JP6529801B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明に係る実施形態は、電気掃除機に関する。
多段、例えば二段の遠心分離器を備える電気掃除機が知られている。この従来の電気掃除機は、後段の遠心分離器に、分離した塵埃と清浄な空気とを反対方向へと流出させる反転型の遠心分離器を備えている。
特開2013−240598号公報
従来の電気掃除機は、反転型の遠心分離器を採用しているため、吸気口と排気口とが併設される一方で、塵埃の廃棄口は遠心分離器の反対側に配置されている。
そして、従来の電気掃除機は、吸気口と排気口とが併設されるため、遠心分離器の上流側または下流側に中継流路が必要になり、遠心分離器の配置の自由度が低く、遠心分離器を縦置きに配置することになって塵埃分離部全体が大型化してしまっている。
塵埃分離部の大型化は、例えば自律型の、いわゆるロボット掃除機においては、床面からの高さ寸法を増大させ、ベッドや家具の下方への侵入のしやすさを損なう。
そこで、本発明は、従来よりも配置の自由度の高い遠心分離器を採用して小型化可能な電気掃除機を提案する。
前記の課題を解決するため本発明の実施形態に係る電気掃除機は、空気の吸気口と、空気の排気口と、塵埃の廃棄口と、前記吸気口から流れ込む空気を旋回させて前記排気口へ導く一方、前記空気の旋回によって分離される塵埃を前記廃棄口へ導く流路と、を有する管と、前記排気口側の流路と前記廃棄口側の流路とを隔てる分離舌と、前記流路の中心部に配置されて前記吸気口側から前記排気口側へ向かって延びて、少なくとも前記分離舌よりも前記吸気口に近い位置で細くなり始め、前記管の延び方向において前記分離舌に到達しない位置または到達する位置で実質的に細くなり終える縮径部と、前記管の延び方向において前記分離舌と重なり、一様な太さで前記排気口へ向かって延びる最細部と、を有する芯棒と、を有する遠心分離器と、を備えている。
本発明の実施形態に係る電気掃除機の外観の斜視図。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の塵埃分離装置の斜視図。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の塵埃分離装置の平断面図。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の遠心分離器を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の遠心分離器を示す縦断面斜視図。 本発明の実施形態に係る第二分離部の、他の例の斜視図。 本発明の実施形態に係る第二分離部の、他の例の斜視図。
本発明に係る電気掃除機の実施形態について、図1から図7を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の外観の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1は、被掃除場所を自律走行して床面を掃除する、いわゆるロボットクリーナーである。
電気掃除機1は、中空円盤形状の本体ケース5と、本体ケース5内に収容される電動送風機6と、本体ケース5に設けられて電動送風機6の吸込側に接続される塵埃分離部7と、床面上で本体ケース5を移動させる移動部8と、移動部8を駆動させる駆動部9と、駆動部9を制御して床面上の本体ケース5を自律移動させる制御部11と、電源としての二次電池12と、を備えている。
また、電気掃除機1は、本体ケース5の底面に設けられる回転清掃体13と、回転清掃体13を駆動させる清掃体用駆動部15と、を備えている。
円盤形状の本体ケース5は、例えば合成樹脂の成形品であり、床面上を容易に旋回できる。本体ケース5は、底面の幅方向中央部に横長の吸込口16を有している。
吸込口16の幅寸法は、本体ケース5の幅寸法、つまり直径寸法の3分の2程度である。吸込口16は、塵埃分離部7に流体的に接続されている。
回転清掃体13は、吸込口16に設けられている。回転清掃体13は、本体ケース5の幅方向に延びる回転中心線回りに回転可能な軸状のブラシである。
塵埃分離部7は、電動送風機6が発生させる吸込負圧によって吸込口16へ吸い込まれる塵埃を含んだ空気(以下、「含塵空気」と言う。)から塵埃を遠心分離して捕集する。塵埃分離部7は、本体ケース5へ着脱自在に装着されている。
移動部8は、本体ケース5の底面に設けられる左右一対の駆動輪17と、本体ケース5の底面に設けられる旋回輪(図示省略)と、を備えている。移動部8は、一対の駆動輪17および旋回輪の三輪で電気掃除機1を支えている。
一対の駆動輪17は、本体ケース5の底面から突出している。また、一対の駆動輪17は、本体ケース5の前後方向において略中央部に配置され、かつ吸込口16の前方を避けて本体ケース5の左右それぞれの側部寄りに配置されている。一対の駆動輪17の回動軸は、本体ケース5の幅方向に沿って延びる直線上に配置されている。電気掃除機1は、左右の駆動輪17を同一方向に回転させることによって床面上を前進または後退し、左右の駆動輪17を相互に反対方向に回転させることによって床面上を旋回する。
旋回輪は、いわゆるキャスターである。旋回輪は、本体ケース5の幅方向において実質的に中央部、かつ、本体ケース5の前後方向において後半部に配置されている。
駆動部9は、一対の駆動輪17のそれぞれに接続される一対の電動機18である。駆動部9は、左右の駆動輪17をそれぞれ独立に駆動させることができる。
制御部11は、マイクロプロセッサ(図示省略)、およびマイクロプロセッサが実行する各種演算プログラム、パラメータなどを記憶する記憶装置(図示省略)を備えている。制御部11は、電動送風機6、清掃体用駆動部15、および駆動部9に電気的に接続されている。
制御部11は、電動送風機6、清掃体用駆動部15、および駆動部9を制御して電気掃除機1を運転する。
二次電池12は、電動送風機6、清掃体用駆動部15、駆動部9、および制御部11の電源である。二次電池12は、例えば吸込口16の後方に配置されている。二次電池12は、本体ケース5の底面に設けられる充電端子(図示省略)に電気的に接続されている。例えば、充電端子は、任意の箇所に設置された充電台(図示省略)の端子に接続されることによって、二次電池12の充電を可能にする。
次に、塵埃分離部7について詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の塵埃分離装置の斜視図である。
図3は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の塵埃分離装置の平断面図である。
図2および図3に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1の塵埃分離部7は、塵埃分離部7に導かれる空気から粗い塵埃を遠心分離する第一分離部21と、第一分離部21を通過した空気から細かい塵埃を遠心分離する第二分離部22と、第二分離部22を通過した空気を塵埃分離部7から電動送風機6へ送る排気管23と、を備えている。
なお、第一分離部21で分離される粗い塵埃とは、もっぱら糸くずや綿埃などの繊維状の塵埃や砂粒のような粒度の大きい塵埃であり、第二分離部22で分離される細かい塵埃とは粒子状または粉末状で粒度の小さい塵埃である。
第一分離部21および第二分離部22は、円盤形状を有している。第一分離部21は、円盤形状の周縁側に配置され、第二分離部22は、円盤形状の中心側に配置されている。換言すると、第一分離部21および第二分離部22は、円盤形状の径方向に多層構造を有している。
第一分離部21は、環状の外殻25と第二分離部22とを隔てる環状の第一分離室31を有している。外殻25には、第一分離室31へ空気を導く導入管32が設けられている。導入管32は、環状の外殻25の接線方向に延びており、第一分離室31内に旋回流を生じさせる方向へ空気を導く。第一分離室31は、導入管32から流れ込む含塵空気を旋回させて、粗い塵埃と空気とを分離し、粗い塵埃を蓄積する。
第一分離室31の内周縁には、メッシュフィルタ33が設けられている。メッシュフィルタ33は、外殻25の内周面を臨む濾過面を有している。メッシュフィルタ33は電動送風機6の始動直後や停止過渡など第一分離室31内の旋回流が十分に発達していない期間において、また旋回流が発達した後も当然に、第一分離部21から第二分離部22側へ粗い塵埃が流出することを防いでいる。
第二分離部22は、第一分離部21を通過する細かい塵埃を空気から分離し、塵埃が電動送風機6に達することを防いでいる。第二分離部22は、メッシュフィルタ33を通じて第一分離室31から空気が流れ込む複数の準備室35と、放射状に配置される複数の直進型の遠心分離器36と、遠心分離器36から廃棄される細かい細塵を蓄積する複数の細塵室37と、を備えている。
準備室35は第二分離部22の外周寄りに配置されている。
準備室35は、それぞれの遠心分離器36に対応して設けられており、放射状に並ぶ遠心分離器36の間に、環状に配置されている。準備室35は、第二分離部22の外周であり第一分離部21の内周でもあるメッシュフィルタ33越しに開口30を通じて第一分離室31に繋がっている。
細塵室37は、複数の遠心分離器36に一括して接続されており、塵埃分離部7の中央部に配置される排気管23に併設されている。
遠心分離器36は、第一分離部21を通過する空気からさらに塵埃を分離する。これら遠心分離器36は、分離する細かい塵埃を細塵室37へ廃棄する一方、清浄な空気を排気管23へ排気する。複数の遠心分離器36は、同一面内に放射状に配置されている。
メッシュフィルタ33を通過して第二分離部22に流れ込んだ含塵空気は、先ず準備室35に入ってそれぞれの遠心分離器36に流れ込む。遠心分離器36に流れ込んだ含塵空気は、細かい塵埃と清浄な空気とに遠心分離される。分離された細かい塵埃は、細塵室37へ廃棄されて蓄積される。分離された清浄な空気は、排気管23へ排気される。
排気管23は、塵埃分離部7の中心部に配置され、複数の遠心分離器36および細塵室37に囲まれている。
ここで、遠心分離器36について詳細に説明する。
図4は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の遠心分離器を示す斜視図である。
図5は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の遠心分離器を示す縦断面斜視図である。
図2および図3に加えて、図4および図5に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1の遠心分離器36は、いわゆる直進型である。
遠心分離器36は、空気の吸気口41と、空気の排気口42と、塵埃の廃棄口43と、吸気口41から流れ込む空気を旋回させて排気口42へ導く一方、空気の旋回によって分離される塵埃を廃棄口43へ導く流路45と、を有する管47と、排気口42側の流路と廃棄口43側の流路とを隔てる分離舌としての分離環48と、流路45の中心部に配置されて吸気口41側から排気口42側へ向かって延びて、少なくとも分離環48よりも吸気口41に近い位置で細くなり始める芯棒49と、を備えている。より具体的には、遠心分離器36は、一方の端部47aの側面に設けられる空気の吸気口41と、他方の端部47bの端面に設けられる空気の排気口42と、他方の端部47bの側面に設けられる塵埃の廃棄口43と、吸気口41から流れ込む空気を旋回させて排気口42へ導く一方、空気の旋回によって分離される塵埃を廃棄口43へ導く流路45と、を有する管47と、他方の端部47bから一方の端部47aへ筒状に延びて排気口42側の流路45aと廃棄口側の流路45bとを隔てる分離環48と、流路45の中心部に配置されて一方の端部47aから他方の端部47bへ向かって延びて、少なくとも分離環48よりも一方の端部47aに近い位置で細くなり始める芯棒49と、を備えている。
管47の一方の端部47aは、遠心分離器36への含塵空気の流入端、あるいは上流側であり、管47の他方の端部47bは、遠心分離器36から空気が流れ出る流出端、あるいは下流側である。つまり、吸気口41は、遠心分離器36の流入端、あるいは上流側の側面に配置され、排気口42は、遠心分離器36の流出端、あるいは下流側の端面に配置され、廃棄口43は、遠心分離器36の流出端、あるいは下流側の側面に配置されている。
吸気口41は、第二分離部22の準備室35に接続されている。
排気口42は、排気管23に接続されている。
廃棄口43は、第二分離部22の細塵室37に接続されている。なお、図4および図5には、模式的な矩形の箱体で細塵室37が示されている。
管47は、流路45を画定する内面の形状を保つかぎりにおいて、外面の形状を問わない。また、管47は、直進型分離器としての機能を保つ限りにおいて、曲管でも良い。
分離環48と芯棒49とは、管47の延び方向において重なり合っている。
分離環48は、円形の排気口42の縁に連接して流路45内へ環状に延びている。分離環48の突出端部の内面側は、流路45の上流側、かつ内側へ向かって僅かに窄まっている。分離環48の突出端部の外面側は、流路45の上流側、かつ内側へ向かってテーパ状に先細っている。
芯棒49は、管47の延び方向において分離環48に到達する位置で実質的に細くなり終えて、一様な太さに戻っている。芯棒49は、環状の分離環48の内面側の空間へ到達している。つまり芯棒49は、管47の一方の端部47a側から同径の最太部49aと、管47の他方の端部47bに近づくにつれて徐々に縮径する縮径部49bと、管47の他方の端部47bに最も近い最細部49cと、を有している。
なお、芯棒49は、縮径部49bが分離環48の突出端よりも管47の一方の端部47a側で細くなり始めていれば、縮径部49bの細くなり終える箇所が分離環48の突出端に到達していても良いし、分離環48の突出端に到達していなくても良いし、分離環48の内側に侵入していても良い。
また、芯棒49は、中空であっても良いし、中実であっても良い。
流路45は、吸気口41側から排気口42側へ向かって直線状に延びている。つまり、流路45は、一方の端部47aから他方の端部47bへ向かって直線状に延びている。特に流路45の外縁は、円筒面を描いている。流路45は、分離環48および芯棒49の形状の関係性によって流れの方向へ見て、大きく3つの部分に分かれている。具体的には、流路45は、芯棒49のうち実質的に一定の径で延びる領域を含む導入部51と、芯棒49が細くなり始めてから分離環48の突出端に到達する領域を含む分離部52と、分離環48の突出端よりも下流側を含む排出部53と、に分かれている。
なお、流路45は、一方の端部47aから他方の端部47bへ向かって円錐面を描いて直線状に延びるものであっても良い。この場合、流路45は、一方の端部47aから他方の端部47bへ向かって狭まる円錐面を描いて直線状に延びるものであっても良いし、一方の端部47aから他方の端部47bへ向かって拡がる円錐面を描いて直線状に延びるものであっても良い。
導入部51には、吸気口41から含塵空気が流入する。吸気口41が管47の一方の端部47aの側面に配置されているため、導入部51に流れ込む含塵空気は、管47の内面に沿う旋回流を生じさせる。
分離部52は、芯棒49の形状変化にともない、導入部51側から排出部53側へ近づくにつれて旋回流の中心側へ拡張される流路である。導入部51で生じる旋回流は、遠心力によって、含塵空気中の塵埃を管47の内面側へ分離する。他方、旋回流の中心である芯棒49の周囲には、塵埃が分離された清浄な空気が生じる。
排出部53では、分離環48の内側と外側とで様子が大きく異なる。排出部53のうち分離環48の外側では、分離部52から管47の内面に沿って塵埃が流れ込み、廃棄口43に到達する。他方、排出部53のうち分離環48の内側では、分離部52から芯棒の周囲に沿って清浄な空気が流れ込み、排気口42に到達する。
このように構成される遠心分離器36を含む第二分離部22全体では、メッシュフィルタ33を通過して準備室35に流れ込んだ含塵空気を、吸気口41からそれぞれの遠心分離器36へ導入し、遠心分離器36内で細かい塵埃と清浄な空気とに分離し、細かい塵埃を廃棄口43から細塵室37へ廃棄し蓄積する一方、塵埃と清浄な空気を排気口42から排気管23へ排気する。
次に、本実施形態に係る電気掃除機1の第二分離部22の他の例を説明する。なお、各例で説明する第二分離部22A、および36Bにおいて第二分離部22と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図6は、本発明の実施形態に係る第二分離部の、他の例の斜視図である。
図6に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1の第二分離部22Aは、第二分離部22同様に遠心分離器36が放射状に配置されている。第二分離部22では、遠心分離器36が第二分離部22の中心から放射状に延びている(図2)、第二分離部22Aでは、遠心分離器36が同一径の円の接線方向へ放射状に延びている。第二分離部22Aも第二分離部22同様に、第二分離部22Aの内周寄りに配置される排気口42と、第二分離部22Aの外周寄りに配置される吸気口41と、を有している。
図7は、本発明の実施形態に係る第二分離部の、他の例の斜視図である。
図7に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1の第二分離部22Bは、管47の延び方向が相互に平行に配置される複数の遠心分離器36を備えている。
直進型の遠心分離器36は、管47の一方の端部47aの側面に吸気口41を有し、他方の端部47bに廃棄口43および排気口42を有するため、反転型の遠心分離器のように吸気口と排気口とが併設させることがなく、従来の電気掃除機のように遠心分離器36を縦置きに配置しても、遠心分離器36の上流側または下流側に複雑な中継路を必要としない、簡便な塵埃分離部7を構成できる。
本実施形態に係る電気掃除機1は、一方の端部47aの側面に設けられる空気の吸気口41と、他方の端部47bの端面に設けられる空気の排気口42と、他方の端部47bの側面に設けられる塵埃の廃棄口43と、吸気口41から流れ込む空気を旋回させて排気口42へ導く一方、空気の旋回によって分離される塵埃を廃棄口43へ導く流路45と、を有する管47と、他方の端部47bから一方の端部47aへ筒状に延びて排気口42側の流路45aと廃棄口側の流路45bとを隔てる分離環48と、流路45の中心部に配置されて一方の端部47aから他方の端部47bへ向かって延びて、少なくとも分離環48よりも一方の端部47aに近い位置で細くなり始める芯棒49と、を有する遠心分離器36を備えることによって、導入部51に生じる旋回流で細かい塵埃と清浄な空気とを確実に分離する一方、空気を一方向へ流動させて圧力損失を低減できる。
また、本実施形態に係る電気掃除機1は、複数の直進型の遠心分離器36を備えるため、吸込効率および塵埃分離性能を維持しつつ、同一面内に複数の直進型の遠心分離器36を配置して、塵埃分離部7の小型化を可能にする。
さらに、本実施形態に係る電気掃除機1は、複数の直進型の遠心分離器36を備えるため、遠心分離器36の上流側または下流側に複雑な中継路を必要とせず、塵埃分離部7を簡便に構成できる。
さらにまた、本実施形態に係る電気掃除機1は、複数の直進型の遠心分離器36を同一面内に配置できるため、特にロボット掃除機において床面からの高さ寸法の小型化に寄与して、ベッドや家具の下方へ侵入しやすい。
また、本実施形態に係る電気掃除機1は、一方の端部47aから他方の端部47bへ向かって直線状に延びる流路45を備えることによって、遠心分離された塵埃を実質的に平滑な管47の内面に沿わせて廃棄口43へと導き、円滑に廃棄できる。
さらに、本実施形態に係る電気掃除機1は、分離環48と芯棒49とを管47の延び方向において重ね合わせることによって、分離環48の内側から排気口42までの流路において流路断面積の急激な変化を抑え、ひいては乱流の発生を低減して排気口42への塵埃の流出を防ぐことができる。
さらにまた、本実施形態に係る電気掃除機1は、管47の延び方向において分離環48に到達する位置で実質的に細くなり終える芯棒49を備えることによって、旋回流中に遠心力が大きく発生する箇所を分離環48の入口近傍に生じさせて排気口42への塵埃の流出を防ぐことができる。
また、本実施形態に係る電気掃除機1は、複数の遠心分離器36を備えることによって、圧力損失を分散し、低減させて吸引力を高めやすい。
さらに、本実施形態に係る電気掃除機1は、放射状に配置される複数の遠心分離器36を備えることによって、塵埃分離部7内の小さい空間内により多数の遠心分離器36を配置することができる。
さらにまた、本実施形態に係る電気掃除機1は、管47の延び方向が相互に平行に配置される複数の遠心分離器36を備えることによって、従来の電気掃除機同様に縦型の配置にも適用することができる。
したがって、本実施形態に電気掃除機1によれば、従来よりも配置の自由度の高い遠心分離器36を採用して小型化に寄与することができる。
なお、本実施形態に係る電気掃除機1は、いわゆるロボットクリーナーであるが、非自律型、つまりキャニスタ型、アップライト型、スティック型、あるいはハンディ型などの電気掃除機であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 電気掃除機
5 本体ケース
6 電動送風機
7 塵埃分離部
8 移動部
9 駆動部
11 制御部
12 二次電池
13 回転清掃体
15 清掃体用駆動部
16 吸込口
17 駆動輪
18 電動機
21 第一分離部
22、22A、22B 第二分離部
23 排気管
25 外殻
31 第一分離室
32 導入管
33 メッシュフィルタ
35 準備室
36 遠心分離器
37 細塵室
41 吸気口
42 排気口
43 廃棄口
45、45a、45b 流路
47 管
47a 端部
47b 端部
48 分離環
49 芯棒
51 導入部
52 分離部
53 排出部

Claims (6)

  1. 空気の吸気口と、空気の排気口と、塵埃の廃棄口と、前記吸気口から流れ込む空気を旋回させて前記排気口へ導く一方、前記空気の旋回によって分離される塵埃を前記廃棄口へ導く流路と、を有する管と、
    前記排気口側の流路と前記廃棄口側の流路とを隔てる分離舌と、
    前記流路の中心部に配置されて前記吸気口側から前記排気口側へ向かって延びて、少なくとも前記分離舌よりも前記吸気口に近い位置で細くなり始める、前記管の延び方向において前記分離舌に到達しない位置または到達する位置で実質的に細くなり終える縮径部と、前記管の延び方向において前記分離舌と重なり、一様な太さで前記排気口へ向かって延びる最細部と、を有する芯棒と、を有する遠心分離器を備える電気掃除機。
  2. 前記流路は、前記吸気口側から前記排気口側へ向かって直線状に延びている請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記遠心分離器を複数備える請求項1または2に記載の電気掃除機。
  4. 前記複数の遠心分離器は、放射状に配置される請求項に記載の電気掃除機。
  5. 前記複数の遠心分離器は、前記管の延び方向が相互に平行に配置される請求項記載の電気掃除機。
  6. 塵埃を含んだ空気から塵埃を遠心分離する第一遠心分離部を備え、
    前記遠心分離器は、前記第一遠心分離部を通過する空気からさらに塵埃を分離する請求項1からのいずれか1項に記載の電気掃除機。
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