JP2014170672A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体発光素子で生じる熱を高効率に放熱することができるとともに、サイズの大型化を抑制することができる照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置は、LEDと、モジュールプレート3と、ヒートシンク8,9と、ケースとを備える。基台3は、円板状をしており、下面に半導体発光素子が配されている。ヒートシンク8,9は、モジュールプレート3の上面上に配され、モジュールプレート3をその厚み方向に挟んでLEDと熱結合されている。ヒートシンク8,9では、それぞれが支持パイプ6を取り囲むように配された複数のフィン8b,9bを有する。これら複数のフィン8b,9bの各々は、その主面における少なくとも根元部分が、モジュールプレート3の上面の中心(ケースの筒軸)とフィン8b,9bの各幅方向の中心とを通る仮想直線に対して斜め方向に交差するよう配されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、LEDなどの半導体発光素子を光源として備える照明装置に関し、特に、放熱特性とスペース効率の両立を図るための技術に関する。
近年、LED(Light Emitting Diode)などの半導体発光素子を光源として備える照明装置が採用されるようになっている。
図12には、従来技術に係る照明装置9を示す。この照明装置9は、吊り下げ型の照明装置であって、ケーブル96と、当該ケーブル96の下方先端に取り付けられたLEDモジュール94を備える。また、照明装置9では、LEDモジュール94の周囲を覆うように配されたシェード92と、シェード92の内面側に形成された蛍光体層93、さらには、LEDモジュール94の下方に設けられた反射鏡95も備える。
照明装置9は、その発光駆動時において、LEDモジュール94から出射された光が反射鏡95で反射され、蛍光体層93へと照射される。照射された光は、蛍光体層93で波長変換され、シェード92の開口側(下側)に向けて出射される。
特開2010−520604号公報 特開2012−14900号公報
LEDなどの半導体発光素子を光源として備える照明装置では、発光駆動時における光源からの熱を高い効率で放熱させることが装置寿命を長くするという観点から重要である。特に、高い輝度で光を出射する高出力タイプの照明装置では、放熱効率は重要なファクターである。このため、従来から、半導体発光素子に対してヒートシンクを熱結合させて高い効率での放熱を実現するという手法が採られている。
しかし、高出力タイプになればなるほど、放熱させることが必要な熱量も増加するが、これに伴ってヒートシンクを大きくすることは装置の大型化を招き好ましくない。
本発明は、上記のような課題の解決を図ろうとなされたものであって、半導体発光素子で生じる熱を高効率に放熱することができるとともに、サイズの大型化を抑制することができる照明装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明の一態様に係る照明装置は、半導体発光素子と、基台と、ヒートシンクと、ケースとを備える。
基台は、板状をしており、一方の面上に半導体発光素子が配されている。ヒートシンクは、基台の他方の面上に配されている。ケースは、筒状をし、筒内方にヒートシンクを収納した状態で、基台により一方の開口が封口されている。
本発明の一態様に係る照明装置では、ケースおよび基台の各々には、ヒートシンクが収納されたケースの内方空間に対して連通する通気孔が開けられている。また、ヒートシンクは、基台の他方の面に対して立設され、ケースの筒軸を取り囲むように配された複数のフィンを有する。そして、複数のフィンの各々は、ケースの筒軸に対して直交する横断面において、ケースの筒軸と当該フィンの幅方向の中心とを通る仮想直線に対して、主面における少なくとも基台側の根元部分が、斜め方向に交差するよう配されている。
上記態様に係る照明装置では、半導体発光素子で生じる熱を高効率に放熱することができるとともに、サイズの大型化を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る照明装置1の外観を示す模式斜視図。 照明装置1の外観を斜め上方から示す模式斜視図。 照明装置1の内部構成を示す模式分解斜視図。 照明装置1の構成の内、モジュールプレート3と外ヒートシンク8および内ヒートシンク9と支持パイプ6を抜き出して示す模式斜視図。 モジュールプレート3に対する外ヒートシンク8の放熱フィン8bおよび内ヒートシンク9の放熱フィン9bの配置形態を示す模式平面図。 照明装置1における空気の流れを示す模式断面図。 (a)は、放熱フィン8bの形状を示す模式平面図、(b)は、モジュールプレート3に対する放熱フィン8bの配置形態を示す模式平面図。 フィン放熱量のフィン角度依存性を示す特性図。 放熱フィン8bの角度θと各寸法との関係を示す模式平面図。 放熱フィン8bの角度θと形成可能な放熱フィン8bの枚数との関係を示す特性図。 形成可能な放熱フィン8bの枚数を考慮した放熱量を示す特性図。 従来技術に係る吊り下げ型の照明装置9の構成を示す模式断面図。
以下、本発明の実施の形態に係る照明装置について、図面を参酌しながら説明する。
(照明装置1の全体構成)
図1〜図3において、矢印Yで示す方向を後方、その反対側を前方とする。照明装置1においては、光は主に前方に出射される。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る照明装置1は、モジュールプレート(基台)3、モジュールプレート3の前面に配置された複数(6個)の発光モジュール4、モジュールプレート3の中央部から後方に伸長する支持パイプ6を備えている。
また、図3に示すように、照明装置1においては、モジュールプレート3の後方に、外ヒートシンク8、および内ヒートシンク9が取り付けられている。外ヒートシンク8および内ヒートシンク9は、ともに支持パイプ6を取り囲むように配されている。
また、図1〜図3に示すように、照明装置1においては、モジュールプレート3の外縁3eから後方に向けて伸長し、外ヒートシンク8および内ヒートシンク9を覆う筒状のケース2が備えられている。
支持パイプ6の後端部には、支持パイプ6を造営材(天井、壁など)に取り付けるための部材である取付部7が装着されている。
一方、図1および図3に示すように、モジュールプレート3の前面には、複数の発光モジュール4を覆うカバー5が装着されている。
本発明の実施の形態に係る照明装置1は、体育館、工場、倉庫の天井などの造営材に取り付けられ、HIDランプ代替の照明装置として用いられる。
(ケース2)
ケース2は、全体として円筒形状をしており、前方側の開口がモジュールプレート3の外縁と略同じ径となっており、後方側の開口が支持パイプ6の外径と略同じ径となっている。図3に示すように、ケース2は、外ヒートシンク8および内ヒートシンク9の周囲を取り囲んでいる。
ケース2は、前方側の開口2aがモジュールプレート3の外縁3eに対してカシメ加工により固定されている。そのため、ケース2の開口2aは、モジュールプレート3によって封口された状態となっている。ケース2と支持パイプ6とは、例えば、ケース2における支持パイプ6が挿通する開口縁にパイプクランプを設置し、当該パイプクランプで支持パイプ6を締結することで、互いを固定している。
ケース2の後端側には、ケース2の内側と外側との間での空気の流通を図るための通気孔2cが開設されている。また、ケース2の側周には、表面積を増すため、および強度アップのためのビード2bが等間隔で形成されている。
なお、ケース2のY軸方向高さは、例えば270mmであり、板厚は、例えば1mmである。
(モジュールプレート3)
モジュールプレート3は、熱伝導性の材料(熱伝導率の高い材料)で形成された円板状の部材である。本実施の形態におけるモジュールプレート3の形成に用いる材料としては、例えば、アルミニウムやマグネシウムなどの金属あるいはそれらの合金を挙げることができる。
図3に示すように、モジュールプレート3の中央には、支持パイプ6の前端部6a(図1を参照。)を填め込む嵌合孔3aが開設されている。モジュールプレート3の前面には、嵌合孔3aの周囲に複数の発光モジュール4を取り付ける領域3bが確保され、モジュールプレート3の外周部分には、複数の通気孔3cが周方向に沿って、円環状に列設されている。
各通気孔3cは、モジュールプレート3の板材を打ち抜くことによって形成され、隣り合う通気孔3c同士の間にはブリッジ3dが形成されている。
なお、本実施の形態においては、モジュールプレート3の直径が、例えば260mmであり、板厚が、例えば2.0〜2.5mmである。
(発光モジュール4)
上述のように、モジュールプレート3における領域3bには、複数(6個)の発光モジュール4が環状に固定されている。これら発光モジュール4は、嵌合孔3aの周囲に60°の角度を以って配されている。
図示を省略しているが、各発光モジュール4は、モジュール基板と、当該モジュール基板上に形成された発光部とで構成されている。モジュール基板は、例えばガラスコンポジット材料で形成され、その表面には、発光部に電力供給するための配線パターンが形成されている。
発光部は、複数のLED(Light Emitting Diode)と、当該LEDを覆うように配された封止層によって構成されている。LEDは、COB(Chip on Board)タイプの半導体発光素子であり、封止層には、LEDから出射される青色光の一部を黄色光に変換する蛍光体が含まれている。
各発光モジュール4は、モジュールプレート3の領域3bに対して、ネジやシリコーン接着剤などを用い熱結合状態で取り付けられている。
(カバー5)
図1および図3に示すように、カバー5は、モジュールプレート3の領域3bに配された複数の発光モジュール4を、全体的に覆うように、モジュールプレート3に対して装着されている。カバー5は、その主面部分5aがフレネルレンズ構造を有しており、複数の発光モジュール4から出射される光を集光して前方に出射する。
カバー5は、その周縁部5bの縁辺がモジュールプレート3に対して接着剤などにより固定されている。
なお、カバー5は、例えばアクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートなどの透明な樹脂材料を用い形成されている。
(支持パイプ6)
支持パイプ6は、伝熱性の良好な材料(例えばステンレス鋼などの金属)で形成された直管である。支持パイプ6は、その前端部6a(図1を参照。)がモジュールプレート3の嵌合孔3aに填め込まれてカシメ加工などにより接合されている。
一方、支持パイプ6の後端部は、取付部7の差し込み口7aに差し込まれた状態で、取付部7に接合されている。支持パイプ6の内部の中空部には、発光モジュール4に接続された配線が挿通されている。
なお、支持パイプ6の長さは、例えば30〜40cmであり、外径は、例えば27mmであり、肉厚は、例えば1.5mm〜3mmである。
(取付部7)
図1〜図3に示すように、取付部7は、支持パイプ6の後端部を天井などの造営材に固定する機能を有する。取付部7は、前方側から後方側に行くに従って径が拡がる円台錐状の外観形状を有する。そして、前方側に支持パイプ6の差し込みを受け入れる差し込み口7aが開設され、後方側のフランジ状の部分に天井などの造営材への固定のためのネジの挿通を許す孔7bが複数開設されている。
(外ヒートシンク8、内ヒートシンク9)
図4および図5に示すように、内ヒートシンク9は、支持パイプ6の周りにおいてモジュールプレート3の後方側の主面に接合されている。内ヒートシンク9は、モジュールプレート3に当接する略円環状の支持部9aと、支持部9aの外周部で折り返され、後方に向けて伸長する複数の放熱フィン9bとを有し構成されている。内ヒートシンク9における各放熱フィン9bは、伸長方向に細長い短冊状をしている。
外ヒートシンク8についても、モジュールプレート3に当接する略円環状の支持部8aと、後方に向けて伸長する複数の放熱フィン8bとを有し構成されている。外ヒートシンク8における各放熱フィン8bについても、伸長方向に細長い短冊状をしている。
図4および図5に示すように、外ヒートシンク8および内ヒートシンク9は、モジュールプレート3における通気孔3cが開設された外周領域よりも内側に配されている。そして、外ヒートシンク8における各放熱フィン8bは、モジュールプレート3に開設された通気孔3cの丁度径方向内側となる領域に形成されている。換言すると、図5に示すように、外ヒートシンク8においては、モジュールプレート3の各ブリッジ3dに対応した箇所に、隣り合う放熱フィン8b同士の間の隙間8cが存在するように配置されている。
さらに、図5に示すように、外ヒートシンク8における各放熱フィン8bおよび内ヒートシンク9における各放熱フィン9bは、モジュールプレート3の中心(支持パイプ6の中心およびケース2の筒軸)から径方向に引いた各仮想直線に対して、斜め方向に交差するように配設されている。具体的には、各放熱フィン8b,9bは、上記仮想直線に対して40°〜80°の範囲内の角度(例えば45°)を以って交差するよう配設されている。
なお、内ヒートシンク9においても、隣り合う放熱フィン9b同士の間に隙間9cが設けられており、放熱フィン9bの形成数は、外ヒートシンク8における放熱フィン8bの形成数と同じである。
本実施の形態においては、外ヒートシンク8および内ヒートシンク9は、放熱フィン8b,9bを含め熱伝導率の高い材料(例えばアルミニウムなどの金属あるいはその合金)を用い形成されている。
(照明装置1が奏する効果)
本実施の形態に係る照明装置1では、モジュールプレート3の後方側主面に外ヒートシンク8と内ヒートシンク9とが設けられている。これにより、外ヒートシンク8と内ヒートシンク9とは、発光モジュール4に対してモジュールプレート3を介して熱結合された状態となっている。そして、外ヒートシンク8における放熱フィン8bおよび内ヒートシンク9における放熱フィン9bは、支持パイプ6の伸長方向に対して直交する方向の横断面において、モジュールプレート3の径方向に対して、各主面が斜め方向に配されている。
さらに、隣り合う放熱フィン8b同士の間、および隣り合う放熱フィン9bn同士の間には、隙間8c,9cが設けられており、当該隙間8c,9cが、モジュールプレート3に開設された通気孔3cに合致する位置となるようになっている。このため、図6に示すように、照明装置1においては、その発光駆動時において、発光モジュール4で発生した熱は、主にケース2内の外ヒートシンク8および内ヒートシンク9へと伝達され、通気孔3cおよび通気孔2cを通じて挿通する空気(Flow1、Flow2)により外部へと放出される。
図6の矢印で示すように、外ヒートシンク8および内ヒートシンク9の各放熱フィン8b,9bを斜め配置とすることで、空気の流れがよくなり、効率的に放熱がなされる。また、放熱フィン8b,9cを斜め配置とすることにより、装置の大型化を抑制することができ高いスペース効率を実現することもできる。
(放熱フィン8b,9bの角度と放熱特性)
放熱フィン8b,9cの配置角度(交差角度)と放熱特性の関係について、図7および図8を用い説明する。なお、以下では、外ヒートシンク8の放熱フィン8bを例に採り、確認をしている。
図7(a)に示すように、幅がW、高さがHの放熱フィン8bを一枚用いた。ここで、幅W=24mmであり、高さH=40mmとした。また、放熱フィン8bは、板厚1.5mmのアルミニウム板を用い形成した。
次に、図7(b)に示すように、モジュールプレート3の中心Ax3と、放熱フィン8bの幅方向中心とを通る仮想直線L1を引いたとき、仮想直線L1と放熱フィン8bの主面とがなすフィン角度(交差角度)をθとする。確認実験では、フィン角度θについて、10°、20°、30°、40°、45°、50°、60°、70°、80°、90°と変えて、放熱量を測定した。そして、フィン角度θ=45°のときの放熱量に対する相対値を図8に示す。
図8では、横軸に放熱フィン8bの角度θをとり、縦軸に放熱量相対値をとった。図8より、フィン放熱量Qとフィン角度θとは、次の関係を満たす。
[数1] Q=f1(θ0.25
図8より、フィン角度θが小さければ小さいほど、放熱量が大きいことが分かる。換言すると、図7(b)に示す仮想直線L1に主面が沿うように、放熱フィン8bを配置することが放熱量という観点からは好ましいことが分かる。
(放熱フィン8b,9bの角度と枚数)
上述のように、本実施の形態では、外ヒートシンク8および内ヒートシンク9の各々において、一枚の板体の外周を切り起こして複数の放熱フィン8b,9bを形成している。このため、外ヒートシンク8および内ヒートシンク9における外形サイズが決められている場合、放熱フィン8b,9bの角度θにより、外周に形成できる放熱フィン8b,9bの枚数が規定されることになる。
図9に示すように、フィン角度をθ、放熱フィン8bの主面の幅をW0とする。このとき、W1、W2、W3、Rは、次のように表すことができる
[数2] W1=W0sinθ
[数3] R=W0cosθ
[数4] W2=R/tanθ
[数5] W3=W1+W2
そして、(数5)に(数2)〜(数4)を代入することで、次式が得られる。
[数6] W3=W0/sinθ
さらに、ある任意の長さの外周において、切り起こしを前提として形成可能な放熱フィン8bの枚数Nについては、放熱フィン8bが直線上に配置されていると近似すると、次式の関係で示すことができる。
[数7] N=1/W3
即ち、(数7)に(数6)を代入すると、次式の関係を満たす。
[数8] N=f2(sinθ)
そして、フィン角度θ=45°のときのフィン枚数を基準とした相対値を図10に示す。
図10に示すように、フィン枚数Nの相対値は、フィン角度θに比例して変化する。なお、フィン角度θ=0°のときには、外周の長さを放熱フィン8bの高さHで除した値が実際の形成枚数Nとなり、フィン角度θ=90°のときには、外周の長さを放熱フィン8bの幅Wで除した値が実際の形成枚数Nとなる。
(フィン枚数Nを加味した時のフィン放熱量)
図8と図10の各フィン角度θにおける相対値同士を掛け合わせた結果を図11に示す。
図11に示すように、フィン角度θ=45°のときを“1.000”とした際の相対値においては、フィン角度θ=60°をピークとする曲線となる。そして、フィン角度θが40°以上80°以下の範囲において、放熱特性が高くなることが分かる。
本実施の形態では、外ヒートシンク8における放熱フィン8bおよび内ヒートシンク9における放熱フィン9bのフィン角度θを、一例として45°としたが、40°以上80°以下の範囲であれば、高い放熱効率を得ることができる。特に、45°以上80°以下で相対値が“1.000”を超え、55°以上70°以下の範囲とすることも好ましい。
[変形例]
上記実施の形態に係る照明装置1では、ケース2の内方に2つのヒートシンク(外ヒートシンク8、内ヒートシンク9)を備える構成としたが、ケース2の内方に配設するヒートシンクの数については、一つであってもよいし、三つ以上とすることもできる。また、図4などに示すように、照明装置1では、外ヒートシンク8における放熱フィン8bの高さが、内ヒートシンク9の放熱フィン9bの高さに比べて低い構成を採用したが、ヒートシンクにおける放熱フィンの高さについては、ケース2の形状やヒートシンクからの放熱量などを勘案して適宜規定することが可能である。
また、図4などに示すように、照明装置1では、外ヒートシンク8における放熱フィン8bの枚数と、内ヒートシンク9における放熱フィン9bの枚数とが同じである構成としたが、互いの放熱フィンの構成枚数を変えてもよい。例えば、外ヒートシンクにおける放熱フィンの枚数を、内ヒートシンクにおける放熱フィンの枚数よりも多くしてもよいし、その逆でもよい。
また、上記実施の形態に係る照明装置1では、各ヒートシンク8,9における放熱フィン8b,9bについて、平板状としたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、放熱フィンの幅方向中心を通り、その高さ方向に通る軸芯を仮定するとき、高さ方向の下部から上部に向けて前記軸芯周りに回転した形状の放熱フィンを採用することもできる。この場合においては、モジュールプレート3側の根元部分の配置角度(交差角度)を、上記フィン角度θとすることにより、上記効果を得ることができる。
また、上記実施の形態に係る照明装置1では、外ヒートシンク8および内ヒートシンク9の各放熱フィン8b,9bについて、高さ方向に幅が同じである矩形状としたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、モジュールプレート3側の根元部分から高さ方向の上部へ行くほど、主面の幅が小さくなるような台形形状あるいは三角形状の放熱フィンとすることもできる。
また、上記実施の形態に係る照明装置1では、モジュールプレート3に開設した通気孔3cの位置に対して、放熱フィン8b間の隙間8cの位置が合致するように外ヒートシンク8の形態および配置を規定したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、図5に示す形態から、外ヒートシンク8について、モジュールプレート3の通気孔3cの半ピッチ分だけ回転させた形態とすることもできる。
また、上記実施の形態に係る照明装置1では、支持パイプ6に対して内ヒートシンク9の放熱フィン9bが離間した状態としたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、内ヒートシンク9の放熱フィン9bの少なくとも一部が支持パイプ6の外周部分に当接し、あるいは固定されることで、熱結合された形態を採用することもできる。これにより、放熱フィン9bの熱の一部を支持パイプ6へも逃がすことができ、放熱特性の向上を図ることも可能である。
また、上記実施の形態に係る照明装置1では、COBタイプのLEDが実装されてなる発光モジュール4を備える構成を採用したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、SMD(表面実装)タイプのLEDが実装されてなる発光モジュールを採用することもできる。
また、上記実施の形態に係る照明装置1では、半導体発光素子の一例としてLEDを採用したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、半導体発光素子として、LD(レーザダイオード)や、EL素子などを採用することも可能である。また、照明装置における発光モジュールの数についても、上記実施の形態に係る照明装置1では、一例として6個としたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、1個あるいは2個から5個の発光モジュールを備える構成とすることもできるし、7個以上の発光モジュールを備える構成とすることもできる。
また、上記実施の形態に係る照明装置1では、モジュールプレート3、支持パイプ6、ケース2などについて、発光モジュール4の熱を高効率に放熱することを目的として、アルミニウムあるいはその合金などの金属材料から構成されることとしたが、本発明は、これに限定されるものではない。放熱量との関係で許容されるのであれば、樹脂材料などを採用することもできる。
また、上記実施の形態に係る照明装置1では、支持パイプ6について、直管状のパイプとしたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、途中で曲折された支持パイプとすることや、長さ方向の中間部分などにボールジョイントを介挿させておき、光の照射方向を調整できる構成とすることもできる。また、フレキシブルパイプなどを採用することも考えられる。
[本発明の態様についてのまとめ]
本発明に係る一態様に係る照明装置は、半導体発光素子と、基台と、ヒートシンクと、ケースとを備える。
基台は、板状をしており、一方の面上に半導体発光素子が配されている。ヒートシンクは、基台の他方の面上に配されている。半導体発光素子とヒートシンクとは、基台をその厚み方向に挟んで熱結合された状態となる。ケースは、筒状をし、筒内方にヒートシンクを収納した状態で、基台により一方の開口が封口されている。
本発明の一態様に係る照明装置では、ケースおよび基台の各々には、ヒートシンクが収納されたケースの内方空間に対して連通する通気孔が開けられている。また、ヒートシンクは、基台の他方の面に対して立設され、ケースの筒軸を取り囲むように配された複数のフィンを有する。そして、複数のフィン各々は、ケースの筒軸に対して直交する横断面において、筒軸と当該フィンの幅方向の中心とを通る仮想直線に対して、主面における少なくとも基台側の根元部分が斜め方向に交差するよう配されている。
上記態様に係る照明装置では、ケースおよび基台に通気孔が開けられている。このため、ケースの内方空間に収納されたヒートシンクに対して外気が流通する。よって、半導体発光素子で生じた熱が、ヒートシンクを介して高効率に放熱される。
また、上記態様に係る照明装置では、ヒートシンクにおける隣接するフィン同士の間の隙間を、上記ケースおよび基台の通気孔から導入された外気が通過する。これより、複数のフィンに伝達された熱が通過する外気に放出される。よって、これによっても、本態様に係る照明装置では、高効率に放熱がなされる。
また、上記態様に係る照明装置では、複数のフィンの各々において、各々の主面における少なくとも基台側の根元部分が上記仮想直線に対して斜め方向に交差するように配されている。これにより、当該フィンの配置により、仮想直線に沿った方向にフィンの主面を配する場合よりも、フィンの配設のための占有面積を小さく抑えることができる。また、仮想直線に対して直交する方向にフィンの主面を配する場合に比べて、同じ周長でのフィンの配置数を多くすることができる。よって、本態様に係る照明装置では、高効率での放熱が可能であるとともに、スペース効率を高くすることができる。
以上より、上記態様に係る照明装置では、半導体発光素子で生じる熱を高効率に放熱することができるとともに、大型化を抑制することができる。
また、本発明に係る一態様に係る照明装置は、発光駆動時に前記発光素子から発せられる熱量のうち、各フィンからの放熱量をQ、前記仮想直線に対する各フィンの上記交差角度をθとするとき、Q=f1(θ0.25)の関係に基づき、上記交差角度θが規定されている。このように、各フィンの配置角度(交差角度)を上記関係式に基づき規定することにより、各フィンにおける放熱効率を高くすることができる。
また、本発明に係る一態様に係る照明装置は、ヒートシンクにおいて、複数のフィンが、一枚の板体の外周部を切り起こすことにより形成されており、ヒートシンクにおけるフィンの形成枚数をNとするとき、上記関係式に加え、N=f2(sinθ)の関係にも基づき、上記交差角度θが規定されている。このように各フィンの配置角度(交差角度)θを規定することにより、ヒートシンクにおける複数のフィン全体での放熱効率を高くすることができる。また、板体の外周部を切り起こすことによって複数のフィンを形成する場合にも、高いスペース効率も実現することができる。
また、本発明に係る一態様に係る照明装置は、具体的に、交差角度θが、40°以上80°以下の範囲内に規定されている。発明者等が上記関係式に基づいて検討した結果、交差角度θを上記範囲とすることが、放熱効率およびスペース効率の両観点から望ましいことを究明した。なお、交差角度θについては、複数のフィン全てで同じ角度とすること、および配置の方向を揃えることもできる。また、交差角度θについては、製造の容易性なども加味して、例えば、45°とすることなどもできる。
また、本発明に係る一態様に係る照明装置は、基台の上記他方の面上におけるヒートシンクが配された領域よりも筒軸側に、第2ヒートシンクが設けられている。第2ヒートシンクについても、基台の上記他方の面に対して立設され、ケースの筒軸を取り囲むように配された複数のフィンを有する。そして、第2ヒートシンクにおける複数のフィンについても、隣り合うフィン同士の間に間隙をあけて配されている。このように複数のフィンを有する第2ヒートシンクを設けることにより、さらに放熱効率の向上を図ることができる。
また、本発明に係る一態様に係る照明装置は、第2ヒートシンクにおける複数のフィンの各々も、ケースの筒軸を通る仮想直線に対して、主面における少なくとも基台側の根元部分が斜め方向に交差するよう配されている。このように、第2ヒートシンクにおける複数のフィンについても、上記のように斜め方向に交差するよう配置することで、上述と同様に、放熱効率の向上を図ることができる。なお、第2ヒートシンクにおける各フィンの配置角度(交差角度)についても、上記関係式に基づき規定することで、同様の効果を得ることができる。
1.照明装置
2.ケース
2c.通気孔
3.モジュールプレート
3a.嵌合孔
3c.通気孔
4.発光モジュール
5.カバー
6.支持パイプ
7.取付部
8.外ヒートシンク
8b.放熱フィン
8c.隙間
9.内ヒートシンク
9b.放熱フィン
9c.隙間

Claims (6)

  1. 半導体発光素子と、
    一方の面上に前記半導体発光素子が配された板状の基台と、
    前記基台の他方の面上に配されたヒートシンクと、
    筒状をし、当該筒の内方に前記ヒートシンクを収納した状態で、前記基台により一方の開口が封口されたケースと、
    を備え、
    前記ケースおよび前記基台の各々には、前記ヒートシンクが収納された前記ケースの内方空間に対して連通する通気孔が開けられており、
    前記ヒートシンクは、前記基台の他方の面に対して立設され、前記ケースの筒軸を取り囲むように配された複数のフィンを有し、
    前記複数のフィンの各々は、前記ケースの筒軸に対して直交する横断面において、前記筒軸と当該フィンの幅方向の中心とを通る仮想直線に対して、主面における少なくとも前記基台側の根元部分が斜め方向に交差するよう配されている
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 発光駆動時に前記発光素子から発せられる熱量のうち、各フィンからの放熱量をQ、前記仮想直線に対にて、前記各フィンにおける前記主面の根元部分が交差する角度をθとするとき、
    Q=f1(θ0.25
    の関係に基づき、前記角度θが規定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記ヒートシンクでは、前記複数のフィンが、一枚の板体の外周部を切り起こすことにより形成されており、
    前記ヒートシンクにおける前記フィンの枚数をNとするとき、
    前記Qとθとの関係に加え、
    N=f2(sinθ)
    の関係にも基づき、前記角度θが規定されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記角度θは、40°以上80°以下の範囲内に規定されている
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記基台の他方の面上における前記ヒートシンクが配された領域よりも前記筒軸側には、第2ヒートシンクが設けられており、
    前記第2ヒートシンクも、前記基台の他方の面に対して立設され、前記ケースの筒軸を取り囲むように配された複数のフィンを有し、
    前記第2ヒートシンクにおける前記複数のフィンも、隣り合うフィン同士の間に間隙をあけて配されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の照明装置。
  6. 前記第2ヒートシンクにおける前記複数のフィンの各々も、前記ケースの筒軸を通る仮想直線に対して、主面における少なくとも前記基台側の根元部分が斜め方向に交差するよう配されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の照明装置。
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