JP2014166836A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】差動機構とそれに連結された第1回転機および第2回転機とを備えるハイブリッド車両において、内燃機関の始動後における点火時期の進角に起因して内燃機関の出力トルクが増加したとき、駆動トルクの変化が生じ難くドライバビリティーが維持されるハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】点火時期の進角によるエンジン12の出力トルクの増加が中間動力伝達軸16のトルクに影響を与えない方向に第1モータジェネレータMG1の回転数を変化させることから、エンジン12の出力トルクの増加が中間動力伝達軸16および第2モータジェネレータMG2へ伝達されることが回避される。これにより、エンジン12の始動後の進角に起因するエンジン12の出力トルクの増加に拘わらず、車両の駆動トルクの変化が抑制され、ドライバビリティーが維持される。
【選択図】図1

Description

本発明は車両の制御装置に係り、特に、エンジン始動時に点火時期を遅角させた状態から始動後に進角させるときに発生するトルク増加によるショックを抑制する制御技術に関するものである。
内燃機関の出力を第1回転機および動力伝達部材へ分配する差動機構と、該動力伝達部材から駆動輪までの動力伝達経路に連結された第2回転機とを備え、前記内燃機関を始動させる際に該内燃機関の点火時期を一時的に遅角させ、該内燃機関の始動後に該点火時期を進角させる点火時期制御と、該進角に起因する前記内燃機関の出力トルクの増加に拘わらず前記動力伝達部材のトルクを維持するように前記第2回転機のトルクを制御する形式のハイブリッド車両の制御装置が、知られている。たとえば、特許文献1に記載されたハイブリッド車両の制御装置がそれである。
特開平10−212983号公報
しかしながら、上記従来のハイブリッド車両の制御装置では、内燃機関の始動後において、点火時期を徐々に最適値に向けて進角させることにより内燃機関の出力トルクを目標トルクに緩やかに変化させるとともに、その増加の最中では、差動機構の出力部材である動力伝達部材に出力されるトルクが目標トルクとなるように第2回転機が制御されるようになっている。しかしながら、内燃機関の点火時期を比較的速やかに進角させようとすると、駆動トルクの変化が生じやすく、ドライバビリティーが低下する場合があった。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、内燃機関の出力を第1回転機および動力伝達部材へ分配する差動機構と、該動力伝達部材から駆動輪までの動力伝達経路に連結された第2回転機とを備えるハイブリッド車両において、内燃機関の始動後における点火時期の進角に起因して内燃機関の出力トルクが増加したときにおいて、駆動トルクの変化が生じ難くドライバビリティーが維持されるハイブリッド車両の制御装置を提供することにある。
かかる目的を達成するために、本発明は、内燃機関の出力を第1回転機および動力伝達部材へ分配する差動機構と、該動力伝達部材から駆動輪までの動力伝達経路に連結された第2回転機とを備え、前記内燃機関を始動させる際に該内燃機関の点火時期を一時的に遅角させ、該内燃機関の始動後に該点火時期を進角させる点火時期制御と、該進角に起因する前記内燃機関の出力トルクの増加に拘わらず前記動力伝達部材のトルクを維持するように前記第2回転機のトルクを制御する形式のハイブリッド車両の制御装置であって、前記進角による前記内燃機関の出力トルクの増加が前記動力伝達部材のトルクに影響を与えない方向に前記第1回転機の回転数を変化させることにある。
本発明のハイブリッド車両の制御装置においては、点火時期を遅角させた状態で内燃機関を始動させた後にその点火時期を進角させる形式の差動部を有する車両において、前記進角による前記内燃機関の出力トルクの増加が前記動力伝達部材のトルクに影響を与えない方向に前記第1回転機の回転数を変化させることから、内燃機関の出力トルクの増加が動力伝達部材および第2回転機へ伝達されることが回避される。すなわち、点火時期の進角により内燃機関の出力トルクが増加したとき、動力伝達部材のトルクに影響を与えない方向に第1回転機の回転数が変化させられることで、動力伝達部材および第2回転機の回転を維持しつつその内燃機関の回転変化が許容される。このため、内燃機関の始動後の進角に起因する内燃機関の出力トルクの増加に拘わらず、車両の駆動トルクの変化が抑制され、ドライバビリティーが維持される。
ここで、好適には、前記第1回転機および第2回転機に電力を入出力可能な蓄電装置を備え、その蓄電装置の充電残量が小さくなるほど前記第1回転機のトルクの変化量すなわち第1回転機の回転速度の変化量が大きくされる。蓄電装置の充電残量が小さくなってそれから第2回転機へ供給可能な電力が十分に得られなくなると、点火時期の進角により内燃機関の出力トルクが増加して動力伝達部材のトルク変化を第2回転機がキャンセルする作動が十分に機能しなくなる。このため、上記のように蓄電装置の充電残量が小さくなるほど前記第1回転機のトルクの変化量すなわち第1回転機の回転速度の変化量が大きくされることにより、動力伝達部材および第2回転機の回転を維持しつつその内燃機関の回転変化が許容される。
また、好適には、前記第1回転機の回転数変化率が大きいほど前記第1回転機のトルクの変化量すなわち第1回転機の回転速度の変化量が大きくされる。第1回転機の回転数変化率が大きいときは内燃機関の出力トルクが大きく変化したことを示しており、第2回転機でキャンセルできない分が増加する。このため、上記のように第1回転機の回転数変化率が大きいほど前記第1回転機のトルクの変化量すなわち第1回転機の回転速度の変化量が大きくされることにより、動力伝達部材および第2回転機の回転を維持しつつその内燃機関の回転変化が許容される。
また、好適には、前記点火時期の進角変化速度が大きいほど前記第1回転機のトルクの変化量すなわち第1回転機の回転速度の変化量が大きくされる。点火時期の進角変化速度が大きいときは内燃機関の出力トルクが大きく変化したことを示しており、第2回転機でキャンセルできない分が増加する。このため、上記のように点火時期の進角変化速度が大きいほど前記第1回転機のトルクの変化量すなわち第1回転機の回転速度の変化量が大きくされることにより、動力伝達部材および第2回転機の回転を維持しつつその内燃機関の回転変化が許容される。
また、好適には、前記内燃機関の始動後の目標回転数が大きいほど前記第1回転機のトルクの変化量が大きくされる。内燃機関の始動後の目標回転数が大きいと内燃機関の回転数の上昇幅が大きい。このため、上記のように内燃機関の始動後の目標回転数が大きいほど前記第1回転機のトルクの変化量を大きくされることにより、動力伝達部材および第2回転機の回転を維持しつつその内燃機関の回転変化が許容される。
また、好適には、前記差動機構と前記駆動輪との間に設けられた変速機を備え、その変速機の変速比が大きいほど、前記第1回転機のトルクの変化量が大きくされる。変速機の変速比が大きいほど駆動輪へ伝達されるトルク変化が大きくなる。このため、上記のように変速機の変速比が大きいほど前記第1回転機のトルクの変化量が大きくされることにより、動力伝達部材および第2回転機の回転を維持しつつその内燃機関の回転変化が許容される。
また、好適には、前記第1回転機のトルクの変化量は、前記進角に起因して増加する前記内燃機関の出力トルク増加分のうちの前記動力伝達部材へ伝達される直達トルク増加分に基づいて決定される。このようにすれば、動力伝達部材へ伝達される直達トルクが大きいほど前記第1回転機のトルクの変化量が大きくされることにより、動力伝達部材および第2回転機の回転を維持しつつその内燃機関の回転変化が許容される。好適には、上記直達トルクは、前記第1回転機のトルクとその第1回転機のイナーシャトルクとの差に前記差動機構のギヤ比を乗算することにより算出される。また、好適には、その第1回転機のイナーシャトルクは、前記第1回転機の慣性および実際の回転数変化率から算出したトルク値と、予め記憶された点火時期進角開始からの経過時間の関数である予測トルク値との加算値である。
また、好適には、前記差動機構は、前記内燃機関に連結されたキャリヤと、前記第1回転機に連結されたサンギヤと、前記動力伝達部材および前記第2回転機に連結されたリングギヤとを有するものであり、前記第1回転機のトルクの変化量は、該第1回転機のトルクの増加量である。この場合には、キャリヤにトルク入力され且つリングギヤからトルク出力する形式の差動機構を有するハイブリッド車両において、内燃機関の始動後の進角に起因する内燃機関の出力トルクの増加に拘わらず、車両の駆動トルクの変化が抑制され、ドライバビリティーが維持される。
また、好適には、前記差動機構は、前記内燃機関に連結されたリングギヤと、前記第1回転機に連結されたサンギヤと、前記動力伝達部材および前記第2回転機に連結されたキャリヤとを有するものであり、前記第1回転機のトルクの変化量は、該第1回転機のトルクの減少量である。この場合には、リングギヤにトルク入力され且つキャリヤからトルク出力する形式の差動機構を有するハイブリッド車両において、内燃機関の始動後の進角に起因する内燃機関の出力トルクの増加に拘わらず、車両の駆動トルクの変化が抑制され、ドライバビリティーが維持される。
本発明が好適に適用されるハイブリッド車両の骨子図に、制御系統の要部を併せて示した概略構成図である。 図1の差動部の共線図の一例であって、エンジン始動時の作動を示している。 図1の自動変速機の変速マップの一例である。 図1の差動部において、すかしトルク制御が行なわれない場合の作動を説明する共線図であって、実線はエンジン始動直後の作動状態を、破線は、エンジンの始動後の点火時期進角により一時的に発生するエンジンの出力トルクにより中間伝達軸に伝達される進角直達増加トルクを解消するために望まれる、第1モータジェネレータの回転数増加状態を示している。 図1の差動部において第1モータジェネレータが正回転しているときにすかしトルク制御が行なわれる場合の作動を説明する共線図であって、実線はエンジン始動直後の作動状態を、破線は、エンジンの点火時期の進角が行なわれることによるエンジンの一時的な増加トルクに起因する進角時直達増加トルクが生じない方向のすかしトルク(キャンセルトルク)ts を、第1モータジェネレータの負方向(図5の下向き方向)の出力トルクに加えることで、第1モータジェネレータの回生トルクを減少させ且つ第1モータジェネレータの回転数を増加(図5の上向き方向に増加)させた状態を示している。 図1の差動部において第1モータジェネレータが負回転しているときにすかしトルク制御が行なわれる場合の作動を説明する共線図であって、実線はエンジン始動直後の作動状態を、破線は、エンジンの点火時期の進角が行なわれることによるエンジンの一時的な増加トルクに起因する進角時直達増加トルクが生じない方向のすかしトルク(キャンセルトルク)ts を、第1モータジェネレータの負方向(図6の下向き方向)の出力トルクから減少させることで、第1モータジェネレータの力行トルクを減少させ且つ第1モータジェネレータの回転数を増加(図6の上向き方向に増加)させた状態を示している。 バッテリーが高温あるいは低温であること或いは充電残量が大きくてその入出力充電可能電力が小さいため第2モータジェネレータによる、点火時期進角に由来する直達トルク増加分などの反力キャンセル機能が十分に得られないことに対処するための補正率を決定するための予め記憶された関係を示している。 第1モータジェネレータのイナーシャトルクの大きさに応じて点火時期進角に由来する直達トルク増加分を抑制するための補正率を決定するための予め記憶された関係を示している。 点火時期の進角速度が大きいほどエンジン12の点火時期進角に由来する直達トルク増加が大きくなることに対処するための補正率を決定するための予め記憶された関係を示している。 エンジンの始動後のエンジン回転速度目標値が高くなるほどエンジンの点火時期進角に由来する直達トルク増加が大きくなることに対処するため補正率を決定するための予め記憶された関係を示している。 変速機の変速比γが大きくなるほどエンジンの点火時期進角に由来する直達トルク増加が変速機の出力軸のトルク変化すなわち駆動トルク変化に与える影響が大きくなることに対処するため補正率を決定するための予め記憶された関係を示している。 図1の電子制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートである。 図1の電子制御装置の制御作動の要部を説明するタイムチャートである。 本発明の他の実施例のハイブリッド車両の構成例を示す骨子図である。 図14の実施例における差動部の作動を説明する図4に対応する図である。 図14の実施例における差動部の作動を説明する図5に対応する図である。 図14の実施例における差動部の作動を説明する図6に対応する図である。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が好適に適用されるハイブリッド車両10の駆動系統の骨子図を含む概略構成図である。このハイブリッド車両10は、燃料の燃焼によって動力を発生する内燃機関であるエンジン12と、それぞれ電動モータおよび発電機として用いることができる第1回転機および第2回転機としての第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2と、シングルピニオン型の遊星歯車装置から成る差動部14とを同軸上に備えている。すなわち、差動部14のキャリアCにエンジン12が連結されている一方、リングギヤRに動力伝達部材である中間伝達軸16が連結され、サンギヤSに第1モータジェネレータMG1が連結されている。また、中間伝達軸16に第2モータジェネレータMG2が連結されている。エンジン12は原動機に相当し、キャリアCは第1回転要素に相当し、リングギヤRは第2回転要素に相当し、第2モータジェネレータMG2は第2回転要素に連結された回転機である。なお、エンジン12と差動部14との間にクラッチ等の切離し装置を設けることもできるし、第2モータジェネレータMG2と中間伝達軸16との間に減速機構等を介在させても良い。
図2は、差動部14の3つの回転要素S、C、Rの回転速度を直線で結ぶことができる共線図で、シングルピニオン型の遊星歯車装置から成る本実施例の差動部14の場合、キャリアCが中間に位置し、サンギヤSおよびリングギヤRが両端に位置する。また、それ等の回転要素S、C、Rの間隔は、遊星歯車装置のギヤ比ρ(=サンギヤSの歯数/リングギヤRの歯数)に応じて1:ρに定められる。
前記中間伝達軸16は自動変速機20の入力軸として機能しており、エンジン12および第2モータジェネレータMG2の出力は、その中間伝達軸16を介して自動変速機20に伝達され、更に出力軸22、差動歯車装置24を介して左右の駆動輪26に伝達される。自動変速機20は、複数の油圧式摩擦係合装置(クラッチやブレーキ)18の係合および解放の組み合わせによって変速比が異なる複数のギヤ段が成立させられる遊星歯車式等の有段の自動変速機で、油圧制御装置28に設けられた電磁式の油圧制御弁や切換弁等によって変速制御が行われる。摩擦係合装置18は、動力伝達を接続遮断する断接装置として機能する。
このハイブリッド車両10は電子制御装置70を備えている。電子制御装置70は、CPU、ROM、RAM、及び入出力インターフェースなどを有する所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う。この電子制御装置70には、エンジン回転速度センサ50、MG1回転速度センサ52、MG2回転速度センサ54、アクセル操作量センサ56、車速センサ58から、それぞれエンジン回転速度ωe(rpm)、MG1回転速度ωg(rpm)、MG2回転速度ωm(rpm)、アクセルペダルの操作量(アクセル操作量)Acc(%)、出力軸22の回転速度(出力回転速度で車速Vに対応)ωout(rpm)を表す信号が供給される。MG2回転速度ωm は、自動変速機20の入力回転速度と同じである。この他、バッテリー44の蓄電残量SOCを表す信号が供給されるなど、各種の制御に必要な種々の情報が供給されるようになっている。
上記電子制御装置70は、機能的に、ハイブリッド制御部72、変速制御部74、第1回転機すかしトルク制御部80を備えている。ハイブリッド制御部72は、エンジン12およびモータジェネレータMG1、MG2の作動を制御することにより、例えばエンジン12を駆動力源として用いて走行するエンジン走行モードや、第2モータジェネレータMG2を駆動力源として用いて走行するモータ走行モード等の予め定められた複数の走行モードを、アクセル操作量Accや車速V等の運転状態に応じて切り換えて走行する。エンジン走行モードでは、キャリアCがエンジン12により回転駆動され、サンギヤSに連結された第1モータジェネレータMG1のトルクに応じたトルクでリングギヤR、更には中間伝達軸16が回転駆動される。第2モータジェネレータMG2は、力行制御されて電動モータとして用いられることにより駆動力を発生し、回生制御されて発電機として用いられることによりインバータ42を介してバッテリー44を充電する。モータ走行モードでは、エンジン12および第1モータジェネレータMG1を非作動状態とすることで差動部14のサンギヤSを自由回転状態とし、エンジン12と停止し、専ら第2モータジェネレータMG2を駆動力源として用いて走行する。また、モータ走行モードで走行中にエンジン走行モードに切り換えるためにエンジン始動要求が出された場合は、第1モータジェネレータMG1が正トルクを出力してエンジン12の回転を立ち上げて燃料噴射および点火を行なうことで、エンジン12を始動させる。このエンジン始動期間中はエンジン12の点火時期が遅角されるとともに、第2モータジェネレータMG2はそのエンジン始動に伴って発生する反力トルクをキャンセルするキャンセルトルクを走行トルクに合わせて出力し、走行トルクの変化を抑制する。また、上記エンジン始動期間が終了すると、エンジン12の点火時期が予め設定された最適位置に復帰させられるようにその最適位置まで進角させられる。
変速制御部74は、油圧制御装置28に設けられた電磁式の油圧制御弁や切換弁等を制御して複数の油圧式摩擦係合装置18の係合解放状態を切り換えることにより、自動変速機20の複数のギヤ段を、アクセル操作量Accや車速V等の運転状態をパラメータとして予め定められた変速マップに従って切り換える。図3は、前進4速のギヤ段を有する自動変速機20の変速マップの一例で、実線はアップシフト線、破線はダウンシフト線であり、所定のヒステリシスが設けられている。アクセル操作量Accの代わりに要求駆動力や要求トルクなどを用いることもできる。
ここで、エンジン始動期間の終了後にエンジン12の点火時期がたとえば排気ガスや失陥の問題の出ない予め定められた最適点火時期まで進角させられることに伴ってエンジン12の出力トルクが一時的に増加させられる。このエンジン10の出力トルクの増加は、リングギヤRおよびそれに連結された中間伝達軸16への直達トルクを一時的に増加させる。電子制御装置70はそのエンジン始動後の点火時期進角に起因する直達トルクTD を一時的に増加を認識できておらず、車両の駆動トルクが一時的に増加して運転者に違和感を与え、ドライバビリティーが損なわれる可能性があった。直達トルクとは、エンジン12の出力トルクのうち、差動部14により中間伝達軸16へ機械的に分配されたトルクである。
第1回転機すかしトルク制御部80は、上記エンジン始動後の点火時期進角に伴うエンジン12の出力トルクの一時的増加によるドライバビリティーの低下を抑制するために、基本的には、エンジン12の直達トルクが低下する方向すなわちエンジン10の出力トルク変化が出力側に影響を与えなくする方向のすかしトルクts だけ変化(補正)させることにより、第1モータジェネレータMG1の出力トルクを変化させる。そのすかしトルクts に対応する第1モータジェネレータMG1のイナーシャトルクtginer は、エンジン始動後の点火時期進角に起因して増加するエンジン12の出力トルクteaのうちの中間伝達軸16へ伝達される進角時直達増加トルクtepを発生させるので、その進角によるエンジン12の出力トルク増加分teaに基づいて或いは第1モータジェネレータMG1の回転加速度dωg /dtに基づいて決定される。これにより、中間伝達軸16および第2モータジェネレータMG2の回転を維持しつつ上記進角に伴うエンジン12の一時的トルク増加および回転増加が許容される。差動部14のギヤ比をρとすると、
tginer =ρ×tep ・・・(1)
tep×(1+ρ)=tea ・・・(2)
tginer =ρ/(1+ρ)×tea・・(3)
という関係がある。
上記進角によるエンジン12の出力トルク増加分teaは、予め設定された一定値であっても一応の効果が得られるが、予め実験的に求められた関係から点火時期の進角量に基づいて決定され得る。この場合は、(3)式からteaに基づいて第1モータジェネレータMG1のイナーシャトルクtginer が逐次求められ、第1モータジェネレータMG1のトルクがそのイナーシャトルクtginer だけ減少されて第1モータジェネレータMG1の回転数が上昇させられる。これにより、進角時直達増加トルクtepが解消されて、中間伝達軸16および第2モータジェネレータMG2の回転を維持しつつ上記進角に伴うエンジン12の一時的トルク増加および回転増加が許容されるので、エンジン12の始動後の点火時期進角に拘わらずドライバビリティーの低下が抑制される。
また、上記エンジン12の始動後の点火時期進角による第1モータジェネレータMG1のイナーシャトルクtginer は、たとえば、第1モータジェネレータMG1の回転数変化率(回転加速度)dωg /dtと、予め実験的に求められた関係からエンジン始動後の点火時期の進角開始時点からの経過時間telapに基づいて算出された値とを用いて算出される。この場合は、そのイナーシャトルクtginer の逆向きの値が前記すかしトルクts に相当する。第1モータジェネレータMG1のトルクからは、このようにして得られたエンジン12の始動後の点火時期進角による第1モータジェネレータMG1のイナーシャトルクtginer だけ減少されて第1モータジェネレータMG1の回転数ωg が一時的に上昇させられる。これにより、直達トルク増加分Δtd が解消されて、中間伝達軸16および第2モータジェネレータMG2の回転を維持しつつ上記進角に伴うエンジン12の一時的トルク増加および回転増加が許容されるので、エンジン12の始動後の点火時期進角に拘わらずドライバビリティーの低下が抑制される。
図4に示す共線図において、実線は、エンジン12の始動直後の状態を示し、破線は、エンジン12の始動後の点火時期進角により一時的に発生するエンジン12の出力トルクteaにより中間伝達軸16に伝達される進角時直達増加トルクtepを解消するために望まれる、第1モータジェネレータMG1の回転数増加状態を示している。図4は、エンジン12の始動後の点火時期進角によるエンジン12の一時的な増加トルクteaにより第1モータジェネレータMG1にイナーシャトルク(回転変化のために要するトルク)tginer が下向きに発生し、それがリングギヤRに連結された回転伝達軸(差動部14の出力軸)16や変速機20の出力軸22にそのトルクを増加させる進角時直達増加トルクtepが一時的に発生させられる現象を示している。この進角時直達増加トルクtepは、ハイブリッド制御部72の認識していないところで発生するので、その進角時直達増加トルクtepが加えられることにより車両の駆動トルクが一時的に増加してショックを発生させる可能性がある。このため、第2モータジェネレータMG2はそれまでの走行トルクtm に加えてその進角時直達増加トルクtepをキャンセルできるそれと同じ大きさで逆向きのすかしトルクts すなわちキャンセルトルクtmcを発生させることが望まれる。図4は、そのキャンセルトルクtmcも示している。しかし、仮に、ハイブリッド制御部72が進角時直達増加トルクtepを認識して、それをキャンセルできるそれと同じ大きさで逆向きのキャンセルトルクtmcを発生させようとしても、低温或いは高温時などでバッテリ44の入出力可能電力が制限される場合においては第2モータジェネレータMG2によるキャンセルトルクtmcの発生が制限されて運転性が維持されない可能性があった。
図5は、第1モータジェネレータMG1が正回転している状態1で、すかしトルクts すなわちキャンセルトルクtmcの一部或いは全部に替えてショックを防止するために、第2モータジェネレータMG2を用いないで、第1モータジェネレータMG1を用いた第1回転機すかしトルク制御部80によるすかしトルク制御を示している。図5では、エンジン12の始動完了直後の実線に示す状態に対して、破線は、エンジン12の点火時期の進角が行なわれることによるエンジン12の一時的な増加トルクteaに起因する進角時直達増加トルクtepが生じない方向のすかしトルクts を、第1モータジェネレータMG1の負方向(図5の下向き方向)の出力トルクtg に加えることで、第1モータジェネレータMG1の回生トルクを減少させ且つ第1モータジェネレータMG1の回転数を増加(図5の上向き方向に増加)させた状態を示している。この破線に示すように、第1モータジェネレータMG1の回生トルクが減少させられ、第1モータジェネレータMG1の回転数を増加させられることで、点火時期の進角が行なわれることによるエンジン12の一時的な増加トルクteaに起因する進角時直達増加トルクtepの発生時において、進角時直達増加トルクtepが伝達されず、車両の運転性が維持される。
図6は、第1モータジェネレータMG1が負回転している状態2で、すかしトルクts すなわちキャンセルトルクtmcの一部或いは全部に替えてショックを防止するために、第2モータジェネレータMG2を用いないで、第1モータジェネレータMG1を用いた第1回転機すかしトルク制御部80によるすかしトルク制御を示している。図6では、エンジン12の始動完了直後の実線に示す状態に対して、破線は、エンジン12の点火時期の進角が行なわれることによるエンジン12の一時的な増加トルクteaに起因する進角時直達増加トルクtepが生じない方向のすかしトルクts を、第1モータジェネレータMG1の負方向(図6の下向き方向)の出力トルクtg から減少させることで、第1モータジェネレータMG1の力行トルクを減少させ且つ第1モータジェネレータMG1の回転数を増加(図6の上向き方向に増加)させた状態を示している。この破線に示すように、第1モータジェネレータMG1の力行トルクが減少させられ、第1モータジェネレータMG1の回転数を増加させられることで、点火時期の進角が行なわれることによるエンジン12の一時的な増加トルクteaに起因する進角時直達増加トルクtepの発生時において、進角時直達増加トルクtepが伝達されず、車両の運転性が維持される。
第1回転機すかしトルク制御部80には、すかしトルク補正部82が備えられている。すかしトルク補正部82は、たとえば図7、図8、図9、図10、および図11にそれぞれ示す予め記憶された関係から、実際のバッテリ44の充電可能電力、第1モータジェネレータMG1の回転数変化率(回転加速度)dωg /dt、点火時期の進角変化速度、始動後の目標エンジン回転数ωe * 、自動変速機20の変速比γに基づいて、前記すかしトルクts に対応する第1モータジェネレータMG1の出力トルク変化量ΔTmg1 或いはイナーシャトルクTmgi を補正するための反映率すなわち補正率k1 、k2 、k3 、k4 、およびk5 がそれぞれ算出される。それらの算出された補正率k1 、k2 、k3 、k4 、およびk5 は、たとえば1以下の数であり、たとえば、互いに加算した値に1を加えた補正係数K、又はそれぞれに1を加えた値を相互に乗算した補正係数Kが算出される。
図7に示す関係は、バッテリー44が高温あるいは低温であること或いは充電残量SOCが大きくてその充電可能電力が小さいため第2モータジェネレータMG2による、点火時期進角に由来する直達トルク増加分などの反力キャンセル機能が十分に得られないことに対処するために、バッテリー44の充電可能電力が小さいほどすなわち充電残量SOCが大きいほど補正率k1 を大きくする特性に設定されている。図8に示す関係は、第1モータジェネレータMG1のイナーシャトルクの大きさに応じて点火時期進角に由来する直達トルク増加分を抑制するために、第1モータジェネレータMG1の回転数変化率dωg /dtに増加に応じて補正率k2 が増加する特性に設定されている。図9に示す関係は、点火時期の進角速度が大きいほどエンジン12の点火時期進角に由来する直達トルク増加が大きくなることに対処するため、点火時期の進角速度が大きくなるほど補正率k3 が増加する特性に設定されている。図10に示す関係は、エンジン12の始動後のエンジン回転速度目標値ωe * が高くなるほどエンジン12の点火時期進角に由来する直達トルク増加が大きくなることに対処するため、エンジン12の始動後のエンジン回転速度目標値ωe * が高くなるに従って補正率k4 が増加する特性に設定されている。図11に示す関係は、変速機20の変速比γ(=入力回転数/出力回転数)が大きくなるほどエンジン12の点火時期進角に由来する直達トルク増加が変速機20の出力軸22のトルク変化すなわち駆動トルク変化に与える影響が大きくなるため、変速機20の変速比γ(=入力回転数/出力回転数)が大きくなるほど補正率k5 が大きくなる特性に設定されている。
第1回転機すかしトルク制御部80では、上記の補正係数Kが上記すかしトルクts に対応する第1モータジェネレータMG1の出力トルク変化量ΔTmg1 或いはイナーシャトルクTmgi に乗算することによりそれら第1モータジェネレータMG1の出力トルク変化量ΔTmg1 或いはイナーシャトルクTmgi が補正される。このような補正後の第1モータジェネレータMG1の出力トルク変化量ΔTmg1 或いはイナーシャトルクTmgi 分だけ、第1モータジェネレータMG1の出力トルクから一時的に減少させるように、第1モータジェネレータMG1の出力トルクが制御される。
図12は、電子制御装置70の制御作動の要部を説明するフローチャートであって、たとえば数msec乃至十数msec程度の所定周期で繰り返し実行される。図12のステップS1(以下、ステップを省略する)では、たとえばバッテリ44の充電残量の低下や、アクセル開度Accに対応する要求駆動力の増加によるエンジンの始動指令が出されたか否かが判断される。このS1の判断が否定される場合は本ルーチンが終了させられる。しかし、S1の判断が肯定される場合は、S2において、エンジン始動のための点火時期遅角からの復帰開始すなわちエンジン始動完了後の点火時期の進角開始が行なわれたか否かが判断される。図13のタイムチャートのt1時点はこの状態を示している。このt1時点以後は、エンジン始動制御が実行され、点火時期が遅角されるとともに第1モータジェネレータMG1によってエンジン12の回転数ωe が立ち上げられ、エンジン12の回転速度ωe が立ち上げられる過程で燃料噴射および点火が開始される。図13のタイムチャートのt2時点はこの状態を示している。これによりエンジン12の始動が完了して自律運転が開始され、エンジン12の回転数ωe がさらに上昇する。上記エンジン始動制御では、上記t1時点からt2時点までの第1モータジェネレータMG1によるエンジン12の回転駆動(クランキング)時には、リングギヤRおよび回転伝達軸16にその駆動トルクを引き下げる方向の反力トルクが発生するが、第2モータジェネレータMG2はその反力トルクをキャンセルするキャンセルトルクを駆動トルクに加えて出力し、走行の違和感が発生を抑制している。
S2の判断が否定される場合は本ルーチンが終了させられるが、S2の判断が肯定される場合は、第1回転機すかしトルク制御部82に対応するS3乃至S7が実行開始される。図13のタイムチャートのt3時点はこの状態を示している。先ず、S3では、第1モータジェネレータMG1のイナーシャトルクtginer が予め記憶された(4)式から第1モータジェネレータMG1の実際の回転加速度Δωg /Δtに基づいて算出される。(4)式において、Igは第1モータジェネレータMG1の回転慣性である。また、上記イナーシャトルクtginer は、(4)式から求められた値を基本値とし、進角開始時点からの経過時間の関数である予め求められた関係から実際の経過時間に基づいて算出された予測係数に基づいて補正された値であってもよい。この補正は、第1モータジェネレータMG1の回転数の検出や計算の遅れを解消するように基本値を前出しすることを意図したものである。
tginer =Ig×Δωg /Δt ・・・(4)
次いで、すかしトルク補正部82に対応するS4において、たとえば図7、図8、図9、図10、および図11にそれぞれ示す予め記憶された関係から、実際のバッテリ44の充電可能電力、第1モータジェネレータMG1の回転数変化率(回転加速度)dωg /dt、点火時期の進角変化速度、始動後の目標エンジン回転数ωe * 、自動変速機20の変速比γに基づいて、前記すかしトルクに対応する第1モータジェネレータMG1の出力トルク変化量ts 或いはイナーシャトルクtginer を補正するための反映率すなわち補正率k1 、k2 、k3 、k4 、およびk5 がそれぞれ算出される。それらの算出された補正率k1 、k2 、k3 、k4 、およびk5 は、たとえば1以下の数であり、たとえば、互いに加算した値に1を加えた補正係数K、又はそれぞれに1を加えた値を相互に乗算した補正係数Kが算出される。
次に、S5において、式(4)から算出された第1モータジェネレータMG1のイナーシャトルク(補正前の基本値)tginer'が、式(5)に示すように、上記補正係数Kが乗算されることにより補正される。このようにして補正されたイナーシャトルクtginer と同じ大きさで逆向きのトルクが、第1モータジェネレータMG1の出力トルクtg から減算されるすかしトルクts として決定される。このすかしトルクts が、第1モータジェネレータMG1の出力トルクtg の補正量として算出される。
tginer =tginer'×K ・・・(5)
S6では、第2モータジェネレータMG2の補正量が必要に応じて算出される。たとえば、第2モータジェネレータMG2によるキャンセルトルクtc が100N必要とされるとき、第1モータジェネレータMG1から減算されるトルクts によるリングギヤ軸のトルクts /ρが80Nであるとすると、不足分の20Nに相当するトルクが補正値として算出され、第2モータジェネレータMG2の出力トルクtm に加算される。そして、S7では、第1モータジェネレータMG1の補正後の出力トルクtg および第2モータジェネレータMG2の補正後の出力トルクtm が得られるように、制御指令が出力される。これにより、図13のt3時点以後のドライブシャフトのトルク波形に示すように、すかしトルク制御が行なわれていないために点火時期の進角時に一時的に上昇を示す破線に比較して、実線に示すようにその変化が平坦とされる。
このように、本実施例のハイブリッド車両10においては、点火時期を遅角させた状態でエンジン12を始動させた後にその点火時期を進角させる形式の差動部14を有する車両10において、進角によるエンジン12の出力トルクの増加が中間動力伝達軸16のトルクに影響を与えない方向に第1モータジェネレータMG1の回転数を変化させることから、エンジン12の出力トルクの増加が中間動力伝達軸16および第2モータジェネレータMG2へ伝達されることが回避される。すなわち、点火時期の進角によりエンジン12の出力トルクが増加したとき、中間動力伝達軸16のトルクに影響を与えない方向に第1モータジェネレータMG1の回転数が変化させられることで、中間動力伝達軸16の回転を維持しつつそのエンジン12の回転変化が許容される。このため、エンジン12の始動後の進角に起因するエンジン12の出力トルクの増加に拘わらず、車両の駆動トルクの変化が抑制され、ドライバビリティーが維持される。
また、本実施例のハイブリッド車両10においては、第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2に電力を入出力可能なバッテリ44を備え、そのバッテリ44の充電残量SOCが小さくなるほど第1モータジェネレータMG1のトルクの変化量(すかしトルクts の大きさ)およびそれに伴う第1モータジェネレータMG1の回転速度の変化量が大きくされる。これにより、中間動力伝達軸16および第2モータジェネレータMG2の回転を維持しつつそのエンジン12の回転変化が許容される。
また、本実施例のハイブリッド車両10においては、第1モータジェネレータMG1の回転数変化率が大きいほど第1モータジェネレータMG1のトルクの変化量(すかしトルクts の大きさ)およびそれに伴う第1モータジェネレータMG1の回転速度の変化量が大きくされる。これにより、中間動力伝達軸16および第2モータジェネレータMG2の回転を維持しつつそのエンジン12の回転変化が許容される。
また、本実施例のハイブリッド車両10においては、エンジン12の始動完了後の点火時期の進角変化速度が大きいほど第1モータジェネレータMG1のトルクの変化量(すかしトルクts の大きさ)およびそれに伴う第1モータジェネレータMG1の回転速度の変化量が大きくされる。点火時期の進角変化速度が大きいときは内燃機関の出力トルクが大きく変化したことを示しており、第2回転機でキャンセルできない分が増加する。このため、上記のように点火時期の進角変化速度が大きいほど前記第1回転機のトルクの変化量すなわち第1回転機の回転速度の変化量が大きくされることにより、動力伝達部材および第2回転機の回転を維持しつつその内燃機関の回転変化が許容される。
また、本実施例のハイブリッド車両10においては、エンジン12の始動後の目標回転数が大きいほど第1モータジェネレータMG1のトルクの変化量が大きくされる。このように、エンジン12の始動後の目標回転数が大きいほど第1モータジェネレータMG1のトルクの変化量(すかしトルクts の大きさ)を大きくされることにより、中間動力伝達軸16および第2モータジェネレータMG2の回転を維持しつつそのエンジン12の回転変化が許容される。
また、本実施例のハイブリッド車両10においては、差動部14と駆動輪26との間に設けられた変速機20を備え、その変速機20の変速比γが大きいほど、前記第1回転機のトルクの変化量(すかしトルクts の大きさ)が大きくされる。これにより、中間動力伝達軸16および第2モータジェネレータMG2の回転を維持しつつそのエンジン12の回転変化が許容される。
また、本実施例のハイブリッド車両10においては、第1モータジェネレータMG1のトルクの変化量(すかしトルクの大きさ)は、進角に起因して増加するエンジン12の出力トルク増加分teaのうちの中間動力伝達軸16へ伝達される直達トルク増加分(進角時直達増加トルクtep)に基づいて決定される。このため、中間動力伝達軸16へ伝達される進角時直達増加トルクtepが大きいほど第1モータジェネレータMG1のトルクの変化量が大きくされることにより、中間動力伝達軸16および第2モータジェネレータMG2の回転を維持しつつエンジン12の回転変化が許容される。また、上記進角時直達増加トルクtepは、第1モータジェネレータMG1のトルクtg とその第1モータジェネレータMG1のイナーシャトルクtginer との差に差動部14のギヤ比ρを乗算することにより算出される。また、第1モータジェネレータMG1のイナーシャトルクtginer は、たとえば、(4)式から求められた、第1モータジェネレータMG1の慣性Igおよび実際の回転数変化率dωg /dtから算出したトルク値(基本値)と、予め記憶された点火時期進角開始からの経過時間の関数である予測トルク値に基づく補正値との加算或いは乗算値である。イナーシャトルクtginer は、(4)式から求められた値を基本値とし、進角開始時点からの経過時間の関数である予め求められた関係から実際の経過時間に基づいて算出された予測係数に基づいて補正された値であってもよい。
また、本実施例のハイブリッド車両10においては、差動部14は、エンジン12に連結されたキャリヤCと、第1モータジェネレータMG1に連結されたサンギヤSと、中間動力伝達軸16および第2モータジェネレータMG2に連結されたリングギヤRとを有するものであり、第1モータジェネレータMG1のトルクの変化量は、その第1モータジェネレータMG1のトルクの増加量である。この場合には、キャリヤCにトルク入力され且つリングギヤRからトルク出力する形式の差動部14を有するハイブリッド車両において、エンジン12の始動後の進角に起因するエンジン12の出力トルクの増加に拘わらず、車両の駆動トルクの変化が抑制され、ドライバビリティーが維持される。
図14は、本発明が好適に適用されるハイブリッド車両の別の例を説明する骨子図である。前述の実施例の差動部14は、エンジン12に連結されたキャリヤCにエンジン12の出力が入力され、中間動力伝達軸16に連結されたリングギヤRから動力が出力される所謂キャリヤ入力−リングギヤ出力型の遊星歯車装置であった。しかし、本実施例のハイブリッド車両100の差動部14は、クラッチC1およびC2を介してエンジン12に連結されたリングギヤRにエンジン12の出力が入力され、中間動力伝達軸16に連結されたキャリヤCから動力が出力される所謂リングギヤ入力−キャリヤ出力型の遊星歯車装置である。また、本実施例の差動部14では、第1モータジェネレータMG1がサンギヤSに連結され、第2モータジェネレータMG2はクラッチC1を介してエンジン12に連結され、リングギヤRはブレーキB1を介して非回転部材に選択的に連結されるようになっている。
電動機走行モードでは、ブレーキB1が係合された状態で第1モータジェネレータMG1により車両が駆動される。電動機走行モードからエンジン走行モードへの切り換え時には、たとえばブレーキB1が解放され且つクラッチC1、C2が係合された状態で、第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2によってエンジン12が始動させられる。
図15は、エンジン12の始動直後の状態を示す共線図である。この状態で、エンジン12の点火時期は、始動中の遅角状態から復帰させられて進角させられるが、その点火時期の進角に起因するエンジン12の一時的な増加トルクteaが発生する現象が生じる。この一時的な増加トルクteaは、出力要素であるキャリヤCに伝達される進角時直達増加トルクtepを発生させ、ショックになることにより車両のドライバビリティーが低下させられるおそれがある。このため、第2モータジェネレータMG2はそれまでの走行トルクtm に加えてその進角時直達増加トルクtepをキャンセルできるそれと同じ大きさで逆向きのすかしトルクts すなわちキャンセルトルクtmcを発生させることが望まれる。図15は、そのキャンセルトルクtmcも示している。しかし、仮に、ハイブリッド制御部72が進角時直達増加トルクtepを認識して、それをキャンセルできるそれと同じ大きさで逆向きのキャンセルトルクtmcを発生させようとしても、低温或いは高温時などでバッテリ44の入出力可能電力が制限される場合においては第2モータジェネレータMG2によるキャンセルトルクtmcの発生が制限されて運転性が維持されない可能性があった。本実施例では、第1モータジェネレータMG1の出力トルクtg に、図15の共線図の下向きのすかしトルクts を加えて減少させることにより、点火時期の進角が行なわれることによるエンジン12の一時的な増加トルクteaに起因する進角時直達増加トルクtepの発生時において、進角時直達増加トルクtepが伝達されず、車両の運転性が維持される。上記すかしトルクts は、第1モータジェネレータMG1のイナーシャトルクtginer と同じで向きが異なるものであり、前述の実施例と同様に式(4)から求められる。
図16は、第1モータジェネレータMG1が正回転している状態1で、キャンセルトルクtmcの一部或いは全部に替えてショックを防止するために、第2モータジェネレータMG2を用いないで、第1モータジェネレータMG1を用いた第1回転機すかしトルク制御部80によるすかしトルク制御を示している。図16では、エンジン12の始動完了直後の実線に示す状態に対して、破線は、エンジン12の点火時期の進角が行なわれることによるエンジン12の一時的な増加トルクteaに起因する進角時直達増加トルクtepが生じない方向のすかしトルクts を、第1モータジェネレータMG1の負方向(図5の下向き方向)の出力トルクtg に加えることで、第1モータジェネレータMG1の回生トルクを増加させ且つ第1モータジェネレータMG1の回転数を減少(図5の下向き方向に減少)させた状態を示している。この破線に示すように、第1モータジェネレータMG1の回生トルクが増加させられ、第1モータジェネレータMG1の回転数を低下させることで、点火時期の進角が行なわれることによるエンジン12の一時的な増加トルクteaに起因する進角時直達増加トルクtepの発生時において、進角時直達増加トルクtepが伝達されず、車両の運転性が維持される。
図17は、第1モータジェネレータMG1が負回転している状態2で、キャンセルトルクtmcの一部或いは全部に替えてショックを防止するために、第2モータジェネレータMG2を用いないで、第1モータジェネレータMG1を用いた第1回転機すかしトルク制御部80によるすかしトルク制御を示している。図17では、エンジン12の始動完了直後の実線に示す状態に対して、破線は、エンジン12の点火時期の進角が行なわれることによるエンジン12の一時的な増加トルクteaに起因する進角時直達増加トルクtepが生じない方向のすかしトルクts を、第1モータジェネレータMG1の正方向(図17の上向き方向)の出力トルクtg から減少させることで、第1モータジェネレータMG1の回生トルクを減少させ且つ第1モータジェネレータMG1の回転数を増加(図17の下向き方向に増加)させた状態を示している。この破線に示すように、第1モータジェネレータMG1の力行トルクが増加させられ、第1モータジェネレータMG1の回転数を増加させられることで、点火時期の進角が行なわれることによるエンジン12の一時的な増加トルクteaに起因する進角時直達増加トルクtepの発生時において、進角時直達増加トルクtepが伝達されず、車両の運転性が維持される。
本実施例のハイブリッド車両100においては、差動部14は、エンジン12に連結されたリングギヤRと、第1モータジェネレータMG1に連結されたサンギヤSと、中間動力伝達軸16および第2モータジェネレータMG2に連結されたキャリヤCとを有するものであり、第1モータジェネレータMG1のトルクの変化量(すかしトルクts )は、その第1モータジェネレータMG1のトルクtg の減少量である。この場合には、リングギヤRにトルク入力され且つキャリヤCからトルク出力する形式の差動部14を有するハイブリッド車両において、たとえば、エンジン12の始動後の進角に起因するエンジン12の出力トルクの増加に拘わらず、車両の駆動トルクの変化が抑制され、ドライバビリティーが維持されるなど、前述の実施例と同様に種々の作用効果が得られる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10、100:ハイブリッド車両
12:エンジン(内燃機関)
14:差動部(差動機構)
16:中間伝達軸(動力伝達部材)
18:摩擦係合装置(断接装置)
20:自動変速機
26:駆動輪
44:バッテリ(蓄電装置)
70:電子制御装置
80:第1回転機すかしトルク制御部
82:すかしトルク補正部
MG1:第1モータジェネレータ(第1回転機)
MG2:第2モータジェネレータ(第2回転機)
C:キャリア(第1回転要素)
R:リングギヤ(第2回転要素)

Claims (9)

  1. 内燃機関の出力を第1回転機および動力伝達部材へ分配する差動機構と、該動力伝達部材から駆動輪までの動力伝達経路に連結された第2回転機とを備え、前記内燃機関を始動させる際に該内燃機関の点火時期を一時的に遅角させ、該内燃機関の始動後に該点火時期を進角させる点火時期制御と、該進角に起因する前記内燃機関の出力トルクの増加に拘わらず前記動力伝達部材のトルクを維持するように前記第2回転機のトルクを制御する形式のハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記進角による前記内燃機関の出力トルクの増加が前記動力伝達部材のトルクに影響を与えない方向に前記第1回転機のトルクを変化させることを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記第1回転機および第2回転機に電力を入出力可能な蓄電装置を備え、
    該蓄電装置の充電残量が小さくなるほど前記第1回転機のトルクの変化量を大きくすることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記第1回転機の回転数変化率が大きいほど前記第1回転機のトルクの変化量を大きくすることを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 前記点火時期の進角変化速度が大きいほど前記第1回転機のトルクの変化量を大きくすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  5. 前記内燃機関の始動後の回転数が大きいほど前記第1回転機のトルクの変化量を大きくすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  6. 前記差動機構と前記駆動輪との間に設けられた変速機を備え、
    該変速機の変速比が大きいほど、前記第1回転機のトルクの変化量を大きくすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  7. 前記第1回転機のトルクの変化量は、前記進角に起因して増加する内燃機関の出力トルク増加分のうちの前記動力伝達部材へ伝達される直達トルク増加分に基づいて決定されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  8. 前記差動機構は、前記内燃機関に連結されたキャリヤと、前記第1回転機に連結されたサンギヤと、前記動力伝達部材および前記第2回転機に連結されたリングギヤとを有するものであり、
    前記第1回転機のトルクの変化量は、該第1回転機のトルクの増加量であることを特徴とする請求項1または2のハイブリッド車両の制御装置
  9. 前記差動機構は、前記内燃機関に連結されたリングギヤと、前記第1回転機に連結されたサンギヤと、前記動力伝達部材および前記第2回転機に連結されたキャリヤとを有するものであり、
    前記第1回転機のトルクの変化量は、該第1回転機のトルクの減少量であることを特徴とする請求項1または2のハイブリッド車両の制御装置
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