JP2014164100A - 光コネクタ - Google Patents

Abstract

【課題】ＭＴフェルールの組み込み作業を容易に行うことができるようにし、かつ小型化を可能とする。
【解決手段】多心光ファイバ９０の端末に取り付けられたＭＴフェルール８０が複数組み込まれる光コネクタであり、ＭＴフェルール８０を収容する収容穴５２がＭＴフェルール８０の先端面８１の長辺方向に配列されて複数貫通形成されたハウジング５０を有する。各収容穴５２に一対の保持片６１がそれぞれ設けられ、一対の保持片６１は収容穴５２の配列方向両端に位置してＭＴフェルール８０が挿入されてくる側に突出され、収容穴５２に収容されたＭＴフェルール８０の後端側鍔部８２の両端部が一対の保持片６１によって保持される。
【選択図】図２

Description

この発明は多心光ファイバの端末に取り付けられたＭＴフェルールが複数組み込まれる構造の光コネクタに関する。

ＭＴ（Mechanically Transferable）フェルールは多心光ファイバを一括接続するために広く用いられている。特許文献１には多心光ファイバの端末に取り付けられたＭＴフェルールと、ＭＴフェルールを先端部に収容したＭＰＯ（Multi-fiber Push On）型光コネクタプラグとが光レセプタクルハウジングを介して接続される構成が記載されている。

図１０はこの特許文献１に記載されているＭＴフェルールと光レセプタクルハウジングを示したものであり、ＭＰＯ型光コネクタプラグの図示は省略している。また、図１１は光レセプタクルハウジングの構成を示したものである。図１０中、１１はＭＴフェルールを示し、１２は多心光ファイバ、１３は光モジュール、１４はＭＴフェルール１１に挿入されているガイドピンを示す。図１０はＭＴフェルール１１が光レセプタクルハウジング２０に収容される前の状態を示している。

光レセプタクルハウジング２０はＭＴフェルール１１を収容するフェルール収容部２１とＭＰＯ型光コネクタプラグが挿入接続されるプラグ収容部２２とが一体化されたものとなっており、フェルール収容部２１はフェルール収容穴２３を構成する筒状のフェルール収容部本体２４とフランジ部２５とよりなる。

フェルール収容部本体２４の上下壁には光モジュール１３側に向かって延出する一対の鉤爪部２６が設けられており、フェルール収容部２１に挿入、収容されたＭＴフェルール１１はこれら鉤爪部２６によって抜け止めされ、保持されるものとなっている。

一方、図１２は特許文献２に記載されている光ファイバが配線されたバックプレーン（バックボード）とボード（ドーターボード）の接続構造を示したものである。

バックプレーン３１上には複数の光ファイバ３２を並べて敷線したものがシート状とされて貼り付けられており、光ファイバ３２の端末部分を、光ファイバがバックプレーン３１の主面に対して略直角となるように曲げて光コネクタ３３が取り付けられている。

ボード３４の端部には光コネクタ３３と光学的に接続される光コネクタ３５が設けられており、ボード３４上の光コネクタ３５と光電変換モジュール３６とは光ファイバアレイ３７によって接続されている。

この例ではバックプレーン３１に５枚のボードが取り付けられるものとなっており、図に示したボード３４には４つの光コネクタ３５が取り付けられてバックプレーン３１上の４つの光コネクタ３３と接続されるものとなっている。バックプレーン３１側の光コネクタ３３における光ファイバ配列方向はボード３４の面と平行とされ、光ファイバアレイ３７の端末部分の光ファイバ配列方向もボード３４の面と平行とされている。また、この例では図示したボード３４の４つの光コネクタ３５及びこれら光コネクタ３５と接続されるバックプレーン３１上の４つの光コネクタ３３はその先端面の長辺方向に配列されて設置されている。

特開２００８−２６６４７号公報 特開２００７−１０２０１３号公報

ところで、特許文献２には例えば光ファイバ３２の光コネクタ３３への取り付け構造詳細については記載されておらず、また図示したボード３４とバックプレーン３１との接続構造においては各４つの光コネクタ３３，３５を用いるものとなっている。

これに対し、部品点数の削減、光コネクタ設置スペースの省スペース化、さらには高密度実装を考えた場合には、ＭＴフェルールを多心光ファイバの端末に取り付け、複数の（多数の）ＭＴフェルールを１つのコネクタハウジングに組み込んで、光コネクタを単一化することが考えられる。

このような構成を光コネクタに採用すれば、１つのドーターボードの接続に対してバックボードに取り付ける光コネクタは１つで済むことになる。この場合、複数のＭＴフェルールの配列方向はＭＴフェルールの先端面の長辺方向とするのが好ましく、つまりＭＴフェルール先端面の光ファイバ配列方向とするのが好ましく、図１２におけるボード３４の光コネクタ３５に対応する４つの光コネクタ３３の配列と同様になる。これは省スペース化を考慮した場合のバックボード上の多心光ファイバの配線のし易さ及び多心光ファイバの端末の取り出し易さによる。

一方、ＭＴフェルールをコネクタハウジングに簡易に取り付けられるようにするためには、図１０及び図１１に示した鉤爪部２６のようなＭＴフェルールを抜け止め、保持する機構を設けるのが望ましいが、図１０及び図１１に示した一対の鉤爪部２６はＭＴフェルール１１の後端側鍔部１５の長辺を保持する構造となっている。ＭＴフェルールの抜き差しは鍔部を指でつまんで一般に行われるが、一対の鉤爪部２６がこのように鍔部の長辺を保持する構造では鍔部の短辺部分をつまんで抜き差しを行うことになる。

従って、複数のＭＴフェルールをＭＴフェルールの先端面の長辺方向（＝鍔部の長辺方向）に配列する場合には鍔部の短辺部分をつまむ際に隣接するＭＴフェルールが邪魔にならないようにＭＴフェルールの配列間隔を広くする必要があり、その分、複数のＭＴフェルールを収容するコネクタハウジングが大型化し、光コネクタを小型化できないといった問題が生じる。

この発明の目的はこの問題に鑑み、複数のＭＴフェルールがその先端面の長辺方向に配列されて組み込まれる光コネクタにおいて、ＭＴフェルールの組み込み作業を容易に行うことができ、かつ小型化を可能とした光コネクタを提供することにある。

請求項１の発明によれば、多心光ファイバの端末に取り付けられたＭＴフェルールが複数組み込まれる光コネクタは、ＭＴフェルールを収容する収容穴がＭＴフェルールの先端面の長辺方向に配列されて複数貫通形成されたハウジングを有し、各収容穴に一対の保持片がそれぞれ設けられ、一対の保持片は収容穴の配列方向両端に位置してＭＴフェルールが挿入されてくる側に突出されており、収容穴に収容されたＭＴフェルールの後端側鍔部の両端部が一対の保持片によって保持される構造とされる。

請求項２の発明では請求項１の発明において、鍔部の両端部とそれぞれ係合する係合窓が一対の保持片に形成されているものとされる。
請求項３の発明では請求項１又は２の発明において、ハウジングは収容穴の配列を近接して２列以上有する。

請求項４の発明では請求項１乃至３のいずれかの発明において、一対の保持片はコ字状に折り曲げられてなる板ばねのコ字の両脚部によって構成され、板ばねのコ字の中間部にＭＴフェルールが位置する窓が形成されているものとされる。
請求項５の発明では請求項３の発明において、一対の保持片はコ字状に折り曲げられてなる板ばねのコ字の両脚部によって構成され、板ばねのコ字の中間部にＭＴフェルールが位置する窓が形成され、２列以上の列同士の互いに隣り合う板ばねが連結部によって連結一体化されているものとされる。

請求項６の発明では請求項４又は５の発明において、板ばねに収容穴に圧入されて係止される係止爪が形成されているものとされる。
請求項７の発明では請求項４乃至６のいずれかの発明において、収容穴の内面にＭＴフェルールの先端面と平行方向の動きを規制する突部が設けられているものとされる。

請求項８の発明では請求項１乃至７のいずれかの発明において、多心光ファイバは光ファイバが配線されたバックボードから導出されたものとされ、ハウジングはバックボードに収容穴の貫通方向がバックボードの板面と垂直とされて取り付けられるものとされる。

この発明によれば、複数のＭＴフェルールがその先端面の長辺方向に配列されて組み込まれ、保持片によって保持される構造の光コネクタにおいて、ＭＴフェルールを組み込む際に、その鍔部の長辺部分を指でつまんで組み込み作業を行うことができるため、組み込み作業を容易に行うことができる。

また、ＭＴフェルールの配列間隔を狭くしてもＭＴフェルールを組み込む際に隣接フェルールが邪魔になることはなく、よって光コネクタの小型化が可能になる。

この発明による光コネクタの一実施例を相手方の光コネクタと共に示した斜視図。 図１に示したこの発明による光コネクタの一実施例を背面側から見た斜視図。 図２に示した光コネクタの側面図。 図２に示した光コネクタの分解斜視図。 図２に示した光コネクタにおける多心光ファイバに取り付けられたＭＴフェルールの斜視図。 図２に示した光コネクタにおける保持片の斜視図。 図２に示した光コネクタにおける収容穴への保持片及びＭＴフェルールの組み込みを説明するための図。 この発明による光コネクタの他の実施例を相手方の光コネクタと共に示した斜視図。 図８に示したこの発明による光コネクタの他の実施例に用いることができる板ばねの形状を示す斜視図。 従来のＭＴフェルールの保持構造を説明するための図。 図１０における光レセプタクルハウジングの斜視図。 従来の光ファイバ配線バックプレーンとボードの接続構造を示す斜視図。

この発明の実施形態を図面を参照して実施例により説明する。

図１〜３はこの発明による光コネクタの一実施例を示したものであり、図４は各部に分解して示したものである。なお、図１では接続される相手方の光コネクタを併せて示している。

この発明による光コネクタ４０は例えば光ファイバが配線されたバックボードに搭載されて使用されるものとされ、図１に示した相手方の光コネクタ１００はドーターボードに搭載されて使用されるものとされる。バックボードに対するドーターボードの接続は、光コネクタ４０と光コネクタ１００とを互いに接続することによって行われる。

光コネクタ４０は図４に示したように、この例では樹脂製のハウジング５０と、コ字状に折り曲げられた４つの板ばね６０と、２本のガイドピン７０と、４つのＭＴフェルール８０とを備える。４つのＭＴフェルール８０はそれぞれ多心光ファイバ（光ファイバテープ）９０の端末に取り付けられている。多心光ファイバ９０はバックボードから引き出されたものとされる。

ハウジング５０の本体部５１にはＭＴフェルール８０を収容する収容穴５２が４つ貫通形成されており、これら４つの収容穴５２は収容するＭＴフェルール８０の先端面８１の長辺方向に配列されて形成されている。収容穴５２の配列方向における本体部５１の両端には取り付け部５３が本体部５１の背面側に突出してそれぞれ設けられている。

ハウジング５０は収容穴５２の貫通方向がバックボードの板面と垂直とされてバックボードに取り付けられるものとされ、取り付け部５３の底面（突出端面）５３ａはバックボードに対する取り付け面とされる。一対の取り付け部５３にはガイドピン７０を取り付けるための穴５４が形成されており、ガイドピン７０はこれら穴５４に圧入されて取り付けられる。なお、ガイドピン７０の基端には穴５４への挿入を容易とするため、わずかに小径とされた小径部７１が設けられている。

ＭＴフェルール８０は図５に拡大して示したように直方体状とされ、後端側には鍔部８２が設けられている。ＭＴフェルール８０の先端面８１にはこの例では１２個のファイバ穴８３が形成されており、これらファイバ穴８３を挟んで２個のアライメント穴８４が形成されている。ファイバ穴８３及びアライメント穴８４は先端面８１の長辺方向に配列されて形成されている。ファイバ穴８３には多心光ファイバ９０の光ファイバ素線がそれぞれ挿入されて固定されている。なお、図５中、９５はブーツを示す。

コ字状に折り曲げられてなる板ばね６０は図６に拡大して示したような形状を有する。コ字の両脚部はＭＴフェルール８０を保持する保持片６１とされ、これら一対の保持片６１の遊端側には方形の係合窓６２が形成され、さらに係合窓６２と連通して係合窓６２より幅狭の開口６３が保持片６１の基端側に延伸して形成されている。

一対の保持片６１の遊端は図６に示したように互いに外向きに曲げられて間隔が広げられている。また、一対の保持片６１の各基端には幅方向互いに外向きに突出する係止爪６４がそれぞれ形成されている。なお、板ばね６０のコ字の中間部６５にはＭＴフェルール８０の先端面８１が位置することが可能な大きな方形の窓６６が形成されている。

上記のような形状を有する板ばね６０はハウジング５０の４つの収容穴５２にそれぞれ圧入されて取り付けられる。圧入はハウジング５０の本体部５１の前面５１ａ側から収容穴５２に板ばね６０を挿入することによって行われ、板ばね６０は係止爪６４によってハウジング５０に係止されるので、取り外しはできない。

板ばね６０の中間部６５は本体部５１の前面５１ａとほぼ同一面上に位置され、一対の保持片６１はその遊端側が本体部５１の背面５１ｂより突出される。

図７Ｂは上記のようにして収容穴５２に板ばね６０が配置された状態をハウジング５０の本体部５１の背面５１ｂ側から見て示したものであり、図７Ａは板ばね６０が配置される前の状態を示したものである。

図７Ｂに示したように、板ばね６０の一対の保持片６１は収容穴５２の配列方向両端に位置し、保持片６１に形成されている係合窓６２はハウジング５０の外部に位置される。各収容穴５２の内面の上下面及び左右面にはこの例では図７Ａに示したように突部５５〜５８がそれぞれ収容穴５２の貫通方向に延伸して形成されており、上下面に形成されている突部５５，５６は保持片６１の開口６３に位置して一対の保持片６１の互いの内面より突出される。

ＭＴフェルール８０の組み込みは、ハウジング５０の本体部５１の背面５１ｂ側から収容穴５２にＭＴフェルール８０を挿入することによって行われる。一対の保持片６１はＭＴフェルール８０の鍔部８２によって若干押し広げられた後、復帰し、係合窓６２が図７Ｃに示したように鍔部８２の両端の短辺部分にそれぞれ係合する。即ち、ＭＴフェルール８０は一対の保持片６１によって抜け止めされ、取り外し可能に保持される。

上述したように、この例ではＭＴフェルール８０は鍔部８２の両端の短辺部分が一対の保持片６１によって保持されるものとなっている。よって、ＭＴフェルール８０をハウジング５０に組み込む際には鍔部８２の長辺部分を指でつまむことができるため、組み込み作業を容易に行うことができる。

また、鍔部８２の長辺部分をつまんでＭＴフェルール８０をハウジング５０に組み込むことができるため、鍔部８２の長辺方向に隣接するＭＴフェルール８０が邪魔になることはなく、よってＭＴフェルール８０の配列間隔を狭くすることができ、その点で光コネクタ４０の小型化が可能となる。

なお、収容穴５２に収容されたＭＴフェルール８０の先端面８１は、図１に示したように本体部５１の前面５１ａ及び板ばね６０の中間部６５とほぼ同一面上に位置される。また、ＭＴフェルール８０は収容穴５２の内面に形成されている突部５５〜５８によって先端面８１と平行方向の所定以上の動きが規制される。

上記のような構成とされた光コネクタ４０と接続される光コネクタ１００は図１に示したような構成とされ、光コネクタ４０と同様、４つのＭＴフェルール（図１では隠れて見えない）がハウジング１１０に組み込まれている。図１中、１２０はＭＴフェルールが端末に取り付けられている多心光ファイバを示す。

ＭＴフェルールが組み込まれているハウジング１１０はこの例ではフローティング機構によって光コネクタ４０のＭＴフェルール８０の先端面８１と平行なＸ，Ｙの２方向に変位可能とされている。フローティング機構はハウジング１１０の上下方向両端に取り付けられた２本の軸１３１と、各軸１３１の両端に設けられた鍔１３２（奥側の鍔は隠れて見えない）と、軸１３１を介してハウジング１１０を支持する一対の支持部１４０とによって構成され、軸１３１は支持部１４０に設けられたＹ方向に長い長円穴１４１に通すことでされて支持されている。

このような機構により、支持部１４０に対して軸１３１がＸ方向及びＹ方向に動きうる分、ハウジング１１０はＸ，Ｙの２方向に変位可能とされ、これにより内蔵するＭＴフェルールと光コネクタ４０のＭＴフェルール８０との接続が良好かつ確実に行われるものとなっている。なお、一対の支持部１４０にはガイド穴（図１では隠れて見えない）が設けられたガイド部１４２が突出形成されており、光コネクタ４０の一対のガイドピン７０はガイド部１４２のガイド穴に挿入され、これにより光コネクタ４０と一対の支持部１４０とが位置決めされる。

次に、図８に示したこの発明による光コネクタの他の実施例について説明する。図８は図１と同様、接続される相手方の光コネクタを併せて示している。なお、図１と対応する部分には同一符号を付してある。

この例では光コネクタ４０’のハウジング５０の本体部５１にはＭＴフェルール８０の先端面８１の長辺方向に配列された収容穴５２の配列が近接して２列形成されており、これら収容穴５２にＭＴフェルール８０が８つ、前述した光コネクタ４０と同様に組み込まれるものとなっている。

ＭＴフェルール８０のハウジング５０への組み込みは鍔部８２の長辺部分を指でつまんで行われるが、この例ではＸ方向に隣接される２つのＭＴフェルール８０を同時に指でつまんで組み込むようにすれば、組み込み作業を容易に行うことができる。なお、図８では隠れて見えないが、相手方の光コネクタ１００’には光コネクタ４０’の８つのＭＴフェルール８０と接続される８つのＭＴフェルールが組み込まれている。

図９は図８に示した光コネクタ４０’に用いて好適な板ばねの形状を示したものである。この例では板ばね６０’は２連タイプとされ、図６に示した板ばね６０が２つ、連結部６７によって連結一体化された形状となっている。このような２連タイプの板ばね６０’を用いれば、部品点数及び組立工数を削減することができる。なお、図９では係止爪６４は曲げ起こされ、上下方向に突出するように形成されている。

以上、光ファイバが配線されたバックボードに搭載されるものとして、この発明による光コネクタの実施例を説明したが、この発明による光コネクタはバックボード搭載用に限るものではなく、他の用途にも用いることができる。

１１ ＭＴフェルール １２ 多心光ファイバ
１３ 光モジュール １４ ガイドピン
１５ 鍔部 ２０ 光レセプタクルハウジング
２１ フェルール収容部 ２２ プラグ収容部
２３ フェルール収容穴 ２４ フェルール収容部本体
２５ フランジ部 ２６ 鉤爪部
３１ バックプレーン ３２ 光ファイバ
３３ 光コネクタ ３４ ボード
３５ 光コネクタ ３６ 光電変換モジュール
３７ 光ファイバアレイ ４０，４０’ 光コネクタ
５０ ハウジング ５１ 本体部
５１ａ 前面 ５１ｂ 背面
５２ 収容穴 ５３ 取り付け部
５４ 穴 ５５〜５８ 突部
６０，６０’ 板ばね ６１ 保持片
６２ 係合穴 ６３ 開口
６４ 係止爪 ６５ 中間部
６６ 窓 ６７ 連結部
７０ ガイドピン ７１ 小径部
８０ ＭＴフェルール ８１ 先端面
８２ 鍔部 ８３ ファイバ穴
８４ アライメント穴 ９０ 多心光ファイバ
９５ ブーツ １００，１００’ 光コネクタ
１１０ ハウジング １２０ 多心光ファイバ
１３１ 軸 １３２ 鍔
１４０ 支持部 １４１ 長円穴
１４２ ガイド部

請求項１の発明によれば、多心光ファイバの端末に取り付けられたＭＴフェルールが複数組み込まれる光コネクタは、ＭＴフェルールを収容する収容穴がＭＴフェルールの先端面の長辺方向に配列されて複数貫通形成されたハウジングを有し、各収容穴に一対の保持片がそれぞれ設けられ、一対の保持片は収容穴の配列方向において収容穴の両端に位置してＭＴフェルールが挿入されてくる側に突出されており、収容穴に収容されたＭＴフェルールの後端側鍔部の両端の短辺部分が一対の保持片によって保持される構造とされる。

請求項２の発明では請求項１の発明において、鍔部の両端の短辺部分とそれぞれ係合する係合窓が一対の保持片に形成されているものとされる。
請求項３の発明では請求項１又は２の発明において、ハウジングは収容穴の配列を近接して２列以上有する。

Claims (8)

1. 多心光ファイバの端末に取り付けられたＭＴフェルールが複数組み込まれる光コネクタであって、
   前記ＭＴフェルールを収容する収容穴が前記ＭＴフェルールの先端面の長辺方向に配列されて複数貫通形成されたハウジングを有し、
   前記各収容穴に一対の保持片がそれぞれ設けられ、
   前記一対の保持片は、前記収容穴の配列方向両端に位置して前記ＭＴフェルールが挿入されてくる側に突出されており、
   前記収容穴に収容された前記ＭＴフェルールの後端側鍔部の両端部が前記一対の保持片によって保持される構造とされていることを特徴とする光コネクタ。
2. 請求項１記載の光コネクタにおいて、
   前記鍔部の前記両端部とそれぞれ係合する係合窓が前記一対の保持片に形成されていることを特徴とする光コネクタ。
3. 請求項１又は２記載の光コネクタにおいて、
   前記ハウジングは前記収容穴の配列を近接して２列以上有することを特徴とする光コネクタ。
4. 請求項１乃至３記載のいずれかの光コネクタにおいて、
   前記一対の保持片はコ字状に折り曲げられてなる板ばねのコ字の両脚部によって構成され、
   前記板ばねのコ字の中間部に前記ＭＴフェルールが位置する窓が形成されていることを特徴とする光コネクタ。
5. 請求項３記載の光コネクタにおいて、
   前記一対の保持片はコ字状に折り曲げられてなる板ばねのコ字の両脚部によって構成され、
   前記板ばねのコ字の中間部に前記ＭＴフェルールが位置する窓が形成され、
   前記２列以上の列同士の互いに隣り合う前記板ばねが連結部によって連結一体化されていることを特徴とする光コネクタ。
6. 請求項４又は５記載の光コネクタにおいて、
   前記板ばねに、前記収容穴に圧入されて係止される係止爪が形成されていることを特徴とするコネクタ。
7. 請求項４乃至６記載のいずれかの光コネクタにおいて、
   前記収容穴の内面に前記ＭＴフェルールの前記先端面と平行方向の動きを規制する突部が設けられていることを特徴とする光コネクタ。
8. 請求項１乃至７記載のいずれかの光コネクタにおいて、
   前記多心光ファイバは光ファイバが配線されたバックボードから導出されたものとされ、
   前記ハウジングは前記バックボードに前記収容穴の貫通方向が前記バックボードの板面と垂直とされて取り付けられるものであることを特徴とする光コネクタ。

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