JP2014173805A - 電子機器冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ミストの気化熱を利用して、サーバラックなどに収納されている全ての電子機器をまんべんなく冷却することができる冷却システムを提供する。
【解決手段】ケース220の外部に設置されたミスト発生装置300によりミストを発生させ、そのミストをミスト供給系230のミスト配管231を通してケース220の内部に供給する。その際、ミスト配管231の所々に設けられたミスト出口233から個々のサーバ装置500又はその近傍に向けてミストMを流出させる。ミストMは、サーバ装置500を全く濡らすことなく、サーバ装置500の熱を気化熱として奪った後、ケース220の内部における気化膨張と上昇気流Fとの相乗作用により、ケース220の上部に設けられた排気口225から自然排気される。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーバなど発熱源となる電子機器を冷却する技術に関する。
ミストの蒸発潜熱を利用してサーバラックを冷却する技術は公知である。その一例として、消火用スプリンクラと同様の構造の噴霧ノズルをサーバルーム内に配置し、サーバルームの天井近傍から下方に向けて噴霧したミストによって、複数のサーバラックが設置されているサーバルーム全体を冷却するように構成した冷却システムを挙げることができる。また、別の例として、個々のサーバラックの内部にミストを噴霧することにより、サーバラック毎に冷却するように構成した冷却システムを挙げることができる。(特許文献1)
特開2009−110469号公報(図8、図10)
しかし、上述した従来の冷却システムでは、消火用スプリンクラと同様の構造の噴霧ノズルを使用してサーバルーム全体を一括して冷却する構造上、サーバルーム内の場所によって温度や湿度にばらつきが生じやすく、サーバラックに収納されている全ての電子機器(サーバ、ルータ、等)をまんべんなく冷却することが難しい。また、電子機器の水濡れを防止する必要上、サーバルーム内或いはサーバラック内に噴霧されたミストの完全蒸発を促進する除湿手段や減圧手段が必須の要素である。
本発明が解決しようとする課題は、ミストの気化熱を利用して、サーバラックなどに収納されている全ての電子機器をまんべんなく冷却することができ、しかも、冷却対象である電子機器の水濡れを防止するための除湿手段や減圧手段を別途必要としない電子機器冷却システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、
本発明の電子機器冷却システムは、
発熱源となる複数の電子機器を上下方向に互いに離間させて収納可能な収納体と、
前記複数の電子機器を前記収納体ごと収容する収容体と、
前記収容体の外部に設置されたミスト発生装置と、
前記ミスト発生装置により発生させたミストを前記収容体の内部に供給するためのミスト供給系と、を有し、
前記ミスト発生装置は、
液体噴射口から水を吐出しつつ、その吐出直後の水を気体噴射口から噴射される気体の高速渦流によって破砕することにより前記ミストを発生する噴霧ノズルを備え、
前記ミスト供給系は、
前記ミスト発生装置により発生させたミストの通路となるミスト配管を有し、
当該ミスト配管の所々に、前記ミストを前記電子機器又はその近傍に向けて流出させるためのミスト出口が形成されており、
前記収容体は、
排気口をその上部に有し、
前記収容体の内部に供給された前記ミストが、前記電子機器から発せられる熱を気化熱として奪った後、前記排気口から自然排気されることを特徴する。
上記のように構成された電子機器冷却システムは、収容体の外部に設置されたミスト発生装置によりミストを発生させ、そのミストをミスト供給系のミスト配管を通して収容体の内部に供給する。その際、ミスト配管の所々に設けられたミスト出口から個々の電子機器又はその近傍に向けてミストが流出するため、収容体に収納されている全ての電子機器をミストの気化熱を利用してまんべんなく冷却することができる。個々の電子機器の極近傍でミストが気化するため、極めて高い冷却効率が得られる。当該ミストは、液体吐出口から水を吐出しつつ、その水を気体噴射口から噴射される気体の高速渦流によって破砕することにより発生させた極めて微細なミストである。この種のミストは、常温・常湿・常圧の大気中で容易に気化する性質を有している。したがって、ミスト発生装置を出たミストは、結露することなくミスト配管内を流れ、収容体の内部に供給される。収容体の内部に供給されたミストは、電子機器から発せられる熱により気化し膨張する。収容体の内部では電子機器が常時熱を発生しているため、収容体の内部は常に上昇気流が発生し易い状態にある。収容体の上部には排気口が設けられている。これらの条件下で、収容体の内部に供給されたミストは、電子機器を全く濡らすことなく、電子機器から発せられる熱を気化熱として奪った後、収容体の内部における気化膨張と上昇気流との相乗作用により、収容体の上部に設けられた排気口から自然排気される。したがって、この電子機器冷却システムは、電子機器の水濡れを防止するための除湿手段や減圧手段を別途必要としない。また、収容体内が自然排気されることに伴って、ミスト配管内から収容体内にミストが自然に流出するため、ミスト配管内におけるミストの流動性を確保するための送風手段などを別途必要としない。
本発明の電子機器冷却システムにおいて、
前記ミスト配管は、
前記収納体に沿って上下方向に延びる配管部分を有し、
当該配管部分の所々に、前記ミストを前記電子機器又はその近傍に向けて噴霧するためのミスト出口が形成されていることが望ましい。
この構成によれば、上下方向に積層して収納された電子機器又はその近傍に向けてミストがまんべんなく噴霧される。
本発明の電子機器収納装置は、
発熱源となる複数の電子機器を上下方向に互いに離間させて収納可能な収納体と、
前記複数の電子機器を前記収納体ごと収容する収容体と、
前記収容体の外部に設置されたミスト発生装置により発生させたミストを前記収容体の内部に供給するためのミスト供給系と、を有し、
前記ミスト供給系は、
前記ミスト発生装置により発生させたミストの通路となるミスト配管を有し、
当該ミスト配管の所々に、前記ミストを前記電子機器又はその近傍に向けて流出させるためのミスト出口が形成されており、
前記収容体は、
排気口をその上部に有し、
前記収容体の内部に供給された前記ミストが、前記電子機器から発せられる熱を気化熱として奪った後、前記排気口から自然排気されることを特徴とする。
上記のように構成された電子機器収納装置によれば、そのミスト供給系に前記ミスト発生装置を接続することにより、本発明の電子機器冷却システムを実現することができる。
本発明の電子機器収納装置においても、
前記ミスト配管は、
前記収納体に沿って上下方向に延びる配管部分を有し、
当該配管部分の所々に、前記ミストを前記電子機器又はその近傍に向けて噴霧するためのミスト出口が形成されていることが望ましい。
本発明の電子機器冷却システムは、次の優れた効果を奏する。
(1)ミストの気化熱を利用して、サーバラックなどに収納されている全ての電子機器をまんべんなく冷却することができる。
(2)冷却対象である電子機器の水濡れを防止するための除湿手段や減圧手段を別途必要としない。
本発明の電子機器収納装置によれば、そのミスト供給系にミスト発生装置を接続することにより、本発明の電子機器冷却システムを実現することができる。
本発明の電子機器冷却システムの基本的な構成を示す概略図 電子機器冷却システムの構成要素であるサーバラック装置内における空気の流れを矢印により概念的に示した説明図 電子機器冷却システムの構成要素であるミスト発生装置の構成を例示する概略図 (a):ミスト発生装置の構成要素である噴霧ノズルの構成を例示する側面図 (b):当該噴霧ノズルの断面図 図4に示す噴霧ノズルの正面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、電子機器冷却システム100は、サーバラック装置(電子機器収納装置)200と、ミスト発生装置300と、を有している。
サーバラック装置200は、ラック210と、ケース220と、ミスト供給系230と、を有している。
ラック210は、発熱源となる複数のサーバ装置(電子機器)500を上下方向に積層させて収納可能な収納体である。ラック210は、サーバ装置500やルータ(電子機器)等を載置した状態で保持する複数の棚部211と、これら複数の棚部211を上下方向に互いに離間させて保持している柱部212と、を有する。ラック210は、壁板などを有さない通気性の高い構造になっている。棚部211にはパンチングボードや網板など通気性の高い部材が使用されている。
ケース220は、複数のサーバ装置500をラック210ごと収容してその内部の空間S1と外部の空間S2とを区画する収容体である。ケース220は、壁板221と、底板222と、天板(頂板)223とを気密に接合してなる箱状の容器である。壁板221、底板222及び天板223には、いずれも通気性のない板材が用いられている。
ケース220は、冷媒すなわちミスト(ミストを含む空気)の入口(吸気口)224と出口(排気口)225とを有している。吸気口224は、ケース220の下部に設けられている。排気口225は、ケース220の上部に設けられている。この例では、吸気口224は、ケース220の底板222に設けられている。また、排気口225は、ケース220の天板223に設けられている。ケース220は、吸気口224の部分及び排気口225の部分を除いて、気密性が高く保たれている。
ミスト供給系230は、ミスト発生装置300により発生させたミストの通路となるミスト配管231を有している。ミスト配管231は、ケース220の外部から吸気口224を通してケース220の内部に延びている。ミスト配管231は、ラック210に沿って上下方向に延びる配管部分(上昇流管路)232を有している。ミストMは、当該配管部分232の中を上昇する。当該配管部分232の所々に、ミストをサーバ装置500又はその近傍(互いに隣接する電子機器間)に向けて噴霧するためのミスト出口233が形成されている。ミスト配管231の上流側端部は、ミスト発生装置300のミスト噴射部に接続されている。
ミスト発生装置300は、後に詳しく説明するように、液体吐出口311(図4(b)、図5)から水を吐出しつつ、その水を気体噴射口312(図4(b)、図5)から噴射される気体の高速渦流によって破砕することによりミストを発生する噴霧ノズル310(図3)を備えている。この噴霧ノズル310(図3)により発生されたミストがミスト配管231を通してケース220の内部に供給される。
上記のように構成された電子機器冷却システム100は、ケース220の外部に設置されたミスト発生装置300によりミストを発生させ、そのミストをミスト供給系230のミスト配管231を通してケース220の内部に供給する。その際、図1に示すように、ミスト配管231の所々に設けられたミスト出口233から個々のサーバ装置500又はその近傍に向けてミストMが流出するため、ケース220に収納されている全てのサーバ装置500をミストMの気化熱を利用してまんべんなく冷却することができる。個々のサーバ装置500の極近傍でミストMが気化するため、極めて高い冷却効率が得られる。当該ミストMは、液体吐出口311(図4(b)、図5)から水を吐出しつつ、その水を気体噴射口312(図4(b)、図5)から噴射される気体の高速渦流によって破砕することにより発生させた極めて微細なミストである。この種のミストは、常温・常湿・常圧の大気中で容易に気化する性質を有している。しかも電荷を持っていない。したがって、ミスト発生装置300を出たミストMは、結露(凝集)することなくミスト配管231内を流れ、ケース220の内部に供給される。ケース220の内部に供給されたミストMは、サーバ装置500等から発せられる熱により気化し膨張する。ケース220の内部ではサーバ装置500等が常時熱を発生しているため、ケース220の内部は常に上昇気流Fが発生し易い状態にある。ケース220の上部には排気口225が設けられている。これらの条件下で、ケース220の内部に供給されたミストMは、サーバ装置500等を全く濡らすことなく、サーバ装置500等の熱を気化熱として奪った後、ケース220の内部における気化膨張と上昇気流Fとの相乗作用により、ケース220の上部に設けられた排気口225から自然排気される。したがって、この電子機器冷却システム100は、サーバ装置500等の水濡れを防止するための除湿手段や減圧手段を別途必要としない。また、ケース220内が自然排気されることに伴って、ミスト配管231内からケース220内にミストMが自然に流出するため、ミスト配管231内におけるミストMの流動性を確保するための送風手段などを別途必要としない。
ここで、ミスト発生装置300について説明する。
図3に示すように、ミスト発生装置300は、噴霧ノズル310と、液体供給系320と、気体供給系330とを有している。
液体供給系320は、ミストMの原料液体である水Wを貯蔵するための液体貯蔵タンク321と、液体貯蔵タンク321から噴霧ノズル310に水Wを給送するための液体給送管323とを有している。液体貯蔵タンク321は気密性の高い容器である。液体給送管323の液体入口(上流端)323aは液体貯蔵タンク321の底近くに配置され、液体出口(下流端)323bは噴霧ノズル310の液体入口310aに接続されている。液体給送管323の管路の中間部には電磁制御弁325が設けられている。
気体供給系330は、コンプレッサ331と、コンプレッサ331で発生した圧縮空気を噴霧ノズル310に供給するための第1の空気供給管332と、当該圧縮空気を液体貯蔵タンク321に供給するための第2の空気供給管333と、を有している。コンプレッサ331の圧縮空気出口には2分岐管334が接続されており、2分岐管334の一方の空気出口に第1の空気供給管332の空気入口(上流端)が、もう一方の空気出口に第2の空気供給管333の空気入口(上流端)が、それぞれ接続されている。
第1の空気供給管332の空気出口(下流端)は、噴霧ノズル310の空気入口310b(図4(b))に接続されている。第2の空気供給管333の空気出口(下流端)は、液体貯蔵タンク321の天井近傍に配置されている。第1の空気供給管332の管路の中間部には電磁制御弁335、空気圧センサ336及びリザーバ337が設けられている。第2の空気供給管333の管路の中間部には電磁制御弁338と空気圧センサ339とが設けられている。
図4に示すように、噴霧ノズル310は、略円筒状の中空のケーシング41の内部に略円筒状の中子42を挿入し一体化させた構造になっている。ケーシング41の先端には噴霧ノズル310の中心軸線Aと中心が一致した円形の開口部43が形成されている。この開口部43により、気体噴射口312の外側輪郭が形成されている。ケーシング41の側面には噴霧ノズル310の中心軸線Aに対して垂直な軸線を有するようにして空気入口310bが設けられている。この空気入口310bに第1の空気供給管332が接続されている。
中子42は、その中心軸線Aに沿って内部がくり抜かれて中空になっている。また、その外径はケーシング41の中空の孔にぴったりと嵌入する寸法になっている。中子42の長手方向の中央部はやや細く形成され、ケーシング41の内面との間に円環筒状の空間50が残されている。中子42の基端には液体入口310aが形成されている。中子42の先端には液体吐出口311が形成されている。液体入口310aと液体吐出口311は、中子42の軸心部を貫く流路により互いに連通している。液体入口310aには、液体給送管323が接続されている。液体吐出口311の周囲には、渦流形成体56が形成されている。渦流形成体56は、円錐形状の先端面を有し、当該略円錐形状の先端面には、螺旋状の複数本の旋回溝59が形成されている。そして、渦流形成体56の先端面とケーシング41の先端の内面との間には渦流室57が形成されている。渦流室57を構成している中子42の先端端面58は、ケーシング41の開口部43の内壁との間に隙間を有していて、これが気体噴射口312を成している。
図5に示すように、液体吐出口311は、噴霧ノズル310の中心に配置され、その周囲に環状の気体噴射口312が配置されている。気体噴射口312は渦流室57に連通している。
気体供給口310bから噴霧ノズル310内に供給された圧縮空気は、空間50を通過して、渦流形成体56の旋回溝59を通り抜ける際に更に圧縮され高速気流となる。この高速気流は渦状の気流となって、絞られた円環状の気体噴射口312から噴射され、噴霧ノズル310の前方に高速で旋回する気流を形成する。この旋回気流(渦状の気流)はケーシング41の先端に近接した前方位置を焦点とするような先細りの円錐形に形成される。
液体供給口310aには液体給送管323を通して水Wが供給される。液体供給口310aから中子42の中空部分を通って液体吐出口311から吐出された水Wは、気体噴射口312から噴射された高速の旋回気流によって微粒子に破砕され、均一粒径の微細なミストとなってノズル310の前方に放出される。当該ミストの粒径は、液体吐出口311から吐出させる水Wの流量及び気体噴射口312から噴射させる空気の流量(流速、圧力)を制御することにより調整できる。この実施形態の電子機器冷却システム100においては、その水粒子の平均粒径が1μm以下のミストが使用される。水粒子の平均粒径が1μmになるように調整することで、常温・常湿・常圧の大気中で容易に気化し、且つ電荷を持たないミストを得ることができる。このような、平均粒径が1μm以下で電荷を持たないミストを使用することにより、一般的なドライミストを使用した場合と比較して20倍乃至30倍の単位容積内水分量を結露を防止しつつ実現し、極めて高い冷却性能を実現することができる。
本発明は上述の実施形態に限定されない。
上述の実施形態では、収容体としてケースを例示したが、サーバルーム内を複数の部屋に区画する間仕切りを使用して収容体を実現することも可能である。
上述の実施形態では、ミスト配管231の配管部分232の所々にミスト出口233が形成されているが、配管部分232の所々に、個々のサーバ装置500の近傍に延びる分岐配管を設け、各分岐配管の一カ所又は所々にミスト出口を形成してもよい。この構成によれば、個々のサーバ装置500ごとにその直ぐ近傍からミストを供給して、全てのサーバ装置500を確実に冷却することができる。また、各分岐配管へのミストの供給を電磁弁などにより選択的に切り替えることができるように構成することにより、ラック210に収容されている複数のサーバ装置500のうちの特定のサーバ装置500を集中的に冷却したり、ラック210内の特に高温になっている領域を優先的に冷却したりすることも可能となる。
上述の実施形態では、電子機器収納装置としてサーバラック装置を例示したが、所謂スーパーコンピュータを構成する複数の演算処理装置を収納するための収納装置に適用することも可能である。
100 電子機器冷却システム
200 サーバラック装置
210 ラック(収納体)
220 ケース(収容体)
224 吸気口
225 排気口
230 ミスト供給系
231 ミスト配管
232 上昇流配管(配管部分)
233 ミスト出口
300 ミスト発生装置
310 噴霧ノズル
311 液体吐出口
312 気体噴射口
500 サーバ装置(電子機器)

Claims (4)

  1. 発熱源となる複数の電子機器を上下方向に互いに離間させて収納可能な収納体と、
    前記複数の電子機器を前記収納体ごと収容する収容体と、
    前記収容体の外部に設置されたミスト発生装置と、
    前記ミスト発生装置により発生させたミストを前記収容体の内部に供給するためのミスト供給系と、を有し、
    前記ミスト発生装置は、
    液体噴射口から水を吐出しつつ、その吐出直後の水を気体噴射口から噴射される気体の高速渦流によって破砕することにより前記ミストを発生する噴霧ノズルを備え、
    前記ミスト供給系は、
    前記ミスト発生装置により発生させたミストの通路となるミスト配管を有し、
    当該ミスト配管の所々に、前記ミストを前記電子機器又はその近傍に向けて流出させるためのミスト出口が形成されており、
    前記収容体は、
    排気口をその上部に有し、
    前記収容体の内部に供給された前記ミストが、前記電子機器から発せられる熱を気化熱として奪った後、前記排気口から自然排気されることを特徴とする、電子機器冷却システム。
  2. 前記ミスト配管は、
    前記収納体に沿って上下方向に延びる配管部分を有し、
    当該配管部分の所々に、前記ミストを前記電子機器又はその近傍に向けて噴霧するためのミスト出口が形成されている、請求項1記載の電子機器冷却システム。
  3. 発熱源となる複数の電子機器を上下方向に互いに離間させて収納可能な収納体と、
    前記複数の電子機器を前記収納体ごと収容する収容体と、
    前記収容体の外部に設置されたミスト発生装置により発生させたミストを前記収容体の内部に供給するためのミスト供給系と、を有し、
    前記ミスト供給系は、
    前記ミスト発生装置により発生させたミストの通路となるミスト配管を有し、
    当該ミスト配管の所々に、前記ミストを前記電子機器又はその近傍に向けて流出させるためのミスト出口が形成されており、
    前記収容体は、
    排気口をその上部に有し、
    前記収容体の内部に供給された前記ミストが、前記電子機器から発せられる熱を気化熱として奪った後、前記排気口から自然排気されることを特徴とする、電子機器収納装置。
  4. 前記ミスト配管は、
    前記収納体に沿って上下方向に延びる配管部分を有し、
    当該配管部分の所々に、前記ミストを前記電子機器又はその近傍に向けて噴霧するためのミスト出口が形成されている、請求項3記載の電子機器収納装置。
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