JP2014175900A - 圧電振動片、圧電振動片の製造方法、及び圧電デバイス - Google Patents

圧電振動片、圧電振動片の製造方法、及び圧電デバイス Download PDF

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周一 水沢
Ko Arimichi
巧 有路
Takehiro Takahashi
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Abstract


【課題】接合材が振動部に接触するのを抑制することにより、圧電振動片の耐衝撃性を向上させて破損を防止でき、さらに、振動特性の悪化を抑制する。
【解決手段】振動部131と、振動部131を囲む枠部132と、振動部131と枠部132とを連結する連結部133とを備える圧電振動片130において、連結部133の表面133a及び裏面133bの少なくとも一方に、枠部132に塗布される接合材150が振動部131に達するのを規制するための段部138が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧電振動片、圧電振動片の製造方法、及び圧電デバイスに関する。
携帯端末や携帯電話などの電子機器では、水晶振動子や水晶発振器などの圧電デバイスが搭載されている。このような圧電デバイスは、水晶振動片などの圧電振動片と、リッド部と、ベース部とから構成され、圧電振動片の表面(一方の主面)に接合材を介してリッド部が接合されるとともに、裏面(他方の主面)に同じく接合材を介してベース部が接合されている。この圧電デバイスに用いられる圧電振動片は、所定の振動数で振動する振動部と、振動部を囲むように形成される枠部と、振動部と枠部とを連結させる連結部とを有しており、例えば下記の特許文献1において開示されている。
特開2012−147228号公報
しかしながら、特許文献1の圧電振動片(水晶フレーム)では、圧電振動片の枠部とリッド部またはベース部の接合面との間に接合材が配置されるが、リッド部及びベース部を圧電振動片に接合する工程で接合材が内側にはみ出し、連結部や振動部に達する場合がある。その結果、圧電振動片と接合材との熱膨張率の差異により連結部や振動部の強度を低下させるおそれがある。また、接合材が連結部や振動部に広く固着すると、応力伝搬が設計値から変化してしまい、剛性が低下することで衝撃等により破損する場合がある。さらに、振動部に接合材が固着した状態では振動特性が悪化するといった問題がある。
以上のような事情に鑑み、本発明では、接合材が振動部に接触するのを抑制することにより、圧電振動片の耐衝撃性を向上させて破損を防止するとともに、振動特性の悪化を抑制して、信頼性の高い圧電振動片及び圧電デバイスを提供することを目的とし、さらに不良品の発生を抑制することができる圧電振動片の製造方法を提供することを目的とする。
本発明では、振動部と、振動部を囲む枠部と、振動部と枠部とを連結する連結部とを備える圧電振動片において、連結部の表面及び裏面の少なくとも一方に、枠部に塗布される接合材が振動部に達するのを規制するための段部が形成される。また、段部は、連結部または振動部に形成された溝部の一部であってもよい。また、段部は、連結部の幅方向における中央部分を含んで形成されてもよい。また、段部は、連結部の幅方向いっぱいに形成されてもよい。さらに、段部は、連結部の表面と裏面とを貫通する貫通孔を有してもよい。また、振動部は、中央部分のメサ部と前記メサ部より厚さが薄いメサ周辺部とを有し、メサ周辺部に対するメサ部の高さと、段部の段差高さとが等しくてもよい。また本発明では、上記した圧電振動片を含む圧電デバイスが提供される。
また、本発明では、圧電振動片の製造方法であって、振動部と、振動部を囲む枠部と、振動部と枠部とを連結する連結部とを形成する本体形成工程と、連結部の表面及び裏面の少なくとも一方に、枠部に塗布される接合材が振動部に達するのを規制するための段部を形成する段部形成工程とを有する。また、振動部に、中央部分のメサ部と、メサ部より厚さが薄いメサ周辺部とを形成するメサ形成工程を含み、段部形成工程は、メサ形成工程とともに行われてもよい。
本発明によれば、接合材が振動部に接触するのを抑制することにより、圧電振動片の耐衝撃性を向上させて破損を防止でき、さらに、振動特性の悪化を抑制して、信頼性の高い圧電振動片及び圧電デバイスを提供できる。また、不良品の発生が抑制されるので生産性を向上させることができる。
第1実施形態に係る圧電振動片を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図である。 図1に示す圧電振動片の要部を拡大した断面図である。 第2実施形態に係る圧電振動片の要部を拡大した断面図である。 第3実施形態に係る圧電振動片の平面図である。 第4実施形態に係る圧電振動片を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線に沿った断面図である。 (a)は第5実施形態に係る圧電振動片の断面図、(b)第5実施形態の変形例を示す断面図である。 圧電デバイスの実施形態を示す分解斜視図である。 図7のC−C線に沿った断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。また、以下の実施形態では、図面においては実施形態を説明するため、一部分を大きくまたは強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現している。また、図面においてハッチングした部分は金属膜及び接合材を表している。以下の各図において、XYZ座標系を用いて図中の方向を説明する。このXYZ座標系においては、圧電振動片の表面に平行な平面をXZ平面とする。このXZ平面において圧電振動片の長手方向をX方向と表記し、X方向に直交する方向をZ方向と表記する。XZ平面に垂直な方向(圧電振動片の厚さ方向)はZ方向と表記する。X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向が+方向であり、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとして説明する。
<第1実施形態>
(圧電振動片130の構成)
第1実施形態に係る圧電振動片130について図1及び図2を用いて説明する。圧電振動片130は、図1(a)に示すように、所定の振動数で振動する振動部131と、振動部131を囲んだ枠部132と、振動部131と枠部132とを連結する連結部133とにより構成されている。振動部131と枠部132との間には、連結部133を除いて、Y軸方向に貫通する貫通穴134が形成されている。
圧電振動片130としては、例えばATカットの水晶振動片が用いられている。ATカットは、水晶振動子や水晶発振器等の圧電デバイスが常温付近で使用されるにあたって良好な周波数特性が得られる等の利点があり、人工水晶の3つの結晶軸である電気軸、機械軸及び光学軸のうち、光学軸に対して結晶軸周りに35°15′だけ傾いた角度で切り出す加工手法である。なお、圧電振動片130として水晶振動片に限定されるものではなく、タンタル酸リチウムやニオブ酸リチウムなどを用いることができる。
振動部131は、Y方向から見たときに、X軸方向に長辺、Z軸方向に短辺を有する矩形状に形成されている。振動部131は、Y軸方向の厚さが枠部132と比べて薄く形成されている。また、振動部131は、中央部分に形成されたメサ部135と、メサ部135を囲んでこのメサ部135よりもY軸方向の厚さが薄く形成されたメサ周辺部136とを有している。図2に示すように、メサ周辺部136に対するメサ部135の高さはH1となっている。なお、振動部131の表面(+Y側の面)と裏面(−Y側の面)とで、メサ周辺部136に対するメサ部135の高さH1が同一となっているが、異なってもよい。また、振動部131の表面(+Y側の面)と裏面(−Y側の面)との双方にメサ部135が形成されることに限定されず、例えば、振動部131の表面側にのみメサ部135が形成されたものでもよい。
枠部132は、全体としてX軸方向を長辺とし、Z軸方向を短辺とする矩形状に形成されている。枠部132の表面(+Y側の面)132a及び裏面(−Y側の面)132bは、それぞれ、後述するリッド部110の接合面112及びベース部120の接合面122と接合される面として形成されている。
連結部133は、振動部131のメサ周辺部136と、枠部132とを連結している。この連結部133は、メサ部135の厚さとほぼ同様の厚さに形成されるが、これに限定されず、例えば、メサ周辺部136と同様の厚さや、枠部132と同様の厚さであってもよい。なお、枠部132の裏面132b、連結部133の裏面133b、及びメサ部135の裏面135bは同一面となっている。また、図1に示すように、連結部133の裏面(−Y側の面)133bには、溝部137が形成されており、この溝部137の一部(−X側の部分)に段部138が形成されている。すなわち、溝部137は、段部138を含んで形成されている。
溝部137は、図1(a)に示すように、連結部133の裏面135bにおいて、Z方向に連結部133の幅方向いっぱいに形成されている。溝部137の断面は、図1(b)に示すように、V字形状となっている。ただし、溝部137の断面がV字状に形成されることに限定されず、矩形状や半円状のものであってもよい。溝部137の幅(X方向の長さ)は、任意に設定できる。また、溝部137は、Z方向に向けて形成されることに限定されず、Z方向から傾けた方向に形成されてもよい。また、溝部137は、Z方向に直線状に形成されることに限定されず、曲線状に形成されてもよい。なお、溝部137が形成されるX方向の位置は任意である。
この溝部137によって、その−X側には、連結部133の幅方法いっぱいに段部138が形成される。段部138の高さ(Y方向の高さ)H2、すなわち溝部137の深さは、図2に示すように、メサ周辺部136に対するメサ部135の高さH1と同一となっている。ただし、高さH2は、高さH1と異ならせてもよく、例えば、高さH1より小さくなるようにしてもよい。また、溝部137は、連結部133の裏面133bの2か所以上に並列させた状態で形成されてもよい。これにより、段部138は、2つ以上が並列した状態で形成される。
この段部138によって、図2に示すように、接合材150が内側に向けて(振動部131に向けて)はみ出すのを規制している。また、段部138(溝部137)は、連結部133の裏面133bのみに形成されることに限定されず、連結部133の表面133aに溝部137aを形成して、その−X側の部分に段部138aを形成させてもよい。さらに、連結部133の表面133aのみに段部138を形成させてもよい。
溝部137a(段部138a)は、溝部137(段部138)と同様の形態を有する。なお、溝部137aと溝部137とは、同一(X方向に対して対象)の形状であることに限定されず、異なる形状であってもよい。また、溝部137aと溝部137とは、Y方向において対向する位置に形成されることに限定されず、互いにずれた位置に形成されてもよい。この溝部137aの高さH3は、高さH1や高さH2と同一に形成されるが、異なるように形成されてもよい。なお、溝部137aが形成されるX方向の位置は任意である。
振動部131のメサ部135の表面135aには、矩形状の励振電極139が形成され、同じくメサ部135の裏面135bには、矩形状の励振電極140が形成される。これら励振電極139、140に所定の交流電圧が印加されることにより、振動部131は所定の振動数で振動する。また、これら励振電極139、140とそれぞれ電気的に接続する引出電極141、142が形成される。
引出電極141は、図1(a)に示すように、励振電極139の−X側からメサ部135の表面135a及びメサ周辺部136の表面136a、連結部133の表面133aを通って、枠部132の−X側の表面132aまで引き出される。次いで、引出電極141は、枠部132の表面132aを、+Z方向に延びた後に+X方向に折り曲げられ、枠部132の表面132aにおいて+X側かつ+Z側の領域まで引き出される。次いで、引出電極141は、枠部132の内側の側面132cを介して、裏面132bの+X側かつ+Z側の領域まで引き出される(図7の裏面側引出電極141a参照)。
引出電極142は、図1(a)に示すように、励振電極140の−X側からメサ部135の裏面135b及びメサ周辺部136の裏面136b、連結部133の裏面133bを通って、枠部132の−X側の裏面132bまで引き出される。次いで、引出電極142は、枠部132の裏面132bを、−Z方向に延びた後に裏面132bにおいて−X側かつ−Z側の領域まで引き出される。なお、引出電極141と引出電極142とは電気的な接続がなく、しかも、枠部132の裏面132bにおいて引出電極141と引出電極142とは対角の位置に形成されている。
励振電極139、140及び引出電極141、142は、導電性の金属膜であり、メタルマスクを用いたスパッタリングや真空蒸着、またはメッキ等により形成される。この金属膜としては、ニッケルタングステン(Ni−W)の層、金(Au)の層の順で積層された2層構造を有している。なお、導電性の金属膜は、上記の構成に限定されず、例えば、金属膜の下地膜としてクロム(Cr)などを成膜して3層構造としてもよい。また、引出電極141、142は、溝部137、137aにも形成されている。
このように、第1実施形態によれば、連結部133に段部138(138a)が形成されるため、枠部132に塗布された接合材150が枠部132の内側にはみ出した場合でも段部138によって接合材150がさらに内側にはみ出るのを規制し、接合材150が振動部131に接触するのを防止できる。これにより、振動特性の悪化を抑制して、信頼性の高い圧電振動片を提供できる。また、接合材150が連結部133や振動部131に多量に付着するのを抑制するため、応力伝搬の変化を抑制して、衝撃等による圧電振動片の破損を防止できる。
(圧電振動片130の製造方法)
次に、圧電振動片130の製造方法について説明する。この圧電振動片130の製造に際しては、圧電ウェハから個々を切り出す多面取りが行われる。
先ず、圧電ウェハが用意される。圧電ウェハは、水晶結晶体からATカットにより切り出される。次に、圧電ウェハは、複数の圧電振動片130に対応する領域のそれぞれに、フォトリソグラフィ法及びエッチングによって、振動部131と、振動部131を囲む枠部132と、振動部131と枠部132とを連結する連結部133とが形成される(本体形成工程)。なお、振動部131と枠部132との間には貫通穴134が形成される。続いて、枠部132を除いた振動部131及び連結部133のY方向の厚さが、エッチング等により枠部132より薄くなるように形成され、振動部131が所望の周波数特性を備えるように調整される。なお、振動部131及び連結部133のY方向の厚さの調整は、切削等の機械的手法で行われてもよい。
続いて、振動部131は、フォトリソグラフィ法及びエッチング等により振動部131の表面及び裏面における周辺領域がY方向に薄くなるように形成され、これによりメサ部135と、メサ部135を囲むメサ周辺部136とが形成される(メサ形成工程)。このとき、振動部131の表面及び裏面において、ともにメサ周辺部136に対するメサ部135の高さH1となるようにエッチングされる。なお、メサ形成工程は、切削等の機械的手法で行われてもよい。
また、連結部133には、フォトリソグラフィ法及びエッチング等により、溝部137が形成され、これにより段部138が形成される(段部形成工程)。段部138は、溝部137の一部(−X側の部分)に形成される。なお、溝部137は、連結部133の裏面133bにおいて幅方向(Z方向)いっぱいにV字形状の断面で形成される。なお、この溝部137のV字形状は、ATカットの水晶材の異方性によりエッチング速度に差異が生じることから形成される。
この段部形成工程は、メサ形成工程と同時にエッチングされることで行われる。従って、段部137の高さH2は、メサ周辺部136に対するメサ部135の高さH1と同一となっている。ただし、段部形成工程をメサ形成工程と同時に行うことに限定されず、メサ形成工程の後または前に別途段部形成工程を行ってもよい。この場合、段部137の高さH2を、メサ部135の高さH1と異なるようにしてもよい。なお、図2に示すような、連結部133の表面133aに形成される溝部137a(138a)についても、上記した溝部137(段部138)と同様に形成される。
続いて、振動部131のメサ部135の表面135aに励振電極139が形成され、メサ部135の裏面135bに励振電極140が形成される。また、振動部131、連結部133、及び枠部132には、励振電極139、140とそれぞれ電気的に接続された引出電極141、142がそれぞれ形成される。これら電極は、フォトリソグラフィ技術及びエッチングによる手法や、メタルマスクを用いたスパッタリングや真空蒸着等により導電性の金属膜がパターニングされることによりほぼ同時に形成される。金属膜としては、例えば、ニッケルタングステン(Ni−W)膜の上に金(Au)の膜が形成された2層構造の金属膜が形成される。なお、これら金属膜の下地膜としてクロム(Cr)の膜が成膜されてもよい。
これにより、圧電ウェハ上には複数の圧電振動片130の本体が形成される。次いで、後述するリッド部やベース部が形成されたウェハが圧電ウェハに接合された後に、スクライブラインに沿ってダイシング(切断加工)されることにより、個々の圧電振動片130(圧電デバイス)となる。
このように、圧電振動片130の製造方法によれば、連結部133に段部138を容易かつ確実に形成することができる。また、段部形成工程がメサ形成工程と同時に行われることにより、圧電振動片の製造工程を簡略化して、製造コストが増加するのを抑制できる。なお、上記した製造方法は一例であって、他の方法を用いて製造してもよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。以下の説明において、第1実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。
図3は、第2実施形態に係る圧電振動片230の要部を拡大して断面を示している。この圧電振動片230は、振動部131や枠部132として、第1実施形態と同様のものが用いられる。また、図3の圧電振動片230では、図1に示すような励振電極139、140や引出電極141、142を省略した状態で表している。圧電振動片230は、溝部237の一部(+X側の部分)が振動部131に入り込んでいる点で第1実施形態とは異なる。
溝部237は、図3に示すように、連結部133の裏面133bからメサ周辺部136の裏面136bにわたって形成されている。この溝部237は、第1実施形態の溝部137と同様に、連結部133の幅いっぱいにZ方向に形成されており、断面がV字状に形成されている。この溝部237の一部(−X側の部分)には段部238が形成される。段部238は、図3に示すように、連結部133の裏面133bに形成されている。このように、溝部237が振動部131にかかっている場合でも、段部238が連結部133に形成されるものであればよい。なお、図3では、段部238が連結部133の裏面133bに形成されているが、連結部133の表面133aに形成される場合も同様である。また、溝部237として断面がV字形状であることに限定されず、第1実施形態と同様に、矩形状や半円状の断面であってもよい。
このように、第2実施形態によれば、連結部133に段部238が形成されるため、第1実施形態と同様の効果を有する。また、溝部238の一部がメサ周辺部136にかかった状態で段部238が形成されるため、枠部132から段部238までの距離を長くすることができ、接合材が多くはみ出した場合でも対応することができる。なお、この圧電振動片230の製造方法は、第1実施形態とほぼ同様である。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。以下の説明において、第1実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。
図4は、第3実施形態に係る圧電振動片330の平面図を示している。また、図4の圧電振動片330では、図1に示すような励振電極139、140や引出電極141、142を省略した状態で表している。また、図4では、圧電振動片330を裏面側から見た状態を示している。この圧電振動片330は、溝部337が連結部133の幅方向(Z方向)に部分的に形成されている点で第1実施形態とは異なる。
溝部337は、図4に示すように、連結部133の裏面133bにおいて、連結部133の幅方向(Z方向)における中央部分を含む領域に長さL1で形成されている。これにより、溝部337の一部(−X側の部分)には、Z方向に長さL1の段部338が形成される。なお、この長さL1は、連結部133の幅いっぱいとならない範囲で任意に設定される。また、連結部133のZ方向の幅に対する長さL1の比率も任意に設定される。さらに、溝部337が形成されるX方向の位置及びZ方向の位置もそれぞれ任意である。なお、図示しないが、溝部337の断面形状は、第1実施形態の溝部137と同一のV字形状となっている。ただし、溝部337の断面がV次形状であることに限定されず、第1実施形態と同様に、矩形状や半円状の断面であってもよい。
溝部337は、連結部133の裏面133bに形成されることに限定されず、連結部133の表面133aに形成されてもよい。また、溝部337は、Z方向から見たときに矩形状であることに限定されず、四角形を除いた多角形状や円形状、楕円形状、長円形状であってもよい。また、溝部337は一つに限定されず、2つ以上形成されてもよい。この場合、溝部337のそれぞれに段部338が形成される。また、溝部337を2つ以上形成する場合、例えば、X方向に並べることや、Z方向に並べることなど、その配置は任意である。また、溝部337を2つ以上形成する場合、全て同一形状の溝部337としてもよく、または、適宜異なる形状としてもよい。
このように、第3実施形態によれば、連結部133に段部338が形成されるため、第1実施形態と同様の効果を有する。ところで、枠部132に塗布された接合材150は、図4の一点鎖線で示すように、内側にはみ出す際、主として連結部133の中央部分を伝わりやすいことが確認されている。従って、段部338が、連結部133の中央部分を含む領域に形成されることにより、接合材150がはみ出して振動部131に向かうのを効率よく防止できる。また、段部338(溝部337)が連結部133の幅方向に部分的に形成されるため、連結部133を加工する領域が少なく、連結部133の剛性低下を抑制できる。なお、この圧電振動片330の製造方法は、第1実施形態とほぼ同様である。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。以下の説明において、第1実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。
図5は、第4実施形態に係る圧電振動片430を示している。また、図4の圧電振動片430では、図1に示すような励振電極139、140や引出電極141、142を省略した状態で表している。この圧電振動片430は、溝部ではなく貫通孔437が形成されている点で第1実施形態とは異なる。
貫通孔437は、図5(a)に示すように、連結部133の幅方向(Z方向)における中央部分を含む領域に長さL2で開口し、連結部133の表面133aから裏面133bを貫通するように形成されている。これにより、図5(b)に示すように、連結部133の表面133a及び裏面133bの双方には、貫通孔437の開口部分の一部(−X側の部分)として、Z方向に長さL2の段部438、438aが形成される。なお、この長さL2は、連結部133の幅いっぱいとならない範囲で任意に設定される。また、連結部133のZ方向の幅に対する長さL2の比率も任意に設定される。さらに、貫通孔437が形成されるX方向の位置及びZ方向の位置もそれぞれ任意である。
貫通孔437は、Z方向から見たときの開口形状が矩形状であることに限定されず、四角形を除いた多角形状や円形状、楕円形状、長円形状であってもよい。また、貫通孔437は一つに限定されず、2つ以上形成されてもよい。この場合、貫通孔437のそれぞれの開口部に段部438、438aが形成される。また、貫通孔437を2つ以上形成する場合、例えば、X方向に並べることや、Z方向に並べることなど、その配置は任意である。また、貫通孔437を2つ以上形成する場合、全て同一形状の貫通孔437としてもよく、または、適宜異なる形状としてもよい。
このように、第4実施形態によれば、連結部133に段部438、438aが形成されるため、第1実施形態と同様の効果を有する。また、第3実施形態と同様に、段部438、438aが、連結部133の中央部分を含む領域に形成されることにより、接合材150がはみ出して振動部131に向かうのを効率よく防止できる。なお、接合材が段部438、438aを越えた場合は、接合材が貫通孔437に入り込むことにより、振動部131に接触するのを防止している。なお、貫通孔437は、溝部と比較して容積が大きいため、接合材を溝部より多く取り込むことができる。
この圧電振動片430の製造方法は、貫通孔437の形成を除いて第1実施形態とほぼ同様である。貫通孔437は、例えば、メサ形成工程の前または後に、フォトリソグラフィ法及びエッチング等により行われる。ただし、この貫通孔437の形成は、エッチングに代えて機械的手法により行ってもよい。なお、引出電極141、142等の金属膜を成膜する場合、貫通孔437を介して両者が電気的に接続される可能性もあることから、貫通孔437の形成は電極(金属膜)を形成する工程の後であってもよい。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態について説明する。以下の説明において、第1実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。
図6(a)は、第5実施形態に係る圧電振動片530の断面を示している。図6(a)圧電振動片530では、図1に示すような励振電極139、140や引出電極141、142を省略した状態で表している。また、図6(a)及び(b)のそれぞれは、図1(a)のA−A線に相当する断面を表している。この圧電振動片530は、溝部ではなく切り欠き部537が形成される点で第1実施形態とは異なる。
切り欠き部537は、図6(a)に示すように、連結部133の裏面133bにおいて、+X側の部分に形成されており、この切り欠き部537の部分では、連結部133のY方向の厚さが薄くなっている。この切り欠き部537は、第1実施形態の溝部137と同様に、連結部133の幅いっぱいにZ方向に形成されるが、これに代えて、連結部133の中央部分に部分的に形成されてもよい。切り欠き部537の−X側の部分には、図6(a)に示すように、連結部133の裏面133bにおいて段部538が形成される。なお、段部538が形成されるX方向の位置は任意である。また、切り欠き部537における切り欠き量(段部537のY方向の高さ)も任意である。
図6(b)に示す圧電振動片530aは、切り欠き部537aの切り欠き量(段部538あの高さ)が、メサ周辺部136に対するメサ部135の高さH1(図2参照)と同一となっている。従って、切り欠き部537aと、メサ周辺部136の裏面136bとは同一面となっている。なお、図6(b)においても、切り欠き部537aの−X側の部分に段部538aが形成される点は、図6(a)に示す切り欠き部537と同様である。また、切り欠き部537aにおいても、段部538aが形成されるX方向の位置は任意である。
段部538、538aは、Z方向に形成されることに限定されず、Z方向から傾いた方向に形成されてもよい。また、段部538、538aは、Y方向から見たときに直線状に形成されることに限定されず、例えば曲線状に形成されてもよい。また、切り欠き部537、537aは、連結部133の裏面133bに形成されることに限定されず、連結部133の表面133aに形成されてもよい。
また、切り欠き部537、537a(段部538、538a)は一つに限定されず、2つ以上形成されてもよい。切り欠き部537、537aを2つ以上形成する場合、例えば、X方向に並べて、段部538、538aのY方向の高さが+X方向に向かって順次低くなるような(厚さが薄くなるような)階段状としてもよい。また、切り欠き部537、537aを2つ以上形成する場合、全て同一形状としてもよく、または、適宜異なる形状としてもよい。なお、図6(b)に示す圧電振動片530aでは、2つ以上切り欠き部537aが形成される場合、最もメサ周辺部136に近い切り欠き部537aがメサ周辺部136の裏面136b(または表面136a)と同一面となる。
このように、第5実施形態によれば、連結部133に段部538、538aが形成されるため、第1実施形態と同様の効果を有する。また、段部538、538aは切り欠き部537、537aにより形成されるので、構造が簡単であり、構造設計に際して強度の予測等が容易となる。
また、これら圧電振動片530、530aの製造方法は、切り欠き部537、537aの形成を除いて第1実施形態とほぼ同様である。切り欠き部537、537aは、例えば、メサ形成工程の前または後に、フォトリソグラフィ法及びエッチング等により行われる。ただし、この切り欠き部537、537aの形成は、エッチングに代えて機械的手法により行ってもよい。なお、図6(b)の切り欠き部537aは、段差538aの高さがメサ部135の高さH1と同一であるのでメサ形成工程と同時に行われてもよい。これにより、製造工程を簡略化することができる。
以上、圧電振動片に関する第1〜第5実施形態について説明したが、本発明は、上述した説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。第1〜第5実施形態において、連結部133の側面(±Z方向の端面)に段部138等が形成されてもよい。また、第1〜第5実施形態で説明した内容を適宜組み合わせることも可能である。例えば、第1実施形態の溝部137に加えて、この溝部137の一部に第4実施形態の貫通孔437が形成されたものでもよい。
<圧電デバイス>
次に、圧電デバイスの実施形態について説明する。図7及び図8に示すように、圧電デバイス100は、圧電振動片130を挟むように、圧電振動片130の+Y側にリッド部110が接合され、また、−Y側にベース部120が接合されて構成されている。リッド部110及びベース部120は、圧電振動片130と同様に、例えばATカットの水晶材が用いられている。なお、圧電振動片130としては、図1に示す第1実施形態の圧電振動片130が用いられている。
リッド部110は、図7及び図8に示すように、矩形の板状に形成されており、裏面(−Y側の面)に形成された凹部111と、凹部111を囲む接合面112とを有している。接合面112は、圧電振動片130の枠部132の表面132aと対向する。リッド部110は、図8に示すように、接合面112と枠部132の表面132aとの間に配置された接合材150により、圧電振動片130の表面側(+Y側の面側)に接合されている。接合材150としては、例えば、非電導性を有する低融点ガラスが用いられるが、これに代えて、ポリイミド等の樹脂を用いることもできる。
ベース部120は、図7及び図8に示すように、矩形の板状に形成されており、表面(+Y側の面)に形成された凹部121と、凹部121を囲む接合面122とを有している。接合面122は、圧電振動片130の枠部132の裏面132bと対向する。ベース部120は、図8に示すように、接合面122と枠部132の裏面132bとの間に配置された接合材150により、圧電振動片130の裏面側(−Y側の面側)に接合されている。接合時において、接合材150の塗布量や接合圧力によって接合材150が内側(キャビティ内)にはみ出すことがある。このとき、図8に示すように、連結部133に形成された段部138によって接合材150が段部138より先に進むことを規制しているため、接合材150が振動部131(メサ周辺部136)に接触することはない。
ベース部120の4つの角部のうち、対角となる2つの角部(+X側かつ+Z側の角部、及び−X側かつ−Z側の角部)には、一部を切り欠いたキャスタレーション123、123aが形成されている。また、ベース部120の裏面(−Y側の面)には、一対の実装端子としての外部電極126、126aがそれぞれ設けられている。キャスタレーション123、123aには、それぞれキャスタレーション電極124、124aが形成され、さらに、ベース部120の表面(+Y側の面)であってキャスタレーション123、123aを囲む領域には、それぞれ接続電極125、125aが形成されている。この接続電極125、125aと外部電極126、126aとは、キャスタレーション電極124、124aを介して電気的に接続されている。なお、キャスタレーション123、123aは角部に設けられることに限定されず、辺部に設けられてもよい。
キャスタレーション電極124、124a、接続電極125、125a、及び外部電極126、126aは、例えばメタルマスク等を用いたスパッタリングや真空蒸着により導電性の金属膜が成膜されることで一体として形成されている。なお、これら電極は別々に形成されたものでもよい。また、これら電極は、例えば、クロム(Cr)層、ニッケルタングステン(Ni−W)層、金(Au)層の順で積層された3層構造の金属膜が用いられる。クロムが用いられる理由は、水晶材との密着性に優れるとともに、ニッケルタングステン層に拡散してその露出面で酸化被膜(不動態の膜)を形成し、金属膜の耐腐食性を向上させるためである。
なお、金属膜としては、ニッケルタングステン(Ni−W)層、金(Au)層の順で成膜された2層構造でもよい。また、クロムに代えて、例えばアルミニウム(Al)やチタン(Ti)、またはそれらの合金などを用いてもよい。また、ニッケルタングステンに代えて、例えば、ニッケル(Ni)やタングステン(W)などを用いてもよい。また、金に代えて、例えば、銀(Ag)などを用いてもよい。
ベース部120の接続電極125は、圧電振動片130の裏面側引出電極141aと電気的に接続され、また、接続電極125aは、圧電振動片130の引出電極142と電気的に接続される。ただし、このような接続電極125、125aを用いた接続形態に限定されず、例えば、ベース部120を圧電振動片130に接合した後、外部電極126、126aの形成とともに、この外部電極126、126aからキャスタレーション123、123aを介して裏面側引出電極141a、引出電極142まで延びる金属膜を用いた接続形態でもよい。
次に、圧電デバイス100の製造方法について説明する。なお、圧電ウェハに対する各種工程(圧電振動片130の製造方法)については上記と同様であり、重複部分については説明を省略または簡略化する。圧電振動片130の製造と並行して、リッド部110及びベース部120が製造される。これらリッド部110及びベース部120においても、圧電振動片130と同様にそれぞれリッドウェハ、ベースウェハから個々を切り出す多面取りが行われる。
先ず、圧電ウェハとともに、リッドウェハ及びベースウェハが用意される。各ウェハは、圧電ウェハと同様に水晶結晶体からATカットされたものが用いられる。これは、圧電デバイス100の製造工程において、ウェハ同士を接合する工程やウェハの表面に金属膜を成膜する工程で、各ウェハが加熱されて熱膨張するが、熱膨張率の異なる素材のウェハを用いると、熱膨張率の差異によって変形や割れ等が生じる可能性があるからである。
リッドウェハの裏面には、フォトリソグラフィ法及びエッチングによって凹部111が形成される。ベースウェハの表面には、フォトリソグラフィ法及びエッチングによって凹部121及びキャスタレーション123、123aが形成される。なお、リッドウェハ、ベースウェハに対する加工は、エッチング等に代えて機械的手法により行われてもよい。さらに、ベースウェハには、所定箇所にキャスタレーション電極124、124a、接続電極125、125a、及び外部電極126、126a、がメタルマスク等を用いたスパッタリングや真空蒸着によりそれぞれ形成される。
続いて、真空雰囲気下において、圧電ウェハの表面にリッドウェハを接合材150を介して接合させ、また、圧電ウェハの裏面にベースウェハを接合材150を介して接合させる。低融点ガラス等の接合材150は、加熱されることにより溶融状態となって塗布され、固化することによりウェハ同士を接合する。この接合時に、接合材150が連結部133の裏面等を伝わってキャビティ内(振動部131を収容する空間)内にはみ出すが、連結部133に形成された段部138によりその進行は止められる。その後、接合されたウェハを、予め設定されたスクライブラインに沿って切断することにより、個々の圧電デバイス100が完成する。
このように、上記実施形態に係る圧電デバイスによれば、圧電振動片130の連結部133に段部138が形成されるため、接合材150が枠部132の内側にはみ出した場合でも段部138によって接合材150がさらに先に進むのを抑制し、接合材150が振動部131に接触するのを防止できる。これにより、振動特性の悪化を抑制して、信頼性の高い圧電デバイスを提供できる。なお、上記実施形態では、第1実施形態で説明した圧電振動片130を用いたが、これに代えて第2〜第5実施形態で説明した圧電振動片230等が用いられてもよい。
以上、圧電デバイスの実施形態について説明したが、本発明は、上述した説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。また、上記した実施形態では、圧電デバイスとして水晶振動子(圧電振動子)を示しているが、発振器であってもよい。発振器の場合は、ベース部120にIC等が搭載され、圧電振動片130の引出電極141等や、ベース部120の外部電極126、126aがそれぞれIC等に接続される。また、上記した実施形態では、リッド部110及びベース部120として、圧電振動片130と同様のATカットの水晶材が用いられるが、これに代えて、他のタイプの水晶材や、ガラス、セラミックス等が用いられてもよい。
100…圧電デバイス
110…リッド部
120…ベース部
130、230、330、430、530、530a…圧電振動片
131…振動部
132…枠部
133…連結部
133a…表面
133b…裏面
134…貫通穴
135…メサ部
136…メサ周辺部
137、137a、237、337…溝部
138、138a、238、338、438、438a、538、538a…段部
139、140…励振電極
141、142…引出電極
437…貫通孔
537、537a…切り欠き部

Claims (9)

  1. 振動部と、前記振動部を囲む枠部と、前記振動部と前記枠部とを連結する連結部とを備える圧電振動片において、
    前記連結部の表面及び裏面の少なくとも一方に、前記枠部に塗布される接合材が前記振動部に達するのを規制するための段部が形成される圧電振動片。
  2. 前記段部は、前記連結部または前記振動部に形成された溝部の一部である請求項1記載の圧電振動片。
  3. 前記段部は、前記連結部の幅方向における中央部分を含んで形成される請求項1または請求項2記載の圧電振動片。
  4. 前記段部は、前記連結部の幅方向いっぱいに形成される請求項3記載の圧電振動片。
  5. 前記振動部は、中央部分のメサ部と前記メサ部より厚さが薄いメサ周辺部とを有し、
    前記メサ周辺部に対する前記メサ部の高さと、前記段部の段差高さとが等しい請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の圧電振動片。
  6. 前記段部は、前記連結部の表面と裏面とを貫通する貫通孔を有する請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の圧電振動片。
  7. 振動部と、前記振動部を囲む枠部と、前記振動部と前記枠部とを連結する連結部とを形成する本体形成工程と、
    前記連結部の表面及び裏面の少なくとも一方に、前記枠部に塗布される接合材が前記振動部に達するのを規制するための段部を形成する段部形成工程とを有する圧電振動片の製造方法。
  8. 前記振動部に、中央部分のメサ部と、前記メサ部より厚さが薄いメサ周辺部とを形成するメサ形成工程を含み、
    前記段部形成工程は、前記メサ形成工程とともに行われる請求項7記載の圧電振動片の製造方法。
  9. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の圧電振動片を含む圧電デバイス。
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