JP2014181225A - 樹状突起負制御剤 - Google Patents

樹状突起負制御剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2014181225A
JP2014181225A JP2013058294A JP2013058294A JP2014181225A JP 2014181225 A JP2014181225 A JP 2014181225A JP 2013058294 A JP2013058294 A JP 2013058294A JP 2013058294 A JP2013058294 A JP 2013058294A JP 2014181225 A JP2014181225 A JP 2014181225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extract
dendrite
karin
dendritic
negative control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013058294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6125864B2 (ja
Inventor
Tomonori Hata
友紀 畑
Kazuhiro Shinoda
和宏 篠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kose Corp filed Critical Kose Corp
Priority to JP2013058294A priority Critical patent/JP6125864B2/ja
Publication of JP2014181225A publication Critical patent/JP2014181225A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6125864B2 publication Critical patent/JP6125864B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

【課題】 優れた樹状突起負制御剤及びこれを用いる樹状突起正御抑剤のスクリーニング方法を提供すること。
【解決手段】 バラ科カリン、特に好ましくはカリンの果実の抽出物を有効成分とする樹状突起負制御抑制剤;前記樹状突起負制御は、樹状突起形成抑制、樹状突起退縮、又は樹状突起活性化抑制であるのが好適である。バラ科カリンの抽出物を用いる樹状突起制御剤のスクリーニング方法。
【選択図】図2

Description

本発明は、樹状突起負制御剤及び樹状突起制御剤のスクリーニング方法に関する。
樹状突起は、神経細胞が、外部からの刺激や他の神経細胞の軸索から送り出される情報を受け取るために、細胞体から樹木の枝のように分岐した複数の突起のことをいう。
また、近年、神経細胞以外の細胞の樹状突起の役割も注目されている。例えば、成熟したメラニン顆粒を含むメラノソームは、細胞内を移動し、メラノサイトの樹状突起から隣接のケラチノサイトに受け渡されている。この際にメラノサイトの樹状突起の形成が重要と考えられているものの、樹状突起形成の仕組が十分に解明されていない。
このようなことから、樹状突起の制御に関する研究がさらに進められている。
例えば、特許文献1には、神経細胞の再生などに有用な、Rac活性促進剤をスクリーニングすべく、Racの活性を抑制し、樹状突起を同じレベルに収縮させる技術を提供することが提案されている。
また、例えば、特許文献2には、ミカン科オウバクのエッセンスからなる、メラノサイトのデンドライトの伸長抑制剤が提案されている。
また、例えば、特許文献3には、酵母抽出物を有効成分とするメラノサイト樹状突起形成抑制剤が提案されている。
しかしながら、樹状突起の形成がどのようなプロセスを経て形成されるかは、依然不明な点があり、樹状突起の形成を制御することが可能な物質のさらなる研究開発が求められている。
特開2006−067940号公報 特開2001−199866号公報 特開2003−252742号公報
よって、本発明は、かかる実情に鑑み、優れた樹状突起負制御剤及びこれを用いる樹状突起正制御剤のスクリーニング方法を提供しようとするものである。
そこで、本発明者らは、鋭意検討した結果、天然由来のため安全性が高いと考えられるバラ科カリンの抽出物が、樹状突起を負制御することを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、バラ科カリンの抽出物を有効成分とする樹状突起負制御抑制剤を提供するものである。
前記植物が、前記植物の果実からの抽出物であっても良い。
前記植物の学名が、Chaenomeles sinensis (Thouin)Koehne、Chaenomeles sinensis、Pseudocydonia sinensis、Cydonia sinensis Thouinのいずれかであってもよい。
前記植物抽出物が、水、アルコール類、含水アルコール類から選ばれるものであるのが好適である。前記アルコール類が、炭素数1〜4であるのが好適である。前記アルコール類が、メタノール、エタノール、1,3−ブタンジオールから選ばれるものであってもよい。前記含水濃度が50〜100vol%であってもよい。
前記樹状突起負制御が、樹状突起の形成を抑制すること、樹状突起を退縮させること、樹状突起の活性化を抑制することであってもよい。
前記樹状突起が、メラノサイトの樹状突起であってもよい。
また、本発明は、バラ科カリンの抽出物を適用することを特徴とする樹状突起制御方法。当該樹状突起制御方法は、樹状突起制御試験に用いる方法又は体外に取り出した若しくは人工的に製造した細胞又は組織に用いる方法であるのが好適である。
また、本発明は、バラ科カリンの抽出物を用いる樹状突起正制御剤のスクリーニング方法を提供するものである。
ここで、本開示の樹状突起抑制とは、樹状突起の正負抑制のことをいう。当該負制御とは、生命現象のうち活性を抑制する方向の制御のことをいい、当該正制御とは、生命現象のうち活性を促進する方向の制御のことをいう。
樹状突起負制御とは、例えば、樹状突起の形成を抑制すること、樹状突起を退縮させること、樹状突起の活性化を抑制すること等が挙げられる。また、樹状突起正制御とは、例えば、樹状突起の形成が促進されること、樹状突起が伸長すること、樹状突起が活性化すること等が挙げられる。
本発明によれば、優れた樹状突起負制御剤及びこれを用いる樹状突起正御抑剤のスクリーニング方法を提供することができる。
カリン抽出物を添加した30分後にα−メラノサイト刺激ホルモンを添加し、3日培養後のメラノサイトの樹状突起の形成状況を示す写真図である。なお、活性化状態の0(対照)、0.1、0.3、0.5vol%は、カリンの最終濃度である。1バーの長さは100μmである。 カリン抽出物を添加した30分後にα−メラノサイト刺激ホルモンを添加し、3日培養後のメラノサイトの樹状突起の形成抑制効果を示す図である。縦軸は生細胞中の樹状突起細胞の割合を示すものである。なお、0vol%(αMSH無添加)、活性化状態の0(対照)、0.1、0.3、0.5vol%は、カリンの最終濃度である。 左図は、カシス抽出物を添加した30分後にα−メラノサイト刺激ホルモンを添加し、3日培養後のメラノサイトの樹状突起の形成状況を示す写真図である。右図は、センプクカ抽出物を添加後にα−メラノサイト刺激ホルモンを添加し、3日培養後のメラノサイトの樹状突起の形成状況を示す図である。なお、0(αMSH無添加)、0(活性化状態の対照)、1.0vol%は、カシス抽出物、センプクカ抽出物のそれぞれの最終濃度である。1バーの長さは100μmである。 左図は、カシス抽出物を添加した30分後にα−メラノサイト刺激ホルモンを添加し、3日培養後のメラノサイトの樹状突起の形成抑制効果を示す図である。右図は、センプクカ抽出物を添加した30分後にα−メラノサイト刺激ホルモンを添加し、3日培養後のメラノサイトの樹状突起の形成抑制効果を示す図である。なお、0(αMSH無添加)、0(活性化状態の対照)、1.0vol%は、カシス抽出物、センプクカ抽出物のそれぞれの最終濃度である。 α−メラノサイト刺激ホルモンを添加した3日後にカリン抽出物を添加し、3日培養後のメラノサイトの樹状突起の退縮状況を示す写真図である。なお、活性化状態の0(対照)、0.1、0.3、0.5vol%は、カリンの最終濃度である。1バーの長さは100μmである。 左図はカリン抽出物を添加した3日後にα−メラノサイト刺激ホルモンを添加し、3日培養後のメラノサイトの樹状突起の退縮効果を示す図である。縦軸は生細胞中の樹状突起細胞の割合を示すものである。なお、活性化状態の0(対照)、0.1、0.3、0.5vol%は、カリンの最終濃度である。
本開示に用いられるバラ科カリンは、その種類や産地は特に限定されない。日本においてカリンと称される植物にはいくつかの種が存在する。また植物学的分類上においてもいくつかの説があるが、これらを全て用いることが可能である。具体的にはカリンと称される植物はバラ科ボケ属、カリン属、マルメロ属の全ての種にわたっており、これら全体を含む概念である。これらは共通して新梢の先端に1つの花を付け、芳香を有する黄色で洋梨形の果実は強い酸味、硬い繊維質と石細胞のため生食はできないという特徴がある。この果実は果実酒、シロップ漬け、あめ、ジャム等に加工される他に、木瓜(モッカ)、和木瓜(ワモッカ)、メイサといった生薬名で咳止め、利尿等に用いられる。
植物学的にボケ属(Choenomeles)植物として、和名ボケ 英名Flowering Quince、学名Chaenomeles speciosa(又はC. lagenaria)、和名クサボケ 英名Japanese quince 学名Chaenomeles japonica、和名カリン 学名Chaenomeles sinensis (Thouin)Koehne 又はChaenomeles
sinensisなどがある。カリン属(Pseudocydonia)植物はC. K. Schneider による分類で1属1種であり、和名カリン 学名Pseudocydonia
sinensisが含まれる。マルメロ属(Cydonia)は和名マルメロ 英名Quince 学名Cydonia oblonga Miller、和名カリン 学名Cydonia sinensis Thouinなどがあげられる。
これらのバラ科植物のうち、学名Chaenomeles
sinensis (Thouin)Koehne、Chaenomeles sinensis、Pseudocydonia sinensis、Cydonia
sinensis Thouinのいずれかであらわされるカリンが好ましい。
前記バラ科カリンの使用する部位は、いずれの部位を用いてもよい。当該部位として、例えば、葉、茎、花弁、果実、種子、根茎、根、幹等から選ばれる1種又は2種以上のものを用いることができる。このうち、果実が好ましい。
前記バラ科カリンの調製法は特に限定はされず、例えばバラ科カリンの花、葉、木部、果実、根などのうち何れか1ヶ所以上(以下、「原体」という)を乾燥又は乾燥せずに裁断した後、低温(例えば4℃未満)若しくは常温(例えば4〜40℃)〜加温(例えば40〜100℃)下で溶媒により抽出することにより得られる。
抽出に使用する溶媒としては、一般的には水、低級1価アルコール類(メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール等)、液状多価アルコール(プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等)、低級エステル類(酢酸エチル等)、炭化水素(ベンゼン、ヘキサン、ペンタン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジプロピルエーテル)、アセトニトリル等が挙げられる。なお、「低級」における炭素の数は1〜4であるのが好ましい。
好ましい抽出方法の例としては、含水濃度0〜100vol%(好適には含水濃度50〜100vol%)のエチルアルコール又は1,3−ブチレングリコールを用い、室温(4〜40℃程度)にて1〜5日間抽出を行ったのち濾過し、得られたろ液をさらに1週間ほど放置して熟成させ、再びろ過を行う方法が挙げられる。ろ過の際に、活性炭等のろ過剤を用いて夾雑物や着色物等の不純物を除去してもよい。なお、含水濃度100vol%とは水のことである。
前記バラ科カリンの抽出物は、そのまま有効成分として用いてもよいし、必要に応じて、抽出溶媒の除去、ろ過やイオン交換樹脂等の脱臭、脱色等の精製処理を施した後に使用してもよい。さらに液体クロマトグラフィー等の分離精製手段を用いて、活性の高い画分等を得ることも可能である。
前記バラ科カリンの抽出物は、抽出液単独で又は異なる抽出方法にて得られた抽出液を混合して、そのまま用いるか、又は当該抽出物を希釈、濃縮又は乾燥させて、液状、粉末状又はペースト状に調製して用いることもできる。
ところで、樹状突起は細胞間の何らかの受け渡しに関与していると考えられるため、医薬分野及び化粧分野においても樹状突起形成の仕組が研究されている。樹状突起を有する細胞として、例えばプルキンエ細胞やメラノサイト等が知られているが、これらの樹状突起を制御することで、この樹状突起が形成されることによって発生する症状又は状態の予防、治療又は改善等に利用することができる。
例えば、プルキンエ細胞は神経系に関与する細胞であるが、プルキンエ細胞の樹状突起を制御することができる剤があれば、その剤を神経細胞の再生等に利用することも可能である。また、メラニン生成が増大した場合には、メラノサイトの樹状突起を負制御することで、ケラチノサイトへのメラニンの移行を抑制することができ、最終的にシミ、ソバカス等のような色素沈着を抑制する剤に使用することも可能である。
そして、後記実施例に示すように、樹状突起形成抑制試験及び樹状突起形成後の樹状突起退縮試験において、本開示のバラ科カリンの抽出物が、樹状突起形成抑制作用、樹状突起退縮作用等といった樹状突起の負制御が可能であることが認められた。
従って、本開示のバラ科カリンの抽出物は、樹状突起負制御(例えば、樹状突起形成抑制作用、樹状突起退縮作用等)を有するため、当該バラ科カリンの抽出物を含有させて有効成分とする樹状突起負制御剤(例えば、樹状突起形成抑制剤、樹状突起退縮剤等)として使用することが可能である。
本開示のバラ科カリンの抽出物は、樹状突起負制御(例えば、樹状突起形成抑制作用、樹状突起退縮作用等)のために使用してもよく、また樹状突起負制御剤(例えば、樹状突起形成抑制剤、樹状突起退縮剤等)等の上述のような使用を目的とした各種製剤に使用することができ、これら各種製剤を製造するために使用することも可能である。
本開示のバラ科カリンの抽出物は、樹状突起負制御(樹状突起形成抑制作用、樹状突起退縮作用等)を有し、樹状突起形成による各種症状や状態を、予防、改善及び/又は治療を図るための方法に使用することができる。よって、本開示のバラ科カリンの抽出物は、ヒトを含む動物に摂取又は投与して、樹状突起形成による各種症状や状態等の予防、改善及び/又は治療を図るための方法に使用することが可能である。
よって、本開示のバラ科カリンの抽出物は、樹状突起負制御(樹状突起形成抑制作用、樹状突起退縮作用等)のために、皮膚外用剤、化粧料(好適には美白化粧料)、医薬品、医薬部外品、食品や機能性食品(例えば特定保健用食品等)等に配合することが可能であり、本開示の製剤は、これら皮膚外用剤、化粧品等として有用である。
本開示のバラ科カリンの抽出物は、特に皮膚外用剤、化粧料(好適には美白化粧料)、医薬部外品、医薬品等に用いるのが好適であり、皮膚に塗布など接触させる製剤が好適である。皮膚外用剤、化粧料として、例えば化粧水、乳液(水中油型等)、クリーム(油中水型等)、パック化粧料、リキッドファンデーション、軟膏剤、養毛剤等が挙げられる。
本開示のバラ科カリンの抽出物の含有量は、製剤中に、乾燥固形分として好ましくは0.00001〜5質量%であり、より好ましくは0.0001〜2質量%である。この範囲内であれば、該植物抽出物を安定に配合することができ、かつ優れた樹状突起負制御作用を発揮することができる。また、抽出液を使用する場合は、溶質である乾燥固形分の含有量が上記範囲内であれば、その抽出液濃度は何ら限定されるものではない。
本開示のバラ科カリンの抽出物抽出物は、チロシナーゼ阻害剤、メラニン生成抑制剤、抗炎症剤、メラニン排出促進剤等の樹状突起制御以外の作用機序により美白効果を発揮する薬剤と併用するのが好ましい。これにより、相乗的な美白効果を発揮させることが可能となる。
チロシナーゼ阻害剤及びメラニン生成抑制剤の例としては、L−アスコルビン酸及びその誘導体、並びにそれらの塩(アスコルビン酸−2−グルコシド、リン酸アスコルビルマグネシウム、リン酸アスコルビルナトリウム、3−O−エチルアスコルビン酸等)、ハイドロキノン及びその誘導体(アルブチン等)、トラネキサム酸及びその誘導体(トラネキサム酸セチル、トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸メチルアミド等)、サリチル酸及びその誘導体(4−メトキシサリチル酸等)並びにそれらの塩、エラグ酸及びその誘導体、コウジ酸及びその誘導体、アデノシン−1−リン酸、リノール酸、5,5’−ジプロピル−ビフェニル2,2’−ジオール、4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ブタノール又はその誘導体、レゾルシンおよびその誘導体(4−n−ブチルレゾルシノール等)、胎盤抽出物、カミツレエキス,ニコチン酸アミド等が挙げられるが、アスコルビン酸−2−グルコシド、3−O−エチルアスコルビン酸、又はアルブチンが好ましい。抗炎症剤としては、トラネキサム酸及びその誘導体、グリチルリチン酸ジカリウム等のグリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸ステアリル等のグリチルレチン酸誘導体、サリチル酸及びその誘導体、カミツレエキス等が挙げられるが、トラネキサム酸、グリチルレチン酸ジカリウム又はグリチルレチン酸ステアリルが好ましい。メラニン排出促進剤としてはニコチン酸アミド等のニコチン酸誘導体やアデノシン−1−リン酸及びその誘導体等があげられるが、ニコチン酸アミド又はアデノシン−1−リン酸が好ましい。
なお、前記製剤には、本開示のバラ科カリンの抽出物の他、必要に応じて任意の成分を組み合わせて使用してもよい。他の成分としては、薬学的に許容される成分であればよく、例えば、細胞賦活剤、抗酸化剤、保湿剤、紫外線防止剤、溶剤(水、アルコール類等)、油剤、界面活性剤、増粘剤、粉体、キレート剤、pH調整剤、乳化剤、安定化剤、着色剤、光沢剤、矯味剤、矯臭剤、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、希釈剤、浸透圧調整剤、香料等が挙げられ、これらを目的とする製剤に応じて配合すればよい。
また、前記製剤の形態は、特に限定されず、液状、ペースト状、ゲル状、固形状、粉末状等の何れの形態でもよい。
また、本開示のバラ科カリンの抽出物は樹状突起制御方法に使用することができ、当該樹状突起制御方法は、樹状突起制御試験に使用することも可能であり、また動物から採取した樹状突起を有する細胞を原材料として、医薬品(細胞医薬等);医療材料(人工的代用品又は代替物等);これらの中間段階の生産物を製造するための方法又はこれらを分析するための方法に使用することも可能である。
また、本開示のバラ科カリンの抽出物は、樹状突起を負制御することから、前記カリン抽出物を、樹状突起を正制御することが可能な剤のスクリーニング方法に使用することができる。これにより、樹状突起制御剤又は樹状突起制御作用を有する物質をスクリーニング又は樹状突起制御の評価を行うことが可能である。また、被験物質及びカリン抽出物の添加タイミングを同時期又は別々にすることで異なる作用機序の物質を探索することも可能である。
本開示のバラ科カリンの抽出物と被験物質を添加した状態と、樹状突起が形成されていない状態又は樹状突起が負制御されている状態と比較して、樹状突起が伸長した場合、又は樹状突起の形成が促進された場合等の樹状突起が正制御された場合には、被験物質を樹状突起正制御剤として判断することができる。なお、本開示のバラ科カリンの抽出物と既知の樹状突起正制御剤を添加することで、樹状突起が負制御されている状態にすることも可能である。
また、本開示のバラ科カリンの抽出物と既知の樹状突起正制御剤を添加した際の樹状突起形成状態と、当該樹状突起正制御剤と被験物質を添加した際の樹状突起の形成状態とを対比し、本開示のバラ科カリンの抽出物を添加したときよりも樹状突起が負制御されていた場合には、被験物質を良好な樹状突起負抑制剤として判断することができる。
前記判断方法は、特に限定されないが、以下にその一例を挙げる。
例えば、位相差顕微鏡(オリンパス社製)で細胞形態の写真を撮影し、樹状突起保有細胞(双極性の細胞から新たに1箇所以上の樹状突起の形成が確認された細胞)の数を数えて、樹状突起保有細胞数/総細胞数×100%を算出する。対照との対比により被験物質の樹状突起制御の正負を判断する。
以下に、本開示のバラ科カリンの抽出物を用いた樹状突起正制御剤の探索方法の好適な一例を挙げる。
本開示のバラ科カリンの抽出物の存在下で、メラノサイトを培養し、これに被験物質を加え、メラノサイトの樹状突起の形態変化を観察することにより、樹状突起形成促進剤をスクリーニングすることができる。
このとき、メラノサイト活性化因子を添加してもよい。メラノサイト活性化因子として、例えばα−メラノサイト刺激ホルモン(α−MSH:melanocyte stimulating hormome)、幹細胞増殖因子(SCF:Stem
cell factor)、エンドセリン−1(Endothelin-1)等が挙げられる。
メラノサイトの場合には、ケラチノサイトへのメラノソームへの移行が促進されるため、白髪改善等の物質探索に応用することができる。
上記樹状突起制御方法、樹状突起制御剤のスクリーニング方法及び樹状突起制御の評価方法における培養条件は、使用する樹状突起を有する細胞に応じた公知の培養条件、培地条件等で行えばよい。
例えば、正常メラノサイトを使用する場合には、正常メラノサイトを培養可能な公知の培養条件で行えばよい。培養増殖用培地として、市販のメラノサイト用培地等を使用してもよい。
培養温度は、使用するメラノサイトの由来に対応する培養可能な温度であればよく、例えばヒト由来の場合20℃〜40℃、好ましくは37℃程度であればよい。二酸化炭素濃度は、5vol%程度であればよい。
また、プルキンエ細胞を用いる場合には、本開示のバラ科カリンの抽出物の存在下で、プルキンエ細胞を公知の培養方法にて培養し、樹状突起が正制御されるのを評価することで、神経再生促進等の物質探索に応用することができる。
なお、本技術は、以下の構成を採用することも可能である。
〔1〕 バラ科カリンの抽出物を有効成分とする樹状突起負制御剤。
〔2〕 バラ科カリンの果実からの抽出物である前記〔1〕記載の樹状突起負制御剤。
〔3〕 前記抽出物が、水、アルコール類、含水アルコール類から選ばれるもので抽出されたものである前記〔1〕又は〔2〕記載の樹状突起負制御剤。
〔4〕 前記樹状突起負制御が、メラノサイト樹状突起負制御である前記〔1〕〜〔3〕の何れか1項記載の樹状突起負制御剤。
〔5〕 前記樹状突起負制御は、樹状突起形成抑制、樹状突起退縮、又は樹状突起活性化抑制である前記〔1〕〜〔4〕の何れか1項記載の樹状突起負制御剤。
〔6〕 バラ科カリンの抽出物を適用することを特徴とする樹状突起制御方法。
〔7〕 前記〔1〕〜〔3〕の何れか1項記載のバラ科カリンの抽出物である前記〔6〕記載の樹状突起制御方法。
〔8〕 バラ科カリンの抽出物を用いる樹状突起制御剤のスクリーニング方法。
〔9〕 前記〔1〕〜〔3〕の何れか1項記載のバラ科カリンの抽出物である前記〔8〕記載の樹状突起制御剤のスクリーニング方法。
以下、実施例、参考例、比較例、試験例、製造例等を挙げ、本発明(本技術)をさらに具体的に説明するが、本発明(本技術)はこれら実施例等に何ら制約されるものではない。
<製造例1:カリン果実50vol%エタノール抽出物の製造>
カリン(Chaenomeles sinensis)の果実乾燥物10gに、50vol%エタノール含むエタノール・水混合溶液100mLを加え、室温にて3日間抽出を行ったのち濾過してカリン50vol%エタノール抽出物を得た。この抽出物の乾燥固形分は3.0%であった。
<製造例2:カリン果実精製水抽出物の製造>
カリン(Chaenomeles sinensis (Thouin)Koehne)の果実乾燥物10gに、精製水100mLを加え、室温にて3日間抽出を行ったのち濾過してカリン果実精製水抽出物を得た。この抽出物の乾燥固形分は4.5%であった。
<製造例3:カリン果実99.5vol%エタノール抽出物の製造>
カリン(Pseudocydonia sinensis)の未熟果実10gに、99.5vol%エタノール100mLを加え、室温にて3日間抽出を行ったのち濾過してカリン果実99.5vol%エタノール抽出物を得た。この抽出物の乾燥固形分は0.7%であった。
<製造例4:マルメロ果実50vol%エタノール含水抽出物の製造>
マルメロ(Cydonia oblonga)の果実乾燥物10gに、50vol%エタノール含むエタノール・水混合溶液100mLを加え、室温にて3日間抽出を行ったのち濾過してマルメロ果実50vol%エタノール抽出物を得た。この抽出物の乾燥固形分は4.4%であった。
<製造例5:クサボケ果実50vol%エタノール含水抽出物の製造>
クサボケ(Chaenomeles japonica)の果実乾燥物10gに、50vol%エタノール含むエタノール・水混合溶液100mLを加え、室温にて3日間抽出を行ったのち濾過してマルメロ果実50vol%エタノール抽出物を得た。この抽出物の乾燥固形分は1.2%であった。
<製造例6:カリン花50vol%エタノール含水抽出物の製造>
カリン(Chaenomeles sinensis (Thouin) Koehne)の花乾燥物10gに、50vol%エタノール含むエタノール・水混合溶液100mLを加え、室温にて3日間抽出を行ったのち濾過してカリン花50vol%エタノール抽出物を得た。この抽出物の乾燥固形分は2.4%であった。
<試験例1:メラノサイト樹状突起形成抑制試験>
〔実施例1:カリン抽出物〕
上記製造例1で製造しカリン抽出物を用いて、メラノサイト樹状突起形成抑制作用を調べた。
詳細には、6穴プレートにHMGS増殖添加剤入りの表皮メラノサイト(メラニン細胞)培地を適量添加し、正常ヒト表皮メラノサイト(メラニン細胞)を1×105個播種して、37℃、二酸化炭素濃度5vol%中に静置培養した。培養2日後、HMGS増殖添加剤からBPEを抜いた培地に交換して、製造例1で製造したカリン抽出物を培地中の含有率が0(活性化状態の対照)、0.1,0.3,0.5vol%となるようにした30分後、α−MSHを最終濃度が10−8mol/Lになるように添加し、混和した。
3日後、位相差顕微鏡(オリンパス社製)で細胞形態の写真を撮影し、樹状突起保有細胞(双極性の細胞から新たに1箇所以上の樹状突起の形成が確認された細胞)の数を数えて、樹状突起保有細胞数/総細胞数×100を算出し、結果を図1、表1及び図2に示した。
〔試薬類〕
表皮メラノサイト(メラニン細胞)基礎培地:Medium 254培地;ヒト表皮メラニン細胞培養用の無菌の液体培地M-254-500(Life Technologies社製)
HMGS増殖添加剤:HMGS増殖添加剤分注キットKM-6350 (倉敷紡績株式会社製)
正常ヒト表皮メラノサイト(メラニン細胞):Human Epidermal Melanocytes,
neonatal(HEMn-LP);新生児由来 lightly pigmented donorC-002-5C(Life Technologies社製)
α−MSH:α−メラノサイト刺激ホルモンM4135(シグマ社製)
(比較例1)〔実施例1〕と同様にしてメラノサイト樹状突起形成抑制試験を行った。
但し、試料の「カリン抽出物」を「カシス抽出物」に代え、培地中の含有率が1.0vol%になるように添加した。上記 カシス抽出物は、カシス(Ribes nigrum L.)の果実10gに精製水50gを加え、50℃にて3日間加温抽出したのち濾過して得た。この抽出物の乾燥固形分は3.1%であった。
(比較例2)〔実施例1〕と同様にしてメラノサイト樹状突起形成抑制試験を行った。
但し、試料の「カリン抽出物」を「センプクカ抽出物」に代え、培地中の含有率が1.0vol%になるように添加した。 センプクカ抽出物は、センプクカ:オグルマ(Inula Britannica linne’ var chinensis)の花10gに、50volエタノールを含むエタノール・水混合液500gを加え、室温で3日間抽出を行ったのち濾過して得た。この抽出物の乾燥固形分は0.3%であった。
比較例1及び2の結果を図3及び4に示す。
<試験例2:メラノサイト樹状突起退縮試験>
〔実施例2:カリン抽出物〕
α−MSH・カリン抽出物の添加・観察の順序・スケジュールを変更した以外は、前記試験例1と同様にして行った。活性化剤としてα−MSHを添加した3日後に、メラノサイトの樹状突起が十分に形成されているのを確認してからカリン抽出物を添加し、さらに3日培養してから観察した。その結果を図5に示す。
細胞の樹状突起が既に活性化して伸長していても、カリン抽出物を添加することで、伸長していた樹状突起を退縮させることが認められた。樹状突起保有細胞数/総細胞数×100を算出した結果を表2及び図6に示した。
カシス抽出物及びセンプクカ抽出物は、美白効果があることが知られているが、1.0vol%という高濃度まで添加しても樹状突起の形成抑制作用がないことが認められた。これに対し、カリン抽出物は、樹状突起の負制御作用があることが認められた。具体的には、カリン抽出物と同時期に樹状突起活性化剤を添加した場合、樹状突起の形成又は伸長の抑制が認められた。
また、先に樹状突起活性化剤を添加し、樹状突起を活性化させて伸長させた後に、カリン抽出物を添加した場合でも、伸長した樹状突起が退縮したことが認められた。特に、伸長した樹状突起を退縮させたことは、メラニン生成量が多くとも美白作用効果を発現させること、また、既に形成された色素沈着を改善することを可能にする。このような樹状突起の負制御は、従来美白効果として探索されていたチロシナーゼ阻害作用、メラニン生成抑制作用、抗炎症作用、メラニン排出促進作用等とは異なる作用と考えられる。
このため、本開示のカリン植物抽出物と、樹状突起制御以外の作用機序により美白効果を発揮する薬剤(例えば、チロシナーゼ阻害剤、メラニン生成抑制剤、抗炎症剤、メラニン排出促進剤等)とを併用することで、相乗的な美白効果を発揮する可能性が高い。
また、樹状突起を介する細胞間の物質の授受を抑制する作用が、新たな化粧用途及び医薬用途等に繋がる可能性がある。従来のようなメラニンの合成量を抑制する方向性でないことも、新たな美白剤や白髪改善剤、神経再生促進剤等の探求方法として有望と考えられる。
〔処方例1:可溶化型化粧水〕
(成分) (質量%)
1.POE(40モル)硬化ヒマシ油 0.5
2.POE(12モル)ジオレエート 0.3
3.アスタキサンチン 0.05
4.1,3−ブチレングリコール 2.0
5.グリセリン 2.0
6.エタノール 15.0
7.トラネキサム酸 2.0
8.製造例1のカリン抽出物 0.1
9.乳酸ナトリウム 0.2
10.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
11.精製水 残 量
(製造方法)
A.成分1〜6を混合溶解する。
B.成分7〜11を混合溶解する。
C.BにAを加え、化粧水を得た。
〔処方例2:乳化化粧水〕
(成分) (質量%)
1.大豆由来水素添加リン脂質 0.5
2.セトステアリルアルコール 0.1
3.ポリオキシエチレン(10モル)コレステロールエーテル 0.2
4.酢酸−dl−α−トコフェロール 0.1
5.スクワラン 0.1
6.ヒドロキシエチルセルロース 0.03
7.精製水 残量
8.グリチルレチン酸ステアリル 0.25
9.製造例2のカリン抽出物 0.02
10.リン酸一水素二ナトリウム 0.1
11.リン酸二水素一ナトリウム 0.1
12.グリセリン 3.0
13.ジプロピレングリコール 2.0
14.エタノール 7.0
15.香料 適量
(製造方法)
A.成分1〜5を75℃に加熱し、均一に混合溶解する。
B.成分6、7を75℃に加熱し、均一に混合溶解する
C.AにBを添加し、乳化する。
D.Cを冷却し、成分8〜15を添加し、乳化型化粧水を得た。
〔処方例3:乳液〕
(成分) (質量%)
1.モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 1.0
2.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5
3.トリオクタン酸グリセリル 0.5
4.ホホバ油 0.5
5.スクワラン 0.5
6.精製水 残量
7.エデト酸二ナトリウム 0.1
8.メチルパラベン 0.2
9.フェノキシエタノール 0.5
10.グリセリン 5.0
11.プロパンジオール 1.0
12.プロピレングリコール 2.0
13.乳酸ナトリウム 0.5
14.2−O−α−D−グルコシル−L−アスコルビン酸(注1) 1.0
15.製造例3のカリン抽出物 0.005
16.キサンタンガム 0.05
17.精製水 10.0
18.エタノール 3.0
19.香料 適量
(注1):株式会社林原 社製
(製造方法)
A:成分16を70℃に加熱した成分17で膨潤する。
B:成分1〜5を70℃で加熱混合する。
C:成分6〜13を70℃で加熱溶解後、Bに添加し、乳化する。
D:Cを室温まで冷却後、成分14、15、18とAを添加し、美容液を得た。
本処方例3の乳液は、肌に潤いを与え、長時間にわたって皮膚の乾燥を防ぎ、保湿効果に優れたものであった。
〔処方例4:養毛料〕
(成分) (質量%)
1.スエルチアニン 1.5
2.イチョウエキス 0.5
3.トラネキサム酸 1.0
4.製造例4のマルメロ抽出物 1.0
5.グリセリン 2.0
6.精製水 残量
7.D−パントテニルアルコール 0.3
8.ヒノキチオール 0.02
9.セファランチン 0.001
10.酢酸トコフェロール 0.01
11.L−メントール 0.2
12.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.2
13.エタノール 60
(製造方法)
A.成分1〜6を混合溶解する。
B.成分7〜11を混合溶解する。
C.AにBを加え、養毛料を得た。
〔処方例5:軟膏A〕
(配合成分) (質量%)
1.ステアリルアルコール 18.0
2.モクロウ 20.0
3.ポリオキシエチレン(20)モノオレイン酸エステル 0.25
4.グリセリンモノステアリン酸エステル 0.3
5.ワセリン 40.0
6.精製水 残量
7.グリセリン 10.0
8.アデノシン−1−リン酸 0.5
9.製造例5のクサボケ抽出物 1.0
(製造方法)
A.1〜5を70℃で均一に混合する。
B.6〜8を70℃に加温する。
C.AにBを加え、乳化する。
D.Cを冷却し、9を添加し、軟膏を得た。

Claims (7)

  1. バラ科カリンの抽出物を有効成分とする樹状突起負制御剤。
  2. バラ科カリンの果実からの抽出物である請求項1記載の樹状突起負制御剤。
  3. 前記カリンが、学名Chaenomeles sinensis (Thouin)Koehne、Chaenomeles sinensis、Pseudocydonia sinensis、Cydonia sinensis Thouinのいずれかである請求項1又は2記載の樹状突起負制御剤。
  4. 前記植物抽出物が、水、アルコール類、含水アルコール類から選ばれるもので抽出されたものである請求項1〜3の何れか1項記載の樹状突起負制御剤。
  5. 前記樹状突起負制御が、メラノサイト樹状突起負制御である請求項1〜4の何れか1項記載の樹状突起負制御剤。
  6. 前記樹状突起の負制御は、樹状突起形成抑制、樹状突起退縮又は樹状突起活性化抑制である請求項1〜5の何れか1項記載の樹状突起負制御剤。
  7. バラ科カリンの抽出物を用いる樹状突起制御剤のスクリーニング方法。
JP2013058294A 2013-03-21 2013-03-21 樹状突起負制御剤 Active JP6125864B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013058294A JP6125864B2 (ja) 2013-03-21 2013-03-21 樹状突起負制御剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013058294A JP6125864B2 (ja) 2013-03-21 2013-03-21 樹状突起負制御剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014181225A true JP2014181225A (ja) 2014-09-29
JP6125864B2 JP6125864B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=51700269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013058294A Active JP6125864B2 (ja) 2013-03-21 2013-03-21 樹状突起負制御剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6125864B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020203844A (ja) * 2019-06-17 2020-12-24 株式会社クラブコスメチックス 不全角化抑制剤

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0717873A (ja) * 1993-06-28 1995-01-20 Kirindou:Kk 酵素阻害剤
JPH08119843A (ja) * 1994-10-25 1996-05-14 T Hasegawa Co Ltd メラニン抑制剤
JP2003081746A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Pola Chem Ind Inc メラノサイトのデンドライトの伸長抑制剤及びそれを含有する化粧料
KR20030050126A (ko) * 2001-12-18 2003-06-25 현대자동차주식회사 엔진의 심 선정방법
KR20030090126A (ko) * 2002-05-21 2003-11-28 메디코룩스(주) 모과 추출물을 함유하는 미백조성물

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0717873A (ja) * 1993-06-28 1995-01-20 Kirindou:Kk 酵素阻害剤
JPH08119843A (ja) * 1994-10-25 1996-05-14 T Hasegawa Co Ltd メラニン抑制剤
JP2003081746A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Pola Chem Ind Inc メラノサイトのデンドライトの伸長抑制剤及びそれを含有する化粧料
KR20030050126A (ko) * 2001-12-18 2003-06-25 현대자동차주식회사 엔진의 심 선정방법
KR20030090126A (ko) * 2002-05-21 2003-11-28 메디코룩스(주) 모과 추출물을 함유하는 미백조성물

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
BIO IND., 2005, VOL.22 NO.9, P.12-17, JPN6016049429, ISSN: 0003468663 *
FRAGRANCE J., 2005, VOL.33 NO.5, P.30-37, JPN6016049427, ISSN: 0003468662 *
日本薬学会第133年会講演要旨集, 2013.03.27, 29AMA-255, JPN6016049431, ISSN: 0003516273 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020203844A (ja) * 2019-06-17 2020-12-24 株式会社クラブコスメチックス 不全角化抑制剤
JP7308513B2 (ja) 2019-06-17 2023-07-14 株式会社クラブコスメチックス 不全角化抑制剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP6125864B2 (ja) 2017-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI594766B (zh) 膠原產生促進劑、玻尿酸產生促進劑、纖維母細胞增殖促進劑及抗皺紋劑
JP6347916B2 (ja) フィラグリン遺伝子発現促進剤
JP2003300860A (ja) 皮膚外用剤
JP2008001623A (ja) 血管新生抑制剤
JP2008143784A (ja) 細胞増殖促進剤
JP5645344B2 (ja) 外用剤組成物
JP2008088075A (ja) プロフィラグリン/フィラグリン産生促進剤、表皮角化細胞増殖促進剤、表皮/角層正常化用皮膚外用剤、プロフィラグリン及び/又はフィラグリン産生促進方法、及び表皮角化細胞増殖促進方法
JP3619185B2 (ja) 化粧料
JP5863225B2 (ja) 美肌用組成物
JP6125864B2 (ja) 樹状突起負制御剤
JP6139937B2 (ja) 樹状突起負制御剤
JP2001114636A (ja) ヒアルロン酸産生及びカタラーゼ産生促進剤、線維芽細胞賦活剤、並びに皮膚外用剤
JP2003183175A (ja) 茶抽出物由来のα−MSH阻害剤及びこれを含有する美白剤、老化防止剤、MMP−1産生抑制剤並びにこれらを含有する皮膚外用剤
JP5717958B2 (ja) セラミド産生促進剤、並びに該セラミド産生促進剤を用いた医薬品組成物、皮膚外用剤、化粧料組成物、及び化粧料
JP2016069341A (ja) 皮膚バリア機能改善剤、細胞間接着構造の形成促進剤、タイトジャンクション形成促進剤及びtrpv4遺伝子の発現亢進剤
JP2005008548A (ja) 皮膚外用剤
JP6272012B2 (ja) 樹状突起負制御剤
JP2012219031A (ja) ラミニン5産生促進剤、インテグリンα6β4産生促進剤、皮膚基底膜正常化剤、皮膚損傷回復促進剤及びアクアポリン3mRNA発現促進剤
JP5155543B2 (ja) エンドセリン−1産生抑制剤、ヘキソサミニダーゼ遊離抑制剤、抗炎症用/美白用皮膚外用剤、エンドセリン−1の産生抑制方法及びヘキソサミニダーゼの遊離抑制方法
TWI679028B (zh) 用於保養肌膚之表皮幹細胞及具有多種功能的中草藥組成物及其面膜
JP2013014627A (ja) ヘパリン結合性上皮成長因子様成長因子(hb−egf)生成促進剤
JP4402278B2 (ja) 美白化粧料
JP2000143527A (ja) ヒアルロン酸産生促進剤、及びこれを含有して成る皮膚外用剤
JP5144048B2 (ja) ラジカル消去剤、抗酸化用皮膚外用剤、及びラジカルの消去方法
JP7402478B2 (ja) 神経成長因子発現抑制剤およびセマフォリン3a発現促進剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160217

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6125864

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250