JP2014180842A - クリアファイル - Google Patents

Abstract

【課題】 本発明は、閉じたときに表面シートを背面シートに掛止するインデックスを兼ねた掛止片にポケット機能を持たせて名刺等の紙片を挟み入れた際に不意に抜出したり紛失したりすることが生じないようにしたクリアファイルを新規に提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明はクリアファイルのインデックスを兼ねた掛止片の外端のウェルダー溶着線縁の両端に直角または開き角をもって内向するウェルダー溶着側壁を設けて、掛止片をコ形に囲み塞いでポケット機能を持たせて、前記した課題を解決したのである。
【選択図】図１

Description

本発明はインデックスを兼ねた掛止片にポケット機能を付加するようにしたクリアファイルに関するものである。

本願の発明者は先に実願２０１３−０００７５２号にてクリアファイルの背面の開放側端縁にウェルダー溶着により構造および掛止圧を強化したインデックスを兼ねた掛止片を構成したクリアファイルを提案している。
実願２０１３―０００７５２号

ウェルダー溶着により掛止片を構成することで、掛止片は折損等による脱落が解消し、またクリアファイルの挟み閉じ圧を著しく強化することとなったが、しかしながら掛止片のウェルダー溶着を挟んだ両側は止めがなく解放されたままなのでクリアファイルを持ち歩いた際などに掛止片下に挟み入れた名刺その他の連絡紙片などは掛止片内から不意に抜け出したり紛失したりするという課題がある。

本発明は、掛止片のウェルダー溶着線縁の両端より内向するウェルダー溶着側壁にて塞いで掛止片にポケット機能を持たせたので、掛止片下に挟み入れた紙片等はクリアファイルを持ち歩いたり動かしたりしても不意に抜け出したり紛失したりすることが起こらないという効果を生ずる。

両端より内向するウェルダー溶着側壁に開き角をつけることで名刺，紙片などの挟み入れ，取り出しをスムーズにするという効果を生ずる。

ポケット機能付きのインデックスを兼ねた掛止片を長短各種にて形成することで、大小さまざまな紙片等を挟み入れることができるという効果を生ずる。

ポケット機能付きのインデックスを兼ねた掛止片を２乃至複数個にて設けることで紙片等の挟み入れ個所を増大させることができるという効果を生ずる。

第１実施例で、延長部の折り返し重ね前の状態と、掛止片を形成した状態を示す斜視図 同質の裁断片を当て重ねする前の状態と、掛止片を形成した状態を示す斜視図 （ａ）は掛止片で表面シートを掛止した状態の斜視図、（ｂ）は同、掛止片のポケットに紙片を挟み入れた状態を示す斜視図 延長部の折り返し部を外方にずらして掛止片を形成した例を示す斜視図 （ａ）はウェルダー溶着側壁を開き角をもって形成した例を示す部分拡大図、（ｂ）は同、開き形の円曲形にした例を示す部分拡大図 掛止片を縦長形に長くした例を示す斜視図 掛止片を上下２段にて並設した例を示す斜視図 上部の水平端縁に掛止片を形成した例を示す斜視図 垂直端縁の上部外端に¬形をした掛止片を形成した例を示す斜視図 表面シートの垂直端縁に延長部を設けて掛止片を形成した例を示す斜視図

１は表面シート
２は背面シート
３ａはつなぎ側の垂直端縁
３ｂは下縁
４は上縁
５，５ａは垂直端縁
６はクリアファイル
７は延長部
８はウェルダー溶着線縁
８ａ，８ｂはウェルダー溶着側壁
９はポケット
９ａはポケットの入口
１０ａ，１０ｂはインデックスを兼ねた掛止片
１０は裁断片
１１はシール
Ｓは紙片

本発明は、クリアファイルの背面のインデックスを兼ねた掛止片の外端のウェルダー溶着線縁の両端に直角または開き角をもって内向するウェルダー溶着側壁を設けて掛止片にポケット機能を持たせて、掛止片下に挟み入れた名刺，連絡紙片などが不意に抜け出したり紛失したりすることを防止するようにする。

図１は本発明の第１実施例で、硬直且つ弾撥性能を有すポリプロピレン等のプラスチックシートの合わせにてなる表面シート１と背面シート２の一方の垂直端縁３ａと下縁３ｂをつなぎ、上縁４と他側の垂直端縁５を開放して開放側から書類等を出し入れ自在とするクリアファイル６を形成する。

背面シート２の開放された垂直端縁５は表面シート１の開放された垂直端縁より僅かに突出して、該垂直端縁５の適所に外方に張り出す延長部７を設け、該延長部７を垂直端縁５内に折り返して、折り返し基端である外端を縦断するウェルダー溶着線縁８を設けて掛止圧をもって内端が開閉するインデックスを兼ねた掛止片１０ａを形成し、ウェルダー溶着線縁８の上下両端より直角にて内向するウェルダー溶着側壁８ａ，８ｂを設けて、クリアファイル６の背面シート２と掛止片１０ａとの間で外端と上下両端が閉塞したポケット９を構成させる。

なお、ウェルダー溶着側壁８ａ，８ｂの長さは掛止片１０ａの内向幅の２分の１以下にとどめて、掛止片１０ａによるクリアファイル６の閉じ機能を損なわないようにする。

図２はクリアファイル６と同質の裁断片１０を背面シート２の垂直端縁５に当て重ね、その外端のウェルダー溶着線縁８と上下両端より内向するウェルダー溶着側壁８ａ，８ｂとにて、ポケット９の機能を付加したインデックスを兼ねた掛止片１０ｂを形成した例を示している。

このようにして形成したクリアファイル６は前述したように開放側より書類等を挟み入れして閉じ、掛止片１０ａ，１０ｂにて表面シート１を掛止することができる。この際、名刺，連絡用などの紙片Ｓを添付したいときは図３に示すように背面シート２と掛止片１０ａ，１０ｂの間で形成されるポケット９に入口９ａから挟み入れるのである。ポケット９はウェルダー溶着線縁８，同側壁８ａ，８ｂにて背面シート２に溶着して閉塞しているからクリアファイル６を動かしても持ち歩いてもみだりに抜け出したり紛失したりすることが生じないこととなる。

なお、掛止片１０ａは図４に示すように背面シート２より垂直端縁５より張り出して形成して、ウェルダー溶着側壁８ａ，８ｂの内向端を垂直端縁５の外にすることもある。

掛止片１０ａ，１０ｂの表面にはインデックスシール，個人名，写真などの入ったシール１１などを貼付けて挟み入れ書類等のインデックスとするのである。

図５（ａ）は、ウェルダー溶着側壁８ａ，８ｂに開き角をもって内向させた第２実施例を示すもので、開き角によってポケット９の入口９ａが拡がることで掛止片下に挟み入れる名刺，紙片Ｓの出し入れがしやすくなる。
特に紙片Ｓの幅が入口９ａの幅に近い大きさのときに出し入れがしやすくなる。

また、図５（ｂ）に示すようにウェルダー溶着側壁８ａ，８ｂに開き角にかえて開き形の円曲形にすることで、名刺，連絡票などの紙片Ｓをポケット９内にすべり入れすることができる。

図６はポケット９の機能を有すインデックスを兼ねた掛止片１０ａ，１０ｂを縦長形に長くしてポケット９に大きな紙片等Ｓを挟み入れすることができるようにした例を示している。

図７は掛止片１０ａ，１０ｂを間隔を置いた上下２段にて並設し、２個の掛止片１０ａ，１０ｂの外端に跨るウェルダー溶着線縁８とその上下両端より内向きにウェルダー溶着側壁８ａ，８ｂを設けてポケット９を構成するようにしたものである。

掛止片１０ａ，１０ｂをそれぞれキャラクターの小擬形としたりするほか、それぞれの表面に広告文，図形などを印刷することもできる。なお、掛止片１０ａ，１０ｂは３個以上にて形成することもでき、この場合それぞれの掛止片にポケット９の機能を持たせることもでき、また上下端の掛止片１０ａ，１０ｂをウェルダー溶着線縁８にてつなぎ、その上下端より内向きにてウェルダー溶着側壁８ａ，８ｂを形成して単一形のポケット９にすることもできる。

図８は背面シート２の上縁５に掛止片１０ａ，１０ｂを形成したもので、その他の構成と作用は前例と同じである。

図９はクリアファイル６の背面の垂直端縁５の上部外端に¬形となるポケット９付きの掛止片１０ａまたは１０ｂを形成して、クリアファイル６を閉じたときに上部にて表面シート１を挟み止めるようにしたものである。

図１０はクリアファイル６の表面シート１の垂直端縁５ａに延長部７を設けて、折り返し基端にウェルダー溶着線縁８とその上下にウェルダー溶着側壁８ａ，８ｂを設けてポケット９機能を付加した掛止片１０ａを形成した例を示すもので、クリアファイル６の表面シート１と掛止片１０ａとの間で書類等を挟み止め掛止することができ、ポケット９に名刺等の紙片Ｓを挟み入れることができる。延長部にかえて同質の裁断片にて掛止片１０ｂを形成することもできる。その他の構成と作用は前例と同じである。

本発明はクリアファイルのインデックスを兼ねた掛止片の外端とその両端の一部をウェルダー溶着側壁にて塞いで掛止片に背面シートとの間でポケット機能を付加したことで広く利用されるものとなる。

Claims (3)

1. クリアファイルのインデックスを兼ねた掛止片にポケット機能を付加するために該掛止片の外端のウェルダー溶着線縁の両端に直角または開き角をもって内向するウェルダー溶着側壁を設けたことを特徴とするクリアファイル。
2. ポケット機能付きのインデックスを兼ねた掛止片は長短各種にて形成する請求項１に記載のクリアファイル。
3. ポケット機能付きのインデックスを兼ねた掛止片は各種のキャラクターなどの擬形にて２乃至複数個並設して形成する請求項１または２に記載のクリアファイル。

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