JP2014175271A - プリント基板の接続構造、および、電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】FFCとFPC等との配線パターンの位置決めを高精度に行うことが可能なプリント基板の接続構造、および、この接続構造を用いる電子機器を提供する。
【解決手段】プリント基板の接続構造を、FFC本体11、第1配線パターン12、および、第1配線パターン12よりも突出高さを高く形成した1本の第2配線パターン13を有するFFC10と、第1コンタクト体21a、および、第2コンタクト体21bを有するコンタクト20と、ハウジング本体31、第1配線パターン12を配置する第1開口36、および、第2配線パターン13を配置する第2開口37等を有するコネクタハウジング30と、第1、第2配線パターン12,13をコネクタハウジング30の第1、第2コンタクト体21a,21bに押し付けて接触させるスライダ40とから構成する。
【選択図】 図11

Description

この発明は、フレキシブルプリント基板やフレキシブルフラットケーブル等を電気的に接続するプリント基板の接続構造と、この接続構造を用いる電子機器に関するものである。
近年の電子機器、例えば、デジタルカメラや携帯電話等は小型化が加速している。こうした電子機器に実装される電子部品やフレキシブルプリント基板(以下、「FFC」と呼ぶ)間等を互いに接続するには、平型で柔軟なフレキシブルフラットケーブル(以下、「FPC」と呼ぶ)が使用されている。このようなFPCを使用することにより、電気機器の小型化や実装の自由度等を高めることができる。また、デジタルカメラ等の小型の電子機器だけでなく、プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ等の画像形成装置等といった電子機器にも、FPCやFFCが用いられている。
また、FFCは、導体を平行に並べて両側端子以外を絶縁体で覆い、FPCのように屈曲させて配線することができる。一方、FPCは、柔軟性のある樹脂からなる基板の表面に、銅箔等の導電性物質を用いて所望の配線パターンが形成されている。この該導電性の配線パターンを有するFPCとFFCとを、コネクタ端子等を介して電気的に接続することにより、例えば、装置側から伝達された電気信号を、FFCからPPCに伝達する。
このコネクタ端子等によるFFCとFPCとの互いの配線パターンの位置合わせを確実に行って、電気的な性能を向上させるため、配線パターンの位置決め機構を備えた技術が開示されている(例えば、特許文献1、2参照)。例えば、特許文献1では、コネクタ端子において、FPCまたはFFCが挿入される開口側に、FPCまたはFFCの配線パターン間の凹部が入り込む突起を、所定間隔で複数設けている。このように、位置決め機構として、FPC等の配線パターンの凹凸を利用している。このようなコネクタ端子に対してFPCまたはFFCを挿入した際に、配線パターンの凹部にコネクタ端子の突起が入り込むことで、当該配線パターンと、相手方の配線パターンとの位置合わせが行われる。
また、特許文献2では、FFCとハウジングとの位置決め機構が開示されている。この位置決め機構では、FFCが敷設されたプラグをハウジング内に挿入することで、プラグの両側に突出した突起が、ハウジングの両側に設けたランス(爪状の突起)に係合する。この係合により、FFCとハウジングとの位置決めが行われ、FFCとハウジングとが接続される。
しかしながら、一般的なFFCにおける配線パターンの凹凸の高さは、0.035mm〜0.1mmである。そのため、このような配線パターンの微小な高さを利用した特許文献1の位置決め機構では、FFCの斜め挿しや横ズレを矯正した上で接続を行う必要があり、十分な位置決め精度を得ることは困難である。
また、特許文献2に記載の位置決め機構では、FFCの補強板の穴とハウジングのボスとで位置決めを行うものであるため、補強板の穴の形成位置から配線パターンの形成位置までに、寸法のばらつき等があった場合には、配線パターンの位置決め精度が低下してしまうことがある。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、配線パターンの位置決めを高精度に行うことが可能なフレキシブルプリント基板の接続構造、および、この接続構造を用いる電子機器を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、本願に係るプリント基板の接続構造は、第1配線パターンおよび第1配線パターンよりも形成高さを高く形成した第2配線パターンを備えたフレキシブルフラットケーブルと、フレキシブルフラットケーブルの第1配線パターンを配置する第1開口、並びに、第2配線パターンを配置し、該第2配線パターンの形成幅および形成高さに対応した形成幅および形成高さを有する第2開口を備えたコネクタハウジングと、コネクタハウジングの第1開口に配置するコンタクト片を有する第1コンタクト体、および、第2開口に配置し、該第2開口の形成高さに対応して、第1開口に配置する第1コンタクト体よりもコンタクト片の形成高さを低く形成した第2コンタクト体を備えたコンタクトと、コンタクト、並びに、第1配線パターンおよび第2配線パターンを、互いの接触方向に押し付けて固定するスライダと、を備え、第2配線パターンを、第2開口に挿入して配置することで、コネクタハウジングへのフレキシブルフラットケーブルの位置合わせを行うことを特徴とする。
本発明によれば、他の配線パターンよりも形成高さを高くした配線パターンを設け、この配線パターン自体で位置決めを高精度に行うことが可能なフレキシブルプリント基板の接続構造、および、この接続構造を用いる電子機器を提供することができる。
本願の実施例1に係るFFCを長手方向中央で切断した状態の斜視図である。 図1のA−A線におけるFFCの断面図である。 実施例1のコンタクトの斜視図である。 実施例1のコネクタハウジングを軸方向に切断した状態の斜視図である 図4のB−B線におけるコネクタハウジングの断面図である。 実施例1のスライダを軸方向に切断した状態の斜視図である。 実施例1のコネクタハウジングとコンタクトとを接続し、スライダが開いた状態を示す斜視図である。 実施例1のコンスライダをコンタクト内にスライドさせて、スライダを閉じ、コンタクトとコネクタハウジングとを固定した状態を示す斜視図である。 実施例1の第2配線パターンの断面形状を、矩形としたFFC10の断面図である。 図9のFFC10の形状に対応したコネクタハウジングの断面図である。 実施例1のコネクタハウジングにFFCを装着した状態の断面図である。 実施例2の接続構造であり、第2配線パターンの断面形状を、二等辺三角形としたFFCの断面図である。 図12のFFCの形状に対応したコネクタハウジングの断面図である。 実施例2のコネクタハウジングにFFCを装着した状態の断面図である。 実施例3の接続構造であり、第2配線パターンの断面形状を、半月形としたFFCの断面図である。 図15のFFCの形状に対応したコネクタハウジングの断面図である。 実施例3のコネクタハウジングにFFCを装着した状態の断面図である。 実施例4の接続構造であって、第2配線パターンをFFC本体の短手方向の中央に設けたFFCの断面図である。 図18のFFCの形状に対応したコネクタハウジングに、FFCを装着した状態の断面図である。 実施例5の接続構造であって、第2配線パターンをFFC本体の短手方向の端部に設けたFFCの断面図である。 図20のFFCの形状に対応したコネクタハウジングに、FFCを装着した状態の断面図である。
以下、本願の実施形態について詳細に説明する。本願の実施形態に係るプリント基板の接続構造は、フレキシブルフラットケーブル((Flexible Flat Cable、以下「FFC」と呼ぶ)と、コネクタハウジングと、コンタクトと、スライダとを備えて構成される。
FFCは、第1配線パターンと、この第1の配線パターンよりも形成高さを高く形成した第2配線パターンとを備えている。コネクタハウジングは、フレキシブルフラットケーブルの第1配線パターンを配置する第1開口と、第2配線パターンを配置し、該第2配線パターンの形成幅および形成高さに対応した形成幅および形成高さを有する第2開口と、を備えている。なお、「第2開口の形成高さ」とは、すなわち、形成高さを高く形成した第2配線パターンを配置可能とした第2開口の溝の深さをいう。コンタクトは、コネクタハウジングの第1開口に配置するコンタクト片を有する第1コンタクト体、および、第2開口に配置し、該第2開口の形成高さに対応して、第1開口に配置する第1コンタクト体よりもコンタクト片の形成高さを低く形成した第2コンタクト体を備えている。なお、コンタクト片において「形成高さを低く形成した」とは、形成高さ(深さ)を高く形成した第2開口に配置するために、コンタクト片の形成位置を第2開口の底面方向に位置するよう、他のコンタクト片よりも位置を低くしたことを意味する。スライダは、第1配線パターンおよび第2配線パターンへの接触方向に押し付けて固定するものである。
上述のような構成のプリント基板の接続構造では、FFCの第2配線パターンを、コネクタハウジングの第2開口に挿入して配置することで、コネクタハウジングへのフレキシブルフラットケーブルの位置合わせを行う。このように、第1配線パターンよりも形成高さを高く形成した第2配線パターンを直接位置決めに利用することで、横ズレや斜め挿しによる接点の位置ズレを良好に抑制することができ、電気的に優れた接続が可能となる。
なお、この位置決め用の第2配線パターンは、1本設けてもよいし、複数本設けてもよい。しかし、FFCに形成される複数の配線パターン間には、一定の精度が保持されているので、位置決め用の第2配線パターンは、一か所(一本)のみに設けるだけでも十分な位置合わせの精度を得ることができる。
また、本実施形態に係るプリント基板の接続構造において、FFCは、第2配線パターンの短手方向(FFCの幅方向)の断面形状(短手方向に平行に切断した断面)を矩形に形成してもよい。そして、この矩形の配線パターンの形成幅および形成高さに対応して、コネクタハウジングの第2開口の形成幅および形成高さを決定し、第2開口の断面形状を矩形に形成する。このように、矩形の第2配線パターンの幅と、これに対応した矩形の第2開口の幅とを嵌合することで、横ズレを良好に防止することができる。
また、本実施形態に係るプリント基板の接続構造において、FFCは、第2配線パターンの短手方向(幅方向)の断面形状を二等辺三角形、または、半円形に突出させて形成してもよい。そして、この第2配線パターンの断面形状、形成高さ、形成幅に対応して、コネクタハウジングの第2開口の断面形状、形成幅、形成高さを決定する。このように、第2配線パターンの断面形状を、二等辺三角形または半円形にすることで、第2配線パターンに中心を出すことができ、より高い位置決め精度を得ることができる。また、二等辺三角形、半円形のような形状は、第2配線パターンが、自然と第2開口の中心に寄る形であるため、横ズレや斜め挿しを修正することができ、高い位置決め精度を得ることができる。
また、本実施形態に係るプリント基板の接続構造において、FFCは、第2配線パターンを、短手方向(幅方向)の中央に形成してもよい。さらに、中央一か所に形成するのが好ましい。この構成により、第2配線パターンから最も遠い位置にある第1配線パターンでも、要求精度が厳しくならず、高い位置決め精度を得ることができる。また、両端部の第1配線パターンにおける精度を同等のものにすることができる。
また、本実施形態に係るプリント基板の接続構造において、FFCは、第2配線パターンを、短手方向(幅方向)の一端または他端のいずれか一方に形成してもよい。さらに、一端または他端の一か所(1本)のみに形成することが好ましい。この構成によっても、高い位置決め精度を得ることができる。また、一端または他端のどちらか一か所に設ける場合、配線パターン間隔を一定の精度で製作されたFFCを用いることで、基準となる第2配線パターンを端部に設けたとしても十分な精度を得ることができる。また、この構成は、設計の都合等、何らかの理由で基準となる第2配線パターンを中央に設けることができない場合に有効である。
また、本実施形態に係るプリント基板の接続構造において、FFCは、第2配線パターンの形成高さを、少なくとも0.2mm以上とすることが望ましい。従来のような0.035mm〜0.1mmの配線パターンでは、斜め差しとなることがあり、十分な位置決め精度を得ることができなかった。しかし、本実施形態のような0.2mm以上の配線パターンを設けることで、高精度な位置決め精度を得ることができ、斜め差し等を良好に防止することができる。
また、本願に係る電子機器は、上記のようなプリント基板の接続構造を有している。そのため、FFCと、FPCまたは他の電子部品との接続の位置合わせを高精度に行って、電気的な接続性に優れた電子機器を得ることができる。
以下、本願に係るプリント基板の接続構造の実施例1を、図面に基づいて説明する。なお、以下の図では、ハウジングの内部を分かり易くするために、ハウジングは配線パターンに平行に切断した断面で図示している。また、この切断されたハウジングに対応して、FFCも長手方向に切断した断面で図示している。また、コンタクトを示す図面、およびコンタクトとハウジングとを接続した図面については、FFCまたはFPCを省略して図示している。
[FFCの構成]
以下、FFCの構成について、図1、図2を用いて説明する。図1は実施例1に係るFFCを長手方向に一部切断した状態の斜視図である。図2は、図1のA−A線におけるFFCの断面図である。
図1、図2に示すように、本実施例のFFC10は、FFC本体11と、このFFC本体11の上面に複数本設けられた通常の配線パターン(以下、「第1配線パターン」と呼ぶ)12と、複数の第1配線パターン12よりも突出高さを高く形成した1本の配線パターン(以下、「第2配線パターン」と呼ぶ)13とを備えて構成される。
[コンタクトの構成]
上記FFC10の第1配線パターン12および第2配線パターン13と、電気的に接触するコンタクト20について、図3を用いて説明する。図3は、コンタクトの斜視図である。この図3に示すように、コンタクト20は、第1配線パターン12に対応する(接触する)複数の第1コンタクト体21aと、第2配線パターンに13に対応する(接触する)1本の第2コンタクト体21bとが、一定間隔で配列されて形成されている。各コンタクト体21a,21bは、側面U字形で一方が開口しており、開口側の一端(図3では、紙面上部)に、一方コンタクト片22a,22bが設けられている。また、第1および第2コンタクト体21a,21bの開口側の他端(図3では、紙面下部)には、第1配線パターン12と接触する他方コンタクト片23a、第2配線パターン13と接触する他方コンタクト片23bがそれぞれ設けられている。
他方コンタクト片23a,23bは、一方コンタクト片22a,22bよりも長尺に形成されている。また、第1コンタクト体21aの他方コンタクト片23aの先端、第2コンタクト体21bの他方コンタクト片23bの先端は、一方コンタクト片22a,22b方向に、側面三角形状に突出して形成されている。第1コンタクト体21aの他方コンタクト片23aの表面や先端は、第1配線パターン12へ接触させる第1接触部24aとなっている。第2コンタクト体21bの他方コンタクト片23bの表面や先端は、第2配線パターン13へ接触させる第2接触部24bとなっている。また、第2接触部24bは、第1配線パターン12よりも高く形成した第2配線パターン13に対応させるため、第1接触部24aよりも、形成高さを低く形成している(図3、図10参照)。
[コネクタハウジングの構成]
次に、コネクタハウジングの構成について、図4、図5を用いて説明する。図4は、コネクタハウジングを軸方向に切断した状態の斜視図である。図5は、図4のB−B線におけるコネクタハウジングの断面図である。
図4、図5に示すように、コネクタハウジング30は、コンタクト20等を挿入して配置する配置空間32を有するハウジング本体31と、配置空間32内にコンタクト20を挿入するための第1挿入口33aと、FPC等の他のプリント基板(図示せず)を挿入するための第2挿入口33bと、を備えて構成されている。また、ハウジング本体31は、一方コンタクト片22a,22bを配置する壁部(図4では、紙面上部。以下、「上底壁34」と呼ぶ)と、この上底壁34よりも長尺であって他方コンタクト片23a,23bを配置する壁部(図4では、紙面下部。以下「下底壁35」と呼ぶ)を有している。この上底壁34と下底壁35との対向する内壁面に、複数の第1配線パターン12を配置する溝状の第1開口36を一定間隔で複数本設け、さらに、1本の第2配線パターン13を配置する溝状の第2開口37を1本設けている。
第1開口36は、第1配線パターン12の形成高さと形成幅とに対応した形状としている。第2開口37は、第2配線パターン13の形成高さと形成幅とに対応した形状としている。したがって、図5に示すように、第1開口36の形成高さH1よりも、第2開口37の形成高さH2が高く(深く)形成されている。
また、ハウジング本体31の下底壁35の一側には、後述のスライダ40を案内するための案内壁38が下底壁35から垂直に突出形成されている(図4参照)。この案内壁38の内壁面には、後述のスライダ40の係合凸部43(図6参照)を係合するための係合凹部39が設けられている。なお、本実施例では、ハウジング本体31の一側のみに、案内壁38と係合凹部39とを設けているが、本願がこれに限定されることはなく、ハウジング本体31の両側に案内壁38と係合凹部39とそれぞれ一対ずつ設けてもよい。また、この場合、一対の係合凹部39に係合するスライダ40の係合凸部43も、一対(左右に1つずつ)設けてもよい。
また、本実施例では、第2配線パターン13、第2コンタクト体21b、第2開口37を1本としているが、本願がこれに限定されることはなく、これらを複数設けてもよい。
[スライダ]
次に、コンタクト20とコネクタハウジング30とを固定するスライダ40について、図6を用いて説明する。図6は、スライダを回転軸に対して垂直に切断した状態の斜視図である。図6に示すように、スライダ40は、スライダ本体41と、ハウジング本体31の第1、第2配線パターン12,13間、すなわち、コンタクト20の一方コンタクト片22a,22bおよび他方コンタクト片23a,23b間に挿入され、第1、第2配線パターン12,13を第1、第2接触部24a,24bに押し付ける挿入部42と、ハウジング本体31の案内壁38と係合凹部39に係合する係合凸部43と、を備えて構成されている。スライダ40は、スライダ本体41の一端に設けられた係合凸部43がハウジング本体の係合凹部39に係合した際に、この係合凸部43を支点として、ハウジング本体31に対して回転可能となっている。
[コンタクト、コネクタハウジング、スライダの組み立て]
次に、上述のような構成のコンタクト20と、コネクタハウジング30と、スライダ40との組立て手順を、図7、図8を用いて説明する。図7は、コネクタハウジング30とコンタクト20とを接続し、スライダ40が開いた状態を示す斜視図である。図8は、スライダ40をコンタクト20内にスライドさせて、スライダ40を閉じ、コンタクト20とコネクタハウジング30とを固定した状態を示す斜視図である。「スライダ40が開いた状態」とは、スライダ40をコネクタハウジング30内に挿入していない状態(アンロック状態)をいう。「スライダ40が閉じた状態」とは、スライダ40をコネクタハウジング30内に挿入して、FFC10を固定した状態(ロック状態)をいう。
図7に示すように、コンタクト20の第1コンタクト体21aと第2コンタクト体21bとを、第1接触部24a,第2接触部24b側から、第1挿入口33aを介してハウジング本体31内に挿入する。この挿入動作により、第1コンタクト体21aは、第1開口36内に、第2コンタクト体21bは、第2開口37内に、それぞれ配置される。
次に、ハウジング本体31にスライダ40を取り付ける。このスライダ40の取り付けは、コンタクト20のコネクタハウジング30への接続前に行っておいてもよい。ハウジング本体31の係合凹部39に、スライダ本体41の係合凸部43を係合し、スライダ40をハウジング本体31に対して、ほぼ垂直に配置した状態で取り付ける。
図7はスライダ40が開いた状態であり、この状態で第2挿入口33bを介して、ハウジング本体31の配置空間32内に、FFC10を挿入する(挿入状態は図示せず)。なお、FFC10は、ハウジング本体31の配置空間32内に固定されたコンタクト20の第1、第2接触部24a,24b側に、第1、第2配線パターン12,13が形成された面を向けて挿入される。
次に、スライダ本体41を、係合凸部43(図6参照)を支点に回転し、図8に示すように、挿入部42をコンタクト20の一方コンタクト片22a,22bと他方コンタクト片23a,23b内に挿入して、スライダ40を閉じる。この閉じ動作の際に、挿入部42で、FFC10を上面からコンタクト20の第1、第2接触部24a,24bに押し付けることで、FFC10の第1、第2配線パターン12,13と、第1、第2接触部24a,24bとを接触させる。
次に、実施例1のFFC10の接続構造について、図9〜図11を用いて詳細に説明する。図9は、第2配線パターン13の断面形状を、矩形とした実施例1のFFC10の断面図であり、図2とは上下逆、かつ、長手方向の反対側から見た図である。図10は、図9の実施例1のFFC10の形状に対応したコネクタハウジング30にコンタクト20を配置した状態の断面図である。図11は、コネクタハウジング30にFFC10を装着した状態の断面図である。
図9に示すように、実施例1のFFC10では、第1配線パターン12よりも形成高さを高く形成した第2配線パターン13の断面形状を、ほぼ正方形に近い矩形としている。このように、実施例1のFFC10は、断面形状を矩形とした第2配線パターン13と、それよりも形成高さの低い通常の配線パターン(断面形状が横長の長方形)である第1配線パターン12とから構成される。
このような形状のFFC10に対応して、コネクタハウジング30は、図10の断面図に示すように、第2配線パターン13に対応した第2開口37(高さH2)と、通常の第1配線パターン12に対応した第1開口36(高さH1<H2)により構成される。また、本願では、第2配線パターン13と第2開口37との嵌合により、FFC10とコネクタハウジング30との位置決めを行っている。そのため、図9に示す第2配線パターン13の形成幅Wと、図10に示す第2開口37の形成幅W’製作精度を向上させることで、互いの嵌合時の精度を向上させることができる。その結果、より高い位置決め精度を得ることができる。また、第2配線パターン13の断面形状を通常のものよりも形成高さの高い矩形としたことで、従来技術の問題であった横ズレや斜め挿しによる接点の位置ずれ防止効果の高い構成となっている。
また、図10に示すように、コネクタハウジング30内にコンタクト20を挿入すると、ハウジング本体31の複数の第1開口36内に、第1コンタクト体21aの一方コンタクト片22aと他方コンタクト片23aとが配置される。また、第2開口37内に、第2コンタクト体21bの一方コンタクト片22bと他方コンタクト片23bとが配置される。
以上のようなコネクタハウジング30内に、FFC10を装着し、さらに、スライダ40(図10では図示なし)で固定した状態を、図10に示す。この図10に示すように、スライダ40によって、FFC10の第1配線パターン12が、第1コンタクト体21aの他方コンタクト片23aに押し付けられ、第2配線パターン13が、第2コンタクト体21bの他方コンタクト片23bに押し付けられる。以上により、第1、第2配線パターン12,13を、コンタクト20の他方コンタクト片23a,23bの第1、第2接触部24a,24bに、より確実に接触させることができる。
以上、実施例1の接続構造では、FFC10とコネクタハウジング30との位置決めが良好で、コンタクト20と第1、第2配線パターン12,13との接触性に優れている。したがって、このFFC10を装着したコネクタハウジング30を、FPC等の相手方部材に装着することにより、FPC等とFFC10とを電気的に良好に接続することができ、電気信号の伝達性を向上させることができる。
次に、本願のプリント基板の接続構造に係る実施例2について、図12〜図14を用いて説明する。図12は、第2配線パターン113の断面形状を、二等辺三角形としたFFC110の断面図である。図13は、図12のFFC110の形状に対応したコネクタハウジング130にコンタクト120を配置した状態の断面図である。図14は、コネクタハウジング130にFFC110を装着した状態の断面図である。
実施例2の接続構造は、FFC110の第2配線パターン113の断面形状を二等辺三角形とし、これに対応した形状にコネクタハウジング130の第2開口137を形成したこと以外は、実施例1の接続構造と同様の基本構成を有している。そのため、同様の部材については、詳細な説明を省略する。以下の実施例についても同様である。
実施例2のFFC110では、図12に示すように、第1配線パターン112よりも形成高さを高く形成した第2配線パターン113の断面形状を、FFC本体111側(基端部)を底辺とする二等辺三角形としている。このように、実施例2のFFC110は、断面形状を二等辺三角形とした第2配線パターン113と、それよりも形成高さの低い通常(矩形)の配線パターンである第1配線パターン112とから構成される。
また、実施例2のコネクタハウジング130は、断面二等辺三角形の第2配線パターン113を係合可能とするため、図12の断面図に示すように、第2開口137の下底壁135側の形状を、第2配線パターン113に対応したテーパー開口137aと、他方コンタクト片123bを配置する矩形開口137bとから構成している。テーパー開口137aは、下底壁135の開口側を幅広、とし、底方向に次第に狭幅となるテーパー状(断面逆二等辺三角形状)の壁面を有するように形成されている。このテーパー開口137aの狭幅側(底部)に、矩形開口137bが連続して設けられている。
また、図12に示す第2配線パターン113の頂点の角度θと、図13に示す第2開口137のテーパー開口137aの壁面の角度θ’との製作精度を向上させることで、互いの嵌合時の精度を向上させることができる。このように、実施例2の接続構造では、断面形状を二等辺三角形とすることで、第2配線パターン113に中心を出すことができ、より高い位置決め精度を得ることができる。また、第2配線パターン113の断面形状を二等辺三角形としたことで、FFC110を横ズレや斜め挿しで挿入した場合でも、嵌合完了後は第2配線パターン113の位置が中央に修正される。そのため、第2配線パターン113のコネクタハウジング130への高い嵌合精度を得ることができる。
また、図14に示すように、コネクタハウジング130内にコンタクト120を挿入すると、ハウジング本体131の複数の第1開口136内に、第1コンタクト体121aの一方コンタクト片122aと他方コンタクト片123aとが配置される。また、上底壁134側の第2開口137内に、第2コンタクト体121bの一方コンタクト片122bが配置され、下底壁135側の第2開口137の矩形開口137b内に、他方コンタクト片123bが配置される。
以上のようなコネクタハウジング130内に、FFC110を装着し、さらに、スライダ(図示せず)で固定した状態を、図14に示す。この図14に示すように、スライダによってFFC110の第1配線パターン112が、第1コンタクト体121aの他方コンタクト片123aに押し付けられる。また、第2配線パターン113の先端が、第2コンタクト体121bの他方コンタクト片123bに押し付けられる。
以上により、第1、第2配線パターン112,113を、コンタクト120の他方コンタクト片123a,123bの第1、第2接触部124a,124bに、より確実に接触させることができる。そして、このFFC110を装着したコネクタハウジング130を、FPC等の相手方部材に装着することで、FPC等とFFC110とを電気的に良好に接続することができ、電気信号の伝達性を向上させることができる。
次に、本願のプリント基板の接続構造に係る実施例3について、図15〜図17を用いて説明する。図15は、第2配線パターン213の断面形状を、半月形としたFFC210の断面図である。図16は、図15のFFC210の形状に対応したコネクタハウジング230にコンタクト220を配置した状態の断面図である。図17は、コネクタハウジング230にFFC210を装着した状態の断面図である。
実施例3のFFC210では、図15に示すように、第1配線パターン212よりも形成高さを高く形成した第2配線パターン213の断面形状を、ほぼ半月形(半円形)としている。なお、この断面形状は、厳密な半月形でなくてもよく、第2配線パターン213の両側の壁面が円弧状等の曲面を有すればよい。そして、第2配線パターン213のFFC本体211側(基端部)を幅広とし、次第に狭幅なるよう突出した形状であればよい。
このように、実施例3のFFC210は、断面形状を二等辺三角形とした第2配線パターン213と、それよりも形成高さの低い通常(矩形)の配線パターンである第1配線パターン212とから構成される。
また、実施例3のコネクタハウジング230は、断面半月形の第2配線パターン213を係合可能とするため、図16の断面図に示すように、第2開口237の下底壁235側の形状を、第2配線パターン213に対応した曲面開口237aと、他方コンタクト片223bを配置する矩形開口237bとから構成している。曲面開口237aは、下底壁235の内壁面側を幅広、とし、内壁の内側方向に次第に狭幅となる曲面形の壁面を有するように形成されている。この曲面開口237aの狭幅側の端部に、矩形開口237bが連続している。
また、図15に示す第2配線パターン213の半径Rと、図16に示す第2開口237の曲面開口237aの壁面の半径R’との製作精度を向上させることで、互いの嵌合時の精度を向上させることができる。その結果、実施例3の接続構造においても、第2配線パターン213に中心を出すことができ、より高い位置決め精度を得ることができる。また、第2配線パターン213の断面形状をほぼ半月形としたことで、FFC210を横ズレや斜め挿しで挿入した場合でも、嵌合完了後は第2配線パターン213の位置が中央に修正される。そのため、第2配線パターン213のコネクタハウジング230への高い嵌合精度を得ることができる。
また、図17に示すように、コネクタハウジング230内にコンタクト220を挿入すると、ハウジング本体231の複数の第1開口236内に、第1コンタクト体221aの一方コンタクト片222aと他方コンタクト片223aとが配置される。また、上底壁234側の第2開口237内に、第2コンタクト体221bの一方コンタクト片222bが配置され、下底壁235側の第2開口237の矩形開口237b内に、他方コンタクト片223bが配置される。
以上のようなコネクタハウジング230内に、FFC210を装着し、さらに、スライダ(図示せず)で固定した状態を、図17に示す。この図17に示すように、スライダによってFFC210の第1配線パターン212が、第1コンタクト体221aの他方コンタクト片223aに押し付けられる。また、第2配線パターン213の先端が、第2コンタクト体221bの他方コンタクト片223bに押し付けられる。
以上により、第1、第2配線パターン212,213を、コンタクト220の他方コンタクト片223a,223bの第1、第2接触部224a,224bに、より確実に接触させることができる。そして、このFFC210を装着したコネクタハウジング230を、FPC等の相手方部材に装着することで、FPC等とFFC210とを電気的に良好に接続することができ、電気信号の伝達性を向上させることができる。
次に、本願のプリント基板の接続構造に係る実施例4について、図18、図19を用いて説明する。図18は、第2配線パターン313をFFC本体311の短手方向(幅方向)の中央に設けたFFC310の断面図である。図19は、図18のFFC310の形状に対応したコネクタハウジング330に、コンタクト320およびFFC310を装着した状態の断面図である。
実施例4のFFC310では、図18に示すように、第1配線パターン312よりも形成高さを高く形成した第2配線パターン313を、FFC本体311の短手方向(幅方向)の中央一か所に設けている。
図19に、上述のようなFFC310の形状に対応して、第2開口337をハウジング本体331の短手方向(幅方向)の中央一か所に設けたコネクタハウジング330に、FFC310を装着した状態の断面図を示す。この中央の第2配線パターン313が、位置合わせの基準となる。図19に示すように、FFC本体311の中央に、位置合わせの基準である第2配線パターン313を設けることで、基準から最も遠い位置(図18の紙面左右端部)にある第1配線パターン312までの距離が最小となる。そのため、左右端部の第1配線パターン312に要求される製作精度や嵌合精度が緩和され、制作が容易となるとともに、高い位置決め精度も保持することができる。
また、コネクタハウジング330内にコンタクト320を挿入すると、図19に示すように、ハウジング本体331の複数の第1開口336内に、第1コンタクト体321aの一方コンタクト片322aと他方コンタクト片323aとが配置される。また、中央に設けた第2開口337内に、第2コンタクト体321bの一方コンタクト片322bと他方コンタクト片323bとが配置される。
次に、コネクタハウジング330内に、FFC310を装着し、スライダ(図示せず)で固定する。これにより、図19に示すように、スライダによってFFC310の第1配線パターン312が、第1コンタクト体321aの他方コンタクト片323aに押し付けられる。また、第2配線パターン313の先端が、第2コンタクト体321bの他方コンタクト片323bに押し付けられる。
以上により、第1、第2配線パターン312,313を、コンタクト320の他方コンタクト片323a,323bの第1、第2接触部324a,324bに、より確実に接触させることができる。そして、このFFC310を装着したコネクタハウジング330を、FPC等の相手方部材に装着することで、FPC等とFFC310とを電気的に良好に接続することができ、電気信号の伝達性を向上させることができる。
次に、本願のプリント基板の接続構造に係る実施例5について、図20、図21を用いて説明する。図20は、第2配線パターン413をFFC本体411の短手方向(幅方向)の端部に設けたFFC410の断面図である。図21は、図20のFFC410の形状に対応したコネクタハウジング430に、コンタクト420およびFFC410を装着した状態の断面図である。
実施例5のFFC410では、図20に示すように、第1配線パターン412よりも形成高さを高く形成した第2配線パターン413を、FFC本体411の短手方向(幅方向)の一端部に設けている。この場合、第2配線パターン413を短手方向(幅方向)の左右のいずれの端部に設けてもよい。
図21に、上述のようなFFC410の形状に対応して、第2開口437をハウジング本体431の短手方向(幅方向)の一端部(一か所)に設けたコネクタハウジング430に、FFC410を装着した状態の断面図を示す。
この場合、まず、コネクタハウジング430内にコンタクト420を挿入すると、図21に示すように、ハウジング本体431の複数の第1開口436内に、第1コンタクト体421aの一方コンタクト片422aと他方コンタクト片423aとが配置される。また、端部に設けた第2開口437内に、第2コンタクト体421bの一方コンタクト片422bと他方コンタクト片423bとが配置される。
次に、コネクタハウジング430内に、FFC410を装着し、スライダ(図示せず)で固定する。これにより、図21に示すように、スライダによってFFC410の第1配線パターン412が、第1コンタクト体421aの他方コンタクト片423aに押し付けられる。また、第2配線パターン413の先端が、第2コンタクト体421bの他方コンタクト片423bに押し付けられる。
以上により、第1、第2配線パターン412,413を、コンタクト420の他方コンタクト片423a,423bの第1、第2接触部424a,424bに、より確実に接触させることができる。そして、このFFC410を装着したコネクタハウジング430を、FPC等の相手方部材に装着することで、FPC等とFFC410とを電気的に良好に接続することができ、電気信号の伝達性を向上させることができる。
次に、本願のプリント基板の接続構造に係る実施例6について、以下の表1を参照して説明する。実施例6では、実施例1と同様の接続構造を用いており、第2配線パターン13の形成高さを、以下のように具体的に設定した。
実施例6では、FFC10の形成高さを高く形成した第2配線パターン13の高さを、従来と同様の高さとした第1配線パターン12の形成高さ0.1mmよりも0.1mm高い、0.2mm以上に設定している。第2配線パターン13を、このような形成高さとすることにより、従来に比べて、より確実に位置決めを行うことができる。
また、第2配線パターン13の形成高さを選定するにあたり、さまざまな形成高さで第2配線パターン13を形成し、形成高さごとの位置決め精度の検証を行った。検証の手段としては、第2配線パターン13の形成高さを、0.10mm〜0.30mmまで、0.05mm刻みの高さを持たせて形成した。そして、それぞれの形成高さの第2配線パターン13を有するFFC10を、挿入方向に意識的に傾けた状態で、コネクタハウジング30に挿入して装着し、それぞれの位置決め精度を検証することとした。
それぞれのFFC10で、10回ずつ検証を行い、下記表2に示す評価基準にて位置決め精度の評価をする。その検証結果をまとめたものを、下記表1に示す。
上記表1より、第2配線パターン13の形成高さを0.10mmとしたものでは、位置決めに4回失敗となり、0.15mmでは2回失敗となった。これに対して、形成高さを0.20mm以上の高さとしたものについては、位置決めに10回全て成功となった。以上の検証結果により、FFC10の第2配線パターン13の形成高さを、0.20mm以上とすることで、第1、第2配線パターン12,13の位置決めを確実に行うことができることがわかった。
以上、実施例1〜実施例6のプリント基板の接続構造について説明したが、本願がこれらの実施例に限定されることはなく、配線パターンの位置決めを高精度に行うことが可能な構成であれば、本願の課題を解決することができる。また、各実施例では、プリント基板の接続構造として、FFCをコネクタハウジング等と接続した接続構造に適用しているが、FFCに替えて、FPCとFPCまたは他の電子部材とを接続するための接続構造に適用することもできる。
また、各実施例のプリント基板の接続構造は、位置決めをより確実かつ容易に行うことができ、FPC等の相手方との電気的な接続を良好に行うことができる。したがって、各実施例のコネクタハウジング、コンタクト、スライダ、FPC等からなるプリント基板の接続構造を、デジタルカメラや携帯電話等のように小さい電子機器内のプリント基板の接続に適用することができ、基板間の優れた接続性能を得ることができる。また、この電子機器としては、デジタルカメラや携帯電話等以外の電子機器であってもよい。また、このデジタルカメラ等の小型の電子機器に限らず、プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ等の画像形成装置等の電子機器にも適用することができ、この場合も基板間の優れた接続性能を得ることができる。
10,110,210,310、410 FFC
12,112,212,312,412 第1配線パターン
13,113,213,313,413 第2配線パターン
20,120,220,320,420 コンタクト
21a,121a,221a,321a,421a 第1コンタクト体
21b,121b,221b,321b,421b 第2コンタクト体
30,130,230,330,430 コネクタハウジング
36,136,236,336,436 第1開口
37,137,237,337,437 第2開口
137a テーパー開口
237a 曲面開口
137b,237b 矩形開口
40 スライダ
特許第4376414号公報 特開2002−298957号公報

Claims (7)

  1. 第1配線パターンおよび前記第1配線パターンよりも形成高さを高く形成した第2配線パターンを備えたフレキシブルフラットケーブルと、
    前記フレキシブルフラットケーブルの前記第1配線パターンを配置する第1開口、並びに、前記第2配線パターンを配置し、該第2配線パターンの形成幅および形成高さに対応した形成幅および形成高さを有する第2開口を備えたコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングの前記第1開口に配置するコンタクト片を有する第1コンタクト体、および、前記第2開口に配置し、該第2開口の形成高さに対応して、前記第1開口に配置する前記第1コンタクト体よりもコンタクト片の形成高さを低く形成した第2コンタクト体を備えたコンタクトと、
    前記コンタクト、並びに、前記第1配線パターンおよび前記第2配線パターンを、互いの接触方向に押し付けて固定するスライダと、を備え、
    前記第2配線パターンを、前記第2開口に挿入して配置することで、前記コネクタハウジングへの前記フレキシブルフラットケーブルの位置合わせを行うことを特徴とするプリント基板の接続構造。
  2. 前記フレキシブルフラットケーブルは、前記第2配線パターンの短手方向の断面形状を矩形に形成し、矩形の前記第2配線パターンの前記形成幅および前記形成高さに対応した形成幅および形成高さで、前記コネクタハウジングの第2開口を、断面形状矩形に形成することを特徴とする請求項1記載のプリント基板の接続構造。
  3. 前記フレキシブルフラットケーブルは、前記第2配線パターンの短手方向の断面形状を二等辺三角形、または、半円形に突出させて形成し、該第2配線パターンの断面形状、前記形成幅、および、前記形成高さに対応した断面形状、形成幅、および、形成高さで、前記コネクタハウジングの第2開口を形成することを特徴とする請求項1に記載のプリント基板の接続構造。
  4. 前記フレキシブルフラットケーブルは、前記第2配線パターンを、短手方向の中央に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のプリント基板の接続構造。
  5. 前記フレキシブルフラットケーブルは、前記第2配線パターンを、短手方向の一端または他端のいずれか一方に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のプリント基板の接続構造。
  6. 前記フレキシブルフラットケーブルは、前記第2配線パターンの形成高さを、少なくとも0.2mm以上としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のプリント基板の接続構造。
  7. 請求項1〜6に記載のプリント基板の接続構造を有する電子機器。
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