JP2014186052A - コネクタ構造及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コネクタ構造100は、画像形成装置10の筐体11の後壁13に取り付けられるホルダ102と、ホルダ102内に取り付けられた中間コネクタ104と、筐体11の前側から中間コネクタ104に接続され、且つ筐体11の前側へ離脱可能とされた着脱コネクタ120と、を有している。ここで、コネクタ構造100では、作業者が後壁13よりも後側でホルダ102などを取り外す作業をしなくても、筐体11の前側から着脱コネクタ120を交換すれば済むので、接触端子125A、125B、125C、125Dの交換又は保守の作業性が上がる。
【選択図】図4
Description
図1に示すように、装置の一例としての画像形成装置10は、記録媒体の一例としての記録用紙Pに画像を形成する画像形成部12と、記録用紙Pを搬送する媒体搬送部50と、画像が形成された記録用紙Pに対する後処理等を行う後処理部60とを含んで構成されている。さらに、画像形成装置10は、上記各部の制御を行う制御部70、並びに制御部70を含む上記各部に電力を供給する電源部80を含んで構成されている。
図2に示すように、画像形成部12は、トナー画像を形成する組立体及び画像形成手段の一例としての画像形成ユニット20を有している。さらに、画像形成部12は、画像形成ユニット20で形成されたトナー画像を記録用紙Pに転写する転写装置30、及び記録用紙Pに転写されたトナー画像を記録用紙Pに定着する定着装置90を含んで構成されている。
図3に示すように、感光体21は、円筒状に形成され、図示しない駆動手段によって自軸周りに回転駆動されるようになっている。感光体21の外周面には、一例として、負の帯電極性を呈する感光層(図示省略)が形成されている。なお、感光体21の外周面にオーバコート層を形成した構成としても良い。各色の感光体21は、正面視でX方向に沿って直線状に並べて配置されている。
帯電器22は、感光体21の外周面と対向配置され、感光体21の外周面(感光層)を負極性に帯電させるようになっている。本実施形態では、一例として、帯電器22がコロナ放電方式(非接触帯電方式)のスコロトロン帯電器とされている。
露光装置23は、感光体21の外周面に静電潜像を形成するようになっている。具体的には、制御部70(図1参照)の一部を構成する画像信号処理部(図示省略)から受け取った画像データに応じて、変調した露光光Lを帯電器22により帯電された感光体21の外周面に照射するようになっている。この露光装置23による露光光Lの照射によって、感光体21の外周面には静電潜像が形成される。本実施形態では、一例として、露光装置23は、光源から照射された光ビームをポリゴンミラーやFθレンズを含む光走査手段(光学系)で走査しつつ、感光体21の表面を露光する構成とされている。また、本実施形態では、露光装置23は、色ごとに設けられている。
現像装置24は、トナーTを含む現像剤Gで感光体21の外周面に形成された静電潜像を現像することで、該感光体21の外周面にトナー画像(トナー像)を形成するようになっている。詳細は省略するが、現像装置24は、現像剤Gを収容する容器24Aと、容器24Aに収容された現像剤Gを回転しながら感光体21に供給する現像ロール24Bとを含んで構成されている。容器24Aには、補給のために現像剤Gを収容する現像剤収容手段の一例としてのトナーカートリッジ27(図1参照)が、図示しない補給路を介してつながっている。各色のトナーカートリッジ27は、感光体21及び露光装置23に対する上方に、Y方向に見て、X方向に並べて配置されており、個別に交換可能とされている。
清掃装置25は、転写装置30(図2参照)へのトナー画像の転写後に感光体21の表面に残留したトナーTを該感光体21の表面から掻き取るブレード25Aを備えている。図示は省略するが、清掃装置25は、ブレード25Aが掻き取ったトナーTを回収するハウジング、及びハウジング内のトナーTを排トナーボックスに搬送する搬送装置をさらに備えて構成されている。
図2に示すように、転写装置30は、各色の感光体21のトナー画像を転写ベルト31に重畳して1次転写し、該重畳されたトナー画像を記録用紙Pに2次転写するようになっている。具体的には、転写ベルト31は、無端状を成し、複数のロール32に巻き掛けられて姿勢が決められている。本実施形態では、一例として、転写ベルト31は、Y方向に見てX方向に長い逆鈍角三角形状の姿勢とされている。複数のロール32のうち、ロール32Dは、図示しないモータの動力により転写ベルト31を矢印A方向に周回させる駆動ロールとして機能する。また、ロール32Tは、転写ベルト31に張力を付与する張力付与ロールとして機能する。そして、ロール32Bは、2次転写ロール34の対向ロールとして機能する。
定着装置90は、一例として、加熱源を備えた複数のロールに巻き掛けられ周回移動可能とされた定着ベルト92と、定着ベルト92の内側に設けられたパッド94と、定着ベルト92及び記録用紙Pをパッド94側へ加圧する加圧ロール96とを有している。そして、定着装置90は、転写装置30においてトナー画像が転写された記録用紙Pに該トナー画像を定着させるようになっている。
図1に示すように、筐体11の制御部70内には、判定手段の一例としての判定部72が設けられている。判定部72は、回路基板及び複数の電子部品を含んで構成されている。そして、判定部72は、後述するタグ基板130(図4参照)と着脱コネクタ120(図4参照)との接続情報に基づいて、着脱コネクタ120の交換時期を判定するように構成されている。
図1に示すように、媒体搬送部50は、画像形成部12に記録用紙Pを供給する媒体供給部52と、転写装置30から定着装置90まで記録用紙Pを搬送する中間搬送部58と、画像が形成された記録用紙Pを排出する媒体排出部54とを含んで構成されている。さらに、媒体搬送部50は、記録用紙Pの両面に画像を形成させる際に用いられる媒体戻し部56を含んでいる。
後処理部60は、画像形成部12で画像が形成された記録用紙Pを冷却する媒体冷却部62と、記録用紙Pの湾曲を矯正する矯正装置64と、記録用紙Pに形成された画像を検査する画像検査部66とを含んで構成されている。媒体冷却部62、矯正装置64、及び画像検査部66は、媒体排出部54における記録用紙Pの排出方向の上流側からこの順で配置されており、媒体排出部54による排出過程の記録用紙Pに対して上記後処理を施すようになっている。
次に、画像形成装置10による記録用紙Pへの画像形成工程、及び、その後処理工程の概要を説明する。
次に、コネクタ構造100について説明する。
図6に示すように、ホルダ102は、底壁102A、側壁102B、側壁102C、及び上壁102Dを有しており、全体が角筒状に形成されている。底壁102Aは、X−Y面に沿って広がっており、底壁102Aの−X側に+Z側へ向けて側壁102Bが直立し、底壁102Aの+X側に+Z側へ向けて側壁102Cが直立している。そして、上壁102Dが、側壁102B及び側壁102Cの+Z側に、底壁102Aと対向して架け渡されている。
図8(A)に示すように、中間コネクタ104は、底壁104A、側壁104B、側壁104C、及び上壁104Dを有しており、全体が角筒状に形成されている。底壁104Aは、X−Y面に沿って広がっており、底壁104Aの−X側に+Z側へ向けて側壁104Bが直立し、底壁104Aの+X側に+Z側へ向けて側壁104Cが直立している。そして、上壁104Dが、側壁104B及び側壁104Cの+Z側に底壁104Aと対向して架け渡されている。
図8(B)に示すように、着脱コネクタ120は、コネクタハウジング122と、コネクタハウジング122の+Y側端部から+Y側へ延びる着脱部124と、被案内部の一例としてのベースプレート126とを含んで構成されている。
コネクタハウジング122は、一例として、直方体状に形成されている。コネクタハウジング122の+Z側(上部)には、4つの取付溝123A、123B、123C、123Dが形成されている。4つの取付溝123A、123B、123C、123Dは、Y方向に延びる溝であり、X方向に間隔をあけて配置されている。そして、取付溝123A、123B、123C、123Dには、接触端子125A、125B、125C、125Dが設けられている。
接触端子125A、125B、125C、125Dは、一例として、金属製の板バネで構成されており、表面に金メッキが施されている。また、接触端子125A、125B、125C、125Dは、コネクタハウジング122から+Z側へ露出された部位が逆V字状に屈曲されている。そして、接触端子125A、125B、125C、125Dは、この屈曲された部位が、後述するタグ基板130の端子部134A、134B、134C、134D(図9(B)参照)と接触するようになっている。
着脱部124は、コネクタハウジング122に固定された本体部124Aと、本体部124Aから+Y側に突出した中間接続部124Bとを有している。本体部124A及び中間接続部124Bは、一体化されており、中間接続部124Bの寸法形状は、中間コネクタ104の前側接続部104E(図8(A)参照)に嵌め込み可能な寸法形状となっている。
ベースプレート126は、X−Y面に沿って広がる板材で構成されている。そして、ベースプレート126には、一例として、コネクタハウジング122及び着脱部124の本体部124Aが、ネジなどの締結手段で締結(固定)されている。また、ベースプレート126のX方向(着脱方向に対して直交する方向)の幅W6は、溝部107Aの最深部と溝部107Bの最深部との間隔W5(図6参照)とほぼ同じ大きさとされている。なお、ベースプレート126をZ方向に見て、着脱部124の中間接続部124Bが、ベースプレート126よりも外側(+Y側)に突出している。
図9(A)に示すように、画像形成ユニット20におけるユニット本体20Aの−Z側(下部)には、接続部の一例としてのタグ基板130が設けられている。タグ基板130は、X−Y面に沿って広がっており、+Z側の面(表面)には、複数の回路パターン132が形成されている。また、タグ基板130の中央部よりも−Y側には、タグ基板130をユニット本体20Aに締結するための締結孔136が形成されており、締結孔136は、タグ基板130をZ方向に貫通している。そして、タグ基板130の−Y側の一部は、ネジなどの締結手段を用いてユニット本体20Aに締結されている。
図10(B)には、コネクタ構造100の各部に作用する摩擦力が模式的に示されている。なお、タグ基板130とホルダ102、ベースプレート126とホルダ102、及び着脱部124と中間コネクタ104は、それぞれX方向でも接触しているが、図10(B)ではZ方向に力を集約して示している。また、図10(B)では、配線114(図10(A)参照)の図示を省略している。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図4に示すように、まず、ホルダ102を後壁13の+Y側(後側)から貫通孔13A内に挿入し、突出部102E、102F(図5参照)を既述の締結手段で後壁13に締結する。これにより、ホルダ102が後壁13に取り付けられる。
図1において、筐体11の前側(−Y側)から筐体11内へ画像形成ユニット20を挿入する。このとき、画像形成ユニット20が奥側(+Y側)まで押し込まれると、図11及び図4に示すように、タグ基板130が、ホルダ102の上壁102Dと着脱コネクタ120との間に挿入される。そして、挿入されたタグ基板130は、ホルダ102の側壁102Bの+X側の内面、及び側壁102Cの−X側の内面と接触することで、+Y側へ向けて案内される。これにより、タグ基板130の端子部134A、134B、134C、134D(図9(B)参照)と、着脱コネクタ120の接触端子125A、125B、125C、125Dとが接触する。
図1に示す画像形成装置10において、判定部72は、カウントされた画像形成ユニット20の着脱回数が設定回数となったとき(交換時期となったとき)、着脱コネクタ120の交換が必要であると判定して、交換を促すメッセージを既述の表示部に表示する。なお、画像形成ユニット20の着脱回数が設定回数未満で、且つ着脱コネクタ120の保守が必要な場合は、判定部72が着脱ユニット120の保守(メンテナンス)を促すメッセージを既述の表示部に表示する。
11 筐体
13 後壁(奥側の壁の一例)
20 画像形成ユニット(組立体及び画像形成手段の一例)
27 トナーカートリッジ(現像剤収容手段の一例)
72 判定部(判定手段の一例)
100 コネクタ構造
102 ホルダ(コネクタ本体の一例)
103 被取付壁
104 中間コネクタ
104F 後側接続部
107A 溝部
107B 溝部
110 ハーネスコネクタ(接続コネクタの一例)
114 配線
120 着脱コネクタ(被接続部の一例)
126 ベースプレート(被案内部の一例)
130 タグ基板(接続部の一例)
Claims (4)
- 装置の筐体の奥側の壁に取り付けられるコネクタ本体と、
前記コネクタ本体に取り付けられ、前記装置の配線と導通する中間コネクタと、
前記筐体の前側から前記中間コネクタに接続されて前記配線と導通し、且つ前記中間コネクタから前記筐体の前側へ離脱可能とされ、前記筐体の前側から前記筐体内に取り付けられる組立体の接続部が接続される被接続部と、
を有するコネクタ構造。 - 前記コネクタ本体は、前記中間コネクタに対する前記被接続部の離脱側に形成され前記筐体の前側に向けて延びる溝部を有し、
前記被接続部は、前記溝部との接触により案内される被案内部を有する請求項1に記載のコネクタ構造。 - 前記中間コネクタには、前記配線と導通する接続コネクタが前記筐体の後側から接続される後側接続部が形成されている請求項1又は請求項2に記載のコネクタ構造。
- 記録媒体に画像を形成する画像形成手段又は現像剤を収容する現像剤収容手段を有する前記組立体と、
前記筐体に設けられ前記接続部と前記被接続部との接続情報に基づいて前記被接続部の交換時期を判定する判定手段と、
前記組立体と前記判定手段とを接続する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ構造と、
を有する画像形成装置。
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