JP2014182694A - センサ故障検知装置、方法、およびプログラム - Google Patents

センサ故障検知装置、方法、およびプログラム Download PDF

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    • G01K7/42Circuits effecting compensation of thermal inertia; Circuits for predicting the stationary value of a temperature
    • G01K7/427Temperature calculation based on spatial modeling, e.g. spatial inter- or extrapolation

Abstract

【課題】故障したセンサを特定できるセンサ故障検知方法、装置、およびプログラムを提供する。
【解決手段】複数のセンサで測定した時刻ごとの温度の実測値を含むセンサごとの温度情報を記憶する記憶部と、前記複数のセンサのうち検査対象以外の前記複数のセンサについて各時刻で受信した前記温度情報を基にデータ同化を伴う熱流体シミュレーションを行い、時刻ごとの温度分布を予測する予測部211と、予測された前記時刻ごとの温度分布の所定の時刻における前記検査対象のセンサの位置の第一の温度情報217と、前記検査対象のセンサから受信した前記所定の時刻における第二の温度情報216との差分値を算出する算出部212と、前記算出部の算出結果に基づいて、前記差分値が所定の値を超えたことを検知する検知部213と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、センサの故障を検知するセンサ故障検知装置、方法、およびプログラムに関する。
メインフレームや各種サーバなどのコンピュータやルータ、スイッチングハブなどの各種通信機器その他各種機器には通常動作可能な温度範囲での稼働が求められている。例えば、これらの機器は高温環境下で稼働させると、動作異常が発生し、もしくは部品の劣化を早めて故障の原因となるからである。一般的にデータセンタの運用では、これらの機器が通常動作可能な温度範囲で稼働しているかを監視するためセンサが多数設置されている。大規模なデータセンタではセンサの数も非常に膨大になっている。
これらのセンサはネットワークに接続されている。センサにより測定された温度データは運用管理サーバなどの監視装置によって監視される。監視装置は、センサにより測定された温度データに基づきセンサの設置環境の温度管理やセンサ自身の機器の故障を監視する。
監視装置は、特定のセンサが測定した温度データが通知されないことや、特定のセンサからの生存確認の応答が無いことを検知することで、センサ内部回路の断線・短絡などによる完全な機能停止を伴う故障を検知する。
しかしながら、センサが故障して誤った温度を測定している場合でも、センサから温度データが通知され、かつ生存確認の応答がなされている場合には、監視装置は故障を検知することが出来ない。
監視装置は例えばサーバなどの監視対象について動作環境温度として適切な範囲を設定する。監視装置は監視対象の動作環境温度が適切な範囲を超えた場合にアラームを出して管理者に通知する。実際に監視対象の動作環境温度が適切な範囲の場合に、故障をしたセンサが不適切な温度を通知すると、監視装置がアラームを出すことになり、結果として故障したセンサは管理者に着目される。しかし、監視対象の動作環境温度が不適切な温度の場合に、故障をしたセンサが適切な温度を通知すると監視装置はアラームを出さない。この結果、管理者は監視対象の動作環境温度の異常を検知することが出来ない。
一方で、データセンタ内の空調による温度の変化を熱流体シミュレーションによって視覚化・管理する仕組みがある(例えば、非特許文献1、2)。この技術によればコンピュータは、データセンタ内の温度分布を時系列で表示すことができる。また、コンピュータは、ある時点のデータセンタの実際の温度に基づき、所定の時間が経過した後のデータセンタの温度分布を算出することができる。
Computational Fluid Dynamics Modeling of High Compute Density Data Centers toAssure System Inlet Air Specifications, Chandrakant D. Patel, Cullen E. Bash and Christian Belady, Proceedings of IPACK'01, The Pacific Rim/ASME International Electronic Packaging Technical Conference and Exhibition July 8-13, 2001, Kauai, Hawaii, USA, IPACK2001-15622 Balance of Power, Dynamic Thermal Management for Internet Data Centers, Ratnesh K. Sharma, Cullen E. Bash, Chandrakant D.Patel, and Richard J.Friedrich Hewlett-Packard Laboratories, Jeffrey S. Chase Duke University, IEEE INTERNET COMPUTING JANUARY / FEBRUARY 2005 pp.42-49
しかしながら、上述した従来技術では、センサ自身が誤った温度を通知している場合でも、通知された温度を前提にシミュレートするため、センサの故障を検知することは出来ない。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、故障したセンサを特定できるセンサ故障検知方法、装置、およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、複数のセンサで測定した時刻ごとの温度の実測値を含むセンサごとの温度情報を記憶する記憶部と、前記複数のセンサのうち検査対象以外の前記複数のセンサについて各時刻で受信した前記温度情報を基にデータ同化を伴う熱流体シミュレーションを行い、時刻ごとの温度分布を予測する予測部と、予測された前記時刻ごとの温度分布の所定の時刻における前記検査対象のセンサの位置の第一の温度情報と、前記検査対象のセンサから受信した前記所定の時刻における第二の温度情報との差分値を算出する算出部と、前記算出部の算出結果に基づいて、前記差分値が所定の値を超えたことを検知する検知部と、を有するセンサ故障検知装置、センサ故障検知方法、およびセンサ故障検知プログラムが提案される。
本発明の一側面によれば、センサ自身が誤った温度を通知している場合でも、センサの故障を検知することができるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態にかかるデータセンタ全体についての説明図である。 図2は、本実施の形態にかかる故障検知装置全体についての説明図である。 図3は、設計支援装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、本実施の形態にかかるセンサによる実測値についての説明図である。 図5は、本実施の形態にかかる熱流体シミュレーションについての説明図である。 図6は、本実施の形態にかかる熱流体シミュレーションの結果についての説明図である。 図7は、本実施の形態にかかる熱流体シミュレーションの結果についての説明図である。 図8は、本実施の形態にかかる処理の全体のフローチャートの前半を示す。 図9は、本実施の形態にかかる処理の全体のフローチャートの後半を示す。 図10は、本実施の形態にかかる検査対象センサの選択処理手順の一例を示すフローチャートの一部である。 図11は、本実施の形態にかかる検査対象センサの選択処理手順の一例を示すフローチャートの一部である。 図12は、本実施の形態にかかる検査対象センサの選択処理手順の一例を示すフローチャートの一部である。 図13は、本実施の形態にかかる検査対象センサの検索処理手順の一例を示すフローチャートである。 図14は、本実施の形態にかかる検査対象センサの検索処理手順の説明図である。 図15は、本実施の形態にかかるデータ構成の一例を示す説明図である。 図16は、本実施の形態にかかるデータ構成の一例を示す説明図である。 図17は、本実施の形態にかかる画面構成の一例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、開示の故障検知装置、方法、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態にかかるデータセンタ全体の例を示す説明図である。本実施の形態にかかるデータセンタ100は、1台の空調機101と10組のサーバラック102と23個のセンサ103を有する。サーバラック102には各種サーバやストレージ機器、ネットワーク機器や電源装置その他の機器が搭載される(図示せず)。これらの機器の多くは、動作によって発熱する。これらの機器は高温環境下において、処理能力が低下したり、誤動作が発生したりすることがある。これらの機器は空調機101によって冷却される。センサ103は機器やデータセンタ内の気温を測定することにより、高温環境下となるような異常な温度上昇を検知する。
図2は、本実施の形態にかかる故障検知装置200についての説明図である。故障検知装置200は故障検出部201、記憶部202、受信部203および反復部204を有する。また、故障検出部201は、選択部210、予測部211、算出部212、検知部213、特定部214、決定部215を有する。記憶部202は、温度情報216、予測結果情報217、判定結果情報218、合格・故障情報219を記憶する。受信部203はデータセンタ100に設置されたセンサ103からネットワーク220経由で温度情報を受信する。反復処理部204は故障検出部201における情報処理の反復継続について制御する。
選択部210は、データセンタ100に設置された複数のセンサ103のうち、検査対象となるセンサを選択する。受信部203により一定の時間ごとに受信されたセンサ103の温度情報は記憶部202に保存される。予測部211は記憶部202に保存された温度情報をもとに、データセンタ100の将来の温度分布を予測する。算出部212は予測部211が予測したある時間の温度分布に基づいて、選択部210により選択されたセンサ103が示すべき温度と、予測部211が予測した時間と同じ時間にセンサ103により測定された温度との差分を算出する。検知部213は、算出部212が算出した差分が一定の閾値を超えているか否かを判定する。閾値は、データセンタの管理のポリシーや、一般的なサーバの動作時の温度条件(5℃〜35℃)を考慮して決定する。例えば、データセンタの管理のポリシーが厳格であれば、閾値を1℃以下に設定する。かかる場合は、前述の差分が少しでも生じればセンサ103に異常が生じていると判定できる。特定部214は検知部213の判定結果に基づき、選択部210が選択したセンサ103が正常であるか異常であるかを特定する。決定部215は特定部214により正常か異常かを特定した頻度により、センサ103の故障を決定する。頻度は、データセンタの管理のポリシーに従って決定する。例えば、データセンタの管理ポリシーが厳格であれば、センサ103について異常と判定された頻度が50%以上のときは故障と決定する。
反復処理部204は、選択部210により選択されていないセンサ103がなくなるまで上記処理を反復する。また、センサ103の正常・故障が決定するまで、さらに上記処理を反復させる。受信部203とセンサをつなぐネットワーク220は、コンピュータ同士を接続するコンピュータネットワークである。ネットワーク220には、一施設内程度の規模で用いられるLocal Area Network(LAN)やより広域間で用いられるWide Area Network(WAN)、世界規模のコンピュータネットワークであるインターネットなどが利用される。
(故障検知装置200のハードウェア構成例)
図3は、故障検知装置200のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3において、故障検知装置200は、Central Processing Unit(CPU)301と、Read‐Only Memory(ROM)302と、Random Access Memory(RAM)303と、を含む。また、故障検知装置200は、記憶装置304と、インターフェイス308と、を含む。また、故障検知装置200は、ディスプレイ305と、キーボード306と、マウス307と、を含む。また、CPU301〜インターフェイス308はバス300によってそれぞれ接続されている。
CPU301は、故障検知装置200の全体の制御を司る演算処理装置である。ROM302は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶する不揮発性メモリである。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される揮発性メモリである。
記憶装置304は、記憶媒体を内部に保持する内部記憶装置309と記憶媒体が外部に取り出せる外部記憶装置310を含んでいる。また、記憶装置304はCPU301の制御にしたがって内部記憶媒体311または外部記憶媒体312に対するデータのリードおよびライトを制御する制御装置である。内部記憶装置309には、内部記憶媒体311の種類に応じて磁気ディスクドライブやソリッドステートドライブ(SSD)を選択することができる。外部記憶装置310は、たとえば、磁気テープ装置、磁気ディスクドライブ、光磁気ディスクドライブ、光ディスクドライブ、SDDなどである。外部記憶媒体312は、外部記憶装置310の制御で書き込まれたデータを記憶する不揮発性メモリである。たとえば外部記憶装置310が磁気ディスクドライブである場合、外部記憶媒体312は、磁気ディスクである例えばフレキシブルディスク(FD)である。また、外部記憶装置310が光ディスクドライブである場合、外部記憶媒体312は、光ディスクである例えばCompact Disc Recordable(CD−R)やBlu−ray Disc(BD)である。また、外部記憶装置がSDDである場合、外部記憶媒体は、半導体素子メモリである。
ディスプレイ305は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する装置である。ディスプレイ305は、たとえば、Cathode Ray Tube(CRT)、Thin Film Transistor(TFT)液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイなどである。
キーボード306は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う装置である。また、キーボード306は、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス307は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などを行う装置である。マウス307は、ポインティングデバイスとして同様に機能を有するものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
インターフェイス308は、ネットワーク220と接続し、外部装置からのデータの入出力を制御する制御装置である。インターフェイス308は、接続するネットワーク220の種類に対応する。インターフェイス308は、例えば有線LANや無線LANのNetwork Interface Card(NIC)である。
図4は一定時間単位でセンサ103により取得された温度情報を示す温度情報テーブル400である。温度情報テーブル400は記憶部202の温度情報216に記憶されている。温度情報テーブル400において、時刻401は時刻情報、センサID402はセンサ103の識別番号、温度403は各センサIDを有するセンサ103により取得された温度情報を示す。例えば、行404に着目すると、センサIDが1のセンサ103について、このセンサ103が時刻1.00に測定した温度25.3142℃を記録している。
図5は本発明の実施におけるデータセンタ100での温度分布を熱流体シミュレーションで計算した温度分布図500である。図5において領域501は高温領域、領域502は低温領域を示す。領域501と領域502との間の複数の曲線は、高温領域から低温領域への温度変化を示す等高線である。温度分布図は、空調機101の周りが低温になっており、10組のサーバラック102からの熱により空調機から遠くなるにつれて温度が高温になっていく様子を示す。
熱流体シミュレーションは、空気などの流体の流れの時間変化を表すナビエ・ストークス方程式と、熱の時間変化を表す熱移流拡散方程式とを連立させた偏微分方程式に基づくシミュレーションである。一般的に時系列で表される物理シミュレーションは、ある時間tの状態u(t)から時間をΔt進めた状態u(t+Δt)を偏微分方程式の解として導出することで時間発展を行う。数式1は、流体の運動を記述する2階非線型偏微分方程式であるナビエ・ストークス方程式である。数式2は、非圧縮性流れについての質量保存則から導かれる連続の式である。数式3は、流体中の熱伝導を記述した熱移流拡散方程式である。熱流体シミュレーションにおける流速場と温度場の時間発展は、数式1乃至3の連立方程式を解くことで行われる。
ここで、uは流体の速度ベクトルを、pは圧力を、ρは密度を、fは単位質量あたりに働く外力を、νは動粘性係数を、Tは温度を、κは熱伝導係数を、qは外部から受ける熱量を、tはシミュレーション中の時間を表す。
数式1の項(A)と数式3の項(E)は移流項である。移流項は流体に沿って移動する効果を表す。数式3の項(E)には流体の速度ベクトルが含まれる。これは、温度は流体の流れに乗って移動することを意味する。数式1の項(B)及び数式3の項(F)は、拡散項である。拡散項は流速場・温度場が均一化しようとする現象を表す。数式1の項(C)は、圧力項と呼ばれる。圧力項は、数式2を満たすように働く力を表す。数式1の項(D)は外力項と呼ばれる。数式3の項(G)は、生成項と呼ばれる。外力項と生成項は、風・重力・発熱などの外部からの力の影響を表す。
図6はデータセンタ100のある時刻における温度分布のシミュレーション結果を示すシミュレーション結果テーブル600である。シミュレーション結果テーブル600は記憶部202の予測結果情報217に記憶されている。熱流体シミュレーションにおいて、データセンタ100は一定間隔ごとにメッシュで区切られる。当該メッシュで区切られたセルごとにセル番号601が割り当てられる。シミュレーション結果テーブル600において、セル番号601は各セルのセル番号、速度X602は各セルにおける風速のX軸方向の速度、速度Y603は各セルにおける風速のY軸方向の速度、速度Z604は各セルにおける風速のZ軸方向の速度、温度605は各セルにおける温度を示す。例えば行606は、セル番号に41が割り当てられたセルにおいて、ある時刻で温度が23.1781℃、X軸方向及びY軸方向に0.109233m/s、0.004313m/sの風速で風が吹いていることを示している。シミュレーション結果テーブル600は、上記の熱流体シミュレーションの初期値として与えても良いし、熱流体シミュレーションの結果として得られても良い。
図7は、熱流体シミュレーションの結果得られたセンサ103が測定すべき理論上の温度を示すセンサ時系列テーブル700である。センサ時系列テーブル700は記憶部202の予測結果情報217に記憶されている。熱流体シミュレーションの理論上の時間701におけるセンサ103を識別するセンサID702の位置の理論上の温度703が示されている。例えば、センサIDが13のセンサ103は、行704に示す通り、時刻1.00の時に25.2597℃と計算される。また、センサIDが13のセンサ103は、行705に示す通り、時刻2.00のときには25.2382℃と計算される。
図8及び図9は本願発明の全体フローである。以下図8及び図9を参照してセンサ故障検知装置の動作を説明する。
本実施例のセンサ故障検知装置200は検査対象のセンサ103が設置されたデータセンタ100内の空間を一定の大きさの領域(セル)に分割する(ステップS101)。センサ故障検知装置200は各領域の中に一つ以上のセンサ103が含まれるように領域分割する。
続いて、センサ故障検知装置200はデータセンタ100内のすべてのセンサ103を未判定センサとして記憶部202の判定結果情報218に記録する(ステップS102)。ここで、未判定センサとは、センサ故障検知装置が行う正常・異常判定(S11ステップS11ステップS111)で一定頻度以上正常もしくは異常と判定されたことにより合格もしくは故障と判定されたセンサを除いたセンサを表すものである。
続いて、センサ故障検知装置200の選択部210は、温度情報が受信できないセンサ103のうち、出力のないセンサ103を故障と判断する(ステップS103)。センサ103から温度情報が受信出来ない場合、特定のセンサ103が故障している場合とネットワーク220が切断されている場合が存在する。センサ故障検知装置200の選択部210はPINGなどのSNMP(Simple Network Management Protocol)パケットを使った死活監視を行う。センサ故障検知装置200は死活監視結果に基づき、センサ103の故障なのかネットワーク220障害なのかを切り分けることができる。例えば、センサ103から温度が通知されないがPINGの応答がある場合、センサ故障検知装置200はネットワーク220の障害ではなくセンサ103の故障と判定する。一方、PINGの応答がない場合は、センサ故障検知装置200はセンサ103が存在しない、完全に壊れている、もしくはネットワーク220が切断されているなどの物理的な問題が生じていると判定する。
続いて、センサ故障検知装置200は、センサ103のうち合格センサをデータ同化に使用するセンサとして選択する(ステップS104)。ここで、データ同化とは、観測値とモデルとを融合することをいう。具体的には、センサ103で測定した温度から得られた温度分布を、熱流体シミュレーションのモデルに適用してシミュレーションを行うことを意味する。合格センサの選択は、選択部210が記憶部202の合格・故障情報219のうち、合格と記録されているセンサ103を選択する。センサ103が合格と記録されるのは、後述の図16の合格の欄1603に1が記録されることである。
続いて、センサ故障検知装置200はステップS102で登録した未判定センサのうち、ステップS101で分割した各領域から一つ以上選択する(ステップS105)。選択された未判定センサは熱流体シミュレーションのデータ同化の対象となる。
続いて、センサ故障検知装置200はステップS102で登録した未判定センサから一つ選択し検査対象のセンサとして登録する(ステップS106)。
続いて、センサ故障検知装置200はステップS105で選択した未判定センサを用いてデータ同化を含む熱流体シミュレーションを行う(ステップS107)。熱流体シミュレーションにより、ステップS101で分割された各領域毎にある時刻の空気の流速及び温度(予測温度)を予測することができる。
続いて、センサ故障検知装置200はセンサ103の実測温度とステップS107の熱流体シミュレーションの結果とを対比するセンサを選択する(ステップS108)。初回実施時はステップS106で検査対象を選択しているので、ステップS106で選択したセンサと同一のセンサが選択される。また、後述する予約選択されたセンサがある場合は、予約選択されたセンサを検査対象に選択する。
続いて、センサ故障検知装置200は、ステップS108で選択されたセンサについて実測温度とステップS107の熱流体シミュレーションにおいて予測された当該センサが含まれる領域の予測温度とを対比する演算を行う(ステップS109)。温度の対比は、単純に差分を計算するものでよく、また実測温度と予測温度との違いを明確にできる他の計算方法でも良い。
続いて、センサ故障検知装置200はステップS109で演算した値が所定のしきい値に対してどのような値であるかによって当該センサが正常なのか異常なのかを判定する(ステップS110)。ステップS109の対比が差分を取るものである場合、その差分値がしきい値未満であれば当該センサは正常、しきい値以上であれば異常であると判定する。
続いて、センサ故障検知装置200はステップS110の判定の結果正常もしくは異常と判定された頻度が所定の値を超えた場合に当該センサを合格もしくは故障と判定する(ステップS111)。このステップはステップS108以降を何度か繰り返した前提での処理である。正常もしくは異常と判断された頻度が所定頻度を超えない限りは、当該センサは未判定センサとして扱われる。
続いて、センサ故障検知装置200は未選択センサが残っているか判定する。未選択センサが残っていればステップS108以降を繰り返す。未選択センサがなければ次の処理にすすむ(ステップS112)。ここで未選択センサとはステップS108で選択されたことがないセンサを表す。
続いて、センサ故障検知装置200は未判定センサが残っているか判定する。未判定センサが残っていればステップS104以降を繰り返す。未判定センサがなくなれば終了する(ステップS113)。
図10乃至図12は上述したステップS108〜S112までの反復処理のフローを詳細にしたものである。以下、図10乃至図12を用いて本願発明における反復処理の説明を行う。図10のステップS201とステップS202、ステップS203はそれぞれ図9のステップS108、とステップS109、ステップS110で説明した処理と同一の処理である。
(ステップS204で正常と判定された場合)
ステップS204で判定した結果が正常であれば、センサ故障検知装置200は、選択されたセンサについて判定された回数が所定回数(N回)以上でかつその中で選択されていたセンサが正常と判定された回数が所定回数(M回)以上という頻度(M/N)を超えたか判定する(ステップS205)。
ステップS205で所定の頻度を超えたと判定された場合、センサ故障検知装置200は、選択中のセンサを合格と判定する(ステップS206)。
次に、センサ故障検知装置200は、選択中のセンサが予約選択されたセンサか判定する(ステップS207)。予約選択については後述する。
ステップS207で予約選択されたセンサであると判定した場合、センサ故障検知装置200は、シミュレーション結果の流れの場情報から風下方向にある最初のセンサを探索する(ステップS208)。流れの場情報については後述する。センサ故障検知装置200は、ステップS208の探索で見つかったセンサを次の検査対象に登録する(ステップS209)。このセンサを次の検査対象に登録する処理を予約選択という。
次に、センサ故障検知装置200は、未選択のセンサがあるかどうか判定し、存在しない場合は反復処理を終了し、存在する場合はステップS201の処理に戻る(ステップS210)。かかる判定処理はS112と同じである。
(ステップS204で異常と判定された場合)
ステップS204で判定した結果が異常であれば、センサ故障検知装置200は、選択されたセンサについて判定された回数が所定回数(N回)以上でかつその中で選択されていたセンサが異常と判定された回数が所定回数(M回)以上という頻度(M/N)を超えたか判定する(ステップS211)。
ステップS211で所定の頻度を超えたと判定された場合、センサ故障検知装置200は、選択中のセンサを故障と判定する(ステップS212)。
一方で、ステップS211で所定の頻度を超えなかった場合、センサ故障検知装置200は、シミュレーション結果の流れの場情報から風上方向にある最初のセンサを探索する(ステップS213)。センサ故障検知装置200は、風上にセンサがあるか否か判定し(ステップS214)、センサがない場合は選択中のセンサを次の検査対象に登録する(ステップS216)。風上にセンサがある場合は、センサ故障検知装置200は、見つかったセンサが合格済みか否か判定する(ステップS215)。見つかったセンサが合格済みであれば、センサ故障検知装置200は、選択中のセンサを次の検査対象に登録する(ステップS216)。見つかったセンサが合格済みでなければ、センサ故障検知装置200は、見つかったセンサを次の検査対象に登録(予約選択)する(ステップS217)。
次に、センサ故障検知装置200は、未選択のセンサがあるかどうか判定する。センサ故障検知装置200は、未選択センサが存在しない場合は反復処理を終了する。未選択センサが存在する場合、センサ故障検知装置200は、ステップS201の処理に戻る(ステップS210)。かかる判定処理はS112と同じである。
図13は上述した風上のセンサを探索するための詳細フローである。温度は空気によって伝播される。空気の流れ(風)の方向や流量が温度変化に与える影響は大きい。かかる温度と風の特性により、センサ103を検査した次のセンサ103を選択する際に、風上にあるセンサ103を選択することで、故障したセンサ103の特定を早めることができる。以下、図13及び図14を用いて風上のセンサを探索する方法を述べる。
最初にカウンタiを初期化する(ステップS301)。次に、カウンタiが最大試行回数に到達したか判定する(ステップS302)。カウンタiの最大試行回数は、数回程度が望ましく、多くとも10回以内にすべきである。最大試行回数分の演算が発生する処理速度の問題があるからである。また、カウンタiが進む度に選択中のセンサからより遠くなり、選択中のセンサへの影響が薄れる。従って、そのような場所のセンサを探索する利益はほとんどないからである。カウンタiが最大試行回数に到達しないとき、選択中のセンサの位置Piにおける流速viを点Piの周辺4点Pi,0、Pi,1S303)。ここで、点Piの周辺4点Pi,0、Pi,1、Pi,2、Pi,3は、それぞれセルの中心点である。またPi,0、Pi,1、Pi,2、Pi,3
は各点を結線して作る四角形の中に選択中のセンサが含まれる最小の四角形を構成する。ここでは簡略化のため2次元で表記しているが、3次元で表す場合は周辺4点ではなく、8点を考慮する。
線形補間は以下の数式4乃至7で計算される。
任意の位置qは以下の数式4で表される。位置qについて、線形補間の対象空間が2次元であれば最近傍にある4点を探索し補間パラメータcx,cyし補間パラメータcx,cy,czを計算する。ここで、線形補間の対象空間が2次元の場合は常にcz=0とする。
ここで、最近傍8点が作る直方体内を壁が完全に横切る場合には、qxの値とWx0の値の大小関係に基づいて以下の処理を行う。qxの値がWxの値よりも小さいときはcxの値を0とする処理を行う。qxの値がWxの値より大きいときはcxの値を1とする処理を行う。なお、qx がWxと等しいときは何もしない。また、xy平面、zx平面の壁が横切る場合も同様の処理を行う。
速度viを数式8で計算する。
次に、点Piが時間Δt前にいたと考えられる風上の点Pi+1を計算する(ステップS304)。
次に、すべてのセンサについて点Pi+1から半径R以内にセンサがあるかを検査する(ステップS305)。点Pi+1から半径R以内にセンサがあるか否かは数式10を評価して行う。
ここで、mはセンサの個数、qjはj番目のセンサの位置である。
ステップS305で半径R内にセンサが見つかった場合、最短距離にあるセンサを風上にあるセンサとして登録する(ステップS306)。
カウンタiが所定の最大試行回数に到達した後は、風上にあるセンサは発見できなかったと判定する(ステップS307)。
図14は図13で説明したフローについて、線形補間の対象空間が二次元の場合のイメージを図示したものである。
P0における流速v0を線形補間により求める。P0を囲むメッシュ1401の中点P0,0、P0,1、P0,2、P0,3、の4点を線形補間して、流速v0を求める。求まった流速v0をt秒遡った点P1を、数式9を用いて求める。点P1から半径R以内1402にセンサがあるか数式10を用いて検査するが、点P1から半径R以内1402にセンサは存在しない。従って、点P1における流速v1を流速v0と同様に線形補間により求める。求まった流速v1をt秒遡った点P2を、数式9を用いて求める。点P1から半径R以内1403にセンサがあるか数式10を用いて検査すると、位置q0に存在するセンサが見つけられる。かかる位置q0に存在するセンサを風上にあるセンサとする。
図15は特定部214におけるセンサ103の正常・異常を判定した結果の一例である判定結果情報テーブル1500である。判定結果情報テーブル1500において、記録ID1501は判定結果情報テーブル1500に記録した順番である。時刻1502は、判定結果情報テーブル1500に記録した日時である。センサID1503は判定結果情報テーブル1500に記録したセンサのID番号である。誤差1504は、ステップS109で算出した検査対象のセンサが測定した温度と熱流体シミュレーション結果との差分である。正常1505は、検査対象のセンサが正常と判断されたことを示す。ステップS110で正常と判定した場合に1が記録される。異常1506は、検査対象のセンサが異常と判断されたことを示す。ステップS110で異常と判定した場合に1が記録される。
判定結果情報テーブル1500の記録IDが1の行1507に着目すると、センサID1503の欄にセンサIDが4のセンサが記録されている。これは、検査対象のセンサとしてセンサIDが4のセンサが選択されたことを示している。また、誤差1504には、測定した温度とシミュレーションの結果の温度との差分値が0.23℃であったことが示されている。かかる差分値はしきい値を下回っている。従って正常1505にはセンサが正常と判定された回数が1と記録されている。
記録IDが2の行1508はセンサIDが8のセンサについての記録である。前述のフローチャートでセンサIDが4の風下のセンサを探索すると、センサIDが8のセンサが、検出されたため、センサIDが4のセンサの次の検査対象センサとして選択されている。ここで、センサIDが8のセンサは、測定した温度とシミュレーションの結果の温度との差分値が10.32℃であったため、異常1506にはセンサが異常と判定された回数が1と記録されている。
図16は決定部215により、センサ103の故障を特定した結果の一例である。
合格・故障情報テーブル1600のセンサID1601毎に、センサが合格であれば合格1602に1、故障であれば故障1602に1が記載される。未判定センサについては、合格1602及び故障1602両方が0となる。例えば、行1604にはセンサID1601が1のセンサ103について、合格であることが記録されている。
図17は、本願発明における実施に際し、利用者が故障判定システム200の動作条件を入力する画面のイメージ図である。
部屋情報1701には、利用者がデータセンタについての情報が記載されたファイルを選択することができるようにしてもよい。データセンタについての情報とは、例えば図面のデジタルデータである。図面のデジタルデータには、例えば建屋の寸法や部屋・柱の形状、機器構成などが含まれる。熱流体モデルには、利用者が既存の熱流体モデルが記録されたファイルを読み取れるように構成してもよい。熱流体モデル1702にはデータセンタ100のメッシュの寸法データが含まれるようにしてもよい。温度センサ情報1703には、利用者が温度センサの位置などの基本情報を記録したファイルや過去の測定温度の実績ファイルを読みこませるようにしてもよい。
データ同化に使用するセンサ数1704には、利用者がデータ同化で使用するセンサの数を指定するようにしてもよい。本発明ではデータ同化に使用するセンサを選択部210が選択しているが、計算量の簡略化のため使用する数の上限を利用者が設定してもよい。同時に指定する検査対象センサ数1705には、利用者が検査対象として同時に指定するセンサの数を入力することができるようにしてもよい。本発明の実施例では簡略のため選択中のセンサが1つである場合を記載したが、センサ故障検知装置の性能が複数のセンサを対象とするのに十分であるときは、2つ以上のセンサを検査対象と指定することができるようにしてもよい。最低判定回数1706、正常・異常判定頻度1707はセンサの故障を判定する確度に影響する。データセンタにおいて温度管理を厳密に行う場合は、利用者が、最低判定回数1706および正常・異常判定頻度1707の数値を小さく設定するとよい。判定を行う時間幅1708には、利用者が故障判定システム200を動作させる時間間隔を設定することができるようにしてもよい。判定を行う時間幅1708に入力する値は、利用者がセンサ故障検知装置200の性能やデータセンタの温度管理のポリシーに従って設定するとよい。
100 データセンタ
101 空調機
102 サーバラック
103 センサ
200 故障検知装置
202 記憶部
211 予測部
212 算出部
213 検知部
300 バス
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 内部記憶装置
305 ディスプレイ
306 キーボード
307 マウス
308 インターフェイス
400 温度情報テーブル
500 熱流体シミュレーションの温度分布図
600 シミュレーション結果テーブル
700 センサ時系列テーブル
1500 判定結果情報テーブル
1600 合格・故障情報テーブル

Claims (6)

  1. 複数のセンサで測定した時刻ごとの温度の実測値を含むセンサごとの温度情報を記憶する記憶部と、
    前記複数のセンサのうち検査対象以外の前記複数のセンサについて各時刻で受信した前記温度情報を基にデータ同化を伴う熱流体シミュレーションを行い、時刻ごとの温度分布を予測する予測部と、
    予測された前記時刻ごとの温度分布の所定の時刻における前記検査対象のセンサの位置の第一の温度情報と、前記検査対象のセンサから受信した前記所定の時刻における第二の温度情報との差分値を算出する算出部と、
    前記算出部の算出結果に基づいて、前記差分値が所定の値を超えたことを検知する検知部と、
    を有するセンサ故障検知装置。
  2. 請求項1に記載のセンサ故障検知装置であって、
    さらに、
    前記検知部が、前記差分値が所定の値を超えたことを検知した場合に、前記対象センサを異常センサと特定する特定部と、
    を有するセンサ故障検知装置。
  3. 請求項2に記載のセンサ故障検知装置であって、
    さらに、
    前記特定部により異常センサと特定された対象センサの異常と特定された回数が所定の回数以下である場合に、前記熱流体シミュレーションによる大気の流れ場の予測から、対象センサの風上にある上流センサを探知し、探知された前記上流センサを検査対象として選択し反復処理を行う反復処理部と、
    前記特定部により異常センサと特定された対象センサの異常と特定された回数が所定の回数を超える場合に、前記対象センサは故障センサであることを決定する決定部と、
    を有することを特徴とするセンサ故障検知装置。
  4. 前記反復処理部は、上流のセンサが探知できない場合に、前記対象センサを再度検査対象として選択し反復処理を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載のセンサ故障検知装置。
  5. ( 請求項1のプログラムクレーム )
    複数のセンサで測定した時刻ごとの温度の実測値を含むセンサごとの温度情報を記憶する記憶手段と、
    前記複数のセンサのうち検査対象以外の前記複数のセンサについて各時刻で受信した前記温度情報を基にデータ同化を伴う熱流体シミュレーションを行い、時刻ごとの温度分布を予測する予測手段と、
    予測された前記時刻ごとの温度分布の所定の時刻における前記検査対象のセンサの位置の第一の温度情報と、前記検査対象のセンサから受信した前記所定の時刻における第二の温度情報との差分値を算出する算出手段と、
    前記算出手段の算出結果に基づいて、前記差分値が所定の値を超えたことを検知する検知手段と、
    を有するセンサ故障検知プログラム。
  6. ( 請求項1の方法クレーム )
    コンピュータを用いたセンサの故障検知方法であって、
    前記コンピュータが備えている、
    記憶部が、複数のセンサで測定した時刻ごとの温度の実測値を含むセンサごとの温度情報を記憶し、
    予測部が、前記複数のセンサのうち検査対象以外の前記複数のセンサについて各時刻で受信した前記温度情報を基にデータ同化を伴う熱流体シミュレーションを行い、時刻ごとの温度分布を予測し、
    算出部が、予測された前記時刻ごとの温度分布の所定の時刻における前記検査対象のセンサの位置の第一の温度情報と、前記検査対象のセンサから受信した前記所定の時刻における第二の温度情報との差分値を算出し、
    検知部が、前記算出部の算出結果に基づいて、前記差分値が所定の値を超えたことを検知すること
    を有するセンサ故障検知装置方法
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