JP2014164523A - メッセージ通知装置、制御方法、および制御プログラム - Google Patents

メッセージ通知装置、制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】メッセージの緊急性とユーザの状況とを考慮して、効果的なタイミングでメッセージを通知する。
【解決手段】エージェントサーバ(1)は、メッセージの基になった状況情報に対応付けられている緊急性と、書込み状況取得部(24)が取得する家族伝言板における書込み状況とから、家族伝言板へのメッセージの書込みタイミングを決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザにメッセージを通知するメッセージ通知装置などに関する。
従来、ネットワーク接続可能な掃除機、空調機器、AV〔Audio Visual〕機器等のネットワーク家電をインターネットに接続し、携帯端末を用いて遠隔操作したり、ネットワーク家電の状態等に係るメッセージを携帯端末に通知させる技術が知られている。
例えば、下掲の特許文献1には、ネットワーク家電より発生したアラーム情報を抑止ルールデータに応じて抑止削減することにより、障害のような重要なアラーム情報をリアルタイムに整備した形式で携帯端末へ通知する技術が開示されている。
特開2005−173885号公報(2005年6月30日公開)
しかしながら、上述のような従来技術は、ネットワーク家電の状態等に係るメッセージをユーザに通知する際、ユーザの状態を考慮していないという問題があった。
ユーザの状態を考慮せずにメッセージを通知するため、当然、「緊急性の低いメッセージについては、ユーザに時間的余裕のある時に、まとめて通知する」といったことはできなかった。また、特にユーザが忙しいときには、緊急性がないにもかかわらず通知されるメッセージに煩わされたり、緊急性の低いメッセージに紛れて緊急性の高いメッセージを見落としてしまう可能性も高い。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、外部機器の状態等を報告するメッセージの緊急性とユーザの状況とを考慮して、効果的なタイミングでメッセージを通知することのできるメッセージ通知装置、制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るメッセージ通知装置は、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスにおける書込み状況を取得する書込み状況取得手段と、外部機器において取得された状況情報を取得する状況情報取得手段と、上記状況情報取得手段によって取得された状況情報についてのメッセージを生成するメッセージ生成手段と、上記メッセージ生成手段によって生成されたメッセージの通知タイミングを、上記書込み状況取得手段によって取得された書込み状況と、該メッセージの基になった上記状況情報に対応付けられている緊急性との組み合わせに予め対応付けられているメッセージの書込みタイミングに、決定する書込みタイミング決定手段と、上記書込みタイミング決定手段によって決定された書込みタイミングにおいて、上記メッセージ生成手段によって生成されたメッセージを、上記コミュニケーションサービスを提供するサーバに出力して、該メッセージを上記コミュニケーションサービスに表示させるメッセージ表示手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、メッセージの緊急性とユーザの状況とを考慮して、効果的なタイミングでメッセージを通知することができるという効果を奏する。
本発明の一態様に係るエージェントサーバの要部構成の一例を示すブロック図である。 図1のエージェントサーバを含む家族伝言板システムの概要を示す図である。 図2の家族伝言板システムにおいて、所定の状況が発生した後、メンバから家族伝言板への書込みが行われたという状況を示す図である。 図3の状況の後に、各メンバの携帯端末に表示される、家族伝言板の画面例を示す図である。 図1のエージェントサーバの処理の流れを示すフローチャートである。 状況情報と該状況情報についてのメッセージの緊急性との対応関係を規定するメッセージ緊急性定義テーブルのデータ構造および具体例を示す図である。 状況情報に応じて、該状況情報についてのメッセージに対しメッセージの緊急性が設定されている具体例を示す図である。 メッセージの緊急性および書込み状況の組み合わせに対してメッセージの書込みタイミングを対応付けた書込みタイミング条件テーブルのデータ構造および具体例を示す図である。 本発明の他の一態様に係るエージェントサーバが、所定時点での状況情報についてのメッセージを、メンバによる家族伝言板への書込みがないタイミングで、家族伝言板サーバに送信することで表示される、家族伝言板の画面例を示す図である。 本発明のさらに他の一態様に係るエージェントサーバが、家族伝言板に報告メッセージ書込み指示が書き込まれたことを検出し、状況情報を取得するという状況を示す図である。 図10の状況の後に、各メンバの携帯端末に表示される、家族伝言板の画面例を示す図である。 図10のエージェントサーバの要部構成の一例を示すブロック図である。 図10のエージェントサーバの処理の流れを示すフローチャートである。 本発明のさらに他の一態様に係るエージェントサーバが、掃除ロボットの動作完了後の状況情報についてのメッセージを、メンバによる家族伝言板への書込みが行われた後に、家族伝言板サーバに送信することで表示される、家族伝言板の画面例を示す図である。 所定時間おける家族の各メンバによる家族伝言板への書込み状況と、書込み状況取得部が取得する書込み状況との対応関係を規定するメッセージ緊急性定義テーブルのデータ構造および具体例を示す図である。 図6に示すのとは別の、メッセージ緊急性定義テーブルのデータ構造および具体例を示す図である。 図8に示すのとは別の、書込みタイミング条件テーブルのデータ構造および具体例を示す図である。 図8および図17に示すのとは別の、書込みタイミング条件テーブルのデータ構造および具体例を示す図である。
図1〜図18に基づいて、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
なお、以下で説明する実施形態では、一例として、本発明のメッセージ通知装置を、家族伝言板システムに適用した例について説明する。家族伝言板システムとは、家族伝言板サーバが提供する家族伝言板を介して、1世帯の家族が1つのコミュニティを形成し、家族の各メンバ(例えば、お父さん、お母さん、子供)が、それぞれの携帯端末を用いて、会話(メッセージの書込みおよび閲覧)を行うためのコミュニケーションシステムである。各メンバは、それぞれの携帯端末以外にも、家庭にあるネットワーク対応テレビおよびタブレット等の共有端末を用いて会話を行うこともできる。本発明の一態様に係るメッセージ通知装置は、家族伝言板システムにおいて、エージェントサーバとして実現される。詳細は後述するが、エージェントサーバは、上記家族の家宅内で稼働する家庭内機器に対して、家族の一員としての疑似人格を付与し、その擬人化された家庭内機器(以下、擬人化機器)の代理で、当該家族の上記家族伝言板にメッセージを書き込む(発言する)権限を有する装置である。
本発明の一態様に係るメッセージ通知装置の理解を容易にするため、以下にまず、家族伝言板システムの概要について整理しておく。
〔家族伝言板システムの概要〕
本発明の一態様にかかる家族伝言板システムの概要を図2に基づいて説明する。
図2は、家族伝言板システム100の概要を示す図である。
家族伝言板システム100は、登録されたコミュニティのメンバ間におけるコミュニケーションのための電子伝言板(コミュニケーションサービス)を提供するシステムである。また、詳細は後述するが、家族伝言板システム100では、家庭内に配置された機器(以下、家庭内機器と呼ぶ)の状態等の状況情報について、家族伝言板に、擬人化機器からの書き込みが行われるようになっている。
図示のように、家族伝言板システム100は、エージェントサーバ1、家族伝言板サーバ2、およびホームサーバ3を含む。また、家族伝言板には、家族のメンバ(図示の例ではお父さん、お母さん、子供)が所持する携帯端末4a、4b、および4cがアクセスし、各メンバは自身の携帯端末を用いて、家族伝言板を介して、書き込み、閲覧ができるようになっている。また、ホームサーバ3には、掃除ロボット5が無線通信接続されていると共に、その他の家庭内機器が有線または無線にて通信接続されている。なお、同図では、掃除ロボット5が擬人化機器であり、その他の家庭内機器が、空調装置6、照明装置7、冷蔵庫8、および、PC(Personal Computer)9である例を示しているが、家庭内機器の種類および数は特に限定されない。家庭内機器としては、この他にも、テレビ、録画装置、スピーカなどのAV機器が含まれていてもよい。
また、状況情報とは、エージェントサーバ1が外部機器から取得する情報全般を指すものである。図2の家族伝言板システム100において、外部機器とは、上記の家族伝言板サーバ2およびホームサーバ3に加え、以下に説明する情報提供サーバ3aを指す。また、状況情報には、エージェントサーバ1がこれらの外部機器から直接取得する情報だけではなく、これらの外部機器を介して取得する情報も含まれる。
エージェントサーバ1は、家庭内機器の状態、家庭内機器が取得した情報等の状況情報についてのメッセージを、メンバによる家族伝言板へのメッセージの書き込み状況に応じて、家族伝言板に書き込みを行う。より具体的には、エージェントサーバ1は、掃除ロボット5を擬人化したキャラクタとして書き込みを行う。なお、エージェントサーバ1の構成について、詳細は後述する。
家族伝言板サーバ2は、携帯端末4a、4b、および4cに対する家族伝言板の表示画面の提示、および書き込みの管理等の、家族伝言板に関する処理全般を行う。
ホームサーバ3は、掃除ロボット5または家庭内機器と、エージェントサーバ1との間の情報の送受信を統括して制御する。具体的には、ホームサーバ3は、掃除ロボット5から取得した情報、および家庭内機器から取得した情報をエージェントサーバ1に送信する。
なお、図示の例では、掃除ロボット5または家庭内機器に搭載されたセンサによって取得されたセンシングデータ、家庭内機器の動作ログ、および家庭内機器が撮影した写真を送信しているが、送信する情報はこれらの例に限られない。このようにして家庭内で集められた情報は、状況情報として、ホームサーバ3からエージェントサーバ1へと提供される。エージェントサーバ1は、上記状況情報を利用することにより、コミュニティ内(ここでは、図2に示す家庭、家族)の状況を把握することができる。
また、例えば家族伝言板に関与する家庭内機器が存在しない場合のように、家庭内機器の統括的な制御の必要がない場合には、ホームサーバ3を設けずに、掃除ロボット5がエージェントサーバ1と情報を送受信する構成としてもよい。
携帯端末4a、4b、および4cは、家族伝言板の閲覧および書き込みを行うための装置である。同図では、携帯端末4a、4b、および4cがスマートフォンである例を示しているが、家族伝言板の閲覧および書き込みを行うことができるものであればこれに限られない。以降、携帯端末4a、4b、および4cを特に区別する必要がない場合には、これらの総称として携帯端末4を用いる。またこれ以後、携帯端末4の画面に表示される家族伝言板には、発言者を示す情報として、図2に示すお父さんは「父」、お母さんは「母」、子供は「太郎」、掃除ロボット5は「ロボ」と表記されるものとする。
掃除ロボット5は、自動で床の掃除を行う自走式の掃除機である。また、掃除ロボット5は、掃除のための機能の他にも、動作ログの記憶機能、充電残量の検出および出力機能、画像撮影機能、音声認識機能、音声出力機能等を備えている。さらに、掃除ロボット5は、掃除ロボット5以外の家庭内機器に制御信号を送信し、これを操作する機能も有している。
空調装置6は、冷暖房等の空調を行う装置であり、いわゆるエアコンである。また、空調装置6は、温度センサを備えており、これによって検出した室温をホームサーバ3に送信する。
照明装置7は、LED等の光源を備えた照明装置であり、ホームサーバ3の制御によって点灯および消灯することができる。
冷蔵庫8は、食品等を最適な温度で保存する保存庫である。冷蔵庫8は、例えば、カメラ、重量センサ、ICタグリーダなどのセンシング機器を備えており、庫内の在庫の状況を状況情報として取得する機能と、その状況情報をホームサーバ3にアップロードする通信機能とを備えている。
PC9は、いわゆるパソコンである。PC9は、家族の各メンバが共用するために1台設けられていてもよいし、各メンバがそれぞれ所有するために複数台設けられていてもよい。PC9は、デスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレットPCなどで実現される。
さらに、エージェントサーバ1は、インターネットを介して必要な情報を収集する情報検索機能を有している。エージェントサーバ1は、図示のとおり、インターネットに接続されているあらゆる情報提供サーバ3a(図示しないが、情報提供サーバ3b、3c、・・・と多数存在しているケースが想定されている)にアクセスすることができる。本実施形態では、エージェントサーバ1は、状況情報を情報提供サーバ3aから取得して、図示するコミュニティを取り巻く外部環境の状況(家族に影響を与え得る外部環境での発生事象)を把握することができる。情報提供サーバ3aから取得される状況情報は、これには限定されないが、例えば、この家族の家宅近隣の小売店または施設の情報、家族が関心を持っている地域の天気予報情報などが想定される。
こうして、家族伝言板システム100において、エージェントサーバ1は、状況情報を取得し、この状況情報についてのメッセージを、擬人化機器(掃除ロボット5)の代理として、家族伝言板へ書き込む。エージェントサーバ1は、家族の各メンバによる家族伝言板への書込みの状況と、書き込もうとしているメッセージの緊急性とを考慮して、書込みのタイミングを制御する。そのため、エージェントサーバ1は、効果的なタイミングで、状況情報についてのメッセージを、家族の各メンバに通知することができる。従って、メンバは、忙しいときに、緊急性がないにもかかわらず通知されるメッセージに煩わされたり、緊急性の低いメッセージに紛れて緊急性の高いメッセージを見落としてしまう可能性を抑えることができる。
以下では、状況情報についてのメッセージを、効果的なタイミングで、家族の各メンバに通知するためのエージェントサーバ1の構成について、より詳細に説明する。
〔各実施形態に共通の構成〕
以下で説明する各実施形態において、本発明のメッセージ通知装置は、一例として、家族伝言板システム100におけるエージェントサーバとして実現される。ここで、各実施形態についての詳細説明に入る前に、各実施形態に共通の構成について、説明しておくこととする。
本発明の一態様に係るエージェントサーバ1および101(メッセージ通知装置)は、家族伝言板(メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービス)における書込み状況を取得する書込み状況取得部24(書込み状況取得手段)と、外部機器において取得された状況情報を取得する状況情報取得部20(状況情報取得手段)と、状況情報取得部20によって取得された状況情報についてのメッセージを生成するメッセージ生成部21(メッセージ生成手段)と、メッセージ生成部21によって生成されたメッセージの通知タイミングを、書込み状況取得部24によって取得された書込み状況と、該メッセージの基になった上記状況情報に対応付けられている緊急性との組み合わせに予め対応付けられているメッセージの書込みタイミングに、決定する書込みタイミング決定部25(書込みタイミング決定手段)と、書込みタイミング決定部25によって決定された書込みタイミングにおいて、メッセージ生成部21によって生成されたメッセージを家族伝言板サーバ2に出力して、該メッセージを家族伝言板に表示させるメッセージ表示部26(メッセージ表示手段)と、を備えている。
従って、エージェントサーバ1および101は、家族の各メンバによる家族伝言板への書込みの状況と、書き込もうとしているメッセージの緊急性とを考慮して、書込みのタイミングを制御する。そのため、効果的なタイミングで、状況情報についてのメッセージを、家族の各メンバに通知することができる。
なお、以下の各実施形態の説明に用いる図面において、同一または相当する部分には、同一の参照符号を付すものとし、それらの説明は重複して行なわない。また、図面における長さ、大きさおよび幅などの寸法関係ならびに形状は、図面の明瞭化と簡略化のために適宜に変更されており、実際の寸法および形状を表してはいない。
〔実施形態1〕
図1は、エージェントサーバ1の要部構成の一例を示すブロック図である。
図3は、図2の家族伝言板システムにおいて、「掃除ロボット5がエラー状態に陥った」という状況が発生した後に、メンバから家族伝言板への書込みが行われた、という状況を示す図である。
図4は、図3の状況の後に、各メンバの携帯端末に表示される、家族伝言板の画面例を示す図である。
図1に示すとおり、本実施形態におけるエージェントサーバ1は、制御部10、通信部11、および、記憶部12を備えている。
より詳細には、エージェントサーバ1は、家族伝言板(メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービス)における書込み状況を取得する書込み状況取得部24(書込み状況取得手段)と、外部機器において取得された状況情報を取得する状況情報取得部20(状況情報取得手段)と、状況情報取得部20によって取得された状況情報についてのメッセージを生成するメッセージ生成部21(メッセージ生成手段)と、メッセージ生成部21によって生成されたメッセージの通知タイミングを、書込み状況取得部24によって取得された書込み状況と、該メッセージの基になった上記状況情報に対応付けられている緊急性との組み合わせに予め対応付けられているメッセージの書込みタイミングに、決定する書込みタイミング決定部25(書込みタイミング決定手段)と、書込みタイミング決定部25によって決定された書込みタイミングにおいて、メッセージ生成部21によって生成されたメッセージを家族伝言板サーバ2に出力して、該メッセージを家族伝言板に表示させるメッセージ表示部26(メッセージ表示手段)と、上記状況情報と該状況情報についてのメッセージの緊急性との対応関係を規定するメッセージ緊急性定義テーブル30と、上記メッセージの緊急性および上記書込み状況の組み合わせに対してメッセージの書込みタイミングを対応付けた書込みタイミング条件テーブル32とを格納している記憶部12とを備え、書込みタイミング決定部25は、書込みタイミング条件テーブル32に基づいて、メッセージ生成部21によって生成されたメッセージの書込みタイミングを、書込み状況取得部24によって取得された書込み状況と、上記メッセージ緊急性定義テーブル30において上記メッセージの基になった上記状況情報に対応付けられている緊急性との組み合わせに対応付けられているメッセージの書込みタイミングに、決定する。
従って、書込みタイミング決定部25は、家族伝言板に書き込むメッセージの書込みタイミングを、メッセージ緊急性定義テーブル30において該メッセージの基になった状況情報に対応付けられている緊急性と、家族伝言板におけるメンバの書込み状況とに基づいて、制御することができる。
従って、メンバは、メッセージ緊急性定義テーブル30における状況情報と緊急性との対応付けを適宜変更することによって、該状況情報についてのメッセージの緊急性を変更することができる。
さらに、メンバは、書込みタイミング条件テーブル32における、メッセージの緊急性および書込み状況の組み合わせに対して対応付けられているメッセージの書込みタイミングを適宜変更することによって、メッセージの緊急性に応じて、該メッセージが、家族伝言板に書き込まれるタイミングを選択することができるようになる。
つまり、エージェントサーバ1は、メッセージの緊急性に応じて、メンバの選択するタイミングにおいて、メッセージを家族伝言板に書き込むことができ、ユーザビリティを向上させることができる。
なお、エージェントサーバ1は、本発明の一態様に係るメッセージ通知装置についての理解を容易にするため、メッセージ緊急性設定部22と、メッセージログ取得部23とをさらに備え、また記憶部12はメッセージ一時記憶テーブル31を格納している。ただし、詳細は後述するが、エージェントサーバ1において、メッセージ緊急性設定部22と、メッセージログ取得部23と、メッセージ一時記憶テーブル31とは必須ではない。
以下、各機能部および記憶部12に格納されている各テーブルについて詳細を説明していく。
通信部11は、エージェントサーバ1が外部の機器と通信するためのものである。具体的には、エージェントサーバ1は、通信部11を介して家族伝言板サーバ2、ホームサーバ3、および、各種情報提供サーバ3aと通信を行う。
記憶部12は、エージェントサーバ1が使用する各種データを格納する記憶装置である。
記憶部12は、エージェントサーバ1の制御部10が実行する(1)制御プログラム、(2)OSプログラム、(3)制御部10が、エージェントサーバ1が有する各種機能を実行するためのアプリケーションプログラム、および、(4)該アプリケーションプログラムを実行するときに読み出す各種データを非一時的に記憶するものである。
例えば、上記の(1)〜(4)のデータは、ROM(read only memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)、HDD(Hard Disc Drive)等の不揮発性記憶装置に記憶される。
エージェントサーバ1は、図示しない一時記憶部を備えていてもよい。一時記憶部は、エージェントサーバ1が実行する各種処理の過程で、演算に使用するデータおよび演算結果等を一時的に記憶するいわゆるワーキングメモリであり、RAM(Random Access Memory)などの揮発性記憶装置で構成される。
どのデータをどの記憶装置に記憶するのかについては、エージェントサーバ1の使用目的、利便性、コスト、または、物理的な制約などから適宜決定される。
記憶部12には、状況情報と該状況情報についてのメッセージの緊急性との対応関係を規定するメッセージ緊急性定義テーブル30と、メッセージの緊急性および書込み状況の組み合わせに対してメッセージの書込みタイミングを対応付けている書込みタイミング条件テーブル32とが格納されている。記憶部12はさらに、メッセージ一時記憶テーブル31を格納している。しかし、詳細は後述するが、エージェントサーバ1において、記憶部12がメッセージ一時記憶テーブル31を格納していることは必須ではない。
制御部10は、エージェントサーバ1の機能を統括して制御するものである。図示の制御部10には、機能ブロックとして、状況情報取得部20、メッセージ生成部21、メッセージ緊急性設定部22、メッセージログ取得部23、書込み状況取得部24、書込みタイミング決定部25、メッセージ表示部26が含まれている。ただし、詳細は後述するが、エージェントサーバ1にとって、メッセージ緊急性設定部22と、メッセージログ取得部23とを備えていることは必須ではない。
上述した制御部10の各機能ブロックは、例えば、CPU(central processing unit)などが、ROM(read only memory)、NVRAM(non-Volatile random access memory)等で実現された記憶装置(記憶部12)に記憶されているプログラムを不図示のRAM(random access memory)等に読み出して実行することで実現できる。
状況情報取得部20は、状況情報を外部機器から収集する。
詳細には、状況情報は、家族(コミュニティ)の家宅に配置されている各家庭内機器から収集される、コミュニティ内の事象を示す情報である。これらの状況情報は、ホームサーバ3によって保持されている。状況情報取得部20は、ホームサーバ3から状況情報を取得する。状況情報取得部20がホームサーバ3から取得する状況情報は、より具体的には、冷蔵庫在庫情報、カレンダー情報などであるが、これに限定されない。
あるいは、状況情報は、家庭(コミュニティ)を取り巻く外部環境に係る情報である。これらの状況情報は、情報提供サーバ3aによって保持されている。状況情報取得部20は、情報提供サーバ3aから状況情報を取得する。情報提供サーバ3aから取得される状況情報は、より具体的には、地域小売店情報、天気予報情報、プール施設情報などであるが、これに限定されない。
図3に示す例では、状況情報取得部20は、掃除ロボット5(実際はホームサーバ3)から、以下の状況情報を、取得している。すなわち、状況情報取得部20はホームサーバ3から、「エラー2(乗り上げて身動きがとれない)」、つまり「掃除ロボット5に、乗り上げて身動きがとれなくなるエラー状態が発生した」という状況情報を取得している。
また、「走行距離:300m、ゴミ吸い込み量:10/100」、つまり「掃除ロボット5が掃除を開始してからの走行距離は300mであり、ゴミ吸い込み量はダストカップの10%である」という状況情報以外の情報(付加情報)を取得している。
なお、詳細は後述するが、状況情報と、状況情報以外の情報との違いは、下記の点にある。すなわち、エージェントサーバ1にとって、状況情報はその緊急性が予め定められている情報であり、つまりエージェントサーバ1は、状況情報の緊急性について、決定および取得の少なくとも一方を行うことができる。これに対し、状況情報以外の情報の緊急性は、エージェントサーバ1にとって、予め決められていない。従って、状況情報をエージェントサーバ1に送信する外部機器においては、状況情報と、状況情報以外の情報とを区別していても、区別していなくともよい。
メッセージ生成部21は、状況情報取得部20が取得した状況情報についてのメッセージを生成する。メッセージ生成部21は、例えば、「エラー2(乗り上げて身動きがとれない)」という状況情報、および「走行距離:300m、ゴミ吸い込み量:10/100」という情報から、図4でロボによるメッセージとして示されているようなメッセージを生成する。すなわち、図4には、ロボによるメッセージとして、「エラー発生です。現在までの走行距離:300m、現在までのゴミ吸い込み量:10/100、エラー状況:E999 車輪が乗り上げてしまって動けません。」が示されている。
メッセージ緊急性設定部22は、メッセージ生成部21によって生成されたメッセージに対し、メッセージ緊急性定義テーブル30に基づいて、該メッセージの基になった状況情報と対応付けられた緊急性を設定する。例えば、メッセージ緊急性定義テーブル30が、図6に示すように、状況情報と該状況情報についてのメッセージの緊急性との対応関係を規定している場合、メッセージ緊急性設定部22は以下のような処理を行う。すなわち、「エラー2(乗り上げて身動きがとれない)」という状況情報に対し、緊急性として「高い」が規定されているため、メッセージ緊急性設定部22は、「エラー2」についてのメッセージの緊急性を「高い」に設定する。
そして、メッセージ緊急性設定部22は、メッセージに対し、メッセージの緊急性を設定し、図7に例示するようなメッセージ一時記憶テーブル31に格納する。ただし、詳細は後述するが、メッセージ一時記憶テーブル31は、エージェントサーバ1にとって必須ではなく、メッセージ緊急性設定部22は、緊急性を設定したメッセージを、書込みタイミング決定部25へと送信してもよい。また、メッセージ緊急性定義テーブル30が規定している、状況情報と該状況情報についてのメッセージの緊急性との対応関係について、詳細は後述する。
なお、メッセージ緊急性定義テーブル30においてメッセージの基になった状況情報に対応付けられている緊急性をそのまま、メッセージの緊急性とする場合、メッセージ緊急性設定部22は必須ではない。この場合、後述する書込みタイミング決定部25は、メッセージ緊急性定義テーブル30を直接参照して、メッセージ生成部21が生成したメッセージについて、該メッセージの緊急性を取得することができるからである。
つまり、メッセージの緊急性が、該メッセージの基になった状況情報から、メッセージ緊急性定義テーブル30のみに基づいて決定できる場合、書込みタイミング決定部25は、以下のようにして、メッセージの緊急性を取得することができる。書込みタイミング決定部25は、メッセージ生成部21が生成したメッセージについて、該メッセージの該メッセージの基になった状況情報から、メッセージ緊急性定義テーブル30に基づいて、該メッセージの緊急性を取得することができる。言い換えれば、書込みタイミング決定部25は、状況情報取得部20が取得した状況情報と一致する状況情報に対応付けられている緊急性を示す緊急性情報を、図6のメッセージ緊急性定義テーブル30から読み出すことができる。
エージェントサーバ1は、書込みタイミング決定部25が、メッセージ生成部21が生成したメッセージについて、メッセージの緊急性を取得できればよい。メッセージの緊急性が、該メッセージの基になった状況情報のみによって決定できる場合、メッセージ緊急性設定部22は必須ではない。
メッセージログ取得部23は、家族伝言板サーバ2から、家族の各メンバによる家族伝言板への書込みの履歴であるメッセージログを取得する。例えば図3に示す状況において、母(お母さん)は携帯端末4を用いて家族伝言板に、「お父さん、今日は何時に帰ってくる?」というメッセージを書き込んでいる。メッセージログ取得部23は、家族伝言板サーバ2から、家族伝言板への書込みの履歴であるメッセージログを取得しており、母による上記メッセージを含むメッセージログを取得する。
書込み状況取得部24は、メッセージログ取得部23が取得したメッセージログから、家族伝言板における、家族の各メンバの書込み状況を取得する。
本実施形態において、書込み状況とは、所定時間内における書込み頻度である。書込み頻度は、家族伝言板サーバ2から容易に取得することができる。なお、本実施形態においては特に、書込み状況取得部24は、家族の各メンバによる家族伝言板への書込みが有ったか無かったか、つまり書込みの有無を取得する。書込みの有無は、家族伝言板サーバ2から極めて容易に取得が可能であり、また、書込みが「有ったか」/「無かったか」を判定することも極めて容易である。
図3の例に即して説明すれば、メッセージログ取得部23が、家族伝言板サーバ2から、母が書き込んだ上記メッセージを含むメッセージログを取得すると、書込み状況取得部24は、該メッセージログから、書込みが「有る」という書込み状況を取得する。
なお、家族伝言板サーバ2が家族伝言板へのメンバによる書込み状況を取得し、書込み状況取得部24へ通知することができる場合、書込み状況取得部24が家族伝言板サーバ2から直接、書込み状況を取得してもよい。すなわち、エージェントサーバ1にとって、メッセージログ取得部23を備えていることは必須ではなく、書込み状況取得部24が、家族伝言板におけるメンバによる書込み状況を取得できればよい。
書込みタイミング決定部25は、書込みタイミング条件テーブル32に基づいて、メッセージの緊急性と、上記書込み状況とから、該メッセージの書込みタイミングを決定する。本実施形態において書込みタイミング決定部25は、メッセージ一時記憶テーブル31に格納されているメッセージについて、該メッセージの緊急性と、書込み状況取得部24が取得した書込み状況とから、書込みタイミング条件テーブル32に基づいて、該メッセージの書込みタイミングを決定する。なお、上述のように、メッセージの緊急性が、該メッセージの基になった状況情報から、メッセージ緊急性定義テーブル30のみに基づいて決定できる場合、メッセージ緊急性設定部22は必須ではない。また、書込みタイミング決定部25が、メッセージ一時記憶テーブル31から、メッセージと、該メッセージの緊急性とを取得することも必須ではない。書込みタイミング決定部25は、メッセージ緊急性定義テーブル30を直接参照して、メッセージ生成部21が生成したメッセージの緊急性を取得してもよい。
ここで、例えば、書込みタイミング条件テーブル32が、図8に示すように、メッセージの緊急性および書込み状況の組み合わせに対してメッセージの書込みタイミングを対応付けている場合、書込みタイミング決定部25は以下のような処理を行う。
すなわち、図8の書込みタイミング条件テーブル32において「採用フラグ」にチェックが入っている行を見ると、「書込み有り」の書込み状況において、メッセージの緊急性が「低い」メッセージは書き込まず、緊急性が「高い」メッセージは書き込む。また、「書込み無し」の書込み状況において、メッセージの緊急性が「低い」メッセージは書き込み、緊急性が「高い」メッセージは書き込まない。つまり、図8の書込みタイミング条件テーブル32は、緊急性が「高い」メッセージは、「書込み無し」という書込み状況においては書き込まず、「書込み有り」のタイミングで書込むことを規定している。
従って、「エラー2(乗り上げて身動きがとれない)」という状況情報についてのメッセージの緊急性として「高い」が設定されている場合、書込みタイミング決定部25は、該メッセージの書込みタイミングを、「書込み有り」のタイミングに決定する。つまり、書込みタイミング決定部25は、書込み状況取得部24から、書込みが「有る」という書込み状況を取得したタイミングで、エラー2についてのメッセージを書き込むよう、エラー2についてのメッセージの書込みタイミングを決定する。
なお、上記の説明では、書込みタイミング決定部25は、メッセージ一時記憶テーブル31に格納されているメッセージについて、該メッセージの緊急性と、書込み状況とから、該メッセージの書込みタイミングを決定するとした。しかし、書込みタイミング決定部25は、メッセージ緊急性設定部22から直接、メッセージと、該メッセージに対応付けられた該メッセージの緊急性とを取得し、書込み状況取得部24が取得した書込み状況と組み合わせて、該メッセージの書込みタイミングを決定してもよい。すなわち、書込みタイミング決定部25は、メッセージ緊急性設定部22が設定したメッセージの緊急性と、書込み状況取得部24が取得した書込み状況とから、書込みタイミング条件テーブル32に基づいて、該メッセージの書込みタイミングを決定すればよい。
メッセージ表示部26は、書込みタイミング決定部25によって決定された書込みタイミングにおいて、メッセージ生成部21によって生成されたメッセージを、家族伝言板サーバ2に出力して、該メッセージを家族伝言板に表示させる。
メッセージ表示部26によって出力されたメッセージは、掃除ロボット5の発言として、家族伝言板(図2)に投稿され、各メンバの携帯端末4に提示される。
〔各テーブルの内容〕
図6は、メッセージ緊急性定義テーブル30のデータ構造および具体例を示す図である。
図7は、状況情報に応じて、該状況情報についてのメッセージに対しメッセージの緊急性が設定されている、メッセージ一時記憶テーブル31の具体例を示す図である。
図8は、書込みタイミング条件テーブル32のデータ構造および具体例を示す図である。
メッセージ緊急性定義テーブル30は、状況情報と該状況情報についてのメッセージの緊急性との対応関係を規定する。メッセージ緊急性定義テーブル30には、例えば図6に示すように、「走行距離600m以上」つまり「掃除ロボット5が掃除を開始してからの走行距離が600m以上となった」という内容の状況情報に対しては、その緊急性として「低い」が対応付けられている。また、「エラー2(乗り上げて身動きがとれない)」つまり「掃除ロボット5に、乗り上げて身動きがとれなくなるエラー状態が発生した」という内容の状況情報に対しては、その緊急性として「高い」が対応付けられている。
なお、エージェントサーバ1にとって、状況情報とは、例えばメッセージ緊急性定義テーブル30によって、その緊急性が予め定められている情報である。エージェントサーバ1にとって、その緊急性を判定または決定することのできない情報は、状況情報以外の情報である。従って、或る情報について、その緊急性が予め定められていることによって、エージェントサーバ1がその情報の緊急性を決定、判定、取得の少なくとも1つを行うことができる情報は、エージェントサーバ1にとっての状況情報である。
メッセージ一時記憶テーブル31は、図7に示すように、メッセージと、該メッセージにメッセージ緊急性設定部22が設定したメッセージの緊急性との組合せを一時的に格納する。また、書込みタイミング決定部25は、メッセージ一時記憶テーブル31に格納されているメッセージについて、該メッセージと組み合わされて格納されている、該メッセージの緊急性を取得する。
図7には、「エラー2(乗り上げて身動きがとれない)」という状況情報についてのメッセージに対し、メッセージ緊急性設定部22は、図6に示すメッセージ緊急性定義テーブル30に基づき、メッセージの緊急性として「高い」を設定したことが示されている。
なお、前述のように、メッセージ一時記憶テーブル31はエージェントサーバ1にとって必須ではない。メッセージ一時記憶テーブル31が備えられない場合、メッセージと、該メッセージにメッセージ緊急性設定部22が設定したメッセージの緊急性との組合せとは、メッセージ緊急性設定部22と書込みタイミング決定部25との間で直接やり取りされる。
また、メッセージの緊急性が、該メッセージの基になった状況情報から、メッセージ緊急性定義テーブル30のみに基づいて決定できる場合、メッセージ緊急性設定部22も必要ない。この場合、書込みタイミング決定部25は、メッセージ緊急性定義テーブル30を直接参照して、メッセージ生成部21が生成したメッセージの緊急性を取得する。
書込みタイミング条件テーブル32は、メッセージの緊急性および書込み状況の組み合わせに対してメッセージの書込みタイミングを対応付けている。書込みタイミング条件テーブル32には、例えば図8に示すように、「書込み有り」という書込み状況においては、メッセージの緊急性が「低い」場合には書込み「しない」が、緊急性が「高い」場合には書込み「する」ことが対応付けられている。また、「書込み無し」という書込み状況においては、メッセージの緊急性が「低い」場合には書込み「する」が、緊急性が「高い」場合には書込み「しない」ことが対応付けられている。
書込みのタイミングが、図8の書込みタイミング条件テーブル32のように規定されている場合、メッセージの緊急性の高低に応じて、エージェントサーバ1は、メッセージを書き込むタイミングを以下のように制御することが可能となる。すなわち、「書込み有り」の場合、つまり家族伝言板において家族が会話している可能性が高い場合、緊急性が「低い」メッセージは、重要ではないと考えられるため、会話の邪魔になるので書き込まない。また、緊急性が「高い」メッセージは、重要な情報であると考えられるので、会話の邪魔になるが、見てもらえる可能性が高い「書込み有り」の場合に書き込む。
一方、「書込み無し」の場合に、つまり家族伝言板において家族が会話している可能性が低く、会話の邪魔にはならない場合に、緊急性が「低い」メッセージを書き込む。また、緊急性が「高い」メッセージは、「書込み無し」の場合には、家族の誰からも気づいてもらえない可能性があるので書き込まず、家族の誰かが見てくれる可能性が高くなってから書き込む。
つまり、エージェントサーバ1は、「書込み有り」の書込み状況であって、メッセージの緊急性が「低い」場合には、該メッセージを家族伝言板には書き込まず、「書込み無し」の書込み状況を取得してから、該メッセージを書き込む。また、「書込み無し」の書込み状況であって、メッセージの緊急性が「高い」場合には、該メッセージを家族伝言板には書き込まず、「書込み有り」の書込み状況を取得してから、該メッセージを書き込む。
図6に示す例においてエージェントサーバ1は、メンバが家族伝言板にメッセージを書き込んだことを検知してから所定時間内に、具体的には、「書込み有り」の書込み状況を取得すると直ぐ、家族伝言板サーバ2に、緊急性の高いメッセージを出力する。緊急性の高いメッセージについては、メンバによる書き込み後所定時間内に書き込むことによって、つまり、メンバが家族伝言板を見ている可能性が高いタイミングで書き込むことによって、緊急性の高いメッセージが見落とされる可能性を抑制することができる。
なお、例えば緊急性が「低い」ため、「書込み有り」という書込み状況においては書込み「しない」メッセージであっても、「書込み無し」という書込み状況になったら、書込み「する」ように、書込みタイミング条件テーブル32の内容は制御されている。つまり、一度も書き込まれることのないメッセージが存在することのないように、書込みタイミング条件テーブル32の内容は制御されている。ただし、書込みタイミング条件テーブル32において、「書込み有り」という書込み状況においても、「書込み無し」という書込み状況においても、書き込まれるメッセージが存在してもよい。
上記に説明したメッセージ緊急性定義テーブル30および書込みタイミング条件テーブル32のデータは、ユーザが変更することができる。
すなわち、例えば図6に示すメッセージ緊急性定義テーブルにおいては、「エラー1(電池切れ)」つまり「掃除ロボット5の電池が切れるエラー状態が発生した」という内容の状況情報に対して、その緊急性として「高い」が対応付けられている。しかし、掃除ロボット5は自走式掃除機であり、電池切れの場合には自分で電源供給施設に戻って電源供給できるため、「エラー1(電池切れ)」という内容の状況情報の重要性は低いとメンバが考える場合、緊急性を「低い」に変更することができる。
また、緊急性の「高い」メッセージは重要であるから、他のメンバと会話していない時間的余裕のある時にゆっくり確認したいという場合、図8に示す書込みタイミング条件テーブル32の内容を以下のように変更すればよい。すなわち、緊急性の「高い」メッセージについて、「書込み無し」という書込み状況において、書込み「する」と変更すればよい。
〔発言フローについて〕
以下では、所定の状況が発生したのを契機として、掃除ロボット5またはホームサーバ3からエージェントサーバ1に送信された状況情報について、エージェントサーバ1がメッセージを生成し、該メッセージの書込みタイミングを制御する例を説明する。
まず、掃除ロボット5またはホームサーバ3は、掃除ロボット5および他の家庭内機器に所定の状況が発生したのを検知した場合には、該状況についての情報を、ホームサーバ3を介してエージェントサーバ1に送信することを、メンバによって予め登録されている。上記登録がなされていることによって、掃除ロボット5またはホームサーバ3は、掃除ロボット5および他の家庭内機器が所定の状況が発生したのを検知すると、該状況についての情報を状況情報として、ホームサーバ3を介してエージェントサーバ1に送信する。上記「所定の状況」とは、例えば、「動けなくなった」等の掃除ロボット5の状態であってもよいし、「室内の温度が35℃以上である」等の家庭内の状況であってもよく、つまり、掃除ロボット5または他の家庭内機器が検知可能な状況であればよい。
掃除ロボット5および他の家庭内機器が検知可能なこれらの状況を、状況情報を送信する契機として、掃除ロボット5またはホームサーバ3に登録しておくことで、該状況の発生により、該状況についての状況情報がエージェントサーバ1に送信される。
また、所定の状況が発生した際にエージェントサーバ1に送信される情報は、上記所定の状況についての状況情報だけでなく、該状況に関わる情報を含むものであってもよい。例えば、掃除ロボット5が「乗り上げて身動きがとれない」というエラー状態を検知した場合には、「乗り上げて身動きがとれない」という状況情報に加え、「動けなくなった時点までの移動距離およびゴミ吸い込み量」という情報を一緒に送信してもよい。また、空調装置6が「室内の温度が35℃以上である」という状況を検知した場合には、「室内の温度が35℃以上である」という状況情報に加えて、「エアコンの操作状況」という情報が、エージェントサーバ1に一緒に送信されてもよい。
以下では、図5に示すフローチャートおよび図4に示す画面例の図を参照して、エージェントサーバ1の処理の流れについて説明するが、その際、前提としている状況は図3に示す状況である。すなわち、掃除ロボット5が「エラー2(乗り上げて身動きがとれない)」というエラー状態を検知し、該状態の情報を、状況情報としてエージェントサーバ1に送信した場合の、エージェントサーバ1の動作を説明する。なお、エージェントサーバ1に送信された情報は、「エラー2(乗り上げて身動きがとれない)」という状況情報に加え、「走行距離:300m、ゴミ吸い込み量:10/100」という情報が含まれていたものとする。
図5は、掃除ロボット5の代理で発言を行うエージェントサーバ1の処理の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、まず、状況情報取得部20は、掃除ロボット5(外部機器)からの状況情報を取得し(S001)する。すなわち、「エラー2(乗り上げて身動きがとれない)」という状況情報と、「走行距離:300m、ゴミ吸い込み量:10/100」という情報とを、状況情報取得部20はホームサーバ3から取得する。
メッセージ生成部21は、上記状況情報についてのメッセージを生成する(S002)。
メッセージ生成部21が生成したメッセージに対し、メッセージ緊急性設定部22が、メッセージ緊急性定義テーブル30に基づいて、該メッセージの基になった状況情報と対応付けられた緊急性を設定する(S003)。図7には、上記メッセージと、上記メッセージに対しメッセージ緊急性設定部22によって設定されたメッセージの緊急性との組合せを格納したメッセージ一時記憶テーブル31が例示されている。
次にメッセージログ取得部23が、家族伝言板サーバ2(コミュニケーションサーバ)からメッセージログを取得する(S004)。
書込み状況取得部24は、メッセージログ取得部23が取得したメッセージログから、家族伝言板へのメンバによる書込み状況を、例えば書込みの有無を、取得する(S005)。図3に例示する状況では、母さんからの「お父さん、今日は何時に帰ってくる?」というメッセージの書込みを、書込み状況取得部24は検出している。
なお、本実施形態では、書込み状況取得部24は、メッセージログ取得部23が家族伝言板サーバ2から取得したメッセージログから、家族の各メンバによる家族伝言板への書込み状況を取得する。しかし、家族伝言板サーバ2が家族伝言板へのメッセージログからメンバによる書込み状況を判定し、書込み状況取得部24が家族伝言板サーバ2から直接、書込み状況を取得してもよい。
その後、書込みタイミング決定部25は、書込みタイミング条件テーブル32に基づいて、メッセージの緊急性と、上記書込み状況とから、該メッセージの書込みタイミングを決定する。具体的には、エージェントサーバ1が書き込もうとしているメッセージが、メッセージの通知タイミング基準を満たすか否かを確認する(S006)。つまり、メッセージ一時記憶テーブル31に格納されているメッセージについて、該メッセージの緊急性と、書込み状況取得部24が取得した書込み状況とから、書込みタイミング条件テーブル32に基づいて、該メッセージの書込みタイミングを決定する。
従って、図3に例示する状況において、書込みタイミング決定部25は、「エラー2(乗り上げて身動きがとれない)」という状況情報についてのメッセージの通知タイミングを、以下のように決定する。
すなわち、メッセージ一時記憶テーブル31に格納されている「エラー2(乗り上げて身動きがとれない)」という状況情報についてのメッセージに対応するメッセージの緊急性は「高い」である。また、図8に示すよう、書込みタイミング条件テーブル32は、緊急性が「高い」メッセージは、「書込み無し」という書込み状況においては書き込まず、「書込み有り」のタイミングで書込むことを規定している。従って、書込み状況取得部24が「書込み無し」という書込み状況を取得している間は、書込みタイミング決定部25は、緊急性が「高い」メッセージを書き込まない(S006でNo)。書込み状況取得部24が、母さんからの「お父さん、今日は何時に帰ってくる?」というメッセージの書込みを検出し、つまり「書込み有り」という書込み状況を取得すると、書込みタイミング決定部25は以下のように動作する。すなわち、書込みタイミング決定部25は、「エラー2(乗り上げて身動きがとれない)」という状況情報についてのメッセージの書込みタイミングを、母さんからの「お父さん、今日は何時に帰ってくる?」というメッセージの書込みの直後のタイミングに決定する(S006でYes)。
そして、メッセージ表示部26は、書込みタイミング決定部25によって決定された書込みタイミングにおいて、メッセージ生成部21によって生成されたメッセージを、家族伝言板サーバ2に出力して、該メッセージを家族伝言板に表示させる(S007)。つまり、母さんからの「お父さん、今日は何時に帰ってくる?」というメッセージの書込みの直後のタイミングで、「エラー2(乗り上げて身動きがとれない)」という状況情報についてのメッセージを、家族伝言板サーバ2に送信する。その結果、各メンバの携帯端末4に表示される家族伝言板の画面は図4に示すようなものとなる。
上記の説明においては、状況情報の取得、メッセージの作成および緊急性の設定(S001〜S003)の後に、家族伝言板へのメンバによる書込み状況の取得(S004〜S005)を行っている。しかし、エージェントサーバ1においては、メッセージの作成および緊急性の設定の前に、家族伝言板へのメンバによる書込み状況の取得を行ってもよい。すなわち、エージェントサーバ1においては、書込みタイミング決定部25がメッセージの書込みタイミングを決定する前に、該メッセージの緊急性と、書込み状況とを取得すればよく、メッセージの緊急性と、書込み状況との取得順序は前後してもよい。
なお、上記では、掃除ロボット5に所定状況が発生し、掃除ロボット5がその所定状況をエージェントサーバ1に通知する例を説明した。しかしそれに限られず、他の家庭内機器に所定状況が発生したのを掃除ロボット5が検知し、その他の家庭内機器に発生した所定状況を、掃除ロボット5がエージェントサーバ1に通知する場合も、エージェントサーバ1は上記と同様の動作を実行することができる。
エージェントサーバ1は、各メンバによる家族伝言板への書込み状況と、書き込もうとしているメッセージの緊急性とに応じて、効果的なタイミングでメッセージを家族伝言板に書き込むことができる。
〔メッセージ内容〕
メッセージ生成部21は、状況情報取得部20が外部機器から取得した状況情報についてのメッセージを生成する。従って、メッセージ生成部21が生成するメッセージの内容は、外部機器が生成、保持、取得、検出することのできる情報であれば特に制限はない。例えば、家庭内の室温、湿度、明るさ、その他の家電機器(空調装置6、照明装置7、冷蔵庫8、PC9等)の状況などの情報についてのメッセージを生成することができる。
エージェントサーバ1が掃除ロボット5の代理として、家族伝言板へメッセージを書き込む場合、メッセージ生成部21が生成するメッセージの内容としては、特に以下のものを挙げることができる。すなわち、掃除ロボット5の掃除開始から現在までの、走行距離、走行時間、ゴミ吸い込み量、エラー状況(エラーになる状態があったかどうか、エラーになる状態が何回あったか)。また、「移動している途中である」、「ドックに戻ったところである」、「掃除中である」、「エラーで停止中である」等の現在の動作状況、および、現在の室内の状態(温度、湿度、明るさ、その他の家電の状態など)も、メッセージの内容となり得る。
つまり、メッセージの内容は、現在動作中の内容(例えば、掃除)に関連するものだけ表示しても良いし、外部機器およびサービス自体が知ることができる情報を含めて表示しても良い。例えば、掃除を開始する前に床の写真を撮影しておき、掃除開始後にもう一度写真を撮影し、これら二枚の写真を一緒に状況情報としてエージェントサーバ1に送信してもよい。
メッセージの内容は予め決定されていてもよいし、また、メンバがメッセージの内容を選択・変更してもよい。つまり、メッセージの内容は、予め選択されている項目、例えば掃除ロボット5の状態内容のうち、エラー状態などの重要な内容だけでもよいし、メンバが選択・変更した内容であってもよい。例えば図2において、掃除ロボット5は、「室内温度が25℃である」という情報を取得している。しかし、掃除ロボット5(実際にはホームサーバ3)は、「エラー2(乗り上げて身動きがとれない)」という状況情報のみを送信し、「室内温度が25℃である」という情報を送信しないとしてもよい。また、掃除ロボット5が「エラー2(乗り上げて身動きがとれない)」という状況情報に加え、「室内温度が25℃である」という情報をエージェントサーバ1に出力した場合であっても、エージェントサーバ1は、「エラー2」についてのメッセージに、「室内温度が25℃である」ことを含めないこともできる。
〔実施形態2〕
上記では、掃除ロボット5またはホームサーバ3が、掃除ロボット5および他の家庭内機器に所定の状況が発生したのを検知した場合に、該状況についての情報を、ホームサーバ3を介してエージェントサーバ1に送信する例を説明した。
しかし、エージェントサーバ1は、所定状況の発生に従って通知される状況情報についてのメッセージの書込みタイミングを制御するだけではない。以下では、エージェントサーバ1が、ホームサーバ3等の外部機器から通知される、予め指定された時点における状況情報についてのメッセージの、書込みタイミングを制御する例を説明する。
すなわち、エージェントサーバ1は、状況情報取得部20(状況情報取得手段)が、予め指定された時点において、上記状況情報を取得する。そして、エージェントサーバ1は、予め指定された時点における状況情報についてのメッセージを、該メッセージの緊急性とユーザの状況とを考慮して、効果的なタイミングで、メンバに通知することができる。
以下では、メンバによる時間指定によって、所定の時点における状況情報がエージェントサーバ1に送信され、エージェントサーバ1は、該所定の時点における状況情報についてのメッセージの書込みタイミングを制御する例を説明する。
なお、上記「所定の時点における状況情報」の「所定の時点」とは、メンバが指定する時点だけでなく、掃除ロボット5等の外部機器に予め設定されている時点であってもよい。以下に説明する例では、メンバが予め、15時時点での掃除ロボットの状態(待機中、散歩中、お散歩完了など)を通知するよう、掃除ロボット5またはホームサーバ3に登録しておいたものとする。掃除ロボット5(実際にはホームサーバ3)は、メンバによる上記登録に基づき、「15時時点での掃除ロボット5の状態(待機中、散歩中、お散歩完了など)」についての状況情報を、15時直後にエージェントサーバ1に送信する。ただし、例えば、掃除ロボット5が掃除を開始してから15分後の掃除ロボット5の状態に係る状況情報についてのメッセージの書込みタイミングを制御するといった場合も、本実施形態で説明する「所定の時点における状況情報」についてのメッセージの書込みタイミングの制御の範囲に含まれる。
図9は、エージェントサーバ1が、所定時点(例えば15時)での状況情報についてのメッセージを、メンバによる家族伝言板への書込みがないタイミングで、家族伝言板サーバに送信することで表示される、家族伝言板の画面例を示す図である。なお、図9の画面例において、子供からの「母さん、おやつちょうだい!」というメッセージは、15時に書き込まれたものである。これに対し、ロボ(掃除ロボット5)による「15時時点で掃除中です。」というメッセージは、家族のメンバによる家族伝言板への書込みがないタイミングで書き込まれている。つまり、「15時時点で掃除中です。」というメッセージは、子どもからの上記メッセージの書込みの後、所定時間(例えば30分)メンバからの書込みがないタイミングで、書き込まれている。以下に、図9に示す画面例について、詳細を説明する。
まず、掃除ロボット5は、15時になると、自己の状態及び周囲の状況等を検知し、検知した結果を、ホームサーバ3を介して、エージェントサーバ1に送信する。ここで、掃除ロボット5は、状況情報としては、「掃除中である」ことを送信したものとする。また、「走行距離:300m、ゴミ吸い込み量:10/100、室内温度:24℃、他の機器の動作状況:エアコンとテレビとが動作中」という情報を一緒に送信したものとする。
その後、状況情報取得部20が上記の状況情報を取得し、メッセージ生成部21は上記の状況情報についてのメッセージを生成する。そして、メッセージ緊急性設定部22は、上記メッセージに対し、図6に示すメッセージ緊急性定義テーブル30に基づいて、上記メッセージの緊急性として「低い」を設定する。
書込み状況取得部24は、メッセージログ取得部23が取得しているメッセージログから、家族伝言板へのメンバによる書込み状況を取得する。
そして、書込みタイミング決定部25が、図8に示す書込みタイミング条件テーブル32に基づいて、メッセージの緊急性と、上記書込み状況とから、該メッセージの書込みタイミングを決定する。つまり、緊急性の「低い」、「掃除中である」というメッセージを書き込むタイミングは、図8から、「書込みなし」のタイミングであることを決定する。
従って、15時に書き込まれた「母さん、おやつちょうだい!」というメッセージの後、メンバからの書込みが所定時間(例えば30分間)ないという書込み状況を書込み状況取得部24が取得すると、書込みタイミング決定部25は、該書込み状況を取得したタイミングにおいて、「掃除中である」というメッセージを書き込むよう、書込みタイミングを制御する。つまり、書込みタイミング決定部25は、緊急性の「低い」メッセージの書込みタイミングを、「メンバによる書込みの有った15時から30分間、家族伝言板への書込みがない」という書込み状況を書込み状況取得部24が取得した15:31に決定する。
その結果、各メンバの携帯端末4に表示される家族伝言板の画面には、図9に示すように、15時時点の状況情報についてのロボからのメッセージが、メンバによる書込みが無くなってから30分後の、15:31に書き込まれている。
なお、上記のように、例えば、掃除ロボット5(実際にはホームサーバ3)が、掃除ロボット5が掃除を開始してから15分後の掃除ロボット5の状態について、エージェントサーバ1に、通知する場合も同様である。すなわち、エージェントサーバ1は、「掃除ロボット5が掃除を開始してから15分後の掃除ロボット5の状態」についてのメッセージを、該メッセージの緊急性と、家族伝言板へのメンバの書込み状況とを考慮したタイミングで、家族伝言板に書き込む。
本実施形態において、メンバが予め登録しておくことによって、外部機器は、所定の時点における状況情報をエージェントサーバ1に出力する。エージェントサーバ1は、上記所定の時点における状況情報についてのメッセージを、該メッセージの緊急性とユーザの状況とを考慮して、効果的なタイミングで、メンバに通知する。つまりエージェントサーバ1は、所定の時点における状況情報を取得しても、該所定の時点の直後に、該所定の時点における状況情報についてのメッセージを、家族伝言板に書き込まないこともできる。
〔実施形態3〕
上記に説明したエージェントサーバ1は、ホームサーバ3等の外部機器が、所定の状況の発生によって出力した状況情報、または所定の時点で出力した状況情報についてのメッセージの書込みタイミングを制御するものであった。しかし、本発明の一態様に係るメッセージ通知装置が適用される家族伝言板システムにおいて、ホームサーバ3等の外部機器が、所定の状況の発生によって、または所定の時点で、状況情報を出力することは必須ではない。
すなわち、本発明の他の一態様に係るエージェントサーバ101は、エージェントサーバ1の構成に加えてさらに、家族伝言板(コミュニケーションサービス)における上記メンバによるメッセージから、上記状況情報についてのメッセージを家族伝言板へ書き込むことを指示する報告メッセージ書込み指示を検出する報告メッセージ書込み指示検出部40(報告メッセージ書込み指示検出手段)を備え、状況情報取得部20は、上記報告メッセージ書込み指示に対応する上記状況情報を取得するものであり、報告メッセージ書込み指示検出部40によって指示されて状況情報取得部20が取得した状況情報に対応付けられている緊急性を高い緊急性に設定するメッセージ緊急性更新部41(メッセージ緊急性更新手段)をさらに備えている。
上記の構成によれば、エージェントサーバ101は、メンバからの書込み指示に基づいて、該指示に対応する状況情報を取得し該状況情報についてのメッセージを生成する。そして、上記メッセージの緊急性を高い緊急性に設定した上で、上記メッセージの緊急性と、メンバによる家族伝言板への書込み状況とに応じて、効率的なタイミングで、上記メッセージを家族伝言板に書き込むことができる。つまり、メンバが知りたい情報についてのメッセージを高い緊急性を有するメッセージとした上で、該メッセージを、メンバの状況を考慮したタイミングにおいて、書き込むことが可能となる。
図10は、エージェントサーバ101が、家族伝言板にメンバからの報告メッセージ書込み指示が書き込まれたことを検出し、状況情報を取得するという状況を示す図である。
図11は、図10に示す状況の後に、各メンバの携帯端末4に表示される、家族伝言板の画面例を示す図である。
図12は、エージェントサーバ101の要部構成の一例を示すブロック図である。
図13は、エージェントサーバ101の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、エージェントサーバ101が、エージェントサーバ1の構成に加えてさらに備える各機能部と、状況情報取得部20と、書込みタイミング決定部25とについて、機能の概要を説明しておく。
報告メッセージ書込み指示検出部40は、メッセージログ取得部23が取得する、メンバによる直近のメッセージから、状況情報についてのメッセージを家族伝言板へ書き込むことを指示する報告メッセージ書込み指示を検出する。
状況情報取得部20は、報告メッセージ書込み指示検出部40が検出した報告メッセージ書込み指示に対応する状況情報を取得する。
メッセージ緊急性更新部41は、報告メッセージ書込み指示検出部40によって指示されて状況情報取得部20が取得した状況情報に係るメッセージの緊急性を、高い緊急性に設定する。
書込みタイミング決定部25は、メッセージ生成部21によって生成されたメッセージの通知タイミングを、書込み状況取得部24によって取得された書込み状況と、該メッセージの基になった上記状況情報に対応付けられている緊急性との組み合わせに予め対応付けられているメッセージの書込みタイミングに、決定する。ここで、メッセージ生成部21によって生成されたメッセージの基になった状況情報は、メッセージ緊急性更新部41によって、高い緊急性に設定されている。従って、書込みタイミング決定部25は、メッセージの通知タイミングを、該メッセージの基になった状況情報に対してメッセージ緊急性更新部41によって設定された「高い」緊急性と、書込み状況とから、決定する。
なお、エージェントサーバ1とエージェントサーバ101とで共通の、メッセージ生成部21、メッセージ緊急性設定部22、メッセージログ取得部23、書込み状況取得部24の機能は、エージェントサーバ1で説明したのと同様であるから、省略する。
以下では、図13に示すフローチャートおよび図11に示す画面例の図を参照して、エージェントサーバ101の処理の流れについて説明する。ただし、エージェントサーバ101の処理の流れは、エージェントサーバ1の処理と重複する部分が多いため、エージェントサーバ1の処理と異なる部分について、中心的に説明していく。
図13に示すエージェントサーバ101の処理の流れと、図5に示すエージェントサーバ1の処理の流れとの相違点は、以下の2点だけである。すなわち、まず第1に、S001の「外部機器から状況情報を取得する」という処理の前に、S011〜S013の処理が追加されている点である。第2に、S003の「メッセージ緊急性設定部22が、メッセージに対し、該メッセージの緊急性を設定する」という処理の後に、S014の処理が追加されている点である。
以下に、S011〜S013、およびS014の処理の詳細について説明する。
まず、図10に示すように、お母さんが携帯端末4を用いて家族伝言板に、「ロボ、今の状態を教えて」というメッセージを書き込んだとする。
メッセージログ取得部23は、家族伝言板サーバ2(コミュニケーションサーバ)からメッセージログを取得している(S011)。そして、報告メッセージ書込み指示検出部40は、上記メッセージログに基づいて、メンバからのメッセージから、状況情報についてのメッセージを家族伝言板に書き込むことを指示する報告メッセージ書込み指示を検出する(S012)。すなわち、報告メッセージ書込み指示検出部40は、お母さんからの上記メッセージに基づいて、「掃除ロボット5が、現在、どのような状態にあるか」についてのメッセージを、家族伝言板に書き込むことを指示する、報告メッセージ書込み指示を検出する。
そして、状況情報取得部20は、報告メッセージ書込み指示検出部40が検出した報告メッセージ書込み指示に対応する状況情報を、外部機器に出力させ(S013)、外部機器から該状況情報を取得する(S014)。すなわち、状況情報取得部20は、掃除ロボット5(実際にはホームサーバ3)に対し、「掃除ロボット5が、現在、どのような状態にあるか」についての状況情報を、エージェントサーバ1に出力させる。
なお、掃除ロボット5(実際にはホームサーバ3)がエージェントサーバ1に出力するのは、「掃除ロボット5が、現在、どのような状態にあるか」についての情報だけでもよいし、その他の情報を含んでいてもよい。すなわち、外部機器は、報告メッセージ書込み指示に対応する状況情報のみをエージェントサーバ1に送信してもよいし、該状況情報と関連する情報を一緒にエージェントサーバ1に送信してもよい。本実施形態において、掃除ロボット5(実際にはホームサーバ3)は、「掃除中です」という状況情報に加え、掃除ロボット5が該状況情報を送信する直前に検知した情報を、エージェントサーバ1に送信している。すなわち、「掃除開始からの走行距離:300m、ゴミ吸い込み量:10/100、現在の室内温度:10℃」という情報を、状況情報と一緒に、エージェントサーバ1に送信している。
外部機器から出力された状況情報を取得し、該状況情報についてのメッセージを作成し、さらにそのメッセージに対し、メッセージの緊急性を設定するS001からS003までの処理は、エージェントサーバ1の場合と同様である。すなわち、図6に示すように、メッセージ緊急性定義テーブル30において、「掃除中です」という状況情報に対応付けられている緊急性は「低い」である。従って、メッセージ緊急性設定部22は、「掃除中です」という状況情報についてのメッセージと、該メッセージの緊急性として「低い」との組合せを、メッセージ一時記憶テーブル31に格納する。
その後、メッセージ緊急性更新部41は、報告メッセージ書込み指示検出部40によって指示されて状況情報取得部20が取得した状況情報に対応付けられている緊急性を高い緊急性に設定する(S014)。すなわち、お母さんからの「ロボ、今の状態を教えて」というメッセージに対応する「掃除中です」という状況情報に対応付けられている緊急性を高い緊急性に設定する。つまり、メッセージ一時記憶テーブル31に格納されている「掃除中です」という状況情報についてのメッセージに組み合わされている、該メッセージの緊急性を「高い」に更新する。
その後、書込みタイミング決定部25は、書込みタイミング条件テーブル32に基づいて、メッセージの緊急性と、書込み状況取得部24が取得した書込み状況とから、該メッセージの書込みタイミングを決定する(S006)。
すなわち、メッセージ一時記憶テーブル31に格納されている「掃除中です」という状況情報についてのメッセージには、「高い」というメッセージの緊急性が対応付けられている。また、図8の書込みタイミング条件テーブル32は、緊急性が「高い」メッセージは、「書込み有り」のタイミングで書込むことを規定している。従って、書込みタイミング決定部25は、「掃除中です」という状況情報についてのメッセージの書込みタイミングを、書込み状況取得部24が家族伝言板へのメンバからの書込みを検出したタイミングに決定する。ここで、書込み状況取得部24は、エージェントサーバ101が「掃除中です」という状況情報を取得する直前に、母さんからの「ロボ、今の状態を教えて」というメッセージが家族伝言板に書き込まれたという書込み状況を取得している。従って、書込みタイミング決定部25は、「掃除中です」という状況情報についてのメッセージを、母さんからの「ロボ、今の状態を教えて」というメッセージの直後に書き込むことを決定する。
そして、メッセージ表示部26は、書込みタイミング決定部25によって決定された書込みタイミングにおいて、メッセージ生成部21によって生成されたメッセージを、家族伝言板サーバ2に出力して、該メッセージを家族伝言板に表示させる(S007)。つまり、母さんからの「ロボ、今の状態を教えて」というメッセージの書込みの直後のタイミングで、「掃除中です」という状況情報についてのメッセージを、家族伝言板サーバ2に送信する。その際、上記状況情報に加えて「掃除開始からの走行距離:300m、ゴミ吸い込み量:10/100、現在の室内温度:10℃」という情報を一緒に送信してもよい。その結果、各メンバの携帯端末4に表示される家族伝言板の画面は図11に示すようなものとなる。
なお、上記においては、メンバによる報告メッセージ書込み指示に基づき取得した状況情報についてのメッセージについて、メッセージの緊急性を高く設定する例を説明した。しかし、時間指定で取得した状況情報についてのメッセージについて、メッセージの緊急性を高く設定することも、エージェントサーバ101は可能である。
〔実施形態4〕
上記のように、エージェントサーバ1、101が通知するメッセージの状況情報とは、エージェントサーバ1、101が、家族伝言板サーバ2、ホームサーバ3、情報提供サーバ3a等の外部機器から取得する情報全般を指すものである。また、状況情報には、エージェントサーバ1、101がこれらの外部機器から直接取得する情報だけではなく、これらの外部機器を介して取得する情報も含まれる。
すなわち、エージェントサーバ1およびエージェントサーバ101において、上記状況情報は、状況情報取得部20(状況情報取得手段)が上記状況情報を上記外部機器から取得する直前の時点における、上記外部機器の動作状況と、状況情報取得部20が上記状況情報を上記外部機器から取得する直前の時点までの、上記外部機器の動作経過と、上記外部機器が取得する、上記外部機器の周囲の環境に係る計測値との少なくとも1つを含む。
エージェントサーバ1、101は、外部機器の動作途中における、つまり、例えば掃除ロボット5が掃除している途中における、掃除ロボット5の動作経過等についてのメッセージを作成することができる。
具体的には、掃除開始から、状況情報取得部20が状況情報を掃除ロボット5(実際にはホームサーバ3)から取得する直前の時点に至るまでの掃除ロボット5自身、および掃除ロボット5の周囲の状況の変化等について、メッセージを作成することができる。例えば、今回の掃除に際しての走行距離、今回発生したエラー回数などである。
また、図9、11、14に示すように、エージェントサーバ1、101は、外部機器の動作途中における、外部機器の状態に係る状況情報についてのメッセージを書き込む場合、該メッセージに、外部機器を操作するためのボタンを配置する。つまり、例えば、掃除関連の情報についてのメッセージには、表示させた内容に関連する外部機器をメンバが操作できるように、「掃除停止」などのボタンを配置する。
すなわち、エージェントサーバ1およびエージェントサーバ101において、上記メッセージ生成手段は、上記状況情報についてのメッセージに、メンバが上記外部機器を操作するための操作支援情報を加えたメッセージを生成する。
そして、上記操作支援情報を加えたメッセージに対する返信画面において、メンバは操作指示ができる。
掃除ロボット5が掃除している途中に、例えば、「今回の掃除開始からの吸い込み量は、前回の掃除に比べて少ない」という内容のメッセージをメンバに通知するとともに、該メッセージ中に掃除停止ボタンを含めて表示させる。
すると、「今回の掃除開始からの吸い込み量は、前回の掃除に比べて少ないので、掃除を止めさせよう」と思った場合、メンバは直ぐに、メッセージ中に配された掃除停止ボタンを押すことで、遠隔地から掃除ロボット5による掃除を停止させることができる。
この場合、掃除走行距離や掃除時間と吸い込み量を解析して、例えば昨日は同じ時間でもっと吸い込んでいたのに、今日はあまり吸い込んでいないことを通知した上で、「掃除停止ボタン」を提示することによって、メンバに「気づき」を与えることができる。
つまり、あまりゴミを吸い込んでいないのであれば、おそらくゴミが少ないので掃除する必要がないと判断することができる。さらに、「掃除停止ボタン」が提示されていることによって、メンバはより明確に、掃除ロボット5による掃除を「停止」させようと考えることができる。
エージェントサーバ1、101は、外部機器の動作終了後における、つまり、例えば掃除ロボット5が掃除を完了した後における、掃除ロボット5の動作結果等についてのメッセージを作成する。
図14は、エージェントサーバ1、101が家族伝言板へ書き込んだ、掃除ロボット5の掃除完了後の状況情報についてのメッセージの例を示す図である。
エージェントサーバ1、101は、図14に示すように、掃除ロボット5の掃除完了後の状況情報、つまり「掃除が完了した」ことについてのメッセージを家族伝言板に書き込む。また、エージェントサーバ1、101は、状況情報についてだけでなく、「今回走行距離:900m、今回掃除時間:58分、今回ゴミ吸い込み量:60/100、現在の室内温度:10℃」という情報についても、上記メッセージ中に書き込んでいる。
つまり、エージェントサーバ1、101は、中間レポート、つまり外部機器の動作途中における状況情報についてのメッセージだけではなく、終了レポート、つまり外部機器の動作完了後の状況情報についてのメッセージも書き込むことができる。
外部機器の動作完了後の状況情報についてのメッセージには、完了した動作(例えば掃除)に関連するものだけ表示しても良いし、外部機器またはサービス自体が知ることができる情報を含めて表示しても良い。例えば、吸い込み量が統計的に見て多い場合は、写真撮影ボタンを表示してユーザに写真を撮影することを促すコメントを表示しても良い。例えば、掃除ロボット5の自慢として、「たくさん掃除してきれいになったので、写真を撮ってよ!」というメッセージを家族伝言板に表示させる。これにより、メンバは、掃除ロボット5と、あたかも家族の一員であるかのようにして、仮想的なコミュニケーションを楽しむことができる。
〔実施形態5〕
以下に、本発明の別の一態様に係るメッセージ通知装置について説明する。なお、本態様に係るメッセージ通知装置は、エージェントサーバ1または101との違いは、記憶部12が格納している各テーブルのデータ構造及び内容である。
図15は、所定時間(例えば、直近の30分)おける家族の各メンバによる家族伝言板への書込み状況と、書込み状況取得部24が取得する書込み状況との対応関係を規定するメッセージ緊急性定義テーブル30のデータ構造および具体例を示す図である。
図16は、図6に示すのとは別の、メッセージ緊急性定義テーブル30のデータ構造および具体例を示す図である。
図17は、図8に示すのとは別の、書込みタイミング条件テーブル32のデータ構造および具体例を示す図である。
図18は、図8および図17に示すのとは別の、書込みタイミング条件テーブル32のデータ構造および具体例を示す図である。
上記までの説明において、メッセージの書込みタイミングを制御する要素の1つである書込み状況は、家族の各メンバによる家族伝言板への書込みの有無であるとしてきた。しかし、本態様に係るメッセージ通知装置にとって、書込み状況は、書込みの有無ではなく、図15に例示するような、所定時間内における、家族の各メンバによる家族伝言板への書込みの頻度である。
図15は、所定時間内における家族の各メンバの家族伝言板への書込みの回数に対して書込み状況(書込み頻度)を対応付けし、所定時間内における書込み回数が高いほど、高い書込み頻度が対応付けられている書込み状況定義テーブルの例を示すものである。
本態様に係るメッセージ通知装置において、書込み状況取得部24は、メッセージログ取得部23から、家族の各メンバによる家族伝言板への書込みの履歴であるメッセージログを取得し、このメッセージログと、上記書込み状況定義テーブルとから、書込み状況としての書込み頻度を取得する。
なお、書込み状況取得部24が、メッセージの書込みタイミングを制御する要素として取得する書込み状況は、書込みの有無または書込みの頻度に限られるものでなく、家族の各メンバによる家族伝言板への書込み状況を示すものであればよい。つまり、本態様に係るメッセージ通知装置にとって書込み状況とは、家族の各メンバの状況を推測するための事象であって、家族伝言板サーバ2から取得可能な情報であればよい。
なお、書込み頻度を用いて書込みタイミングを制御する方法について、詳細は、後述の図17、18についての説明と一緒に説明する。
メッセージ緊急性設定部22が、メッセージに対し、該メッセージの基になった状況情報と対応付けられた緊急性を、メッセージの緊急性として設定するためのメッセージ緊急性定義テーブル30は、図6に示すようなものでなくともよい。図6のメッセージ緊急性定義テーブル30では、状況情報毎に緊急性の「高い」/「低い」が対応付けられているが、本態様に係るメッセージ通知装置において、メッセージ緊急性定義テーブル30は、図16に例示するようなものである。すなわち、図16には、状況情報の緊急性が高いほど緊急性を示す数値が大きくなるように、状況情報毎に「0」〜「4」の緊急性を対応付ける、メッセージ緊急性定義テーブル30のデータ構造および具体例が示されている。
さらに、書込みタイミング決定部25が、メッセージの緊急性と書込み状況とから該メッセージの書込みタイミングを決定するための、書込みタイミング条件テーブル32は、図8に示すようなものでなくともよい。すなわち、図8には、書込みの有無と、メッセージの緊急性の高低とから成る計4つの組合せに対し、書込み「する」/「しない」を規定する書込みタイミング条件テーブル32が例示されている。しかし、本態様に係るメッセージ通知装置において、書込みタイミング条件テーブル32は、図8に示すようなものに限られず、図17に示すようなものであってもよい。
図17は、図15に示すような、所定時間内における書込み回数が高いほど高い書込み頻度が対応付けられ、「0」〜「4」の書込み状況を定義するテーブルと、図16に示すような、状況情報の緊急性が高いほど緊急性を示す数値が大きくなり、「0」〜「4」の緊急性を定義するメッセージ緊急性定義テーブルとを前提として、メッセージの緊急性の下限と上限とに応じて、該メッセージを書き込むタイミングにおける、書込み頻度(書込み状況)の下限と上限とを設定する書込みタイミング条件テーブルの一例である。すなわち、図17において、1行目は、メッセージの緊急性が「3」〜「4」であるメッセージは、書込み頻度が「2」〜「4」の時に書き込むことを示している。また2行目は、緊急性が「0」〜「2」のメッセージは、書込み頻度が「0」〜「1」の時に書き込むことを示している。
つまり、図17の1行目は、メッセージの緊急性が高い(つまり、「3」〜「4」である)メッセージは、書込み頻度が高い・有る場合に(つまり、「2」〜「4」である場合に)書込むことを示している。また2行目は、メッセージの緊急性が低い(つまり、「0」〜「2」である)メッセージは、書込み頻度が低い・無い場合に(つまり、「0」〜「1」である場合に)書込むことを示している。
図18は、図17に示す書込みタイミング条件テーブルの表現形式で、図8の書込みタイミング条件テーブルの内容を表現し直したものである。つまり、図18の1行目は、メッセージの緊急性が「1」の、つまり緊急性が「高い」メッセージは、書込み状況が「1」、つまり書込み頻度が「高い(有る)」時にのみ書き込むことを示している。また2行目は、メッセージの緊急性が「0」の、つまり緊急性が「低い」メッセージは、書込み状況が「0」、つまり書込み頻度が「低い(無い)」時にのみ書き込むことを示している。
上記に説明したように、本態様に係るメッセージ通知装置において、書込み状況は書込みの有無である必要はなく、また、緊急性は「高い」/「低い」という2値である必要はない。
〔変形例〕
上述の例では、エージェントサーバ1は、掃除ロボット5の発言の代行を行う構成であったが、家宅に設置されているその他の家庭内機器のそれぞれを擬人化機器として扱って、それぞれの機器の代理で発言することも可能である。例えば、エージェントサーバ1は、冷蔵庫在庫情報を情報源として冷蔵庫8の事象に係る発言を行う場合には、冷蔵庫8のキャラクタで発言メッセージを出力するといったことが可能である。
また、エージェントサーバ1がメッセージを処理するための各機能ブロックは、擬人化機器(例えば、掃除ロボット5)のそれぞれに設けられていてもよい。この場合、家族伝言板サーバ2が、それぞれの擬人化機器からメッセージを受け付けて、それぞれの擬人化機器のキャラクタによって書き込まれたものとして家族伝言板に投稿すればよい。
上述の例では、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスとして家族伝言板を用いて説明してきたが、時系列で各メンバが書き込んだメッセージが表示されるものであればよく、時系列でチャットまたはメールをスレッド表示したものであってもよい。
以上、ここに記載した、エージェントサーバ1は、特定の機能を実現する機能モジュール、または、複数の装置が論理的に集合した物のことを言い、各機能モジュールまたは各装置が単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
エージェントサーバ1として機能するための各機能モジュール(機能ブロック)、および、メッセージ緊急性定義テーブル30、書込みタイミング条件テーブル32、および、メッセージ一時記憶テーブル31などの各種記憶部は、クラウドコンピューティングによって実現されてもよい。
〔実施形態6〕
エージェントサーバ1、101の制御ブロック(特に状況情報取得部20、メッセージ生成部21、書込み状況取得部24、書込みタイミング決定部25、メッセージ表示部26、報告メッセージ書込み指示検出部40、メッセージ緊急性更新部41)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、エージェントサーバ1、101は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るメッセージ通知装置(エージェントサーバ1)は、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービス(家族伝言板)における書込み状況を取得する書込み状況取得手段(書込み状況取得部24)と、外部機器において取得された状況情報を取得する状況情報取得手段(状況情報取得部20)と、上記状況情報取得手段によって取得された状況情報についてのメッセージを生成するメッセージ生成手段(メッセージ生成部21)と、上記メッセージ生成手段によって生成されたメッセージの通知タイミングを、上記書込み状況取得手段によって取得された書込み状況と、該メッセージの基になった上記状況情報に対応付けられている緊急性との組み合わせに予め対応付けられているメッセージの書込みタイミングに、決定する書込みタイミング決定手段(書込みタイミング決定部25)と、上記書込みタイミング決定手段によって決定された書込みタイミングにおいて、上記メッセージ生成手段によって生成されたメッセージを、上記コミュニケーションサービスを提供するサーバに出力して、該メッセージを上記コミュニケーションサービスに表示させるメッセージ表示手段(メッセージ表示部26)と、を備えていることを特徴としている。
本発明の態様9に係る発言処理方法は、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスにおける書込み状況を取得する書込み状況取得ステップと、外部機器において取得された状況情報を取得する状況情報取得ステップと、上記状況情報取得ステップによって取得された状況情報についてのメッセージを生成するメッセージ生成ステップと、上記メッセージ生成ステップによって生成されたメッセージの通知タイミングを、上記書込み状況取得ステップによって取得された書込み状況と、該メッセージの基になった上記状況情報に対応付けられている緊急性との組み合わせに予め対応付けられているメッセージの書込みタイミングに、決定する書込みタイミング決定ステップと、上記書込みタイミング決定ステップによって決定された書込みタイミングにおいて、上記メッセージ生成ステップによって生成されたメッセージを、上記コミュニケーションサービスを提供するサーバに出力して、該メッセージを上記コミュニケーションサービスに表示させるメッセージ表示ステップと、を含むことを特徴としている。
本発明のメッセージ通知装置の上記の構成および方法によれば、上記書込みタイミング決定手段は、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスに書き込むメッセージの書込みタイミングを、該メッセージの緊急性と、該サービスにおけるメンバの書込み状況とに基づいて、制御する。
これにより、メッセージの緊急性とユーザの状況とを考慮して、効果的なタイミングでメッセージを通知することができるという効果を奏する。
本発明の態様2に係るメッセージ通知装置は、上記態様1において、上記状況情報と該状況情報についてのメッセージの緊急性との対応関係を規定するメッセージ緊急性定義テーブル30と、上記メッセージの緊急性および上記書込み状況の組み合わせに対してメッセージの書込みタイミングを対応付けた書込みタイミング条件テーブル32とを格納している記憶部12を備え、上記書込みタイミング決定手段は、上記書込みタイミング条件テーブル32に基づいて、上記メッセージ生成手段によって生成されたメッセージの書込みタイミングを、上記書込み状況取得手段によって取得された書込み状況と、上記メッセージ緊急性定義テーブル30において上記メッセージの基になった上記状況情報に対応付けられている緊急性との組み合わせに対応付けられているメッセージの書込みタイミングに、決定してもよい。
上記構成によれば、上記書込みタイミング決定手段は、メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスに書き込むメッセージの書込みタイミングを、メッセージ緊急性定義テーブル30において該メッセージの基になった状況情報に対応付けられている緊急性と、該サービスにおけるメンバの書込み状況とに基づいて、制御することが可能となる。
従って、メンバは、メッセージ緊急性定義テーブル30における状況情報と緊急性との対応付けを適宜変更することによって、該状況情報についてのメッセージの緊急性を変更することができる。さらに、メンバは、書込みタイミング条件テーブル32における、メッセージの緊急性および上記書込み状況の組み合わせに対して対応付けられているメッセージの書込みタイミングを適宜変更することによって、メッセージの緊急性に応じて、該メッセージが、上記コミュニケーションサービスに書き込まれるタイミングを選択することができるようになる。
つまり、メッセージの緊急性に応じて、メンバの選択するタイミングにおいて、メッセージを上記コミュニケーションサービスに書き込むことができ、ユーザビリティを向上させることができる。
本発明の態様3に係るメッセージ通知装置では、上記態様1または2において、上記書込み状況は、所定時間内における書込み頻度であることが好ましい。
上記構成によれば、書込み頻度という、上記コミュニケーションサービスを提供するサーバから容易に取得が可能な書込み状況に基づいて、メッセージの書込みタイミングを制御することができる。
これにより、複雑な構成を用いずとも、メンバの状況を考慮して、メッセージを上記コミュニケーションサービスに書き込むことができる。
本発明の態様4に係るメッセージ通知装置では、上記態様1から3のいずれかにおいて、上記状況情報取得手段は、予め指定された時点において、上記状況情報を取得することが好ましい。
上記構成によれば、予め指定された時点における状況情報についてのメッセージを、該メッセージの緊急性とユーザの状況とを考慮して、効果的なタイミングで、メンバに通知することが可能となる。
本発明の態様5に係るメッセージ通知装置では、上記態様1から4のいずれかにおいて、上記メンバが上記コミュニケーションサービスにメッセージを書き込んだことを検知してから所定時間内に、上記コミュニケーションサービスを提供するサーバに、緊急性の高いメッセージを出力することが好ましい。
上記構成によれば、緊急性の高いメッセージについては、メンバによる書き込み後所定時間内に書き込むことによって、つまり、メンバが家族伝言板を見ている可能性が高いタイミングで書き込むことによって、緊急性の高いメッセージが見落とされる可能性を抑制することができる。
本発明の態様6に係るメッセージ通知装置(エージェントサーバ101)では、上記態様1から5のいずれかにおいて、上記コミュニケーションサービスにおける上記メンバによるメッセージから、上記状況情報についてのメッセージを上記コミュニケーションサービスへ書き込むことを指示する報告メッセージ書込み指示を検出する報告メッセージ書込み指示検出手段(報告メッセージ書込み指示検出部40)を備え、上記状況情報取得手段は、上記報告メッセージ書込み指示に対応する上記状況情報を取得するものであり、上記報告メッセージ書込み指示検出手段によって指示されて上記状況情報取得手段が取得した状況情報に対応付けられている緊急性を高い緊急性に設定するメッセージ緊急性更新手段(メッセージ緊急性更新部41)をさらに備えることが好ましい。
上記構成によれば、メンバは、上記コミュニケーションサービスに、特定の情報を通知して欲しい旨のメッセージを書き込むことにより、メンバからの該メッセージに対応する状況情報についてのメッセージが、緊急性の高いメッセージとして、該サービスにおけるメンバの書込み状況に応じたタイミングで、書き込まれる。つまり、メンバが知りたい情報についてのメッセージを高い緊急性を有するメッセージとした上で、該メッセージを、メンバの状況を考慮したタイミングにおいて、書き込むことが可能となる。
本発明の態様7に係るメッセージ通知装置では、上記態様1から6のいずれかにおいて、上記状況情報は、上記状況情報取得手段が上記状況情報を上記外部機器から取得する直前の時点における、上記外部機器の動作状況と、上記状況情報取得手段が上記状況情報を上記外部機器から取得する直前の時点までの、上記外部機器の動作経過と、上記外部機器が取得する、上記外部機器の周囲の環境に係る計測値との少なくとも1つを含むことが好ましい。
上記構成によれば、様々な種類の状況情報が、該状況情報の緊急性と、ユーザの状況とを考慮して、効果的なタイミングで、メンバに通知されることが可能となる。
本発明の態様8に係るメッセージ通知装置では、上記態様1から7のいずれかにおいて、上記メッセージ生成手段は、上記状況情報についてのメッセージに、メンバが上記外部機器を操作するための操作支援情報を加えたメッセージを生成することが好ましい。
上記構成によれば、メッセージに表示させた内容に関連する外部機器をメンバが操作できるので、メンバは、表示されている内容に基づいて直ぐ、外部機器を操作することができる。
なお、上記メッセージ通知装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記メッセージ通知装置をコンピュータにて実現させるメッセージ通知装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明のメッセージ通知装置は、電子会話ツールを活用して、外部機器において取得された状況情報についてのメッセージを各メンバに通知することが可能なあらゆるコミュニケーションシステムに、広く適用することができる。
1 エージェントサーバ(メッセージ通知装置)
2 家族伝言板サーバ(コミュニケーションサービス提供サーバ/外部機器)
3 ホームサーバ(外部機器)
3a 情報提供サーバ(外部機器)
4a〜c 携帯端末(通信端末装置)
5 掃除ロボット(擬人化機器/外部機器)
6 空調装置(外部機器)
7 照明装置(外部機器)
8 冷蔵庫(外部機器)
9 PC(外部機器)
10 制御部
11 通信部
12 記憶部
20 状況情報取得部(状況情報取得手段)
21 メッセージ生成部(メッセージ生成手段)
24 書込み状況取得部(書込み状況取得手段)
25 書込みタイミング決定部(書込みタイミング決定手段)
26 メッセージ表示部(メッセージ表示手段)
30 メッセージ緊急性定義テーブル
32 書込みタイミング条件テーブル
40 報告メッセージ書込み指示検出部(報告メッセージ書込み指示検出手段)
41 メッセージ緊急性更新部(メッセージ緊急性更新手段)
100 家族伝言板システム(コミュニケーションシステム)
101 エージェントサーバ

Claims (10)

  1. メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスにおける書込み状況を取得する書込み状況取得手段と、
    外部機器において取得された状況情報を取得する状況情報取得手段と、
    上記状況情報取得手段によって取得された状況情報についてのメッセージを生成するメッセージ生成手段と、
    上記メッセージ生成手段によって生成されたメッセージの通知タイミングを、上記書込み状況取得手段によって取得された書込み状況と、該メッセージの基になった上記状況情報に対応付けられている緊急性との組み合わせに予め対応付けられているメッセージの書込みタイミングに、決定する書込みタイミング決定手段と、
    上記書込みタイミング決定手段によって決定された書込みタイミングにおいて、上記メッセージ生成手段によって生成されたメッセージを、上記コミュニケーションサービスを提供するサーバに出力して、該メッセージを上記コミュニケーションサービスに表示させるメッセージ表示手段と、を備えることを特徴とするメッセージ通知装置。
  2. 上記状況情報と該状況情報についてのメッセージの緊急性との対応関係を規定するメッセージ緊急性定義テーブルと、上記メッセージの緊急性および上記書込み状況の組み合わせに対してメッセージの書込みタイミングを対応付けた書込みタイミング条件テーブルとを格納している記憶部をさらに備え、
    上記書込みタイミング決定手段は、上記書込みタイミング条件テーブルに基づいて、上記メッセージ生成手段によって生成されたメッセージの書込みタイミングを、上記書込み状況取得手段によって取得された書込み状況と、上記メッセージ緊急性定義テーブルにおいて上記メッセージの基になった上記状況情報に対応付けられている緊急性との組み合わせに対応付けられているメッセージの書込みタイミングに、決定することを特徴とする請求項1に記載のメッセージ通知装置。
  3. 上記書込み状況は、所定時間内における書込み頻度であることを特徴とする請求項1または2に記載のメッセージ通知装置。
  4. 上記状況情報取得手段は、予め指定された時点において、上記状況情報を取得することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のメッセージ通知装置。
  5. 上記メンバが上記コミュニケーションサービスにメッセージを書き込んだことを検知してから所定時間内に、上記コミュニケーションサービスを提供するサーバに、緊急性の高いメッセージを出力することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のメッセージ通知装置。
  6. 上記コミュニケーションサービスにおける上記メンバによるメッセージから、上記状況情報についてのメッセージを上記コミュニケーションサービスへ書き込むことを指示する報告メッセージ書込み指示を検出する報告メッセージ書込み指示検出手段を備え、
    上記状況情報取得手段は、上記報告メッセージ書込み指示に対応する上記状況情報を取得するものであり、
    上記報告メッセージ書込み指示検出手段によって指示されて上記状況情報取得手段が取得した状況情報に対応付けられている緊急性を高い緊急性に設定するメッセージ緊急性更新手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のメッセージ通知装置。
  7. 上記状況情報は、
    上記状況情報取得手段が上記状況情報を上記外部機器から取得する直前の時点における、上記外部機器の動作状況と、
    上記状況情報取得手段が上記状況情報を上記外部機器から取得する直前の時点までの、上記外部機器の動作経過と、
    上記外部機器が取得する、上記外部機器の周囲の環境に係る計測値との少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のメッセージ通知装置。
  8. 上記メッセージ生成手段は、上記状況情報についてのメッセージに、メンバが上記外部機器を操作するための操作支援情報を加えたメッセージを生成することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のメッセージ通知装置。
  9. 外部機器において取得された状況情報についてのメッセージを通知するメッセージ通知装置の制御方法であって、
    メンバが書き込んだメッセージを時系列に沿って表示するコミュニケーションサービスにおける書込み状況を取得する書込み状況取得ステップと、
    外部機器において取得された状況情報を取得する状況情報取得ステップと、
    上記状況情報取得ステップによって取得された状況情報についてのメッセージを生成するメッセージ生成ステップと、
    上記メッセージ生成ステップによって生成されたメッセージの通知タイミングを、上記書込み状況取得ステップによって取得された書込み状況と、該メッセージの基になった上記状況情報に対応付けられている緊急性との組み合わせに予め対応付けられているメッセージの書込みタイミングに、決定する書込みタイミング決定ステップと、
    上記書込みタイミング決定ステップによって決定された書込みタイミングにおいて、上記メッセージ生成ステップによって生成されたメッセージを、上記コミュニケーションサービスを提供するサーバに出力して、該メッセージを上記コミュニケーションサービスに表示させるメッセージ表示ステップと、を含むことを特徴とするメッセージ通知装置の制御方法。
  10. 請求項1から8のいずれか1項に記載のメッセージ通知装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための制御プログラム。
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