JP2014169773A - 流路切替装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流路を迅速に切り替えることができ、また、流体が滞留することなく入口ポートから出口ポートにスムーズに流れことができるようにようにした流路切替装置を提供する。
【解決手段】この流路切替装置は、内部空間1を画定する本体部10に入口ポート20、第1、第2出口ポート21,22が連設され、内部空間1を仕切る弁体30が揺動することで、入口ポート20と第1出口ポート21とが連通する状態と入口ポート20と第2出口ポート22とが連通する状態とに切り替えられる。第1出口ポート21と第2出口ポート22との間の本体部10が狭間部11bとされる。弁体30には揺動軸60が固定され、揺動軸60より入口ポート20側が長大部31、揺動軸60より出口ポート側が短小部32とされる。長大部31の先端部が入口ポート20の入口側第1境界部41と入口側第2境界部42との間を往復動する。短小部32の先端部が狭間部11bの幅で往復動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内部空間を画定する本体部に一つの入口ポートと二つの出口ポートとを連設し、入口ポート内から内部空間内に流入した流体を弁体によっていずれか一方の出口ポートへ選択的に流出させる流路切替装置に関する。
1本の上流側配管内を流れている流体が2本の下流側配管内のいずれか一方へ流れるように流路を切り替えるための流路切替装置が種々提供されている。例えば、特許文献1には、米粒などの粒状物を含んだ流体の流路を切り替える流路切替装置(三方切替弁)が記載されている。
この流路切替装置は、図4に示すように、内部空間100を画定する本体部110と、この内部空間100に連通する流路を形成した筒状の入口ポート120、第1出口ポート121及び第2出口ポート122と、内部空間100内に回転自在に収納された弁体130とを備えている。
本体部110は、円筒状の周壁部111と、この周壁部111の各開口端を塞ぐ端板(一方の端板のみ図示)112とを備えている。周壁部111には、三箇所に開口部が形成されている。この各開口部を囲むように各ポート120,121,122が周壁部111に固定されている。また、第1出口ポート121と第2出口ポート122とは近接して隣り合うように周壁部111に固定されている。また、入口ポート120は、第1出口ポート121と第2出口ポート122との間の部分と向き合う位置で周壁部111に固定されている。
そして、弁体130は、内部空間100を仕切る板状部材であって、一方の出口ポートのみを塞ぐように「く」字状に中心で屈曲している。この弁体130は、屈曲部を中心に回転することで流路を切り替える。すなわち、図4の実線で示すように、弁体130が第2出口ポート122の流路を塞ぐことで、入口ポート120と第1出口ポート121とが連通する。そして、図4の仮想線で示すように、弁体130が回転し、第1出口ポート121の流路を塞ぐことで、入口ポート120と第2出口ポート122とが連通する。
このように、入口ポート120から内部空間100内に流入した流体は、第1出口ポート121又は第2出口ポート122のいずれか一方から選択的に流出する。すなわち、弁体130が回転することで、流路が切り替えられる。また、この流路切替装置にあっては、弁体130が回転し、弁体130と本体部110との間に流体を滞留させる部位が設けられていないため、水に粒状物を含ませた流体であっても、粒状物がケーシング内で堆積しにくいものとなっている。
特開平9−26040号公報
特許文献1に記載された流路切替装置は、弁体130が「く」字状に屈曲している。この弁体130によって流路を切り替えるには、弁体130が半周程度回転しなければならない。したがって、この流路切替装置では、流路を迅速に切り替えることができない。
また、「く」字状に屈曲した弁体130は、入口ポート120側の部分が入口ポート120に対して傾斜姿勢で対向する姿勢となっている。したがって、入口ポート120から内部空間100内に流入した流体の一部は、弁体130の入口ポート120側の部分に衝突する。流体が氷のような塊状物であると、その衝突によって多数の破片に粉砕されることがある。この破片が他の塊状物に付着することで、塊状物が肥大化する。そうすると、流体が所期の状態で出口ポートから流出できないことがある。
そこで、本発明は、流路を迅速に切り替えることができ、また、流体が滞留することなく入口ポートから出口ポートにスムーズに流れることができるようにした流路切替装置を提供することを課題とする。
本発明に係る流路切替装置は、内部空間を画定する本体部と、内部空間に連通する入口流路を形成した入口ポートと、内部空間に連通する第1出口流路を形成した第1出口ポートと、内部空間に連通する第2出口流路を設けた第2出口ポートと、内部空間内に揺動自在に収納され、入口流路から第1出口流路に連通する流路又は入口流路から第2出口流路に連通する流路を形成する弁体とを備えた流路切替装置において、前記第1出口ポートと第2出口ポートとが近接して隣り合い、第1出口ポートと第2出口ポートとの間に挟まれた本体部の部位に挟間部が設けられ、該狭間部と向き合う部位の本体部に入口ポートが連設され、第1出口ポートと狭間部との境界に第1出口側境界部を設け、第2出口ポートと狭間部との境界に第2出口側境界部を設け、入口ポートと本体部との境界であって、第1出口ポートに連通する側の境界に入口側第1境界部を設け、第2出口ポートに連通する側の境界に入口側第2境界部を設け、前記弁体は、前記入口側第1境界部と第2出口側境界部とを結ぶ向きで第1出口流路を塞いだ状態と、前記入口側第2境界部と第1出口側境界部とを結ぶ向きで第2出口流路を塞いだ状態とに方向転換可能とする揺動軸を固定し、該揺動軸が前記狭間部から入口ポートに寄った位置で本体部に軸支されていることを特徴としている。
この流路切替装置によれば、内部空間内で揺動する弁体は、入口側第1境界部と第2出口側境界部とを結ぶ向きとされることで、第1流出流路が塞がれ、入口流路と第2出口流路とが連通し、入口側第2境界部と第1出口側境界部とを結ぶ向きとされることで、第2流出流路が塞がれ、入口流路と第1出口流路とが連通する。
弁体は、揺動軸を固定し、揺動軸が狭間部から入口ポートに寄った位置で本体部に軸支されていることにより、揺動軸が狭間部に軸支されている場合よりも迅速に方向転換する。そして、弁体が入口側第1境界部と第2出口側境界部とを結ぶ向きとされると、弁体と第2出口ポートとの間に段差が設けられず、また、弁体が入口側第2境界部と第1出口側境界部とを結ぶ向きとされると、弁体と第1出口ポートとの間に段差が設けられない。したがって、入口流路内から内部空間に流入した流体は、滞留することなく第1出口流路又は第2出口流路からスムーズに流出する。
また、前記流路切替装置の一態様として、前記揺動軸は、弁体の入口ポート側に伸びる長大部を設け、弁体の狭間部側に伸びる短小部を設けるように中心よりも偏心した位置に固定され、内部空間の中心と狭間部との間の位置で本体部に軸支されていることが好ましい。
この流路切替装置によれば、弁体に備えられた長大部の先端部が入口流路の大きな口径の振幅で揺動し、短小部の先端部が狭間部の狭い振幅で揺動する。
また、前記流路切替装置の他態様として、前記本体部は、前記各ポートを連設する円環状の周壁部を備え、前記第1出口ポート及び第2出口ポートは、円筒状に形成され、前記第1出口側境界部及び第2出口側境界部は、直線状に形成され、前記弁体は、前記第1出口側境界部及び第2出口側境界部に沿う直線状の端部を有するほぼ四角形状に形成されている構成を採用することができる。
この流路切替装置によれば、弁体が一般的なほぼ四角形状に成形され、第1出口ポート及び第2出口ポートが一般的な円筒状に形成されていても、第1出口側境界部及び第2出口側境界部が、直線状に形成されていることにより、弁体の狭間部側に伸びている直線状の端部が直線状の第1出口側境界部及び第2出口側境界部に連続し、内部空間内に段差部が設けられないようにすることができる。なお、出口ポートに接続される配管が一般的に円管であることから、出口ポートが円筒状に形成される。
また、前記流路切替装置の他態様として、前記本体部は、前記円環状の周壁部の一端開口側を塞ぐように周壁部に一体成形された封鎖部と、前記円環状の周壁部の他端開口側を別体で塞ぐ蓋体部とを備え、前記各ポートと本体部の周壁部とが一体成形されている構成を採用することができる。
この流路切替装置によれば、周壁部と封鎖部とが一体成形され、周壁部と各ポートとが一体成形され、周壁部の他端開口側を別体の蓋体部で塞ぐことにより、現場での組立作業性を向上させることができる。
また、前記流路切替装置の他態様として、前記弁体は、狭間部との間に隙間を設けて揺動する長さとされている構成を採用することができる。
この流路切替装置によれば、弁体がケーシングとの間に隙間を設ける長さを有していることにより、流体が破砕しやすい塊状物であったり、塊状物を含んでいたりしても、その塊状物の破片が弁体とケーシングとの間に噛み込まれないようにすることができる。
本発明によれば、流体が滞留することなく入口ポートから出口ポートにスムーズに流れることができるように、また、流路を迅速に切り替えることができるようにした流路切替装置を提供することができる。
図1は、本発明に係る流路切替装置の一実施形態を示し、(a)は断面平面図、(b)は(a)のA−A線断面正面図である。 図2は、本発明に係る流路切替装置の一実施形態であって要部を示す斜視図である。 図3は、本発明に係る流路切替装置の一実施形態であって要部を示す斜視図である。 図4は、従来の流路切替装置の一例を示す断面平面図である。
本発明に係る流路切替装置の一実施形態について図1ないし図3を参照しながら説明する。この流路切替装置は、内部空間1を画定する本体部10と、入口流路20aを形成した円筒状の入口ポート20と、出口流路21a,22aを形成した円筒状の第1、第2出口ポート21,22と、内部空間1内に揺動自在に収納された弁体30とを備えている。
本体部10は、円環状の周壁部11と、この周壁部11の一端開口側を塞ぐように周壁部11に一体成形された封鎖部12と、周壁部11の他端開口側を別体で塞ぐ蓋体部13とを備えている。周壁部11の他端開口側には、フランジ11fが設けられている。このフランジ11fには、多数の雌ネジ(採番せず)が形成されている。
蓋体部13の外周部が周壁部11のフランジ11fに重ね合わされる。蓋体部13の外周部には、多数の貫通孔(採番せず)が設けられている。この連通孔から周壁部11のフランジ11fの雌ネジにボルト14が挿通されることで、蓋体部13と周壁部11とが一体化される。
そして、本体部10の一方側(図1では左側)の一箇所には、入口側の開口部10aが形成されている。また、本体部10の他方側(図1では右側)の二箇所には、出口側の開口部10b,10cが隣り合って形成されている。
前記入口側の開口部10aと入口流路20aとが連通するように円筒状の入口ポート20が本体部10の周壁部11に一体的に連設されている。入口ポート20の先端部にはフランジ20fが設けられ、このフランジ20fを使用して円筒状の上流側配管(図示せず)が接続される。
また、前記出口側の各開口部10b,10cと各出口ポート21,22の出口流路21a,22aとが連通するように円筒状の第1、第2出口ポート21,22が本体部10の周壁部11に一体的に連設されている。第1、第2出口ポート21,22の先端部にもフランジ21f,22fが設けられ、このフランジ21f,22fを使用して円筒状の第1、第2下流側配管(図示せず)が接続される。
そして、第1出口ポート21と第2出口ポート22とは、近接して隣り合い、例えば40°の角度をなす方向に向けられている。また、第1出口ポート21と第2出口ポート22との間の周壁部11に狭間部11bが設けられる。そして、第1出口ポート21と狭間部11bとの境界に第1出口側境界部51が設けられる。また、第2出口ポート22と狭間部11bとの境界に第2出口側境界部52が設けられる。
この第1出口側境界部51と第2出口側境界部52は、直線状に形成されている。両出口ポート21,22とも円筒状であることから、各出口側境界部51,52から各出口ポート21,22の中間部にかけて直線から円弧に段差なく次第に変形する曲面に形成されている。
また、入口側の開口部10aは、円形状に形成されている。したがって、入口側の開口部10aと円筒状の入口ポート20とは、同じ径に形成され、段差なく曲面状に連続している。入口ポート20と本体部10との境界であって、第1出口ポート21に連通する側が入口側第1境界部41とされる。また、入口ポート20と本体部10との境界であって、第2出口ポート22に連通する側が入口側第2境界部42とされる。
そして、弁体30は、一般的な四角形状の板状に形成されている。弁体30は、閉鎖空間内で揺動自在に収納できるように、本体部10の封鎖部12と蓋体部13との間隔よりもわずかに狭い幅で、本体部10の周壁部11の内径よりもわずかに短くされている。したがって、弁体30が狭間部11bと対向する端部と狭間部11bとの間には、隙間が空けられている。
また、弁体30が封鎖部12と対向する端面及び蓋体部13と対向する端面には揺動軸60が固定されている。弁体30に幅方向(図1(b)では上下方向)の貫通孔30aを形成し、この貫通孔30aを揺動軸60が貫通するようにしてもよい。この場合は、揺動軸60と弁体30とにキー溝が形成され、キー溝にキー61が嵌め込まれることで、揺動軸60と弁体30とが一体化される。
そして、揺動軸60は、弁体30の中心から偏心した位置に固定され、揺動軸60から入口ポート20側に伸びる弁体30の部分が長大部31とされ、揺動軸60から狭間部11b側に伸びる弁体30の部分が短小部32とされる。短小部32の先端部は、各出口側境界部に沿うように直線状に形成されている。また、長大部31も短小部32もわずかに先細り形状とされている。
そして、弁体30が揺動軸60を中心に揺動することで、弁体30の長大部31の先端部が入口側第1境界部41と入口側第2境界部42との間を往復動し、弁体30の短小部32の先端部が狭間部11bに沿って第1出口側境界部51と第2出口側境界部52との間を往復動する。
このように弁体30を揺動させる揺動軸60は、内部空間1の中心と狭間部11bとの間の位置において本体部10に軸支される。すなわち、本体部10の封鎖部12に貫通穴が形成され、この貫通穴に揺動軸60の先端部がラジアルベアリング(採番せず)を介して嵌め込まれる。この貫通孔は、キャップ状部材16によって塞がれ、キャップ状部材16が揺動軸60の基端部の端面にスラストベアリング(採番せず)を介して接合される。
また、蓋体部13にも貫通穴が形成され、この貫通穴に揺動軸60の基端部がラジアルベアリング(採番せず)を介して貫通している。また、この貫通穴に連続する軸穴を形成した円筒状の支持部材15が蓋体部13に固定されている。揺動軸60の基端部は、支持部材15の軸穴から突出し、アクチュエータ62が接続されている。アクチュエータ62が作動することによって揺動軸60と弁体30とが一体に揺動する。
この流路切替装置は以上のように構成され、次に、使用方法について説明する。なお、この流路切替装置は、入口ポート20を上向き、各出口ポート21,22を下向きとした鉛直方向の姿勢で設置され、天然ガスハイドレードのような氷状の塊状物であったり、塊状物を含んでいたりしている流体の流路を切り替える際にも使用される。
すなわち、流体が上流側配管内から入口ポート20を通過して本体部10の内部空間1内に流れ込む。内部空間1は、弁体30によって仕切られ、当初、例えば図1(a)の実線に示すように、弁体30が第1出口流路21aを塞ぐことで、入口流路20aと第2出口流路22aとが連通している。
この状態において、弁体30の長大部31の先端部が入口側第1境界部41に連続し、弁体30の短小部32の先端部が第2出口側境界部52に連続している。したがって、内部空間1内には段差が設けられていない。このため、内部空間1内に流れ込んだ流体は、スムーズに第2出口ポート22内の第2出口流路22aへ流れる。そして、この流体は、第2出口ポート22に接続された第2下流側配管内へ排出される。
この状態から流路を切り替えるため、アクチュエータ62が作動すると、図1(a)の仮想線に示すように、弁体30の長大部31の先端部が入口側第2境界部42に連続し、弁体30の短小部32の先端部が第1出口側境界部51に連続することで、弁体30が第2出口流路22aを塞ぎ、入口流路20aと第1出口流路21aとが連通する。このときの内部空間1内にも段差が設けられていない。したがって、内部空間1内に流れ込んだ流体は、スムーズに第1出口ポート21内の第1出口流路21aへ流れる。そして、この流体は、第1出口ポート21に接続された第1下流側配管内へ排出される。
このように流路が切り替えられるに際して、揺動軸60が偏心した位置、すなわち、弁体30の長大部31と短小部32とを設ける位置に固定されていることから、端縁に固定された場合よりも弁体30は迅速に揺動する。換言すれば、弁体30は、入口流路20aと第2出口流路22aとを連通させる向きから入口流路20aと第1流路とを連通させる向きに迅速に切り替え、流路が迅速に変更される。
そして、再び、弁体30が第1出口流路21aを塞ぎ、入口流路20aと第2出口流路22aとを連通させるには、アクチュエータ62が揺動軸60を反対方向に回転させる。このときも、流路が迅速に切り替えられる。また、狭間部11b上に塊状物が残っていたとしても、弁体30の短小部32の先端部が狭間部11bに沿って揺動するため、この塊状物は弁体30の短小部32に叩(はた)かれ、狭間部11b上に塊状物が残存しない。
また、塊状物が砕かれ、破片が狭間部11bに付着したとしても、弁体30の短小部32の先端部と狭間部11bとの間に隙間が空けられていることにより、この破片が短小部32と狭間部11bとの間に噛み込まれることがない。
このようにして、この流路切替装置は、流体の流路を第1出口流路21a又は第1流出路21bのいずれか一方に迅速に切り替え、しかも、流体が内部空間1内に滞留したり残存したりしないようにすることができる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定することなく種々変更することができる。例えば、第1出口ポート21と第2出口ポート22とのなす角度は、流体によって適宜変更することができ、この角度に合わせて、揺動軸60を弁体30に固定する位置を中心など適宜変更してもよい。この場合は、揺動軸60を本体部10に軸支する位置を内部空間1の中心などに適宜変更する。
また、本体部10の周壁部11と封鎖部12とは別体にしてもよいし、周壁部11と各ポートとも別体にしてもよい。さらに、周壁部11は、円筒状でなく、樽形状のような外向きに湾曲した形状としてもよい。この場合は、弁体30の両端部は、円弧状に形成される。また、流体として、塊状物のみ流す場合は、弁体30は、軽量化のために格子状に形成されてもよい。逆に、弁体30は、補強のためにリブを設けたものとしてもよい。
また、前記実施の形態では、弁体30の短小部32と狭間部11bとの間に隙間が空けられる場合について説明したが、流体が液体や気体の場合は、弁体30が本体部30の内壁に密着する大きさとする。この場合は、弁体30の周囲は、弾性部材で形成されていてもよい。
さらに、図示しないが、この流路切替装置は、複数台を直列に接続してもよい。例えば、3台の流路切替装置を直列に接続する場合は、第1の流路切替装置の第1出口ポート21に第2の流路切替装置の入口ポート20を接続し、第1の流路切替装置の第2出口ポート22に第3の流路切替装置の入口ポート20を接続することにより、四つの出口ポートを設ける。さらに、流路切替装置は、4台以上接続してもよい。このように複数台接続した流路切替装置は、流体を多方向に振り分けることができる。
1………内部空間
10……本体部
11……周壁部
11b…狭間部
12……封鎖部
13……蓋体部
20……入口ポート
20a…入口流路
21……出口ポート
21a…出口流路
22……出口ポート
22a…出口流路
30……弁体
31……長大部
32……短小部
41……入口側第1境界部
42……入口側第2境界部
51……第1出口側境界部
52……第2出口側境界部
60……揺動軸

Claims (5)

  1. 内部空間を画定する本体部と、内部空間に連通する入口流路を形成した入口ポートと、内部空間に連通する第1出口流路を形成した第1出口ポートと、内部空間に連通する第2出口流路を設けた第2出口ポートと、内部空間内に揺動自在に収納され、入口流路から第1出口流路に連通する流路又は入口流路から第2出口流路に連通する流路を形成する弁体とを備えた流路切替装置において、
    前記第1出口ポートと第2出口ポートとが近接して隣り合い、第1出口ポートと第2出口ポートとの間に挟まれた本体部の部位に挟間部が設けられ、該狭間部と向き合う部位の本体部に入口ポートが連設され、第1出口ポートと狭間部との境界に第1出口側境界部を設け、第2出口ポートと狭間部との境界に第2出口側境界部を設け、入口ポートと本体部との境界であって、第1出口ポートに連通する側の境界に入口側第1境界部を設け、第2出口ポートに連通する側の境界に入口側第2境界部を設け、前記弁体は、前記入口側第1境界部と第2出口側境界部とを結ぶ向きで第1出口流路を塞いだ状態と、前記入口側第2境界部と第1出口側境界部とを結ぶ向きで第2出口流路を塞いだ状態とに方向転換可能とする揺動軸を固定し、該揺動軸が前記狭間部から入口ポートに寄った位置で本体部に軸支されていることを特徴とする流路切替装置。
  2. 前記揺動軸は、弁体の入口ポート側に伸びる長大部を設け、弁体の狭間部側に伸びる短小部を設けるように中心よりも偏心した位置に固定され、内部空間の中心と狭間部との間の位置で本体部に軸支されていることを特徴とする請求項1に記載の流路切替装置。
  3. 前記本体部は、前記各ポートを連設する円環状の周壁部を備え、前記第1出口ポート及び第2出口ポートは、円筒状に形成され、前記第1出口側境界部及び第2出口側境界部は、直線状に形成され、前記弁体は、前記第1出口側境界部及び第2出口側境界部に沿う直線状の端部を有するほぼ四角形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の流路切替装置。
  4. 前記本体部は、前記円環状の周壁部の一端開口側を塞ぐように周壁部に一体成形された封鎖部と、前記円環状の周壁部の他端開口部を別体で塞ぐ蓋体部とを備え、前記各ポートと本体部の周壁部とが一体成形されていることを特徴とする請求項3に記載の流路切替装置。
  5. 前記弁体は、狭間部との間に隙間を設けて揺動する長さとされていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の流路切替装置。
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