JP2014167608A - 画像転写方法及び画像転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像転写方法及び画像転写装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】転写電界や環境条件の影響を受け難く、良好な画像転写を達成する。
【解決手段】本発明に係る画像転写方法は、画像30が担持される転写元となる像担持体1と像担持体上の画像30が転写される転写先となる被転写体2とを接触させるとともに、少なくとも像担持体1又は被転写体2の何れか一方は移動可能であって、像担持体と被転写体との接触部6において、像担持体上の画像30を、接触部6を潜り抜けない方向に被転写体2へ順次移す。
【選択図】図1

Description

本発明は、新規な画像転写方法及び画像転写装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
従来の画像転写方法には、現像剤で形成された画像を担持する転写元から転写電界を用いて転写先へと転写する方式、インクで形成された転写元の画像を転写先に押しつけて転写する転写方式がある。また、ローラとローラ、あるいはローラとベルトで形成された転写部において画像を転写するものとしては例えば特許文献1、2がある。
従来の画像転写方式において、転写電界を用いて画像転写する場合には、転写電界を発生させる部材や電源が必要であり、コスト低減を図る場合の阻害要因となっている。また、転写電界は温度や湿度等の環境条件によってばらつきが発生するとともに、転写先の温度や湿度などによっても転写状態にばらつきがあるため、これら環境条件に左右されない材質や制御などが必要となる。インクで形成された画像を転写先に押しつけて転写する方式の場合、転写率が低い傾向となる。
また特許文献1、2では、転写部において画像を転写するものが記載されているが、いずれも転写部において転写された画像が転写部を通過してしまうため、転写された画像の乱れが予見される。
本発明は、転写電界や環境条件の影響を受け難く、良好な画像転写を達成することをその目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像転写方法は、画像が担持される転写元となる像担持体と像担持体上の画像が転写される転写先となる被転写体とを接触させるとともに、少なくとも像担持体又は被転写体の何れか一方を移動可能とし、像担持体と被転写体との接触部において、像担持体上の画像を、接触部を潜り抜けない方向に被転写体へ順次移すようにした。
本発明に係る画像形成装置は、トナー像を担持する第一の像担持体と、接触部で第一の像担持体と接触する第二の像担持体と、第一の像担持体を第一の回転方向に回転する第一のモータと、第二の像担持体を第一の回転方向に回転する第二のモータと、を備えることを特徴としている。
本発明に係る画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、記録紙を接触部で像担持体と接触させて、記録紙を搬送する搬送ローラと、像担持体が接触部で第一の方向へ移動するように、像担持体を駆動する第一のモータと、搬送ローラによって駆動される記録紙が接触部で第一の方向と逆の第二の方向へ移動するように、搬送ローラを駆動する第二のモータと、を備えることを特徴としている。
本発明に係る画像形成装置は、表面にトナー像を担持する第一の像担持体と、第一の像担持体の表面と接触部で表面が接触する第二の像担持体と、接触部で第一の像担持体の表面を第一の方向へ移動させるとともに、接触部で第二の像担持体の表面を第一の方向とは逆の第二の方向へ移動させる駆動源と、を備えることを特徴としている。
本発明に係る画像形成装置は、接触部で記録紙の表面と接触し、表面にトナー像を担持する像担持体と、接触部で像担持体の表面を第一の方向へ移動させるとともに、接触部で記録紙の表面を第一の方向とは逆の第二の方向へ移動させる駆動源と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、転写電界や環境条件の影響を受け難く、良好な画像転写を達成することができる。
本発明に係る画像転写装置の第1の実施形態を示す図。 本発明に係る画像転写装置の第2の実施形態を示す図。 本発明に係る画像転写装置の第3の実施形態を示す図。 本発明に係る画像転写装置の第4の実施形態を示す図。 本発明に係る画像転写装置の第5の実施形態を示す図。 本発明に係る画像転写装置の第6の実施形態を示す図。 本発明に係る画像転写装置の第7の実施形態を示す図。 本発明に係る画像転写装置の第8の実施形態を示す図。 本発明に係る画像転写装置の第9の実施形態を示す図。 本発明に係る画像転写装置の第10の実施形態を示す図。 本発明に係る画像転写装置の第11の実施形態を示す図。 本発明に係る画像転写装置の第12の実施形態を示す図。 本発明に係る画像転写装置の第13の実施形態を示す図。 本発明に係る画像転写装置の第14の実施形態とその変形例を示す図。 本発明に係る画像転写装置の画像転写の原理を説明する図。 本発明に係る画像形成装置の第15の実施形態を示す図。 本発明に係る画像形成装置の第16の実施形態を示す図。 本発明に係る画像形成装置の第17の実施形態を示す図。 インクで画像を形成する画像形成装置の実施形態を示す図。 本発明に係る画像形成装置の第16の実施形態の変形例を示す図。 本発明に係る画像形成装置の第17の実施形態の変形例を示す図。 本発明に係る当接部材の構成と変形例を説明する拡大図。 本発明に係る当接部材の変形例を示す拡大図。 本発明に係る画像形成装置の第18の実施形態を示す図。 本発明に係る画像形成装置の第19の実施形態を示す図。 本発明に係る画像形成装置の第20の実施形態を示す図。 本発明に係る画像形成装置の第21の実施形態を示す図。 本発明に係る画像形成装置の第22の実施形態を示す図。 当接部材を回転体とした画像転写装置の第23の実施形態を示す図 補助手段を有する画像転写装置の第24の実施形態を示す図。 補助部材の形態を説明する図であり、(a)は当接面が平坦面の補助部材と当接部材の接触状態の拡大図、(b)は回転体としての補助部材と当接部材の接触状態の拡大図、(c)は変形可能な補助部材と当接部材の接触状態の拡大図。 回転体としての補助部材と当接部材の接触状態を説明する図であり、(a)は補助部材が当接部材の回転により連れ回りする状態を示す拡大図、(b)は補助部材が駆動される状態を示す拡大図、(c)は補助部材がクリーニング部材によって回転する状態を示す拡大図。 当接部材と補助部材の支持機構の一形態を示す図で、(a)は正面視図、(b)は側面視図。 当接部材と補助部材の支持機構の別な形態を示す図で、(a)は正面視図、(b)は側面視図。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。
最初に画像転写装置と画像転写方向について説明し、次に画像転写装置を備えた画像形成装置について説明する。
図1から図14を用いて画像転写装置と画像転写方向に関する複数の実施形態について説明する。なお、各形態において、同一部材には同一の符号を付すことにし、後段の実施形態に置いては、その説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1に示す画像転写装置301は、画像30がその表面(以下、「像担持体表面」と記す)1aに担持される転写元となるローラ状の像担持体1と、像担持体1上の画像30がその表面(以下、「被転写体表面」と記す)2aに転写される転写先となる被転写体2とを備えている。像担持体表面1aと被転写体表面2aとは互いに接触して接触部6を形成している。本形態に係る画像転写装置301を電子写真方式の画像形成装置に適用する場合、像担持体1を感光体とすると、被転写体2は中間転写ベルトに相当する。
像担持体1は、駆動源となる駆動モータM1によって図中反時計周りに回転移動される。
被転写体2は、複数の回転体となるローラ3、4、5に巻き掛けられていて張力が与えられている。複数のローラのうち、ローラ3は駆動モータM2によって図中反時計回り方向に回転駆動され、他のローラ4、5はローラ3が回転駆動されることで従動回転する。このため、被転写体2は反時計回りに回転移動する。
本形態では、像担持体表面1aと被転写体表面2aとの接触部6において、像担持体1上の画像30を、接触部6よりも像担持体1の回転方向下流側に潜り抜けない方向に、被転写体2へ順次移すことが可能に構成されている。
すなわち、接触部6において、像担持体表面1aと被転写体表面2aとの間の相対移動方向が逆方向になるようにしている。本形態では、駆動モータM1、M2による像担持体1と被転写体2の回転方向が同じ対方向になるように設定している。
接触部6において、像担持体表面1aの移動方向と被転写体表面2aの移動方向とが互いに逆方向になるように、駆動モータM1、M2によって像担持体1と被転写体2とを回転移動させる。図1中の接触部6において、像担持体表面1aは左から右へ向かって移動し、被転写体表面2aは右から左へ向かって移動する。
本願発明者らは、このような構成のモデルを作成し、像担持体1上にトナーで画像30を形成し、中間転写ベルトを被転写体2として試験したところ、画像が被転写体2に対して、接触部6よりも像担持体1の回転方向下流側に潜り抜けず、接触部6よりも像担持体1の回転方下流側に潜り抜けない方向となる被転写体2の移動方向において、被転写体2へ順次移すことを確認できた。
このため、従来のように被転写体2に対して転写バイアスを印加して接触部6に転写電界を発生させることなく、像担持体1上の画像30を被転写体2に転写することができる。また転写電界を用いないので、温度や湿度等の環境条件による転写電界や、転写先の温度や湿度などによる転写状態のばらつきもなくなる。よって、像担持体1から画像30を被転写体2に転写するに際し、転写電界や環境条件の影響を受け難くなり、良好な画像転写を達成することができる。また、転写電界が不要になるので、電源などの設備も不要となり、省スペース化とコスト低減を図りやすくなる。
(第2の実施形態)
図2に示す画像転写装置302は、画像30が像担持体表面1aに担持される像担持体1と、像担持体上の画像30がその表面(以下、「被転写体表面」と記す)20aに転写される転写先となる被転写体20とを備えている。像担持体表面1aと被転写体表面20aとは互いに接触して接触部60を形成している。本形態に係る画像転写装置302を電子写真方式の画像形成装置に適用する場合、像担持体1を感光体とすると、被転写体20は記録紙に相当する。あるいは、中間転写方式の場合には、像担持体1を感光体とすると、被転写体20は中間転写ベルトとなり、像担持体1を中間転写ベルトとすると、被転写体20は記録紙に相当する。
被転写体20は、駆動モータM3で回転駆動される搬送ローラ対7、8によって、像担持体表面1aと被転写体表面2aとの接触部60において、像担持体表面1aの移動方向と反対方向に搬送移動される。
つまり、本形態では、像担持体表面1aと被転写体表面20aとの接触部60において、像担持体1上の画像30を、接触部60よりも像担持体1の回転方向下流側に潜り抜けない方向に、被転写体20へ順次移すことが可能に構成されている。
本願発明者らは、このような構成のモデルを作成し、像担持体1上にトナーで画像30を形成し、記録紙を被転写体20として試験したところ、画像が被転写体20に対して、接触部60よりも像担持体1の回転方向下流側に潜り抜けず、接触部60よりも像担持体1の回転方下流側に潜り抜けない方向となる被転写体20の移動方向において、被転写体20へ順次移すことを確認できた。
このため、従来のように接触部60に転写電界を発生させることなく、像担持体1上の画像30を被転写体20に転写することができるので、温度や湿度等の環境条件による転写電界や、転写先の温度や湿度などによる転写状態のばらつきもなくなる。よって、像担持体1から画像30を被転写体20に転写するに際し、転写電界や環境条件の影響を受け難くなり、良好な画像転写を達成することができる。また、転写電界が不要になるので、電源などの設備も不要となり、省スペース化とコスト低減を図りやすくなる。
(第3の実施形態)
図3に示す画像転写装置303は、画像30が像担持体表面10aに担持されるベルト状の像担持体10と、像担持体上の画像30が被転写体表面2aに転写される被転写体2と、像担持体10を介して被転写体2に当接する当接部材11を備えている。像担持体表面10aと被転写体表面2aとは互いに接触して接触部61を形成している。本形態に係る画像転写装置303を電子写真方式の画像形成装置に適用する場合、像担持体1をベルト状の感光体とすると、被転写体20は中間転写ベルトに相当する。
像担持体10は、複数の回転体となるローラ12、13と当接部材11に掛け渡されていている。複数のローラのうち、ローラ12は駆動モータM4によって図中反時計回り方向に回転駆動され、ローラ13はローラ12が回転駆動されることで従動回転する。このため、像担持体10は反時計回りに回転移動する。当接部材11は板材で構成されていて、その先端部11aが像担持体10を介して被転写体2に接触部61で当接している。
本形態では、像担持体表面10aと被転写体表面2aとの接触部61において、像担持体10上の画像30を、接触部61よりも像担持体10の回転方向下流側に潜り抜けない方向に、被転写体2へ順次移すことが可能に構成されている。すなわち、接触部61において、像担持体表面10aと被転写体表面2aとの間の相対移動方向が逆方向になるようにしている。本形態では、駆動モータM3、M4による像担持体10と被転写体2の回転方向が反対方向になるように設定している。
本願発明者らは、このような構成のモデルを作成し、像担持体10上にトナーで画像30を形成し、中間転写ベルトを被転写体2として試験したところ、画像が被転写体2に対して、接触部61よりも像担持体10の回転方向下流側に潜り抜けず、接触部61よりも像担持体10の回転方下流側に潜り抜けない方向となる被転写体2の移動方向において、被転写体2へ順次移すことを確認できた。また、第1の実施形態の構成に比べて良好な画像転写が行なえた。
このため、従来のように被転写体2に対して転写バイアスを印加して接触部61に転写電界を発生させることなく、像担持体10上の画像30を被転写体2に転写することができる。また転写電界を用いないので、温度や湿度等の環境条件による転写電界や、転写先の温度や湿度などによる転写状態のばらつきもなくなる。よって、像担持体10から画像30を被転写体2に転写するに際し、転写電界や環境条件の影響を受け難くなり、良好な画像転写を達成するができる。また、本形態では、第1の実施形態に比べて当接部材11を備えているので、像担持体10が回転移動して接触部61に到達する際に、当接部材11上を通過する際にしごかれるため、像担持体10から被転写体2に対して良好に画像30が移載されて転写が良好に行なわれたものと推察する。また、転写電界が不要になるので、電源などの設備も不要となり、省スペース化とコスト低減を図りやすくなる。
(第4の実施形態)
図4に示す画像転写装置304は、第2の実施形態の像担持体1に換えて第3の実施形態の像担持体10を用いたものである。すなわち、本形態では、像担持体表面10aと被転写体表面20aとは互いに接触していて接触部62を形成しているとともに、当接部材11の先端部11aが像担持体10を介して被転写体20に接触部62で当接している。
本形態は、像担持体表面10aと被転写体表面20aとの接触部62において、像担持体10上の画像30を、接触部62よりも像担持体10の回転方向下流側に潜り抜けない方向に、被転写体20へ順次移すことが可能に構成されている。すなわち、接触部62において、像担持体表面10aと被転写体表面20aとの間の相対移動方向が逆方向になるようにしている。本形態では、駆動モータM4、M2による像担持体10と搬送ローラ対7、8の回転方向が反対方向になるように設定している。
本願発明者らは、このような構成のモデルを作成し、像担持体10上にトナーで画像30を形成し、記録紙を被転写体20として試験したところ、画像が被転写体20に対して、接触部62よりも像担持体10の回転方向下流側に潜り抜けず、接触部62よりも像担持体10の回転方下流側に潜り抜けない方向となる被転写体20の移動方向において、被転写体20へ順次移すことを確認できた。
このため、従来のように接触部62に転写電界を発生させることなく、像担持体10上の画像30を被転写体20に転写することができるので、温度や湿度等の環境条件による転写電界や、転写先の温度や湿度などによる転写状態のばらつきもなくなる。よって、像担持体10から画像30を被転写体20に転写するに際し、転写電界や環境条件の影響を受け難くなり、良好な画像転写を達成することができる。また、本形態では、第2の実施形態に比べて当接部材11を備えているので、像担持体10が回転移動して接触部62に到達する際に、当接部材11上を通過する際にしごかれるため、像担持体10から被転写体20に対して良好に画像30が移載されて転写が良好に行なわれたものと推察する。また、転写電界が不要になるので、電源などの設備も不要となり、省スペース化とコスト低減を図りやすくなる。
(第5の実施形態)
図5に示す画像転写装置305は、第1の実施形態の構成に、被転写体2を介して像担持体に当接する当接部材21を追加したものである。つまり、本形態では、画像30が像担持体表面1aに担持される像担持体1と、像担持体上の画像30が被転写体表面2aに転写される被転写体2と、被転写体2を介して像担持体1に当接するローラ状の当接部材21を備えている。当接部材21は回転自在に支持されていて、その外周面21aが被転写体2を介して像担持体1に接触部6で当接している。
本形態においても、接触部6において、像担持体表面1aと被転写体表面2aとの間の相対移動方向が逆方向になるように、駆動モータM1、M2による像担持体1と被転写体2の回転方向が反対方向になるように設定している。
本願発明者らは、このような構成のモデルを作成し、像担持体1上にトナーで画像30を形成し、記録紙を被転写体2として試験したところ、画像が被転写体2に対して、接触部6よりも像担持体1の回転方向下流側に潜り抜けず、接触部6よりも像担持体1の回転方下流側に潜り抜けない方向となる被転写体2の移動方向において、被転写体2へ順次移すことを確認できた。
このため、従来のように接触部6に転写電界を発生させることなく、像担持体1上の画像30を被転写体2に転写することができるので、温度や湿度等の環境条件による転写電界や、転写先の温度や湿度などによる転写状態のばらつきもなくなる。よって、像担持体1から画像30を被転写体2に転写するに際し、転写電界や環境条件の影響を受け難くなり、良好な画像転写を達成することができる。また、本形態では、第2の実施形態に比べて当接部材21を備えているので、接触部6が安定して形成されることから、像担持体10から被転写体2に対して良好に画像30が移載されて転写が良好に行なわれたものと推察する。また、転写電界が不要になるので、電源などの設備も不要となり、省スペース化とコスト低減を図りやすくなる。
(第6の実施形態)
図6に示す画像転写装置306は、第2の実施形態の構成に、被転写体20を介して像担持体1に当接するローラ状の当接部材21を追加したものである。つまり、本形態では、画像30が像担持体表面1aに担持される像担持体1と、像担持体上の画像30が被転写体表面20aに転写される被転写体20と、被転写体20を介して像担持体1に当接するローラ状の当接部材21を備えている。当接部材21は回転自在に支持されていて、その外周面21aが被転写体20を介して像担持体1に接触部60で当接している。
本形態においても、接触部60において、像担持体表面1aと被転写体表面20aとの間の相対移動方向が逆方向になるように、駆動モータM1、M3による像担持体1と搬送ローラ対7、8の回転方向が反対方向になるように設定している。
本願発明者らは、このような構成のモデルを作成し、像担持体1上にトナーで画像30を形成し、記録紙を被転写体20として試験したところ、画像が被転写体20に対して、接触部60よりも像担持体1の回転方向下流側に潜り抜けず、接触部60よりも像担持体1の回転方下流側に潜り抜けない方向となる被転写体20の移動方向において、被転写体20へ順次移すことを確認できた。
このため、従来のように接触部60に転写電界を発生させることなく、像担持体1上の画像30を被転写体20に転写することができるので、温度や湿度等の環境条件による転写電界や、転写先の温度や湿度などによる転写状態のばらつきもなくなる。よって、像担持体1から画像30を被転写体20に転写するに際し、転写電界や環境条件の影響を受け難くなり、良好な画像転写を達成することができる。また、本形態では、第2の実施形態に比べて当接部材21を備えているので、接触部60が安定して形成されることから、像担持体1から被転写体20に対して良好に画像30が移載されて転写が良好に行なわれたものと推察する。また、転写電界が不要になるので、電源などの設備も不要となり、省スペース化とコスト低減を図りやすくなる。
(第7の実施形態)
図7に示す画像転写装置307は、第2の実施形態における搬送ローラ対7、8に変えて移動可能な当接部材31を設けたものである。つまり、本形態では、画像30が像担持体表面1aに担持される像担持体1と、像担持体上の画像30が被転写体表面20aに転写される被転写体20と、被転写体20を介して像担持体1に当接する板状の当接部材31を備えている。
当接部材31は板状のスライダーであって、その平坦な表面31a(被転写体表面31aと記す)が被転写体20を介して像担持体表面1aに接触部60で当接している。当接部材31は、接触部60において像担持体1の回転中心に対して平行に移動自在に支持されている。当接部材31は、駆動モータM5によって接触部60において平行移動するように構成されている。本形態では、接触部63において、動モータM1、M5による像担持体1と当接部材31の移動方向が反対方向になるように設定している。また、当接部材31は被転写体20を保持する機能を備えていて、当接部材31が移動することで被転写体20も同一方向に移動可能にしている。本形態においても、接触部63において、像担持体表面1aと被転写体表面20aとの間の相対移動方向が逆方向になるように、駆動モータM1、M5による像担持体1と当接部材31の移動方向が反対方向になるように設定している。
本願発明者らは、このような構成のモデルを作成し、像担持体1上にトナーで画像30を形成し、記録紙を被転写体20として試験したところ、画像が被転写体20に対して、接触部63よりも像担持体1の回転方向下流側に潜り抜けず、接触部63よりも像担持体1の回転方下流側に潜り抜けない方向となる被転写体20の移動方向において、被転写体20へ順次移すことを確認できた。
このため、従来のように接触部63に転写電界を発生させることなく、像担持体1上の画像30を被転写体20に転写することができるので、温度や湿度等の環境条件による転写電界や、転写先の温度や湿度などによる転写状態のばらつきもなくなる。よって、像担持体1から画像30を被転写体20に転写するに際し、転写電界や環境条件の影響を受け難くなり、良好な画像転写を達成することができる。また、本形態では、第2の実施形態に比べて当接部材31を備えているので、接触部63が安定して形成されることから、像担持体1から被転写体20に対して良好に画像30が移載されて転写が良好に行なわれたものと推察する。また、転写電界が不要になるので、電源などの設備も不要となり、省スペース化とコスト低減を図りやすくなる。
(第8の実施形態)
図8に示す画像転写装置308は、第3の実施形態の構成に、当接部材21を追加したものである。すなわち、画像30が像担持体表面10aに担持される像担持体10と、像担持体上の画像30が被転写体表面2aに転写される被転写体2と、像担持体10を介して被転写体2に当接する当接部材11と、被転写体2を介して像担持体10に当接するローラ状の当接部材21を備えている。像担持体表面10aと被転写体表面2aとは互いに接触して接触部61を形成している。本形態において、当接部材11は像担持体10を介して被転写体2に接触部61で当接している。当接部材21は被転写体2を介して像担持体1に接触部61で当接している。
本願発明者らは、このような構成のモデルを作成し、像担持体10上にトナーで画像30を形成し、記録紙を被転写体2として試験したところ、画像が被転写体2に対して、接触部61よりも像担持体10の回転方向下流側に潜り抜けず、接触部61よりも像担持体10の回転方下流側に潜り抜けない方向となる被転写体20の移動方向において、被転写体20へ順次移すことを確認できた。
このため、従来のように接触部62に転写電界を発生させることなく、像担持体10上の画像30を被転写体20に転写することができるので、温度や湿度等の環境条件による転写電界や、転写先の温度や湿度などによる転写状態のばらつきもなくなる。よって、像担持体10から画像30を被転写体20に転写するに際し、転写電界や環境条件の影響を受け難くなり、良好な画像転写を達成することができる。また、本形態では、第1の実施形態に比べて当接部材11、21を備えているので、像担持体10が回転移動して接触部61に到達する際に、当接部材11上を通過する際にしごかれるとともに、当接部材21により接触部62が安定する。このため、像担持体10から被転写体2に対して良好に画像30が移載されて転写が良好に行なわれたものと推察する。また、転写電界が不要になるので、電源などの設備も不要となり、省スペース化とコスト低減を図りやすくなる。
(第9の実施形態)
図9に示す画像転写装置309は、第4の実施形態の構成に、当接部材21を追加したものである。すなわち、画像30が像担持体表面10aに担持される像担持体10と、像担持体上の画像30が被転写体表面20aに転写される被転写体20と、像担持体10を介して被転写体20に当接する当接部材11と、被転写体20を介して像担持体10に当接するローラ状の当接部材21を備えている。像担持体表面10aと被転写体表面20aとは互いに接触して接触部62を形成している。本形態において、当接部材11は像担持体10を介して被転写体20に接触部62で当接している。当接部材21は被転写体20を介して像担持体10に接触部62で当接している。
本願発明者らは、このような構成のモデルを作成し、像担持体10上にトナーで画像30を形成し、記録紙を被転写体2として試験したところ、画像が被転写体2に対して、接触部61よりも像担持体10の回転方向下流側に潜り抜けず、接触部61よりも像担持体10の回転方下流側に潜り抜けない方向となる被転写体2の移動方向において、被転写体2へ順次移すことを確認できた。
このため、従来のように接触部61に転写電界を発生させることなく、像担持体1上の画像30を被転写体2に転写することができるので、温度や湿度等の環境条件による転写電界や、転写先の温度や湿度などによる転写状態のばらつきもなくなる。よって、像担持体10から画像30を被転写体2に転写するに際し、転写電界や環境条件の影響を受け難くなり、良好な画像転写を達成することができる。また、本形態では、第2の実施形態に比べて当接部材11、21を備えているので、像担持体10が回転移動して接触部62に到達する際に、当接部材11上を通過する際にしごかれるとともに、当接部材21により接触部62が安定する。このため、像担持体10から被転写体20に対して良好に画像30が移載されて転写が良好に行なわれたものと推察する。また、転写電界が不要になるので、電源などの設備も不要となり、省スペース化とコスト低減を図りやすくなる。
(第10の実施形態)
図10に示す画像転写装置310は、第7の実施形態における像担持体1に変えて第3、第4の実施形態で用いた当接部材11と像担持体10を設けたものである。つまり、本形態では、画像30が像担持体表面10aに担持される像担持体10と、像担持体上の画像30が被転写体表面20aに転写される被転写体20と、像担持体10を介して被転写体20に当接する板状の当接部材11し、被転写体20を介して像担持体10に当接するローラ状の当接部材21を備えている。像担持体表面10aと被転写体表面20aとは互いに接触して接触部64を形成している。本形態において、当接部材11は像担持体10を介して被転写体20に接触部64で当接している。当接部材21は被転写体20を介して像担持体10に接触部64で当接している。
本願発明者らは、このような構成のモデルを作成し、像担持体10上にトナーで画像30を形成し、記録紙を被転写体20として試験したところ、画像が被転写体20に対して、接触部64よりも像担持体10の回転方向下流側に潜り抜けず、接触部64よりも像担持体10の回転方下流側に潜り抜けない方向となる被転写体20の移動方向において、被転写体20へ順次移すことを確認できた。
このため、従来のように接触部64に転写電界を発生させることなく、像担持体10上の画像30を被転写体20に転写することができるので、温度や湿度等の環境条件による転写電界や、転写先の温度や湿度などによる転写状態のばらつきもなくなる。よって、像担持体10から画像30を被転写体20に転写するに際し、転写電界や環境条件の影響を受け難くなり、良好な画像転写を達成することができる。また、本形態では、第7の実施形態に比べて当接部材11を備えているので、像担持体10が回転移動して接触部64に到達する際に、当接部材11上を通過する際にしごかれることから像担持体1から被転写体20に対して良好に画像30が移載されて転写が良好に行なわれたものと推察する。また、転写電界が不要になるので、電源などの設備も不要となり、省スペース化とコスト低減を図りやすくなる。
なお、図7に示す第7の実施形態に係る画像転写装置307と、図10に示す第10の実施形態に係る画像転写装置310では、当接部材31を移動することで被転写体20を一体的に移動するようにしたが、このような構成に限定されるものではない。例えば、両図において、当接部材31は像担持体1、10に対して位置決め固定し、被転写体20をローラなどの搬送手段を用いて、図中、左右方向に移動させるようにしてもよい。
(第11の実施形態)
図11に示す画像転写装置311は、ローラ3、4に巻きかけられたベルト状の像担持体2に駆動ローラ15を介して被転写体20を当接させて、接触部65を形成したものである。接触部65において、像担持体2と被転写体20とは、異なる方向に移動するように構成されている。すなわち、被転写体20は、駆動モータM6で回転駆動される駆動ローラ15によって、駆動モータM2により反時計回り方向に回転移動する像担持体表面1aの移動方向と反対方向に搬送移動される。つまり、本形態では、像担持体表面1aと被転写体表面20aとの接触部65において、像担持体1上の画像30を、接触部65よりも像担持体1の回転方向下流側に潜り抜けない方向に、被転写体20へ順次移すことが可能に構成されている。
本願発明者らは、このような構成のモデルを作成し、像担持体1上にトナーで画像30を形成し、記録紙を被転写体20として試験したところ、画像が被転写体20に対して、接触部65よりも像担持体1の回転方向下流側に潜り抜けず、接触部65よりも像担持体1の回転方下流側に潜り抜けない方向となる被転写体20の移動方向において、被転写体20へ順次移すことを確認できた。
このため、従来のように接触部65に転写電界を発生させることなく、像担持体1上の画像30を被転写体20に転写することができるので、温度や湿度等の環境条件による転写電界や、転写先の温度や湿度などによる転写状態のばらつきもなくなる。よって、像担持体1から画像30を被転写体20に転写するに際し、転写電界や環境条件の影響を受け難くなり、良好な画像転写を達成することができる。また、転写電界が不要になるので、電源などの設備も不要となり、省スペース化とコスト低減を図りやすくなる。
(第12の実施形態)
図12に示す画像転写装置312は、画像30が像担持体表面1aに担持されるドラム状の像担持体1と、像担持体上の画像30が被転写体表面20aに転写される被転写体20と、被転写体を介して像担持体1に当接する当接部材11を備えている。この場合、被転写体20は当接部材11によってその向きが変更されている。本形態では、この変更箇所において、像担持体表面1aと被転写体表面20aとが接触して接触部66を形成している。像担持体1は駆動モータM1により図中反時計周りに回転移動され、被転写体20は、図示しない搬送ローラにより接触部66において、像担持体表面1aと反対方向に移動されるように構成されている。すなわち、本形態では、像担持体表面1aと被転写体表面20aとの接触部66において、像担持体1上の画像30を、接触部66よりも像担持体1の回転方向下流側に潜り抜けない方向に、被転写体20へ順次移すことが可能に構成されている。
本願発明者らは、このような構成のモデルを作成し、像担持体1上にトナーで画像30を形成し、記録紙を被転写体20として試験したところ、画像が被転写体20に対して、接触部66よりも像担持体1の回転方向下流側に潜り抜けず、接触部66よりも像担持体1の回転方下流側に潜り抜けない方向となる被転写体20の移動方向において、被転写体20へ順次移すことを確認できた。また、転写電界が不要になるので、電源などの設備も不要となり、省スペース化とコスト低減を図りやすくなる。
上記形態において、当接部材11は板状部材、当接部材21はローラで構成したが、当接部材11をローラで構成し、当接部材21を板状部材で構成したものであっても良い。
(第13の実施形態)
本形態は、像担持体と被転写体との接触部において、少なくとも像担持体と被転写体との間に相対速度差を発生させることで、接触部を潜り抜けない方向へ像担持体上の画像を順次移すものである。
その相対速度差を発生させる構成を図1の構成に適用したものを図13に示す。
像担持体1と被転写体2とは、駆動モータM1と駆動モータM2により、接触部6において、互いに異なる方向に移動する。
この場合、像担持体1と被転写体2の相対速度差を発生させるには、両者は駆動モータM1、M2の駆動力によって移動しているので、何れか一方の線速を何れか他方の線速に対して増減すればよい。
例えば、被転写体2の線速をα、像担持体1の線速をβとするとき、線速α>βあるいは線速α<βとすることが考えられる。
α>βとした場合には、像担持体側の移動速度を遅くできるので、画像形成の生産性を維持したまま、像担持体側の耐久性を向上することができる。また、α<βとした場合には、像担持体1側の画像30の嵩を少なくできるため、接触部6で被転写体2に転写される画像30が崩れ難くなり、安定した画像転写を行える。
仮に、α=βとした場合、両者の速度差を発生させるために、駆動モータM1、M2の回転数や駆動伝達系の変速比の変更などの速度変更を考慮した構成としなくて良いので、制御的、機構的構成を簡素に行える。このため、制御的に簡単に行える。
(第14の実施形態)
像担持体と被転写体との間に相対速度差を発生させるには、像担持体あるいは被転写体の何れか一方のみが移動することでも達成することができる。
例えば図14に示す画像転写手段314では、停止しているシート状の被転写体40に対して、第3の実施形態で説明したローラ12、13と当接部材11に掛け渡された像担持体10を接触させて接触部66を形成する。そして、ローラ12、13と当接部材11と像担持体10を1つのユニットとして構成し、像担持体10を反時計回りに速度V2で回転移動させつつ、接触部66において、像担持体10と同方向となるようにユニットを速度V1で移動、すなわち並進させる。
このように構成とすると、ユニットの移動に伴い接触部66が図中右方に移動しながら像担持体10が回転移動することにより、像担持体10上の画像は被転写体40の表面40aに対して像担持体表面10aの移動方向と反対方向に順次移されることになる。すなわち、像担持体10側からみたとき、接触部66において、被転写体40はみかけの速度V1で右から左へ向かって移動する。また、像担持体10側からみて、その像担持体表面10aは、接触部66において、速度V2で左から右へ向かって移動する。接触部66において、像担持体表面1aの移動方向と、像担持体10側からみた被転写体40のみかけの移動方向と、は互いに逆方向である。
この像担持体と被転写体との間に相対速度差を発生させる点については、第2から第12の実施形態にも適用することができる。
次に、本発明に画像転写装置による転写
次に図15(a)〜図15(d)を参照し、本発明の画像転写装置の転写動作について説明する。図14は図8の部分拡大図である。図15中、符号T1、T2、T3は、像担持体表面10a上に担持された画像を模式的にしめしたもの。
図15(a)に示すように、画像T1、T2、T3は像担持体表面10aにその移動方向において先頭から順にT1、T2、T3と並んでいる。
図15(b)のように、被転写体2の表面2aは、画像T1が接触部61を潜り抜けない方向へ移動しているため、接触部61に近づいてきた画像T1は、接触部61を潜り抜けずに像担持体表面10aから被転写体2に転移すると推察される。なお、T1が接触部61を潜り抜けない方向とは、換言すれば、像担持体10aの表面の移動方向とは反対方向である。また、画像T1が接触部61を潜り抜けようとする方向とは反対方向である。
同様に、図15(c)のように、接触部61に近づいてきた画像T2は、接触部61を潜り抜けずに像担持体表面10aから被転写体2に転移すると推察される。
また同様に、図15(d)のように、接触部61に近づいてきた画像T3は、接触部61を潜り抜けずに像担持体表面10aから被転写体2に転移すると推察される。
以上のように、像担持体表面10aの移動方向において順に並ぶ画像T1、T2、T3は、表面が移動する被転写体2上に順次転移するものと推察される。
以上画像転写装置の転写動作について、第8の実施形態の画像転写装置308を用いて説明したが、他の実施形態の装置においても同様に画像が順位転移するものと推察される。
次に上述した画像転写装置及び画像転写方法を画像形成装置に適用した形態について説明する。
(第15の実施形態)
図16は、電子写真方式の画像形成装置の1次転写部に上述の画像転写装置315を適用した概略図である。
図16に示す画像形成装置は、像担持体となるドラム状の感光体101と、感光体表面101aにトナー画像130を形成する画像形成手段100と、感光体表面101aに形成されたトナー画像130が転写される被転写体となるベルト状の中間転写体102と、露光手段107を備えている。
画像形成手段100は、図16中時計周りに回転移動する感光体101の周囲に配置された周知の帯電手段100aと、現像手段100bと、クリーニング手段100cの周知の構成を備えている。
中間転写体102は、ローラ103、104と板状の当接部材111に巻き掛けられていて、当接部材111と感光体表面101aとが対向する位置で感光体表面101aに接触して接触部となる1次転写部106を形成している。この1次転写部106には転写バイアスは用いられていない。本形態において、中間転写体102は、時計回りに方向に回転移動するように構成されていて、1次転写部106において、感光体表面101aと逆方向に回転移動するように構成されている。本形態において、中間転写体102の線速をα、感光体101の線速をβとするとき、α<βとなるようにその線速差が設定されている。
ローラ103と対向する部位には、2次転写ローラ105がその表面をローラ103の表面と接触するように配置されていて、両ローラの接触部を2次転写部108としている。2次転写部108には、中間転写体102に転写されたトナー画像が、同転写部に到達するタンミンクで図示しない給紙部から転写紙Pが搬送される。2次転写ローラ105には2次転写部108に転写電界を発生させて、中間転写体102のトナー画像を転写紙Pに2次転写させる転写バイアスが印加されている。
このような構成の画像形成装置において、画像形成する場合、感光体表面101aは、帯電手段100aによって帯電され、露光手段107からの露光光によって露光走査されて潜像が成形される。形成された潜像は、現像手段100aから供給されるトナーによって現像されたトナー画像130となる。感光体表面101aに形成されて担持されたトナー画像130は、1次転写部106に到達すると、中間転写体102と感光体101との線速差がα<βであり、両者の移動方向が転写部106において逆方向とされている。このため、感光体表面101aのトナー画像130が転写部106を感光体回転方向下流側に潜り抜けることなく、潜り抜けない方向に中間転写体102の表面102aへ順次移って転写される。中間転写体102の表面102aに転写されたトナー画像130は、2次転写部108に通達すると、2次転写バイアスの作用により、記録紙Pに転写される。トナー画像130が転写された転写紙Pは、定着手段109へと搬送され、熱と圧力を受けることでトナー画像が定着される。一方トナー画像130を転写された感光体101はクリーニング手段100cによって清掃され、図示しない除電手段によって初期化される。
このように、本形態に係る画像転写装置315を画像形成装置に適用すると、1次転写部106におけるトナー画像130の転写に際し、転写電界や環境条件の影響を受け難くなり、良好な画像転写を中間転写体102に転写することができ、良好な画像形成を達成することができる。転写電界が不要になるので、電源などの設備も不要となり、画像形成装置の省スペース化とコスト低減を図りやすくなる。
また中間転写体102の線速αと感光体101の線速βをα<βとして線速差を設定しているので、感光像101側のトナー画像130の嵩を少なくでき、1次転写部106で中間転写体102に転写されるトナー画像30が崩れ難くなり、安定した画像転写を行える。
(第16の実施形態)
図17は、電子写真方式の画像形成装置の2次転写部に上述の画像転写装置316を適用した概略図である。
図17に示す画像形成装置は、イエロ、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを用いてフルカラーの画像形成が可能とされている。図中Y、M、C、Kはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックに関連する部材を示す添え字である。なお、Y、M、C、Kの添え字は、煩雑さを避けるため、適宜省略する。
画像形成装置は、像担持体となるドラム状の感光体111(Y、M、C、K)と、各感光体の表面(感光体表面)表面111aに各色のトナー像を形成する画像形成手段110(Y、M、C、K)と、各感光体表面111aに形成されたトナー像が順次転写されてトナー画像130Aとして担持する被転写体となるベルト状の中間転写体112と、露光手段117を備えている。
各画像形成手段は、図16において時計周りに回転移動する各感光体111の周囲に配置された周知の帯電手段110a(Y、M、C、K)と、現像手段110b(Y、M、C、K)と、クリーニング手段110c(Y、M、C、K)の周知の構成を備えている。
画像転写装置316は、中間転写体112と当接部材121とを備えている。中間転写体112は、ローラ113、114と板状の当接部材121に巻き掛けられていて、ローラ115によって張力が与えられている。ローラ113とローラ114の間に位置する中間転写体112は、各感光体表面111aに1次転写ローラ117(Y、M、C、K)によって接触されことで、1次転写部116(Y、M、C、K)を形成している。各1次転写ローラ117には、1次転写バイアスが印加されている。
当接部材121と対向する位置には2次転写ローラ122が中間転写体112の表面112aと接触するように配置されていて、2次転写部118を形成している。この2次転写部118には、転写バイアスは印加されていない。2次転写部118には、各1次転写部において中間転写体112に順次転写されたトナー像によって形成されたトナー画像130Aが同転写部に到達するタンミンクで図示しない給紙部から転写紙Pが搬送される。本形態において、中間転写体112は、反時計回りに方向に回転移動するように構成されていて、2次転写部118において、転写紙Pの移動方向と逆方向に回転移動するように構成されている。本形態において、中間転写体112の線速をα、転写紙Pの線速をβとするとき、α<βとなるようにその線速差が設定されている。
このような構成の画像形成装置において、カラー画像を形成する場合、各感光体表面111aは、各帯電手段110aによって帯電され、露光手段117からの各色に対応した露光光によって露光走査されて各色の潜像がそれぞれ成形される。形成された各潜像は、各色の現像手段110bから供給される各色のトナーによって現像された各色のトナー像となる。各感光体表面110aに形成されて担持されたトナー像は、各1次転写部116において、転写バイアスの作用によって中間転写体112の表面112aに順次転写されてトナー画像130Aとして担持され、2次転写部118へと搬送される。トナー像を転写された各感光体111は各クリーニング手段110cによって清掃され、図示しない除電手段によって初期化される。
2次転写部118では、トナー画像130Aの到達タイミングに合せて転写紙Pが配送されてくる。このとき、中間転写体112と転写紙Pとの線速差がα<βであり、両者の移動方向が2次転写部118において逆方向とされている。このため、中間転写体の表面112aのトナー画像130Aが2次転写部118を中間転写体回転方向下流側に潜り抜けることなく、潜り抜けない方向に移動する転写紙Pへ転写される。トナー画像130Aが転写された転写紙Pは、定着手段119へと搬送され、熱と圧力を受けることでトナー画像が定着される。
このように、本形態に係る画像転写装置316を画像形成装置に適用すると、2次転写部118におけるトナー画像130Aの転写に際し、転写電界や環境条件の影響を受け難くなり、良好な画像を転写紙Pに転写することができ、良好な画像形成を達成することができる。転写電界が不要になるので、電源などの設備も不要となり、画像形成装置の省スペース化とコスト低減を図りやすくなる。
また中間転写体102の線速αと転写紙Pの線速βをα<βとして線速差を設定しているので、各感光体111や各画像形成部110の移動速度を遅くできるので、画像形成の生産性を維持したまま、各感光体111や各画像形成部110の耐久性を向上することができる。
(第17の実施形態)
図18は、液滴となるインクをノズルヘッドから噴射する画像形成装置の2次転写部に上述の画像転写装置317を適用した概略図である。
図18に示す画像形成装置は、イエロ、マゼンタ、シアン、ブラックのインクを用いてフルカラーの画像形成が可能とされている。図中Y、M、C、Kはイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックに関連する部材を示す添え字である。なお、Y、M、C、Kの添え字は、煩雑さを避けるため、適宜省略する。
画像形成装置は、画像形成部となるインクを噴射するノズルヘッド201(Y、M、C、K)と、各ノズルヘッド201(Y、M、C、K)から噴射されて形成された画像を担持する像担持体としての転写ベルト202を備えている。ノズルヘッド201(Y、M、C、K)は、各色の画像信号に応じて、インクを転写ベルト202の表面202aに噴射するものである。
画像転写装置317は、転写ベルト202と当接部材211とを備えている。転写ベルト202は、ローラ213、214と板状の当接部材211に巻き掛けられていて、ローラ212によって張力が与えられている。ローラ213とローラ214の間に位置する転写ベルト202には、各ノズルヘッド201からインクが順次噴射されて合成された画像230が形成された担持される。
当接部材211と対向する位置には、転写ローラ212が転写ベルト202の表面202aと接触するように配置されていて、接触部となる転写部208を形成している。この転写部208には、転写バイアスは印加されていない。転写部208には、転写ベルト202に担持された画像230Aが同転写部に到達するタンミンクで図示しない給紙部から転写紙Pが搬送される。本形態において、転写ベルト202は、反時計回りに方向に回転移動するように構成されていて、転写部208において、転写紙Pの移動方向と逆方向に回転移動するように構成されている。本形態において、転写ベルト202の線速をα、転写紙Pの線速をβとするとき、α<βとなるようにその線速差が設定されている。
このような構成の画像形成装置において、カラー画像を形成する場合、各ノズルヘッド201からインクを噴射して、転写ベルト202の表面202aに、インクの画像230を形成する。画像230は、転写ベルト202に担持されて、転写部208へと搬送される。転写部208は、画像230の到達タイミングに合せて転写紙Pが配送されてくる。このとき、転写ベルト202と転写紙Pとの線速差がα<βであり、両者の移動方向が転写部208において逆方向とされている。このため、転写ベルト202の表面202aの画像230が転写部208を転写ベルト回転方向下流側に潜り抜けることなく、潜り抜けない方向に移動する転写紙Pへ転写される。
このように、本形態に係る画像転写装置317を画像形成装置に適用すると、転写部208における画像230の転写紙Pへの転写に際し、転写電界や環境条件の影響を受け難くなり、良好な画像を転写紙Pに転写することができ、良好な画像形成を達成することができる。転写電界が不要になるので、電源などの設備も不要となり、画像形成装置の省スペース化とコスト低減を図りやすくなる。
また転写ベルト202の線速αと転写紙Pの線速βをα<βとして線速差を設定しているので、各ノズルヘッド201の噴射速度や転写ベルト202の移動速度を遅くできるので、画像形成の生産性を維持したまま、各ノズルヘッド201や転写ベルト202の耐久性を向上することができる。
図17に示す画像形成装置の構成では、所定の長さに切断された転写紙Pを2次転写部118に搬送するようにしたが、転写紙Pの搬送形態としては、図19Bに示すように、連長ロール状の転写紙P1を用いても良い。この場合、ロール状の転写紙P1を中間転写体112の下方を通して当接部材121と対向する位置で中間転写体112に接触させて接触部となる2次転写部118を形成する。この場合、転写紙P1を巻き取る回収ロール部301を、2次転写部118よりも中間転写体回転移動方向の上流側に配置することで、2次転写部118において、転写紙Pの移動方向と中間転写体112の移動方向を逆方向にすることができる。
このような構成としても、2次転写部118におけるトナー画像130Aの転写に際し、転写電界や環境条件の影響を受け難くなり、良好な画像を転写紙Pに転写することができ、良好な画像形成を達成することができる。転写電界が不要になるので、電源などの設備も不要となり、画像形成装置の省スペース化とコスト低減を図りやすくなる。
図18、図19Aに示す画像形成装置の構成では、所定の長さに切断された転写紙Pを2次転写部208に搬送するようにしたが、転写紙Pの搬送形態としては、図19Cに示すように、連長ロール状の転写紙P1を用いても良い。この場合、ロール状の転写紙P1を転写ベルト202の下方を通して当接部材212と対向する位置で転写ベルト202に接触させて接触部となる2次転写部208を形成する。この場合、転写紙P1を巻き取る回収ロール部301を、2次転写部208よりも転写ベルト回転移動方向の上流側に配置することで、2次転写部208において、転写紙Pの移動方向と転写ベルト202の移動方向を逆方向にすることができる。
このような構成としても、2次転写部208におけるトナー画像230の転写に際し、転写電界や環境条件の影響を受け難くなり、良好な画像を転写紙Pに転写することができ、良好な画像形成を達成することができる。転写電界が不要になるので、電源などの設備も不要となり、画像形成装置の省スペース化とコスト低減を図りやすくなる。
上述の画像形成装置に適用可能な画像転写装置としては、図17、図18、図19に記載した実施形態のものに限定されものではなく、第1から第14の実施形態に係る画像転写装置を適宜、画像形成部や画像形成形態に合せて変更して適用することができることを付言しておく。なお、上記の画像形成装置に加え、バイアスを印加する電源を備え、該バイアスを印加することによって像担持体と前記被転写体との接触部において電界を形成する構成としてもよい。
また、電子写真方式の装置や、インクをノズルヘッドから噴射する方式の装置の他、いわゆるオフセット印刷を行なう装置にも本発明は適用可能である。
上記形態において、当接部材は、板材で形成した当接部材11を例示したが、これに限定されるものではなく、図20(c)に示すように、ローラ部材で形成した当接部材310や、図20(b)に示すように、当接部材11よりも厚さのある板材で形成された当接部材11Aを用いても良い。
また、板材の当接部材11の場合、その先端を像担持体表面10の表面10aと反対側の像担持体表面10の内側面10bに押しつけて当接させることで像担持体表面との接触箇所を円弧面として形成してもよい。この場合の当接部材11の先端11aは図20(a)に示すように、先端全体を円弧形状とし、先端11aのほぼ全体を被転写体表面2aの内側面2bに押しつけて像担持体表面10aとの接触箇所を円弧面とすることができる。
当接部材11よりも厚い板状の当接部材11Aの場合、図20(b)に示すように。その先端の角部11Aaを像担持体表面10の内側面10bに押しつけて当接させることで像担持体表面10aとの接触箇所を円弧面として形成することができる。この場合の当接部材11Aは、先端全体を円弧形状に形成するのではなく、角部11Aaのみを円弧形状とし、先端のうちの角部11Aaのみを像担持体表面10の内側面10bに押しつけて像担持体表面10aとの接触箇所を円弧面とすることができる。
ローラ形状の当接部材310の場合、図20(c)に示すように、その外周面310aのうちのほぼ半周分を像担持体表面10の内側面10bに押しつけて当接させることで円弧面を形成することができる。
本発明者らは、これら円弧面の寸法を様々に変更して試験したところ、円弧面は、その曲率半径Rが4mm以下であると、各接触部を画像30、130、130A、230が潜り抜けて通過することがなく、良好な転写を行なえることを確認した。また、曲率半径Rを2mm以上とより好ましい転写を行えた。当接部材11、11A、110の材質としては、樹脂部材、アルミやステンレスなどの金属部材を用いることができる。
当接部材としては、板状やローラ形状に限定されるものではなく、例えば図21(a)に示すように「円弧形」の部材60や、図21(b)に示すように「く形」の部材61を用いても良い。また、当接部材に樹脂部材を用いた場合、各像担持体の材質にもよるが、各像担持体が回転移動することで磨耗することが考える。このため当接部材11の先端11aには図21(c)に示すように、金属で形成した部材60を装着したり、当接部材11Aの角部には図21(d)に示すように、金属で形成した部材61を装着して、耐摩耗性を向上するようにしてもよい。
上述した各像担持体1、10、101、112、202及び転写先となる各被転写体2、20、102、Pの材料としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリオレフィン、ビニール、ナイロン、ポリイミド、ポリアミドイミド、また、フッ素系の樹脂として、PTFE、PFA、PVDF、PVF、などのシート及びフィルムや、ガラス、カーボン、アラミド等の繊維で作成したシートにフッ素樹脂等を塗布した物なども用いることができる。
転写元となる像担持体1、10、101、112、202及び被転写体2、20、102、Pの算術平均粗さ(以下単に表面粗さ(Ra)と記す)として、表面粗さ(Ra)が10μm以下であれば、画像を崩さず転写できるため、より望ましい。このような表面粗さは、株式会社キーエンス製のレーザ顕微鏡(VK9500)を用いて測定した。あるいはJIS B0031に準拠した測定方法を用いて表面粗さ(Ra)を測定してもよい。
転写元となる像担持体1、10、101、112、202及び被転写体2、20、102、Pの表面粗さ(Ra)は、対象が粒径6μm以下のトナーの場合、表面粗さ(Ra)は10μm以下が好ましく、粒径8μm以下のトナーの場合、表面粗さ(Ra)は14μm以下が好ましい。また、対象が液滴である例えばインクである場合、表面粗さ(Ra)は10μm以下が好ましい。
トナーの粒径は、コールターカウンターマルチサイザー(コールター社製)により100μmアパーチャーを用い、50、000個の粒子の粒径の平均を測定することによって行なった。本実施形態におけるトナー粒径とは、個数平均粒径である。
転写先となる各被転写体2、20、102、Pの線速、すなわち表面の移動速度が200mm/sec以下である場合は、表面粗さ(Ra)は40μm以下が好ましく、200mm/secより大きく400mm/sec以下である場合は表面粗さ(Ra)30μm以下、400mm/secより大きい場合は表面粗さ(Ra)20μm以下が好ましい。
(第18の実施形態)
本実施形態は、図22に示すように、第1の実施形態で説明した画像転写装置301に、保護手段400を追加した構成としている。保護手段400は、保護部材となる固形の潤滑剤402と、潤滑剤402を、像担持体1の像担持体表面1aに塗布する塗布部材となる塗布ローラ401と、潤滑剤402を塗布ローラ401に向かって付勢する付勢部材となるバネ403を備えている。本実施形態において、塗布ローラ401は、回転可能なブラシローラで構成されていて、ブラシ先端が像担持体1の像担持体表面1aと潤滑剤402の双方に接触、好ましくは圧接するように配置されている。
塗布ローラ401は、像担持体表面1aと被転写体表面2aとが互いに接触する接触部6よりも像担持体1の回転方向上流流に配置され、像担持体表面1aに当接あるいは圧接している。本実施形態において、塗布ローラ401は、像担持体1の移動により従動回転するように構成しているが、図示しない駆動モータなどの駆動源から塗布ローラ401に駆動力を付与して回転駆動するようにしてもよい。
このような構成の保護手段400を備えていると、バネ403のバネ力で塗布ローラ401に圧接された潤滑剤402が、像担持体1の回転移動により回転する塗布ローラ401によって削り取られて像担持体表面1aに塗布される。このため、像担持体表面1aと被転写体2の被転写体表面2aが保護されるので、像担持体表面1aから転写体表面2aへの転写性能が向上する。
第18の実施形態では、第1の実施形態に保護手段400を追加した形態を例示したが、第2の実施形態〜第14の実施形態に追加しても、第18の実施形態と同様の効果を得ることができることを記載しておく。
(第19の実施形態)
本実施形態は、図23に示すように図16で説明した第15の実施形態で説明した画像形成装置315に、保護手段400を追加した構成としている。保護手段400は、固形の潤滑剤402と、潤滑剤402を感光体表面101aに塗布する塗布ローラ401と、潤滑剤402を塗布ローラ401に向かって付勢するバネ403を備えている。本実施形態において、感光体表面101aは、中間転写体102の表面102aに接触部となる1次転写部で接触している。
塗布ローラ401は、クリーニング手段100cよりも感光体101の回転方向下流流で、かつ1次転写部106よりも上流側の間に配置され、この間において感光体表面101aに当接あるいは圧接して、従動回転するように構成されている。
このような構成の保護手段400を備えていると、バネ403のバネ力で塗布ローラ401に圧接された潤滑剤402が、感光体面101の回転移動により回転する塗布ローラ401によって削り取られて感光体表面101aに塗布される。このため、感光体表面101aが保護されるので、感光体表面101aから中間転写体102の表面102aへの転写性能が向上する。また、潤滑剤402は、クリーニング手段100cでクリーニングした後に、保護手段400で感光体表面101aに塗布されるので、1次転写部106に到達する前にクリーニング手段100cでかき取られることがなく、塗布効率がよい。
(第20の実施形態)
本実施形態は、図24に示すように、図16で説明した第15の実施形態で説明した画像転写装置315の中間転写体102の表面102aに、塗布ローラ401、潤滑剤402、バネ403を備えた保護手段400を追加した構成としている。
本実施形態において、塗布ローラ401は、1次転写部106よりも中間転写体102の回転方向上流流で、かつローラ104と対向する位置で、中間転写体102の表面102aに当接あるいは圧接して、従動回転するように構成されている。
このような構成の保護手段400を備えていると、バネ403のバネ力で塗布ローラ401に圧接された潤滑剤402が、中間転写体102の移動により回転する塗布ローラ401によって削り取られて中間転写体102の表面102aに塗布される。このため、中間転写体102の表面102aが保護されるので、中間転写体102から転写紙Pへの転写性能を向上することができる。
(第21の実施形態)
本実施形態は、図25に示すように、図17で説明した第16の実施形態で説明した画像形成装置の画像転写装置316に、塗布ローラ401、潤滑剤402、バネ403を備えた保護手段400を追加した構成としている。
塗布ローラ401は、2次転写部118よりも中間転写体112の移動方向下流側に配置され、中間転写体112の表面112aに当接あるいは圧接して、従動回転するように構成されている。
このような構成の保護手段400を備えていると、バネ403のバネ力で塗布ローラ401に圧接された潤滑剤402が、中間転写体112の移動により回転する塗布ローラ401によって削り取られて中間転写体112の表面112aに塗布される。このため、中間転写体112の表面112aが保護されるので、中間転写体112から転写紙Pへの転写性能を向上することができる。
(第22の実施形態)
本実施形態は、図26に示すように、図18で説明した第17の実施形態で説明した画像形成装置の画像転写装置317に、塗布ローラ401、潤滑剤402、バネ403を備えた保護手段400を追加した構成としている。
塗布ローラ401は、2次転写部208よりも転写ベルト202の移動方向下流側に配置され、転写ベルト202の表面202aに当接あるいは圧接して、従動回転するように構成されている。
このような構成の保護手段400を備えていると、バネ403のバネ力で塗布ローラ401に圧接された潤滑剤402が、転写ベルト202の移動により回転する塗布ローラ401によって削り取られて転写ベルト202の表面202aに塗布される。このため、転写ベルト202の表面202aが保護されるので、転写ベルト202から転写紙Pへの転写性能を向上することができる。
上述した保護材402としては、以下のものが挙げられる。
有機化合物として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリパーフルオロアルキルエーテル(PFA)、パーフルオロエチレン−パーフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリビニリデンフルオリド(PVdF)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)等のフッ素系樹脂やフッ素系ワックス類、ポリメチルシリコーン、ポリメチルフェニルシリコーン等のシリコーン樹脂やシリコーン系ワックス類、グリス類等。
また脂肪酸金属塩でなおかつ、安定した疎水性金属塩が取出される代表的な脂肪酸として、カプロン酸、カプリル酸、エナンチル酸、ペラルゴン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデコイン酸、ミスチリン酸、パルミチン酸、マーガリン酸、ステアリン酸、ノンデサイクリック酸、アラキジン酸、ベヘン酸、スチリンギン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リシノレイン酸、ペテロセリニン酸、バクセン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、リカニン酸、バリナリン酸、ガドレイン酸、アラキドン酸、鯨油酸及びそれらの混合物、
その金属塩として、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸鉛、ステアリン酸鉄、ステアリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸銅、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸カドミウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、オレイン酸亜鉛、オレイン酸マグネシウム、オレイン酸鉄、オレイン酸コバルト、オレインサン銅、オレイン酸鉛、オレイン酸マンガン、パルミチン酸亜鉛、パルミチン酸コバルト、パルミチン酸鉛、パルミチン酸マグネシウム、パルミチン酸アルミニウム、パルミチン酸カルシウム、カプリル酸鉛、カプリン酸鉛、リノレン酸亜鉛、リノレン酸コバルト、リノレン酸カルシウム、リシノール酸亜鉛、リシノール酸カドミウム及びそれらの混合物などがある。
無機潤滑剤として、マイカ、窒化ホウ素、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、タルク、カオリン、モンモリロナイト、フッ化カルシウム、グラファイト、などがあるがこれに限るものではない。
(第23の実施形態)
本実施形態は、図27に示すように、図16で説明した第15の実施形態で説明した当接部材111に換えてローラ形状の当接部材311を支持軸312で回転可能として回転体とした画像転写装置318である。
回転体321としたものである。
このように当接部材311が回転体であると、中間転写体102と連れ回り、中間転写体102との摺擦がなくなるので、中間転写体102の耐久性の向上を図ることができるとともに、中間転写体102に対する駆動力の低減を図ることを期待できる。また当接部材311が回転体である場合、その外周面の曲率を大きくすると転写性を確保することが可能であり、曲率を大きくするためには、当接部材311の直径は小径化するのが好ましい。
(第24の実施形態)
本実施形態は、図28に示すように、第15の実施形態で説明した回転体として構成した小径の当接部材311の撓みを抑制する補助部材500を有する画像転写装置319である。回転体として当接部材311を構成した場合、その直径が小径であると曲率が小さく、転写性はよくなる。しかし当接部材311全体が細くなるので、当接部材311自体の強度が低下して撓み易くなる。このため、当接部材311の回転軸線方向の全域において、中間転写体102に対して安定した当接状態(当接ニップ)の実現が困難になることが予想される。
そこで、中間転写体102と補助部材500の間に回転可能な当接部材311を配置し、両者で当接部材311を挟み込むことで、当接部材311の撓みを抑制して中間転写体102との当接状態(当接ニップ)の安定化を図っている。
補助部材500は、当接部106と反対側に配置されていて、当接部材311の、中間転写体102から離れる方向への移動を規制する規制部材として機能するとも言える。中間転写体102から離れる方向とは、当接部材311が撓む方向のことを指し、当該撓み方向から補助部材500を当接部材311に裏当てすることで、細い当接部材311を用いても当接部材311の強度を補うことができ、転写性を向上しつつ、撓みによる中間転写体102との当接状態(当接ニップ)の安定化を図ることができる。
補助部材500は、当接部材311の外周面311aに接触した状態が維持可能に画像転写装置319の基部に装着されている。あるいは、補助部材500を当接部材311の外周面311aに圧接するようにバネなどで付勢して付勢力を与えるようにしてもよい。
補助部材500の形状としては、図29(a)に示すように、少なくとも当接部材311の外周面311aと当接する当接面500aが平端面とした直方体や立方体形状のブロック部材で構成している。このように当接部材311の外周面311aと当接する当接面500aを平端面とすると、外周面311aと当接状態が良好となり、より当接部材311の撓みを抑制することができるので好ましい。
補助部材としては、図29(b)に示すように、その表面501aが当接部材311の外周面311aと当接する回転体501であってもよい。このように補助部材が回転体501として構成されると、当接部材311と連れ回ることにより当接部材311との摺擦がなくなり、当接部材311の磨耗を防止できるという利点がある。
補助部材を回転体501として構成した場合、その材質を弾性材料で形成してもよい。すなわち、補助部材として弾性ローラを用いてもよい。図29(c)に示すように、当接部材311や補助部材となる回転体501の振動を吸収することが可能となり、振動による不具合を抑制することができる。
当接部材311と回転体501とを接触状態の場合、図30(a)に示すように、回転体501と中間転写体102とを非接触状態とすることで、中間転写体102の移動により回転する当接部材311と一緒に回転体501が連れ回りする。このため、当接部材311の回転や中間転写体102の移動に対する負荷が少なく、簡素な構成でより摺擦がなくなり、当接部材311の磨耗をより防止できるという利点がある。
図30(a)の場合、回転体501の回転は当接部材311との摩擦力によって発生するため、当接部材311の回転に対する負荷となり、最終的には中間転写体102の移動や、その駆動系の負荷となる。このため、図30(b)に示すように、回転体501を駆動モータM7によって、当接部材311の外周面311aと外周面501aの線速が同一で、かつ、当接部材311と対向する位置において同一方向に回転駆動するようにしてもよい。このようにバックアップローラとして機能する回転体501を回転駆動可能とすることで、当接部材311の回転や中間転写体102の移動に対する負荷が少なく、確実に摺擦がなくなり、当接部材311の磨耗をより防止できるという利点がある。
あるいは、回転体501に対する駆動力は、駆動モータM7によるものではなく、図30(c)に示すように、回転体501の外周面501aに中間転写体102を接触、あるいは圧接させて中間転写体102から得るようにしてもよい。この場合、回転体501と当接部材311の回転方向は、回転体501と当接部材311および当接部材311と中間転写体102との摩擦力との関係により決まってくる。このため、当接部材311と回転体501の回転方向は、実線矢印で示す中間転写体102の移動に対して連れ回りする方向に回転する場合と、破線矢印で示す中間転写体102の移動に対して連れ回りしない方向に回転する場合がある。しかし、駆動モータM7がなくても回転体501が駆動力を得られるため、構成の簡素化を図れる。また、回転体501に対してクリーニンク部材10を接触させるため、中間転写体102を接触させない場合に比べて中間転写体102の設置領域を狭くでき、小型化を図ることができる。
次に図31を用いて、回転体で構成された当接部材311と回転可能な補助部材となる回転体501の支持構造510の例を説明する。
図31(a)、図31(b)に示す支持構造510は、当接部材311に対して回転体501を圧接状態とするとともに、当接部材311と回転体501の軸間距離を一定にし、両者が一体的に中間転写体102との近接離間方向Aに移動可能としたものである。近接離間方向Aの一方向は当接部材311の撓み方向A1であり、反対方向を中間転写体102への付勢方向A2とする。
支持構造510は、一対の軸受511、511と一対の軸受512、512を介して当接部材311の支持軸312と回転体501の支持軸502の両端をそれぞれ回転自在に支持する固定板513、514を備えている。固定板513、514は互いに対向して配置されていて、支持軸312と支持軸502とが、軸線方向において互いに平行となるように回転自在に支持している。固定板513、514は、画像転写装置の固定部となる側板551、552に形成した長孔553、554内に、近接離間方向Aに移動可能に装着されて保持されている。
支持構造510は、固定板513、514を付勢方向A2に付勢する付勢部材としての一対のコイルバネ515、515を備えている。各コイルバネ515は、側板551、552の長孔553、554と固定板513、514の間にそれぞれ介装されている。
このような構成の支持構造510を備えることで、回転体501の外周面501aを当接部材311の外周面311aに圧接した状態に保持することができるので、当接部材311の直径を小径として剛性が低下した場合でも、補助部材としての回転体501によって裏当てすることで、当接部材311の撓みを防止することができる。
図32に示す支持構造530は、当接部材311に対して回転体501を圧接状態とするとともに、当接部材311と回転体501の軸間距離を可変状態とし、両者が個別に中間転写体102との近接離間方向Aに移動可能としたものである。
支持構造530は、一対の軸受531、531と一対の軸受532、532を介して当接部材311の支持軸312と回転体501の支持軸502の両端をそれぞれ回転自在に支持する固定板533、534を備えている。固定板533、534は互いに対向して配置されていて、支持軸312と支持軸502とが、軸線方向において互いに平行となるように回転自在に支持している。固定板533、534は、画像転写装置の固定部となる側板551、552に装着されて保持されている。固定板533、534には、近接離間方向Aに延びる一対の長孔541、541と一対の長孔542、542がそれぞれ形成されている。一対の長孔541、541は、固定板533、534の付勢方向A2寄りの端部533a、534aに形成されていて、かつ互いに対向するように配置されている。長孔541、541には、支持軸312を回転自在に支持する軸受531、531がそれぞれ近接離間方向Aに移動可能に挿入されて支持されている。一対の長孔542、542は、固定板533、534に形成した長孔541、541よりも撓み方向A1寄りの端部533b、534bにそれぞれ形成されていて、かつ互いに対向するように配置されている。長孔542、542には、支持軸502を回転自在に支持する軸受532、532がそれぞれ近接離間方向Aに移動可能に挿入されて支持されている。
支持構造530は、支持軸312と支持軸502を付勢方向A2にそれぞれ付勢する付勢部材としての一対のコイルバネ535、535と一対のコイルバネ536、536を備えている。一対のコイルバネ535、535は、その一端が固定板533、534に固定されていて、支持軸312の両端を付勢方向A2に付勢している。一対のコイルバネ5356、536、その一端が固定板533、534に固定されていて、支持軸502の両端を付勢方向A2に付勢している。
このような構成の支持構造530を備えることで、回転体501の外周面501aを当接部材311の外周面311aに圧接した状態に保持することができるので、当接部材311の直径を小径として剛性が低下した場合でも、補助部材としての回転体501によって裏当てすることで、当接部材311の撓みを防止することができる。
上述した支持機構510、530では、回転体501とローラ形状の当接部材311とを支持したが、回転体501に換えてブロック形状の補助部材500を当接部材311と一緒に支持するようにしてもよい。
なお、本発明には、以下の形態を少なくとも含む。
「形態1」
画像が担持される転写元となる像担持体と前記像担持体上の画像が転写される転写先となる被転写体とを接触させるとともに、
少なくとも前記像担持体又は前記被転写体の何れか一方は移動可能であって、
前記像担持体と前記被転写体との接触部において、前記像担持体上の画像を、前記接触部を潜り抜けない方向に前記被転写体へ順次移すことを特徴とする画像転写方法。
「形態2」
形態1記載の画像転写装置において、
前記像担持体と前記被転写体との接触部において、少なくとも前記像担持体と前記被転写体との間の相対移動方向を逆方向にすることで、前記像担持体上の画像を、前記接触部を潜り抜けない方向に前記被転写体へ順次移すことを特徴とする画像転写方法。
「形態3」
形態1記載の画像転写装置において、
前記像担持体と前記被転写体との接触部において、少なくとも前記像担持体と前記被転写体との間に相対速度差を発生させることで、前記接触部を潜り抜けない方向へ前記像担持体上の画像を順次移すことを特徴とする画像転写方法。
「形態4」
形態3記載の画像転写方法において、
前記被転写体の線速をα、前記像担持体の線速をβとするとき、
線速α>βとしたことを特徴とする画像転写方法。
「形態5」
形態3記載の画像転写方法において、
前記被転写体の線速をα、前記像担持体の線速をβとするとき、
線速α<βとしたことを特徴とする画像転写方法。
「形態6」
形態1乃至5の何れか1項に記載の画像転写方法において、
少なくとも前記像担持体を介して前記被転写体に当接する当接部材又は前記被転写体を介して前記像担持体に当接する当接部材の何れかによって前記像担持体と前記被転写体とを当接状態とすることを特徴とする画像転写方法。
「形態7」
形態2記載の画像転写方法において、
少なくとも前記像担持体を介して前記被転写体に当接する当接部材又は前記被転写体を介して前記像担持体に当接する当接部材の何れかによって、前記像担持体と前記被転写体とを当接させるとともに、前記当接部材を移動させることで、前記像担持体と前記被転写体との接触部において、前記像担持体と前記被転写体との間の相対移動方向を逆方向にして、前記像担持体上の画像を、前記接触部を潜り抜けない方向に前記被転写体へ順次移すことを特徴とする画像転写方法。
「形態8」
形態3乃至5の何れか1項に記載の画像転写方法において、
少なくとも前記像担持体を介して前記被転写体に当接する当接部材又は前記被転写体を介して前記像担持体に当接する当接部材の何れかによって、前記像担持体と前記被転写体とを当接させるとともに、前記当接部材を移動させることで、前記像担持体と前記被転写体との接触部において、前記像担持体と前記被転写体との間に相対速度差を発生させて、前記接触部を潜り抜けない方向へ前記像担持体上の画像を順次移すことを特徴とする画像転写方法。
「形態9」
転写元となる像担持体と、前記像担持体上の画像が転写される転写先となる被転写体とを少なくとも有し、前記像担持体と前記被転写体とが接触した画像転写装置であって、
形態1乃至8の何れか1項に記載の画像転写方法を用いて、前記像担持体から前記被転写体へと画像を転写することを特徴とする画像転写装置。
「形態10」
転写元となる像担持体に画像を形成する手段と、
前記像担持体上に形成された画像を転写先となる被転写体にする画像転写装置を備え、
前記画像転写装置が形態9記載の画像転写装置であることを特徴とする画像形成装置。
「形態11」
表面に画像を担持する像担持体と、
接触部においてその表面が前記像担持体の表面に接触する被転写体と、
前記像担持体上の表面が第一の側から前記接触部へ順次入るとともに、前記被転写体の表面が前記接触部から前記第一の側へと順次出るように、前記像担持体および前記被転写体の少なくとも一方を駆動する駆動源と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
「形態12」
形態11に記載の画像形成装置において、
前記画像は、トナー粒子で形成されたトナー像であって、
前記トナー粒子の粒径が8μm以下であり、
前記像担持体の平均表面粗さ(Ra)は14μm以下であることを特徴とする画像形成装置。
「形態13」
形態12に記載の画像形成装置において、
前記トナー粒子の粒径が6μm以下であり、前記像担持体の平均表面粗さ(Ra)は10μm以下であることを特徴とする画像形成装置。
「形態14」
形態11に記載の画像形成装置において、
前記画像は、インク液滴で形成された画像であって、
前記像担持体の平均表面粗さ(Ra)は、10μm以下であることを特徴とする画像形成装置。
「形態15」
形態11に記載の画像形成装置において、
前記被転写体の線速が200mm/sec以下であり、
前記像担持体の平均表面粗さ(Ra)は40μm以下であることを特徴とする画像形成装置。
「形態16」
形態11に記載の画像形成装置において、
前記被転写体の線速が200mm/secより大きく400mm/sec以下であり、
前記像担持体の平均表面粗さ(Ra)は30μm以下であることを特徴とする画像形成装置。
「形態17」
形態11に記載の画像形成装置において、
前記被転写体の線速が400mm/secより大きく、
前記像担持体の平均表面粗さ(Ra)は20μm以下であることを特徴とする画像形成装置。
「形態18」
形態11に記載の画像形成装置において、
前記像担持体はベルト形状であって、
前記接触部において前記像担持体の裏面に接触する当接部材を備えることを特徴とする画像形成装置。
「形態19」
形態11に記載の画像形成装置において、
前記被転写体はベルト形状であって、
前記接触部において前記被転写体の裏面に接触する当接部材を備えることを特徴とする形態11記載の画像形成装置。
「形態20」
形態18又は19記載の画像形成装置において、
前記当接部材は回転体であることを特徴とする画像形成装置。
「形態21」
形態20記載の画像形成装置において、
前記当接部材の撓みを抑制する補助部材を有することを特徴とする画像形成装置。
「形態22」
形態21記載の画像形成装置において、
前記補助部材は、少なくとも前記当接部材の外周面と当接する当接面が平端面であることを特徴とする画像形成装置。
「形態23」
形態21記載の画像形成装置において、
前記補助部材は、その表面が前記当接部材の外周面と当接する回転体であることを特徴とする画像形成装置。
「形態24」
形態23記載の画像形成装置において、
前記回転体は、弾性材料で形成されることを特徴とする画像形成装置。
「形態25」
トナー像を担持する第一の像担持体と、
接触部で前記第一の像担持体と接触する第二の像担持体と、
前記第一の像担持体を第一の回転方向に回転する第一のモータと、
前記第二の像担持体を前記第一の回転方向に回転する第二のモータと、を備えることを特徴とする画像形成装置。
「形態26」
形態25記載の画像形成装置において、
前記第一の像担持体および前記第二の像担持体を前記第一の回転方向へ回転させることにより、前記第一の像担持体上の前記トナー像は前記第二の像担持体へ転写されることを特徴とする画像形成装置。
「形態27」
形態26記載の画像形成装置において、
前記第一の像担持体上の前記トナー像は、前記トナー像が前記接触部に入る前に、前記第二の像担持体へ転写されることを特徴とする画像形成装置。
「形態28」
形態26又は27に記載の画像形成装置において、
前記第二の像担持体と前記記録紙を介して接触する転写ローラを備え、
前記第二の像担持体上の前記トナー像が前記記録紙へ転写されることを特徴とする画像形成装置。
「形態29」
形態28記載の画像形成装置において、
前記トナー像を前記記録紙へ定着する定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
「形態30」
トナー像を担持する像担持体と、
記録紙を接触部で前記像担持体と接触させて、記録紙を搬送する搬送ローラと、
前記像担持体が前記接触部で第一の方向へ移動するように、前記像担持体を駆動する第一のモータと、
前記搬送ローラによって駆動される記録紙が前記接触部で前記第一の方向と逆の第二の方向へ移動するように、前記搬送ローラを駆動する第二のモータと、を備えることを特徴とする画像形成装置。
「形態31」
形態30記載の画像形成装置において、
前記像担持体と前記搬送ローラとを駆動することにより、前記像担持体上の前記トナー像は前記記録紙へ転写されることを特徴とする画像形成装置。
「形態32」
形態31記載の画像形成装置において、
前記像担持体上の前記トナー像は、前記トナー像が前記接触部に入る前に、前記記録紙へ転写されることを特徴とする画像形成装置。
「形態33」
表面にトナー像を担持する第一の像担持体と、
前記第一の像担持体の前記表面と接触部で表面が接触する第二の像担持体と、
前記接触部で前記第一の像担持体の表面を第一の方向へ移動させるとともに、前記接触部で第二の像担持体の表面を前記第一の方向とは逆の第二の方向へ移動させる駆動源と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
「形態34」
形態33記載の画像形成装置において、
前記接触部で前記第一の像担持体を前記第一の方向へ移動させるとともに前記接触部で前記第二の像担持体を前記第二の方向へ移動させることにより、前記第一の像担持体上の前記トナー像は前記第二の像担持体へ転写されることを特徴とする画像形成装置。
「形態35」
接触部で記録紙の表面と接触し、表面にトナー像を担持する像担持体と、
前記接触部で前記像担持体の表面を第一の方向へ移動させるとともに、前記接触部で記録紙の表面を第一の方向とは逆の第二の方向へ移動させる駆動源と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
「形態36」
形態35に記載の画像形成装置において、
前記接触部で前記像担持体を前記第一の方向へ移動させるとともに前記接触部で前記記録紙を前記第二の方向へ移動させることにより、前記像担持体上の前記トナー像は前記記録紙へ転写されることを特徴とする画像形成装置。
1、10、101、112、202 像担持体(第一の像担持体)
2、20、40、102 被転写体(第二の像担持体)
6、61〜66、106、118、208 接触部
30、130、130A 画像、トナー像
230 画像
11、21、31、111、121、211 当接部材
311 回転体(当接部材)
311a 外周面
312 支持軸
100、200(Y、M、C、K) 画像を形成する手段
105、122 転写ローラ
109、119 定着装置
300〜319 画像転写装置
400 保護手段
401 塗布部材
402 潤滑剤
403 バネ
500 補助部材
500a 当接面
501 回転体(補助部材)
501a 回転体の表面
Ra 平均表面粗さ
α 被転写体の線速
β 像担持体の線速
P 記録紙(被転写体)
M1、M4 第一のモータ
M2、M3、M5 第二のモータ
特許第4088559号公報 特許第4818795号公報

Claims (36)

  1. 画像が担持される転写元となる像担持体と前記像担持体上の画像が転写される転写先となる被転写体とを接触させるとともに、
    少なくとも前記像担持体又は前記被転写体の何れか一方は移動可能であって、
    前記像担持体と前記被転写体との接触部において、前記像担持体上の画像を、前記接触部を潜り抜けない方向に前記被転写体へ順次移すことを特徴とする画像転写方法。
  2. 請求項1記載の画像転写装置において、
    前記像担持体と前記被転写体との接触部において、少なくとも前記像担持体と前記被転写体との間の相対移動方向を逆方向にすることで、前記像担持体上の画像を、前記接触部を潜り抜けない方向に前記被転写体へ順次移すことを特徴とする画像転写方法。
  3. 請求項1記載の画像転写装置において、
    前記像担持体と前記被転写体との接触部において、少なくとも前記像担持体と前記被転写体との間に相対速度差を発生させることで、前記接触部を潜り抜けない方向へ前記像担持体上の画像を順次移すことを特徴とする画像転写方法。
  4. 請求項3記載の画像転写方法において、
    前記被転写体の線速をα、前記像担持体の線速をβとするとき、
    線速α>βとしたことを特徴とする画像転写方法。
  5. 請求項3記載の画像転写方法において、
    前記被転写体の線速をα、前記像担持体の線速をβとするとき、
    線速α<βとしたことを特徴とする画像転写方法。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像転写方法において、
    少なくとも前記像担持体を介して前記被転写体に当接する当接部材又は前記被転写体を介して前記像担持体に当接する当接部材の何れかによって前記像担持体と前記被転写体とを当接状態とすることを特徴とする画像転写方法。
  7. 請求項2記載の画像転写方法において、
    少なくとも前記像担持体を介して前記被転写体に当接する当接部材又は前記被転写体を介して前記像担持体に当接する当接部材の何れかによって、前記像担持体と前記被転写体とを当接させるとともに、前記当接部材を移動させることで、前記像担持体と前記被転写体との接触部において、前記像担持体と前記被転写体との間の相対移動方向を逆方向にして、前記像担持体上の画像を、前記接触部を潜り抜けない方向に前記被転写体へ順次移すことを特徴とする画像転写方法。
  8. 請求項3乃至5の何れか1項に記載の画像転写方法において、
    少なくとも前記像担持体を介して前記被転写体に当接する当接部材又は前記被転写体を介して前記像担持体に当接する当接部材の何れかによって、前記像担持体と前記被転写体とを当接させるとともに、前記当接部材を移動させることで、前記像担持体と前記被転写体との接触部において、前記像担持体と前記被転写体との間に相対速度差を発生させて、前記接触部を潜り抜けない方向へ前記像担持体上の画像を順次移すことを特徴とする画像転写方法。
  9. 転写元となる像担持体と、前記像担持体上の画像が転写される転写先となる被転写体とを少なくとも有し、前記像担持体と前記被転写体とが接触した画像転写装置であって、
    請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像転写方法を用いて、前記像担持体から前記被転写体へと画像を転写することを特徴とする画像転写装置。
  10. 転写元となる像担持体に画像を形成する手段と、
    前記像担持体上に形成された画像を転写先となる被転写体にする画像転写装置を備え、
    前記画像転写装置が請求項9記載の画像転写装置であることを特徴とする画像形成装置。
  11. 表面に画像を担持する像担持体と、
    接触部においてその表面が前記像担持体の表面に接触する被転写体と、
    前記像担持体上の表面が第一の側から前記接触部へ順次入るとともに、前記被転写体の表面が前記接触部から前記第一の側へと順次出るように、前記像担持体および前記被転写体の少なくとも一方を駆動する駆動源と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11に記載の画像形成装置において、
    前記画像は、トナー粒子で形成されたトナー像であって、
    前記トナー粒子の粒径が8μm以下であり、
    前記像担持体の平均表面粗さ(Ra)は14μm以下であることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項12に記載の画像形成装置において、
    前記トナー粒子の粒径が6μm以下であり、前記像担持体の平均表面粗さ(Ra)は10μm以下であることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項11に記載の画像形成装置において、
    前記画像は、インク液滴で形成された画像であって、
    前記像担持体の平均表面粗さ(Ra)は、10μm以下であることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項11に記載の画像形成装置において、
    前記被転写体の線速が200mm/sec以下であり、
    前記像担持体の平均表面粗さ(Ra)は40μm以下であることを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項11に記載の画像形成装置において、
    前記被転写体の線速が200mm/secより大きく400mm/sec以下であり、前記像担持体の平均表面粗さ(Ra)は30μm以下であることを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項11に記載の画像形成装置において、
    前記被転写体の線速が400mm/secより大きく、
    前記像担持体の平均表面粗さ(Ra)は20μm以下であることを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項11に記載の画像形成装置において、
    前記像担持体はベルト形状であって、
    前記接触部において前記像担持体の裏面に接触する当接部材を備えることを特徴とする画像形成装置。
  19. 請求項11に記載の画像形成装置において、
    前記被転写体はベルト形状であって、
    前記接触部において前記被転写体の裏面に接触する当接部材を備えることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  20. 請求項18又は19記載の画像形成装置において、
    前記当接部材は回転体であることを特徴とする画像形成装置。
  21. 請求項20記載の画像形成装置において、
    前記当接部材の撓みを抑制する補助部材を有することを特徴とする画像形成装置。
  22. 請求項21記載の画像形成装置において、
    前記補助部材は、少なくとも前記当接部材の外周面と当接する当接面が平端面であることを特徴とする画像形成装置。
  23. 請求項21記載の画像形成装置において、
    前記補助部材は、その表面が前記当接部材の外周面と当接する回転体であることを特徴とする画像形成装置。
  24. 請求項23記載の画像形成装置において、
    前記回転体は、弾性材料で形成されることを特徴とする画像形成装置。
  25. トナー像を担持する第一の像担持体と、
    接触部で前記第一の像担持体と接触する第二の像担持体と、
    前記第一の像担持体を第一の回転方向に回転する第一のモータと、
    前記第二の像担持体を前記第一の回転方向に回転する第二のモータと、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  26. 請求項25記載の画像形成装置において、
    前記第一の像担持体および前記第二の像担持体を前記第一の回転方向へ回転させることにより、前記第一の像担持体上の前記トナー像は前記第二の像担持体へ転写されることを特徴とする画像形成装置。
  27. 請求項26記載の画像形成装置において、
    前記第一の像担持体上の前記トナー像は、前記トナー像が前記接触部に入る前に、前記第二の像担持体へ転写されることを特徴とする画像形成装置。
  28. 請求項26又は27に記載の画像形成装置において、
    前記第二の像担持体と前記記録紙を介して接触する転写ローラを備え、
    前記第二の像担持体上の前記トナー像が前記記録紙へ転写されることを特徴とする画像形成装置。
  29. 請求項28記載の画像形成装置において、
    前記トナー像を前記記録紙へ定着する定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  30. トナー像を担持する像担持体と、
    記録紙を接触部で前記像担持体と接触させて、記録紙を搬送する搬送ローラと、
    前記像担持体が前記接触部で第一の方向へ移動するように、前記像担持体を駆動する第一のモータと、
    前記搬送ローラによって駆動される記録紙が前記接触部で前記第一の方向と逆の第二の方向へ移動するように、前記搬送ローラを駆動する第二のモータと、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  31. 請求項30記載の画像形成装置において、
    前記像担持体と前記搬送ローラとを駆動することにより、前記像担持体上の前記トナー像は前記記録紙へ転写されることを特徴とする画像形成装置。
  32. 請求項31記載の画像形成装置において、
    前記像担持体上の前記トナー像は、前記トナー像が前記接触部に入る前に、前記記録紙へ転写されることを特徴とする画像形成装置。
  33. 表面にトナー像を担持する第一の像担持体と、
    前記第一の像担持体の前記表面と接触部で表面が接触する第二の像担持体と、
    前記接触部で前記第一の像担持体の表面を第一の方向へ移動させるとともに、前記接触部で第二の像担持体の表面を前記第一の方向とは逆の第二の方向へ移動させる駆動源と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  34. 請求項33記載の画像形成装置において、
    前記接触部で前記第一の像担持体を前記第一の方向へ移動させるとともに前記接触部で前記第二の像担持体を前記第二の方向へ移動させることにより、前記第一の像担持体上の前記トナー像は前記第二の像担持体へ転写されることを特徴とする画像形成装置。
  35. 接触部で記録紙の表面と接触し、表面にトナー像を担持する像担持体と、
    前記接触部で前記像担持体の表面を第一の方向へ移動させるとともに、前記接触部で記録紙の表面を第一の方向とは逆の第二の方向へ移動させる駆動源と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  36. 請求項35に記載の画像形成装置において、
    前記接触部で前記像担持体を前記第一の方向へ移動させるとともに前記接触部で前記記録紙を前記第二の方向へ移動させることにより、前記像担持体上の前記トナー像は前記記録紙へ転写されることを特徴とする画像形成装置。
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