JP2014179396A - 圧電体装置及びその使用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧電素子を高湿環境下に置いても、構造を複雑にすることなく、導電材からのイオンマイグレーション現象の発生を抑えることができる圧電体装置及びその使用方法を提供する。
【解決手段】圧電体12と一対の電極とを具備した圧電素子16を有し、圧電体12の長さ方向の変位を利用する圧電体装置である。一対の電極は、圧電体の一方の表面に接して設けられた第1表面電極30A及び第2表面電極30Bを有する。第1表面電極30Aと第2表面電極30Bとがスペース32を置いて互いに対向し、第1表面電極30Aの長さL1は、第2表面電極30Bよりも短い。第1表面電極30A及び第2表面電極30Bは、第1導電材34A及び第2導電材34Bを介して基板18の第1端子20A及び第2端子20Bに実装される。第1端子20Aに高電位を印加し、第2端子20Bに低電位を印加する。
【選択図】図1

Description

本発明は、直方体形状の圧電体と一対の電極とを具備した圧電素子を有し、前記圧電体の長さ方向の変位を利用する圧電体装置及びその使用方法に関する。
一般に、圧電体素子は、単層、バイモルフ、ユニモルフ、積層等の構造がある。利用形態も多種多様な組み合わせが考えられる。例えば板状積層体の積層方向の変位を利用したり、単層ないし積層体の長さ方向(積層方向を含まず)の変位を利用する。駆動電源も直流か、あるいは交流を使用したり、プラスとマイナスの極性を使うか、片側極性にするか等が挙げられる。また、圧電体素子の電気的な配線方法も、どの部分に配線接続するか等で多様である(特許文献1及び2参照)。
特開2009−7236号公報 特開2007−200742号公報
圧電素子を金属を含む導電材で基板に接続して利用する際、高湿環境下で導電材の金属成分が非金属媒体の上や中を移動するという現象が起こり、信頼性が劣ることがあった。すなわち、マイグレーション(イオンマイグレーション)現象である。
マイグレーション現象の発生を抑えるには、基本的に一対の電極間の距離を離すか、導電材を高湿環境下から隔離すればよいが、圧電素子を用いた機器の性能が低下したり、構造が複雑になるという問題がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、圧電素子を高湿環境下に置いても、構造を複雑にすることなく、導電材からのイオンマイグレーション現象の発生を抑えることができる圧電体装置及びその使用方法を提供することを目的とする。
[1] 第1の本発明に係る圧電体装置は、直方体形状の圧電体と一対の電極とを具備した圧電素子を有し、前記圧電体の長さ方向の変位を利用する圧電体装置であって、前記一対の電極のうち、一方の電極は、前記圧電体の一方の表面に接して設けられた第1表面電極を有し、前記一対の電極のうち、他方の電極は、前記圧電体の前記一方の表面に接して設けられた第2表面電極を有し、前記第1表面電極の一方の端部と、前記第2表面電極の一方の端部とがスペースを置いて互いに対向し、前記第1表面電極の前記圧電体の長さ方向に沿った長さは、前記第2表面電極よりも短く、前記第1表面電極の他方の端部は、金属を含む第1導電材を介して基板の第1端子に実装され、前記第2表面電極の他方の端部は、金属を含む第2導電材を介して基板の第2端子に実装され、前記第1端子は直流電源の高電位が印加され、前記第2端子は前記直流電源の低電位が印加されることを特徴とする。
これにより、圧電素子を高湿環境下においても、構造を複雑にすることなく、第1導電材に起因するイオンマイグレーション現象の発生を抑えることができ、圧電体装置の信頼性への影響、圧電体装置を用いた機器の性能への影響を低減することができる。
しかも、第1導電材及び第2導電材が接触していない電極間の距離を狭くすることができる。その結果、一対の電極の対向面積を広くすることができ、圧電体として作動可能な領域を大きくとることができる。これは、駆動力の増大、変位量(ダイナミックレンジ)の増大等をもたらし、性能の向上を図ることが可能となる。
[2] 第1の本発明において、前記他方の電極は、前記第2表面電極のみで構成されていてもよい。
[3] 第1の本発明において、前記基板は、磁気ヘッドのサスペンションの構成部材であって、前記第1端子を有する部分と前記第2端子を有する部分との間に空間が存在してもよい。この場合、圧電体の長さ方向への変位を利用して磁気ヘッドの微小な位置決めを実現させることができる。
[4] 第1の本発明において、前記一方の電極のうち、前記第2表面電極と対をなす部分と、該第2表面電極との間に挟まれる圧電体の厚みをta、前記スペースの間隔をDaとしたとき、
Da>ta
であってもよい。
[5] この場合、前記圧電体の厚みtaが5μm以上であり、前記スペースの間隔Daが30μm以上であってもよい。
[6] 第1の本発明において、前記一方の電極及び前記他方の電極は、Pt(白金)、Pd(パラジウム)、Pd/Ag(銀)、Ni(ニッケル)、Cu(銅)から選択される1つ以上を主成分とする電極材料で構成されていてもよい。
[7] 第1の本発明において、前記第1導電材及び前記第2導電材は、金属成分として銀、銅、錫、鉛、ニッケル、金、ハンダから選択される1つ以上を含んでもよい。中でも、銀を含む場合に好適である。
[8] 第1の本発明において、前記一方の電極は、前記第1表面電極と、該第1表面電極に接続され、前記圧電体の側面に形成された第1側面電極とを有し、前記他方の電極は、前記第2表面電極と、該第2表面電極に接続され、前記圧電体の側面に形成された第2側面電極とを有し、前記第1側面電極及び前記第2側面電極のいずれか一方に接続され、前記圧電体の表面に形成された表面電極を有し、前記第1表面電極と前記第2表面電極間のスペースの間隔をDa、前記表面電極の端部と前記第1側面電極の端部間あるいは前記表面電極の端部と前記第2側面電極間の距離をLaとしたとき、
Da>La
であってもよい。
[9] 第1の本発明において、前記一方の電極は、前記第1表面電極と、該第1表面電極に接続され、前記圧電体の側面に形成された第1側面電極と、該第1側面電極に接続され、前記圧電体の他方の表面に形成された第3表面電極とを有し、前記他方の電極は、前記第2表面電極と、該第2表面電極に接続され、前記圧電体の側面に形成された第2側面電極と、該第2側面電極に接続され、前記圧電体の他方の表面に形成された第4表面電極とを有し、前記第1表面電極と前記第2表面電極間のスペースの間隔をDa、前記第3表面電極の端部と前記第4表面電極の端部間の距離をLaとしたとき、
Da>La
であってもよい。
[10] [8]又は[9]において、前記一方の電極は、前記第1側面電極と接続され、前記圧電体内に形成された1つの内層電極を有し、前記第1側面電極と前記内層電極の端部間の距離をLbとしたとき、
Da>Lb
であってもよい。
[11] [8]又は[9]において、前記一方の電極は、前記第1側面電極と接続され、前記圧電体内に形成された1つの以上の第1内層電極を有し、前記他方の電極は、前記第2側面電極と接続され、前記圧電体内に形成された1以上の第2内層電極を有し、前記第1内層電極と前記第2側面電極の端部間の距離をLb1、前記第2内層電極と前記第2側面電極の端部間の距離をLb2としたとき、
Da>Lb1
Da>Lb2
であってもよい。
[12] 第2の本発明に係る圧電体装置の使用方法は、直方体形状の圧電体と一対の電極とを具備した圧電素子を有し、前記圧電体の長さ方向の変位を利用する圧電体装置の使用方法であって、前記圧電体装置は、前記一対の電極のうち、一方の電極は、前記圧電体の一方の表面に接して設けられた第1表面電極を有し、前記一対の電極のうち、他方の電極は、前記圧電体の前記一方の表面に接して設けられた第2表面電極を有し、前記第1表面電極の一方の端部と、前記第2表面電極の一方の端部とがスペースを置いて互いに対向し、前記第1表面電極の前記圧電体の長さ方向に沿った長さは、前記第2表面電極よりも短く、前記圧電体装置を基板の第1端子及び第2端子に実装する際に、直流電源の高電位が印加される前記第1端子に、前記第1表面電極の他方の端部を、金属を含む第1導電材を介して実装し、前記直流電源の低電位が印加される前記第2端子に、前記第2表面電極の他方の端部を、金属を含む第2導電材を介して実装することを特徴とする。
以上説明したように、本発明に係る圧電体装置及びその使用方法によれば、圧電素子を高湿環境下においても、構造を複雑にすることなく、導電材からのイオンマイグレーション現象の発生を抑えることができ、圧電体装置の信頼性への影響、圧電体装置を用いた機器の性能への影響を低減することができる。さらに、高湿環境下に加えて、温度が高い、高温高湿環境下においては、本発明の効果は、一層高くなる。
しかも、第1導電材及び第2導電材が接触していない電極間の距離を狭くすることができる。その結果、一対の電極の対向面積を広くすることができ、圧電体として作動可能な領域を大きくとることができる。これは、駆動力の増大、変位量(ダイナミックレンジ)の増大等をもたらし、性能の向上を図ることが可能となる。
図1Aは第1の実施の形態に係る圧電体装置(第1圧電体装置)の構成を示す縦断面図であり、図1Bは第1圧電体装置を上面から見て示す平面図である。 図2Aは圧電素子を上面から見て示す平面図であり、図2Bは図2AにおけるIIB−IIB上の断面図であり、図2Cは圧電素子を右側面から見て示す側面図である。 第1の比較例に係る圧電体装置の構成を示す縦断面図である。 図4Aは第2の実施の形態に係る圧電体装置(第2圧電体装置)の構成を示す縦断面図であり、図4Bは第2の比較例に係る圧電体装置の構成を示す縦断面図である。 図5Aは第3の実施の形態に係る圧電体装置(第3圧電体装置)の構成を示す縦断面図であり、図5Bは第3の比較例に係る圧電体装置の構成を示す縦断面図である。 図6Aは第4の実施の形態に係る圧電体装置(第4圧電体装置)の構成を示す縦断面図であり、図6Bは第4の比較例に係る圧電体装置の構成を示す縦断面図である。 図7Aは第5の実施の形態に係る圧電体装置(第5圧電体装置)の構成を示す縦断面図であり、図7Bは第6の実施の形態に係る圧電体装置(第6圧電体装置)の構成を示す縦断面図である。 第7の実施の形態に係る圧電体装置(第7圧電体装置)の構成を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る圧電体装置及びその使用方法の実施の形態例を図1〜図8を参照しながら説明する。
先ず、第1の実施の形態に係る圧電体装置(以下、第1圧電体装置10Aと記す)は、図1A及び図1Bに示すように、直方体形状の1つの圧電体12と一対の電極14A及び14Bとを具備した圧電素子16を有し、基板18に実装される。一対の電極14A及び14Bは、例えばPt(白金)を主成分とする電極材料で構成されている。なお、電極材料としては、Pt以外に、Pd、Pd/Ag、Ni、Cuから選択される1つ以上を主成分とする電極材料で構成されていてもよい。
基板18は、例えば磁気ヘッドのサスペンションの構成部材であって、一方の表面(例えば上面)に第1端子20Aと直流電源22につながる第1配線24Aとが形成された第1部分26Aと、一方の表面に第2端子20Bと直流電源22につながる第2配線24Bとが形成された第2部分26Bとを有する。これら第1部分26Aと第2部分26Bとの間には空間28が存在し、第1部分26Aと第2部分26Bとに跨って圧電素子16が実装される。そして、圧電素子16が横方向(長さ方向)に変位することで、第1部分26Aと第2部分26Bも圧電素子16の変位に従って接近する方向又は離間する方向に変位する。これにより、圧電体12の長さ方向への変位を利用して磁気ヘッドの微小な位置決めを実現させることができる。
上述の例では、本実施の形態を、磁気ヘッドのサスペンションの構成部材に適用した例を記載したが、磁気ヘッドの他、カメラ、ブザー、燃料噴射器等の圧電素子を利用する場合に適用できるほか、超音波モーター、振動発現体等への利用もできる。
圧電体12は、3層の圧電体層(第1圧電体層12A〜第3圧電体層12C)が積層されて構成されている。分極方向Pは、第1圧電体層12Aは、図1上、下向きとされ、第2圧電体層12Bは上向き、第3圧電体層12Cは下向きとされている。無論、前述とは逆の分極方向であっても何等問題ない。
圧電素子16の一対の電極14A及び14Bのうち、一方の電極14Aは、圧電体12の一方の表面12a(例えば下面)に接して設けられた第1表面電極30Aを有し、他方の電極14Bは、圧電体12の一方の表面12aに接して設けられた第2表面電極30Bを有する。
第1表面電極30Aの一方の端部30Aaと、第2表面電極30Bの一方の端部30Baとがスペース32を置いて互いに対向し、第1表面電極30Aの圧電体12の長さ方向に沿った長さL1は、第2表面電極30Bの長さL2よりも短くされている。
第1表面電極30Aの他方の端部30Abは、金属を含む第1導電材34Aを介して基板18の第1端子20Aに実装され、第2表面電極30Bの他方の端部30Bbは、金属を含む第2導電材34Bを介して基板の第2端子20Bに実装されている。第1導電材34A及び第2導電材34Bは、金属成分として例えば銀、銅、錫、鉛、ニッケル、金、ハンダから選択される1つ以上を含む。
また、一方の電極14Aは、上述の第1表面電極30Aに加えて、第1側面電極36A、第3表面電極30C及び第1内層電極38Aを有し、他方の電極14Bは、上述の第2表面電極30Bに加えて、第2側面電極36B、第4表面電極30D及び第2内層電極38Bを有する。
第1側面電極36Aは、第1表面電極30Aに接続され、且つ、圧電体12の一方の側面12cに形成されている。第3表面電極30Cは、第1側面電極36Aに接続され、且つ、圧電体12の他方の表面12b(例えば上面)に形成されている。第1内層電極38Aは、第1側面電極36Aと接続され、且つ、第1圧電体層12Aと第2圧電体層12Bとの境界部分に形成されている。
第2側面電極36Bは、第2表面電極30Bに接続され、且つ、圧電体12の他方の側面12dに形成されている。第4表面電極30Dは、第2側面電極36Bに接続され、且つ、圧電体12の他方の表面12bに形成されている。第2内層電極38Bは、第2側面電極36Bと接続され、且つ、第2圧電体層12Bと第3圧電体層12Cとの境界部分に形成されている。
ここで、第1圧電体層12Aの厚みをt1、第2圧電体層12Bの厚みをt2、第3圧電体層12Cの厚みをt3、第1表面電極30Aの一方の端部30Aaと第2表面電極30Bの一方の端部30Ba間のスペース32の間隔をDaとしたとき、
Da>t1
Da>t2
Da>t3
である。
特に、厚みt1、t2及びt3は、それぞれ5μm以上であり、スペース32の間隔Daは、第1表面電極30Aと第2表面電極30B間の電界が大きくならない距離、より詳しくは、第1導電材34Aの金属成分が第2表面電極30Bに向かって移動しない電界となる距離、すなわち、イオンマイグレーション現象が生じない距離に設定する。具体的には、30μm以上である。
また、第3表面電極30Cの端部と第4表面電極30Dの端部間の距離をLa、第1内層電極38Aと第2側面電極36B間の距離をLb1、第2内層電極38Bと第1側面電極36A間の距離をLb2としたとき、
Da>La
Da>Lb1
Da>Lb2
である。
圧電素子16及び圧電体12の方向について定義する。図2A〜図2Cに示すように、圧電素子16(圧電体12)は、全体として直方体形状を有する。従って、圧電素子16及び圧電体12を上面から見ると、長方形状を呈する。また、圧電体12は第1圧電体層12A〜第3圧電体層12Cが積層されて構成されている。このことから、第1圧電体層12A〜第3圧電体層12Cが積層される方向を圧電体12の積層方向とし、圧電体12を上面から見たときの長辺に沿った方向を圧電体12の長さ方向と定義する。
通常、圧電体層の厚みは、小さいので、図2B、図2C等においては、積層方向の倍率を他の2方向より強調して示している。図2Aにおいて、長辺は0.2〜100mm、短辺は0.1〜50mmであり、図2Bにおいて、圧電体層1層の厚みは、5〜500μmである。
そして、図1A及び図1Bに示すように、この第1圧電体装置10Aは、第1端子20Aに直流電源22の高電位(例えば+電位)が印加され、第2端子20Bに直流電源22の低電位(例えば−電位)が印加される。−電位は接地電位でもよい。これにより、一対の電極14A及び14B間に圧電体12の分極方向と同じ方向に電圧が印加される。すなわち、第1圧電体層12A〜第3圧電体層12Cに対して、それぞれ分極方向Pと同じ方向に電圧Eが印加される。その結果、圧電体12での電界誘起歪みの横効果によって、圧電体12は長さ方向に収縮する変位を生じ、基板18の第1部分26Aと第2部分26Bとが互いに接近する方向に変位する。従って、第1端子20Aと第2端子20B間の電圧を変化させることで、第1部分26Aと第2部分26B間の離間距離を適宜変更することができる。
第1端子20Aを接地電位とし、第2端子20Bを−電位として、第1端子20A側を第2端子20B側よりも高電位にすることでもよい。また、上述では、分極方向と同じ方向に電極対に電界を印加した例を示したが、分極方向が逆に設定してある場合にも本実施の形態は、適応することができる。分極方向と電極対に印加する電界の方向とが逆の場合には、圧電体12は長さ方向に伸長する変位を生じ、基板18の第1部分26Aと第2部分26Bとが互いに離れる方向に変位することになる。
次に、第1圧電体装置10Aの作用について説明する。
一般に、銀等の金属成分によるイオンマイグレーション現象は、金属イオン(陽イオン)が陰極に向かって移動する現象である。つまり、高電位が印加される端子に付着された導電材から低電位の部分(イオンマイグレーション現象が生じるに十分な電界が生じている部分)に向かって金属成分が移動する現象である。
しかし、第1圧電体装置10Aでは、先ず、第1表面電極30Aと第2表面電極30B間の距離を、イオンマイグレーション現象が生じない距離に設定している。従って、第1表面電極30Aに接する第1導電材34Aと第2表面電極30B間では、イオンマイグレーション現象は生じない。次に、高電位が印加される第1導電材34Aと直接接している第1表面電極30Aの長さが短いため、圧電体12(第1圧電体層12A)を介して対向する電極は、同じ一方の電極14Aを構成する第1内層電極38Aである。つまり、第1表面電極30Aと第1内層電極38Aは共に同電位であることから電界は生じていない。従って、第1表面電極30Aに接する第1導電材34Aと第1内層電極38A間においても、イオンマイグレーション現象は生じない。また、第1内層電極38Aの端部(左端)と第2表面電極30Bに接する第2導電材34Bの端部(右端)との間に高電界がかかるが、電界の向きが、第2導電材34B中の金属成分の陽イオンが移動しない方向であるため、第1内層電極38Aと第2表面電極30Bに接する第2導電材34B間においても、イオンマイグレーション現象は生じない。
このように、第1圧電体装置10Aにおいては、圧電素子16を高湿環境下においても、構造を複雑にすることなく、第1導電材34Aに起因するイオンマイグレーション現象の発生を抑えることができ、第1圧電体装置10Aの信頼性への影響、第1圧電体装置10Aを用いた機器の性能への影響を低減することができる。
しかも、第1側面電極36A、第2側面電極36B、第3表面電極30C、第4表面電極30D、第1内層電極38A及び第2内層電極38Bは、Ptを主成分とする電極である。これにより、第3表面電極30Cと第4表面電極30D間の距離La、第1内層電極38Aと第2側面電極36B間の距離Lb1、第2内層電極38Bと第1側面電極36A間の距離Lb2を例えば5μm程度まで短くすることができる。その結果、一対の電極14A及び14Bの対向面積を広くすることができ、圧電体12として作動可能な領域を大きくとることができる。これは、駆動力(第1部分26A及び第2部分26Bを動かす力)の増大、変位量(ダイナミックレンジ)の増大等をもたらし、性能の向上を図ることが可能となる。
因みに、図3に示すように、第1端子20Aに低電位を印加し、第2端子20Bに高電位を印加した第1比較例に係る圧電体装置100Aでは、高電位が印加される第2端子20Bに第2導電材34Bを介して第2表面電極30Bが実装されている。一般に、第1圧電体層12Aの厚みは、スペース32の間隔Daよりも狭いため、第2表面電極30Bと同電位で接続する第2導電材34Bと第1内層電極38Aとの間に、第2導電材34B中の金属成分のイオンマイグレーション現象が生じるほどの高電界が生じやすくなる。
つまり、第1内層電極38Aの端部(左端)と第2表面電極30Bに接する第2導電材34Bの端部(右端)との間に生じる高電界の向きは、第2導電材34B中の金属成分の陽イオンが移動する方向であるため、第1内層電極38Aと第2表面電極30Bに接する第2導電材34B間において、イオンマイグレーション現象が生じやすくなる。
次に、各種変形例についてそれぞれ比較例と共に説明する。
第2の実施の形態に係る圧電体装置(以下、第2圧電体装置10Bと記す)は、図4Aに示すように、上述した第1圧電体装置10Aとほぼ同様の構成を有するが、以下の点で異なる。すなわち、圧電体12が4層構造であって、第4圧電体層12Dを有する。第1側面電極36Aに接続され、第3圧電体層12Cと第4圧電体層12Dとの境界部分に形成された第3内層電極38Cを有する。第4圧電体層12D上に形成される第3表面電極30Cの長さが第4表面電極30Dよりも短い。
第3の実施の形態に係る圧電体装置(以下、第3圧電体装置10Cと記す)は、図5Aに示すように、上述した第1圧電体装置10Aとほぼ同様の構成を有するが、圧電体12が2層構造であって、第2内層電極38Bが存在しない点で異なる。
これら第2圧電体装置10B及び第3圧電体装置10Cにおいても、第1圧電体装置10Aと同様に、第1表面電極30Aに接する第1導電材34Aと第2表面電極30B間、第1表面電極30Aに接する第1導電材34Aと第1内層電極38A間並びに第1内層電極38Aと第2表面電極30Bに接する第2導電材34B間においても、イオンマイグレーション現象は生じない。
従って、第2圧電体装置10B及び第3圧電体装置10Cは、圧電素子16を高湿環境下においても、構造を複雑にすることなく、第1導電材34Aに起因するイオンマイグレーション現象の発生を抑えることができ、第2圧電体装置10B及び第3圧電体装置10Cの信頼性への影響、第2圧電体装置10B及び第3圧電体装置10Cを用いた機器の性能への影響を低減することができる。また、圧電体装置としての性能の向上を図ることも可能となる。
因みに、図4B及び図5Bに示すように、第1端子20Aに低電位を印加し、第2端子20Bに高電位を印加した第2比較例及び第3比較例に係る圧電体装置100B及び100Cでは、第1比較例に係る圧電体装置100Aと同様に、第2表面電極30Bの長さL2が、第1表面電極30Aよりも長い。そのため、第1圧電体層12Aを介して対向する電極は、低電位が印加される第1内層電極38Aであることから、第2表面電極30Bと同電位で接続する第2導電材34Bと第1内層電極38Aとの間に、第2導電材34B中の金属成分のイオンマイグレーション現象が生じるほどの高電界が生じやすくなる。
次に、第4の実施の形態に係る圧電体装置(以下、第4圧電体装置10Dと記す)は、図6Aに示すように、上述した第1圧電体装置10Aとほぼ同様の構成を有するが、圧電体12が1層構造であって、圧電体12が第1圧電体層12Aのみで構成されている点で異なる。
すなわち、一対の電極14A及び14Bにおける一方の電極14Aは、第1表面電極30A、第1側面電極36A及び第3表面電極30Cを有し、他方の電極14Bは、第2表面電極30B及び第2側面電極36Bを有する。第2側面電極36Bを省略して、他方の電極14Bを、第2表面電極30Bのみで構成してもよい。
この場合、第1圧電体装置10Aと同様に、第1導電材34Aと直接接している第1表面電極30Aの長さL1が短いため、第1表面電極30Aと第1圧電体層12Aを介して対向する第3表面電極30Cは共に同電位となり、第1表面電極30Aに接する第1導電材34Aと第3表面電極30C間においても、イオンマイグレーション現象は生じない。また、第1表面電極30Aに接する第1導電材34Aと第2表面電極30B間並びに第1内層電極38Aと第2表面電極30Bに接する第2導電材34B間においても、イオンマイグレーション現象は生じない。
従って、第4圧電体装置10Dは、第1圧電体装置10Aと同様に、圧電素子16を高湿環境下においても、構造を複雑にすることなく、第1導電材34Aに起因するイオンマイグレーション現象の発生を抑えることができ、第4圧電体装置10Dの信頼性への影響、第4圧電体装置10Dを用いた機器の性能への影響を低減することができる。
特に、第4圧電体装置10Dでは、圧電体12の他方の表面12b(上面)に第4表面電極30Dを形成していないため、第3表面電極30Cの端部を第2側面電極36Bに近づけることができ、圧電体12として作動可能な領域をより大きくとることができ、さらなる性能の向上を図ることができる。
因みに、図6Bに示すように、第1端子20Aに低電位を印加し、第2端子20Bに高電位を印加した第4比較例に係る圧電体装置100Dでは、高電位が印加される第2表面電極30Bの長さL2が、第1表面電極30Aよりも長い。そのため、第1圧電体層12Aを介して対向する電極は、低電位が印加される第3表面電極30Cであることから、第2表面電極30Bに接する第2導電材34Bと第3表面電極30Cとの間に、イオンマイグレーション現象が生じるほどの高電界が生じやすくなる。
そのため、第2側面電極36Bと第3表面電極30C間の距離Laを広くとることが考えられるが、一対の電極14A及び14Bの対向面積が狭くなり、圧電体12として作動可能な領域が小さくなる。これは、駆動力の減少、変位量の減少等をもたらし、圧電体装置としての性能が低下する。
次に、第5、第6及び第7の実施の形態に係る圧電体装置(以下、それぞれ第5圧電体装置10E、第6圧電体装置10F及び第7圧電体装置10Gと記す)は、図7A、図7B及び図8に示すように、上述した第1圧電体装置10A、第2圧電体装置10B及び第3圧電体装置10Cとほぼ同様の構成を有するが、第4圧電体装置10Dの構成を踏襲した構造を有する。つまり、第5圧電体装置10Eでは、第4表面電極30Dが存在せず、第6圧電体装置10F及び第7圧電体装置10Gでは、第4表面電極30Dが存在しない。
第5圧電体装置10E、第6圧電体装置10F及び第7圧電体装置10Gは、それぞれ第1圧電体装置10A、第2圧電体装置10B及び第3圧電体装置10Cと同様の効果を有するほか、第4圧電体装置10Dと同様の効果を奏する。すなわち、第5圧電体装置10Eでは、第3表面電極30Cの端部を第2側面電極36Bに近づけることができ、第6圧電体装置10F及び第7圧電体装置10Gでは、第4表面電極30Dの端部を第1側面電極36Aに近づけることができるため、それぞれ圧電体として作動可能な領域をより大きくとることができ、さらなる性能の向上を図ることができる。
もちろん、第5圧電体装置10Eでは、第4表面電極30Dが存在していないことから、第2側面電極36Bは第2内層電極38Bに接続されていればよく、圧電体12の他方の表面12bに達する必要はない。また、第6圧電体装置10Fでは、第3表面電極30Cが存在していないことから、第1側面電極36Aは第3内層電極38Cに接続されていればよく、圧電体12の他方の表面12bに達する必要はない。同様に、第7圧電体装置10Gでは、第3表面電極30Cが存在していないことから、第1側面電極36Aは第1内層電極38Aに接続されていればよく、圧電体12の他方の表面12bに達する必要はない。
なお、本実施の形態においては、圧電体材料は、強度確保のために圧電体12の結晶粒子径を小さく制御したり、分極方向と逆の駆動電圧に有利になるように、Mn添加PZT系にする等の公知材料設計が可能である。
また、図等では示していないが、圧電素子の端子部を除いた表面全体、側面主要部分、あるいは、特定な主要な部分に、有機材料あるいはセラミック材料からなるコーディング層を発塵防止、耐湿性防止、汚れ防止のために設けることもできる。有機材料は、ポリイミド、エポキシ、アクリル等が好ましく、セラミック材料は、圧電体、ガラス等を用いることが望ましい。
なお、本発明に係る圧電体装置及びその使用方法は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10A〜10G…第1圧電体装置〜第7圧電体装置
12…圧電体
12A〜12D…第1圧電体層〜第4圧電体層
12a…一方の表面(下面) 12b…他方の表面(上面)
14A…一方の電極(一対の電極) 14B…他方の電極(一対の電極)
16…圧電素子 18…基板
20A…第1端子 20B…第2端子
22…直流電源 26A…第1部分
26B…第2部分 28…空間
30A…第1表面電極 30Aa…一方の端部
30Ab…他方の端部 30B…第2表面電極
30Ba…一方の端部 30Bb…他方の端部
32…スペース 34A…第1導電材
34B…第2導電材
38A〜38C…第1内層電極〜第3内層電極
L1…第1表面電極の長さ L2…第2表面電極の長さ

Claims (12)

  1. 直方体形状の圧電体と一対の電極とを具備した圧電素子を有し、前記圧電体の長さ方向の変位を利用する圧電体装置であって、
    前記一対の電極のうち、一方の電極は、前記圧電体の一方の表面に接して設けられた第1表面電極を有し、
    前記一対の電極のうち、他方の電極は、前記圧電体の前記一方の表面に接して設けられた第2表面電極を有し、
    前記第1表面電極の一方の端部と、前記第2表面電極の一方の端部とがスペースを置いて互いに対向し、
    前記第1表面電極の前記圧電体の長さ方向に沿った長さは、前記第2表面電極よりも短く、
    前記第1表面電極の他方の端部は、金属を含む第1導電材を介して基板の第1端子に実装され、
    前記第2表面電極の他方の端部は、金属を含む第2導電材を介して基板の第2端子に実装され、
    前記第1端子は直流電源の高電位が印加され、前記第2端子は前記直流電源の低電位が印加されることを特徴とする圧電体装置。
  2. 請求項1記載の圧電体装置において、
    前記他方の電極は、前記第2表面電極のみで構成されていることを特徴とする圧電体装置。
  3. 請求項1又は2記載の圧電体装置において、
    前記基板は、磁気ヘッドのサスペンションの構成部材であって、前記第1端子を有する部分と前記第2端子を有する部分との間に空間が存在することを特徴とする圧電体装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧電体装置において、
    前記一方の電極のうち、前記第2表面電極と対をなす部分と、該第2表面電極との間に挟まれる圧電体の厚みをta、前記スペースの間隔をDaとしたとき、
    Da>ta
    であることを特徴とする圧電体装置。
  5. 請求項4記載の圧電体装置において、
    前記圧電体の厚みtaが5μm以上であり、
    前記スペースの間隔Daが30μm以上であることを特徴とする圧電体装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧電体装置において、
    前記一方の電極及び前記他方の電極は、Pt(白金)、Pd(パラジウム)、Pd/Ag(銀)、Ni(ニッケル)、Cu(銅)から選択される1つ以上を主成分とする電極材料で構成されていることを特徴とする圧電体装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の圧電体装置において、
    前記第1導電材及び前記第2導電材は、金属成分として銀、銅、錫、鉛、ニッケル、金、ハンダから選択される1つ以上を含むことを特徴とする圧電体装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の圧電体装置において、
    前記一方の電極は、前記第1表面電極と、該第1表面電極に接続され、前記圧電体の側面に形成された第1側面電極とを有し、
    前記他方の電極は、前記第2表面電極と、該第2表面電極に接続され、前記圧電体の側面に形成された第2側面電極とを有し、
    前記第1側面電極及び前記第2側面電極のいずれか一方に接続され、前記圧電体の表面に形成された表面電極を有し、
    前記第1表面電極と前記第2表面電極間のスペースの間隔をDa、前記表面電極の端部と前記第1側面電極の端部間あるいは前記表面電極の端部と前記第2側面電極間の距離をLaとしたとき、
    Da>La
    であることを特徴とする圧電体装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の圧電体装置において、
    前記一方の電極は、前記第1表面電極と、該第1表面電極に接続され、前記圧電体の側面に形成された第1側面電極と、該第1側面電極に接続され、前記圧電体の他方の表面に形成された第3表面電極とを有し、
    前記他方の電極は、前記第2表面電極と、該第2表面電極に接続され、前記圧電体の側面に形成された第2側面電極と、該第2側面電極に接続され、前記圧電体の他方の表面に形成された第4表面電極とを有し、
    前記第1表面電極と前記第2表面電極間のスペースの間隔をDa、前記第3表面電極の端部と前記第4表面電極の端部間の距離をLaとしたとき、
    Da>La
    であることを特徴とする圧電体装置。
  10. 請求項8又は9記載の圧電体装置において、
    前記一方の電極は、前記第1側面電極と接続され、前記圧電体内に形成された1つの内層電極を有し、
    前記第1側面電極と前記内層電極の端部間の距離をLbとしたとき、
    Da>Lb
    であることを特徴とする圧電体装置。
  11. 請求項8又は9記載の圧電体装置において、
    前記一方の電極は、前記第1側面電極と接続され、前記圧電体内に形成された1つの以上の第1内層電極を有し、
    前記他方の電極は、前記第2側面電極と接続され、前記圧電体内に形成された1以上の第2内層電極を有し、
    前記第1内層電極と前記第2側面電極の端部間の距離をLb1、前記第2内層電極と前記第2側面電極の端部間の距離をLb2としたとき、
    Da>Lb1
    Da>Lb2
    であることを特徴とする圧電体装置。
  12. 直方体形状の圧電体と一対の電極とを具備した圧電素子を有し、前記圧電体の長さ方向の変位を利用する圧電体装置の使用方法であって、
    前記圧電体装置は、
    前記一対の電極のうち、一方の電極は、前記圧電体の一方の表面に接して設けられた第1表面電極を有し、
    前記一対の電極のうち、他方の電極は、前記圧電体の前記一方の表面に接して設けられた第2表面電極を有し、
    前記第1表面電極の一方の端部と、前記第2表面電極の一方の端部とがスペースを置いて互いに対向し、
    前記第1表面電極の前記圧電体の長さ方向に沿った長さは、前記第2表面電極よりも短く、
    前記圧電体装置を基板の第1端子及び第2端子に実装する際に、
    直流電源の高電位が印加される前記第1端子に、前記第1表面電極の他方の端部を、金属を含む第1導電材を介して実装し、
    前記直流電源の低電位が印加される前記第2端子に、前記第2表面電極の他方の端部を、金属を含む第2導電材を介して実装することを特徴とする圧電体装置の使用方法。
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