JP2014177178A - ハイブリッド電気自動車の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デュアルクラッチ変速機を備えたハイブリッド電気自動車において、プリチャージ制御(予圧制御)に起因する車両発進時の振動を抑制することができ、運転者への不快感を軽減することのできるハイブリッド電気自動車の制御装置を提供すること。
【解決手段】エンジンの再始動条件が成立し(S1)、油温が所定温度より大で(S2)、エンジン停止時間が第1所定時間より大であるときには(S3)、エンジンの停止時間に応じた第1短縮ゲイン及びプリチャージ遅延時間を設定し(S4,S5)、モータのみでの走行が可能であれば遅延時間経過後に(S6,S7)短縮したプリチャージ時間によるプリチャージを実行する(S10)。
【選択図】図2

Description

本発明は、走行用の駆動源としてエンジンと電動機とを備え、変速機として2系統の変速機構からなるデュアルクラッチ変速機を有するハイブリッド電気自動車において、電動機による車両発進時に生じる振動を抑制するための油圧制御技術に関する。
変速機として、2つのクラッチとそれに対応した2系統の変速機構を有し、変速段を交互に切り替えることで変速を行ういわゆるデュアルクラッチ変速機が開発されている。さらに、当該デュアルクラッチ変速機において、一方の動力伝達系に電動機を搭載し、走行用の駆動源としてエンジンと電動機とを切り替え可能なハイブリッド電気自動車がある(特許文献1参照)。
このようなデュアルクラッチ変速機では、走行時、動力伝達に使用する一方の変速機構に対応するクラッチは接続され、待機状態にある他方のクラッチは切断状態にある。そして、このようなデュアルクラッチ変速機を含め、湿式のクラッチを有した変速機においては、変速段を早期に切り替えるために、変速前から事前に対応するクラッチに作動油を充填しておく、いわゆるプリチャージ制御(予圧制御)が行われている(特許文献2参照)。
特開2010−36781号公報 特開2004−286183号公報
ハイブリット電気自動車では、車両停車状態から電動機のみでの発進が可能であるが、特許文献1のようなデュアルクラッチ変速機を備えたハイブリット電気自動車において、特許文献2のようなプリチャージ制御を採用した場合に、電動機のみでの発進を行う際、エンジンを始動して、次に使用する予定の変速機構に対応したクラッチにプリチャージを行うことで、振動が生じるという問題があった。
これは、特にエンジンを停止していた時間が長い場合や、クラッチへ供給する作動油の温度が高い場合等に生じている。つまり、エンジンの停止に伴い油圧ポンプも停止し、クラッチに充填されていた作動油がオイルパンに抜けた状態からエンジンを始動することで、勢いよく作動油がクラッチに供給され、油圧が過大となったり油圧が脈動したりする。このため、一時的にクラッチが動力伝達状態になり、アイドル運転状態のエンジン側と車両発進のために回転し始めた電動機側との回転が干渉することで、振動が生じていると考えられる。
特にこのような振動は、駐停車や信号待ちの間にエンジンを自動的に停止させ、発進時に自動的に再始動させることで、燃費や排ガス性能の向上を図る、いわゆるアイドルストップ・オートスタート(自動停止再始動)システムを採用しているハイブリッド電気自動車において、エンジンの停止及び再始動が頻繁に行われるために顕著に発生し、運転者に不快感を与えるおそれがある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、デュアルクラッチ変速機を備えたハイブリッド電気自動車において、プリチャージ制御(予圧制御)に起因する車両発進時の振動を抑制することができ、運転者への不快感を軽減することのできるハイブリッド電気自動車の制御装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明に係るハイブリッド電気自動車の制御装置では、走行用の駆動源としてのエンジン及び電動機と、第1の変速機構及び第2の変速機構を有する変速機と、前記エンジンの動力が前記第1の変速機構を介して駆動輪に伝達される第1の動力伝達系と、前記エンジン及び前記電動機の動力が前記第2の変速機構を介して前記駆動輪に伝達される第2の動力伝達系と、前記第1の動力伝達系にてエンジン及び変速機との間に設けられた第1のクラッチと、前記第2の動力伝達系にてエンジン及び電動機との間に設けられた第2のクラッチと、を備えるハイブリッド電気自動車の制御装置であって、前記第1のクラッチ及び前記第2のクラッチに油圧を発生させるための作動油を供給する油圧供給手段と、前記油圧供給手段を介して、前記第1のクラッチ及び前記第2のクラッチの接続前に予め前記作動油を充填する予圧制御を行う予圧制御手段と、停止していた前記エンジンを始動させ前記電動機のみで車両を発進させる際に、前記エンジンの停止時間に応じて前記作動油の充填時間を設定する予圧時間制御手段と、を備えたことを特徴としている。
好ましくは、前記予圧時間制御手段は、前記エンジンの停止時間が長いほど、前記作動油の充填時間を短くするよう設定するのがよい。エンジンの停止時間が長いほど各クラッチから抜ける作動油の量が多く、その分再度作動油を供給する際に高い圧力水準で作動油が供給されることから、エンジンの停止時間が長いほど作動油の充填時間を短くすることで各クラッチの油圧が過大となることを抑制することができる。
また、本発明に係るハイブリッド電気自動車の制御装置では、走行用の駆動源としてのエンジン及び電動機と、第1の変速機構及び第2の変速機構を有する変速機と、前記エンジンの動力が前記第1の変速機構を介して駆動輪に伝達される第1の動力伝達系と、前記エンジン及び前記電動機の動力が前記第2の変速機構を介して前記駆動輪に伝達される第2の動力伝達系と、前記第1の動力伝達系にてエンジン及び変速機との間に設けられた第1のクラッチと、前記第2の動力伝達系にてエンジン及び電動機との間に設けられた第2のクラッチと、を備えるハイブリッド電気自動車の制御装置であって、前記第1のクラッチ及び前記第2のクラッチに油圧を発生させるための作動油を供給する油圧供給手段と、前記油圧供給手段を介して、前記第1のクラッチ及び前記第2のクラッチの接続前に予め前記作動油を充填する予圧制御を行う予圧制御手段と、停止していた前記エンジンを始動させ前記電動機のみで車両を発進させる際に、前記油圧供給手段により供給する作動油の温度に応じて当該作動油の充填時間を設定する予圧時間制御手段と、を備えたことを特徴としている。
この場合、前記予圧時間制御手段は、前記作動油の温度が高いほど、前記作動油の充填時間を短くするよう設定するのがよい。作動油の温度が高いほど各クラッチから抜ける作動油の量が多く、その分再度作動油を供給する際に高い圧力水準で作動油が供給されることから、作動油の温度が高いほど作動油の充填時間を短くすることで各クラッチの油圧が過大となることを抑制することができる。
また、好ましくは、さらに、前記変速機において選択されている変速段を検出する変速段検出手段を備え、前記予圧時間制御手段は、前記変速段検出手段により検出される変速段に応じて前記作動油の充填時間を設定してもよい。変速段に応じて予圧制御時に意図せずクラッチが接続されたときのトルクショックが変化することから、変速段に応じて作動油の充填時間を設定することで、予圧制御に起因する車両発進時の振動を最小限に抑制し、運転者に対する不快感を軽減することができる。
さらに、停止していた前記エンジンを始動させ前記電動機のみで車両を発進させる際に、前記予圧制御手段による前記予圧制御の開始時期を所定の遅延時間遅れさせる予圧遅延制御手段を備えてもよい。これにより、エンジン始動後に電動機の回転が安定してから予圧制御が行われることとなり、当該予圧制御によってたとえ一時的にクラッチが動力伝達状態になったとしても、エンジン側の回転と干渉して振動することはなくなる。
また、好ましくは、前記予圧遅延制御手段は、前記所定の遅延時間内に前記電動機のみで車両を発進させることができなくなった場合には、直ちに前記予圧制御手段による前記予圧制御を開始するのがよい。つまり、電動機のみで車両発進が困難となった際には直ちにクラッチを接続できるようにすることで、運転者からの加速要求等に速やかに対応でき、運転者への不快感を軽減することができる。
さらに好ましくは、所定のエンジン自動停止条件を満たした際に前記エンジンへの燃料供給を停止し、所定のエンジン自動始動条件を満たした際に前記エンジンを再始動させるエンジン自動停止再始動制御手段を備え、当該エンジン自動停止再始動制御手段は、停止状態にあったエンジンを始動させた後、前記電動機のみで車両を発進させる。エンジンの停止及び再始動が頻繁に行われる自動停止再始動制御に適用することで、運転者への不快感を大きく軽減することができる。
上記手段を用いる本発明のハイブリッド電気自動車の制御装置によれば、デュアルクラッチ変速機を備えたハイブリッド電気自動車において、停止していた前記エンジンを始動させ電動機のみで車両を発進させる際には、エンジンの停止時間又は作動油の温度に応じて、予圧制御における作動油の充填時間を設定することとしている。
エンジンが停止して各クラッチに作動油が供給されなければ、各クラッチに充填されていた作動油は徐々にオイルパンへと抜けていくことから、エンジンの停止時間に応じてエンジン始動後の電動機による発進時の油圧供給状態が変化する。
また、作動油の温度に応じて作動油がオイルパンに抜けていく速さが変化することから、作動油温度に応じてエンジン始動後の油圧供給状態が変化する。
そこで、エンジンの停止時間又は作動油温度に応じて作動油の充填時間を設定することで、油圧供給状態に適した予圧制御を行うことができる。これにより、予圧制御に起因する車両発進時の振動を抑制することができ、運転者への不快感を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係るハイブリッド電気自動車の制御装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るハイブリッド電気自動車の制御装置のECUが実行する車両発進時のプリチャージ制御ルーチンを示すフローチャートである。 第1短縮ゲインを設定するマップである。 プリチャージの遅延時間を設定するマップである。 車両発進時の状態に応じたプリチャージの動作についての説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態におけるハイブリッド電気自動車の制御装置の概略構成を示したブロック図であり、同図に基づき説明する。
図1に示す車両1はハイブリッド電気自動車であり、走行用の駆動源であるエンジン2及びモータ4(電動機)がクラッチユニット6を介して変速機構ユニット8(変速機)に接続された構成の駆動装置を備えている。車両1は、これらのエンジン2やモータ4からの駆動力をクラッチユニット6及び変速機構ユニット8を経て左右の駆動輪10、10(例えば後輪)に伝達することにより走行を行うものである。
詳しくは、エンジン2が出力する回転駆動力(以下、単に駆動力という)は入力軸12を介してクラッチユニット6に入力され、クラッチユニット6内で2系統に分岐される。クラッチユニット6は第1クラッチ6a(第1のクラッチ)及び第2クラッチ6b(第2のクラッチ)の2つのクラッチを有しており、クラッチユニット6内で2系統に分岐されたエンジン2の駆動力の一方は第1クラッチ6aの入力側に伝達され、他方は第2クラッチ6bの入力側に伝達されるようになっている。
図1では簡略化してブロック図として示しているが、クラッチユニット6の具体的な構成としては、第1クラッチ6a及び第2クラッチ6bは、エンジン2の回転に伴い駆動する油圧ポンプ14(油圧供給手段)から油圧経路16a、16bを介して供給される作動油の油圧に応じて断接可能な湿式多板クラッチである。油圧ポンプ14は図示しないオイルパンから作動油を吸引して各クラッチ6a、6bへと圧送し、当該各クラッチ6a、6bを通った作動油はオイルパンに抜ける。また、第1クラッチ6a及び第2クラッチ6bは同軸上にて、第1クラッチ6aは内側、第2クラッチ6bは外側に配設されて構成されている。
変速機構ユニット8は、第1クラッチ6a及び第2クラッチ6bに対応して、第1変速機構8a(図1のG1)(第1の変速機構)及び第2変速機構8b(図1のG2)(第2の変速機構)の2系統の変速機構を備えている。第1クラッチ6aの出力側は第1変速機構8aの入力軸に連結され、第2クラッチ6bの出力側は第2変速機構8bの入力軸に連結されている。
第1変速機構8aは、前進用の変速段として第1速、第3速、及び第5速の奇数段の変速ギヤを有している。また、第1変速機構8aには後退用の変速段(R)も含まれている。第2クラッチ6bに対応している第2変速機構8bは、前進用の変速段として第2速、第4速、及び第6速の偶数段の変速ギヤを有している。
そして、第1変速機構8aから出力される駆動力、及び第2変速機構8bから出力される駆動力は、いずれも共通の出力軸18を介してデファレンシャル装置20に伝達され、左右の駆動輪10、10に割り振られるようになっている。このようにクラッチユニット6及び変速機構ユニット8により、いわゆるデュアルクラッチ変速機が構成されている。
モータ4は、第2クラッチ6bと第2変速機構8bとの間に介装されている。具体的には図示しないが、モータ4は第2クラッチ6bの出力軸の外周に配設されている。より詳しくは、モータ4のロータが第2クラッチ6bの出力軸の外周に固定され、モータ4のステータがクラッチユニット6のケーシングに固定されている。つまり、第2クラッチ6bがモータ4の回転軸を兼用しており、第2クラッチ6bと共にロータがステータの内側で回転し、ロータとステータとの間に発生した磁界による駆動トルクや回生トルクが第2変速機構8bに入力されるようになっている。
モータ4は、車両1に搭載されたバッテリ22がインバータ24を介して接続されており、当該バッテリ22からの電力供給を受けて駆動トルクを発生させる。バッテリ22は例えばリチウムイオン、ニッケル水素等の二次電池であり、インバータ24がバッテリ22からの直流電力を交流電力に変換してモータ4に電力を供給する。一方、車両減速時等には、モータ4が発電機(ジェネレータ)として機能し、回生駆動する。つまり、駆動輪10から逆に伝達される駆動力によりモータ4が交流電力を発電するとともに、このときモータ4が発生する回生トルクにより駆動輪10に減速抵抗が付与される。そして、この交流電力は、インバータ24によって直流電力に変換された後、バッテリ22に充電されることで、駆動輪10の回転による運動エネルギが電気エネルギとして回収される。
当該構成の車両1は、第1クラッチ6a及び第2クラッチ6bのそれぞれが切断状態にあるときには、モータ4の回転軸のみが変速機構ユニット8の第2変速機構8bを介して駆動輪10と機械的に接続されることになる。つまり、モータ4により発生する駆動トルク(以下、モータトルクともいう)のみが車両1の駆動トルクとして駆動輪10に伝達される。
一方、第1クラッチ6a及び第2クラッチ6bのいずれかが接続状態にあるときには、エンジン2が変速機構ユニット8のうち接続状態にあるクラッチに対応した変速機構を介して、駆動輪10等と機械的に接続されることとなる。このときモータ4が発生するトルクを0として、エンジン2のみを作動した場合にはエンジン2により発生する駆動トルク(以下、エンジントルクともいう)のみが車両1の駆動トルクとなる。また、第2クラッチ6bを接続した状態でモータ4も作動させればモータ4の駆動トルクとエンジン2の駆動トルクとの和が車両1の駆動トルクとなる。
このように車両1は、エンジン2の動力が第1クラッチ6a及び第1変速機構8aを介して駆動輪10に伝達される第1の動力伝達系と、エンジン2及びモータ4の動力が第2クラッチ6b及び第2変速機構8bを介して駆動輪10に伝達される第2の動力伝達系の2系統の動力伝達系を有している。
車両1には、このようなエンジン2及びモータ4のトルク配分の調整等の各種制御を行うべく、エンジン2、モータ4、クラッチユニット6、変速機構ユニット8、油圧ポンプ14等を統合制御するECU(電子コントロールユニット)30が搭載されている。
詳しくは、ECU30は、エンジン2、モータ4、クラッチユニット6、変速機構ユニット8、油圧ポンプ14等のそれぞれの制御ユニット(図示せず)とCAN(Controller Area Network)を用いて通信可能に接続されている。
さらに車両1には、運転者によるシフトレバー操作により、変速機構ユニット8に対して選択されているシフト位置(変速レンジ)を検出するシフト位置センサ32(変速レンジ検出手段)が設けられている。シフト位置としては、駐車時に選択するP(パーキング)レンジ、変速機構ユニット8のギヤをニュートラルとするN(ニュートラル)レンジ、前進走行時に選択するD(ドライブ)レンジ、後退時に選択するR(リバース)レンジ、手動で変速段を選択可能なM(マニュアル)レンジ等がある。ECU30は当該シフト位置センサ32ともCANにより接続されており、当該シフト位置センサ32及び変速機構ユニット8から、当該変速機構ユニット8において選択されている変速段情報を取得する。
また、ECU30には、アクセル開度を検出するアクセルセンサ34、ブレーキの踏み込みを検出するブレーキセンサ36等のセンサ類が接続されている。ECU30は、当該アクセルセンサ34よりアクセル開度情報を、ブレーキセンサ36よりブレーキ踏込情報を取得する。
この他、ECU30は、エンジン2からエンジン回転数情報、モータ4からモータ回転数情報及びモータトルク情報、バッテリ22からSOC(State Of Charge)、油圧ポンプ14から作動油温度情報等の各種情報を取得する。
このように構成されたECU30は、バッテリ22のSOCや車両1の運転状態を監視し、燃費や排ガス性能の最適化を図りつつ、運転者の運転要求に応じた運転を行うべくエンジン2、モータ4、クラッチユニット6、変速機構ユニット8、油圧ポンプ14等を制御する。
例えば、本実施形態におけるECU30は、所定のエンジン自動停止条件を満たした際には、エンジン2への燃料供給を停止する、いわゆるエンジン自動停止(アイドルストップ)制御を行う。さらに当該ECU30は、エンジン2の自動停止後に所定のエンジン自動始動条件を満たした際には、エンジン2を図示しないスタータ等によりクランキングさせて燃料供給を再開することで当該エンジン2を自動的に再始動させる、いわゆるエンジン自動再始動(オートスタート)制御を行う。このようにECU30は、いわゆるエンジン自動停止再始動(アイドルストップ・オートスタート)制御を行う(エンジン自動停止再始動制御手段)。
ここで、所定のエンジン自動停止条件とは、例えば、車速が略0であり、ブレーキの踏み込みが検出されており、且つアクセルペダルが踏み込まれていない、即ちアクセル開度0の状態が成立することを必要とする。
一方、所定のエンジン自動再始動条件は、例えば上記エンジン自動停止条件が成立しなくなった状態、即ちブレーキの踏み込みが解除、又はアクセルペダルが踏み込まれた場合とする。
また、本実施形態におけるECU30は、車両1の運転状態に応じて第1変速機構8a及び第2変速機構8bのそれぞれの変速段を選択し、走行に使用する変速機構に応じた第1クラッチ6a及び第2クラッチ6bのいずれかのクラッチを接続し、他方のクラッチを切断するよう油圧ポンプ14及び各クラッチ6a、6bを制御する。そして、ECU30は、接続される側のクラッチに対して、接続に備えて予め作動油を充填しておく、いわゆるプリチャージ制御(予圧制御)を行う(予圧制御手段)。
ただし、ECU30は、停止していたエンジン2を始動させてからのモータ4による車両発進時においては、エンジン2を停止させていた時間(エンジン停止時間)、各クラッチ6a、6bの作動油温度、変速機構ユニット8において選択されている変速段、モータ状態及び車両に要求される要求トルク等の条件に応じて、プリチャージにおける作動油の充填時間(以下プリチャージ時間という)及びプリチャージ制御を実行する時期を設定する(予圧時間制御手段、予圧遅延制御手段)。
ここで、当該ECU30が行う車両発進時のプリチャージ制御について以下詳しく説明する。
図2には本実施形態におけるECU30が実行する車両発進時のプリチャージ制御ルーチンを示すフローチャート、図3には第1短縮ゲインを設定するマップ、図4にはプリチャージの遅延時間を設定するマップがそれぞれ示されており、以下、途中図3、4を参照しつつ図2のフローチャートに沿って説明する。なお、当該制御はエンジン始動時に実行するものとする。
まず、図2に示すステップS1として、ECU30は、エンジン2が停止状態にあって上述したエンジン自動始動条件が成立したか否かを判別する。当該判別結果が偽(No)である場合は、すなわちエンジン自動停止再始動制御によるエンジン再始動時でない場合には当該ルーチンを終了する。一方、当該判別結果が真(Yes)である場合は、次のステップS2に進む。
ステップS2において、ECU30は、各クラッチ6a、6bに供給される作動油の温度(以下、単に油温ともいう)が予め定められた所定温度より大であるか否かを判別する。当該所定温度は、例えば脈動等が生じず円滑に油圧経路16a、16bを流通可能な温度に設定される。当該判別結果が真(Yes)である場合、即ち油温が所定温度より大の高温状態にあることで各クラッチ6a、6bに作動油が勢いよく供給されたり、脈動して供給されたりしやすい状態である場合は、次のステップS3に進む。
ステップS3において、ECU30はエンジン2が停止してから再始動するまで時間を計測しており、当該エンジン2の停止時間が第1所定時間t1より大であるか否かを判別する。ECU30は、当該判別結果が真(Yes)である場合、即ちエンジン2の停止に伴い油圧ポンプ14が停止し、各クラッチ6a、6bに充填されていた作動油が所定量以上オイルパンに抜けている状態にある場合は、ステップS4に進む。
ステップS4において、ECU30は、図3に示すマップに基づき、エンジン停止時間に応じた第1短縮ゲインαの設定を行う。
第1短縮ゲインαは、各車両の仕様等に応じて通常の走行時における変速動作を行う上で設定されるプリチャージの時間を基準時間とし、当該基準時間に対してプリチャージ時間を短縮させるためのゲインである。
当該第1短縮ゲインαは、エンジン停止時間が長くなるほど低く設定される。具体的には図3のマップに示すように、本実施形態の第1短縮ゲインαは2段階に設定されている。つまり、第1短縮ゲインαは、エンジン停止時間が第1所定時間t1から第2所定時間t2にかけて1.0(基準値)から第1設定値a1まで一定の割合で低下し、第2所定時間t2から第3所定時間t3までは第1設定値a1に設定される。そして、第1短縮ゲインαは、第3所定時間t3から第4所定時間t4にかけて第1設定値G1から第2設定値G2まで一定の割合で低下し、第4所定時間t4以降は第2設定値a2に設定される。ECU30は、当該マップに基づき第1短縮ゲインαを設定した後、次のステップS5に進む。
ステップS5において、ECU30は、プリチャージ制御を実行する時期を遅らせるための遅延時間を図4に示すマップに基づき設定する。
図4に示すように遅延時間は油温に応じて設定されている。具体的には、油温が一定温度に達するまでは温度が高くなるほど遅延時間は長くなり、一定温度以上では遅延時間が一定時間になるよう設定されている。ECU30は、当該マップに基づき遅延時間を設定した後、次のステップS6に進む。
ステップS6において、ECU30は、モータ4のみでの走行が可能であるか否かを判別する。具体的には、ECU30は、例えばバッテリ22のSOCが不足していたり、モータ4が故障していたりしてモータ4がいわゆるフェイル状態にある場合、アクセルの踏み込みが大きく急加速が要求されておりモータトルクのみでは要求トルクを満たせない場合、登坂路からの発進等でモータトルクのみのクリープ走行では前進できない場合等にモータ4のみでの走行が不可能であると判定する。当該判別結果が真(Yes)である場合、即ち上述のような状態になく、モータ4が正常であり、モータトルクのみで要求トルクを満たせる場合には、次のステップS7に進む。
ステップS7において、ECU30は、エンジン2が始動された時点から、上記ステップS5で設定したプリチャージの遅延時間を経過したか否かを判別する。遅延時間を未だ経過しておらず当該判別結果が偽(No)である場合は、上記ステップS6に戻る。一方、遅延時間を経過して当該判別結果が真(Yes)となった場合は、ステップS8に進む。または、遅延時間経過前に上記ステップS6の判別結果が偽(No)となった場合、即ちモータ4のみでの走行が不可能となった場合には直ちにステップS8に進む。
この他にも、上記ステップS2において油温が所定温度以下の低温状態であり判別結果が偽(No)であった場合、または上記ステップS3においてエンジン停止時間が第1所定時間t1以下であり判別結果が偽(No)であった場合にも、ステップS8に進む。つまり、油温が所定温度以下の比較的低温状態にある場合は各クラッチ6a、6bに作動油が供給され難く、また油圧が脈動することも少ないことから、またエンジン停止時間が第1所定時間t1以下の短時間である場合は各クラッチ6a、6bに作動油が十分残留していることから、プリチャージの時間を短縮させたり、プリチャージ制御を遅延させたりする必要性が低い。このことから、第1短縮ゲインα及びプリチャージ遅延時間を設定することなくステップS8に進む。
ステップS8において、ECU30は、シフト位置センサ32により検出される変速レンジがDレンジ、Mレンジ、又はRレンジであり、変速機構ユニット8において第1速又は後退用の変速段が選択されているか否かを判別する。当該判別結果が真(Yes)である場合、即ち変速機構ユニット8において低速な変速段が選択されている場合には、次のステップS9に進む。
ステップS9において、ECU30は、選択されている変速段に応じた第2短縮ゲインβの設定を行う。第2短縮ゲインβは、プリチャージの基準時間に対して、又は上記ステップS4にて第1短縮ゲインαが設定されている場合には基準時間に第1短縮ゲインαを適用した値に対して、プリチャージ時間を短縮させるためのゲインである。当該第2短縮ゲインβは、本実施形態では第1速と後退用の変速段とで同じ値とする。なお当該第1速と後退用の変速段とで異なる値としてもよい。
続くステップS10において、ECU30は、プリチャージ制御の実行として、油圧ポンプ14から第1クラッチ6a及び第2クラッチ6bへの作動油の供給を開始する。ここで、第1短縮ゲインα及び第2短縮ゲインβの少なくともいずれかが設定されている場合には、設定されている短縮ゲインを適用したプリチャージ時間で各クラッチ6a、6bへの作動油の充填が終了するように、油圧ポンプ14及び各クラッチ6a、6bを制御し、当該ルーチンを終了する。
ここで、図5を参照すると、上述した制御を実行した場合における、車両発進時の状態に応じたプリチャージの動作についての説明図が示されている。なお、同図に示す遅延時間とプリチャージ時間の割合等はわかりやすく説明するために示しており、実際の割合とは関係ない。
同図に示すように、油温が所定温度以下(ステップS2がNo)又はエンジン停止時間が第1所定時間t1以下(ステップS3がNo)であり、且つ変速段が1速又は後退用の変速段(R)以外(ステップS8がNo)である場合には、ECU30はプリチャージ時間の短縮及びプリチャージ制御の遅延を行わず、エンジン2の始動直後に基準時間によるプリチャージ時間でプリチャージが行われる。
一方、油温が所定温度より大(ステップS2がYes)且つエンジン停止時間が第1所定時間t1より大(ステップS3がYes)であり、且つ変速段が1速又はR速以外(ステップS8がNo)である場合には、ECU30はプリチャージの開始を設定した所定時間分遅延させ、且つプリチャージ時間を基準時間に対し第1短縮ゲインαを適用した時間に短縮してプリチャージを行う。
また、この場合に、プリチャージの遅延時間中にモータトルクのみでの走行が不可となったとき(ステップS6がNo)には、直ちにプリチャージを開始する。
そして、油温が所定温度以下(ステップS2がNo)又はエンジン停止時間が第1所定時間以下(ステップS3がNo)であって、且つ変速段が1速又は後退用の変速段である場合(ステップS8がYes)には、ECU30はプリチャージの遅延は行わないが、プリチャージ時間を基準時間に対し第2短縮ゲインβを適用した時間に短縮してプリチャージを行う。
さらに、油温が所定温度より大(ステップS2がYes)且つエンジン停止時間が第1所定時間より大(ステップS3がYes)であり、且つ変速段が1速又はR速である(ステップS8がYes)である場合には、ECU30はプリチャージを遅延させ、且つプリチャージ時間を基準時間に対し第1短縮ゲインα及び第2短縮ゲインβを適用した値に短縮してプリチャージを行う。
以上のように、デュアルクラッチ変速機を備えたハイブリッド電気自動車において、ECU30は、停止していたエンジン2を始動させモータ4のみで車両を発進させる際には、エンジン2の停止時間及び作動油の温度に応じて、プリチャージ制御におけるプリチャージ時間を設定する。
エンジン2が停止して各クラッチ6a、6bに作動油が供給されなければ、各クラッチ6a、6bに充填されていた作動油は徐々にオイルパンへと抜けていくことから、エンジン停止時間に応じてエンジン始動後の油圧供給状態が変化する。そこで、ECU30はエンジン停止時間が長いほど各クラッチ6a、6bから抜ける作動油の量が多く、その分再度作動油を供給する際に高い圧力水準で作動油が供給されることから、エンジンの停止時間が長いほど作動油の充填時間を短くするよう第1短縮ゲインαを設定することで各クラッチ6a、6bの油圧が過大となることを抑制することができる。
また、油温に応じて作動油がオイルパンに抜けていく速さが変化することから、油温に応じてエンジン始動後の油圧供給状態が変化する。そこで、ECU30は、油温が高いほど各クラッチ6a、6bから抜ける作動油の量が多く、その分再度作動油を供給する際に高い圧力水準で作動油が供給されることから、油温が高いほどプリチャージ時間を短くすることで各クラッチ6a、6bの油圧が過大となることを抑制することができる。
このように、エンジン停止時間及び油温に応じてプリチャージ時間を設定することで、油圧供給状態に適したプリチャージ制御を行うことができる。これにより、プリチャージ制御に起因する車両発進時の振動を抑制することができ、運転者への不快感を軽減することができる。
また、1速及び後退用の変速段等の低速段ではプリチャージ制御において各クラッチ6a、6bが意図せずに接続された場合に生じるトルクショックが大きいことから、このような場合もプリチャージ時間を短縮するよう第2短縮ゲインβを設定する。これによりプリチャージ制御に起因する車両発進時の振動を最小限に抑制し、運転者に対する不快感を軽減することができる。
さらに、ECU30はプリチャージの遅延制御も行うことで、モータ4の回転が安定してからプリチャージ制御が行われることとなり、当該予圧制御によってたとえ一時的にクラッチが動力伝達状態になったとしても、エンジン2側の回転と干渉して振動することはなくなる。この場合も油温に応じて、予圧制御を遅らせる所定の遅延時間を設定することで、適切に当該振動を抑制することができる。
ここでECU30は、モータ4のみでの車両発進が困難となった際には直ちにクラッチ6a、6bを接続できるようにプリチャージ制御を実行することで、運転者からの加速要求等に速やかに対応でき、運転者への不快感を軽減することができる。
さらに、本実施形態におけるECU30は、エンジン2の停止及び再始動が頻繁に行われる自動停止再始動制御を行う車両1に対して、プリチャージ時間の短縮及びプリチャージ制御の遅延を行っており、運転者への不快感を大きく軽減することができる。
以上で本発明に係るハイブリッド電気自動車の制御装置の実施形態についての説明を終えるが、実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態における所定のエンジン自動停止条件及びエンジン自動始動条件は上述したものに限られるものではなく、他の条件であってもよい。
また、上記実施形態では、作動油の温度が高いほど遅延時間が長くなる図3のマップに基づきプリチャージの遅延時間を設定しているが、当該遅延時間の設定は作動油の温度によるものに限られない。例えば、エンジン停止時間が長いほど、遅延時間を長く設定する構成としても構わない。
また、上記実施形態においては、エンジン2の自動停止再始動制御におけるエンジン再始動時のプリチャージ制御についてプリチャージ時間の短縮及びプリチャージ制御の遅延を行っているが、これらの制御を実行するのはこの場合に限られない。例えば運転者による車両1のキーON操作等で、エンジン2が始動された直後に行ってもよい。
上記実施形態では、油温が所定温度以上であるときに、エンジン停止時間に応じて第1短縮ゲインαを設定しているが、第1短縮ゲインαの設定はエンジン停止時間だけでなく、油温の大小に応じて設定してもよい。この場合、作動油の温度が高いほど各クラッチから抜ける作動油の量が多く、その分再度作動油を供給する際に高い圧力水準で作動油が供給されることから、作動油の温度が高いほど作動油の充填時間を短くすることで各クラッチ6a、6bの油圧が過大となることを抑制することができる。
1 車両
2 エンジン
4 モータ(電動機)
6 クラッチユニット
6a 第1クラッチ(第1のクラッチ)
6b 第2クラッチ(第2のクラッチ)
8 変速機構ユニット(変速機)
8a 第1変速機構(第1の変速機構)
8b 第2変速機構(第2の変速機構)
14 油圧ポンプ(油圧供給手段)
30 ECU(予圧制御手段、予圧時間制御手段、予圧遅延制御手段、エンジン自動停止再始動制御手段)

Claims (8)

  1. 走行用の駆動源としてのエンジン及び電動機と、
    第1の変速機構及び第2の変速機構を有する変速機と、
    前記エンジンの動力が前記第1の変速機構を介して駆動輪に伝達される第1の動力伝達系と、
    前記エンジン及び前記電動機の動力が前記第2の変速機構を介して前記駆動輪に伝達される第2の動力伝達系と、
    前記第1の動力伝達系にてエンジン及び変速機との間に設けられた第1のクラッチと、
    前記第2の動力伝達系にてエンジン及び電動機との間に設けられた第2のクラッチと、を備えるハイブリッド電気自動車の制御装置であって、
    前記第1のクラッチ及び前記第2のクラッチに油圧を発生させるための作動油を供給する油圧供給手段と、
    前記油圧供給手段を介して、前記第1のクラッチ及び前記第2のクラッチの接続前に予め前記作動油を充填する予圧制御を行う予圧制御手段と、
    停止していた前記エンジンを始動させ前記電動機のみで車両を発進させる際に、前記エンジンの停止時間に応じて前記作動油の充填時間を設定する予圧時間制御手段と、
    を備えたことを特徴とするハイブリッド電気自動車の制御装置。
  2. 前記予圧時間制御手段は、前記エンジンの停止時間が長いほど、前記作動油の充填時間を短くするよう設定することを特徴とする請求項1記載のハイブリッド電気自動車の制御装置。
  3. 走行用の駆動源としてのエンジン及び電動機と、
    第1の変速機構及び第2の変速機構を有する変速機と、
    前記エンジンの動力が前記第1の変速機構を介して駆動輪に伝達される第1の動力伝達系と、
    前記エンジン及び前記電動機の動力が前記第2の変速機構を介して前記駆動輪に伝達される第2の動力伝達系と、
    前記第1の動力伝達系にてエンジン及び変速機との間に設けられた第1のクラッチと、
    前記第2の動力伝達系にてエンジン及び電動機との間に設けられた第2のクラッチと、を備えるハイブリッド電気自動車の制御装置であって、
    前記第1のクラッチ及び前記第2のクラッチに油圧を発生させるための作動油を供給する油圧供給手段と、
    前記油圧供給手段を介して、前記第1のクラッチ及び前記第2のクラッチの接続前に予め前記作動油を充填する予圧制御を行う予圧制御手段と、
    停止していた前記エンジンを始動させ前記電動機のみで車両を発進させる際に、前記油圧供給手段により供給する作動油の温度に応じて当該作動油の充填時間を設定する予圧時間制御手段と、
    を備えたことを特徴とするハイブリッド電気自動車の制御装置。
  4. 前記予圧時間制御手段は、前記作動油の温度が高いほど、前記作動油の充填時間を短くするよう設定することを特徴とする請求項3記載のハイブリッド電気自動車の制御装置。
  5. さらに、前記変速機において選択されている変速段を検出する変速段検出手段を備え、
    前記予圧時間制御手段は、前記変速段検出手段により検出される変速段に応じて前記作動油の充填時間を設定することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のハイブリッド電気自動車の制御装置。
  6. さらに、停止していた前記エンジンを始動させ前記電動機のみで車両を発進させる際に、前記予圧制御手段による前記予圧制御の開始時期を所定の遅延時間遅れさせる予圧遅延制御手段を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のハイブリッド電気自動車の制御装置。
  7. 前記予圧遅延制御手段は、前記所定の遅延時間内に前記電動機のみで車両を発進させることができなくなった場合には、直ちに前記予圧制御手段による予圧制御を開始することを特徴とする請求項6に記載のハイブリッド電気自動車の制御装置。
  8. さらに、所定のエンジン自動停止条件を満たした際に前記エンジンへの燃料供給を停止し、所定のエンジン自動始動条件を満たした際に前記エンジンを再始動させるエンジン自動停止再始動制御手段を備え、
    当該エンジン自動停止再始動制御手段は、停止状態にあったエンジンを始動させた後、前記電動機のみで車両を発進させることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のハイブリッド電気自動車の制御装置。
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