JP2014164031A - 意匠印刷シートおよびロール - Google Patents

意匠印刷シートおよびロール Download PDF

Info

Publication number
JP2014164031A
JP2014164031A JP2013033427A JP2013033427A JP2014164031A JP 2014164031 A JP2014164031 A JP 2014164031A JP 2013033427 A JP2013033427 A JP 2013033427A JP 2013033427 A JP2013033427 A JP 2013033427A JP 2014164031 A JP2014164031 A JP 2014164031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
design
layer
sheet
adhesive layer
design printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013033427A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6164634B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Matsubara
一裕 松原
Akira Yokoi
朗 横井
Shinya Yamamoto
真也 山本
Naoto Yamamoto
直人 山本
Hiroki Furusawa
寛樹 古澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Sealing Printing Co Ltd
Original Assignee
Osaka Sealing Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Sealing Printing Co Ltd filed Critical Osaka Sealing Printing Co Ltd
Priority to JP2013033427A priority Critical patent/JP6164634B2/ja
Publication of JP2014164031A publication Critical patent/JP2014164031A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6164634B2 publication Critical patent/JP6164634B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

【課題】形状の自由度が大きく、低コストであり、かつ取り扱いやすい意匠印刷シートを提供する。
【解決手段】意匠印刷シートは、第1表面および第2表面を有する長尺形状のベースシートと、前記第1表面および前記第2表面の少なくとも一方の側に形成された意匠印刷層と、前記第1表面側に形成され、前記ベースシートの長手方向に沿って延びる、幅W1を有する帯状の粘着剤層と、前記第1表面側に、前記粘着剤層と隣接して設けられた粘着剤層非形成面部と、前記第2表面側に形成され、前記粘着剤層の位置と対応するように配された、幅W2を有する帯状の剥離剤層、とを備える。前記ベースシートの法線方向から見たときに、前記粘着剤層の全部が、前記剥離剤層と重なり合っている。
【選択図】図1A

Description

本発明は、例えば、商店の陳列棚などに貼設して、商品の情報を表示することが可能な意匠印刷シートおよびこれを捲回したロールに関する。
従来より、陳列商品の商品名、価格、販売促進用のイラスト等の情報を表示することを目的として、例えば、商品が陳列される陳列棚やショーケースに取り付ける広告板や広告シート等が用いられている(特許文献1〜3参照)。しかし、これらの広告板は複雑な形状を有するため、嵩高く、製造コストも大きくなる傾向がある。
そこで、商品の情報を表示可能なシール状の意匠印刷シートが広く利用されている。意匠印刷シートは、商品名、価格等の情報を含む文字および図形等を表示する意匠印刷層と、シートを陳列棚等の任意の場所に貼設するための粘着剤層とを有する。意匠印刷シートは、取り扱い性を容易とするという観点から、例えば、シートを捲回したロールとして製造される。特許文献4は、シートの表側の面に塗布された剥離剤層と、表側の面および/または裏側の面に塗布された接着剤層とを有する意匠印刷シートを提案している。
実用新案登録第3041389号公報 意匠登録第1424684号公報 意匠登録第1424685号公報 特表2008−529048号公報
意匠印刷シートの裏面には、その全面に粘着剤層が配されることが一般的である。したがって、シートをロールにする場合には、剥離剤層も、意匠印刷シートの他方の面の全面に配されることとなる。しかし、離型剤として一般的に用いられる樹脂材料、なかでもシリコーン樹脂は比較的高コストである。すなわち、剥離剤層の面積が大きいほど、意匠印刷シートの製造コストは増大する。
また、上記の構成では、長尺形状の意匠印刷シートの2つの長辺が単なる直線ではない、凹凸を有する複雑な形状である場合(図1A参照)には、そのような凹凸の部分にも粘着剤層が配されることとなる。このような意匠印刷シートを捲回してロールにすると、凹凸の部分に配された粘着剤層が剥離剤層とは対向せずに露出することがある。粘着剤層が剥離剤層と対向していない状態では、粘着剤層が使用者の手や周囲の物品に貼り付いてしまう。そこで、通常、単なる長方形ではない、複雑な形状を有する長尺の意匠印刷シートをロールにする場合には、粘着剤層を保護するために、シートを、その幅よりも大きい幅の台紙の上に貼り付けてからロールにする。ところが、そのような台紙を用いると、ロールの嵩が増大し、より大きな保管スペースが必要となるとともに、輸送コストも増大する。
そこで、本発明は、形状の自由度が大きく、低コストであり、かつ取り扱いやすい意匠印刷シートを提供することを目的とする。
本発明に係る意匠印刷シートは、第1表面および第2表面を有する長尺形状のベースシートと、
前記第1表面および前記第2表面の少なくとも一方の側に形成された意匠印刷層と、
前記第1表面側に形成され、前記ベースシートの長手方向に沿って延びる、幅W1を有する帯状の粘着剤層と、
前記第1表面側に、前記粘着剤層と隣接して設けられた粘着剤層非形成面部と、
前記第2表面側に形成され、前記粘着剤層の位置と対応するように配された、幅W2を有する帯状の剥離剤層、とを備え、
前記ベースシートの法線方向から見たときに、前記粘着剤層の全部が、前記剥離剤層と重なり合っている。
一方、本発明に係るロールは、上記の意匠印刷シートを、前記粘着剤層と前記剥離剤層とが接触するように重ね合わせて、前記ベースシートの長手方向に沿って捲回されて構成される。
本発明によれば、形状の自由度が大きく、低コストであり、かつ取り扱いやすい意匠印刷シートを提供することができる。さらに、本発明によれば、粘着剤層が、ベースシートの第1表面の一部分にだけ形成されていることから、意匠印刷シートを商店の棚等に設置するときに、粘着剤層に触れることなく設置することができる。このため、設置作業が容易となる。さらに、本発明によれば、粘着剤層が、ベースシートの第1表面の一部分にだけ形成されていることから、第1表面の全部に粘着剤層が形成されている場合と比較すると、意匠印刷シートを商店の棚等から撤去することも容易となる。また、粘着剤層に触れることなく意匠印刷シートを撤去することができる。
本発明の一実施形態に係る意匠印刷シートの構成を概略的に示す平面図である。 その意匠印刷シートの底面図である。 意匠印刷シートのIc−Ic線による矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係るロールの構成を概略的に示す斜視図である。 ロールの最外周部を拡大した断面図である。 意匠印刷シートの具体的な使用方法の一例を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る意匠印刷シートの構成を概略的に示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る意匠印刷シートの構成を概略的に示す平面図である。 その意匠印刷シートの断面図である。 その意匠印刷シートの具体的な使用方法の一例を示す一部断面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る意匠印刷シートの具体的な使用方法の一例を示す一部断面図である。 意匠印刷層12における印刷の向きの一例を示す概略平面図である。 意匠印刷層12における印刷の向きの他の一例を示す概略平面図である。
図1Aは、本発明の一実施形態に係る意匠印刷シートの構成を概略的に示す平面図である。図1Bは意匠印刷シートの底面図であり、図1Cは図1AのIc−Ic線による断面図である。
図示例の意匠印刷シート10は、第1表面21および第2表面22を有する長尺形状のベースシート11を含んでいる。ベースシート11の例えば第2表面22には意匠印刷層12が形成されている。意匠印刷層12には、商品名、価格、並びに、販売促進のための文字列、図柄、および記号等を表示することができる。以下、意匠印刷層12の表示内容を図形15と総称する。さらに、意匠印刷層12は、第2表面21の全部を覆うように形成することもできるし、第2表面22の一部分を覆うように形成することもできる。図示例では、意匠印刷層12は、第2表面22の全部を覆っている。
意匠印刷層12の図形15は周期的なパターンで変化させることができる。そして、意匠印刷シート10には、1周期のパターンの図形15の長手方向の長さに対応する間隔で、切断容易部41を形成することができる。切断容易部41は、例えばミシン目を意匠印刷シート10に形成することで、設けることができる。これにより、例えば1周期のパターンの図形15毎に意匠印刷シート10を切断して使用できるため、意匠印刷シート10の取り扱い性が向上する。なお、切断容易部41は、ベースシート11のその部分に薄肉部を形成したり、強度の小さい素材をベースシート11のその部分に使用したりすることで形成してもよい。
さらに、ベースシート11の第1表面21の側には、ベースシート11の長手方向Xに沿って、ベースシート11の一部を覆うように配された、帯状の粘着剤層13が形成されている。粘着剤層13の幅W1は、ベースシート11の幅(最大幅)W3よりも小さい。図示例では、第1表面21の粘着剤層13が形成された部分の、ベースシート11の幅方向Yの両側には、その部分と隣接して、粘着剤層非形成面部23が形成されている。粘着剤層13は、無色かつ透明、または、少なくとも透明であることが好ましい。
一方、ベースシート11の第2表面22の側には、粘着剤層13の位置と対応するように配された、帯状の剥離剤層14が形成されている。図示例では、剥離剤層14は、意匠印刷層12の上に重ねて形成されている。そして、第2表面22の剥離剤層14が形成された部分の幅方向Yの両側には、その部分と隣接して、剥離剤層非形成面部24を形成することができる。なお、剥離剤層非形成面部24は形成しないものとすることもできる。この場合には、剥離剤層14の幅W2は、ベースシート11の幅W3と等しくなる。そして、剥離剤層14の幅W2は、粘着剤層13の幅W1よりも大きくされている。その結果、ベースシート11の法線方向から見たときに、粘着剤層13の全部が、剥離剤層14と重なり合っている。粘着剤層13および剥離剤層14は、それぞれの2つの長辺(長手方向Xに沿った辺)を全て略平行な直線とし、かつベースシート11の法線方向から見たときに、粘着剤層13の2つの長辺を、剥離剤層14の2つの長辺で挟まれた領域内に位置させることが好ましい。剥離剤層14は、無色かつ透明、または、少なくとも透明であることが好ましい。
また、ベースシート11の長手方向Xに沿った2つの辺(以下、単に長辺という)25および26には、長辺25および26を幅方向Yに進退させるように凸部16および凹部17を設けることができる。凹部17は、図1Aに破線で示すように、粘着剤層13および剥離剤層14の形成領域に食い込ませるように設けることもできる。しかしながら、凹部17は、粘着剤層13および剥離剤層14の形成領域と重ならないように設けるのが好ましい。図形15の内容に応じた凸部16および凹部17を形成することで、より自由な図形15のデザインが可能となり、意匠印刷シート10を陳列棚等に貼設したときに、買い物客等に対して、より有効に商品をアピールすることができる。
図2Aに、意匠印刷シートを捲回したロールを斜視図により示す。図示例のロール20は、例えば意匠印刷シート10の幅W3とほぼ等しい高さW4を有する円筒状の硬質の厚紙製の巻芯31と、巻芯31の外周面上に意匠印刷シート10を長手方向に渦巻き状に捲回した捲回層32とを有している。
図2Bに捲回層の最外層の近傍を拡大した、ロールの断面図を示す。捲回層32においては、各層の意匠印刷シート10の粘着剤層13が下側(内周側)にあり、剥離剤層14が上側(外周側)にある。そして、捲回層32の最上層(第1層)の意匠印刷シート10の粘着剤層13は、その下の層(第2層)の意匠印刷シート10の剥離剤層14と全部が重なっている。そして、第2層の意匠印刷シート10の粘着剤層13は、その下の層(第3層)の意匠印刷シート10の剥離剤層14と全部が重なっている。
そのようにして、最下層の意匠印刷シート10を除いて、意匠印刷シート10の粘着剤層13は、その下の層の意匠印刷シート10の剥離剤層14と全部が重なっている。これにより、粘着剤層13を剥離剤層14により保護するとともに、粘着剤層13が意匠印刷層12に貼り付くのを防ぐことができる。これにより、台紙等を用いずに意匠印刷シート10だけでロール20を構成することができる。したがって、意匠印刷シート10の製造コストを低減することができる。なお、最下層の意匠印刷シート10の粘着剤層13と対応する、巻芯31の外周面の領域に剥離剤層を設けることで、その粘着剤層13を保護することもできる。
以上のように、粘着剤層13は第2表面22の一定の領域内にしか形成されていないために、粘着剤層13に触れることなく、意匠印刷シート10をロール20から取り分けることができる。このため、意匠印刷シート10の設置が容易となる。また、粘着剤層13の面積が比較的に小さいことから、設置された意匠印刷シート10を取り外すことも容易となる。商店の陳列棚では商品の入れ替えが頻繁に行われることもあり、そのような場合には、陳列棚における商品名の表示等も頻繁に差し替える必要がある。意匠印刷シート10を使用することで、そのような場合にも、簡易に、商品名の表示や販売促進のための図柄を交代させることができる。
意匠印刷シート10の陳列棚等への取り付けおよび取り外しを容易とするために、粘着剤層13の幅W1は、ベースシート11の幅W3の50%以下とすることが好ましい。一方、意匠印刷シート10の陳列棚等への十分な取り付け強度を確保するために、粘着剤層13の幅W1は、ベースシート11の幅W3の10%以上とすることが好ましい。
剥離剤層14の幅W2は、粘着剤層13の幅W1よりも5mm以上大きいことが好ましい。例えば、剥離剤層14の2つの長辺は、それぞれ、粘着剤層13の2つの長辺の2.5mm以上外側に位置するのが好ましい。これにより、高精度の位置合わせを必要とすることなく、粘着剤層13と剥離剤層14とを容易に対向させて、意匠印刷シート10を捲回してロール20を構成することができる。
一方、剥離剤層14の幅W2と粘着剤層13の幅W1との差異を5mm以下とすることで、離型剤の使用量を抑えて、意匠印刷シート10の製造コストを低減することができる。
ベースシート11の素材としては、十分な強度を有し、かつ低コストである観点から、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂製のシート、フィルム、紙等を用いることが好ましい。シートは単独の層からなるものであってもよく、複数の層を含むものであってもよい。ベースシート11の厚さは、25〜150μmであることが好ましい。これにより、意匠印刷シート10の強度と取り扱いやすさとを両立することができる。
粘着剤層13は、所望の貼着箇所に対して十分な粘着性を発揮するものを適宜使用すればよい。なかでも、棚等の什器に対して適度な粘着性及び剥離性を備えることから、紫外線硬化性樹脂を含むことが好ましく、例えば、アクリル樹脂を主成分とするものを用いることがより好ましい。粘着剤層13の厚さは、15〜25μmであることが好ましい。粘着剤層の厚さを15μm以上とすることで、十分な粘着力を確保しやすくなる。25μm以下とすることで、使用した意匠印刷シートを棚等から剥離する際に、棚等への粘着剤の残留を効果的に防ぐことができる。
剥離剤層14は、粘着剤層13の粘着性を保持しつつ、粘着剤層13を保護する機能を有する。また、粘着剤層13がベースシート11に粘着することを防止する。剥離剤層14の材料は、上記の機能を十分に発揮できるものであれば特に限定されないが、優れた離型性を有することから、シリコーン樹脂を用いることが好ましい。シリコーン樹脂は比較的高コストであるが、本発明によれば剥離剤層14をベースシート11の第2表面22の全部に形成することは必須ではなく、剥離剤層14の面積を小さくすることができる。このため、コストを低減することができる。剥離剤層14の厚さは、0.3〜3μmであることが好ましい。これにより、粘着剤層13を保護する機能を十分に発揮させつつ、コストを低減することができる。
意匠印刷シート10は、例えば、図3に示すように、商品51が陳列される店舗の陳列棚52の前面の化粧板53に貼設して使用することができる。
(実施形態2)
次に、本発明の他の実施形態を説明する。図4に、本発明の他の実施形態に係る意匠印刷シートの概略構成を、図1Cと同様の断面図により示す。図示例の意匠印刷シート10Aにおいては、意匠印刷層12は、剥離剤層14が設けられた第2表面22の側にではなく、粘着剤層13が設けられた第1表面21の側に形成されている。また、粘着剤層13は、第1表面21に直接的に形成されるのではなく、第1表面21の上に設けられた意匠印刷層12の上に、意匠印刷層12と重ねて形成されている。意匠印刷シート10Aの上記以外の構成は、実施形態1と同様である。また、意匠印刷シート10Aを渦巻き状に捲回して構成されるロールも、図2Aのロール20と同様に構成することができる。ただし、そのロールにおいて、意匠印刷層12は、意匠印刷シート10Aの外周側の面にではなく、内周側の面に配置される。
実施形態2によれば、例えばショーウインドウのガラスに意匠印刷シート10Aを粘着剤層13により貼設することで、ガラス(透明な素材)を通して、商品名や、商品の販売促進のための図柄を買い物客等に提示することができる。このため、意匠印刷シート10Aを設ける位置を自由に選択することができ、買い物客等に対するアピールをより効果的に行うことができる。
(実施形態3)
次に、本発明のさらに他の実施形態を説明する。図5Aに、本発明のさらに他の実施形態に係る意匠印刷シートの概略構成を平面図により示す。図5Bに、その意匠印刷シートの概略構成を断面図により示す。図示例の意匠印刷シート10Bは、実施形態1の意匠印刷シート10を改変したものであり、ベースシート11Aは、少なくとも一部分が透明性を有している。そして、粘着剤層13は、ベースシート11Aの、意匠印刷層12と重なる部分にではなく、意匠印刷層12が形成されていない、ベースシート11Aの1つの長辺に沿った領域に形成されている。なお、一部分であれば、意匠印刷層12の形成領域と粘着剤層13の形成領域とを重ねることもできる。
また、剥離剤層14も、意匠印刷層12の上にではなく、粘着剤層13と同様に、意匠印刷層12が形成されていない、ベースシート11Aの1つの長辺に沿った領域に形成されている。なお、一部分であれば、意匠印刷層12の形成領域と剥離剤層14の形成領域とを重ねることもできる。以上のこと以外は、意匠印刷シート10Bの構成は、実施形態1と同様である。また、意匠印刷シート10Bを渦巻き状に捲回して構成されるロールも、図2Aのロール20と同様に構成することができる。ただし、粘着剤層13および剥離剤層14は、ロールの高さ方向の中央部ではなく、端部に配置される。
この実施形態によれば、図6に示すように、少なくとも、例えばベースシート11Aの上記の1つの長辺に沿った領域AR1を透明にすることで、陳列棚52の化粧板53の前面に他の情報(例えば商品の価格)AR2が表示されている場合にも、その情報を意匠印刷シート10Bにより隠すことなく、意匠印刷シート10Bを設置することができる。
(実施形態4)
次に、本発明のさらに他の実施形態を説明する。この実施形態の意匠印刷シート10Cは、実施形態3を改変したものであり、意匠印刷シート10Bと外観は類似しているので、図5Aおよび図5Bを流用して説明する。意匠印刷シート10Cは、その意匠印刷層12Aにおける印刷の向きが、意匠印刷シート10Bの意匠印刷層12とは異なっている。意匠印刷シート10Bの意匠印刷層12における印刷の向きは、図8Aに示すように、意匠印刷層12を図5Bの上の方から見たときに、意図した図形(意図図形)34が見えるようになっている。これにより、図6の矢印の向きの視線で意図図形34が見える。
これに対して、意匠印刷層12Aは、図8Bに示すように、意匠印刷層12Aを図5Bの上の方から見ると、意図図形34とは左右が入れ替わっている逆向き図形35が見えるように、印刷されている。これと対応して、意匠印刷シート10Cにおいては、少なくともベースシート11Aの意匠印刷層12Aと対応する部分AR3(図7参照)は透明性を有する素材が使用される。その結果、図7の矢印の向きの視線でベースシート11Aを透かして意図図形34を見ることができる。
この実施形態によれば、例えば図7に示すように、陳列棚52の前面の化粧板53の前側の面に他の情報が表示されている場合にも、化粧板53の裏側に粘着剤層13を貼り付けて意匠印刷シート10Bを設置することができる。これにより、ベースシート11Aを透かして意図図形34を買い物客等に表示することができる。これにより、意匠印刷シートの設置の自由度を増大させることができる。
以上、本発明を実施形態により説明したが、本発明は上記の実施形態に限られない。例えば、実施形態3の図6、図5A、および図5Bに示した例では、意匠印刷層12が第2表面22の側(化粧板53に対して前側)に配されているが、これに限られず、第1表面21の側(化粧板53に対して後側)に意匠印刷層12Aを配置することもできる。このとき、ベースシート11Aの意匠印刷層12Aと対応する領域(AR3)を透明にすることで、ベースシート11Aを透かして、買い物客等に意図図形34を表示することができる。
さらに、例えば、実施形態4の図7、図5A、および図5Bに示した例では、意匠印刷層12Aが第2表面22の側(化粧板53に対して後側)に配されているが、これに限られず、第1表面21の側(化粧板53に対して前側)に意匠印刷層12を配置することもできる。このとき、意匠印刷層12と対応する領域(AR3)は特に透明にすることなく、意図図形34を直接に買い物客等に表示することができる。
本発明に係る意匠印刷シートは、例えば、商品が陳列される店舗の陳列棚やショーケースに対して使用することができる。
5 図形
10、10A〜10C 意匠印刷シート
11、11A ベースシート
12、12A 印刷層
13 粘着剤層
14 剥離剤層
15 図形
16 凸部
17 凹部
20 ロール
34 意図図形
35 逆向き図形
41 破断容易部

Claims (17)

  1. 第1表面および第2表面を有する長尺形状のベースシートと、
    前記第1表面および前記第2表面の少なくとも一方の側に形成された意匠印刷層と、
    前記第1表面側に形成され、前記ベースシートの長手方向に沿って延びる、幅W1を有する帯状の粘着剤層と、
    前記第1表面側に、前記粘着剤層と隣接して設けられた粘着剤層非形成面部と、
    前記第2表面側に形成され、前記粘着剤層の位置と対応するように配された、幅W2を有する帯状の剥離剤層、とを備え、
    前記ベースシートの法線方向から見たときに、前記粘着剤層の全部が、前記剥離剤層と重なり合っている、意匠印刷シート。
  2. 前記剥離剤層が形成される、前記第2表面側に、前記意匠印刷層が形成されている、請求項1記載の意匠印刷シート。
  3. 前記剥離剤層が、前記意匠印刷層の上に重ねて形成されている、請求項2記載の意匠印刷シート。
  4. 前記粘着剤層が形成される、前記第1表面側に、前記意匠印刷層が形成されている、請求項1記載の意匠印刷シート。
  5. 前記粘着剤層が、前記意匠印刷層の上に重ねて形成されている、請求項4記載の意匠印刷シート。
  6. 前記第1表面が、前記ベースシートの長手方向に沿う一方の端部の近傍の第1帯状領域を有し、
    前記第2表面が、前記ベースシートの長手方向に沿う他方の端部の近傍の第2帯状領域を有し、
    前記ベースシートの少なくとも前記第1帯状領域と対応する部分が透明性を有し、
    前記粘着剤層が前記第1帯状領域に形成され、
    前記意匠印刷層が、前記第2帯状領域に形成されている、請求項2または4記載の意匠印刷シート。
  7. 前記第1表面が、前記ベースシートの長手方向に沿う一方の端部の近傍の第1帯状領域を有し、
    前記第2表面が、前記ベースシートの長手方向に沿う他方の端部の近傍の第2帯状領域を有し、
    前記ベースシートの少なくとも前記第2帯状領域と対応する部分が透明性を有し、
    前記粘着剤層が前記第1帯状領域に形成され、
    前記意匠印刷層が、前記第2帯状領域に形成されており、前記第1表面の側から前記ベースシートを透かして見ることが予定されている図形を有している、請求項2または4記載の意匠印刷シート。
  8. 前記意匠印刷層が、前記ベースシートの長手方向で周期的にパターンが変化する図形を含んでいる請求項1〜7のいずれか1項に記載の意匠印刷シート。
  9. 前記ベースシートの長手方向に沿った2つの辺が、前記ベースシートの幅方向に進退する凸部および凹部の少なくとも一方を有する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の意匠印刷シート。
  10. 前記粘着剤層の前記幅W1が、前記ベースシートの幅W3の50%以下である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の意匠印刷シート。
  11. 前記剥離剤層が、シリコーン樹脂を含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の意匠印刷シート。
  12. 前記粘着剤層が、紫外線硬化性樹脂を含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の意匠印刷シート。
  13. 前記ベースシートが、熱可塑性樹脂を含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の意匠印刷シート。
  14. 前記熱可塑性樹脂が、ポリエチレンテレフタラートを含む、請求項13記載の意匠印刷シート。
  15. 前記ベースシートが、長手方向に沿った所定の間隔毎に破断容易部を有する、請求項1〜14のいずれか1項に記載の意匠印刷シート。
  16. 前記破断容易部がミシン目である、請求項15記載の意匠印刷シート。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項に記載の意匠印刷シートを、前記粘着剤層と前記剥離剤層とが接触するように重ね合わせて、前記ベースシートの長手方向に沿って捲回されて構成される、ロール。
JP2013033427A 2013-02-22 2013-02-22 意匠印刷シートおよびロール Active JP6164634B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013033427A JP6164634B2 (ja) 2013-02-22 2013-02-22 意匠印刷シートおよびロール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013033427A JP6164634B2 (ja) 2013-02-22 2013-02-22 意匠印刷シートおよびロール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014164031A true JP2014164031A (ja) 2014-09-08
JP6164634B2 JP6164634B2 (ja) 2017-07-19

Family

ID=51614700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013033427A Active JP6164634B2 (ja) 2013-02-22 2013-02-22 意匠印刷シートおよびロール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6164634B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020030244A (ja) * 2018-08-20 2020-02-27 株式会社プレミアム シール・ロール
JP2020200384A (ja) * 2019-06-07 2020-12-17 株式会社マツザキ 装飾用粘着テープ

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0366772U (ja) * 1989-05-24 1991-06-28
JPH11249571A (ja) * 1998-03-04 1999-09-17 Sasaki Insatsu:Kk ノーセパレータラベル
JP2001183984A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Sato Corp 台紙なしラベル
JP2004264666A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Fuji Seal Inc 粘着ラベルの製造方法
JP2008529048A (ja) * 2005-01-22 2008-07-31 キャッチポイント リミテッド ラベル、その貼付装置およびラベルの形成方法
JP2009199042A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Lanbel Kk 粘着ラベル
JP2010038927A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute 台紙なしラベルとその使用方法
JP2012003140A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Nishikawa Communications Co Ltd ロール状封緘テープ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0366772U (ja) * 1989-05-24 1991-06-28
JPH11249571A (ja) * 1998-03-04 1999-09-17 Sasaki Insatsu:Kk ノーセパレータラベル
JP2001183984A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Sato Corp 台紙なしラベル
JP2004264666A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Fuji Seal Inc 粘着ラベルの製造方法
JP2008529048A (ja) * 2005-01-22 2008-07-31 キャッチポイント リミテッド ラベル、その貼付装置およびラベルの形成方法
JP2009199042A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Lanbel Kk 粘着ラベル
JP2010038927A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute 台紙なしラベルとその使用方法
JP2012003140A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Nishikawa Communications Co Ltd ロール状封緘テープ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020030244A (ja) * 2018-08-20 2020-02-27 株式会社プレミアム シール・ロール
JP2020200384A (ja) * 2019-06-07 2020-12-17 株式会社マツザキ 装飾用粘着テープ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6164634B2 (ja) 2017-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6236003B2 (ja) シュリンクフィルム付き台紙
JP6164634B2 (ja) 意匠印刷シートおよびロール
US20100007131A1 (en) Display apparatus for file index
US20160016710A1 (en) Self-adhering wrapping paper with selectively removable backing
JP5808613B2 (ja) 配送伝票一体型包装シート
JP6553452B2 (ja) ラベル、ラベルの使用方法
JP6736288B2 (ja) 粘着ラベル
JP3200357U (ja) 医薬品情報付与ラベルシート及び医薬品情報付与ラベルシートが貼着されている医薬品包装体
JP4907205B2 (ja) ボトルネック用ラベル
JP3212036U (ja) 表示体支持用スタンド
KR200475271Y1 (ko) 광고지 게시 보조용 테이프
JP7202942B2 (ja) ラベルおよびラベル付き物品
CN214671451U (zh) 一种多层复合型压敏胶标签
JP5810439B2 (ja) ラベル付き包装体
US20150371563A1 (en) Supplemental Label
JP3232604U (ja) 多層粘着シート
JP2010228438A (ja) 配送伝票
JP2015114346A (ja) ヘッダーシールとヘッダーシール付商品
JP5378820B2 (ja) 情報表示用ラベル
JP2592192Y2 (ja) 配送伝票
US20080202668A1 (en) Billboard label
JP3180829U (ja) 冊子カバー
JP6633431B2 (ja) Popラベル及びpopラベル付き容器
JP3139490U (ja) シール製品
JP6639851B2 (ja) ラベル付き容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6164634

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250