JP2014163314A - エンジンの動弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁を開閉させるカムの切り換えが可能とされたエンジンの動弁装置において、瞬時に連続してカムの切り換えを可能とする。
【解決手段】カムシャフト2が、軸部10と、該軸部10上に軸方向に移動可能に嵌合され、1つの弁についてノーズ部の形状が異なる2つのカム部22、22を隣接して設けてなるカム要素部20〜20とで構成し、これらのカム要素部20〜20は、その一端部に端面カム23を備え、該端面カム23に係合してこれらのカム要素部20〜20を軸方向に移動させて弁を開閉させるカム部を切り換える作動位置と、端面カム23から退避した不作動位置と、に移動可能なピン部32を、気筒列の前端部及び後端部と、各気筒間位置と、に配置すると共に、作動位置に位置する該ピン部32に摺接することにより該ピン部32を強制的に不作動位置へ退避させるスロープ24を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用等のエンジンの動弁装置、特に弁を開閉させるカムの切り換えが可能な動弁装置に関し、エンジンの動弁装置の技術分野に属する。
エンジンの動弁装置として、1つの弁についてノーズ部の形状が異なる複数のカムを備え、これらのカムのうちから弁を開閉させるカムを選択することにより、吸排気弁の開弁量や開閉弁時期等をエンジンの運転状態に応じて切り換え可能としたものが知られている。
例えば、特許文献1には、カムシャフトを、軸部と、該軸部上に軸方向に摺動可能にスプライン嵌合された筒状のカム要素部とで構成し、このカム要素部の外周に1つの弁についてノーズ部の形状が異なる複数のカムを隣接させて設けると共に、このカム要素部を軸方向に摺動させることにより、弁を開閉させるカムを切り換えるようにしたものが開示されている。
その場合に、この特許文献1の動弁装置においては、前記カム要素部の両端面に端面カムを設けると共に、これらの端面カムの対面位置に対して突入退避可能に設けられて、突入時に端面カムに係合することによりカム要素部を軸方向の両側にそれぞれ押動させる例えばピン部材でなる操作部材を備え、これをアクチュエータで作動させることにより、カムの切り換え動作を行うように構成されている。
米国特許公開公報2011/0226205A1
ところで、近年、上記のような動弁装置を備えたエンジンにおいて、運転状態に応じて、燃焼サイクル単位で最適なカムへの切り換えを行いたいという要望、つまり、カムの切り換えを瞬時に連続して行いたいという要望がある。その場合、特許文献1に開示された動弁装置では、カム要素部の両側の操作部材とアクチュエータでなる操作装置を応答よく作動させる必要がある。つまり、一方側の操作装置によりカム要素部を一方向に摺動させた直のちに、該カム要素部を他方側の操作装置により他方向へ摺動させるときに、先に摺動させた操作装置の操作部材とカム要素部との干渉を避けるためには、その操作部材を速やかに退避させる必要がある。
しかし、操作装置のソレノイド等を用いたアクチュエータでは、退避信号の出力後、操作部材が退避するまでの応答遅れがあり、このため、引用文献1の動弁装置では、操作部材の退避を速やかに完了させることができないので、特に、サイクル時間の短いエンジン高回転時においては上記要望に応えること困難であった。また、操作装置の退避速度を高速化させるために、アクチュエータを大型化すると、コストが嵩むと共にエンジンへの搭載性が悪化するという問題が生じる。
また、上記問題は、カム要素部の両端面に端面カム及び該端面カムを押動する操作装置を備えた動弁装置に限らず、カム要素部の一方の端面にのみ端面カム及び該端面カムを押動する操作装置を設けて、他方の端面から別の手段によりカム要素部を押動させる動弁装置であっても、同様の問題が生じる。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、エンジンへの搭載性を確保しながら、操作部材とカム要素部との干渉を確実に防止してカムの切り換えを瞬時に連続して行うことができる、エンジンの動弁装置を、得ることを目的とする。
前記課題を解決するため、本願発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、カムシャフトが、軸部と、該軸部に該軸部と一体回転し且つ軸方向に移動可能に嵌合されたカム要素部とでなり、該カム要素部に、1つの弁について共通のベースサークルを有し且つノーズ部の形状が異なる2つのカム部が隣接して設けられ、該カム要素部を前記軸部上で軸方向に移動させることにより弁を開閉させるカム部を切り換え可能としたエンジンの動弁装置であって、前記カム要素部は、その一端部に端面カムを備えていると共に、アクチュエータによって駆動されて、前記端面カムの対面位置に突入して係合することにより前記カム要素部を軸方向に移動させる作動位置と、前記端面カムの対面位置から退避した不作動位置とに移動する操作部材が、備えられており、かつ、前記操作部材が作動位置にある状態で該操作部材に設けた当接部に摺接することにより、前記端面カムによる移動が終了したのちに該操作部材を不作動位置に強制移動させるスロープ部を備えていることを特徴とする。
ここで、請求項1における「カム部」には、ノーズ部の形状がベースサークルと一致するもの(リフト量が0のもの)を含む。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記カム要素部は前記軸部に少なくとも2つ備えられ、前記端面カムは、隣接する2つのカム要素部の互いに対向する一端側の端面に、前記両カム要素部の近接時にそれぞれのリフト部が軸方向に重なるように位相をずらせて設けられ、前記操作部材は、前記両カム要素部の近接時に前記端面カムの対向面間に突入してこれらの端面カムに係合することにより、前記両カム要素部を互いに他端側に離間させる作動位置と、前記両カム要素部の端面カムの対向面間から退避した不作動位置と、に移動可能であって、前記スロープは、突入した前記操作部材により遅れて離間される前記カム要素部に設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記カム要素部は前記軸部に少なくとも2つ備えられ、前記端面カムは、隣接する2つのカム要素部の互いに対向する一端側の端面に、前記両カム要素部の近接時にそれぞれのリフト部が軸方向に重なるように位相をずらせて設けられ、前記操作部材は、前記両カム要素部の近接時に前記端面カムの対向面間に突入してこれらの端面カムに係合することにより、前記両カム要素部を互いに他端側に離間させる作動位置と、前記両カム要素部の端面カムの対向面間から退避した不作動位置と、に移動可能であって、前記両カム要素部の他端側の端面に、第2の端面カムがそれぞれ設けられていると共に、前記両カム要素部が前記他端側に位置する状態で、前記第2の端面カムの対面位置に突入して係合することにより、該カム要素部を前記一端側に移動させる作動位置と、前記第2の端面カムの対面位置から退避した不作動位置とに移動する第2の操作装置が、前記2つのカム要素部のそれぞれに備えられていることを特徴とする。
ここで、請求項2、請求項3における「隣接する2つのカム要素部」には、多気筒エンジンの各気筒ごとに1つずつ設けられて隣接する2つのカム要素部と、単気筒エンジンまたは多気筒エンジンにおける1つの気筒の2つの弁にそれぞれ設けられた2つのカム要素部とを含む。
さらに、1つのカムシャフトに3つ以上のカム要素部が備えられる場合、「隣接する2つのカム要素部」は複数組存在し、それぞれの組について前記請求項2、請求項3の構成が適用されることがある。その場合、1つの組における第2の端面カム及び第2の操作部材が、他の組における隣接する2つのカム要素部の互いに対向する端面の端面カム及びこれらの端面カムに係合する操作部材となる。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1〜3のいずれか1つに記載の発明において、前記スロープは、前記端面カムに隣接して形成されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記請求項1〜4のいずれか1つに記載の発明において、前記動弁装置は、前記操作部材を、所定のエンジン回転角度時期に前記作動位置に移動させると共に、前記スロープにより前記不作動位置に強制移動された前記操作装置を前記不作動位置に保持可能な、作動手段を備えていることを特徴とする。
前記の構成により、本願各請求項の発明によれば、次の効果が得られる。
まず、請求項1に記載の発明によれば、操作部材に設けた当接部にカム要素部に設けたスロープが摺接することによって、作動位置にある操作部材をスロープにより不作動位置へ向けて確実に強制移動できる。しかも、操作部材によるカム要素部の移動が終了したのちにスロープが作用するようになっているので、カム要素部の移動を確実に行いながら、速やかに操作部材を不作動位置へ退避できる。これにより、連続してカムを切り換える場合であっても、操作部材とカム要素部との干渉を確実に防止できるので、カム部の切り換え動作を瞬時に連続して行うことができる。
また、操作部材に当接部を設け、カム要素部にスロープを設けた簡単な構成により、他の動力を必要とすることなく、操作部材の不作動位置への強制移動を容易に実現できる。
また、請求項2に記載の発明によれば、隣接するカム要素部の近接時に端面カムの対向面間に操作部材を突入させて両カム要素部を離間させる場合において、遅れて離間するカム要素部にのみスロープが設けられているので、両カム要素部を確実に離間できると共に、操作部材によるカム要素部の移動が終了したのちに、速やかに操作部材を不作動位置に退避できる。
また、スロープは遅れて離間するカム要素部にのみ設けられているので、各カム要素部にスロープを設ける必要がなく、動弁装置を容易に構成できる。
また、請求項3に記載の発明によれば、カム要素部の両側に端面カム及び操作部材を備えている場合でも、請求項1に記載の発明を好適に実施できる。例えば、他端側に設けられた第2の端面カムと第2の操作部材との協働によりカム要素部を一端側に移動させる場合でも、先にカム要素部を他方向へ移動させた第1の操作部材は該カム要素部の他方向への移動が終了したのちに速やかに不作動位置へ退避しているので、他方向へ移動するカム要素部と第1の操作部材との干渉を防止できる。一端側へ移動するカム要素部と第2の操作部材との干渉も同様に防止できる。また、両端面カムは、両カム要素部の近接時にリフト部が軸方向に重なるように位相をずらしてそれぞれ設けられているため、両端面カムに係合する1つの操作部材を大きくすることなく、両カム要素部も近づけてレイアウトでき、カムシャフトの軸方向のコンパクト化をより進めることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、端面カムに隣接してスロープを設けることにより、操作部材の近傍にスロープが位置することになるので、操作部材に設ける当接部を小さく構成できる。これにより操作部材が必要以上に重くなることを防止して、操作部材の突入退避速度の低下を抑制する。
また、請求項5に記載の発明によれば、作動手段によって、エンジンの所定回転角度時期に操作部材を作動位置へ突入できると共に、不作動位置に強制移動された操作部材を不作動位置に確実に保持できるので、カム部の切り換え動作を確実に行うことができる。
すなわち、本発明によるエンジンの動弁装置よれば、エンジンへの搭載性を確保しながら、操作装置とカム要素部との干渉を確実に防止してカムの切り換え動作を瞬時に連続して行うことができる。
本発明に係る排気側動弁装置の概略の構成を示す側面図である。 図1のx方向矢視による同動弁装置の正面図である。 図1のy−y線による拡大断面図である。 図1の状態から作動するカム部が切り替わった状態を示す側面図である。 カム要素部の単体斜視図である。 同、側面図である。 同、正面図である。 操作装置の一部断面図である。 スロープが操作部材を不作動位置へ向けて強制移動させる動作を示す図1のx方向矢視による要部正面図である。 作動するカム部を第1カム部から第2カム部に切り換えるときの動作を示す図1のx2−x2、x4−x4線で切断した要部正面図である。 同じく第2カム部から第1カム部に切り換えるときの動作を示す図1のx1−x1、x3−x3、x5−x5線で切断した要部正面図である。
以下、吸気弁、排気弁が1気筒についてそれぞれ2個備えられる4気筒、4弁式DOHCエンジンの動弁装置を例にとって、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施の形態に係る動弁装置の排気側の構成を示すもので、図示しないシリンダヘッドに、第1〜第4気筒1〜1のそれぞれについて2つずつ、合計8つの排気弁A…Aと、これらの排気弁A…Aを閉方向に付勢するリターンスプリングB…Bとが備えられていると共に、シリンダヘッドの上部には、ロッカアームC…Cを介して前記リターンスプリングB…Bの付勢力に抗して各排気弁A…Aを開動させるカムシャフト2が備えられている。
このカムシャフト2は、シリンダヘッドにおける各気筒1〜1の中心位置に設けられた縦壁部D…Dと各縦壁部D…Dの上部に取り付けられたキャップ部材E…Eとで構成される軸受部F…Fに回転自在に支持されており、図示しないクランクシャフトによりチェーンを介して回転駆動される。
また、カムシャフト2は、軸部10と、該軸部10にスプライン嵌合され、該軸部10と一体回転し且つ軸方向に移動可能とされた第1〜第4カム要素部20〜20とで構成されており、これらのカム要素部20〜20は、各気筒1〜1に対応させて、前記軸部10上で列状に配置されている。
そして、各カム要素部20〜20を前記軸部10上でそれぞれ所定ストローク移動させる電磁式の5つの操作装置30〜30が備えられており、気筒列の第1気筒1側を前方として、該気筒列の前端位置に第1操作装置30が、第1、第2気筒間位置に第2操作装置30が、第2、第3気筒間位置に第3操作装置30が、第3、第4気筒間位置に第4操作装置30が、気筒列の後端位置に第5操作装置30がそれぞれ配置されている。
こられの操作装置30〜30は、本体31と、通電時に該本体31内に後退した不作動位置から該本体31から突出した作動位置へ移動する操作部材としてのピン部32とを有し、図2に示すように、カムシャフト2を挟んで前記ロッカアームCにおけるカムフォロワC’の反対側より所定角度(例えば約30°)、回転方向Xの手前側において、前記ピン部32がカムシャフト2の軸芯を指向するように配置されており、この実施形態の場合、前記軸受部F…Fを構成するキャップ部材E…Eに一体的に形成された台座部G…Gにそれぞれ取り付けられている。
また、前記操作装置30〜30による各カム要素部20〜20の軸方向の移動を所定の2か所で位置決めするため、図3に第1、第2カム要素部20、20を例として示すように、軸部10と各カム要素部20〜20との嵌合部にディテント機構40がそれぞれ設けられている。
このディテント機構40は、軸部10の外周面から径方向に穿設された孔41と、該孔41内に収納されたスプリング42と、孔41の開口部に配置され、前記スプリング42により軸部10の外周面から径方向の外側へ飛び出すように付勢されたディテントボール43と、カム要素部20〜20の内周面に軸方向に隣接させて設けられた2か所の周溝44、44とで構成され、前記ディテントボール43が一方の周溝44に係合したときに、カム要素部20〜20が図1に示す第1位置に、前記ディテントボール43が他方の周溝44に係合したときに、カム要素部20〜20が図4に示す第2位置に、それぞれ位置決めされるようになっている。
ここで、図1に示すように、第1〜第4カム要素部20〜20が全て第1位置に位置するとき、第1カム要素部20は後方に、第2カム要素部20は前方に、第3カム要素部20は後方に、第4カム要素部20は前方に位置し、したがって、第1、第2カム要素部20、20の対向端面は互いに近接し、第2、第3カム要素部20、20の対向端面は互いに離間し、第3、第4カム要素部20、20の対向端面は互いに近接した状態となる。
また、図4に示すように、第1〜第4カム要素部20〜20が全て第2位置に位置するとき、第1カム要素部20は前方に、第2カム要素部20は後方に、第3カム要素部20は前方に、第4カム要素部20は後方に位置し、このとき、第1、第2カム要素部20、20の対向端面は互いに離間し、第2、第3カム要素部20、20の対向端面は互いに近接し、第3、第4カム要素部20、20の対向端面は互いに離間した状態となる。
次に、図5〜図7により、前記カム要素部20〜20の構成を、第1カム要素部20を例として、さらに詳しく説明する。
このカム要素部20(20〜20)は筒状とされ、その中間部の外周面は前記軸受部Fに支持されるジャーナル部21とされていると共に、その前後両側に当該気筒の2つの排気弁A、A用の作動部22、22が設けられており、各作動部22、22には、例えば低エンジン回転時用のリフト量が小さな第1カム部22と、例えば高エンジン回転時用のリフト量が大きな第2カム部22とが隣接させて設けられている。
前記第1カム部22と第2カム部22とは、図7に示すように、ベースサークルaが共通で、リフト量が異なるノーズ部b、bが該ベースサークルa上に位相を揃えて設けられている。そして、この第1カム部22と第2カム部22とが、2か所の作動部22、22において、前後方向に並ぶ順序及びノーズ部b、bの位相を一致させてそれぞれ設けられている。
その場合に、図1、図4に示すように、第1カム要素部20及び第3カム要素部20においては、第1カム部22が前方、第2カム部22が後方に配置され、第2カム要素部20及び第4カム要素部20においては、第2カム部22が前方、第1カム部22が後方に配置されている。
そして、カム要素部20〜20が前記ディテント機構40により軸部10上の第1位置に位置決めされたときは、いずれのカム要素部20〜20においても、2つの第1カム部22、22が対応する気筒の2つのロッカアームC、CのカムフォロワC’、C’に対応位置し(図1参照)、軸部10上の第2位置に位置決めされたときは、第2カム部22、22が前記カムフォロワC’、C’に対応位置する(図4参照)ように設定されている。
ここで、この実施形態に係るエンジンでは、各気筒の爆発順序が、第1気筒1→第3気筒1→第4気筒1→第2気筒1とされており、各カム要素部20〜20の第1カム部22又は第2カム部22のノーズ部b、bが、カムシャフト2の90°回転ごとに、この順序でカムフォロワC’、C’に対応位置するように、第1〜第4カム要素部20〜20が位相差を設けて前記軸部10にスプライン嵌合されている。
さらに、前記各カム要素部20〜20には、前後両端に端面カム23、23がそれぞれ設けられている。
この前後両端の端面カム23、23は、図5〜図7に示すように、カム要素部20(20〜20)の軸方向の中心を通る断面に関して基準面cから軸方向の前方または後方に対称的に突出するリフト部dを有し、図7に示すように、リフト開始位置eからリフト終了位置fに至る所定角度範囲α(例えば約120°)の間で、回転方向Xに対して前記基準面cから軸方向のリフト量が次第に増加し、リフト終了位置fで基準面cに戻るようになっている。
また、前記のように、各カム要素部20〜20が各気筒1〜1の爆発順序に応じてそれぞれ所定の位相差を設けて軸部10にスプライン嵌合されていることに伴い、各カム要素部20〜20の互いに対向する端面カム23、23もそれぞれ位相差をもって対向し、これにより、図1の符合ア、イ、図4の符合ウで示すように、隣接するカム要素部が近接したときに、対向する端面カム23、23のリフト部d、dが軸方向にオーバラップするようになっている。
そして、前記第2〜第4操作装置30〜30のピン部32…32は、対応する2つのカム要素部の互いに対向する端面カム23、23のリフト部d、dがオーバラップしている状態で作動位置に突出し、これらの端面カム23、23に係合することにより、カムシャフト2の回転に従って、近接していた2つのカム要素部を互いに離間させる方向にスライドさせるようになっている。
このとき、図1に示す状態では、近接していた第1、第2カム要素部20、20、及び第3、第4カム要素部20、20は、互いに離間することにより、いずれも第1から図4に示す第2位置へ移動し、また図4に示す状態では、近接していた第2、第3カム要素部20、20は、互いに離間することにより、第2位置から図1に示す第1位置へ移動する。
一方、第1操作装置30のピン部32は、図4に示すように、第1カム要素部20が前方の第2位置にある状態で、該第1カム要素部20の前方の端面カム23に対面する作動位置へ突出することにより該端面カム23に係合し、カムシャフト2の回転に従って、第1カム要素部20を後方の第1位置へ移動させる。同様に、第5操作装置30のピン部32は、第4カム要素部20が後方の第2位置にある状態で、該第4カム要素部20の後方の端面カム23に対面する作動位置へ突出することにより該端面カム23に係合し、これを前方の第1位置へ移動させる。
ここで、各操作装置30〜30のピン部32の作動位置への突出は、第1、第5操作装置30、30にあっては、ピン部32、32の指向位置に、第1カム要素部20の前方の端面カム23又は第4カム要素部20の後方の端面カム23の基準面cが位置するタイミングで行われ、第2〜第4操作装置30〜30にあっては、ピン部32…32の指向位置に、互いに対向する2つの端面カム23、23の両方の基準面c、cが位置するタイミングで行わなければならない。
また、このピン部32の作動位置への突出による各カム要素部20〜20の移動は、ロッカアームCのカムフォロアC’が第1カム部22又は第2カム部22のベースサークルaに対応位置しているタイミング、即ち、当該気筒が排気行程以外の行程にあるときに行わなければならない。
そこで、これらの作動タイミングの条件を満足するために、図7に示すように、第1、第2カム部22、22のノーズ部b、bの頂部に対し、回転方向Xの前方側の所定角度の位置に端面カム23のリフト部dの開始位置eを、回転方向Xの後方側の所定角度の位置に端面カム23のリフト部dの終了位置fを設定し、第1、第2カム部22、22のノーズ部b、bと端面カム23のリフト部dとが重なるような位置関係で設けられている。この場合、図2に示すロッカアームCのカムフォロワC’と操作装置30〜30のピン部32の位置関係において、各カム要素部20〜20は、排気行程の終了直後に移動することになる。
さらに、図6、図7に示すように、カム要素部20の前後両端面に設けられた端面カム23、23に隣接する外周面には、操作装置30、30の作動位置に位置するピン部32、32を不作動位置へ向けて強制移動させるスロープ24、24がそれぞれ設けられている。これらのスロープ24、24は、端面カム23の外周面上の基準面gに対して径方向に突出するリフト部hを有し、図7に示すように、前記端面カム23の終了位置fから回転方向Xの前方側の所定角度β(例えば約30°)のスロープ開始位置iから終了位置fまでの間で、リフト量がゼロから次第に増加し、終了位置fで基準面gに戻るようになっている。
スロープ24、24は、第1〜第5操作装置30〜30にそれぞれ一対となるように、特定のカム要素部の端面カム23にのみに隣接して設けられており、各操作装置30〜30が対応するカム要素部20〜20をそれぞれ移動させたのちに、ピン部32を本体31へ向けて強制移動するように構成されている。具体的には、各気筒間位置に配置されている第2〜第4操作装置30〜30のピン部32…32に対するスロープ24は、遅れて離間する方のカム要素部の、前記ピン部32…32と係合する端面カム23に隣接する外周面上に設けられている。一方、気筒列の前端位置及び後端位置に配置されている操作装置30、30のピン部32、32に対するスロープ24は、前記ピン部32、32と係合する端面カム23、23に隣接する外周面上に設けられている。
本実施形態では、爆発順序に従い、排気行程が終了した気筒から対応するカム要素部を切り換えるように構成されている。例えば、第1位置から第2位置へ切り換える場合、まず、第2操作装置30が第2カム要素部20を後方に移動させたのちに、第1カム要素部20を前方に移動させ、続いて第4操作装置30が第3カム要素部20を前方に移動させたのちに、第4カム要素部20を後方に移動させるように構成されている。
また、第2位置から第1位置へ切り換える場合、まず、第3操作装置30が第2カム要素部20を前方に移動させ、次に第1操作装置30が第1カム要素部20を後方へ移動させ、次に第3操作装置30が第3カム要素部20を後方へ移動させ、次に第5操作装置30が第4カム要素部20を前方へ移動させるように構成されている。
つまり、第1操作装置30に対応するスロープ24は第1カム要素部20の前方の端面カム23に隣接する外周面上に、第2操作装置30に対応するスロープ24は第1カム要素部20の後方の端面カム23に隣接する外周面上に、第3操作装置30に対応するスロープ24は第3カム要素部20の前方の端面カム23に隣接する外周面上に、第4操作装置30に対応するスロープ24は第4カム要素部20の前方の端面カム23に隣接する外周面上に、第5操作装置30に対応するスロープ24は第4カム要素部20の後方の端面カム23に隣接する外周面上に、それぞれ設けられている。
次に、図8を参照して各操作装置30〜30の構成を、第1操作装置30を例として詳しく説明する。図8(a)は第1操作装置30のピン部32が不作動位置に保持されている状態を示す一部断面図であり、図8(b)は第1操作装置30のピン部32が作動位置に移動した状態を示す一部断面図である。
図8に示すように、第1操作装置30のピン部32は、リターンスプリング33により本体31に向けて付勢されており、通電されていない状態では、図8(a)に示すように、リターンスプリング33により不作動位置に保持されている。一方、図8(b)に示すように、ピン部32は通電されると、リターンスプリング33に抗して、図示しない電磁式アクチュエータによってカムシャフト2の軸芯に向かって移動量S0突出した作動位置に移動される。
各操作装置30〜30への通電は、図示しないセンサにより検出された所定のエンジン回転角度時期に、図示しないコンピュータによる各操作装置30〜30への通電指示によって行われる。つまり、エンジン回転角度を検出するセンサと、所定のエンジン回転角度時期に各操作装置30〜30へ通電指示するコンピュータと、電磁式のアクチュエータと、リターンスプリング33は、互いに協調して、各操作装置30〜30のピン部32…32を所定のエンジン回転角度時期に作動位置に移動させると共に、スロープ24により不作動位置に向けて強制移動された前記ピン部32…32を不作動位置に保持可能な、作動手段として機能する。
また、ピン部32には円板状の形状を有する当接部34が設けられており、該当接部34は、不作動位置においては端面カム23及びスロープ24と干渉しない位置に、作動位置においては端面カム23のスロープ24を除く外周面と隙間を確保しながら、スロープ24に摺接するような位置に配設されている。また、当接部34は、カム要素部201が第1、第2位置のどちらに位置しても、カム要素部20に設けられたスロープ24に摺接可能な大きさに構成されている。
次に、図9を参照してスロープ24が各操作装置30〜30のピン部32…32を不作動位置へ向けて強制移動させる動作を第1カム要素部20の前方に設けられたスロープ24を例にして説明する。図9は、第1操作装置30のピン部32が第2位置に位置する第1カム要素部20を第1位置へ移動させたのちに、スロープ24が前記ピン部32を不作動位置へ向けて強制移動させる動作を説明する、図1のx方向矢視による要部正面図である。
図9(a)は第1気筒1の排気行程の終わりを示し、つまり、第1カム要素部20の第2カム部22とカムフォロワC’との当接部が、ベースサークルaになった状態を示す。このとき、図9(a)に示すように、第1操作装置30は通電されてピン部32がカムシャフト2の軸芯に向けて突出した作動位置に位置している。この状態では、ピン部32に設けられた当接部34は端面カム23の外周面に対してS1の隙間が確保されている。
さらに、カムシャフト2が回転すると、図9(b)に示すように、ピン部32と端面カム23が係合することによりカム要素部20が後方への移動を開始して、さらに回転するとスロープ24と当接部34とが摺接する。なお、上述したように、当接部34の大きさは第1及び第2位置の第1カム要素部20に設けられたスロープ24に摺接可能な大きさを有しているので、第1カム要素部20の前後位置によらず、スロープ24は当接部34とは確実に摺接する。
このとき、第1操作装置20への通電が中止され、ピン部32はリターンスプリング33の付勢力によって不作動位置への移動を開始する。
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さらに、カムシャフト2が回転することにより、図9(c)に示すように、スロープ24が移動量S2だけカムシャフト2の軸芯から離間するように当接部34を押し上げる。つまり、スロープ24の最大リフト量S0から、作動位置にあるピン部32の当接部34と端面カム23の外周面との隙間S1を、除いた移動量S2だけ、カムシャフト2の軸芯から離間する方向に、ピン部32は強制的に移動させられる。
そして、図9(d)に示すように、ピン部32はリターンスプリング33によってさらに押し上げられて不作動位置に保持される。この結果、カムシャフト2が一回転する間に、第1操作装置301のピン部32は強制的に不作動位置に移動させられると共に、ピン部32が端面カム23に作用して第1カム要素部20は後方へ移動して第2カム部22から第1カム部22へとカムの切り換えが行われる。
すなわち、第2カム部22から第1カム部22への切り換え動作がカムシャフト2の1回転する間に確実に終了すると共に、ピン部32の本体31への強制移動が完了するので、次の燃焼サイクルにおいて、カム部22からカム部22へ連続して切り換えることができる。つまり、次の排気行程の終了時に、第1カム要素部20の後方の第2操作装置20のピン部32を作動位置に移動させることにより第1カム要素部20を前方に移動させても、第1カム要素部の前方の第1操作装置20のピン部32は不作動位置に保持されているので、第1操作装置20のピン部32と第2位置へ移動してきた第1カム要素部20との干渉を確実に防止できる。
したがって、本発明によれば、各操作装置30〜30のピン部32と各カム要素部20〜20との干渉を確実に防止してカムの切り換え動作を瞬時に連続して行うことができる。しかも、操作装置をピン部32の突出動作のみ通電により行い、ピン部32の本体31への退避動作はスロープ24とリターンスプリング33とで実現しており、要するに、単動式で容易に構成しているので、各操作装置30〜30の大型化を回避して、エンジンへの搭載性を確保できる。
次に、この実施形態の動作を説明する。
まず、図1に示すように、例えばエンジンの低回転時であって、第1〜第4カム要素部20〜20が第1位置に位置するとき、これらのカム要素部20〜20においては、いずれも、両端の作動部22、22におけるリフト量の小さな第1カム部22、22がロッカアームC、CのカムフォロワC’、C’に対応位置し、カムシャフト2の回転により、前述の順序で、排気行程時に各気筒1〜1の排気弁A…Aが相対的に小さな開弁量で開弁する。
この状態から、エンジン回転数の上昇等に伴い、排気弁A…Aの開弁量を多くするように切り換える場合、この動作は、第2、第4操作装置30、30を通電してピン部32、32を不作動位置から作動位置へ突出させることにより行われる。
即ち、まず、第2操作装置30のピン部32が、第1位置にあって互いに近接した状態にある第1、第2カム要素部20、20の対向する端面カム23、23の間に突入し、リフト部d、dがオーバラップしているこれらの端面カム23、23に係合する。その場合、図10(a)に示すように、第2操作装置30のピン部32は、第1、第2カム要素部20、20の対向する端面カム23、23のリフト量がいずれも0の基準面c、cを指向する期間に突入される。
そして、まず、第2気筒1の排気行程が終了した後、第2操作装置30のピン部32の位置に実線で示す第2カム要素部20の前方の端面カム23のリフト開始位置eが到達し、その後、カムシャフト2の回転に従い、前記ピン部32が該端面カム23のリフト部dに摺接しながら第2カム要素部20を後方へ押し、これを第2位置へスライドさせる。
また、ピン部32が前記第2カム要素部20の端面カム23のリフト開始位置eに達した後、カムシャフト2が90°回転し、第1気筒1の排気行程が終了すると、ピン部32は、次に、鎖線で示す第1カム要素部20の後方の端面カム23のリフト開始位置eに達し、その後、カムシャフト2の回転に従い、該端面カム23のリフト部dに摺接しながら第1カム要素部20を前方へ押し、これを第2位置へスライドさせる。
さらに、第2操作装置30のピン部32の位置に前記第1カム要素部20の後方の端面カム23に隣接する外周面に設けられたスロープ24の開始位置iが到達する。このとき、第2操作装置30への通電が中止され、該ピン部32はリターンスプリング33によって不作動位置への移動を開始する。そして、カムシャフト2の回転に従い、前記第1カム要素部20の前記スロープ24のリフト部hは、前記ピン部32に摺接しながら、該ピン部32を不作動位置へ向けて強制移動するように作用する。前記ピン部32は、その後、リターンスプリング33によって不作動位置に保持される。
次に、図10(b)に示すように、第4操作装置30のピン部32が、第1位置にあって互いに近接した状態にある第3、第4カム要素部20、20の対向する端面カム23、23の間に突入し、リフト部d、dがオーバラップしているこれらの端面カム23、23に係合する。その場合、ピン部32は、第3、第4カム要素部20、20の対向する端面カム23、23のリフト量がいずれも0の基準面c、cを指向する期間に突入される。
そして、第3気筒1の排気行程が終了した後、第4操作装置30のピン部32の位置に鎖線で示す第3カム要素部20の後方の端面カム23のリフト開始位置eが到達し、カムシャフト2の回転に従い、前記ピン部32が該端面カム23のリフト部dに摺接しながら第3カム要素部20を前方へ押し、これを第2位置へスライドさせる。
また、ピン部32の位置に前記第3カム要素部20の端面カム23のリフト開始位置eが到達した後、カムシャフト2が90°回転し、第4気筒1の排気行程が終了すると、ピン部32の位置に実線で示す第4カム要素部20の前方の端面カム23のリフト開始位置eが到達し、その後、カムシャフト2の回転に従い、前記ピン部32が該端面カム23のリフト部dに摺接しながら第4カム要素部20を後方へ押し、これを第2位置へスライドさせる。
さらに、第4操作装置30のピン部32の位置に前記第4カム要素部20の前方の端面カム23に隣接する外周面に設けられたスロープ24の開始位置iが到達する。このとき、第4操作装置30への通電が中止され、該ピン部32はリターンスプリング33によって不作動位置への移動を開始する。そして、カムシャフト2の回転に従い、前記第4カム要素部20の前記スロープ24のリフト部hは、前記ピン部32に摺接しながら、該ピン部32を不作動位置へ向けて強制移動するように作用する。前記ピン部32は、その後、リターンスプリング33によって不作動位置に保持される。
以上により、第1〜第4カム要素部20〜20は全て第1位置から第2位置へ移動し、図4に示すように、第1〜第4カム要素部20〜20のいずれにおいても、両端の作動部22、22における第2カム部22、22がロッカアームC、CのカムフォロワC’、C’に対応位置し、排気行程時に各気筒1〜1の排気弁A…Aが相対的に大きな開弁量で開弁することになる。
しかも、第2及び第4操作装置30、30のピン部32、32を突入させて第1〜第4カム要素部20〜20を第1位置から第2位置へ移動させながら、第2及び第4操作装置30、30のピン部3、32を確実に本体31内へ向けて強制移動し、不作動位置に保持できる。つまり、カムシャフトが1回転する間に、第1〜第4カム要素部20〜20の移動と、第2及び第4操作装置30、30のピン部32、32の作動位置及び不作動位置への移動が完了する。
一方、図4に示す各カム要素部20〜20のリフト量が大きな第2カム部22…22がロッカアームC…CのカムフォロワC’…C’に対応位置する状態から、例えばエンジン回転数の低下に伴い、図1に示すリフト量が小さな第1カム部22…22がカムフォロワC’…C’に対応位置する状態に切り換える動作は、第1、第3、第5操作装置30、30、30を通電し、これらの操作装置30、30、30のピン部32…32を不作動位置から作動位置へ突出させることにより行われる。
即ち、まず、図11(a)に示すように、第3操作装置30のピン部32が、第2、第3カム要素部20、20の対向する端面カム23、23の間に突入され、第2気筒1の排気行程の終了時に、カムシャフト2の回転に伴って第2カム要素部20の端面カム23のリフト開始位置eがピン部32の位置に到達し、前記ピン部32はリフト部dに摺接しながら第2カム要素部20を前方へ押し、これを第1位置へスライドする。次に、図11(b)に示すように、第1操作装置30のピン部32が、第2位置にある第1カム要素部20の前方の端面カム23の基準面cを指向する期間に該端面カム23の対面位置に突出し、該端面カム23に係合する。
そして、第1気筒1の排気行程が終了した後、前記第1操作装置30のピン部32の位置に第1カム要素部20の前方の端面カム23のリフト開始位置eが到達し、その後、カムシャフト2の回転に従い、前記ピン部32が該端面カム23のリフト部dに摺接しながら第1カム要素部20を後方へ押し、これを第1位置へスライドさせる。即ち、第2カム要素部20を第1位置へスライドさせた後、カムシャフト2の90°回転で第1カム要素部20を第1位置へスライドさせる。
さらに、第1操作装置30のピン部32の位置に前記第1カム要素部20の前方の端面カム23に隣接する外周面に設けられたスロープ24の開始位置iが到達する。このとき、第1操作装置30への通電が中止され、該ピン部32はリターンスプリング33によって不作動位置への移動を開始する。そして、カムシャフト2の回転に従い、前記第1カム要素部20の前記スロープ24のリフト部hは、前記ピン部32に摺接しながら、該ピン部32を不作動位置へ向けて強制移動するように作用する。前記ピン部32は、その後、リターンスプリング33によって不作動位置に保持される。
次に、第3気筒1の排気行程が終了した後、図11(c)に示すように、第3操作装置30のピン部32が、第2、第3カム要素部20、20の対向する端面カム23、23の間に突入された状態であるため、第1カム要素部20の第1位置へのスライド後のカムシャフト2の90°回転により第3カム要素部20の端面カム23のリフト開始位置eがピン部32の位置に到達し、前記ピン部32はリフト部dに摺接しながら第3カム要素部20を後方へ押し、これを第1位置へスライドする。
さらに、第3操作装置30のピン部32の位置に前記第3カム要素部20の後方の端面カム23に隣接する外周面に設けられたスロープ24の開始位置iが到達する。このとき、第3操作装置30への通電が中止され、該ピン部32はリターンスプリング33によって不作動位置への移動を開始する。そして、カムシャフト2の回転に従い、前記第3カム要素部20の前記スロープ24のリフト部hは、前記ピン部32に摺接しながら、該ピン部32を不作動位置へ向けて強制移動するように作用する。前記ピン部32は、その後、リターンスプリング33によって不作動位置に保持される。
次に、図11(d)に示すように、第5操作装置30のピン部32が、第2位置にある第4カム要素部20の後方の端面カム23の基準面cを指向する期間に、該端面カム23の対面位置に突出し、該端面カム23に係合する。
そして、第4気筒1の排気行程が終了した後、前記第5操作装置30のピン部32の位置に第4カム要素部20の後方の端面カム23のリフト開始位置eが到達し、その後、カムシャフト2の回転に従い、前記ピン部32が該端面カム23のリフト部dに摺接しながら該第4カム要素部20を前方へ押し、これを第1位置へスライドさせる。
さらに、第5操作装置30のピン部32の位置に前記第4カム要素部20の後方の端面カム23に隣接する外周面に設けられたスロープ24の開始位置iが到達する。このとき、第5操作装置30への通電が中止され、該ピン部32はリターンスプリング33によって不作動位置への移動を開始する。そして、カムシャフト2の回転に従い、前記第4カム要素部20の前記スロープ24のリフト部hは、前記ピン部32に摺接しながら、該ピン部32を不作動位置へ向けて強制移動するように作用する。前記ピン部32は、その後、リターンスプリング33によって不作動位置に保持される。
以上により、第1〜第4カム要素部20〜20は全て第2位置から第1位置へ移動し、図1に示すように、第1〜第4カム要素部20〜20の両端の作動部22、22における第1カム部22、22がロッカアームC、CのカムフォロワC’、C’に対応位置する状態に戻ることになる。
しかも、第1、第3、第5操作装置30、303、30のピン部32…32を突入させて第1〜第4カム要素部20〜20を第2位置から第1位置へ移動させながら、第1、第3、第5操作装置30、30、30のピン部32…32を確実に本体31内へ向けて強制移動し、不作動位置に保持できる。つまり、カムシャフトが1回転する間に、第1〜第4カム要素部20〜20の移動と、第1、第3、第5操作装置30、30、30のピン部32…32の作動位置及び不作動位置への移動が完了する。
以上のように、この実施形態によれば、4つの気筒1〜1にそれぞれ備えられた4つのカム要素部20〜20が5つの操作装置30〜30により操作され、排気弁A…Aを開閉させるカム部が、リフト量の小さな第1カム部22…22とリフト量の大きな第2カム部22…22との間で切り換えられることになる。
しかも、カムシャフト2が1回転する間に、カム部の切り換えが完了すると共に、各操作装置30〜30のピン部32…32の不作動位置への移動が完了している。
したがって、カムシャフト2の1回転毎、つまり、燃焼サイクル毎にカムを切り換える場合であっても、操作装置とカム要素部との干渉を確実に防止できるので、カム部の切り換え動作を瞬時に連続して行うことができる。また、操作装置に当接部を設け、カム要素部にスロープを設けた簡単な構成により、他の動力を必要とすることなく、操作装置の不作動位置への強制退避を容易に実現できるので、操作装置の大型化を回避できる。これにより、エンジンへの搭載性を確保しながら、操作装置とカム要素部との干渉を確実に防止してカムの切り換え動作を瞬時に連続して行うことができる。
また、前記のように、図1の符合ア、イ、図4の符合ウで示すように、隣接するカム要素部が近接したときに、対向する端面カム23、23のリフト部d、dが軸方向にオーバラップするようになっている。これにより、これらの端面カム23、23に係合する前記第2〜第4操作装置30〜30のピン部32…32は、その径を大きくすることなく、近接していた2つのカム要素部を違いに離間させる方向にスライドさせることができるため小型化でき、操作応答性を高めることができる。さらに、第1、第2カム要素部20、20、及び第3、第4カム要素部20、20は、近接したときに、近づけてレイアウトされることとなり、カムシャフト2の軸方向の全体のコンパクト化をより進めることができる。
なお、以上の説明は、排気側のカムシャフトについてのものであるが、吸気側のカムシャフトについても全く同様に構成することができ、前記の作用効果が吸気側についても得られる。
また、以上の実施形態では、カム要素部20〜20において、第1カム部22のリフト量を小さく、第2カム部22のリフト量を大きくしたが、これを逆にしてもよく、さらに、一方のカム部22’には通常のノーズ部を設けると共に、他方のカム部22’はノーズ部をなくして全体をベースサークルのみで形成し(ノーズ部のリフト量を0とし)、このカム部22’を用いた場合に弁が開閉しないようにしてもよい。これによれば、エンジンの低負荷運転時等に減筒運転が可能となる。
また、以上の実施形態では、各操作装置30〜30のピン部32…32の不作動位置での保持にリターンスプリング33を用いているが、リターンスプリング33に加えて、ピン部32…32側又は操作装置の本体31側に磁石を配置し、不作動位置でピン部32を磁石で吸着することにより、保持性を高めた作動手段を構成することができる。
また、スロープ24の開始位置および終了位置は実施形態に限られず、端面カム23の終了位置fと異なっても良い。即ち、端面カム23とピン部32との協働によるカム要素部の移動が終了したのちに、速やかにピン部32の移動が完了するような位置関係となるように構成すればよく、例えば、スロープ24の開始位置および終了位置を端面カム23の終了位置fからカムシャフト2の回転方向に進んだ位相に構成してもよい。
また、前記の実施形態では、4気筒、4弁式DOHCエンジンに適用した例を示したが、これに限らず、単気筒エンジン、直列6気筒エンジン、V型多気筒エンジンなどを含め、気筒数及び動弁形式が異なる各種のエンジンに適用可能である。
なお、本発明は、以上の実施形態に示すものに限らず、特許請求の範囲に記載された本発明の精神および範囲から逸脱することなく、各種変形および変更を行うことも可能である。
以上のように、本発明によれば、車両用等のエンジンの動弁装置において、エンジンへの搭載性を確保しながら、操作装置とカム要素部との干渉を防止し、カム部の切り換え動作を瞬時に行うことが可能となるので、この種のエンジン製造技術分野において好適に利用される可能性がある。
2 カムシャフト
10 軸部
20〜20 カム要素部
22、22 第1、第2カム部
23 端面カム
24 スロープ
32 操作部材(ピン部)
34 当接部

Claims (5)

  1. カムシャフトが、軸部と、該軸部に該軸部と一体回転し且つ軸方向に移動可能に嵌合されたカム要素部とでなり、該カム要素部に、1つの弁について共通のベースサークルを有し且つノーズ部の形状が異なる2つのカム部が隣接して設けられ、該カム要素部を前記軸部上で軸方向に移動させることにより弁を開閉させるカム部を切り換え可能としたエンジンの動弁装置であって、
    前記カム要素部は、その一端部に端面カムを備えていると共に、アクチュエータによって駆動されて、前記端面カムの対面位置に突入して係合することにより前記カム要素部を軸方向に移動させる作動位置と、前記端面カムの対面位置から退避した不作動位置とに移動する操作部材が、備えられており、
    かつ、前記操作部材が作動位置にある状態で該操作部材に設けた当接部に摺接することにより、前記端面カムによる移動が終了したのちに該操作部材を不作動位置に強制移動させるスロープ部を備えていることを特徴とするエンジンの動弁装置。
  2. 前記カム要素部は前記軸部に少なくとも2つ備えられ、
    前記端面カムは、隣接する2つのカム要素部の互いに対向する一端側の端面に、前記両カム要素部の近接時にそれぞれのリフト部が軸方向に重なるように位相をずらせて設けられ、
    前記操作部材は、前記両カム要素部の近接時に前記端面カムの対向面間に突入してこれらの端面カムに係合することにより、前記両カム要素部を互いに他端側に離間させる作動位置と、前記両カム要素部の端面カムの対向面間から退避した不作動位置と、に移動可能であって、
    前記スロープは、突入した前記操作部材により遅れて離間される前記カム要素部に設けられている、
    請求項1に記載のエンジンの動弁装置。
  3. 前記カム要素部は前記軸部に少なくとも2つ備えられ、
    前記端面カムは、隣接する2つのカム要素部の互いに対向する一端側の端面に、前記両カム要素部の近接時にそれぞれのリフト部が軸方向に重なるように位相をずらせて設けられ、
    前記操作部材は、前記両カム要素部の近接時に前記端面カムの対向面間に突入してこれらの端面カムに係合することにより、前記両カム要素部を互いに他端側に離間させる作動位置と、前記両カム要素部の端面カムの対向面間から退避した不作動位置と、に移動可能であって、
    前記両カム要素部の他端側の端面に、第2の端面カムがそれぞれ設けられていると共に、前記両カム要素部が前記他端側に位置する状態で、前記第2の端面カムの対面位置に突入して係合することにより、該カム要素部を前記一端側に移動させる作動位置と、前記第2の端面カムの対面位置から退避した不作動位置とに移動する第2の操作装置が、前記2つのカム要素部のそれぞれに備えられている、
    請求項1に記載のエンジンの動弁装置。
  4. 前記スロープは、前記端面カムに隣接して形成されている、
    請求項1〜3のいずれか1つに記載のエンジンの動弁装置。
  5. 前記動弁装置は、前記操作部材を、所定のエンジン回転角度時期に前記作動位置に移動させると共に、前記スロープにより前記不作動位置に強制移動された前記操作装置を前記不作動位置に保持可能な、作動手段をさらに備えている、
    請求項1〜4のいずれか1つに記載のエンジンの動弁装置。
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