JP2014168973A - エアロパーツの取付け方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】エアロパーツを車体に取付ける際に、仮止めが容易で位置合わせと取付けが簡単にできるエアロパーツの取付け方法を提供することを目的とする。
【解決手段】樹脂製のエアロパーツ本体と、その裏面に突設した帯状の接着部と、その接着部に貼着した両面粘着テープと、前記裏面に装着させた鉄片と、前記エアロパーツ本体の外周に装着したゴムパッキンとから成るエアロパーツを使用し、先ず、オンオフの切替えスイッチ付きの磁石を車体に装着し、この磁石をオフの状態で、前記エアロパーツを前記車体に宛がい位置合わせした後、オンの状態にした前記磁石と前記鉄片を磁着させて、前記エアロパーツを前記車体に仮止めし、次いで前記両面粘着テープの剥離紙を剥し、その両面粘着テープで前記エアロパーツを前記車体に接着したことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】樹脂製のエアロパーツ本体と、その裏面に突設した帯状の接着部と、その接着部に貼着した両面粘着テープと、前記裏面に装着させた鉄片と、前記エアロパーツ本体の外周に装着したゴムパッキンとから成るエアロパーツを使用し、先ず、オンオフの切替えスイッチ付きの磁石を車体に装着し、この磁石をオフの状態で、前記エアロパーツを前記車体に宛がい位置合わせした後、オンの状態にした前記磁石と前記鉄片を磁着させて、前記エアロパーツを前記車体に仮止めし、次いで前記両面粘着テープの剥離紙を剥し、その両面粘着テープで前記エアロパーツを前記車体に接着したことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は自動車に装着し、カスタムカーを製作するのに使用するエアロパーツの取付け方法に関し、特には車輌の立面又は下方に装着されるエアロパーツの取付け方法に関する。
従来、エアロパーツは、デザイン化されたものを車輌のバンパー、ボディー、ルーフ等に一体的に取付け、カスタムカーを製作するのに使用されている。
そして、エアロパーツ自体としては、通常、軽量で硬度と強度が高く、加工性が良い繊維強化熱硬化樹脂(FRP)、ウレタン、ポリプロピレン等の素材で作られていた。
そして、エアロパーツ自体としては、通常、軽量で硬度と強度が高く、加工性が良い繊維強化熱硬化樹脂(FRP)、ウレタン、ポリプロピレン等の素材で作られていた。
このエアロパーツを車体に取付けるのは、一般にネジで固定していたが、車体に穴を開ける欠点を有し、これを解決する手段として、両面粘着テープだけで取付けたり、あるいは特許文献1のように、樹脂製のスポイラの取付け構造において、車体に設けられたスポイラを位置調整可能に支持するブラケットと、スポイラを車体に固定する両面粘着テープとを備え、取付け箇所に穴等を穿設することなく取付けられる車輌用スポイラの取付け構造が開示されている。
しかしながら、エアロパーツを車体に両面粘着テープだけで取付けようとすると、位置合わせの際に、両面粘着テープで一時固定し仮止めしながら位置の修正をするにしても、一度仮止めした両面粘着テープが剥がれ難く位置の修正が難しい。しかも、仮止めをしないで取付けようとすると、両面粘着テープを剥しながらの接着作業は、位置決めしたエアロパーツがずれ易く正確な位置に取付けるのが難しい。
また、特許文献1では、車体の取付け箇所に穴等を穿設することなく取付けできるが、スポイラを取付けるのにブラケットを必要とし、そのブラケットを車体に接着して取付けるには位置合わせが極めて難しく、そのため別に用意した型紙を使用しなければならず、取付けに手間が掛り、型紙等の余計なものを必要とし、且つ、スポイラを固定する両面粘着テープが水に濡れ易く、それにより接着力が短期間で低下し、スポイラが脱落する等の問題点があった。
また、特許文献1では、車体の取付け箇所に穴等を穿設することなく取付けできるが、スポイラを取付けるのにブラケットを必要とし、そのブラケットを車体に接着して取付けるには位置合わせが極めて難しく、そのため別に用意した型紙を使用しなければならず、取付けに手間が掛り、型紙等の余計なものを必要とし、且つ、スポイラを固定する両面粘着テープが水に濡れ易く、それにより接着力が短期間で低下し、スポイラが脱落する等の問題点があった。
本発明は、エアロパーツを車体に取付ける際に、エアロパーツの仮止め及びその解除が簡単で、且つ、位置合わせが容易にでき、取付けに手間がかからないエアロパーツの取付け方法を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、エアロパーツを仮止めする際に、エアロパーツの外周、特には上部と両側の外周に装着したゴムパッキン全体を車体と密着可能に調整できるエアロパーツの取付け方法を提供するにある。
本発明は上記現状に鑑み成されたものであり、樹脂製のエアロパーツ本体(11)と、その裏面(11b)に突設した帯状の接着部(12)と、その接着部(12)に貼着した両面粘着テープ(13)と、前記裏面(11b)に装着させた鉄片(14)と、前記エアロパーツ本体(11)の外周に装着したゴムパッキン(15)と、から少なくとも成るエアロパーツ(1)を使用し、先ず、オンオフの切替えスイッチ付きの磁石(2)を車体(3)に装着し、この磁石(2)をオフの状態で、前記エアロパーツ(1)を前記車体(3)に宛がい位置合わせした後、オンの状態にした前記磁石(2)と前記鉄片(14)を磁着させて、前記エアロパーツ(1)を前記車体(3)に仮止めし、次いで前記両面テープ(13)の剥離紙を剥し、その両面粘着テープ(13)で前記エアロパーツ(1)を前記車体(3)に接着したことを特徴とする。
前記車体(3)の立面あるいは下方に取付ける前記エアロパーツ(1)は、前記鉄片(14)が前記エアロパーツ本体(11)の前記裏面(11b)の下部に固着させたものを使用するのがよい。
前記磁石(2)と前記鉄片(14)との間に、磁石(2)の高さを調整する薄鉄板片(5)を挟んで磁着させるとよい。
エアロパーツ(1)に設けた鉄片(2)と、車体(3)に固着したオンオフの切替えスイッチ付きの磁石(2)により、エアロパーツ(1)を車体(3)に装着する際、エアロパーツ(1)の位置合わせと仮止めが極めて容易となり、正確な位置に取付けできる。
つまり、車体(3)にエアロパーツ(1)を取付ける際には、位置合わせと仮止めが重要となる。それらを容易に行う手段として、本発明では磁石(2)にオンオフの切替えスイッチ有するものを使用し、初めは磁石(2)を磁着が利かないオフの状態にし、この状態でエアロパーツ(1)を車体(3)に宛がって位置合わせすると、エアロパーツ(1)を自由に移動できて位置合わせし易く、しかも位置が確定したならば、次に磁石(2)をオンに切り替えて、磁石(2)にエアロパーツ(1)の鉄片(14)を磁着すれば、正確な位置にエアロパーツ(1)の仮止めが可能となる。これにより、両面粘着テープ(13)での接着作業も正確となり、位置のずれによる接着をやり直すことも防止できる。
つまり、車体(3)にエアロパーツ(1)を取付ける際には、位置合わせと仮止めが重要となる。それらを容易に行う手段として、本発明では磁石(2)にオンオフの切替えスイッチ有するものを使用し、初めは磁石(2)を磁着が利かないオフの状態にし、この状態でエアロパーツ(1)を車体(3)に宛がって位置合わせすると、エアロパーツ(1)を自由に移動できて位置合わせし易く、しかも位置が確定したならば、次に磁石(2)をオンに切り替えて、磁石(2)にエアロパーツ(1)の鉄片(14)を磁着すれば、正確な位置にエアロパーツ(1)の仮止めが可能となる。これにより、両面粘着テープ(13)での接着作業も正確となり、位置のずれによる接着をやり直すことも防止できる。
また、上記仮止めの際、エアロパーツ(1)の取付け位置がずれていたとしても、オンオフの切替えスイッチ付きの磁石(2)で磁着した仮止めであるから、切替えスイッチで簡単に仮止めが解除でき、取付け位置の修正も容易となる。
また、鉄片(14)が、エアロパーツ本体(11)の裏面(11b)の下部に固着させたことにより、エアロパーツ(1)の下部は車体(3)に装着した状態では、車体(3)との間に隙間を有し、この隙間から鉄片(14)と磁着する磁石(2)のオン、オフの切り替え操作が容易に行える。
更に、車体(3)の立面あるいは下方に取付けるエアロパーツ(1)に於いては、鉄片(14)がエアロパーツ本体(11)の前記裏面(11b)の下部に固着させているため、両面粘着テープ(13)及びゴムパッキン(15)は、鉄片(14)のないエアロパーツ本体(11)の上部と両側部に連続的に設けられる。
従って、車体(3)に取付けた状態のエアロパーツ(1)は、その上部と両側部側が両面粘着テープ(13)で接着され、しかも、エアロパーツ(1)の上部と両側部側の外周をゴムパッキン(15)により完全にシールされるから、そこから雨水が侵入する虞がないため、エアロパーツ本体(11)内に設けた両面粘着テープ(13)が水に濡れず、その接着力を長期間保持する。
従って、車体(3)に取付けた状態のエアロパーツ(1)は、その上部と両側部側が両面粘着テープ(13)で接着され、しかも、エアロパーツ(1)の上部と両側部側の外周をゴムパッキン(15)により完全にシールされるから、そこから雨水が侵入する虞がないため、エアロパーツ本体(11)内に設けた両面粘着テープ(13)が水に濡れず、その接着力を長期間保持する。
更に、立体的に湾曲あるいは椀状したエアロパーツ(1)であっても、磁石(2)と鉄片(14)とを磁着する際に、前記磁石(2)と前記鉄片(14)との間に、高さ調整用の薄鉄板片(5)を挟んで磁着することにより、ゴムパッキン(15)側全体を車体(3)と密着させる調整が可能となる。
これにより車体(3)とゴムパッキン(15)との間に一切隙間が生じないエアロパーツ(1)の取付けができる。
これにより車体(3)とゴムパッキン(15)との間に一切隙間が生じないエアロパーツ(1)の取付けができる。
更に、前記ゴムパッキン(15)は、そのクッション性により、エアロパーツ本体(11)の取付けで車体(3)を損傷することがない。
本発明の実施形態につき図を基に説明する。先ずエアロパーツ(1)について、説明すると、図4〜図6に示すように、エアロパーツ(1)は基本的には、表面に装飾シート(11a)を貼着したエアロパーツ本体(11)と、その裏面(11b)に突設した帯状の接着部(12)と、その接着部(12)に片面を貼着した両面粘着テープ(13)と、エアロパーツ本体(11)の裏面(11b)に装着した鉄片(14)と、エアロパーツ本体(11)の外周に装着したゴムパッキン(15)とからなる。
エアロパーツ本体(11)は軽量で硬度と強度が高く、加工性が良い繊維強化熱硬化樹脂(FRP)、ウレタン、ポリプロピレン等の樹脂系素材で作られ、車体の取付け場所に応じた形状、特には、フロントバンパーに装着するフロントスポイラー、リアバンパーに装着するリアスポイラー、車体(3)の左右両側のサイドステップに装着するサイドスポイラー等の形状で立体的に成形される。
そしてエアロパーツ本体(11)の表面には、図5に示すように、熱可塑性樹脂の装飾シート(11a)が貼着してあり、装飾シート(11a)としては塩化ビニル樹脂等の熱可塑性シートに色彩や絵柄を印刷したものが好ましい。
この装飾シート(11a)をエアロパーツ本体(11)の表面に貼着するには、予めエアロパーツ本体(11)表面の汚れや油分を脱脂剤等で取り除き、接着剤で貼着する。
また、貼着する装飾シート(11a)は熱可塑性であるため、エアロパーツ本体(11)に貼着する際、その表面が凹凸でも、装飾シート(11a)をドライヤーで加熱しながら貼着すると、表面の凹凸に応じて伸びて綺麗に貼着することができる。
また、エアロパーツ本体(11)と貼着した装飾シート(11a)との端部は面一またはエアロパーツ本体(11)の端部面に装飾シート(11a)の端部側を折り込んでもよい。
この装飾シート(11a)をエアロパーツ本体(11)の表面に貼着するには、予めエアロパーツ本体(11)表面の汚れや油分を脱脂剤等で取り除き、接着剤で貼着する。
また、貼着する装飾シート(11a)は熱可塑性であるため、エアロパーツ本体(11)に貼着する際、その表面が凹凸でも、装飾シート(11a)をドライヤーで加熱しながら貼着すると、表面の凹凸に応じて伸びて綺麗に貼着することができる。
また、エアロパーツ本体(11)と貼着した装飾シート(11a)との端部は面一またはエアロパーツ本体(11)の端部面に装飾シート(11a)の端部側を折り込んでもよい。
また、エアロパーツ本体(11)の裏面(11b)には、樹脂製で突設した帯状の接着部(12)が設けられており、この接着部(12)は、基本的にエアロパーツ(1)の外周が車体(3)と当接する箇所の内側に沿って帯状に設けるのがよく、例えば、図6に示すように、ハーフフロントスポイラーの場合のように、エアロパーツ本体(11)の上部及び両側部の外周内側に沿って帯状に設けるのが好ましい。
これはエアロパーツ(1)が車体(3)の立面あるいは下方に取付けされる場合、エアロパーツ(1)の上部及び両側から雨水の侵入を防止するため、接着の際にこの部分の外周に設けたゴムパッキン(15)を車体(3)に押し付けて密着できるからである。
これはエアロパーツ(1)が車体(3)の立面あるいは下方に取付けされる場合、エアロパーツ(1)の上部及び両側から雨水の侵入を防止するため、接着の際にこの部分の外周に設けたゴムパッキン(15)を車体(3)に押し付けて密着できるからである。
この接着部(12)には後述する両面粘着テープ(13)が貼着され、両面粘着テープ(13)の高さ調整の役目を成すものである。つまり、エアロパーツ本体(11)が外周付近で湾曲しているため、エアロパーツ(1)を車体(3)に取付ける際に、両面粘着テープ(13)が車体(3)に当接して接着するように接着部(12)を設け両面粘着テープ(13)の高さを調整する台座の役目をしている。
この際に接着部(12)の突出する高さは、その上に貼着した両面粘着テープ(13)が、エアロパーツ本体(11)の外周に装着したゴムパッキン(15)の当接面(15a),つまりゴムパッキン(15)が車体(3)と当接する面よりも多少低くなる程度が好ましい。これにより、両面粘着テープ(13)が車体(3)に接着した際に、ゴムパッキン(15)は多少弾性変形し車体(3)に隙間なく当接される。
この際に接着部(12)の突出する高さは、その上に貼着した両面粘着テープ(13)が、エアロパーツ本体(11)の外周に装着したゴムパッキン(15)の当接面(15a),つまりゴムパッキン(15)が車体(3)と当接する面よりも多少低くなる程度が好ましい。これにより、両面粘着テープ(13)が車体(3)に接着した際に、ゴムパッキン(15)は多少弾性変形し車体(3)に隙間なく当接される。
この両面粘着テープ(13)は、当所両面に剥離紙を有しているが、片方の剥離紙を剥がして接着部(12)に貼着し、他方の剥離紙は付いたままの状態のものである。この両面粘着テープ(13)は所定長さの複数枚を長手方向に連続して接着部(3)に貼着するのがよく、これにより車体(3)に取付ける際に、所定の長さ分の両面粘着テープ(4)剥離紙を剥がしながら順次接着できるので便利である。
また、エアロパーツ本体(11)の裏面(11b)には、板状の鉄片(14)を装着させている。この鉄片(14)の装着はリベットあるいは接着にて固定すればよい。
この鉄片(14)の装着位置としては、両面粘着テープ(13)から離れた位置であり、エアロパーツ(1)を前記車体(3)の立面あるいは下方に取付けする場合、両面粘着テープ(13)がエアロパーツ本体(11)裏面(11b)の上部及び両側部に設けるので、鉄片(14)はエアロパーツ本体(11)の下方に装着させると、この鉄片(14)と磁着する磁石(3)をオンオフ操作するのに手が入り都合がよい。
この鉄片(14)を装着するのは、エアロパーツ本体(11)が樹脂製であるため磁石(3)と磁着させるためのものであり、装着する鉄片(14)の数はエアロパーツ(1)の大きさに応じて決定される。
この鉄片(14)の装着位置としては、両面粘着テープ(13)から離れた位置であり、エアロパーツ(1)を前記車体(3)の立面あるいは下方に取付けする場合、両面粘着テープ(13)がエアロパーツ本体(11)裏面(11b)の上部及び両側部に設けるので、鉄片(14)はエアロパーツ本体(11)の下方に装着させると、この鉄片(14)と磁着する磁石(3)をオンオフ操作するのに手が入り都合がよい。
この鉄片(14)を装着するのは、エアロパーツ本体(11)が樹脂製であるため磁石(3)と磁着させるためのものであり、装着する鉄片(14)の数はエアロパーツ(1)の大きさに応じて決定される。
更に、ゴムパッキン(15)は、エアロパーツ(1)と車体(3)とが当接する箇所のエアロパーツ本体(11)外周に装着してあり、このゴムパッキン(15)は、エアロパーツ本体(11)を装飾シート(11a)で装飾した場合、エアロパーツ本体(11)及び装飾シート(11a)が重なり合った状態の両外周端部を同時に被せた状態で冠着している。
即ち、図5に示すように、ゴムパッキン(15)には細長な溝穴(15b)が形成されており、この溝穴(15b)に前記エアロパーツ本体(11)の外周端部及び前記装飾シート(11a)の端部を挿入し接着させて固定している。
従って、ゴムパッキン(15)でもって、エアロパーツ本体(11)と装飾シート(11a)との両外周端部を覆い、その外周端部が密閉状態に封鎖されるのである。
即ち、図5に示すように、ゴムパッキン(15)には細長な溝穴(15b)が形成されており、この溝穴(15b)に前記エアロパーツ本体(11)の外周端部及び前記装飾シート(11a)の端部を挿入し接着させて固定している。
従って、ゴムパッキン(15)でもって、エアロパーツ本体(11)と装飾シート(11a)との両外周端部を覆い、その外周端部が密閉状態に封鎖されるのである。
本発明に使用する磁石(2)は、磁着がオンオフの切替え可能なスイッチ付きの公知のものである。この磁石(2)は、図2に示すように、車体(3)側に磁石(2)のネジ穴を利用してネジ(4)で固定又は接着剤で接着して装着される。
この磁石(2)の高さは、通常、エアロパーツ(1)が車体(3)に取付けられた状態で、エアロパーツ(1)の鉄片(14)から車体(3)までの隙間に相当する高さのものであり、好ましくは、鉄片(14)から車体(3)までの高さより多少低いのが後述する薄鉄板片(5)でもって正確に高さ調整できるのでよい。
この磁石(2)の高さは、通常、エアロパーツ(1)が車体(3)に取付けられた状態で、エアロパーツ(1)の鉄片(14)から車体(3)までの隙間に相当する高さのものであり、好ましくは、鉄片(14)から車体(3)までの高さより多少低いのが後述する薄鉄板片(5)でもって正確に高さ調整できるのでよい。
次に、前記エアロパーツ(1)を用いた本発明の取付け方法について、図7に示すごとく、エアロパーツ(1)の中で、車体(3)の一部であるフロントバンパーに装着するハーフフロントスポイラーを一例として説明する。
上記構造のエアロパーツ(1)は、図1に示す手順で取付けされる。先ず、取付けの準備として、前もって車体(3)のフロントバンパーに付着した塵や汚れを取り除き、油分は脱脂剤で除去しておく。
そして、図2に示すように、フロントバンパーに磁石(2)のネジ穴を利用してネジ(4)で磁石(2)を車体(3)のフロントバンパーに固定する。
この際、フロントバンパーに固定する磁石(2)の位置は、エアロパーツ(1)の鉄片(14)に磁石(2)を磁着させた状態で、エアロパーツ(1)を車体(3)のフロントバンパーに宛がって磁石(2)の取付け位置を割り出せばよい
そして、図2に示すように、フロントバンパーに磁石(2)のネジ穴を利用してネジ(4)で磁石(2)を車体(3)のフロントバンパーに固定する。
この際、フロントバンパーに固定する磁石(2)の位置は、エアロパーツ(1)の鉄片(14)に磁石(2)を磁着させた状態で、エアロパーツ(1)を車体(3)のフロントバンパーに宛がって磁石(2)の取付け位置を割り出せばよい
次いで、この固定した磁石(2)を切り替えスイッチでオフの状態にし、エアロパーツ(1)を車体(3)に宛がい、エアロパーツ(1)を車体(3)に位置合わせをする。
エアロパーツ(1)を略所定の位置に合わせた後、磁石(2)を切り替えスイッチでオンにし、磁石(2)と鉄片(14)とを磁着させて、車体(3)にエアロパーツ(1)を磁石(2)で仮止めする。
この仮止めの状態でエアロパーツ(1)が車体(3)の所定位置に正しくセットされているかを確認し、正しくセットされていない場合には、磁石(2)オフに戻り前記工程を行う。
この際磁石(2)をオフの状態に戻すと、磁石(2)と鉄片(14)との磁着が解除され、エアロパーツ(1)の移動が自由となり、容易に修正して仮止めすることができる。
そして、位置合わせ後に磁石(2)で仮止めした状態のエアロパーツ(1)が、そのゴムパッキン(15)の当接面(15a)全部が車体(3)に隙間なく密着されているかを確認し、密着されていなければ、図8の如く、磁石(2)と鉄片(14)との間に鉄製の薄鉄板片(5)を挟んで、磁着する部分のエアロパーツ(1)と車体(3)との高さを調節する。
この薄鉄板片(5)を使用することにより、車体(3)の曲面に対してもエアロパーツ(1)のゴムパッキン(15)が隙間なく密着され、この部分からの雨水の侵入を防止できる。
尚、上記仮止めは、エアロパーツ(1)を車体(3)に磁石(2)だけで所定位置に保持するものであり、その際にエアロパーツ(1)の位置がずれていなければ、磁石(2)の磁着がそのまま維持され、以後、この磁石(2)の磁着と両面粘着テープ(13)の接着との両方で、エアロパーツ(1)が車体(3)に取付けられるのであり、位置がずれていれば仮止めが解除され、磁石(2)をオフの状態に戻り、正しくセットされるまで位置合わせを繰り返す。
この仮止めの状態でエアロパーツ(1)が車体(3)の所定位置に正しくセットされているかを確認し、正しくセットされていない場合には、磁石(2)オフに戻り前記工程を行う。
この際磁石(2)をオフの状態に戻すと、磁石(2)と鉄片(14)との磁着が解除され、エアロパーツ(1)の移動が自由となり、容易に修正して仮止めすることができる。
そして、位置合わせ後に磁石(2)で仮止めした状態のエアロパーツ(1)が、そのゴムパッキン(15)の当接面(15a)全部が車体(3)に隙間なく密着されているかを確認し、密着されていなければ、図8の如く、磁石(2)と鉄片(14)との間に鉄製の薄鉄板片(5)を挟んで、磁着する部分のエアロパーツ(1)と車体(3)との高さを調節する。
この薄鉄板片(5)を使用することにより、車体(3)の曲面に対してもエアロパーツ(1)のゴムパッキン(15)が隙間なく密着され、この部分からの雨水の侵入を防止できる。
尚、上記仮止めは、エアロパーツ(1)を車体(3)に磁石(2)だけで所定位置に保持するものであり、その際にエアロパーツ(1)の位置がずれていなければ、磁石(2)の磁着がそのまま維持され、以後、この磁石(2)の磁着と両面粘着テープ(13)の接着との両方で、エアロパーツ(1)が車体(3)に取付けられるのであり、位置がずれていれば仮止めが解除され、磁石(2)をオフの状態に戻り、正しくセットされるまで位置合わせを繰り返す。
そして、エアロパーツ(1)の正確な仮止め作業が終了した後、エアロパーツ(1)が車体(3)に磁石(2)で磁着した仮止め状態のまま、両面粘着テープ(13)の剥離紙を剥し又は剥しながら、エアロパーツ(1)を車体(3)に押し付け、その両面粘着テープ(13)でエアロパーツ(1)を車体(3)に接着し、これにより、図3に示すように、エアロパーツ(1)の取付けが完了する。
尚、エアロパーツ(1)を車体(3)に接着する際に、両面粘着テープ(13)の剥離紙を剥すのに、図9に示す如く、接着部(12)に連続して貼着した状態の各両面粘着テープ(13)の剥離紙一端を、所定の位置合わせする前に、予めエアロパーツ(1)の外側に折り返して突出させて突片(13a)を形成すると剥すのに便利である。
このように取付けられたエアロパーツ(1)は、上部及び両側部が両面粘着テープ(13)で接着され下部が磁石(2)で磁着された状態で取付けられると共に、ゴムパッキン(15)の当接面(15a)全部が車体(3)に密着されるのである。
この際に、両面粘着テープ(13)の接着作業が、エアロパーツ(1)を磁石(2)で仮止めしているので、従来のようにエアロパーツ(1)を手で押さえながら行う必要がなく、接着作業中にエアロパーツ(1)がずれることもなく正確にできる。
この際に、両面粘着テープ(13)の接着作業が、エアロパーツ(1)を磁石(2)で仮止めしているので、従来のようにエアロパーツ(1)を手で押さえながら行う必要がなく、接着作業中にエアロパーツ(1)がずれることもなく正確にできる。
また、接着の際に、エアロパーツ(1)を車体(3)に押し付けると、エアロパーツ(1)の外周に設けたゴムパッキン(15)が多少圧縮され、ゴムパッキン(15)の当接面(15a)よりも多少低い全部の両面粘着テープ(13)が車体(3)に当接し確実に接着する。
また、車体(3)に取付けたエアロパーツ(1)は、その外周に設けたゴムパッキン(15)の弾性でもって、エアロパーツ(1)に物が当たっても車体(3)に傷が付くことが少なく、且つ、ゴムパッキン(15)のシールにより、エアロパーツ(1)には、その上部から内部に水が入り難く、両面粘着テープ(13)の劣化も防止している。
1 エアロパーツ
11 エアロパーツ本体
11a 装飾シート
11b 裏面
12 接着部
13 両面粘着テープ
14 鉄片
15 ゴムパッキン
2 磁石
3 車体
4 ネジ
5 薄鉄板片
11 エアロパーツ本体
11a 装飾シート
11b 裏面
12 接着部
13 両面粘着テープ
14 鉄片
15 ゴムパッキン
2 磁石
3 車体
4 ネジ
5 薄鉄板片
Claims (3)
- 樹脂製のエアロパーツ本体(11)と、その裏面(11b)に突設した帯状の接着部(12)と、その接着部(12)に貼着した両面粘着テープ(13)と、前記裏面(11b)に装着させた鉄片(14)と、前記エアロパーツ本体(11)の外周に装着したゴムパッキン(15)と、から少なくとも成るエアロパーツ(1)を使用し、先ず、オンオフの切替えスイッチ付きの磁石(2)を車体(3)に装着し、この磁石(2)をオフの状態で、前記エアロパーツ(1)を前記車体(3)に宛がい位置合わせした後、オンの状態にした前記磁石(2)と前記鉄片(14)を磁着させて、前記エアロパーツ(1)を前記車体(3)に仮止めし、次いで前記両面粘着テープ(13)の剥離紙を剥し、その両面粘着テープ(13)で前記エアロパーツ(1)を前記車体(3)に接着したことを特徴とするエアロパーツの取付け方法。
- 前記鉄片(14)を前記エアロパーツ本体(11)の裏面(11b)の下部に固着させた前記エアロパーツ(1)を使用する請求項1記載のエアロパーツの取付け方法。
- 前記磁石(2)と前記鉄片(14)との間に高さ調整用の薄鉄板片(5)を挟んで、前記エアロパーツ(1)を前記車体(3)に磁着させた請求項1又は2記載のエアロパーツの取付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013040438A JP2014168973A (ja) | 2013-03-01 | 2013-03-01 | エアロパーツの取付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013040438A JP2014168973A (ja) | 2013-03-01 | 2013-03-01 | エアロパーツの取付け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014168973A true JP2014168973A (ja) | 2014-09-18 |
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Family Applications (1)
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-
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- 2013-03-01 JP JP2013040438A patent/JP2014168973A/ja active Pending
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