JP2014178823A - 情報処理装置、プログラム及びシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報処理装置に既に登録されているドライバ1のユーザインタフェース(UI_1)と、ドライバ1とは異なるドライバ2とを関連付けたドライバUI関連付け情報を登録し(c)、ドライバ2に関する設定を受け付ける場合に、ドライバUI関連付け情報によりドライバ2と関連付けられたUI_1を呼び出して、UI_1よりドライバ2に関する設定を受け付けるようにした。
【選択図】図8
Description
例えば、特許文献1には、複数のドライバソフトを通じて複数の周辺機器に対する統合的な制御を行う単一のユーザインタフェースを設けることが記載されている。
なお、このような問題は、プリンタドライバ以外のデバイスドライバについて共通のUIを設けようとする場合にも、同様に発生するものである。
この発明は、このような背景に基づいてなされたものであり、複数のデバイスドライバに関する設定を、簡単な操作で統一感のあるユーザインタフェースで受け付ける機能を、低コストで実現できるようにすることを目的とする。
上記第2のデバイスドライバに関する設定を受け付ける場合に、上記関連付け情報により上記第2のデバイスドライバと関連付けられた上記第1のデバイスドライバのユーザインタフェースを呼び出して、上記ユーザインタフェースにより上記第2のデバイスドライバに関する設定を受け付けるUI制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
図1に示す情報処理装置10は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)として構成でき、入力部20、表示部30、記憶部40、ドライバ選択制御部50、プリンタドライバ60、ドライバUI70及び制御部80を備えている。
記憶部40は、OS(オペレーティングシステム)、アプリケーションソフト及び種々のデータを記憶するためのデバイスであり、例えば、HDD(ハードディスクドライブ)やフラッシュメモリなど不揮発性メモリで構成される。
これらのドライバ選択制御部50の機能は、ファームウェアを内蔵した専用のハードウェアで実現してもよいし、後述のCPU81に必要なソフトウェアを実行させることにより実現してもよい。
なお、図1において、説明の都合上、プリンタドライバ60(60a〜60d)、UIモジュール70(70a〜70d)が記憶部40の外に描かれているが、記憶部40の中に格納されていてもよい。
本発明の実施例では、かかるV4ドライバというアーキテクチャを利用して、プリンタドライバ毎にドライバUIを関連付けることにより、上述の統一感のあるUIに係る機能を実現している。しかし、このアーキテクチャを利用することとは必須ではない。
図2に示すように、ドライバ選択制御部50は、UI変更ドライバ選択部501、ドライバID探索部502、ドライバUI仮想複製部503、ドライバUI関連付け情報保存部504、ドライバUI登録部505、呼び出し元ドライバ判定部506、ドライバイベントハンドラ登録部507及びドライバUI表示部508を備える。
例えば、UI変更ドライバ選択部501は、インストールされているプリンタドライバの中から、UIの置換えが可能なプリンタドライバをリストアップして表示し、その中からどのプリンタドライバに関してUIの置換えを行うかをユーザに選択させる画面を提供する。
また、特定のファイルへの置換えを行うプリンタドライバ名を記載するなどの方法により、共通で利用するUIへ置換える対象とするプリンタドライバをユーザに選択させることもできる。
なお、記憶部の記憶容量に余裕があれば、仮想コピーではなく実体のコピーでも構わない。
以上、UI変更ドライバ選択部501からドライバUI登録部505までが、制御部80と協働することにより、全体としてUI登録手段としての機能が実現される。
以上、呼び出し元ドライバ判定部506からドライバUI表示部508までが、制御部80と協働することにより、全体としてUI制御手段としての機能が実現される。
これらのうち、まずUIの置き換え登録時の処理について説明する。
図3は、プリンタドライバに付属のUIを共通で使用するUIへ置換える為の登録を行う際にCPU81が実行する処理のフローチャートを示す。すなわち、UI登録手段の機能と対応する処理を示したものである。
そしてまず、CPU81は、UIの置き換えを行うプリンタドライバの選択をユーザから受け付けるための画面を表示部30に表示させる(S1)。これは、UI変更ドライバ選択部501の機能と対応する処理である。
図4に示すドライバ選択画面200画面は、ドライバ選択部201、OKボタン202及びキャンセルボタン203を備える。このうちドライバ選択部201には、情報処理装置10に既にインストールされているプリンタドライバを列挙する。図4の例では、プリンタドライバ1〜4がインストールされているが、図3の処理に用いているプリンタドライバは、UIの置き換えの対象にならないため選択肢から除外されている。
また、ここでいう仮想コピーとは、Windows上に新たにファイルアイコンが作成され、見た目上はファイルのコピーが作成されたように見えるが、実体としては一つしか存在しないものを指す。作成されたコピーはショートカットのようなもの(Windowsでの機能としてはハードリンク等と呼ばれる)を意味している。実体としてはドライバUIモジュールは1つであるため、ディスク容量も一つのファイル分しか使用しない。
図5(A)は、UI_1が実体として元々存在していて、UI_2は仮想ファイルであり、実体としてのUI_1を参照している態様を示している。上記の具体例はこの態様によるものである。
Windowsでは、シンボリックリンクやハードリンクという機能を利用して、このような実体が一つであるが、それぞれが別の場所にあるという状態を作ることが出来る。
このステップS4は、ドライバUI関連付け情報保存部504の機能と対応する処理である。なお、このドライバUI関連付け情報は、UIモジュールのファイルパス情報から対応するドライバIDを特定するための情報としても用いることができる。
図6において、プリンタドライバ2に利用させるUIモジュール(UI_1の仮想コピー)のファイルパス「c:\driver\ui2i.exe」が、プリンタドライバ2のドライバIDである「Driver ID2」と関連付けられて保存されている。他のプリンタドライバ1,3,4についても同様である。
この情報をOSに登録することによって、プリンタドライバのUIが呼び出されたときに、OSが、そのプリンタドライバのドライバIDと対応するファイルパス情報が示すUIモジュールを起動するようになる。
図7において、IDがドライバID、UIがUIモジュールのファイルパス情報、AppIDがUIモジュールの識別情報である。
そして、図7の例では、プリンタドライバ2のAppIDは、プリンタドライバ1のAppIDと同じ(ApplicationID1)になっているので、プリンタドライバ2とプリンタドライバ1は(パスは違っても)同じUIモジュールを利用することがわかる。すなわち、プリンタドライバ2が呼び出されると、プリンタドライバ1と同じUIが表示されることになる。
このドライバUI登録情報は、OSに対して決められた形式で登録する。
ここでは、あらかじめプリンタドライバ1とプリンタドライバ2がインストールされていて、プリンタドライバ1にUI_1が関連付けられている環境を想定する。
この環境において、UIの置き換えを用いて、プリンタドライバ2でもUI_1を利用できるようにするという、ドライバUI共通化を実現する場合における各モジュールの関連を図8に示した。
なお、図8及び次の図9の説明は、CPU81が各モジュールのプログラムを実行することにより実現される機能を、説明の便宜のため、各モジュールが主体となって種々の動作を実行するように説明する。
(a)インストーラは、プリンタドライバ2の構成ファイルからプリンタドライバ2のドライバIDを取得する。
(b)インストーラは、実体はUI_1と同じであるUI_2という仮想ファイルを作成する。
(d)インストーラは、OSに対して、(a)のドライバIDと(b)で作成した仮想ファイルのパスの情報を登録する。OSは、この登録情報に従って、各プリンタドライバのUIを呼び出す。登録の情報の例は図7に示す通りである。
これらの動作は、図3に示した処理と対応するものである。
(g)UI_1は、(f)で判別したドライバIDを利用して、OSに対してUI表示のためのイベントハンドラの登録を行う。
これにより、あらかじめプリンタドライバ1とプリンタドライバ2がインストールされていて、プリンタドライバ1にUI_1が関連付けられている環境においても、プリンタドライバ2でもUI_1を利用できるようになる。またこのとき、ユーザは、単にプリンタドライバ2(と対応するプリンタ)を選択して、UIを開くことを指示するだけでよい。
CPU81は、OSからUIモジュールの起動が指示されると、UIモジュールのプログラムを実行することにより、図9に示す処理を開始する。この処理において、CPU81はUI制御手段として機能する。
この処理において、CPU81はまず、図3のステップS4で保存されたドライバUI関連付け情報(図6参照)を読み出す(S11)。
このイベントハンドラの登録時には、実際に呼び出し元となっているプリンタドライバのドライバIDを利用する必要がある。そして、OSは、図3のステップS5で登録した情報に基づいてドライバIDからファイルパスを特定してUIモジュールを起動する。しかし、ドライバUI関連付け情報には、OSへの登録内容と同じ(正確にはこれを包含する)対応関係が記録されているから、ドライバUI関連付け情報を参照することにより、正しいドライバIDを利用したイベントハンドラの登録が可能である。
以上の処理により、CPU81は、デバイスドライバに関する設定を受け付ける場合に、関連付け情報によりそのデバイスドライバと関連付けられたUIを呼び出して、該UIによりそのデバイスドライバに関する設定を受け付けることができる。
図8では、インストーラがUIの置き換えに係る処理を行っているが、図10の例では、この置き換えに係る処理をプリンタドライバ1行う。図10の動作においては(a)〜(d)の動作を行う主体がプリンタドライバ1である点が図8の例と異なるのみであるので、詳細な説明は省略する。
図11は、以上説明してきた実施形態の効果について説明するための図である。
図11で、(A)はプリンタドライバ1に付属のUI(UI_1)の印刷設定画面であり、(B)はプリンタドライバ2に付属のUIの印刷設定画面である。
プリンタドライバ1に付属のUIにより受け付けた設定をプリンタドライバ2で利用するに当たっては、この点を考慮した設定結果の変換を行うようにするとよい。
例えば、置き換え先UIとしてのUI_1が、両面、集約及びステープルの各機能をサポートしているが(A)、置換え元ドライバ(プリンタドライバ2)では、両面及び集約の機能のみをサポートし(B)、ステープル機能はサポートしていない場合を想定する。
そうすると、UI_1をそのままプリンタドライバ2のUIとして共用した場合、プリンタドライバ2がサポートしていないステープル機能に関する設定受付部までが表示されてしまうという不都合が生じる。
このようにすれば、実際には使えない機能に関する設定受付部を表示することがなく、UIの統一感を保ったまま、ユーザに無用な混乱を生じさせないようにすることができる。
なお、UIモジュールにおいて、画面データが構造化言語で記載されていれば、該当項目についての記載を削除することにより、容易に項目の無効化(非表示化)を行うことができる。プリンタドライバをUIモジュールに関連付ける際に、UIモジュールの実体をコピーするとともに、UIモジュールに含まれる画面データにこのような加工を施すとよい。
例えば、置き換え先UIとしてのUI_1が、両面、集約及びステープルの各機能をサポートしているが(A)、置換え元ドライバ(プリンタドライバ2)では、両面、集約、ステープル及びウォーターマークの各機能をサポートしている場合(B)を想定する。
そうすると、ウォーターマーク機能は置き換え先UIがサポートしていないため、置換え後のUIではウォーターマーク機能に関する設定を受け付けることができないという不都合が生じる(C)。
上記ダイアログの表示は、例えば図3に示した処理の間に行うことが考えられる。しかし、プリンタドライバをUIモジュールに関連付ける際に、UIモジュールの実体をコピーするとともに、UIモジュールにダイアログ表示機能を追加し、UIモジュールを起動するたびにダイアログが表示されるようにしてもよい。
この第3の変形例は、表示するダイアログが第2の変形例と異なるのみである。
ここでは、図3に示した処理の間に、(D)に示すダイアログにおいて、UIの置き換えを行うか否かの指示を受け付けるようにしている。そして、キャンセル(行わない)の指示があった場合、図3に示す処理を中止し、プリンタドライバ2にUI_1を関連付ける関連付け情報の登録を中止するようにしている。
このようにすれば、プリンタドライバ2の一部の機能が使えなくなることを嫌うユーザが、誤ってUIの切り換えを行ってしまうことを防止できる。
この第4の変形例も、機能の想定は第2及び第3の変形例と同じである。
しかし、第4の変形例では、プリンタドライバ2が対応している機能のうち、置き換え先UIが設定を受け付けることができない機能(ここではウォーターマーク機能)につき、その機能に関する設定を受け付けるための項目を、置き換え先UIに追加する。
プリンタドライバをUIモジュールに関連付ける際に、UIモジュールの実体をコピーするとともに、UIモジュールに含まれる画面データにこのような加工を施すとよい。
この加工を行う場合に、CPU81は追加手段として機能する。
このようにすれば、UIの統一感をある程度維持しつつ、置き換え先のUIが対応していない機能に関する設定も受け付けることができる。
また、上述した実施形態の情報処理装置と、該情報処理装置が備えるデバイスドライバにより制御されるデバイスとで、情報処理システムを構成すると捉えることができる。さらに、そのデバイスドライバと制御対象のデバイスとでも、これらの相互作用により、統一感のあるUIによるデバイスの制御という有用な効果を発揮し、情報処理システムを構成すると捉えることができる。
また、上述の実施形態におけるデバイスドライバによる制御の対象に特に制約はなく、任意のデバイスでよい。
さらに、以上説明した各実施形態、動作及び変形例の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることはもちろんである。
Claims (9)
- 情報処理装置であって、
前記情報処理装置に既に登録されている第1のデバイスドライバのユーザインタフェースと前記第1のデバイスドライバとは異なる第2のデバイスドライバとを関連付けた関連付け情報を登録するUI登録手段と、
前記第2のデバイスドライバに関する設定を受け付ける場合に、前記関連付け情報により該第2のデバイスドライバと関連付けられた前記第1のデバイスドライバのユーザインタフェースを呼び出して、該ユーザインタフェースにより前記第2のデバイスドライバに関する設定を受け付けるUI制御手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記UI登録手段が、前記第1のデバイスドライバのユーザインタフェースの仮想コピーを生成し、前記関連付け情報において、該仮想コピーと前記第2のデバイスドライバとを関連付けることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1又は2に記載の情報処理装置であって、
前記第1のデバイスドライバのユーザインタフェースが呼び出された場合に、
前記UI制御手段が、前記関連付け情報に基づき、どのデバイスドライバに関する設定を受け付けるために呼び出されたかを特定し、前記受け付けた設定内容を、前記特定されたデバイスドライバに関する設定内容として取り扱うことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
前記第1のデバイスドライバのユーザインタフェースが設定を受け付ける項目を示す情報と、前記第2のデバイスドライバが対応している機能を示す情報とに基づき、前記第1のデバイスドライバのユーザインタフェースのうち、前記第2のデバイスドライバが対応していない機能に関する項目を無効にする手段を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
前記第1のデバイスドライバのユーザインタフェースが設定を受け付ける項目を示す情報と、前記第2のデバイスドライバが対応している機能を示す情報とに基づき、前記第2のデバイスドライバが対応している機能のうち、前記第1のデバイスドライバのユーザインタフェースが設定を受け付けることができない機能がある場合に、その機能が利用できない旨をユーザに通知する通知手段を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
前記第1のデバイスドライバのユーザインタフェースが設定を受け付ける項目を示す情報と、前記第2のデバイスドライバが対応している機能を示す情報とに基づき、前記第2のデバイスドライバが対応している機能のうち、前記第1のデバイスドライバのユーザインタフェースが設定を受け付けることができない機能がある場合に、ユーザから前記関連付け情報の登録を中止するか否かの選択を受け付ける手段を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
前記第1のデバイスドライバのユーザインタフェースが設定を受け付ける項目を示す情報と、前記第2のデバイスドライバが対応している機能を示す機能情報とに基づき、前記第2のデバイスドライバが対応している機能のうち、前記第1のデバイスドライバのユーザインタフェースが設定を受け付けることができない機能がある場合に、前記機能情報に基づき、その機能に関する設定を受け付けるための項目を、前記ユーザインタフェースに追加する追加手段を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 情報処理装置にデバイスを制御する第1のデバイスドライバの機能を実現させるためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記情報処理装置に既に登録されている前記第1のデバイスドライバのユーザインタフェースと前記第1のデバイスドライバとは異なる第2のデバイスドライバとを関連付けた関連付け情報を登録するUI登録手段と、
前記第1のデバイスドライバのユーザインタフェースが起動された場合に、前記関連付け情報に基づき、どのデバイスドライバに関する設定を受け付けるために呼び出されたかを特定し、前記受け付けた設定内容を、前記特定されたデバイスドライバに関する設定内容として取り扱うUI制御手段として機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
既に該コンピュータに登録されている第1のデバイスドライバのユーザインタフェースと、前記第1のデバイスドライバと異なる第2のデバイスドライバとを関連付けた関連付け情報を登録するUI登録手段と、
前記第2のデバイスドライバに関する設定を受け付ける場合に、前記関連付け情報により該第2のデバイスドライバと関連付けられた前記第1のデバイスドライバのユーザインタフェースを呼び出して該ユーザインタフェースにより前記第2のデバイスドライバに関する設定を受け付けるUI制御手段として機能させるためのプログラムと、
前記第2のデバイスドライバにより制御されるデバイスと、
を備えたシステム。
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