JP2014170194A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成領域の主走査方向において、高精度に画像のムラを補正すること。
【解決手段】 シート110上に形成されたテストパターンをカラーセンサ200により測定し、この測定結果に基づいて、主走査方向の画像のムラを補正する。なお、テストパターンを形成する場合のシート110上の主走査方向の余白領域を、テストパターンを形成しない場合のシート110上の主走査方向の余白領域よりも狭くする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主走査方向の画像のムラを補正する機能を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置の画像品質(以下画質と呼ぶ)には、粒状性、面内一様性、文字品位、色再現性(色安定性を含む)などがある。画質に影響する要因として、電子写真方式を使用した画像形成装置では、感光ドラムを帯電する帯電器の劣化による帯電ムラ、感光ドラムに静電潜像を形成するためのレーザスキャナ等の露光ムラ、あるいは静電潜像を現像する現像器の現像ムラ等がある。
これらのムラは、シートに形成される画像の主走査方向(シート搬送方向と直交する方向)に濃度ムラや色ムラを発生させる要因になり、面内一様性を損なう要因としてとして大きな課題となっている。
そこで、特許文献1では、主走査方向に複数のテストパターンを印刷したシートを出力し、テストパターンの濃度をハンディ濃度計等で測定することによって、主走査方向の濃度ムラを補正する技術(主走査シェーディング補正)が提案されている。
一方、この主走査シェーディング補正を、画像形成装置の内部に搭載したカラーセンサを用いて行う方法として、特許文献2に記載されている技術が提案されている。特許文献2に記載された発明は、シートの主走査方向に同一画像信号値による帯状のテストパターンを形成し、一旦シートを出力した後、シートを再度給紙して、画像形成装置内のカラーセンサを用いてテストパターンを測定するものである。
特開2004−163216号公報 特開2006−58565号公報
通常、シートに形成されるべき画像がシートからはみ出ないように、画像形成がなされない領域としてシートの周囲に余白領域が設けられている。これは、シートから画像がはみ出ると、シートに転写されなかったトナーが画像形成装置内に残留し、次のシートを汚すことになるからである。
この余白領域の範囲は、各部品の取り付け公差や、感光ドラムへのレーザの書き込み位置の誤差等を考慮し、シートの先端、後端、左端、右端の各端部に2〜5mm幅の余白を設けるのが一般的である。
この余白領域は、主走査シェーディング補正用のテストパターンを出力する場合にも設定される。さらに、センサの測定領域(スポット径)の都合により、測定ポイントはテストパターンの端部からさらに内側になってしまい、シート端部の情報を十分に測定できない問題があった。
図20は、テストパターンの領域とセンサの測定領域とを示す図である。センサの測定領域は、センサの光学特性により所定のスポット径を有するため、測定領域をテストパターンの最端部に合わせても、位置Aを中心とした濃度を測定してしまい、位置Bの濃度を測定することはできない。このため、シート端部の画像ムラを補正することはできなかった。
そこで、本発明は、画像形成領域の主走査方向において、高精度に画像のムラを補正することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記シートに測定用画像を形成する像形成手段と、前記シートに形成された前記測定用画像に光を照射し、前記測定用画像からの反射光を測定する測定手段と、前記測定手段の測定結果に基づいて、前記搬送手段のシート搬送方向と直交する主走査方向の画像のムラを補正する補正手段と、前記測定用画像を形成する場合の前記シート上の前記主走査方向の余白領域を、前記測定用画像を形成しない場合の前記シート上の前記主走査方向の余白領域よりも狭くするように、前記像形成手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成領域の主走査方向において、高精度に画像のムラを補正することができる。
画像形成装置100の構造を示す断面図である。 カラーセンサ200を示す図である。 画像形成装置100のシステム構成を示すブロック図である。 色測定用チャートを示すイメージ図である。 カラーマネージメント環境の概略図である。 操作部180を示す図である。 ユーザモードキー410を選択したときの表示画面である。 画像形成装置100の動作を示すフローチャートである。 最大濃度調整の動作を示すフローチャートである。 階調調整の動作を示すフローチャートである。 多次色補正処理の動作を示すフローチャートである。 主走査シェーディング補正の動作を示すフローチャートである。 テストパターンの詳細を示す図である。 (a)画像形成時における、チャートとカラーセンサ200a〜200dの位置関係を示す図である。(b)測定時における、チャートとカラーセンサ200a〜200dの位置関係を示す図である。 主走査シェーディング実行時の表示画面を示す図である。 テストパターンの主走査方向の濃度分布を示す図である。 (a)濃度比α(x)と主走査方向の補正係数β(x)との関係を示す図である。(b)濃度比α(x)と主走査方向の補正係数γ(x)との関係を示す図である。 第1の実施形態の効果を説明するための図である。 余白領域と測定領域(スポット径)との関係を示す図である。 従来技術を説明するための図である。
[第1の実施形態]
(画像形成装置)
本実施形態では電子写真方式のレーザビームプリンタを用いて上記課題の解決方法を説明する。ここでは、一例として、画像形成方式として電子写真方式を採用する。しかし、本発明は、インクジェット方式や昇華方式にも適用できる。
図1は、画像形成装置100の構造を示す断面図である。画像形成装置100は、筐体101を備える。筐体101には、エンジン部を構成するための各機構と、制御ボード収納部104とが設けられている。制御ボード収納部104には、各機構による各印刷プロセス処理(例えば、給紙処理など)に関する制御を行なうエンジン制御部102と、プリンタコントローラ103が収納されている。
図1が示すように、エンジン部にはYMCKに対応した4つのステーション120、121、122、123が設けられている。ステーション120、121、122、123は、トナーをシート110に転写して画像を形成する像形成手段である。ここで、YMCKは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの略称である。各ステーションは、ほぼ共通の部品により構成されている。感光ドラム105は、像担持体の一種であり、一次帯電器111により一様の表面電位に帯電する。感光ドラム105は、レーザ108が出力するレーザ光によって、静電潜像が形成される。各画素の階調に対するレーザ露光量は、パルス幅変調(PWM)により変更される。
現像器112は、色材(トナー)を用いて潜像を現像してトナー像を形成する。トナー像(可視像)は、中間転写体106上に転写される。中間転写体106上に形成された可視像は、収納庫113から搬送されてきたシート110に対して、転写ローラ114により転写される。さらに、中間転写体106および転写ローラ114には、それぞれクリーニング機構118、119が当接されており、中間転写体106や転写ローラ114に付着したトナーを除去することができる。
本実施形態の定着処理機構は、シート110に転写されたトナー像を加熱および加圧してシート110に定着させる第一定着器150および第二定着器160を有している。第一定着器150には、シート110に熱を加えるための定着ローラ151、シート110を定着ローラ151に圧接させるための加圧ベルト152、定着完了を検知する第一定着後センサ153を含む。これらローラは中空ローラであり、内部にそれぞれヒータを有している。
第二定着器160は、第一定着器150よりもシート搬送方向下流に配置されている。第二定着器160は、第一定着器150により定着したシート上のトナー像に対してグロス(光沢)を付与したり、定着性を確保したりする。第二定着器160も、第一定着器150と同様に定着ローラ161、加圧ローラ162、第二定着後センサ163を有している。シート110の種類によっては第二定着器160を通す必要がない。この場合、エネルギー消費量低減の目的で第二定着器160を経由せずにシート110は搬送経路130を通過する。
例えば、シート110上の画像にグロスを多く付加する設定がされた場合や、シート110が厚紙のように定着に多くの熱量を必要とする場合は、第一定着器150を通過したシート110は、第二定着器160にも搬送される。一方、シート110が普通紙や薄紙の場合であって、グロスを多く付加する設定がされていない場合は、シート110は、第二定着器160を迂回する搬送経路130を搬送される。第二定着器160にシート110を搬送するか、第二定着器160を迂回してシート110を搬送するかは、切替部材131により制御される。
切替部材132は、シート110を搬送経路135へと誘導するか、外部への搬送経路139に誘導するかを切り替える。搬送経路135へと導かれたシート110の先端は、反転センサ137を通過し、反転部136へ搬送される。反転センサ137がシート110の後端を検出すると、シート110の搬送方向が切り替えられる。切替部材133は、シート110を両面画像形成用の搬送経路138へと誘導するか、搬送経路135に誘導するかを切り替える。
搬送経路135には、シート110上のパッチ画像を検知するカラーセンサ200が配置されている。カラーセンサ200は、シート110の搬送方向と直交する方向に4つのセンサ200a〜200dが並べて配置されており、4列のパッチ画像を検知できる。操作部180からの指示により測定が指示されると、エンジン制御部102は主走査シェーディング補正、最大濃度調整、階調調整、多次色補正処理などを実行する。
切替部材134は、シート110を外部への搬送経路139に誘導する誘導部材である。搬送経路139を搬送されたシート110は、画像形成装置100の外部へと排出される。
(カラーセンサ)
図2は、カラーセンサ200の構造を示す図である。カラーセンサ200の内部には、白色LED201、回折格子202、ラインセンサ203、演算部204、及びメモリ205が設けられている。白色LED201は、シート110上のパッチ画像220に光を照射する発光素子である。パッチ画像220から反射した光は、透明部材で構成される窓206を通過する。
回折格子202はパッチ画像220からの反射光を波長ごとに分光する。ラインセンサ203は、回折格子202により波長ごとに分解された光を検出するn個の受光素子を備えた光検出素子である。演算部204は、ラインセンサ203により検出された各画素の光強度値から各種の演算を行う。
メモリ205は、演算部204が使用する各種のデータを保存する。演算部204は、例えば、光強度値から分光反射率を演算する分光演算部等を有する。また、白色LED201から照射された光をシート110上のパッチ画像220に集光したり、パッチ画像220から反射した光を回折格子202に集光したりするレンズがさらに設けられてもよい。また、カラーセンサ200がシート110上のパッチ画像を測定する測定領域は、白色LED201の照射領域(スポット径)に等しく、本実施形態ではφ5mmである。
図3は、画像形成装置100のシステム構成を示すブロック図である。この図を用いて、最大濃度調整、階調調整、及び多次色補正処理について説明する。なお、図3では、プリンタコントローラ103により行われる処理を分かり易くするために、プリンタコントローラ103内をブロックで表現している。
(最大濃度調整)
まず、プリンタコントローラ103は、最大濃度調整に用いるテストチャートを出力するよう、エンジン制御部102に指示を出す。このとき、予め設定された又は前回の最大濃度調整時において設定された帯電電位、露光強度、及び現像バイアスで、シート110に最大濃度調整用のパッチ画像がCMYKの色毎に形成される。その後、エンジン制御部102は、カラーセンサ制御部302に対してパッチ画像の測定の指示を出す。
カラーセンサ200にてパッチ画像の測定が行われると、測定された結果は、分光反射率データとして濃度変換部324に送られる。濃度変換部324は、分光反射率データをCMYKの濃度データに変換し、変換した濃度データを最大濃度補正部320に送る。
最大濃度補正部320は、最大濃度となる画像データをトナー像として出力したときの濃度が所望の値となるように、帯電電位、露光強度、及び現像バイアスの補正量を算出し、算出した補正量をエンジン制御部102へと送信する。エンジン制御部102は、次回以降の画像形成動作に、送信された帯電電位、露光強度、及び現像バイアスの補正量を用いる。以上の動作によって、出力される画像の最大濃度が調整される。
(階調調整)
最大濃度調整の処理が終わると、プリンタコントローラ103は、シート110上に16階調のパッチ画像を形成するようにエンジン制御部102に指示を出す。なお、16階調のパッチ画像の画像信号としては、例えば00H、10H、20H、30H、40H、50H、60H、70H、80H、90H、A0H、B0H、C0H、D0H、E0H、FFHとすればよい。
このとき、最大濃度調整で算出された帯電電位、露光強度、及び現像バイアスの補正量を用いて、シート110に16階調のパッチ画像がCMYKの色毎に形成される。シート110に16階調のパッチ画像が形成されると、エンジン制御部102は、カラーセンサ制御部302に対してパッチ画像の測定の指示を出す。
カラーセンサ200にてパッチ画像の測定が行われると、測定結果は分光反射率データとして濃度変換部324に送られる。濃度変換部324は、分光反射率データをCMYKの濃度データに変換し、変換した濃度データを濃度階調補正部321に送る。濃度階調補正部321は、所望の階調性が得られるように露光量の補正量を算出する。そして、LUT作成部322は単色階調LUTを作成し、各色CMYKの信号値としてLUT部323へ送る。
(プロファイル)
多次色調整処理を行うにあたり、画像形成装置100は、多次色を含むパッチ画像の測定結果から後述のICCプロファイルを作成し、そのプロファイルを用いて入力画像を変換して出力画像を形成する。
ここで、多次色を含むパッチ画像220は、CMYKの4色それぞれについて網点面積率を3段階(0%、50%、100%)に変化させ、色毎の網点面積率の全ての組み合わせのパッチ画像を形成する。パッチ画像220は、図4に記載のように、各カラーセンサ200a〜200dによって読み取られるように4列に並べて形成される。
優れた色再現性を実現するプロファイルとして、ここでは近年市場で受け入れられているICCプロファイルを用いることとする。ただし、本発明は、ICCプロファイルでなければ適用できない発明ではない。本発明は、Adobe社が提唱したPostScriptのレベル2から採用されているCRD(Color Rendering Dictionary)やPhotoshop(登録商標)内の色分解テーブルなどにも適用できる。
カスタマエンジニアによる部品交換時や、カラーマッチング精度が要求されるジョブの前、さらには、デザイン構想段階などで最終出力物の色味が知りたい時などに、ユーザは操作部180を操作してカラープロファイルの作成処理を指示する。
プロファイルの作成処理は、図3のブロック図に示すプリンタコントローラ103において行われる。プリンタコントローラ103はCPUを有し、後述するフローチャートを実行するためのプログラムを記憶部350から読み出して実行する。
操作部180がプロファイル作成指示を受け付けると、プロファイル作成部301は、ISO12642テストフォームであるCMYKカラーチャート210を、プロファイルを介さずにエンジン制御部102に出力する。プロファイル作成部301は、カラーセンサ制御部302に測定指示を送る。エンジン制御部102は、画像形成装置100を制御して帯電、露光、現像、転写、定着といったプロセスを実行させる。これにより、シート110にはISO12642テストフォームが形成される。
カラーセンサ制御部302はカラーセンサ200を制御して、ISO12642テストフォームを測定させる。カラーセンサ200は、測定結果である分光反射率データをプリンタコントローラ103のLab演算部303に出力する。Lab演算部303は、分光反射率データをL*a*b*データに変換して、プロファイル作成部301に出力する。L*a*b*データの受け渡しは、カラーセンサ用入力ICCプロファイル格納部304を介して行われる。なお、Lab演算部303は、機器に依存しない色空間信号であるCIE1931XYZ表色系へ分光反射率データを変換してもよい。
プロファイル作成部301は、エンジン制御部102に出力したCMYK色信号と、Lab演算部303から入力されたL*a*b*データとの関係から出力ICCプロファイルを作成する。プロファイル作成部301は、作成した出力ICCプロファイルを出力ICCプロファイル格納部305に格納する。
ISO12642テストフォームは一般的な複写機が出力可能な色再現域を網羅するCMYK色信号のパッチを含んでいる。よって、プロファイル作成部301は、それぞれの色信号値と測定したL*a*b*値との関係から色変換表を作成する。つまりCMYK→Labの変換表が作成される。この変換表をもとにして、逆変換表が作成される。
プロファイル作成部301は、ホストコンピュータからI/F308を通じてプロファイル作成命令を受け付けると、作成した出力ICCプロファイルをI/F308を通じてホストコンピュータに出力する。ホストコンピュータは、ICCプロファイルに対応した色変換をアプリケーションプログラムで実行することができる。
(色変換処理)
通常のカラー出力における色変換においては、スキャナ部からI/F308を介して入力されたRGB信号値やJapanColorなどの標準印刷CMYK信号値を想定して入力された画像信号は、外部入力用の入力ICCプロファイル格納部307に送られる。入力ICCプロファイル格納部307は、I/F308から入力された画像信号に応じて、RGB→LabあるいはCMYK→Lab変換を実行する。入力ICCプロファイル格納部307に格納されている入力ICCプロファイルは、複数のLUT(ルックアップテーブル)により構成されている。
これらのLUTは、たとえば、入力信号のガンマをコントロールする1次元LUT、ダイレクトマッピングといわれる多次色LUT、生成された変換データのガンマをコントロールする1次元LUTである。入力された画像信号は、これらのLUTを用いてデバイスに依存した色空間からデバイスに依存しないL*a*b*データに変換される。
L*a*b*座標に変換された画像信号はCMM306に入力される。CMMはカラーマネージメントモジュールの略語である。CMM306は、各種の色変換を実行する。たとえば、CMM306は、入力機器としてのスキャナ部などの読取色空間と、出力機器としての画像形成装置100の出力色再現範囲のミスマッチをマッピングするGAMUT変換を実行する。また、CMM306は、入力時の光源種と出力物を観察するときの光源種のミスマッチ(色温度設定のミスマッチとも言う)を調整する色変換を実行する。
このようにしてCMM306は、L*a*b*データをL’*a’*b’*データへ変換し、出力ICCプロファイル格納部305に出力する。測定によって作成されたプロファイルが出力ICCプロファイル格納部305に格納されている。よって、出力ICCプロファイル格納部305は、新たに作成したICCプロファイルによってL’*a’*b’*データを色変換し、出力機器に依存したCMYK信号へと変換してエンジン制御部102へ出力する。
図3で、CMM306は、入力ICCプロファイル格納部307と出力ICCプロファイル格納部305と分離されている。しかし、図5が示すようにCMM306はカラーマネージメントを司るモジュールのことであり、入力プロファイル(印刷ICCプロファイル501)と出力プロファイル(プリンタICCプロファイル502)を使って色変換を行うモジュールである。
なお、シェーディング補正量決定部319は、主走査シェーディングモードにおける補正量を決定するものである。主走査シェーディングモードについての詳細は後述する。
(操作部)
図6は、操作部180を示す図である。操作部180には、画像形成装置100の電源をON/OFFするためのソフトスイッチ400、複写開始を指示するためのコピースタートキー401、及び標準モードに戻すためのリセットキー402が設けられている。標準モードは、「フルカラー・片面」に設定されている。
また、操作部180には、設定枚数等の数値を入力するためのテンキー403、数値をクリアするためのクリアキー404、及び連続コピー中にコピーを停止させるためのストップキー405が設けられている。
操作部180の左側には、各種モードの設定やプリンタの状態を表示するタッチパネルディスプレイ406が設けられている。操作部180の右端には、画像形成動作中に割り込んでコピーするための割り込みキー407、個人別や部門別にコピー枚数を管理するための暗証キー408、ガイダンス機能を使用するときに押下するガイダンスキー409が設けられている。
その下には、キャリブレーションモードの指定、主走査シェーディングモードの指定、シート情報の登録等、ユーザが画像形成装置100の管理や設定を行うユーザモードに入るためのユーザモードキー410が設けられている。
また、タッチパネルディスプレイ406には、フルカラー画像形成モード選択キー412、及びモノクロ画像形成モード選択キー413が設けられている。
(キャリブレーションモード)
次に、本実施形態におけるキャリブレーションモードについて説明する。まず、図6の操作部180において、ユーザモードキー410をユーザが選択すると、図7の画面がタッチパネルディスプレイ406に表示される。
キャリブレーションモードキー421は、画像の濃度や色の安定性向上のためのキャリブレーションの実行を指示するためのキーである。主走査シェーディングモードキー422は、シート110に形成される画像の主走査方向(シート搬送方向と直交する方向)の濃度ムラや色ムラを補正する主走査シェーディング補正の実行を指示するためのキーである。
なお、ここでのキャリブレーションとは、前述の最大濃度調整、階調調整、及び多次色補正処理のことをいう。キャリブレーションモードキー421が選択されると、キャリブレーション動作がスタートする。以下、フローチャートに沿ってキャリブレーションの一連の処理を説明する。
図8は、画像形成装置100の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、プリンタコントローラ103により実行される。まず、プリンタコントローラ103は、操作部180から画像形成要求があるかどうか、また、ホストコンピュータからI/F308を通じて画像形成要求があるかどうかを判断する(S801)。
画像形成要求がない場合は、プリンタコントローラ103は、操作部180から主走査シェーディングの指示があるかどうかを判断する(S802)。主走査シェーディングの指示は、前述したように主走査シェーディングモードキー422が選択されることにより行われる。主走査シェーディングの指示があった場合は、図12で後述する主走査シェーディング補正を行う(S803)。
次に、プリンタコントローラ103は、操作部180からキャリブレーションの指示があるかどうかを判断する(S804)。キャリブレーションの指示は、前述したようにキャリブレーションモードキー421が選択されることにより行われる。
キャリブレーションの指示があった場合は、図9で後述する最大濃度調整を行い(S805)、図10で後述する階調調整を行う(S806)。その後、図11で後述する多次色補正処理を行う(S807)。ステップS804において、キャリブレーションの指示がない場合は、前述のステップS801に戻る。このように、多次色補正処理を行う前に最大濃度調整と階調調整を行っているのは、多次色補正処理を高精度に行うためである。
ステップS801において、画像形成要求があると判断された場合は、プリンタコントローラ103は、エンジン制御部102に対し、収納庫113からシート110を給紙するよう指示する(S808)。その後、プリンタコントローラ103は、エンジン制御部102に対し、シート110にトナー画像を形成するよう指示する(S809)。
そして、プリンタコントローラ103は、全ページの画像形成が終了したかどうかを判断する(S810)。全ページの画像形成が終了した場合はステップS801に戻り、終了していない場合はステップS808に戻り、次のページの画像形成を行う。
図9は、最大濃度調整の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、プリンタコントローラ103により実行される。なお、画像形成装置100の制御は、プリンタコントローラ103からの指示によりエンジン制御部102により実行される。
まず、プリンタコントローラ103は、エンジン制御部102に対し、収納庫113からシート110を給紙するよう指示するとともに(S901)、シート110に最大濃度調整用のパッチ画像を形成するように指示する(S902)。次に、プリンタコントローラ103は、シート110がカラーセンサ200に到達すると、カラーセンサ200にパッチ画像を測定させる(S903)。
そして、プリンタコントローラ103は、濃度変換部324を用いて、カラーセンサ200から出力された分光反射率データをCMYKの濃度データに変換させる(S904)。その後、プリンタコントローラ103は、変換された濃度データに基づいて帯電電位、露光強度、及び現像バイアスの補正量を算出する(S905)。ここで算出された補正量は、記憶部350に格納されて使用される。
図10は、階調調整の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、プリンタコントローラ103により実行される。なお、画像形成装置100の制御は、プリンタコントローラ103からの指示によりエンジン制御部102により実行される。
まず、プリンタコントローラ103は、エンジン制御部102に対し、収納庫113からシート110を給紙するよう指示するとともに(S1001)、シート110に階調調整用のパッチ画像(16階調)を形成するよう指示する(S1002)。次に、プリンタコントローラ103は、シート110がカラーセンサ200に到達すると、カラーセンサ200にパッチ画像を測定させる(S1003)。
そして、プリンタコントローラ103は、濃度変換部324を用いて、カラーセンサ200から出力された分光反射率データをCMYKの濃度データに変換させる(S1004)。その後、プリンタコントローラ103は、変換された濃度データに基づいて露光強度の補正量を算出し、階調を補正するためのLUTを作成する(S1005)。ここで算出されたLUTは、LUT部323に設定されて使用される。
図11は、多次色補正処理の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、プリンタコントローラ103により実行される。なお、画像形成装置100の制御は、プリンタコントローラ103からの指示によりエンジン制御部102により実行される。
まず、プリンタコントローラ103は、エンジン制御部102に対し、収納庫113からシート110を給紙するよう指示するとともに(S1101)、シート110に多次色補正処理用のパッチ画像を形成するよう指示する(S1102)。次に、プリンタコントローラ103は、シート110がカラーセンサ200に到達すると、カラーセンサ200にパッチ画像を測定させる(S1103)。
そして、プリンタコントローラ103は、Lab演算部303を用いて、カラーセンサ200から出力された分光反射率データから色値データ(L*a*b*)を演算する。この色値データ(L*a*b*)に基づいて、プリンタコントローラ103は、前述の処理によりICCプロファイルを作成し(S1104)、出力ICCプロファイル格納部305に格納する(S1105)。
以上のように、最大濃度調整、階調調整、及び多次色補正処理といった一連のキャリブレーションを行うことによって、画像形成装置100における画像の濃度・階調・色味の安定性を実現でき、高精度なカラーマッチングが可能になる。
(主走査シェーディングモード)
図12は、主走査シェーディング補正の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、プリンタコントローラ103により実行される。なお、画像形成装置100の制御は、プリンタコントローラ103からの指示によりエンジン制御部102により実行される。
なお、以降では濃度ムラの補正について説明するものの、カラーセンサ200を用いて測定したL*a*b*データから主走査方向の色ムラを測定し、この色ムラを補正するようにしても構わない。
主走査シェーディングの開始が指示されると、プリンタコントローラ103は、収納庫113からシート110を給紙して測定用画像(以下、テストパターンと称す)を形成するよう、エンジン制御部102に指示を出す(S1201)。
図13に示されるように、本実施形態のテストパターンは主走査方向に延びる帯状のパターンであり、CMYKの色毎にシート110上に形成される。本実施形態で使用するシートサイズはA4(210mm×297mm)であり、各色のテストパターンの幅は、測定領域5mmに位置ズレのマージンを考慮して10mmとした。また、CMYK4色のテストパターンの間隔は、4つのカラーセンサ200a〜200dの間隔に等しくしている。
本実施形態では、余白領域を形成せずにテストパターンを出力する。このため、レーザ108の書出し位置を調整し通常画像出力よりもドラム上の作像幅を拡大した。
本実施形態においては、通常の画像形成時の余白を5mmに設定した。一方、テストパターン形成時は、確実に余白を無くすためにA4幅(297mm)の両側にそれぞれ5mmの画像領域を追加し、主走査方向の画像領域を307mmとした。画像濃度は100%出力である。
このテストパターンは主走査方向において余白領域無しで出力されため、中間転写体106及び転写ローラ114上には、シート110に転写されずにはみ出たトナーが付着している。このため、プリンタコントローラ103は、トナーを清掃するためのクリーニングシーケンスを実行するよう、エンジン制御部102に指示を出す(S1202)。
クリーニングシーケンスにおいて、エンジン制御部102は、中間転写体106及び転写ローラ114をクリーニング機構118及び119でクリーニングしながら、中間転写体106を1周分空回転するよう制御する。
その後、プリンタコントローラ103は、テストパターンを形成されたシート110(以後、チャートと称す)を、画像形成装置100の外へ一旦排出するよう、エンジン制御部102に指示を出す(S1203)。チャートは、画像形成面が上向きとなるように排出される。チャートを排出する際の、チャートとカラーセンサ200a〜200dの位置関係は、図14(a)に示される。
テストパターンは主走査方向に長い帯状のパターンであるため、テストパターンをカラーセンサ200で測定する際には、チャートを90度回転させて測定用給紙部にセットする必要がある。図14(b)に示されるように、時計回りに90度向きを回転させたチャートを給紙すれば、カラーセンサ200a〜200dでCMYKのテストパターンを測定することができる。
このため、チャートの排出が一旦完了すると、プリンタコントローラ103は、操作部180のタッチパネルディスプレイ406上に、図15に示される画面を表示する(S1204)。なお、チャートをセットするための測定用給紙部としては、収納庫113を用いるようにしてもよいし、いわゆる手差しトレイを用いるようにしてもよい。
次に、プリンタコントローラ103は、図15のOKキーが押されるまで、つまりチャートのセットが完了するまで待つ(S1205)。チャートのセットが完了すると、プリンタコントローラ103は、チャートの給紙を開始するようエンジン制御部102に指示を出す(S1206)。
チャートの給紙を開始されると、プリンタコントローラ103は、カラーセンサ200a〜200dを用いてCMYKのテストパターンを測定する(S1207)。そして、プリンタコントローラ103は、濃度変換部324を用いてカラーセンサ200a〜200dの測定結果をCMYKの濃度値に変換する(S1208)。
次に、プリンタコントローラ103は、テストパターンを測定することにより得られたCMYKの濃度値から、主走査方向の濃度ムラを算出する(S1209)。主走査方向の濃度ムラの算出方法についての詳細は、後述する。
そして、プリンタコントローラ103は、シェーディング補正量決定部319により、算出した主走査方向の濃度ムラに基づきシェーディング補正量を決定する(S1210)。シェーディング補正量の決定方法の詳細は、後述する。
その後、プリンタコントローラ103は、チャートを排出し(S1211)、本フローチャートによる処理を終了する。
(濃度ムラの算出方法、及びシェーディング補正量の決定方法)
次に、図12のステップS1209における濃度ムラの算出方法、及びステップS1210におけるシェーディング補正量の決定方法について説明する。
図16は、ステップS1208で得られたテストパターンの主走査方向の濃度分布を示す図である。この例は、C(シアン)のテストパターンの測定結果を示したものであり、横軸は主走査方向の位置Xを示し、縦軸は光学濃度を示している。前述のように、テストパターンは濃度100%で形成されている。
なお、ここでは一例としてC(シアン)についての説明を行うが、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)に対しても同様の処理を行えばよい。
補正方法としては、レーザ108のPWMの変調度を主走査方向の位置により変える方法や、レーザ108による照射光の強度を主走査方向の位置により変える方法が知られている。ここでは上記二つの方法について説明するものの、補正方法はこの二つの方法に限るものではない。
(1)レーザ108のPWMの補正
レーザ108のPWMの変調度を補正する場合、補正後の変調度は、以下の式により求められる。
M’PWM=MPWM×β(x)
M’PWM:補正後の変調度
MPWM :補正前の変調度
β(x) :主走査方向の補正係数
x :主走査方向の位置
ここで、主走査方向の補正係数β(x)の求め方について説明する。図16に例示したカラーセンサ200の測定結果において、最も低濃度の濃度値をDmin、主走査方向の位置xにおける濃度値をD(x)とし、プリンタコントローラ103は濃度比α(x)を以下の式に基づいて算出する。
α(x)=Dmin/D(x)
そして、プリンタコントローラ103は、濃度比α(x)と主走査方向の補正係数β(x)との関係(図17(a))に基づいて、濃度比α(x)を主走査方向の補正係数β(x)に変換する。図17(a)に示されるα(x)とβ(x)との関係は、式やテーブル等の形式で予め記憶部350に記憶しておく。なお、テストパターンの測定位置と測定位置との間の部分についての補正係数は、補間計算により算出される。
このようにして、プリンタコントローラ103は、補正後の変調度M’PWMを求め、変調度がM’PWMとなるように露光光を変調することにより、主走査方向の濃度ムラを補正することができる。
(2)レーザ108による照射光の強度の補正
レーザ108のPWMを補正する代わりに、レーザ108による照射光の強度を補正しても構わない。そこで、レーザ108による照射光の強度を補正する場合について説明する。この場合、補正後の照射光の強度は、以下の式により求められる。
P’=P×γ(x)
P’ :補正後の照射光の強度
P :補正前の照射光の強度
γ(x):主走査方向の補正係数
x :主走査方向の位置
ここで、主走査方向の補正係数γ(x)の求め方について説明する。図16に例示したカラーセンサ200の測定結果において、最も低濃度の濃度値をDmin、主走査方向の位置xにおける濃度値をD(x)とし、プリンタコントローラ103は濃度比α(x)を以下の式に基づいて算出する。
α(x)=Dmin/D(x)
そして、プリンタコントローラ103は、濃度比α(x)と主走査方向の補正係数γ(x)との関係(図17(b))に基づいて、濃度比α(x)を主走査方向の補正係数γ(x)に変換する。図17(b)に示されるα(x)とγ(x)との関係は、式やテーブル等の形式で予め記憶部350に記憶しておく。なお、テストパターンの測定位置と測定位置との間の部分についての補正係数は、補間計算により算出される。
このようにして、プリンタコントローラ103は、補正後の照射光の強度P’を求め、変調度がP’となるように照射光の強度を補正することにより、主走査方向の濃度ムラを補正することができる。
なお、最大濃度調整、階調調整、及び多次色補正処理を行う際には、主走査シェーディング補正の補正結果を用いて、濃度ムラを解消した状態でパッチ画像を形成する。
(効果説明)
図16に示した濃度ムラがあった場合に、従来と同様に通常の画像形成時の余白領域をテストパターン形成時にも設定した場合、図18のAを測定領域とした濃度情報までしか取得できない。このため、画像形成域の最端部であるBの中心位置の濃度を取得できず、A領域からB領域までの濃度ムラを補正することができなかった。
一方、本実施形態のように、テストパターン形成時には余白を無くすようにすれば、B領域の情報を取得でき、画像形成領域の全域の濃度ムラを精度よく補正することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、主走査方向の余白領域を無くすためにシートからテストパターンをはみ出して形成するようにしたが、本実施形態では、できるだけ本体内を汚さないために、シートからテストパターンがはみ出ることを防止することを目的とする。そのため、本実施形態では、カラーセンサ200の測定領域(スポット径)に応じて、余白領域を設定することとした。以下、本実施形態の詳細を述べる。
本実施形態では、通常の画像形成領域の主走査方向の端部に測定領域の中心が来たときに、測定領域内に余白領域が入らないよう、余白領域のサイズが調整される。
図19に余白領域と測定領域(スポット径)との関係を示す。ここで、以下の式を満たすように余白領域を設定すれば、カラーセンサ200の測定領域に余白領域が入らない状態になる。
n−m≧1/2φ
φ:カラーセンサ200のスポット径
n:通常画像形成時の余白の長さ
m:テストパターン形成時の余白の長さ
すなわち、テストパターン形成時は、少なくともスポット径の半分の長さ分余白の長さを短くすれば、通常の画像形成領域の端部位置を測定中心とした場合に、測定領域に余白が入らないことになる。
本実施形態では、通常画像形成時の余白の長さを5mmとし、カラーセンサ200のスポット径を5mmとしたため、テストパターン形成時の余白の長さは2.5mmとした。
以上で説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、画像形成領域の全域の濃度ムラを精度よく補正することができる。また、本実施形態によれば、テストパターン形成時において、シートからテストパターンがはみ出ることを防止することができる。
なお、上記では濃度ムラの補正について説明したが、カラーセンサ200を用いて測定したL*a*b*データから主走査方向の色ムラを測定し、この色ムラを補正するようにしても構わない。
100 画像形成装置
102 エンジン制御部
103 プリンタコントローラ(補正手段、制御手段)
110 シート
150 第一定着器(定着手段)
160 第二定着器(定着手段)
180 操作部(表示手段)
200 カラーセンサ(測定手段)

Claims (12)

  1. シートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記シートに測定用画像を形成する像形成手段と、
    前記シートに形成された前記測定用画像に光を照射し、前記測定用画像からの反射光を測定する測定手段と、
    前記測定手段の測定結果に基づいて、前記搬送手段のシート搬送方向と直交する主走査方向の画像のムラを補正する補正手段と、
    前記測定用画像を形成する場合の前記シート上の前記主走査方向の余白領域を、前記測定用画像を形成しない場合の前記シート上の前記主走査方向の余白領域よりも狭くするように、前記像形成手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像形成手段は、前記測定用画像の前記主走査方向のサイズが、前記シートの前記主走査方向のサイズよりも大きくなるように、前記測定用画像を形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記像形成手段は、前記測定用画像を形成する場合、前記測定手段により照射される光のスポット径の半分の長さ分、前記主走査方向の余白領域を狭くするように、前記測定用画像を形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記像形成手段により前記測定用画像を形成された前記シートを、90度回転させた状態で給紙手段にセットするよう表示する表示手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記測定手段は、前記反射光を波長に応じて分光し、分光された光を受光して測定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記補正手段は、前記主走査方向の画像の濃度ムラを補正することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記補正手段は、前記主走査方向の画像の色ムラを補正することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記像形成手段は、前記測定用画像を加熱して定着させる定着手段を有し、
    前記測定手段は、前記シート搬送方向における前記定着手段の下流に設けられることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 前記測定用画像は、前記主走査方向に延びる帯状のパターンであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  10. 前記像形成手段は、表面を帯電された感光ドラムを前記主走査方向に露光することによって静電潜像を形成し、当該静電潜像をトナーで現像することによって前記測定用画像を形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  11. 前記補正手段は、前記感光ドラムを露光する際の光のパルス幅変調の変調度を前記主走査方向の位置に応じて変更することで、前記主走査方向の画像のムラを補正することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. 前記補正手段は、前記感光ドラムを露光する際の光の強度を前記主走査方向の位置に応じて変更することで、前記主走査方向の画像のムラを補正することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
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