JP2014163656A - 燃焼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼部の燃焼が長時間継続する場合でも確実にCO濃度センサの0点補正処理が行われる燃焼装置を提供する。
【解決手段】暖房用温水を生成するための暖房用バーナ31と、排気中の一酸化炭素濃度を検出するCO濃度センサ51とを備え、制御部4がCO濃度センサ51のセンサ出力の0点補正処理を一定のタイミングで実行するように構成されたガス暖房給湯装置1において、制御部4は、前回の0点補正処理の実行から所定時間(たとえば48時間)が経過した後に暖房用バーナ31の燃焼が停止したときに0点補正処理を実行する。そして、この0点補正処理が完了するまでは暖房用バーナ31の燃焼を禁止し、少なくとも暖房用バーナ31の燃焼によって0点補正処理が停止されるのを防止する。
【選択図】図1

Description

この発明は燃焼装置に関し、より詳細には、燃焼部の排気に含まれる一酸化炭素の濃度を検出するCO濃度センサを備えた燃焼装置におけるCO濃度センサのセンサ出力の0点補正に関する。
ガス暖房給湯装置などの燃焼装置においては、十分な燃焼性能を保証するために燃焼部の排気に含まれる一酸化炭素(CO)の濃度を検出するCO濃度センサを備えたものが提案されている。
このような燃焼装置に備えられるCO濃度センサとしては、白金製のコイルを酸化アルミなどの触媒によりコーティングして乾燥・焼成してなる接触燃焼式のCO濃度センサが一般的に用いられるが、接触燃焼式のCO濃度センサはバラツキが大きくセンサ利用時にはセンサ出力の0点を補正する0点補正を行うのが望ましいとされている。そして、この0点補正にあたっては、湿度による影響を除くために、0点補正の実行前にセンサのヒートアップが行われる。
ここで、センサのヒートアップの所用時間は20秒程度であり、ヒートアップ中および0点補正中は、燃焼装置の制御部はCO濃度センサのセンサ出力の取り込みを行わないことから、燃焼部での燃焼のたびにセンサのヒートアップとそれに続くセンサ出力の0点補正(これらヒートアップおよび0点補正の一連の処理を以下では「0点補正処理」と称する)を行っていたのでは、燃焼直後に一酸化炭素濃度の測定ができない時間が発生するという問題がある。また、燃焼ごとに0点補正処理を行う構成ではCO濃度センサのヒートアップの頻度が増し、CO濃度センサの劣化を早めるおそれもある。
そのため、このようなCO濃度センサを備えた燃焼装置においては、CO濃度センサの0点補正処理は一定時間(たとえば、24時間)ごとに燃焼部の燃焼が停止しているタイミングを狙って行うように構成されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許第3706247号公報
しかしながら、このような従来の0点補正のやり方には以下のような問題があり、その改善が望まれていた。
すなわち、暖房負荷に暖房用温水を供給する機能(暖房機能)を備えた暖房給湯装置では、寒冷地などで暖房機能が長時間連続使用された場合に、上記一定時間を経過してもCO濃度センサの0点補正処理が行われないおそれがあった。
具体的には、このような暖房給湯装置(燃焼装置)には、給湯用の燃焼部とは別に暖房用の燃焼部が備えられており、この暖房用の燃焼部を燃焼させることによって暖房用温水を生成するようになっている。そして、暖房用の燃焼部の燃焼により生成された暖房用温水は、暖房負荷(床暖房パネルやパネルヒータなどの温水暖房装置)に供給され、暖房負荷で放熱した後に、再び暖房給湯装置に戻ってくるようになっている。そして、暖房機能の使用中、暖房用の燃焼部は、暖房負荷に供給する暖房用温水の温度が所定の上限温度より高ければ燃焼を停止し、所定の下限温度よりも低ければ燃焼して暖房用温水を加熱昇温するように制御されている。
そのため、寒冷地などで暖房機能が長時間連続使用されると、暖房機能の使用中に暖房用の燃焼部が燃焼と燃焼停止(非燃焼)を繰り返す点滅燃焼の状態となる場合があり、このような点滅燃焼における非燃焼の時間がCO濃度センサの0点補正処理の所用時間よりも短ければ、CO濃度センサの0点補正が完了する前に暖房用の燃焼部の燃焼が再開されてしまい、0点補正処理が中断されることがあった。その結果、上記一定時間(たとえば、24時間)が経過してもCO濃度センサの0点補正処理が行われないままとなってしまう場合があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、燃焼部の燃焼が長時間継続する場合でも確実にCO濃度センサの0点補正処理が行われる燃焼装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の燃焼装置は、暖房負荷に供給する暖房用温水を生成するための暖房用の燃焼部と、排気中の一酸化炭素濃度を検出するCO濃度センサと、燃焼部の燃焼制御を行う制御部とを備えるとともに、上記制御部が上記CO濃度センサのセンサ出力の0点を補正する0点補正処理を実行する制御構成を備えた燃焼装置において、上記制御部は、前回の0点補正処理の実行から所定時間が経過し、かつ、上記暖房用の燃焼部の燃焼が停止したときに上記0点補正処理を実行するとともに、この0点補正処理が完了するまでは上記暖房用の燃焼部の燃焼を禁止する制御構成を備えていることを特徴とする。
この請求項1に記載の燃焼装置では、前回の0点補正処理の実行から所定時間が経過した状態で暖房用の燃焼部の燃焼が停止すると、その時点で0点補正処理が実行される。そして、この0点補正処理が完了するまでは暖房用の燃焼部の燃焼が禁止、つまり、暖房用の燃焼部は非燃焼の状態を維持するので、暖房用の燃焼部の燃焼によって0点補正処理が中断されることなく0点補正処理が実行される。そのため、この請求項1に記載の燃焼装置では、上記所定時間が経過したときに暖房用の燃焼部が点滅燃焼していてもCO濃度センサの0点補正処理を確実に行うことができる。
なお、ここで0点補正処理とは、CO濃度センサのヒートアップとそれに続くセンサ出力の0点の補正を含む一連の処理を意味する。以下同様である。
本発明の請求項2に記載の燃焼装置は、請求項1に記載の燃焼装置において、上記暖房負荷で放熱後の暖房用温水の温度を検出する暖房戻り温度検出手段を備えてなり、上記制御部は、上記所定時間の経過後において、上記0点補正処理が実行されることなく上記暖房用の燃焼部が燃焼しており、かつ、上記暖房戻り温度検出手段で検出される温度が所定温度以上であるときは、上記暖房用の燃焼部の燃焼を停止させて上記0点補正処理を実行するとともに、この0点補正処理が完了するまでは上記暖房用の燃焼部の燃焼を禁止する制御構成を備えていることを特徴とする。
この請求項2に記載の燃焼装置では、上記所定時間が経過した状態で0点補正処理が実行されることなく暖房用の燃焼部の燃焼がしている場合には、暖房戻り温度検出手段で検出される温度が所定温度以上であることを条件として、暖房用の燃焼部の燃焼を停止させて0点補正処理が実行される。そして、この場合も0点補正処理が完了するまでは暖房用の燃焼部は非燃焼の状態が維持されるので、暖房用の燃焼部の燃焼によって0点補正処理が中断されることがなく、0点補正処理が確実に実行される。そのため、この請求項2に記載の燃焼装置では、上記所定時間が経過したときに暖房用の燃焼部での燃焼が途切れることなく継続していてもCO濃度センサの0点補正処理が確実に実行される。
本発明の請求項3に記載の燃焼装置は、請求項1または2に記載の燃焼装置において、上記制御部は、上記0点補正処理が実行されることなく上記所定時間よりも長い第2所定時間が経過したときに上記暖房用の燃焼部が燃焼していれば、上記暖房用の燃焼部の燃焼を停止させて上記0点補正処理を実行するとともに、この0点補正処理が完了するまでは上記暖房用の燃焼部の燃焼を禁止する制御構成を備えていることを特徴とする。
この請求項3に記載の燃焼装置では、0点補正処理が実行されないまま第2所定時間が経過したときに暖房用の燃焼部が燃焼していれば、暖房用の燃焼部の燃焼を停止させて0点補正処理が実行されるので、たとえば、上記所定時間の経過時から上記第2所定時間が経過するまでの間、暖房用の燃焼部の燃焼が途切れることなく継続していた場合や、上記所定時間の経過時から上記第2所定時間が経過するまでの間、暖房戻り温度が上記所定温度未満の状態を維持していたような場合でも、第2所定時間の経過によって暖房用の燃焼部の燃焼を停止させて0点補正処理が実行される。そして、この場合も請求項1または2に記載の燃焼装置と同様に、0点補正処理が完了するまで暖房用の燃焼部は非燃焼の状態を維持するので、暖房用の燃焼部の燃焼によって0点補正処理が中断されることなく、0点補正処理が確実に実行される。
本発明の請求項4に記載の燃焼装置は、請求項1から3のいずれかに記載の燃焼装置において、給湯栓に供給する給湯用温水を生成するための給湯用の燃焼部を備えてなり、上記制御部は、上記0点補正処理の実行中に上記給湯用温水の出湯要求を受け付けたときは、実行中の0点補正処理を停止して上記給湯用の燃焼部を燃焼させる制御構成を備えたことを特徴とする。
この請求項4に記載の燃焼装置では、0点補正処理の実行中に制御部が給湯用温水の出湯要求を受け付けると、実行中の0点補正処理を停止して給湯用の燃焼部を燃焼させるので、0点補正処理の実行により給湯機能が制限を受けることがない。つまり、この請求項4に記載の燃焼装置では、給湯機能を損なわずにCO濃度センサの0点補正処理を確実に行うことができる。
本発明の請求項5に記載の燃焼装置は、請求項1から4のいずれかに記載の燃焼装置において、浴槽の湯水の追い焚きが上記暖房用の燃焼部で生成される暖房用温水を利用して行われるように構成されてなり、上記制御部は、上記0点補正処理の実行中に上記追い焚き要求を受け付けたときは、実行中の0点補正処理を停止して上記暖房用の燃焼部を燃焼させる制御構成を備えたことを特徴とする。
この請求項5に記載の燃焼装置では、0点補正処理の実行中に制御部が浴槽の湯水の追い焚き要求を受け付けると、実行中の0点補正処理を停止して暖房用の燃焼部を燃焼させるので、0点補正処理の実行によりふろの追い焚き機能が制限を受けることがない。つまり、この請求項5に記載の燃焼装置では、ふろの追い焚き機能を損なわずにCO濃度センサの0点補正処理を確実に行うことができる。
本発明の燃焼装置(特に、請求項1乃至3に記載の燃焼装置)によれば、前回の0点補正処理の実行から所定時間の経過後に、暖房用の燃焼部の燃焼停止や暖房戻り温度が所定温度以上であることなどの所定の条件を満たすことにより、暖房用の燃焼部の燃焼を禁止してCO濃度センサの0点補正処理が実行されるので、暖房機能が長時間継続的に使用される環境下においてもCO濃度センサの0点補正処理を定期的に確実に行うことができる。したがって、CO濃度センサのセンサ出力の0点のずれによる燃焼性能の低下が少ない燃焼装置を提供することができる。
また、本発明の燃焼装置(特に、請求項4または5に記載の燃焼装置)によれば、給湯機能やふろの追い焚き機能を損なうことなくCO濃度センサの0点補正処理を定期的に行うことができるので、給湯機能の低下やふろの追い焚き機能が損なわれることによるユーザの不満が少ない燃焼装置を提供することができる。
本発明に係る燃焼装置の一例を示す概略構成図である。 同燃焼装置における0点補正処理の実行手順の一例を示すフローチャートである。 同燃焼装置における0点補正処理と燃焼要求とが競合したときの優先順位を決定する仕様の説明図である。 同燃焼装置における0点補正処理の実行手順の他の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
実施形態1
図1は、本発明に係る燃焼装置の一例を示している。この図1に示す燃焼装置は、カランなどの給湯栓に給湯用の温水を供給する給湯機能と、床暖房パネルやパネルヒータ、温水ミスト発生装置などの温水暖房装置(暖房負荷)に暖房用の温水を供給する暖房機能と、浴槽内の湯水を追い焚きするふろの追い焚き機能とを備えたガス暖房給湯装置1を示している。このように給湯機能、暖房機能およびふろの追い焚き機能を備えたガス暖房給湯装置1の構成自体は公知であるのでここではその詳細な説明は省略し、本発明に関係する範囲で簡潔にその構成を説明する。
このガス暖房給湯装置1は、給湯用の温水を生成する給湯用温水生成部2と、暖房用およびふろ追い焚き用の温水を生成する暖房用温水生成部3と、これら各温水生成部2,3を制御する制御部4とを主要部として備えている。
給湯用温水生成部2は、カランなどの給湯栓に供給するための温水(給湯用温水)を生成する温水生成部であって、給湯用バーナ(給湯用の燃焼部)21と、給湯用バーナ21に燃焼用の空気を供給する給湯用送風ファン22と、給湯用バーナ21の燃焼ガスから熱回収を行う給湯用一次熱交換器23と、給湯用一次熱交換器23で熱回収後の燃焼ガス(排ガス)から熱回収を行う給湯用二次熱交換器24とを主要部として備えており、入水管6を介して水源から導入される水を給湯用二次熱交換器24および給湯用一次熱交換器23で順次加熱昇温して、給湯栓に接続された出湯管7に供給するように構成されている。なお、図1において、8は入水管6と出湯管7を連通させるバイパス管であり、このバイパス管8には制御部4によって制御される流量調整弁9が備えられている。
ここで、給湯用バーナ21は、ガスを燃料とするガスバーナで構成されており、その燃焼/燃焼停止(非燃焼)並びに燃焼能力は、いずれも制御部4によって制御されるように構成されている。具体的には、この給湯用バーナ21は、給湯栓が開栓され、入水管6に備えられる水量センサ(図示せず)において所定流量以上の通水が検出されると、この通水検知を制御部4が給湯用温水の出湯要求(給湯用バーナ21の燃焼要求)として受け付けて、給湯用バーナ21に点火し、給湯用バーナ21の燃焼制御を行うようになっている。なお、この燃焼制御は、入水管6の入水流量および入水温度と、図示しないガス暖房給湯装置の操作装置(リモコン)などで設定される給湯設定温度に基づいて行われる。すなわち、制御部4は、給湯用バーナ21の燃焼制御として、出湯管7から給湯設定温度の温水が出湯されるように給湯用バーナ21の燃焼能力を調整するようになっている。
一方、暖房用温水生成部3は、図示しない温水暖房装置に供給するための暖房用温水を生成する温水生成部であって、暖房用バーナ(暖房用の燃焼部)31と、暖房用バーナ31に燃焼用の空気を供給する暖房用送風ファン32と、暖房用バーナ31の燃焼ガスから熱回収を行う暖房用一次熱交換器33と、暖房用一次熱交換器33で熱回収後の燃焼ガス(排ガス)から熱回収を行う暖房用二次熱交換器34とを主要部として備えている。
そして、本実施形態では、この暖房用温水生成部3は、パネルヒータや温水ミスト発生装置(ミストサウナ装置)などのように暖房用温水として比較的高温(たとえば、80℃程度)の温水を必要とする温水暖房装置(以下、「高温端末」と称する)と、床暖房パネルのように暖房用温水として比較的低温(たとえば、60℃程度)の温水を必要とする温水暖房装置(以下、「低温端末」と称する)の双方に暖房用温水の供給ができるように構成されている。
すなわち、この暖房用温水生成部3では、暖房用温水の生成にあたり、循環ポンプ12を作動させて温水暖房装置と暖房用温水生成部3との間で温水を強制循環させる。これにより高温端末および低温端末で放熱後の暖房用温水(暖房戻り温水)が暖房戻り管10を介して暖房用二次熱交換器34に導入され、暖房用二次熱交換器34で加熱昇温(予熱)された後に膨張タンク11に導入される。そして、膨張タンク11内の低温の温水は暖房用一次熱交換器33に導入され、暖房用一次熱交換器33で更に加熱昇温されて高温の暖房用温水が生成され、この高温の暖房用温水が高温暖房往き管13を介して高温端末に供給されるようになっている。これに対して、低温端末に対しては膨張タンク11内の低温の温水が低温暖房往き管14を介して供給されるようになっている。つまり、低温端末には、暖房用一次熱交換器33で加熱昇温される前の低温の温水が供給されるようになっている。
また、暖房用バーナ31は、ガスを燃料とするガスバーナで構成されており、その燃焼/燃焼停止(非燃焼)並びに燃焼能力は、いずれも制御部4によって制御されるようになっている。すなわち、この暖房用バーナ31は、温水暖房装置(または暖房装置の操作装置)からの暖房要求(暖房用バーナの燃焼要求)を制御部4が受け付けることによって燃焼を開始するようになっており、燃焼開始後は、高温暖房往き管13(具体的には、暖房用一次熱交換器33の出湯側出口)に備えられる温度センサ18の検出温度に基づいて、この温度が所定の上限温度(たとえば、87℃)より高い場合には燃焼を停止し、所定の下限温度(たとえば、70℃)よりも低い場合には燃焼を再開するように制御される。なお、本実施形態では、膨張タンク11の下部にも温度センサ(暖房戻り温度検出手段)19が備えられており、制御部4はこの温度センサ19によって暖房戻り温水の温度を検出できるようになっている。
また、本実施形態の暖房用温水生成部3は、このような暖房機能に加えて、ふろ追い焚き機能に関する構成として、高温暖房往き管13から分岐された配管に液液熱交換器41が備えられている。この液液熱交換器41の二次側には、浴槽から液液熱交換器41に湯水を導入するふろ戻り管42と、液液熱交換器41で加熱昇温された湯水を浴槽に導出するふろ往き管43とが接続されており、ふろ戻り管42に備えられる追い焚き用の循環ポンプ44によって浴槽との間で湯水の強制循環が行われるように構成されている。すなわち、浴槽内の湯水の追い焚きを行う場合には、制御部4はこの循環ポンプ44を作動させて浴槽内の湯水を液液熱交換器41に強制循環させるとともに、暖房用バーナ31を燃焼させ、さらに、液液熱交換器41の下流側の追い焚き開閉弁45を開くことにより、暖房用1次熱交換器33から供給される高温の暖房用温水を利用してふろの追い焚きを行うようになっている。なお、このふろの追い焚き機能に伴う暖房用バーナ31の燃焼は、上述した給湯設定温度の設定などと同様にガス暖房給湯装置1の操作装置から与えられる追い焚き要求(暖房用バーナ31の燃焼要求)を制御部4が受け付けることによって開始するようになっている。
そして、このように構成された給湯用および暖房用の各温水生成部2,3(具体的には、各温水生成部2,3のバーナ21,31、一次熱交換器23,33および二次熱交換器24,34)は、燃焼ガス(排ガス)を外部(たとえば屋外)に排出するための排気通路を構成する排気筒5aを備えた金属製の缶体5内に収容されており、この排気筒5aには排気中の一酸化炭素(CO)濃度を検出するCO濃度センサ51が備えられている。なお、このCO濃度センサ51には接触燃焼式のCO濃度センサが用いられており、制御部4によって所定のタイミングで略定期的にヒートアップとそれに続くセンサ出力の0点補正(つまり、0点補正処理)が行われるようになっている(詳細は後述する)。
15は、給湯用および暖房用の二次熱交換器24,34に発生する酸性のドレン(凝縮水)を回収するためのドレン回収部15を示している。このドレン回収部15は、二次熱交換器24,34から落下するドレンを受け止めて回収する構造とされており、このドレン回収部15で回収されたドレンは、ドレン排出管16を通って中和器17に導入され、中和後に外部に排出されるようになっている。
制御部4は、ガス暖房給湯装置1の各部を制御する制御装置であって、図示しない操作装置などから与えられる制御信号に基づいて、給湯機能、暖房機能およびふろの追い焚き機能に関する各種制御を行うほか、CO濃度センサ51のセンサ出力の0点補正処理を後述する手順で実行するようにプログラムされている。
図2は、CO濃度センサ51の0点補正処理の手順を示すフローチャートである。また、図3は、0点補正処理と燃焼要求とが競合したときの優先順位を決定する仕様の説明図である。
本実施形態に示すガス暖房給湯装置1では、CO濃度センサ51の0点補正処理と制御部4に対する燃焼要求とが競合した場合にいずれを優先するかを決定するための仕様として図3に示すデータが制御部4に記憶されている。
この仕様は、前回の0点補正処理からの経過時間と制御部4に対する燃焼要求源との組み合わせで構成されている。具体的には、本実施形態では、前回の0点補正処理からの経過時間が、「24時間未満」の場合と、「24〜48時間」の場合と、「48時間超」の場合とに区分されている。また、制御部4に対する燃焼要求源は、「給湯」と、「追い焚き」と、「高温ミストサウナ」と、「低温ホットダッシュ」と、「その他」と、「燃焼要求なし」とに区分されている。
ここで、前回の0点補正処理からの経過時間を3段階に区分しているのは、前回の0点補正処理が完了してからの経過時間が長くなると(たとえば、48時間を超えると)0点補正処理を行う必要性が高く、0点補正処理を行わないまま放置すると燃焼性能が低下するおそれがある一方で、前回の0点補正処理の完了からの経過時間が短ければ(たとえば、24時間未満であれば)0点補正処理を行う必要性は高くなく、0点補正処理を行うとかえってユーザによる使用感を損ねるおそれがあることから、これらのバランスがとれた仕様にするためである。したがって、この区分は3段階に限らず、2段階や4段階以上に設定することもできる。また、区分する時間帯は、図3に示す設定例に限らず、CO濃度センサ51の構造や特性などに応じて適宜変更可能である。
一方、燃焼要求源の区分は、「給湯」、「暖房」、「追い焚き」の3区分とすることも考えられるが、本実施形態では「暖房」をさらに分類して、「高温ミストサウナ」と、「低温ホットダッシュ」と、「その他」とに区分している。ここで、この燃焼要求源における「給湯」は給湯用温水の出湯要求を、また、「追い焚き」はふろの追い焚き要求をそれぞれ意味している。そして、「高温ミストサウナ」は高温端末である温水ミスト発生装置からの暖房要求(具体的には、上記温水ミスト発生装置に対して、水道から供給される水、あるいは、ガス暖房給湯装置1の出湯管7から供給される温水を、ガス暖房給湯装置1の高温暖房往き管13から供給される高温の温水との間で、図示しない液液熱交換器によって熱交換して加熱した温水を噴霧する運転に伴う暖房要求)を、「低温ホットダッシュ」は低温端末である床暖房パネルからの暖房要求のうちで特に通常よりも高い温度の暖房用温水を要求する暖房要求(床暖房パネルの運転開始当初などに床面を素早く暖めるために行われる暖房要求)を示しており、「その他」は「高温ミストサウナ」および「低温ホットダッシュ」以外の暖房要求(たとえば、高温端末であるパネルヒータからの暖房要求や、床暖房パネルの通常運転の暖房要求など)を意味している。
ここで、暖房要求のうちの「高温ミストサウナ」と「低温ホットダッシュ」を「その他」の暖房要求とは別に区分しているのは、「高温ミストサウナ」や「低温ホットダッシュ」は、他の暖房要求に比して暖房用バーナ31を燃焼させておく必要性が高い(換言すれば、暖房用バーナ31の燃焼停止によりユーザに与える不快感が大きい)暖房要求であるためである。すなわち、「その他」の暖房要求では暖房用バーナ31の燃焼を停止させて0点補正処理を行っても差し支えない場合が多いが、「高温ミストサウナ」や「低温ホットダッシュ」の暖房要求に対して暖房用バーナ31の燃焼を停止させるとユーザが直ちに不満を感じることが多いので、これについては0点補正処理よりも燃焼を優先させることができるようにしておくためである。したがって、「高温ミストサウナ」や「低温ホットダッシュ」以外の暖房要求であっても暖房用バーナ31を燃焼させておく必要性が高い暖房要求であれば、これら「高温ミストサウナ」および「低温ホットダッシュ」と同様に「その他」の暖房要求とは異なる区分を設けてもよい。また、反対に「低温ホットダッシュ」を「その他」に含めるなど、特定の暖房要求を「その他」に含めることも可能である。つまり、これらの設定は適宜変更可能である。
そして、この図3における「燃焼優先」とは、0点補正処理に優先して給湯用バーナ21または暖房用バーナ31を燃焼させる制御を意味する。制御部4は、「燃焼優先」の燃焼要求に基づいて給湯用バーナ21または暖房用バーナ31を燃焼させているときにはCO濃度センサ51の0点補正は行わない。また、0点補正処理の実行中に「燃焼優先」の燃焼要求を受け付けると、制御部4は実行中の0点補正処理を停止(中断)して、受け付けた燃焼要求に応じた給湯用バーナ21または暖房用バーナ31を燃焼させるようになっている。
これに対し、「0点補正優先」とは、「燃焼優先」による給湯用バーナ21または暖房用バーナ31の燃焼が行われない限り、0点補正処理を優先して行う制御を意味している。したがって、制御部4は、「0点補正優先」で0点補正処理を実行している最中に「燃焼優先」の燃焼要求を受け付けると、実行中の0点補正処理を停止して、受け付けた燃焼要求に応じた給湯用バーナ21または暖房用バーナ31を燃焼させる。なお、図3からも明らかなように、本実施形態では、「給湯」および「追い焚き」の燃焼要求については「燃焼優先」のみが設定されており、出湯要求および追い焚き要求に基づく給湯用バーナ21または暖房用バーナ31の燃焼は常に0点補正処理に優先して行われるようになっている。すなわち、給湯機能やふろの追い焚き機能が0点補正処理によって損なわれることがないようにしている。なお、「給湯」、「暖房」および「追い焚き」のいずれからも燃焼要求がない場合は、給湯用バーナ21および暖房用バーナ31は双方とも燃焼を停止しているので、「0点補正優先」とされる。
次に、図2に戻って、CO濃度センサ51の0点補正処理の手順の一例を説明する。
この図2に示す0点補正処理手順では、まず、制御部4は前回の0点補正完了時から一定時間(図示例では、4時間)が経過したか否かを判断し(図2ステップS1参照)、この一定時間が経過していれば、給湯用バーナ21および暖房用バーナ31の双方が燃焼を停止しているか(非燃焼の状態であるか)否かを判断する(図2ステップS2参照)。
そして、この図2ステップS2の判断が否定的(図2ステップS2でNo)であれば、給湯用バーナ21および暖房用バーナ31の少なくともいずれか一方は燃焼しているので、制御部4は、上記「その他」の燃焼要求のみで燃焼しているか否かを判断する(図2ステップS3参照)。そして、この判断が否定的(図2ステップS3がNo)である場合は、図2ステップS1に復帰する。すなわち、前回の0点補正処理から24時間が経過しているか否かにかかわらず、「その他」以外の「給湯」、「追い焚き」、「高温ミストサウナ」および「低温ホットダッシュ」はいずれも「燃焼優先」とされているので、0点補正処理は行わずに図2ステップS1に復帰する。
これに対して、図2ステップS3の判断が肯定的(図2ステップS3がYes)である場合、制御部4は前回の0点補正処理から24時間が経過しているか否かを判断する(図2ステップS4参照)。これは「その他」の燃焼要求については、図3に示すように、前回の0点補正処理から24時間を経過すると「0点補正優先」となるからである。そして、この判断が肯定的(図2ステップS4でYes)であれば、制御部4は、「その他」の燃焼要求に基づく燃焼を禁止、つまり、暖房用バーナ31の燃焼を停止させて、図2ステップS1に復帰する(図2ステップS5参照)。
このようにして、暖房用バーナ31の燃焼を禁止して図2ステップS1に復帰した場合、図2ステップS1および図2ステップS2の判断はともに肯定的となるので、制御部4は、次に、前回の0点補正処理から48時間が経過しているか否かを判断する(図2ステップS6参照)。
そして、この判断が肯定的(図2ステップS6がYes)である場合には、制御部4は、「高温ミストサウナ」および「低温ホットダッシュ」の燃焼要求に基づく暖房用バーナ31の燃焼を禁止する(図2ステップS7参照)。つまり、前回の0点補正から48時間が経過すると「高温ミストサウナ」および「低温ホットダッシュ」の使用感よりもCO濃度センサ51の0点補正処理の必要性が高いことから「0点補正優先」とされているので(図3参照)、制御部4は48時間(所定時間)が経過していることを条件として、「高温ミストサウナ」および「低温ホットダッシュ」の燃焼要求に基づく燃焼を禁止し、「高温ミストサウナ」および「低温ホットダッシュ」のための暖房用バーナ31の燃焼を行わないようにする。
ここで、本実施形態では、この「高温ミストサウナ」および「低温ホットダッシュ」の燃焼要求に基づく燃焼の禁止は、その時点で暖房用バーナ31が燃焼中であれば、この燃焼が一旦停止するのを待って、それ以後の暖房用バーナ31の燃焼を禁止する。すなわち、暖房用バーナ31が燃焼中である場合に、その燃焼を停止させると暖房の使用感(特に、「高温ミストサウナ」および「低温ホットダッシュ」の使用感)が損なわれるので、そのようなことがないようにしている。
そして、このように「高温ミストサウナ」および「低温ホットダッシュ」の燃焼要求に基づく燃焼を禁止すると、制御部4は、0点補正処理を開始させる(図2ステップS8参照)。この0点補正処理では、上述したように、CO濃度センサ51のヒートアップとセンサ出力の0点の補正が実行される。
そして、制御部4は、0点補正処理が完了する(図2ステップS9でYesとなる)と、前回の0点補正処理からの経過時間を初期化し(図2ステップS10参照)、図2ステップS5およびS7で行った燃焼禁止を解除する(図2ステップS11参照)。これにより、この後は、「その他」の燃焼要求や、「高温ミストサウナ」または「低温ホットダッシュ」の燃焼要求に基づく暖房用バーナ31の燃焼が許可(許容)される。
このように、本実施形態に示すガス暖房給湯装置1では、CO濃度センサ51のセンサ出力の0点補正処理は、前回の0点補正処理の実行から所定時間(本実施形態では24時間または48時間)が経過し、かつ、上記暖房用バーナ31の燃焼が停止しているときに、制御部4が実行する。そして、この0点補正処理が完了するまで、制御部4は暖房用バーナ31の燃焼を禁止しているので、この間に0点補正処理を行うことができる。そのため、本実施形態に示すガス暖房給湯装置1によれば、上記所定時間が経過したときに暖房用バーナ31が点滅燃焼していてもCO濃度センサ51の0点補正処理を確実に実行することができる。
実施形態2
次に、本発明の第2の実施形態について図4に基づいて説明する。
この第2の実施形態は、上述した実施形態1のガス暖房給湯装置1におけるCO濃度センサ51の0点補正処理の実施手順を改変したものであって、その他の構成は実施形態1と共通する。したがって、構成が共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
この第2の実施形態に示すガス暖房給湯装置1は、前回の0点補正処理の実行から上記所定時間(たとえば、48時間)の経過後において、0点補正処理が実行されないまま暖房用バーナ31が燃焼している場合における0点補正処理の手順に関する。
図4は本実施形態における0点補正処理の処理手順を示している。
この図4に示す0点補正処理手順におけるステップS1〜S5は、上述した実施形態1の図2ステップS1〜S5と同じであるので省略する。
そして、本実施形態では、制御部4が上記「その他」の燃焼要求に関して暖房用バーナ31の燃焼を禁止すると、図4ステップS6に移行して、制御部4は、前回の0点補正処理から所定時間(48時間)が経過しており、かつ、「暖房戻り温度≧所定温度」の条件を満たすか否かを判断する(図4ステップS6参照)。
ここで、前回の0点補正処理から48時間が経過していることを条件とするのは、図2ステップS6と同様に、前回の0点補正から48時間が経過すると「高温ミストサウナ」および「低温ホットダッシュ」の使用感よりもCO濃度センサ51の0点補正処理の必要性が高いからであり、また、「暖房戻り温度≧所定温度」を条件とするのは、暖房戻り温度が高い場合、暖房戻り温水を暖房用一次熱交換器33や二次熱交換器34で再加熱しなくても(換言すれば、暖房用バーナ31を燃焼させなくても)、「高温ミストサウナ」および「低温ホットダッシュ」の使用感が大きく損なわれることなくこれらを使用できるからである。したがって、この所定温度は、このような使用感を満たすように適宜設定される。たとえば、上述した上限温度(たとえば、87℃)よりも低く、上述した下限温度(たとえば、70℃)より高い値に設定される。
そして、図4ステップS6の判断においてこれらの条件が満たされた場合には、制御部4は、図2ステップS7と同様に、「高温ミストサウナ」および「低温ホットダッシュ」の燃焼要求に基づく暖房用バーナ31の燃焼を禁止する(図4ステップS7参照)。
ここで、本実施形態では、この「高温ミストサウナ」および「低温ホットダッシュ」の燃焼要求に基づく暖房用バーナ31の燃焼の禁止は、暖房用バーナ31が燃焼中であっても、その燃焼を制御部4が強制的に停止させるように構成している。すなわち、上述した実施形態1では、暖房用バーナ31の燃焼が停止するのを待ってからそれ以後の暖房用バーナ31の燃焼を禁止するようにしているが、それでは暖房用バーナ31の燃焼が継続する場合に0点補正処理を行えないからである。
そして、この暖房用バーナ31の燃焼が停止した後に、制御部4が0点補正処理を開始させ(図4ステップS8参照)、0点補正処理が完了する(図4ステップS9でYesとなる)と、前回の0点補正処理からの経過時間を初期化し(図4ステップS10参照)、図4ステップS5およびS7で行った燃焼禁止を解除する(図4ステップS11参照)点は、図2ステップS8〜11と同様である。
このように、本実施形態に示すガス暖房給湯装置1では、CO濃度センサ51の0点補正処理にあたり、上記所定時間が経過してもなお0点補正処理が実行されることなく暖房用バーナ31の燃焼が継続している場合には、上記暖房戻り温度が所定温度以上であることを条件として暖房用バーナ31の燃焼を停止させて0点補正処理を実行するので、0点補正処理を確実に行うことができる。
実施形態3
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
この第3の実施形態は、上述した実施形態1または2に示すガス暖房給湯装置1におけるCO濃度センサ51の0点補正処理の実施手順をさらに改変したものであって、その他の構成は実施形態1と共通する。したがって、構成が共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
この第3の実施形態に示すガス暖房給湯装置1は、前回の0点補正処理の実行から上記所定時間(たとえば、48時間)が経過し、0点補正処理が実行されることなくこの所定時間よりも長い第2所定時間(たとえば、168時間)が経過したときには、制御部4は、上記暖房用バーナ31の燃焼を停止させて上記0点補正処理を実行するように構成している。そして、本実施形態においても、この0点補正処理が完了するまでは制御部4は暖房用バーナの燃焼を禁止するようにしている。
このように、本実施形態では、0点補正処理が実行されないまま第2所定時間が経過すると、制御部4が暖房用バーナ31の燃焼を強制的に停止させて0点補正処理を実行するので、暖房用バーナ31の燃焼が途切れることなく継続している場合や、上記所定時間の経過時から上記第2所定時間が経過するまでの間、暖房戻り温度が上記所定温度未満の状態を維持しているような場合であっても0点補正処理を実行することができる。
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなく発明の範囲内で種々の設計変更が可能である。
たとえば、上述した実施形態では、本発明を給湯機能と、暖房機能と、ふろの追い焚き機能とを備えたガス暖房給湯装置1に適用した場合を示したが、本発明は、暖房用の燃焼部と、排気中の一酸化炭素濃度を検出するCO濃度センサと、燃焼部の燃焼制御を行う制御部とを備え、制御部がCO濃度センサの0点補正処理を実行する制御構成を備えた燃焼装置であれば、暖房単機能の燃焼装置や、ふろの追い焚き機能を備えていない燃焼装置にも適用することができる。
また、上述した実施形態では、CO濃度センサ51が排気筒5aの内側に備えられた場合を示したが、CO濃度センサ51はバーナ21,31の燃焼により発生する一酸化炭素濃度の検出が可能な位置であれば、排気筒5a以外の適所に備えられていてもよい。
1 ガス暖房給湯装置(燃焼装置)
2 給湯用温水生成部
3 暖房用温水生成部
4 制御部
6 入水管
7 出湯管
10 暖房戻り管
11 膨張タンク
12 暖房用の循環ポンプ
13 高温暖房往き管
14 低温暖房往き管
15 ドレン回収部
16 ドレン排出管
17 中和器
21 給湯用バーナ(給湯用の燃焼部)
23 給湯用一次熱交換器
24 給湯用二次熱交換器
31 暖房用バーナ(暖房用の燃焼部)
33 暖房用一次熱交換器
34 暖房用二次熱交換器
19 温度センサ(暖房戻り温度検出手段)

Claims (5)

  1. 暖房負荷に供給する暖房用温水を生成するための暖房用の燃焼部と、排気中の一酸化炭素濃度を検出するCO濃度センサと、燃焼部の燃焼制御を行う制御部とを備えるとともに、前記制御部が前記CO濃度センサのセンサ出力の0点を補正する0点補正処理を実行する制御構成を備えた燃焼装置において、
    前記制御部は、前回の0点補正処理の実行から所定時間が経過し、かつ、前記暖房用の燃焼部の燃焼が停止したときに前記0点補正処理を実行するとともに、この0点補正処理が完了するまでは前記暖房用の燃焼部の燃焼を禁止する制御構成を備えていることを特徴とする燃焼装置。
  2. 前記暖房負荷で放熱後の暖房用温水の温度を検出する暖房戻り温度検出手段を備えてなり、
    前記制御部は、前記所定時間の経過後において、前記0点補正処理が実行されることなく前記暖房用の燃焼部が燃焼しており、かつ、前記暖房戻り温度検出手段で検出される温度が所定温度以上であるときは、前記暖房用の燃焼部の燃焼を停止させて前記0点補正処理を実行するとともに、この0点補正処理が完了するまでは前記暖房用の燃焼部の燃焼を禁止する制御構成を備えていることを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
  3. 前記制御部は、前記0点補正処理が実行されることなく前記所定時間よりも長い第2所定時間が経過したときに前記暖房用の燃焼部が燃焼していれば、前記暖房用の燃焼部の燃焼を停止させて前記0点補正処理を実行するとともに、この0点補正処理が完了するまでは前記暖房用の燃焼部の燃焼を禁止する制御構成を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃焼装置。
  4. 給湯栓に供給する給湯用温水を生成するための給湯用の燃焼部を備えてなり、
    前記制御部は、前記0点補正処理の実行中に前記給湯用温水の出湯要求を受け付けたときは、実行中の0点補正処理を停止して前記給湯用の燃焼部を燃焼させる制御構成を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の燃焼装置。
  5. 浴槽の湯水の追い焚きが前記暖房用の燃焼部で生成される暖房用温水を利用して行われるように構成されてなり、
    前記制御部は、前記0点補正処理の実行中に前記追い焚き要求を受け付けたときは、実行中の0点補正処理を停止して前記暖房用の燃焼部を燃焼させる制御構成を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の燃焼装置。
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