JP2014184921A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

ハイブリッド自動車 Download PDF

Info

Publication number
JP2014184921A
JP2014184921A JP2013062397A JP2013062397A JP2014184921A JP 2014184921 A JP2014184921 A JP 2014184921A JP 2013062397 A JP2013062397 A JP 2013062397A JP 2013062397 A JP2013062397 A JP 2013062397A JP 2014184921 A JP2014184921 A JP 2014184921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
engine
rotor
parking
reference position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013062397A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutaka Tsuchida
康隆 土田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013062397A priority Critical patent/JP2014184921A/ja
Publication of JP2014184921A publication Critical patent/JP2014184921A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】パーキングロック装置で歯打ち音が発生するのを抑制する。
【解決手段】駐車中にエンジンを始動する際には、エンジンの始動処理を開始する直前のモータの回転子の回転位置θm2を基準位置θsetとして設定し(S110)、モータの回転子の回転位置θm2と基準位置θsetとの差分が打ち消されるようモータのトルク指令Tm2*を設定してモータを制御する(S190,S200)。これにより、モータの回転子の回転位置θm2が基準位置θsetから大きくズレるのを抑制することができ、パーキングロック装置で歯打ち音が発生するのを抑制することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッド自動車に関し、詳しくは、エンジンと、第1モータと、車軸に連結された駆動軸とエンジンの出力軸と第1モータの回転軸とに3つの回転要素が接続されたプラネタリギヤと、駆動軸に動力を出力可能な第2モータと、第1モータおよび第2モータと電力をやりとり可能なバッテリと、駆動軸に取り付けられた回転ギヤと回転ギヤとの噛み合いによって駆動軸を回転不能に固定する固定部材と有しシフトポジションが駐車ポジションに操作されたときに固定部材が回転ギヤと噛み合うよう作動するパーキングロック装置と、を備えるハイブリッド自動車に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車としては、エンジンと、第1モータと、第2モータと、第1モータおよび第2モータと電力をやりとりするバッテリと、エンジンと第1モータと第2モータとにキャリアとサンギヤとリングギヤとが接続された動力分配統合機構(遊星歯車機構)と、動力分配統合機構のリングギヤと車軸に連結された駆動軸とに接続された変速機と、シフトポジションが駐車ポジションに操作されたときにパーキングギヤとパーキングロックポールとが噛み合うよう作動するパーキングロック機構と、を備え、シフトポジションが駐車ポジションの状態(動力分配統合機構のリングギヤと駆動軸とが切り離された状態)でエンジンを始動する際には、第2モータのステータに固定磁界を形成して、その状態で第1モータによってエンジンをモータリングして始動するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−179298号公報
上述のハイブリッド自動車では、エンジン始動時に動力分配統合機構のリングギヤに作用するトルクが大きいときや大きく変動したときなどには、動力分配統合機構のリングギヤがある程度回転してしまう場合が生じ得る。上述のハード構成のうち変速機を備えない構成(駆動軸と動力分配統合機構のリングギヤとが駐車中に切り離されない構成)では、動力分配統合機構のリングギヤがある程度回転すると、パーキングロック機構でパーキングギヤの歯とパーキングロックポールとが衝突して歯打ち音を発生することがある。
本発明のハイブリッド自動車は、パーキングロック装置で歯打ち音が発生するのを抑制することを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、
エンジンと、第1モータと、車軸に連結された駆動軸と前記エンジンの出力軸と前記第1モータの回転軸とに3つの回転要素が接続されたプラネタリギヤと、前記駆動軸に動力を出力可能な第2モータと、前記第1モータおよび前記第2モータと電力をやりとり可能なバッテリと、前記駆動軸に取り付けられた回転ギヤと該回転ギヤとの噛み合いによって前記駆動軸を回転不能に固定する固定部材と有しシフトポジションが駐車ポジションに操作されたときに前記固定部材が前記回転ギヤと噛み合うよう作動するパーキングロック装置と、を備えるハイブリッド自動車であって、
シフトポジションが駐車ポジションで前記エンジンを始動または停止する際には、該エンジンを始動または停止する前の前記モータの回転子の回転位置を基準位置として、前記モータの回転位置と前記基準位置との差分が打ち消されるよう前記モータを制御する制御手段、
を備えることを要旨とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、シフトポジションが駐車ポジションでエンジンを始動または停止する際には、エンジンを始動または停止する前のモータの回転子の回転位置を基準位置として、モータの回転位置と基準位置との差分が打ち消されるようモータを制御する。これにより、回転ギヤの回転によって回転ギヤの歯と固定部材とが衝突することによる歯打ち音の発生を抑制することができる。
こうした本発明のハイブリッド自動車において、前記制御手段は、前記モータの回転子の回転位置の変動の履歴に基づいて、前記基準位置が、前記固定部材が前記回転ギヤの隣り合う2つの歯の中央となる前記モータの回転子の回転位置である中央対応位置に近づくよう、該基準位置を補正する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、パーキングロック装置で歯打ち音が発生するのをより抑制することができる。この態様の本発明のハイブリッド自動車において、前記制御手段は、前記モータの回転子の回転位置が前記基準位置から閾値以上離れたときに、該モータの回転子の回転位置側に前記基準位置を補正する手段である、ものとすることもできる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 パーキングロック装置60の構成の概略を示す構成図である。 実施例のHVECU70により実行される駐車始動時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 駐車中のパーキングロック装置60のパーキングギヤ62とパーキングロックポール64との噛み合いの様子を示す説明図である。 エンジン22を始動する際のモータMG2の回転子の回転位置θm2や基準位置θset,モータMG2のトルクTm2の時間変化の様子を示す説明図である。 実施例のHVECU70により実行される駐車停止時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図であり、図2は、パーキングロック装置60の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図1に示すように、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力するエンジン22と、エンジン22を駆動制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24と、エンジン22のクランクシャフト26にキャリアが接続されると共に駆動輪38a,38bにデファレンシャルギヤ37を介して連結された駆動軸36にリングギヤが接続されたシングルピニオン式のプラネタリギヤ30と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されたモータMG1と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子が駆動軸36に接続されたモータMG2と、モータMG1,MG2を駆動するためのインバータ41,42と、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子をスイッチング制御することによってモータMG1,MG2を駆動制御するモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40と、例えばリチウムイオン二次電池として構成されてインバータ41,42を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりするバッテリ50と、バッテリ50を管理するバッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52と、駆動軸36に取り付けられたパーキングロック装置60と、車両全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット(以下、HVECUという)70と、を備える。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号、例えば、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサからのクランクポジションθcrやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサからの冷却水温Tw,燃焼室内に取り付けられた圧力センサからの筒内圧力Pin,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブや排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサからのカムポジションθca,スロットルバルブのポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサからのスロットル開度TH,吸気管に取り付けられたエアフローメータからの吸入空気量Qa,同じく吸気管に取り付けられた温度センサからの吸気温Ta,排気系に取り付けられた空燃比センサからの空燃比AF,同じく排気系に取り付けられた酸素センサからの酸素信号O2などが入力ポートを介して入力されており、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁への駆動信号やスロットルバルブのポジションを調節するスロットルモータへの駆動信号,イグナイタと一体化されたイグニッションコイルへの制御信号,吸気バルブの開閉タイミングの変更可能な可変バルブタイミング機構への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。また、エンジンECU24は、HVECU70と通信しており、HVECU70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。なお、エンジンECU24は、クランクシャフト26に取り付けられた図示しないクランクポジションセンサからの信号に基づいてクランクシャフト26の回転数、即ちエンジン22の回転数Neも演算している。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力ポートを介して入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。また、モータECU40は、HVECU70と通信しており、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転角速度ωm1,ωm2や回転数Nm1,Nm2も演算している。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの端子間電圧Vbやバッテリ50の出力端子に接続された電力ラインに取り付けられた電流センサ51bからの充放電電流Ib,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりHVECU70に送信する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために、電流センサ51bにより検出された充放電電流Ibの積算値に基づいてそのときのバッテリ50から放電可能な電力の容量の全容量に対する割合である蓄電割合SOCを演算したり、演算した蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい許容入出力電力である入出力制限Win,Woutを演算したりしている。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定し、バッテリ50の蓄電割合SOCに基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。
パーキングロック装置60は、図1や図2に示すように、駆動軸36に取り付けられたパーキングギヤ62と、パーキングギヤ62と噛み合ってその回転駆動を停止した状態でロックするパーキングロックポール64と、を備える。パーキングロックポール64は、他のポジションから駐車ポジション(Pポジション)への操作信号または駐車ポジションから他のポジションへの操作信号を入力したHVECU70によって図示しないアクチュエータが駆動制御されることによって作動し、パーキングギヤ62との噛合およびその解除によってパーキングロックおよびその解除を行なう。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号やシフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。HVECU70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。なお、実施例のハイブリッド自動車20では、シフトポジションSPとしては、駐車ポジション(Pポジション)や中立ポジション(Nポジション),ドライブポジション(Dポジション),リバースポジション(Rポジション)などがある。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、運転者によるアクセルペダルの踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36に出力すべき要求トルクTr*を計算し、この要求トルクTr*に対応する要求動力が駆動軸36に出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2との運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてがプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されて駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや、要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部がプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力が駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード,エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力を駆動軸36に出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。なお、トルク変換運転モードと充放電運転モードとは、いずれもエンジン22の運転を伴って要求動力が駆動軸36に出力されるようエンジン22とモータMG1とモータMG2とを制御するモードであり、実質的な制御における差異はないため、以下、両者を合わせてエンジン運転モードという。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、シフトポジションSPが駐車ポジションである駐車中にエンジン22を始動する際や停止する際の動作について説明する。以下、まず、駐車中にエンジン22を始動する際の動作について説明し、その後、駐車中にエンジン22を停止する際の動作について説明する。図3は、実施例のHVECU70により実行される駐車始動時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、駐車中にエンジン22の始動指示がなされたときに実行される。
駐車始動時制御ルーチンが実行されると、HVECU70は、まず、モータMG2の回転子の回転位置θm2を入力し(ステップS100)、入力したモータMG2の回転子の回転位置を基準位置θsetとして設定する(ステップS110)。ここで、モータMG2の回転子の回転位置θm2は、回転位置検出センサ44により検出されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。また、ステップS110の処理は、エンジン22の始動処理を開始する直前のモータMG2の回転子の回転位置θm2を基準位置θsetとして設定する処理である。
続いて、エンジン22の回転数NeやモータMG2の回転子の回転位置θm2を入力する(ステップS120)。ここで、エンジン22の回転数Neは、図示しないクランクポジションセンサからのクランク角θcrに基づいて演算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。
そして、入力したモータMG2の回転子の回転位置θm2から基準位置θsetを減じて、モータMG2の回転子の回転位置θm2の基準位置θsetに対する変化量としての回転位置変化量Δθm2を計算し(ステップS130)、計算した回転位置変化量Δθm2の絶対値を閾値Δθrefと比較する(ステップS140)。
図4は、駐車中のパーキングロック装置60のパーキングギヤ62とパーキングロックポール64との噛み合いの様子を示す説明図である。図中、「L1」は、パーキングギヤ62の隣り合う2つの歯62aと歯62bとの間の距離としての歯間距離を示し、「L2」は、パーキングロックポール64の先端部(パーキングギヤ62と噛み合う部分)64aの図中左右方向(パーキングギヤ62の周方向)の長さとしてのポール長さを示し、「ΔL1」は、パーキングロックポール64の先端部64aの図中左側の面とパーキングギヤ62の歯62aの右側の面との距離としての第1隙間距離を示し、「ΔL2」は、パーキングロックポール64の先端部64aの図中右側の面とパーキングギヤ62の歯62bの左側の面との距離としての第2隙間距離を示す。パーキングロックポール64の先端部64aがパーキングギヤ62の歯62aと62bとの中央としての歯間中央に位置する(モータMG2の回転子の回転位置θm2が、パーキングロックポール64の先端部64aがパーキングギヤ62の歯間中央に位置するときの回転位置θm2としての歯間中央位置θcntである)ときには、第1隙間距離ΔL1と第2隙間距離ΔL2とは共に値(L1−L2)/2となる。これを踏まえて、閾値Δθrefは、実施例では、この値(L1−L2)/2の2/3や3/4などを用いるものとした。
モータMG2の回転子の回転位置変化量Δθm2の絶対値が閾値Δθref以下のときには、エンジン22をモータリング(クランキング)するためのクランキングトルクTcrをモータMG1のトルク指令Tm1*に設定すると共に(ステップS180)、モータMG2の回転子の現在の回転位置θm2と基準位置θsetとを用いて次式(1)によりモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し(ステップS190)、設定したモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する(ステップS200)。ここで、式(1)は、モータMG2の回転子の現在の回転位置θm2が基準位置θsetとなるようにする(両者の差分を打ち消す)ためのフィードバック制御における関係式であり、式(1)中、「kp」は、比例項のゲインである。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。エンジン22の始動時には、モータMG1から出力されるトルク(クランキングトルクTcr)に加えて、エンジン22のフリクションに基づくトルクや、エンジン22やモータMG1の回転数の変化に基づくトルクなどもプラネタリギヤ30を介して駆動軸36に作用する。したがって、モータMG2の回転子の回転位置θm2と基準位置θsetとの差分が打ち消されるようモータMG2のトルク指令Tm2*を設定してモータMG2を制御することにより、エンジン22の始動時に、モータMG2の回転子の回転位置θm2が基準位置θsetから大きくズレるのを抑制することができる。この結果、エンジン22の始動時に、パーキングギヤ62の回転によってパーキングギヤ62の歯62aや歯62bとパーキングロックポール64とが衝突することによる歯打ち音の発生を抑制することができる。
Tm2*=kp・(θset-θm2) (1)
次に、エンジン22の回転数Neをエンジン22の運転(燃料噴射制御や点火制御)を開始する回転数としての運転開始回転数Nsteg(例えば、1000rpmや1200rpmなど)と比較し(ステップS210)、エンジン22の回転数Neが運転開始回転数Nst未満のときには、ステップS120に戻る。
こうしてステップS120〜S140,S180〜S210の処理を繰り返し実行している最中にステップS140でモータMG2の回転子の回転位置変化量Δθm2の絶対値が閾値Δθrefより大きいと判定されたときには、モータMG2の回転子の回転位置変化量Δθm2を値0と比較する(ステップS150)。そして、モータMG2の回転子の回転位置変化量Δθm2が値0より大きい(正の値)ときには、その回転位置変化量Δθm2の閾値Δθrefに対する正側の超過分(Δθm2−Δθref)を現在の基準位置θsetに加えた値を基準位置θsetとして再設定し(ステップS160)、モータMG2の回転子の回転位置変化量Δθm2が値0より小さい(負の値)ときには、その回転位置変化量Δθm2の閾値(−Δθref)に対する負側の超過分(Δθm2+Δθref)を現在の基準位置θsetに加えた値を基準位置θsetとして再設定し(ステップS170)、ステップS180以降の処理を実行する。こうしたステップS150〜S170の処理により、エンジン22の始動時に、基準位置θsetを歯間中央位置θcntに近づけることができる。これにより、エンジン22の始動時に、パーキングギヤ62の回転によってパーキングギヤ62の歯62aや歯62bとパーキングロックポール64とが衝突することによる歯打ち音の発生をより抑制することができる。
ステップS120〜S210の処理を繰り返し実行してエンジン22の回転数Neが運転開始回転数Nst以上に至ると、エンジン22の運転が開始されているか否かを判定し(ステップS220)、エンジン22の運転が開始されてないときには、エンジン22の運転を開始するための運転開始制御信号をエンジンECU24に送信し(ステップS230)、エンジン22の運転が開始されているときには、ステップS230の処理を実行しない。運転開始制御信号を受信したエンジンECU24は、エンジン22の燃料噴射制御や点火制御を開始する。
そして、エンジン22が完爆に至ったか否かを判定し(ステップS240)、未だ完爆に至っていないときにはステップS130に戻り、ステップS130〜S240の処理を繰り返し実行してステップS240でエンジン22が完爆したと判定されると、本ルーチンを終了する。
図5は、エンジン22を始動する際のモータMG2の回転子の回転位置θm2や基準位置θset,モータMG2のトルクTm2の時間変化の様子を示す説明図である。図中、「θp1」,「θp2」は、パーキングギヤ62の歯とパーキングロックポール64とが衝突する(例えば、図4で、前者はパーキングギヤ62の歯62bとパーキングロックポール64の先端部64aとが衝突し、後者はパーキングギヤ62の歯62aとパーキングロックポール64の先端部64aとが衝突する)モータMG2の回転子の回転位置θm2を示す。図示するように、時刻t1にエンジン22の始動(モータMG1によるエンジン22のモータリング)が開始されると、モータMG2の回転子の回転位置θm2の変化(回転位置変化量Δθm2)に応じてモータMG2からトルクを出力する。これにより、回転位置変化量Δθm2が大きくなるのを抑制して、パーキングロック装置60で歯打ち音が発生するのを抑制することができる。その後、時刻t2にエンジン22の始動中に回転位置変化量Δθm2が閾値θrefを超えると、時刻t3に回転位置変化量Δθm2が閾値Δθref以下となるまで、回転位置θm2側に基準位置θsetを移動させる。これにより、基準位置θsetを、パーキングロックポール64がパーキングギヤ62の歯間中央に位置する回転位置θm2に近づけることができ、パーキングロック装置60で歯打ち音が発生するのをより抑制することができる。
以上、駐車中にエンジン22を始動する際の動作について説明した。次に、駐車中にエンジン22を停止する際の動作について説明する。図6は、実施例のHVECU70により実行される駐車停止時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、駐車中にエンジン22の停止指示がなされたときに実行される。
駐車停止時制御ルーチンが実行されると、HVECU70は、まず、モータMG2の回転子の回転位置θm2を入力し(ステップS300)、入力したモータMG2の回転子の回転位置θm2を基準位置θsetとして設定する(ステップS310)。このステップS310の処理は、エンジン22の停止処理を開始する直前のモータMG2の回転子の回転位置θm2を基準位置θsetとして設定する処理である。そして、エンジン22の運転(燃料噴射制御や点火制御)を停止するための運転停止制御信号をエンジンECU24に送信する(ステップS320)。運転停止制御信号を受信したエンジンECU24は、エンジン22の燃料噴射制御や点火制御を停止する。
続いて、エンジン22の回転数NeやモータMG2の回転子の回転位置θm2を入力し(ステップS330)、入力したエンジン22の回転数Neを用いてエンジン22が回転停止したか否かを判定する(ステップS340)。そして、エンジン22が回転停止していないときには、モータMG2の回転子の回転位置変化量Δθm2を計算し(ステップS350)、計算した回転位置変化量Δθm2の絶対値を上述の閾値Δθrefと比較する(ステップS360)。
モータMG2の回転子の回転位置変化量Δθm2の絶対値が閾値Δθref以下のときには、エンジン22の停止時にエンジン22をモータリングするためのトルクとしての停止時モータリングトルクTspをモータMG1のトルク指令Tm1*に設定し(ステップS400)、モータMG2の回転子の現在の回転位置θm2と基準位置θsetとを用いて次式(1)によりモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し(ステップS410)、設定したモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信して(ステップS420)、ステップS330に戻る。エンジン22の停止時には、エンジン22の始動時と同様に、モータMG1から出力されるトルク(停止時モータリングトルクTsp)に加えて、エンジン22のフリクションに基づくトルクや、エンジン22やモータMG1の回転数の変化に基づくトルクなどもプラネタリギヤ30を介して駆動軸36に作用する。したがって、モータMG2の回転子の回転位置θm2と基準位置θsetとの差分が打ち消されるようモータMG2のトルク指令Tm2*を設定してモータMG2を制御することにより、エンジン22の停止時に、モータMG2の回転子の回転位置θm2が基準位置θsetから大きくズレるのを抑制することができる。この結果、エンジン22の停止時に、パーキングギヤ62の回転によってパーキングギヤ62の歯62aや歯62bとパーキングロックポール64とが衝突することによる歯打ち音の発生を抑制することができる。
こうしてステップS330〜S360,S400〜S420の処理を繰り返し実行している最中にステップS360でモータMG2の回転子の回転位置変化量Δθm2の絶対値が閾値Δθrefより大きいと判定されたときには、図3の駐車始動時制御ルーチンのステップS150〜S170の処理と同様に、回転位置変化量Δθm2の符号に応じて基準位置θsetを再設定する(ステップS370〜S390)。こうしたステップS370〜S390の処理により、エンジン22の停止時に、基準位置θsetを歯間中央位置θcntに近づけることができる。これにより、エンジン22の停止時に、パーキングギヤ62の回転によってパーキングギヤ62の歯62aや歯62bとパーキングロックポール64とが衝突することによる歯打ち音の発生をより抑制することができる。
ステップS330〜S420の処理を繰り返し実行してステップS340でエンジン22が回転停止したと判定されると、本ルーチンを終了する。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、駐車中にエンジン22を始動する際や停止する際には、エンジン22の始動処理や停止処理を開始する直前のモータMG2の回転子の回転位置θm2を基準位置θsetとして、モータMG2の回転子の回転位置θm2と基準位置θsetとの差分が打ち消されるようモータMG2を制御するから、エンジン22の始動時や停止時に、モータMG2の回転子の回転位置θm2が基準位置θsetから大きくズレるのを抑制することができ、パーキングギヤ62の回転によってパーキングギヤ62の歯62aや歯62bとパーキングロックポール64とが衝突することによる歯打ち音の発生を抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、駐車中にエンジン22を始動する際および停止する際に、モータMG2の回転子の回転位置θm2と基準位置θsetとの差分が打ち消されるようモータMG2を制御するものとしたが、駐車中にエンジン22を始動する際と停止する際とのうち一方については、実施例と同様に、モータMG2の回転子の回転位置θm2と基準位置θsetとの差分が打ち消されるようモータMG2を制御するが、他方については、実施例とは異なる手法(例えば、モータMG1から出力されてプラネタリギヤ30を介して駆動軸36に作用するトルクや、エンジン22のフリクションに基づいてプラネタリギヤ30を介して駆動軸36に作用するトルク,エンジン22やモータMG1の回転数の変化に基づいてプラネタリギヤ30を介して駆動軸36に作用するトルクなどをキャンセルするためのトルクをモータMG2から出力する手法など)によってモータMG2を制御するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、駐車中にエンジン22を始動する際および停止する際に、モータMG2の回転子の回転位置θm2と基準位置θsetとの差分が打ち消されるようモータMG2を制御するものとしたが、これらの少なくとも一方に加えて、エンジン22の運転中(始動完了から停止処理の開始直前まで)や、エンジン22の始動完了から所定時間(例えば数秒など)が経過するまでの間などに、モータMG2の回転子の回転位置θm2と基準位置θsetとの差分が打ち消されるようモータMG2を制御するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、駐車中にエンジン22を始動する際や停止する際に、モータMG2の回転子の回転位置変化量Δθm2の絶対値が閾値Δθrefより大きくなったときには、モータMG2の回転子の回転位置θm2側に基準位置θsetを補正する(再設定する)ものとしたが、モータMG2の回転子の回転位置変化量Δθm2に拘わらず、基準位置θsetを補正しないものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22を始動する際や停止する際のモータMG2のトルク指令Tm2*の設定に用いるフィードバック制御における関係式において、比例項だけを用いるものとしたが、比例項に加えて、積分項や微分項も用いるものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータMG1が「第1モータ」に相当し、プラネタリギヤ30が「プラネタリギヤ」に相当し、モータMG2が「第2モータ」に相当し、バッテリ50が「バッテリ」に相当し、パーキングギヤ62とパーキングロックポール64とを備えるパーキングロック装置60が「パーキングロック装置」に相当し、図3の駐車始動時制御ルーチンや図6の駐車停止時制御ルーチンを実行するHVECU70と、HVECU70からの指令に基づいてエンジン22を制御するエンジンECU24と、HVECU70からの指令に基づいてモータMG2を制御するモータECU40と、が「制御手段」に相当する。
ここで、「エンジン」としては、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力するエンジン22に限定されるものではなく、如何なるタイプのエンジンであっても構わない。「第1モータ」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG1に限定されるものではなく、誘導電動機など、如何なるタイプのモータであっても構わない。「プラネタリギヤ」としては、プラネタリギヤ30(シングルピニオン式のプラネタリギヤ)に限定されるものではなく、ダブルピニオン式のプラネタリギヤや、複数のプラネタリギヤの組み合わせによって構成されたものなど、車軸に連結された駆動軸とエンジンの出力軸と第1モータの回転軸とに3つの回転要素が接続されたものであれば如何なるタイプのプラネタリギヤであっても構わない。「第2モータ」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、駆動軸に動力を出力可能なものであれば如何なるタイプのモータであっても構わない。「バッテリ」としては、リチウムイオン二次電池として構成されたバッテリ50に限定されるものではなく、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池,鉛蓄電池など、第1モータおよび第2モータと電力をやりとり可能なものであれば如何なるタイプのバッテリであっても構わない。「パーキングロック装置」としては、パーキングロック装置60に限定されるものではなく、駆動軸に取り付けられた回転ギヤと回転ギヤとの噛み合いによって駆動軸を回転不能に固定する固定部材と有しシフトポジションが駐車ポジションに操作されたときに固定部材が回転ギヤと噛み合うよう作動するものであれば如何なるタイプのパーキングロック装置出会っても構わない。「制御手段」としては、HVECU70とエンジンECU24とモータECU40とからなる組み合わせによって構成されるものに限定されるものではなく、単一の電子制御ユニットによって構成されるものなどとしてもよい。また、「制御手段」としては、駐車中にエンジン22を始動する際や停止する際には、エンジン22の始動処理や停止処理を開始する直前のモータMG2の回転子の回転位置θm2を基準位置θsetとして、モータMG2の回転子の回転位置θm2と基準位置θsetとの差分が打ち消されるようモータMG2を制御するものに限定されるものではなく、シフトポジションが駐車ポジションでエンジンを始動または停止する際には、エンジンを始動または停止する前のモータの回転子の回転位置を基準位置として、モータの回転位置と基準位置との差分が打ち消されるようモータを制御するものであれば如何なるものとしても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20,120 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、37 デファレンシャルギヤ、38a,38b 駆動輪、39a,39b 車輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、130 対ロータ電動機、132 インナーロータ、134 アウターロータ、230 変速機、MG,MG1,MG2 モータ。

Claims (3)

  1. エンジンと、第1モータと、車軸に連結された駆動軸と前記エンジンの出力軸と前記第1モータの回転軸とに3つの回転要素が接続されたプラネタリギヤと、前記駆動軸に動力を出力可能な第2モータと、前記第1モータおよび前記第2モータと電力をやりとり可能なバッテリと、前記駆動軸に取り付けられた回転ギヤと該回転ギヤとの噛み合いによって前記駆動軸を回転不能に固定する固定部材と有しシフトポジションが駐車ポジションに操作されたときに前記固定部材が前記回転ギヤと噛み合うよう作動するパーキングロック装置と、を備えるハイブリッド自動車であって、
    シフトポジションが駐車ポジションで前記エンジンを始動または停止する際には、該エンジンを始動または停止する前の前記モータの回転子の回転位置を基準位置として、前記モータの回転位置と前記基準位置との差分が打ち消されるよう前記モータを制御する制御手段、
    を備えるハイブリッド自動車。
  2. 請求項1記載のハイブリッド自動車であって、
    前記制御手段は、前記モータの回転子の回転位置の変動の履歴に基づいて、前記基準位置が、前記固定部材が前記回転ギヤの隣り合う2つの歯の中央となる前記モータの回転子の回転位置である中央対応位置に近づくよう、該基準位置を補正する手段である、
    ハイブリッド自動車。
  3. 請求項2記載のハイブリッド自動車であって、
    前記制御手段は、前記モータの回転子の回転位置が前記基準位置から閾値以上離れたときに、該モータの回転子の回転位置側に前記基準位置を補正する手段である、
    ハイブリッド自動車。
JP2013062397A 2013-03-25 2013-03-25 ハイブリッド自動車 Pending JP2014184921A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013062397A JP2014184921A (ja) 2013-03-25 2013-03-25 ハイブリッド自動車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013062397A JP2014184921A (ja) 2013-03-25 2013-03-25 ハイブリッド自動車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014184921A true JP2014184921A (ja) 2014-10-02

Family

ID=51832876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013062397A Pending JP2014184921A (ja) 2013-03-25 2013-03-25 ハイブリッド自動車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014184921A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107531241A (zh) * 2015-02-02 2018-01-02 标致雪铁龙汽车股份有限公司 根据其它原动机的转矩回收可能性来辅助决定使混合动力运输工具的原动机联结/断联的辅助方法和装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107531241A (zh) * 2015-02-02 2018-01-02 标致雪铁龙汽车股份有限公司 根据其它原动机的转矩回收可能性来辅助决定使混合动力运输工具的原动机联结/断联的辅助方法和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6260558B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP5829951B2 (ja) 車両の異常判定装置
JP4215012B2 (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP2016086505A (ja) 自動車
JP4311400B2 (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP2007055287A (ja) ハイブリッド車
JP2014184920A (ja) 自動車
JP2013086516A (ja) 車両
JP5556586B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2010083387A (ja) 車両およびその制御方法
JP2009248681A (ja) ハイブリッド車およびその始動時停車保持判定方法
JP2008114817A (ja) 車両およびその制御方法
JP2005030281A (ja) 動力出力装置およびその制御方法並びに自動車
JP2007210409A (ja) 車両および車両の制御方法
JP2014184921A (ja) ハイブリッド自動車
JP2018167614A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP6881160B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2012171593A (ja) ハイブリッド自動車
JP3941769B2 (ja) 動力出力装置およびその制御方法並びに自動車
JP2016132367A (ja) ハイブリッド自動車
JP2014201105A (ja) ハイブリッド自動車
JP2014034259A (ja) ハイブリッド自動車
JP2012218577A (ja) ハイブリッド車
JP6024507B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP5626054B2 (ja) 自動車