JP2014170056A - 光導波路素子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1光導波路コア30と第2光導波路コア40とが、互いに離間しかつ平行に配置された第1双方向結合領域60が設定されている。第1双方向結合領域には、ブラッググレーティング70が形成されている。第1双方向結合領域において、第1光導波路コアを伝播する特定の波長のTE偏波及びTM偏波が、ブラッググレーティングで反射され、かつ第2光導波路コアに移行し、TE偏波及びTM偏波の少なくとも一方の伝播モードが変換される。
【選択図】図1
Description
なお、na及びnbは、グレーティングにおいて結合される、入射光及び反射光の等価屈折率を示す。na及びnbにおけるa及びbは、それぞれ入射光及び反射光のモードの次数を示す。また、Λはグレーティングの周期を示す。そして、グレーティングでは、上式(1)が成立する波長λ、すなわちブラッグ波長の光がブラッグ反射される。
図1(A)及び(B)を参照して、この発明による光導波路素子について説明する。図1(A)は、光導波路素子を示す概略的平面図である。なお、図1(A)では、後述するクラッド層を部分的に省略して示してある。図1(B)は、図1(A)に示す光導波路素子をI−I線で切り取った概略的端面図である。
なお、n0TEは、第1結合部31を伝播する基本モードのTE偏波の等価屈折率を示す。また、n0TMは、第1結合部31を伝播する基本モードのTM偏波の等価屈折率を示す。また、n2TEは、第2結合部41を伝播する2次モードのTE偏波の等価屈折率を示す。また、n1TMは、第2結合部41を伝播する1次モードのTM偏波の等価屈折率を示す。
同様に、ブラッググレーティング70で反射され、第1結合部31及び第2結合部41間で結合されるTM偏波のブラッグ反射条件は、下式(4)で表される。
上式(2)が成立するとき、共通の波長λに対して、上式(3)及び(4)におけるグレーティングの周期Λが一致する。従って、ブラッググレーティング70の周期を、この一致した周期Λとすることによって、第1双方向結合領域60において、共通の波長のTE偏波及びTM偏波の両方を、反射し、かつ第1結合部31及び第2結合部41間で結合することができる。
λ/Λ=n0TE+n2TE ・・・(5)
λ/Λ=n0TM+n1TM ・・・(6)
に変形できる。
n0TE−n0TM=n1TE−n1TM ・・・(7)
なお、n1TEは、第2結合部41を伝播する1次モードのTE偏波の等価屈折率を示す。
同様に、第1結合部31を伝播する基本モードのTM偏波と、第2結合部41を伝播する1次モードのTE偏波とを変換して反射するブラッグ反射条件は、下式(9)で表される。
上式(7)が成立するとき、共通の波長λに対して、上式(8)及び(9)におけるグレーティングの周期Λが一致する。従って、ブラッググレーティング70の周期を、上式(8)及び(9)から算出したΛとすることによって、第1双方向結合領域60において、共通の波長のTE偏波及びTM偏波の両方を、反射し、かつ第1結合部31及び第2結合部41間で結合することができる。
λ/Λ=n0TE+n1TM ・・・(10)
λ/Λ=n0TM+n1TE ・・・(11)
に変形できる。
なお、niTEは、第1結合部31を伝播するi次モード(iは0以上の整数)のTE偏波の等価屈折率を示す。また、njTMは、第1結合部31を伝播するj次モード(jは0以上の整数)のTM偏波の等価屈折率を示す。また、npTEは、第2結合部41を伝播するp次モード(pは0以上の整数)のTE偏波の等価屈折率を示す。また、nqTMは、第2結合部41を伝播するq次モード(qは0以上の整数)のTM偏波の等価屈折率を示す。
なお、第1双方向結合領域60において、i次モードのTE偏波及びj次モードTM偏波を、p次モードのTE偏波及びq次モードのTM偏波に変換する構成例では、伝播モードの組み合わせに応じて、第1入出力部35を多モード導波路として構成するのが好ましい。
発明者は、光導波路素子100の特性を評価するために、3次元FDTD(Finite Difference Time Domain)法を用いてシミュレーションを行った。
20:クラッド層
30:第1光導波路コア
31:第1結合部
33:第1テーパ部
35:第1入出力部
40:第2光導波路コア
41:第2結合部
43:第2テーパ部
45:第2入出力部
50:第3光導波路コア
51:第3結合部
53:TM偏波結合部
55:TE偏波結合部
57:第3入出力部
60:第1双方向結合領域
70、170、270:ブラッググレーティング
71、171:第1ブラッググレーティング
73、173:第2ブラッググレーティング
80:第2双方向結合領域
81:TM偏波結合領域
83:TE偏波結合領域
90:サブ導波路コア
100:光導波路素子
Claims (8)
- 第1光導波路コアと
第2光導波路コアと
を備え、
前記第1光導波路コアと前記第2光導波路コアとが、互いに離間しかつ平行に配置された第1双方向結合領域が設定されており、
前記第1双方向結合領域には、ブラッググレーティングが形成されており、
前記第1双方向結合領域において、前記第1光導波路コアを伝播する特定の波長のTE偏波及びTM偏波が、前記ブラッググレーティングで反射され、かつ前記第2光導波路コアに移行し、前記TE偏波及び前記TM偏波の少なくとも一方の伝播モードが変換される
ことを特徴とする光導波路素子。 - 前記第1光導波路コアを伝播するi次モード(iは0以上の整数)のTE偏波の等価屈折率niTE、前記第1光導波路コアを伝播するj次モード(jは0以上の整数)のTM偏波の等価屈折率njTM、前記第2光導波路コアを伝播するp次モード(pは0以上の整数)のTE偏波の等価屈折率npTE、及び前記第2光導波路コアを伝播するq次モード(qは0以上の整数)のTM偏波の等価屈折率nqTMについて、niTE−njTM=nqTM−npTE又はniTE−njTM=npTE−nqTMが成立するように、前記第1光導波路コア及び前記第2光導波路コアの幅が設定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の光導波路素子。 - 前記第1双方向結合領域において、TE偏波及びTM偏波の両方の伝播モードを変換する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光導波路素子。 - 前記ブラッググレーティングは、前記第1光導波路コア及び前記第2光導波路コアの少なくとも一方に形成されている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光導波路素子。 - 前記ブラッググレーティングは、前記第1光導波路コアの、前記第2光導波路コアと対向する側面、及び前記第2光導波路コアの、前記第1光導波路コアと対向する側面に形成されている
ことを特徴とする請求項4に記載の光導波路素子。 - 前記ブラッググレーティングは、前記第1光導波路コア及び前記第2光導波路コアの、延在方向に沿った各両側面にそれぞれ形成されている
ことを特徴とする請求項4に記載の光導波路素子。 - 前記ブラッググレーティングは、前記第1光導波路コア及び前記第2光導波路コア間の領域に設けられたサブ光導波路コアに形成されている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光導波路素子。 - 第3光導波路コアをさらに備え、
前記第2光導波路コアと前記第3光導波路コアが、互いに離間しかつ平行に配置された第2双方向結合領域が、前記第1双方向結合領域から離間した領域として設定されており、
前記第2双方向結合領域において、前記第2光導波路コアを伝播する特定の波長の前記TE偏波及び前記TM偏波が、前記第3光導波路コアに移行し、TE偏波及びTM偏波の少なくとも一方の伝播モードが変換される
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光導波路素子。
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