JP2014165926A - ブラシレスdcモータの位置情報検出装置 - Google Patents

ブラシレスdcモータの位置情報検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】自動的に三相分の位置検出手段の出力電圧の振幅値を所望の値に調整することを目的とする。
【解決手段】ブラシレスDCモータの三相コイル1に駆動電圧を与えて駆動電流を供給する複数のスイッチング素子と複数の整流素子とで構成されるインバータ回路9と、ブラシレスDCモータの磁石製の回転子3の位置と速度を検出するそれぞれ電気角で120°の間隔で配置された三相分の3つの位置検出手段10と、前記それぞれの位置検出手段10の入力の一端と電源16またはアース15のどちらか一方に直列に設けた抵抗調整手段11と、前記位置検出手段10の出力信号に基づいて前記インバータ回路9を駆動する出力信号を生成する駆動信号生成手段12を備えたブラシレスDCモータ駆動装置において、抵抗調整手段11により位置検出手段10の入力両端に流れる電流の量を調整することで位置検出手段10の出力電圧の振幅値を所望の値に調整するものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、内蔵した駆動回路を樹脂で密封したブラシレスDCモータの位置情報検出装置に関するものである。
従来、この種のブラシレスDCモータは、長寿命、高信頼性および制御性の良さ等からレンジフード、天井埋め込み換気扇や浴室暖房換気扇等の換気装置、空気清浄機等の送風装置に搭載されることが多い。モータの駆動方式、形態としては、dutyを変化させることでPWM駆動するモータ駆動回路をモータの本体に内蔵した駆動回路内蔵型のブラシレスDCモータが主流であるが、ブラシレスDCモータの磁石で形成された回転子の位置情報の検出は、ホール素子等の位置検出手段により回転子の磁気を検出することで、回転子の位置情報を得る構成が一般的であり、そのブラシレスDCモータの回転子の位置情報の検出する一般的な構成について、図4および図5を参照しながら説明する。
図4は、ブラシレスDCモータ(以下、モータという)の回転子の位置情報を位置検出手段101により検出し、この位置検出手段101を過大な電圧や電流より保護するために位置検出手段101の入力の両端と電源102およびアース103との間に電流制限抵抗104A、104Bを直列に挿入しており、三相モータの場合、図5に示すように、位置検出手段101は並列に接続された三相分の3つの位置検出手段101A、101Bおよび101Cにより構成されている。
また、ホール素子等の位置検出手段101は、入力抵抗値のばらつきや温度特性の変化が一般的に知られており、そのばらつきや温度特性の変化を抑えて、位置検出手段101の出力電圧の安定性を改善した構成も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その出力電圧の安定性を改善した構成について、図6および図7を参照しながら説明する。
図6は、回転子と、三相コイルと、回転子の位置情報を検出する位置検出手段101とを備えたモータにおいて、電源102とアース103間に第1の分圧端子105と第2の分圧端子106とを有する抵抗分圧回路107を形成し、第1の分圧端子105に第1のトランジスタ108のベースを接続し、第2の分圧端子106に第2のトランジスタ109のベースを接続して定電圧回路を構成するとともに、位置検出手段101の入力の両端をそれぞれ第1のトランジスタ108のエミッタおよび第2のトランジスタ109のエミッタに接続しており、三相モータの場合、図7に示すように、位置検出手段101は並列に接続された三相分の3つの位置検出手段101A、101Bおよび101Cにより構成され、同様に入力の両端をそれぞれ第1のトランジスタ108のエミッタおよび第2のトランジスタ109のエミッタに接続しており、位置検出手段101の入力抵抗値のばらつきや温度特性の変化が位置検出手段101の出力電圧に影響しなくて安定した出力電圧を得ることができる。
実公平7−23039号公報
このような従来の三相のブラシレスDCモータにおいて、位置検出手段は、図8に示すように、回転子110が三相コイル111の内側にあるインナー型回転子、または回転子110が三相コイル111の外側にあるアウター型回転子のようにそのモータ構造に関わらず、円筒形の回転子110のどちから一方の端面側に配置したプリント基板112上から、電気角でそれぞれ120°毎の間隔を置いて回転子110の側面から等しい距離に実装されている。回転子110と位置検出手段101の距離はプリント基板112の配置の精度によって保たれるため、回転子110と位置検出手段101の物理的な距離はブラシレスDCモータの制御特性に影響するまでにはばらつかない。
しかし、小型化を目指して樹脂でモールドしたブラシレスDCモータでは、モータの駆動制御部と共に三相分の位置検出手段101を樹脂で密封することになる。この場合には、位置検出手段101が実装されたプリント基板112に樹脂の圧力が不均一に加わり、プリント基板112がたわみ、位置検出手段101の回転子110側面に対する距離を保てなくなり、回転子110と三相分の位置検出手段101との物理的な距離にばらつきが生じる。すなわち、三相分の位置検出手段101は、それぞれが検出する磁気の強さが異なり、結果として出力電圧の振幅値にばらつきが生じてしまう。ブラシレスDCモータの駆動制御部は定トルクで定回転数の制御において、振幅値にばらつきのある三相分の位置検出手段101の出力電圧を受け取ると、駆動出力電圧に時間幅のばらつきを生じ、それが回転ムラによるインバータの誤スイッチングにつながり、モータ効率が悪化してしまう一つの原因となる。
また、内蔵した駆動回路を三相分の位置情報検出装置も含め樹脂で密封した場合には、位置検出手段の出力電圧の振幅値を調整する電流制限抵抗も同様に樹脂で密封されてしまうため、電流制限抵抗を可変抵抗等で形成し、その可変抵抗が実装された部分のみ樹脂で密封しない構成とし、樹脂で密封した後で、可変抵抗の値を手ないしは機械で外部から調整する以外に、密封後に出力電圧の振幅値を調整するのは不可能であった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、内蔵した駆動回路を三相分の位置情報検出装置も含め樹脂で密封した場合においても、樹脂で密封した後で、部分密封しない構成を要さずとも、自動的に三相分の位置検出手段の出力電圧の振幅値を所望の値に調整するブラシレスDCモータの位置情報検出装置とそれを内蔵して樹脂で密封したブラシレスDCモータを提供することを目的としている。
そして、この目的を達成するために、本発明は、ブラシレスDCモータの三相コイルに駆動電圧を与えて駆動電流を供給する複数のスイッチング素子と複数の整流素子とで構成されるインバータ回路と、ブラシレスDCモータの磁石で形成された回転子の位置と速度を検出するそれぞれ電気角で120°の間隔で配置された三相分の3つの位置検出手段と、前記それぞれの位置検出手段の入力の一端と電源またはアースのどちらか一方に直列に設けた抵抗調整手段と、前記位置検出手段の出力信号に基づいて前記インバータ回路を駆動する出力信号を生成する駆動信号生成手段を備えたブラシレスDCモータ駆動装置において、前記それぞれの抵抗調整手段は、半導体スイッチとこれを制御するスイッチ制御手段から構成され、前記スイッチ制御手段は、前記半導体スイッチの状態を調整するスイッチ調整手段と、前記位置検出手段が出力する電圧値の差分を計算する出力差分計算手段と、前記出力差分計算手段の出力電圧とアース電位のゼロクロスの回数を所定回数カウントすると繰り返しリセットされるカウンタ手段と、前記カウンタ手段の値が毎回前記所定回数になるまでの間に、前記出力差分計算手段のHigh値およびLow値をそれぞれ記憶できるHigh値記憶手段およびLow値記憶手段と、前記High値記憶手段および前記Low値記憶手段の差分を計算するピーク差分計算手段と、前記ピーク差分計算手段の出力電圧とあらかじめ設定していた電圧参照値の差分を計算する電圧正負判定手段と、前記電圧正負判定手段の差分の正負およびその大きさにより、前記スイッチ調整手段の動作を決定するスイッチ決定手段を備え、前記スイッチ決定手段は、前記電圧正負判定手段の差分が正の場合、前記位置検出手段に流れる電流が減少する方向に前記半導体スイッチの状態が移行するように前記スイッチ調整手段により調整し、差分が負の場合、前記位置検出手段に流れる電流が増加する方向に前記半導体スイッチの状態が移行するように前記スイッチ調整手段により調整し、また、差分がゼロの場合、前記スイッチ調整手段は調整せず、前記半導体スイッチはそのままの状態を保ち、前記位置検出手段に流れる電流が変化しないように動作するものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、ブラシレスDCモータの三相コイルに駆動電圧を与えて駆動電流を供給する複数のスイッチング素子と複数の整流素子とで構成されるインバータ回路と、ブラシレスDCモータの磁石で形成された回転子の位置と速度を検出するそれぞれ電気角で120°の間隔で配置された三相分の3つの位置検出手段と、前記それぞれの位置検出手段の入力の一端と電源またはアースのどちらか一方に直列に設けた抵抗調整手段と、前記位置検出手段の出力信号に基づいて前記インバータ回路を駆動する出力信号を生成する駆動信号生成手段を備えたブラシレスDCモータ駆動装置において、前記それぞれの抵抗調整手段は、半導体スイッチとこれを制御するスイッチ制御手段から構成され、前記スイッチ制御手段は、前記半導体スイッチの状態を調整するスイッチ調整手段と、前記位置検出手段が出力する電圧値の差分を計算する出力差分計算手段と、前記出力差分計算手段の出力電圧とアース電位のゼロクロスの回数を所定回数カウントすると繰り返しリセットされるカウンタ手段と、前記カウンタ手段の値が毎回前記所定回数になるまでの間に、前記出力差分計算手段のHigh値およびLow値をそれぞれ記憶できるHigh値記憶手段およびLow値記憶手段と、前記High値記憶手段および前記Low値記憶手段の差分を計算するピーク差分計算手段と、前記ピーク差分計算手段の出力電圧とあらかじめ設定していた電圧参照値の差分を計算する電圧正負判定手段と、前記電圧正負判定手段の差分の正負およびその大きさにより、前記スイッチ調整手段の動作を決定するスイッチ決定手段を備え、前記スイッチ決定手段は、前記電圧正負判定手段の差分が正の場合、前記位置検出手段に流れる電流が減少する方向に前記半導体スイッチの状態が移行するように前記スイッチ調整手段により調整し、差分が負の場合、前記位置検出手段に流れる電流が増加する方向に前記半導体スイッチの状態が移行するように前記スイッチ調整手段により調整し、また、差分がゼロの場合、前記スイッチ調整手段は調整せず、前記半導体スイッチはそのままの状態を保ち、前記位置検出手段に流れる電流が変化しないように動作するため、内蔵した駆動回路を三相分の位置検出手段も含め樹脂で密封した場合においても、樹脂で密封した後で、部分密封しない構成を要さずとも、三相分の位置検出手段の出力電圧の振幅値を所望の値に調整することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1のブラシレスDCモータの位置情報検出装置を含めブラシレスDCモータ駆動装置を内蔵および樹脂で密封して一体化したブラシレスDCモータの断面図 同モータの構成を示すブロック図 同モータの位置情報検出装置の制御動作を示すブロック図 従来のブラシレスDCモータの位置情報検出装置を示す回路図 同位置情報検出装置を三相化した回路図 従来の他のブラシレスDCモータの位置情報検出装置を示す回路図 同位置情報検出装置を三相化した回路図 インナー型回転子構造のブラシレスDCモータの断面図
本発明の請求項1記載のブラシレスDCモータの位置情報検出装置は、ブラシレスDCモータの三相コイルに駆動電圧を与えて駆動電流を供給する複数のスイッチング素子と複数の整流素子とで構成されるインバータ回路と、ブラシレスDCモータの磁石で形成された回転子の位置と速度を検出するそれぞれ電気角で120°の間隔で配置された三相分の3つの位置検出手段と、前記それぞれの位置検出手段の入力の一端と電源またはアースのどちらか一方に直列に設けた抵抗調整手段と、前記位置検出手段の出力信号に基づいて前記インバータ回路を駆動する出力信号を生成する駆動信号生成手段を備えたブラシレスDCモータ駆動装置において、前記それぞれの抵抗調整手段は、半導体スイッチとこれを制御するスイッチ制御手段から構成され、前記スイッチ制御手段は、前記半導体スイッチの状態を調整するスイッチ調整手段と、前記位置検出手段が出力する電圧値の差分を計算する出力差分計算手段と、前記出力差分計算手段の出力電圧とアース電位のゼロクロスの回数を所定回数カウントすると繰り返しリセットされるカウンタ手段と、前記カウンタ手段のカウント値が毎回前記所定回数になるまでの間に、前記出力差分計算手段のHigh値およびLow値をそれぞれ記憶できるHigh値記憶手段およびLow値記憶手段と、前記High値記憶手段および前記Low値記憶手段の差分を計算するピーク差分計算手段と、前記ピーク差分計算手段の出力電圧とあらかじめ設定していた電圧参照値の差分を計算する電圧正負判定手段と、前記電圧正負判定手段の差分の正負およびその大きさにより、前記スイッチ調整手段の動作を決定するスイッチ決定手段を備え、前記スイッチ決定手段は、前記電圧正負判定手段の差分が正の場合、前記位置検出手段に流れる電流が減少する方向に前記半導体スイッチの状態が移行するように前記スイッチ調整手段により調整し、差分が負の場合、前記位置検出手段に流れる電流が増加する方向に前記半導体スイッチの状態が移行するように前記スイッチ調整手段により調整し、また、差分がゼロの場合、前記スイッチ調整手段は調整せず、前記半導体スイッチはそのままの状態を保ち、前記位置検出手段に流れる電流が変化しないように動作するものである。
これにより、樹脂の密封により回転子と位置検出手段との物理的位置が本来設計していた位置よりも近づいて配置された場合、もしくは標準よりも感度の高い位置検出手段が配置された場合には、電圧正負判定手段の差分が正の値となり、スイッチ決定手段は、その大きさにより、流れる電流が減少する方向に半導体スイッチの状態が移行するようにスイッチ調整手段の動作を決定することとなる。また、回転子と位置検出手段との物理的位置が本来設計していた位置よりも遠のいて配置された場合、もしくは標準よりも感度の低い位置検出手段が配置された場合には、電圧正負判定手段の差分が負の値となり、スイッチ決定手段は、その大きさにより、流れる電流が増加する方向に半導体スイッチの状態が移行するようにスイッチ調整手段の動作を決定することとなる。このようにして、スイッチ調整手段の動作が決定されることで、半導体スイッチの状態が調整されて位置検出手段に直列に設けた抵抗調整手段の抵抗値が調整され、位置検出手段に流れる電流が調整されることとなり、位置検出手段それぞれの出力電圧の振幅値を所望の値に調整することができる。つまり、三相分の位置検出手段を駆動回路とともに樹脂で密封した場合において、部分密封しない構成を要さずとも、三相分の位置検出手段の出力電圧の振幅値を所望の値に調整することができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項2記載のブラシレスDCモータの位置情報検出装置は、ブラシレスDCモータの位置情報検出装置を含めブラシレスDCモータ駆動装置をブラシレスDCモータに内蔵および樹脂で密封して一体化するものである。
これにより、本モータを搭載する送風装置に組み込みやすく、高効率なモータを搭載した省エネ性に優れる機器を構成できるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明のブラシレスDCモータの位置情報検出装置を含めブラシレスDCモータ駆動装置を内蔵および樹脂で密封して一体化したブラシレスDCモータの断面図で、三相コイル1は、巻線2が巻装され、回転子3は、永久磁石4とシャフト5を一体化して形成されている。6はベアリング、7は金属製のブラケットである。8はプリント基板で、インバータ回路9、位置検出手段10、抵抗調整手段11および駆動信号生成手段12がプリント基板8上に実装されている。プリント基板8は、コネクタ13で外部回路と接続される。ここで、三相コイル1と電子部品が実装されたプリント基板8は絶縁を兼ねた樹脂、例えば、不飽和ポリエステルを主成分とする熱硬化性樹脂14で隙間無く充填されて一体化している。
図2は、本発明のブラシレスDCモータの構成を示すブロック図で、本発明のブラシレスDCモータは、三相コイル1に駆動電圧を与えて駆動電流を供給する複数のスイッチング素子と複数の整流素子とで構成されるインバータ回路9と、ブラシレスDCモータの磁石で形成された回転子3の位置と速度を検出するそれぞれ電気角で120°の間隔で配置された三相分の3つの位置検出手段10と、それぞれの位置検出手段10の入力の一端とアース15に直列に設けた抵抗調整手段11と、位置検出手段10の出力信号に基づいてインバータ回路9を駆動する出力信号を生成する駆動信号生成手段12を備えている。
また、図2に示すように位置検出手段10は、一例として、ホール素子等の磁極検知素子を用いて、三相コイル1と回転子3の磁極の切り換わりを検出し、回転速度に応じた速度情報と回転子3の位置情報を抵抗調整手段11と駆動信号生成手段12に出力するものである。
また、位置検出手段10は、互いに位相が180°反転した2つの正弦波状の電圧値を出力するものである。
また、図2に示すように位置検出手段10の抵抗調整手段11と接続していない入力の一端は、位置検出手段10に電圧を供給する電源16と、直接接続されるものである。
また、三相コイル1には、スイッチング素子、例えば、IGBTやMOSFET等をブリッジ接続したインバータ回路9が接続されており200〔V〕程度の高圧直流電圧を印加するものである。
また、駆動信号生成手段12は、位置検出手段10の位置情報からインバータ回路9を駆動する出力信号を生成するものである。この出力信号は、インバータ回路9を介して三相コイル1に電流を流すPWM信号でPWMの幅は外部からの速度指示信号によって与えられるものである。
また、図3に示すように抵抗調整手段11は、三相分それぞれを半導体スイッチ17とこれを制御するスイッチ制御手段18とで構成している。
また、半導体スイッチ17は、一例として、NPNトランジスタやPNPトランジスタ等の半導体部品を用いて構成され、スイッチ制御手段18により位置検出手段10の入力両端に流れる電流値を変えることが可能である。
また、スイッチ制御手段18は、スイッチ調整手段19と、出力差分計算手段20と、カウンタ手段21と、High値記憶手段22と、Low値記憶手段23と、ピーク差分計算手段24と、電圧参照値25と、電圧正負判定手段26と、スイッチ決定手段27を備えている。
また、図3に示すようにスイッチ調整手段19は、半導体スイッチ17の状態を構成する半導体部品の動作点を調整することにより半導体スイッチ17を、位置検出手段10の入力の一端とアースに直列に接続された抵抗値を変えることができる抵抗負荷とするものである。
また、出力差分計算手段20は、位置検出手段10が出力する互いに位相が180°反転した2つの正弦波状の電圧値の差分を計算するものであり、その出力もまた正弦波状の電圧値である。
また、カウンタ手段21は、出力差分計算手段20の出力電圧とアース15の電位のゼロクロスの回数を所定回数カウントすると繰り返しリセットされるものである。
また、High値記憶手段22は、カウンタ手段21の値が毎回所定回数になるまでの間に、出力差分計算手段20の出力電圧のHigh値を記憶できるものである。
また、Low値記憶手段23は、カウンタ手段21の値が毎回所定回数になるまでの間に、出力差分計算手段20の出力電圧のLow値を記憶できるものである。
また、ピーク差分計算手段24は、カウンタ手段21の値が毎回所定回数になる際にHigh値記憶手段22およびLow値記憶手段23の差分を計算するものである。
また、電圧正負判定手段26は、ピーク差分計算手段24の出力電圧とあらかじめ設定していた電圧参照値25の差分を計算するものである。
また、スイッチ決定手段27は、電圧正負判定手段26の差分の正負およびその大きさにより、スイッチ調整手段19の動作を決定するものである。
すなわち、スイッチ決定手段27は、電圧正負判定手段26の差分が正の場合、位置検出手段10に流れる電流が減少する方向に半導体スイッチ17の状態が移行するようにスイッチ調整手段19を動作させるものである。
また、スイッチ決定手段27は、電圧正負判定手段26の差分が負の場合、位置検出手段10に流れる電流が増加する方向に半導体スイッチ17の状態が移行するようにスイッチ調整手段19を動作させるものである。
また、スイッチ決定手段27は、電圧正負判定手段26の差分がゼロの場合、スイッチ調整手段19は調整せず、半導体スイッチ17はそのままの状態を保ち、位置検出手段10に流れる電流が変化しないように動作させるものである。
なお、位置検出手段10の入力の一端と電源16との接続方法は、図2および図3に示すように直接接続する必要は必ずしもなく、位置検出手段10を過大な電圧や電流より保護するために直列に設けた電流制限抵抗を介して接続する構成であってもよい。
また、位置検出手段10の入力の一端と抵抗調整手段11との接続方法は、図2および図3に示すようにアース15と直列に接続する必要は必ずしもなく、位置検出手段10の入力の一端と電源16に直列に抵抗調整手段11を接続し、アース15は位置検出手段10のもう一方の入力の一端と直接または位置検出手段10を過大な電圧や電流より保護するために直列に設けた電流制限抵抗を介して接続する構成であってもよい。
上記構成において、ブラシレスDCモータの位置情報検出装置の制御動作を図3のブロック図を用いて説明する。
まず、位置検出手段10から正弦波状の電圧値が出力されると、出力差分計算手段20でその正弦波状の電圧値の差分が計算される。
このとき、カウンタ手段21は、出力差分計算手段20の出力電圧とアース15の電位がゼロクロスをするとゼロクロスの回数をカウントする。
また、High値記憶手段22およびLow値記憶手段23は、カウンタ手段21の値が所定回数になるまで、それぞれ出力差分計算手段20の出力電圧のHigh値をおよびLow値を記憶し続ける。
そして、ピーク差分計算手段24は、カウンタ手段21の値が所定回数になる際にHigh値記憶手段22およびLow値記憶手段23の差分を計算し、電圧正負判定手段26は、計算したピーク差分計算手段24の出力電圧とあらかじめ設定していた電圧参照値25との差分を計算する。
さて、樹脂の密封により回転子3と位置検出手段10との物理的位置が本来設計していた位置よりも近づいて配置された場合、もしくは標準よりも感度の高い位置検出手段10が配置された場合には、電圧正負判定手段26の差分が正の値となり、スイッチ決定手段27は、その大きさにより、位置検出手段10に流れる電流が減少する方向に半導体スイッチ17の状態が移行するようにスイッチ調整手段19の動作を決定することとなる。
また、樹脂の密封により回転子3と位置検出手段10との物理的位置が本来設計していた位置よりも遠のいて配置された場合、もしくは標準よりも感度の低い位置検出手段10が配置された場合には、電圧正負判定手段26の差分が負の値となり、スイッチ決定手段27は、その大きさにより、位置検出手段10に流れる電流が増加する方向に半導体スイッチ17の状態が移行するようにスイッチ調整手段19の動作を決定することとなる。
このようにして、スイッチ調整手段19の動作が決定されることで、半導体スイッチ17の状態が調整されて位置検出手段10に直列に設けた抵抗調整手段11の抵抗値が調整され、位置検出手段10に流れる電流が調整されることとなり、位置検出手段10それぞれの出力電圧の振幅値を所望の値に調整することができる。
つまり、三相分の位置検出手段10を駆動回路とともに樹脂で密封した場合において、部分密封しない構成を要さずとも、三相分の位置検出手段10の出力電圧の振幅値を所望の値に調整することができる。
本発明にかかるブラシレスDCモータの位置情報検出装置は、内蔵した駆動回路を三相分の位置情報検出装置も含め樹脂で密封した場合においても、樹脂で密封した後で、部分密封しない構成を要さずとも、自動的に三相分の位置検出手段の出力電圧の振幅値を所望の値に調整することができるので、レンジフード、天井埋め込み換気扇や浴室暖房換気扇等の換気装置、空気清浄機等の送風装置に搭載されるブラシレスDCモータの位置情報検出装置とそれを内蔵して樹脂で密封したブラシレスDCモータに有用である。
1 三相コイル
2 巻線
3 回転子
4 永久磁石
5 シャフト
6 ベアリング
7 ブラケット
8 プリント基板
9 インバータ回路
10 位置検出手段
11 抵抗調整手段
12 駆動信号生成手段
13 コネクタ
14 熱硬化性樹脂
15 アース
16 電源
17 半導体スイッチ
18 スイッチ制御手段
19 スイッチ調整手段
20 出力差分計算手段
21 カウンタ手段
22 High値記憶手段
23 Low値記憶手段
24 ピーク差分計算手段
25 電圧参照値
26 電圧正負判定手段
27 スイッチ決定手段
101 位置検出手段
101A 位置検出手段
101B 位置検出手段
101C 位置検出手段
102 電源
103 アース
104A 電流制限抵抗
104B 電流制限抵抗
105 第1の分圧端子
106 第2の分圧端子
107 抵抗分圧回路
108 第1のトランジスタ
109 第2のトランジスタ
110 回転子
111 三相コイル
112 プリント基板

Claims (2)

  1. ブラシレスDCモータの三相コイルに駆動電圧を与えて駆動電流を供給する複数のスイッチング素子と複数の整流素子とで構成されるインバータ回路と、ブラシレスDCモータの磁石で形成された回転子の位置と速度を検出するそれぞれ電気角で120°の間隔で配置された三相分の3つの位置検出手段と、前記それぞれの位置検出手段の入力の一端と電源またはアースのどちらか一方に直列に設けた抵抗調整手段と、前記位置検出手段の出力信号に基づいて前記インバータ回路を駆動する出力信号を生成する駆動信号生成手段を備えたブラシレスDCモータ駆動装置において、前記それぞれの抵抗調整手段は、半導体スイッチとこれを制御するスイッチ制御手段から構成され、前記スイッチ制御手段は、前記半導体スイッチの状態を調整するスイッチ調整手段と、前記位置検出手段が出力する電圧値の差分を計算する出力差分計算手段と、前記出力差分計算手段の出力電圧とアース電位のゼロクロスの回数を所定回数カウントすると繰り返しリセットされるカウンタ手段と、前記カウンタ手段の値が毎回前記所定回数になるまでの間に、前記出力差分計算手段のHigh値およびLow値をそれぞれ記憶できるHigh値記憶手段およびLow値記憶手段と、前記High値記憶手段および前記Low値記憶手段の差分を計算するピーク差分計算手段と、前記ピーク差分計算手段の出力電圧とあらかじめ設定していた電圧参照値の差分を計算する電圧正負判定手段と、前記電圧正負判定手段の差分の正負およびその大きさにより、前記スイッチ調整手段の動作を決定するスイッチ決定手段を備え、前記スイッチ決定手段は、前記電圧正負判定手段の差分が正の場合、前記位置検出手段に流れる電流が減少する方向に前記半導体スイッチの状態が移行するように前記スイッチ調整手段により調整し、差分が負の場合、前記位置検出手段に流れる電流が増加する方向に前記半導体スイッチの状態が移行するように前記スイッチ調整手段により調整し、また、差分がゼロの場合、前記スイッチ調整手段は調整せず、前記半導体スイッチはそのままの状態を保ち、前記位置検出手段に流れる電流が変化しないように動作することを特徴とするブラシレスDCモータの位置情報検出装置。
  2. ブラシレスDCモータの位置情報検出装置を含めブラシレスDCモータ駆動装置をブラシレスDCモータに内蔵および樹脂で密封して一体化したことを特徴とする請求項1に記載のブラシレスDCモータの位置情報検出装置。
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