JP2014176502A - 電気掃除機 - Google Patents

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健司 小嶋
Kiyoshi Ebe
清 江部
Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
Yasushi Takai
保志 高井
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Abstract

【課題】円筒形状の容器本体と隔離部との間に塵埃が溜まりにくい電気掃除機を提案する。
【解決手段】電気掃除機1は、円筒形状の容器本体35と、容器本体35よりも短い円筒形状を呈して容器本体35内に収納されて容器本体35との間に環状の分離室51を仕切る第一濾過フィルタ部37と、第一濾過フィルタ部37よりも大きく容器本体35よりも小さい外径形状を呈して第一濾過フィルタ部37の一方の端部に隣接されて互いに隣り合う分離室51と集塵室52とを区切る隔離部38と、容器本体35の中心線Cを回転軸として隔離部38を回転自在に支持する回転支持部41と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明に係る実施形態は、電気掃除機に関する。
円筒形状の容器本体と、容器本体内に収納されて容器本体との間に環状の分離室を仕切る濾過フィルタと、を備える遠心分離方式の電気掃除機が知られている。この従来の電気掃除機は、分離室内に発生する旋回流によって空気と塵埃とを遠心分離する。濾過フィルタは容器本体よりも短く、容器本体と濾過フィルタとの長さの差分は容器本体内に塵埃を蓄積する集塵室である。分離室と集塵室とは旋回流の外縁となる容器本体の内周面近傍でほぼ境目なく連続して連なる。他方、分離室と集塵室とは旋回流の内縁となる容器本体の中心線に近い側において鍔形状やカップ形状の隔離部で仕切られている。
特開2011−177294号公報
容器本体は、その内周面に沿わせるようにして空気を導くことによって分離室内に旋回流を発生させる。容器本体内へ空気を導く入口は、筒状の側壁部のいずれかの箇所に設けられて旋回流の起点になる。旋回流は容器本体内で安定的に一定の位置を通過するのではなく、電動送風機の運転出力の変化、入口から流入する空気流量の変化、空気内に含まれる塵埃量の変化などによって刻々と変化する。しかし、集塵室へ塵埃とともに流れ込む空気、つまり旋回流の下流側は、容器本体の周方向において一般的には入口が設けられている位相のあたりで入口から新たに流入する空気、つまり旋回流の上流側に合流する傾向が強い。この旋回流の合流箇所では、塵埃が停滞しやすい傾向があり、時には塵埃の大きな塊を発生させる。この塵埃の大きな塊は、旋回流の上流側と下流側とが合流する位置であって、分離室と集塵室とが連接される容器本体と隔離部との隙間に挟まることがある。
一度、容器本体と隔離部との隙間に塵埃が挟まると、旋回流によって分離室から集塵室へと運ばれる塵埃が、次第に容器本体と隔離部との隙間に挟まった塵埃に対して旋回流の上流側へ向かって積み重なるようにして周方向へと蓄積されてしまう。そして、容器本体と隔離部との隙間に挟まった塵埃が大きくなるほど、分離室から集塵室へと流れ込もうとする旋回流の流れが阻害されたり、一旦集塵室へ流れ込んだ旋回流が容器本体と隔離部との隙間に挟まった塵埃を乗り越えて分離室側へ吹き返したりして電気掃除機の分離性能を低下させてしまうことがあった。
そこで、本発明は、円筒形状の容器本体と隔離部との間に塵埃が溜まりにくい電気掃除機を提案する。
前記の課題を解決するため本発明の実施形態に係る電気掃除機は、円筒形状の容器本体と、前記容器本体よりも短い円筒形状を呈して前記容器本体内に収納されて前記容器本体との間に環状の分離室を仕切る濾過フィルタ部と、前記濾過フィルタ部よりも大きく前記容器本体よりも小さい外径形状を呈して前記濾過フィルタ部の一方の端部に隣接されて互いに隣り合う前記分離室と集塵室とを区切る隔離部と、前記容器本体の中心線を回転軸として前記隔離部を回転自在に支持する回転支持部と、を備える。
本発明の実施形態に係る電気掃除機の外観を示す斜視図。 本発明に係る電気掃除機の塵埃分離集塵装置を模式的に示す縦断面図。 本発明に係る電気掃除機の第一濾過フィルタ部および隔離部を示す斜視図。 本発明に係る電気掃除機の第一濾過フィルタ部および隔離部を示す斜視図。 従来の電気掃除機の塵埃分離集塵装置を模式的に示す横断面図。 本発明に係る電気掃除機の塵埃分離集塵装置を模式的に示す横断面図。
本発明に係る電気掃除機の実施形態について図1から図6を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の外観を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1は、いわゆるキャニスタ型の電気掃除機である。電気掃除機1は、被掃除面上を走行可能な掃除機本体2と、掃除機本体2に着脱自在な管部3と、を備える。掃除機本体2と管部3とは流体的に接続される。
掃除機本体2は、本体ケース5と、本体ケース5の左右両側方にそれぞれ配置される一対の車輪6と、本体ケース5の前半部に配置される着脱自在な塵埃分離集塵装置7と、本体ケース5の後半部に収納される電動送風機8と、主に電動送風機8を制御する本体制御部9と、電動送風機8へ電力を導く電源コード11と、を備える。掃除機本体2は、電源コード11を経て供給される電力で電動送風機8を駆動し、電動送風機8の駆動にともなう負圧を管部3に作用させ、管部3を通じて被掃除面から塵埃を含んだ空気(以下、「含塵空気」と呼ぶ。)を吸い込み、含塵空気から塵埃を分離し、分離後の塵埃を捕集し、蓄積するとともに分離後の空気を排気する。
本体ケース5の正面部分には、本体接続口12が設けられる。本体接続口12は、掃除機本体2の流体的な入口であり、管部3と塵埃分離集塵装置7とを流体的に接続する。
車輪6は、大径の走行輪であり、掃除機本体2を支える。
塵埃分離集塵装置7は、電動送風機8が発生させる負圧によって被掃除面から管部3および本体接続口12を経て流れ込む塵埃を含んだ空気(以下、「含塵空気」と呼ぶ。)から塵埃を分離し、捕集し、蓄積する。他方、塵埃分離集塵装置7は、塵埃が除去された清浄な空気を電動送風機8へ送り込む。
塵埃分離集塵装置7は、掃除機本体2に流れ込む含塵空気から塵埃を分離し、捕集し、蓄積する。他方、塵埃分離集塵装置7は、塵埃が除去された清浄な空気を電動送風機8へ送る。塵埃分離集塵装置7は、遠心分離方式を採り、旋回流によって塵埃と空気とを分離する。
電動送風機8は、塵埃分離集塵装置7から空気を吸い込んで負圧(吸込負圧)を発生させる。
本体制御部9は、マイクロプロセッサ(図示省略)、およびマイクロプロセッサが実行する各種演算プログラム、パラメータなどを記憶する記憶装置(図示省略)を備える。記憶装置は予め設定される複数の運転モードを記憶する。予め設定される複数の運転モードは、管部3で受け付けられる使用者の操作に対応する。それぞれの運転モードには相互に異なる入力値(電動送風機8の入力値)が設定される。本体制御部9は、管部3で受け付けられる使用者の操作に応じ、その操作内容に対応する任意の運転モードを予め設定される複数の運転モードから択一的に選択して記憶部から読み出し、読み出した運転モードにしたがって電動送風機8を制御する。
電源コード11は、配線用差込接続器(図示省略、所謂コンセント)から掃除機本体2へ電力を供給する。電源コード11の自由端部には差込プラグ14が設けられる。
管部3は、掃除機本体2から作用する負圧によって、被掃除面から含塵空気を吸い込み掃除機本体2へ案内する。管部3は、掃除機本体2に着脱自在に接続される継手としての接続管19と、接続管19に流体的に接続される集塵ホース21と、集塵ホース21に流体的に接続される手元操作管22と、手元操作管22から突出する把持部23と、把持部23に設けられる操作部24と、手元操作管22に着脱自在に接続される延長管25と、延長管25に着脱自在に接続される吸込口体26と、を備える。
接続管19は、本体接続口12へ着脱自在な継手であり、本体接続口12を通じて塵埃分離集塵装置7に流体的に接続される。
集塵ホース21は、長尺で可撓な略円筒形状のホースである。集塵ホース21の一方の端部(ここでは、後方の端部)は接続管19に流体的に接続される。集塵ホース21は、接続管19を通じて塵埃分離集塵装置7に流体的に接続される。
手元操作管22は、集塵ホース21と延長管25とを中継する。手元操作管22の一方の端部(ここでは、後方の端部)は、集塵ホース21の他方の端部(ここでは、前方の端部)に流体的に接続される。手元操作管22は、集塵ホース21および接続管19を通じて塵埃分離集塵装置7に流体的に接続される。
把持部23は電気掃除機1を操作するために使用者が手で把持する部分である。把持部23は、使用者が手で容易に把持できる適宜の形状を呈して手元操作管22から突出する。
操作部24は、それぞれの運転モードに対応付けられるスイッチを備える。具体的には、操作部24は、電動送風機8の運転停止操作に対応付けられる停止スイッチ24aと、電動送風機8の運転開始操作に対応付けられる起動スイッチ24bと、を備える。停止スイッチ24aおよび起動スイッチ24bは、本体制御部9に電気的に接続される。電気掃除機1の使用者は、操作部24を操作して電動送風機8の運転モードを択一的に選択できる。起動スイッチ24bは、電動送風機8の運転中に、運転モードの選択スイッチとしても機能する。この場合、本体制御部9は、起動スイッチ24bから操作信号を受け取る度に運転モードを強→中→弱→強→………の順で切り換える。なお、操作部24は、起動スイッチ24bに代えて、弱運転スイッチ(図示省略)、中運転スイッチ(図示省略)および強運転スイッチ(図示省略)を個別に備えていても良い。
延長管25は、伸縮可能な細長略円筒状の管である。延長管25は、複数の筒状体を重ね合わせたテレスコピック構造を呈する。延長管25の一方の端部(ここでは、後方の端部)と手元操作管22の他方の端部(ここでは、前方の端部)とは着脱自在な継手構造を備える。延長管25は、手元操作管22、集塵ホース21および接続管19を通じて塵埃分離集塵装置7に流体的に接続される。
吸込口体26は、木床やカーペットなどの被掃除面上を走行自在あるいは滑走自在な構造を有するとともに、走行状態または滑走状態において被掃除面に対向する底面に吸込口28を有する。また、吸込口体26は、吸込口28に配置される回転自在な回転清掃体29と、回転清掃体29を駆動させる電動機31と、を備える。吸込口体26の一方の端部(ここでは、後方の端部)は、延長管25の他方の端部(ここでは、前方の端部)に着脱自在な継手構造を備える。吸込口体26は、延長管25、手元操作管22、集塵ホース21および接続管19を通じて塵埃分離集塵装置7に流体的に接続される。つまり、吸込口体26、延長管25、手元操作管22、集塵ホース21、接続管19、および塵埃分離集塵装置7は、電動送風機8から吸込口28へ至る吸込風路である。
電気掃除機1は、起動スイッチ24bに対する使用者の操作を受け付けると電動送風機8を始動させる。例えば、電気掃除機1は、電動送風機8が停止している状態で起動スイッチ24bに対する操作を受け付けると、先ず電動送風機8を強運転モードで運転し、再び起動スイッチ24bに対する操作を受け付けると電動送風機8を中運転モードで運転し、三度、起動スイッチ24bに対する操作を受け付けると電動送風機8を弱運転モードで運転し、以下同様に繰り返す。強運転モード、中運転モードおよび弱運転モードは、予め設定される複数の運転モードであり、強運転モード、中運転モード、弱運転モードの順に電動送風機8に対する入力値が小さい。始動した電動送風機8は、塵埃分離集塵装置7から空気を排気してその内部を負圧にする。
塵埃分離集塵装置7内の負圧は、本体接続口12、接続管19、集塵ホース21、手元操作管22、延長管25、および吸込口体26を順次に通じて吸込口体26の吸込口28に作用する。電気掃除機1は、吸込口28に作用した負圧によって、被掃除面上の塵埃を空気とともに吸い込んで被掃除面を掃除する。塵埃分離集塵装置7は、電気掃除機1に吸い込まれた含塵空気から塵埃を分離し、蓄積する。他方、塵埃分離集塵装置7は、含塵空気から分離した空気を電動送風機8へ送る。電動送風機8は塵埃分離集塵装置7から吸い込んだ空気を掃除機本体2外へ排気する。
次に、塵埃分離集塵装置7について詳細に説明する。
図2は、本発明に係る電気掃除機の塵埃分離集塵装置を模式的に示す縦断面図である。
図2に示すように、本実施形態に係る塵埃分離集塵装置7は、全体で略円柱形状を呈する。塵埃分離集塵装置7は、容器本体35と、吸込管36と、第一濾過フィルタ部37と、隔離部38と、戻り濾過フィルタ部39と、回転支持部41と、蓋壁42と、吐出管43と、第二濾過フィルタ部45と、を備える。
なお、塵埃分離集塵装置7は、掃除機本体2に装着状態における姿勢として円筒形状の容器本体35の中心線Cを垂直方向に向けても良いし、水平方向に向けても良く、この他の任意の角度に傾けていても良い。
容器本体35は、一方の端部に開放端47、および他方の端部に閉塞端48を有する円筒形状を呈する。容器本体35は、含塵空気を塵埃と空気とに遠心分離する分離室51、および分離された塵埃を蓄積する集塵室52を仕切る外殻である。
吸込管36は、容器本体35の側壁35aの開放端47側に偏倚されて容器本体35に接続される。吸込管36は、塵埃分離集塵装置7の流体的な入口である。吸込管36は、管部3から塵埃分離集塵装置7へ流入する空気を容器本体35の内周面の接線方向へ向けて容器本体35内へ導き、容器本体35内に旋回流Fを発生させる。吸込管36は側壁35aに一体成形される。なお、吸込管36は容器本体35内に旋回流Fを発生させる限りにおいて、容器本体35の中心線Cに直交する平面、例えば中心線Cが鉛直方向に向いている場合の水平面に対して傾いていても良い。
第一濾過フィルタ部37は、容器本体35よりも短い円筒形状を呈する。第一濾過フィルタ部37の一方の端部(容器本体35の開放端47側の端部)は蓋壁42に隣接される。第一濾過フィルタ部37は、容器本体35内に収納されて容器本体35との間に環状の分離室51を仕切る。第一濾過フィルタ部37は塵埃分離集塵装置7の一次フィルタである。分離室51は第一濾過フィルタ部37の外周面と容器本体35の内周面とを隔て、旋回流Fを発生させて含塵空気から塵埃と空気とを分離する。第一濾過フィルタ部37は、電動送風機8の始動直後や停止過渡など分離室51内の旋回流Fが十分に発達していない期間において、また旋回流Fが発達した後も当然に、容器本体35から吐出管43へ向かう塵埃の流出を防ぐ。
また、第一濾過フィルタ部37は、側面に大きく開口する円筒形状の保形枠53と、保形枠53に設けられる第一濾過フィルタ55と、を備える。第一濾過フィルタ55は保形枠53を囲むようにして円筒形状に巻き付けられる。
保形枠53は、第一濾過フィルタ55を円筒形状に保持する。保形枠53は、円筒形状の側面に相当する部分に配置される直線状の枠部材56と、枠部材56に連結されて円筒形状の両端部それぞれの縁に相当する環状の枠部材57と、を備える。
隔離部38は、第一濾過フィルタ部37よりも大きく容器本体35よりも小さい外径形状を呈する。隔離部38は、第一濾過フィルタ部37の他方の端部(容器本体35の閉塞端48側の端部)に隣接される。隔離部38は、互いに隣り合う分離室51と集塵室52とを区切る。隔離部38は開口58を有する。開口58は隔離部38の外周縁と容器本体35の内周面との隙間59よりも容器本体35の中心線Cに近く、隙間59と同様に分離室51と集塵室52とを流体的に接続する。隔離部38よりも容器本体35の底面側の空間は、分離室51から隙間59を通じて流れ込む塵埃を蓄積する集塵室52である。隙間59は分離室51内で発生する旋回流Fを塵埃とともに集塵室52に導き、開口58は集塵室52内に導かれた旋回流Fを分離室51へ戻す。
隔離部38は、容器本体35の底面へ向けて開放される有底円筒形状を呈する。隔離部38は、容器本体35との間に隙間61を隔て、容器本体35の底面との間に隙間62を隔てる円筒形状の側壁63を備える。分離室51、および集塵室52は隙間59、61、62を通じて流体的に接続される。隙間61は、容器本体35の内周面、隔離部38の外周面を全周に渡って隔てる。隙間59、61、62は、分離室51内で発生した旋回流Fを塵埃とともに集塵室52に導く。
戻り濾過フィルタ部39は、隔離部38の開口58に設けられる。戻り濾過フィルタ部39は、集塵室52に流れ込んだ糸くずや綿埃などの繊維状の塵埃が分離室51へ戻らない程度に目の粗いもの、例えばメッシュフィルタで良い。
回転支持部41は容器本体35の中心線Cを回転軸として隔離部38を回転自在に支持する。回転支持部41は、第一濾過フィルタ部37の他方の端部(容器本体35の閉塞端48に近い側の端部)に設けられる軸芯保持部66と、軸芯保持部66に保持される軸芯部67と、隔離部38に設けられる軸受68と、を備える。
軸芯保持部66は第一濾過フィルタ部37の他方の端部(容器本体35の閉塞端48に近い側の端部)を塞ぐ底壁37aに設けられる。
軸芯保持部66は、容器本体35の中心線C上に、棒状の軸芯部67を支えるボスである。軸芯保持部66は容器本体35の中心線Cに対して同心に配置される。
軸芯部67は、軸芯保持部66から突出して隔離部38を貫通する。軸芯部67の一方の端部(容器本体35の開放端47に近い側の端部)は軸芯保持部66によって保持され、軸芯部67の他方の端部(容器本体35の閉塞端48に近い側の端部)は隔離部38を回転自在に支持する。軸芯部67は、金属製であり、軸受68を介して隔離部38を回転自在に保持する。
軸受68は、潤滑油の含浸されたすべり軸受であり、自己潤滑性を発揮する所謂オイルレスベアリングまたはボールベアリングである。
隔離部38は軸受68を保持する軸受保持部71を備える。軸受保持部71は隔離部38に一体成形されてスリーブ形状を呈する。
また、軸芯部67はCリング72を介して軸受保持部71に回転自在に保持される。Cリング72は軸受保持部71の細隙73に差し込まれ、軸芯部67の溝75に嵌め込まれる。Cリング72は軸受保持部71から軸芯部67が抜け出すことを防ぐとともに、軸受保持部71に対する軸芯部67の回転を許可する。
隔離部38は、回転支持部41によって回転自在に支持されているため、分離室51から集塵室52へと旋回しながら流れ込む旋回流Fの流れを受けて、または旋回流Fに含まれる塵埃との接触によって回転駆動力を得る。
蓋壁42は容器本体35の開放端47を塞ぐ。蓋壁42は容器本体35に対して略同心の開口42aを有する。開口42aは第一濾過フィルタ部37の内側の空間と吐出管43とを流体的に接続する。
第一濾過フィルタ部37と隔離部38との隣接部分には、塵埃の侵入を防ぐ段状嵌合部78が設けられる。段状嵌合部78は、第一濾過フィルタ部37の枠部材57の縁と隔離部38の主面との接触による僅かな力で接触する。なお、第一濾過フィルタ部37の枠部材57の縁と隔離部38の主面との接触による僅かな力とは、旋回流Fによる相互の相対的な回転、または旋回流Fに含まれる塵埃との接触による相互の相対的な回転を妨げない程度の力である。
吐出管43は、容器本体35の開放端47を塞ぎ、蓋壁42を覆い隠す。吐出管43は、塵埃分離集塵装置7の流体的な出口であり、第一濾過フィルタ部37、および第二濾過フィルタ部45を通過する空気を電動送風機8へ送り出す排気風路79を仕切る。
第二濾過フィルタ部45は、蓋壁42の開口42aから排気風路79へ流れ込む空気を濾過する。第二濾過フィルタ部45は、電動送風機8の始動直後や停止直後など分離室51の旋回流Fが十分に発達していない期間に、第一濾過フィルタ部37を透過する微細な粒子状の細塵を捕集し、微細な粒子状の細塵が電動送風機8に達することを防ぐ。第二濾過フィルタ部45は、円盤形状を呈し、中心側から放射状に延びる山折り部分と谷折り部分が交互に並ぶプリーツフィルタである。
第一濾過フィルタ部37、隔離部38、戻り濾過フィルタ部39、および回転支持部41は、蓋壁42、および吐出管43に一体化されていて、容器本体35の開放端47を通じて取り出し、再度容器本体35内へ収納できる。
図3は、本発明に係る電気掃除機の第一濾過フィルタ部および隔離部を示す斜視図である。
図3に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1の隔離部38は、円筒形状の側壁63の外周面に設けられて隔離部38の回転中心線Cの方向へ側壁63を窪ませる複数の凹部81を備える。
凹部81は、側壁63の外周面をほぼ等間隔に囲んで配列される。凹部81は、側壁63の中央部分から集塵室52側へ延びる浅い溝形状を呈する。凹部81は旋回流Fを受けて隔離部38の回転力を発生させるとともに、旋回流Fに含まれる塵埃に接触することによっても隔離部38の回転力を発生させる。
図4は、本発明に係る電気掃除機の第一濾過フィルタ部および隔離部を示す斜視図である。
図4に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1は、隔離部38に設けられて容器本体35内を旋回する空気の流れを受ける翼板83を備える。
翼板83は、隔離部38のうち、分離室51を望む底面に設けられて容器本体35の中心線C側から内周面側へ向かって放射状に延びている。翼板83は、図4の二点鎖線に示すように、隔離部38の外周面に設けられて容器本体35の内周面に向かって延びていても良い。翼板83は、隔離部38と容器本体35との隙間61へ流れ込む旋回流F、または隙間61を通過する旋回流Fを受けて、隔離部38の回転力に変換する。
次いで、本発明に係る電気掃除機1の動作について説明する。
ここで、先ず、比較のために、容器本体101に対して固定されて回転しない隔離部103を備える従来の電気掃除機104について説明する。
図5(a)、(b)、および(c)は、従来の電気掃除機の塵埃分離集塵装置を模式的に示す横断面図である。
図5(a)に示すように、塵埃分離集塵装置105へ流れ込んだ空気は第一濾過フィルタ部106の周囲を旋回する旋回流Fとなる。この旋回流Fは塵埃分離集塵装置105へ次々に流れ込み、旋回流Fの下流側は入口が設けられている位相のあたりで新たに流入する空気、つまり旋回流Fの上流側に合流して容器本体101の中心線C側へ流れの向きを変えられる。この旋回流Fの合流箇所Mでは、塵埃が停滞しやすい傾向がある。そして、図5(b)に示すように、合流箇所Mに停滞した塵埃が塵埃の大きな塵埃塊Dを発生させる場合がある。この塵埃塊Dは、旋回流Fの上流側と下流側とが合流する位置であって、分離室108と集塵室109とが連接される容器本体101と隔離部103との隙間に挟まる場合がある。
そして、従来の電気掃除機104では、隔離部103が回転しないため、図5(c)に示すように、一度、容器本体101と隔離部103との隙間に塵埃塊Dが挟まると、旋回流Fによって分離室108から集塵室109へと運ばれるべき塵埃が、塵埃塊Dに対して旋回流Fの上流側、つまり容器本体101の周方向へ向かって次第に積み重なるようにして蓄積される。容器本体101と隔離部103との隙間に挟まった塵埃が大きくなるほど、分離室108から集塵室109へと流れ込もうとする旋回流Fの流れが阻害されたり、一旦集塵室109へ流れ込んだ旋回流Fが容器本体101と隔離部103との隙間に挟まった塵埃を乗り越えて分離室108側へ吹き返したりして分離性能を低下させてしまう場合があった。
図6(a)、(b)、(c)、および(d)は、本発明に係る電気掃除機の塵埃分離集塵装置を模式的に示す横断面図である。
他方、図6(a)に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1でも、塵埃分離集塵装置7へ流れ込んだ空気は第一濾過フィルタ部37の周囲を旋回する旋回流Fとなる。この旋回流Fは塵埃分離集塵装置7へ次々に流れ込み、旋回流Fの下流側は入口が設けられている位相のあたりで新たに流入する空気、つまり旋回流Fの上流側に合流して容器本体35の中心線C側へ流れの向きを変えられる。そして、本実施形態に係る電気掃除機1でも、図6(b)に示すように、合流箇所Mに停滞した塵埃が塵埃の大きな塵埃塊Dを発生させる場合がある。この塵埃塊Dは、旋回流Fの上流側と下流側とが合流する位置であって、分離室51と集塵室52とが連接される容器本体35と隔離部38との隙間61に挟まる場合がある。
そこで、本実施形態に係る電気掃除機1では図6(c)に示すように、塵埃塊Dが隙間61に挟まったとしても、隔離部38を回転させる(図6中、実線矢R)ことによって、塵埃塊Dを旋回流Fのより下流側へと押し出す。
ついには、塵埃塊Dは、図6(d)に示すように、入口から流れ込む旋回流Fの上流側、つまりより流速の早い空気の流れに晒されて、隙間61から離脱して、再び旋回流に巻き込まれ、やがては集塵室52に蓄積される。
また、本実施形態に係る電気掃除機1では、隔離部38を回転させるため、旋回流Fに加えて隔離部38でも集塵室52内の塵埃を攪拌できるので、集塵室52内の塵埃の分布密度の均質化を図り、塵埃の偏りを解消して、より多くの塵埃を蓄積できる。
このように、本実施形態に係る電気掃除機1は、容器本体35内に回転自在な隔離部38を備えるため、容器本体35と隔離部38との隙間61に塵埃が挟まりにくく、仮に塵埃が挟まったとしても、挟まった塵埃を容器本体35内に生じる旋回流Fで離脱させて集塵室52への捕捉を繰り返し試み、いずれは集塵室52へと導き蓄積できる。これにより、電気掃除機1は、分離した塵埃を集塵室52へ確実に蓄積して分離性能の低下を長期間に亘って維持できる。
また、本実施形態に係る電気掃除機1は、隔離部38へ吹き付ける旋回流Fや、旋回流Fに含まれる塵埃で隔離部38を回転させるため、隔離部38を回転させる個別、追加的な原動機等の部材や、旋回流Fの流速に同期させるための測定器や、制御システムを必要とせず、部品点数の増加数量を抑えて信頼性を確保できる。
さらに、本実施形態に係る電気掃除機1は、隔離部38に凹部81を備えるため、旋回流Fや、旋回流Fに含まれる塵埃による隔離部38の駆動トルクを大きくさせ、隙間61に挟まった塵埃を離脱させやすい。
さらにまた、本実施形態に係る電気掃除機1は、隔離部38に翼板83を備えるため、旋回流Fによる隔離部38の駆動トルクを大きくさせ、隙間61に挟まった塵埃を離脱させやすい。
また、本実施形態に係る電気掃除機1は、回転する隔離部38を備えるため、旋回流Fに加えて隔離部38でも集塵室52内の塵埃を攪拌できるので、集塵室52内の塵埃の分布密度の均質化を図り、塵埃の偏りを解消して、より多くの塵埃を蓄積できる。
したがって、本実施形態に係る電気掃除機1によれば、円筒形状の容器本体35と隔離部38との間に塵埃が溜まりにくい電気掃除機1を提案できる。
なお、本実施形態に係る電気掃除機1は、キャニスタ型のものに限らず、アップライト型、スティック型、あるいはハンディ型などのものであってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 電気掃除機
2 掃除機本体
3 管部
5 本体ケース
6 車輪
7 塵埃分離集塵装置
8 電動送風機
9 本体制御部
11 電源コード
12 本体接続口
14 差込プラグ
19 接続管
21 集塵ホース
22 手元操作管
23 把持部
24 操作部
24a 停止スイッチ
24b 起動スイッチ
25 延長管
26 吸込口体
28 吸込口
29 回転清掃体
31 電動機
35 容器本体
35a 側壁
36 吸込管
37 第一濾過フィルタ部
37a 底壁
38 隔離部
39 戻り濾過フィルタ部
41 回転支持部
42 蓋壁
42a 開口
43 吐出管
45 第二濾過フィルタ部
47 開放端
48 閉塞端
51 分離室
52 集塵室
53 保形枠
55 第一濾過フィルタ
56 枠部材
57 枠部材
58 開口
59、61、62 隙間
63 側壁
66 軸芯保持部
67 軸芯部
68 軸受
71 軸受保持部
72 Cリング
73 細隙
75 溝
78 段状嵌合部
79 排気風路
81 凹部
83 翼板
101 容器本体
103 隔離部
104 電気掃除機
105 塵埃分離集塵装置
106 第一濾過フィルタ部
108 分離室
109 集塵室

Claims (5)

  1. 円筒形状の容器本体と、
    前記容器本体よりも短い円筒形状を呈して前記容器本体内に収納されて前記容器本体との間に環状の分離室を仕切る濾過フィルタ部と、
    前記濾過フィルタ部よりも大きく前記容器本体よりも小さい外径形状を呈して前記濾過フィルタ部の一方の端部に隣接されて互いに隣り合う前記分離室と集塵室とを区切る隔離部と、
    前記容器本体の中心線を回転軸として前記隔離部を回転自在に支持する回転支持部と、を備える電気掃除機。
  2. 前記隔離部は、前記容器本体との間に隙間を隔てる円筒形状の側壁を備える請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記隔離部は、前記側壁の外周面に設けられて前記隔離部の回転中心線の方向へ前記側壁を窪ませる複数の凹部を備える請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記隔離部は前記容器本体内を旋回する空気の流れを受けて回転する請求項1から3のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  5. 前記隔離部に設けられて前記分離室を旋回する空気の流れを受ける翼板を備える請求項1から4のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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