JP2014187332A - 不揮発性記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性記憶装置およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014187332A
JP2014187332A JP2013063104A JP2013063104A JP2014187332A JP 2014187332 A JP2014187332 A JP 2014187332A JP 2013063104 A JP2013063104 A JP 2013063104A JP 2013063104 A JP2013063104 A JP 2013063104A JP 2014187332 A JP2014187332 A JP 2014187332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
stacked
film
electrodes
insulating layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013063104A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadatoshi Murakami
貞俊 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2013063104A priority Critical patent/JP2014187332A/ja
Priority to US13/971,170 priority patent/US20140284687A1/en
Publication of JP2014187332A publication Critical patent/JP2014187332A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66007Multistep manufacturing processes
    • H01L29/66075Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials
    • H01L29/66227Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials the devices being controllable only by the electric current supplied or the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched, e.g. three-terminal devices
    • H01L29/66409Unipolar field-effect transistors
    • H01L29/66477Unipolar field-effect transistors with an insulated gate, i.e. MISFET
    • H01L29/66833Unipolar field-effect transistors with an insulated gate, i.e. MISFET with a charge trapping gate insulator, e.g. MNOS transistors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
    • H01L29/792Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate with charge trapping gate insulator, e.g. MNOS-memory transistors
    • H01L29/7926Vertical transistors, i.e. transistors having source and drain not in the same horizontal plane
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B43/00EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators
    • H10B43/20EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels
    • H10B43/23EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels with source and drain on different levels, e.g. with sloping channels
    • H10B43/27EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels with source and drain on different levels, e.g. with sloping channels the channels comprising vertical portions, e.g. U-shaped channels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

【課題】 実施形態は、高アスペクト比を有するメモリ構造の倒壊を防止し、製造歩留りを向上させることが可能な不揮発性記憶装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態に係る不揮発性記憶装置は、下地層の上に並設された複数の積層電極と、前記複数の積層電極のそれぞれに設けられ、前記下地層に対して垂直な方向に前記積層電極を貫通する半導体層と、前記積層電極と前記半導体層との間に設けられたメモリ膜と、を備える。前記複数の積層電極は、前記下地層に対して垂直な方向に交互に積層された導電性の第1の層と非導電性の第2の層とを含む。そして、前記複数の積層電極のうちの隣り合う2つの積層電極の間に設けられ、隣り合う2つの前記積層電極が相互に支持し合うことを可能とする架橋部を備える。
【選択図】図2

Description

実施形態は、不揮発性記憶装置およびその製造方法に関する。
NAND型フラッシュメモリに代表される不揮発性記憶装置は、半導体のウェーハプロセスを用いて製造される。そして、その大容量化、低消費電力化、および低コスト化は、ウェーハプロセスにおける2次元の微細化技術の進展に伴なって実現されてきた。しかしながら、微細加工技術のさらなる進化には、莫大な設備投資が必要となる。このため、複数のメモリ層を積層する3次元構造の記憶装置の開発が進められている。
特開2010−192531号公報
実施形態は、高アスペクト比を有するメモリ構造の倒壊を防止し、製造歩留りを向上させることが可能な不揮発性記憶装置およびその製造方法を提供する。
実施形態に係る不揮発性記憶装置は、下地層の上に並設された複数の積層電極と、前記複数の積層電極のそれぞれにおいて、前記下地層に対して垂直な方向に前記積層電極を貫通する半導体層と、前記積層電極と前記半導体層との間に設けられたメモリ膜と、を備える。前記複数の積層電極は、前記下地層に対して垂直な方向に交互に積層された導電性の第1の層と非導電性の第2の層とを含む。そして、前記複数の積層電極のうちの隣り合う2つの積層電極の間に設けられ、隣り合う2つの前記積層電極が相互に支持し合うことを可能とする架橋部を備える。
第1実施形態に係る不揮発性記憶装置を模式的に表す斜視図。 第1実施形態に係る不揮発性記憶装置を表す模式断面図。 第1実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造過程を表す模式図。 図3に続く製造過程を表す模式図。 図4に続く製造過程を表す模式図。 図5に続く製造過程を表す模式図。 図6に続く製造過程を表す模式図。 図7に続く製造過程を表す模式図。 図8に続く製造過程を表す模式図。 第1実施形態の変形例に係る不揮発性記憶装置の製造過程を表す模式図。 図10に続く製造過程を表す模式図。 図11に続く製造過程を表す模式図。 図12に続く製造過程を表す模式図。 第2実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造過程を表す模式図。 図14に続く製造過程を表す模式図。 図15に続く製造過程を表す模式図。 図16に続く製造過程を表す模式図。 図17に続く製造過程を表す模式図。
以下、実施の形態について図面を参照しながら説明する。図面中の同一部分には、同一番号を付してその詳しい説明は適宜省略し、異なる部分について説明する。なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る不揮発性記憶装置を模式的に表す斜視図である。
図2は、第1実施形態に係る不揮発性記憶装置を表す模式断面図である。
実施形態に係る不揮発性記憶装置は、所謂NAND型フラッシュメモリであり、3次元配置されたメモリセルアレイ1を有する。図1は、メモリセルアレイ1の一部を表す斜視図であり、その構造を理解し易くするために、絶縁層の表示を省略している。すなわち、メモリセルアレイ1の各要素は、図示しない絶縁層により相互に絶縁されている。
図1に表すように、不揮発性記憶装置は、下地層の上に設けられたメモリセルアレイ1を有する。
下地層は、例えば、基板11である。基板11は、例えば、シリコン基板であり、その上面11aには、メモリセルアレイ1を制御する回路が設けられる。そして、基板11の上には、層間絶縁膜13が設けられる。メモリセルアレイ1は、層間絶縁膜13の上に設けられる。
メモリセルアレイ1は、層間絶縁膜13の上に設けられた、導電層14と、導電層14の上に設けられた積層電極20と、積層電極20の上に設けられた選択ゲート27と、選択ゲート27の上に設けられたソース線47と、ソース線47の上に設けられたビット線51と、を備える。
以下、基板11に対して垂直な方向をZ方向とし、Z方向と直交する2方向のうちの1つをX方向、他の1つをY方向とする。また、Z方向を上方、その反対を下方と表現する場合がある。
導電層14の上に設けられる積層電極20は、複数の制御ゲート21を含む。制御ゲート21は、Y方向に延在するストライプ状に設けられる。そして、複数の積層電極20が、X方向に並設される。
選択ゲート27は、Y方向に延在し、積層電極20の上にそれぞれ設けられる。さらに、積層電極20および選択ゲート27をZ方向に貫通する半導体層39が設けられる。
隣り合う積層電極20のそれぞれを貫通する2つの半導体層39は、連結部40により電気的に接続される。また、2つの半導体層39の上端は、プラグ43を介してソース線47およびビット線51にそれぞれ電気的に接続される。すなわち、ソース線47とビット線51との間に設けられるメモリセルストリング38は、2つの半導体層39と、それらをつなぐ連結部40と、を含む。
半導体層39および連結部40の外面には、メモリ膜45(図2参照)が設けられる。半導体層39と、制御ゲート21と、の間に設けられるメモリ膜45は、電荷蓄積層として機能する。すなわち、それぞれの制御ゲート21と、半導体層39と、の間にメモリセルMCが形成される。また、選択ゲートと、半導体層39と、の間には、選択トランジスタが形成され、メモリ膜45は、そのゲート絶縁膜として機能する。連結部40に設けられるメモリ膜45は、連結部40と導電層14との間を電気的に絶縁する。
図2に表すように、半導体層39は、例えば、Z方向に延在する柱状に設けられ、その外面をメモリ膜45が覆う。連結部40は、例えば、中空構造の導電層41を有し、その外面にメモリ膜45が設けられる。半導体層39および導電層41は、例えば、導電性を有する多結晶シリコン(ポリシリコン)層であり、電気的に接続されている。
半導体層39は、後述するように、積層電極20および選択ゲート27を貫通する孔の内部に設けられる。例えば、半導体層39は、その貫通孔の内面に形成されたメモリ膜45の上にポリシリコン層を堆積することにより形成される。そして、半導体層39は、貫通孔を塞ぐ柱状構造でも良いし、内側に空洞を有する中空構造でも良い。
導電層14の上には、絶縁層29が設けられ、その上に積層電極20が設けられる。積層電極20は、交互に積層された制御ゲート21と絶縁層23とを含む。制御ゲート21は、導電性を有する第1の層、例えば、ポリシリコン膜である。絶縁層23は、非導電性の第2の層、例えば、シリコン酸化膜およびシリコン窒化膜の少なくともいずれか一方を含む。
導電層14の上には、複数の積層電極20が並設される。そして、その間には、絶縁膜25(第3絶縁膜)が設けられる。絶縁膜25は、例えば、シリコン酸化膜およびシリコン窒化膜の少なくともいずれか一方を含む。そして、制御ゲート21の絶縁膜25に接する部分には、シリサイド部21aが設けられる。また、絶縁膜25は、積層電極20の上にそれぞれ設けられた複数の選択ゲート27の間にも延在する。そして、選択ゲート27の絶縁膜25に接する部分には、シリサイド部27aが設けられる。シリサイド部21aおよび27aは、それぞれ制御ゲート21および選択ゲート27のゲート抵抗を低減する。
さらに、X方向に並設された複数の積層電極20の間に架橋部30が設けられる。隣り合う2つの積層電極20は、架橋部30を介して相互に支持し合う。これにより、積層電極20の倒壊を防ぐことができる。
例えば、制御ゲート21の積層数を多くすることにより、1つのメモリセルストリング38に含まれるメモリセルMCの数を増やすことができる。これにより、メモリセルアレイ1の記憶容量(単位面積あたりに記憶される情報量)を大きくすることができる。一方、積層電極20のX方向の幅Wは、例えば、ウェーハプロセスにおける微細加工の限界に近いサイズまで狭められる。このため、制御ゲート21の積層数を増やして積層電極20の高さTを高くすると、そのアスペクト比(T/W)が大きくなる。その結果、メモリセルアレイ1の製造過程において、積層電極20が倒壊するおそれが生じる。
例えば、複数の積層電極20の間にエアーギャップを介在させた状態において制御ゲート21および選択ゲート27の端部をシリサイド化する過程では、積層電極20のアスペクト比が高くなると、その倒壊の可能性が高まる。これに対し、実施形態では、隣り合う積層電極20は、その間に設けられた架橋部30を介して相互に支持し合う。これにより、積層電極20の倒壊を防止し、製造歩留りを向上させることが可能となる。
次に、図3〜図9を参照して、本実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法を説明する。図3(a)〜図9(b)は、第1実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造過程を表す模式図である。
図3(a)は、導電層14の上に設けられた第1積層体26の断面を表す模式図である。第1積層体26は、Z方向に交互に積層された第1の層22および第2の層24を含む。第1の層22は導電性を有し、第2の層24は非導電性である。第1の層22は、例えば、導電性のポリシリコン膜である。また、第2の層24は、例えば、シリコン酸化膜である。
第2の層24として、例えば、不純物をドープしない非導電性のポリシリコン膜を用いても良い。その場合、第2の層24を選択的に除去し、その部分を絶縁膜に置き換える工程が付加される。
図3(a)に表すように、導電層14は、犠牲層61を含む。犠牲層61は、後述する過程(図8(b)参照)において選択的にエッチングされ、その部分に連結部40が設けられる。また、導電層14と、第1積層体26と、の間には、絶縁層29が設けられる。絶縁層29は、第1の層22および第2の層24に対してエッチングの選択性を有する。絶縁層29には、例えば、酸化タンタル(TaO)膜を用いることができる。
図3(b)は、図3(c)に示す3B−3B線に沿った第1積層体26の断面図である。図3(c)は、第1積層体26の上面を表す平面図である。
図3(b)に表すように、第1積層体26を複数の第1積層電極20aに分割する。具体的には、第1積層体26の上面26aから絶縁層29に至る溝(第1の溝)、所謂スリット63を形成し、その内部に犠牲膜71(第1犠牲膜)を埋め込む。
例えば、スリット63の内部、および、第1積層体26の上に犠牲膜71を形成する。その後、第1積層体26の上に形成された部分を、例えば、エッチバックまたはCMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用いて除去し、スリット63の内部に形成された部分を残す。
犠牲膜71は、第1の層22および第2の層24に対しエッチングの選択性を有する。例えば、第1の層22をポリシリコン膜、第2の層24をシリコン酸化膜とした時、犠牲膜71には、シリコン窒化膜を用いることができる。
スリット63は、第1積層体26を分断し、導電層14に至らない深さに形成する。このため、第1積層体26と導電層14との間に、第1の層22および第2の層24に対してエッチングの選択性を有する絶縁層29を設ける。すなわち、第1の層22および第2の層24をエッチングする際に、絶縁層29をエッチングしない、もしくは、絶縁層29のエッチング速度が遅い条件を用いることにより、絶縁層29においてスリット63のエッチングを停止させることができる。
図3(c)に表すように、第1積層電極20aは、Y方向に延在するストライプ状に形成される。第1積層電極20aは、第1の層22が分割された制御ゲート21と、第2の層24が分割された絶縁層23と、を含む。制御ゲート21および絶縁層23は、交互に積層され、その積層数は、積層電極20aの倒壊が生じないように制限される。すなわち、制御ゲート21の積層数は、スリット63を形成した段階において、第1積層電極20aが倒壊しない程度のアスペクト比となるように抑えることが望ましい。
図4(a)および図4(b)は、図4(c)に表す4B−4B線に沿った断面図である。図4(a)および図4(b)は、図3(b)に続く製造過程を表している。図4(c)は、第1積層体26の上面を表す平面図である。
図4(a)に表すように、複数の第1積層電極20aの上、および、犠牲膜71の上に絶縁層73(第1架橋層)を形成する。絶縁層73は、例えば、制御ゲート21を絶縁する複数の第2の層24の内の1つであり架橋部30を含む。例えば、犠牲膜71をシリコン窒化膜とした時、絶縁層73にはシリコン酸化膜を用いる。
続いて、図4(b)に表すように、絶縁層73をリソグラフィ工程を通じて選択的にエッチングシし、犠牲膜71に連通する開口73aを形成する。
図4(c)に表すように、絶縁層73は、第1積層電極20aを覆うストライプ状にパターニングされる。そして、隣り合うストライプ状の絶縁層73の間に架橋部30aが設けられる。すなわち、犠牲膜71に連通するストライプ状の開口73aが形成される。そして、Y方向に延在する開口73aは、犠牲膜71の上に設けられた架橋部30aにより分断される。
図5(a)および図5(b)は、図5(c)に表す5B−5B線に沿った断面図である。図5(a)および図5(b)は、図4(b)に続く製造過程を表している。図5(c)は、第1積層体26の上面を表す平面図である。
図5(a)に表すように、絶縁層73の上、および、開口73aの内部に犠牲膜75を形成する。犠牲膜75は、例えば、シリコン窒化膜である。
続いて、図5(b)に表すように、例えば、絶縁層73の上に形成された犠牲膜75をエッチバックもしくはCMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用いて除去し、開口73aの内部に埋め込まれた部分を残す。すなわち、絶縁層73の表面、および、開口73aに埋め込まれた犠牲膜75の表面を平坦化する。図5(c)に表すように、犠牲膜75は、絶縁層73に設けられた開口73aの内部に埋め込まれる。
図6(a)および図6(b)は、図6(c)に表す6B−6B線に沿った断面図である。図6(a)および図6(b)は、図5(b)に続く製造過程を表している。図6(c)は、第1積層体26の上に設けられた第2積層体28の上面を表す平面図である。
図6(a)に表すように、絶縁層73の上に第2積層体28を形成する。第2積層体28は、第1の層22と、第2の層24と、を含む。第1の層22は、例えば、導電性のポリシリコン膜であり、第2の層24は、例えば、シリコン酸化膜である。第1の層22と第2の層24とは、交互に積層され、各層の積層数は、積層電極20が倒壊しないアスペクト比になる範囲に抑えることが望ましい。
続いて、図6(b)に表すように、第2積層体28の上面28aから犠牲膜75に連通するスリット65(第2の溝)を形成する。そして、犠牲膜77(第2犠牲膜)をスリット65の内部に埋め込む。犠牲膜77は、例えば、シリコン窒化膜である。これにより、第2積層体28を複数の第2積層電極20bに分割する。
図6(c)に表すように、第2積層電極20bは、Y方向に延在するストライプ状に形成される。そして、第2積層電極20bは、第1積層電極20aの上に積層される。
例えば、第2積層体28に含まれる第1の層22および第2の層24の積層数は、第2積層電極20bのアスペクト比がその倒壊のおそれがない範囲となるように抑制される。これにより、スリット65を形成する過程における第2積層電極20bの倒壊を防ぐことができる。
図7(a)および図7(b)は、図7(c)に表す7B−7B線に沿った断面図である。図7(a)および図7(b)は、図6(b)に続く製造過程を表している。図7(c)は、第2積層体28の上面を表す平面図である。
図7(a)に表すように、第2積層電極20bの上、および、犠牲膜77の上に絶縁層81(第2架橋層)を形成する。絶縁層81は、例えば、制御ゲート21を絶縁する複数の第2の層24の内の1つであり架橋部30bを含む。絶縁層81には、例えば、シリコン酸化膜を用いることができる。続いて、絶縁層81をリソグラフィ工程を通じて選択的にエッチングし、犠牲膜77に連通する開口81aを形成する。
次に、図7(b)に表すように、開口81aの内部に犠牲膜83を形成する。犠牲膜83は、例えば、シリコン窒化膜であり、図5(a)および図5(b)に表す過程と同じ方法で形成される。すなわち、絶縁層81の上に形成された犠牲膜83をエッチバックもしくはCMP法を用いて除去し、開口73aの内部に埋め込まれた部分を残す。
図7(c)に表すように、絶縁層81は、第2積層電極20bを覆うストライプ状にパターニングされる。そして、隣り合うストライプ間に設けられた開口81aの内部に犠牲膜83が埋め込まれる。そして、Y方向に延在する犠牲膜83は、犠牲膜77の上に設けられた架橋部30bにより分断される。また、図7(b)に表すように、架橋部30bは、Z方向において、架橋部30aに重ならない位置に設けられる。
図8(a)〜図8(c)は、図7(b)に続く製造過程を表わす断面図である。
図8(a)に表わすように、絶縁層81の上に選択ゲート27を形成する。選択ゲート27は、第2積層電極20bの上にそれぞれ形成される。そして、隣り合う選択ゲート27の間には、犠牲膜87が埋め込まれる。さらに、選択ゲート27の上に、絶縁層85を設けても良い。
すなわち、絶縁層81および犠牲膜83の上に、例えば、導電性のポリシリコン膜を形成し、その上面から犠牲膜83に連通する開口67を形成する。そして、その開口の内部に犠牲膜87を埋め込む。犠牲膜87は、例えば、シリコン窒化膜である。
次に、図8(b)に表わすように、絶縁層85の上面から導電層14に至る貫通孔91を形成する。さらに、貫通孔91を介して犠牲層61をエッチングし、連結孔93を形成する。連結孔93は、隣り合う積層電極20にそれぞれ形成された貫通孔91の端につながる。
次に、図8(c)に表わすように、貫通孔91および連結孔93のそれぞれの内面にメモリ膜45を形成する。メモリ膜45は、例えば、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜を交互に積層した多層膜である。続いて、連結孔93の内面に設けられたメモリ膜45の上に導電層41を形成し、半導体層39を貫通孔91の内部に形成する。半導体層39および導電層41は、例えば、導電性のポリシリコン膜であり、同時に形成される。すなわち、貫通孔91、および、それに連通した連結孔93の内部に、例えば、減圧CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いてポリシリコン膜を形成する。連結孔93の内部に形成されるポリシリコン膜は、貫通孔91がポリシリコン膜により閉塞された時点で、その堆積が停止される。すなわち、連結孔93の内部には、空洞が生じる場合がある。
図9(a)および図9(b)は、図8(c)に続く製造過程を表わす模式図である。図9(a)は、図8(c)に示す9A−9A線に沿った断面図である。図9(b)は、選択ゲート27の上面を表わす平面図である。
図9(a)に表わすように、犠牲膜71、75、77、83および87を選択的にエッチングし、複数の積層電極20の間にスリット69を形成する。すなわち、各犠牲層をエッチングし、第1積層電極20a、第2積層電極20bおよび選択ゲート27の端部を露出させる。続いて、スリット69の内面を、例えば、ニッケルなどの金属膜で覆い、その後、熱処理を施す。これにより、制御ゲート21および選択ゲート27の端部をシリサイド化する。
図9(b)に表すように、各積層電極20の間には、架橋部30aおよび30bが形成され、隣り合う積層電極20が相互に支え合うことが可能となる。例えば、シリサイド処理の過程において犠牲膜が全て除去されても、積層電極20が倒壊するおそれが無くなる。すなわち、シリサイド処理後の洗浄・乾燥の工程で発生する積層電極20の倒壊を防止することができる。
架橋部30aとなる絶縁層73(第1架橋層)、および、架橋部30bとなる絶縁層81(第2架橋層)を、絶縁層23よりも厚く形成しても良い。これにより、犠牲膜71、75、77、83および87のエッチング過程において、絶縁層73および81の一部がエッチングされるとしても、隣り合う積層電極20の間に架橋層30aおよび30bを残すことができる。
また、上記の製造方法では、第2積層電極20bを第1積層電極20aの上に積層する例を示したが、実施形態はこれに限定される訳ではない。例えば、図6(a)〜図7(b)の過程を繰り返すことにより、制御ゲート21の積層数を増やすことができる。そして、制御ゲート21の積層数の増加により積層電極20のアスペクト比が大きくなったとしても、架橋部30がその倒壊を防止する。
さらに、架橋部30は、Z方向において、相互に重ならない位置に設けられる。これにより、犠牲膜71、75、77、83および87のエッチングが容易となる。
次に、図10〜図13を参照して、本実施形態の変形例に係る不揮発性記憶装置の製造方法を説明する。図10(a)〜図13(c)は、第1実施形態の変形例に係る製造過程を表す模式図である。
図10(a)および図10(b)は、図4(a)に続く製造過程を表わす模式図である。図10(a)および図10(b)は、図10(c)に示す10B−10B線に沿った断面図である。図10(c)は、第1積層体26の上面を表わす平面図である。
図10(a)に表すように、第1積層体26の上に、絶縁層73(第1絶縁層)が設けられる。そして、絶縁層73の上に絶縁層101(第2絶縁層)が設けられる。すなわち、本変形例における第1架橋層は、絶縁層73と、絶縁層101と、を含む。
例えば、絶縁層73をシリコン酸化膜とし、犠牲膜71をシリコン窒化膜とした場合、犠牲膜71のエッチング過程において、絶縁層73の一部がエッチングされる。そこで、犠牲膜71のエッチング条件において、絶縁層73よりもエッチング速度が遅い絶縁層101を形成する。これにより、絶縁層73のエッチングを抑えることが可能となる。絶縁層101として、例えば、酸化タンタル膜を用いることができる。
続いて、絶縁層101の上に、リソグラフィ工程を通してエッチングマスク103を形成する。エッチングマスク103は、例えば、レジスト膜であり、開口103aを有する。
次に、図10(b)に表すように、エッチングマスク103を用いて絶縁層101および絶縁層73を選択的にエッチングし、犠牲膜71に連通する開口107を形成する。
図10(c)に表すように、絶縁層73および絶縁層101は、第1積層電極20aを覆うストライプ状にパターニングされる。そして、隣り合うストライプ状の絶縁層の間には、架橋部30cが設けられる。すなわち、犠牲膜71に連通するストライプ状の開口107が形成される。そして、Y方向に延在する開口107は、犠牲膜71の上に設けられた架橋部30cにより分断される。
図11(a)および図11(b)は、図11(c)に表す11B−11B線に沿った断面図である。図11(a)および図11(b)は、図10(b)に続く製造過程を表している。図11(c)は、第1積層体26の上面を表す平面図である。
図11(a)に表すように、絶縁層101の上、および、開口107の内部に犠牲膜113を形成する。犠牲膜113は、例えば、シリコン窒化膜である。
続いて、図11(b)に表すように、絶縁層101の上に形成された犠牲膜113を、例えば、エッチバックもしくはCMP法を用いて除去し、開口107の内部に埋め込まれた部分を残す。すなわち、絶縁層101の表面、および、開口107に埋め込まれた犠牲膜113の表面を平坦化する。図11(c)に表すように、犠牲膜113は、絶縁層101および絶縁層73を貫通し犠牲膜71に連通する開口107の内部に埋め込まれる。
図12(a)および図12(b)は、図12(c)に表す12B−12B線に沿った断面図である。図12(a)および図12(b)は、図11(b)に続く製造過程を表している。図12(c)は、第1積層体26の上に設けられた第2積層体28の上面を表す平面図である。
図12(a)に表すように、絶縁層101の上に第2積層体28を形成する。第2積層体28は、第1の層22と、第2の層24と、を含む。第1の層22は、例えば、導電性のポリシリコン膜であり、第2の層24は、例えば、シリコン酸化膜である。第1の層22と第2の層24とは、交互に積層される。各層の積層数は、それぞれ積層電極20のアスペクト比が倒壊のおそれがない範囲となるように抑制することが望ましい。
続いて、図12(b)に表すように、第2積層体28の上面28aから犠牲膜113に連通するスリット121を形成する。そして、スリット121の内部に犠牲膜123を埋め込む。犠牲膜123は、例えば、シリコン窒化膜である。これにより、第2積層体28を複数の第2積層電極20bに分割する。
図12(c)に表すように、第2積層電極20bは、Y方向に延在するストライプ状に形成される。そして、第2積層電極20bは、第1積層電極20aの上に積層される。例えば、第2積層体28に含まれる制御ゲート21(第1の層22)および絶縁膜23(第2の層24)の積層数は、第2積層電極20bのアスペクト比が倒壊のおそれがない範囲となるように抑制される。これにより、スリット121を形成する過程における第2積層電極20bの倒壊を防ぐことができる。
図13(a)および図13(b)は、図13(c)に表す13B−13B線に沿った断面図である。図13(a)および図13(b)は、図12(b)に続く製造過程を表している。図13(c)は、第2積層体28の上面を表す平面図である。
図13(a)に表すように、第2積層電極20bの上、および、犠牲膜123の上に絶縁層125を形成し、さらにその上に絶縁層127を形成する。すなわち、第2架橋層は、絶縁層125および絶縁層127を含む。絶縁層125には、例えば、シリコン酸化膜を用いることができる。絶縁層127には、例えば、酸化タンタル膜を用いる。続いて、絶縁層125および絶縁層127をリソグラフィ工程を通じて選択的にエッチングし、犠牲膜123に連通する開口129を形成する。
次に、図13(b)に表すように、開口129の内部に犠牲膜133を形成する。犠牲膜133は、例えば、シリコン窒化膜であり、図5(a)および図5(b)に表す過程と同じ方法で形成される。すなわち、絶縁層127の上に形成された犠牲膜133をエッチバックもしくはCMP法を用いて除去し、開口129の内部に埋め込まれた部分を残す。
図13(c)に表すように、絶縁層125および127は、第2積層電極20bを覆うストライプ状にパターニングされる。そして、隣り合うストライプの間に設けられた開口129の内部に犠牲膜133が埋め込まれる。そして、Y方向に延在する犠牲膜133は、犠牲膜123の上に設けられた架橋部30dにより分断される。また、図13(b)に表すように、架橋部30dは、Z方向において、架橋部30cに重ならない位置に設けられる。
このように、本変形例では、第1架橋層および第2架橋層は、第1絶縁膜と、その上に設けられた第2絶縁膜を含む。第2絶縁膜は、犠牲膜をエッチングする過程において、第1絶縁膜のエッチングを抑制する。このため、第1絶縁膜の厚さを、例えば、第2の層(絶縁層23)と同じ厚さ、もしくは、それよりも薄く形成することができる。
[第2実施形態]
次に、図14〜図18を参照して、第2実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造方法を説明する。図14(a)〜図18(c)は、第2実施形態に係る不揮発性記憶装置の製造過程を表す模式図である。
図14(a)は、図3(b)に続く製造過程を表わす模式図である。図14(a)は、図14(b)に示す14A−14A線に沿った断面図である。図14(b)は、第1積層体26の上面を表わす平面図である。
図14(a)に表すように、第1積層体26の上に、エッチングマスク141を形成する。エッチングマスク141は、例えば、レジストマスクであり、架橋部を形成する領域を含む開口141aを有する。すなわち、図14(b)に表すように、開口141aの底面には、犠牲膜71の一部と、その両側の第1積層電極20aの一部と、が露出する。
図15(a)および図15(b)は、図15(c)に表す15B−15B線に沿った断面図である。図15(a)および図15(b)は、図14(a)に続く製造過程を表している。図15(c)は、第1積層体26の上面を表す平面図である。
図14(a)および図14(b)に表すエッチングマスク141を用いて、犠牲膜71の一部をエッチバックし、図15(a)に表すように、第1積層体26の上面に凹部143を形成する。犠牲膜71は、例えば、第1積層電極20aに含まれる制御ゲート21および絶縁層23をエッチングしないか、または、それらのエッチング速度が犠牲膜71よりも遅い条件でエッチングされる。このため、エッチングマスク141の開口141aに第1積層電極20aの上面を露出させても良い。すなわち、架橋部を形成する領域のアライメント精度を緩和し、製造過程を容易にすることができる。
続いて、図15(b)に表すように、凹部143の内部に絶縁体を埋め込み、架橋部30eを形成する。架橋部30eは、犠牲膜71とは異なる部材であり、この例では、絶縁膜145を埋め込む。絶縁膜145は、例えば、シリコン酸化膜であり、第1積層電極20aの上、および、凹部143の内部に形成される。そして、第1積層電極20aの上に形成された部分をエッチバックもしくはCMP法を用いて除去し、凹部143の内部に埋め込まれた部分を残す。
図15(c)に表すように、架橋部30eは、Y方向に延するストライプ状の第1積層電極20aの間に設けられる。また、架橋部30eは、千鳥状、すなわち、X方向に進むにしたがって、Y方向に交互にずらした位置に設けられる。
図16(a)および図16(b)は、図16(c)に表す12B−12B線に沿った断面図である。図16(a)および図16(b)は、図15(b)に続く製造過程を表している。図16(c)は、第1積層体26の上に設けられた第2積層体28の上面を表す平面図である。
図16(a)に表すように、架橋部30eを形成した第1積層体26の上に第2積層体28を形成する。第2積層体28は、第1の層22と、第2の層24と、を含む。第1の層22は、例えば、導電性のポリシリコン膜であり、第2の層24は、例えば、シリコン酸化膜である。第1の層22と第2の層24とは、交互に積層される。各層の積層数は、それぞれ積層電極20のアスペクト比が倒壊のおそれがない範囲となるように抑制することが望ましい。
続いて、図16(b)に表すように、第2積層体28の上面28aから犠牲膜71に連通するスリット149を形成する。そして、犠牲膜151をスリット149の内部に埋め込む。犠牲膜151は、例えば、シリコン窒化膜である。これにより、第2積層体28を複数の第2積層電極20bに分割する。
図16(c)に表すように、第2積層電極20bは、Y方向に延在するストライプ状に形成される。そして、第2積層電極20bは、第1積層電極20aの上に積層される。例えば、第2積層体28に含まれる第1の層22および第2の層24の積層数は、第2積層電極20bのアスペクト比がその倒壊のおそれがない範囲となるように抑制される。これにより、スリット149を形成した時点における第2積層電極20bの倒壊を防ぐことができる。
図17(a)および図17(b)は、図17(c)に表す17B−17B線に沿った断面図である。図17(a)および図17(b)は、図16(b)に続く製造過程を表している。図17(c)は、第1積層体26の上に設けられた第2積層体28の上面を表す平面図である。
図17(a)に表すように、第2積層体28の上に、エッチングマスク154を形成する。エッチングマスク154は、例えば、レジストマスクであり、架橋部を形成する領域を含む開口154aを有する。すなわち、図17(c)に表すように、開口154aの底面には、犠牲膜151の一部と、その両側の第2積層電極20bの一部と、が露出する。
続いて、図17(b)に表すように、エッチングマスク154を用いて、犠牲膜151の一部をエッチバックし、第1積層体26の上面に凹部155を形成する。
図18(a)および図18(b)は、図18(c)に表す18B−18B線に沿った断面図である。図18(a)および図18(b)は、図17(b)に続く製造過程を表している。図17(c)は、第2積層体28の上面を表す平面図である。
図18(a)に表すように、第2積層体28の上に絶縁膜157を形成する。絶縁膜145は、例えば、シリコン酸化膜であり、第2積層体28に上に形成され、凹部155の内部を埋め込む。
続いて、第1積層電極20aの上に形成された絶縁膜157をエッチバックもしくはCMP法を用いて除去し、図18(b)に表すように、凹部155の内部に埋め込まれた部分を残す。
図18(c)に表すように、凹部155の内部に埋め込まれた絶縁膜157は、架橋部30fを形成する。架橋部30fは、Y方向に延するストライプ状の第2積層電極20aの間に設けられる。また、架橋部30fは、Z方向において、架橋部30eに重ならない位置に設けられる。すなわち、架橋部30fは、架橋部30eとは、逆位相の千鳥状に設けられる。
続いて、図8(a)〜図9(b)に表す過程を経て、メモリセルアレイ1を完成させることができる。本実施形態においても、各積層電極20の間には、架橋部30eおよび30fが形成されるため、隣り合う積層電極20が相互に支え合うことが可能となる。これにより、犠牲膜71および151が全て除去されても、積層電極20が倒壊するおそれが無くなる。例えば、シリサイド処理後の洗浄・乾燥の工程で発生する積層電極20の倒壊を防止することができる。
架橋部30eおよび30fとなる絶縁膜145および157のZ方向における厚さは、凹部143および155の深さ、すなわち、エッチバック量により制御することができる。絶縁膜145および157は、例えば、絶縁層23よりも厚く設けることができる。これにより、犠牲膜71および151のエッチング過程において、絶縁層145および157がエッチングされるとしても、隣り合う積層電極20の間に架橋層30aおよび30bを残すことができる。
また、本実施形態においても、第2積層電極20bを第1積層電極20aの上に積層する例を示したが、これに限定される訳ではない。例えば、図16(a)〜図18(b)の過程を繰り返すことにより、制御ゲート21の積層数を増やすことができる。そして、制御ゲート21の積層数の増加により積層電極20のアスペクト比が大きくなったとしても、架橋部30eおよび30fによりその倒壊を防止することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・メモリセルアレイ、 11・・・基板、 11a、26a、28a・・・上面、 13・・・層間絶縁膜、 14、41・・・導電層、 20、20a、20b・・・積層電極、 21・・・制御ゲート、 21a、27a・・・シリサイド部、 22・・・第1の層、 23、29、73、81、85、101、125、127・・・絶縁層、 24・・・第2の層、 25、145、157・・・絶縁膜、 26・・・第1積層体、 27・・・選択ゲート、 28・・・第2積層体、 30、30a、30b、30c、30d、30e、30f・・・架橋部、 38・・・メモリセルストリング、 39・・・半導体層、 40・・・連結部、 43・・・プラグ、 45・・・メモリ膜、 47・・・ソース線、 51・・・ビット線、 61・・・犠牲層、 63、65、69、121、149・・・スリット、 67、73a、81a、103a、107、129、141a、154a・・・開口、 71、75、77、83、87、113、123、133、151・・・犠牲膜、 91・・・貫通孔、 93・・・連結孔、 103、141、154・・・エッチングマスク、 143、155・・・凹部

Claims (7)

  1. 下地層の上に並設された複数の積層電極であって、前記下地層に対して垂直な方向に交互に積層された導電性の第1の層と非導電性の第2の層とを含む、複数の積層電極と、
    前記複数の積層電極のそれぞれにおいて、前記下地層に対して垂直な方向に前記積層電極を貫通する半導体層と、
    前記積層電極と前記半導体層との間に設けられたメモリ膜と、
    前記複数の積層電極のうちの隣り合う2つの積層電極の間に設けられ、隣り合う2つの前記積層電極が相互に支持し合うことを可能とする架橋部と、
    を備えた不揮発性記憶装置。
  2. 前記架橋部は、前記第2の層を含む請求項1記載の不揮発性記憶装置。
  3. 前記架橋部は、前記第2の層よりも厚く設けられる請求項1または2に記載の不揮発性記憶装置。
  4. 前記架橋部は、前記第1の層の上に設けられた第1絶縁層と、前記第1絶縁層の上に設けられた第2絶縁層と、を含む請求項1〜3のいずれか1つに記載の不揮発性記憶装置。
  5. 前記架橋部は、2つの前記隣り合う積層電極の間に埋め込まれた絶縁体を含む請求項1記載の不揮発性記憶装置。
  6. 前記隣り合う積層電極の間に複数の前記架橋部が設けられ、
    前記架橋部は、前記第1の方向において相互に重ならない位置に設けられる請求項1〜5のいずれか1つに記載の不揮発性記憶装置。
  7. 導電性を有する第1の層と、非導電性の第2の層と、を下地層の上に交互に積層し、複数の前記第1の層と、複数の前記第2の層と、を含む第1積層体を形成する工程と、
    前記第1積層体の上面から前記下地層に向かう方向に延在する第1の溝を形成し、前記第1積層体を複数の第1積層電極に分断する工程と、
    前記第1の溝の内部に第1犠牲膜を埋め込む工程と、
    前記第1積層電極、および、前記第1の溝の内部に埋め込まれた第1犠牲層の上に第1架橋層を形成する工程と、
    前記第1架橋層を選択的にエッチングし、隣り合う前記第1積層電極の間をつなぐ架橋部を形成する工程と、
    前記第1積層電極、前記第1犠牲層および前記架橋部の上に、前記第1の層と前記第2の層とを交互に積層した第2積層体を形成する工程と、
    前記第2積層体の上面から前記第1犠牲層に連通する第2の溝を形成し、前記第2積層体を複数の第2積層電極に分断する工程と、
    前記第2の溝の内部に第2犠牲膜を埋め込む工程と、
    を備えた不揮発性記憶装置の製造方法。
JP2013063104A 2013-03-25 2013-03-25 不揮発性記憶装置およびその製造方法 Pending JP2014187332A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013063104A JP2014187332A (ja) 2013-03-25 2013-03-25 不揮発性記憶装置およびその製造方法
US13/971,170 US20140284687A1 (en) 2013-03-25 2013-08-20 Nonvolatile memory device and method for manufacturing same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013063104A JP2014187332A (ja) 2013-03-25 2013-03-25 不揮発性記憶装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014187332A true JP2014187332A (ja) 2014-10-02

Family

ID=51568520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013063104A Pending JP2014187332A (ja) 2013-03-25 2013-03-25 不揮発性記憶装置およびその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20140284687A1 (ja)
JP (1) JP2014187332A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9837434B2 (en) 2016-03-14 2017-12-05 Toshiba Memory Corporation Semiconductor memory device and method for manufacturing same
US10777511B2 (en) 2018-03-19 2020-09-15 Toshiba Memory Corporation Semiconductor device and manufacturing method thereof
CN111771278A (zh) * 2018-02-06 2020-10-13 国际商业机器公司 具有机械结构增强的垂直存储单元

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014187329A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Toshiba Corp 半導体記憶装置の製造方法及び半導体記憶装置
JP2018050004A (ja) 2016-09-23 2018-03-29 東芝メモリ株式会社 半導体装置の製造方法
KR102385564B1 (ko) 2017-06-13 2022-04-12 삼성전자주식회사 반도체 소자

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010114204A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JP2010192531A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JP2011040533A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JP2013021319A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Sk Hynix Inc 半導体装置及びその製造方法
JP2013038186A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置の製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010114204A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JP2010192531A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JP2011040533A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JP2013021319A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Sk Hynix Inc 半導体装置及びその製造方法
JP2013038186A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置の製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9837434B2 (en) 2016-03-14 2017-12-05 Toshiba Memory Corporation Semiconductor memory device and method for manufacturing same
US10418376B2 (en) 2016-03-14 2019-09-17 Toshiba Memory Corporation Semiconductor memory device and method for manufacturing same
CN111771278A (zh) * 2018-02-06 2020-10-13 国际商业机器公司 具有机械结构增强的垂直存储单元
JP2021512483A (ja) * 2018-02-06 2021-05-13 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 強化垂直nand構造体および強化nand構造体を組み立てる方法
JP7221972B2 (ja) 2018-02-06 2023-02-14 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 強化垂直nand構造体および強化nand構造体を組み立てる方法
US10777511B2 (en) 2018-03-19 2020-09-15 Toshiba Memory Corporation Semiconductor device and manufacturing method thereof

Also Published As

Publication number Publication date
US20140284687A1 (en) 2014-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6987876B2 (ja) メモリデバイスおよび方法
KR101941803B1 (ko) 허니콤 셀 구조 3차원 비휘발성 메모리 디바이스
TWI624007B (zh) 半導體記憶裝置及製造其之方法
US10109641B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing same
US9196627B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device and method of fabricating the same
US8735965B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device and method for manufacturing same
US11004731B2 (en) Semiconductor device
US10396088B2 (en) Three-dimensional semiconductor device
JP6434877B2 (ja) 半導体装置
JP2015046425A (ja) パターン形成方法、および、それを用いた不揮発性記憶装置の製造方法
JP2014187332A (ja) 不揮発性記憶装置およびその製造方法
JP2015028989A (ja) 不揮発性記憶装置
CN108389865B (zh) 具有倾斜栅电极的三维半导体存储器件
TW201803088A (zh) 半導體裝置及其製造方法
JP2015028990A (ja) 不揮発性記憶装置
US20180240810A1 (en) Semiconductor memory device and manufacturing method of semiconductor memory device
TW201711182A (zh) 半導體記憶體裝置及其製造方法
JP2015056443A (ja) 不揮発性記憶装置の製造方法
US20170200723A1 (en) Semiconductor devices having a gate structure and a conductive line and methods of manufacturing the same
JP2015053335A (ja) 不揮発性記憶装置およびその製造方法
JP2019160871A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体記憶装置
JP2015177053A (ja) 半導体記憶装置の製造方法
US9312139B2 (en) Semiconductor element having conductive damascene structures extending perpendicular to doping strips, and manufacturing method of the same
US20160247816A1 (en) Semiconductor device and manufacturing method of semiconductor device
JP2008109042A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150529

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20151124