JP2014163663A - 湯張りシステム - Google Patents

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Hiroaki Sasaki
宏明 佐々木
Junichi Ogawa
純一 小川
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Abstract

【課題】高効率かつ短時間で湯張りを完了できる湯張りシステムを提供する。
【解決手段】給湯暖房システム10は、自然環境から吸熱して、暖房用水及び給湯用水を加熱するヒートポンプユニット50と、暖房用水を循環させる熱供給循環水路62と、ヒートポンプユニット50で加熱された給湯用水を蓄えるタンク22と、循環ポンプ82が介装されており、浴槽水を循環させる浴槽水循環路89と、熱供給循環水路62内の暖房用水と浴槽水循環路89内の水とを熱交換する浴槽熱交換器84と、タンク22と浴槽水循環路89とを接続する湯張り水路36cとを備える。制御装置90は、湯張り運転を行う場合に、ヒートポンプユニット50で熱供給循環水路62内の暖房用水を加熱するとともに、浴槽熱交換器84において、熱供給循環水路62内の暖房用水の熱で浴槽水循環路89内の給湯用水を加熱する。
【選択図】 図1

Description

本明細書で開示する技術は、湯張りシステムに関する。
特許文献1に、自然環境から吸熱して水を加熱するヒートポンプユニットと、ヒートポンプユニットで加熱された水を蓄えるタンクと、タンク内の水を浴槽に供給する湯張り回路と、ガスを燃焼した熱によって湯張り回路を通過する水を加熱するバーナとを備える湯張りシステムが開示されている。
特開2009−299942号公報
特許文献1の技術では、バーナを用いずに湯張りを行う場合、湯張り運転中にタンク内の熱量が不足し、湯張りに必要な量の設定温度の湯が浴槽に供給できなくなると、タンク内に必要な熱量が蓄えられるまで待たなければならず、湯張り完了までに長時間を要する。一方、湯張り運転中にタンク内の熱量が不足する場合に、バーナを補助熱源として用いて水を加熱して浴槽に供給すれば、湯張り完了までの時間を短縮することができるが、ヒートポンプユニットを熱源とする場合と比べてエネルギー効率が低下する。そのため、本明細書では、高効率かつ短時間で湯張りを行うことができる湯張りシステムを提供する。
本明細書が開示する湯張りシステムは、自然環境から吸熱して、熱媒又は水を加熱するヒートポンプユニットと、熱媒を循環させる熱媒回路と、ヒートポンプユニットで加熱された水を蓄えるタンクと、循環ポンプが介装されており、浴槽内の水を循環させる浴槽水循環路と、熱媒回路内の熱媒と浴槽水循環路内の水とを熱交換する熱交換器と、タンクと浴槽水循環路とを接続する湯張り回路とを備える。湯張りシステムは、タンクに蓄えられた水を、湯張り回路及び浴槽水循環路を介して浴槽に供給する湯張り運転を行う場合に、ヒートポンプユニットにおいて熱媒回路内の熱媒を加熱するとともに、熱交換器において熱媒回路内の熱媒の熱で湯張り回路内の浴槽水循環路を加熱する。
上記の湯張りシステムでは、湯張り運転を行う場合に、ヒートポンプユニットにおいて熱媒回路内の熱媒を加熱するとともに、熱交換器において熱媒回路内の熱媒の熱で浴槽水循環路内の水を加熱し、加熱された水を浴槽に供給することができる。そのため、タンク内に湯張りに必要な熱量が蓄えられていない場合であっても、熱交換器で水を加熱できるので、タンク内に必要な熱量が蓄えられるのを待ってから湯張りを行う必要がない。従って、上記の湯張りシステムによると、従来の湯張りシステムと比べて、エネルギー効率の高いヒートポンプユニットのみを用いて、高効率かつ短時間で湯張りを行うことができる。
第1実施例に係る給湯暖房システム10の構成を模式的に示す図。 湯張り運転時に制御装置90が実行する処理を示すフローチャート。 第2実施例に係る給湯暖房システム10の構成を模式的に示す図。 第3実施例に係る給湯暖房システム10の構成を模式的に示す図。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1) 湯張りシステムは、湯張り運転を行う場合に、循環ポンプを駆動させ、浴槽に供給された水を、浴槽水循環路の熱交換器の上流側に戻してもよい。
この構成によると、湯張り運転を行うとともに、浴槽に供給された水を、浴槽水循環路の熱交換器の上流側に戻し、熱交換器で再度加熱をして浴槽内に戻す運転(追い焚き運転)を並行して行うことができる。そのため、浴槽への必要な湯量の湯張りが完了した後に、追い焚き運転によって浴槽内の水を設定温度に沸かし上げる場合に比べて、より短時間で湯張りを完了させることができる。
(特徴2) 湯張り回路に接続され、湯張り回路内に水道水を供給可能な水道管と、水道管に設けられ、水道管を開閉する開閉弁と、をさらに備えてもよい。湯張りシステムは、湯張り運転を行う場合に、タンクから湯張り回路に導入される水の温度が、浴槽内の水の温度として要求されている設定温度以上である場合に、開閉弁を開き、熱交換器に導入される水の温度を設定温度より低い温度に下げるようにしてもよい。
この構成によると、湯張り運転時にタンク内に設定温度以上の水が蓄えられている場合に、タンクから導出される水と水道水とを混合させて、熱交換器に導入される水の温度を設定温度より低い温度に下げることができる。この場合、熱交換器での加熱により、浴槽に供給される水の温度を、設定温度まで引き上げることができる。従って、上記の構成によると、熱交換器に設定温度より低い温度の水が導入されるため、熱交換器に供給される熱媒の熱を効率よく利用して水を加熱することができる。そのため、より効率良く湯張りを行うことができる。
(第1実施例)
図1に示すように、本実施例に係る給湯暖房システム10は、ヒートポンプユニット50と、タンクユニット20と、暖房ユニット60と、制御装置90とを備えている。
ヒートポンプユニット50は、自然環境から吸熱する熱源である。ヒートポンプユニット50は、冷媒(例えばR410AといったHFC冷媒や、R744といったCO冷媒)を循環させるための冷媒循環路51と、空気熱交換器(蒸発器)52と、ファン56と、圧縮機53と、三流体熱交換器54と、膨張弁55とを備えている。
空気熱交換器52は、ファン56によって送風された外気と冷媒循環路51内の冷媒との間で熱交換させる。後で説明するように、空気熱交換器52には、膨張弁55を通過後の低圧低温の液体状態にある冷媒が供給される。空気熱交換器52は、冷媒と外気とを熱交換させることによって、冷媒を加熱する。冷媒は、加熱されることにより気化し、比較的高温で低圧の気体状態となる。
圧縮機53には、空気熱交換器52を通過後の冷媒が供給される。即ち、圧縮機53には、比較的高温で低圧の気体状態の冷媒が供給される。圧縮機53によって冷媒が圧縮されることにより、冷媒は高温高圧の気体状態となる。圧縮機53は、圧縮後の高温高圧の気体状態の冷媒を、三流体熱交換器54に送り出す。
三流体熱交換器54は、冷媒循環路51内の冷媒と、後述のタンク水循環路30内の水(以下では給湯用水ともいう)との間で熱交換を行うことができる。さらに、三流体熱交換器54は、冷媒循環路51内の冷媒と、後述の熱回収水路63内の水(以下では暖房用水ともいう)との間で熱交換を行うことができる。冷媒は、三流体熱交換器54での熱交換の結果、熱を奪われて凝縮する。これにより、冷媒は、比較的低温で高圧の液体状態となる。
膨張弁55には、三流体熱交換器54を通過後の比較的低温で高圧の液体状態の冷媒が供給される。冷媒は、膨張弁55を通過することによって減圧され、低温低圧の液体状態となる。膨張弁55を通過した冷媒は、上記の通り、空気熱交換器52に送られる。
ヒートポンプユニット50において、圧縮機53及びファン56を作動させると、冷媒循環路51内の冷媒は、空気熱交換器52、圧縮機53、三流体熱交換器54、膨張弁55の順に循環する。この場合、三流体熱交換器54において、タンク水循環路30内の給湯用水、又は、熱回収水路63内の暖房用水が加熱される。
タンクユニット20は、タンク22を備えている。タンク22は、ヒートポンプユニット50によって加熱された給湯用水を貯える。本実施例の給湯用水は、水道水である。タンク22は、密閉型であり、断熱材によって外側が覆われている。タンク22内には満水まで給湯用水が貯留される。タンク22には、サーミスタ23、24、25、26がタンク22の高さ方向に略均等間隔で取り付けられている。各サーミスタ23、24、25、26は、その取付位置の給湯用水の温度を測定する。各サーミスタ23、24、25、26の検出温度から、タンク22の蓄熱状態を特定することができる。
タンク水循環路30は、上流端がタンク22の下部に接続されており、ヒートポンプユニット50の三流体熱交換器54を通過して、下流端がタンク22の上部に接続されている。タンク水循環路30には、循環ポンプ32が介装されている。循環ポンプ32は、タンク水循環路30内の給湯用水を上流側から下流側へ送り出す。ヒートポンプユニット50を作動させて、循環ポンプ32を駆動すると、タンク22の下部の給湯用水が三流体熱交換器54に送られて加熱され、加熱された給湯用水がタンク22の上部に戻される。タンク22の内部には、低温の給湯用水の層の上に高温の給湯用水の層が積み重なった温度成層が形成される。
水道水導入路34は、上流端が給湯暖房システム10の外部の水道水供給源110に接続されている。水道水導入路34の下流側は、第1導入路34aと第2導入路34bに分岐している。第1導入路34aの下流端は、タンク22の下部に接続されている。第2導入路34bの下流端は、第1給湯路36の途中に接続されている。第1導入路34aには、逆止弁34cが介装されている。第2導入路34bには、逆止弁34dが介装されている。
給湯路36は、上流端がタンク22の上部に接続されている。上述したように、給湯路36の途中には、水道水導入路34の第2導入路34bが接続されている。給湯路36と第2導入路34bの接続部には、混合弁36aが介装されている。混合弁36aは、開度を変化させて、タンク22の上部から給湯路36へ流入する高温の給湯用水の流量と、第2導入路34bから給湯路36へ流入する低温の水道水の流量の割合を調整する。第2導入路34bとの接続部より下流側の給湯路36には、バーナ加熱装置38が介装されている。バーナ加熱装置38は、給湯路36内の給湯用水を加熱する。バーナ加熱装置38より下流側の給湯路36は、給湯栓水路36bと湯張り水路36cとに分岐している。分岐部とバーナ加熱装置38との間には、給湯用水の温度を検出するサーミスタ85が介装されている。給湯栓水路36bの下流端は給湯栓100に接続されている。給湯路36と給湯栓水路36bとの間には、バーナ加熱装置38をバイパスする流路であるバイパス路40が設けられている。また、バイパス路40には、バイパス路40の開度を調整するためのバイパス制御弁41が介装されている。湯張り水路36cの下流端は、後述の循環ポンプ82に接続されている。循環ポンプ82は、後述の浴槽水循環路89に介装されている。即ち、湯張り水路36cの下流端は、循環ポンプ82を介して浴槽水循環路89の途中に接続されている。また、湯張り水路36cには、開閉弁36dが介装されている。
浴槽水循環路89は、その上流端と下流端の双方が浴槽102に接続されている。浴槽水循環路89は、浴槽熱交換器84を通過している。浴槽熱交換器84では、熱交換水路68を流れる暖房用水と、浴槽水循環路89を流れる水の間で熱交換が行われる。浴槽水循環路89の浴槽熱交換器84の上流側には、循環ポンプ82が介装されている。循環ポンプ82は、浴槽水循環路89内の浴槽水を下流側へ送り出す。従って、循環ポンプ82を回転させることにより、浴槽102内の浴槽水を、浴槽水循環路89内で循環させることができる。浴槽水循環路89の浴槽熱交換器84の下流側には、サーミスタ86が介装されている。サーミスタ86は、浴槽水循環路89内の水の温度を検出する。
暖房ユニット60は、熱供給循環水路62を備えている。熱供給循環水路62は、浴槽熱交換器84と、低温暖房機104と、高温暖房機106に熱を供給する水路である。熱供給循環水路62は、熱回収水路63と、シスターン64と、ポンプ水路65と、低温暖房水路66と、バーナ加熱水路67と、熱交換水路68と、第1高温暖房水路69と、第2高温暖房水路70と、バイパス水路71を備えている。
シスターン64は、上部が開放されている容器であり、内部に暖房用水を貯留している。シスターン64には、熱回収水路63の下流端と、ポンプ水路65の上流端が接続されている。シスターン64内には、熱回収水路63から暖房用水が流入する。シスターン64内の暖房用水は、ポンプ水路65に導入される。
ポンプ水路65は、下流端が低温暖房水路66の上流端とバーナ加熱水路67の上流端に接続されている。ポンプ水路65には、循環ポンプ65aが介装されている。循環ポンプ65aは、ポンプ水路65内の暖房用水を下流側へ送り出す。
低温暖房水路66は、その下流端が、熱回収水路63の上流端に接続されている。低温暖房水路66には、低温暖房機104と、開閉弁66aが介装されている。低温暖房機104は、低温暖房水路66を通過する暖房用水の熱を利用して、居室を暖房する。開閉弁66aは、低温暖房水路66を開閉する。
また、低温暖房水路66には、開閉弁66aの上流側と低温暖房水路66の下流側とを接続する暖房バイパス水路66bが形成されている。暖房バイパス水路66bには、開閉弁66cが介装されている。開閉弁66cは、暖房バイパス水路66bを開閉する。
熱回収水路63は、その下流端がシスターン64に接続されている。熱回収水路63は、三流体熱交換器54を通過している。また、熱回収水路63には、三流体熱交換器54の上流側と下流側とを接続する熱交換器バイパス水路63aが形成されている。熱交換器バイパス水路63aは、流路の直径が大きく、三流体熱交換器54を通過する水路(熱回収水路63の一部)より通水抵抗が非常に小さい。熱交換器バイパス水路63aの上流端には、調整弁63bが設けられている。調整弁63bは、その開度を変化させることによって、三流体熱交換器54を通過する暖房用水の流量と、熱交換器バイパス水路63aを通過する暖房用水の流量の割合を変化させることができる。
バーナ加熱水路67は、その下流端が、熱交換水路68の上流端及び第1高温暖房水路69の上流端に接続されている。バーナ加熱水路67には、バーナ加熱装置67aが介装されている。バーナ加熱装置67aは、バーナ加熱水路67を通過する暖房用水を加熱する。
熱交換水路68は、その下流端が、熱回収水路63の最下流部に接続されている。熱交換水路68は、浴槽熱交換器84を通過している。浴槽熱交換器84では、熱交換水路68内の暖房用水と、浴槽水循環路89内の水(給湯用水、浴槽水)との間で熱交換が行われる。熱交換水路68には、開閉弁68aが介装されている。開閉弁68aは、熱交換水路68を開閉する。
第1高温暖房水路69は、その下流端が、第2高温暖房水路70の上流端及びバイパス水路71の上流端に接続されている。第1高温暖房水路69には、開閉弁69aが介装されている。開閉弁69aは、第1高温暖房水路69を開閉する。
第2高温暖房水路70は、その下流端が、熱回収水路63の途中(三流体熱交換器54の下流側)に接続されている。第2高温暖房水路70には、高温暖房機106と開閉弁70aが介装されている。高温暖房機106は、第2高温暖房水路70を通過する暖房用水の熱を利用して、居室を暖房する。開閉弁70aは、第2高温暖房水路70を開閉する。
バイパス水路71は、その下流端が熱回収水路63の途中(第2高温暖房水路70の下流端の接続部分の下流側)に接続されている。
制御装置90は、ヒートポンプユニット50と、タンクユニット20と、暖房ユニット60の各構成要素の動作を制御する。
(給湯暖房システムの動作)
次いで、本実施例の給湯暖房システム10の動作について説明する。以下では、給湯暖房システム10が実施する蓄熱運転、給湯運転、湯張り運転、低温暖房運転、高温暖房運転、及び、追い焚き運転について順に説明する。
(蓄熱運転)
蓄熱運転は、タンク22内の給湯用水をヒートポンプユニット50で加熱し、高温となった給湯用水をタンク22に戻す運転である。蓄熱運転を実行する際には、制御装置90は圧縮機53及びファン56を駆動するとともに、循環ポンプ32を駆動する。
圧縮機53及びファン56の駆動により、冷媒循環路51内の冷媒は、空気熱交換器52、圧縮機53、三流体熱交換器54、膨張弁55の順に循環する。この場合、三流体熱交換器54を通過する冷媒循環路51内の冷媒は、高温高圧の気体状態である。また、循環ポンプ32の駆動により、タンク水循環路30内をタンク22内の給湯用水が循環する。即ち、タンク22の下部に存在する給湯用水がタンク水循環路30内に導入され、導入された給湯用水が三流体熱交換器54を通過する際に、冷媒循環路51内の冷媒の熱によって加熱され、加熱された給湯用水がタンク22の上部に戻される。これにより、タンク22に高温の給湯用水が貯められる。タンク22の内部が高温の給湯用水で満たされた満蓄状態となると、蓄熱運転を終了する。
(給湯運転)
給湯運転は、タンク22内の給湯用水を給湯栓100に供給する運転である。給湯運転は、上記の蓄熱運転と並行して行うこともできる。給湯栓100が開かれると、水道水供給源110からの水圧によって、水道水導入路34(第1導入路34a)からタンク22の下部に水道水が流入する。同時に、タンク22上部の給湯用水が、給湯路36及び給湯栓水路36bを介して給湯栓100に供給される。
制御装置90は、タンク22から給湯路36に供給される給湯用水の温度(即ち、サーミスタ23の検出温度)が、給湯設定温度より高い場合には、混合弁36aを駆動して開度を変化させ、第2導入路34bから給湯路36に水道水を導入する。従って、タンク22から供給された給湯用水と第2導入路34bから供給された水道水とが、給湯路36内で混合される。制御装置90は、給湯栓100に供給される給湯用水の温度が、給湯設定温度と一致するように、混合弁36aの開度を調整する。一方、制御装置90は、タンク22から給湯路36に供給される給湯用水の温度が、給湯設定温度より低い場合には、バーナ加熱装置38によって給湯路36を通過する水を加熱する。制御装置90は、給湯栓100に供給される給湯用水の温度をサーミスタ85で検出し、給湯設定温度と一致するように、バーナ加熱装置38の出力を制御する。
(湯張り運転)
湯張り運転は浴槽102に湯張りをする運転である。湯張り運転も、上記の蓄熱運転と並行して行うことができる。本実施例では、制御装置90は、浴槽熱交換器84で給湯用水を加熱して浴槽102に供給するヒートポンプモード(以下HPモードと呼ぶ)と、浴槽熱交換器84で給湯用水を加熱することなく浴槽102に供給する通常モードの2種類の湯張りモードによって湯張りを実行することができる。
図2に示すように、利用者が湯張り運転の開始を指示すると、給湯暖房システム10は湯張り運転を開始する。まず、S10では、制御装置90は、利用者によって予め設定されている湯張りモードがHPモードであるか否か判断する。湯張りモードがHPモードである場合、制御装置90は、S10でYESと判断し、S12に進む。一方、湯張りモードが通常モードである場合、制御装置90は、S10でNOと判断し、S20に進む。
(HPモード:図2のS12〜S18)
S12では、まず、制御装置90は、開閉弁36dを開く。開閉弁36dが開くと、水道水供給源110からの水圧によって、水道水導入路34(第1導入路34a)からタンク22の下部に水道水が流入する。同時に、タンク22上部の給湯用水が、給湯路36、湯張り水路36c、及び、浴槽水循環路89を介して浴槽102に供給される。さらに、制御装置90は、循環ポンプ82を作動させる。これにより、浴槽102に供給された浴槽水が、浴槽水循環路89内を循環する。さらに、制御装置90は、湯張り設定温度に応じて調整弁63bの開度を調整し、循環ポンプ65aを回転させるとともに、開閉弁66c及び開閉弁68aを開く。これにより、シスターン64から、ポンプ水路65、バーナ加熱水路67、及び、熱交換水路68を経てシスターン64に戻る流路を暖房用水が循環する。さらに、シスターン64から、ポンプ水路65、低温暖房水路66、暖房バイパス水路66b、及び、熱回収水路63を経てシスターン64に戻る流路内でも暖房用水が循環する。さらに、制御装置90は、圧縮機53及びファン56を駆動する。この結果、三流体熱交換器54で加熱された暖房用水が、シスターン64を経て、浴槽熱交換器84に供給される。これにより、浴槽水循環路89内を通過する水(給湯用水及び浴槽水)は、浴槽熱交換器84で暖房用水との熱交換によって加熱される。加熱された水は、浴槽102に供給される。
次いで、S14では、制御装置90は、サーミスタ23の検出温度(即ち、タンク22から給湯路36に導出される水の温度)が、湯張り設定温度以上であるか否か判断する。サーミスタ23の検出温度が湯張り設定温度以上である場合、制御装置90は、S14でYESと判断し、S16に進む。一方、サーミスタ23の検出温度が湯張り設定温度より低い場合、制御装置90は、S14でNOと判断し、S16をスキップしてS18に進む。
S16では、制御装置90は、混合弁36aを駆動して開度を変化させ、第2導入路34bから給湯路36に水道水を導入する。従って、タンク22から供給された給湯用水と第2導入路34bから供給された水道水とが、給湯路36内で混合され、湯張り水路36c及び浴槽水循環路89に供給される。この際、制御装置90は、サーミスタ85で検出される水の温度が、湯張り設定温度より低くなるように、混合弁36aの開度を調整する。より詳しく言うと、制御装置90は、サーミスタ85で検出される水の温度が、浴槽熱交換器84で加熱されることによって湯張り設定温度まで引き上げられる程度の低温になるように、混合弁36aの開度を調整する。この結果、湯張り設定温度より低い温度の浴槽水循環路89内の水は、浴槽熱交換器84で湯張り設定温度まで加熱され、浴槽102に供給される。従って、浴槽熱交換器84に供給される暖房用水の熱を効率よく利用して水を加熱することができる。そのため、高効率で湯張りを行うことができる。
続くS18では、制御装置90は、設定湯量の供給が完了することを監視する。設定湯量の供給が完了していない場合、制御装置90は、S18でNOと判断してS14に戻る。戻った先のS14でYESと判断される場合であって、既に、混合弁36aが第2導入路34bから給湯路36に水道水を導入する開度に調整されている場合(即ち、前回のS14でもYESと判断された場合)には、制御装置90は、混合弁36aを、第2導入路34bから給湯路36に水道水を導入する開度に引き続き調整する。一方、戻った先のS14でNOと判断される場合であって、既に混合弁36aが第2導入路34bから給湯路36に水道水を導入する開度に調整されている場合(例えば、前回までのS14でYESと判断されていたが、湯張り運転を継続した結果、タンク22内の高温の水が減少し、今回のS14でNOと判断された場合)には、制御装置90は、混合弁36aを駆動して開度を変化させ、第2導入路34bから給湯路36への水道水の導入を停止させる。これにより、浴槽熱交換器84に供給される水の温度が低温になり過ぎることを抑制することができる。制御装置90は、設定湯量の供給が完了するまで、上記S14、S16、S18の処理を繰り返す。設定湯量の供給が完了すると、制御装置90は、S18でYESと判断し、湯張り運転を終了する。
(通常モード:図2のS20〜S28)
一方、S20では、まず、制御装置90は、開閉弁36dを開く。開閉弁36dが開くと、上記のS12と同様に、水道水供給源110からの水圧によって、水道水導入路34(第1導入路34a)からタンク22の下部に水道水が流入する。同時に、タンク22上部の給湯用水が、給湯路36、湯張り水路36c、浴槽水循環路89を介して浴槽102に供給される。
次いで、S22では、制御装置90は、サーミスタ23の検出温度(即ち、タンク22から給湯路36に導出される水の温度)が、湯張り設定温度より高いか否か判断する。サーミスタ23の検出温度が湯張り設定温度より高い場合、制御装置90は、S22でYESと判断し、S24に進む。一方、サーミスタ23の検出温度が湯張り設定温度以下である場合、制御装置90は、S22でNOと判断し、S26に進む。
S24では、制御装置90は、混合弁36aを駆動して開度を変化させ、第2導入路34bから給湯路36に水道水を導入する。従って、タンク22から供給された給湯用水と第2導入路34bから供給された水道水とが、給湯路36内で混合され、湯張り水路36c及び浴槽水循環路89に供給される。この際、制御装置90は、サーミスタ85で検出される水の温度が、湯張り設定温度と一致するように、混合弁36aの開度を調整する。この結果、湯張り設定温度の水が、浴槽102に供給される。S24の制御を終えると、S28に進む。
一方、S26では、制御装置90は、バーナ加熱装置38を作動させ、給湯路36を通過する給湯用水を加熱する。制御装置90は、サーミスタ85で検出される水の温度が、湯張り設定温度と一致するように、バーナ加熱装置38の出力を制御する。S26の制御を終えると、S28に進む。
S28では、制御装置90は、設定湯量の供給が完了することを監視する。設定湯量の供給が完了していない場合、制御装置90は、S28でNOと判断してS22に戻る。戻った先のS22でYESと判断される場合であって、既に混合弁36aが第2導入路34bから給湯路36に水道水を導入する開度に調整されている場合(即ち、前回のS22でもYESと判断された場合)には、制御装置90は、混合弁36aを引き続き第2導入路34bから給湯路36に水道水を導入する開度に調整する。一方、戻った先のS22でNOと判断される場合であって、既に混合弁36aが第2導入路34bから給湯路36に水道水を導入する開度に調整されている場合(例えば、前回までのS22でYESと判断されていたが、湯張り運転を継続した結果、タンク22内の高温の水が減少し、今回のS22でNOと判断された場合)には、制御装置90は、混合弁36aを駆動して開度を変化させ、第2導入路34bから給湯路36への水道水の導入を停止させるとともに、バーナ加熱装置38を作動させる。制御装置90は、設定湯量の供給が完了するまで、上記S22、S24、S26、S28の処理を繰り返す。設定湯量の供給が完了すると、制御装置90は、S28でYESと判断し、湯張り運転を終了する。
(低温暖房運転)
低温暖房運転は、低温暖房機104を用いて居室を暖房する運転である。利用者によって低温暖房運転の実行が指示されると、制御装置90は、調整弁63bの開度を低温暖房機104の負荷に応じて調整し、循環ポンプ65aを回転させる。さらに、制御装置90は、開閉弁66aを開く。これにより、シスターン64からポンプ水路65、低温暖房水路66、及び、熱回収水路63を経てシスターン64に戻る流路内を暖房用水が循環する。さらに、制御装置90は、圧縮機53及びファン56を駆動する。この結果、三流体熱交換器54で加熱された暖房用水が、シスターン64を経て、低温暖房機104に供給される。さらに、制御装置90は、必要に応じてバーナ加熱装置67aを作動するとともに、開閉弁69aを開く。これにより、シスターン64から、ポンプ水路65、バーナ加熱水路67、第1高温暖房水路69、バイパス水路71、及び、熱回収水路63を経てシスターン64に戻る流路内を暖房用水が循環する。この結果、低温暖房機104には、バーナ加熱装置67aでの加熱によってより高温となった暖房用水が供給される。低温暖房運転においては、低温暖房機104に供給される暖房用水の温度が低温暖房設定温度となるように、調整弁63bの開度、ヒートポンプユニット50の動作、及び、バーナ加熱装置67aの出力が調整される。
(高温暖房運転)
続いて、高温暖房運転について説明する。高温暖房運転は、高温暖房機106を用いて居室を暖房する運転である。利用者によって高温暖房運転の実行が指示されると、制御装置90は、調整弁63bの開度を高温暖房機106の負荷に応じて調整し、循環ポンプ65aを回転させる。さらに、制御装置90は、開閉弁70a、開閉弁69a、及び、開閉弁66cを開く。これにより、シスターン64から、ポンプ水路65、バーナ加熱水路67、第1高温暖房水路69、第2高温暖房水路70、及び、熱回収水路63を経てシスターン64に戻る流路を暖房用水が循環する。それとともに、シスターン64からポンプ水路65、低温暖房水路66、暖房バイパス水路66b、及び、熱回収水路63を経てシスターン64に戻る流路内でも暖房用水が循環する。さらに、制御装置90は、圧縮機53及びファン56を駆動する。この結果、三流体熱交換器54で加熱された暖房用水が、シスターン64を経て、高温暖房機106に供給される。さらに、制御装置90は、必要に応じてバーナ加熱装置67aを作動する。これにより、高温暖房機106には、バーナ加熱装置67aでの加熱によってより高温となった暖房用水が供給される。高温暖房運転においても、高温暖房機106に供給される暖房用水の温度が高温暖房設定温度となるように、調整弁63bの開度や、ヒートポンプユニット50の動作や、バーナ加熱装置67aの出力が調整される。なお、上記の低温暖房運転と高温暖房運転とを同時に行うこともできる。その場合も、制御装置90は、低温暖房設定温度及び高温暖房設定温度に応じて、調整弁63bの開度、ヒートポンプユニット50の動作、及び、バーナ加熱装置67aの出力を調整する。
(追い焚き運転)
追い焚き運転は、浴槽102に貯められた浴槽水を追い焚きする運転である。利用者によって追い焚き運転の実行が指示されると、制御装置90は、循環ポンプ82を駆動する。これにより、浴槽水循環路89内を浴槽水が循環する。また、制御装置90は、循環ポンプ65aを回転させ、サーミスタ86が検出する温度に応じて調整弁63bの開度を調整する。さらに、制御装置90は、開閉弁66c及び開閉弁68aを開く。これにより、シスターン64から、ポンプ水路65、バーナ加熱水路67、及び、熱交換水路68を経てシスターン64に戻る流路を暖房用水が循環する。さらに、シスターン64から、ポンプ水路65、低温暖房水路66、暖房バイパス水路66b、及び、熱回収水路63を経てシスターン64に戻る流路内でも暖房用水が循環する。さらに、制御装置90は、圧縮機53及びファン56を駆動する。これにより、三流体熱交換器54で加熱された暖房用水が、シスターン64を経て、浴槽熱交換器84に供給される。これにより、浴槽水循環路89内を通過する浴槽水は、浴槽熱交換器84で暖房用水との熱交換によって加熱される。加熱された浴槽水は、浴槽102に戻される。さらに、制御装置90は、必要に応じてバーナ加熱装置67aを作動する。これにより、浴槽熱交換器84には、バーナ加熱装置67aでの加熱によってより高温となった暖房用水が供給される。追い焚き運転においても、制御装置90は、必要に応じて、調整弁63bの開度や、ヒートポンプユニット50の動作や、バーナ加熱装置67aの出力を調整する。
以上、本実施例の給湯暖房システム10の構成及び運転内容について説明した。本実施例では、図2のS12に示すように、HPモードで湯張り運転を行う場合に、制御装置90は、開閉弁36d、66c、68aを開くとともに、圧縮機53及びファン56を駆動する。これにより、ヒートポンプユニット50で熱供給循環水路62内の暖房用水を加熱するとともに、浴槽熱交換器84において、熱供給循環水路62内の暖房用水の熱で浴槽水循環路89を通過する水を加熱した上で浴槽102に供給することができる。そのため、タンク22内に湯張りに必要な熱量が蓄えられていない場合であっても、浴槽熱交換器84で水を加熱できるため、タンク22内に必要な熱量が蓄えられるのを待ってから湯張りを行う必要がない。従って、湯張り運転時に、浴槽熱交換器84で水の加熱を行わない従来のシステムと比べて、湯張り完了までの時間を短縮できる。また、バーナ加熱装置38を補助熱源として用いずに上記の湯張りを行えるため、エネルギー効率も高い。従って、本実施例の給湯暖房システム10によると、従来のシステムと比べて、高効率かつ短時間で湯張りを行うことができる。
本実施例の給湯暖房システム10では、図2のS12に示すように、HPモードで湯張り運転を行う場合に、制御装置90は、開閉弁36d、66c、68aを開き、圧縮機53及びファン56を駆動するとともに、循環ポンプ82を作動させる。これにより、浴槽102に供給された浴槽水を、浴槽水循環路89内で循環させることができる。即ち、浴槽102への湯張り運転を行うとともに、浴槽102に供給された浴槽水を、浴槽水循環路89の浴槽熱交換器84の上流側に戻し、浴槽熱交換器84で再度加熱をして浴槽102内に戻す追い焚き運転を並行して行うことができる。そのため、浴槽102への必要な湯量の湯張りが完了した後に、追い焚き運転によって浴槽102内の水を設定温度に沸かし上げる場合に比べて、より短時間で湯張りを完了させることができる。
本実施例の給湯暖房システム10は、図1に示すように、給湯路36に水道水を供給可能な第2導入路34bと、混合弁36aとを備える。また、本実施例では、図2のS14、S16に示すように、HPモードで湯張り運転を行う場合に、制御装置90は、サーミスタ23の検出温度(即ち、タンク22から導出される水の温度)が、湯張り設定温度以上である場合、混合弁36aを駆動して給湯路36に水道水を供給し、浴槽熱交換器84に供給される水の温度を湯張り設定温度より低い温度(浴槽熱交換器84で加熱されることによって湯張り設定温度まで引き上げられる程度の低温)に下げる。この場合、浴槽熱交換器84での加熱により、浴槽102に供給される水の温度を、湯張り設定温度まで引き上げることができる。従って、本実施例の給湯暖房システム10によると、浴槽熱交換器84に湯張り設定温度より低い温度の水が導入されるため、浴槽熱交換器84に供給される暖房用水の熱を効率よく利用して浴槽水循環路89を通過する水を加熱することができる。そのため、より効率良く湯張りを行うことができる。
ここで、実施例の記載と請求項の記載との対応関係を説明しておく。暖房用水が循環する熱供給循環水路62(熱回収水路63、シスターン64、ポンプ水路65、低温暖房水路66、バーナ加熱水路67、熱交換水路68、第1高温暖房水路69、第2高温暖房水路70、バイパス水路71)が、「熱媒回路」の一例である。暖房用水が「暖房用熱媒」の一例である。湯張り水路36cが「湯張り回路」の一例である。第2導入路34b、混合弁36aが、それぞれ、「水道管」、「開閉弁」の一例である。
(第2実施例)
第2実施例について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。図3に示すように、本実施例の給湯暖房システム10も、その基本的な構成は第1実施例の給湯暖房システム10(図1参照)と共通する。図3に示すように、本実施例では、浴槽水循環路89は、浴槽熱交換器84(以下、本実施例では「第1浴槽熱交換器84」と呼ぶ)に加えて、第2浴槽熱交換器200を通過している点、及び、熱供給循環水路62が、熱交換水路68(以下、本実施例では「第1熱交換水路68」と呼ぶ)のほかに、第2熱交換水路202を備えている点が、第1実施例とは異なる。以下に詳細を説明する。
上記の通り、本実施例では、浴槽水循環路89は、第1浴槽熱交換器84に加えて、第2浴槽熱交換器200を通過している。第2浴槽熱交換器200は、浴槽水循環路89の第1浴槽熱交換器84の下流側に備えられている。浴槽水循環路89の第2浴槽熱交換器200の下流側には、サーミスタ86が介装されている。
また、本実施例では、熱供給循環水路62は、第1浴槽熱交換器84と、第2浴槽熱交換器200と、低温暖房機104と、高温暖房機106に熱を供給する水路である。熱供給循環水路62は、熱回収水路63と、シスターン64と、ポンプ水路65と、低温暖房水路66と、バーナ加熱水路67と、第1熱交換水路68と、第2熱交換水路202と、第1高温暖房水路69と、第2高温暖房水路70と、バイパス水路71を備えている。
図3に示すように、本実施例では、熱回収水路63は、その下流端が、第2熱交換水路202の上流端に接続されている。また、熱交換器バイパス水路63aの下流端も、第2熱交換水路202の上流端に接続されている。
第2熱交換水路202は、その下流端がシスターン64に接続されている。第2熱交換水路202は、第2浴槽熱交換器200を通過している。第2浴槽熱交換器200では、第2熱交換水路202内の暖房用水と、浴槽水循環路89内の水(給湯用水、浴槽水)との間で熱交換が行われる。なお、本実施例では、第2高温暖房水路70の下流端は、第2熱交換水路202の途中に接続されている。また、バイパス水路71の下流端も、第2熱交換水路202の途中に接続されている。
本実施例の給湯暖房システム10の動作について説明する。本実施例の給湯暖房システム10が実施する各運転の内容は、基本的に第1実施例と同様である。ただし、本実施例では、湯張り運転、及び、追い焚き運転の内容の一部が、第1実施例とは異なる。
(湯張り運転)
本実施例でも、図2のS10では、制御装置90は、利用者によって予め設定されている湯張りモードがHPモードであるか否か判断する。S10の処理の内容は、第1実施例と同様である。S10でYESの場合(HPモードの場合)、S12に進み、S10でNOの場合(通常モードの場合)、S20に進む。
(HPモード:図2のS12〜S18)
S12では、まず、制御装置90は、開閉弁36dを開く。開閉弁36dが開くと、水道水供給源110からの水圧によって、水道水導入路34(第1導入路34a)からタンク22の下部に水道水が流入する。同時に、タンク22上部の給湯用水が、給湯路36、湯張り水路36c、及び、浴槽水循環路89を介して浴槽102に供給される。さらに、制御装置90は、循環ポンプ82を作動させる。これにより、浴槽102に供給された浴槽水が、浴槽水循環路89内を循環する。さらに、制御装置90は、湯張り設定温度に応じて調整弁63bの開度を調整し、循環ポンプ65aを回転させるとともに、開閉弁66c及び開閉弁68aを開く。これにより、シスターン64から、ポンプ水路65、バーナ加熱水路67、及び、第1熱交換水路68を経てシスターン64に戻る流路を暖房用水が循環する。さらに、本実施例では、シスターン64から、ポンプ水路65、低温暖房水路66、暖房バイパス水路66b、熱回収水路63、及び、第2熱交換水路202を経てシスターン64に戻る流路内でも暖房用水が循環する。さらに、制御装置90は、圧縮機53及びファン56を駆動する。この結果、三流体熱交換器54で加熱された暖房用水は、まず、第2浴槽熱交換器200に供給される。次いで、第2浴槽熱交換器200を通過した暖房用水は、シスターン64を経て、第1浴槽熱交換器84に供給される。これにより、浴槽水循環路89内を通過する水(給湯用水及び浴槽水)は、第1浴槽熱交換器84及び第2浴槽熱交換器200において、暖房用水との熱交換によって加熱される。加熱された水は、浴槽102に供給される。
続くS14の処理の内容は、第1実施例と同様である。S14でYESの場合、S16に進み、S14でNOの場合、S16をスキップしてS18に進む。
本実施例でも、S16では、制御装置90は、混合弁36aを駆動して開度を変化させ、第2導入路34bから給湯路36に水道水を導入する。この際、制御装置90は、サーミスタ85で検出される水の温度が、湯張り設定温度より低くなるように、混合弁36aの開度を調整する。本実施例では、制御装置90は、サーミスタ85で検出される水の温度が、第1浴槽熱交換器84及び第2浴槽熱交換器200で加熱されることによって湯張り設定温度まで引き上げられる程度の低温になるように、混合弁36aの開度を調整する。この結果、湯張り設定温度より低い温度の浴槽水循環路89内の水は、第1浴槽熱交換器84及び第2浴槽熱交換器200で湯張り設定温度まで加熱され、浴槽102に供給される。
続くS18では、制御装置90は、設定湯量の供給が完了することを監視する。S18の処理の内容も、第1実施例と同様である。S18でYESの場合、湯張り運転を終了し、S18でNOの場合、S14に戻る。
(通常モード:図2のS20〜S28)
S20〜S28の各処理の内容も、第1実施例と同様であるため、詳しい説明を省略する。
(追い焚き運転)
利用者によって追い焚き運転の実行が指示されると、制御装置90は、循環ポンプ82を駆動する。これにより、浴槽水循環路89内を浴槽水が循環する。また、制御装置90は、循環ポンプ65aを回転させ、サーミスタ86が検出する温度に応じて調整弁63bの開度を調整する。さらに、制御装置90は、開閉弁66c及び開閉弁68aを開く。これにより、シスターン64から、ポンプ水路65、バーナ加熱水路67、及び、第1熱交換水路68を経てシスターン64に戻る流路を暖房用水が循環する。さらに、本実施例では、シスターン64から、ポンプ水路65、低温暖房水路66、暖房バイパス水路66b、熱回収水路63、及び、第2熱交換水路202を経てシスターン64に戻る流路内でも暖房用水が循環する。さらに、制御装置90は、圧縮機53及びファン56を駆動する。これにより、三流体熱交換器54で加熱された暖房用水は、まず、第2浴槽熱交換器200に供給される。次いで、第2浴槽熱交換器200を通過した暖房用水は、シスターン64を経て、第1浴槽熱交換器84に供給される。これにより、浴槽水循環路89内を通過する水(給湯用水及び浴槽水)は、第1浴槽熱交換器84及び第2浴槽熱交換器200において、暖房用水との熱交換によって加熱される。加熱された水は、浴槽102に供給される。さらに、制御装置90は、必要に応じてバーナ加熱装置67aを作動する。これにより、第1浴槽熱交換器84には、バーナ加熱装置67aでの加熱によってより高温となった暖房用水が供給される。制御装置90は、必要に応じて、調整弁63bの開度や、ヒートポンプユニット50の動作や、バーナ加熱装置67aの出力を調整する。
以上、本実施例の給湯暖房システム10の構成及び運転内容について説明した。本実施例の給湯暖房システム10は、第1浴槽熱交換器84に加えて、第2浴槽熱交換器200を有している。三流体熱交換器54で加熱された暖房用水は、まず、第2浴槽熱交換器200に供給される。次いで、第2浴槽熱交換器200を通過した暖房用水は、シスターン64を経て、第1浴槽熱交換器84に供給される。これにより、浴槽水循環路89内を通過する水(給湯用水及び浴槽水)は、第1浴槽熱交換器84及び第2浴槽熱交換器200において、暖房用水との熱交換によって加熱される。より詳しく言うと、本実施例では、第2浴槽熱交換器200を通過した後の暖房用水が、シスターン64を経て、第1浴槽熱交換器84に供給され、浴槽水循環路89内を通過する水(給湯用水及び浴槽水)との熱交換に利用される。即ち、第2浴槽熱交換器200を通過した後の暖房用水の余熱により、浴槽水循環路89内を通過する水が加熱される。また、本実施例では、三流体熱交換器54で加熱された直後の高温の暖房用水が、第2浴槽熱交換器200に供給され、浴槽水循環路89内を通過する水(給湯用水及び浴槽水)との熱交換に利用される。そのため、第2浴槽熱交換器200では、第1浴槽熱交換器84で予め加熱された後の水(給湯用水及び浴槽水)を、さらに加熱することができる。即ち、本実施例では、第1浴槽熱交換器84と第2浴槽熱交換器200とによって、2段階で浴槽水循環路89内を通過する水を加熱することができる。三流体熱交換器54で加熱された暖房用水の熱を効率的に用いて浴槽水循環路89内を通過する水を加熱することができる。また、浴槽熱交換器が1つのみ設けられている場合に比べ、三流体熱交換器54に供給される暖房用水の温度も低くすることができるため、三流体熱交換器54での暖房用水の加熱効率も良くなる。
(第3実施例)
第3実施例について、第2実施例と異なる点を中心に説明する。図4に示すように、本実施例の給湯暖房システム10も、その基本的な構成は第2実施例の給湯暖房システム10(図3参照)と共通する。ただし、図4に示すように、本実施例では、第2熱交換水路202に開閉弁206が介装されている。開閉弁206は、第2熱交換水路202を開閉する。さらに、本実施例では、第2熱交換水路202に、第2浴槽熱交換器200の上流側と下流側とを接続する熱交換器バイパス水路204が形成されている。熱交換器バイパス水路204には、開閉弁208が介装されている。開閉弁208は、熱交換器バイパス水路204を開閉する。
本実施例の給湯暖房システム10の動作について説明する。本実施例の給湯暖房システム10が実施する各運転の内容は、基本的に第2実施例と同様であるが、本実施例では、湯張り運転、追い焚き運転、低温暖房運転、及び、高温暖房運転において、制御装置90が、運転状況に応じて開閉弁206、208を開閉する点が第2実施例とは異なる。
(湯張り運転)
本実施例の湯張り運転でも、制御装置90は、図2に示す各処理を実行する。本実施例の湯張り運転では、図2のS12における開閉弁206、208の開閉動作以外の処理は、第2実施例と共通する。
即ち、図2のS12では、まず、制御装置90は、開閉弁36dを開く。開閉弁36dが開くと、水道水供給源110からの水圧によって、水道水導入路34(第1導入路34a)からタンク22の下部に水道水が流入する。同時に、タンク22上部の給湯用水が、給湯路36、湯張り水路36c、及び、浴槽水循環路89を介して浴槽102に供給される。さらに、制御装置90は、循環ポンプ82を作動させる。これにより、浴槽102に供給された浴槽水が、浴槽水循環路89内を循環する。さらに本実施例では、制御装置90は、湯張り設定温度に応じて調整弁63bの開度を調整し、循環ポンプ65aを回転させるとともに、開閉弁66c、開閉弁68a、及び、開閉弁206を開く。この際、開閉弁208は開かない。これにより、シスターン64から、ポンプ水路65、バーナ加熱水路67、及び、第1熱交換水路68を経てシスターン64に戻る流路を暖房用水が循環する。さらに、本実施例では、シスターン64から、ポンプ水路65、低温暖房水路66、暖房バイパス水路66b、熱回収水路63、及び、第2熱交換水路202を経てシスターン64に戻る流路内でも暖房用水が循環する。さらに、制御装置90は、圧縮機53及びファン56を駆動する。この結果、三流体熱交換器54で加熱された暖房用水は、まず、第2浴槽熱交換器200に供給される。次いで、第2浴槽熱交換器200を通過した暖房用水は、シスターン64を経て、第1浴槽熱交換器84に供給される。これにより、浴槽水循環路89内を通過する水(給湯用水及び浴槽水)は、第1浴槽熱交換器84及び第2浴槽熱交換器200において、暖房用水との熱交換によって加熱される。加熱された水は、浴槽102に供給される。
(追い焚き運転)
利用者によって追い焚き運転の実行が指示されると、制御装置90は、循環ポンプ82を駆動する。これにより、浴槽水循環路89内を浴槽水が循環する。また、制御装置90は、循環ポンプ65aを回転させ、サーミスタ86が検出する温度に応じて調整弁63bの開度を調整する。さらに、制御装置90は、開閉弁66c、開閉弁68a、及び、開閉弁206を開く。この際、開閉弁208は開かない。これにより、シスターン64から、ポンプ水路65、バーナ加熱水路67、及び、第1熱交換水路68を経てシスターン64に戻る流路を暖房用水が循環する。さらに、本実施例では、シスターン64から、ポンプ水路65、低温暖房水路66、暖房バイパス水路66b、熱回収水路63、及び、第2熱交換水路202を経てシスターン64に戻る流路内でも暖房用水が循環する。さらに、制御装置90は、圧縮機53及びファン56を駆動する。これにより、三流体熱交換器54で加熱された暖房用水は、まず、第2浴槽熱交換器200に供給される。次いで、第2浴槽熱交換器200を通過した暖房用水は、シスターン64を経て、第1浴槽熱交換器84に供給される。これにより、浴槽水循環路89内を通過する水(給湯用水及び浴槽水)は、第1浴槽熱交換器84及び第2浴槽熱交換器200において、暖房用水との熱交換によって加熱される。加熱された水は、浴槽102に供給される。さらに、制御装置90は、必要に応じてバーナ加熱装置67aを作動する。これにより、第1浴槽熱交換器84には、バーナ加熱装置67aでの加熱によってより高温となった暖房用水が供給される。制御装置90は、必要に応じて、調整弁63bの開度や、ヒートポンプユニット50の動作や、バーナ加熱装置67aの出力を調整する。また、制御装置90は、バーナ加熱装置67aを作動させる場合に、開閉弁208を開くことができる。また、制御装置90は、バーナ加熱装置67aの出力に応じて、開閉弁208を開くとともに、開閉弁206を閉じることもできる。開閉弁208を開くことにより、熱交換器バイパス水路204が開かれ、三流体熱交換器54によって加熱された暖房用水の少なくとも一部が熱交換器バイパス水路204を通過する。この際、さらに開閉弁206を閉じると、三流体熱交換器54によって加熱された暖房用水の全流量が、第2浴槽熱交換器200に供給されることなく、熱交換器バイパス水路204を通過する。
(低温暖房運転及び高温暖房運転)
低温暖房運転及び高温暖房運転を行う場合、制御装置90は、開閉弁208を開き、開閉弁206を閉じる。これにより、低温暖房運転及び高温暖房運転では、三流体熱交換器54によって加熱された暖房用水の全流量が、熱交換器バイパス水路204を通過する(第2浴槽熱交換器200に供給されない)。ただし、低温暖房運転(又は高温暖房運転)と、湯張り運転(又は追い焚き運転)とが同時に実行される場合には、制御装置90は、開閉弁206、208を同時に開くこともできる。
以上、本実施例の給湯暖房システム10の構成及び運転内容について説明した。本実施例の給湯暖房システム10は、図4に示すように、第2熱交換水路202に熱交換器バイパス水路204が形成されているとともに、第2熱交換水路202、熱交換器バイパス水路204に、それぞれ、開閉弁206、開閉弁208が介装されている。また、上記の通り、本実施例では、制御装置90は、運転内容や運転状況に応じて、開閉弁206、208を開閉する。従って、本実施例では、運転内容や運転状況に応じて、適切に暖房用水の流路を決定することができる。暖房用水の熱量を効率良く利用することができる。
以上、各実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(変形例1) 上記の各実施例では、HPモードで湯張り運転を行う場合、浴槽熱交換器(第1浴槽熱交換器84、第2浴槽熱交換器200)において、浴槽水循環路89を通過する水を、湯張り設定温度まで加熱した上で、浴槽102に供給している。これに限られず、HPモードで湯張り運転を行う場合に、浴槽熱交換器において、浴槽水循環路89を通過する水を、湯張り設定温度まで加熱することなく、浴槽102に供給するようにしてもよい。その場合、浴槽102には、湯張り設定温度未満の温度の水が供給される。この場合、設定湯量の水が浴槽102に供給された後に、追い焚き運転を行って、浴槽水の温度を設定温度まで沸かし上げるようにしてもよい。同様に、通常モードで湯張り運転を行う場合にも、設定湯量の水が浴槽102に供給された後に、追い焚き運転を行って、浴槽水の温度を設定温度まで沸かし上げるようにしてもよい。
(変形例2) 上記の各実施例では、HPモードで湯張り運転を行う場合、制御装置90は、開閉弁36d、66c、68a(、206)を開き、圧縮機53及びファン56を駆動するとともに、循環ポンプ82を作動させ(図2のS12)、湯張りと追い焚きを並行して行うようにしている。これに限られず、HPモードで湯張り運転を行う場合に、制御装置90は、循環ポンプ82を作動させず、湯張りと平行して追い焚きを行わないようにしてもよい。この場合、設定湯量の水が浴槽102に供給された後に、必要に応じて追い焚き運転を行うようにしてもよい。
(変形例3) 上記の各実施例では、給湯路36と第2導入路34bの接続部には、開度を変化させて、タンク22の上部から給湯路36へ流入する高温の給湯用水の流量と、第2導入路34bから給湯路36へ流入する低温の水道水の流量の割合を調整する混合弁36aが介装されている。これに代えて、給湯路36と第2導入路34bの接続部に、単に第2導入路34bを開閉する開閉弁を介装させてもよい。この場合、開閉弁を開いた場合の開度が予め決められていてもよい。この変形例における開閉弁も、請求項の「開閉弁」の一例である。
(変形例4) 上記の各実施例では、三流体熱交換器54において、ヒートポンプユニット50の冷媒と給湯用水との熱交換と、ヒートポンプユニット50の冷媒と暖房用水との熱交換の双方を行う構成について説明した。これとは異なり、三流体熱交換器54の代わりに通常の液/液熱交換器を2つ用意し、一方の熱交換器でヒートポンプユニット50の冷媒と給湯用水との熱交換を行い、他方の熱交換器で、ヒートポンプユニット50の冷媒と暖房用水との熱交換を行う構成としてもよい。あるいは、通常の液/液熱交換器を2つ用意し、一方の熱交換器でヒートポンプユニット50の冷媒と給湯用水または暖房用水との熱交換を行い、他方の熱交換器で給湯用水と暖房用水との熱交換を行う構成としてもよい。
(変形例5) 上記の各実施例では、タンク22に貯められた給湯用水が給湯栓100や浴槽102に直接供給される構成、すなわち給湯用水として水道水などの上水を用いる構成について説明した。これとは異なり、タンク22に貯める給湯用水として不凍液などを用いて、タンク22に貯められた給湯用水と水道水との熱交換によって水道水を加熱し、高温となった水道水を給湯栓100や浴槽102に供給する構成としてもよい。
(変形例6) 上記の第3実施例では、図4に示すように、第2熱交換水路202に熱交換器バイパス水路204が形成されているとともに、第2熱交換水路202、熱交換器バイパス水路204に、それぞれ、開閉弁206、開閉弁208が介装されている。この開閉弁206、208に代えて、熱交換器バイパス水路204の上流端に、調整弁を設けてもよい。この調整弁は、開度を変化させることによって、第2浴槽熱交換器200を通過する暖房用水の流量と、熱交換器バイパス水路204を通過する暖房用水の流量の割合を変化させることができる弁である。制御装置90は、運転内容や運転状況に応じて調整弁の開度を変化させ、第2浴槽熱交換器200を通過する暖房用水の流量と、熱交換器バイパス水路204を通過する暖房用水の流量の割合を変化させることができる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:給湯暖房システム
20:タンクユニット
22:タンク
23、24、25、26:サーミスタ
30:タンク水循環路
32:循環ポンプ
34:水道水導入路
34a:第1導入路
34b:第2導入路
34c:逆止弁
34d:逆止弁
36:給湯路
36a:混合弁
36b:給湯栓水路
36c:湯張り水路
36d:開閉弁
38:バーナ加熱装置
40:バイパス路
41:バイパス制御弁
50:ヒートポンプユニット
51:冷媒循環路
52:空気熱交換器
53:圧縮機
54:三流体熱交換器
55:膨張弁
56:ファン
60:暖房ユニット
62:熱供給循環水路
63:熱回収水路
63a:熱交換器バイパス水路
63b:調整弁
64:シスターン
65:ポンプ水路
65a:循環ポンプ
66:低温暖房水路
66a:開閉弁
66b:暖房バイパス水路
66c:開閉弁
67:バーナ加熱水路
67a:バーナ加熱装置
68:熱交換水路(第1熱交換水路)
68a:開閉弁
69:第1高温暖房水路
69a:開閉弁
70:第2高温暖房水路
70a:開閉弁
71:バイパス水路
82:循環ポンプ
84:浴槽熱交換器(第1浴槽熱交換器)
85:サーミスタ
86:サーミスタ
89:浴槽水循環路
90:制御装置
100:給湯栓
102:浴槽
104:低温暖房機
106:高温暖房機
110:水道水供給源
200:第2浴槽熱交換器
202:第2熱交換水路
204:熱交換器バイパス水路
206:開閉弁
208:開閉弁

Claims (3)

  1. 自然環境から吸熱して、熱媒又は水を加熱するヒートポンプユニットと、
    熱媒を循環させる熱媒回路と、
    ヒートポンプユニットで加熱された水を蓄えるタンクと、
    循環ポンプが介装されており、浴槽内の水を循環させる浴槽水循環路と、
    熱媒回路内の熱媒と浴槽水循環路内の水とを熱交換する熱交換器と、
    タンクと浴槽水循環路とを接続する湯張り回路と、を備え、
    タンクに蓄えられた水を、湯張り回路及び浴槽水循環路を介して浴槽に供給する湯張り運転を行う場合に、ヒートポンプユニットにおいて熱媒回路内の熱媒を加熱するとともに、熱交換器において熱媒回路内の熱媒の熱で浴槽水循環路内の水を加熱する、
    湯張りシステム。
  2. 湯張り運転を行う場合に、循環ポンプを駆動させ、浴槽に供給された水を、浴槽水循環路の熱交換器の上流側に戻す、請求項1に記載の湯張りシステム。
  3. 湯張り回路に接続され、湯張り回路内に水道水を供給可能な水道管と、
    水道管に設けられ、水道管を開閉する開閉弁と、をさらに備え、
    湯張り運転を行う場合に、タンクから湯張り回路に導入される水の温度が、浴槽内の水の温度として要求されている設定温度以上である場合に開閉弁を開き、熱交換器に導入される水の温度を設定温度より低い温度に下げる、請求項1又は2に記載の湯張りシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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