JP2014173641A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御部のファストフィル指令値演算部は、自動変速機構の変速を判断する変速判断部により変速が判断され、かつロックアップリレーバルブがオン位置である際に、エンジン回転数Neの値が低いほど、係合を行う摩擦係合要素の係合圧のファストフィル指令値Piの大きさPhを小さく設定し、かつファストフィル指令値Piの大きさPhを小さくした割合に応じて、ファストフィル指令値Piの出力時間tfを長く設定する。これにより、ファストフィル指令値Piの適正化を図ることができ、ファストフィル制御において係合する摩擦係合要素の実際の係合圧がファストフィル指令値Piに追従するようになる。
【選択図】図6
Description
駆動源(2)と前記自動変速機構(5)との間に介在されるロックアップクラッチ(7)付の流体伝動装置(4)と、
前記駆動源(2)の回転に連動して駆動されるオイルポンプ(50)が発生する油圧に基づきライン圧(PL)を生成し、前記ライン圧(PL)に基づき前記複数の摩擦係合要素(例えばC−1〜C−3、B−1〜B−2)の各係合圧を自在に調圧して供給可能であると共に、ロックアップクラッチ(7)をオンするオン位置又はオフするオフ位置に切換えられるロックアップ切換えバルブ(61)を有して前記オン位置に切換えられた際に前記オフ位置に切換えられた際よりも前記ロックアップクラッチ(7)付の流体伝動装置(4)へ前記ライン圧(PL)に基づき油量を多く供給する油圧制御装置(6)と、を備えた自動変速機(3)の制御装置(1)において、
前記自動変速機構(5)の変速を判断する変速判断部(22)と、
前記変速判断部(22)により変速が判断され、かつ前記ロックアップ切換えバルブ(61)が前記オン位置である際に、前記駆動源(2)の回転数(Ne)の値が低いほど、前記複数の摩擦係合要素のうちの係合を行う摩擦係合要素の係合圧のファストフィル指令値(Pi)の大きさ(Ph)を小さく設定し、かつ前記ファストフィル指令値(Pi)の大きさ(Ph)を小さくした割合に応じて前記ファストフィル指令値(Pi)の出力時間(tf)を長く設定するファストフィル指令値演算部(21)と、を備えたことを特徴とする。
前記ファストフィル指令値演算部(21)は、前記変速判断部(22)により変速が判断され、かつ前記ロックアップ切換えバルブ(61)が前記オン位置である際に、前記駆動源(2)の回転数(Ne)の値が低いほど、かつ検知された油温(Temp)が高いほど、前記複数の摩擦係合要素のうちの係合を行う摩擦係合要素の係合圧のファストフィル指令値(Pi)の大きさ(Ph)を小さく設定し、かつ前記ファストフィル指令値(Pi)の大きさ(Ph)を小さくした割合に応じて前記ファストフィル指令値(Pi)の出力時間(tf)を長く設定することを特徴とする。
前記ファストフィル指令値演算部(21)は、前記変速判断部(22)によりダウンシフト変速が判断された際、前記駆動源(2)の回転数(Ne)の値として、前記駆動源回転数予測部(27)により予測した値を用いることを特徴とする。
前記ファストフィル指令値演算部(21)は、前記複数の摩擦係合要素のうちの係合を行う摩擦係合要素の係合圧のファストフィル指令値(Pi)の大きさ(Ph)を小さく設定する際に、前記ファストフィル指令値(Pi)の大きさ(Ph)に関して全体値(A)から減算値(例えばα=k,j,i,h等)を減じることで前記ファストフィル指令値(Pi)の大きさ(Ph)を設定し、かつ前記経過時間(Tco)が短いほど、前記全体値(A)を小さくする(即ち全体値A’にする)と共に前記減算値も小さくなるように(即ち、減算値がα(A’/A)となるように)設定することを特徴とする。
前記ファストフィル指令値演算部(21)は、学習した前記ファストフィル指令値(Pi)の出力時間(tf)を、前記ファストフィル指令値(Pi)の大きさ(Ph)を小さくした割合を反映した出力時間(tf)として設定することを特徴とする。
まず、本発明を適用し得る自動変速機3の概略構成について図2に沿って説明する。図2に示すように、例えばFFタイプ(フロントエンジン、フロントドライブ)の車両に用いて好適な自動変速機3は、駆動源としてのエンジン(E/G)2(図1参照)に接続し得る自動変速機3の入力軸8を有しており、該入力軸8の軸方向を中心としてロックアップクラッチ7付のトルクコンバータ(流体伝動装置)(T/C)4と、自動変速機構5とを備えている。
ついで、本自動変速機3を油圧制御する油圧制御装置6の構造について図1及び図4に沿って説明する。図1に示すように、自動変速機3の油圧制御装置6は、大まかに機能的に分けると、油圧生成部6Aと、トルクコンバータ制御部6Bと、変速制御部6Cとを有して構成されている。このうちの油圧生成部6Aは、図示を省略したプライマリレギュレータバルブやセカンダリレギュレータバルブを有しており、エンジン2に連動して駆動されるオイルポンプ50が発生する油圧に基づきライン圧PLやライン圧PLの排圧であるセカンダリ圧PSECを生成する。生成されたライン圧PLやセカンダリ圧PSECは、詳しくは後述するトルクコンバータ制御部6Bに供給され、また特にライン圧PLは変速制御部6Cにおける各クラッチC−1〜C−3やブレーキB−1〜B−2の油圧サーボの元圧として供給される。
つづいて、本発明に係る自動変速機の制御部(自動変速機の制御装置)1について図1に沿って説明する。
2 駆動源(エンジン)
3 自動変速機
4 流体伝動装置(トルクコンバータ)
5 自動変速機構
6 油圧制御装置
7 ロックアップクラッチ
21 ファストフィル指令値演算部
22 変速判断部
24 学習制御部
25 経過時間判定部
26 油温検知部
27 駆動源回転数予測部(エンジン回転数予測部)
50 オイルポンプ
61 ロックアップ切換えバルブ(ロックアップリレーバルブ)
B−1 摩擦係合要素(ブレーキ)
B−2 摩擦係合要素(ブレーキ)
C−1 摩擦係合要素(クラッチ)
C−2 摩擦係合要素(クラッチ)
C−3 摩擦係合要素(クラッチ)
A 全体値
Ne 駆動源の回転数(エンジン回転数)
PL ライン圧
Pi ファストフィル指令値
Ph 大きさ
TA 所定時間
Tco 経過時間
Temp 油温
tf 出力時間
Claims (5)
- 複数の変速段を形成する複数の摩擦係合要素を有する自動変速機構と、
駆動源と前記自動変速機構との間に介在されるロックアップクラッチ付の流体伝動装置と、
前記駆動源の回転に連動して駆動されるオイルポンプが発生する油圧に基づきライン圧を生成し、前記ライン圧に基づき前記複数の摩擦係合要素の各係合圧を自在に調圧して供給可能であると共に、ロックアップクラッチをオンするオン位置又はオフするオフ位置に切換えられるロックアップ切換えバルブを有して前記オン位置に切換えられた際に前記オフ位置に切換えられた際よりも前記ロックアップクラッチ付の流体伝動装置へ前記ライン圧に基づき油量を多く供給する油圧制御装置と、を備えた自動変速機の制御装置において、
前記自動変速機構の変速を判断する変速判断部と、
前記変速判断部により変速が判断され、かつ前記ロックアップ切換えバルブが前記オン位置である際に、前記駆動源の回転数の値が低いほど、前記複数の摩擦係合要素のうちの係合を行う摩擦係合要素の係合圧のファストフィル指令値の大きさを小さく設定し、かつ前記ファストフィル指令値の大きさを小さくした割合に応じて前記ファストフィル指令値の出力時間を長く設定するファストフィル指令値演算部と、を備えた、
ことを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 油温を検知する油温検知部を備え、
前記ファストフィル指令値演算部は、前記変速判断部により変速が判断され、かつ前記ロックアップ切換えバルブが前記オン位置である際に、前記駆動源の回転数の値が低いほど、かつ検知された油温が高いほど、前記複数の摩擦係合要素のうちの係合を行う摩擦係合要素の係合圧のファストフィル指令値の大きさを小さく設定し、かつ前記ファストフィル指令値の大きさを小さくした割合に応じて前記ファストフィル指令値の出力時間を長く設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。 - 所定時間後における前記駆動源の回転数の値を予測する駆動源回転数予測部を備え、
前記ファストフィル指令値演算部は、前記変速判断部によりダウンシフト変速が判断された際、前記駆動源の回転数の値として、前記駆動源回転数予測部により予測した値を用いる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動変速機の制御装置。 - 前記変速判断部により変速が判断された際、前記複数の摩擦係合要素のうちの係合を行う摩擦係合要素を前回解放してからの経過時間を判定する経過時間判定部を備え、
前記ファストフィル指令値演算部は、前記複数の摩擦係合要素のうちの係合を行う摩擦係合要素の係合圧のファストフィル指令値の大きさを小さく設定する際に、前記ファストフィル指令値の大きさに関して全体値から減算値を減じることで前記ファストフィル指令値の大きさを設定し、かつ前記経過時間が短いほど、前記全体値を小さくすると共に前記減算値も小さくなるように設定する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。 - 前回のファストフィルを実行した際の摩擦係合要素の係合タイミングに基づき、前記ファストフィル指令値の出力時間を学習する学習制御部を備え、
前記ファストフィル指令値演算部は、学習した前記ファストフィル指令値の出力時間を、前記ファストフィル指令値の大きさを小さくした割合を反映した出力時間として設定する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
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