能である。
動力装置40は、動力を発生させるための動力源ユニット41と、動力源ユニット41から出力される動力を、トルクを転換して車輪11側に伝達するためのトルクコンバータ42と、トルクコンバータ42から出力される動力の回転速度およびトルクを変更するためのトランスミッション43と、トランスミッション43から出力される動力を車輪11に伝達するプロペラシャフト44と、プロペラシャフト44に設けられた電気式のリターダ45と、を備えている。
動力源ユニット41は、主に車両走行用の動力源であるエンジン41aと、供給された電力によって電動モータとして機能するとともに、エンジン41aの動力によって、または走行中の減速時等に発電機として機能するモータジェネレータ41bと、モータジェネレータ41bで発電された電力を蓄えるとともに、モータジェネレータ41bを電動モータとして機能させる場合に電力を供給可能なバッテリ41cと、バッテリ41cの出力を制御したりモータジェネレータ41bの動作を制御したりするための電力供給回路としてのモータジェネレータ駆動制御部41dと、エンジン41aの出力軸とモータジェネレータ41bの入出力軸との連結および連結の解除を切換可能なクラッチ41eと、を備えている。
モータジェネレータ41bは、エンジン41aとトルクコンバータ42との間に設けられている。エンジン41aの動力は、クラッチ41eによってエンジン41aの出力軸とモータジェネレータ41bの入出力軸とを連結することにより、モータジェネレータ41bの入出力軸を介してトルクコンバータ42に伝達される。
モータジェネレータ駆動制御部41dは、インバータ、昇圧コンバータ、モータ制御部、ジェネレータ制御部等を有している。モータジェネレータ駆動制御部41dは、バッテリ41cの出力を制御してモータジェネレータ41bに電力を供給したり、後述するコントローラ50からの信号に応じてモータジェネレータ41bの機能を発電機または電動モータに切換えたりする。また、モータジェネレータ駆動制御部41dには、外部電源に接続するための電源ケーブル41fが接続可能に設けられている。モータジェネレータ駆動制御部41dは、モータジェネレータ41bを電動モータとして機能させる場合に、電源をバッテリ41cまたは外部電源に切換えることが可能である。
ここで、外部電源は、クレーン作業を行う場所に設置された電源であり、設置場所ごとに相数や電圧等、電源の種類が異なる場合がある。電源の種類としては、例えば図3に示すように、3相交流400V、3相交流200V、単相交流200V、単相交流100V等が考えられる。
また、モータジェネレータ駆動制御部41dに電源ケーブル41fを接続する場合には、例えば図4に示すように、Y(スター)結線(図4(a))、Δ(デルタ)結線(図4(b))やV(ブイ)結線(図4(c))等の結線方法が考えられる。電源ケーブル41fは、作業者が結線作業を行うことによってモータジェネレータ駆動制御部41dに接続される。このとき、モータジェネレータ駆動制御部41dの電源ケーブル41fとの接続部の線の本数は、図3に示すように、結線方法および結線形態に応じて2本から4本が考えられる。
電源ケーブル41fを介してモータジェネレータ駆動制御部41dの接続部に供給される電力は、図3に示すように、外部電源の種類と結線方法に応じた線間電圧bおよび相電圧aとなる。
本実施形態では、3相交流200Vまたは3相交流400Vの電源によって駆動可能なモータジェネレータ41bが用いられる。クレーン作業を行う場合には、作業者がモータジェネレータ41bを駆動させる電源の種類を作業開始前に設定した後にモータジェネレータ駆動制御部41dに電源ケーブル41fを接続する。また、本実施形態では、モータジェネレータ駆動制御部41dと電源ケーブル41fとが、モータジェネレータ41bを電動モータとして始動させる際の始動電流および始動トルクが小さいΔ結線によって接続される。
トルクコンバータ42は、入力軸に設けられたポンプインペラと、出力軸に設けられたタービンライナと、ポンプインペラとタービンライナとの間に固定されたステータと、を有し、入力軸に入力された動力がオイルを介してトルクが増幅されて出力軸から出力されるものである。トルクコンバータ42の出力側には、トランスミッション43に伝達される動力を取出し可能なPTO(パワーテイクオフ)機構46が設けられ、PTO機構46を介して油圧ポンプ31が連結可能である。PTO機構46は、油圧ポンプ31に対するエンジン41aの出力軸およびトルクコンバータ42の入出力軸との連結と連結の解除の切換えが可能である。
また、移動式クレーン1は、車両10の走行時やクレーン装置20による作業時における油圧供給装置30および動力装置40の制御を行うためのコントローラ50を有している。
コントローラ50は、CPU、ROM、RAM等を有している。コントローラ50は、入力側に接続された装置からの入力信号を受信すると、CPUが、入力信号に基づいてROMに記憶されたプログラムを読み出すとともに、入力信号によって検出された状態をRAMに記憶したり、出力側に接続された装置に出力信号を送信したりする。
コントローラ50には、各アクチュエータ60に対応するコントロールバルブ(図示せず)と、油圧ポンプ31と、動力源ユニット41と、操作レバーやアクセルペダル等の車両10およびクレーン装置20の操作を行うための操作入力部51と、外部電源からモータジェネレータ駆動制御部41dに供給される電力の電圧を検出するための電圧センサ52と、作業者による設定や運転状態を表示するための液晶パネル等からなる表示装置53と、が接続されている。ここで、車両10とクレーン装置20との間で信号を伝達するための信号線は、ロータリージョイント33に備えられたスリップリングを介して接続されている。
電圧センサ52は、モータジェネレータ駆動制御部41dの電源ケーブル41fとの接続部における結線の線間電圧bおよび相電圧aを検出するものである。
コントローラ50は、動力源ユニット41から入力されたエンジン41aの回転数に関する信号、油圧ポンプ31の作動油の吐出流量に関する信号および油圧ポンプ31の吐出側の圧力に関する信号に基づいてモータジェネレータ41bの動作を制御するための制御信号を出力する。また、コントローラ50は、電圧センサ52の電圧に関する信号に基づいて表示装置53の表示を制御するための信号を出力する。
以上のように構成された作業機械としての移動式クレーン1において、車両10による走行を行う場合には、主にエンジン41aの動力がプロペラシャフト44に伝達される。また、車両10の走行中において、車速を上げる場合や坂道を上る場合等、大きな出力を要する場合には、電力によってモータジェネレータ41bを駆動させることによりモータジェネレータ41bの動力をアシスト出力としてプロペラシャフト44に伝達する。さらに、車両10の走行中において、車速を下げる場合や坂道を下る場合等、エンジン41aに対する負荷が負となる場合には、プロペラシャフト44によってモータジェネレータ41bを駆動させて発電し、発電された電力をモータジェネレータ駆動制御部41dを介してバッテリ41cに充電する。また、車両10の停車中等のエンジン41aのアイドリング状態では、エンジン41aの動力によってモータジェネレータ41bを駆動させ、発電された電力をモータジェネレータ駆動制御部41dを介してバッテリ41cに充電してもよい。その際、PTO機構46は、油圧ポンプ31に対してエンジン41aの出力軸およびモータジェネレータ41bの入出力軸の連結が解除された状態とする。また、エンジン41aは、モータジェネレータ41bの動力によって始動される。さらに、車両10の走行中に減速させる際には、リターダ45において発電してもよく、この場合発電された電力は、モータジェネレータ駆動制御部41dを介してバッテリ41cに充電される。
また、クレーン装置20による作業を行う場合には、トランスミッション43をニュートラルの状態とし、クラッチ41eによってエンジン41aとモータジェネレータ41bとを連結した状態で、PTO機構46によって油圧ポンプ31に対してエンジン41aの出力軸とモータジェネレータ41bの入出力軸を連結した状態とする。
クレーン装置20による作業を行う場合のエンジン41aの回転数は、使用者の操作入力部51に対するアクセル操作によって調整され、使用者の操作入力部51に対するアクセル操作がない状態では作業アイドリング回転数で駆動される。クレーン装置20による作業を行う場合の作業の合間の待機状態には、作業アイドリング回転数で駆動するエンジン41aの動力によってモータジェネレータ41bを駆動させ、発電された電力をモータジェネレータ駆動制御部41dを介してバッテリ41cに充電する。また、クレーン装置20による作業を行う場合において、バッテリ41cは外部電源の電力によっても充電が可能である。
また、外部電源の電力によってクレーン装置20による作業を行う場合には、クレーン作業を行う場所に設置された電源に接続された電源ケーブル41fを、モータジェネレータ駆動制御部41dに接続する。このとき、トランスミッション43は、ニュートラルの状態とする。また、クラッチ41eは、エンジン41aとモータジェネレータ41bとの連結を解除した状態とする。また、PTO機構46は、油圧ポンプ31に対してモータジェネレータ41bの入出力軸を連結した状態とする。この状態でコントローラ50には、電源ケーブル41fを介して供給される電力の電圧に関する信号が電圧センサ52から入力される。また、コントローラ50は、電圧センサ52の検出電圧に基づいて、外部電源の電力によるクレーン装置20の駆動の可否を判定し、使用者に対して報知する作業可否判定報知処理を行う。このときのコントローラ50の動作を図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1)
ステップS1においてCPUは、外部電源の電力によってクレーン装置20を駆動させる外部電源作業モードが設定されているか否かを判定する。外部電源作業モードが設定されていると判定した場合にはステップS2に処理を移し、外部電源作業モードが設定されてないと判定した場合には作業可否判定報知処理を終了する。
(ステップS2)
ステップS1において外部電源作業モードが設定されていると判定した場合に、ステップS2においてCPUは、電源ケーブル41fとモータジェネレータ駆動制御部41dとの接続部における電圧を電圧センサ52によって検出し、検出された電圧が所定範囲内であるか否かを判定する。電圧が所定範囲内であると判定した場合にはステップS3に処理を移し、電圧が所定範囲内でないと判定した場合にはステップS5に処理を移す。
このとき、CPUは、電圧センサ52によって検出された電圧が、作業者によって選択された3相交流200Vまたは3相交流400Vの電源に応じた所定の電圧の範囲内であるか否かを判定する。
具体的には、例えば、3相交流400Vの外部電源をΔ結線で接続することによってクレーン装置20の作業を行う場合において、外部電源が3相交流400Vであれば線間電圧bは400V、2つ相電圧aが400V、1つの相電圧aが0Vとなる。
このため、電圧センサ52の検出した線間電圧bが400V±α(α:定数)、2つの相電圧aが400V±α、1つの相電圧aが0Vである場合には、外部電源の種類が適合するとともに、結線方法が適切であると判定する。
また、例えば、電圧センサ52の検出した線間電圧bが200V±α、2つの相電圧aが200V±α、1つの相電圧aが0Vの場合には、外部電源の種類が3相200Vであるとして外部電源が適合しないものと判定する。
また、検出した線間電圧bが0Vの場合には、外部電源が接続されていないものと判定する。
また、電圧センサ52の検出した線間電圧bが400V±α、相電圧aが230V±αの場合には、外部電源の種類が3相400Vであるが、結線方法がY結線であって結線方法が不適切であると判定する。
(ステップS3)
ステップS2において電圧センサ52の検出電圧が所定範囲内であると判定した場合に、ステップS3においてCPUは、外部電源の電力によるクレーン装置20の駆動が可能である旨を表示装置53に表示し、ステップS4に処理を移す。
このとき、図6に示すように、表示装置53の外部電源状態表示部53aには「外部電源接続中」と表示し、操作の可否を表示するための操作可否表示部53bには「操作可能」と表示する。
(ステップS4)
ステップS4においてCPUは、表示装置53に外部電源から供給される電力の電圧を表示して作業可否判定報知手段を終了する。
このとき、図6に示すように、表示装置53の使用電圧表示部53cには、例えば「400V」と表示する。
(ステップS5)
ステップS2において電圧センサ52の検出電圧が所定範囲内でないと判定した場合に、ステップS5においてCPUは、モータジェネレータ41bの駆動を制限してクレーン作業を制限し、ステップS6に処理を移す。
(ステップS6)
ステップS6においてCPUは、外部電源の種類が不適合である旨またはモータジェネレータ駆動制御部41dの電源ケーブル41fとの接続部の結線方法が不適切である旨、およびクレーン作業の操作が不可である旨を表示装置53に表示し、作業可否判定報知手段を終了する。
外部電源が適合しないものと判定した場合には、図7に示すように、表示装置53の外部電源状態表示部53aに「電圧異常」と表示し、操作可否表示部53bに「操作不可」と表示する。
また、結線方法が不適切であると判定した場合には、図8に示すように、表示装置53の外部電源状態表示部53aに「結線異常」と表示し、操作可否表示部53bに「操作不可」と表示する。
また、モータジェネレータ駆動制御部41dの接続部に電源ケーブルが接続されていないと判定した場合には、図9に示すように、表示装置53の外部電源状態表示部53aに「外部電源接続なし」と表示し、操作可否表示部53bに「操作不可」と表示する。
このように、本実施形態の作業機械によれば、電圧センサ52の検出電圧に基づいて外部電源によるクレーン装置20の駆動の可否を判定し、判定結果を表示装置53に表示している。
これにより、作業者が作業の操作を行う前に外部電源によるクレーン装置20の駆動の可否を報知することができるので、作業効率の向上および故障の発生の低減を図ることができる。
また、電圧センサ52の検出電圧に基づいて、外部電源の種類がモータジェネレータ41bの駆動に適合するか否かを判定し、判定結果を表示装置53に表示している。
これにより、作業者に対してモータジェネレータ41bの駆動に適合した動力源によるクレーン装置20の駆動を促すことができるので、作業効率の向上を図ることができる。
また、電圧センサ52の検出電圧に基づいて、外部電源の結線状態が適切か否かを判定し、判定結果を表示装置53に表示している。
これにより、作業者に対して電源ケーブル41fの結線作業を再度行うことを促すことができるので、作業効率の向上および故障の発生の低減を図ることができる。
また、電圧センサ52の検出電圧に基づいて、電源ケーブル41fがモータジェネレータ駆動制御部41dに接続されているか否かを判定し、判定結果を表示装置53に表示している。
これにより、電源ケーブル41fとモータジェネレータ駆動制御部41dの接続部との接続を促すことができるので、作業効率の向上を図ることができる。
また、電圧センサ52の検出電圧に基づいてモータジェネレータ41bの駆動を制限可能としている。
これにより、許容される以上の電力が供給された場合に、モータジェネレータ駆動制御部41dやモータジェネレータ41bを保護することが可能となる。
また、モータジェネレータ41bを複数種類の外部電源によって駆動可能とし、複数種類の外部電源からモータジェネレータ41bを駆動させる外部電源の種類を選択可能とし、選択された外部電源の種類に対して外部電源によるモータジェネレータ41bの駆動の可否を判定している。
これにより、選択された外部電源の種類に対して、外部電源によるモータジェネレータ41bの駆動の可否の判定が可能となるため、モータジェネレータ41bを駆動可能な複数種類の電源に対してそれぞれ確実に駆動の可否を判定することができ、一層、作業効率の向上および故障の発生の低減を図ることができる。
また、外部電源によるクレーン装置20の駆動の可否を表示装置53に表示している。
これにより、クレーン装置20の駆動の可否の状態を詳細に作業者に対して伝えることが可能となるため、一層、作業効率の向上および故障の発生の低減を図ることができる。
なお、前記実施形態では、外部電源の電力によって駆動可能なクレーン装置20を備えた移動式クレーン1を作業機械として示したがこれに限られるものではない。外部電源の電力によって駆動可能な作業装置を備えたものであれば、例えば、高所作業車や掘削機等の作業機械に本発明を適用可能である。
また、前記実施形態では、作動油の油圧によってアクチュエータ60を駆動させるようにしたものを示したが、これに限られるものではない。例えば、空気圧によってアクチュエータを駆動させるようにしてもよいし、エンジンの出力軸および電動機の出力軸に直接アクチュエータを連結してアクチュエータを駆動させるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、PTO機構46をトルクコンバータ42に設けたものを示したが、エンジン41aおよびモータジェネレータ41bの動力が取出し可能であれば、例えば、トランスミッション43やその他ギヤボックスにPTO機構を設けてもよい。また、駆動機構としては、トルクコンバータ42を有さないトランスミッション方式であってもよい。
また、前記実施形態では、外部電源がモータジェネレータ41bの駆動に適合するか否か、および、外部電源の結線状態が適切であるか否かの判定結果を、表示装置53に表示することによって作業者に対して報知するようにしたものを示したが、これに限られるものではない。例えば、ブザーによる警報音や音声案内等によって作業者に対して外部電源がモータジェネレータ41bの駆動に適合するか否か、および、外部電源の結線状態が適切であるか否かの判定結果を報知するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、クレーン装置20がエンジン41aおよびモータジェネレータ41bの一方または両方の動力によって駆動するものを示したがこれに限られるものではない。例えば、クレーン装置20は、外部電源の電力で駆動可能な電動モータの動力でのみ駆動するものでもよい。
また、前記実施形態では、電源の種類として3相200Vまたは3相400Vで駆動可能なクレーン装置20を示したが、これに限られるものではない。例えば、クレーン装置20が駆動可能であれば、単相100Vや単相200Vでもよい。
また、前記実施形態では、モータジェネレータ駆動制御部41dの電源ケーブル41fとの接続部をΔ結線で接続するようにしたものを示したが、これに限られるものではない。例えば、クレーン装置20が駆動可能であれば、Y結線やV結線でモータジェネレータ駆動制御部41dに接続するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、キャビン25内に設けられた表示装置53に外部電源の適否および結線状態の適否を表示するようにしたものを示したが、これに限られるものではない。外部電源の適否および結線状態の適否を表示するものであれば、例えば、モータジェネレータ駆動制御部41dの電源ケーブル41fとの接続部の近傍に設けてもよい。この場合には、作業者が表示装置を見ながら電源ケーブル41fの接続作業を行うことができるので、作業効率が向上するという利点がある。
1…移動式クレーン、10…車両、20…クレーン装置、30…油圧供給装置、31…油圧ポンプ、40…動力装置、41…動力源ユニット、41b…モータジェネレータ、41d…モータジェネレータ駆動制御部、41f…電源ケーブル、50…コントローラ、51…操作入力部、52…電圧センサ、53…表示装置、60…アクチュエータ。

Claims (7)

  1. 所定の作業を行う作業装置と、作業装置を駆動させる電動機と、外部電源の電力を送電するケーブルの端部を接続可能な接続部が設けられ、接続部から電動機に外部電源の電力を供給可能な電力供給回路と、を有し、ケーブルを電力供給回路の接続部に接続して外部電源の電力を電動機に供給することで作業装置を駆動可能な作業機械における、外部電源による作業装置の駆動の可否を判定する作業機械の外部電源判定装置であって、
    外部電源と電動機とがケーブルによって接続された状態における電力供給回路に供給された電力の電圧を検出する電圧検出手段と、
    電圧検出手段の検出電圧に基づいて外部電源による作業装置の駆動の可否を判定する駆動可否判定手段と、
    駆動可否判定手段の判定結果を報知する報知手段と、を備えた
    ことを特徴とする作業機械の外部電源判定装置。
  2. 駆動可否判定手段は、電圧検出手段の検出電圧に基づいて外部電源の種類が電動機の駆動に適合するか否かを判定し、
    報知手段は、外部電源の種類の適否を報知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の作業機械の外部電源判定装置。
  3. 駆動可否判定手段は、電圧検出手段の検出電圧に基づいて外部電源の結線状態が適切か否かを判定し、
    報知手段は、結線状態の適否を報知する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の作業機械の外部電源判定装置。
  4. 駆動可否判定手段は、電圧検出手段の検出電圧に基づいて外部電源が接続部に接続されているか否かを判定し、
    報知手段は、外部電源が接続部に接続されているか否かを報知する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の作業機械の外部電源判定装置。
  5. 電圧検出手段の検出電圧に基づいて電動機の駆動を制限する駆動制限手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の作業機械の外部電源判定装置。
  6. 電動機は、複数種類の外部電源の電力によって駆動可能であり、
    複数種類の外部電源から電動機を駆動させる外部電源の種類を選択する電源選択手段を備え、
    駆動可否判定手段は、電源選択手段によって選択された外部電源の種類に対して作業装置の駆動の可否の判定を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の作業機械の外部電源判定装置。
  7. 報知手段は、判定結果を表示する表示装置である
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の作業機械の外部電源判定装置。
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