JP2014173869A - 物体検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ソフトウェア設計やハードウェアの部品選定などに制約を与えることなく対象エリアの拡大に対応することができる物体検出方法を提供する。
【解決手段】走査方向において最も走査角が小さい検出点を基準点に設定し、その基準点の距離データに基づいて、基準点と対応付けが可能であるか否かを判定するための基準となる結合中心点および結合半径を設定する。そして、結合中心点から結合半径の範囲内の第二直線上に基準点とは異なる他の検出点が存在するか否かを判定し、他の検出点が存在する場合には、当該他の検出点を基準点に対応付けるための論理的な結合処理である空間クラスタリングを行う。そして、空間クラスタリングが行われた検出点群を結ぶ仮想的な線分である結合線分を設定し、当該結合線分により示される検出点群を1つの物体に対応するものと判定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、対象エリア内に存在する物体を検出する物体検出方法に関する。
従来、レーザ距離計などの光学式距離計を用いて走査角度ごとに対象エリア内にレーザ光を照射し、対象エリア内の物体を検出することが行われている。この場合、物体を検出する方法として、対象エリアを複数のグリッドに分割し、各グリッドにて反射光が検出された回数を積算し、その検出回数に基づいて物体を検出するいわゆる占有グリッド法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この占有グリッド法は、物体の有無および大きさを検出できるとともに、物体の運動状態の違いに基づいて移動体であるか静止体であるかを判別できるなど、検出性能が高いという特徴がある。
特開2012−47575号公報
しかしながら、占有グリッド法の場合、対象エリアをグリッドに分割して物体を検出するという性質上、グリッド数が増加すると演算の負荷が増加することは避けられない。また、グリッド数が増加した場合には、演算のために多くのメモリ領域も必要となってくる。つまり、占有グリッド法では、対象エリアの面積に比例して、ハードウェア的なリソースおよびソフトウェア的なリソースの双方がともに増加することになる。このため、対象エリアを拡大したいという要望に対しては、対象エリアの面積に比例して必要なリソースが増加するという性質が、ソフトウェア設計やハードウェアの部品選定などに制約を与えてしまう結果となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ソフトウェア設計やハードウェアの部品選定などに制約を与えることなく対象エリアの拡大に対応することができる物体検出方法を提供することにある。
請求項1記載の発明では、1走査中に得られた検出点の走査角および距離が記憶されているスキャン情報から、走査方向において最も走査角が小さい検出点を基準点に設定し、基準点の走査角を示す仮想的な直線である第一直線、当該基準点の走査角の次の走査角を示す仮想的な直線である第二直線、および基準点を通って第一直線から垂直に伸びる仮想的な直線である第三直線を設定し、第二直線と第三直線との交点を結合中心点として設定する。つまり、基準点の次の走査角を示す第二直線上に結合中心点を設定する。そして、結合中心点と基準点との間の距離に基づいて、当該基準点と対応付けが可能であるか否かを判定するための基準値となる結合半径を設定する。
続いて、結合中心点から結合半径の範囲内の第二直線上に、基準点とは異なる他の検出点が存在するか否かを判定し、他の検出点が存在する場合には、当該他の検出点を基準点に対応付けるための論理的な結合処理である空間クラスタリングを行うとともに、当該他の検出点を新たな基準点に設定する。一方、他の検出点が存在しない場合には、走査方向において次の走査角度以降において最も走査角が小さい検出点を抽出して新たな基準点に設定する。そして、スキャン情報に記憶されている全ての検出点に対して空間クラスタリングを行えるか否かを判定し、空間クラスタリングが行われた検出点群を結ぶ仮想的な線分である結合線分を設定し、当該結合線分により示される検出点群を1つの物体に対応するものと判定する。
つまり、第二直線上に設定された結合中心点を中心とした結合半径内の範囲を、検出点を互いに関連づける空間クラスタリングを行えるか否かを判定するための範囲に設定している。これは、光学式距離計が対象エリアを走査する場合、所定の走査角度にて一定方向(走査方向)に走査することから、同一物体からの反射光を検出しているとすれば、次の検出点が存在するのは第二直線上になるためである。そして、結合半径内に存在する検出点を基準点に対応付ける空間クラスタリングを行うことで、距離方向および角度方向において所定の連続性を有する検出点群を生成する。続いて、空間クラスタリングを行えるか否かを全ての検出点に対して判定することで、隣接する検出点の対応付けが可能であるかを順次判定する。この判定は、同一物体であるかの判定に相当する。この場合、対応付けが可能と判定された検出点は、順次検出点群に加えられ、検出点群を成長させていく。一方、対応付けが不可能となった時点で、1つの検出点群の成長は停止する。なお、基準点が同一物体の最後の検出角度ならば、仮に次の走査角にて検出点が存在していたとしても、その検出点は他の物体に対応するものであり、結合半径内に収まることはないと考えられる。このため、結合半径であるか否かを判定条件とすれば、その検出点が同一物体に対応するものであるか否かを判定できる。
このように成長させた検出点群に対して仮想的な線分である結合線分を設定することにより、検出点群の大きさ(結合線分の幅)および位置(結合線分までの距離)を算出可能となる。すなわち、本質的には距離データの集合である検出点群に対して、「物体」を特定するために必要となる「大きさ」および「位置」という属性を付与することができる。換言すると、ある連続性を有する検出点群に対して結合線分を設定するという線分結合方式によって、物体を検出することができる。また、結合線分の幅から物体の大きさをも算出することもできる。また、空間クラスタリングにより特定した物体の時間的な変化を観察すれば、従来と同様に、特定した物体が移動体であるか否かの判定もすることができる。
この線分結合方式の場合、各検出点は測定結果として距離データを既に有しており、また、光学式距離計の走査角度は予め決まっていることから、空間クラスタリングを距離データのみによって行うことができる。具体的には、基準点の距離データによって算出される結合中心点の距離データと他の検出点の距離データとの差分が、判定値より大きいか否かによって、空間クラスタリングを行えるか否かが判定される。このため、空間クラスタリングを行う際の処理は、実質的には四則演算程度の処理となり、負荷が大幅に増加するようなことはない。
また、反射光を検出するという光学式距離計の性質上、ある走査角において検出される検出点は1点となる。つまり、対象エリアの面積が拡大したとしても検出点の数は変わらないため、対象エリアの面積に比例して空間クラスタリングを行う際の負荷が増加することはない。また、対象エリアが拡大したとしても、物体を検出するためのアルゴリズムが変化することもない。すなわち、空間クラスタリングでは、対象エリアの面積が拡大したとしても、物体を検出する際に必要とするメモリ領域が増加することがなく、また、処理の負荷が増加するようなことがない。
したがって、物体の検出、大きさの算出、移動体であるか否かの判定等を行うことができるとともに、ソフトウェア設計やハードウェアの部品選定などに制約を与えることがなく対象エリアの拡大に対応することができる。
請求項2記載の発明では、対象エリアを走査するごとにスキャン情報を時系列で記憶し、最新のスキャン情報に含まれる結合線分と、少なくとも1走査分よりも前に記憶された基準スキャン情報に含まれる結合線分とについて、角度方向の重なり度合いおよび距離方向の重なり度合いが予め設定されている判定値を超えるか否かを判定する。つまり、結合線分の時間的な変化を抽出し、その変化量を判定している。
そして、角度方向の重なり度合い、および距離方向との重なり度合いといった変化量が判定値を超えると判定された結合線分に対して、互いを対応付けるための論理的な結合処理である時間クラスタリングを行っている。
このように、結合線分の変化を時系列で判定することで、各結合線分の類似性、すなわち、同一物体によるものであるか否かを判別することができる。つまり、時間クラスタリングが行われた結合線分は、同一物体に対応するものであると判定することができる。この場合、結合線分の形状そのものを判定しているわけではないので、形状認識等の処理は不要となる。
この場合、距離方向の変化が生じていれば、移動体であることを判別できる。さらに、距離方向の変化量から移動体の速さを算出できるとともに、角度方向の変化量から移動体の移動方向も算出できる。
請求項3記載の発明では、複数のスキャン情報から結合線分を抽出し、抽出した結合線分のうち時間クラスタリングが行われた回数が予め定められている規定数を超えた結合線分を、同一物体に対応するものであると判定する。
光学式距離計は、例えば太陽光などの外乱ノイズの影響を受けることがある。そのため、1走査の検出結果から物体を検出すると、誤検出する可能性もある。そこで、複数のスキャン情報から結合線分を抽出し、それらについて個別に時間クラスタリングを行うことにより、ノイズの影響を排除あるいは低減させた状態で、同一物体であるか否かを判定することができる。したがって、物体の検出精度を向上させることができる。また、検出した物体の大きさや距離の確かさも向上させることができる。
請求項4記載の発明では、スキャン情報に複数の結合線分が含まれている場合、時間クラスタリングを行った結果から複数の結合線分の変化を抽出し、その変化に基づいて複数の結合線分が単一の物体に対応するものであるか否かを判定する。
光学式距離計は、反射光を検出していることから、手前側に物体があると、奥側の物体をとらえることができない。この場合、奥側の物体に対応する結合線分が、手前側の物体により生じる影により分断され、例えば2つの結合線分として検出されることがある。そして、例えば手前側の物体が移動体である場合、奥側の物体に対応する結合線分の大きさが変化することで、実際には1つの物体であるにも関わらず、2つの物体であると誤検出するおそれがある。
そこで、例えば距離方向や角度方向の変化や結合線分の端部が移動しているか否か等、結合線分の時間的な変化を抽出し、その変化に基づいて手前側の物体によって一時的に分断された結合線分であるかを判別する。これにより、複数の結合線分が含まれている場合に、単一の物体による結合線分であるか否かを判定することができ、単一の物体を誤って複数の物体であると誤検出するおそれを低減することができる。
第1実施形態における物体検出方法の対象エリアを模式的に示す図 レーザ距離計の構成を模式的に示す図 レーザ距離計の視野を模式的に示す図 比較例としてのグリッド占有法の概略を示す図 物体検出処理の流れを示す図 空間クラスタリング処理の流れを示す図 空間クラスタリング処理におけるクラスタリングの一例を示す図その1 空間クラスタリング処理におけるクラスタリングの一例を示す図その2 空間クラスタリング処理の処理結果を模式的に示す図 時間クラスタリング処理の流れを示す図 時間クラスタリング処理における重なり度合いの一例を示す図 時間クラスタリング処理における処理結果の一例を示す図 第2実施形態における時間クラスタリング処理の流れを模式的に示す図 時間クラスタリング処理における処理結果の一例を示す図 第3実施形態における時間クラスタリング処理の流れを模式的に示す図 時間クラスタリング処理における処理結果の一例を示す図
以下、本発明の複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態において実質的に共通する構成については同一の符号を付して説明する。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態による物体検出方法について、図1から図12を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の物体検出方法を適用したレーザ距離計1は、物体を検出する対象となる対象エリア2の例えば図示しない壁部などに設けられている。レーザ距離計1は、特許請求の範囲に記載した光学式距離計に相当する。このレーザ距離計1は、対象エリア2内における例えば物体M1、M2までの距離を検出し、その検出結果に応じて物体を検出する。なお、本実施形態では、レーザ距離計1は、図1に矢印Aにて示すように、平面視において反時計回りを走査方向としている。
レーザ距離計1は、図2に示すように、制御部10、記憶部11、入出力部12、レーザ走査部13、判定部14、空間結合部15および時間結合部16などを備えている。制御部10は、図示しないCPUやROMおよびRAMなどを有するマイクロコンピュータにより構成されており、記憶部11などに記憶されているコンピュータプログラムを実行することによりレーザ走査部13などを制御する。
記憶部11は、図示しない不揮発性のメモリ素子などにより構成されており、コンピュータプログラム等の各種の情報を記憶する。また記憶部11は、後述するスキャン情報、空間クラスタリング情報、および時間クラスタリング情報を複数走査分記憶可能に構成されている。入出力部12は、図示しない上位の制御装置からの指令信号の入力や、物体の検出結果の報知出力などを行う入出力手段として機能する。
レーザ走査部13は、レーザ照射部13a、レーザ照射部13aから照射されたレーザ光を反射するミラー13b、予め定められている走査角度および走査周期にてミラー13bを回転駆動するモータ13c、対象エリア2に照射されたレーザ光が物体で反射した際の反射光を受光するレーザ受光部13dを備えている。このレーザ走査部13は、一例として、角度分解能(走査角度)が0.25度、走査範囲が190度となっている。このため、レーザ距離計1の測定ポイントの数は190度/0.25度+1=761個となり、図1にP1〜P761にて示している。また、レーザ距離計1は、検出サイズが20cm、1走査の走査時間が約30msecとなっている。
レーザ距離計1は、対象エリア2が拡大したとしても、測定ポイントの数が変わることはない。すなわち、図3に示すように、レーザ距離計1から照射されるレーザ光は、レーザ距離計1から離間するほどその径が大きくなる。このため、対象エリア2(例えば、距離L1=30m、幅=60m)の最外縁における検出幅W1と、その面積が拡大された対象エリア3(例えば、距離L2=60m、幅=120m)における検出幅W2とに差は生じるものの、対象エリア2および対象エリア3のいずれにおいても、ある走査角における測定ポイントの数は1個である。換言すると、対象エリア2に対してその面積が4倍になった対象エリア3であっても、測定ポイントの数は、図1にも示すように761個となる。
ここで、比較対象としての占有グリッド法について簡単に説明する。占有グリッド法の場合、図4(a)に示すように、対象エリア2内に複数のグリッドを敷き詰める。そして、各グリッドでの検知回数(投票数)に基づいて、物体を検出する。この場合、対象エリア2の大きさが30m×60mであり、検出サイズが20cmであるとすると、対象エリア2内には、30m×60m/(20cm×20cm)=45000個のグリッドが敷き詰められることになる。一方、対象エリア3の場合には、その面積が4倍であることから、45000個×4=180000個のグリッドが敷き詰められることになる。すなわち、占有グリッド法の場合、対象エリアの面積に比例して対象となるグリッド数が増加する。
そして、占有グリッド法の場合、図4(b)に示すように、対象エリア2のグリッドR1と、対象エリア3のグリッドR2とでは、グリッドの大きさは同じであったとしても、そのグリッド内に含まれる測定ポイントの数が異なっている。例えば、グリッドR1に含まれる測定ポイントの数は概ね1個であるのに対して、グリッドR2に含まれる測定ポイントの数は3〜4個となっている。この場合、同じ20cmの大きさの物体であっても、グリッドR1に存在していれば投票数が1となる一方、グリッドR2に存在していれば投票数が3〜4となる。このため、占有グリッド法では、グリッドまでの距離に応じて投票数に重み付けする処理が必要となる。
このように、占有グリッド法により物体を検出する場合には、同じレーザ距離計1を使用したとしても、対象エリアの面積が大きくなるほど処理の負荷が増加することになる。
これに対して、本実施形態では、判定部14、空間結合部15および時間結合部16を設けることで、後述する線分結合方式により物体を検出している。本実施形態では、これら判定部14、空間結合部15および時間結合部16は、制御部10により実行されるコンピュータプログラムによりソフトウェア的に実現されている。なお、判定部14、空間結合部15および時間結合部16をハードウェア的に実現してもよい。
判定部14は、詳細は後述するが、空間結合部15による空間クラスタリングの処理結果や時間結合部16による時間クラスタリングの処理結果に基づいて、物体であるか否か、同一物体であるか否かなど各種の判定処理を行う。
空間結合部15は、詳細は後述するが、1走査(1スキャン)中に検出された検出点に対して、互いに対応付けるための論理的な結合処理である空間クラスタリングを行う。
時間結合部16は、詳細は後述するが、空間クラスタリングが行われた検出点(より厳密には、後述する結合線分)に対して、複数の走査においてその検出点を互いに対応付けるための論理的な結合処理である時間クラスタリングを行う。
次に、上記した構成の作用について説明する。
以下に説明する各処理は、厳密には制御部10、判定部14、空間結合部15および時間結合部16などにより実行されるものであるものの、説明の簡略化のため、制御部10を主体として説明する。
制御部10は、図5に示す物体検出処理を実行しており、反射ミラーを初期角度に駆動すると(A1)、レーザ照射を開始する(A2)。この初期角度は、図1の場合、測定ポイントP1に対応する角度である。続いて、制御部10は、その角度にて対象エリア内で反射光を検出したか、つまり、検出点があるかを判定する(A3)。そして、検出点がある場合には(A3:YES)、反射ミラーの角度(走査角)、検出距離をスキャン情報に記憶する(A4)。ここで、スキャン情報とは、1走査中に検出された検出点が記憶された情報である。なお、検出点がない場合には(A3:NO)、ステップA4を省略してステップA5に移行する。
続いて、制御部10は、反射ミラーを次の角度に駆動する(A5)。そして、1スキャンが終了するまで(A6:NO)、検出点の有無の判定(A3)と、スキャン情報の記憶(A4)とを繰り返す。このスキャン情報は、1走査ごとに記憶されるとともに、複数走査分の情報が記憶される。
制御部10は、1スキャンが終了すると(A6:YES)、空間クラスタリング処理を実行する(A7)。
制御部10は、図6に示す空間クラスタリング処理において、まず、走査方向において最小角度となる検出点を抽出する(B1)。続いて、検出点が抽出された場合には(B2:YES)、抽出した検出点を基準点に設定する(B3)。このとき、図7に示すように、走査方向で最小となる検出点が点r1であった場合、点r1が基準点に設定される。
続いて、制御部10は、基準点のスキャン情報から結合中心点r0を算出する(B3)この結合中心点r0は、以下のように算出される。
制御部10は、まず、点r1のスキャン情報から、基準点となる点r1までの距離を取得する。続いて、点r1とレーザ距離計1とを結ぶ仮想的な線分である第一直線SL1と、点r1から走査方向で次の走査角に対応する仮想的な直線である第二直線SL2とを設定する。このとき、第一直線SL1と第二直線SL2とがなす角θは、上記した角度分解能(0.25度)となる。そして、点r1を通り、第一直線SL1と垂直に伸びる仮想的な直線である第三直線SL3をさらに設定し、第二直線SL2と第三直線SL3との交点を結合中心点r0として算出する。
この場合、点r1から結合中心点r0までの距離をX3とすると、X3は、以下の式(1)のように求めることができる。なお、式(1)では、レーザ距離計1から点r1の距離をX1としており、このX1は、スキャン情報から取得可能な情報である。
X3=X1・tanθ ・・・式(1)
そして、レーザ距離計1から結合中心点r0までの距離をX0とすると、X0、X1、X3の関係は、以下の式(2)のようになる。
X0^2=X1^2+X3^2 ・・・式(2)
これら式(1)、式(2)より、X0は、以下の式(3)のように算出される。
X0=√(X1^2+(X1・tanθ)^2)
つまり、
X0=X1・√(1+tanθ) ・・・式(3)
これにより、結合中心点r0が求まる。なお、式(3)において、√(1+tanθ)の項は、θがレーザ距離計1の走査角度であるので、定数として定義できる。そして、X1は、検出結果そのものである。このため、X0は、単純な乗算により算出することができる。
結合中心点r0が求まると、制御部10は、結合半径r_bindを算出する(B5)。この結合半径r_bindは、基準点(今回は点r1)に対応付けられるか否かを判定するための基準値となる距離であり、結合中心点r0を中心とした円20の半径にて示される。具体的には、結合半径r_bindは、基準点と結合中心点r0との距離に、補正値(r_adj)を加えた値として、以下の式(4)のように算出される。
r_bind=X3+r_adj
=X1・tanθ+r_adj ・・・式(4)
なお、補正値r_adjを設けているのは、実際のレーザ距離計1では、対象物の移動等による距離の変動や、温度変化等による検出距離の誤差(いわゆる温度ドリフト)等を補正するためである。この補正値r_adjは、例えば検出対象となる物体を予め設定している場合には、その物体に応じて変更する構成としてもよい。
結合中心点r0および結合半径r_bindを算出すると、制御部10は、結合中心点r0から結合半径r_bindの円20内に他の検出点が存在するかを判定する(B6)。より厳密には、円20内であって、且つ、第二直線L2上に、他の検出点が存在するかを判定する。図7の例では、結合中心点r0から結合半径r_bindの円20内であって、且つ、第二直線Sl2上に他の検出点である点r2が存在している。
この場合、制御部10は、他の検出点が存在することから(B6:YES)、基準点(点r1)と他の検出点(点r2)とを対応付けて結合(クラスタリング)するとともに、クラスタリングした旨を空間クラスタリング情報に記憶する(B7)。この、点r1と点r2との結合が、他の検出点を基準点と対応付けるための論理的な結合処理である空間クラスタリングに相当する。また、空間クラスタリング情報には、スキャン情報に含まれる検出点のうち、いずれの検出点に対して空間クラスタリングを行ったのかの情報が記憶される。これにより、点r1と点r2とがクラスタリングされる。なお、図7では、点r1と点r2を囲む破線によりクラスタリングした状態を模式的に示している。
このように、制御部10は、点r1ではなく、結合中心点r0を中心とした結合半径r_bind内に他の検出点が存在するかを判定している。つまり、制御部10は、
|X0−X2|≦r_bindであれば、同一物体からのデータとして結合可能
|X0−X2|>r_bindであれば、同一物体ではないデータとして結合不可能
と判定する。
このような判断基準を採用することにより、他の検出点の判定は、第二直線SL2上の点r2までの距離X2と結合中心点r0までの距離X0との差分が結合半径r_bindよりも大きいのか小さいのかにより判定できる。すなわち、1走査中に得られる距離データ(スキャン情報)のみを用いて、物体の検出を行うことができる。
このとき、図7において点r1より図示右側(走査方向において手前側)の範囲を判定対象から外すことができるようになる。これは、点r1は最も走査角が小さい検出点であり、図7において点r1より図示右側(走査方向において手前側)には検出点が存在しないため、点r1から右側の範囲を判定対象とする必要が無いためである。また、レーザ距離計1の場合、反射光を検出するという性質上、ある走査角において検出される検出点は1点となる。このため、検出対象となる他の検出点(今回の場合、点r2)は、第二直線SL2上に必ず存在する。これにより、他の検出点を検出する際の演算処理を、実質的には基準点からの距離の差分を算出する程度の処理とすることができ、空間クラスタリングにて物体を検出するために負荷が増加することが防止される。さらに、対象エリア2の面積が拡大したとしても、検出点の数は変わらないので、対象エリア2の面積が増加したとしても、それによって負荷が増加することもない。
空間クラスタリング情報を記憶すると、制御部10は、他の検出点(点r2)を新たな基準点に設定した後(B8)、ステップB4に移行する。そして、点r2のスキャン情報に基づいて新たに結合中心点r0を算出するとともに(B4)、新たな結合半径r_bindを算出する(B5)。そして、結合中心点r0から結合半径r_bindの円20内に他の検出点が存在するかを再び判定する(B6)。このとき、図8に示すように、結合中心点r0から結合半径r_bindの円20内に他の検出点(点r3)が存在する場合には(B6)、基準点(点r2)と他の検出点(点r3)とを対応付けて結合(クラスタリング)するとともに、クラスタリングした旨を空間クラスタリング情報に記憶する(B7)。これにより、図8に示すように、点r2と点r3とがクラスタリングされる。この場合、点r1と点r2とがクラスタリングされ、点r2と点r3とがクラスタリングされたことから、点r1、r2、r3がクラスタリングされたことになる。
このように、制御部10は、走査角が小さい検出点から順次クラスタリングが可能であるかの判定を繰り返している。
そして、制御部10は、結合中心点r0から結合半径r_bindの円20内に他の検出点が存在しない場合(B6:NO)、1スキャン分の判定が終了していなければ(B9:NO)、ステップB1に移行して、現時点の走査角よりも大きく、且つ、最小角度となる検出点を抽出する(B1)。このとき、検出点が抽出された場合には(B2:YES)、ステップB3以降のクラスタリングの判定を行う。この場合、1スキャン内で複数のクラスタリングが行われることになる。
一方、制御部10は、1スキャン分の判定が終了した場合(B9:NO)、および、新たな検出点が抽出されなかった場合には(B2:NO)、ステップB10に移行して空間クラスタリング情報を保存する(B10)。このステップB10では、制御部10は、図9に示すようにクラスタリングされた複数の検出点(図9の場合、点r1〜r5の5個)を1つの検出点群としてまとめるとともに、それらを接続する仮想的な線分である結合線分Kを設定する。そして、それらの情報を、空間クラスタリング情報として保存する。この結合線分Kは、同一物体であると判定された検出点の集合とも言える。この空間クラスタリング情報は、1走査ごとに記憶されるとともに、複数走査分の情報が記憶される。
この空間クラスタリング情報には、以下の情報が記憶される。
line_n_s:結合線分の開始点情報(図9の場合、点r1の走査角、距離)
line_n_e:結合線分の終了点情報(図9の場合、点r5の走査角、距離)
line_n_max:結合線分の検出点の距離の最大値(図9の場合、点r1の距離)
line_n_min:結合線分の検出点の距離の最小値(図9の場合、点r5の距離)
このように、制御部10は、空間クラスタリングを行うことにより物体を検出する線分結合方式にて、物体の検出を行っている。
ところで、空間クラスタリングだけでも物体の検出や物体の大きさの推測が可能となるものの、本実施形態では、物体であることの確度をさらに高めるために、以下に説明する時間クラスタリングを行っている。
空間クラスタリング処理からリターンすると、制御部10は、図5に示す物体検出処理において、時間クラスタリング処理を実行する(A8)。
この時間クラスタリング処理では、制御部10は、図10に示すように、まず現スキャン情報と基準スキャン情報とを読み出している(C1)。ここで、現スキャン情報とは、上記したステップA7で空間クラスタリング処理が行われたスキャン情報であり、直近の1走査にて得られたスキャン情報である。また、基準スキャン情報とは、現スキャン情報よりも少なくとも1走査分よりも前に記憶されたスキャン情報である。本実施形態では、基準スキャン情報として、現スキャン情報の1走査前のスキャン情報を設定している。つまり、スキャン情報と基準スキャン情報とは、時間的に差異が生じているスキャン情報である。なお、何走査前のスキャン情報を基準スキャン情報として設定するかは、適宜設定あるいは変更することができる。
現スキャン情報と基準スキャン情報とを読み出すと、制御部10は、現スキャン(つまり、今回の走査)の結合線分と、基準スキャン(つまり、1走査前の走査)の結合線分とを、それぞれの空間クラスタリング情報から抽出する(C2)。このとき、例えば図11に示すように現スキャンから結合線分K1が抽出され、基準スキャンから結合線分K2が抽出されたとする。これらの結合線分は、上記したline_n_s、line_n_e、line_n_max、line_n_min等の情報が対応付けられている。
結合線分を抽出すると、制御部10は、現スキャンの結合線分K1と基準スキャンの結合線分K2との角度方向の重なり度合いを算出する(C3)。例えば図11に示すように、結合線分K1は、角度方向の幅、すなわち、レーザ距離計1を基点とした場合における結合線分の図示右端の検出点と図示左端の検出点とがなす角が、K1αであったとする。また、結合線分K2は、角度方向の幅がK2αであったとする。
制御部10は、結合線分K1と結合線分K2とが重なり合っている角度Kαを求め、その角度Kαに基づいて角度方向における重なり度合いを算出する。このとき、例えば図11における結合線分K1の左端の検出点から結合線分K2の右端の検出点までの角度に対するKαの割合を重なり度合いとしてもよいし、K1αに対するKαの割合とK2αに対するKαの割合とに基づいて重なり度合いを算出してもよい。
続いて、制御部は、図10に示す時間クラスタリング処理において、現スキャンの結合線分K1と基準スキャンの結合線分K2との距離方向の重なり度合いを算出する(C4)。この場合、図11に示すように、結合線分K1の距離方向の幅がK1Dであり、結合線分K2の距離方向の幅がK2Dであったとすると、制御部10は、結合線分K1とK2とが距離方向において重なり合った距離KDを算出する。そして、その距離KDに基づいて距離方向における重なり度合いを算出する。このとき、例えば図11における結合線分K1の下端の検出点から結合線分K2の上端の検出点までの距離に対するKDの割合を重なり度合いとしてもよいし、K1Dに対するKDの割合とK2Dに対するKDの割合とに基づいて重なり度合いを算出してもよい。
続いて、制御部10は、算出した角度方向および距離方向の重なり度合いが、それぞれ判定値を超えているかを判定する(C5)。この場合、角度方向に対しては判定値lap_scanが予め設定されており、距離方向に対しては判定値lap_distが予め設定されている。なお、判定値lap_scanおよび判定値lap_distは、予め設定しておいてもよいが、結合線分の角度方向の幅や距離方向の幅等に基づいて、つまり、結合線分の状態に基づいて、その都度算出するようにしてもよい。
制御部10は、角度方向の重なり度合いが判定値lap_scanを超え、且つ、距離方向の重なり度合いが判定値lap_distを超えると判定すると(C5:YES)、現スキャンの結合線分K1と、基準スキャンの結合線分K2とをクラスタリングするとともに、時間クラスタリング情報に記憶する(C6)。このように結合線分K1と結合線分K2とをクラスタリングする処理が、時間的な差異があるスキャン情報から抽出した結合線分K1、K2を互いに対応付けるための論理的な結合処理である時間クラスタリングに相当する。また、時間クラスタリング情報とは、スキャン情報から抽出した結合線分のうち、いずれの結合線分に対して時間クラスタリングを行ったのかを示す情報である。
そして、制御部10は、角度方向の重なり度合いと距離方向の重なり度合いとが判定値を超えた場合には、類似性が高い、すなわち、同一物体である可能性が高いと判断して、時間クラスタリングを行っている。この場合、結合線分の形状そのものを判定しているわけではないので、形状認識等の処理は不要となる。
その後、制御部10は、現スキャンの全ての結合線分に対して角度方向および距離方向の重なり度合いの判定を行ったかを判定し(C7)、未判定の他の結合線分がある場合には(C7:NO)、ステップC3に移行して重なり度合いの判定を繰り返す一方、全ての結合線分に対して判定を行った場合には(C7:YES)、時間クラスタリング情報を保存して(C8)、図5に示す物体検出処理にリターンする。
物体検出処理にリターンすると、制御部10は、空間クラスタリング情報および時間クラスタリング情報に基づいて、物体を検出するとともに、その検出結果を報知する(A9)。つまり、空間クラスタリング処理および時間クラスタリング処理にて物体である可能性が高いと判定された結合線分を、最終的に物体として特定する。
具体的には、例えば図12(a)に示すように物体M1が移動した際のスキャン情報が図12(b)に示すように得られた場合、制御部10は、まず各走査のスキャン情報にて空間クラスタリングを行い、その後、1スキャン目(基準スキャン)の結合線分と2スキャン目(現スキャン)の結合線分とに対して重なり度合いを判定することで時間クラスタリングを行う。
この場合、空間クラスタリングを行うことで物体であると思われる検出点群がグループ化され、その後、時間クラスタリングをさらに行うことでグループ化された検出点群が確かに物体であることが確認される。このように、制御部10は、物体検出の確度を高めている。このとき、時間クラスタリグした際の結合線分に距離方向の変化が生じているか否かにより、物体が移動体であるかも判別可能である。また、結合線分の幅を算出することにより、物体の大きさをも推測可能である。
以上説明した本実施形態の物体検出方法によれば、次のような効果を奏する。
1走査中に得られた検出点の走査角および距離を記憶しているスキャン情報から、走査方向において最も走査角が小さい検出点を基準点に設定し、その基準点に基づいて結合中心点r0を設定し、基準点と結合中心点r0と距離に基づいて結合半径r_bindを設定する。そして、結合中心点r0から結合半径r_bindの範囲内の第二直線SL2上に、基準点とは異なる他の検出点が存在するか否かを判定し、他の検出点が存在する場合には、当該他の検出点を基準点に対応付けるための論理的な結合処理である空間クラスタリングを行う。そして、スキャン情報に記憶されている全ての検出点に対して空間クラスタリングを行えるか否かを判定し、空間クラスタリングが行われた検出点群を結ぶ仮想的な線分である結合線分Kを設定し、当該結合線分により示される検出点群を1つの物体に対応するものと判定する。
つまり、第二直線SL2上に設定された結合中心点r0を中心とした結合半径r_bind内の範囲を、空間クラスタリングを行えるか否かを判定するための範囲に設定し、距離方向および角度方向において所定の連続性を有する検出点群を生成する。そして、その検出点群に対して仮想的な線分である結合線分を設定することにより、検出点群の大きさ(結合線分の幅)および位置(結合線分までの距離)を算出可能とする。すなわち、本質的には距離データの集合である検出点群に対して、「物体」を特定するために必要となる「大きさ」および「位置」という属性を付与することができる。
このように、ある連続性を有する検出点群に対して結合線分を設定するという線分結合方式によって、物体を検出することができる。
この場合、各検出点は測定結果として距離データを既に有しており、また、レーザ距離計1の走査角度θは予め決まっていることから、基準点の抽出、結合中心点r0の算出、および、結合半径r_bindの算出は、距離データのみによって行うことができる。そして、空間クラスタリングは、結合中心点r0までの距離X0と他の検出点の距離X2との差分が、結合半径r_bindより大きいか否かによって判定されるため、空間クラスタリングを行う際の処理は、実質的には四則演算程度の処理となる。したがって、線分結合方式により物体を検出する際には、負荷が大幅に増加するようなことはない。
また、反射光を検出するというレーザ距離計1の性質上、ある走査角において検出される検出点は1点となる。このため、対象エリア2の面積が拡大したとしても検出点の数は変わらないため、対象エリアの面積によって負荷が増加することがなく、そのアルゴリズムが変化することもない。したがって、ソフトウェア設計やハードウェアの部品選定などに制約を与えることがないとともに、対象エリアを拡大したいという要望に容易に応えることができる。
対象エリアを走査するごとにスキャン情報を時系列で記憶し、基準スキャン情報に含まれる結合線分を対象として角度方向の重なり度合いおよび距離方向の重なり度合いが予め設定されている判定値を超えるか否かを判定する。つまり、結合線分の時間的な変化を抽出し、その変化量を判定している。そして、角度方向の重なり度合い、および距離方向との重なり度合いが判定値を超えると判定された結合線分に対して、互いを対応付けるための論理的な結合処理である時間クラスタリングを行うことで、時間クラスタリングが行われた結合線分が同一物体に対応するものであると判定する。
このように、結合線分の変化を時系列で判定することで、各結合線分の類似性、すなわち、同一物体によるものであるか否かを判別することができる。つまり、時間クラスタリングが行われた結合線分は、同一物体に対応するものであると判定することができる。このとき、結合線分の形状そのものを認識する必要は無いので、形状認識等の処理は不要となり、負荷を増加させることもない。
また、時間クラスタリングを行った際に距離方向の変化が生じていれば、移動体であることを判別できる。この場合、距離方向の変化量から移動体の速さを算出できるとともに、角度方向の変化量から移動体の移動方向も算出できる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態による物体検出方法について、図13および図14を参照しながら説明する。第2実施形態では、時間クラスタリング処理にてノイズ除去を行っている点において、第1実施形態と異なっている。なお、レーザ距離計の構成は第1実施形態と共通するので同一の符号を付して説明する。また、図10に示した時間クラスタリング処理と実質的に共通する処理については、詳細な説明は省略する。
レーザ距離計1の制御部10は、第1実施形態と同様に、図5に示す物体検出処理を行っている。そして、物体検出処理のステップA8において、図10に示した時間クラスタリング処理の代わりに、図13に示すノイズ除去付き時間クラスタリング処理を行っている。
このノイズ除去付き時間クラスタリング処理では、制御部10は、現スキャン情報と過去5スキャン分のスキャン情報とを読み出し(D1)、各スキャンの結合線分を抽出する(D2)。そして、現スキャンから過去5スキャン目までの結合線分について、角度方向の重なり度合いをそれぞれ算出する(D3)。
制御部10は、1スキャン目から6スキャン目(現スキャン)までの結合線分が例えば図14の「時間方向でクラスタリングされる例」に示すような状態で抽出された場合、1スキャン目の結合線分と2スキャン目の結合線分との重なり度合い、2スキャン目の結合線分と3スキャン目の結合線分との重なり度合い、3スキャン目の結合線分と4スキャン目の結合線分との重なり度合い、4スキャン目の結合線分と5スキャン目の結合線分との重なり度合い、5スキャン目の結合線分と6スキャン目の結合線分との重なり度合いをそれぞれ算出する。なお、角度方向の重なり度合いの算出は第1実施形態と共通するので説明を省略する。
ここで、過去5スキャン目までのスキャン情報(つまり、現スキャンを含めて6走査分のスキャン情報)を対象としているのは、物体の検出精度を高めるためである。すなわち、レーザ距離計1の1走査の走査時間が約30msecであることから、例えば太陽光等の外乱ノイズを考慮すると、2走査分のスキャン情報に同じようなノイズが現れる可能性がある。かといって、対象となるスキャン情報を多くしすぎると、物体を検出するまでの応答時間が長くなる。特に、本発明を侵入検知に適用する場合、応答時間の短縮は必須となる。そこで、外乱ノイズを除去することができ、且つ、物体を検出するまでの応答時間が長くなりすぎないように、6走査分のスキャン情報を対象としている。
続いて、制御部10は、現スキャンから過去5スキャン目までの結合線分について、距離方向の重なり度合いをそれぞれ算出する(D3)。なお、距離方向の重なり度合いの算出は第1実施形態と共通するので説明を省略する。そして、角度方向および距離方向の重なり度合いが判定値(lap_scan、lap_dist)を超えて時間クラスタリングされた回数(時間結合回数)が4回を超えたかを判定する(D5)。
図14の場合、全ての結合線分間で角度方向および距離方向の重なり度合いが判定値を超えた場合を想定しており、そのときの時間結合回数が5回となっている。なお、3スキャン目や5スキャン目に記号「○」にて示すように、例えば外乱ノイズ等により部分的に検出点が存在しない状態であったとしても、結合線分として見た場合には、その重なり度合いは判定値を超えていると判定されている。このため、時間結合回数は加算されている。つまり、結合線分を時間的にクラスタリングすることにより、外乱ノイズを除去することができる。
この場合、制御部10は、時間結合回数が4回を超えていることから(D5:YES)、その結合線分が物体を示すものであると判定するとともに、時間クラスタリング情報を記憶する(D6)。このとき、時間クラスタリング情報には、対応する結合線分が同一物体によるものであることが記憶される。なお、時間結合回数の判定数を4回としてもよい。これは、発明者らが実験した結果、判定数が4回であっても、物体の検出精度が十分確保できたためである。
これに対して、制御部10は、1スキャン目から6スキャン目(現スキャン)までの結合線分が例えば図14の「時間方向でクラスタリングされない例」に示すような状態で抽出された場合、同様に角度方向および距離方向の重なり度合いを判定するものの、2スキャン目のように該当する結合線分が存在しなかった(検出点が無かった)状態や、5スキャン目のように検出点は存在するものの結合線分ではない(空間クラスタリングが行われていない)状態などがあると、それらに対して時間クラスタリングが行われることはない。すなわち、時間結合回数が加算されない。そのため、この例では、3スキャン目と4スキャン目だけが時間クラスタリングされており、時間結合回数は1回となっている。
この場合、制御部10は、時間結合回数が4回を超えていないことから(D5:NO)、その結合線分が物体によるものでは無いと判定して、つまり、ノイズであると判定してステップD7に移行する。その後、制御部10は、全ての結合線分を判定した場合には(D7:YES)、時間クラスタリング情報を保存して(D8)、リターンする。そして、物体検出処理にて、クラスタリング情報に基づいて物体を検出し、その検出結果の報知等を行う。
このように、制御部10は、複数のスキャン情報を対象として結合線分の重なり度合いを判定し、時間クラスタリングが行われた回数により、物体であるか、ノイズであるかを判定している。換言すると、制御部10は、時間クラスタリングを行うことで、ノイズを除去している。これにより、物体検出の精度を向上させることができる。
また、ノイズの影響を除去して検出した物体の大きさを検出できるので、検出した物体の確かさも向上させることができる。
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態による物体検出方法について、図15および図16を参照しながら説明する。第3実施形態では、時間クラスタリング処理にて移動体により生じる影を無効化している点において、第1実施形態と異なっている。なお、レーザ距離計の構成は第1実施形態と共通するので同一の符号を付して説明する。また、図10に示した時間クラスタリング処理と実質的に共通する処理については、詳細な説明は省略する。
レーザ距離計1の制御部10は、第1実施形態と同様に、図5に示す物体検出処理を行っている。そして、物体検出処理のステップA8において、図10に示した時間クラスタリング処理の代わりに、図15に示す影無効化時間クラスタリング処理を行っている。
この影無効化時間クラスタリング処理では、制御部10は、現スキャン情報と過去2スキャン分のスキャン情報とを読み出し(E1)、各スキャンの結合線分を抽出する(E2)。そして、現スキャンから過去2スキャン目までの結合線分について、角度方向の重なり度合いをそれぞれ算出する(E3)。
ここで、図16(a)に示すように移動体M10が静止体M11のまえを移動している状況を想定する。このとき、1スキャン目から3スキャン目(現スキャン)までの結合線分が、例えば図16(b)に示すように得られたとする。この場合、移動体M10によってレーザ光が遮られ、静止体M11に影が生じた結果、静止体M11が2つの結合線分K11、K13として検出されている。このため、1つの物体であるにも関わらず、2つの物体であると誤認識される可能性がある。
そこで、制御部10は、以下のようにして影の影響を無効化している。
制御部10は、現スキャンの結合線分と過去2スキャン分の結合線分の角度方向、距離方向の重なり度合いを算出する(E2)。この場合、1スキャン目の結合線分K11〜K13と2スキャン目の結合線分K21〜K23との重なり度合い、および、2スキャン目の結合線分K21〜K23と3スキャン目の結合線分K31〜K33との重なり度合いがそれぞれ算出される。
続いて、制御部10は、判定値を超える結合線分を抽出する(E3)。このとき、結合線分K11、K21、K31が抽出つまり時間クラスタリングされ、結合線分K12、K22、K32が時間クラスタリングされ、結合線分K33、K23、K33が時間クラスタリングされる。そして、時間クラスタリングの結果に基づいて、すなわち、結合線分の時間変化に基づいて同一物体によるものと判定される結合線分を抽出する(E4)。
この場合、結合線分K12、K22、K32は、時間クラスタリングされた結果から、同一物体、且つ、移動体によるものと判定される。一方、結合線分K11、K21、K31の場合、その左端側の位置は変化せず、また、距離方向の変化がないにも関わらず、その長さが縮んでいる。また、結合線分K13、K23、K33の場合、その右端側の位置は変化せず、また、距離方向の変化がないにも関わらず、その長さが伸びている。
レーザ距離計1においては、同一物体の幅(結合線分の角度方向の幅)が変化するのは、物体までの距離が変化した場合に限られる。このため、端部の位置が変化せず、その長さが変化している結合線分K11、K21、K31、および結合線分K13、K23、K33は、静止している物体によるものであると判断できる。また、図16(b)の場合、各結合線分の距離方向の位置が一致することから、結合線分K11、K21、K31により示される物体と、結合線分K13、K23、K33により示される物体とが、同一の物体であるとも判断できる。
そのため、制御部10は、同一物体であると判断できる結合線分(K11、K21、K31、およびK13、K23、K33)を結合するとともに、時間クラスタリング情報を記憶する(E5)。この場合、制御部10は、結合線分K11と結合線分K13とを結合するとともに、必要であれば結合線分間を補完もしくは結合線分が重なる部分を消去することで単一の結合線分とすることができる。すなわち、複数の結合線分を単一の物体によるものであると判定することができる。この場合、物体1が、結合線分が結合された物体(つまり、静止体M11)となる。また、結合線分K12、K22、K32により示される物体を、物体2(つまり、移動体M10)として判定する。
このように、制御部10は、結合線分の距離方向や角度方向の変化や端部が移動しているか否か等の時間的な変化を抽出し、その変化に基づいて手前側の物体によって一時的に分断された結合線分であるかを判別している。すなわち、影の影響を無効化している。これにより、複数の結合線分が含まれている場合に、単一の物体による結合線分であるか否かを判定することができ、単一の物体を誤って2つの物体であると誤検出するおそれを低減することができる。
なお、図16では移動体M10と静止体M11との例を示したが、移動体と移動体との間に影が生じる状況であっても、同様の手法により影を無効化することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、各実施形態にて例示したものに限定されることなく、例えば以下のように変形あるいは拡張することができる。
各実施形態で示した数値は例示であり、これに限定されない。
各実施形態では、説明の簡略化のために1走査が終了してから空間クラスタリング処理と時間クラスタリング処理とを行う流れを示したが、これらの処理を並行して行ってもよい。つまり、1走査が終了したら次の走査を開始するとともに、次の走査中に、前の走査に対する空間クラスタリング処理と時間クラスタリング処理とを行ってもよい。
対象とするスキャン情報を6走査分とし、時間結合回数の判定数を4〜5回としたが、対象となる物体が高速で移動することが想定される場合等においては、それらの数値を変更してもよい。
物体の検出結果の報知では、物体の大きさや距離を報知すればよい。この場合、予め検出対象として想定している物体(人、車両等)の大きさを設定しておき、その大きさの物体を検出した際に、対象となる物体を検出した旨を報知してもよい。
予め背景物(例えば、対象エリア内に存在する壁や固定的に設置されている物体等)を登録しておき、それらの背景物に対応する検出点を除外し、侵入物と見なされる物体に対応する検出点に対してのみ空間クラスタリングや時間クラスタリングを行うようにしてもよい。
図面中、1はレーザ距離計(光学式距離計)、2、3は対象エリア、M1、M2、M10、M11は物体を示す。

Claims (4)

  1. 光学式距離計により予め設定されている走査角度ごとに対象エリア内を走査し、1走査中に得られた検出点の走査角および距離をスキャン情報として記憶し、
    前記スキャン情報に記憶されている検出点のうち、走査方向において最も走査角が小さい検出点を基準点に設定し、
    前記基準点の走査角を示す仮想的な直線である第一直線、当該基準点の走査角の次の走査角を示す仮想的な直線である第二直線、および前記基準点を通って前記第一直線から垂直に伸びる仮想的な直線である第三直線を設定し、前記第二直線と前記第三直線との交点を結合中心点として設定し、
    前記結合中心点と前記基準点との間の距離に基づいて、前記基準点と対応付けが可能であるか否かを判定するための基準値となる結合半径を設定し、
    前記結合中心点から前記結合半径の範囲内の前記第二直線上に、前記基準点とは異なる他の検出点が存在するか否かを判定し、
    他の検出点が存在する場合には、当該他の検出点を前記基準点に対応付けるための論理的な結合処理である空間クラスタリングを行うとともに、当該他の検出点を新たな前記基準点に設定する一方、他の検出点が存在しない場合には、走査方向において次の走査角度以降において最も走査角が小さい検出点を抽出して新たな前記基準点に設定し、
    前記スキャン情報に記憶されている全ての検出点に対して、前記空間クラスタリングを行えるか否かを判定し、
    前記空間クラスタリングが行われた検出点群を結ぶ仮想的な線分である結合線分を設定し、
    前記結合線分により示される検出点群を1つの物体に対応するものと判定する
    ことを特徴とする物体検出方法。
  2. 前記対象エリアを走査するごとに前記スキャン情報を時系列で記憶し、
    少なくとも1走査分よりも前に記憶された前記スキャン情報を基準スキャン情報として設定し、
    最新の前記スキャン情報に含まれる前記結合線分と、前記基準スキャン情報に含まれる前記結合線分とについて、角度方向の重なり度合いおよび距離方向の重なり度合いが予め設定されている判定値を超えるか否かを判定し、
    前記角度方向の重なり度合い、および前記距離方向との重なり度合いが前記判定値を超えると判定された前記結合線分に対して、互いを対応付けるための論理的な結合処理である時間クラスタリングを行い、
    最新の前記スキャン情報に記憶されている全ての前記結合線分に対して、前記時間クラスタリングを行えるか否かを判定し、
    前記時間クラスタリングが行われた前記結合線分を同一物体に対応するものと判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の物体検出方法。
  3. 複数の前記スキャン情報から前記結合線分を抽出し、
    抽出した前記結合線分のうち、前記時間クラスタリングが行われた回数が予め定められている規定数を超えた前記結合線分を、同一物体に対応するものであると判定する
    ことを特徴とする請求項2記載の物体検出方法。
  4. 前記スキャン情報に複数の前記結合線分が含まれている場合、前記時間クラスタリングを行った結果から複数の前記結合線分の変化を抽出し、その変化に基づいて当該複数の前記結合線分が単一の物体に対応するものであるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項2または3記載の物体検出方法。
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