JP2014166820A - 摩耗検知システム、送信機、タイヤ及びホイール - Google Patents

摩耗検知システム、送信機、タイヤ及びホイール Download PDF

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Abstract

【課題】電池の交換作業を必要とせずにタイヤの摩耗が検知可能な摩耗検知システム、送信機、タイヤ及びホイールを提供することにある。
【解決手段】タイヤ4のトレッドの摩耗状態に基づく信号を反復的に送信する送信機1と、送信機1が送信した信号を受信し、その信号からタイヤ4の摩耗状態を検知する受信機2とを備える摩耗検知システム100は、送信機1は、車両3の走行により発生する力を受けて電力を生成する発電部と、生成された電力を給電する電線と、電線から受電した電力により信号を送信する送信部とを備え、受信機2は、送信部からの信号を受信する受信部と、受信部が信号を受信したか否かを判定する受信判定部と、信号の受信が否と継続して判定する時間を計時する計時部と、計時部が計時した時間が所定時間以上か否かを判定する時間判定部と、所定時間以上であると時間判定部が判定した場合、外部に報知する報知部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に設けられたタイヤの摩耗を検知する摩耗検知システム、タイヤの摩耗状態を送信する送信機、摩耗検知が可能なタイヤ及びホイールに関する。
車両に設けられたタイヤを目視することなく、車両のユーザがタイヤの摩耗状態を知ることができる摩耗検知システムが知られている。特許文献1には、車両のホイールに設けられた送信機と、車体に設けられ、送信機から送信された信号を受信する受信機と、受信機が受信した信号によりタイヤの摩耗状態を検知する摩耗検知部とを備える摩耗検知システムが開示されている。送信機は、電線及び線状のアンテナを介して信号を送信する。アンテナは、タイヤのトレッドの摩耗限度よりもタイヤの半径方向外側の位置に少なくとも一部が含まれるように、タイヤの内部に埋設される。トレッドの摩耗によりアンテナの一部が露出し、アンテナが摩耗することにより、送信機が送信する信号強度が減少する。そのため、受信機にて受信した信号強度により、摩耗検知部はタイヤの摩耗状態を検知する。
特開2007−8249号公報
しかしながら、特許文献1に記載の摩耗検知システムにおいては、送信機は電池の電力供給により動作するため、アンテナが摩耗する前に電池切れになった場合に信号の送信ができず、タイヤの摩耗を検知することができない。またこの場合、タイヤの交換時期ではないにも関わらずホイールに設けられた送信機の電池の交換作業を要するため、車両のユーザにとっては手間がかかる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、電池の交換作業を必要とせずにタイヤの摩耗が検知可能な摩耗検知システム、送信機、タイヤ及びホイールを提供することにある。
本発明に係る摩耗検知システムは、車両に設けられたタイヤのトレッドの摩耗状態に基づく信号を反復的に送信する送信機と、前記車両に設けられ、前記送信機により送信された信号を受信し、該信号から前記タイヤの摩耗状態を検知する受信機とを備える摩耗検知システムにおいて、前記送信機は、前記車両の走行により発生する力を受けて電力を生成する発電部と、該発電部が生成した電力を給電する電線と、該電線を介して前記発電部が生成した電力を受電し、受電した電力により前記信号を送信する送信部とを備え、前記受信機は、前記送信部により送信された信号を受信する受信部と、前記受信部が信号を受信したか否かを判定する受信判定部と、該受信判定部が信号を受信していないと継続して判定する時間を計時する計時部と、該計時部が計時した時間が所定時間以上か否かを判定する時間判定部と、前記計時部が計時した時間が所定時間以上であると前記時間判定部が判定した場合、外部に報知する報知部とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、車両の走行により発生する力を受けて発電部が生成した電力は、電線を介して送信部へ給電される。送信部は給電された電力によりタイヤの摩耗状態に基づく信号を送信する。送信機の通信相手である受信機は、送信機が送信した信号を受信部にて受信する。受信機は、受信部が信号を受信したか否かを受信判定部にて判定する。受信機は、受信判定部が信号を受信していないと継続して判定する時間を、計時部にて計時する。受信機は、計時した時間が所定時間以上か否かを時間判定部にて判定する。時間判定部が、計時部が計時した時間が所定時間以上であると判定した場合、受信機は報知部にて外部に報知する。従って、送信機は発電部が発電した電力により駆動するため、電池交換の手間を省くことができる。また、送信機から所定時間以上信号を受信しない場合、受信機は報知部にて外部に報知することにより、例えばタイヤのトレッドを目視することなく、タイヤの交換時期を容易に知ることができる。
本発明に係る摩耗検知システムは、車両に設けられたタイヤのトレッドの摩耗状態に基づく信号を反復的に送信する送信機と、前記車両に設けられ、前記送信機により送信された信号を受信し、該信号から前記タイヤの摩耗状態を検知する受信機とを備える摩耗検知システムにおいて、前記送信機は、前記車両の走行により発生する力を受けて電力を生成する発電部と、該発電部が生成した電力を給電する電線と、該電線を介して前記発電部が生成した電力を受電し、受電した電力により前記信号を送信する送信部とを備え、前記受信機は、前記送信部により送信された信号を受信する受信部と、前記受信部が信号を受信したか否かを判定する受信判定部と、該受信判定部が信号を受信していないと継続して判定する回数を計数する計数部と、該計数部が計数した回数が所定回数以上か否かを判定する回数判定部と、前記計数部が計数した回数が所定回数以上であると前記回数判定部が判定した場合、外部に報知する報知部とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、車両の走行により発生する力を受けて発電部が生成した電力は、電線を介して送信部へ給電される。送信部が受電した電力により動作を行うことで、送信機はタイヤの摩耗状態に基づく信号を送信する。送信機の通信相手である受信機は、送信機が送信した信号を受信部にて受信する。受信機は、受信部が信号を受信したか否かを受信判定部にて判定する。受信機は、受信判定部が信号を受信していないと継続して判定する回数を、判定計数部にて計数する。受信機は、計数した回数が所定回数以上か否かを回数判定部にて判定する。回数判定部が、計数部が計数した回数が所定回数以上であると判定した場合、受信機は報知部にて外部に報知する。従って、送信機は発電部が発電した電力により駆動するため、電池交換の手間を省くことができる。また、送信機から信号を受信しないと所定回数以上判定した場合、受信機は報知部にて外部に報知することにより、例えばタイヤのトレッドを目視することなく、タイヤの交換時期を容易に知ることができる。
本発明に係る摩耗検知システムは、前記電線又は発電部の少なくとも一方は、前記タイヤの半径方向に所定の寸法以上前記トレッドの摩耗が進行した場合に露出するように、前記タイヤの内部に埋設してあることを特徴とする。
本発明にあっては、電線又は発電部の少なくとも一方は、タイヤの内部に埋設されており、タイヤの半径方向に所定の寸法以上トレッドの摩耗が進行した場合に露出する。トレッドの摩耗により電線が露出及び断線した場合又は発電部が露出及び破損した場合、送信部に電力供給がされないため、送信機は信号の送信を行わなくなる。従って、電線の断線又は発電部の破損によって受信機は送信機からの信号を受信できず、所定時間経過後に報知部が報知するため、タイヤの交換時期を容易に知ることができる。
本発明に係る摩耗検知システムは、前記送信機は、前記電線を複数備え、前記電線は夫々、前記送信部に接続してあり、前記送信部は、通電している前記電線の数を計数する電線計数部を備え、該電線計数部が計数した数に応じた変調により信号を送信するようにしてあり、前記受信機は、前記受信部が受信した信号が所定の信号であるか否かを判定する信号判定部を備え、前記報知部は、前記受信した信号が所定の信号であると前記信号判定部が判定した場合、外部に報知するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、送信部には複数の電線が接続されている。送信部は通電している電線の数を電線計数部にて計数する。送信部は電線計数部が計数した数に応じた変調により信号を送信する。受信機は、受信した信号が所定の信号か否かを判定する信号判定部を備える。報知部は、信号判定部が所定の信号であると判定した場合、外部に報知する。従って、タイヤのトレッドの摩耗で電線が断線又は発電部が破損することにより通電している電線の数が変化するため、受信機は通電している電線の数に応じた報知をすることができる。
本発明に係る摩耗検知システムは、前記送信機は、前記電線を複数備え、該電線は夫々、少なくとも一つの抵抗を介装してあり、前記送信部は、前記複数の電線から電力を受電するときに流れる電流値が所定の範囲であるか否かを判定する電流値判定部を備え、該電流値判定部の判定に応じた変調により信号を送信するようにしてあり、前記受信機は、前記受信部が受信した信号が所定の信号であるか否かを判定する信号判定部を備え、前記報知部は、前記受信部が受信した信号が所定の信号であると前記信号判定部が判定した場合、外部に報知するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、送信機は、抵抗を少なくとも一つ介装してある電線を複数備える。送信部は、複数の電線から電力を受電するときに流れる電流値が所定の範囲であるか否かを電流値判定部にて判定する。また、送信部は電流値判定部の判定に応じた変調により信号を送信する。受信機は、受信した信号が所定の信号か否かを信号判定部にて判定する。報知部は、信号判定部が所定の信号であると判定した場合、外部に報知する。従って、タイヤのトレッドの摩耗により電線が断線又は発電部が破損することで、送信部に流れる電流値が変化する。そのため、タイヤの摩耗状態を電流値の変化に応じてユーザに報知することができる。
本発明に係る摩耗検知システムは、前記送信機は、前記電線及び送信部を複数備え、前記複数の送信部は夫々、少なくとも一つの前記電線と接続し、前記送信部を識別可能に変調した信号を送信するようにしてあり、前記受信機は、所定時間内に前記受信部にて受信された信号を送信した前記送信部の数を計数する信号計数部を備え、前記報知部は、前記信号計数部が計数した数に応じた報知内容を報知するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、送信機は電線及び送信部を複数備えている。送信部には少なくとも一つの電線が接続され、送信部を識別可能に変調した信号を送信する。受信機は、所定時間内に受信した信号を送信した送信部の数を、信号計数部にて計数する。報知部は、信号計数部が計数した数に応じた報知内容を報知する。従って、電力供給が可能な電線の数により、信号を送信する送信部の数が変化し、受信機は信号を送信する送信部の数に応じた報知内容でタイヤの摩耗状態を報知することができる。
本発明に係る摩耗検知システムは、前記複数の電線は夫々、前記タイヤの回転軸からの距離が異なる該タイヤの内部に、少なくとも一部が埋設してあることを特徴とする。
本発明にあっては、複数の電線は夫々、タイヤの回転軸から異なる距離でタイヤの内部に埋設している。従って、断線した電線のタイヤの回転軸からの距離により、タイヤの摩耗の程度を知ることができる。
本発明に係る摩耗検知システムは、前記送信機は、前記タイヤの半径方向に所定の寸法以上前記トレッドの摩耗が進行した場合に露出するように、前記タイヤの内部に埋設された検知線と、該検知線が断線したか否かを判定する断線判定部とを備え、前記送信部は、前記検知線が断線したと前記断線判定部が判定した場合、前記信号を送信しないようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、送信機が備える検知線は、タイヤの内部に埋設されており、タイヤの半径方向に所定の寸法以上トレッドの摩耗が進行した場合に露出する。また、送信機は、検知線が断線したか否かを断線判定部にて判定する。送信機は、断線判定部が検知線の断線を判定した場合、信号を送信しないようにする。従って、検知線の断線によって送信機は信号を送信することができなくなる。受信機は送信機からの信号を受信できず、所定時間経過後に報知部が報知するため、タイヤの交換時期を容易に知ることができる。
本発明に係る摩耗検知システムは、前記送信機は、前記検知線よりもタイヤの回転軸から離れた位置で、かつ、該タイヤの半径方向に所定の寸法以上前記トレッドの摩耗が進行した場合に露出するように前記タイヤの内部に埋設された第2検知線と、該第2検知線が断線したか否かを判定する第2断線判定部とを備え、前記送信部は、前記第2断線判定部の判定に応じた変調により信号を送信するようにしてあり、前記受信機は、前記受信部が受信した信号が所定の信号か否かを判定する信号判定部を備え、前記報知部は、前記受信部が受信した信号が所定の信号であると前記信号判定部が判定した場合、外部に報知するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、送信機が備える第2検知線は、検知線よりもタイヤの回転軸から離れた位置でタイヤの内部に埋設され、タイヤの半径方向に所定の寸法以上トレッドの摩耗が進行した場合に露出するように埋設される。送信機は、第2検知線が断線したか否かを第2断線判定部にて判定する。送信部は、第2断線判定部の判定に応じた変調により信号を送信する。受信機は、受信した信号が所定の信号か否かを信号判定部にて判定する。報知部は、信号判定部が所定の信号であると判定した場合、外部に報知する。従って、第2検知線が断線したか否かにより、タイヤの摩耗の程度をユーザに通知することができる。
本発明に係る摩耗検知システムは、前記送信機を複数備え、前記受信機は、前記受信部が受信した信号から、該信号を送信した送信機を識別する送信機識別部を備え、前記報知部は、前記送信機識別部が識別した送信機に応じた報知内容を報知するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、送信機を複数備える。受信機は、受信部にて受信された信号から、その信号を送信した送信機を、送信機識別部にて識別する。報知部は、送信機識別部が識別した送信機に応じた報知内容を報知する。従って、例えば送信機が車両の各タイヤに設けてある場合、報知内容によってどのタイヤが摩耗しているかを知ることができる。
本発明に係る送信機は、車両に設けられたタイヤのトレッドの摩耗状態に基づく信号を反復的に送信する送信機において、外力を受けることにより電力を生成する発電部と、該発電部が生成した電力を給電する電線と、該電線を介して前記発電部が生成した電力を受電し、受電した電力により信号を送信する送信部とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、外力を受けることにより発電部が生成した電力は、電線を介して送信部に給電される。送信部が受電した電力により動作を行うことで、送信機はタイヤの摩耗状態に係る信号を送信する。従って、送信機は発電部が発電した電力により駆動するため、電池交換の手間を省くことができる。
本発明に係る送信機は、前記電線を複数備え、前記電線は夫々、前記送信部に接続してあり、前記送信部は、通電している前記電線の数を計数する電線計数部を備え、該電線計数部が計数した数に応じた変調により信号を送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、送信部には複数の電線が接続されている。また、送信部は、通電している電線の数を電線計数部にて計数する。更に、送信部は電線計数部が計数した数に応じた変調により信号を送信する。従って、信号の受信側は送信部に給電している電線の数を知ることができる。
本発明に係る送信機は、前記電線を複数備え、前記電線は夫々、少なくとも一つの抵抗を介装してあり、前記送信部は、前記複数の電線から電力を受電するときに流れる電流値が所定の範囲であるか否かを判定する電流値判定部を備え、該電流値判定部の判定に応じた変調により信号を送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、抵抗を少なくとも一つ介装してある電線を複数備える。送信部は、複数の電線から受電するときに流れる電流値が所定の範囲であるか否かを電流値判定部にて判定する。また、送信部は電流値判定部の判定に応じた変調により信号を送信する。従って、信号の受信側は送信部に給電する電流値の範囲を知ることができる。
本発明に係る送信機は、前記電線及び送信部を複数備え、前記複数の送信部は夫々、少なくとも一つの前記電線と接続し、他の送信部と異なる変調により信号を送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、電線及び送信部を複数備えている。送信部は夫々、少なくとも一つの電線と接続し、他の送信部と異なる変調をした信号を送信する。従って、信号の受信側はその信号を送信した送信部を識別することができる。
本発明に係るタイヤは、内部に設けられ、外力を受けることにより電力を生成する発電部と、該発電部に接続され、該発電部が生成した電力を出力する電線とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、内部設けられた発電部は、外力を受けて電力を生成する。発電部が生成した電力は、発電部に接続した電線にて出力される。従って、例えばタイヤの回転により発生する力により電力を生成し、電線を介して給電することができる。
本発明に係るホイールは、外部から電力を受電し、受電した電力により信号を反復的に送信する送信部を備え、該送信部は、着脱可能に固定されていることを特徴とする。
本発明にあっては、ホイールに着脱可能に固定されている送信部は、外部から電力を受電し、受電した電力により信号を反復的に送信する。従って、例えば車体に備えられる受信機に信号を送信することができる。
本発明によれば、電池の交換作業を必要とせずにタイヤの摩耗が検知可能な摩耗検知システム、送信機、タイヤ及びホイールを提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る摩耗検知システムの全体の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る送信機を備えるタイヤを略示する断面図である。 本発明の実施の形態1に係る送信機の一構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る受信機の一構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る受信機におけるタイヤの交換時期を報知する処理手順の一部を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る受信機におけるタイヤの交換時期を報知する処理手順の一部を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る送信機を備えるタイヤを略示する断面図である。 本発明の実施の形態4に係る送信機を備えるタイヤを略示する断面図である。 本発明の実施の形態4に係る送信機の一構成例を示したブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る受信機におけるタイヤの摩耗状態を報知する処理手順の一部を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5に係る送信機の一構成例を示したブロック図である。 本発明の実施の形態6に係る送信機を備えるタイヤを略示する断面図である。 本発明の実施の形態6に係る受信機におけるタイヤの摩耗状態を報知する処理手順の一部を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6に係る受信機におけるタイヤの摩耗状態を報知する処理手順の一部を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態7に係る送信機を備えるタイヤを略示する断面図である。 本発明の実施の形態7に係る発電部が出力する電圧の時間変化の例を模式的に示す波形図である。 本発明の実施の形態8に係る送信機を備えるタイヤを略示する断面図である。 本発明の実施の形態8に係る送信機の一構成例を示すブロック図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る摩耗検知システム100の全体の構成を示すブロック図である。摩耗検知システム100は、信号を送信する複数の送信機1及び送信機1から送信された信号を受信する受信機2により構成されている。送信機1は、車両3の各タイヤ4部分に設けられている。また送信機1は、タイヤ4の回転により発電を行い、外部から給電されることなく信号を受信機2へ送信する。一方、受信機2は車両3の車体部分に設けられており、車両3に設けられた電源31から受電した電力により動作する。また、受信機2は各タイヤ4の周辺の車体に受信アンテナ23aを備え、各送信機1から送信された信号を受信し、各タイヤ4の摩耗状態の検知を行う。
図2は、本発明の実施の形態1に係る送信機1を備えるタイヤ4を略示する断面図であり、図3は、本発明の実施の形態1に係る送信機1の一構成例を示すブロック図である。図2は、タイヤ4及びホイール5の回転軸Aを含む断面を表している。タイヤ4は円環状をなし、例えばバイアスタイヤ、ラジアルタイヤ等のチューブレスタイヤである。タイヤ4は外周面に設けられたトレッド41で地面と接触する。トレッド41には、トレッドパターン42が刻まれている。ホイール5は円筒状をなし、車両3側の車軸に固定するためのフランジ52、フランジ52の外周部に連結されたリム51を備える。リム51はフランジ51a及びハンプ51bを有し、フランジ51a及びハンプ51bでタイヤ4を保持する。
送信機1はタイヤ4部分に設けられ、発電部11、電線12、及び送信部13を備える。発電部11は、タイヤ4の内部(例えばトレッド41を形成するタイヤ4のゴム部材の内部)に埋設されている。電線12は一端が発電部11に、他端が送信部13に接続されている。電線12は埋設部12aを有し、該埋設部12aは、タイヤ4の半径方向に所定の寸法以上トレッド41の摩耗が進行した場合に露出するようにタイヤ4の内部に埋設されている。ここで、前記の所定の寸法とは、タイヤ4の半径方向にトレッド41が摩耗した寸法であって、それ以上に摩耗が進行した場合に、路面との摩擦力の減少、タイヤ4自体の破損によって車両3の走行に危険を生ずる虞がある寸法である。所定の寸法は通常、タイヤ4の種別毎に決まっている。所定の寸法以上にトレッド41の摩耗が進行した場合に、タイヤ交換が必要となる。電線12の埋設部12a以外の部分は、タイヤ4の内面に沿って固定されている。送信部13は、タイヤ4の内側に臨むリム51の外周面上に着脱可能に固定されている。
なお、図2には、電線12の埋設部12a以外の部分がタイヤ4の内面に固定されていることを示したが、例えば送信部13に接続する端部以外はタイヤ4に埋設されていてもよい。また、タイヤ4はチューブレスタイヤにより構成されていることを示したが、この構成に限定されるものではなく、タイヤ4及びリム51間にチューブを介在させるようにしてもよい。タイヤ4及びリム51間にチューブを介在させた場合、電線12の埋設部12a以外の部分はタイヤ4の内面及びチューブの外面により挟持するようにしてもよい。また、電線12は全体として一本になっていればよく、はんだ、コネクタ等により複数の電線が互いに接続されるようにしてもよい。更に、送信部13はタイヤ4の内側に臨むリム51の外周面上に設けることを示したが、例えば車両3側の車軸に固定するためのフランジ52部分に設けてもよい。
発電部11は、例えばユニモルフ型、バイモルフ型等の圧電素子である。車両3が走行するべくタイヤ4及びホイール5が一体となって回転したとき、発電部11が埋設されている部分のトレッド41は、反復的に地面に接触する。ここで、タイヤ4は弾性体であるため、トレッド41はタイヤ4の回転により地面と接触する度に車体重量による荷重を受けて変形し、その後変形状態から復元する。従って発電部11は、近傍のトレッド41が地面と接触したときには圧縮方向に荷重を受け、地面から離れたときには荷重が解放されるので、圧電効果により脈流する電力を生成する。また、上述のようにタイヤ4が弾性体であるため、タイヤ4内部で圧縮方向から引張方向に応力が変化することも考慮すると、発電部11が交流電力を生成する可能性もある。
電線12は、銅、アルミ等の電気伝導率の高い材料を用いた導線であり、発電部11にて生成された電力を送信部13に供給する。
送信部13は、整流部13a、蓄電部13b及び信号生成部13cを備え、電線12を介して供給された電力により駆動し、信号を送信する。整流部13aは、整流ダイオード等により構成され、発電部11にて生成された電力を整流する。蓄電部13bは、コンデンサ等により構成され、整流部13aにより整流された電力を平滑化して蓄積し、蓄積した電力を後述の信号生成部13cへ供給する。なお、送信部13は、蓄電部13bにツェナーダイオード等による定電圧回路を設けることで電圧を安定化させるようにしてもよい。また、整流部13a及び蓄電部13bはスイッチング電源回路により構成してもよい。信号生成部13cは、信号を送信するための送信アンテナ14を備える。信号生成部13cは、蓄電部13bより供給された電力を基に所定の周波数帯の信号を生成し、送信する。所定の周波数帯とは例えばLF(Low Frequency)帯、UHF(Ultra High Frequency)帯のことである。
図4は、本発明の実施の形態1に係る受信機2の一構成例を示すブロック図である。受信機2は、各構成部の動作を制御するCPU21aを備える。CPU21aは、例えば一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU等により構成される。またCPU21aには、バスを介して、ROM21b、RAM21c、計時部21d、入力I/F21e、及び出力I/F21fが接続されている。CPU21aは後述のROM21bに記憶されている制御プログラム22を読み出し、各部を制御する。
ROM21bは、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。ROM21bには、後述の車輪速センサ24からホイール5の角速度、速度等を算出するために必要な情報が記憶されている。また、ROM21bには、CPU21aが処理を行うための制御プログラム22が記憶されている。制御プログラム22には、CPU21aが送信機1を識別するための処理、後述の受信部23にて信号を受信したか否かを判定する処理、及び後述の計時部21dにて計時する時間が所定時間以上か否かを判定する処理が含まれる。また、制御プログラム22には、CPU21aが報知部25に報知を行わせる処理が含まれる。ここで、制御プログラム22には、CPU21aが計時部21dにて計時する時間の判定を行う際の閾値として用いる所定時間の情報が含まれる。なお、所定時間の情報は、制御プログラム22に直接含まれていてもよいし、制御プログラム22によりCPU21aが間接的に参照するファイルに含まれていてもよい。
RAM21cは、SRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)等のメモリである。RAM21cは、CPU21aが制御プログラム22による処理を行うことによって生ずる各種データを一時記憶する。計時部21dは現在の時点、例えば現在の時刻を計時し、CPU21aの要求に応じ、計時結果をCPU21aに与える。入力I/F21eには、受信部23及び車輪速センサ24が接続されている。受信部23は受信アンテナ23a,23a・・・を備え、受信アンテナ23a,23a・・・夫々は車両3の各タイヤ4周辺の車体に設けられている。また、受信部23は、受信アンテナ23a,23a・・・を介して各タイヤ4に設けられた送信機1から送信された信号を受信する。受信する信号は特定の周波数帯の信号であり、例えばLF帯の周波数の信号、UHF帯の周波数の信号を受信する。受信した信号はCPU21aへ出力され、CPU21aは入力された信号に基づき処理を行う。
車輪速センサ24は、車軸と共に回転する被検知部及びその被検知部の回転を検知するセンサ部で構成され(図示略)、各ホイール5の回転速度に応じたパルスが入力I/F21eを通じてCPU21aに出力される。センサ部はホール素子、フォトダイオード等により構成される。CPU21aはホイール5の回転による角速度、速度等を、入力されたパルスにより算出する。
出力I/F21fには、報知部25が接続されている。報知部25は、トレッド41の摩耗によるタイヤ4の交換時期であることを、CPU21aの指令により報知する。例えば報知部25は、運転席正面のインストルメントパネルに設けた警告灯であり、CPU21aの指令により点灯することで報知する。また、報知部25は、カーナビゲーションの表示画面に警告メッセージを表示する又は車載スピーカから警告音を鳴らす等により報知するものであってもよい。
図5は、本発明の実施の形態1に係る受信機2におけるタイヤ4の交換時期を報知する処理手順の一部を示すフローチャートである。受信機2は、以下に説明する処理を繰り返す。また、受信機2は、各タイヤ4に設けられる送信機1毎に、以下に説明する処理を行う。各タイヤ4に設けられる送信機1毎に以下に説明する処理を行うことで、タイヤ4夫々のタイヤ交換の時期を知ることができる。
受信機2の制御部21における計時部21dは、CPU21aの指令により計時を開始する(ステップS11)。例えば、CPU21aが車輪速センサ24の回転を検知したとき、現在時刻を取得し、取得した現在時刻をRAM21cに記憶する。
次いで、CPU21aは受信部23にて信号を受信したか否かを判定する(ステップS12)。受信部23にて信号を受信したと判定した場合(S12:YES)、CPU21aは受信した信号が一つのタイヤ4に対応する信号か否かを判定する(ステップS13)。具体的には、受信部23にて受信した信号が、タイヤ4周辺の車体に設けられたどの受信アンテナ23aにより受信されたかにより判定する。受信した信号が一つのタイヤ4に対応する信号であると判定した場合(S13:YES)、CPU21aは処理を終える。なお、CPU21aはステップS12の処理を行うことにより受信判定部として機能する。また、CPU21aはステップS13の処理を行うことにより送信機識別部として機能する。
一方、受信部23にて信号を受信していないと判定した場合(S12:NO)、CPU21aは計時部21dに指令を出し、現在時刻を取得する(ステップS14)。また、受信した信号が一つのタイヤ4に対応する信号でないと判定した場合(S13:NO)も同様に、CPU21aは処理をステップS14に進める。次いで、CPU21aはステップS11にて計時を開始した時刻から、ステップS14にて取得した現在時刻までの時間が所定時間を経過したか否かを判定する(ステップS15)。所定時間を経過していないと判定した場合(S15:NO)、CPU21aは処理をステップS12へ戻す。なお、CPU21aはステップS15の処理を行うことにより時間判定部として機能する。ここで、所定時間は例えば、送信機1が反復的に信号を送信する時間間隔の平均を定数倍した時間、車輪速センサ24から得られるホイール5の速度に応じた時間等である。
所定時間を経過したと判定した場合(S15:YES)、CPU21aは出力I/F21fを介して報知部25に指令を出し、タイヤ4の交換時期である旨の警報を行い(ステップS16)、処理を終える。なお、実施の形態1では、一つのタイヤ4の処理についてのみを示したが、他のタイヤ4においても上述の処理により、トレッド41の摩耗によるタイヤ4の交換時期を知ることができる。
以上の構成及び処理により、発電部11は車両3の走行により発生する力を受けて電力を生成する。送信部13は、電線12を介して供給された電力によりタイヤ4の摩耗状態に基づく信号を送信する。送信機1の通信相手である受信機2は、送信機1が送信した信号を受信部23にて受信する。受信機2の制御部21におけるCPU21aは、受信部23が信号を受信したか否かを判定する。CPU21aは、信号を受信していないと継続して判定する時間を計時する。CPU21aは計時した時間が所定時間以上か否か判定する。CPU21aは計時した時間が所定時間以上であると判定した場合、受信機2は報知部25にて外部に報知する。タイヤ交換が必要となるまでタイヤ4の半径方向にトレッド41の摩耗が進行した場合、電線12の埋設部12aが露出する。その後車両3による走行を続けた場合、埋設部12aは地面と直接接触し、摩擦により断線する。そのため、送信部13には給電が行われず、送信機1は信号の送信ができない。従って、車両3のユーザは、トレッド41の摩耗によるタイヤ4の交換時期を、トレッド41を目視することなく容易に知ることができる。また、送信機1は発電部11が発電した電力により信号を送信するので、タイヤ4の交換時期ではないときであっても、送信機1の電池切れによる電池交換の必要が無い。更に、タイヤ交換をする際に、送信部13についてはタイヤ4に埋設されていないために交換の必要が無く、経済的である。
(実施の形態2)
上述の実施の形態1では、一つのタイヤ4の交換時期を報知する処理において、CPU21aが受信部23にて信号を受信していないという判定を繰り返す継続時間に基づき、報知部25が警報を行った。実施の形態2では、CPU21aが受信部23にて信号を受信していないという判定を繰り返す継続回数を基づき、報知部25が警報を行う。上述の実施の形態1では、制御プログラム22にはCPU21aが計時部21dにて計時する時間が所定時間以上か否かを判定する処理内容が含まれる。一方、実施の形態2では、制御プログラム22には上述の処理内容に代えて、CPU21aが受信部23にて信号を受信していないという判定を繰り返す継続回数を計数する処理内容及び計数した継続回数が所定回数以上か否かを判定する処理内容を含む。CPU21aは制御プログラム22により以下に説明する図6の処理を行う。なお、その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるため、同様の構成については同様の符号を付し、その詳細な説明及び作用効果を省略する。
図6は、本発明の実施の形態2に係る受信機2におけるタイヤ4の交換時期を報知する処理手順の一部を示すフローチャートである。受信機2は、各タイヤ4につき、以下に説明する処理を繰り返す。制御部21のCPU21aは、継続回数をリセットする(ステップS21)。例えば、CPU21aが車輪速センサ24の回転を検知したとき、RAM21cに継続回数の初期値を記憶する。継続回数の初期値は、例えば0である。
次いで、CPU21aは受信部23にて信号を受信したか否かを判定する(ステップS22)。信号を受信したと判定した場合(S22:YES)、CPU21aは処理をステップS23へ進める。なお、ステップS22及びステップS23における判定処理は、図5に示すステップS12及びステップS13における判定処理と同様であるため、処理内容の具体的な説明は省略する。
一方、信号を受信していないと判定した場合(S22:NO)、CPU21aはRAM21cに記憶された継続回数の値を1増加させる(ステップS24)。また、受信部23にて受信した信号が一つのタイヤ4に対応する信号でないと判定した場合(S23:NO)も同様に、CPU21aはステップS24へ処理を進める。次いで、CPU21aは、RAM21cに記憶された継続回数が所定回数以上か否かを判定する(ステップS25)。所定回数以上でないと判定した場合(S25:NO)、CPU21aは処理をステップS22へ戻す。なお、CPU21aはステップS24の処理を行うことにより計数部として機能し、ステップS25の処理を行うことにより回数判定部として機能する。ここで、所定回数は例えば、送信機1が信号を反復的に送信する時間間隔及びCPU21aの処理速度により定められる。送信機1が信号を反復的に送信する時間間隔は車輪速センサ24から得られるホイール5の速度に応じて変更してもよい。
一方、RAM21cに記憶された継続回数が所定回数以上であると判定した場合(S25:YES)、CPU21aは出力I/F21fを介して報知部25に指令を出し、タイヤ4の交換時期である旨の警報を行い(ステップS26)、処理を終える。なお、実施の形態2では、一つのタイヤ4の処理についてのみを示したが、他のタイヤ4においても上述の処理により、トレッド41の摩耗によるタイヤ4の交換時期を知ることができる。
以上の構成及び処理により、受信機2は一つのタイヤ4に対応する信号を受信していないという判定を繰り返す継続回数により、車両3のユーザはトレッド41を目視することなくトレッド41の摩耗によるタイヤ4の交換時期を知ることができる。
(実施の形態3)
上述の実施の形態1及び2では、トレッド41の摩耗の進行により送信機1の電線12が断線するようにしたが、実施の形態3では、トレッド41の摩耗の進行により発電部11自体が機能を喪失するように発電部11をタイヤ4の内部に埋設する。
図7は、本発明の実施の形態3に係る送信機1を備えるタイヤ4を略示する断面図である。図7は、タイヤ4及びホイール5の回転軸Aを含む断面を表している。発電部11はタイヤ4の内部に埋設され、タイヤ4の半径方向に所定の寸法以上トレッド41の摩耗が進行した場合に露出する。実施の形態1と同様に、タイヤ4の半径方向に前記所定の寸法以上トレッド41の摩耗が進行した場合、車両3の走行に危険を生ずる虞があり、タイヤ交換が必要となる。電線12は発電部11に接続し、発電部11と比べタイヤ4の半径方向中心側に設けられている。なお、その他の構成及び作用は上述の実施の形態1及び2と同様であるため、同様の構成については同様の符号を付し、その詳細な説明及び作用効果を省略する。
発電部11は、タイヤ交換が必要となるまでタイヤ4の半径方向にトレッド41の摩耗が進行した場合に露出する。車両3が走行を続けた場合、発電部11はトレッド41を介さずに地面と直接接触し、発電部11の強度よりも大きい荷重が加わることで破損する。送信機1は、タイヤ4の摩耗により発電部11が破損することで送信部13に給電されなくなるため、信号を送信することができなくなる。送信機1からの信号を受信しなくなった受信機2は、上述の実施の形態1又は実施の形態2の処理を行い、タイヤ交換が必要であることを報知する。
(実施の形態4)
上述の実施の形態1〜3では、送信機1は一本の電線を備える構成としたが、実施の形態4では、送信機1が複数本の電線を備える構成とし、受信機2によりタイヤ4の交換時期に迫っていることを段階的に報知する。
図8は本発明の実施の形態4に係る送信機1を備えるタイヤ4を略示する断面図であり、図9は本発明の実施の形態4に係る送信機1の一構成例を示したブロック図である。図8は、タイヤ4及びホイール5の回転軸Aを含む断面を表している。電線121及び122は夫々、発電部11及び送信部6と接続し、発電部11が生成した電力を送信部6に供給する。また、電線122の一部はタイヤ4の内側に埋設され、タイヤ4の半径方向に所定の寸法以上トレッド41の摩耗が進行した場合に露出する。実施の形態1と同様に、タイヤ4の半径方向に前記所定の寸法以上トレッド41の摩耗が進行した場合、車両3の走行に危険を生ずる虞があり、タイヤ交換が必要となる。電線121の一部は、電線122よりもタイヤ4の回転軸Aから離れた位置に設けられる。従って、トレッド41の摩耗により電線121が電線122よりも先に露出する。
送信部6は、電線121及び122から夫々電力が供給され、供給された電力は整流部13aにて整流される。その後、電線121から供給及び整流された電力は、後述の電線計数部61に供給される。電線122から供給及び整流された電力は、蓄電部13b及び電線計数部61に供給される。
電線計数部61は、ダイオード、トランジスタ等により構成された論理積回路又は否定論理積回路であり、通電している電線の数を計数する。電線計数部61は、整流部13aを介して電線121及び122夫々から供給される電圧を入力とし、所定の電圧を信号生成部62に出力する。例えば、電線計数部61が論理積回路で構成されているとき、電線121及び122から電圧が入力されている場合にはハイレベルの電圧を信号生成部62に出力し、少なくともどちらか一方の入力が無い場合にはローレベル電圧を信号生成部62に出力する。なお、電線計数部61は、電線121及び122から電圧が入力されている場合にはローレベルの電圧を信号生成部62に出力し、少なくともどちらか一方の入力が無い場合にはハイレベルの電圧を信号生成部62に出力するようにしてもよい。
信号生成部62は発振回路62a及び変調回路62bを備える。発振回路62aはRC発振回路、水晶発振回路等により構成され、信号波及び搬送波を生成する。変調回路62bは、AM変調、FM変調等の変調方式により、発振回路62aにて生成された信号波及び搬送波を変調する。信号生成部62は、電線計数部61の出力に応じて異なる変調を行う。例えば、変調回路62bがAM変調を行う回路であったとき、電線計数部61が出力する電圧に基づいて発振回路62aで生成する信号波により振幅変調する。
ここで、トレッド41の摩耗により電線121が断線した場合、電線計数部61が信号生成部62へ出力する電圧は、ハイレベルからローレベル(又はローレベルからハイレベル)に変化する。その後、信号生成部62は、電線計数部61から入力された電圧が変化したことに応じ、電線121が断線する前に生成した信号と異なる変調により信号を生成して送信する。更に、トレッド41の摩耗が進み電線122が断線することにより、送信部6は電力を受電せず、受信機2へ信号を送信することができなくなる。
受信機2は、図4に示すROM21bが、実施の形態1で説明した記憶内容に加えて、一部の電線即ち電線121が断線した場合に送信機1が送信する信号を識別する情報を記憶しているほか、図4に基づき説明した実施の形態1における受信機2と同様に構成する。例えば、送信機1が送信する信号を識別する情報とは振幅及び周波数等の閾値である。また、受信部23は復調回路を備え、送信機1から送信される信号の変調方式により包絡線検波、プロダクト検波等による復調が行われる。更に、報知部25は、実施の形態1においてはトレッド41の摩耗が所定の寸法以上進行したことによるタイヤ4の交換時期であることを報知するだけであったが、タイヤ4の交換時期が迫っていることも加えて報知する。例えば報知部25はインストルメントパネルに設けた警告灯であり、警告灯の色を切り替えて点灯することにより、タイヤ4が交換時期に達していること又はタイヤ4の交換時期に迫っていることを区別して報知する。また報知部25は、カーナビゲーションに表示させる警告メッセージの切替え、警告音の切替え等により報知するものであってもよい。
図10は、本発明の実施の形態4に係る受信機2におけるタイヤ4の摩耗状態を報知する処理手順の一部を示すフローチャートである。受信機2は各タイヤ4につき、以下に説明する処理を繰り返し行う。ここで、ステップS31〜ステップS36は、図5に示すステップS11〜ステップS16と同様の処理手順であるため詳細な説明を省略する。なお、ステップS36における警報1は、図5に示すステップS16における警報と同様にタイヤ4の交換時期である旨の警報である。また、実施の形態4においては、ステップS31〜ステップS36は、実施の形態1に示した手順と同様の処理手順であるが、図6に示すステップS21〜ステップS26と同様の処理手順であってもよい。
制御部21のCPU21aは、ステップS33にて一つのタイヤ4に対応する信号であると判定された信号が、一部の電線が断線した場合に送信機1が送信する信号であるか否かを判定する(ステップS37)。具体的には、CPU21aはRAM21bを参照し、電線121が断線した場合に送信機1が送信する信号を識別する情報を用いて判定する。一部の電線が断線した場合に送信機1が送信する信号でないと判定した場合(S37:NO)、CPU21aは処理を終える。
一方、一部の電線が断線した場合に送信機1が送信する信号であると判定した場合(S37:YES)、CPU21aは報知部25に指令を出し、報知部25はCPU21aの指令により警報2を行う(ステップS38)。その後CPU21aは処理を終える。ここで、警報2はタイヤ4の交換時期が迫っていることを報知する。
以上の構成及び処理により、送信部6には複数の電線121及び122が接続されている。送信部6は通電している電線の数を電線計数部61にて計数する。送信部6は電線計数部61が計数した数に応じた変調により信号を送信する。受信機2の制御部21におけるCPU21aは、受信した信号が所定の信号か否かを判定する。報知部25は、CPU21aが所定の信号であると判定した場合、外部に報知する。従って、タイヤ4のトレッド41の摩耗で電線121が断線することにより通電する電線の数が変化する。受信機2は送信機1の通電する電線の数に応じ、タイヤ4の交換時期だけでなく、タイヤ4の交換時期が迫っていることを段階的に報知することができる。
なお、実施の形態4では、一つの発電部11が電線121及び122に接続されていることを示したが、2つの発電部11夫々が電線121及び122の夫々に接続されていてもよい。この場合、トレッド41の摩耗により電線121及び122が露出してもよいし、2つの発電部11が露出してもよい。また、実施の形態4では2本の電線を用いる構成を示したが、3本以上の電線の少なくとも一部をタイヤ4の回転軸Aから異なる距離でタイヤ4に埋設してもよい。複数の電線を用いることにより、タイヤ4の摩耗状態が多段階で検知できる。複数の電線を用いる構成では、電線計数部61は加算器等を用いて通電していない電線の数が演算されるようする。更に、送信部6は、電線121から供給及び整流部13aにて整流された電力が、電線計数部61及び蓄電部13bに供給されてもよい。
(実施の形態5)
上述の実施の形態4では、通電している電線の数を送信部6により判定し、送信する信号の変調を変更したが、実施の形態5では、受電するときに流れる電流値が所定の範囲か否かを送信部7により判定し、送信する信号の変調を変更する。
図11は、本発明の実施の形態5に係る送信機1の一構成例を示したブロック図である。なお、実施の形態5においてタイヤ4及びホイール5に設けられる送信機1の配置は、図8に示す配置と同様である。
電線121には抵抗15が介装され、電線122には抵抗16が介装される。電線121及び122は送信部7に並列接続をし、発電部11が生成した電力を送信部7に供給する。電線121及び122から送信部7に供給される電力は、整流部13aを介して蓄電部13b及び後述の電流値判定部71に供給される。信号生成部62は電流値判定部71の判定結果に応じた変調により信号を送信する。なお、抵抗15及び16の抵抗値は同じであっても異なっていてもよい。また、抵抗15及び16は電線121及び122夫々の任意の位置に介装されてよい。
電流値判定部71は比較器により構成され、電流値が所定の範囲にあるか否かを判定する。電流値が所定値以上であった場合はハイレベルの電圧を信号生成部62に出力し、電流値が所定値以下であった場合はローレベルの電圧を信号生成部62に出力する。なお、所定の電流値は発電部11が生成する電力量並びに抵抗15及び16の抵抗値等により設定する。また、電流値判定部71は、電流値が所定値以上であった場合、ローレベルの電圧を信号生成部62に出力し、電流値が所定値以下であった場合、ハイレベルの電圧を信号生成部62に出力するようにしてもよい。更に、電流値判定部71はホール素子を用いて構成してもよい。
ここで、送信部7に流れる電流値は、電線121及び122が送信部7に並列接続されているため、電線121又は122のいずれか一方のみから送信部7に流れる電流値よりも大きい。トレッド41の摩耗により電線121が露出及び断線した場合、送信部7に流れる電流値は減少し、電流値判定部71が信号生成部62へ出力する電圧は、ハイレベルからローレベル(又はローレベルからハイレベル)に変化する。その後、信号生成部62は、電流値判定部71から入力された電圧が変化したことに応じ、電線121が断線する前に生成した信号と異なる変調により信号を生成して送信する。更に、トレッド41の摩耗が進み電線122が断線することにより、送信部7は電力を受電せず、受信機2へ信号を送信することができなくなる。
受信機2は、図4に示すブロック図と同様の構成であり、図10に示すフローチャートと同様の処理を行うため、実施の形態5においては構成及び処理内容の具体的な説明は省略する。
以上の構成及び処理により、送信機1が備える電線121及び122には夫々、抵抗15及び16が介装される。送信部7は、電線121及び122から電力を受電するときに流れる電流値が所定の範囲であるか否かを電流値判定部71にて判定する。また、送信部7は電流値判定部71の判定に応じた変調により信号を送信する。受信機2の制御部21におけるCPU21aは、受信した信号が所定の信号か否かを判定する。報知部25は、CPU21aが所定の信号であると判定した場合、外部に報知する。従って、タイヤ4のトレッド41の摩耗で電線121が断線することにより、送信部7に流れる電流値が変化するため、受信機2は送信部7に流れる電流値の範囲に応じ、タイヤ4の交換時期だけでなくタイヤ4の交換時期が迫っていることを段階的に報知することができる。
なお、実施の形態5では上述の実施の形態4と同様に、2つの発電部11夫々が電線121及び122の夫々に接続されていてもよい。この場合、トレッド41の摩耗により電線121及び122が露出してもよいし、2つの発電部11が露出してもよい。また実施の形態5では2本の電線を用いる構成を示したが、3本以上の電線の少なくとも一部をタイヤ4の回転軸Aから異なる距離でタイヤ4に埋設してもよい。複数の電線を用いることにより、タイヤ4の摩耗が多段階で検知できる。複数の電線を用いる構成では、電流値判定部71は複数の比較器を用いて電流値の変化を検知し、出力する電圧を変化させるようにする。
(実施の形態6)
上述の実施の形態1〜5においては、送信機1は一つの送信部で構成したが、実施の形態6では、送信機1は複数の送信部で構成する。
図12は、本発明の実施の形態6に係る送信機1を備えるタイヤ4を略示する断面図である。図12は、タイヤ4及びホイール5の回転軸Aを含む断面を表している。送信機1は、第1送信部81及び第2送信部82を備える。第1送信部81は電線121と接続し、第2送信部82は電線122と接続する。第1送信部81及び第2送信部82は、タイヤ4の内側に臨むリム51の外周面上に着脱可能に並設されている。第1送信部81及び第2送信部82は夫々識別可能に変調した信号を送信する。例えば、第1送信部81及び第2送信部82は異なる周波数の信号を送信する。なお、第1送信部81及び第2送信部82の構成については、図3に示す送信部13と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。
受信機2は上述の実施の形態4で説明した構成と同様の構成としているが、ROM21bは更に、第1送信部81及び第2送信部82を識別する情報を記憶している。例えば、第1送信部81及び第2送信部82を識別する情報とは振幅及び周波数等の閾値である。また、ROM21bは、一つのタイヤ4に対応する第1送信部81及び第2送信部82の一方から送信された信号を受信後、他方から送信された信号の受信を待つための所定時間を記憶している。
図13及び図14は、本発明の実施の形態6に係る受信機2におけるタイヤ4の摩耗状態を報知する処理手順の一部を示すフローチャートである。受信機2は各タイヤ4につき、以下に説明する処理を繰り返す。ステップS41〜ステップS46は、図5に示すステップS11〜ステップS16と同様の処理手順であるため詳細な説明を省略する。なお、ステップS46における警報1はステップS16における警報と同様の、タイヤ4の交換時期である旨の警報である。なお、実施の形態6においては、ステップS41〜ステップS46は、図6に示すステップS21〜ステップS26と同様の処理手順であってもよい。
制御部21のCPU21aは、受信部23にて受信した信号が一つのタイヤ4に対応する信号であると判定した場合(S43:YES)、その信号を送信した一つの送信部を識別及び記憶する(ステップS47)。具体的には、CPU21aは、ROM21bに記憶された第1送信部81及び第2送信部82を識別する情報に基づき、送信部の識別を行う。また、CPU21aは、識別された送信部に対応する情報をRAM21cに記憶する。その後、CPU21aは受信信号数の値を1としてRAM21cに記憶する(ステップS48)。
次いで、CPU21aは計時部21dに指令を出し、ステップS41にて開始した計時をリセットする(ステップS49)。具体的には、CPU21aはステップS41にてRAM21cに記憶されている時刻を、計時部21dから取得した現在時刻に変更して記憶する。
次いで、CPU21aは受信部23にて信号を受信したか否かを判定する(ステップS50)。受信部23にて信号を受信したと判定した場合(S50:YES)、CPU21aは受信した信号が一つのタイヤ4に対応する信号か否かを判定する(ステップS51)。なお、ステップS51における処理は図5に示すステップS13における処理と同様であるため処理内容の具体的な説明は省略する。一つのタイヤ4に対応する信号であると判定した場合(S51:YES)、ステップS47で識別した一つの送信部と異なる送信部から送信された信号か否かを判定する(ステップS52)。具体的には、CPU21aは、ROM21bに記憶している送信部を識別する情報及びRAM21cに記憶しているステップS47にて識別された一つの送信部に対応する情報を比較することにより判定を行う。
異なる送信部から送信された信号を受信したと判定した場合(S52:YES)、CPU21aは、RAM21cに記憶された受信信号数の値を1増加させ(ステップS53)、ステップS54へと処理を進める。
一方、受信部23にて信号を受信していないと判定した場合(S50:NO)、CPU21aは計時部21dに指令を出し、現在時点を取得する(ステップS54)。一つのタイヤ4に対応する信号ではないと判定した場合(S51:NO)又は異なる送信部から送信された信号を受信していないと判定した場合(S52:NO)も同様に、CPU21aは処理をステップS54へ進める。
次いで、CPU21aは、ステップS49にて計時をリセットした時刻からステップS54にて取得した時刻までの時間が所定時間を経過したか否かを判定する(ステップS55)。ここで、所定時間は、ROM21bに予め記憶されており、一方の送信部から送信された信号を受信した後、他方から送信された信号の受信を待つために設定された時間である。該所定時間は、他方の送信部からの信号の受信を繰り返し確認するために必要な時間とすればよく、例えば数秒〜数十秒などとすればよい。所定時間を経過していないと判定した場合(S55:NO)、CPU21aは処理をステップS50へ戻す。
一方、所定時間以上であると判定した場合(S55:YES)、CPU21aはRAM21cに記憶された受信信号数の値が2であるか否かを判定する(ステップS56)。受信信号数が2であると判定した場合(S56:YES)、CPU21aは処理を終える。なお、CPU21aはステップS48〜ステップS55の処理を行うことにより信号計数部として機能する。
一方、受信信号数が2ではないと判定した場合(S56:NO)、CPU21aは報知部25に指令を出して警報2を行い(ステップS57)、処理を終える。ここで実施の形態4と同様に、警報2はタイヤ4の交換時期が迫っていることを報知する。
以上の構成及び処理により、送信機1は電線121と接続する第1送信部81及び電線122と接続する第2送信部82を備える。第1送信部81及び第2送信部82は夫々識別可能に変調した信号を送信する。受信機2の制御部21におけるCPU21aは、所定時間内に受信した信号を送信した送信部の数を計数する。報知部は、CPU21aが計数した数に応じた報知内容を報知する。従って、電力供給が可能な電線の数により信号を送信する送信部の数が変化するため、受信機2は信号を送信する送信部の数に応じ、タイヤ4の交換時期だけでなくタイヤ4の交換時期が迫っていることを段階的に報知することができる。
なお、実施の形態6では上述の実施の形態4及び5と同様に、2つの発電部11夫々が電線121及び122夫々に接続されている構成であってもよい。この場合、トレッド41の摩耗により電線121及び122が露出してもよいし、2つの発電部11が露出してもよい。また、実施の形態6では2本の電線を用いる構成を示したが、3本以上の電線の少なくとも一部をタイヤ4の回転軸Aから異なる距離でタイヤ4に埋設する構成であってもよい。更に、実施の形態6では、送信機1が備える送信部は第1送信部81及び第2送信部82の2つである構成を示したが、この構成に限定されるものではなく、送信部が受信機2により識別可能となるように信号を変調するようにすれば、送信機1は送信部を2つ以上設ける構成であってもよい。
(実施の形態7)
上述の実施の形態6においては、図14に示すステップS55の判定処理で用いる所定時間は、ROM21bにて予め記憶されている情報であった。実施の形態7では、CPU21aは、図14に示すステップS55の判定処理で用いる所定時間を、車輪速センサ24を用いて算出する。
図15は、本発明の実施の形態7に係る送信機1を備えるタイヤ4を略示する断面図である。図15はタイヤ4及びリム51及びフランジ52を備えるホイール5の回転軸Aと直交する断面を表している。発電部111は電線121を介して第1送信部81(図示略)に接続されている。発電部112は電線122を介して第2送信部82(図示略)に接続されている。発電部111及び112はタイヤ4内部の同一円周上に設けられる。ここで、ホイール5の中心Oから発電部111を通る直線及びタイヤ4の外周が交差する点をaとし、中心Oから発電部112を通る直線及びタイヤ4の外周が交差する点をbとする。Oを中心とする弧abの長さをxとする。また、タイヤ4及びホイール5は図14に示す矢印の方向に回転する。なお、実施の形態7においてはタイヤ4の外径は一定とする。
また、実施の形態7においては、送信機1が備える第1送信部81及び第2送信部82は夫々、発電部111及び112が最大の電圧を出力したときに、信号を送信するようにする。なお、送信機1の構成は、上述の実施の形態6と同様であるため、同様の構成については同様の符号を付し、その詳細な説明及び作用効果を省略する。
図16は本発明の実施の形態7に係る発電部が出力する電圧の時間変化の例を模式的に示す波形図である。図16に示す実線の波形は、タイヤ4及びホイール5が一回転するときに発電部111が出力する電圧の波形を示し、時刻t2において出力する電圧が最大値となる。図16に示す太線の波形は、タイヤ4及びホイール5が一回転するときに発電部112が出力する電圧の波形を示し、時刻t1において出力する電圧が最大値となる。ここで、発電部111及び112の出力する電圧が最大値となるのは、発電部111及び112が埋設されている部分のトレッド41が地面と接触し、発電部111及び112夫々が受ける力が最大となるときである。そのため、発電部111及び112が最大の電圧値を出力する時間が、Δt(=t2−t1)秒だけ異なる。
受信機2は、上述の実施の形態6で示した構成と同様の構成としているが、ROM21bに記憶している所定時間、即ち一つのタイヤ4における第1送信部81及び第2送信部82の一方から信号を受信した後、もう一方の信号の受信を待つための所定時間に代えて、発電部111及び112間の距離を記憶する。
受信機2は図14に示すステップS53においてCPU21aが計時部21dに指令を出し現在時点を取得した後、CPU21aは車輪速センサ24から入力されるパルスに基づき送信機1を搭載するホイール5の角速度を算出する。次いで、CPU21aは下記式(1)及び(2)を用いて所定時間Δt秒を算出する。
Δt=x/v…(1)
v=rω…(2)
但し、
x:弧abの長さ[m]
v:ホイール5の速度[m/s]
r:タイヤ4の外径[m]
ω:ホイール5の角速度[rad/s]
その後、図14に示すステップS55における判定処理を(1)式により算出した所定時間Δtにより行う。なお、受信機2が行うその他の処理は、上述の図13及び図14に示す処理と同様であるため、処理内容の具体的な説明は省略する。
以上の構成及び処理により、発電部111及び112夫々が最大の電圧を出力したとき、第1送信部81及び第2送信部82夫々が信号を送信する。受信機2はΔtを算出することで図14に示すステップS55の所定時間とする。従って、ホイール5の速度に応じて所定時間を変更することができるため、より高い精度で判定処理を行うことができる。なお、図14に示すステップS55における判定処理に用いる所定時間は、算出したΔt秒から誤差とみなせる程度の時間(例えば0.1秒)を増減してもよい。
(実施の形態8)
上述の実施の形態1〜7では、発電部の破損又は発電部が生成した電力を送信部に供給する電線の断線することにより、タイヤ4の摩耗を検知した。実施の形態8では、送信部に接続する検知線を用いる構成によりタイヤ4の摩耗を検知する。なお、その他の構成については上述の実施の形態1及び4と同様であるため、同様の構成については同様の符号を付し、その詳細な説明及び作用効果を省略する。
図17は、本発明の実施の形態8に係る送信機1を備えるタイヤ4を略示する断面図であり、図18は、本発明の実施の形態8に係る送信機1の一構成例を示したブロック図である。図17は、タイヤ4及びホイール5の回転軸Aを含む断面を表している。送信機1の送信部9は、検知線91、第2検知線92及び断線判定部93を備える。また、蓄電部13b及び信号生成部13c間には、スイッチ94が介されている。スイッチ94は例えばMOSFET等により構成された半導体スイッチである。
検知線91及び第2検知線92は導線であり、検知線91及び第2検知線92の両端は、送信部9が備える断線判定部93に接続している。検知線91の埋設部91aはタイヤ4の内部に埋設され、タイヤ4の半径方向に所定の寸法以上トレッド41の摩耗が進行した場合に露出する。検知線91が露出するまでタイヤ4の半径方向に前記所定の寸法以上トレッド41の摩耗が進行した場合、車両3の走行に危険を生ずる虞があり、タイヤ交換が必要となる。第2検知線92の埋設部92aは、検知線91よりもタイヤ4の回転軸から離れた位置にあり、タイヤ4の半径方向におけるトレッド41の摩耗量が前記所定の寸法未満の状態で露出する。従って、トレッド41の摩耗により第2検知線92が検知線91よりも先に断線する。第2検知線92が露出するまでタイヤ4の半径方向にトレッド41の摩耗が進行した場合、タイヤ交換が必要となるまでトレッド41の摩耗は進行していないが、タイヤ交換の時期が迫っている。また、検知線91の埋設部91a以外の部分及び第2検知線92の埋設部92a以外の部分は夫々、タイヤ4の内面に沿って固定されている。
発電部11及び電線12はタイヤ4の内部に埋設され、電線12は発電部11に比べタイヤ4の半径方向中心側に設けられている。また、タイヤ交換が必要になるまでトレッド41が摩耗した場合であっても、発電部11及び電線12は露出しない。
断線判定部93は、本発明の断線判定部及び第2断線判定部に相当し、蓄電部13bからの給電により検知線91及び第2検知線92が断線したか否かを判定する。断線判定部93は、検知線91及び第2検知線92のいずれも断線しない場合、ハイレベルの電圧を信号生成部62に出力し、第2検知線92が断線した場合、ローレベルの電圧を信号生成部62に出力する。信号生成部62は、断線判定部93から入力される電圧に基づき異なる変調を行う。一方、検知線91が断線した場合、断線判定部93はスイッチ94を開き、蓄電部13bから信号生成部13cへの給電を断つ。
受信機2は、実施の形態4における受信機2と同様の構成であり、受信機2が行う処理についても、図10に示すフローチャートと同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上の構成及び処理により第2検知線92が断線した場合、第2検知線92が断線する前と異なる変調が行われた信号を送信機1は送信するため、受信機2はタイヤ4の交換時期が迫っていること検知する。また、検知線91が断線した場合、断線判定部93はスイッチ94を開くために信号生成部13cに給電が行われず、送信機1は信号を送信しなくなる。送信機1から信号が送信されなくなると受信機2は信号を受信できず、タイヤ4が交換時期にあることを検知する。上述の実施の形態1〜7のように、発電部が破損するように又は電線が断線するようにタイヤ4内部に発電部及び電線を埋設する構成よりも、検知線91及び第2検知線92が断線するように、検知線91及び第2検知線92をタイヤ4の内部に埋設する構成とする方がタイヤ4に埋設する作業が簡便となる。なお、実施の形態8においては、断線判定部93により検知線91及び第2検知線92の断線を判定することを示したが、検知線91及び第2検知線92夫々の断線を個別に判定してもよい。また、第2検知線92を複数設け、タイヤ4の摩耗を多段階で検知してもよい。
なお、上述の実施の形態1〜8において、発電部11は圧電素子により構成されることを示したが、この構成に限定されるものではなく、車両3の走行により発生する力により電力を生成する構成であればよい。例えば発電部11はバネ、永久磁石、及び誘電コイルを用い、磁束の変化を利用して発電するように構成されてもよい。車両3の走行によりタイヤ4及びホイール5は回転する。そのため、上述のバネ、永久磁石、及び誘電コイルを用いた発電部11は、タイヤ4及びホイール5の回転軸A上以外に設けられることにより、タイヤ4及びホイール5に生ずる遠心力を受けて発電する。また、発電部11は車体に設けられ、車両3の走行による加速又は減速に伴い発電するように構成されてもよい。更に、発電部11は磁歪効果又は逆磁歪効果を有する材料により構成されてもよい。
なお、上述の実施の形態1〜8において、トレッド41の摩耗により露出する発電部11、電線12、検知線91、及び第2検知線92がタイヤ4に埋設される位置について、タイヤ4の回転軸方向の位置は任意であってもよい。発電部11等は、トレッド41の摩耗を検出したい部分におけるタイヤ4の内部に埋設されることで、トレッド41の両縁部又は中央部等に生じるタイヤ4の偏摩耗についても検知することができる。
なお、上述の実施の形態4〜7において、電線121及び122のトレッド41の摩耗により露出する部分は、タイヤ4の回転軸Aから異なる距離に埋設する構成を示したが、タイヤ4の回転軸Aから同じ距離に埋設するように構成されてもよい。このような構成によって、タイヤ4の周方向に局部的に生じる偏摩耗を検知することができる。
また、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 送信機
2 受信機
3 車両
4 タイヤ
11 発電部
12 電線
6,7,9,13 送信部
21 制御部
21a CPU(受信判定部、時間判定部、計数部、回数判定部、信号判定部、送信機識別部)
21d 計時部
23 受信部
25 報知部
41 トレッド
61 電線計数部
71 電流値判定部
91 検知線
92 第2検知線
93 断線判定部(断線判定部、第2断線判定部)

Claims (16)

  1. 車両に設けられたタイヤのトレッドの摩耗状態に基づく信号を反復的に送信する送信機と、前記車両に設けられ、前記送信機により送信された信号を受信し、該信号から前記タイヤの摩耗状態を検知する受信機とを備える摩耗検知システムにおいて、
    前記送信機は、
    前記車両の走行により発生する力を受けて電力を生成する発電部と、
    該発電部が生成した電力を給電する電線と、
    該電線を介して前記発電部が生成した電力を受電し、受電した電力により前記信号を送信する送信部とを備え、
    前記受信機は、
    前記送信部により送信された信号を受信する受信部と、
    前記受信部が信号を受信したか否かを判定する受信判定部と、
    該受信判定部が信号を受信していないと継続して判定する時間を計時する計時部と、
    該計時部が計時した時間が所定時間以上か否かを判定する時間判定部と、
    前記計時部が計時した時間が所定時間以上であると前記時間判定部が判定した場合、外部に報知する報知部と
    を備えることを特徴とする摩耗検知システム。
  2. 車両に設けられたタイヤのトレッドの摩耗状態に基づく信号を反復的に送信する送信機と、前記車両に設けられ、前記送信機により送信された信号を受信し、該信号から前記タイヤの摩耗状態を検知する受信機とを備える摩耗検知システムにおいて、
    前記送信機は、
    前記車両の走行により発生する力を受けて電力を生成する発電部と、
    該発電部が生成した電力を給電する電線と、
    該電線を介して前記発電部が生成した電力を受電し、受電した電力により前記信号を送信する送信部とを備え、
    前記受信機は、
    前記送信部により送信された信号を受信する受信部と、
    前記受信部が信号を受信したか否かを判定する受信判定部と、
    該受信判定部が信号を受信していないと継続して判定する回数を計数する計数部と、
    該計数部が計数した回数が所定回数以上か否かを判定する回数判定部と、
    前記計数部が計数した回数が所定回数以上であると前記回数判定部が判定した場合、外部に報知する報知部と
    を備えることを特徴とする摩耗検知システム。
  3. 前記電線又は発電部の少なくとも一方は、
    前記タイヤの半径方向に所定の寸法以上前記トレッドの摩耗が進行した場合に露出するように、前記タイヤの内部に埋設してあること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の摩耗検知システム。
  4. 前記送信機は、前記電線を複数備え、
    前記電線は夫々、前記送信部に接続してあり、
    前記送信部は、
    通電している前記電線の数を計数する電線計数部を備え、
    該電線計数部が計数した数に応じた変調により信号を送信するようにしてあり、
    前記受信機は、
    前記受信部が受信した信号が所定の信号であるか否かを判定する信号判定部を備え、
    前記報知部は、前記受信した信号が所定の信号であると前記信号判定部が判定した場合、外部に報知するようにしてあること
    を特徴とする請求項3に記載の摩耗検知システム。
  5. 前記送信機は、前記電線を複数備え、
    該電線は夫々、少なくとも一つの抵抗を介装してあり、
    前記送信部は、
    前記複数の電線から電力を受電するときに流れる電流値が所定の範囲であるか否かを判定する電流値判定部を備え、
    該電流値判定部の判定に応じた変調により信号を送信するようにしてあり、
    前記受信機は、
    前記受信部が受信した信号が所定の信号であるか否かを判定する信号判定部を備え、
    前記報知部は、
    前記受信部が受信した信号が所定の信号であると前記信号判定部が判定した場合、外部に報知するようにしてあること
    を特徴とする請求項3に記載の摩耗検知システム。
  6. 前記送信機は、前記電線及び送信部を複数備え、
    前記複数の送信部は夫々、少なくとも一つの前記電線と接続し、
    前記送信部を識別可能に変調した信号を送信するようにしてあり、
    前記受信機は、
    所定時間内に前記受信部にて受信された信号を送信した前記送信部の数を計数する信号計数部を備え、
    前記報知部は、前記信号計数部が計数した数に応じた報知内容を報知するようにしてあること
    を特徴とする請求項3に記載の摩耗検知システム。
  7. 前記複数の電線は夫々、前記タイヤの回転軸からの距離が異なる該タイヤの内部に、少なくとも一部が埋設してあること
    を特徴とする請求項4乃至6のいずれか一つに記載の摩耗検知システム。
  8. 前記送信機は、
    前記タイヤの半径方向に所定の寸法以上前記トレッドの摩耗が進行した場合に露出するように、前記タイヤの内部に埋設された検知線と、
    該検知線が断線したか否かを判定する断線判定部と
    を備え、
    前記送信部は、前記検知線が断線したと前記断線判定部が判定した場合、前記信号を送信しないようにしてあること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の摩耗検知システム。
  9. 前記送信機は、
    前記検知線よりもタイヤの回転軸から離れた位置で、かつ、該タイヤの半径方向に所定の寸法以上前記トレッドの摩耗が進行した場合に露出するように前記タイヤの内部に埋設された第2検知線と、
    該第2検知線が断線したか否かを判定する第2断線判定部とを備え、
    前記送信部は、前記第2断線判定部の判定に応じた変調により信号を送信するようにしてあり、
    前記受信機は、
    前記受信部が受信した信号が所定の信号か否かを判定する信号判定部を備え、
    前記報知部は、前記受信部が受信した信号が所定の信号であると前記信号判定部が判定した場合、外部に報知するようにしてあること
    を特徴とする請求項8に記載の摩耗検知システム。
  10. 前記送信機を複数備え、
    前記受信機は、
    前記受信部が受信した信号から、該信号を送信した送信機を識別する送信機識別部を備え、
    前記報知部は、前記送信機識別部が識別した送信機に応じた報知内容を報知するようにしてあること
    を特徴とする請求項1乃至9のいずれか一つに記載の摩耗検知システム。
  11. 車両に設けられたタイヤのトレッドの摩耗状態に基づく信号を反復的に送信する送信機において、
    外力を受けることにより電力を生成する発電部と、
    該発電部が生成した電力を給電する電線と、
    該電線を介して前記発電部が生成した電力を受電し、受電した電力により信号を送信する送信部と
    を備えることを特徴とする送信機。
  12. 前記電線を複数備え、
    前記電線は夫々、前記送信部に接続してあり、
    前記送信部は、
    通電している前記電線の数を計数する電線計数部を備え、
    該電線計数部が計数した数に応じた変調により信号を送信するようにしてあること
    を特徴とする請求項11に記載の送信機。
  13. 前記電線を複数備え、
    前記電線は夫々、少なくとも一つの抵抗を介装してあり、
    前記送信部は、
    前記複数の電線から電力を受電するときに流れる電流値が所定の範囲であるか否かを判定する電流値判定部を備え、
    該電流値判定部の判定に応じた変調により信号を送信するようにしてあること
    を特徴とする請求項11に記載の送信機。
  14. 前記電線及び送信部を複数備え、
    前記複数の送信部は夫々、少なくとも一つの前記電線と接続し、他の送信部と異なる変調により信号を送信するようにしてあること
    を特徴とする請求項11に記載の送信機。
  15. 内部に設けられ、外力を受けることにより電力を生成する発電部と、
    該発電部に接続され、該発電部が生成した電力を出力する電線とを備えること
    を特徴とするタイヤ。
  16. 外部から電力を受電し、受電した電力により信号を反復的に送信する送信部を備え、
    該送信部は、着脱可能に固定されていること
    を特徴とするホイール。
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