JP2014180988A - ハイブリッド車両用駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジンによって駆動される機器を備えたハイブリッド車両用駆動装置において、燃費の悪化を防止することができるハイブリッド車両用駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動輪18R、18Lに駆動力を付与するエンジン2とモータジェネレータ6と、エンジン2とモータジェネレータ6との間に設けられたクラッチ5と、クラッチ5の出力部材52と駆動輪18R、18Lとの間に設けられ、エンジン2からの駆動力が入力される入力軸81と、駆動輪18R、18Lに回転連結された出力軸82と、入力軸81と出力軸82の間に設けられたトルクコンバータ8aを有する自動変速機8と、エンジン2によって駆動される機器27を備え、機器27がエンジン2によって駆動されている場合において、停車時に、クラッチ5を切断状態とする停車時クラッチ制御部10を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車輪がエンジンとモータによって駆動されるハイブリッド車両用の駆動装置に関する。
車輪がエンジンとモータジェネレータによって駆動されるハイブリッド車両用の駆動装置に関する従来技術がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に示されるハイブリッド車両用の駆動装置は、エンジン、クラッチ、モータジェネレータ、及び、トルクコンバータ付の自動変速機を備え、エンジンとモータジェネレータとを併用した車両の走行を可能にしている。
特開2012−179999号公報
車両に搭載されたエアコンディショナーは、エンジンによって駆動されるのが一般的であるが、特許文献1に示されるハイブリッド車両用駆動装置では、停車時にエアコンディショナーが駆動されると、トルクコンバータのポンププレートも回転してしまう。このため、当該トルクコンバータにおいて機械的損失が発生してしまい、余分に燃料を消費してしまうため、ハイブリッド車両用駆動装置の燃費が悪化してしまうという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、エンジンによって駆動される機器を備えたハイブリッド車両用駆動装置において、燃費の悪化を防止することができるハイブリッド車両用駆動装置を提供することにある。
上述した課題を解決するためになされた、請求項1に係る発明によると、駆動輪に駆動力を付与するエンジンと、前記駆動輪に駆動力を付与するモータと、前記エンジンと前記モータとの間に設けられ、前記エンジンに回転連結された入力部材と、前記モータに回転連結された出力部材とを有し、前記入力部材と前記出力部材を接続又は切断するクラッチと、前記出力部材と前記駆動輪との間に設けられ、前記エンジンからの駆動力が入力される入力軸と、前記駆動輪に回転連結された出力軸と、前記入力軸と前記出力軸の間に設けられたトルクコンバータを有し、前記入力軸の回転速度を前記出力軸の回転速度で除した変速比がそれぞれ異なる複数の変速段を選択的に切り替えて変速を実行する自動変速機と、前記エンジンによって駆動される機器を備え、前記機器が前記エンジンによって駆動されている場合において、停車時に、前記クラッチを切断状態とする停車時クラッチ制御部を有する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記モータに電力を供給するバッテリと、前記バッテリの残量を検出するバッテリ残量検出部を有し、前記停車時クラッチ制御部は、前記バッテリ残量検出部によって検出された前記バッテリの残量が規定量以上である場合に限り、前記クラッチを切断する。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に係る発明において、制動力を付与するブレーキ装置を操作するブレーキ操作部材と、前記ブレーキ操作部材の操作量を検出するブレーキ操作量検出部と、を有し、前記停車時クラッチ制御部は、前記ブレーキ操作量検出部が、前記ブレーキ操作部材の操作を検出しなくなった場合に、前記クラッチを接続する。
請求項1に係る発明によれば、停車時クラッチ制御部は、機器がエンジンによって駆動されている場合において、停車時に、クラッチを切断状態とする。これにより、停車時に、機器を駆動するためにエンジンが回転していたとしても、クラッチが切断状態となるので、エンジンの回転がトルクコンバータに伝達されない。このため、トルクコンバータにおいて機械的損失が発生しないので、ハイブリッド車両用駆動装置の燃費が悪化しない。
請求項2に係る発明によれば、停車時クラッチ制御部は、バッテリの残量が規定量以上である場合に限り、クラッチを切断する。これにより、バッテリの残量が規定量より少ない場合に、停車時において、クラッチが切断されない。このため、バッテリの残量が規定量よりも少なく、モータのみの駆動力で車両が発進できない場合に、クラッチを介してエンジンの駆動力を即座に駆動輪に伝達させることができ、車両を迅速に発進させることができる。
請求項3に係る発明によれば、停車時クラッチ制御部は、ブレーキ操作部材の操作を検出しなくなった場合に、クラッチを接続する。これにより、ブレーキ操作部材が操作されない状態、つまり、運転者の発進意思が有る状態において、クラッチが接続状態となる。このため、クラッチを介してエンジンの駆動力を即座に駆動輪に伝達させることができ、車両を迅速に発進させることができる。
本発明の一実施形態によるハイブリッド車両用駆動装置が搭載されたハイブリッド車両の説明図である。 図1に示した制御部にて実行される制御プログラムである「停車時クラッチ制御」のフローチャートである。 別の実施形態のハイブリッド車両用駆動装置が搭載されたハイブリッド車両の説明図である。
(ハイブリッド車両の説明)
図1に基づき、本発明の実施形態による駆動装置1について説明する。図1は、エンジン2及びモータジェネレータ6を備えたハイブリッド車両(以下、車両と略す)の駆動装置1の概略を示している。図1において、太線は各装置間の機械的な接続を示し、破線による矢印は制御用の信号線を示し、一点鎖線による矢印は車両の電力の供給線を示している。
図1に示すように、車両には、エンジン2、クラッチ5、モータジェネレータ6、自動変速機8、デファレンシャル17が、この順番に、直列に配設されている。また、デファレンシャル17には、車両の右駆動輪18R及び左駆動輪18Lが接続されている。以下、右駆動輪18R及び左駆動輪18Lを包括して駆動輪18R、18Lという。なお、駆動輪18R、18Lは、車両の前輪又は後輪、或いは、前後輪である。
エンジン2は、ガソリンや軽油等の炭化水素系燃料を使用するガソリンエンジンやディーゼルエンジン等である。エンジン2は、駆動軸21、スロットルバルブ22、燃料噴射装置23、水温センサ25を有し、制御部10によって制御される。駆動軸21は、ピストンにより回転駆動されるクランク軸と一体的に回転して駆動力を出力する。
スロットルバルブ22は、エンジン2の内部に空気を取り込む経路の途中に配設されている。燃料噴射装置23は、エンジン2の内部に空気を取り込む経路及び燃焼室の少なくとも一方に燃料を噴射するものである。なお、本実施形態では、エンジン2の駆動軸21は、後述するクラッチ5の入力部材51に接続している。
水温センサ25は、エンジン2を冷却する冷却水の温度を検出して、その検出信号を制御部10に出力する。
エンジン2の駆動軸21又はこの駆動軸21と連動して回転する軸には、ベルトやギヤ等を介して、エアコンディショナー27のコンプレッサ27aが連結している。
モータジェネレータ6は、ロータ及びステータを有している。モータジェネレータ6は、駆動輪18L、18Rを駆動するとともに減速時に発電して車両に回生制動力を付与する。モータジェネレータ6には、ステータコアのスロットにステータ巻線を巻回形成したステータを外周側に配置し、ロータコアに永久磁石を埋め込んだロータを軸心に配置した三相同期機を用いることができる。ロータは、クラッチ5の出力部材52に回転連結されて一体的に回転し、更に自動変速機8の入力軸81にも回転連結されて一体的に回転する。
バッテリ16は、電力を蓄電する二次電池であり、インバータ装置15を介して、モータジェネレータ6に電力を供給する。インバータ装置15は、制御部10からの指令に基づいて、バッテリ16から供給された電力の電圧を昇圧してモータジェネレータ6に供給する。また、インバータ装置15は、制御部10からの指令に基づいて、モータジェネレータ6において発電された電流を降圧して、バッテリ16に充電する。
クラッチ5は、モータジェネレータ6のロータとエンジン2の駆動軸21とを接続及び切断可能に回転連結する。クラッチ5は、エンジン2の駆動軸21に回転連結された入力部材51と、ロータに回転連結された出力部材52を備えている。クラッチ5には、入力部材51と出力部材52との間を接続状態及び切断状態に切り替え動作するクラッチアクチュエータ53とを備える湿式多板摩擦クラッチや乾式単板摩擦クラッチを用いることができる。
クラッチアクチュエータ53は、本実施形態では、オイルポンプを用いて動作油を移動することにより入力部材51と出力部材52との接続及び切断を切り替える油圧動作機構を用いる。本実施形態では、動作油の油圧であるクラッチ圧Pcが生じていないときに接続状態となり、クラッチ圧Pcの発生によって切断状態に切り替えられるノーマルクローズタイプのクラッチ5を用いる。
なお、本実施形態では、エンジン2の始動は、クラッチ5が接続された状態において、モータジェネレータ6が駆動軸21を回転させることにより行われる。
自動変速機8は、クラッチ5の出力部材52と駆動輪18R、18Lとの間に設けられている。自動変速機8は、入力部材86(入力軸81)と出力軸82との間において変速比がそれぞれ異なる複数の変速段を選択的に切り替える変速機構(不図示)を有している有段変速機である。なお、変速比とは、入力部材86(入力軸81)の回転速度を出力軸82の回転速度で除すことにより得られる比である。自動変速機8は、制御部10からの指令に基づいて変速機変速機構を作動させるアクチュエータ85を備えている。
自動変速機8は、周知のトルクコンバータ8aを有している。自動変速機8の入力部材86は、トルクコンバータ8aを介してモータジェネレータ6のロータに回転連結されている。出力軸82は、デファレンシャル17に回転連結されて、駆動輪18R、18Lに回転連結されている。トルクコンバータ8aは、モータジェネレータ6のロータに入力軸81を介して回転連結されたポンププレート8bと、自動変速機8の入力部材86に回転連結されたタービンプレート8cとを有している。また、トルクコンバータ8aは、ポンププレート8bとタービンプレート8cとをメカニカルに結合して同期回転を維持したロックアップ状態とするロックアップクラッチ(不図示)を有している。
トルクコンバータ8aが非ロックアップ状態では、エンジン2やモータジェネレータ6の駆動力が入力軸81に入力されると、入力軸81に回転連結されているポンププレート8bが回転する。そして、ポンププレート8bの回転に伴ってタービンプレート8cが回転し、前記駆動力がポンププレート8bとタービンプレート8cとの間で増幅されて、入力部材86に入力される。
出力軸82の近傍には、出力軸82の回転速度(変速機出力軸回転速度No)を検出する出力軸回転速度センサ83が設けられている。出力軸回転速度センサ83によって検出された変速機出力軸回転速度Noは、制御部10に出力される。なお、変速機出力軸回転速度Noは、車速Vと比例関係にある。
車両は、駆動輪18R、18Lを含む車輪に摩擦制動力を付与する、ディスクブレーキやドラムブレーキ等の摩擦ブレーキ装置91を備えている。また、車両は、制御部10からの指令に基づいて、摩擦ブレーキ装置91に油圧を供給するブレーキブースター92を有している。
車両は、アクセルペダル31、アクセルセンサ32、ブレーキペダル33、ブレーキセンサ34を有している。アクセルセンサ32は、アクセルペダル31の操作量を検出することにより、運転者の「要求駆動力」を検出するものである。ブレーキペダル33は、摩擦ブレーキ装置91や、モータジェネレータ6である回生制動装置を操作するものである。ブレーキセンサ34は、ブレーキペダル33の操作量を検出することにより、運転者の「要求制動力」を検出するものである。
制御部10は、ハイブリッド車両用駆動装置1を制御するものである。制御部10は、スロットルバルブ22、燃料噴射装置23、水温センサ25、クラッチアクチュエータ53、出力軸回転速度センサ83、アクチュエータ85、ブレーキブースター92と接続している。
制御部10は、CPU、RAM、記憶部、及びこれらを接続するバスとから構成されたECUを有する。CPUは、図2に示すフローチャートに対応したプログラムを実行する。RAMは同プログラムの実行に必要な変数を一時的に記憶するものである。記憶部は、不揮発性メモリー等で構成され、前記プログラムを記憶するものである。
制御部10は、アクセルペダル31の操作量を検出するアクセルセンサ32から、前記操作量の相対値を意味するアクセル開度Acの情報を取得する。制御部10は、アクセル開度Acに基づいて、「要求駆動力」を演算する。制御部10は、バッテリ16の残量や車速V等の情報に基づいて、「モータ駆動力」を演算する。
制御部10は、「要求駆動力」及び「モータ駆動力」に基づいて「エンジン駆動力」を演算する。制御部10は、「エンジン駆動力」に基づいて、スロットルバルブ22の開度及び燃料噴射装置23の燃料噴射量を制御し、エンジン2が出力する駆動力が「エンジン駆動力」となるように制御する。これら「エンジン駆動力」及び「モータ駆動力」の少なくとも一方によって、車両に「要求駆動力」が付与される。
制御部10は、インバータ装置15の動作を制御することで、モータジェネレータ6の駆動モードと発電モードの切り替え制御を行うとともに、モータジェネレータ6のモータジェネレータ回転速度Nm及び「モータ駆動力」の制御を行う。このように、モータジェネレータ6が発電モードとなると、車両に回生制動力が付与される。つまり、モータジェネレータ6は、回生制動装置である。
制御部10は、インバータ装置15から出力された情報に基づいて、バッテリ16の残量を検出する。制御部10は、バッテリ16の残量やアクセル開度Acに基づいて、「電動走行モード」と「スプリット走行モード」とを切り替えるか否かを判断する。なお、「電動走行モード」は、モータジェネレータ6のみにより駆動輪18R、18Lを駆動する走行モードである。また「スプリット走行モード」は、エンジン2及びモータジェネレータ6により駆動輪18R、18Lを駆動し、又は、エンジン2の駆動力によって駆動輪18R、18Lを駆動するとともに、エンジン2の駆動力によってモータジェネレータ6で発電を行うモードである。
制御部10は、バッテリ16の残量が少ないと判断した場合には、「スプリット走行モード」を選択して、エンジン2の駆動力によって駆動輪18R、18Lを駆動するとともに、エンジン2の駆動力によってモータジェネレータ6で発電を行う。また、アクセル開度Acが大きく、「モータ駆動力」だけでは「要求駆動力」に達しないと判断した場合には、「スプリット走行モード」を選択して、エンジン2及びモータジェネレータ6により駆動輪18R、18Lを駆動する。
制御部10は、クラッチアクチュエータ53を作動させて、クラッチ5を接続状態又は切断状態にし、駆動軸21と入力部材86とを接続又は切断する。このように、制御部10は、クラッチ5を切断することにより、「電動走行モード」に切り替えるとともに、クラッチ5を接続することにより「スプリット走行モード」に切り替える。
制御部10は、ブレーキペダル33の操作量を検出するブレーキセンサ34から、前記操作量の相対値を意味するブレーキ開度Bkの情報を取得する。そして、制御部10は、ブレーキ開度Bkに基づいて、「要求制動力」を演算する。制御部10は、ブレーキブースター92及びインバータ装置15の少なくとも一方を制御して、摩擦ブレーキ装置91が発生する「摩擦制動力」とモータジェネレータ6が発生する「回生制動力」の合計が「要求制動力」となるように制御する。
エンジン2、クラッチ5、モータジェネレータ6、自動変速機8、インバータ装置15、バッテリ16、摩擦ブレーキ装置91、ブレーキブースター92及び制御部10を包括した構成が、駆動装置1に該当する。
(停車時クラッチ制御の説明)
次に、「停車時クラッチ制御」について図2に示すフローチャートを参照して説明する。車両が走行可能な状態となると、プログラムはS11に進む。
S11において、制御部10は、エンジン2に接続されている機器であるエアコンディショナー27がエンジン2によって駆動されていると判断した場合には(S11:YES)、プログラムをS12に進め、エアコンディショナー27がエンジン2によって駆動されていないと判断した場合には(S11:NO)、S11の処理を繰り返す。
S12において、制御部10が、クラッチ5が接続されていると判断した場合には(S12:YES)、プログラムをS13に進め、クラッチ5が切断されていると判断した場合には(S12:NO)、プログラムをS11に戻す。
S13において、制御部10が、出力軸回転速度センサ83からの検出信号に基づいて、車両が停車していると判断した場合には(S13:YES)、プログラムをS14に進め、車両が停車していないと判断した場合には(S13:NO)、プログラムをS11に戻す。
S14において、制御部10が、バッテリ16の残量が規定量(例えば80%)以上であると判断した場合には(S14:YES)、プログラムをS15に進め、バッテリ16の残量が規定量より少ないと判断した場合には(S14:NO)、プログラムをS15に戻す。
S15において、制御部10は、水温センサ25によって検出された水温に基づいて、エンジン2の油温を推定する。そして、制御部10が、エンジン2の油温が規定油温(例えば70℃)以上であると判断した場合には(S15:YES)、プログラムをS16に進め、エンジン2の油温が規定油温より低いと判断した場合には(S15:NO)、プログラムをS11に戻す。
S16において、制御部10は、クラッチアクチュエータ53に制御信号を出力することにより、クラッチ5を切断する。S16が終了すると、プログラムはS17に進む。
S17において、制御部10が、ブレーキセンサ34からの検出信号に基づいて、ブレーキペダル33が踏まれておらず、ブレーキが解除されていると判断した場合には(S17:YES)、プログラムをS18に進め、ブレーキペダル33が踏まれていて、ブレーキが解除されていないと判断した場合には(S17:NO)、プログラムをS17の処理を繰り返す。
S18において、制御部10は、クラッチアクチュエータ53に制御信号を出力することにより、クラッチ5を接続する。S18が終了すると、プログラムはS11に戻る。
(本実施形態の効果)
上述した説明から明らかなように、制御部10(停車時クラッチ制御部)は、エアコンディショナー27等の機器がエンジン2によって駆動されている場合において(図2のS11:YES)、停車時に(S13:YES)、クラッチ5を切断状態とする(S16)。これにより、停車時に、エアコンディショナー27等の機器を駆動するためにエンジン2が回転していたとしても、クラッチ5が切断状態となるので、エンジン2の回転がトルクコンバータ8aに伝達されないため、トルクコンバータ8aにおいて機械的損失が発生しない。
また、モータジェネレータ6が回転されないので、ロータとステータとの間で発生する鉄損や、ロータの軸受等で発生する機械的損失が発生しない。このように、停車時に、エンジン2によってエアコンディショナー等の機器が駆動されていたしても、上述した機械的損失や鉄損が発生しないので、ハイブリッド車両用駆動装置1の燃費が悪化しない。
また、制御部10は、バッテリ16の残量が規定量以上である場合に限り(図2のS14:YES)、クラッチ5を切断する(S16)。これにより、バッテリ16の残量が規定量より少ない場合に、停車時において、クラッチ5が切断されない。このため、バッテリ16の残量が規定量よりも少なく、モータジェネレータ6のみの駆動力で車両が発進できない場合に、クラッチ5を介してエンジン2の駆動力を即座に駆動輪18R、18Lに伝達させることができ、車両を迅速に発進させることができる。
制御部10は、ブレーキペダル33(ブレーキ操作部材)の操作を検出しなくなった場合に(図2のS17:YES)、クラッチ5を接続する(S18)。これにより、ブレーキペダル33が操作されない状態、つまり、運転者の発進意思が有る状態において、クラッチ5が接続状態となる。このため、クラッチ5を介してエンジン2の駆動力を即座に駆動輪18R、18Lに伝達させることができ、車両を迅速に発進させることができる。つまり、「要求駆動力」が、モータジェネレータ6が出力する駆動力のみで充足できない場合に、エンジン2の駆動力も駆動輪18R、18Lに伝達させることにより、車両を迅速に発進させることができる。
(別の実施形態の説明)
以上説明した実施形態では、図1に示すように、エンジン2、クラッチ5、モータジェネレータ6、自動変速機8、デファレンシャル17、駆動輪18R、18Lの順に設けられている。しかし、図3に示すように、エンジン2、クラッチ5、自動変速機8、デファレンシャル17、モータジェネレータ6、駆動輪18R、18Lの順に設けられている実施形態の車両用駆動装置1であっても差し支え無い。また、自動変速機8とモータジェネレータ6が並列に設けられ、自動変速機8の出力軸82とモータジェネレータ6のロータがデファレンシャル17に接続している実施形態であっても差し支え無い。
このような車両用駆動装置1にも、本発明の技術的思想が適用可能なことは言うまでもない。つまり、停車時に、エアコンディショナー27等の機器をエンジン2が駆動している場合に、クラッチ5が切断されるので、トルクコンバータ8aにエンジン2の駆動力が伝達されず、トルクコンバータ8aにおいて機械的損失が発生しない。
以上説明した実施形態では、エンジン2によって駆動される機器は、エアコンディショナー27である。しかし、エンジン2によって駆動される機器は、エアコンディショナー27に限定されず、例えば、ジェネレータや、オイルポンプ、冷蔵機や冷凍機のコンプレッサ等の機器であっても差し支え無い。
なお、以上説明した実施形態では、クラッチ5は、ノーマルクローズタイプのクラッチ5であるが、動作油の油圧であるクラッチ圧Pcが生じていないときに切断状態となり、クラッチ圧Pcの発生によって接続状態に切り替えられるノーマルオープンタイプのクラッチ5であっても差し支え無い。また、以上説明した実施形態では、クラッチアクチュエータ53は、油圧動作機構を用いたものであるが、電動式のクラッチアクチュエータ53であっても差し支え無い。
以上説明した実施形態では、入力部材51は、直接エンジン2の駆動軸21に接続され、出力部材52は、直接モータジェネレータ6のロータに接続されている。しかし、入力部材51と駆動軸21の間に、ギヤ等の機械要素が設けられ、当該機械要素を介して入力部材51が駆動軸21に接続されている実施形態であっても差し支え無い。また、出力部材52とモータジェネレータ6のロータの間に、ギヤ等の機械要素が設けられ、当該機械要素を介して出力部材52がロータに接続されている実施形態であっても差し支え無い。
以上の説明では、駆動輪18L、18Rに駆動力を付与するモータとして作動するとともに、発電機としても作動するモータジェネレータ6を用いた実施形態について本発明を説明したが、モータと発電機が別体の実施形態であっても差し支え無い。
以上説明した実施形態では、出力軸回転速度センサ83によって車速Vを検出し、車両の停止を検出している。しかし、車輪の回転速度を検出する車輪速センサによって車速Vを検出し、車両の停止を検出する実施形態であっても差し支え無い。
1…ハイブリッド車両用駆動装置、2…エンジン、5…クラッチ、6…モータジェネレータ(モータ、ブレーキ装置)、8…自動変速機、8a…トルクコンバータ、10…制御部(停車時クラッチ制御部、バッテリ残量検出部)、15…インバータ(バッテリ残量検出部)、16…バッテリ、18L、18R…駆動輪、27…エアコンディショナー(エンジンによって駆動される機器)、33…ブレーキペダル(ブレーキ操作部材)、34…ブレーキセンサ(ブレーキ操作量検出部)、51…入力部材、52…出力部材、81…入力軸、82…出力軸、91…摩擦ブレーキ装置(ブレーキ装置)

Claims (3)

  1. 駆動輪に駆動力を付与するエンジンと、
    前記駆動輪に駆動力を付与するモータと、
    前記エンジンと前記モータとの間に設けられ、前記エンジンに回転連結された入力部材と、前記モータに回転連結された出力部材とを有し、前記入力部材と前記出力部材を接続又は切断するクラッチと、
    前記出力部材と前記駆動輪との間に設けられ、前記エンジンからの駆動力が入力される入力軸と、前記駆動輪に回転連結された出力軸と、前記入力軸と前記出力軸の間に設けられたトルクコンバータを有し、前記入力軸の回転速度を前記出力軸の回転速度で除した変速比がそれぞれ異なる複数の変速段を選択的に切り替えて変速を実行する自動変速機と、
    前記エンジンによって駆動される機器を備え、
    前記機器が前記エンジンによって駆動されている場合において、停車時に、前記クラッチを切断状態とする停車時クラッチ制御部を有するハイブリッド車両用駆動装置。
  2. 前記モータに電力を供給するバッテリと、
    前記バッテリの残量を検出するバッテリ残量検出部を有し、
    前記停車時クラッチ制御部は、前記バッテリ残量検出部によって検出された前記バッテリの残量が規定量以上である場合に限り、前記クラッチを切断する請求項1に記載のハイブリッド車両用駆動装置。
  3. 制動力を付与するブレーキ装置を操作するブレーキ操作部材と、
    前記ブレーキ操作部材の操作量を検出するブレーキ操作量検出部と、を有し、
    前記停車時クラッチ制御部は、前記ブレーキ操作量検出部が、前記ブレーキ操作部材の操作を検出しなくなった場合に、前記クラッチを接続する請求項1又は請求項2に記載のハイブリッド車両用駆動装置。
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