JP2014164855A - イオン加速装置及び医療用装置 - Google Patents

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    • A61N2005/1088Ions; Protons generated by laser radiation

Abstract

【課題】周回電流値を大きくし、かつイオンビームの利用効率を高くすることができるイオン加速装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、レーザ光を照射して発生させたプラズマからイオンビームを引き出すレーザイオン源1aと、レーザイオン源1aから引き出されたイオンビームを加速する線型加速器であるRFQ3,DTL4と、RFQ3,DTL4のイオンビームが輸送され、このイオンビームを周回させて所定のエネルギーまで加速するシンクロトロン7と、イオンビームが周回してくる毎にその軌道をずらすパンプ電磁石12と、パンプ電磁石12の励磁量を制御し、かつレーザイオン源1aのパルスタイミングに基づいてパンプ電磁石12の励磁タイミングを制御する制御装置と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、イオンビームを加速するイオン加速装置及びこれを用いた医療用装置に関する。
一般に、イオン加速装置は、物理実験及びがん治療装置等に利用されている。以下の背景技術では、イオン加速装置をがん治療装置に用いた例について説明する。がん治療には、陽子線、重粒子線が用いられている。この重粒子線は、カーボンイオンが主流である。このカーボンイオンは、イオン源で生成され、複数の加速器により加速され、患者の患部に照射される(例えば、特許文献1〜3参照)。
イオン加速装置は、主としてイオン源、線型加速器(高周波四重極型線形加速器(Radio Frequency Quadrupole、以下、RFQと称す)とドリフトチューブ型線形加速器(Drift Tube Linac、以下、DTLと称す))、ビーム輸送系、及びシンクロトロンで構成されている。
従来のがん治療向けイオン加速装置においては、電子サイクロトロン共鳴(Electron Cyclotron Resonance、以下、ECRと称す)イオン源でカーボン4価イオンが生成される。この生成されたカーボン4価イオンは、線型加速器で数MeV/uに加速され、荷電変換装置によりカーボン6価イオン(C6+)に荷電変換される。このカーボン6価イオン(C6+)は、シンクロトロンに入射し、このシンクロトロンにより加速される。
本来、線型加速器でも、カーボン6価イオン(C6+)を用いれば加速効率が良好であるものの、従来型のECRイオン源では、治療に必要なカーボン6価イオン(C6+)の電流量を確保することができない。そのため、従来型のECRイオン源では、カーボン4価イオン(C4+)を用いている。
ECRイオン源からのイオンビームは、直流ビームであり、引き出せる最大電流値に上限(現状数百μA)がある。そのため、シンクロトロンへ入射するには、マルチターン入射と呼ばれる方式を採用し、がん治療に必要なイオン数を確保している。
ところで、シンクロトロンへの入射方法には、シングルターン入射方法とマルチターン入射方法がある。前者のシングルターン入射方法は、必要なイオン数を1回の入射で行う方法である。後者のマルチターン入射方法は、1回の入射で必要なイオン数が得られない場合に複数周回入射してイオン数を確保する方法である。
しかし、周回時間(約2μsec)を超えてビームを入射する場合、1周回ってきたイオンビームと同じ軌道を通ることができないという問題がある。そのため、シンクロトロンのビーム周回軌道を、バンプ電磁石を用いてずらし、時間的に変化させることで複数回の入射を可能としている。
また、現在国内で普及している加速器システムでは、荷電変換装置でカーボン4価イオン(C4+)からカーボン6価イオン(C6+)に変換する際の最適エネルギーが4MeV/uであるため、線型加速器での加速エネルギーが固定されている。
一方、短パルス(〜数μsec)であるが、大電流を引き出せるイオン源としては、レーザイオン源が挙げられる。このレーザイオン源は、レーザ光をターゲットに集光照射し、レーザ光のエネルギーによりターゲット元素を蒸発させ、イオン化することでプラズマを生成する。このプラズマ中に含まれるイオンをプラズマのまま輸送し、引出しの際に加速することにより、イオンビームを作り出す装置である(例えば、特許文献4参照)。
レーザイオン源は、ターゲットにレーザを照射することで、イオンを生成させることが可能であり、大電流多価イオンを生成させるのに有利である。レーザイオン源で生成されるカーボン6価イオン(C6+)は、レーザ照射タイミングに合わせてμsecオーダーのパルス幅で、ピーク電流もmAオーダーという結果を得ている。この結果は、がん治療装置のシンクロトロンで必要な電流値を1パルスで供給可能なイオン数に相当する。
従来のイオン加速装置を図7を参照して説明する。
図7に示すように、イオン源1で生成したイオンは、低エネルギービーム輸送系(Low Energy Beam Transport、以下、LEBT系機器と称す)2でビーム特性を調整しながら、その下流側に設置した線形加速器であるRFQ3、DTL4に輸送される。イオン源1には、ガス中に放電を起こしてイオンを得る方法が知られている。放電を起こす方法として、マイクロ波や電子ビームが利用されている。
一般に、がん治療用加速器で用いられているのは、ECRイオン源である。このECRイオン源は、ガスを電離してプラズマを生成し、電界によりイオンを引き出す方式であり、その引出電流は直流である。ECRイオン源は、多価イオンを生成可能であるが、価数の高いイオンの電流量が小さい。そのため、ECRイオン源は、がん治療に必要なイオン電流量を確保するため、カーボン4価イオン(C4+)を生成し、RFQ3、DTL4で加速している。
DTL4を出射したイオンは、荷電変換装置5でカーボン4価イオン(C4+)からカーボン6価イオン(C6+)に変換され、中間エネルギービーム輸送系(Middle Energy Beam Transport、以下、MEBT系機器と称す)6を経てシンクロトロン7へ輸送される。
シンクロトロン7は、偏向電磁石8、4極電磁石9、6極電磁石10、及び高周波加速空洞11を備えている。また、シンクロトロン7は、図示していないが、補正電磁石、イオンビームをモニタするモニタ類等を有している。そして、イオンビームは、十分なエネルギーまで加速された後、出射用のバンプ電磁石12、図示しないセプタム電磁石等を経て出射軌道13により図示しない照射室に輸送され、患者の患部に照射されてがん治療に用いられる。
一般的に、シンクロトロン7に入射するイオンビームは、シンクロトロン7に設置されている入射用のバンプ電磁石12を用いて入射軌道を作り、マルチターン入射を行っている。
従来のマルチターン入射方法を図8に示すOHO87の陽子線マルチターン入射を例に説明する。図8に示すように、入射用のバンプ電磁石12は、同じ軌道に入射しないようにイオンビームが周回してくるごとに軌道をずらしている。このイオンビームは、シンクロトロンの電磁石である偏向電磁石8、4極電磁石9、6極電磁石10、及びセプタム電磁石18を経て周回されて所定のエネルギーまで加速される。
その際、バンプ電磁石12の励磁波形は、図9に示す通りであり、励磁量が低下してくる側で入射を行っている。励磁幅はシンクロトロン7のリング周回時間によるが、〜数百μsecのオーダーである。そのため、一般的に入射に用いるイオン電流は、バンプ励磁時間に合わせて、RFQ3に入射前にチョッピング(不要なビームを時間的に取り除く)される。
特開2009−217938号公報 特許第2596292号公報 特許第3246364号公報 特開2012−99273号公報
上述したように、イオン加速装置向けのシンクロトロンにおいては、イオン源の最大電流値が小さいため、マルチターン入射を行い、がん治療や物理実験に必要なイオン数を得ている。
そのため、従来のイオン加速装置では、周回電流値を大きくすることが困難であるという課題がある。周回電流値を大きくさせることは、スキャニング照射等を行ううえで望まれているものの、現状では困難である。
そこで、最大ピーク電流値の大きい短パルスイオン源、例えばレーザイオン源を用いてマルチターン入射を行えば、周回電流の大幅な向上が期待できる。しかしながら、レーザイオン源は、パルス幅がシンクロトロン周回時間と同等か又は短いため、従来の方法では、マルチターン入射を行うことができなかった。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、周回電流値を大きくし、かつイオンビームの利用効率を高くすることのできるイオン加速装置及び医療用装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態に係るイオン加速装置は、レーザ光を照射して発生させたプラズマからイオンビームを引き出すレーザイオン源と、前記レーザイオン源から引き出されたイオンビームを加速する線型加速器と、前記線型加速器のイオンビームが輸送され、このイオンビームを周回させて所定のエネルギーまで加速するシンクロトロンと、前記イオンビームが周回してくる毎にその周回軌道をずらすパンプ電磁石と、前記パンプ電磁石の励磁量を制御し、かつ前記レーザイオン源のパルスタイミングに基づいて前記パンプ電磁石の励磁タイミングを制御する制御装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態に係る医療用装置は、レーザ光を照射して発生させたプラズマからイオンビームを引き出すレーザイオン源と、前記レーザイオン源から引き出されたイオンビームを加速する線型加速器と、前記線型加速器のイオンビームが輸送され、このイオンビームを周回させて所定のエネルギーまで加速するシンクロトロンと、前記イオンビームが周回してくる毎にその周回軌道をずらすパンプ電磁石と、前記パンプ電磁石の励磁量を制御し、かつ前記レーザ光のパルスタイミングに基づいて前記パンプ電磁石の励磁タイミングを制御する制御装置と、前記シンクロトロンにより加速されたイオンビームを取り出す取出し機器と、前記取出し機器により取り出されたイオンビームを照射対象に照射する照射装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、周回電流値を大きくし、かつイオンビームの利用効率を高くすることが可能になる。
本発明に係るイオン加速装置の第1実施形態を示す構成図である。 図1のレーザイオン源の概略縦断面を示す構成図である。 第1実施形態の制御系を示すブロック図である。 図3の各部の動作を示すタイミングチャートである。 図3の各部の動作手順を示すフローチャートである。 本発明に係るイオン加速装置の第2実施形態においてバンプ電磁石、偏向,4極,6極電磁石及び高周波加速空洞の動作を示すタイミングチャートである。 従来のイオン加速装置を示す構成図である。 従来のマルチターン入射方法を示す説明図である。 図8のバンプ電磁石の励磁波形を示す図である。
以下に、本発明に係るイオン加速装置の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態のイオン加速装置では、医療用装置としてがん治療装置に適用した例について説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係るイオン加速装置の第1実施形態を示す構成図である。図2は図1のレーザイオン源の概略縦断面を示す構成図である。なお、図7に示す従来のイオン加速装置と同一の部分には、同一の符号を付して説明する。また、本実施形態では、セプタム電磁石の図示を省略している。
図1に示すように、本実施形態のイオン加速装置は、大略的にレーザイオン源1aと、線型加速器であるRFQ3、DTL4と、ビーム輸送系であるLEBT系機器2、MEBT系機器6と、シンクロトロン7と、バンプ電磁石12とから構成されている。レーザイオン源1aと、線型加速器であるRFQ3、DTL4と、ビーム輸送系であるLEBT系機器2は、入射器を構成する。
レーザイオン源1aで生成したイオンは、LEBT系機器2でビーム特性を調整しながら、その下流側に設置したRFQ3、DTL4に輸送される。また、LEBT系機器2はなく、レーザイオン源1aとRFQ3を直接接続し、レーザイオン源1aから引き出されたビームを直接RFQ3に入射することも可能である。RFQ3は、イオンビームを電気的に収束及び加速する。DTL4は、イオンビームを電気的に加速する。このDTL4を出射したイオンビームは、MEBT系機器6を経てシンクロトロン7へ輸送される。
シンクロトロン7は、イオンビームを多数回、周回させてがん治療に必要なエネルギーまでさらに加速するための装置である。具体的には、シンクロトロン7は、周回軌道を作るための偏向電磁石8、イオンビームの収束をコントロールする4極電磁石9、クロマティシティ(色収差)補正用の6極電磁石10、イオンビームを加速するための高周波加速空洞11を備えている。
イオンビームは、シンクロトロン7により十分なエネルギーまで加速された後、出射用のバンプ電磁石12、図3に示す取出し機器17を経て出射軌道13から図示しない照射室に輸送され、この照射室内の照射装置19により照射対象である患者の患部に照射されてがん治療に用いられる。
次に、図2に基づいて本実施形態のレーザイオン源1aの具体的な構成を説明する。
図2に示すように、レーザイオン源1aは、真空容器21を備えている。この真空容器21の内部には、イオンとなる元素又はそれを含有するターゲット22が配置されている。このターゲット22は、例えばカーボン系の板状部材により形成されている。
真空容器21は、側面の上部に、レーザ光を入射するための入射窓に集光レンズ23が取り付けられている。この集光レンズ23は、レーザ光Lをターゲット22に集光するためのものである。レーザ光源20から出射されたレーザ光Lは、集光レンズ23を通して真空容器21内に入射した後、ターゲット22に集光照射される。レーザ光源20としては、例えばCOレーザやNd−YAGレーザを用いることができる。
真空容器21の一側面(図1では右側面)には、イオンを取り出すための輸送管28が設けられている。この輸送管28内には、正電場をかけることで、不要なイオンを排除する引出し電極26が配置されている。
このように構成されたレーザイオン源1aは、パルス駆動のレーザ光源20から出射されたレーザ光Lを集光レンズ23により集光してターゲット22上に照射する。このターゲット22上に集光したレーザ集光点では、ターゲット22の微小部分が高温に熱せられる。この高温に熱せられた部分がプラズマ化して、レーザアブレーションプラズマ24が生成される。
このレーザアブレーションプラズマ24は、正の高電位である輸送管28で輸送され、この輸送管28と接地電位の線型加速器であるRFQ3、DTL4との間の電位差により、必要とするC6+イオン25のみが加速されて、イオンビームとなってRFQ3、DTL4に入射される。ここで、C5+以下の価数の不要なイオンは、電極27によって排除される。
次に、本実施形態のイオン加速装置の制御系について説明する。
図3は第1実施形態の制御系を示すブロック図である。図4は図3の各部の動作を示すタイミングチャートである。図5は図3の各部の動作手順を示すフローチャートである。
図3に示すように、制御装置30には、例えば入射器制御装置14、シンクロトロン・取出し制御装置15、タイミング制御装置16を有する。入射器制御装置14は、レーザイオン源1a、LEBT系機器2、RFQ3、DTL4、及びMEBT系機器6を電気的に制御する。具体的には、入射器制御装置14は、LEBT系機器2及びMEBT系機器6の電磁石電源の電圧及び電流、RFQ3及びDTL4の高周波電源の電流及び電圧、レーザ光源20の電源の電圧及び電流、及び高圧直流電源の電圧及び電流を制御するとともに、上記各部の真空度、ビームモニタの健全性をモニタする。
シンクロトロン・取出し制御装置15は、バンプ電磁石12、偏向電磁石8、4極電磁石9、6極電磁石10、高周波加速空洞11、及び取出し機器17を電気的に制御する。具体的には、シンクロトロン・取出し制御装置15は、上記各部の電磁石電源、高周波電源の電圧及び電流を制御するとともに、各部の真空度及びビームモニタの健全性をモニタする。本実施形態のシンクロトロン・取出し制御装置15は、入射毎のバンプ電磁石12の電流値を制御して励磁量を調整する。
タイミング制御装置16は、レーザイオン源1aのレーザ光源電源、RFQ3の高周波電源、DTL4の高周波電源、バンプ電磁石12の電源、高周波加速空洞11の高周波電源、シンクロトロン7の偏向電磁石8、4極電磁石9、6極電磁石10の電磁石電源、及び取出し機器17の電源の各部における出力タイミングを制御する。本実施形態のタイミング制御装置16は、レーザイオン源1aのパルスタイミングに基づいてパンプ電磁石12の励磁タイミングを制御する。
次に、本実施形態の制御系の動作を図4及び図5に基づいて説明する。
図4及び図5に示すように、はじめに、レーザイオン源1aのレーザ照射により数μsecのイオンビームを引き出す(ステップS1)。すなわち、レーザイオン源1aから引き出されるイオンビームは、レーザ照射タイミングに同期した繰り返し周波数を有する。イオンビームのパルス幅は、プラズマ中のイオン速度と、レーザイオン源1aから引出し電極26までの距離に依存する。
一般的に、がん治療に必要なカーボン6価イオン(C6+)を生成する場合は、数百nsec〜2μsecのパルス幅が必要である。レーザイオン源は、プラズマ源が個体であり、気体を用いるECRイオン源と比較してプラズマ密度が高いため、ピーク電流が大きいという特徴がある。
次いで、レーザイオン源1aのイオンビームを加速することができるように、タイミング制御装置16はRFQ3の高周波(RF)電源、DTL4の高周波(RF)電源の出力タイミングを同期させる(ステップS2)。
そして、バンプ電磁石12の電源の出力タイミングもレーザイオン源1aと同期させて励磁し、シンクロトロン7にイオンビームを入射させる(ステップS3)。
次に、シンクロトロン7にイオンビームを予め設定された所定回数、例えば10ターン繰り返して周回入射させる(ステップS4)。
ステップS4でイオンビームの所定回数の周回入射が終了した(ステップS4:Yes)場合には、ステップS5に進む。
その後、ステップS5では、高周波加速空洞11の高周波電源と、シンクロトロン7の偏向電磁石8、4極電磁石9、6極電磁石10の電磁石電源との出力タイミングとを同期させてイオンビームをがん治療に必要なエネルギーまでさらに加速する。
次いで、イオンビームの加速終了後、取出し機器17によりイオンビームを取り出し(ステップS6)、出射軌道13から図示しない照射室に輸送され、この照射室内の照射装置19において照射対象である患者の患部に照射されてがん治療に用いられる。
ステップS7では、高周波加速空洞11の高周波電源と、シンクロトロン7の偏向電磁石8、4極電磁石9、6極電磁石10の電磁石電源との出力タイミングとを同期させてイオンビームを減速させる。これらの一連の動作手順を経てイオン加速装置の運転を終了する。
次に、上記ステップS4のマルチターン入射の作用について説明する。
従来のマルチターンは、バンプ電磁石12を励磁し、磁場が低下するところを利用して入射が行われる。その際、イオン源からのイオンビームは直流であるため、磁場の変化に伴い直流でシンクロトロン7に入射される。
シンクロトロン7の周回時間を2μsecとすると、10ターン分で20μsecとなる。その後、シンクロトロン7に入射したイオンビームは加速され、それに伴い偏向電磁石の磁場が定格まで上げられる。定格に達した後、イオンビームは、周回しながら取り出され、例えばがん治療及び物理実験等に利用される。
一方、本実施形態では、レーザイオン源1aを用いてマルチターン入射している。具体的には、レーザイオン源1aの運転周期は、レーザの周波数に依存する。例えば、レーザ周波数を20Hzで運転する場合、50msec毎にイオンビームが供給されることになる。このようなビームを用いてマルチターン入射を行うために、50msec毎に入射用のバンプ電磁石12を励磁し、従来方式と同様にバンプ軌道をずらしながらシンクロトロン7に入射することが可能である。
その際、入射毎のバンプ電磁石12の励磁量を制御することにより、マルチターン入射を行うことが可能である。すなわち、入射用のバンプ電磁石12には、入射毎に供給される電流値を徐々に小さくしていくことにより、シンクロトロン7へのイオンビームの入射する位置をずらすことが可能となる。これにより、マルチターン入射を行うことができる。
なお、レーザ周波数は、レーザイオン源1aが1台で約100Hzまで運転するか、あるいはレーザイオン源1aを複数台用いることで周波数を高めることも可能である。すなわち、レーザ周波数は、レーザイオン源1aを1台でレーザ光源20を複数設けて高めるか、あるいはレーザイオン源1aを複数台設けて高めるようにすることができる。
したがって、本実施形態では、短パルス大電流のレーザイオン源1aを用いたマルチターン入射方式を採用することにより、イオンビームのリング周回時間を長くとることが可能である。そのため、デッドタイムであるリング入射、加速、減速時間の占める割合を小さくすることができ、イオンビームの利用効率を向上させることが可能である。
このように本実施形態によれば、入射用のバンプ電磁石12の励磁量を制御することで、マルチターン入射を行うことが可能となる。これにより、周回電流値を向上させ、利用効率を高くすることが可能となる。
(第2実施形態)
図6は本発明に係るイオン加速装置の第2実施形態においてバンプ電磁石、偏向,4極,6極電磁石及び高周波加速空洞の動作を示すタイミングチャートである。なお、前記第1実施形態と同一の部分には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態は、前記第1実施形態における入射用のバンプ電磁石12の励磁制御方法を変えている。すなわち、本実施形態のシンクロトロン・取出し制御装置15は、入射毎のバンプ電磁石12の励磁量一定に制御する。タイミング制御装置16は、バンプ電磁石12をレーザイオン源1aのパルスタイミングと同期させて励磁した後、励磁タイミングを同期からずらすように制御している。
したがって、本実施形態では、バンプ電磁石12をレーザイオン源1aのパルスタイミングと同期させて励磁し、励磁量が一定で、励磁タイミングをずらすことで、イオンビームが受ける磁場を変えている。
このように本実施形態によれば、バンプ電磁石12の励磁量が一定で、励磁タイミングをずらすことで、イオンビームが受ける磁場を変え、マルチターン入射を行うことが可能となる。これにより、周回電流値を向上させ、利用効率を高くすることが可能となる。
(その他の実施形態)
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、上記各実施形態では、LEBT系機器2を設けた例について説明したが、このLEBT系機器2は、必ずしも設けなくてもよい。
1…イオン源、1a…レーザイオン源、2…LEBT系機器、3…RFQ(線型加速器)、4…DTL(線型加速器)、5…荷電変換装置、6…MEBT系機器、7…シンクロトロン、8…偏向電磁石、9…4極電磁石、10…6極電磁石、11…高周波加速空洞、12…バンプ電磁石、13…出射軌道、14…入射器制御装置、15…シンクロトロン・取出し制御装置、16…タイミング制御装置、17…取出し機器、18…セプタム電磁石、19…照射装置、20…レーザ光源、21…真空容器、22…ターゲット、23…集光レンズ、24…レーザアブレーションプラズマ、25…C6+イオン、26…引出し電極、27…電極、28…輸送管、30…制御装置、L…レーザ光、

Claims (8)

  1. レーザ光を照射して発生させたプラズマからイオンビームを引き出すレーザイオン源と、
    前記レーザイオン源から引き出されたイオンビームを加速する線型加速器と、
    前記線型加速器のイオンビームが輸送され、このイオンビームを周回させて所定のエネルギーまで加速するシンクロトロンと、
    前記イオンビームが周回してくる毎にその周回軌道をずらすパンプ電磁石と、
    前記パンプ電磁石の励磁量を制御し、かつ前記レーザイオン源のパルスタイミングに基づいて前記パンプ電磁石の励磁タイミングを制御する制御装置と、
    を備えることを特徴とするイオン加速装置。
  2. 前記制御装置は、前記レーザイオン源のパルスタイミングと同期させて前記パンプ電磁石を励磁し、前記パンプ電磁石の励磁量を変えることを特徴とする請求項1に記載のイオン加速装置。
  3. 前記制御装置は、前記パンプ電磁石の励磁量を一定に制御し、前記レーザイオン源のパルスタイミングと同期させて前記パンプ電磁石を励磁した後に、前記励磁タイミングを同期からずらすように制御することを特徴とする請求項1に記載のイオン加速装置。
  4. 前記線型加速器は、前記イオンビームを電気的に収束及び加速する高周波四重極型線形加速器と、前記イオンビームを電気的に加速するドリフトチューブ型線形加速器とを有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のイオン加速装置。
  5. 前記制御装置は、前記高周波四重極型線形加速器及び前記ドリフトチューブ型線形加速器の出力タイミングを前記レーザイオン源のパルスタイミングと同期させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のイオン加速装置。
  6. 前記レーザイオン源に前記レーザ光を複数入射させることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のイオン加速装置。
  7. 前記レーザイオン源が複数台設置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のイオン加速装置。
  8. レーザ光を照射して発生させたプラズマからイオンビームを引き出すレーザイオン源と、
    前記レーザイオン源から引き出されたイオンビームを加速する線型加速器と、
    前記線型加速器のイオンビームが輸送され、このイオンビームを周回させて所定のエネルギーまで加速するシンクロトロンと、
    前記イオンビームが周回してくる毎にその周回軌道をずらすパンプ電磁石と、
    前記パンプ電磁石の励磁量を制御し、かつ前記レーザ光のパルスタイミングに基づいて前記パンプ電磁石の励磁タイミングを制御する制御装置と、
    前記シンクロトロンにより加速されたイオンビームを取り出す取出し機器と、
    前記取出し機器により取り出されたイオンビームを照射対象に照射する照射装置と、
    を備えることを特徴とする医療用装置。
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