JP2014167785A - 監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】設置が容易でありながら装置が邪魔にならず、また、装置が不当に取り外され難い監視装置を提供する。
【解決手段】装置本体1は、公的規格に準拠した電気コンセント用の取付枠2におけるコンセント取付箇所に取り付け可能な外郭構造で、取付枠2に対する取付連結部3を備える構造にし、生体を検知する検知部4は、取付枠2に取り付けられる公的規格に準拠した電気コンセント用のフェイスプレート14におけるコンセント用開口14cを通じてフェイスプレート14の前面側に臨ませる配置で装置本体1の前面に配設し、電源部9に対する電源として一般商用電源配線を接続する電源端子を装置本体1における前面部以外の周面部に設ける。
【選択図】図8
【解決手段】装置本体1は、公的規格に準拠した電気コンセント用の取付枠2におけるコンセント取付箇所に取り付け可能な外郭構造で、取付枠2に対する取付連結部3を備える構造にし、生体を検知する検知部4は、取付枠2に取り付けられる公的規格に準拠した電気コンセント用のフェイスプレート14におけるコンセント用開口14cを通じてフェイスプレート14の前面側に臨ませる配置で装置本体1の前面に配設し、電源部9に対する電源として一般商用電源配線を接続する電源端子を装置本体1における前面部以外の周面部に設ける。
【選択図】図8
Description
本発明は、生体を検知する検知部と、この検知部による検知情報に基づいて報知部を報知動作させる制御部と、この制御部に電力供給する電源部とを装置本体に装備してある監視装置に関する。
従来、この種の監視装置としては、特許文献1,2などに見られるように、制御部及び電源部を内部に備える装置本体の前面部に検知部を設けるとともに、電源部に電力を入力する電気プラグを装置本体の後面部に設け、この電気プラグを電気コンセントに差し込むことで装置本体を壁などの電気コンセントに設置する監視装置が知られている。
しかし、上記した従来装置では、電気プラグを電気コンセントに差し込んだ設置状態において、装置の全体が電気コンセントから前方へ張り出すため、設置状態における装置の外観が悪いばかりでなく装置が邪魔になり易く、また、他物が当たるなどのことで装置が電気コンセントから脱落し易い問題があった。
また、監視装置の存在が気付かれ易くて、不法者などによって装置が不当に取り外され易いなどの問題もあった。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、合理的な装置構成を採ることで、装置設置が容易でありながら上記の如き問題を効果的に解消することができる監視装置を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は監視装置に係り、その特徴は、
生体を検知する検知部と、この検知部による検知情報に基づいて報知部を報知動作させる制御部と、この制御部に電力供給する電源部とを装置本体に装備してある監視装置であって、
前記装置本体は、公的規格に準拠した電気コンセント用の取付枠におけるコンセント取付箇所に取り付け可能な外郭構造で、前記取付枠に対する取付連結部を備える構造にし、
前記検知部は、前記取付枠に取り付けられる公的規格に準拠した電気コンセント用のフェイスプレートにおけるコンセント用開口を通じて前記フェイスプレートの前面側に臨ませる配置で前記装置本体の前面に配設し、
前記電源部に対する電源として一般商用電源配線を接続する電源端子を前記装置本体における前面部以外の周面部に設けてある点にある。
生体を検知する検知部と、この検知部による検知情報に基づいて報知部を報知動作させる制御部と、この制御部に電力供給する電源部とを装置本体に装備してある監視装置であって、
前記装置本体は、公的規格に準拠した電気コンセント用の取付枠におけるコンセント取付箇所に取り付け可能な外郭構造で、前記取付枠に対する取付連結部を備える構造にし、
前記検知部は、前記取付枠に取り付けられる公的規格に準拠した電気コンセント用のフェイスプレートにおけるコンセント用開口を通じて前記フェイスプレートの前面側に臨ませる配置で前記装置本体の前面に配設し、
前記電源部に対する電源として一般商用電源配線を接続する電源端子を前記装置本体における前面部以外の周面部に設けてある点にある。
この構成によれば、装置本体を公的規格に準拠した電気コンセント用の取付枠に取り付ける構造であるから、また、電源として一般商用電源配線を接続する電源端子を装置本体における前面部以外の周面部に設けてあるから、各所にある電気コンセントの設置部を利用して装置を容易に設置することができる。
そして、装置本体の前面に配設した検知部を、電気コンセント用のフェイスプレートにおけるコンセント用開口(電気スイッチ用開口を含む)を通じてフェイスプレートの前面側に臨ませる構造であって、装置本体は取付枠とともに電気コンセント用のフェイスプレートにより覆い隠した埋め込み設置状態(即ち、一般の電気コンセントや電気スイッチと同じ設置状態)になるから、従来装置で見られた先述の如き問題、すなわち、設置状態における外観が悪い、装置が邪魔になり易い、他物が当たって装置が脱落し易い、あるいは、監視装置の存在が気付かれ易くて不法者などによって装置が不当に取り外され易いなどの問題を効果的に解消することができる。
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記コンセント用開口を覆う状態で前記フェイスプレートの前面に被せる装置パネルを設け、
この装置パネルには、前記コンセント用開口を通じて前記フェイスプレートの前面側に臨む前記検知部を前記装置パネルの前面側に臨ませる監視用開口を形成してある点にある。
前記コンセント用開口を覆う状態で前記フェイスプレートの前面に被せる装置パネルを設け、
この装置パネルには、前記コンセント用開口を通じて前記フェイスプレートの前面側に臨む前記検知部を前記装置パネルの前面側に臨ませる監視用開口を形成してある点にある。
この構成によれば、フェイスプレートのコンセント用開口を装置パネルにより覆うから、監視用開口を通じて装置パネルの前面側に臨ませる検知部など装置パネルの前面側に露呈させることが必要なものを除き、コンセント用開口を通じて見えるものを装置パネルにより隠蔽することができ、これにより、設置状態における装置の外観(特に検知部周りの見栄え)を一層良くすることができ、また、不法者などによる装置の不当な取り外しも一層効果的に防止することができる。
本発明の第3特徴構成は、第2特徴構成の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記装置パネルは、前記フェイスプレートの前面における前記コンセント用開口の周部に当て付けるパネル枠部と、このパネル枠部の前面部を覆う状態で前記パネル枠部に取り付けるパネル本体部とで構成し、
前記フェイスプレートにおける前記コンセント用開口の周部を前記パネル枠部と前記装置本体とにより挟んだ状態において、パネル固定ネジを前記パネル枠部の前面側から前記パネル枠部のネジ孔を通じて前記装置本体にねじ込むことで、前記パネル枠部を前記装置本体に連結固定する構造にし、
前記パネル本体部は、それに形成した前記監視用開口を通じて前記検知部を前記パネル本体部の前面側に臨ませるとともに、前記パネル固定ネジのねじ込み部を隠す状態で前記パネル枠部の前面部を覆う構造にしてある点にある。
前記装置パネルは、前記フェイスプレートの前面における前記コンセント用開口の周部に当て付けるパネル枠部と、このパネル枠部の前面部を覆う状態で前記パネル枠部に取り付けるパネル本体部とで構成し、
前記フェイスプレートにおける前記コンセント用開口の周部を前記パネル枠部と前記装置本体とにより挟んだ状態において、パネル固定ネジを前記パネル枠部の前面側から前記パネル枠部のネジ孔を通じて前記装置本体にねじ込むことで、前記パネル枠部を前記装置本体に連結固定する構造にし、
前記パネル本体部は、それに形成した前記監視用開口を通じて前記検知部を前記パネル本体部の前面側に臨ませるとともに、前記パネル固定ネジのねじ込み部を隠す状態で前記パネル枠部の前面部を覆う構造にしてある点にある。
この構成によれば、装置本体を取り外すには、装置パネルのパネル本体部により覆い隠されたパネル固定ネジを操作して、装置パネルのパネル枠部と装置本体とによるフェイスプレートの挟み込みを解除する必要があり、装置パネルが取り付けられている状態ではフェイスプレートを取り外すことができず、これにより、不法者などによる装置の不当な取り外しを一層効果的に防止することができる。
本発明の第4特徴構成は、第3特徴構成の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記パネル固定ネジは、その操作に特殊工具を要する特殊ネジにしてある点にある。
前記パネル固定ネジは、その操作に特殊工具を要する特殊ネジにしてある点にある。
この構成によれば、パネル本体部が取り外されてパネル固定ネジのねじ込み部が見つけられたとしても、専用工具がなければ、パネル固定ネジを操作して装置パネルのパネル枠部と装置本体とによるフェイスプレートの挟み込みを解除することができず、これにより、不法者などによる装置の不当な取り外しをさらに効果的に防止することができる。
本発明の第5特徴構成は、第2〜第4特徴構成のいずれかの実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記制御部を操作する複数の操作具を前記装置パネルの前面に配設し、
前記制御部は、複数の前記操作具が予め設定された認証用組合せパターンで操作されたときのみ、それら操作具による後続の操作に対して応答する構成にしてある点にある。
前記制御部を操作する複数の操作具を前記装置パネルの前面に配設し、
前記制御部は、複数の前記操作具が予め設定された認証用組合せパターンで操作されたときのみ、それら操作具による後続の操作に対して応答する構成にしてある点にある。
この構成によれば、予め設定された認証用組合せパターンを知らなければ、操作具の操作により制御部を操作することができず、これにより、不法者などによる装置の不当操作を効果的に防止することができる。
本発明の第6特徴構成は、第2〜第5特徴構成のいずれかの実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記制御部を操作する複数の操作具を前記装置パネルの前面に配設し、
前記制御部は、複数の前記操作具が予め設定された検知テスト用組合せパターンで操作されたとき検知テスト運転を実施し、この検知テスト運転では、前記検知部により生体が検知されたとき、前記報知部を所定のテストモードで報知動作させる構成にしてある点にある。
前記制御部を操作する複数の操作具を前記装置パネルの前面に配設し、
前記制御部は、複数の前記操作具が予め設定された検知テスト用組合せパターンで操作されたとき検知テスト運転を実施し、この検知テスト運転では、前記検知部により生体が検知されたとき、前記報知部を所定のテストモードで報知動作させる構成にしてある点にある。
この構成によれば、操作者が装置パネル前面の複数の操作具を検知テスト用組合せパターンで操作して検知テスト運転を開始させると、その操作者自身が検知部により検知されることで報知部が所定のテストモードで報知動作し、そのことで、操作者は装置の検知機能が正常であることを容易に確認することができる。
また、この検知テスト運転では報知部が所定のテストモードで報知動作するから、例えば、所定のテストモードでの報知動作として通常の報知動作より小さい音量で報知動作させたり、短い時間だけ報知動作させるようにしておくことで、テストモードでの報知動作により周囲の人に余計な混乱を与えるなどのことも回避することができる。
本発明の第7特徴構成は、第2〜第6特徴構成のいずれかの実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記監視用開口を通じて前記装置パネルの前面側に臨ませた前記検知部を囲う透光性カバーを前記装置パネルの前面に設けてある点にある。
前記監視用開口を通じて前記装置パネルの前面側に臨ませた前記検知部を囲う透光性カバーを前記装置パネルの前面に設けてある点にある。
この構成によれば、監視用開口を通じて装置パネルの前面側に臨ませた検知部の検知機能は保護カバーの透光性により維持しながらも、その保護カバーによる囲いにより検知部を他物の衝突や塵埃の付着などから保護することができ、この点で装置の耐久性を高めることができる。
本発明の第8特徴構成は、第2〜第7特徴構成のいずれかの実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
複数連型の前記フェイスプレートに形成されている複数の前記コンセント用開口の1つを前記装置パネルにより覆って、その装置パネルの前記監視用開口を通じて前記検知部を前記装置パネルの前面側に臨ませるとともに、隣に位置する前記コンセント用開口を通じて他のコンセント類の前面部を前記フェイスプレートの前面側に臨ませる構造にしてある点にある。
複数連型の前記フェイスプレートに形成されている複数の前記コンセント用開口の1つを前記装置パネルにより覆って、その装置パネルの前記監視用開口を通じて前記検知部を前記装置パネルの前面側に臨ませるとともに、隣に位置する前記コンセント用開口を通じて他のコンセント類の前面部を前記フェイスプレートの前面側に臨ませる構造にしてある点にある。
この構成によれば、複数連型のフェイスプレートに形成されている複数のコンセント用開口のうちの1つを装置パネルにより覆って、その装置パネルの監視用開口を通じて検知部を装置パネルの前面側に臨ませながらも、その隣に位置するコンセント用開口を利用して、電気コンセントや電気スイッチなどの他のコンセント類を通常通りに設置することができ、これにより、使用者にとって一層利便性の高い装置にすることができ、また、装置の汎用性も高めることができる。
本発明の第9特徴構成は、第1〜第8特徴構成のいずれかの実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記検知部は、前記コンセント用開口を通じて前記フェイスプレートの前面側に臨ませた状態において前記フェイスプレートの前面側からの把持操作により向きを変更する向き調整操作が可能な状態で前記装置本体の前面に設けてある点にある。
前記検知部は、前記コンセント用開口を通じて前記フェイスプレートの前面側に臨ませた状態において前記フェイスプレートの前面側からの把持操作により向きを変更する向き調整操作が可能な状態で前記装置本体の前面に設けてある点にある。
この構成によれば、上記の把持操作による向き調整操作により検知部の検知範囲を装置設置場所の状況などに応じて容易に調整することができ、これにより、監視機能性の面で一層優れた装置にすることができる。
本発明の第10特徴構成は、第1〜第9特徴構成のいずれかの実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記装置本体の周面部に外部報知端子又は外部出力用I/O端子を設け、
前記制御部は、前記検知部による検知情報に基づいて前記報知部を報知動作させるとき、前記外部報知端子に配線接続された外部報知器を前記報知部とともに報知動作させる、又は、前記外部出力用I/O端子に接続された外部機器を所定動作させる構成にしてある点にある。
前記装置本体の周面部に外部報知端子又は外部出力用I/O端子を設け、
前記制御部は、前記検知部による検知情報に基づいて前記報知部を報知動作させるとき、前記外部報知端子に配線接続された外部報知器を前記報知部とともに報知動作させる、又は、前記外部出力用I/O端子に接続された外部機器を所定動作させる構成にしてある点にある。
この構成によれば、装置本体に外部報知端子を設ける場合では、その外部報知端子に外部報知器を配線接続しておくだけで容易に外部報知器の併用を可能にすることができ、また、装置本体に外部出力用I/O端子を設ける場合では、その外部出力用I/O端子に電動扉や電動シャッタあるいは電子錠などの所要の外部機器を配線接続しておくだけで、報知部の報知動作に伴い、その外部機器を所定動作させることができ、これらの点で、機能性や汎用性あるいは利便性の面などで一層優れた装置にすることができる。
なお、この構成の実施において装置本体に外部出力用I/O端子を設ける場合、その外部出力用I/O端子は外部報知端子を兼ねるものにし、この外部出力用I/O端子に外部機器として外部報知機を接続した場合には、報知部の報知動作に伴い、その外部報知機を併行して報知動作させ得るようしてもよい。
本発明の第11特徴構成は、第1〜第10特徴構成のいずれかの実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記装置本体の周面部に通信ポートを設け、
前記制御部は、この通信ポートに接続した通信配線を通じて外部機器と通信を行なう構成にしてある点にある。
前記装置本体の周面部に通信ポートを設け、
前記制御部は、この通信ポートに接続した通信配線を通じて外部機器と通信を行なう構成にしてある点にある。
この構成によれば、制御部と外部機器との間での通信が可能になるから、例えば、他のセキュリティ機器や同仕様の監視機器などを外部機器として、それら外部機器との連携を可能にすることができ、また、インターネット機器やLAN機器を外部機器とすることで報知メールの送信や外部からの制御部操作なども可能にすることができ、これにより、装置の機能性や汎用性あるいは利便性を効果的に高めることができる。
本発明の第12特徴構成は、第11特徴構成の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記装置本体の上面部と後面部との間の角部に後方側ほど低くなる傾斜面部を形成し、
前記通信ポートは、前記通信配線の端末接続具を前記傾斜面部に対して直交する斜め下向き傾斜姿勢で差し込み接続する状態で前記傾斜面部に配置してある点にある。
前記装置本体の上面部と後面部との間の角部に後方側ほど低くなる傾斜面部を形成し、
前記通信ポートは、前記通信配線の端末接続具を前記傾斜面部に対して直交する斜め下向き傾斜姿勢で差し込み接続する状態で前記傾斜面部に配置してある点にある。
ちなみに、装置本体の埋め込み設置に利用できるスペースは電気コンセントボックスの内部や壁内空間部などの狭所スペースになるが、上記構成によれば、通信ポートに接続した通信配線の端末接続具が占有するスペースを含めた装置本体の必要設置スペースを前後方向及び上下方向の両方について短尺化することができ、これにより、装置本体の設置を一層容易にすることができる。
本発明の第13特徴構成は、第1〜第12特徴構成のいずれかの実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記制御部は、前記検知部による生体検知があったとき前記報知部を報知動作させる非常在者監視運転を実行する構成にしてある点にある。
前記制御部は、前記検知部による生体検知があったとき前記報知部を報知動作させる非常在者監視運転を実行する構成にしてある点にある。
この構成によれば、非常在者監視運転の具体例として、例えば、侵入者が検知されたときに報知動作させる侵入者監視運転や、外出禁止者が出口付近で検知されたとき報知動作させる外出者監視運転などが可能になり、特定の領域で生体検知があったときに報知が必要な種々の用途において有用な装置にすることができる。
本発明の第14特徴構成は、第1〜第12特徴構成のいずれかの実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記制御部は、前記検知部による生体検知があるごとに設定閾時間の計時を更新し、前記検知部による生体検知が設定閾時間にわたって無かったとき前記報知部を報知動作させる常在者監視運転を実行する構成にしてある点にある。
前記制御部は、前記検知部による生体検知があるごとに設定閾時間の計時を更新し、前記検知部による生体検知が設定閾時間にわたって無かったとき前記報知部を報知動作させる常在者監視運転を実行する構成にしてある点にある。
この構成によれば、常在者監視運転の具体例として、例えば、独居高齢者の屋内検知が設定閾時間にわたって無かったとき報知動作させる独居高齢者監視運転や、留守宅でのペットの検知が設定閾時間にわたって無かったとき報知動作させるペット監視運転などが可能になり、特定の領域で設定閾時間にわたって生体検知が無かったときに報知が必要な種々の用途において有用な装置にすることができる。
本発明の第15特徴構成は、第1〜第12特徴構成のいずれかの実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記制御部は、前記検知部による生体検知があったとき前記報知部を報知動作させる非常在者監視運転と、
前記検知部による生体検知があるごとに設定閾時間の計時を更新し、前記検知部による生体検知が設定閾時間にわたって無かったとき前記報知部を報知動作させる常在者監視運転とを、運転切り換え操作に応じて選択的に実行する構成にしてある点にある。
前記制御部は、前記検知部による生体検知があったとき前記報知部を報知動作させる非常在者監視運転と、
前記検知部による生体検知があるごとに設定閾時間の計時を更新し、前記検知部による生体検知が設定閾時間にわたって無かったとき前記報知部を報知動作させる常在者監視運転とを、運転切り換え操作に応じて選択的に実行する構成にしてある点にある。
この構成によれば、上述した侵入者監視運転や外出者監視運転などの非常在者監視運転と、同じく上述した独居高齢者監視運転やペット監視運転などの常在者監視運転とを、運転切り換え操作により選択的に実施できることで、機能性や汎用性あるいは利便性などの面で一層優れた装置にすることができる。
本発明の第16特徴構成は、第2特徴構成の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記監視用開口を通じて前記装置パネルの前面側に臨ませる前記検知部は、受光部における受光量を検出する検出器と、この検出器を囲うカバーとを備える構成にし、
前記制御部は、前記検出器による検出受光量の変化に基づいて前記報知部を報知動作させる構成にし、
この構成において、前記カバーは前記検出器の受光部に対する正対部分が頂点となる半球状カバーにし、このカバーに検知領域からの放射光を前記検出器の受光部に集光する集光レンズを前記カバーの周面に沿う弧状形状にして形成してある点にある。
前記監視用開口を通じて前記装置パネルの前面側に臨ませる前記検知部は、受光部における受光量を検出する検出器と、この検出器を囲うカバーとを備える構成にし、
前記制御部は、前記検出器による検出受光量の変化に基づいて前記報知部を報知動作させる構成にし、
この構成において、前記カバーは前記検出器の受光部に対する正対部分が頂点となる半球状カバーにし、このカバーに検知領域からの放射光を前記検出器の受光部に集光する集光レンズを前記カバーの周面に沿う弧状形状にして形成してある点にある。
つまり、この構成では、検知領域からの放射光(例えば遠赤外線)をカバーに形成の集光レンズにより検出器の受光部に集光させた状態において、検知領域への生体侵入などで検知領域からの放射光量が変化して検出器による検出受光量が変化したとき、その検出受光量の変化に基づいて制御部が報知部を報知動作させる。
そして、この集光レンズによる集光において、集光レンズは半球状のカバーの周面に沿う弧状形状にしてカバーに形成してあるから、その集光レンズの全体にわたって偏りや歪を極力無くした均質な状態で検知領域からの放射光を検出器の受光部に集光させることができ、これにより、検出受光量の変化に基づく生体検知機能を検知領域の全体について均一化することができて、その点で生体検知性能を高めることができる。
本発明の第17特徴構成は、第16特徴構成の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記集光レンズは、前記検出器の受光部に対する正面視において前記カバーの頂点を直線状に通過する帯状の配置で縦断面視では前記カバーの周面に沿って弧状に延びる状態にして前記カバーに形成してある点にある。
前記集光レンズは、前記検出器の受光部に対する正面視において前記カバーの頂点を直線状に通過する帯状の配置で縦断面視では前記カバーの周面に沿って弧状に延びる状態にして前記カバーに形成してある点にある。
この構成によれば、検出器の受光部に対する正面視においてカバーの頂点を直線状に通過する帯状の配置で縦断面視ではカバーの周面に沿って弧状に延びる状態に形成した集光レンズにより検出器の受光部に対して集光するから、監視装置から離れた箇所での検知領域(即ち、生体検知の対象とする領域)の横断面形状も、検出器の受光部に対する正面視で帯状の集光レンズと同方向に延びる帯状(厳密には偏平な長方形状)にすることができ、また、検知部を中心とした場合の検知領域の厚さ方向における拡がり角度もごく小さいものにすることができる。
そして、このことで、監視装置から離れた箇所において非検知とすべき領域の一部が不測に検知領域に含まれてしまうことを効果的に回避することができて、そのことに原因する種々の誤検知を効果的に防止することができ、この点において信頼性及び使い勝手に一層優れた監視装置にすることができ、また、装置設置時における検知領域の位置チャックなども容易にすることができる。
本発明の第18特徴構成は、第16又は第17特徴構成の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記カバーは、前記検出器とともに又は前記検出器とは独立して、前記検出器の受光部に対し垂直な受光部垂直軸芯周りでの回転における回転停止位置の調整操作を可能な状態にして前記装置本体に取り付けてある点にある。
前記カバーは、前記検出器とともに又は前記検出器とは独立して、前記検出器の受光部に対し垂直な受光部垂直軸芯周りでの回転における回転停止位置の調整操作を可能な状態にして前記装置本体に取り付けてある点にある。
この構成によれば、カバーを検出器とともに又は検出器とは独立して上記受光部垂直軸芯周りで装置本体に対し回転させて、その回転停止位置を調整することで、カバーにおける集光レンズの姿勢をカバーとともに受光部垂直軸芯周りで回転させて調整することができ、これにより、検知領域の幅方向及びそれに対して直交する厚み方向を、装置の設置環境や用途などに応じて受光部垂直軸芯周りで容易に調整することができる。
本発明の第19特徴構成は、第16〜第18特徴構成のいずれかの実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記カバー及び前記検出器を取り付けた支持台を、前記検出器の受光部と平行な姿勢で前記検出器又はその近傍を通過する受光部平行軸芯周りでの回転による向き調整操作が可能な状態にして前記装置本体に取り付けてある点にある。
前記カバー及び前記検出器を取り付けた支持台を、前記検出器の受光部と平行な姿勢で前記検出器又はその近傍を通過する受光部平行軸芯周りでの回転による向き調整操作が可能な状態にして前記装置本体に取り付けてある点にある。
この構成によれば、支持台を上記受光部平行軸芯周りで装置本体に対し回転させて、支持台の向きを調整することで、監視装置の検知領域の延び方向(換言すれば、指向方向)を装置の設置環境や用途などに応じて容易に調整することができる。
本発明の第20特徴構成は、第2〜第8、第16〜第19特徴構成のいずれかの実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記制御部の制御動作状態を表示する着色透光材からなる表示片を、その三角柱状の先端部が前記装置パネルの前面から突出する状態に配置するとともに、
この表示片の基端部において点灯させる発光ダイオードを設けてある点にある。
前記制御部の制御動作状態を表示する着色透光材からなる表示片を、その三角柱状の先端部が前記装置パネルの前面から突出する状態に配置するとともに、
この表示片の基端部において点灯させる発光ダイオードを設けてある点にある。
この構成によれば、表示片の基端部において発光ダイオード(LED)を点灯させると、その点灯光を着色透光材からなる表示片の内部を通じ表示片の先端側に透光して、装置パネルの前面から突出する表示片の三角柱状の先端部における各側面部から装置パネルにおける周辺部分に対し着色状態で放射することができ、これにより、装置パネルにおける表示片の先端部周辺部分(即ち、表示片周辺部分)を着色光により照らし出すようにすることができる。
したがって、この構成によれば、発光ダイオードの点灯光を着色透光材からなる表示片の先端面のみから放射させる通常のLED使用表示構造に比べ、表示片の点灯表示による表示効果を一層高めることができる。
したがって、この構成によれば、発光ダイオードの点灯光を着色透光材からなる表示片の先端面のみから放射させる通常のLED使用表示構造に比べ、表示片の点灯表示による表示効果を一層高めることができる。
そして、この構成を、検知部による生体検知があったときに点灯させる表示片に適用すれば、その高い表示効果により生体検知を一層効果的に表示することができる。
〔第1実施形態〕
図1〜図5は監視装置を示し、この監視装置の装置本体1は、制御ユニット1Aと、その制御ユニット1Aの前面に取り付けたセンサ・操作ユニット1Bとからなる。
図1〜図5は監視装置を示し、この監視装置の装置本体1は、制御ユニット1Aと、その制御ユニット1Aの前面に取り付けたセンサ・操作ユニット1Bとからなる。
この装置本体1は、図6〜図8に示すように、公的規格に準拠した電気コンセント用の取付枠2におけるコンセント取付箇所(即ち、本来は電気コンセントや電気スイッチなどを取り付ける取付枠2の枠内開口部2a)に取付可能な外郭構造にしてあり、制御ユニット1Aの両側部には、装置本体1を取付枠2のコンセント取付箇所に嵌め込んだ状態で、装置本体1を取付枠2の両側部に連結固定する上下一対の取付連結部3を設けてある。
センサ・操作ユニット1Bの前面上部には、生体を検知する検知部としてパッシブセンサ4(受動赤外線検知器)を設け、センサ・操作ユニット1Bの前面下部には、複数の操作受け具5a〜5eからなる操作受け部5、複数の表示LED6a〜6cからなる表示光源部6、並びに、報知部としてのスピーカ7を設けてある。
なお、本例では検知部として面警戒タイプのパッシブセンサ4を用いているが、監視条件などによっては、広域警戒タイプや線警戒タイプなど他のタイプのパッシブセンサ、あるいは、その他の感知センサやカメラなどを検知部として用いてもよい。
制御ユニット1Aには、パッシブセンサ4による検知情報に基づいて動作する制御部8、及び、装置本体1における制御部8などの電力消費部に電力供給する電源部9を内蔵してあり、この電源部9には交流・直流変換器を装備してある。
制御部8は、パッシブセンサ4により生体(厳密には熱放射物)が検知されたとき報知動作としてスピーカ7から警報を発報させる侵入者監視運転などの非常在者監視運転を実行し、具体的には、この非常在者監視運転において制御部8は、パッシブセンサ4により設定有効時間Ts内に設定有効回数Nにわたって生体検知があったとき、侵入者などの非常在者が存在する異常事態の発生としてスピーカ7から警報を発報させる。
制御ユニット1Aの後面部には、電源部9に対する電源として一般商用交流100Vの電源配線10aを接続する電源端子10、及び、外部報知器Xに対する接続配線11aを接続する外部報知端子11を設けてある。
制御ユニット1Aにおける上面部と後面部との間の角部には、後方側ほど低くなる傾斜面部12を形成してあり、この傾斜面部12には、外部機器Yとの通信に用いる通信配線を接続する通信ポートとして2つのLANポート13i,13oを左右に並べて設けてある。
即ち、これらLANポート13i,13oを左右に並べて傾斜面部12に設けることで、通信配線としてのLANケーブル13aにおける端末接続具を傾斜面部12に対して直交する斜め下向き姿勢でLANポート13i,13oに差し込み接続するようにしてある。
装置本体1の設置については、同図6〜図8に示すように、電気コンセント用の取付枠2に取り付けた装置本体1を、壁Wに形成してある取付用開口aを通じて壁内のコンセント用ボックスBの内部あるいは壁内空間部に挿入配置した状態で、その取付枠2をコンセント用ボックスBあるいは壁内の建築構造材などに対してネジにより連結することで、装置本体1を壁Wへの埋め込み状態で固定する。
また、この装置本体1の設置にあたり、壁内に配線されている一般商用交流100Vの電源配線10aを電源端子10に接続するとともに、外部報知器Xを用いる場合には、壁内に配線した外部報知器Xに対する接続配線11aを外部報知端子11に接続し、外部機器Yとの通信を可能にする場合には、壁内に配線したLANケーブル13aをLANポート13i(又は13o)に接続する。
これに続き、公的規格に準拠する電気コンセント用のフェイスプレート14(即ち、電気コンセント用の化粧プレート)を取付枠2に取り付けて、上記取付枠2及び壁Wの取付用開口aを隠蔽処理する。
このフェイスプレート14が枠状のベースプレート14Aと、そのベースプレート14Aの前面部を覆う状態でベースプレート14Aに対して嵌合により取り付けるカバープレート14Bとの2部材からなる場合は、先ず、枠状のベースプレート14Aを壁Wにおける取付用開口aの周部に当て付けて、ベースプレート14Aの枠内開口部14aを通じて装置本体1の前面部(即ち、センサ・操作ユニット1B)をベースプレート14Aの前面側に臨ませた状態で、ベースプレート14Aを付属ネジ14bにより取付枠2に連結固定する。
その後、カバープレート14Bに形成されているコンセント用開口14c(本来は取付枠2に取り付けた電気コンセントや電気スイッチの前面を前方に臨ませる開口)を通じて装置本体1の前面部をカバープレート14Bの前面側に臨ませた状態で、カバープレート14Bをベースプレート14Aに対して嵌合により取り付ける。
なお、フェイスプレート14が、カバープレート14Bに相当する1部材からなる場合は、そのフェイスプレート14に形成されているコンセント用開口を通じて装置本体1の前面部をフェイスプレート14の前面側に臨ませた状態で、フェイスプレート14を付属ネジにより取付枠2に連結固定する。
この段階では、装置本体1の前面におけるパッシブセンサ4、操作受け具5a〜5e、表示LED6a〜6c、スピーカ7の全てがフェイスプレート14のカバープレート14Bにおけるコンセント用開口14cを通じて前方に露呈する状態になるが、これに対し、フェイスプレート14の取り付けに続いては、装置保護及び化粧のための装置パネル15を装置本体1の前面部に取り付ける。
この装置パネル15は、フェイスプレート14の前面におけるコンセント用開口14cの周部に当て付けるパネル枠部15Aと、そのパネル枠部15Aの前面部を覆う状態でパネル枠部15Aに対して嵌合により取り付けるパネル本体部15Bとの2部材からなる。
そして、先ずは、パネル枠部15Aをフェイスプレート14におけるコンセント用開口14cの周部に当て付けて、フェイスプレート14におけるコンセント用開口14cの周部を表側のパネル枠部15Aと裏側の装置本体1とにより挟んだ状態で、パネル固定ネジ16をパネル枠部15Aの前面側からパネル枠部15Aのネジ孔17及びフェイスプレート14のコンセント用開口14cを通じ装置本体1にねじ込むことで、パネル枠部15Aを装置本体1に連結固定する。
このとき、パネル固定ネジ16には、そのネジ頭における工具差込凹部の外郭形状を星型や六角型などの特殊形状にした特殊ネジを用いるようにする。
すなわち、設置後の装置本体1を取り外すには、特殊ネジであるパネル固定ネジ16を専用工具により操作してパネル枠部15Aと装置本体1とによるフェイスプレート14の挟み込みを解除する必要があるようにし、これにより、装置本体1の不当な取り外しを防止する。
パネル枠部15Aの取り付け後、パネル枠部15Aの前面部をパネル本体部15Bにより覆う状態にして、パネル本体部15Bをパネル枠部15Aに対し嵌合により取り付け、このパネル本体部15Bによりパネル枠部15Aにおけるパネル固定ネジ16のねじ込み部を隠す。
なお、場合によっては、装置パネル15のパネル枠部15Aを取り付ける際に、パネル枠部15Aと電気コンセント用フェイスプレート14におけるカバープレート14Bとの間に防水パッキンを介在させるようにしてもよい。
装置パネル15のパネル本体部15Bには、パネル枠部15Aの枠内開口部15aを通じてパネル枠部15Aの前面側に臨む装置本体1の前面部のうち、パッシブセンサ4をセンサ台18とともにパネル本体部15Bの前面側に突出状に臨ませる監視用開口15bを形成してあり、また、パネル本体部15Bには、パネル本体部15Bの前面側において下部のみを開放した状態でパッシブセンサ4及びセンサ台18の周囲を囲う透光樹脂製の保護カバー19を設けてある。
また、装置パネル15の縦横寸法は、電気コンセント用のフェイスプレート14として図6に示す如き1連電気コンセント用のフェイスプレートを用いた場合に、前面視で、その1連電気コンセント用フェイスプレート14の外郭範囲内に装置パネル15の全体が十分に納まる寸法にしてある。
したがって、図9に示す如く2連電気コンセント用フェイスプレート14′などの複数連の電気コンセント用フェイスプレートを用いて、そのフェイスプレート14′に形成されている複数のコンセント用開口14cの1つを装置パネル15により覆って、その装置パネル15の監視用開口15bを通じてパッシブセンサ4を装置パネル15の前面側に臨ませるとともに、隣に位置するコンセント用開口14cを通じて他のコンセント類20の前面部をフェイスプレート14′の前面側に臨ませるようにする並列配備の場合にも、装置パネル15が隣の列のコンセント類20に対して過度に接近することの無い状態で、その並列配備も体裁良く行えるようにしてある。
パッシブセンサ4を取り付けたセンサ台18は、装置本体1の前面部に対して垂直な中心軸芯(即ち、前後向きの中心軸芯)周りでの回転操作が可能で、外周面部を回転操作用の把持部18aにしたダイヤル構造にしてあり、このセンサ台18を保護カバー19の下部開放部を通じた把持操作により回転操作することで、パッシブセンサ4の焦電検出器4aに対する反射用光学系4bの向きを変更してパッシブセンサ4の検知領域を調整する向き調整操作を行えるようにしてある。
装置本体1における前面のほぼ全体がパネル枠部15Aの枠内開口部15aを通じてパネル枠部15Aの前面側に臨むことに対し、パネル枠部15Aの前面を覆うパネル本体部15Bは監視用開口15bを除いてほぼ全体を閉塞部分にしてあり、この閉塞部分のうち監視用開口15bの下方に位置する下側閉塞部分15cには、装置本体1の前面部における複数の操作受け具5a〜5eの各々に対して個別に対応位置させた複数の操作具21a〜21eからなる操作部21を設けてある。
すなわち、装置本体1の前面部における複数の操作受け具5a〜5eは、装置パネル15のパネル本体部15Bにおける複数の操作具21a〜21eの各々が装置パネル15の前面側から受けた押し操作を装置本体1に伝達する伝達具として機能するものであり、これら操作受け具5a〜5eの介在により、装置パネル15の前面側からの複数の操作具21a〜21eに対する操作で装置本体1の制御部8に対して操作指令を与える構成にしてある。
また、装置パネル15におけるパネル本体部15Bの下側閉塞部分15cには、装置本体1の前面部における複数の表示LED6a〜6cの各々に対して各別に対応位置させた表示片22a〜22cからなる表示部22を設けてあり、これら表示片22a〜22cは緑色、赤色、青色の色付き透光樹脂材により形成してある。
すなわち、装置本体1の前面部における複数の表示LED6a〜6cの各々を点灯させることで、装置パネル15のパネル本体部15Bにおける複数の色付き表示片22a〜22cの夫々を透光により擬似的な点灯状態にし、この擬似点灯により装置パネル15の前面において各種の表示を行うようにしてある。
そしてまた、装置パネル15におけるパネル本体部15Bの下側閉塞部分15cには、装置本体1の前面部におけるスピーカ7に対応位置させた報知用開口部23を設けてある。
装置パネル15における操作具21a〜21eは、中央に配置した主操作用のものと、その周囲に環状に並べて配置した副操作用のものとからなり、操作具21a〜21eを操作して制御部8を操作するには、制御部8に対するユーザー認証として、副操作用の操作受具21b〜21eをパスワード的に予め設定してある認証用組合せパターンPaに従って操作することで行なうようにしてある。
また、このユーザー認証が適正で後続の操作具21a〜21eによる操作に対して制御部8が応答する場合、制御部8は青色の表示片22cを点滅させて操作可能状態であることを表示する。
即ち、このユーザー認証において副操作用の操作具21b〜21eが設定された認証用組合せパターンPa以外の誤った組合せパターンで操作されて、そのユーザー認証が不適正である場合、制御部8は、青色表示片22cを点滅させず、操作具21a〜21eよる後続の操作に対して応答を拒絶する。
青色表示片22cが点滅している状態で、主操作用の操作受具21aを押し操作すると、制御部8は、緑色の表示片22aを点灯させて非常在者監視運転がセット状態であることを表示し、その後、操作者自身が退避するための設定猶予時間Taが経過した時点から非常在者監視運転を開始するとともに、青色表示片22cを点灯させて非常在者監視運転の実施中であることを表示する。
この非常在者監視運転の実施中において、使用者が再びユーザー認証を行って青色表示片22cを点滅させた状態で、主操作用の操作受具21aを再度押し操作すると、制御部8は、非常在者監視運転を終了して青色表示片22cを消灯する。
また、制御部8は、非常在者監視運転の実施中においてパッシブセンサ4による生体検知が設定有効時間Ts内に設定有効回数Nにわたってあると、先ず赤色の表示片22bを緩速点滅させ、その後、この赤色表示片22bの緩速点滅状態で設定第1待機時間Tbが経過すると、赤色表示片22bを高速点滅状態にする。
そして、この赤色表示片22bの高速点滅状態において更に設定第2待機時間Tcが経過すると、制御部8は、設定警報時間Tdにわたってスピーカ7から警報を発報させる。
即ち、これら設定第1待機時間Tb及び設定第2待機時間Tcにわたる赤色表示片22bの点滅により、侵入者などの非常在者に対して警告を与えるとともに、誤動作であった場合の使用者による解除操作に時間的余裕を与える。
なお、制御部8は、設定警報時間Tdが経過してスピーカ7からの警報の発報を停止した後も、侵入者などの非常在者の検知があったことを使用者に知らせることを目的として、赤色表示片22bの高速点滅を継続させる。
赤色表示片22bの緩速・高速点滅状態において、使用者がユーザー認証を行って青色表示片22cを点滅させた状態で、主操作用の操作具21aを押し操作すると、制御部8は、スピーカ7が警報発報中の場合はスピーカ7からの警報発報を停止するとともに、赤色表示片22bの点滅を停止し、それに伴い、非常在者監視運転を終了して青色表示片22cを消灯する。
一方、副操作用の操作具21b〜21eによるユーザー認証により青色表示片22cを点滅させた状態で、予め設定された検知テスト用組合せパターンPbとして、主操作用の操作具21aを長押し操作すると、制御部8は検知テスト運転を開始する。
そして、この検知テスト運転では、パッシブセンサ4による生体検知があると(具体的には、設定有効時間Ts内に設定有効回数Nにわたってあると)、制御部8はテストモードでの報知動作として、予め設定された設定テスト報知時間Teだけスピーカ7から警報を発報させるとともに、赤色表示片22bを点滅動作させる。
外部報知器Xが接続配線11aにより装置本体1の外部報知端子11に接続されている場合、その外部報知器Xの使用を制御部8に予め設定しておくことで、非常在者監視運転においてパッシブセンサ4による生体検知があったとき、制御部8は上記の如くスピーカ7から警報を発報させるとともに外部報知器Xからも警報を発報させる。
また、ルータなどから施設したLANケーブル13aが装置本体1のLANポート13i(又は13o)に接続されている場合、スマートフォンや携帯電話あるいは各種のインターネット機器やLAN機器を送信先の外部機器Yとして、それら外部機器Yのメールアドレスを制御部8に予め登録設定しておくことで、非常在者監視運転においてパッシブセンサ4による生体検知があったとき、その登録メールアドレスを用いて制御部8から送信先の外部機器Yに異常の発生を伝える電子メールを送信させることもできる。
さらに、ルータなどから施設したLANケーブル13aが装置本体1のLANポート13i(又は13o)に接続されている場合、他のセキュリティ機器などを連携相手の外部機器Yとして、その外部機器Yのネットワークアドレスを制御部8に予め登録設定しておくことで、その登録ネットワークアドレスを用いて異常発生情報の他、非常在者監視運転のON/OFF情報やパッシブセンサ4の検知履歴情報などを制御部8から連携相手の外部機器Yに送信させるなどのこともできる。
前記した設定有効回数Nの設定や、設定有効時間Ts,設定猶予備時間Ta,設定第1待機時間Tb,設定第2待機時間Tc,設定警報時間Td、設定テスト報知時間Teなどの時間設定、あるいは、スピーカ7から発報する警報音の種類の選択設定や、認証用組合せパターンPa及び検知テスト用組合せパターンPbの設定など、基本的な設定事項に関する設定操作については、前記ユーザー認証を行って青色表示片22cを点滅させた状態で、操作具21a〜21eを規定の操作手順に従って操作することで行なうことができる。
また、ルータなどから施設したLANケーブル13bが装置本体1のLANポート13i(又は13o)に接続されている場合には、外部機器用の認証パスワードを制御部8に予め登録設定しておくことで、その認証パスワードを用いてスマートフォンや携帯電話あるいは各種のインターネット機器やLAN機器などの外部機器Yから、非常在者監視運転の発停操作や上記した基本的な設定事項に関する設定操作、並びに、前記メールアドレスや前記ネットワークアドレスの設定操作、上記認証パスワードの設定操作、その他の詳細事項に関する設定操作を制御部8に対して行うことができる。
そして、この外部機器Yを用いた設定操作では、外部機器Yにおいて設定用画面を表示させ、この設定画面上において所要事項を入力したり選択事項を選択したりすることで、上記の各設定操作を行なうようにしてある。
なお、外部機器Yから送信されるパスワードが予め登録設定されている認証パスワードと異なる場合、制御部8は、外部機器Yによる設定操作を拒絶する。
一方、制御部8は運転切り換え操作に応じて、上述した非常在者監視運転と後述する常在者監視運転とを選択的に実行する構成にしてあり、具体的には、前記ユーザー認証により青色表示片22cを点滅させた状態での操作具21a〜21eによる設定操作、又は、適正な認証パスワードを用いた外部機器Yによる設定操作により、制御部8の実行モードを非常在者監視モードと常在者監視モードとに択一的に切り換えるようにしてあり、前記した非常在者監視運転は、非常在者監視モードが選択されている場合に実施される。
これに対し、常在者監視モードが実行モードとして選択されている場合、制御部8は、パッシブセンサ4による生体検知(熱放射物の検知)が無いとき報知動作としてスピーカ7から警報を発報させる独居高齢者監視運転などの常在者監視運転を実行し、具体的には、この常在者監視運転において制御部8は、パッシブセンサ4による生体検知があるごと(厳密には、パッシブセンサ4による生体検知が設定有効時間Ts内に設定有効回数Nにわたってあるごと)に設定閾時間Tfの計時を更新し、パッシブセンサ4による生体検知が設定閾時間Tfにわたって無かったとき(換言すれば、設定閾時間Tfの計時の更新が無かったとき)、独居高齢者などの常在者が検知されない異常事態の発生としてスピーカ7から警報を発報させる。
また、この常在者監視モードでは、前述のユーザー認証により青色表示片22cを点滅させた状態で操作具21a〜21eを規定の操作手順に従って操作することで、1日における常在者監視運転の開始時刻ta及び終了時刻tbを制御部8に対して設定することができる。
この開始・終了時刻ta,tbを設定した状態で主操作用の操作具21aを押し操作すると、制御部8は、緑色表示片22aを点灯させて常在者監視運転がセット状態であることを表示し、その後、毎日、設定開始時刻taになると常在者監視運転を自動的に開始し、また、設定終了時刻tbになると常在者監視運転を自動的に終了する。
そして、この常在者監視運転の実施中(ta〜tb)においてパッシブセンサ4による生体検知が設定閾時間Tfにわたって無かったとき、制御部8は先ず赤色表示片22bを点滅させ、その後、誤動作であった場合の解除操作に時間的余裕を与える設定待機時間Tgが経過すると、赤色表示片22bの点滅を維持した状態でスピーカ7から警報を発報させる。
また、この赤色表示片22bの点滅状態で解除操作として主操作用の操作具21aを押し操作すると、制御部8は、スピーカ7からの警報発報中であった場合にはスピーカ7からの警報発報を停止するとともに、赤色表示片22bの点滅を停止する。換言すれば、主操作用の操作具21aを押し操作しない限り警報が継続する。
なお、この解除操作としての主操作用操作具21aの押し操作は、前記ユーザー認証がなくても制御部8に受け入れられる。
検知テスト運転については前述した非常在者監視運転の場合と同様であり、また、外部報知器Xの接続配線11aが装置本体1の外部報知端子11に接続されている場合、その外部報知器Xの使用を制御部8に予め設定しておくことで、常在者監視運転においてパッシブセンサ4による生体検知が設定閾時間Tにわたって無かったとき、制御部8は上記の如くスピーカ7から警報を発報させるとともに外部報知器Xからも警報を発報させる。
また、ルータなどから施設したLANケーブル13aが装置本体1のLANポート13i(又は13o)に接続されている場合、スマートフォンや携帯電話あるいは各種のインターネット機器やLAN機器を送信先の外部機器Yとして、それら外部機器Yのメールアドレスを制御部8に予め登録設定しておくことで、常在者監視運転においてパッシブセンサ4による生体検知が設定閾時間Tfにわたって無かったとき、その登録メールアドレスを用いて制御部8から送信先の外部機器Yに異常の発生を伝える電子メールを送信させることができるのも前述した非常在者監視運転と同様である。
さらに、ルータなどから施設したLANケーブル13aが装置本体1のLANポート13i(又は13o)に接続されている場合、他のセキュリティ機器などを連携相手の外部機器Yとして、その外部機器Yのネットワークアドレスを制御部8に予め登録設定しておくことで、その登録ネットワークアドレスを用いて異常発生情報の他、常在者監視運転のON/OFF情報やパッシブセンサ4の検知履歴情報などを制御部8から連携相手の外部機器Yに送信させるなどのことができるのも前述した非常在者監視運転と同様である。
常在者監視運転の開始時刻ta及び終了時刻tbの設定の他、設定閾時間Tfや設定待機時間Tgなどの時間設定、あるいは、スピーカ7が発報する警報音の種類の選択設定や、認証用組合せパターンPa及び検知テスト用組合せパターンPbの設定など、基本的な設定事項に関する設定操作についても、前述の非常在者監視運転の場合と同様、前記ユーザー認証を行って青色表示片22cを点滅させた状態で、操作具22a〜22eを規定の操作手順に従って操作することで行なうことができる。
また、ルータなどから施設したLANケーブル13bが装置本体1のLANポート13i(又は13o)に接続されている場合には、外部機器用の認証パスワードを制御部8に予め登録設定しておくことで、その認証パスワードを用いてスマートフォンや携帯電話あるいは各種のインターネット機器やLAN機器などの外部機器Yから、非常在者監視運転の発停操作や上記した基本的な設定事項に関する設定操作、並びに、前記メールアドレスや前記ネットワークアドレスの設定操作、上記認証パスワードの設定操作、その他の詳細事項に関する設定操作を制御部8に対して行うことができるのも前述の常在者監視運転の場合と同様である。
ところで、この監視装置は、各所に分散させて設置した複数の装置本体1を連携させて非常在者監視運転及び常在者監視運転を行なうことができ、この連携運転を行なうには基本的には図10に示す如く、第1の装置本体1における出力側(OUT)のLANポート13oに接続したLAN配線13aを第2の装置本体1における入力側(IN)のLANポート13iに接続し、さらに、第3の装置本体1がある場合には、第2の装置本体1における出力側(OUT)のLANポート13oに接続したLAN配線13aを第3の装置本体1における入力側(IN)のLANポート13iに接続する直列接続形態で複数の装置本体1を接続する。
この連携運転では、侵入者監視運転などの非常在者監視運転の場合、いずれかの装置本体1においてパッシブセンサ4による生体検知があると、全ての装置本体1において赤色表示片22bを点滅させるとともにスピーカ7から警報を発報させる。
これに対し、独居高齢者監視運転などの常在者監視運転の場合、いずれかの装置本体1において生体検知があると全ての装置本体1において設定閾時間Tfの計時が更新され、いずれか装置本体1で設定閾時間Tfにわたって生体検知が無いと、全ての装置本体1において赤色表示片22bを点滅させるとともにスピーカ7から警報を発報させる。
また、この連携運転では、直列接続した複数の装置本体1のうち端に位置する装置本体1(上記の例では第1の装置本体1又は第3の装置本体1)が親機となり、この親機の装置本体1における外部報知端子11に外部報知器Xの接続配線11aを接続しておけば、非常在者監視運転の場合、いずれかの装置本体1において生体検知があると外部報知器Xからも警報を発報させ、常在者監視運転の場合も同様に、いずれかの装置本体1において設定閾時間Tfにわたり生体検知が無いと外部報知器Xからも警報を発報させる。
更に親機の装置本体1における空いたLANポート13i,13o(即ち、上記の例において例えば第1の装置本体1における入力側(IN)のLANポート13i)に、ルータなどから施設したLANケーブル13aを接続しておけば、前述の如き登録メールアドレスや登録ネットワークアドレスを用いた外部機器Yとの通信や、前述の如き外部機器Yからの設定操作の受け付けも、複数の装置本体1を一括した形態で親機の装置本体1が実行する。
この連携運転の場合、操作具21a〜21eによる操作については、いずれか1つの装置本体1において操作具21a〜21eを操作することで、複数の装置本体1を一括に操作することができ、例えば、いずれかの装置本体1で主操作用の操作具21aを押し操作して警報解除操作を行なうと、全ての装置本体1においてスピーカ7からの警報発報が停止するとともに赤色表示片22bの点滅が停止する。
また、いずれかの装置本体1において操作具21a〜21eの操作により時間設定などの設定操作を行なうことで、全ての装置本体1を一括に設定操作することができる。
なお、このような連携運転を行う場合の複数の装置本体1どうしの具体的な接続形態についてさらに説明すると、ネットワーク環境がなく複数の装置本体1だけを互いに接続する場合は、図10に示す直列接続形態で複数の装置本体1どうしを接続し、その上で、第1の装置本体1を親機として認識させる設定操作を行う。
一方、ネットワーク環境があり、ルータ又はモデム(ONU)を接続する場合には、図10に示す直列接続形態で複数の装置本体1どうしを接続するとともに、親機とする第1の装置本体1における入力側(IN)のLANポート13iにルータ又はモデムからのLANケーブル13aを接続し、その上で、第1の装置本体1を親機として認識させる設定操作を行う。
さらにまた、ネットワーク環境があり、ルータの下位にHABがある場合には、各装置本体1における入力側(IN)側のLANポート13iの夫々にHABからのLANケーブル13aを並列的に接続し、その上で、いずれかの装置本体1を親機として認識させる設定操作を行う接続形態も採ることができる。
〔第1実施形態の変形例〕
上述の第1実施形態では、センサ台18の回転操作によりパッシブセンサ4の焦電検出器4aに対する反射用光学系4bの向きを変更することでパッシブセンサ4の検知領域を調整するようにしたが、この向き調整操作について図11,図12に示すように、上述の実施形態と同様に水平軸芯P1周りでの回転位置の調整操作(換言すれば、水平軸芯P1周りでの回転における回転停止位置の調整操作)を可能にしたセンサ台18を、その水平軸芯P1に対して直交する垂直軸芯P2周りでの揺動位置の調整操作(換言すれば、垂直軸芯P2周りでの回転による揺動姿勢の調整操作)が可能なシーソー状の揺動台18Aの台上に取り付けて、図12の(a)〜(c)に示すようにパッシブセンサ4の焦電検出器4aに対する反射用光学系4bの向きを、水平軸芯P1周りと垂直軸芯P2周りとの両方について自在に変更できるようにし、これにより、パッシブセンサ4の検知領域の調整範囲を拡大するようにしてもよい。
上述の第1実施形態では、センサ台18の回転操作によりパッシブセンサ4の焦電検出器4aに対する反射用光学系4bの向きを変更することでパッシブセンサ4の検知領域を調整するようにしたが、この向き調整操作について図11,図12に示すように、上述の実施形態と同様に水平軸芯P1周りでの回転位置の調整操作(換言すれば、水平軸芯P1周りでの回転における回転停止位置の調整操作)を可能にしたセンサ台18を、その水平軸芯P1に対して直交する垂直軸芯P2周りでの揺動位置の調整操作(換言すれば、垂直軸芯P2周りでの回転による揺動姿勢の調整操作)が可能なシーソー状の揺動台18Aの台上に取り付けて、図12の(a)〜(c)に示すようにパッシブセンサ4の焦電検出器4aに対する反射用光学系4bの向きを、水平軸芯P1周りと垂直軸芯P2周りとの両方について自在に変更できるようにし、これにより、パッシブセンサ4の検知領域の調整範囲を拡大するようにしてもよい。
また、図12に示すのと同様な検知領域の調整を可能にするには、センサ台18を装置本体1に対してスイベルジョイントなどにより連結する構成にしてもよい。
なお、第1実施形態で示した監視装置は、侵入者の監視や独居高齢者の監視に限らず、種々の監視用途において利用することができる。
〔第2実施形態〕
図13〜図18は、不法侵入者の監視などに用いる別の監視装置を示し、この監視装置の装置本体31は、前部に配置した前本体部31Aと、その前本体部31Aの後部に連結した後本体部31Bとからなる。
図13〜図18は、不法侵入者の監視などに用いる別の監視装置を示し、この監視装置の装置本体31は、前部に配置した前本体部31Aと、その前本体部31Aの後部に連結した後本体部31Bとからなる。
前本体部31Aの前面上部には、検知領域SAにおける生体の動き(詳しくは放熱体の動き)を検知する検知部32を装備してあり、前本体部1Aの前面下部には表示部33、操作部34、報知部35を装備してある。
後本体部31Bには、検知部32による生体検知に基づく報知動作を初め装置の各種制御を司る制御部36、及び、それら制御部36や表示部33などの電力消費部に電力供給する電源部37を内蔵してある。
後本体部31Bの後面には、電源部37に商用交流100V電力を入力する一対の電源端子37a,37bを装備するとともに、一対の外部出力用I/O端子38a,38bを装備してある。
この外部出力用I/O端子38a,38bには検知部32による生体検知に基づいて動作させる種々の外部機器Kを接続することができ、例えば、外部機器Kとして外部報知器を外部出力用I/O端子38a,38bに接続した場合には、検知部32による生体検知に基づき装置本体31での報知動作とともに外部報知器を報知動作させることができる。
また、外部機器Kとして電動扉や電動シャッタあるいは電動錠などの各種電動機器を外部出力用端子I/O端子38a,38bに接続した場合には、検知部32による生体検知に基づき装置本体31での報知動作とともに、それら電動機器を閉動や開動あるいは起動や停止など任意の方向に動作させることができる。
後本体部31Bにおける後面と上面との間に形成した傾斜面部39には、IN側とOUT側との一対のLAN端子40a,40bを装備してあり、例えば、このLAN端子40a,40bを用いて同種の複数の監視装置を互いに接続しておけば、いずれか1つの監視装置で生体検知があったとき、それら接続した全ての監視装置を報知動作させる連携監視運転を行うことができる。
また、このLAN端子40a,40bに他のセキュリティー機器Sを接続しておけば、生体検知の情報を他のセキュリティー機器Sに提供したり、他のセキュリティー機器Sからの指令により監視装置をON/OFF操作するなどの他のセキュリティー機器Sとの連携運転を行うこともでき、さらに、このLAN端子40a,40bにインターネット端末器Iを接続しておけば、予め登録してある通知先へ生体検知に関する情報メールを発信したり、スマートフォンなどの携帯端末を用いて監視装置を遠隔操作するなどのこともできる。
装置本体31は、室内電気コンセントなどと同様に前本体部31Aの前面部のみを検知領域SAの形成領域に露出させた状態で壁などに埋め込み設置するが、装置本体31の両側部には、第1実施形態で示した監視装置と同様に、公的規格に準拠した電気コンセント用のコンセント枠(図示省略)に対する取付連結部41を装備してあり、この取付連結部41により装置本体31とコンセント枠とを連結することで、そのコンセント枠を用いて装置本体31を壁内のコンセントボックスや壁内側の建築材などに連結する形態で装置本体31を壁に埋め込み設置することができる。
装置本体31を壁に埋め込み設置した状態において、室内側に露出させる前本体部31Aの前面部には装置パネル42を取り付けるが、この装置パネル42はパネル枠部42Aと、そのパネル枠部42Aに対して嵌め込みにより取り付けるパネル本体部42Bとで構成してある。
装置パネル42のパネル枠部42Aには、前本体部1Aの前面における検知部32、表示部33、操作部34、報知部35を室内側に臨ませる枠内開口部43を形成するとともに、この枠内開口部43の周縁四隅部にネジ孔44を形成してあり、一般工具では操作することができない特殊ネジとしたパネル固定ネジ45をパネル枠部42Aのネジ孔44に通した状態で前本体部1Aのネジ孔46にねじ込むことで、枠内開口部43を通じて前本体部31Aの前面における検知部32、表示部33、操作部34、報知部35を室内側に臨ませた状態で、パネル枠部42Aを前本体部31Aの前面に連結固定する。
そして、このように装置パネル42のパネル枠部42Aを前本体部31Aの前面に連結固定した後、装置パネル42のパネル本体部42Bを嵌め込みによりパネル枠部42Aに取り付けることで、室内側に臨む装置本体31の前面を化粧処理するとともに、パネル枠部42Aにおけるパネル固定ネジ45のねじ込み部をパネル本体部42Bにより隠蔽する。
即ち、パネル枠部42Aを取り付けるパネル固定ネジ45を特殊ネジにするとともに、そのパネル固定ネジ45のねじ込み部をパネル本体部42Bにより隠蔽することで、不法侵入者等による装置本体31の不当な取り外しや解体を防止するようにしてある。
なお、装置パネル42の取り付けにあたっては、第1実施形態で示した監視装置と同様、先ず、図14、図16仮想線で示す如く公的規格に準拠した電気コンセント用のフェイスプレート58を、それに形成されたコンセント用開口を通じて前本体部31Aの前面部を室内側に臨ませた状態で前記コンセント枠に連結固定し、その後、壁面に対して当て付け状態にある電気コンセント用のフェイスプレート58を装置パネル42のパネル枠部42Aと装置本体31とにより挟み込む状態で、パネル枠部42Aを特殊ネジのパネル固定ネジ45により前本体部31Aに連結固定する。
装置パネル42のパネル本体部42Bの上部には、検知部32のカバー47を室内側に臨ませる監視用開口48を形成してあり、パネル本体部42Bの下部には、表示部33における各表示片33a〜33eを室内側に臨ませる表示片用開口49a〜49e、操作部34における各操作具34a〜34eを室内側に臨ませる操作具用開口50a〜50e、並びに、報知部35を構成する内蔵ブザー35aの発報音を室内側に放出する報知用開口51を形成してある。
表示部33には表示片として、3つの赤色の警告用表示片33a〜33cと、1つの緑色の予告用表示片33dと、同じく1つの青色の設定用表示片33eとを装備してあり、これら表示片33a〜33eは、それらの基端部に位置させて前本体部31Aに装備した高輝度LEDの出力光を表示片内部を通じて先端側に透光することで発光表示する透光性の着色樹脂材により形成してある。
赤色の3つの警告用表示片33a〜33cのうち2つの警告用表示片33a,33bは、三角柱状に形成した先端部を装置パネル42のパネル本体部42Bから突出させた状態で左右に振り分け配置してあり、これにより、これら2つの警告用表示片33a,33bの点灯時には、三角柱形状の先端部における側面部からの発光により、装置パネル42の両横部周辺が赤色光により照らし出されるようにして警告効果を高めるようにしてある。
操作部4には操作具として、メインキー34aと、そのメインキー34aを囲む状態に配置した第1〜第4のファンクションキー34b〜34eとを装備してあり、制御部36に予め設定登録してある暗証番号(認証用組合せパターンに相当)を第1〜第4のファンクションキー34b〜34eにより入力し、それに続き、各制御モードに対応付けてあるモード番号を第1〜第4のファンクションキー34b〜34eにより入力した状態でメインキー34aにより確定操作を行うことで、制御部6は入力モード番号に対応する制御モードの実行状態になる。
代表的な制御モードとしては、「設定モード」と「警戒モード」と「検知テストモード」があり、上記の如きキー操作により「設定モード」の実行を制御部36に指令すると、制御部36は青色の設定用表示片33eを点滅させて設定操作待ちの状態に入ったことを表示し、この状態において制御部36に対し装置機能上の各種設定操作を各キー34a〜34eの操作により行うことができる。
そして、制御部36は各キー34a〜34eによる設定操作を受け付けると、青色の設定用表示片33eを点滅から点灯に切り換えて設定の完了を表示する。
また、キー操作により「警戒モード」の実行を制御部36に指令すると、先ず、制御部36は緑色の予告用表示片33dを点滅させた状態で操作者の退避のための設定猶予時間だけ待機し、その後、この設定猶予時間が経過すると、緑色の予告用表示片33dを消灯するとともに赤色の警告用表示片33a〜33cを点灯させて「警戒モード」の実行状態に入る。
そして、この「警戒モード」において制御部36は、検知領域SAにおける生体の動きを検知部32により検知すると、赤色の警告用表示片33a〜33cを設定待機時間だけ点滅動作させ、さらに、この設定待機時間が経過すると赤色の警告用表示片33a〜33cを高速で点滅動作させるとともに内蔵ブザー35aを発報動作させる。
なお、緑色の予告用表示片33dが点滅している状態及び赤色の警告用表示片33a〜33cが点灯又は点滅している状態において、前記暗証番号の入力を伴う所定の解除操作をキー操作により行うことで「警戒モード」は解除することができる。
操作具としては上記4つのキー34a〜34eに加え、図13において破線で示すように、制御部36を初期設定状態にリセットするリセットキー34fを装置パネル42による隠蔽する状態で前本体部31Aに設けてあり、このリセットキー34fによるリセット操作には、暗証番号の入力操作を不要にするのに代え、装置パネル42におけるパネル枠部42Aの取り外しを要するようにしてある。
一方、キー操作により「検知テストモード」の実行を制御部36に指令すると、制御部36は「警戒モード」と同様、設定猶予待機だけ緑色の予告用表示片33dを点滅した後、緑色の予告用表示片33dを消灯するとともに赤色の警告用表示片33a〜33cを点灯させて「検知テストモード」の実行状態に入り、この「検知テストモード」では、検知領域SAにおける生体の動きを検知部32により検知すると、赤色の警告用表示片33a〜33cを点灯状態から点滅状態に切り換えて検知を表示する。
即ち、使用者は、この「検知テストモード(即ち、検知テスト運転)」での生体検知結果に基づいて、後述する検知部32の向きの調整操作や回転停止位置の調整操作により検知領域SAの延び方向や幅方向を監視装置の設置環境や用途などに応じて調整し、また、警戒モード指令時における退避に要する時間を把握して設定猶予時間を調整する。
検知部32は、受光部52aにおける遠赤外線の受光量を検出する焦電型の検出器52と、この検出器52を囲うカバー47とを備え、このカバー47には、検知領域SAから放射される遠赤外線を検出器52の受光部52a(即ち焦電体)に集光するフレネルレンズ式の集光レンズ53を形成してあり、これに対し、制御部36は検出器52による検出受光量(詳しくは、検知領域SAから放射されて受光部52aに集光される設定時間あたりの遠赤外線量)が設定閾量を超えて変化したとき、検知領域SAにおいて生体の動きがあったとして検知信号を出力し、この検知信号により警告用表示片33a〜33cの点滅や内蔵ブザー35aの発動などの警告動作を実行する。
検出器52は円盤状のベース部52bを介して円環状の旋回台54に取り付け、また、カバー47は検出器52を囲う状態にして旋回台54に取り付けてあり、この旋回台54は、図19に示す如く、検出器52における受光部52aの中心部を垂直に通過する受光部垂直軸芯p1を回転軸芯として、その受光部垂直軸芯p1周りでの回転における回転停止位置を任意に変更できる状態で支持台55に取り付けてある。
なお、本例では旋回台54の回転停止位置を、正面視で中立位置から右回りに180度及び左回りに180度の合計360度の範囲内で任意に変更できるようにしてある。
さらに、この支持台55は、図20(a)〜(c)に示す如く、検出器52の受光部52aと平行な縦姿勢で検出器52又はその近傍を通過する受光部平行軸芯p2を回転軸芯として、その縦姿勢の受光部平行軸芯p2周りでの向きを任意に変更できる状態で上下一対の枢支ブラケット56を介して前本体部31Aに取り付けてあり、本例では、支持台55の向きを真正面に向く中立向きから平面視で右回りに45度及び左回りで45度の合計90度の範囲で任意の向きに変更できるようにしてある。
即ち、旋回台54の受光部垂直軸芯p1周りでの回転停止位置を変更して、カバー47及び検出器52の受光部垂直軸芯p1周りでの回転停止位置を旋回台54とともに調整することで、後述する図21〜図23に示す如き各検知タイプにおける検知領域SAの領域幅方向Dw(換言すれば、検知領域SAの視野的拡がり方向)、及び、その領域幅方向Dwに対して直交する領域厚み方向Dtを監視装置の設置環境や用途などに応じて受光部垂直軸芯p1周りで調整できるようにしてある。
また、支持台55の受光部平行軸芯p2周りでの向きを変更して、カバー47及び検出器52の受光部平行軸芯p2周りでの向きを支持台55及び旋回台54とともに調整することで、後述する図21〜図23に示す如き各検知タイプにおける検知領域SAの領域延び方向Ds(換言すれば、検知領域SAの向き)を同じく監視装置の設置環境や用途などに応じて縦姿勢の受光部平行軸芯p2周りで調整できるようにしてある。
なお、これら回転停止位置の調整操作及び向きの調整操作は、操作者が手動によりカバー47を各軸芯p1,p2周りで回転させることで行うことができ、カバー47の基端部には受光部垂直軸芯p1周りでの回転停止位置の調整操作を行う手動操作部として細かい凹凸表面を備える帯状の把持部47aをカバー47の全周にわたって形成してある。
本例における監視装置は検知タイプを全方向検知タイプと斜方検知タイプとカーテン型検知タイプとに択一的に変更することができ、図21(a),(b)は全方向検知タイプにしたときの検知領域SAの立体形状(いわゆる領域パターン)を示す。
この全方向検知タイプでは、検知部32のカバー47に形成した集光レンズ53の集光機能により、領域中心軸芯qが受光部垂直軸芯p1と一致する正円錐状ないし正角錐状の検知領域SAで、領域幅方向Dwの拡がり角度θw及び領域幅方向Dwに対して直交する領域厚み方向Dtの拡がり角度θtがともに大きい検知領域SA(例えばθw,θt=100度)が形成される。
図22(a),(b)は、斜方検知タイプにしたときの検知領域SAの立体形状を示し、この斜方検知タイプでは、領域中心軸芯qが受光部垂直軸芯p1に対して傾斜する斜円錐状ないし斜角錐状の検知領域SAで、領域厚み方向Dtの拡がり角度θtは全方向検知タイプと同等であるのに対し、領域幅方向Dwの拡がり角度θwが全方向検知タイプより小さい検知領域エリアSA(例えばθt=100度,θw=60度)が形成される。
全方向検知タイプと斜方検知タイプとにおいて検知部32で使用するカバー47、集光レンズ53、検出器52は同じであり、全方向検知タイプと斜方検知タイプとの切り換えは、検出器52に対する遮光バイザー57の着脱により行う。
つまり、集光レンズ53により検出器52の受光部52aに集光される遠赤外線の一部を遮光バイザー57により遮光することで、全方向検知タイプの検知領域SAを斜方検知の検知領域SAに変更する。
一方、図23(a),(b)は、カーテン型検知タイプにしたときの検知領域SAの立体形状を示し、このカーテン型検知タイプでは、検知部32のカバー47Aに形成した集光レンズ53の集光機能により、領域幅方向Dwの拡がり角度θwは全方向検知タイプと同等であるのに対し、その領域幅方向Dwに対して直交する領域厚み方向Dtの拡がり角度θtが極小さくて、横断面形状が領域幅方向Dwを長辺方向とし領域厚み方向Dtを短辺方向とする帯状(換言すれば、偏平な長方形状)の検知領域SA(例えばθw=100度,θt=極小)が形成される。
本例の監視装置をカーテン型検知タイプにするには、全方向検知タイプ及び斜方検知タイプにおいて検知部32で使用するカバー47に代えて専用カバー47Aを装着するが、この専用カバー47Aは全方向検知タイプ及び斜方検知タイプにおいて使用するカバー47と形状がほぼ同じであり、検出器52の受光部52aに対する正対部分が頂点となる半球状のカバーにしてある。
つまり、このカーテン型検知タイプ用の専用カバー47Aに形成してあるフレネルレンズ式の集光レンズ53のみが全方向検知タイプ及び斜方検知タイプにおいて使用するカバー47におけるフレネルレンズ式の集光レンズ53と相違し、詳しくは、図24,図25に示すように、このカーテン型検知タイプ用の専用カバー47Aでは、検知領域SAから放射される遠赤外線を検出器52の受光部52aに集光するフレネルレンズ式の集光レンズ23を、検出器52の受光部52aに対する正面視においてカバー47Aの頂点を直線状に通過する帯状の配置で縦断面視ではカバー47Aの周面に沿って弧状に延びる状態にしてカバー47Aに形成してある。
このレンズ構造により、カーテン型検知タイプでは、図23(a),(b)に示す如き、検知部32から離れた箇所での横断面形状が領域幅方向Dwを長辺方向とし領域厚み方向Dtを短辺方向とする帯状(偏平な長方形状)の検知領域SAで、検知部32を中心とした場合の領域厚さ方向Dtにおける拡がり角度θtもごく小さい検知領域SAが形成され、これにより、監視装置から離れた箇所において、非検知とすべき領域の一部が不測に検知領域SAに含まれてしまうことを効果的に回避することができて、そのことに原因する種々の誤検知を効果的に防止することができる。
また、図25に示す如く集光レンズ53の縦断面形状も曲率が一様な弧状になることで、検知領域SAを横切る生体の動きなどを検出受光量の変化に基づき検知する検知機能も、検知領域SAの領域幅方向Dw(換言すれば、帯状の横断面形状における帯長方向)の全長にわたって効果的に均一化することができる。
なお、カーテン型検知タイプにおいて使用する検出器52は、全方向検知タイプ及び斜方検知タイプで使用する検出器52と同じものでもよく、また、各検知タイプにおいて使用するカバー47,47Aは、集光レンズ53の形成部分を除いて全体的に遮光処理してある。
カーテン型検知タイプでは、全方向検知タイプの場合と同様、遮光バイザー57を検知器52から取り外すが、カーテン型検知タイプにおいて遮光バイザー57を検知器52に取り付けることで、本例の監視装置を検知領域SAが図26に示す如き立体形状となるカーテン型斜方検知タイプにして使用するようにしてもよい。
さらに、検知領域SAの領域幅方向Dwを受光部垂直軸芯p1周りで調整できるようにし、また、検知領域SAの領域延び方向Ds(領域向き)を縦姿勢の受光部平行軸芯p2周りで調整できるようにすることに対し、図14、図16において示す矢印47bなど、検出器52の受光部52aに対する正面視での集光レンズ53の延び方向、即ち検知領域SAの領域幅方向Dwを示す目視可能な印を感知部32のカバー47(特にカーテン型検知タイプ用の専用カバー47A)に設けるようにしてもよい。
図27〜図29は、カーテン型検知タイプ(ないしカーテン型斜方検知タイプ)にした本例の監視装置の設置例を示し、図27は、検知領域SAの帯状横断面形状における長辺方向(即ち、領域幅方向Dw)が窓mの窓面に沿う状態にして検知領域SAを窓mの近傍に配置した設置例を示す。
つまり、一般に窓mは外気温度や日射状態の変動による温度変化が大きいため、窓mがその一部でも検知領域SAに含まれると窓mの温度変化に原因する誤検知を招き易いが、カーテン型検知タイプであれば前述の如く検知領域SAの領域厚み方向Dtにおける拡がり角度θtが小さいことから、検知領域SAを上記の如く窓mの近傍に配置しながらも窓mの一部が不測に検知領域SAに含まれてしまうことを回避することができ、これにより、誤検知を効果的に防止しながら、窓mからの侵入者を監視装置により精度良く監視することができる。
図28は、検知領域SAの帯状横断面形状における長辺方向(領域幅方向Dw)が床yの床面に沿う状態にして床yよりも少しだけ高い位置に検知領域SAを配置した設置例を示し、この設置形態であれば、検知領域SAの領域厚み方向Dtにおける拡がり角度θtが小さいことから、床y上における小型ペット行動領域の一部が不測に検知領域SAに含まれることに原因するペット検知(誤検知)を効果的に防止しながら、室内侵入者を監視装置により監視することができる。
図29は、検知領域SAの帯状横断面形状における長辺方向(領域幅方向Dw)がエアコンからの送風経路の下側境界面fに沿う状態にしてその下側境界面fの下側に検知領域SAを配置した設置例を示し、この設置形態であれば、検知領域SAの領域厚み方向Dtにおける拡がり角度θtが小さいことから、エアコンからの送風経路の一部が不測に検知領域SAに含まれることに原因する冷風や温風の検知(誤検知)を効果的に防止しながら、室内侵入者を監視装置により監視することができる。
〔第2実施形態の変形例〕
上述の第2実施形態では焦電型の検出器52を用いる例を示したが、検出器52は受光部52aにおける受光量を検出できるものであれば、焦電型検出器に限らす、種々の検出方式のものを採用することができる。
検出器52による検出受光量の変化に基づいて検知信号を出力する制御部36は、単に設定時間当たりの検出受光量が設定閾量を超えて変化したときに検知信号を出力するものに限らず、検出受光量の期間平均値に応じて設定閾量を変化させたり、検出受光量の変化速度に応じて設定閾量を変化させるものなど、種々の方式のものを採用することができる。
カバー47,47Aに形成する集光レンズ53は、フレネルレンズに限られるものではなく、所要の検知領域SAを形成できるものであれば各種型式のものを採用することができる。
また、カーテン型検知タイプの集光レンズ53を帯状の配置でカバー47Aに形成するのに、その具体的な帯幅方向の寸法や帯長方向の寸法は、要求される検知機能などに応じて適宜に決定すればよい。
上述の第2実施形態では、検知部32の向き変更動作の回転軸芯とする受光部平行軸芯p2を縦姿勢の軸芯にしたが、これに限らず、受光部平行軸芯p2は水平姿勢の軸芯や傾斜姿勢の軸芯などにしてもよい。
カバー47,47Aを、検出器52とともに又は検出器42とは独立して、受光部垂直軸芯p1周りでの回転における回転停止位置の調整操作が可能な状態にして装置本体31に取り付けるのに、その取り付け構造は上述の第2実施形態で示した取り付け構造に限らず、種々の取り付け構造を採用することができる。
また、カバー47,47A及び検出器52を取り付けた支持台55を受光部平行軸芯p2周りでの回転による向きの調整操作が可能な状態で装置本体31に取り付けるのに、その取り付け構造も上述の第2実施形態で示した取り付け構造に限らず、種々の取り付け構造を採用することができる。
検出器52の受光部52aに対する正面視での集光レンズ53の延び方向を示す目視可能な印47bをカバー47,47Aに設ける場合、その印47bは矢印に限らず、どのような形態のものであってもよく、また、装置パネル42におけるパネル本体部42Bの側に設けた目盛との相対的な位置関係により集光レンズ53の延び方向を定量的に把握できるようにしてもよい。
上記受光部垂直軸芯p1周りでの回転停止位置の調整操作を行う手動操作部としてカバー47,47Aの基端部に把持部47aを形成する場合、その把持部47aの具体的な構造も、上述の第2実施形態で示した構造に限らず、種々の構造を採用することができる。
上述の第2実施形態では、装置本体31を壁に埋め込み設置する監視装置を示したが、装置本体31を天井や床などに埋め込み設置する監視装置など、本発明は種々の埋め込み設置方式の監視装置に適用することができる。
また、第2実施形態で示した監視装置は、不法侵入者の監視に限らず、高齢者や身障者の監視あるいはペットの監視など、種々の用途に使用することができる。
本発明による監視装置は各種分野において種々の用途に利用することができる。
4,32 検知部
7,35 報知部
8,36 制御部
9,37 電源部
1,31 装置本体
2 取付枠
3,41 取付連結部
14,57 フェイスプレート
14c コンセント用開口
10a 一般商用電源配線
10 電源端子
37a,37b 電源端子
15,42 装置パネル
15b,48 監視用開口
15A,42A パネル枠部
15B,42B パネル本体部
16,45 パネル固定ネジ(特殊ネジ)
17,44 ネジ孔
21a〜21e 操作具
34a〜34e 操作具
Pa 認証用組合せパターン
Pb 検知テスト用組合せパターン
19 保護カバー
14′ 複数連フェイスプレート
20 他のコンセント類
11 外部報知端子
38a,38b 外部出力用I/O端子
X 外部報知器
K 外部機器
13A,13B 通信ポート
40a,40b 通信ポート
13a 通信配線
Y,S,I 外部機器
12,39 傾斜面部
Tf 設定閾時間
52a 受光部
52 検出器
47,47A カバー
SA 検知領域
53 集光レンズ
p1 受光部垂直軸芯
47a 把持部
55 支持台
p2 受光部平行軸芯
33a,33b 表示片
7,35 報知部
8,36 制御部
9,37 電源部
1,31 装置本体
2 取付枠
3,41 取付連結部
14,57 フェイスプレート
14c コンセント用開口
10a 一般商用電源配線
10 電源端子
37a,37b 電源端子
15,42 装置パネル
15b,48 監視用開口
15A,42A パネル枠部
15B,42B パネル本体部
16,45 パネル固定ネジ(特殊ネジ)
17,44 ネジ孔
21a〜21e 操作具
34a〜34e 操作具
Pa 認証用組合せパターン
Pb 検知テスト用組合せパターン
19 保護カバー
14′ 複数連フェイスプレート
20 他のコンセント類
11 外部報知端子
38a,38b 外部出力用I/O端子
X 外部報知器
K 外部機器
13A,13B 通信ポート
40a,40b 通信ポート
13a 通信配線
Y,S,I 外部機器
12,39 傾斜面部
Tf 設定閾時間
52a 受光部
52 検出器
47,47A カバー
SA 検知領域
53 集光レンズ
p1 受光部垂直軸芯
47a 把持部
55 支持台
p2 受光部平行軸芯
33a,33b 表示片
Claims (20)
- 生体を検知する検知部と、この検知部による検知情報に基づいて報知部を報知動作させる制御部と、この制御部に電力供給する電源部とを装置本体に装備してある監視装置であって、
前記装置本体は、公的規格に準拠した電気コンセント用の取付枠におけるコンセント取付箇所に取り付け可能な外郭構造で、前記取付枠に対する取付連結部を備える構造にし、
前記検知部は、前記取付枠に取り付けられる公的規格に準拠した電気コンセント用のフェイスプレートにおけるコンセント用開口を通じて前記フェイスプレートの前面側に臨ませる配置で前記装置本体の前面に配設し、
前記電源部に対する電源として一般商用電源配線を接続する電源端子を前記装置本体における前面部以外の周面部に設けてある監視装置。 - 前記コンセント用開口を覆う状態で前記フェイスプレートの前面に被せる装置パネルを設け、
この装置パネルには、前記コンセント用開口を通じて前記フェイスプレートの前面側に臨む前記検知部を前記装置パネルの前面側に臨ませる監視用開口を形成してある請求項1記載の監視装置。 - 前記装置パネルは、前記フェイスプレートの前面における前記コンセント用開口の周部に当て付けるパネル枠部と、このパネル枠部の前面部を覆う状態で前記パネル枠部に取り付けるパネル本体部とで構成し、
前記フェイスプレートにおける前記コンセント用開口の周部を前記パネル枠部と前記装置本体とにより挟んだ状態において、パネル固定ネジを前記パネル枠部の前面側から前記パネル枠部のネジ孔を通じて前記装置本体にねじ込むことで、前記パネル枠部を前記装置本体に連結固定する構造にし、
前記パネル本体部は、それに形成した前記監視用開口を通じて前記検知部を前記パネル本体部の前面側に臨ませるとともに、前記パネル固定ネジのねじ込み部を隠す状態で前記パネル枠部の前面部を覆う構造にしてある請求項2記載の監視装置。 - 前記パネル固定ネジは、その操作に特殊工具を要する特殊ネジにしてある請求項3記載の監視装置。
- 前記制御部を操作する複数の操作具を前記装置パネルの前面に配設し、
前記制御部は、複数の前記操作具が予め設定された認証用組合せパターンで操作されたときのみ、それら操作具による後続の操作に対して応答する構成にしてある請求項2〜4のいずれか1項に記載の監視装置。 - 前記制御部を操作する複数の操作具を前記装置パネルの前面に配設し、
前記制御部は、複数の前記操作具が予め設定された検知テスト用組合せパターンで操作されたとき検知テスト運転を実施し、この検知テスト運転では、前記検知部により生体が検知されたとき、前記報知部を所定のテストモードで報知動作させる構成にしてある請求項2〜5のいずれか1項に記載の監視装置。 - 前記監視用開口を通じて前記装置パネルの前面側に臨ませた前記検知部を囲う透光性の保護カバーを前記装置パネルの前面に設けてある請求項2〜6のいずれか1項に記載の監視装置。
- 複数連型の前記フェイスプレートに形成されている複数の前記コンセント用開口の1つを前記装置パネルにより覆って、その装置パネルの前記監視用開口を通じて前記検知部を前記装置パネルの前面側に臨ませるとともに、隣に位置する前記コンセント用開口を通じて他のコンセント類の前面部を前記フェイスプレートの前面側に臨ませる構造にしてある請求項2〜7のいずれか1項に記載の監視装置。
- 前記検知部は、前記コンセント用開口を通じて前記フェイスプレートの前面側に臨ませた状態において前記フェイスプレートの前面側からの把持操作により向きを変更する向き調整操作が可能な状態で前記装置本体の前面に設けてある請求項1〜8のいずれか1項に記載の監視装置。
- 前記装置本体の周面部に外部報知端子又は外部出力用I/O端子を設け、
前記制御部は、前記検知部による検知情報に基づいて前記報知部を報知動作させるとき、前記外部報知端子に配線接続された外部報知器を前記報知部とともに報知動作させる、又は、前記外部出力用I/O端子に接続された外部機器を所定動作させる構成にしてある請求項1〜9のいずれか1項に記載の監視装置。 - 前記装置本体の周面部に通信ポートを設け、
前記制御部は、この通信ポートに接続した通信配線を通じて外部機器と通信を行なう構成にしてある請求項1〜10のいずれか1項に記載の監視装置。 - 前記装置本体の上面部と後面部との間の角部に後方側ほど低くなる傾斜面部を形成し、
前記通信ポートは、前記通信配線の端末接続具を前記傾斜面部に対して直交する斜め下向き傾斜姿勢で差し込み接続する状態で前記傾斜面部に配置してある請求項11記載の監視装置。 - 前記制御部は、前記検知部による生体検知があったとき前記報知部を報知動作させる非常在者監視運転を実行する構成にしてある請求項1〜12のいずれか1項に記載の監視装置。
- 前記制御部は、前記検知部による生体検知があるごとに設定閾時間の計時を更新し、前記検知部による生体検知が設定閾時間にわたって無かったとき前記報知部を報知動作させる常在者監視運転を実行する構成にしてある請求項1〜12のいずれか1項に記載の監視装置。
- 前記制御部は、前記検知部による生体検知があったとき前記報知部を報知動作させる非常在者監視運転と、
前記検知部による生体検知があるごとに設定閾時間の計時を更新し、前記検知部による生体検知が設定閾時間にわたって無かったとき前記報知部を報知動作させる常在者監視運転とを、運転切り換え操作に応じて選択的に実行する構成にしてある請求項1〜12のいずれか1項に記載の監視装置。 - 前記監視用開口を通じて前記装置パネルの前面側に臨ませる前記検知部は、受光部における受光量を検出する検出器と、この検出器を囲うカバーとを備える構成にし、
前記制御部は、前記検出器による検出受光量の変化に基づいて前記報知部を報知動作させる構成にし、
この構成において、前記カバーは前記検出器の受光部に対する正対部分が頂点となる半球状カバーにし、このカバーに検知領域からの放射光を前記検出器の受光部に集光する集光レンズを前記カバーの周面に沿う弧状形状にして形成してある請求項2記載の監視装置。 - 前記集光レンズは、前記検出器の受光部に対する正面視において前記カバーの頂点を直線状に通過する帯状の配置で縦断面視では前記カバーの周面に沿って弧状に延びる状態にして前記カバーに形成してある請求項16記載の監視装置。
- 前記カバーは、前記検出器とともに又は前記検出器とは独立して、前記検出器の受光部に対し垂直な受光部垂直軸芯周りでの回転における回転停止位置の調整操作を可能な状態にして前記装置本体に取り付けてある請求項16又は17記載の監視装置。
- 前記カバー及び前記検出器を取り付けた支持台を、前記検出器の受光部と平行な姿勢で前記検出器又はその近傍を通過する受光部平行軸芯周りでの回転による向き調整操作が可能な状態にして前記装置本体に取り付けてある請求項16〜18のいずれか1項に記載の監視装置。
- 前記制御部の制御動作状態を表示する着色透光材からなる表示片を、その三角柱状の先端部が前記装置パネルの前面から突出する状態に配置するとともに、
この表示片の基端部において点灯させる発光ダイオードを設けてある請求項2〜8、16〜19のいずれか1項に記載の監視装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2013155933A JP2014167785A (ja) | 2013-02-04 | 2013-07-26 | 監視装置 |
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JP2013019692 | 2013-02-04 | ||
JP2013019692 | 2013-02-04 | ||
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Publications (1)
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ID=51617418
Family Applications (1)
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JP2013155933A Pending JP2014167785A (ja) | 2013-02-04 | 2013-07-26 | 監視装置 |
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JP (1) | JP2014167785A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019169151A (ja) * | 2018-03-21 | 2019-10-03 | ピルツ ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲーPilz GmbH & Co.KG | 少なくとも1つの電子装置の複数の光学表示要素を制御するための装置および方法 |
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2013
- 2013-07-26 JP JP2013155933A patent/JP2014167785A/ja active Pending
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JP2019169151A (ja) * | 2018-03-21 | 2019-10-03 | ピルツ ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲーPilz GmbH & Co.KG | 少なくとも1つの電子装置の複数の光学表示要素を制御するための装置および方法 |
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