JP2014181434A - 金属撚線の製造方法、並びに、当該方法により製造される金属撚線及び金属撚線織物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1金属線材を供給する第1リールをそのリール軸を回転軸として一方向に回転させながら第1金属線材をリール軸の延長線方向に引き出して、この第1金属線材に一定方向の撚りをかけ、第2金属線材を供給する第2リールをそのリール軸を回転軸として第1リールと逆方向に回転させながら第2金属線材をリール軸の延長線方向に引き出して、この第2金属線材に第1金属線材と逆方向の撚りをかけ、一定方向に撚りのかかった第1金属線材に逆方向に撚りのかかった第2金属線材を絡ませる。
【選択図】図1
Description
第1金属線材を供給する第1リールをそのリール軸を回転軸として一方向に回転させながら第1金属線材をリール軸の延長線方向に引き出して、この第1金属線材に一定方向の撚りをかけ、
第2金属線材を供給する第2リールをそのリール軸を回転軸として前記第1リールと逆方向に回転させながら第2金属線材をリール軸の延長線方向に引き出して、この第2金属線材に前記第1金属線材と逆方向の撚りをかけ、
一定方向に撚りのかかった第1金属線材に逆方向に撚りのかかった第2金属線材を絡ませることを特徴とする。
第3金属線材を供給する第3リールをそのリール軸を回転軸として前記第2リールと逆方向に回転させながら第3金属線材をリール軸の延長線方向に引き出して、この第3金属線材に前記第2金属線材と逆方向の撚りをかけ、
前記第1金属線材に逆方向から絡まった前記第2金属線材に、更に逆方向に撚りのかかった第3金属線材を絡ませることを特徴とする。
第1金属線材を供給する第1リールと、第2金属線材を供給する第2リールとを有し、
前記第2リールは、前記第1リールの上方にあって第1リールのリール軸と同一方向にリール軸を向け、そのリール軸の中心にリール軸方向に貫通する中空通路を備えており、
当該中空通路は、前記第1リール側に第1開口部が開口し、第1リール側と反対側に第2開口部が開口した状態において、
前記第1リールをそのリール軸を回転軸として一方向に回転させながら第1金属線材をリール軸の延長線方向であって前記第2リール側に引き出して、この第1金属線材に一定方向の撚りをかけながら前記第1開口部から前記中空通路に導入して前記第2開口部から導出すると共に、
前記第2リールをそのリール軸を回転軸として前記第1リールと逆方向に回転させながら第2金属線材をリール軸の延長線方向であって、前記第2開口部側に引き出して、この第2金属線材に前記第1金属線材と逆方向の撚りをかけながら前記第2開口部から導出される第1金属線材に第2金属線材を絡ませることを特徴とする。
前記第1金属線材、第2金属線材及び第3金属線材は、いずれも、その線径が30μm〜150μmの範囲内にあることを特徴とする。
前記第1金属線材、第2金属線材及び第3金属線材に掛ける撚りは、いずれも、100回撚/m〜1200回撚/mであることを特徴とする。
前記第1金属線材、第2金属線材及び第3金属線材は、いずれも、銅線材又は表面に異種金属がメッキされた銅線材であることを特徴とする。
前記第1金属線材、第2金属線材及び第3金属線材は、いずれも、導電性を有する磁性体であることを特徴とする。
前記第1金属線材は、前記第2金属線材と異なる金属であることを特徴とする。
請求項1〜8のいずれか1つに記載の方法により製造されてなる。
請求項9に記載の金属撚線を織成してなる。
以上説明したように、本発明によれば、細い金属線材を使用しても容易に織成することのできる金属100%からなる金属撚線の製造方法及び当該方法により製造されてなる金属撚線を提供することができる。また、本発明によれば、この金属100%からなる金属撚線を織成し、振動などに耐久性を有し、且つ、軽量で柔軟性を有する電磁シールド材、静電シールド材として有効な金属撚線織物を提供することができる。
(1)上記実施例1においては、第1リールと第2リールのリール軸を同一軸にして、第1リールの回転で撚りが掛かった第1金属線材を第2リールの中空通路を経由して上方に移動させているが、これに限定するものではなく、第1リールと第2リールをそれぞれ別の軸方向で回転させ、その後に撚り合わせるようにしてもよい。
(2)上記実施例1においては、金属線材として線径80μmの錫メッキ軟銅線材を使用したが、これに限定するものではなく、使用目的に合わせて、他の線径、他の金属線材、或いは、異種の金属線材同士の組合せで撚線するようにしてもよい。
(3)上記実施例1においては、2本の金属線材を使用して金属撚線を製造したが、これに限定するものではなく、3本の金属線材を使用してもよく、或いは、それ以上の本数の金属線材を使用して金属撚線を製造するようにしてもよい。
(4)上記実施例2においては、金属撚線織物の織成にシャトル織機を使用したが、これに限定するものではなく、レピア織機、リボン織機、ニードル織機、或いはその他の織機を使用するようにしてもよい。
(5)上記実施例2においては、金属撚線織物として平織物を製造したが、これに限定するものではなく、綾織物、朱子織物、或いは、二重織物、三重織物などを織成するようにしてもよい。
32…金属撚線、23…中空通路、41、42…ガイダー。
Claims (10)
- 第1金属線材を供給する第1リールをそのリール軸を回転軸として一方向に回転させながら第1金属線材をリール軸の延長線方向に引き出して、この第1金属線材に一定方向の撚りをかけ、
第2金属線材を供給する第2リールをそのリール軸を回転軸として前記第1リールと逆方向に回転させながら第2金属線材をリール軸の延長線方向に引き出して、この第2金属線材に前記第1金属線材と逆方向の撚りをかけ、
一定方向に撚りのかかった第1金属線材に逆方向に撚りのかかった第2金属線材を絡ませることを特徴とする金属撚線の製造方法。 - 第3金属線材を供給する第3リールをそのリール軸を回転軸として前記第2リールと逆方向に回転させながら第3金属線材をリール軸の延長線方向に引き出して、この第3金属線材に前記第2金属線材と逆方向の撚りをかけ、
前記第1金属線材に逆方向から絡まった前記第2金属線材に、更に逆方向に撚りのかかった第3金属線材を絡ませることを特徴とする請求項1に記載の金属撚線の製造方法。 - 第1金属線材を供給する第1リールと、第2金属線材を供給する第2リールとを有し、
前記第2リールは、前記第1リールの上方にあって第1リールのリール軸と同一方向にリール軸を向け、そのリール軸の中心にリール軸方向に貫通する中空通路を備えており、
当該中空通路は、前記第1リール側に第1開口部が開口し、第1リール側と反対側に第2開口部が開口した状態において、
前記第1リールをそのリール軸を回転軸として一方向に回転させながら第1金属線材をリール軸の延長線方向であって前記第2リール側に引き出して、この第1金属線材に一定方向の撚りをかけながら前記第1開口部から前記中空通路に導入して前記第2開口部から導出すると共に、
前記第2リールをそのリール軸を回転軸として前記第1リールと逆方向に回転させながら第2金属線材をリール軸の延長線方向であって、前記第2開口部側に引き出して、この第2金属線材に前記第1金属線材と逆方向の撚りをかけながら前記第2開口部から導出される第1金属線材に第2金属線材を絡ませることを特徴とする金属撚線の製造方法。 - 前記第1金属線材、第2金属線材及び第3金属線材は、いずれも、その線径が30μm〜150μmの範囲内にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の金属撚線の製造方法。
- 前記第1金属線材、第2金属線材及び第3金属線材に掛ける撚りは、いずれも、100回撚/m〜1200回撚/mであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の金属撚線の製造方法。
- 前記第1金属線材、第2金属線材及び第3金属線材は、いずれも、銅線材又は表面に異種金属がメッキされた銅線材であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の金属撚線の製造方法。
- 前記第1金属線材、第2金属線材及び第3金属線材は、いずれも、導電性を有する磁性体であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の金属撚線の製造方法。
- 前記第1金属線材は、前記第2金属線材と異なる金属であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の金属撚線の製造方法。
- 請求項1〜8のいずれか1つに記載の方法により製造されてなる金属撚線。
- 請求項9に記載の金属撚線を織成してなる金属撚線織物。
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