JP2014173738A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】吹出空気を略水平方向に吹き出す角度としたときでも、ルーバの意匠面側に結露が発生するのを抑制する。
【解決手段】空気調和機の室内機は、筐体と、筐体の底面に設けられた化粧パネルと、筐体の内部に設けられた送風機及び熱交換器と、筐体内部に室内空気を吸い込むための吸込口と、室内へ空気を吹き出すための吹出口と、前記吹出口に設けられ、吹出空気の風向を調整するためのルーバ7とを備えている。前記ルーバは、その断面形状が2つ以上の曲率半径R1,R2の円弧で構成され、このルーバを全閉状態とした時に、該ルーバの前側部分を形成している円弧のルーバ先端での接線と、水平との為す角度をA度、前記ルーバの後側部分を形成している円弧のルーバ後端での接線と水平との為す角度をB度とした時、ルーバ形状B/Aが、「B/A=2〜4」の範囲となるように、前記ルーバを構成している。
【選択図】図8

Description

本発明は、空気調和機の室内機に関し、特に、天井埋め込み型の室内機に好適なものである。
空気調和機の室内機は、室内の空気を吸込口から吸い込み、この空気を熱交換器に通すことにより該空気を冷却し、この冷却された空気を吹出口から室内に吹き出すことで、室内を空調するものである。このような空気調和機の吹出口には、空気の吹出方向を変更できるように、風向調整用のルーバ(風向板)が設置されている。
この種の従来技術としては、例えば特許文献1(特開2012−97958号公報)に記載のものがある。この特許文献1には、風向板の表裏に均一な温調空気(冷気)を流すことにより風向板の表裏の温度差をなくして、結露を防止することを可能にした空気調和機が記載されている。即ち、この特許文献1には、風向板の風受け面に対向する側の風路側壁に、空気の流れを風向板の反風受け面側に向かわせるジャンプ台を設けると共に、このジャンプ台には、空気の流れを風向板の風受け面側に向かわせる通風口を設けるようにしたものが記載されている。
特開2012−97958号公報
上記特許文献1に記載のものでは、ジャンプ台を設けて温調空気をルーバの後方に送り、ルーバの意匠面側(反風受け面側)に温調空気を流すことで結露を防止するようにしている。
一般に、室内機の吹出口は発泡スチロール部品で形成されているが、前記ジャンプ台は、吹出口を形成している発泡スチロール部品と一体成形できないため、別部品として製作して接着剤等を用いて前記発泡スチロール部品に取り付ける必要があり、コストアップとなる。更に、吹出口に前記ジャンプ台を設けると、吹出口の流路を狭めてしまうため、風量が低下する課題もある。
また、空気圧縮機の室内機における吹出口に設置されている前記風向調整用のルーバは吹き出される空気を、略垂直方向から略水平方向まで変化させるように構成されている。一方、前記室内機の前記吹出口の上流側の風路は下方向(垂直方向)の流れとなっており、特に、前記ルーバにより、吹出空気を略水平方向に吹き出す角度としたときに、前記ルーバの前側(先端側)の意匠面側に温調空気(冷気)が流れ難くなる。このため、前記ルーバの前側の意匠面側に冷気の通らない領域(剥離領域)が発生し、この部分に室内空気が入り込んで結露が発生するという課題があることがわかった。上記引用文献1のものにはこの課題に対しての配慮が為されていない。
本発明の目的は、吹出空気を略水平方向に吹き出す角度としたときでも、ルーバの意匠面側に結露が発生するのを抑制することのできる空気調和機の室内機を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、天井に埋設される筐体と、該筐体の底面に設けられた化粧パネルと、前記筐体の内部に設けられた送風機及び熱交換器と、前記筐体内部に室内空気を吸い込むための吸込口と、室内へ空気を吹き出すための吹出口と、前記吹出口に設けられ、吹出空気の風向を調整するためのルーバとを備えた空気調和機の室内機であって、前記ルーバは、その断面形状が2つ以上の曲率半径の円弧で構成され、このルーバを全閉状態とした時に、該ルーバの前側部分を形成している円弧のルーバ先端での接線と、水平との為す角度をA度、前記ルーバの後側部分を形成している円弧のルーバ後端での接線と水平との為す角度をB度とした時、ルーバ形状B/Aが、
B/A=2〜4
の範囲となるように、前記ルーバを構成していることを特徴とする。
本発明によれば、吹出空気を略水平方向に吹き出す角度としたときでも、ルーバの意匠面側に結露が発生するのを抑制することのできる空気調和機の室内機を得ることができる効果がある。
本発明の空気調和機の室内機の実施例1を示す縦断面図。 従来の空気調和機の室内機におけるルーバの形状とその周囲の空気流れを説明する要部拡大断面図。 図2に示すルーバを全閉にしたときの状態を示す要部拡大断面図。 当初検討されたルーバ形状としたときのルーバ周囲の空気流れを説明する要部拡大断面図。 図4に示すルーバを略垂直方向にして垂直方向吹き出しとしたときの状態を示す要部拡大断面図。 本発明の実施例1における吹出口付近の構成を示す要部拡大断面図で、ルーバ周囲空気流れを説明する図。 図6に示すルーバを略垂直方向にして垂直方向吹き出しとしたときの状態を示す要部拡大断面図。 図6に示すルーバの拡大図で、ルーバの形状を説明する図。 本発明の実施例1における水平吹き状態(a)でのルーバ先端意匠面側の風量を説明する線図(b)。 本発明の実施例1における下吹き状態(a)で吹出口から吹き出される全風量を説明する線図(b)。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて説明する。なお、各図において、同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示している。
図1は本実施例1の空気調和機の室内機を示す縦断面図で、本発明を天井埋め込み型の室内機に適用した例を示す。
室内機1は、天井11に埋め込まれる本体1aと、この本体1a下面開口部を覆う化粧パネル1bを有している。前記化粧パネル1bには室内の空気を吸い込む吸込口2と、前記本体1a内に設置されている熱交換器3により空調された空気(空調空気)を室内へ吹き出す吹出口4が設けられている。また、この吹出口4には空気の吹き出し方向を変更可能にするルーバ7がその長手方向端部を回動自在に軸支されている。
このルーバ7の吹出方向の長さは、該ルーバ7を閉じた時に前記吹出口4をほぼ塞ぐことができる程度(吹出口の幅と同程度)の比較的長いルーバに構成されており、前記化粧パネル1bの意匠面側の美観を高めると共に、吹出空気の風向制御性も高めるようにしている。また、本実施例における前記ルーバ7は、吹出空気の風向を略垂直方向から略水平方向まで変更可能に構成されている。
前記室内機1の本体1aを構成する筐体10の内部には、前記吸込口2と前記吹出口4を連通する風路6が形成されており、この風路6の途中には、送風機8と前記熱交換器3が設置されている。前記送風機8が回転駆動されると、前記吸込口3から室内空気が吸い込まれ、この吸い込まれた空気は前記熱交換器3を通過した後、前記吹出口4の方へ送り出されて室内に吹き出されるように構成されている。
前記熱交換器3は、その内部を流れる冷媒が冷凍サイクルを形成し、冷房時には蒸発器として作動し、暖房時には凝縮器として作動するもので、吸い込まれた空気と熱交換することで、暖気または冷気を生成するものである。また、熱交換器3はドレンパン5の上に設置され、ドレンパン5は熱交換器3から滴下するドレン水を一時的に収容するようになっている。
前記熱交換器3を通過することで、例えば冷却された空気は、前記ドレンパン5と前記筐体10内面に設けられた断熱材9によって形成された前記風路6を通過し、前記ルーバ7で吹き出し方向が調整されて吹出口4から吹き出されるように構成されている。
ここで、まず、前記ルーバ7の従来構造を図2及び図3により説明する。図2は従来の空気調和機の室内機におけるルーバの形状とその周囲の空気流れを説明する要部拡大断面図、図3は図2に示すルーバを全閉にしたときの状態を示す要部拡大断面図である。
従来の一般的なルーバ7の形状は、図2及び図3に示すような形状となっている。即ち、図3に示すように、ルーバ7を閉じた時に、意匠性を考慮して、該ルーバ7の意匠面側の曲率は、吹出口4の部分における化粧パネル1b表面の曲率と近い曲率となっていることが多い。このような形状のルーバを備えている従来の室内機1における吹出口4付近の空気の流れについて図2により説明する。
図2は吹出空気の風向が略水平方向に吹き出す状態(水平吹き状態)の時の空気の流れを示している。冷房運転の場合、風路6を通った冷気(空調空気)12は、前記ルーバ7の後側(上流側)端部、即ち後端7aの部分が分岐点となり、ルーバ7の圧力面側の流れ(分岐流)12aと反圧力面側(意匠面側)の流れ(分岐流)12bに分岐する。この分気流12bは、ルーバ7の後端7aの抵抗により、一旦吹出方向とは逆の方向(室内機の中心方向)に流れてしまう。このため、ルーバ7の意匠面側に沿うことができず、冷気がルーバ面に沿って流れない領域、即ち剥離領域13が発生する。この剥離領域13に、湿度の高い室内側の空気が入り込むと、冷気で冷やされたルーバ7に接触して結露が発生するという課題があることがわかった。
そこで、この課題を解決するために、当初検討した案を図4及び図5により説明する。図4は当初検討されたルーバ形状としたときのルーバ周囲の空気流れを説明する要部拡大断面図、図5は図4に示すルーバを略垂直方向にして垂直方向吹き出しとしたときの状態を示す要部拡大断面図である。
図4、図5に示すルーバ形状は、ルーバの曲率半径を小さく構成したものである。図4は吹出空気の風向が略水平方向になる状態(水平吹き状態)の時の空気の流れを示しており、ルーバ7の後端7aを上に向けた状態である。この例でも、風路6を通った冷気12は、前記ルーバ7の後端7aの部分が分岐点となり、ルーバ7の圧力面側の分岐流12aと反圧力面側の分岐流12bに分かれるが、ルーバ7の後端7aで吹出空気はスムーズに分岐し、分気流12bは吹出方向とは逆の方向に流れることなく、ルーバ7の意匠面側に沿って流れる。
しかし、曲率半径が小さいために、吹出空気(分岐流12b)がルーバ7の反圧力面側に沿う力であるコアンダー効果がルーバ先端まで持続せず、ルーバ7の先端7b付近で吹出空気が剥離し、図4の13に示すように、やはり剥離領域13が発生してしまう。その剥離領域13は図2に示す従来のルーバ形状の場合の剥離領域よりも小さくなるが、図2の場合と同様に、剥離領域13に湿度の高い室内側の空気が入り込み、冷えたルーバ7に接触することで結露が発生する。
また、図5に示すように、ルーバ7を略垂直方向にして下方に吹き出す状態(下吹き状態)では、ルーバ7の曲率半径が小さいため、ルーバ7の圧力面側(内側)に吹出空気が沿い難く、図5に空気が流れ難い領域14が生じる。これは風路6或いは吹出口4が狭くなったのと同義であり、通風抵抗の増加により風量低下を招く。
更に、この例では、図4に示すような水平吹き状態とした時に、ルーバ7の曲率半径が小さいため、ルーバ7の先端7bも上方を向いてしまい、吹出口4から吹き出された吹出空気12cが天井11の方向に流れてしまうスマッジングが発生し、天井面が汚れてしまうという課題もある。
次に、図1に示した本実施例の室内機におけるルーバ形状を図6〜図8により説明する。図6は本発明の実施例1における吹出口付近の構成を示す要部拡大断面図で、ルーバ周囲空気流れを説明する図、図7は図6に示すルーバを略垂直方向にして垂直方向吹き出しとしたときの状態を示す要部拡大断面図、図8は図6に示すルーバの拡大図で、ルーバの形状を説明する図である。
図6は、吹出空気の風向が略水平方向になる状態(水平吹き状態)の時の空気の流れを示しており、ルーバ7の後端7aを上に向けた状態である。本実施例でも、風路6を通った冷気12は、前記ルーバ7の後端7aの部分が分岐点となり、ルーバ7の圧力面側の分岐流12aと反圧力面側の分岐流12bに分かれるが、ルーバ7の後端7aで吹出空気はスムーズに分岐し、分気流12bは吹出方向とは逆の方向に流れることなく、ルーバ7の意匠面側に沿って流れる。
即ち、本実施例のルーバ7は、水平吹き状態の時に、ルーバ後端7aでの吹出空気の分岐をスムーズにするため、ルーバ7の後端7aを上に向けている。また、ルーバ先端7b側の意匠面側(反圧力面側)における吹出空気(冷気)の剥離を防止すると共に、吹出空気が天井11の方向に流れて天井面が汚れてしまうスマッジングの発生を防止するため、ルーバ7の前側部分の形状を後側部分の形状とは異なる前後非対称の形状としている。これにより、ルーバ7の意匠面側での冷気の剥離を防止し、結露発生を抑制するようにしている。
図7は、本実施例の室内機において、ルーバ7を略垂直方向にして、吹出空気の風向が略垂直方向になる状態(下吹き状態)の時の空気の流れを示している。この図7に示すように、本実施例においては、下吹き状態とした場合でも、ルーバ7の圧力面側(内側)にも風が沿い易くなるため、図5に示したような空気が流れ難い領域14が発生しないか、発生しても図7の14に示すように極僅かになる。従って、風路6や吹出口4における通風抵抗を小さくできるから、吹出口4から吹き出される全風量が低下するのも防止できる。
図8により本実施例におけるルーバ7の詳しい形状を説明する。本実施例のルーバ7は、その断面形状が2つの曲率半径R1,R2の円弧30,31で構成されている。なお、前記ルーバ7を3つ以上の曲率半径の円弧で構成するようにしても良い。また、本実施例では、前記ルーバ7の前側部分を形成している曲率半径R1よりも、前記ルーバ7の後側部分を形成している曲率半径R2が小さくなるように、前記ルーバ7が形成されている。
このルーバ7を、図8に示すように、全閉状態とした時に、ルーバ7の前側部分を形成している曲率半径R1の円弧30のルーバ先端7aでの接線31と、水平(水平を示す線34)とが為す角度をA度とする。また、前記ルーバ7の後側部分を形成している曲率半径R2の円弧32のルーバ後端7bでの接線33と水平(水平を示す線34)とが為す角度をB度とする。
従来の一般的なルーバ形状は、通常、「B/A=1」となっている。これに対し、図8に示す本実施例のルーバ形状は、「B/A≒3」となるように構成している。なお、本実施例における前記ルーバの形状は「B/A=2〜4」の範囲にあれば良い。以下、この理由を、図9及び図10を用いて説明する。
図9において、(a)は図8に示した形状のルーバを水平吹き状態としている図、(b)は(a)図の状態の時のルーバ形状B/Aに対するルーバ先端意匠面側の部分15における風量を示す。この部分15における風量が多い程、吹き出し空気がルーバに沿って流れていることを示し、結露が発生し難い、即ち結露耐力が高いことを示している。ルーバ形状はB/Aが大きい方が前記部分15での風量が多くなる傾向になっているが、「B/A=4」で風量は最大となっている。また、従来のルーバ形状(B/A=1)では風量が大幅に低下しており、結露が発生し易いことがわかる。図9(b)から、B/Aは、2以上にすることで結露の発生を抑制することができ、特に3以上にすると結露の発生を大幅に抑制可能であることがわかる。
また、図10において、(a)は図8に示した形状のルーバを下吹き状態としている図、(b)は(a)図の状態の時のルーバ形状B/Aに対する吹出口4から吹き出される全風量を示す。この全風量が多いほど吹出口4における通風抵抗が小さく圧力損失が小さいことを示している。ルーバ形状はB/Aが大きいほど全風量が少なくなる傾向になっている。即ち、ルーバを下吹き状態とした時は、ルーバ形状B/Aを小さくした方が、ルーバ7が風路6や吹出口4を塞がない状態になるため、全風量が増えることがわかる。図10(b)から、B/Aは、4以下にすることが好ましい。
上述した図9及び図10の結果から、ルーバ形状B/Aは、
B/A=2〜4
とすることで、ルーバを水平吹き状態としたときでも結露の発生を抑制し、ルーバを下吹き状態としたときでも全風量の低下を抑制できることがわかる。従って、前記ルーバ形状B/Aは、2〜4、好ましくは約3(2.5〜3.2)程度にすると良い。
以上説明したように、本実施例によれば、ルーバ後方の水平に対する角度を前方よりも大きく、具体的には前記ルーバ形状B/Aを2〜4としているので、吹出空気を略水平方向に吹き出す水平吹き状態にした場合でも、ルーバの意匠面側に冷気(空調空気)を沿わすことができるので、ルーバの意匠面側に結露が発生するのを抑制することのできる空気調和機の室内機を得ることができる。しかも、本実施例によれば、特許文献1に記載のジャンプ台のような部品を設けることなく、結露を防止でき、更にスマッジングによる天井面の汚れも防止することができる。また、本実施例によれば、吹出空気を下吹き状態とした場合でも全風量の低下を最小限に抑制できる効果も得られる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記実施例では室内機1の後側下面から室内空気を吸い込み、前記室内機1の前方下面から空調空気を吹き出す1方向吹き出しタイプの室内機に適用した場合について説明したが、室内機の中央下面から室内空気を吸い込み、室内機の外周側の4か所下面から空調空気を吹き出す4方向吹き出しタイプの室内機などにも同様に適用できるものである。
更に、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1…室内機、1a…本体、1b…化粧パネル、
2…吸込口、3…熱交換器、
4…吹出口、5…ドレンパン、6…風路、
7…ルーバ、7a:後端、7b:先端、
8…送風機、9…断熱材、
10…筐体、11…天井、
12…冷気(空調空気)、12a,12b…分岐流、12c…吹出空気、
13…剥離領域、
14…空気が流れ難い領域、
15…ルーバ先端意匠面側の部分、
30,31…円弧、
32,33…接線、
34…水平を示す線。

Claims (5)

  1. 天井に埋設される筐体と、該筐体の底面に設けられた化粧パネルと、前記筐体の内部に設けられた送風機及び熱交換器と、前記筐体内部に室内空気を吸い込むための吸込口と、室内へ空気を吹き出すための吹出口と、前記吹出口に設けられ、吹出空気の風向を調整するためのルーバとを備えた空気調和機の室内機であって、
    前記ルーバは、その断面形状が2つ以上の曲率半径の円弧で構成され、このルーバを全閉状態とした時に、該ルーバの前側部分を形成している円弧のルーバ先端での接線と、水平との為す角度をA度、前記ルーバの後側部分を形成している円弧のルーバ後端での接線と水平との為す角度をB度とした時、ルーバ形状B/Aが、
    B/A=2〜4
    の範囲となるように、前記ルーバを構成している
    ことを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機の室内機であって、前記ルーバの前側部分を形成している曲率半径よりも、前記ルーバの後側部分を形成している曲率半径が小さくなるように前記ルーバが形成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  3. 請求項1に記載の空気調和機の室内機であって、前記ルーバは吹出空気の風向を略垂直方向から略水平方向まで変更可能に構成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の空気調和機の室内機であって、前記ルーバ形状B/Aが、
    B/A=2.5〜3.2
    の範囲となるように、前記ルーバを構成していることを特徴とする空気調和機の室内機。
  5. 請求項1〜3の何れかに記載の空気調和機の室内機であって、前記ルーバの吹出方向の長さは、該ルーバを閉じた時に前記吹出口をほぼ塞ぐことのできる長さに構成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
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