JP2014183946A - 貯血槽 - Google Patents

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Abstract

【課題】消泡材を消泡フレームに接着剤を用いることなく簡単に取り付ける。
【解決手段】ハウジング10内に消泡フレーム40が収納され、消泡フレーム内に消泡材50が設けられている。血液は、ハウジングの上部に設けられた血液流入ポート21,22を介して消泡フレーム内に流入し、消泡フレームに設けられた濾過網47を通過してハウジングの下部に設けられた血液流出ポート13へ流れる。消泡材50は第1耳部53aを備え、消泡フレーム40は係止部43を備える。第1耳部53aを係止部43に係止することにより消泡材50が消泡フレーム40に保持されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、心肺手術等を行う際に使用される体外血液循環回路において、体外循環中の血液を一時的に貯留する貯血槽に関する。
心臓手術等を行う場合、患者の心臓や肺の機能を代替するための血液ポンプや人工肺を備えた体外血液循環回路が用いられる。体外血液循環回路には、患者の静脈から脱血された静脈血を一時的に貯留して循環回路血液量を調整するための貯血槽(「静脈血貯血槽」と呼ばれることがある)や、術野に溢れた血液(「心内血」と呼ばれることがある)を吸引して回収して一時的に貯留するための貯血槽(「心内血貯血槽」と呼ばれることがある)が設けられる。心内血は、静脈血に比べて、肉片、脂肪、凝血塊などの異物や気泡を多く含むので、心内血貯血槽には、異物を除去するためのフィルタと気泡を消泡(破泡)するための消泡材とからなるカーディオトミー部が設けられる。静脈血と心内血とを共通する貯血槽(「心内血貯血槽一体型静脈血貯血槽」と呼ばれることがある)に貯留することも広く行われている。
特許文献1,2には、心内血と静脈血とが流入する心内血貯血槽一体型静脈血貯血槽が記載されている。この貯血槽は、ハウジング内に、消泡フレームが配置され、更に消泡フレーム内にカーディオトミー部が配置されている。心内血は、カーディオトミー部内に流入し、カーディオトミー部のフィルタを通過し、消泡フレームに設けられた濾過網(フィルタ)を通過した後、貯血槽の下端の流出ポートから貯血槽外に流出する。一方、静脈血は、カーディオトミー部を通過することなく消泡フレーム内に流入し、消泡フレームに設けられた濾過網(フィルタ)を通過した後、貯血槽の下端の流出ポートから貯血槽外に流出する。
カーディオトミー部から消泡フレーム内に流入した心内血が、依然として気泡を含んでいる場合がある。また、静脈血中にも、気泡が混入していることがある。気泡が混入した血液が患者の体内にもどると、気泡塞栓によって脳卒中などの重篤な症状を引き起こすことがある。従って、従来の心内血貯血槽一体型静脈血貯血槽では、静脈血が流入する消泡フレーム内にも消泡材が設けられていた。
図10は、従来の心内血貯血槽一体型静脈血貯血槽において、消泡材950を消泡フレーム940内に固定する方法を説明する斜視図である。消泡材950は、略矩形状のポリウレタンフォームの両端辺を接続部957にて環状に接続した筒状体である。消泡フレーム940の略「コ」字状の枠状部945の上部には保持バー944が架け渡されている。消泡材950を、枠状部945と保持バー944とで囲まれた略矩形の枠内に挿入し、枠状部945の内面に付与した接着剤943を用いて消泡材950を枠状部945に固定する。枠状部945には複数の開口が形成されている。濾過網(フィルタ)947が各開口を塞ぐように、枠状部945に保持されている。
消泡フレーム940内において、血液に混入した気泡は血液面上に浮上する。時間の経過とともに、血液面上の気泡の数が増え、血液面上で気泡が上方に向かって盛り上がる。ところが、気泡は、消泡材950に接触すると破泡してしまう。従って、消泡フレーム940内の気泡の高さを一定レベル以下に保つことができる。
特開2009−77778号公報 特開2010−162207号公報
しかしながら、図10に示した従来の貯血槽は、消泡材950を接着剤943を用いて消泡フレーム940に固定するので、以下の課題を有している。
第1に、消泡材950を消泡フレーム940に接着剤943を用いて固定するための工数が大きい。即ち、消泡フレーム940に接着剤943を付与する必要がある。また、接着剤943が硬化するまでの間、消泡材950が位置ずれしなうように消泡材950を保持する必要がある。従って、消泡材950を消泡フレーム940に固定するための作業が繁雑で、しかも長時間を要する。
第2に、貯血槽内の血液面が何らかの理由で異常上昇すると、気泡や血液が接着剤943に接触する可能性がある。血液が異物に接触する可能性は、最小限にとどめることが望まれる。
本発明は、上記の従来の貯血槽の課題を解決するものであり、消泡材を消泡フレームに接着剤を用いることなく簡単に取り付けることができる、組み立ての容易な貯血槽を提供することを目的とする。
本発明の貯血槽は、上部に血液流入ポートを有し、下端に血液流出ポートを有するハウジングと、前記ハウジング内に収納された消泡フレームと、前記消泡フレーム内に設けられた消泡材とを備える。前記貯血槽は、血液が、前記血液流入ポートを介して前記消泡フレーム内に流入し、前記消泡フレームに設けられた濾過網を通過して前記血液流出ポートへ流れるように構成されている。前記消泡材は第1耳部を備える。前記消泡フレームは係止部を備える。前記第1耳部を前記係止部に係止することにより前記消泡材が前記消泡フレームに保持されている。
本発明の貯血槽では、消泡材の第1耳部を消泡フレームに設けられた係止部に係止することにより、消泡材は消泡フレームに保持されている。従って、接着剤を用いることなく、消泡材を消泡フレームに簡単に取り付けることができる。これにより、本発明の貯血槽は、組み立てが容易である。
図1は、本発明の実施形態1に係る貯血槽の概略構成を示した斜視図である。 図2は、本発明の実施形態1に係る貯血槽の側面断面図である。 図3は、本発明の実施形態1に係る貯血槽に内装される消泡フレームの斜視図である。 図4は、本発明の実施形態1に係る貯血槽において、消泡材が装着された消泡フレームの斜視図である。 図5Aは、本発明の実施形態1に係る貯血槽において、消泡材を消泡フレームに装着する直前の状態を示した斜視図である。 図5Bは、本発明の実施形態1に係る貯血槽において、消泡材を消泡フレームに装着する途中の状態を示した斜視図である。 図6は、本発明の実施形態2に係る貯血槽に使用される消泡材の斜視図であって、消泡フレームに装着される前の状態を示す。 図7は、本発明の実施形態3に係る貯血槽に使用される消泡材の斜視図であって、消泡フレームに装着される前の状態を示す。 図8は、本発明の実施形態4に係る貯血槽に使用される消泡材の斜視図であって、消泡フレームに装着される前の状態を示す。 図9は、本発明の実施形態5に係る貯血槽に使用される消泡材の斜視図であって、消泡フレームに装着される前の状態を示す。 図10は、従来の心内血貯血槽一体型静脈血貯血槽において、消泡材を消泡フレーム内に固定する方法の一例を示した斜視図である。
上記の本発明の貯血槽において、前記消泡材は、前記消泡フレームの内壁面に沿って配置された側壁部を備えていてもよい。この場合、前記第1耳部は、前記側壁部から上方に向かって突出していてもよい。これにより、既存の消泡フレームに大幅な設計変更を加えることなく、第1耳部を係止する係止部を消泡フレームに設けることができる。
上記において、前記側壁部は、前記消泡フレームの内壁面に沿って変形されて、前記消泡フレーム内に収納されていることが好ましい。例えば、側壁部は、消泡フレームの内壁面に沿って、略「コ」字形状、略円弧状、または略「U」字形状に変形されていることが好ましい。これは、側壁部の形状保持性を向上させるので、所望する消泡特性を安定的に得るのに有利である。また、特に大容量(大型)の貯血槽において消泡特性を向上させるのに有利である。
前記消泡材は、水平方向にほぼ沿って延びた水平部を更に備えることが好ましい。これは、消泡フレーム内で気泡が異常に増加するのを防止するのに有利である。
上記において、前記消泡材は、前記水平部から突出した第2耳部を更に備えてもよい。この場合、前記第2耳部は前記消泡フレームに設けられた係止部に係止されていることが好ましい。これにより、消泡フレームに蓋体をかぶせていなくても、水平部を水平方向と略方向に配置することができる。これは、消泡材が水平部を備えている場合に、貯血槽の組み立てを容易にするのに有利である。
前記第1耳部と前記第2耳部とが共通する係止部に係止されていることが好ましい。これは、消泡フレームの設計を容易にするのに有利である。
前記消泡材は連続する単一の材料からなることが好ましい。これにより、シート状の原反から切り出して消泡材を作製することができる。これは、消泡材の作製を簡単化するのに有利である。
以下に、本発明を好適な実施形態を示しながら詳細に説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されないことはいうまでもない。以下の説明において参照する各図は、説明の便宜上、本発明の実施形態を構成する部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。従って、本発明は以下の各図に示されていない任意の部材を備え得る。また、以下の各図では、実際の部材の寸法および各部材の寸法比率等は忠実に表されていない。
<実施形態1>
(貯血槽の全体構成)
図1は本発明の実施形態1に係る貯血槽1の概略構成を示した斜視図、図2はその側面断面図である。この貯血槽1は、静脈血と心内血とを貯留させる心内血貯血槽一体型静脈血貯血槽である。以下の説明において「上」、「下」、「水平方向」は、貯血槽1の実際の使用状態を基準に定義される。
貯血槽1は、ハウジング本体11とハウジング本体11の上部に載置された蓋体16とからなるハウジング10を備える。
ハウジング本体11は、その中心から外れた一部が下方に突出した貯血部12と、貯血部12の下端に設けられた、血液が流出する血液流出ポート13とを備える。ハウジング本体11の下面には、手術室に立設された支柱の上端を挿入することで貯血槽1を保持するための固定用穴14が形成されている。
蓋体16には、貯血槽1内に血液を流入させるための複数の血液流入ポートが設けられている。血液流入ポートは、心内血が流入する複数の心内血流入ポート21と、静脈血が流入する静脈血流入ポート22とを含む。更に、蓋体16には、薬液等を血液に混入するための複数の薬液注入ポート23,24、緊急に大量の薬液を血液に混入させたり、カーディオトミー部30の心内血フィルタ31が目詰まりにより使用できなくなった場合に代替のカーディオトミー部を通過させた血液を流入させたりするためのサービスポート25、貯血槽1内の圧力を調整するための排気ポート26、貯血槽1内の圧力が異常な陽圧又は陰圧になるのを防止するための圧力調整弁27等が設けられている。静脈血流入ポート22には、静脈血の温度を測定するための温度プルーブ28が挿入されている。
静脈血流入ポート22には体外血液循環回路の脱血ラインのチューブが接続され、心内血流入ポート21には心内血吸引ラインのチューブが接続される。血液流出ポート13には体外血液循環回路の送血ラインのチューブが接続される。薬液注入ポート23,24には所定の薬液容器に接続された薬液注入ラインのチューブが接続される。薬液注入ポート23から流入した薬液はカーディオトミー部30を通過せずに貯血部12に流入し、薬液注入ポート24から流入した薬液はカーディオトミー部30を通過した後、貯血部12に流入する。サービスポート25には各種ラインのチューブが接続される。温度プルーブ28には温度計測機器と接続された電気配線が接続される。
ハウジング10内には、濾過網47を保持する消泡フレーム40が収納されている。消泡フレーム40の上部には、消泡材50が保持されている。図3は、消泡材50が取り付けられる前の消泡フレーム40を示した斜視図である。消泡フレーム40は、略升形状を有するカップ状部41と、カップ状部41の一側面に形成された格子状フレームからなる枠状部45とを備えている。枠状部45は、ハウジング本体11の貯血部12内に挿入されるように、カップ状部41よりも下方に延びている。枠状部45の側面には、枠状部45の上下方向の全範囲にわたって格子状に開口が形成されている。枠状部45の開口を塞ぐように、濾過網47が枠状部45に固定保持されている。図2、図3において多数のドットを付した領域が、濾過網47を示す。枠状部45の下端は、血液流出ポート13近傍にまで達している(図2参照)。枠状部45の上端45aは、カップ状部41の上端よりわずかに低い。一対の係止部43が、カップ状部41の上端から枠状部45の側に向かって水平方向に突出している。係止部43に対向する係止突起44が、枠状部45の上端45aから上方に向かって突出している。消泡フレーム40が、図10に示した従来の消泡フレーム940に設けられていた保持バー944と同様の保持バーを備えていてもよい。
濾過網47は、血液が濾過網47を通過する際に血液中の異物や気泡を除去するフィルターとしての機能を有している。濾過網47の構成及び材料に特に制限はなく、公知のものを適宜選択して使用することができる。例えば、濾過網47として多数の微細な開口を有するスクリーンフィルタを用いることができる。濾過網47に、消泡剤(例えばシリコーンなど)をコーティングして気泡の消泡機能を付与してもよい。
図2にもどり、静脈血流入ポート22と静脈血導管29の上端とが蓋体16を介して接続されている。静脈血導管29は、カーディオトミー部30の下端とカップ状部41の底面との間を通ってカップ状部41から枠状部45へと消泡フレーム40の内側を案内され、その下端の開口は、貯血槽1の最低血液面レベルLよりも下側に位置している。
カーディオトミー部30が、心内血流入ポート21の下側に設けられている。
カーディオトミー部30は、略袋形状(または、コーヒー抽出の際に使用される紙製のコーヒーフィルタに類似した形状)を有する心内血フィルタ31と、フィルタ31の内側に配置された心内血消泡材32とを備える。
心内血フィルタ31は、血液(心内血)が心内血フィルタ31を通過する際に血液中の異物を捕捉して除去する機能を有している。更に、気泡を捕捉する機能を有していても良い。心内血フィルタ31としては、特に制限はないが、例えば、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレンなどの樹脂材料からなるメッシュフィルタなど、カーディオトミー部として公知のフィルタ材を用いることができる。心内血フィルタ31の孔径は、特に制限はないが、20〜50μmが好ましい。心内血フィルタ31に消泡剤(例えばシリコーン)をコーティングして気泡の消泡機能を付与しても良い。
心内血消泡材32は、略袋形状を有し、心内血フィルタ31内に配置されている。心内血消泡材32としては、心内血消泡材32に接触した気泡を破泡させる消泡機能を有していることが好ましく、また、外力を加えることにより容易に変形することができる可撓性及び柔軟性と、当該外力を取り除くと初期形状に復帰するクッション性(形状復帰性)とを有することが好ましい。心内血消泡材32として、カーディオトミー部に使用される公知の消泡材料を任意に選択して使用することができる。例えば、基層としてのポリウレタンの表面に消泡剤としてのシリコーンがコーティングされた材料を用いることができる。また、基層の形態は、連続気泡を有する発泡体、織物、編み物、不織布などであってもよい。好ましくは、軟質のポリウレタンフォームにシリコーンをコーティングした材料を用いることができる。本実施形態1では、心内血消泡材32は、上側が二重構造で、下側が単層構造の、半二重構造を有している。
心内血フィルタ31の上端と心内血消泡材32の上端とは、樹脂板33に固定されている。樹脂板33の材料は特に制限はないが、例えばポリウレタンなどの接着剤を用いることができる。心内血フィルタ31及び心内血消泡材32を保持する樹脂板33は蓋体16の下面に固定される。樹脂板33の中央に開口(貫通穴)が形成されている。この開口に、心内血流入ポート21と連通した心内血導管36と、薬液注入ポート24と連通した薬液導管37とが挿入されている。
蓋体16を消泡フレーム40上にかぶせることにより、蓋体16に保持されたカーディオトミー部30は、消泡フレーム40内に配置される。
貯血槽1内の血液の流れを簡単に説明する。
図2において、患者の術野から吸引された心内血は、心内血流入ポート21及び心内血導管36を順に通過してカーディオトミー部30内に流入する。心内血に混入していた気泡は、血液面上に浮上するが、心内血消泡材32に接触すると破泡する。カーディオトミー部30内の心内血は、心内血消泡材32及び心内血フィルタ31を順に通過して、消泡フレーム40内に流入する。この際、心内血に含まれる肉片、脂肪、凝血塊などの異物や気泡は、心内血フィルタ31で捕捉される。
一方、患者の静脈から脱血された静脈血は、静脈血流入ポート22及び静脈血導管29を順に通過して、静脈血導管29の下端の開口から消泡フレーム40内に流入する。
心内血及び静脈血は、消泡フレーム40内で混合され、濾過網47を通過して、血液流出ポート13を通って貯血槽1外に流出する。
この過程で、血液は、その血液面が最低血液面レベルLより上になるように、貯血部12内に一時的に貯留される。
心内血は、相対的に多くの気泡を含む。上述したように、心内血に含まれる気泡の多くは、カーディオトミー部30内の心内血消泡材32に接触して破泡する。しかしながら、その一部は、心内血とともにカーディオトミー部30外に流出することがある。また、静脈血もわずかに気泡を含む場合がある。従って、消泡フレーム40内において、血液面上に気泡が浮上し、その数が増えて、血液面上で上方に向かって気泡が盛り上がるように成長することがある。しかしながら、消泡フレーム40内の上方に消泡材50が取り付けられている。従って、気泡は、消泡材50に接触すると破泡してしまう。かくして、消泡フレーム40内で、気泡が一定高さ以上に盛り上がるのが防止される。
(消泡材の説明)
消泡フレーム40内に設けられる消泡材50について説明する。
図4は、消泡材50が装着された消泡フレーム40の斜視図である。
消泡材50は、枠状部45の内壁面に沿って上下方向にほぼ沿って延びる側壁部51と、側壁部51の上端に連続し水平方向にほぼ沿って延びる水平部52とを備えている。
消泡材50の材料としては、消泡材50に接触した気泡を破泡させる消泡機能を有していることが好ましく、また、外力を加えることにより容易に変形することができる可撓性及び柔軟性と、当該外力を取り除くと初期形状に復帰するクッション性(形状復帰性)とを有することが好ましい。消泡材50として、貯血槽に設けられる消泡材として公知の材料を用いることができる。例えば、基層としてのポリウレタンの表面に消泡剤としてのシリコーンがコーティングされた材料を用いることができる。また、基層の形態は、連続気泡を有する発泡体、織物、編み物、不織布などをであってもよい。好ましくは、軟質のポリウレタンフォームにシリコーンをコーティングした材料を用いることができる。カーディオトミー部3内に装着される心内血消泡材32と同じ材料であってもよい。
消泡材50を消泡フレーム40に装着する方法を説明する。
図5Aは、消泡材50を消泡フレーム40に装着する直前の状態を示した斜視図である。図5Aに示すように、最初に、消泡フレーム40(図3参照)と消泡材50とを用意する。
消泡材50は、水平方向に延びた側壁部51と、側壁部51から上方に向かって延びた水平部52とを有し、これらが略「T」字状に接続されている。側壁部51の上端縁51aから一対の第1耳部53aが上方に向かって突出している。第1耳部53aは、水平部52を挟んで配置されている。水平部52の側壁から一対の第2耳部53bが水平方向に向かって突出している。本例では、第1耳部53a及び第2耳部52bは、いずれも楔形状を有し、斜めに形成された切り込み(スリット)54を介して互いに隣接している。但し、第1耳部53a及び第2耳部52bの形状はこれに限定されず、任意である。消泡材50は、連続する単一の材料からなる。例えば略一定の厚さを有する原反シート(例えばポリウレタンフォーム)から所定形状に切り出すことにより消泡材50を作製することができる。
次に、消泡材50の側壁部51を枠状部45の内壁面に沿うように略「コ」字形状に折り曲げて(湾曲させて)、側壁部51を枠状部45内に上方から挿入する。そして、図5Bに示すように、側壁部51から突出した第1耳部53aを、消泡フレーム40の係止部43と枠状部45の上端45a(図3、図5A参照)との間に挿入して係止する。
次に、水平部52が水平面と略平行になるように、水平部52をカップ状部41側に折り曲げる。そして、水平部52の両側壁から突出した第2耳部53bを、消泡フレーム40の係止部43と枠状部45の上端45a(図3、図5A参照)との間に挿入して係止する。かくして、図4に示すように、消泡材50は消泡フレーム40に保持される。
以上のように、本実施形態1によれば、消泡材50の耳部53a,53bを消泡フレーム40に設けられた係止部43に係止することにより、消泡材50は消泡フレーム40に保持される。消泡材50を消泡フレーム40に固定するためには、消泡材50を所望する形状に折り曲げて、その耳部53a,53bを係止部43に係止するだけでよい。消泡材50を消泡フレーム40に固定するために、接着剤は不要である。従って、消泡材950を消泡フレーム940に接着剤を用いて固定していた従来の貯血槽(図10参照)に比べて、本実施形態1では、消泡材50を消泡フレーム40に固定する作業は極めて簡単で、熟練を要さず誰でも短時間で行うことができる。
また、接着剤を用いないので、消泡フレーム40内の血液面が何らかの理由で異常上昇しても、従来の貯血槽(図10参照)のように血液や気泡が接着剤に接触する可能性は皆無である。従って、本発明の貯血槽1は安全性に優れる。
図5Aに示されているように、係止部43に係止される第1耳部53aは側壁部51の上端縁51aから上方に向かって突出している。また、第2耳部53bを備えた水平部52は、側壁部51の上端縁51aから上方に向かって突出している。これらにより、耳部53a,53bを係止するための係止部43を、消泡フレーム40の上端に設けることができる。その結果、従来の貯血槽に用いられていた消泡フレームにわずかな設計変更を加えるだけで、消泡フレームに係止部43を設けることができる。
一方、図10に示した従来の消泡フレーム940に設けられていた保持バー944は、本実施形態1の消泡フレーム40では省略することができる。省略した場合には、保持バー944を消泡フレームに取り付ける工程が不要になる。
消泡材50の側壁部51は略「コ」字形状に折り曲げられる(湾曲される)ので、側壁部51が折り曲げも湾曲もされずに単一の平板形状を有する場合に比べて、側壁部51の形状保持性が向上する。側壁部51の上端縁51aから突出した第1耳部53aを係止部43に係止すると、枠状部45の内壁面に沿った側壁部51の略「コ」字形状は維持される。従って、貯血槽1の使用中に血液やその気泡が側壁部51に接触しても、側壁部51の略「コ」字形状は維持され続ける。これは、所望する消泡特性を安定的に得るのに有利である。
また、側壁部51の略「コ」字形状がカーディオトミー部30に向かって開口しているので、貯血槽1の組み立ての際に、側壁部51がカーディオトミー部30に衝突する可能性が低い。これは、貯血槽1の組み立ての容易化に有利である。
更に、側壁部51が略「コ」字形状を有しているので、従来の筒状の消泡材950(図10参照)に比べて、血液面上を移動する気泡が側壁部51に接触する可能性が高い。従って、消泡特性に優れる。これは、特に大人用のように大容量(大型)の貯血槽において消泡特性を向上させるのに有利である。
消泡フレーム40内で血液面上で盛り上がった気泡のうち側壁部51から水平方向に離れた位置にある気泡は、側壁部51に接触することはない。このような気泡が血液面上で上方に向かって盛り上がる場合があるかも知れない。本実施形態1では、消泡材50が水平部52を有している。図2から容易に理解できるように、水平部52は、枠状部45の上方の空間を塞ぐように配置されている。従って、側壁部51には接触することがない気泡のほとんどは水平部52に接触して破泡してしまう。このように、本実施形態1の貯血槽1は、消泡フレーム40内での気泡の異常増加を防止するのに有利である。
消泡材50が連続する単一の材料から構成されているので、上述したように、消泡材50は原反シートから所定形状に切り出すことにより作製することができる。例えば、原反シートからプレス金型で消泡材50を打ち抜くことにより、消泡材50を容易に得ることができる。従って、消泡材50の作製が容易であり、消泡材50を安価に提供することができる。
枠状部45の上端45aに、係止部43に向かって係止突起44が突出している。耳部53a,53bを、係止突起44よりもカップ状部41側で係止部43に係止する。これにより、耳部53a,53bが係止部43から意図せずに外れるのを、係止突起44が防止する。これは、貯血槽1の組み立てを容易にするのに有利である。
<実施形態2>
本発明の実施形態2に係る貯血槽は、消泡フレーム40に装着される消泡材に関して実施形態1と異なる。以下、実施形態1と異なる点を中心に、本実施形態2を説明する。
図6は、本実施形態2に係る貯血槽に使用される消泡材60の斜視図であって、消泡フレーム40に装着される前の状態を示す。図6に示すように、消泡フレーム40に装着される前の消泡材60は、略矩形形状を有している。上側の長辺の両端から対角線にほぼ沿って斜めに一対の切り込み(スリット)64が形成されている。図5Aに示した実施形態1の消泡材50と同様に、切り込み64を介して第1耳部63aと第2耳部63bとが隣接している。一対の切り込み64の終端(最深部)を結ぶ直線より下側の部分が側壁部61であり、一対の第2耳部63bで挟まれた部分が水平部62である。
この消泡材60は、図5Aに示した実施形態1の消泡材50と同様に、消泡フレーム40に取り付けることができる。即ち、側壁部61を略「コ」字状に折り曲げて枠状部45に挿入し、第1耳部63aを係止部43に係止する。次いで、水平部62が水平面と略平行になるように水平部62をカップ状部41側に折り曲げて、第2耳部63bを係止部43に係止する。かくして、側壁部61が枠状部45の内壁面に沿って上下方向にほぼ沿って配置され、水平部62が側壁部61の上端から水平方向にほぼ沿って配置される。
消泡材60は図6に示すように略矩形形状を有するので、原反シートから切り出して消泡材60を作製する場合に、原反シートのうち廃棄される部分を少なくすることができる。よって、原反シートの利用効率が高まる。
本実施形態2は、上記を除いて実施形態1と同じであり、実施形態1と同様の効果を奏する。
<実施形態3>
本発明の実施形態3に係る貯血槽は、消泡フレーム40に装着される消泡材に関して実施形態1と異なる。以下、実施形態1と異なる点を中心に、本実施形態3を説明する。
図7は、本実施形態3に係る貯血槽に使用される消泡材70の斜視図であって、消泡フレーム40に装着される前の状態を示す。図7に示すように、消泡材70は、図5Aに示した実施形態1の消泡材50から水平部52及び第2耳部53bを省略した形状を有している。即ち、消泡材70は、水平方向に延びた略矩形状の側壁部71と、側壁部71の上端縁71aから上方に向かって突出した一対の耳部(第1耳部)73aとを備える。
この消泡材70は、側壁部71を略「コ」字状に折り曲げて枠状部45に挿入し、耳部73aを係止部43に係止することによって、消泡フレーム40に取り付けられる。かくして、側壁部71が枠状部45の内壁面に沿って上下方向にほぼ沿って配置される。
消泡材70は、実施形態1の消泡材50の水平部52に相当する部分を有していないので、水平部52による消泡機能を有しない。
本実施形態3は、上記を除いて実施形態1と同じであり、実施形態1と同様の効果を奏する。
図6に示す実施形態2の消泡材60から水平部62及び第2耳部63bを省略して本実施形態3の消泡材70と類似した形状の消泡材を作製することもできる。その消泡材を用いて本発明の貯血槽を構成することができる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4に係る貯血槽は、消泡フレーム40に装着される消泡材に関して実施形態1と異なる。以下、実施形態1と異なる点を中心に、本実施形態4を説明する。
図8は、本実施形態4に係る貯血槽に使用される消泡材80の斜視図であって、消泡フレーム40に装着される前の状態を示す。図8に示すように、消泡材80は、側壁部81が接続部87にて環状に接続されている。即ち、消泡材80は、図5Aに示した実施形態1の消泡材50の側壁部51を水平方向に延長し、その末端同士を接続したものに相当する。接続部87での側壁部81の末端同士の接続方法は特に制限はなく、熱溶着法(いわゆるヒートシール法)、縫合法、接着法など任意の方法を用いうるが、熱溶着法が接着剤などの異物を用いることなく簡易に接続することができるので好ましい。図8では、接続部87が外側に突出することがないように、接続部87を形成した後、消泡材80を裏返している。
この消泡材80は、図5Aに示した実施形態1の消泡材50と同様に、消泡フレーム40に取り付けることができる。即ち、環状の側壁部81を枠状部45に挿入し、第1耳部83aを係止部43に係止する。次いで、水平部82が水平面と略平行になるように水平部82をカップ状部41側に折り曲げて、第2耳部83bを係止部43に係止する。かくして、側壁部81が枠状部45の内壁面に沿って上下方向にほぼ沿って配置され、水平部82が側壁部81の上端から水平方向にほぼ沿って配置される。
本実施形態4は、上記を除いて実施形態1と同じであり、実施形態1と同様の効果を奏する。
上記の例では側壁部81の水平方向の末端同士が接続部87で接続されていたが、末端同士を接続することなく、上方から見たとき側壁部81が略「C」字形状に湾曲して枠状部45内に配置されていてもよい。
実施形態3の消泡材70(図7参照)と同様に、本実施形態4の消泡材80において、水平部82及び第2耳部83bを省略することができる。
<実施形態5>
本発明の実施形態5に係る貯血槽は、消泡フレーム40に装着される消泡材に関して実施形態1と異なる。以下、実施形態1と異なる点を中心に、本実施形態5を説明する。
図9は、本実施形態5に係る貯血槽に使用される消泡材90の斜視図であって、消泡フレーム40に装着される前の状態を示す。図9に示すように、消泡材90は、図5Aに示した実施形態1の消泡材50から第2耳部53bを省略した形状を有している。即ち、消泡材90は、水平方向に延びた略矩形状の側壁部91と、側壁部91の上端縁91aから上方に向かって突出した水平部92及び一対の耳部(第1耳部)93aとを備える。
この消泡材90は、側壁部91を略「コ」字状に折り曲げて枠状部45に挿入し、耳部93aを係止部43に係止することによって、消泡フレーム40に取り付けられる。側壁部91は枠状部45の内壁面に沿って上下方向にほぼ沿って配置される。図5Aに示した実施形態1の消泡材50と異なり、消泡材90の水平部92は、耳部(第2耳部)を備えていない。消泡材90を取り付けた消泡フレーム40に蓋体16(図2参照)をかぶせるときに、水平部92をカップ状部41側に折り曲げて水平部92を蓋体16の下面で押さえる。これにより、水平部92を水平方向にほぼ沿って配置することができる。
本実施形態5は、上記を除いて実施形態1と同じであり、実施形態1と同様の効果を奏する。
上述した実施形態2の消泡材60(図6参照)において、本実施形態5の消泡材90と同様に、水平部62から突出した第2耳部63bを省略してもよい。また、上述した実施形態4の消泡材80(図8参照)において、本実施形態5の消泡材90と同様に、水平部82から突出した第2耳部83bを省略してもよい。
上記の実施形態1〜5は例示にすぎない。本発明は、上記の実施形態1〜5に限定されず、適宜変更することができる。
第1耳部53a,63a,73a,83a,93a及び第2耳部53b,63b,83bを係止する係止部43の形状は任意である。例えば、耳部が意図せずに係止部43から外れるのを防止するために、係止部43の下面に下方に向かって突出した突起が形成されていてもよい。係止部43が、その弾性力によって、係止部43に係止された耳部を枠状部45の上端45aに向かって押し付けて保持してもよい。
第1耳部53a,63a,73a,83a,93aを係止するための係止部と、第2耳部53b,63b,83bを係止するための係止部とは、上記の実施形態のように同一部材である必要はなく、異なっていてもよい。但し、同一部材であることは、消泡フレーム40や消泡フレーム40を成形するための金型の設計が容易になるので好ましい。
枠状部45の上端45a上の係止突起44を省略してもよい。
消泡フレーム40の枠状部45内に収納された側壁部の平面視形状は、上記の実施形態に限定されない。例えば枠状部45の内壁面が略円筒面であれば、消泡材の側壁部は枠状部の当該内壁面に沿って略円弧状または略「U」字形状に湾曲され得る。本発明は、側壁部が略円弧状、略「U」字形状等様々な形状に変形した場合をも含み、その場合にも上記の実施形態と同様の効果を奏する。
本発明の貯血槽の構成は、消泡フレームと、これに取り付けられる消泡材とを除いて任意である。
カーディオトミー部30は、上記以外の任意の構成を備えうる。例えば、カーディオトミー部の心内血フィルタ及び心内血消泡材は、上記の実施形態のように略袋形状を有している必要はなく、例えば円筒形状を有していてもよい。
本発明の貯血槽は、カーディオトミー部を備えていなくてもよい。
本発明の貯血槽は、上述した貯血槽1のように静脈血と心内血とが流入する心内血貯血槽一体型静脈血貯血槽に限定されず、公知の如何なる貯血槽であっても良い。例えば、静脈血が流入せず心内血が流入する心内血貯血槽であってもよく、あるいは、心内血が流入しない静せず静脈血が流入する脈血貯血槽であっても良い。
本発明は、心肺手術等を行う際に使用される体外血液循環回路中に設けられる貯血槽として広く利用することができる。
1 貯血槽
10 ハウジング
13 血液流出ポート
21 心内血流入ポート
22 静脈血流入ポート
40 消泡フレーム
43 係止部
47 濾過網
50,60,70,80,90 消泡材
51,61,71,81,91 側壁部
52,62,82,92 水平部
53a,63a,73a,83a,93a 第1耳部
53b,63b,83b 第2耳部

Claims (7)

  1. 上部に血液流入ポートを有し、下端に血液流出ポートを有するハウジングと、
    前記ハウジング内に収納された消泡フレームと、
    前記消泡フレーム内に設けられた消泡材とを備え、
    血液が、前記血液流入ポートを介して前記消泡フレーム内に流入し、前記消泡フレームに設けられた濾過網を通過して前記血液流出ポートへ流れるように構成された貯血槽であって、
    前記消泡材は第1耳部を備え、
    前記消泡フレームは係止部を備え、
    前記第1耳部を前記係止部に係止することにより前記消泡材が前記消泡フレームに保持されていることを特徴とする貯血槽。
  2. 前記消泡材は、前記消泡フレームの内壁面に沿って配置された側壁部を備え、
    前記第1耳部は、前記側壁部から上方に向かって突出している請求項1に記載の貯血槽。
  3. 前記側壁部は、前記消泡フレームの内壁面に沿って変形されて、前記消泡フレーム内に収納されている請求項2に記載の貯血槽。
  4. 前記消泡材は、水平方向にほぼ沿って延びた水平部を更に備える請求項1〜3のいずれかに記載の貯血槽。
  5. 前記消泡材は、前記水平部から突出した第2耳部を更に備え、
    前記第2耳部は前記消泡フレームに設けられた係止部に係止されている請求項4に記載の貯血槽。
  6. 前記第1耳部と前記第2耳部とが共通する係止部に係止されている請求項5に記載の貯血槽。
  7. 前記消泡材は連続する単一の材料からなる請求項1〜6のいずれかに記載の貯血槽。
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Citations (2)

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JP2013013597A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Jms Co Ltd カーディオトミー部及び貯血槽

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