JP2014177573A - 粘着テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】 有機溶剤の含有量を低減でき、優れた耐衝撃性を有する粘着テープを提供する。
【解決手段】 本発明は樹脂フィルム基材と粘着剤層とを有する両面粘着テープであって、前記粘着剤層において、アクリル系共重合体を含有し、損失正接(tanδ)が−15℃以下であり、前記アクリル系共重合体を構成するモノマー成分中の粘着付与樹脂の含有量が水分散型アクリル系粘着剤組成物に含まれるアクリル系共重合体100質量部に対し、1〜25質量部である粘着テープにより、有機溶剤の含有量を低減でき、優れた耐衝撃性を実現できる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、樹脂フィルム基材を使用した粘着テープに関する。
電子手帳、携帯電話、PHS、デジタルカメラ、音楽プレーヤー、テレビ、タブレット型パソコンやノートパソコン、ゲーム機等の携帯電子機器、テレビやモニター等においては、液晶ディスプレイ(LCD)や有機ELディスプレイ(OELD)等の画像表示部を保護するパネルと筐体との貼り合わせをはじめ、画像表示装置に使用される各種部材の固定に粘着テープが使用されている。
近年、スマートフォンやタブレット型パソコンやノートパソコン、ゲーム機、テレビをはじめとして、携帯電子機器の高機能化が進んでいる。これら携帯電子機器は、高機能化にともなって容積が増大することから、携帯電子機器に使用する粘着テープにおいては、さらなる薄型化の要請が高く、また、携帯電子機器は落下による衝撃が生じやすいことから好適な耐衝撃性が求められる。
このような粘着テープとしては、基材として安価な樹脂フィルム、特にポリエチレンテレフタレート(PET)を用いた粘着テープが好まれて使用されており、これら粘着テープは、薄型で貼り作業性に優れることから、携帯電子機器の部品固定に好適に使用されている。
また、電子機器の部品固定用に使用される粘着テープとしては、例えば、−40〜−15℃の温度領域に損失正接(tanδ)の極大値を持ち、特定の被着体に対する面接着強度が19N/cm以上の粘着剤層が支持体の両面に設けられた両面粘着テープが開示されている(特許文献1)。当該両面粘着テープは、特定の粘着剤層を有することにより、良好な接着力を有し、物体の落下時の衝撃による部品の脱落が生じにくいという優れた耐衝撃性を有するものである。
しかし、これら溶液重合型のアクリル系粘着樹脂を使用した粘着剤は、有機溶媒中で合成されるため、粘着剤を合成する際や、撹拌、塗工など粘着シートを生産する際の有機溶媒の揮発、そして、粘着製品が市場で使われた際の粘着剤中に残留した有機溶媒の揮発による人体への影響や環境影響が問題視されている。このため、上記の粘着テープにおいても有機溶剤の低減が求められている。
溶液重合型のアクリル系粘着樹脂を使用した粘着剤は、有機溶媒中で合成されるため、粘着剤を合成する際や、撹拌、塗工など粘着シートを生産する際の有機溶媒の揮発、そして、粘着製品が市場で使われた際の粘着剤中に残留した有機溶媒の揮発による人体への影響や環境影響が問題視されている。このため、上記の粘着テープにおいても有機溶剤の低減が求められ、分散媒として水を使用する水分散型粘着剤への転換が望まれている。しかしながら、水分散型粘着剤を用いた場合は、耐衝撃性が悪化する場合があった。
特開2005−187513号公報
本発明が解決しようとする課題は、有機溶剤の含有量を低減でき、優れた耐衝撃性を有する粘着テープを提供することにある。
本発明においては、樹脂フィルム基材と粘着剤層とを有する両面粘着テープであって、特定のアクリル系粘着剤組成物を使用することにより、ガラスパネルや光学フィルム、筐体等に貼り合わせても優れた接着性を有し、落下による衝撃に対しての剥がれを防止できることを見出し、上記課題を解決した。
すなわち、本発明は樹脂フィルム基材と粘着剤層とを有する両面粘着テープであって、前記粘着剤層において、アクリル系共重合体を含有し、損失正接(tanδ)が−15℃以下であり、前記アクリル系共重合体を構成するモノマー成分中の粘着付与樹脂の含有量が水分散型アクリル系粘着剤組成物に含まれるアクリル系共重合体100質量部に対し、1〜25質量部であることを特徴とする粘着テープを提供するものである。
本発明の粘着テープは、水分散型の粘着剤組成物を使用していることから人体や環境への悪影響が少ない。また、被着体との好適な接着性を示し、落下による衝撃に対しても好適な耐衝撃性を有することから、各種電子機器の部品固定用に使用される両面粘着テープの粘着剤として極めて有用である。
耐衝撃試験用の試験に用いた試験片を上面から見た概念図である。 耐衝撃試験用の試験に用いた試験片を上面から見た概念図である。 耐衝撃試験の試験方法の概念図である。
本発明の粘着テープは、樹脂フィルム基材と粘着剤層とを有する粘着テープであって、前記粘着剤層が、アクリル系共重合体と粘着付与樹脂とを含有する水分散型アクリル系粘着剤組成物からなり、前記粘着剤層のガラス転移温度が−15℃以下であり、前記水分散型アクリル系粘着剤組成物中の粘着付与樹脂の含有量が、水分散型アクリル系粘着剤組成物に含まれるアクリル系共重合体100質量部に対し、1〜25質量部である粘着テープである。
[樹脂フィルム基材]
本発明の粘着テープは、樹脂フィルム基材を支持体として使用する。樹脂フィルム基材は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(以下PET)、トリアセチルセルロース(以下TAC)、ポリアクリレート、セロファン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ナイロン、ポリスルホン、ポリスチレン、ポリイミド、芳香族ポリアミド、ポリエーテル、ポリエステル等が挙げられる。なかでも、ポリエステルは、強度や絶縁性に優れるため好ましく使用できる。また、本発明においては、樹脂フィルム基材としてPET基材を使用した際に、粘着剤層との好適なアンカリングが得やすく、優れた耐衝撃性が実現しやすくなる。
本発明に使用する樹脂フィルムは、粘着剤層とのアンカリングを向上させる目的で、易接着処理を施すことが好ましい。易接着処理としては、サンドブラスト法や溶剤処理法などによる表面の凹凸化処理、あるいは、コロナ放電処理、クロム酸処理、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線照射処理などの表面の酸化処理、また、ポリエステル系樹脂やアクリル系樹脂などのプライマーコーティングなどが挙げられる。例えば、易接着処理を施したPETフィルムとしては、ユニチカ(株)製EMBLET PTM(プライマーコーティング)、ユニチカ(株)製EMBLET SG(コロナ放電処理)、帝人(株)製テイジンテトロンフィルム G2,HS,O3,HSL,U2(プライマーコーティング)、東レ(株)製ルミラー S105(コロナ放電処理)、三菱化学ポリエステルフィルム(株)製 T100E等が挙げられる。
本発明に使用する樹脂フィルム基材の厚みは、特に制限されるものではなく、使用する態様によって適宜選定すれば良いが、2〜400μmである。電子機器の部品固定用、特に小型、薄型の携帯電子機器の場合には薄い厚みが求められる。一方、粘着テープを製造する際の作業性の面から、ある程度の厚みが必要となる。そのため、2〜200μmであることが好ましく、2〜150μmであることがより好ましく、6〜150μmであることが更に好ましく、6〜100μmであることが特に好ましい。
[粘着剤層]
本発明に使用する粘着剤層は、アクリル系共重合体と粘着付与樹脂とを含有する水分散型アクリル系粘着剤組成物からなり、前記粘着剤層のガラス転移温度が−15℃以下であり、水分散型アクリル系粘着剤組成物中の粘着付与樹脂の含有量が、水分散型アクリル系粘着剤組成物に含まれるアクリル系共重合体100質量部に対し、1〜25質量部である粘着テープである。
(アクリル系共重合体)
本発明に使用する水分散型アクリル系粘着剤組成物においては、(メタ)アクリレートモノマーを主たるモノマー成分とするアクリル系共重合体を使用したアクリル系共重合体エマルジョン粒子をを含有する。アクリル系共重合体としては、炭素数4〜8のアルキル基を有する(メタ)アクリレートモノマー、カルボキシル基を含有するビニルモノマーを、モノマー成分として所定量含有することが好ましい。
(メタ)アクリレートモノマーとしては、一般的なアクリル系粘着剤組成物に使用される(メタ)アクリレートモノマーを適宜使用でき、例えば、炭素数1〜14のアクリロイル基を有する(メタ)アクリレートを使用できる。具体的には、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、n−ウンデシル(メタ)アクリレート、n−ドデシル(メタ)アクリレート、n−トリデシル(メタ)アクリレート、n−テトラデシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、等を例示でき、これらの1種または2種以上が用いられる。
上記の(メタ)アクリレートモノマーのなかでも、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレートを使用することが好ましく、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレートは、特に優れた接着性と耐衝撃性を実現しやすいため、より一層好ましい。
アクリル系共重合体中の(メタ)アクリレートモノマーの含有量は、アクリル系共重合体を構成するモノマー成分中の50質量%以上とすることが好ましく、70〜98質量%が好適である。(メタ)アクリレートモノマーの含有量を当該範囲とすることで、好適な接着性を実現しやすくなる。
本発明においては、アクリル系共重合体を構成するモノマー成分として、カルボキシル基を含有するビニルモノマーを併用することで、優れた凝集力を確保できるほか、各種被着対象との界面接着能にも優れ、高い接着性を実現できる。カルボキシル基を含有するビニルモノマーとしては、具体的には、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、クロトン酸、アクリル酸ダイマー、エチレンオキサイド変性コハク酸アクリレート等が例示できる。なかでも、アクリル酸、メタクリル酸は、優れた凝集力を実現しやすいため、特に好ましく使用できる。アクリル系共重合体中のカルボキシル基を含有するビニルモノマーの含有量は、アクリル系共重合体を構成するモノマー成分中の0.1〜10質量%とすることが好ましく、0.1〜4質量%が好適である。カルボキシル基の含有量を当該範囲とすることで、好適な接着性と耐衝撃性が実現しやすくなる。
また、耐衝撃性を損なわない範囲において、保持力の向上等を目的に、アクリル酸と併用して、極性基含有モノマーを使用することができる。極性基含有モノマーとしては、水酸基、アミノ基、イミノ基またはアミド基等の極性基を有するビニルモノマーを例示でき、これらモノマーは、分子間相互作用により、粘着剤層の凝集力の向上に寄与しやすいため、好ましく用いられる。
水酸基を有するビニルモノマーとしては、具体的には、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、8−ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレート、10−ヒドロキシデシル(メタ)アクリレート、12−ヒドロキシラウリルエチル(メタ)アクリレート等を例示できる。
アミド基を有するビニルモノマーとしては、具体的には、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジエチルアクリルアミド、N−ビニルピロリドン、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N,N−ジエチルメタクリルアミド、N,N’−メチレンビスアクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等を例示できる。なかでも、N−ビニルピロリドンを併用しても、耐水性が低下しにくく優れた凝集力を実現しやすいため、特に好ましく使用できる。
アミノ基を有するビニルモノマーとしては、具体的には、アミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート等を例示できる。
イミノ基を有するビニルモノマーとしては、具体的には、シクロヘキシルマレイミド、イソプロピルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、イタコンイミド等を例示できる。
極性基含有モノマーの含有量としては、アクリル系共重合体を構成するモノマー成分中の0.1〜10質量%が好ましく、0.5〜10質量%がより好ましく、1〜5質量%が特に好ましく、当該範囲で使用することで、粘着剤層の凝集力が高く、優れた接着性を発揮できる。
また、アクリル系共重合体は、必須成分と共重合可能なビニルモノマーを任意的に含有してもよい。例えば、スルホン酸基を有するビニルモノマー、グリコール系アクリルエステルモノマー、オレフィン系モノマー、アルコキシシリル基を有するビニルモノマーやリン酸基を有するビニルモノマー等を使用してもよい。なかでも、アルコキシシリル基を有するビニルモノマーやリン酸基を有するビニルモノマーは、ガラスに対しての界面接着能が向上するため、好ましく用いられる。
スルホン酸基を有するビニルモノマーとしては、具体的には、スチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、(メタ)アクリルアミドプロパンスルホン酸、スルホプロピル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルオキシナフタレンスルホン酸等が挙げられる。
グリコール系アクリルエステルモノマーとしては、具体的には、(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール、(メタ)アクリル酸ポリプロピレングリコール、(メタ)アクリル酸メトキシエチレングリコール、(メタ)アクリル酸メトキシポリプロピレングリコール等が挙げられる。
オレフィン系モノマーとしては、具体的には、エチレン、プロピレン、イソプレン、ブタジエン、イソブチレン等が挙げられる。
アルコキシシリル基を有するビニルモノマーとしては、例えば、シラン系(メタ)アクリレートモノマー、シラン系ビニルモノマー等が挙げられる。具体的には、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン[例えば、信越化学(株)製 KBM−502]、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン[例えば、信越化学(株)製 KBM−503]、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン[例えば、信越化学(株)製 KBE−502]、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン[例えば、信越化学(株)製 KBE−503]、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン[例えば、信越化学(株)製 KBM−5103]等が例示できる。
アルコキシシリル基を有するビニルモノマーを共重合する場合において、アルコキシシリル基を有するビニルモノマーの含有量は、本発明の効果が損なわれない範囲で適宜調整し使用することが好ましい。単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよいが、全体としての含有量は、前記アクリル系共重合体に対して、1質量%以下であることが好ましい。アルコキシシリル基を有するビニルモノマーの含有量が、1質量%以上を超えると、粘着剤層の凝集力が高くなりすぎて、樹脂フィルム基材とのアンカリングの悪化を招き、被着対象との接着性や耐衝撃性が低下するため、好ましくない。
リン酸基を有するビニルモノマーとしては、具体的には、ローディア日華(株)製 Sipomer PAM−100,PAM−200,PAM−300等が例示できる。
リン酸基を有するビニルモノマーを共重合する場合において、リン酸基を有するビニルモノマーの含有量は、本発明の効果が損なわれない範囲で適宜調整し使用することが好ましい。単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよいが、全体としての含有量は、前記アクリル系共重合体に対して、10質量%以下であることが好ましい。リン酸基を有するビニルモノマーの含有量が、10質量%以上を超えると、発泡体基材とのアンカリングの悪化や被着対象との密着性の悪化が生じ、耐衝撃性や防水性が低下するため、好ましくない。
(分子量)
本発明に使用するアクリル共重合体の重量平均分子量は50〜120万が好適であり、より好ましくは60〜100万である。当該範囲内とすることで、高い凝集力を保持したまま、中芯である不織布への含浸性が確保できるため、再剥離性が発現できる。前記重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による標準ポリスチレン換算である。測定条件として、カラムはTSKgel GMHXL[東ソー製]を用い、カラム温度は40℃、溶離液はテトラヒドロフラン、流量は1.0mL/分とし、標準ポリスチレンはTSK標準ポリスチレンを用いた。
分子量を調整するために、重合には連鎖移動剤を用いても良い。連鎖移動剤としては、公知の連鎖移動剤、例えばラウリルメルカプタン、グリシジルメルカプタン、メルカプト酢酸、2−メルカプトエタノール、チオグリコール酸、チオグリコール酸2−エチルヘキシル、2,3−ジメチルカプト−1−プロパノールなどが使用できる。
(粘着付与樹脂)
本発明においては、水分散型アクリル系粘着剤組成物中の粘着付与樹脂の含有量が、水分散型アクリル系粘着剤組成物に含まれるアクリル系共重合体100質量部に対し、1〜25質量部であり、好ましくは3〜18質量部、特に好ましくは5〜15質量部の範囲とする。当該範囲とすることで、粘着剤層の凝集力や被着対象との界面接着能が向上し、高い接着性能や優れた耐衝撃性が得られる。
本発明に使用する粘着付与樹脂としては、水分散型の粘着剤組成物に使用する観点から、エマルジョン型の粘着付与樹脂を好ましく使用できる。当該エマルジョン型の粘着付与樹脂としては、ロジン系、ロジンエステル系、変性ロジンエステル系、重合ロジン系、重合ロジンエステル系、ロジンフェノール系、安定化ロジンエステル系、不均化ロジンエステル系、テルペン系、テルペンフェノール系、石油樹脂系等が例示できる。本発明に使用する粘着付与樹脂としては、単独で使用してもよく、また2種以上を併用してもよい。
ロジン系粘着付与樹脂としては、具体的には、スーパーエステルNS−100A[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルNS−120B[荒川化学工業(株)製]等が例示できる。
ロジンエステル系粘着付与樹脂としては、具体的には、スーパーエステルNS−100H[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルNS−121[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルNS−125A[荒川化学工業(株)製]、ハリエスターDS−70E[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−70D[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−90D−55[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−385NS[ハリマ化成(株)製]等が例示できる。
変性ロジンエステル系粘着付与樹脂としては、具体的には、ハリエスターSK−501NS[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−370N[ハリマ化成(株)製]等が例示できる。
重合ロジンエステル系粘着付与樹脂としては、具体的には、スーパーエステルE−625NT[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルE−650[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルE−786−60[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルE−788[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルE−865[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルE−865−NT[荒川化学工業(株)製]、ハリエスターSK−508[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−508H[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−816E[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−822E[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−218NS[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−218MT[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−323NS[ハリマ化成(株)製]等が例示できる。
ロジンフェノール系粘着付与樹脂としては、具体的には、タマノルE−100[荒川化学工業(株)製]、タマノルE−200−NT[荒川化学工業(株)製]等が例示できる。
安定化ロジンエステル系粘着付与樹脂としては、具体的には、スーパーエステルE−720[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルE−730−55[荒川化学工業(株)製]等が例示できる。
石油樹脂系粘着付与樹脂としては、具体的には、エマルジョンAM−1002[荒川化学工業(株)製]、エマルジョンAM−1000−NT[荒川化学工業(株)製]、エマルジョンAP−1100[荒川化学工業(株)製]、エマルジョンAP−1100−NT[荒川化学工業(株)製]、Quintone TW−301E[日本ゼオン(株)製]、Quintone LW−302E[日本ゼオン(株)製]等が例示できる。
本発明に使用する粘着付与樹脂としては、人体への影響や環境影響の観点から、厚生労働省規制対象物質として挙げられている揮発性有機化合物(トルエン、キシレン等)を使用していないものが好ましく用いられる。具体的には、スーパーエステルNS−100A[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルNS−120B[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルNS−100H[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルNS−121[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルNS−125A[荒川化学工業(株)製]、ハリエスターSK−385NS[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−501NS[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−370N[ハリマ化成(株)製]、スーパーエステルE−625NT[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルE−865−NT[荒川化学工業(株)製]、ハリエスターSK−218NS[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−218MT[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−323NS[ハリマ化成(株)製]、タマノルE−200−NT[荒川化学工業(株)製]、エマルジョンAM−1000−NT[荒川化学工業(株)製]、Quintone LW−302E[日本ゼオン(株)製]等が挙げられる。なかでも、有機溶剤を使用していないものがより好ましく用いられる。上記粘着付与樹脂のうち、スーパーエステルNS−100A[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルNS−120B[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルNS−100H[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルNS−121[荒川化学工業(株)製]、スーパーエステルNS−125A[荒川化学工業(株)製]、ハリエスターSK−385NS[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−501NS[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−370N[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−218NS[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−218MT[ハリマ化成(株)製]、ハリエスターSK−323NS[ハリマ化成(株)製]、エマルジョンAM−1000−NT[荒川化学工業(株)製]、エマルジョンAP−1100−NT[荒川化学工業(株)製]等が例示できる。
(架橋剤)
粘着剤層の凝集力を向上させる目的で、架橋剤を使用できる。架橋剤としては、公知のイソシアネート、エポキシ化合物、アジリジン化合物、多価金属塩、金属キレート、ケト・ヒドラジド化合物、オキサゾリン化合物、シラン化合物、グリシジル(アルコキシ)エポキシシラン化合物が使用できる。その中でも、重合終了後に添加し、架橋反応を進行させるタイプの架橋剤が好ましくい。例えば、イソシアネート系架橋剤や、エポキシ化合物、グリシジル(アルコキシ)エポキシシラン化合物等が挙げられる。具体的には、エポキシ化合物では、デナコール EX−832[ナガセ化成工業(株)製]、デナコール EX−841[ナガセ化成工業(株)製]、テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]、テトラッドX[三菱瓦斯化学(株)製]等が挙げられ、グリシジル(アルコキシ)エポキシシラン化合物では、2−(3,4−エポキシシクロヘキシルエチルトリメトキシシラン[KBM−303;信越シリコーン(株)製]、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン[KBM−403;信越シリコーン(株)製]、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン[KBE−402;信越シリコーン(株)製]、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン[KBE−403;信越シリコーン(株)製]等が挙げられる。
架橋剤の使用量は、本発明の効果が損なわれない範囲において、適宜調整し使用できる。使用量を調整するために、架橋度合いの指標として、エージング後における粘着剤層をトルエンに24時間浸漬した後の不溶分を測定するゲル分率の値が用いられる。ゲル分率は15〜75質量%であることが好ましく、より好ましくは20〜60質量%、特に好ましくは25〜55質量%の範囲であれば、接着性能と耐衝撃性が良好となる。
(添加剤)
また、添加剤として、必要に応じて本発明の所望の効果を阻害しない範囲で、可塑剤、軟化剤、酸化防止剤、ガラスやプラスチック製の繊維・バルーン・ビーズ・金属粉末等の充填剤、顔料・染料等の着色剤、pH調整剤、皮膜形成補助剤、レベリング剤、増粘剤、撥水剤、消泡剤等の公知のものを粘着剤組成物に任意で添加することができる。
(製造方法/乳化剤の種類)
また、本発明における水分散型アクリル系粘着剤組成物は、エマルジョン型の粘着剤を得る乳化重合法により製造できる。乳化重合においては、重合安定性を確保するため、陰イオン性や非イオン性の乳化剤、その他の分散安定剤が適量用いられる。特に乳化剤は制限されず、公知の乳化剤を用いることができる。陰イオン性乳化剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウム等が挙げられ、非イオン性乳化剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等が挙げられる。
更に、公知の「反応性乳化剤」と称される重合性不飽和基を分子内に有する乳化剤を使用することが好ましい。具体的には、ラテムルS−180[花王(株)製]、ラテムルPD−104[花王(株)製]、アクアロンHS−10[第一工業製薬(株)製]、アクアロンHS−20[第一工業製薬(株)製]、アクアロンKH−10[第一工業製薬(株)製]、アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製]、アクアロンKH−05[第一工業製薬(株)製]、アクアロンRN−10[第一工業製薬(株)製]、アクアロンRN−20[第一工業製薬(株)製]、アクアロンER−10[第一工業製薬(株)製]、アクアロンER−20[第一工業製薬(株)製]、ニューフロンティアA−229E[第一工業製薬(株)製]、アデカリアソープSE−10[旭電化工業(株)製]、アデカリアソープSE−20[旭電化工業(株)製]、アデカリアソープSR−10N[旭電化工業(株)製]、アデカリアソープSR−20N[旭電化工業(株)製]等が挙げられる。反応性乳化剤を使用することで、重合安定性に加え、被膜の耐湿性が向上するため、高温高湿度環境下における接着信頼性の向上が期待できる。
(水性媒体)
本発明に使用する水分散型アクリル系粘着剤組成物において使用する水性媒体は、水の単独使用でもよく、あるいは水と水溶性溶剤の混合溶剤を用いてもよい。本発明で使用可能な前記の「水と水溶性溶剤の混合溶剤」とは、実質的に水を主体とした水溶性溶剤との混合溶剤であり、混合溶剤の全量に対して、水溶性溶剤の含有率が好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは5質量%である。前記水溶性溶剤とは、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、エチルカルビトール、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のアルコール類、あるいはN−メチルピロリドン等の極性溶剤が挙げられ、これらは単独で使用してもよく、2種類以上を併用してもよい。
(開始剤)
乳化重合に際し用いられる重合開始剤は限定されず、公知の重合開始剤を用いることができる。具体的に、2,2’,−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)二硫酸塩、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス[N−(2−アルボキシエチル)−2−メチルプロピオンアミジン]水和物、2,2’−アゾビス(N,N’−ジメチレンイソブチルアミジン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]二塩酸塩等のアゾ系開始剤、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩系開始剤、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、過酸化水素等の過酸化物系開始剤、芳香族カルボニル化合物等のカルボニル系開始剤、過硫酸塩と亜硫酸水素ナトリウムとの組合せ、過酸化物とアスコルビン酸ナトリウムとの組合せ等のレドックス系開始剤などが挙げられる。
(固形分濃度)
また、本発明に使用する水分散型アクリル系粘着剤組成物の固形分濃度は、特に制限されるものではないが、製造時のコストや輸送コストという観点、及び、乾燥して使用する際の乾燥性に優れるという観点から、固形分濃度が40〜70重量%であることが好ましい。
(平均粒子径)
また、本発明に使用する水分散型アクリル系粘着剤組成物の平均粒子径は特に制限されるものではないが、50〜1000nmの範囲が好ましい。ここでの粒子の平均粒子径とは、エマルジョン粒子の体積基準での50%メジアン径をいい、数値は動的光散乱法により測定して得られる値に基づくものである。
[粘着テープ]
本発明の粘着テープは、前記樹脂フィルム基材と上記粘着剤組成物からなる粘着剤層とを有する構成により、人体や環境への悪影響が少ない水分散型のアクリル系粘着剤組成物を使用しながらも、被着体との好適な接着性を示し、落下による衝撃に対しての耐衝撃性を効果的に向上できる。
本発明の粘着テープにおける粘着剤層は、上記エマルジョン型粘着剤から溶媒を除去して得られる層である。本発明においては、粘着剤層のガラス転移温度が、−15℃以下とすることで、部品を接合した際に、落下による衝撃に対して好適な耐衝撃性を実現できる。ガラス転移温度としては、−15〜−40℃が好ましく、−18〜−40℃がより好ましく、−20〜−35℃が一層好ましく、−25〜−35℃が特に好ましい。本発明におけるガラス転移温度とは、粘着剤層の周波数1Hzでの損失正接(tanδ)の極大値を示す温度である。
本発明の粘着テープにおける粘着剤層の好ましい厚さは、使用する態様によって適宜調整すればよいが、3〜200μmである。電子機器の部品固定用、特に小型、薄型の携帯電子機器の場合には、薄いテープ厚さが求められるため、3〜100μmがより好ましく、10〜50μmが特に好ましい。また、粘着剤層のゲル分率は、前記の通り15〜75質量%であることが好ましく、より好ましくは20〜60質量%、特に好ましくは25〜55質量%であり、当該範囲であれば、接着性能、耐衝撃性が良好となり好ましい。
本発明の粘着テープは、樹脂フィルム基材の一面に粘着剤層を有する片面粘着テープの形態であっても、樹脂フィルム基材の両面に粘着剤層を有する粘着剤層を有する両面粘着テープの形態であってもよい。両面粘着テープの形態であると、簡易に部品間の接合等に用いることができるため好ましい。また、片面粘着テープの形態であると、粘着剤層が設けられた面とは他面に、別途の接着部材や機能層を設けることで多機能化が可能となるため好ましい。
粘着テープの厚さは、使用する態様によって適宜調整すれば良いが、10〜500μmである。電子機器の部品固定用、特に小型、薄型の携帯電子機器の場合には、薄いテープ厚さが求められるため、20〜400μmであることが好ましく、30〜400μmであることがより好ましく、30〜300μmであることが更に好ましく、25〜250μmであることが特に好ましい。
樹脂フィルム基材に粘着剤層を形成するには、粘着剤溶液をロールコーターやダイコーター等で直接樹脂フィルム基材に塗布する方法や、セパレーター上にいったん粘着剤層を形成後、樹脂フィルム基材に転写する方法を用いる。熱等で収縮しやすい種類の樹脂フィルムを用いる際には、転写する方法が好ましい。
本発明の粘着テープの具体的な使用態様としては、例えば、電子手帳、携帯電話、PHS、カメラ、音楽プレーヤー、タブレット型パソコンやノートパソコン、ゲーム機等の携帯電子機器において、情報表示部の保護パネルと筐体との貼り合わせ、筐体同士の貼り合わせ、筐体と装飾用シートとの貼り合わせ、プリズムシート、拡散フィルム、遮光フィルム、反射フィルム等に挙げられる各種光学フィルムと他の部材との固定、その他各種部材やモジュールの固定等に好適に使用できる。
次に、本発明を実施例および比較例により詳細に説明する。実施例および比較例で得られた両面粘着テープの各特性の評価方法は以下のとおりである。
(平均粒子径)
日機装(株)製マイクロトラックUPA型粒度分布測定装置にて測定した平均粒子径(体積基準での50%メジアン径)の値を求めた。
(ゲル分率の測定)
作製した粘着テープを50mm角に切り取り、これを試料とした。次に、予め上記試料のトルエン浸漬前の重量(G1)を測定しておき、トルエン溶液中に常温で24時間浸漬した後の試料のトルエン不溶解分を300メッシュ金網で濾過することにより分離し、110℃で1時間乾燥した後の残渣の重量(G2)を測定し、以下の式に従ってゲル分率を求めた。
ゲル分率(質量%)=(G2/G1)×100
(粘着剤の動的粘弾性測定)
水分散型アクリル系粘着剤組成物を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。厚みが2mmになるまで、粘着シートを重ね合わせ、試験片とした。ティ・エイ・インスツルメント・ジャパン(株)製粘弾性試験機(ARES G2)に直径7.9mmのパラレルプレートを装着し、試験片を圧縮荷重40〜60gで挟み込み、周波数1Hz、−60℃から150℃までの温度領域にて、貯蔵弾性率(G’)と損失弾性率(G”)を測定する。損失正接(tanδ)は、以下の計算式より算出する。
損失正接(tanδ)=G”/G’
(耐衝撃性試験)
厚さ2mm、外形50mm×50mmのアクリル板(三菱レイヨン(株)アクリライトL「商標名」、色相:透明)に、長さ40mm、幅5mmの2枚の両面粘着テープを40mmの間隔をあけて平行に貼付(図1)したのち、厚さ2mm、外形150mm×100mmのABS板(住友ベークライト社製、タフエースR「商標名」色相:ナチュラル、シボなし、以下同じ)の中央部に貼付する(図2)。2kgローラーで1往復加圧したのち、23℃で1時間静置して試験片とした。デュポン式衝撃試験機(テスター産業株式会社製)の台座の上に、長さ150mm、幅100mm、高さ45mmのコの字型測定台(厚さ5mmのアルミ製)を設置し、その上に試験片を、アクリル板を下向きにして載せた(図3)。ABS板側から直径25mm、質量300gのステンレス製の撃芯(先端径12.7mm)を、高さを10cmずつ変化させ、ABS板の中心部分に各高さ毎に10秒間隔で5回落下させ、試験片にテープの剥がれや破壊が認められた時の高さを測定した。なお、100cmの距離においても、脱落剥離しなかった場合は、「100<」と表示した。評価基準は下記のとおりである。
◎:高さ70cm試験後も粘着テープの剥がれおよび破壊なし
○:高さ60cm試験後も粘着テープの剥がれおよび破壊なし
×:高さ50cm以下の試験後にテープの剥がれ又は破壊が生じた
(接着力測定)
作製した粘着テープを25μmのPETフィルムで裏打ちし、長さ300mm、幅20mmのサイズに切断したのち、被着体であるステンレス板(SUS304鋼板)もしくはガラス板に貼付し、2kgローラーにて1往復の加圧圧着を行った後、23℃環境下で1時間静置し、これを試料とした。引張試験機(株式会社エーアンドデイ製、型式:RTM−100)にて、粘着テープを被着体から、180度方向に300mm/分の速さで引き剥がした際の粘着力を測定した。評価基準は下記のとおりである。
○:ステンレス接着力が8N/20mm以上、かつガラス接着力が6N/20mm以上
×:ステンレス接着力が8N/20mm未満、又はガラス接着力が6N/20mm未満
(調製例1)
容器に脱イオン水75gと界面活性剤アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤ラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート237.5g、2−エチルヘキシルアクリレート237.5g、メチルメタクリレート15g、アクリル酸10g、連鎖移動剤ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器に、脱イオン水338.5gを入れ、窒素を吹き込みながら60℃まで昇温した。攪拌下、乳化液の一部7.59g、過硫酸アンモニウム水溶液2.5g[有効成分6質量%]、亜硫酸水素ナトリウム水溶液2.5g[有効成分2質量%]を添加し、60℃を保ちながら1時間で重合させた。引き続き、残りの乳化液625.11gと、過硫酸アンモニウム水溶液50g[有効成分1質量%]を別々の漏斗を使用して、反応容器を60℃に保ちながら8時間かけて滴下重合した。滴下終了後、反応容器を60℃に保ちながら2時間攪拌した後、内容物を冷却し、pHが8.0になるようにアンモニア水[有効成分10質量%]で調整した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系共重合体の水分散液(1)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系共重合体の水分散液(1)は固形分濃度50%、平均粒子径は284nm、重量平均分子量は65万であった。
前記の水分散型アクリル系共重合体の水分散液(1)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121[荒川化学工業(株)製;軟化点125℃、固形分率50質量%]100g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を1.5g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−29.9℃であった。
(調製例2)
調製例1と同様にして調整した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(1)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型重合ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−865NT[荒川化学工業(株)製;軟化点160℃、固形分率50質量%]100g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を1g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(2)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(2)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−29.0℃であった。
(調製例3)
調製例1において使用したエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121の添加量を、100gから200gに変更した以外は、調製例1と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(3)を調製した。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(3)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−24.5℃であった。
(調製例4)
調製例1において使用したエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121の添加量を100gから150gに変更し、エポキシ化合物テトラッドCの10質量%エタノール溶液の配合量を1.5gから2gに変更した以外は、調製例1と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(4)を調製した。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(4)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−27.6℃であった。
(調製例5)
調製例1において使用したエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121の添加量を100gから50gに変更し、エポキシ化合物テトラッドCの10質量%エタノール溶液の配合量を1.5gから1gに変更した以外は、調製例1と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(5)を調製した。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(5)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−33.9℃であった。
(調製例6)
容器に脱イオン水75gと界面活性剤アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤ラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート232.5g、2−エチルヘキシルアクリレート232.5g、メチルメタクリレート15g、アクリル酸10g、N−ビニルピロリドン10g、連鎖移動剤ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
前記の乳化液を用いた以外は、調製例1と同様の方法で、水分散型アクリル系共重合体(2)を調製した。ここで、得られた水分散型アクリル系共重合体の水分散液(2)は固形分濃度50質量%、平均粒子径は277nm、重量平均分子量は61万であった。
<水分散型アクリル系粘着剤組成物の製造>
前記の水分散型アクリル系共重合体の水分散液(2)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121[荒川化学工業(株)製;軟化点125℃、固形分率50質量%]100g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(6)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(6)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−29.2℃であった。
(調製例7)
調製例6と同様にして調整した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(2)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型石油樹脂系粘着付与樹脂エマルジョンAM−1000NT[荒川化学工業(株)製;軟化点100℃、固形分率50質量%]100g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(7)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(7)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−33.6℃であった。
(調製例8)
調製例6と同様にして調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(2)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型石油樹脂系粘着付与樹脂エマルジョンAP−1100NT[荒川化学工業(株)製;軟化点120℃、固形分率50質量%]100g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(8)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(8)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−33.0℃であった。
(調製例9)
調製例6と同様にして調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(2)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−100H[荒川化学工業(株)製;軟化点100℃、固形分率50質量%]100g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(9)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(9)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−31.3℃であった。
(調製例10)
調製例8と同様にして調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(2)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型ロジンフェノール系粘着付与樹脂タマノルE−200−NT[荒川化学工業(株)製;軟化点140℃、固形分率53質量%]94.34g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(10)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(10)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−28.7℃であった。
(調製例11)
調製例6と同様にして調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(2)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型重合ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルE−865−NT[荒川化学工業(株)製;軟化点160℃、固形分率50質量%]100g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(11)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(11)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−28.6℃であった。
(調製例12)
容器に脱イオン水75gと界面活性剤アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤ラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、2−エチルヘキシルアクリレート475g、メチルメタクリレート15g、アクリル酸10g、連鎖移動剤ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
前記の乳化液を用いた以外は、調製例1と同様の方法で、水分散型アクリル系共重合体(3)を調製した。ここで、得られた水分散型アクリル系共重合体の水分散液(3)は固形分濃度50質量%、平均粒子径は280nm、重量平均分子量は65万であった。
<水分散型アクリル系粘着剤組成物の製造>
前記の水分散型アクリル系共重合体の水分散液(3)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121[荒川化学工業(株)製;軟化点125℃、固形分率50質量%]100g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を1.5g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(12)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(12)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−32.6℃であった。
(調製例13)
調製例12において使用したエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121の添加量を、100gから200gに変更した以外は、調製例12と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(13)を調製した。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(13)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−28.1℃であった。
(調製例14)
調製例12において使用したエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121の添加量を100gから150gに変更し、エポキシ化合物テトラッドCの10質量%エタノール溶液の配合量を1.5gから2gへ変更した以外は、調製例12と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(14)を調製した。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(14)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−30.1℃であった。
(調製例15)
調製例12において使用したエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121の添加量を100gから50gに変更し、エポキシ化合物テトラッドCの10質量%エタノール溶液の配合量を1.5gから2gへ変更した以外は、調製例12と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(15)を調製した。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(15)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−35.6℃であった。
(調製例16)
容器に脱イオン水75gと界面活性剤アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤ラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート475g、メチルメタクリレート15g、アクリル酸10g、連鎖移動剤ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
前記の乳化液を用いた以外は、調製例1と同様の方法で、水分散型アクリル系共重合体(4)を調製した。ここで、得られた水分散型アクリル系共重合体の水分散液(4)は固形分濃度50質量%、平均粒子径は278nm、重量平均分子量は60万であった。
<水分散型アクリル系粘着剤組成物の製造>
前記の水分散型アクリル系共重合体の水分散液(4)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121[荒川化学工業(株)製;軟化点125℃、固形分率50質量%]100g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を1.5g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(16)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(16)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−25.5℃であった。
(調製例17)
調製例12で使用したエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121の添加量を100gから200gに変更し、エポキシ化合物テトラッドCの10質量%エタノール溶液の配合量を1.5gから2gへ変更した以外は、調製例12と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(17)を調製した。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(17)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−19.5℃であった。
(調製例18)
容器に脱イオン水75gと界面活性剤アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤ラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート467.5g、メチルメタクリレート15g、アクリル酸17.5g、連鎖移動剤ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
前記の乳化液を用いた以外は、調製例1と同様の方法で、水分散型アクリル系共重合体(5)を調製した。ここで、得られた水分散型アクリル系共重合体の水分散液(5)は固形分濃度50質量%、平均粒子径は282nm、重量平均分子量は57万であった。
<水分散型アクリル系粘着剤組成物の製造>
前記の水分散型アクリル系共重合体の水分散液(5)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121[荒川化学工業(株)製;軟化点125℃、固形分率50質量%]100g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(18)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(18)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−23.6℃であった。
(比較調製例1)
調製例1で調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(1)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121[荒川化学工業(株)製;軟化点125℃、固形分率50質量%]500g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2.5g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(H1)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(H1)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−4.5℃であった。
(比較調製例2)
調製例1で調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(1)1000gに、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(H2)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(H2)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−36.7℃であった。
(比較調製例3)
調製例4で調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(2)1000gに、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(H3)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(H3)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−36.1℃であった。
(比較調製例4)
調製例10で調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(3)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121[荒川化学工業(株)製;軟化点125℃、固形分率50質量%]300g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を1.5g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(H4)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(H4)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−20.5℃であった。
(比較調製例5)
調製例10で調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(3)1000gに、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を1.5g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(H5)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(H5)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−39.7℃であった。
(比較調製例6)
調製例12で調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(4)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121[荒川化学工業(株)製;軟化点125℃、固形分率50質量%]300g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(H6)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(H6)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−13.6℃であった。
(比較調製例7)
調製例12で調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(4)1000gに、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(H7)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(H7)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−31.8℃であった。
(比較調製例8)
調製例14で調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(5)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121[荒川化学工業(株)製;軟化点125℃、固形分率50質量%]300g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(H8)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(H8)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−11.4℃であった。
(比較調製例9)
調製例14で調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(5)1000gに、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(H9)を得た。ここで、得られた水分散型アクリル系粘着剤組成物(H9)の溶媒を除去して得られた粘着剤層の損失正接(tanδ)の極大値は、−29.6℃であった。
上記調製例の配合を下表に示す。表中のモノマー組成の「質量%」は、アクリル系共重合体を構成するモノマー成分中の各モノマーの含有量を表し、粘着付与樹脂の「質量部」は、アクリル系共重合体100質量部に対する粘着付与樹脂の質量部を表す。
Figure 2014177573
Figure 2014177573
Figure 2014177573
(実施例1)
調製例1で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が23.2%であった。
(実施例2)
調製例2で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(2)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が35.2%であった。
(実施例3)
調製例3で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(3)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が35.0%であった。
(実施例4)
調製例4で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(4)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が40.4%であった。
(実施例5)
調製例5で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(5)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が30.8%であった。
(実施例6)
調製例6で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(6)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が34.7%であった。
(実施例7)
調製例7で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(7)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が40.1%であった。
(実施例8)
調製例8で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(8)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が46.2%であった。
(実施例9)
調製例9で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(9)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が41.4%であった。
(実施例10)
調製例10で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(10)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が47.0%であった。
(実施例11)
調製例11で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(11)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が43.9%であった。
(実施例12)
調製例12で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(12)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が54.7%であった。
(実施例13)
調製例13で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(13)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が49.4%であった。
(実施例14)
調製例14で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(14)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が54.9%であった。
(実施例15)
調製例15で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(15)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が54.0%であった。
(実施例16)
調製例16で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(16)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が24.8%であった。
(実施例17)
調製例17で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(17)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が34.9%であった。
(実施例18)
調製例18で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(18)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が48.0%であった。
(実施例19)
調製例1で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み6μmのポリエステルフィルム[東レ(株)製;ルミラー 6CF53]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が23.2%であった。
(実施例20)
調製例1で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み25μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−25]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が23.2%であった。
(実施例21)
調製例1で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み50μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−50]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が23.2%であった。
(実施例22)
調製例1で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み100μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET SA−100]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が23.2%であった。
(実施例23)
調製例1で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが10μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が23.2%であった。
(実施例24)
調製例1で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが35μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が23.2%であった。
(実施例25)
調製例1で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが50μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのポリエステルフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が23.2%であった。
(比較例1)
比較調製例1で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(H1)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのPETフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が37.8%であった。
(比較例2)
比較調製例2で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(H2)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのPETフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が43.5%であった。
(比較例3)
比較調製例3で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(H3)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのPETフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が42.9%であった。
(比較例4)
比較調製例4で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(H4)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのPETフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が40.5%であった。
(比較例5)
比較調製例5で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(H5)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのPETフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が48.3%であった。
(比較例6)
比較調製例6で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(H6)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのPETフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が32.9%であった。
(比較例7)
比較調製例7で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(H7)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのPETフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が36.4%であった。
(比較例8)
比較調製例8で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(H8)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのPETフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が38.9%であった。
(比較例9)
比較調製例9で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(H9)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、厚み16μmのPETフィルム[ユニチカ(株)製;EMBLET S−16]の表面をコロナ処理でぬれ指数46mN/mとしたのち、ポリエステルフィルムの両面に粘着シートを転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が46.2%であった。
実施例及び比較例において製造した両面粘着テープにつき、上記評価を行った結果を下表に示す。
Figure 2014177573
Figure 2014177573
Figure 2014177573
Figure 2014177573
上記表から明らかなように、実施例1〜25に示した本発明の粘着テープは、良好な耐衝撃性かつ好適な接着性を示した。一方、比較例1、4,6〜9の粘着テープは、耐衝撃性に乏しく、腰高からの落下やデスクからの落下に対しては部品の脱落が生じるものであった。また、比較例2、3、5、7、9の粘着テープは接着性に乏しく、部品固定に難が生じるものであった。
1 粘着テープ
2 アクリル板
3 ABS板
4 コの字型測定台
5 撃芯

Claims (3)

  1. 樹脂フィルム基材と粘着剤層とを有する粘着テープであって、
    前記粘着剤層が、アクリル系共重合体と粘着付与樹脂とを含有する水分散型アクリル系粘着剤組成物からなり、
    前記粘着剤層のガラス転移温度が−15℃以下であり、
    前記水分散型アクリル系粘着剤組成物中の粘着付与樹脂の含有量が、水分散型アクリル系粘着剤組成物に含まれるアクリル系共重合体100質量部に対し、1〜25質量部であることを特徴とする粘着テープ。
  2. 前記粘着剤層のゲル分率が、10〜70質量%である請求項1に記載の粘着テープ。
  3. 前記アクリル系共重合体が、炭素数4〜12のアルキル基を有する(メタ)アクリレート及びカルボキシル基含有モノマーをモノマー成分として含有する請求項1又は2に記載の粘着テープ。
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