JP2017082732A - エンジン停止制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業者の意図する時間に優先的にアイドリングストップを行うことを可能にしたエンジン停止制御装置を提供する。【解決手段】優先的にアイドリングストップを行いたい時間情報が指定された状態で、その時間情報とは異なる時間情報にエンジン停止条件が成立したとき、その時間情報内にエンジンを始動させるのに必要とされるバッテリの所定の充電容量が充電されていないと判定されるとアイドリングストップによるエンジンの停止を制限する。【選択図】図2
Description
本発明は、エンジン停止制御装置に関するものであって、特に、移動式クレーンにおけるエンジン停止制御装置に関するものである。
移動式クレーン等の作業機械は、一般的に、所定の作業を行う作業装置と、その作業装置を駆動させる動力源であるエンジンとを備えている。エンジンは、作業装置を駆動させるときはもちろんのこと、作業装置を駆動させていないときもアイドル状態にある。
このため、作業装置を駆動させていない時間が長ければ長いほどエンジンのアイドル時間が長くなり、燃費効率が悪くなる。特許文献1では、作業装置が駆動していない時間が一定時間以上となるとアイドリングストップを行う技術が開示されている。
この特許文献1には、クレーン操作が無い状態と吊荷が無い状態とが同時に予め設定された時間継続したときにエンジンを停止することが記載されている。
この特許文献1に示すような、エンジンを停止させる(アイドリングストップさせる機能はバッテリの状態や、作業状態等に依存するものである。具体的には、エンジンの再始動(アイドリングストップからの復帰)にはバッテリを用いることから、そのバッテリの蓄電容量が所定の容量以上であることが必要である。
アイドリングストップによるエンジン停止の状態では、バッテリは各種電子機器に接続された状態(通電状態)にあることから蓄電容量が時間の経過とともに低下していき、アイドリングストップからの復帰に必要な蓄電容量を下回ることがある。この場合、アイドリングストップ状態からエンジンの再始動が行えなくなる。
そのため、いずれの操作が一定時間以上行われずに、アイドリングストップが可能な状態となっても、アイドリングストップが行われないことがある。
しかしながら、作業現場等の環境により可能な限りアイドリングストップを行いたいことがある。例えば、早朝の作業や夜間の作業などの場合、騒音を最小限にしたいため、できる限りアイドリングストップを行う必要がある。
そこで、本発明は、作業者の意図する時間に優先的にアイドリングストップを行うことを可能にしたエンジン停止制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、エンジンと、前記エンジンの駆動によって充電されるバッテリと、所定のエンジン停止条件に基づいて前記エンジンを停止するエンジン停止手段と、前記エンジン停止手段による前記エンジンの停止を優先させる時間情報の指定が可能な時間情報指定手段と、前記時間情報指定手段によって前記時間情報が指定されており、前記エンジン停止条件が成立すると、前記バッテリの容量に応じて前記エンジン停止手段によるエンジン停止を制御するエンジン停止制御手段とを具備し、前記エンジン停止制御手段は、前記時間情報指定手段で指定された時間情報とは異なる他の時間情報に前記エンジン停止条件が成立したとき、前記指定された時間情報の時間帯に前記エンジンを始動させるのに必要とされる充電容量が前記バッテリに充電されているか否かを判定する判定手段をさらに具備し、前記判定手段によって前記充電容量が前記時間帯に前記バッテリに充電されていると判定しないとき、前記エンジン停止条件による前記エンジンの停止を制限することを特徴とする。
以下、本発明に係わる移動式クレーンの一実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における移動式クレーンを示す図である。この移動式クレーンは、あくまで作業車両の一例として示したものである。
図1において示す移動式クレーン1(以下、単に「クレーン」と称する)は、走行体としての車両10と、荷(作業対象物)を吊り上げて水平方向に回転して運搬する「クレーン作業」を行う作業装置であるクレーン装置20とを備えている。このクレーン作業は、クレーン装置20において行われる「所定の作業」の一例であり、クレーン装置20は、「所定の作業」を行う作業機械、作業装置の一例である。
この車両10は、クレーン装置20を支える機体であって、内燃機関であるエンジンまたはオルタネータのいずれか一方を動力源として車輪11を回転して走行する。この車両10には、クレーン作業の際に車両10若しくはクレーンそのものを安定的に支持して転倒防止を図るアウトリガ12が、前方2箇所および後方2箇所の全4箇所に設けられている。
このアウトリガ12それぞれは、車両の幅方向外側に移動可能であるとともに、油圧式のジャッキシリンダによって下方に伸長可能である。アウトリガ12は、下方に伸ばすことにより4箇所を接地させることにより車両10を地面に対して安定的に支持する。
クレーン装置20は、車両10の前後方向略中央部に水平面上を旋回可能に設けられた旋回台21と、旋回台21に対して起伏可能に設けられるとともに伸縮可能に設けられたブーム22と、ブーム22の先端部から垂下されるワイヤロープ23と、ワイヤロープ23の巻き込みまたは繰り出しを行うウインチ24と、旋回台21の前側に設けられ、車両10の走行およびクレーン装置20による作業に関する操作を行うため操作台であるキャブ25と、を備えている。
旋回台21は、旋回モータ60aが駆動することによって車両10に対して旋回可能であって、ブーム22は、起伏シリンダ60bによって旋回台21から起伏することとなる。
ブーム22は、伸縮シリンダ60cによってその長さを伸縮することができる。このとき、伸縮シリンダ60cによるブーム22の長さの伸縮とともに、起伏シリンダ60bによってブーム22を起伏させることが可能である。
ウインチ24は、ブームの先端部から垂下されたワイヤロープ23の巻き上げや繰り出しを、ウインチモータ60dを回転させることによって行うことでブーム22の先端部から垂下されたフックブロック23aやバケットで荷を持ち上げたり、垂下したりすることが可能である。
したがって、これらの作業それぞれ、または連動させた作業が「クレーン作業」と称される。
また、これらの旋回モータ60a、起伏シリンダ60b、伸縮シリンダ60c、ウインチモータ60dは、各機能を実現するために作動油(オイル)によって作動するアクチュエータ60の一例である。このほか、図示しない様々なアクチュエータ60が存在する。
図2は、本発明の実施の形態における移動式クレーンが備える装置の一例を示すブロック図である。
移動式クレーン1は、車両10の走行時やクレーン装置20による作業時に用いられる油圧供給装置30、車両10とその車両に対して回転するクレーン装置20との間をつなぐロータリージョイント33、油圧供給装置30から供給されたオイルを用いて動作する動力装置40、作業者の指示に基づいて動力装置40の制御を行うコントローラ50を有している。
油圧供給装置30は、旋回モータ60a、起伏シリンダ60b、伸縮シリンダ60c、ウインチモータ60d等のアクチュエータ60における機能を実現するために作動油(オイル)を各アクチュエータ60に供給する。
この油圧供給装置30は、各アクチュエータ60に供給(吐出)するために油圧を生じさせる油圧ポンプ31と、油圧ポンプ31から吐出された作動油を各アクチュエータ60に供給するための作動油回路32と、を備えている。
油圧ポンプ31は、例えば、斜板式のアキシャルプランジャ油圧ポンプや、斜板の角度を変更可能な可変容量型の油圧ポンプによって構成され、車両10を走行させる動力を発生させるとともに、動力を車輪11に伝達するための動力装置40から取出された動力によって駆動する。
作動油回路32には、クレーン装置20に設けられたアクチュエータ60がロータリージョイント33を介して接続されている。また、作動油回路32には、複数のコントロールバルブ(図示せず)が設けられ、各コントロールバルブによって各アクチュエータ60に流入する作動油の流量および流通方向が制御される。各コントロールバルブは、キャブ25に設けられた操作レバー51aや操作ペダル51b等によって構成される操作入力部51を作業者(運転者)が操作することによってその操作量に応じて作動油の流量の調整が行われる。各コントロールバルブは、ソレノイド等の切換手段を有し、コントローラ50からの信号によって作動油の流量の調整が行われる。
ロータリージョイント33は、走行体である車両10と回転するクレーン装置20とを接続する回転機器であって、スリップリング等のインターフェースによって車両10と、この車両10に対して回転するクレーン装置20との間で各種の電気的な信号を送受信する。すなわち、クレーン装置20から見ると、車両10は静止体であってクレーン装置20が回転体であると言える。
動力装置40は、動力を発生させるための動力源ユニット41と、動力源ユニット41から出力される動力を、トルクを転換して車輪11側に伝達するトルクコンバータ42と、トルクコンバータ42から出力される動力の回転速度およびトルクを変換するトランスミッション43と、トランスミッション43から出力される動力を車輪11に伝達するプロペラシャフト44と、動力源ユニット41に対して動力源の起動(スタート)を指示するスタータ47とを少なくとも備えている。
動力源ユニット41は、動力源であるエンジン41aと、電動モータとして機能するとともに、エンジン41aの動力によってまたは走行中の減速時等によって発電機として機能するオルタネータ41bと、オルタネータ41bで発電された電力を蓄えるとともに、オルタネータ41bを電動モータとして機能させる場合に電力を供給可能なバッテリ41cと、バッテリ41cの出力を制御したりオルタネータ41bの動作を制御したりするためのバッテリ制御部41dと、エンジン41aの出力軸とオルタネータ41bの入出力軸との連結および連結の解除を切換可能なクラッチ41eと、を備えている。
オルタネータ41bは、エンジン41aにより出力される動力を、クラッチ41eによってエンジン41aの出力軸とオルタネータ41bの入出力軸とを連結することによりトルクコンバータ42に伝達する。
バッテリ41cは、コントローラ50や各種の電気回路で用いる電源(電力供給元)であって、スタータ47による指示によってコントローラ50や電気回路に電力が供給される。
このバッテリ41cは、エンジン41aの起動中で走行やクレーン作業が行われている場合にオルタネータ41bによって常時、充電(蓄電)されている。すなわち、走行やクレーン作業にバッテリ41cの電力を用いたとしてもオルタネータ41bからの充電によって適時、バッテリ41cを最適な充電容量で保つことができる。このときのバッテリ41cの最適な充電容量は、例えば、「満充電状態」(充電完了状態)である。
バッテリ41cは、リチウムイオンバッテリなどによって構成され、使用環境等による自然放電のほか、その使用状態に応じて充電されている充電容量(蓄電容量)が低下していくこととなる。例えば、規定の温度を超える高い温度で使用した場合や、満充電状態においてさらに電圧を印加させて充電を継続するような場合(トリクル充電)などにその電力が比較的速く低下することとなる。
バッテリ制御部41dは、インバータ、昇圧コンバータ、モータ制御部、ジェネレータ制御部等を有しており、バッテリ41cの出力を制御してオルタネータ41bに電力を供給したり、コントローラ50からの信号に応じてオルタネータ41bの機能を発電機または電動モータに切り換えたりする。
このほか、バッテリ制御部41dは、電流測定部(図示せず)、電圧測定部(図示せず)、温湿度測定部(図示せず)、情報記憶部(図示せず)を有している。この電流測定部は、エンジンの回転時にオルタネータ41bからバッテリ41cに流れるバッテリ電流(第1測定値)を計測するセンサーであり、電圧測定部は、バッテリ41cのバッテリ電圧(第2測定値)を測定するセンサーであり、温湿度測定部は、バッテリ41cそのもののほか、バッテリ41c周辺の温度情報および湿度情報(これらを総称して「温湿度情報」とも称する)(第3測定値)を測定するセンサーであり、情報記憶部は、バッテリ41cの充電状態を把握(管理)し、後述する充電制御(バッテリマネイジメント)に用いられる情報を記憶する。
詳細については後述するが、バッテリ制御部41dによって行われる充電制御は、少なくとも、電流測定部によって計測した「バッテリ電流」と、電圧測定部によって計測した「バッテリ電圧」とを管理することで、バッテリ41cの充電状態を管理する制御処理である。この「バッテリ電流」、「バッテリ電圧」以外にも、温湿度測定部によって測定する「温湿度情報」をも考慮してバッテリ41cの充電制御を行うこととしてもよい。
トルクコンバータ42の出力側には、トランスミッション43に伝達される動力を取出し可能なPTO(パワーテイクオフ)機構46が設けられ、PTO機構46を介して油圧ポンプ31が連結可能である。PTO機構46は、油圧ポンプ31に対するエンジン41aの出力軸およびトルクコンバータ42の入出力軸との連結と連結の解除の切換えが可能である。
スタータ47は、スタータスイッチ47a(「スタータSW」と図示)と、リレースイッチ47b(「リレースイッチ」と図示)とによって構成されており、エンジン41aやクレーン作業に必要な機能、装置を起動させる。
スタータスイッチ47aは、車両10の走行時、クレーン作業時等にバッテリ41cとコントローラ50とを接続するスイッチであって、リレースイッチ47bは、磁性体の磁化する励磁コイル等によってバッテリ41cとコントローラ50とを接続、遮断しての電力(電源)をリレー(伝送)するスイッチである。
コントローラ50は、CPU、ROM、RAM、計時装置等によって構成されており、CPUが、接続された装置からの入力信号を受信すると、その入力信号に基づいてROMに記憶されたプログラムを読み出すとともに、入力信号によって検出された状態をRAMに記憶したり、接続された装置に出力信号を送信したりする。このときのCPUにおいて行われる処理には計時装置で計時した時間情報を用いることも可能である。
このコントローラ50には、アクチュエータ60と、各アクチュエータ60に対応するコントロールバルブ(図示せず)と、油圧ポンプ31と、動力源ユニット41と、操作レバー51aや操作ペダル51b等の車両10およびクレーン装置20の操作を行うための操作入力部51と、車両10の走行およびクレーン装置20の駆動等の各種設定を行うタッチパネル式のディスプレイ52(入力装置と表示装置とを兼ね備えている)と、周囲の作業者に対してクレーン装置20が駆動中である旨の音声による報知を行うためのスピーカ53と、が接続されている。
このときのディスプレイ52には、移動式クレーンが走行状態にあるときこの走行状態に関する情報を表示することが可能であるほか、クレーン作業状態にあるときこのクレーン作業状態に関する情報を表示することが可能である。もちろん、走行状態、クレーン作業状態のいずれの状態においても非表示とすることも可能である。
このときのクレーン作業状態に関する情報とは、例えば、クレーン作業に用いる装置の状態を示す情報として、ブーム22の伸縮状態や倒立状態、ウインチ24での巻き上げ、繰り出し状態等の情報があり、クレーン作業を行う環境情報として、外気温やキャブ25内部の内気温、風速等の情報などがある。
このほか、ディスプレイ52には、図3に示すような、後述するアイドリングストップを優先的に行う時間を指定可能な画面を表示することができる。図3に示すような画面は、クレーン作業の開始前の初期画面の一部として表示することが可能であって、アイドリングストップの実施頻度を作業者が意図して変更できるようにするために用いられる画面である。
図3は、本発明の実施の形態における移動式クレーンのディスプレイにおいて優先的にアイドリングストップを行う時間情報を設定する画面を示す図である。この画面には、優先的にアイドリングストップを行う時間情報として、開始時間および終了時間を直接入力可能なモード、複数からいずれかの時間帯を選択するモードがあり、図3では後者のモードを示している。この図3に示す画面では、作業者によって「深夜(22:00〜翌6:00)」の時間帯が、優先的にアイドリングストップを行う時間情報として選択された状態を示している。コントローラ50のCPUは、この時間情報をRAM等に記憶する。
このほか、コントローラ50には、アクチュエータ60の駆動状態に関する信号が入力される。この信号が入力されると、コントローラ50は、アクチュエータ60の駆動状態に関する信号に基づいてコントロールバルブやディスプレイ52に信号を出力する。
以上のように構成された作業機械としての移動式クレーン1において、クレーン装置20による作業を行う場合には、エンジン41aの動力、バッテリ41cの電力および外部電源の電力のいずれかによって、油圧ポンプ31を駆動させることが可能である。
さらに、コントローラ50では、操作レバー51a、操作ペダル51b、ディスプレイ52、スピーカ53の少なくとも1つから入力信号を一定時間継続して受信しておらず、結果として、アクチュエータ60による駆動動作が一定時間行われていない、若しくは、作業者(運転者)による所定の操作が一定時間行われていないなどのエンジン41aを停止することを許可するエンジン停止条件(このほか、「アイドリングストップ許可条件」とも称する)が成立したか否かを判断する。このときのエンジンの停止は、一般的に「アイドリングストップ」と称される。
アイドリングストップによるエンジン停止は、エンジン始動/停止スイッチ(エンジンキー)の停止操作によりスタータスイッチ47aが無効(OFF)な状態となってエンジン停止することとは異なり、スタータスイッチ47aが有効(ON)な状態でエンジンが停止することを示している。
すなわち、アイドリングストップによるエンジン停止は、リレースイッチ47bによりバッテリ41cから各電気機器へと電流がリレーされる状態にあって、各電気機器の操作、制御が可能な状態を示している。
さらにいえば、アイドリングストップによってエンジンが停止状態にあることから、バッテリ制御部41dは、オルタネータ41bからの発電によりバッテリ41cに蓄電できない状態にある。その一方で、上記に示すように、バッテリ41cから各電気機器へと電流がリレーされることから、バッテリ41cの蓄電容量は低下していくこととなる。アイドリングストップの状態が続けば続くほど、バッテリ41cの蓄電容量は減少していくこととなる。
これにより、バッテリ41cは、アイドリングストップ状態のエンジンを回転させる(エンジン始動させる)ために必要な電力を確保できず、エンジン始動を行うことができなくなることがある。これは、移動式クレーン1が走行できないばかりか、クレーン作業が行えないことを意味するものである。
このため、コントローラ50では、アイドリングストップ状態にあるとき、バッテリ41cの蓄電容量の残容量を、テスターやセンサー等の計測装置(後述する、電流測定部、電圧測定部等が該当)を用いて計測する。そして、コントローラ50は、バッテリ41cの蓄電容量が、所定の容量以下となったことが計測装置によって計測されると、エンジン41aを再始動させてバッテリ制御部41dによりバッテリ41cの充電を開始させる。
つまり、アイドリングストップを行うためにはバッテリ41cの蓄電容量が所定の容量以上であることが必要である。このため、図3に示すような画面を用いてアイドリングストップを優先的に行う時間情報が指定されているような場合、コントローラ50は、バッテリ制御部41dに対して、その指定された時間にアイドリングストップを行うことが可能なようにバッテリ41cの蓄電容量を制御することを指示する。
バッテリ制御部41dは、アイドリングストップを優先的に行う時間情報が指定されてコントローラ50より制御指示を受け付けると、その時間情報とバッテリ41cの蓄電容量の残容量とに基づいてバッテリ41cの充電制御を行う。この充電制御における詳細については後述する。
続いて、コントローラ50では、アイドリングストップ許可条件が成立したと判断する場合、アイドリングストップを優先的に行う時間情報が指定されているか否かを判断する。より具体的には、コントローラ50のCPUが、RAM等に時間情報が記憶されているか否かを判断する。
アイドリングストップ許可条件が成立した際にこの時間情報が指定されていない場合、コントローラ50は、(燃料の供給を停止することで)エンジン41aの回転を停止することで動力の伝達を行わないエンジン停止状態にする。また、この時間情報が指定されており、現在時刻がこの時間情報において指定された時間内である場合にも、エンジンを停止状態にする。特に、後者の場合、作業者が意図する時間に優先的にアイドリングストップが行えた状態となっている。なお、アイドリングストップ許可条件が成立しない場合には当然にエンジン停止(アイドリングストップ)は行わない。
それに対して、アイドリングストップ許可条件が成立した際に、この時間情報が指定され、計時装置により計時される現在時刻がその時間情報の時間内でない場合、コントローラ50は、テスターやセンサー等の計測装置で計測したバッテリ41cの残容量と、指定されている時間情報とをもとに、上記の処理によってアイドリングストップ許可条件が成立したことを契機とするアイドリングストップを行うか否かを判断する。
バッテリ41cの蓄電容量と、優先的にアイドリングストップを行う時間情報との関係から、アイドリングストップ許可条件の成立を契機とするアイドリングストップを行うと判断する場合、コントローラ50は、エンジン41aの回転を停止することで動力の伝達を行わないエンジン停止状態にする。
これに対して、アイドリングストップ許可条件の成立を契機とするアイドリングストップを行うと判断しない場合、コントローラ50は、アイドリングストップ許可条件の成立を契機とするアイドリングストップを制限する(禁止する)。このアイドリングストップの制限方法として、例えば、コントローラ50が動力源ユニット41に対して送信するエンジン停止信号をカット(無効に)する方法のほか、アイドリングストップ許可条件の成立を無効にする(アイドリングストップ許可条件が成立しなかったものと変更する)方法がある。
また、このときの「アイドリングストップ許可条件の成立を契機とするアイドリングストップを行うと判断しない場合」とは、バッテリ41cの残容量と、指定されている時間情報との関係から、その時間情報の時間内に優先的にアイドリングストップを行うためにエンジンを動作させてバッテリ制御部41dがバッテリ41cの残容量を所定の蓄電容量(例えば、「満充電」、「充電完了状態」)にする必要があるときである。
このバッテリ制御部41dでは、優先的にアイドリングストップを行う時間情報が指定されている場合、その時間情報における開始時間までにバッテリ41cの蓄電容量が所定の容量(例えば、満充電)となるように充電制御を行う。
このことから、「アイドリングストップ許可条件の成立を契機とするアイドリングストップを行うと判断しない場合」とは、バッテリ制御部41dが充電制御における充電を行っているときであるとも言える。
図4は、本発明の実施の形態における移動式クレーンで行われるバッテリの充電制御の状態を示す図である。
図4に示す充電制御は、バッテリ制御部41dにおいて行われる制御処理であって、少なくとも、バッテリ制御部41dが構成する電流計測部で計測した「バッテリ電流」、電圧計測部で計測した「バッテリ電圧」を監視し、これら「バッテリ電流」、「バッテリ電圧」の計測値と、所定の値(閾値)とに応じてアイドリングストップを制御することでバッテリ41cを充電制御する。
より具体的には、バッテリ制御部41dが備える情報記憶部は、「バッテリ電流」、「バッテリ電圧」それぞれに対する閾値情報を記憶する。計測した「バッテリ電流」が、このバッテリ電流に対して情報記憶部で記憶する閾値(第1閾値)を下回ったとき(低下したとき)であって、かつ、計測した「バッテリ電圧」が、このバッテリ電圧に対して情報記憶部で記憶する閾値(第2閾値)を上回ったとき(超過したとき)に、バッテリ制御部41dは、バッテリ41cが「充電完了状態」にあると判断する。言い換えれば、バッテリ電流に対して情報記憶部で記憶する閾値(第1閾値)を下回っているときとは、バッテリ電流に基づく電流条件を満たしているときであって、また、バッテリ電圧に対して情報記憶部で記憶する閾値(第2閾値)を上回っているときとは、バッテリ電圧に基づく電圧条件を満たしているときであることから、バッテリ41cが充電完了状態となるときとは、電流条件、電圧条件ともに満たしたときである。
図4(a)は、バッテリ制御部41dの電流計測部が計測したバッテリ充電電流値(バッテリ電流)と経過時間との関係を示す図であって、図4(b)は、バッテリ制御部41dの電圧計測部が計測したバッテリ電圧値と経過時間との関係を示す図である。この図4(a)、図4(b)には、アイドリングストップを優先的に行いたいと指定した時間情報が図示されており、アイドリングストップを優先的に行う開始時間を「t3」と示し、アイドリングストップを優先的に行った終了時間を「t4」と示している。また、後述する各時間は「t0<t1<t2<t5<t3<t4」の関係を有している。
図4(a)では、アイドリングストップを許可する第1閾値としてアイドリングストップ可能電流値(Ia)が示され、また、図4(b)では、アイドリングストップを許可する第2閾値としてアイドリングストップ可能電圧値(Va)が示されており、これらはアイドリングストップ許可条件の一部を構成するものである。すなわち、アイドリングストップ可能電流値(Ia)よりもバッテリ充電電流値が下回れば、電流条件を満たし、アイドリングストップ可能電圧値(Va)よりもバッテリ電圧値が上回れば、電圧条件を満たすと判定できる。
図4(a)では、ある所定の時間(t0)から、アイドリングストップを優先的に行いたいと指定した時間情報の開始時間(t3)までバッテリ充電電流値が減少する傾向にある状態を示しており、図4(b)では、ある所定の時間(t0)から、アイドリングストップを優先的に行いたいと指定した時間情報の開始時間(t3)までバッテリ電圧値が増加する傾向にある状態を示している。特に、図4(b)に示すバッテリ電圧値は、低負荷状態から高負荷状態までの一定の幅でバッテリ電圧値の変化状態を示しており、低負荷状態であれば高負荷状態に比べてバッテリ電圧が高い。以下では、バッテリが高負荷状態にあるときについて説明する。
図4(特に、図4(b))において、バッテリ電圧値が、アイドリングストップ可能電圧値を上回った時間を「t1」と示しており、図4(特に、図4(a))において、バッテリ充電電流値が、アイドリングストップ可能電流値を下回った時間を「t2」と示している。
以上のことから、「t0」から「t1」までは、バッテリ充電電流値がアイドリングストップ可能電流値を下回っておらず、かつ、バッテリ電圧値がアイドリングストップ可能電圧値を上回っていないことから、電流条件、電圧条件ともに成立しておらず、アイドリングストップを行うことを許可しない(制限する)。また、「t1」から「t2」までは、バッテリ電圧値がアイドリングストップ可能電圧値を上回っているものの、バッテリ充電電流値がアイドリングストップ可能電流値を下回っていないことから、電圧条件のみが成立した場合であって、アイドリングストップを行うことを許可しない(制限する)。さらに、「t2」から「t3」までは、バッテリ充電電流値がアイドリングストップ可能電流値を下回っており、かつ、バッテリ電圧値がアイドリングストップ可能電圧値を上回っていることから、電流条件、電圧条件ともに成立しており、アイドリングストップを行うことを許可する。なお、「t5」については後述する。
図4を用いてバッテリ制御部41dにおいて行われる充電制御(バッテリ制御)について説明する。
バッテリ制御部41dは、電流計測部が計測したバッテリ充電電流値がアイドリングストップ可能電流値を下回ることで電流条件が成立した「t2」のタイミングとなると、電圧計測部において「t2」のタイミングにおけるバッテリ電圧値を計測する。そして、バッテリ制御部41dは、バッテリ電圧値がアイドリングストップ可能電圧値を上回ることで電圧条件が成立したと判定できる「t2」のタイミングにおいて、この「t2」のタイミングにおけるバッテリ電圧値に基づいて、「t2」のタイミングから優先的にアイドリングストップを開始する終了時間(t4)のときまでに放電する電流量(「放電電流量」と称する)を算出する。
続いて、この算出した放電電流量に基づいて、バッテリ充電電流値がアイドリングストップ可能電流値を上回らないと想定できるときは、バッテリ制御部41dは、「t2」のタイミングでアイドリングストップを可能とするとともに、アイドリングストップを行った場合には「t4」のタイミングまで継続させる。
これに対して、算出した放電電流量に基づいて、バッテリ充電電流値がアイドリングストップ可能電流値を上回らないと想定できないときは、バッテリ制御部41dは、「t2」のタイミングでアイドリングストップを可能とするものの、優先的にアイドリングストップを行う開始タイミングである「t3」までにバッテリを満充電状態(充電が完了した状態)とするためにアイドリングストップを制限し、エンジンの始動を行うタイミング「t5」を決定する処理を行う。詳細については後述する。
以上のことから、バッテリ制御部41dは、バッテリ充電電流値がアイドリングストップ可能電流値を下回っており、かつ、バッテリ電圧値がアイドリングストップ可能電圧値を上回っていることで電流条件、電圧条件ともに成立し、アイドリングストップ許可条件が成立したと判定するときは、優先的にアイドリングストップを終了する終了時間までの放電電流量に基づいて、優先的にアイドリングストップを行う開始時間までにアイドリングストップを制限してエンジンを再始動させてバッテリ41cを充電することがある。
この「放電電流量」について説明する。まず、バッテリ制御部41dは、上記にも示すように、バッテリ41cがアイドリングストップ状態のエンジンを回転させる(エンジン始動させる)ために必要な電力を確保するため、および、バッテリ劣化を抑制するために、アイドリングストップ状態にあるときに放電可能な電流量(放電量)に対して制限値(Q1)を情報記憶部において予め記憶している。
また、アイドリングストップ状態にあるときに放電する電流量(放電電流量)をI(t)とすると、t2からt4までに放電する電流量(放電量)(Q2)は以下のような(式1)によって表される。
このとき、「Q1>=Q2」の関係にあるとき、すなわち、バッテリ充電電流値がアイドリングストップ可能電流値を上回らないと想定できるときは、「t2」のタイミングから「t4」のタイミングまで継続してアイドリングストップを可能とする。なお、「Q1<Q2」の関係にあるとき、すなわち、バッテリ充電電流値がアイドリングストップ可能電流値を上回らないと想定できないときには、優先的にアイドリングストップを行う開始タイミングである「t3」までにバッテリを満充電状態(充電が完了した状態)とするためにエンジンの始動を行うタイミング「t5」を決定する処理を行う。
このタイミング「t5」を決定する処理は、アイドリングストップ状態にあるときに放電する電流量(放電電流量)を「I(t)」とし、バッテリ制御部41dが、アイドリングストップが可能となった「t2」のタイミングから「t5」までの放電量(Q3)により算出する。
この放電量(Q3)は、以下のような(式2)によって算出される。
このときの放電量(Q3)を充電するために要する充電時間は図5に示すようなグラフによって算出することができ、この充電時間を補間することによって上記の(式2)の「t5」のタイミングを算出する。
図5は、バッテリの放電量と、充電時間との関係を示す図である。すなわち、放電量の電流量をバッテリに充電するために必要な充電時間が示されている。
図5には、3つの放電電流における充電時間と放電量との関係が示されており、放電電流が大きければ大きいほど同一の放電量を充電するために要する時間は長くなり、反対に、放電電流が小さければ小さいほど同一の放電量を充電するために要する時間は短くなる。
以上に示すように、優先的にアイドリングストップを行う開始タイミングである「t3」までにバッテリを満充電状態(充電が完了した状態)とするためにエンジンの始動を行う「t5」のタイミングを算出すると、バッテリ制御部41dでは、この「t5」のタイミングから「t3」のタイミングまでの時間は、アイドリングストップを制限してバッテリ41cを充電する充電制御を行う。
図6は、本発明の実施の形態における移動式クレーンを構成するコントローラで行われるアイドリングストップ制御処理を示すフローチャートである。
図6において、コントローラ50は、一定間隔の割り込み制御等により、エンジンが動作中(アイドリング中を含む)であるかを判断する(S601)。エンジンが動作中でない場合とは、例えば、既にアイドリングストップの状態にある場合等を示す。この判断処理(S601)によって、エンジンが動作中であると判断しない場合(S601でNO)、コントローラ50は、以降の処理は行わずアイドリングストップ制御処理を終了する。
この判断処理(S601)によって、エンジンが動作中であると判断する場合(S601でYES)、コントローラ50は、続いて、アイドリングストップ許可条件が成立したか否かを判断する(S602)。アイドリングストップ許可条件が成立したと判断しない場合(S602でNO)、コントローラ50は、以降の処理は行わずアイドリングストップ制御処理を終了する。
これに対して、この判断処理(S602)によって、アイドリングストップ許可条件が成立したと判断する場合(S602でYES)、コントローラ50は、続いて、図3に示すような画面を用いて作業者により優先的にアイドリングストップを行うための時間情報(以下、「優先時間情報」とも称する)が指定されているか(より具体的には、コントローラ50のRAMに「優先時間情報」が記憶されているか)否かを判断する(S603)。優先的にアイドリングストップを行うための優先時間情報が指定されていない場合(S603でNO)、コントローラ50は、動力源ユニット41に対してエンジン41aを停止させる信号を送信する(S607)。
反対に、優先的にアイドリングストップを行うための時間情報が指定されている場合(S603でYES)、コントローラ50は、計時装置によって現在時刻を確認し、現在時刻がその優先時間情報の範囲内(時間内)であるか否かを判断する(S604)。計時した現在時刻が、優先的にアイドリングストップを行うための優先時間情報の時間内である場合(S604でYES)、コントローラ50は、動力源ユニット41に対してエンジン41aを停止させる信号を送信する(S607)。
これに対して、計時した現在時刻が、優先的にアイドリングストップを行うための優先時間情報の時間内でない場合(S604でNO)、コントローラ50は、計測装置が計測したバッテリ41cの蓄電容量を確認する処理を行う(S605)。このときの蓄電容量は、バッテリ41cの残容量である。
続いて、コントローラ50は、この確認した残容量と、時間情報とに基づいて、アイドリングストップ許可条件の成立に基づくアイドリングストップを行うか否かを判断する(S606)。この判断処理(S606)による判断結果、アイドリングストップを行わないと判断する場合(S606でNO)、コントローラ50は、アイドリングストップ許可条件に基づくアイドリングストップを制限(禁止)する(S608)。より具体的には、コントローラ50は、アイドリングストップ許可条件の成立を取り消し、アイドリングストップ許可条件が成立していない状態とする。
この「アイドリングストップ許可条件の成立に基づくアイドリングストップを制限する」ということは、作業者が指定した時間に優先的にアイドリングストップを行うことになるため、作業者の意図に応じたアイドリングストップを行うことが可能となることを意味している。
また、上記の処理において、計時した現在時刻が、優先的にアイドリングストップを行うための優先時間情報の時間内でない場合(S604でNO)に、コントローラ50は、計測装置が計測したバッテリ41cの蓄電容量を確認する処理を行っているが、これに限定されることなく、コントローラ50は、充電制御処理が行われているか否かを判断して、充電制御処理が行われている場合にはアイドリングストップ許可条件に基づくアイドリングストップを制限(禁止)することとしてもよい。
これに対して、アイドリングストップ許可条件の成立に基づくアイドリングストップを行うか否かの判断処理(S606)によりアイドリングストップを行うと判断する場合(S606でYES)、コントローラ50は、動力源ユニット41に対してエンジン41aを停止させる信号を送信する(S607)。
優先的にアイドリングストップを行う時間が指定されているにも関わらず、アイドリングストップ許可条件の成立に基づくアイドリングストップを行うということは、そのアイドリングストップを行ったとしてもバッテリ41cの蓄電容量が、所定の時間に所定の蓄電容量となり、指定した優先時間情報の時間内においてもアイドリングストップを確実に行うことができる状態にあるというものである。このため、作業者の意図に応じたアイドリングストップを行うことができるようになるとともに、効率よく騒音、燃費、CO2の低減が図れることとなる。
以上に示す実施の形態は、本発明の実施の一形態であって、これらの実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
1…移動式クレーン、10…車両、20…クレーン装置、25…キャブ、30…油圧供給装置、31…油圧ポンプ、40…動力装置、41…動力源ユニット、41b…オルタネータ、41d…バッテリ制御部、50…コントローラ、51…操作入力部、52…ディスプレイ、53…スピーカ、60…アクチュエータ
Claims (4)
- エンジンと、
前記エンジンの駆動によって充電されるバッテリと、
所定のエンジン停止条件に基づいて前記エンジンを停止するエンジン停止手段と、
前記エンジン停止手段による前記エンジンの停止を優先させる時間情報の指定が可能な時間情報指定手段と、
前記時間情報指定手段によって前記時間情報が指定されており、前記エンジン停止条件が成立すると、前記バッテリの容量に応じて前記エンジン停止手段によるエンジン停止を制御するエンジン停止制御手段と
を具備し、
前記エンジン停止制御手段は、
前記時間情報指定手段で指定された時間情報とは異なる他の時間情報に前記エンジン停止条件が成立したとき、前記指定された時間情報の時間帯に前記エンジンを始動させるのに必要とされる充電容量が前記バッテリに充電されているか否かを判定する判定手段
をさらに具備し、
前記判定手段によって前記充電容量が前記時間帯に前記バッテリに充電されていると判定しないとき、前記エンジン停止条件による前記エンジンの停止を制限する
ことを特徴とするエンジン停止制御装置。 - 前記判定手段は、
前記エンジン停止条件が成立したときから前記指定された時間情報の終了時間まで前記エンジンを停止したとしたときに想定される放電量に基づいて、前記終了時間に前記充電容量が前記バッテリに充電されているか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1記載のエンジン停止制御装置。 - 前記エンジンの駆動により前記バッテリに流れるバッテリ電流を計測するバッテリ電流計測手段と、
前記バッテリのバッテリ電圧を計測するバッテリ電圧計測手段と
をさらに具備し、
前記エンジン停止制御手段は、
前記バッテリ電流計測手段によって計測したバッテリ電流と、前記バッテリ電圧計測手段によって計測したバッテリ電圧とに基づいて、前記エンジン停止条件が成立したか否かを判断するエンジン停止条件判定手段
を具備し、
前記判定手段は、
前記エンジン停止条件判定手段によってエンジン停止条件が成立したと判定したときから前記指定された時間情報の終了時間までの放電量に基づいて前記終了時間に前記充電容量が前記バッテリに充電されているか否かを判定する
ことを特徴とする請求項2に記載のエンジン停止制御装置。 - 前記エンジン停止条件が成立後、前記放電量に基づいて前記終了時間に前記充電容量が前記バッテリに充電されていると前記判定手段が判定しない場合、前記終了時間に前記充電容量が前記バッテリに充電するために前記エンジンを始動させる時間を算出するエンジン始動時間算出手段
をさらに具備する請求項2または請求項3のいずれかに記載のエンジン停止制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015214155A JP2017082732A (ja) | 2015-10-30 | 2015-10-30 | エンジン停止制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015214155A JP2017082732A (ja) | 2015-10-30 | 2015-10-30 | エンジン停止制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2017082732A true JP2017082732A (ja) | 2017-05-18 |
Family
ID=58714135
Family Applications (1)
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JP2015214155A Pending JP2017082732A (ja) | 2015-10-30 | 2015-10-30 | エンジン停止制御装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2017082732A (ja) |
-
2015
- 2015-10-30 JP JP2015214155A patent/JP2017082732A/ja active Pending
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